エイジアンエイジアン

漫才/EC
真田:あいらびゅー。

島村:あいにぢゅ。
りくらいにんぐちぇあー、って言っちゃいますこの流れだと。6度目のファイナル!エイジアンエイジアン!

真田:最近気になる職業があって。

島村:なんだい?

真田:医者だよ医者。

島村:でもお前には難しいよ。体の構造とか覚えたりとか、あと病状について聞かれたらちゃんと答えなきゃいけないし。

真田:ちょっとその手本見せてよ。

島村:やったるよ。



島村:アナタの余命は半年です…。

真田:ミーンミンミンミン…。

島村:セミが余命半年だったら長生きになるだろ!!セミを演じるなよ。

真田:ちょっと殻を破ってみたくなってな…。

島村:殻を破るのはセミの習性っ!!ありのままを演じて。

真田:でもそういう台詞だったら俺もできるよ。

島村:あー。じゃあちょっとやってみなさいな。



真田:アナタの嫁はハレンチです…。

島村:なに他人の嫁の話をしてるんだっ!

真田:あの夜は凄かっ…。

島村:喋らせてたまるか!

真田:あの殻を脱ぎ捨てて…。

島村:なんかセミの話っぽい!

真田:セミだよ。セミヌードだよ。

島村:…なんか面倒臭い!
   おいおい、何をしているか。大体そんな事喋ったら精神的に毒だろ。

真田:でも医者を英語にすると「ドク」ターだから。言葉に毒が入ってても仕方ないね。

島村:「仕方ないね」じゃなかろうて。そんなんじゃ医者とか到底無理だって。

真田:確かに今から医者になるってのは現実味がないなぁ。

島村:流石にちょっと無理だと思うよ。

真田:でも現代の医療問題とかに関してこうした方がいいっていうのがあるから、いい機会だし言わせてよ。

島村:じゃあ、せっかくだし聞かせてもらおうかぁ。

真田:今、医者も結構長時間労働をしているみたいで。

島村:あー。そういう事結構聞くねぇ。

真田:それで手術の責任問題みたいなのもあるし、精神的にもきついと思うのよ。

島村:それは言えるかもなぁ。

真田:だから、五回手術成功したら一回手術ミスしてもいいとか。

島村:そんな森永的な発想はダメだろ!

真田:金の腎臓を摘出したら一回ミスしてもいいとか。

島村:金って!体質!

真田:そんな感じに精神的な余裕を作った方がいいと思うわけ。

島村:どんな感じだっての。

真田:それと今思うのが病院には自然が少ないと思う。

島村:確かにさっき言ったように患者は勿論医者も参ってるみたいだから癒しのために自然は必要かもしれんね。

真田:例えば動物との触れ合いを増やしたり。

島村:おっ。意外といいかもしれんね。で、具体的にどうするんだい?

真田:点滴のチューブをハブに変えてみるとか。

島村:とんだ逆効果だよ!!

真田:点滴パックの部分にはマングースを配置するから。

島村:なんの慰めにもならないって。

真田:二匹は「天敵」という事で一件落着。

島村:「ファンタジックに決まった」ってな感じの顔をするな!

真田:それで手術室とかにも自然の要素を取り入れた方がいいと思うんだ。

島村:いやな予感がするよ。

真田:先ず、手術台が心電図の形に合わせて変形するようになってて。

島村:そこは固定をしておいて欲しい!!

真田:海を漂っているような安らぎが…。

島村:それより安全性を考えろい。

真田:生命維持装置のプラグを素早く外して動いていない間に手術をするのがコツだよ。

島村:いや、普通に手術すればいい話だろ!

真田:「ギャアア!!プラグじゃなくてハブだった!」

島村:なんか色々と間違ってる!!

真田:そして手術用のライトもヤシの木にしよう。

島村:なんでとことん沖縄風味なんだ!
   というかヤシの実が患者に落ちてきそうだよ!炸裂だよ!!

真田:そして執刀医が砂風呂に入って。

島村:完全に手が塞がってるじゃないか!!仕事をさせろい仕事を。

真田:そこまで言うなら変えてみるよ。

島村:是が非でも変えていこう。

真田:じゃあ、執刀医が目隠しして助手が「右です右ー」とか教えるっていうスタイルにしよう。

島村:変えたのに沖縄の海水浴気分!頭がおめでた過ぎるよ!!

真田:バカンスを意識してみたよ。

島村:バカンスのバカの部分だけが強調されていたような気がするよ…。

真田:このプランはどう?

島村:全然ダメだよ。第一そんな事してたら普通に手術ミスで責任問題だよ。

真田:それは海だけにシーッ…という事で。

島村:時たま英語に変換する所が面倒臭いよ!
   というか無理だよ。そんなの隠し通せないって。

真田:海だけに波風が立ってしまうというわけか。

島村:いいかげんにしろい。

7組目 エイジアンエイジアン

比梅津よろしかば

コント/興奮する授業
ピン芸人だと思ったら大間違い、最終的には11人出てきます!!

・・・っていうコントを出すのは今回は断念しました。どうぞ。
最近微妙にはやってますよね>〜というネタをやります!的な ファイナル初出場!比梅津よろしかば!

ハァ、ハァ、ハァッ・・・ァッ、ハァッ、ハァ、ァアンッ、

ハァ、ハ・・・あ、どうも、今学期も教育学の講義を担当する比梅津よろしかばです。

・・・すみませんね、教室に入るなりハァハァしてしまって。

何も皆さんの中にいる素敵な女子生徒を見て興奮したのではなく・・・ハァ、ハ、いやいやいや!

ち、違いますよ!そうじゃなくて、・・・そうじゃなくて。



・・・オホン。実はですね。

教育現場で使われている教材そのものが、やたらと興奮を煽るような内容になろうとしているんですよ。

ねぇ。つい先学期、カリキュラムがじめじめしてきたとお伝えしたばかりなのに、

このタイミングで再び改訂ですよ、それも青少年の健全な育成に相応しくない方向に。

まったく、文科省や教育委員会はいったい何を考えているんだ!と言いたいところでもあるのですが。

皆さんの中には数年以内に実際に教師になる人も多いと聞いていますけど、

実際にそういう興奮を煽る内容を教えていかなければならない訳です。

そんな現実に慣れるために、今日はそんな興奮を煽る教材の実例を見ていきたいと思います。

新学期早々濃ゆーい内容となりますが、これも訓練だと思って頑張って耐えてくださいね。

さっきまでの私みたいにハァハァしちゃダメですからね!ちょっと予習し過ぎただけですから・・・





それではまず【国語】から見ていきたいと思います。

教科書にも載ってるあの名作の主人公が、とんでもないことになろうとしています。



「メロスはムラムラした。」



ねぇ。書き出しがまずこれですよ。

妹の結婚式に急ぐため、セリヌンティウスを人質に村へ帰る訳ですが、

そこで妹のことを考えてムラムラしちゃったんでしょうかねぇ。

あるいは、「セリヌンティウスが僕を信じて待ってくれている・・・ハァハァ」とか考えちゃったのか。

そうなるともっと問題な点も出てきますが、まぁいずれにしろ明らかに教育上良くないですよねぇ。

そして続いてですが、こちらの作品も改訂の影響を受けました。



「国境の長いトンネルを抜けると、ムラムラしてきた。」



えー・・・トンネル明け、及びトンネル内で何があったか大変気になりますけども。

普通に考えれば、トンネル明けに綺麗な女の人でもいたんでしょうね。

逆に深読みするとすれば、トンネルの暗闇の中でつい妄想が働いてしまって、

でも「ここでHな事を考えたら終わりだ!」ってなって何とか精神を統一させて旅路を急ぐも、

トンネルを抜けたところで我慢しきれず欲情してしまった・・・のかもしれません。

ねぇ。しかし、こんな風に物語を改ざんされちゃ川端康成も浮かばれな



そこのキミ、ソワソワしてますけども何か質問ですか?

