碓氷:早速いきましょう。

市河:トップバッターはこのコンビです!



サイドハンド・ボーラーズ

漫才/ご当地商品
おか:時間が無いので省略です!
あべ:いや本番直前までネタ練ってたことがバレバレか!

残念ながら24分30秒の遅れでーす。
2期連続2回目の出場!サイドハンド・ボーラーズ!

おか:はいどうも、よろしくお願いします。

あべ:今日は千葉にやってきましたよ〜! 盛り上がっていきましょう!

おか:いや〜、おかげさまでこうやって日本全国いろんな所で漫才やらせてもらって、ありがたいですよ。
   で、俺が地方にいく時には楽しみの一つがありまして、それはご当地限定のお菓子とかを買って食べることなんですよ。

あべ:なるほど、確かにありますね、地方限定のスナック菓子とかアイスクリームって。
   この前福岡に行った時はおみやげコーナーに「ポテトチップス 明太子味」がたくさんありましたし。

おか:そうそう、あと鹿児島に行った時には「ポテトチップス サツマイモ味」があったり・・・

あべ:いやジャガイモなのかサツマイモなのかまぎらわしい! つーかそれ「おさつ」ってヤツなんじゃないのか?

おか:そして隣の熊本では「ポテトチップス サトイモ味」もあったり。

あべ:サトイモはもっとありえないだろ。

おか:いやあるんですよ、そしてその商品の横にはポテトチップスの煮っ転がしも売られてましたし。

あべ:あんなもの煮っ転がらない! グッチャグチャになって見るからに悲惨なことになるだろ!

おか:そんな、見た目もいいですって、あれならきっと鶏や豚のエサとして大人気になれるはずですよ。

あべ:ダメじゃないか! やっぱり悲惨にことになってる!

おか:まぁいいじゃないですか。あと、さっきあべさんも言ってたけどご当地アイスってのもいいですね。
   中には変わったアイスもあって、たとえば長野県では「わさびアイス」ってのがおみやげコーナーに売ってたりとか。

あべ:確かにわさびアイスとか白みそアイスとかは聞いたことありますけど。

おか:ただ、こういうのを買うときはちょっと気をつけないといけないです。一歩間違うとヤバいことになるかもしれませんし。

あべ:まぁ、口に合わないととても食べられたものじゃないかもってわけですか。

おか:そうですよ、こういうのって、もしかすると1個だけ大量のわさび入りアイスが混じってるかもしれないし・・・

あべ:そんなロシアンルーレット的なものはないから! どこぞのバラエティ番組じゃあるまいし!

おか:あとアイスかと思って食べたら大量のカラシ入り肉まんだったとか。

あべ:だからそんなの絶対ありえないから! つーかそもそもアイスと肉まんを間違えるのが一番ありえないだろ!

おか:だってどっちも白い食べ物だから・・・

あべ:目が悪いにも程があるな。

おか:まぁでも地方にいく時の楽しみってのは、こういったお菓子以外にもありますからね。
   つーかむしろ、俺たちのような芸人が地方に行く時の楽しみといえば・・・やっぱりアレですよ。

あべ:なるほど、アレですか。ここはぶっちゃけてしまいますか。

おか:そうです、ご当地キティを集めることです。

あべ:なんでそうなるんだ! キティちゃんなんてお前に似合うわけないだろ!

おか:別にいいじゃないですか、この前も長野県で「安曇野わさびキティ」のフィギュアを買ってきたばかりなんですから。

あべ:どれだけマニアックなんだ・・・ そんなのいったいどこで調べて買ったんだ?

おか:とにかくこのご当地キティってのは日本全国47都道府県、どこへ行ってもありますからね。
   それどころか、今年になってからは海を渡った中国・北京の遊園地でもご当地キティが発見されましたし・・・

あべ:あれはご当地キティじゃないから! 俗に言うパクリってやつだ!

おか:そのご当地キティの横にはご当地ミッキーマウスやご当地ドラえもんも・・・

あべ:だからそれ全部パクリだ! つーかこんなの絶対許されないだろ、製作会社のサンリオはちゃんと抗議したのか?

おか:残念ながら、抗議しようとしたら口が無いから結局何もしゃべれなかったという・・・

あべ:社員にはちゃんと口はあるから! そんな、だいたいキティちゃん本体はしゃべるわけないだろ。

おか:まぁ、しゃべれないなら仕方ないですよね。「死人に口無し」って言葉もありますし。

あべ:キティちゃんを死人扱いするな! つーかお前、それ全国のキティちゃんファンに失礼過ぎる発言だろ!

おか:でもとにかくご当地キティを集めるのは楽しみなわけですよ。
   ちなみに、今までで一番印象に残ったご当地キティは、北海道の「ラベンダーキティ」ですね。

あべ:確かにラベンダーキティって聞いたことありますけど。

おか:もう、服はラベンダーをイメージしたきれいな紫色、リボンも紫色、おまけに唇も紫色ですからね。

あべ:プールで冷えた子供じゃないんだから! つーかキティちゃんに唇は無いだろ、それ絶対ニセ商品だろ!?

おか:えっ、ラベンダーキティは例外で口があるんじゃなかったのか!?
   この前そのラベンダーキティをうっかり床に落としたら、中から紫色の血が出てきたけどやっぱりニセ商品か?

あべ:もはやホラー映画じゃないか! そんなおどろおどろしいキティがあるわけないだろ!

おか:じゃニセ商品だったのか・・・ 悔しい! そんなのを買わされたなんて!

あべ:お前もそんなのにダマされるなって。

おか:実は、以前にもニセ商品を買わされましたからね。ご当地キティだと思ったら実はご当地イリオモテヤマネコだったこともあったし・・・

あべ:そんな商品あるのか!? つーかご当地イリオモテヤマネコって思いっきり沖縄の西表島限定じゃないか!

おか:でも実際あったんですよ。そのご当地イリオモテヤマネコにもいろんな商品があって、
   まぁその中でも一番印象に残ったのはご当地イリオモテヤマネコがご当地ミッキーマウスを食べている姿のフィギュアとか・・・

あべ:いくらネコとネズミでもそんな商品作るな! つーかこれ、もはやご当地キティでも何でもないだろ!
   つーかまず、そもそもご当地ミッキーマウスなんてのが、著作権に厳しいディズニーの世界ではありえないから。

おか:無いんですか・・・残念です。じゃあ分かりましたよ。
   それなら今日、千葉に来た記念でディズニーランドで買ってきたご当地ミッキーマウスも捨てます。

あべ:それは本物だから捨てるな! もういい加減にしろ。

2人:ありがとうございました。

1組目 サイドハンド・ボーラーズ



KOYOMI

ショートコント/めくれ笑いのショートコント
如月「今回はあるイミ勝負に出てみました。」

睦月「たー。」

如月「ファイナル行けるようにガンバります。」

睦月「すー。」

C大会でのショートコントといえば撃沈がお決まりだが、果たして・・・!?
2期連続2回目の出場!KOYOMI!

