碓氷:早速いきましょう。
市河:トップバッターはこのコンビです!
ノーセンス
コント/2010年、W杯実況
セミ始まる前から青バトファイナルはこのネタでいこうと決めてました。
うそじゃないです。
ネタバトV2から眠っていたが、他企画では優勝や満点を出し完全復活!
天性の長文家!ノーセンス!
佐藤:テレビをごらんの皆様、こんばんわ。2010年ワールドカップ決勝戦のお時間がやってまいりました。
今回、実況を担当させていただくことになりました、KCN(熊本ケーブルネットワーク)の佐藤まさしです。
ここで皆様には1つの疑問が浮かぶことでしょう。
「なんでこんなど田舎のケーブルテレビ局が世紀の決戦の独占放送権取ってんだよ」と。
実を言いますと、我が社の社長の「俺たちがワールドカップの決勝の放送権取ったら受けんじゃね?」
という悪ふざけとしか取れない一声により、放送権の抽選に立候補したわけですが、神様の悪戯といいますか、悪質ないじめといいますか、
そんなこんなで大手の全国ネットのテレビ局を抑え、我が社が独占放送権を手中にしたしだいであります。
おかげでありもしないうん十億もの大金を搾り出す破目になりまして、この放送を持って、KCNは破綻という最悪の展開となっっちゃいましたよ。ははは・・・。
これは余談ですが、今回、実況を担当することになりました私、佐藤ですが、サッカーの実況中継の経験なんてありません。つーかサッカーのルールもよくわかりません。
そんな私がなぜ、今回、実況をすることになったかといいますと、ある日、私が身の丈に相応しないロングマフラーを巻いて出社したところ、
それを見た社長が「おっ、中田英だ!なかーた!なかーた!よし、今度の実況お前!わははは。」
と悪ノリ以外の何者でもない発言によって、今回の実況を担当することになった次第です。
ほんと、この放送が終わったら私的に殺し屋でも雇ってやろうかなと思っている次第です。
余計な話が長くなってしまいましたね。今回の解説者の方を紹介します。岸田しげるさんです。
岸田:長げぇよ!
佐藤:心中お察しします。今回、解説者の方にはカズ、三浦カズ氏や、前日本代表ジーコ監督などそうそうたる面々を揃える予定でしたが、
「そんな金ねぇよ」という社長の無責任発言を受けて、「サッカーは見ないことも無い」という視聴者代表であり、「岸田布団店」店主の岸田さんに解説をお願いしました。
岸田さん、よろしくお願いします。
岸田:いえーい、ピースピース。
佐藤:ははは、早くも絡みにくさ全開ですね。
岸田:よしこー!たかしー!見てるかー?お父さんですよー!
佐藤:私がこの自由人を止められるかどうかというのも見所の1つにしてもらえれば幸いです。
さて、岸田さん。今回の決勝ですが、セルビア・モンテネグロ対ブラジルというカードになりましたね。
セルビア・モンテネグロがまさかの快進撃で決勝に駒を進めたわけですがどうでしょう?
岸田:うーん、わからないですねぇ。
佐藤:早くも岸田さんの存在意義がなくなってしまいました。
おっと、電光掲示板がチラッと目に入ったんですが、なんやかんやで現在前半4分で1−0でブラジルが勝ってるっぽいですね。
中継室ばっかり映してフィールドを映すのをすっかり忘れてましたね。
岸田:まったく、外人は気が早くていけないね。
佐藤:ですよね。私たちは悪くないですよね。文化の違いですよね。
岸田:そうそう。あ、外人で思い出したけどさぁ、見た?こないだフジテレビ系列でやってた「密着、チャック・ウィルソン24時」。
佐藤:あ、最悪他局の話題はNGでお願いします。その番組の内容が気になってたまらないですが。
岸田:いやね、チャックがさぁ、納豆をね、っふははは。
佐藤:1人で楽しまないでくださいよー。どんな番組なのか私的にすごい気になってきたじゃないですか!笑ってないで教えてくださいよー!
岸田:ははははっ!っ!っ!