大丈夫ですか、そうですか。まさか「抜ける」という言葉に過剰反応したんじゃないでしょうね。



さて次の作品。



「我輩はムラムラしている。名前はまだない。」



ねぇ。名前がないとかそういう問題じゃな



誰だ、「我輩もムラムラしている」とか言ったやつは!・・・さっきのキミか。

一応授業中だからな、何想像しちゃったのかはしらないけどちょっと抑えといてくれな。



うーん、今ここでも一人出てしまいましたが、国語は興奮を掻き立てやすい教科と言えそうですね。

そしてさらに酷いことに、今回の改訂では新たに次のようにことわざが変わるようです。



「鬼の居ぬ間にムラムラ」「犬も歩けばムラムラする」「かわいい子にはムラムラさせよ」



こういった言葉がね、これからの教育現場では教えられようとしているワケですよ。

もはや、元のことわざなど関係なしに意味が一人歩きしそうで



ってキミ達、どうしたんだ一斉にざわざわして!特に男子諸君!

「あるある!俺もよくウチの鬼ババアがいない間に・・・」とか「俺はエリカ様の犬だ!」とか言うんじゃない!

ってか女子諸君も!!

そんな「私達かわいいからムラムラした方がいいのかなぁ」みたいな顔しないでくれ!逆にこっちも興奮するか・・・ハァ、ハァ、ハァ、



・・・はぁ。とにかく、これからの教育現場では実際にこのような事が教えられるようになるワケです。

皆様も身をもって体験してもらえたと思います・・・



さて、じゃあ次は【数学】分野ですけども、

キミ達の多くは文系だからなのか、先学期数学のカリキュラムについて紹介した時、

多くの方の頭上に「?」マークが浮かんでいたようですね。

なので、数学についてはサラっと軽く流していきたいと思いま



ブブーーーーーーーーーーーーッ



・・・失礼たしました。ついつい鼻血が・・・

あ、いや、そのね。新しいカリキュラムの教科書が早くも出来たっていうから実際に借りてみたのですが、

今ちょっと開いてみたら何ですかこれ!

新科目「数学H」の教科書巻頭にある、数学の実用例が紹介されてる部分では、

グラビアアイドルみたいな女の子が「もっと私を求めてよ・・・」って感じの目で訴えかけてくるし、

さらに、XとかYとかのフォントがやたらセクシーな感じの斜め具合ですよ!

さらに文章題の書き出しも「薫子さんは」とか書かれていて超興奮してしまう名前ですよね!

あ、薫子ってのはウチのカミさんの名前なんですけどね、ハハハハハ・・・



・・・よし、なんとかキミたちを萎えさせることに成功したようですね。

萎えたって言うより若干ヒいてる感はありますけどもね。ははは・・・

いやあのね、さっきまでのキミたちみたいに興奮されちゃこっちも授業がやりにくいですからね、

逆に萎えてもらうことでちゃんと授業が聞けたらなぁ、と思いまして。

ご覧のとおり、皆様しっかり萎え・・・てない!?

こら、男子諸君!何だんだんとムラムラしてきてるんですか!抑えなさい!おーさーえーなーさいっ!

女子諸君が完全にヒいてる目で見てますよ!まったく・・・



・・・あ、よく見たらさっきの教科書に、

「20歳前後の男子のムラムラは指数分布的な変化を描き、

 興奮する言葉が与えられてからしばらくして突然ムラムラしてくる。」

という事例が載ってますね。ってか数学Hっていったい何を教えたい教科なんでしょうか。



・・・ふぅ、どうしたもんかね。皆さん興奮したり萎えたりと。

このままじゃ授業が成立しなさそうですしね、深入りせずサラッと紹介していきましょうか・・・



さて、事例を見ていきますよ。

じゃあさっそく【社会】を見ましょうか。



これは歴史の教科書から。

「聖徳太子は、10人以上の話を一度に聞くとムラムラする。」

どんな体質なんでしょうか。そういう性癖なんでしょうかね。

最近は、こうやって聖徳太子の評判を落として歴史上いなかったことにする動きも出ているそうですよ。



さて、次は現代社会。

「保険料が上がり、75歳以上の後期高齢者はムラムラしている。」

政府に裏切られたと感じ寂しさを覚えた高齢者の方々が、まさかのまさか、性欲に奔ったとの記述です。

これから高齢化社会ですからね、もし本当なら産業界がアッチの方に動いちゃいそうですよ。



こんなのもあります。

「都市部に若者が流出したため、地方はムラムラしている。」

地方は働き手がいなくて困っているんです。だから若者が欲しい。それは分かります。

でも、そこでムラムラされちゃあ、若者は怖くて仕方ないですよね。

私なら「若者!!都市部に逃げてー!!」って言いたいですね、ハイ。



そして次、【理科】行きましょうか。



「月は、地球の周りでムラムラしている。」

月って地球の周りでぐるぐる周って何してるんだろうと思ったら、地球を見てムラムラしてたんですね。

もし本格的に興奮して地球に寄り添おうものなら、地球は大惨事です。



「力点に力を入れると、作用点がムラムラする。」

どんな風に作用しちゃうんだよ!って話ですよね。

何も興奮を覚えさせたくて、てこに力を加えてるわけじゃないのに。



さらに他教科でも、かなり奇抜な改訂が行われるようですよ。



例えば【英語】。"This is an apple." が "This is an an apple." になります。

そう、"an" が一つ加わることで「アンアン」言ってるように聞こえるんですね。

こんな事のために教育改革で他国の言語まで動かすのかよ、って話です。



他にはこれ、【家庭科】。乳幼児の育て方の単元なんですけどね。

「1歳になるとムラムラしてくるので、再来年から予防接種が義務化される。」

1歳で性的興奮を覚えるとか、最近の赤ちゃんはどれだけ成長早いんだって話ですよ。

っていうか、どちらかというとその予防接種は中学生に打って欲しいです。皆さんも実体験からそう思いません?



次に【道徳】で教える新マナー。

「目上の人に会ったら、まずムラムラする。」

多分無理です。皆さん、こういう時は挨拶をしてくださいね。



さらに【体育】。跳び箱の踏み切り板の上に乗ると「いやーん」と喋るようになります。



そしてお待ちかね、【保健】の授業・・・が、なんとカリキュラムから消えます。

他教科で十分性教育になるから、ということらしいですよ。

言っときますけどね、保健体育ではこう、運動のこととか筋肉のこととか、

性教育以外にももっと他の事も教える訳ですからね、教科自体を消しちゃ・・・

・・・うん、細かい愚痴を言っても無駄ですよね。



さてっ、大分早めですけれども、授業はここまでにしたいと思います。皆さん大丈夫ですか、ハァハァしてませんか?

興奮している方もいらっしゃるかもしれませんが、次の授業まで時間を空けておきましたので、

その間に心を落ち着けておいてくださいね。



おや、皆さん男女問わずほとんどハァハァしてらっしゃるようですが・・・

まぁとにかく、本日の授業はここまでです。私はこれにて・・・

って、えっ、ちょ、わっ、何だねキミたち!突然寄ってきて!



『先生、すばらしい講義ありがとうございます!』

『こんなにいろんな意味で興奮する授業、先生が初めてです!』

『前半はどうなることかと思いましたが、後半が予想外にハイテンポでムラムラしてきました!』

『もう、先生にハァハァしちゃいます!』



ほ、ほらキミたち、あんまり一度に話さないでくれ!!