2人「はいどうも〜。」

如月「如月です。」

睦月「ノストラダムスの大予言が結局なんだったのか気になって仕方がない睦月です。」

如月「何、その絶妙に古いチョイスは。」

睦月「だって、予言を信じて99年7月までに全財産を使い切った人だっているみたいだし。」

如月「まぁ、私はあんな予言を真に受けた方が悪いと思うけど。」

睦月「多分、その人たちは8月になった瞬間、絶望に満ち溢れたんだろうね。可哀想だなぁ」

如月「ほら、行くあての無い同情してないでとっととネタ行くよ。」

睦月「は〜い。」

如月「では行ってみましょう。KOYOMIによる、」

睦月「めくれ笑いの、」

2人「ショートコント!」

睦月「1月、『古来』」



睦月「最近さぁ、日本古来の遊びって言うの?昔の遊びにハマっててさ。」

如月「へぇ、意外ね。何やってるの?」

睦月「んとね、ミニ四駆とハイパーヨーヨー。」

如月「確かに一昔前だけども!」



如月「まぁ、一度『古来』って言葉について辞書でもひいてもらおうか。」

睦月「にしてもアレだよね。ハイパーヨーヨーの高難易度のワザって単なるあやとりだったよね。」

如月「あったね。片手で星のカタチにするヤツとか。私はおとなしくあやとりしてなさいよって思うけど。」

睦月「続きまして2月、『洋服屋』」



如月「あの、すいません。この古着なんですけど、なんか胸の所に醤油のシミがついてるんですけど・・・。」

睦月「あぁ、ソレは隠し味ですよ。」

如月「食用!?」



睦月「古着屋の店員さんは今度からこうやってごまかそう!」

如月「いや、ごまかしきれるワケないじゃん。てか『隠し味』なら最低限隠しなさいよと。」

睦月「ソレに、いざというトキには非常食にもなりますよ、って一言付け足せばOK。」

如月「布を食べるって、どんな極限かつ錯乱の状態よ。」

睦月「人間やって出来ないコトはないんだよ?」

如月「その言葉がこんなに頼りなく聞こえたのは初めてだわ。」

睦月「続きまして3月、『密室殺人』」



如月「で、現場の状況は?」

睦月「完全なる密室で起きた殺人です。」

如月「密室殺人か・・・厄介だな。詳しく教えてくれ。」

睦月「はい、被害者がカバンの中に入っていたところ突然何者かに刃物で刺され・・・」

如月「ソレ多分エスパー伊東!」



睦月「近頃は最初の頃よりカバンを大きくしてるみたいだよ。ズルいよね。」

如月「年取ってきて関節とか固くなってきてんでしょ。大目に見てあげなさいよ。」

睦月「年はとりたくないなぁ・・・。
    続きまして4月、『ファックス』」



如月「あの、すみません。ファックス買いに来たんですけど。」

睦月「じゃあ、この最新機能がついたコチラなんてどうでしょうか?」

如月「どんな機能なんですか?」

睦月「氷なしボタンです。」

如月「カップドリンク機!?」



如月「氷なしボタンがあるってコトは普段は氷アリの状態ってコトだからね。機械てか奇怪だね、こうなると。」

睦月「でも夏場はいいだろうね。涼しげで。」

如月「・・・濡れた床を拭かなきゃいけないっていう一歩先まで考えて物事を話そうか。」

睦月「そっかぁ。じゃあやっぱり氷なしボタンは必要だね。」

如月「イヤ、そもそもファックスから氷が出てくるっていう不可思議な機能を搭載しなきゃいいハナシでしょ。
    悪徳商法に引っかかんないように気をつけなさいよ?」

睦月「分かった、気をつける。
    続きまして5月、『インタビュー』」



如月「今日のゲストは今人気急上昇中の回文アイドル、睦月さんで〜す。」

睦月「イエイ!」

如月「睦月さん、どんな会話でも回文で返すという特技があるんですよね。ではさっそくいろいろ聞いていってみましょう。
    何かコレを愛してやまない!ってモノってありますか?」