佐藤:思い出し笑いで過呼吸起こすってどんだけ爆笑ものだったんすか!気になるなぁ。
岸田:もうね、ワールドカップの1万倍は面白かったね。
佐藤:チャック相手じゃ否定できませんね。
おっと、思い出し笑いしている岸田さんの顔をアップで映してる間に2−0になってますね。
岸田:あ、ほんとだね。まぁ、どうでもいいですけど。
佐藤:岸田さんはどうやら本当はサッカーに興味がない模様です。どうして選ばれたんでしょうか。
あ、今日の出場メンバーの紹介をしなきゃいけなかったですね。
岸田:よっ!
佐藤:あ、ありがとうございます。そういう若手芸人の盛り上げみたいなのはどんどんやってください。
で、メンバーなんですが、大手テレビ局ならテロップみたいなのが格好よく画面に出るんですが、うちはお金が無いのでスケッチブックに書いてきました。
岸田:こんなサッカー選手は嫌だ!
佐藤:あ、そこは若手芸人風味にしなくていいんで。岸田さんちょっと調子に乗っちゃいましたね。
岸田:すいません。切腹っっっ!
佐藤:おお、おっさん特有のブームに乗り遅れた感ムンムンですね。2010年ですよー。
岸田:おっさんが流行りに疎いの、なんでだろー。
佐藤:帰り事故れ。さぁ、まずはセルビア・モンテネグロのメンバーから。
岸田:ででん!
佐藤:GK、セルビッチ、DF、チョロロビッチ、マゴビッチ、コメビッチ、タマビッチ、
MF、ワンコビッチ、コビッチ、ナメビッチ、ブリビッチ、そしてFWにサンドメノビッチ、ヘヤトワイシャツトビッチとなってます。
岸田:ちょ、全員ビッチじゃないですか!
佐藤:そうですね。面白いですね。
岸田:あはははは!全員ビッチ!ビッチ一族!
佐藤:ここがアメリカなら銃殺されてますよ。
岸田:あはははは!っ!っ!っ!
佐藤:どうやら岸田さんの笑いのツボは結構ゆるめな様です!
岸田:よし、今日俺、ヘヤトワイシャツトビッチ応援するわ。
佐藤:完全に語呂の面白さだけじゃないですか。まぁいいですけど。
続いてブラジル代表。GK、ジーダ、DF、ルッシオ、クレーベル、エドゥー、マウリーニョ、
MF、ドゥドゥ、エドゥアルド・コスタ、ロナウジーニョ、カカ、FW、ロビーニョ、アドリアーノとなってます。
岸田:うわー、つまんね。
佐藤:いやいや、名前的には面白くないかもしれませんけど。
岸田:セルビア・モンテネグロはあんなに頑張ってるのに、なんなんだよブラジル。
佐藤:あくまでサッカーワールドカップですから!名前おもしろワールドカップだったらセルビアの勝ちですけど。
岸田:もうあれだね。ブラジルは試合に勝って勝負に負けたって感じだね。
佐藤:いまさらなんですが、岸田さん何様のつもりなんですか。
あー、岸田さんのブラジル代表の名前の面白くなさに憤慨した顔をアップで映してる間に5−0になってますよ。
岸田:うわー、ほんとだ。しっかりしろよ、ヘヤトワイシャツトビッチ!
佐藤:何ゆえのヘヤトワイシャツトビッチ集中砲火なんですか。つーか、そろそろサッカー中継しましょうよ。
岸田:そうですね。
(ピピーッ!)
佐藤:おっと、我々が意気込んだ直後に前半終了の笛!
岸田:サッカーの神様は我々に微笑んでくれなかったですね。
佐藤:上手いこと言わなくていいですよ。後半はちゃんとやりましょう。なんか前半は我々のトークバラエティになってますから。
岸田:そうですね。しげるの部屋ですね。
佐藤:なんですか、そのトットちゃんへの対抗心は。
えーと、本来ならばここで前半のハイライトを流す予定ですが、45分間中継室しか映してなかったですね。どうしましょうか?
岸田:我々のハイライトを映せばいいんじゃないかな?