さっきの聖徳太子じゃないけど、ムラムラしてきそうだよ!!



『先生!先ほど高齢者がムラムラしているっておっしゃいましたが、うちの祖父は83歳で再婚しました!』



な、何だって!?キミのおじいさんは本当にムラムラしているのか!?

だとすると何だコレ、この一見変な改訂もあながち間違ってないのか!?



『先生!血拭いてください!』



血って・・・あーーー!さっき私が出した鼻血のことか!

これは失敬、お見苦しい状態のまま授業していましたな・・・



『先生!血吹いてください!』



・・・どうしたいんだねキミは!発言を被せただけじゃないか!

それとも何か、もう一度私の鼻血が出るところを見てハァハァしたいとでも?

とにかく、今ここではもう読まないから、ほら帰った帰った!



『あの、先生・・・』



ん、キミは・・・まっ、まさか!

「数学H」の教科書の巻頭で「もっと私を求めて・・・」って感じの目で見てたあの!



『えっ、あ、はいっ!まぁそうなんですけど・・・』



おおーーーっ!帽子とか化粧で顔を変えてるから分からなかったけど、よく見たら本当じゃないか!

何ということだ、仮にも私の教材で取り扱った人物と実際にお会いできるなんて!こんなに嬉しいことはないよ!

本当、大学っていろんな人がいるなぁ・・・

そうだ!この際だからキミ、今度は「私、あなたに微分されたい・・・」って感じのポーズをとってみなさい。

おおっ、ああっ・・・イイ!イイ感じだよキミ!

うむ。やっぱり私もう一度血吹けそうだよ・・・ハァハァ。







――――――――この女子生徒との卑猥なやり取りが大学職員に見つかり、比梅津よろしかば氏は処分を受けることになった。

        処分と言っても、国の新カリキュラムに則った指導の延長線上だったためか、厳重注意に留まった。



        なおこの件以降、彼が「卑梅津やらしかば」と呼ばれるようになったのは言うまでもない。

8組目 比梅津よろしかば

市河:卑梅津やらし……じゃなくて比梅津よろしかば、
   チャンピオンに相応しいと思った方はピンクのボールを流して下さい。どうぞ!



あっ・・・お客さんカワイイなぁ・・・ハァハァ・・・

!!このボールの数は!!・・・・・・ハァ、ハァ、ハァ、ハいやいやいや。

麒麟145

漫才/子供の人気を得るために・・・
河島:ただの審査員には興味がありません!
   「麒麟145は面白い」「麒麟145は最高!」「麒麟145こそチャンピオンに相応しい」
   と言う審査員はこの会場に集合しなさい!!

矢野:お前は何処のハルヒだよっ?!
あえてスルーしますけどね。3回目のファイナル!麒麟145!

矢野:はい、どうも〜!麒麟145です

河島:よろしくお願いしま〜す

矢野:いや〜、この世界でやってるからには、幅広い人に支持を得るのって大事だなって思うんですよ

河島:確かにね。Low 若男女問わずにね

矢野:老だろ!何でお年寄り低くしちゃったんだよ?

河島:いや〜、腰が曲がって目線が低いって意味でね

矢野:だからってそんな呼び方しないだろ!老若男女問わず支持を得たいって話ですよ・・・

河島:確かに幅広い層に人気を得るのは大事だよね。だから俺、最近考えてる事があるんだけどさ

矢野:考えてる事?

河島:あの〜、子供の支持を得たいなと思いまして。だから子供向けの会社を経営したいなと

矢野:あ〜、サイドビジネスってやつね

河島:そうそう。裁縫ビジネスね

矢野:根本から違うわ!それじゃあ主婦層に人気が出そうなビジネスだろ・・・

河島:そうそう、裁縫チクチクをやりたいなと

矢野:もう完全に裁縫一直線じゃん!違うでしょ、子供の支持を得るんでしょ・・・?

河島:そうなんですよ。だからTVゲームの会社を作ろうかなと

矢野:お〜、いいじゃないですか。確かに子供はTVゲーム好きだしね

河島:今日はちょっとその案を聞いてもらってもいい?
   もし、意見を出してくれればお前の案も取り入れる可能性もあるよ

矢野:あっ、じゃあせっかくだから聞いてみようか

河島:まず悩んでるのが会社名ね。いくつか候補があるから好きなの選んで 

矢野:会社名は確かに大事だよね 

河島:あの〜、バンプレストって会社あるじゃん? 

矢野:ゲーム会社であるよね 

河島:もう、それでいいんじゃないかなと・・・ 

矢野:同じ社名は絶対NGだろ!確実に訴えられるわ!

河島:じゃあ・・・バンプレストを大きく上回れるようにと願いを込め「High バンプレスト」 

矢野:もう少しひねれよ!実在の社名入ってたらややこしくて仕方ないだろ!

河島:なら、いっそ略して「ハイバン」にしちゃおっか!これが選択肢1ね 

矢野:その呼び方だと廃盤を連想させて縁起悪いだろ! 

河島:買った瞬間から、取扱いがなくなりプレミアがつく!こんなお得な要素・・・

矢野:もはや計画倒産と大差ないじゃないか!もう1は却下!

河島:じゃあ2ね!カプコンに対抗して「カップコーン」

矢野:それだとお菓子の名前みたいじゃねえか!!パッと見何の事だか分からないわ!

河島:「とんがりコーン」の方がよかった?

矢野:完全にお菓子じゃん!もう誰もゲーム会社名って分かんないよ!

河島:ちなみにこの会社の特徴は、wiiのようにリモコン等を実際に動かして遊ぶソフト満載

矢野:あ〜、取扱いの物は面白そうじゃないですか

河島:もちろん安全面の付属品も充実!
   リモコンのすっぽ抜け防止の滑り止め手袋の指部にとんがりコーンを使用

矢野:ホントにお菓子出てきた?!絶対そんな滑り止め頼りなさ過ぎだろ!

河島:いやいや、1個だけ注意点があるだけで頼りあるよ?
   その注意点ってのは大したことないんだけど「とんがりコーンに付着してる油が滑りやすいので注意」

矢野:滑り止め手袋が滑りやすいなんて元も子もないだろ!もう2の案もダメ!

河島:そうか・・・じゃあ、3:フランシスコ

矢野:サンフランシスコ・・・単なるダジャレじゃねえか!ちゃんとした名前ないのかよ・・・?

河島:今はこれしか考えてないんだよね・・・

矢野:じゃあ、もう会社名は後回しでいいよ・・・1番肝心なのはゲームの中身だしさ

河島:それこそ自信ありますよ。まずはジャンルを次の中から選んでください

矢野:確かにゲームのジャンルは色々あるからね

河島:1:敵の攻撃を交わし、銃で敵を撃つ「ガンアクションゲーム」

矢野:まあかなり定番のジャンルだよね

河島:2:医者の手術を交わし、敵をやっつける「癌アクションゲーム」

矢野:攻撃方法が怖すぎるわ!主人公が癌細胞のゲームって嫌すぎるだろ!

河島:3:フランシスコ

矢野:それさっき聞いたわ!どんだけさっきのボケ気に入ったんだよ?!

河島:・・・馬鹿野郎!俺にとってな・・・ボケに順位なんかないんだ!
   どのボケも・・・どのボケも俺にとっては大事なお気に入りなんだ!

矢野:河島・・・・ごめん僕が悪かったよ・・・

河島:・・・って言う熱い展開のゲーム

矢野:今の選択肢?!お前のネタへの情熱が格好いいと思っちゃった自分が馬鹿だったよ!