睦月「LOVE油!」

如月「油ですか?これまた何で?」

睦月「飲むの。」

如月「の、飲むんですか!?油なんか飲んで大丈夫なんですか?何か体に変化とか・・・。」

睦月「私、快感開花したわ。」

如月「スタッフ〜!この変態どうにかして〜!」



如月「なんか、キャラ作りに一生懸命なあまり、人として大事なモノを失ったみたいだね、この人。」

睦月「『油がスキ』って女性がタイプな方がいたらご一報くださ〜い。
    続きまして6月、『流れ星』」



睦月「でね、ウチのカレったら・・・、」

如月「また彼氏のノロケ?ラブラブなのは分かったからさぁ・・・。
    あっ、流れ星!」

睦月「あ、ホントだ。」

如月「ねぇねぇ、何お願いしたの?まぁどうせ彼氏のコトだろうけどね。」

睦月「うん、『カレの暴力が止まりますように』って・・・。」

如月「ラブラブってかボコボコ!?」



如月「まぁ、一刻も早く別れたほうがいいだろうね。ホントに自分のコトがスキだったら。」

睦月「愛には代償がつき物だから仕方ないんじゃない?」

如月「代償だとしたらあまりにも理不尽すぎる気もするけど。償い受けて無いじゃん。」

睦月「暴力もトキには愛になるんだよ。ラブイズバイオレンスだよ。」

如月「なんでも英語にしたらどうにかなるって考えは捨てたほうがいいよ。」

睦月「続きまして7月、『ルパン』」



睦月「待〜て〜!ルパ〜ン!」

如月「あ〜ばよ!銭形のとっつぁん!」

睦月「・・・初めて・・・父さんって呼んでくれたな・・・。」

如月「義父!?」



睦月「40年目にして明らかになった衝撃の事実!」

如月「そんな設定ないから。第一いつもとっつぁんって呼んでるでしょうが。全然初めてじゃないよ。」

睦月「なんでとっつぁんって呼んでるんだろうね。紛らわしい・・・。
    続きまして8月、『家』」



如月「ごめんくださ〜い。」

睦月「あ、如月。よく来たね〜。」

如月「・・・なんかこの家、寒くない?」

睦月「あぁ、この前ファックス買ったんだけど、受信する度に氷が出てくるんだよね。」

如月「さっきのファックス!?」



如月「見事に悪徳商法にだまされてるじゃないの。」

睦月「でも便利だよ?氷には不自由しないし。」

如月「そんなの冷凍庫で作りなさいよ。たまには冷凍庫のコトも思い出してあげて。」

睦月「でもさ、使わないトキも氷が出てきてうっとおしいんだよね。」

如月「だったら氷なしボタン押しなさいよ。」

睦月「ね?ほら、氷なしボタンは必要でしょ?」

如月「だから、そもそもファックスに氷の機能を搭載しなきゃいいハナシで・・・、
    ・・・何よこの氷なしボタンに関するいたちごっこ。」

睦月「氷なしボタンがこんなにスポットを浴びたのって初だよね、きっと。歴史的瞬間だよ。」

如月「コレが歴史的瞬間だとしたら確実に黒歴史だよ。」

睦月「続きまして9月、『企画案』」



如月「今回新しいパソコンを作るにあたって『お年寄りにも優しい』というコトを重視したいと思う。何か意見のあるもの?」

睦月「はい!」

如月「睦月君。」

睦月「やっぱり、いろんな機能をお年寄りの皆さんが使い慣れているものに変えていく必要があると思うんですよ。」

如月「ほう。」

睦月「だから、電卓の機能をそろばんにしてはどうでしょうか?」

如月「逆に使いづらい。」



如月「そろばんの玉を1コ1コドラッグで動かすんだろうね。使いづらいわ計算ミス起きるわでうっとおしいね。」

睦月「そうなったら、キーボードをそろばん型にしたらいいんじゃない?」

如月「キーボードの取り柄である文字入力はどうすんのよ。だから後先考えて発言しなさいって。」

睦月「続きまして10月、『枕投げ』



如月「とりゃ〜!よし当たった!」

睦月「こらお前ら!何騒いでんだ!」

如月「ヤバい!先生だ!」

睦月「明日も早いんだから早く寝ろよ。女将さん。」

如月「生徒じゃないの!?」



睦月「きっとアレなんだよ。女将さんも旅館に泊まってテンションあがってたんだろうね。」

如月「イヤ、女将さんは日々ソコで過ごしてるんだけど。」

睦月「無邪気な女将さんたちなんだろうね。私もこんな風に年とりたいなぁ。エスパー伊東みたいにじゃなくて。
    続きまして11月、『好きなのに』」



睦月「『炎がキレイね。』
    『そうだね。』
    『本当にキレイ・・・。』
    『あの、ちょっと聞いてくれるかい?』
    『何?』
    『僕は・・・キミが好きなんだ。』
    『えっ・・・。』
    『確かに僕は安い男かもしれない。でもきっと幸せにしてみせるから。』
    『ありがとう・・・。』
    『ちょっと待ちな!』
    『誰だ!?』
    『アナタは・・・炭素!』
    『その酸素は俺のモンだ!』
    『何だと、酸素ちゃんは絶対に渡さないぞ!』
    『ごめんなさい、銅さん。炭素さんの”権力”の前には私は何も出来ないの・・・。』
    『だとさ。銅。じゃあ酸素はオレが貰っていくぞ!ハッハッハッハ・・・。』
    『くそぅ・・・。僕は強さ、”還元剤”の前に何もできないのか・・・。』
    ・・・とコレが”酸化銅の還元反応”ね。テストに出るからしっかりメモしとくんだよ〜。」

如月「先生。逆に分かりづらいです。」



睦月「こうやってみると化学って非情だね。」

如月「アンタの主観はいりまくりだけどね。でも確かに強いものに弱いものは絶対勝てないってのはちょっとさびしさを感じるけどね。」

睦月「そんな化学に絶対打ち勝ってみせる!」

如月「なんで、最終的な結論が化学にケンカ売るコトなのよ。勝ち目ないからよしときなさい。」

睦月「では続きまして12月、『予言』」



睦月「ね〜ね〜如月。」

如月「何?」

睦月「今までのショートコントのタイトルの頭文字、繋げて言ってみて。」

如月「えっと・・・、こ、よ、み、ふぁ、い、な、る、い、き、ま、す、よ。・・・あっ。」

睦月「実は、今までのコント自体がノストラダムス級の予言になってたんだ〜。ビックリした?」

如月「・・・そんな大きいコト言って、万が一ファイナル行けなかったらどうするのよ。」

睦月「ソレは・・・えっと・・・。」

如月「ねぇ、どうするの?」

睦月「・・・続きまして13月、『お願い』」

如月「何よ13月って。新たなる日々を増設しないの。」

睦月「ステキな審査員のみなさ〜ん。どうかKOYOMIに好評価を!」

如月「己の欲望のままに世界の法則乱さないの。」

睦月「そんな世界の法則になんて絶対打ち勝ってみせる!」

如月「だから勝ち目のないケンカを売るのはヤメなさいって。」

睦月「以上、アナタを笑わす、」

如月「1年間。」

睦月「KOYOMIでした〜。」

如月「ありがとうございました。」

2組目 KOYOMI



碓氷「KOYOMIのお2人でした。」

睦月「めっちゃくちゃ緊張しました〜。」

市河「今回、初のショートコントということで、何か作戦があるんですか?」

如月「ですね。やっぱりチャンピオン大会って普段と違うカンジじゃないですか。
   だから普段とは違うコトをやってみました。」

市河「そうですか。」

睦月「でもこういうちゃんとした場でショートコントやるの初めてなんですよね〜。」

如月「だから、勝手がよく分からなくてかなり苦戦しました。
   特に最後のしかけもあったんで。」

碓氷「では最後に何か一言あれば。」

睦月「三冠王の名に恥じないような結果になるように祈ってます!」

如月「まぁ、後は野となれ山となれですね。」

碓氷「ありがとうございました。」

A&A PROJECT

コント/4(エイプリルフール)
綾里:強豪だらけですが。
蟻谷:頑張りたいと思います。季節はずれのネタですが。
綾里:ですがばっかりになっちゃいましたですが。

4というネタなのに出番は3とはこれいかに。
初のセミファイナル!A&A PROJECT!