佐藤:愚かな意見ですが、尺を繋ぐためにはそれしかないようですね。それでは中継室のハイライトをご覧ください。
まずは前半8分、岸田さんのチャック・ウィルソンについての思い出し笑い。
岸田:あー、いい表情だ。無垢な笑顔ですね。
佐藤:ここまではよかったんですが、この後、笑いすぎて過呼吸を起こすんですよね。
岸田:いやー、これは辛かった。
佐藤:続いて前半22分、セルビア・モンテネグロの代表メンバーを発表したときの岸田さんの様子です。
岸田:うわー、我ながらいいレスポンスですねぇ。スケッチブックに対する反応が実にスピーディーですね。
佐藤:この場面でも直後に過呼吸を起こしチャンスをものにできませんでしたね。この表情です。
岸田:苦しそうですねぇ。ここは堪えて欲しかった。
佐藤:そして前半35分、ブラジル代表の笑いどころない名前を発表した直後の岸田さんの反応。
岸田:怒ってますねぇ。まあ、この怒りは当然でしょう。
佐藤:以上、実に中身のない実況室のハイライトでした。岸田さん、何か一言あればお願いします。
岸田:後半はもうちょっとサッカー見ましょう。
佐藤:まったくです。
おっと、選手たちがピッチ上に出てきました。まもなく後半戦スタートですね。
岸田:ヘヤトワイシャツトビッチのゴールに期待したいですね。
佐藤:どんだけ気に入ってるんですか。
(ピーッ!)
佐藤:後半始まりました。おっと、ブラジルの選手の人が足で球を蹴りながら進んでいく!
岸田:なぜ手を使わないのでしょうか。少し考えればわかりそうなものですがねぇ。
佐藤:まったくです。しかし、セルビアの選手も手を使いません!どういうことでしょうか!
岸田:恐らく、相手と同じ条件で戦うためにあえて手を使うことを禁じているのでしょう!いやあ、漢だ!セルビアは漢だ!
佐藤:しかし、ブラジルの選手の人はどんどん前進していく!なんか網が張ってあるゲートみたいなのに近づいていく!
岸田:あ!もしかしたらあそこの網の中に球を入れられたらまずいんじゃないでしょうかね!?
佐藤:おおっ、岸田さん鋭いですね。多分そうですよ!セルビアは網の中に球を入れられる前に防ぐことはできるのでしょうか!
岸田:がんばれ!がんばれセルビア!
佐藤:おっと、セルビアの選手の人がブラジルの選手の人にドロップキックー!
岸田:強烈〜!パワーを生かした猛烈な攻撃ですね!
佐藤:よく止めましたねー。おっとしかしなにやら審判っぽい人が笛を吹いてますね。どうしたんでしょうか。
岸田:ブラジルの選手が起きませんね。軟弱ですね。
佐藤:なにやらセルビアの人が呼ばれて・・・、おっと、赤い紙を出された!怒るセルビアの人!これはどういうことなんでしょうか!
岸田:・・・・・わかったぞ!
佐藤:どういうことですか、岸田さん!
岸田:あれは審判じゃなくて軍隊のスカウトマンなんだ!さっきのセルビア人の強烈なドロップキックに見惚れたスカウトが彼を軍隊にスカウトしたんだ!
佐藤:なるほど!それで赤紙を!徴兵のお知らせに赤紙を!
しかしセルビアの人はすごい不服そうですね・・・。やはり軍隊には入りたくないんでしょうか。
岸田:確かに軍隊は厳しいところですからね。どうにかならないんでしょうか・・・。
佐藤:おっと、いま入りました情報によりますと、徴兵が決定したのはヘヤトワイシャツトビッチ選手のようです!
岸田:な、な、な、なんだってー!!!
佐藤:岸田さんのお気に入りの選手だっただけに少し残念ですねー。
岸田:こうしちゃいられねぇ!ヘヤトワイシャツトビッチには残ってもらわないと困る!
佐藤:ちょ、岸田さん、どこへいくんですか!?
岸田:ピッチへ向かう!
佐藤:き、岸田さーん!・・・・行ってしまった。これからこの中継はどうしていけばいいんでしょうか、いやはや。
お、ピッチに誰か入っていったぞ!あの格好は紛れもなく岸田さんだ!