河島:これは3でいい?

矢野:ダメだよ!1のガンアクションゲームで

河島:了解了解。では次にゲームのデモプレイをしてもらいます 
   当社オリジナルの最新作!その名も「BIO HAZARD」! 

矢野:それオリジナルと言っちゃだめだろ!映画化もされてる超有名なゲームだよ! 

河島:まあ・・・でも一応これデモ版だから、今回は名前を一時伏字にすることで許してよ

矢野:仕方ないな・・・「BIO HAZARD」とバレないように伏せろよ?じゃあスタート! 

河島:バーーン!BI○ HAZARD・・・

矢野:伏せ字の場所チョイスしろよ!もうパッと見でOって分かるわ!!

河島:気にするなって!それではスタートを押してください

矢野:何か納得出来ないけど・・・スタート!

河島:ゲームを開始します。好きなスタートを選んでください。1:スタート 2:スタ跡

矢野:1しかないだろ!何だ2のスタ跡ってのは?!

河島:これは、スターバックスの跡地にコンビニを建てて、経営をするモードです

矢野:ゲームのジャンル変わってるじゃないか!ガンアクション何処行ったのさ?

河島:ウイーン!って入ってきた客を・・・

矢野:撃たすな、撃たすな!罪もない人々を撃つのは気が引けるよ!

河島:でも銃弾で倒れたお客さんの財布からだけで、利益1億円を達成しないとゲームオーバーだよ・・・?

矢野:何だよ、その最低な目標は!もう、普通のガンアクションやらせてよ・・・

河島:ではやり直しますか
   ゲームを開始します。好きなスタートを選んでください。1:START 2:STUDENT

矢野:もう2は生徒って単語じゃん!

河島:ちなみに内容は、高校に入学した主人公が女生徒に恋を・・・

矢野:だからゲームのジャンルを変えるな!
   ガンアクション買ってやるぐらいなら、直接恋愛シュミレーションゲーム買うわ!

河島:ちなみに、この女生徒はゾンビね

矢野:そんな異種格闘技みたいな恋愛したくないわ!
   大体ガンアクションならゾンビが出てきたら撃ちたいんだけど・・・

河島:あ〜、ハートを?

矢野:違うわ!どんだけ僕に間違った恋愛させたいんだよ?

河島:ちなみにハートを撃った後は
   「グチャッ・・・クチャッ・・・ゾンビ子は獲物の血で顔を赤くした」ってナレーションが

矢野:怖い怖い!恥ずかしがって赤面みたいに言うな!

河島:そして次の瞬間ゾンビ子は言った。「ダメ・・・私には彼が30人いるの・・・」

矢野:ゾンビモテすぎだろ!どんだけこの学校の男子は必死なんだよ?!

河島:「けどこの人格好いい・・・あぁっ!私の心は何と腐っているのだろう・・・」ゾンビ子は嘆いた

矢野:体が腐ってるお前が言うな!何だこの展開?

河島:おっ、今の体が腐ってるってツッコミは的を射てるね!ナイスガンプレイ!

矢野:いきなり何のスカウトだよ?!いいから、ちゃんとしたのやらせろよ!!

河島:普通のね?ではキャラクターを選んでください。1:男 2:女 3:若手芸人

矢野:3おかしいだろ!何で具体的な職業の奴がいるんだよ?!

河島:若手芸人モードのガンアクションは「ガーン!リアクション」略してガンアクションゲームです

矢野:もはやゲームのジャンルでも何でもないじゃないか!もう1の男でいいよ!

河島:男でいいの?男は女に比べて難易度が高いよ?

矢野:あっ、選んだキャラによって最初の条件とかが変わってくるわけね

河島:そういう事!ちなみに女のキャラは最初から打つ事が出来る

矢野:あ〜、じゃあ男は序盤では打つ事が出来ないから難易度が高いと

河島:ちなみに男のキャラは最初に打つ事は出来ないけど、鬱病になっている

矢野:恐ろしく使えないな!何でそんな奴プレイヤーにしたかね?

河島:そりゃあ、目の前に化け物が現れて襲われたら鬱病にもなるって

矢野:だから、そんな奴をチョイスするなって!

河島:でもさ・・・難しいだろ?

矢野:難しいけども!もうキャラクターは2の女でいいよ・・・

河島:それではゲームスタート!まずは良子ちゃんを実際に動かして操作方法を勉強だ!

矢野:操作の練習があるのね

河島:まずは○ボタンを押してみよう!

矢野:ポチッ!と

河島:お〜、なかなか上手いぞ!良子ちゃんが大きな声で「いらっしゃいませ〜!」と言ったぞ

矢野:何の機能つけてんだよ!次は□ボタン!

河島:なかなかいいじゃないか!良子ちゃんがきちんとレジを打っているぞ!

矢野:完全にコンビニか何かの店員じゃないか!打つってレジの事だったの?

河島:そうだけど何か問題ある?

矢野:問題ありすぎだよ!僕は銃弾が撃ちたいの!銃弾撃たせろ!

河島:銃弾こそ撃てないけど、△ボタンを使えば10円が渡せるぞ?「じゅう」繋がりだしいいよね?

矢野:いいわけないだろ!そんな機能絶対いらないでしょ!

河島:そして×ボタンで「ありがとうございます!」だ!

矢野:何で接客関連だけやたら充実してるんだよ!どうでもいい所に力入れすぎだ!

河島:どうでもいい事ないだろう・・・リピーター獲得は売上に大きく左右されるぞ?

矢野:だから接客はどうでもいいんだよ!武器とかの調達は出来ないのかよ・・・?

河島:途中で拾えますよ

矢野:じゃあもうこれでいいよ・・・ゲームスタート!

河島:まずは装備の確認ね。良子ちゃんはレジを持ってるけど装備する?

矢野:絶対重くて動き鈍るわ!何でこいつはレジを持ち歩いてるんだよ?

河島:♪よ〜く考えよ〜、お金は大事だよ〜

矢野:やかましいわ!だからってレジ持たすな!

河島:あっ、そうこうしてる間に目の前にゾンビが!

矢野:あっ、噛まれてる!こういう場合はどうすればいいんだ?

河島:×ボタンを連打してくれ!

矢野:それ「ありがとうございます!」だろ!何の解決になるんだよ!

河島:いいからやってみろって!ほらっ、騙されたと思って! 

矢野:分かったよ・・・おりゃっ〜!

河島:「ありがとうございます!」「ありがとうございます!」「ありがとうございます!」

矢野:案の定、お礼言っちゃった!何か傍目から見ると凄い変な意味になるだろ!

河島:そして流れるように、△ボタンを押して10円を渡すんだ!

矢野:それだと、噛まれた事へのお礼のお金みたいじゃないか!

河島:ほらっ、早く押さないと!

矢野:何か釈然としないけど・・・△っと・・・

河島:よしっ、ゾンビが離れたぞ!

矢野:何か納得行かないな・・・それにしても、かなり噛まれたな・・・体力チェックしないと

河島:その必要はない!良子の体調はいつでも良好だ!

矢野:くだらねえよ!ダジャレでダメージ食らわないなんて敵もいい迷惑だろ!

河島:でもプレイヤーには優しいだろ?

矢野:その優しさが逆に面白くねえよ!

河島:あっ、喋ってるうちにまたゾンビが来たよ!

矢野:ダメージ喰らわないと分かったら、急に敵が可哀想になってきたわ・・・

河島:おいっ、よく見たらさっきのゾンビじゃん!「ありがとうございます!」効果はバッチリだな!