キャスター:本日4月1日は、嘘をついてもハリセンボンを飲まなくてよいと憲法で定められたエイプリルフールです。
      そのことについて総理は、「ハリセンボンっていうけれど、針を千本なのか、魚のハリセンボンなのか、はたまた女芸人のことなのかいつも迷うよね。ハッハッハ」
      などとほざいたということです。
      次のニュースです・・・


蟻谷:…なんだ今のニュース?
綾里:さあ…。とりあえず今日は嘘をついてもいい日ってことは分かった。
蟻谷:そうだな。いつもはちょっと嘘ついただけで警察に捕まるからな。
綾里:ああ。一年に一度だ。思う存分嘘つかなきゃ。
蟻谷:そうだな。騙されないようにもしないと。
綾里:お前騙されやすいもんなー。
蟻谷:去年もおととしもお前にひどい嘘をつかれたよな…。
綾里:おととしはどんなんだっけ?
蟻谷:おととしは、いきなりお前が俺に携帯で電話かけてきて、「お前プロ野球チームのサンダ−ズからドラフト一位指名だぞ!今すぐサンダーズドームへ来い!」って。
綾里:ああ、そうだそうだ。で、行ってみたらどうだった?
蟻谷:二軍の試合してた。
綾里:あっはっはっは!
蟻谷:しょうがないから見て帰ったよ。ホームランボール2つもとっちゃった。
綾里:良かったじゃないか。
蟻谷:というかありえないよな、ドラフトとか。4月だし。なにより、俺野球やったことすらねえし。
綾里:だよなあ。お前野球やった事ねえよなあ。
蟻谷:そうなんだよ。なんで騙されたんだろうな?
綾里:俺も騙せるとは思ってなかったよ。ちなみに、去年は何だっけ。
蟻谷:やっぱり、お前から電話があって、「お前プロサッカーリーグのファルコンズのストライカーと、トレードだってよ!いますぐファルコンスタジアム行け!」っていう電話が。
綾里:ああ、そうだそうだ。で、行ってみたらやっぱり?
蟻谷:二軍の試合してた。
綾里:あっはっはっは!
蟻谷:しょうがないから見て帰ったよ。よくわからんけど、いつの間にかPK二本止めてた。
綾里:お前観客だったんだろ?
蟻谷:そうだけど、なんやかやあって、勝利に貢献してた。
綾里:へえー、よかったじゃないか。
蟻谷:というかありえないよな。俺サッカー選手じゃないし。トレードとか。
綾里:まさか二年連続同じ手にひっかかるとは思ってもいなかったよ。
蟻谷:俺も自分が引っかかるとは思ってもみなかった。
綾里:まあ、今年は安心しろよ。俺はお前と一緒にお前んちにいるから。
蟻谷:お前からの電話はないからな。
綾里:それにしても、4月だってーのに暑いな今日は。
蟻谷:本当だな。何か冷たいものでも飲むか?
綾里:お、気がきくねえ。何があるのさ?
蟻谷:えーとねえ…あー、なんもねえや。何か買ってくるわ。
綾里:俺ウーロン茶がいい。
蟻谷:はい、了解。えーと、財布財布。…あれ?どこやったっけ?
綾里:お前の財布さっき窓から飛んでったぞ?
蟻谷:はあ?
綾里:さっきお前の財布が「俺、他人のお金預かる責任にもう耐えられないっス!俺は自由になるっス!」とか言って逃げてった。
蟻谷:え?俺の財布喋ったの!?しかも飛んだの!?
綾里:うん。反抗期だったんじゃねーの?
蟻谷:反抗期の財布って喋んのかよ!?
綾里:何年生きてんだお前。当り前じゃねえか。反抗期の財布は喋るよ。
蟻谷:し、知らなかった。そっか…この前ポケットに入れたまま洗っちゃったからな。怒ってたのかもなあ…。
綾里:……。嘘だよ…。気付けよ。
蟻谷:え?嘘なの!?
綾里:当り前だろうが。ちょっと考えりゃ、というか、ちょっとも考えなくても分かるだろうが。
蟻谷:反抗期じゃなくても財布は喋るってこと!?
綾里:そっちじゃねえよ!財布は喋らねえよ!
蟻谷:あ、なーんだ良かったあ。喋る財布なんて見たことなかったもんなあ。
綾里:そうだろうよ。ねえんだから。
蟻谷:じゃあ、黙って飛んで行ったってことか。
綾里:そこも嘘だよ!気付けよ!財布は飛ばねえよ!
蟻谷:そこも嘘かよ!なんだよお前!嘘ばっかりじゃねえか!嘘の八百屋か!嘘八百って言うだけに!
綾里:やかましい。全然うまくねえよ。
蟻谷:はーあ。今年は騙されないと思ったのに。こうも簡単に騙されるとは。
綾里:ピュアな子供より騙しやすいなお前。
蟻谷:超ピュアなんだよ俺は。超ピュア。
綾里:あ、そうだ。そういえば、俺は今日お前におめでとうを言いに来たんだ。
蟻谷:おめでとうを?俺に?何で?
綾里:なんでってお前。自分のことだろう?新聞読んでないのか?
蟻谷:ま、まだ読んでない。
綾里:そうか。じゃあよく聞けよ。お前日本ダービーって分かるか?
蟻谷:あの競馬のでっかいレースか?
綾里:そう。お前はそれの出る馬のうちの一頭のジョッキーに選ばれました!
蟻谷:え?
綾里:レースは今日の午後からだって。ほら!だから早く行かなきゃ!
蟻谷:え?ま、マジで!?
綾里:マジさ。大マジさ。さあ、出発するんだ!東京競馬場に!
蟻谷:で、でも俺財布ないからお金が…。
綾里:ああ!俺の尻ポケットからお前の財布が!
蟻谷:何でそんな所から?さてはお前!
綾里:蟻谷!そんなこと言ってる場合じゃないぞ!お前は全国民の期待を背負ってるんだぞ!遅れるわけにはいかないだろうが!早く行け!!
蟻谷:お、おう!そうだな!綾里、俺頑張るよ!
綾里:ああ、頑張ってこい!
蟻谷:待ってろ俺の馬あああああああああああ!

(ガチャ、バタン)

綾里:さて、新聞新聞。今日の東京競馬場は、と。…休みか…。二軍の試合の方がましだったかもな。

3組目 A&A PROJECT



QQQ

コント/カルチャーショッカー
Q1:故郷に錦を飾ろうとするつもりでがんばりたいと思います。
Q2:はい、がんばりましょう。

生まれも育ちも秋田だけど、今日は千葉代表で頑張る!
2大会連続2度目の出場!QQQ!