矢野:敵をリピーターとして迎えてどうすんだよ!

河島:ほらっ、早く何とかしないと!

矢野:そう言われても、何の武器もないじゃないか・・・じゃあ、やぶれかぶれでレジを装備してみるか・・・

河島:装備するレジを選んでね! 1:レジ 2:レジ 3:レジ 4:レジ

矢野:こいつはレジを何個所持してんだよ?!もう1でいいよ!

河島:おいおい!1のレジはクレジットカード使えないぞ?

矢野:だから何なんだよ!じゃあ2でいいよ・・・

河島:冗談言うなよ!2は起動してないだろ・・・?

矢野:そんな事知るか!じゃあ3は?!

河島:故障中

矢野:ただでさえ邪魔なアイテムなのに、使えないのばっかじゃねえか!じゃあ4でいいよ、4で!

河島:良子はレジを装備した!防具代わりのエプロンも装備しました

矢野:完全にコンビニ店員か何かだな・・・とりあえずボタンを適当に押すか・・・△ボタン!

河島:「ヒュー!コンッ!」ゾンビに小銭が当たった

矢野:攻撃方法地味すぎるだろ!じゃあ、□ボタン!

河島:チーン!ガラガラ、ドス!お金を入れる部分が開き、良子の腹を直撃しました

矢野:自滅しちゃった!でもダメージは喰らわないから大丈夫だろ・・・

河島:良子は瀕死の重傷を負ったようだ

矢野:どんだけ凄い勢いで開いたんだよ!
   絶対ゾンビに噛まれた方がダメージ大きいよね?!

河島:あ〜、ゾンビがいっぱい来た・・・どうする?

矢野:他のボタンを押してみるか・・・○!

河島:「いらっしゃいませ〜!」

矢野:挨拶しちゃった!じゃあ嫌な予感するけど×を押してみるか・・・

河島:「ありがとうございます!」

矢野:やっぱりか!仕方ないから小銭投げ連打だ!

河島:「チャリン!チャリン!チャリン!ヒラヒラ・・・」

矢野:最後お札混じってたよね?!

河島:いやっ、あれは商品券だよ

矢野:どっちでもいいよ!あっ、もうボタン押しても何も出ないぞ・・・

河島:レジのお金がなくなった。店長に怒られた。GAME OVER

矢野:ゲームオーバーの理由がしょぼい!って言うか、一体何処から店長は出てきたんだよ・・・?

河島:さて!コンティニューしますか?

矢野:・・・このままじゃ、納得行かないからやるわ

河島:ではゲーム再開!
   まずはボタンを上手く使い落としたお金を拾おう!1000円分拾うと1円の価値になるよ!

矢野:全く割りに合ってないよ!

河島:ここで残念なお知らせです。どうやら小銭の1枚がドブに落ちてしまったようです。GAME OVER

矢野:早い早い!さっきからダメージやGAME OVERの基準がおかしすぎるだろ!

河島:コンティニューする?

矢野:って言うかさ・・・銃はいつ手に入るんだよ?まだ1回も銃撃ってないからね?

河島:あっ、武器買えるよ?

矢野:そうなの?じゃあコンティニューっと

河島:何の武器を買いますか?1:コンバットナイフ 2:ハンドガン 3:ショットガン 

矢野:じゃあ・・・3のショットガン!

河島:支払い方法は?1:レジのお金 2:レジの商品券 3:レジのギフト券

矢野:全部レジからっ?!何か嫌な予感・・・・

河島:「あの〜、なるべくレジの開け閉めは控えてね?」店長に注意された

矢野:何か口調が優しくなってる!

河島:「ほらっ、レジが壊れたら大変だからさっ!」店長は去って行った

矢野:金を使おうとした事にはノータッチかよ!まあ、いいや・・・じゃあショットガンを購入!

河島:「馬鹿野郎!お金を入れるのに財布を用いねえか!」財布屋の主人に怒られた。GAME OVER

矢野:そいつ誰なんだよ!

河島:さてっ!コンティニューする?

矢野:もうやらないよ!何なんだよ、銃が全く打てないガンアクションって?

河島:あっ、気に入らなかった?

矢野:気に入るも何もさ・・・会社設立はこれじゃあ無理だと思うぞ?
   こんなゲームじゃ子供からは評価されるとは思えなしさ・・・

河島:そうか・・・じゃあ、この話はゲームなだけにリセットと言う事で

矢野:もういいよ!

河島&矢野:どうも、ありがとうございました

9組目 麒麟145

市河:改めまして紹介します!麒麟145のお2人で〜す

河島:どうも始めまして

市河:何で初対面チックっ?!

矢野:あれっ、チックじゃなくて初対面ですよね・・・?

市河:だから矢野さんまで!何でセミからそんな調子なんですか!

河島:誰がプラスチックやねん!

矢野:誰がアブラゼミやねん!

市河:そんなの一言も言ってないですから!

碓氷:あっ、市河さん始めまして

市河:だからお前も!!何でセミの時から1−3の構図が出来上がってんだよ!

碓氷:ところで計量の様子見ててどうでした?

河島:ん〜・・・こっからじゃあんま球の様子分かんないから・・・でもウケてはいた気がします

市河:無視するな!

矢野:無視じゃなくてシカトだよ!

市河:意味同じだよ!ところで手応えと言うか自信はどうなんですか?

矢野:なかったら困るだろ!

市河:ツッコミされる意味が分かんないんですけど・・・なるほど、自信があるという事ですね

河島:誰がプラスチックやねん!

市河:それさっき聞きましたから!

矢野:って言うかトーク長すぎだろ!

市河:あんた達のせいでしょ!

碓氷:いやっ、もうこの後3組のネタはカットして麒麟145トーク集にしちゃいましょう

市河:何、勝手な事言ってんだよ!

河島:じゃあトークテーマを考えないと・・・

市河:鵜呑みにしなくていいですよ!

矢野:うの・・・じゃあ宇野選手の伝説のヘディング事件についてにしましょうか

市河:もういいよ!!

ミカンズ

コント/1分という名の60秒
岩沢:もうこれ以上俺たちは成長できないと思うんだ
北川:じゃあ結果を残すだけだね
ミカンの季節が近づいてきました。ファイナル初出場!ミカンズ!

岩沢:北川くん、1分とは短いようでとても長い

北川:そうですね

岩沢:1分、つまり60秒だ

北川:そのとおりです

岩沢:校長先生のお話が1分・・・

北川:・・・・・

岩沢:長いか?

北川:いえ、短いですね『あれ?今日の校長どうした?』ってなります

岩沢:そうだろ、では
   『好きです、付き合ってください!』
   返事が返ってくるまでの沈黙、1分

北川:・・・・・

岩沢:長いか?

北川:長いですね!『YESでもなければ、NOでもないのか!?』ってなります

岩沢:このように『1分』とは短くも長い、不思議な時間なんだよ

北川:深いですね先生

岩沢:例えばだな北川くん、タイソンゲイが・・・

北川:あっ先生、茹で卵!!

岩沢:あ・・・あ!忘れてた!北川くんボウルに水入れておくれ!

北川:はい!

岩沢:熱っ!!熱っ!!熱いー!!

北川:なんで鍋に手を入れてるんですか!とりあえず火止めて!

岩沢:卵熱くて取れないんだけど!

北川:アンタほんとに料理の先生ですか!おたまでも使って!

岩沢:頭は使ってるよ!

北川:おたまです!!

岩沢:はいボウルに入れるよ!

北川:ハイどうぞ!

岩沢:茹で始めから何分だね?

北川:10分です

岩沢:チックショー!半熟食べたかったよー半熟!