Q1:もう何回注意されりゃ気ぃ済むんだよ!!

Q2:すいません・・・。

Q1:お前はもうウチの会社の社員なんだぞ!?それなりの自覚を持って行動してもらわねえと困るんだよ!!

Q2:はい・・・。

Q1:お前なあ、まだこうやって口に出してもらえるだけありがたいんだからな!?
   こんな注意されてばっかなまんまズルズル行ってたらなあ、世の中通用しねえぞ!!

Q2:・・・・・・。

Q1:世の中なあ、そんなに甘かねえんだよ!!

Q2:そんなこと言われましても。

Q1:あ!?おま、お前こういう状況でよくそんな減らず口叩けんなこのやろう!?

Q2:僕ここ来たばっかなんです。

Q1:今度は言い訳かぁこのやろう!?お前みたいななあ、会社に来てまだ間もないヤツらなんて
   世の中大勢いんだよ。だからなあ、世の中じゃそんな言い訳なんか通用しねえんだよ!!

Q2:僕、世の中に来てまだ一ヶ月ちょっとしかたってないんで。

Q1:だから世の中に来たばっかだろうがなんだろうが・・・って、え!?

Q2:僕、世の外から来た者でして・・・。

Q1:・・・・・・。

Q2:・・・・・・。

Q1:・・・・・・あ、そうだったの??

Q2:はい。

Q1:・・・じゃ、じゃあそればっかりはしゃあねえなぁ!!え、お前世のなに、外?世の・・・外から来たって?

Q2:はい、そうなんですよ。

Q1:へ、へえ〜。

Q2:はい。

Q1:ふーん・・・俺さあ、あのーあんま世の中以外のことってあんーま知らないんだよね。

Q2:そうなんですか?

Q1:世の外っていうと・・・世の中の外側ってこと?

Q2:まあそうですね。ていうかそうですね。

Q1:あーそう。あとそんでさっき世の中来てまだ一ヶ月とか言ってたけど・・・。

Q2:そうなんですよ。実はホントつい最近に世の中に引っ越して参りまして。

Q1:あーそうかあ。前の会社飛ばされたりなんかしたんかな??

Q2:まあーそうっすねえ。人事異動ってヤツですよ。まあでも
   いろんなところ転々としてきましたから慣れてるっちゃあ慣れてるんですけども。

Q1:そうかぁ〜転勤族ってヤツかあ。

Q2:生まれどころが世の中じゃなくって右だったもんでしてね・・・。

Q1:・・・え??

Q2:・・・はい??

Q1:・・・あ、いやいやなんでも。

Q2:・・・。世の右で生まれてすぐに父親の転勤で世の右から世の下に

Q1:え〜なになになに世の・・・右?下?

Q2:はい。世の右、下。

Q1:あ、世の外だけじゃなくって・・・世の右、世の下とかもあるわけ・・・なんだ。

Q2:はい。

Q1:あーそう、ちなみにその世の右ってのは、どこにあんの?

Q2:右側ですね。世の中の。

Q1:あーそう・・・。右ってことはえーと、東西南北でいう東?

Q2:いや、右です。世の。

Q1:あ、そう。じゃあ・・・世の下は

Q2:下です、下。世の。

Q1:あーそう。そんでそんで?

Q2:何がですか?

Q1:何がですか??じゃなくて父親の転勤がどうのこうのって話だよ!!さっきしてたろ!!

Q2:あーはい、えーと世の右から世の下にすぐ世を移り変わりまして。

Q1:お、おう。

Q2:その世の下で小学卒業する手前らへんまで過ごしまして。

Q1:ふ〜ん。

Q2:僕いまだに覚えてるんすけどね、あそこで出された給食がうまかったんすよ。

Q1:給食かあ、俺が小学生だったころの時代は
   そんなんなかった時代だったからなあ〜。お袋の弁当毎日持ってってたよ。

Q2:あ、そうだったんですか?

Q1:まあー昔の話だけどな。

Q2:給食盛りつけるときに着る給食着とか、僕うまく着れなかったんですよねー。千角巾とかとくに。

Q1:千角!?三角ありゃ十分だろ!?

Q2:え、こっちのって三角しかないんですか!?

Q1:千角にすんだったらせめて帽子にしろよ!!もはや楕円にかぎりなくちけえようなもんなんだから。

Q2:この世の巾はシンプルなんですね・・・というかこっちきて知ったんですけど、
   この世の中のリモコンって四角いんですね。

Q1:お前んとこのリモコンどんなんなんだよ!?

Q2:まあそんな感じでしばらく小6くらいまで世の下でひっそりと暮らしてましたね。

Q1:ふーん。

Q2:僕こうやって転勤族経験してきて気付いたんすけど、やっぱその世によってそれぞれ人柄ってのが違うんですよね。

Q1:あーやっぱ違うもんなんかあ。

Q2:僕その世の下での学校のクラスになじめなくってひきこもってましたもん。

Q1:まあ勝手なイメージだけどけっこうそういう人多そうだけどさあ。世の下だし。

Q2:そんな状態だったんで、遊び相手はいっつも兄弟ばっかでしたねえ・・・。

Q1:なんだお前兄弟いんのか。

Q2:はい、上に149人。

Q1:・・・・・・。

Q2:まあでも兄弟っていうかその

Q1:・・・ってお前150番目なのかよ!!

Q2:はい。あと下にも149人。

Q1:・・・・・・ど真ん中かよ!?

Q2:はい。まあでも兄弟っていうかそのみんな一卵性なんで、しょっちゅうよく間違われるんすけどね。

Q1:・・・なっ!?

Q2:なんでか分かんなかったんすけど、3番目とよく間違われましたねえ。

Q1:あ、そうなの?

Q2:まあでも母が全員生み終わるのにかれこれ3年弱かかりましたから。

Q1:母さん強ええなおい!!てか3年は長くね!?

Q2:母曰く最初は順調だったんですけど途中でストップしちゃって、しばらく出産止まってた時期があったらしいんですよね。

Q1:ストップ!?

Q2:それがちょうど僕らへんだったらしくて。
   僕思うんですけど、多分ですけどね、腹ん中で若干余分に育ってたと思うんですよね。

Q1:なんかそういうのありえそうだけども・・・お前の場合。

Q2:はい。そんな感じにひきこもってましたけど、そんな退屈はしなかったんすよね。
   んでそっからまた転勤ですよ。世の下から3メートル後ろへ。

Q1:範囲せまいな!!それ引っ越しに入んの!?

Q2:近かったんで光速道路使わないで済みましたからねえ。

Q1:何それものすごく早そ!!

Q2:こっち来たばっかのとき間違いましたもん。光速と高速。

Q1:まあ読み仮名おんなじだしなあ。なんかすげえなあー世の下の3メートル後ろって。行ってみたいわ。

Q2:んで、僕が今から一ヶ月前に引っ越してきたこの場所が、“ちょっとななめ下”の“世”の“中”ですよ。

Q1:あ、なるほど・・・っておい!!おい!!

Q2:何すか。

Q1:え、何俺らが住んでる世はちょっとななめ下の世だったの!?

Q2:はい。

Q1:ってことはさあちょっとななめ下の世だけじゃなくってさあ、他の世とかもあるの!?

Q2:ありますよ。僕が高校のときに住んでたとこが“ちょっとななめ下”の世から右に3つ数えたとこなんですけど、
   そこは“おばあちゃん家の仏壇の臭いがする世”でして、ちょっと有名ですかね。

Q1:何そのどこ歩いてても息すんのイヤそうなとこ!!

Q2:でも蚊とかぜんっぜん見かけないんでそれがまた快適だったんですよ。

Q1:ああーなるほど。そういう解釈もアリか。

Q2:はい。でもですね、そのせいで僕は虫を見る機会がもうぜんっぜんなかったんですよね。

Q1:そうだよなあ。むしろ虫に対する概念がないって言っちゃってもいいくらいだしな。

Q2:だからいっつも夏休みになると、なんかちょっとおばあちゃん家の仏壇の臭いがする世の中の中に
   行ってよく虫取りに行ってましたね。

Q1:へえー。・・・って、え!?

Q2:はい?

Q1:中の中!?

Q2:そうですそうです。

Q1:なんかさっきまでなんとか話についてってたつもりでいたけど、また突き放された!!

Q2:ただ単に“中”の“中”ってだけですよ。

Q1:ま、まあそうだけども!!

Q2:極端に言っちゃえば、箱あけたらそん中にまたちっちゃい箱入ってたみたいな。

Q1:ま、まあそうだけども!!

Q2:あ、これ知ってました??これ地元の人でもあんま知らないんですけど、ちょっとおばあちゃん家の仏壇の臭いがする世の中の中の
   “はじっこ”がねえ、虫取りの穴場なんですよ!!んで、その世の中の中のはじっこのさらにその
   “つけ根”の部分にね、秘密基地を作ったんですよ!!

Q1:へ、へえーー〜〜。なんか楽しそうだなあ。じゃあさあ
   今度休みの日にでもそのつけ根の部分案内してくれよ!!

Q2:いや、その世はついこないだ終わりを告げたんですけどね。

Q1:・・・・・・。

Q2:いやあー話してるうちについ思い出しちゃったけど、懐かしいなあ。・・・あ、
   もうこんなに時間が過ぎてるじゃないっすか。仕事に戻りましょう。

Q1:・・・なあなあ。

Q2:はい?

Q1:・・・世の外ってどうやったら行けんの!?
      やっぱ光速道路!?
      でも光速って言ってもどんな車で走んの!?
      もしかして車じゃないの!?
      光速だとこっから何分でつくの!?
      なあ!?
      なあ!!?

Q2:先輩、そんなんじゃ世の外どころか世の中でさえ通用しませんよ。

4組目 QQQ



市河:QQQ,ファイナル進出に相応しいと思う方は茶色のボールを流して下さい。どうぞ!



Q1:お願いしますー。
Q2:ボール入れてくれたら安心して世の左に帰れます。

ダブルアクセル

漫才/小角伝説
矢吹:3度目の正直を信じて、がんばります。
小角:ファイナルへ行こう!

今期は軒並み高得点を叩き出し、見事セミファイナルの舞台に返り咲いた!
2期振り3度目のC大会出場!ダブルアクセル!

小角:どうもよろしくお願いします。

矢吹:ダブルアクセルです。

小角:がんばっていきましょう。

矢吹:僕ね、最近ゲームにはまってまして。

小角:いいじゃない。

矢吹:でね、ただプレイするだけじゃ満足しきれずに、ゲーム考えてきちゃったんですよ。

小角:あー、考えちゃったか。

矢吹:タイトルが「小角伝説」

小角:俺!?俺をタイトルに起用したの!?

矢吹:キャッチコピーが「史上最高のゲームがここに誕生」

小角:めっちゃハードル上げたな!

矢吹:まあ全ての責任はあなたにありますから。

小角:タイトルにしちゃったからな!「小角」って堂々と出ちゃってるからな!

矢吹:対応のゲーム機はドリームキャスト。

小角:古いよ!何で今さらドリームキャストなんだよ!

矢吹:まあとりあえずやってみましょうよ。

小角:頼むよ、ホント。

矢吹:じゃあ小角さんプレイヤーでお願いします。

小角:俺がプレイするのね。

矢吹:この物語は姫が魔王にさらわれたところから始まるんですよ。

小角:あー、よくあるね。

矢吹:王様「おお!勇者おづのよ!姫が魔王にさらわれた!助けにいってくれぬか!?」

小角:あー、そういうストーリーね。まあここは「はい」だな。

矢吹:王様「おお!勇者おづのよ!姫が魔王にさらわれた!助けにいってくれぬか!?」

小角:あれ、王様聞いてねーし。「はい」だって。

矢吹:王様「おお!勇者おづのよ!姫が魔王にさらわれた!助けにいってくれぬか!?」

小角:何回聞いてんだよ!しつけーな!

矢吹:「王様はボケている!」

小角:そんな設定いらねーから!腹立つだけだよ!

矢吹:王様「飯はまだかの?」
   召使い「王様、ちょうど食べ終えたところじゃないですか」

小角:重症だよ!そんな王様嫌だからね!もういい!勝手に旅に出てやる!

矢吹:町人「怪しいやつらが北へ向かっていってたよ」

小角:あ、じゃあとりあえず北へ向かえばいいのか。

矢吹:町人「武器を持っていかないと魔物が出るから危険だよ。この武器をあげよう」
   『おづのはブロンズソードと火薬を30個と手に入れた!』

小角:こいつの方がよっぽど危険だよ!何普通に火薬とか持ってんだよ!
   …まあ武器が手に入ったからよしとするか。先に進もう。

矢吹:看板「魔物に注意!」

小角:魔物も出てくるのか。気をつけないと。

矢吹:「チャララララーン!魔物が現れた!」

小角:うわ、言ったそばから!よし、さっきの武器を使おう!