北川:先生が時間について語りだすからー

岩沢:これじゃ完熟じゃないかー!口の中パッサパサになるじゃん!もういらない!

北川:僕は別にいいんですけどね

岩沢:くっそー1分の重み!1分の重み!

北川:身をもって体験しましたね、重み

岩沢:もう!北川くん!先生の分まで殻むいといてよ!

北川:結局食べるんじゃないですか
   あっちょ、どこ行くんですか先生

岩沢:塩とマヨネーズとお茶持ってくる!

北川:準備いいな
   あっ先生、どの位ボウルの中で冷やせばいいんですかー?

岩沢:完全に冷えるまで!冷やしすぎはダメだよ!

北川:わかりましたー

岩沢:1分の重みー!1分の重みー!

北川:分かりましたよ!うるさいな

岩沢:北川くん、お茶なかったから生卵でいいよね?

北川:いやですよ!こんなコップなんかに入れちゃってボディービルダーの朝ですか!

岩沢:いいのいいの!口のパサパサが取れればそれでいいんだから

北川:逆にヌメヌメしますよ

岩沢:さあそろそろ殻むいていいんじゃない?

北川:はいはい・・・・

岩沢:そーっとだよ、そーっと

北川:・・・・おっ

岩沢:おーキレイな白肌!プリプリしてる!
   ちょっと揺らしてみて!揺らしてみて!プルンッて!プルンッて!

北川:うるさいな!気が散りますよ

岩沢:やっぱ茹で卵はツヤがあっていいなあー

北川:キレイに殻がむけていいですね

岩沢:そうでしょ、それもこれも先生の絶妙なタイミング
   絶妙な時間配分・・・あっ!!ちょっと!!

北川:え?!なに!?どうしたんですか!?

岩沢:殻を完全にはがさないでよ!!

北川:なんのこだわりですか!

岩沢:そりゃそうでしょうよ!
   いい?北川くん、まず女性の裸を想像してみなさい

北川:いやですよ!なんですか急に

岩沢:これは先生の命令だぞ

北川:わかりましたよ!うるさいな、それで?

岩沢:次に、大事な所が見えそうで見えないビキニの女性を想像して

北川:・・・・・・・・・

岩沢:どう?ビキニの方がエロいでしょ?

北川:知りませんよ!!だいたい卵の殻と何の関係があるんですか!

岩沢:完全じゃない方が、そそられるんだ!

北川:人の好みですよ!!

岩沢:それがもし、ビキニじゃなくて卵の殻にくるまった安田みさ・・・

北川:変な妄想やめてください!なんですか卵から生まれてくる安田美沙子って!
   逆に写真集欲しいですわ!

岩沢:んでさ、頭に殻とか乗せてたらちょっと可愛くない?

北川:おほっ!たしかに可愛・・・うるさいですよ!
   先生の妄想の世界に引き込まないでください!

岩沢:北川くん!そんないやらしい話は置いといて!食べようじゃないか卵を

北川:先生から始まったんでしょうが!まあいいや、いただきましょう

岩沢:でもさ、やっぱり卵だけじゃ足りないよね?

北川:いや、まあ言われればそうですけど

岩沢:そう思って、カップ麺を用意しておきましたー!

北川:料理教室なのにカップ麺て、まあいいやそれも一緒にいただきましょうか

岩沢:北川くん!ここが先生の気が利いているとこだよ!

北川:なんですか?

岩沢:なーんと卵を茹でる前に、すでにお湯は入れてあるのです!!

北川:お湯を注いでから30分は経ってますよ!!伸び伸びじゃん馬鹿!

岩沢:あっ・・・!あー!!どうしよどうしよ!

北川:3分の重みー!3分の重みー!

10組目 ミカンズ

(ここは廊下)

北川:不安だなあ・・・
岩沢:大丈夫だよ、バケツに冷凍みかん8個入れてきたから
北川:わお!不正行為!

ライジングブルー

漫才/別れ話
青:ライジングブルーです! いよいよファイナルでございます。

昇:正直ね、もう「楽しめただけで良かった」とか「力は出せたので」とか敗者コメントで毎回同じこと言うのは辞めにしたいです。

青:ここまで来たら目指さないわけにはいかないんで全力で頑張ります!

昇:よろしくお願いします!
今大会は参加者の意気込みのレベルが高いよマジで。3期振り3回目のファイナル!ライジングブルー!!

青:どうもライジングブルーです! ファイナルなんで宜しくお願いします!

昇:いやもうファイナルなんでもう頑張っていきましょうよ。

青:当然ですよ。ほんでまあいきなりなんですけど、今度新しくテレビを買い換えようかなと思ってるんですよ。

昇:え、テレビですか・・・。

青:そうなんすよ。 前のやつがすごく古くなってきたからか何かすぐ故障するようになっちゃって。

昇:そんなこと急に言われても・・・お前、そいつとはどのくらい付き合ってたんだよ。

青:付き合うって何だお前。 テレビだぞテレビ。

昇:いやわかってるよ。 でも結構長く一緒にいたわけだろ? どんくらいだったの?

青:ん? いや・・・まぁ結構前に買ったやつだから・・・まぁ5,6年くらいかな。

昇:ちょ、お前5,6年も付き合ってたのに何で今更あいつと別れたりなんかするんだよ!

青:壊れてきたからっつっただろ! 人のテレビに対してあいつとか勝手にテンション上げてんじゃねーよ!

昇:じゃあお前あれだ、そのテレビは何て言う名前なんだっけ?

青:名前・・・? まあ機種的にはあれだよ、確かアクオスってやつだったかなあ・・・。

昇:アクオスて! アクオスてお前! お前がアクオスと別れるようなバカに成り下がっていたとはな・・・。

青:何でそこまで言われなきゃいけねーんだよ! 絶対お前の方がバカだろこんなの。

昇:お前、どうやら全く反省してないんだな。 お前にも原因があるんじゃないのか今回の件は。

青:いやだから、テレビが古くなって変になってきたから買い換えようっていう話なだけじゃんか。

昇:じゃあ壊れたってどういうことなのよ。 そこ教えてくれないとこっちも何もわかんないからさ。

青:何でお前にそんなこと教える必要があんだよ・・・。 とにかくチャンネルが利かなくなってきたから換えるんだよ!

昇:なるほど、すれ違いが生じたわけか・・・。

青:すれ違いってどういうことだ! ほらとりあえずこれで俺が買い換えようが文句ねぇだろ。

昇:あるわ! お前にはそこで彼女のために電池を買ったりするくらいの愛情は無えのかよ!?

青:「彼女のために電池」ってどんな需要なんだよそれは! テレビに彼女も何もねーよ!

昇:だってアクオスちゃんは日本と中国のハーフなんだろ!? 別れたら絶対勿体ないぞ!?

青:いや確かにメイドインチャイナだけど! つーかお前が言う「勿体ない」が何か違う意味に聞こえてくるわ!
  言わせてもらうけど電池を換えても全然治らなかったんだよ! これならもうわかっただろ!

昇:どうせ安い電池だったんだろ!? あいつのためにプラダとかヴィトンの単三を買ったりはしてないんだろ!?

青:そんな電池あるわけねーだろ! プラダもヴィトンも冒険しすぎだろそんなビジネス!
  とにかく電池入れても何をしてもダメだったんだよ!