矢吹:「こっ、こっ、コマンドドドドを選択してくらふぁい!」

小角:ナレーターめっちゃテンパってるよ!お前はテンパるな!

矢吹:『こうげき』
   『まほう』
   『どうぐ』
   『もげもげ』

小角:最後おかしい!『逃げる』とかじゃねーの!?『もげもげ』になってる!普通に『こうげき』!

矢吹:「お、おづののこうげき!ま、ま、魔物にさ、さんじゅうのダメージ!」

小角:まだテンパってる!いい加減落ち着け!

矢吹:「ま、まもののこうげき!バシッ!お、おづのに、じゅ、じゅうまんのダメージ!」

小角:魔物強っ!おかしいだろ、何でこんなに強いんだよ!

矢吹:ナレーター「やべー、テンパって『じゅうさん』を『じゅうまん』って言っちゃった!」

小角:ナレーターしっかりしろや!何大ダメージにしてくれてんだよ!

矢吹:ナレーター「今のは俺のミスなんでノーカンってことでいいですか!?いいですよね!」

小角:ルール緩いな!ノーカンで済ましちゃうの!?

矢吹:「コマンドを選択してください」
   『こうげき』
   『まほう』
   『どうぐ』
   『もげもげ』

小角:うわー『もげもげ』めっちゃ気になる!でも選んじゃいけないような気がする!『まほう』だ!

矢吹:「おづのは『まほう』を使った!魔物はこちらをじーっと見るようになった!」

小角:待て待て!今俺どんなまほう使ったの!?変な効果が出てるよ!

矢吹:「おづのは『恋のまほう』をとなえてしまった!」

小角:何魔物と恋に落ちようとしてるんだよ!主人公バカ!?

矢吹:「魔物のこうげき!魔物は愛という名の矢を放った!おづののハートに突き刺さった!」

小角:刺さるな!何だこの展開!?そんなゲームじゃねーよ!

矢吹:「コマンドを選択してください」
   『こうげき』
   『まほう』
   『どうぐ』
   『もげもげ(ハート)』

小角:もげもげにハートがついてるし!絶対選びたくねー!『こうげき』!

矢吹:「おづののこうげき!まものに35のダメージ!まものをやっつけた!」

小角:やった!やっつけた!

矢吹:「おづのは20ゴールド手に入れた!」

小角:やった!金が手に入った!

矢吹:「グチョグチョグチョねっちゃ〜!おづのはレベルがあがった!」

小角:レベルアップの音おかしい!めっちゃグロい音が鳴ってるよ!

矢吹:「攻撃力が3あがった!防御力が3あがった!すばやさが2あがった!もげもげが49あがった!」

小角:もげもげ上がりすぎだろ!成長が凄まじいわ!っつーかもげもげって何だよ!

矢吹:「おづのの現在の能力値」
   『攻撃力13』
   『防御力13』
   『すばやさ12』
   『もげもげ549』

小角:もげもげ元々の能力も高っ!最初から500もあったのかよ!

矢吹:看板「山のふもとの村、すぐそこ」

小角:あ、村だ!入ろう!

矢吹:村人A「ようこそ!私たちの村へ!ウヒヒヒー!」

小角:典型的な怪しい奴なんだけど!さっきから変なやつばっかじゃねーか!

矢吹:村人B「道具屋がすぐそこにあるから、武器とかをそろえた方がいいんじゃないですか。ウヒョヒョヒョーえへらえへら!」

小角:こいつはバカでいやらしい感じしかしないんだけど!まあいい、こいつの言うとおり道具屋へ行こう。

矢吹:店員「いらっしゃいませ!お買物ですか?」
   『買う』
   『売る』

小角:う〜ん、防具をそろえたいから『買う』だな。

矢吹:『ナイフ』
   『ロングソード』
   『鉄の盾』
   『鉄のよろい』

小角:じゃあ『鉄の盾』を買うか。

矢吹:店員「お金が全然足りません!」

小角:あー、足りないのか。じゃあ何か売るか。『売る』と。

矢吹:店員「何を売りますか?」
   『ブロンズソード』1000ゴールド
   『火薬』     10ゴールド
   『おづの』    3ゴールド

小角:何で俺が入ってるんだよ!自分を身を売るってか!っつーか俺安っ!火薬の方が価値あるじゃねーか!
   いいや、火薬を売る!30個全部!

矢吹:店員「全部で300ゴールドです」

小角:よし。じゃあ鉄の盾を買おう!

矢吹:店員「お金が足りません!3ゴールド足りません!『おづの』を売れば足りますよ」

小角:まさかの3ゴールド!?いいよ盾あきらめるわ!何も買わなくて良い!

矢吹:店員「ありがとうございました。またお越し下さい」

小角:結局何も買わなかったよ。

矢吹:村人C「怪しい奴らが東の方にある塔に登ったのを見たよ!あの塔は魔王のアジトだっていう噂だよ!」

小角:なるほど。東の塔か。よし行こう!

矢吹:看板「わたしの塔はあちらです→」

小角:魔王の塔のくせに案内板があるよ!魔王親切だな!

矢吹:看板「わたしの塔へようこそ! v(*^_^*)/」

小角:魔王めっちゃファンキーじゃねーか!顔文字とか書いちゃってるじゃん!

矢吹:看板「入り口はこちら  ┐(^3^)┌」

小角:魔王絶対顔文字の使い方わかってないだろ!ただ顔文字使いたいだけじゃねーか!

矢吹:アナウンス「ふっふっふっ…私のアジトへようこそ!よくぞここまでたどり着いたな、勇者おづの!」

小角:お前の看板のおかげだよ!迷うことなくスムーズに来れちゃったよ!

矢吹:アナウンス「私はこの塔の最上階にいる。果たしてここまで来れるかな!はーっはっはっは!」

小角:最上階か。

矢吹:アナウンス「ちなみにこの塔は2階建てだ」

小角:最上階が低いぞ!すぐたどり着いちゃうよ!

矢吹:アナウンス「エレベーターとかついちゃってるよ」

小角:無駄だな!2階しかねーのにエレベーターつける必要ねーよ!まあいい、とにかく2階へ行こう!

矢吹:魔王「…!?まさかここまでたどり着けるとはな!」

小角:フツーに来れたんだけど!何の問題もなかったよ!

矢吹:魔王「よし、この私が相手だ!かかってこい!」
   「魔王が現れた!」

小角:うわーついに魔王との戦いだ!

矢吹:「コマンドを選択して下さい」
   『こうげき』
   『まほう』
   『どうぐ』
   『もげもげ』

小角:くっそー『もげもげ』が気になってしょうがねぇ。まあここはとりあえず様子見だな。『こうげき』!

矢吹:「おづののこうげき!魔王にはきかなかった!」
   「魔王のこうげき!おづのに98のダメージ!」

小角:うわっ魔王強っ!こうげきがきかないなら『まほう』だ!

矢吹:「おづのは『まほう』を使った!しかし魔王は結婚しているので『恋のまほう』はきかない!」

小角:やっぱ恋のまほうかよ!っつーか魔王結婚してんのかよ!

矢吹:魔王「私の妻は社長でね、いわゆる逆玉の輿ってやつだったのだ!」

小角:聞いてねーよ!何自分から自慢してるんだよ!

矢吹:「魔王のこうげき!おづのに105のダメージ!」

小角:うわーやべーよ。どうしよう…何か使えるものはないか!?『どうぐ』だ!

矢吹:「おづのの持ち物」
   『ブロンズソード』
   『うまのふん』
   『ぶたのふん』
   『いぬのふん』
   『ねこのふん』

小角:何でそんなにふんがあるんだよ!いつの間に入手したんだよ!

矢吹:『うまのふん  説明 主人公が冒険の途中に大量にしいれたもの」

小角:そんな場面なかっただろーが!しいれる理由もわからないし!
   もういい!うまのふんを使おう!魔王に投げつければ結構ダメージくらうんじゃないの!?

矢吹:「おづのは『うまのふん』を顔に塗った!」

小角:俺の思ってた使い方と違ったよ!ふんパックなんて聞いたことねーよ!

矢吹:「おづのはこんな自分に嫌気がさした!」

小角:だろうな!バカとしか言いようがねーよ!

矢吹:「魔王のこうげき!おづのに121のダメージ!」

小角:やばい!もう残る選択肢はあれしかねー!『もげもげ』だ!

矢吹:「おづのは『もげもげ』を発動した!」
   「もーげもげもげもーげもげ!もひとつおまけにもーげもげ!」
   「おづのは『もげもげの舞』を踊った!」

小角:使わなきゃよかったわ!舞を踊って意味があるとは思えないんだけど!

矢吹:「魔王は『ぽかーん』だ!」

小角:当たり前だよ!それ以外のリアクションはとれないと思うよ!

矢吹:「魔王のこうげき!おづのに103のダメージ!」

小角:あー、もうだめだ!こうなりゃやけだ!『もげもげ』をもう一度!

矢吹:「おづのは『もげもげ』を発動した!」
   「あのー日のもーげもげは世界でいちーばんのーもーげもげーだったー
    きみーのためをおもいひたすらーにもげもーげ
    あのときのようなーもーげもげをーもう一度だけー…」
   「おづのは『もげソング』を歌った!」

小角:もげソングになってる!パワーアップしたのか弱体化したのかわからない!歌詞の意味もわからない!

矢吹:魔王「…!?さっきの舞といい、これといい…もしや…!?」
   「魔王は動揺している!」

小角:何か知らんけど魔王に効いているぞ!よし、もう一回『もげもげ』だ!

矢吹:「おづのは『もげもげ』を発動した!」
   「HEY!みんなで一緒にもーげもげ!あいつのもげもげが俺の宝もん!
    全てのもげもげが俺の一生もん!あいつのもげもげドラえもん!俺の父ちゃん近松もん左衛もん!」
   「おづのは「もげラップ』を披露した!」

小角:何だこれ!?完成度低っ!最後はもはや『もげもげ』と関係ねーよ!

矢吹:魔王「こ、これは…!私が行方不明になった息子へ聞かせていた『もげ音楽』の数々…!」
   「魔王はものすごい動揺している!」

小角:息子に聞かせてたってまさか…!?

矢吹:魔王「おづの…いや、私の愛する息子よ。こんな真似をして悪かった。お前がいなくなった寂しさのあまり、姫を誘拐してしまった…」

小角:魔王の息子が主人公だったのか…まさかの結末だ…

矢吹:魔王「子供の頃によく『もげもげの舞』や『もげソング』や『もげラップ』を聞かせてたなぁ…」

小角:なるほど、だから『もげもげ』の能力値が高かったんだな。

矢吹:魔王「許してくれ。これからはみんなで幸せに暮らそう」

小角:なるほど、魔王も悪いやつじゃなかったんだな…

矢吹:おづの「HEYもげもげもげもげもーげもげ!」

小角:まだやってんのかよ!空気読めおづの!

矢吹:「そして魔王とおづのは城へ戻り、王様のもとへと戻ったのである」

小角:お、そろそろ終わりになりそうだな。

矢吹:魔王「王、姫を誘拐してしまって悪かった。こんな私を許してくれるか?」

小角:魔王も本当はいい奴なんだな。これなら王も許してくれるだろ。

矢吹:王様「え、何?パンプキンマン?それは食ったことがないな〜」

小角:やっぱボケちゃってるよ!王様変えた方がいいって!

矢吹:王様「飯はまだかの?」
   召使い「王様、今食べてるじゃないですか」

小角:最初のときより悪化しちゃってるじゃねーか!冒険の間に悪化しただろ!

矢吹:「その後、みんなは幸せに暮らし、おづのは世界一の『もげリスト』となり、伝説となるでした。」

小角:「もげ」の方で伝説になったのかよ!なんなんだよこれは!

矢吹:「〜エンディング〜」
   「プロデューサー  矢吹光一」
   「グラフィック   俺の父ちゃん」

小角:父ちゃんも!?家族ぐるみでかよ!

矢吹:「ミュージック   俺のばあちゃん」

小角:何故ばあちゃんをチョイスした!?!もしかして『もげソング』とか全部こいつが考えたの!?

矢吹:「プレゼンツ バイ 矢吹オールスターズ」

小角:ただの家族だろうが!確かにオールスターズだけど!

矢吹:「THE END」

小角:何なんだよこのゲーム!何が史上最高だよ!

矢吹:史上最高だっただろ?

小角:どこがだよ!?

矢吹:バカらしさが。

小角:いい加減にしろ!

2人:どうもありがとうございました。

5組目 ダブルアクセル



(舞台裏・・・)

矢吹:さあどうでしょうかね。
小角:あーファイナル行きてー。
矢吹:計量を待とう。

市河:前半5組がネタを披露し終えました。

碓氷:さあ、後半の5組へ参りましょう!




後半5組へ!