昇:何をしてもだと、そんなはずは・・・・・・。 じゃあ一体そうすればいいんだ・・・。

青:だからいいってもう・・・。 つーか何でお前はそこまで必死になってんだよ。

昇:・・・わかった話すよ。 実は、俺も昔お前と同じような状況に陥ってた。

青:いちいち大袈裟だよな。 テレビ故障するなんて誰にでも起こりうるわ。

昇:その時の俺はお前よりも状況を甘く見ていたんだ。 あいつを思いっきり殴ってしまうことさえあった。

青:いや、確かにおばあちゃんとかがよくテレビ叩いて直そうとしたりするけど!

昇:他にも、言うことを聞かないあいつを夜中まで叱り続けたりもした。

青:何してたんだ真夜中に! 客観的に見たら絶対おかしいと思われるだろ!

昇:それでも彼女はただただ「ピーーーーー」と泣き続けるだけだった。

青:・・それ泣き声なんかじゃねぇよ! 深夜で放送休止なってる時の「ピー」だよ! あの画面がカラフルになってるやつ!

昇:それからなんやかんやあって結局あいつとは別れることになってしまった。
  だからお前にはそんな気持ちを味わってほしくないんだよ!

青:俺はどう無理しても味わえないよ! テレビ相手に叱り続けるような気分には一生ならんわ!
  そんでお前だってあーだこーだ言っといて結局別れてんじゃねえかよ。

昇:いや、勿論俺だってあいつのために出来る限りのことはしたんだ!
  彼女が熱を出した時にはちゃんと病院に連れていったりもした!

青:ダメだよ病院に連れてっちゃ! お前が疑われんぞ!?

昇:でも医者は俺がどれだけ説明しても「帰れ」の一点張りだった・・・。

青:そりゃそうだろ! お前が精密検査されなかっただけでも運が良かったと思いますけど。

昇:最近の医療界はどうなっちまったんだ!!

青:今日のお前はどうなっちまったんだよ!! テレビの故障だぞテレビの!

昇:だから俺は最後の手段として家電に詳しい友人の山田に相談しに行った。

青:山田? そんなヤツいたっけ?

昇:そいつの家はとにかく凄いんだ。 テレビとか洗濯機とか、全て50台くらいは置いてあるんだぜ。

青:・・ヤマダ電機か!? まさかヤマダ電機のこと友人呼ばわりしてんのお前!?
  もう本当に余計なお世話だよ! 俺がどうしようとほっといてくれ!

昇:・・わかった。 どうしてもあいつと別れるんだな。

青:だからテレビを買い換えるだけなんですけど。

昇:でもお前、もし本当に別れるっていうんなら最後にあいつをデートに連れて行って、そこで別れた方がいいぞ。

青:デート!? お前家電引き連れて外をほっつき歩かせんのか俺を!

昇:大丈夫、俺の経験を元にレクチャーしてるから。

青:ますます大丈夫じゃねーわ! そこで俺とお前を一緒にしてほしくないんだよこっちは!

昇:とにかくだな、まずあいつを連れて夜に景色の綺麗な場所に行こうか。

青:軽く言うな! そんなとこにテレビ連れていっても夜景どころじゃねーよ!

昇:まぁ彼女だってとりあえず夜景に見とれるはずなんだよ。

青:いや、それ以前に周りの人たちがアクオスに注目しちゃうだろ! 夜に家電引っ張って何が綺麗な夜景じゃ!!

昇:そして、彼女が夜景に気を取られる隙に、そっとあいつを置いて帰ってこよう。

青:はぁ!? はぁ!? 不法投棄じゃねぇか完全に! 彼女フッといて法にも触れてんじゃねえよ!!

昇:大丈夫大丈夫、そっとあいつのポケットかなんかに帰りのタクシー代を入れておけば何も心配ないから。

青:金を渡したくらいじゃ帰ってこれねーだろ! テレビは歩けないんだよわかんだろそんくらい!

昇:よし、これでもう心おきなくアクオスと別れられると思うんだけど、もう1つ気を付けなきゃいけないことがあるんだよ。

青:いや、お前に関しては気を付けた方が良いところが1つどころじゃないって!

昇:もし本当にお前らの関係が悪くなってきたら、慰謝料のことも考えておいた方が良いぞ。

青:慰謝料なんかねーよ! 人と人で生じるもんだろ慰謝料は!

昇:俺の場合は幸い高額な慰謝料を払うことはなかったけどお前は絶対気を付けた方がいい、キッパリ言える。

青:意味わかんねぇことをキッパリ言ってんじゃねーよ! つーかそういえばお前もテレビ捨ててきたことあんのかよ!
  本当に最低なヤツになってるぞお前!

昇:か、勘違いすんなよ! 俺はちゃんと山田についてきてもらって後は山田に任せたんだよ。

青:じゃあヤマダ電機に引き取ってもらったって言えばいいだろ! 夜景の綺麗な場所に来る必要あったんですか!?

昇:いや、でも俺の友人は本当に慰謝料を払うことになったらしいんだよ。

青:友人ぐるみでバカか!! 慰謝料よりもお前の交友関係に興味あるわ!

昇:そいつがいうに、ある日自宅に慰謝料を促す手紙が届くらしいんだよ。

青:いや、来ないって絶対。 相手テレビだもん。

昇:でも勝手に別れたことよりも、彼女を置き去りにしたことが一番の争点らしい。
  何とか法とかいう意味不明な法律を使ってかなり多い慰謝を請求したらしいんだ。

青:・・・それもしかして家電リサイクル法の罰金かなんかじゃないの!? 勝手に置き去りっつーか不法投棄したから!
  お前が慰謝料とか都合良く捉えてるだけなんだろ多分!

昇:俺の場合も慰謝料は払ったけど、確か山田が仲介役になってたから俺は山田に金を渡すだけで済んだ。

青:ヤマダ電機に処分料を支払ってんだよそれ! 何で全部をそう変に捉えるお前は!
  大体俺だって最初から処分量払って引き取ってもらうつもりだったんだよ。
 お前の説得もこれで終わり。

昇:待ってくれ! 最後に聞く。 アクオスがいなかったらお前はもうどの家電に心を開くんだ・・・?

青:最初から家電に心開いてねぇよ! お前の世界に勝手に巻き込むなバカ!

昇:冷蔵庫のノンフロンちゃんか!? でもあいつはお前に冷たい態度で接してくるに決まってる!

青:そりゃそうだろ冷たくする機械なんだから! 冷たいの意味合いが違うだろ!

昇:どうせお前のことだ、お前の家のドライヤーちゃんとの関係も乾ききってるんだろ!?

青:だから乾かすための道具なんだからこっちはノー文句だよ! 何か見下した口調で言われて腹立たしいわ!

昇:扇風機ちゃんに期待してんのかもしれないけどな、あいつはこっちの呼びかけに全部首を振ってくるから無謀だぞ!

青:もはやお前自体が無謀だよ! 扇風機はこっちの期待裏切ってないだろ首振って風作ってんだから!
  もうお前と話す時間全部ムダだったよ。 最初からすぐに買い換えればよかったわ。

昇:いやそれは悪かったかもしれない。でもお前のおかげで俺は勇気をもらった気がするんだ。
  俺は今から勇気を出してブルーレイちゃんに告白してくるよ!

青:どんな勇気だ! いいかげんにしろ。

両:どうもありがとうございました。

11組目 ライジングブルー

碓氷:最後の出場者は、ファイナルは2回目、トロイデです!



昇:ありがとうございました。

青:今更終わったことを心配してもあれなんでね。

昇:はい、とりあえず今期最後まで出させていただいてありがとうございました。

青:本当に感謝ですこれは。結果はなんであれ本当にありがとうございました。

トロイデ

コント/女神様
まず皆様!
投稿が遅れてしまって本当にすいませんでした!
でも自分自身、納得のいくネタが出来ましたので
ご覧下さい!どうぞ!
これが6期の最後を飾るネタ。2大会連続のファイナル!トロイデ!

時は3世紀頃・中世ヨーロッパにミューラン村という村があった。

ここにはたくさんの牧場があり、緑の多い平和な村。

こののどかな村の外れには何でも願い事を叶えてくれるという

不思議な泉があり、そこにはそれはそれは美しい女神が住んでいるそうだ。



男性:こ、ここが噂の願いを叶えてくれる泉か・・・

   女神様ー!?女神様ー!?ここに居るのですか!?

   女神様ー!?

(ピカアアアアアアアアアアアン)

男性:はっ!?泉が七色に光った!?

女神:私を呼んだのは貴様か?

男性:ど、何処からか声がする・・・

   はい!私で御座います!何処に居るのですか!?女神様!?

女神:しばし待て、今は豚足にかぶりついてる最中だ

男性:女神様!私は今1つの不安材料が出来上がってしまいました!

(ザバアアアアアアアアアアアン)

男性:はっ!あなたが女神様!?

女神:そうだ、私が今世界で一番おてふきを欲している女神だ

男性:豚足なんて食べるから・・・はい、これ貸してあげます

女神:(フキフキ)すまんな、ところでそなたは何をしに来た?免許更新か?

男性:検討違いも甚だしいよ

   違います。ここに来ればあなたが何でも願いを叶えてくれると聞いたのですが

女神:いかにも、そなたがとても清い心の持ち主であれば願いを叶えてしんぜよう

男性:おぉ!ありがたい!女神様!私は一体どうすれば?

女神:基本的には私の事を褒めちぎってくれればオッケーだ

男性:気持ちの悪いボランティアやな

女神:どうだ?見た感じだけで106個は褒めるポイントがあるだろ?

男性:こいつ身内に居なくって良かった

女神:何か言ったか?

男性:い、いえいえ!女神様!今日は素敵なドレスをお召しで!とても美しゅう御座います!

女神:そなた、これはネグリジェだ

男性:あっ!これは失礼ネグ・・・・え!?女神様ネグリジェ着るんですか!?

女神:私の寝る時の服装は大体ネグリジェかジャージだ

男性:振れ幅激しいな

女神:なんならジャージ姿の女神も見てみるか?

男性:い、いえ!遠慮させて頂きます!

女神:1番お気に入りは緑だな。緑以外にもあと6色持っている

男性:豊富にする意味ねえよ

女神:まあジャージはまた今度見せてあげよう。

男性:は、はぁ・・・・ところで女神様

女神:なんだ?

男性:1つ気になってる事がありまして、ご質問させてもらってよろしいですか?

女神:なんだ、やけに食いついてくるな?魅力ってこういう事なのか?

男性:同姓から嫌われるタイプやな

女神:何か言ったか?

男性:い、いえいえ!質問させていただいてもよろしいですか?

女神:続けろ

男性:そのですね・・・普段は女神様ってどのような所に住んでおられるのですか?

女神:8畳だ

男性:夢無いな

女神:何を言う、8畳あれば充分に生活出来るだろ

男性:そういう問題じゃなくて

女神:模様替えが好きでな、月2で行っておる

男性:思いっきり趣味娯楽の人じゃないですか

女神:テレビには今度スカパーも取り付けようと思ってな

男性:こいつ多趣味な自分をオールカバーするつもりや

女神:今取ろうと思ってるのは釣りチャンネルと野球チャンネルとアニマルプラネットだな

男性:なかなか乙な選択ですね。

女神:質問はこれだけか?違うだろ?私の事もっと知りたいだろ?

男性:なんでこいつもっと嫌われないんだろ

女神:ほら?知りたいだろ?

男性:えーっと・・・・じゃぁ願い叶えてくれるって言ってますけど

   どの様にして願いを叶えてくれるのですか?

女神:そんなの教えられるか

男性:馬持ってきて暴れさすぞ

女神:女神たるものそんな内部事情まで教えられるか

   ・・・・・まぁ、でもそこまで言うならヒントを教えてやってもいいぞ

男性:僕今後悔しかしてませんけど、一応教えてください

女神:主にDSで操作しておる

男性:こいつ不意打ちで全部言いやがった

女神:このDSソフトが非常に便利でな、誰でも出来る

男性:自分の存在価値一気に下げたぞ

女神:「叶える」 「叶えない」 「ちょっかい」 の3項目から選べばいいだけだからな

男性:なんですか最後の要らん項目

女神:あぁ、これを押すとだな・・・(カチッ)




(ドーン!)


(ドドーン!)


(ドドドドーン!)




女神:空からアザラシが降ってくる

男性:そのソフトの開発者呼んでこい

女神:別に要らないのだがな、つい押してしまうのだ

男性:「叶える」「叶えない」だけに集中してください

女神:ところでそなたの願い事はなんだ?豚足まみれになりたいとかか?

男性:マイブームに巻き込むな

女神:じゃあなんだ?

男性:実は・・・私は牧場を営んでいるのですが・・・経営があまり上手くいかなくて・・・

   このままじゃ妻や子供を養う事が出来なくなってしまうのです・・・

女神:そうか・・・家族想いの良い奴だな。はらわた煮えくり返るわ!バーカ!

男性:えらい情緒不安定やな

女神:・・・しかし分かった。その願い叶えてしんぜよう

男性:え!?良いんですか!?ありがとうございます!

女神:しかし、しばし待っておくれ。私自身、願いを叶えるのにかなりの体力がいる・・・

男性:タッチペンで「叶える」押すだけやろ

女神:少しばかり8畳一間に戻る。待っておくれ

男性:8畳一間言うな

(ザバアアアアアアアアアアアン)

男性:でもまぁ願い叶えてくれるって言ってるから、ちょっとだけ待つか!

女神:ムシャムシャムシャ・・・

男性:これで牧場の経営がちょっとでも良くなってくれれば・・・

女神:ムシャムシャムシャ・・・

男性:いいんだけど・・・

(ザバアアアアアアアアアアアン)

女神:すまんが、おてふきを貸してくれないか

男性:お前さっきの豚足の続きしてたやろ

女神:な、何を言うか!決して5本目の豚足など食べて無いぞ!

男性:1匹完食してやがる

女神:と、とりあえず!体力は整った!

男性:強引だな

女神:よし!行くぞ!えい!(カチッ)




(ドーン!)



(ドドーン!)



(ドドドドーン!)







女神:ほら、お前の欲しがっていたアザラシだ

男性:口つむぐぞ

女神:す、すまなかった!次はちゃんと「叶える」押すから!(カチッ)

   ほら!今押した!確かに押した!これでそなたの願いは叶った!

男性:ありがたみが無いな。本当ですね?

女神:本当だ。やる時はやる子だと小女神の頃から言われておった

男性:小魚みたいに言うな

女神:とりあえず、これでそなたの牧場は数日中に経営が潤うであろう

男性:本当ですか!?有難う御座います!では!

女神:もう帰るのか?一緒に豚足パーティーしないか?

男性:いいです!結構です!もういいです!さよなら!バーカ!








男性:やったー!これでまた家族を養える事が出来るぞー!ただいまー!

女性:パ、パパ!?

男性:おい?どうしたんだママよ?

女性:さっき、空からアザラシが飛んできて家が・・・家がほぼ全壊しちゃったの!

   これから私達どうやって生活していけばいいの!?

男性:よっしゃ!あいつ今からアザラシでぶん殴ってくる!

12組目 トロイデ

市河:これで12組全ての熱演が終わりました。

碓氷:いよいよ運命の計量です!




計量へ!