速いぞ速いぞ!静止する人々を振り切ってスカウトマンの元へ向かう岸田!もの凄い速さだ!
そしてぇぇぇ、出た、岸田式ドロップキックだー!スカウトマンの脳天にヒットー!!!スカウトマンが吹っ飛んだー!
漢だ、漢だぜ、岸田すぐる!あんた、ただの布団屋じゃねぇよ!漢だよ!!!
翌日の新聞。
「W杯世紀の乱闘劇、決勝の舞台に日本人フーリガンが乱入し審判にドロップキック!試合は27対0でブラジルが頂点に。」
1組目 ノーセンス
エイジアンエイジアン
漫才/ボーリング
真田:折角、ファイナルまで来たんで
島村:僕らがやれるだけの漫才をしたいですね
真田:気合入れて行くぞー!
島村:エイエイ
真田:ジアンジアン
島村:ズコー!
昨期は9位。3期では533KBを叩き出し只今絶好調!
デンジャラス漫才師!エイジアンエイジアン!
真田:どうもーエイジアンエイジアンと申します
島村:よろしくお願いします
真田:いやぁ、彼女が欲しいわけなんですけども
島村:おっ、永遠のテーマ来たなぁ
真田:やっぱり、彼女をゲットする為にはカッコよさをアピールするのが必要不可欠なんですよ
島村:そうなのかな
真田:その、カッコよさをアピールするにはボーリングが一番
島村:お前はそう思ってるわけか
真田:というわけで、先ずお前に頼みがある
島村:なになに?
真田:ボーリングの球になって
島村:いきなりそんな事言われても、色々と困る!
真田:頼む
島村:断固断る!
真田:お前が、ボールになってくれればカッコいいところ見せられるから
島村:いや、カッコよくないって、バレるし!
真田:さて、何処の穴に指を入れようか
島村:聞け!俺の話を!
真田:両目と口でいいんだな
島村:いいわけあるか!
真田:こんなに頼んでるのに、お前は鬼か!
島村:こっちのセリフだよ!
そんな持ちかたされたら失明するわ!
真田:わかった、へそと両耳でいいよ
島村:お前、そんなビッグハンドだったか!?
真田:というわけで、ボールの件はOKな
島村:勝手すぎる!
いいかげん、人に押し付けんのやめろよ!
真田:あと、問題は持ち物だな
島村:お前の考えの方が問題だよ
真田:まず、お前をバッグに入れるだろ
島村:エスパー伊藤か俺は!
いくらなんでも、バレるって!
真田:大丈夫、バレないバレない
島村:何処から来るんだ、その無限大のポジティブさは
真田:お前がカバンから出てきてもみんなノーリアクションだから
島村:折角、無理してバッグ入って
笑いはおろかリアクションの一つもとれねぇってなんだよ!
真田:そして、マングローブ
島村:マイグローブだ!
マングローブって海沿いに生えている木だよ!
真田:マングローブ1本丸ごと装着!
島村:重くて、腕が上がらんわ!
真田:ひょっとして持ち運び無理?
島村:バッグでは絶対持っていけないな
真田:じゃあ、ボーリングは近くにマングローブが生えてる浜辺でやるしかないな
島村:浜辺でボーリングって初耳だよ!
第一、ボール転がらないって
真田:あぁ、滑りが良くないからな
島村:滑りの問題じゃないって
下、砂だから!
真田:じゃあ、俺タンクローリーで来るわ
島村:必要ないって!
真田:いいじゃないか、いざとなったら飲めるし
島村:石油飲むくらいなら海水飲むよ!
真田:でも、俺マングローブ使わないけどな
島村:今更なんだよお前は!
何のためのボーリング IN 浜辺だよ!
真田:だから、あえて装備しないでより凄く見せるって技だよ!
島村:そんなとこまで、アピールしなくたっていいだろ!
真田:お前は、さっきからウダウダぬかしやがって!
一体、何が問題なんだ!
島村:問題がありすぎるんだよ!
真田:あっ、ピンをマングローブに変えろってことか
島村:違うわ!お前はどんな伝説に挑むんだよ!
真田:まだ、問題あった
浜辺って、鳥が多いからタンクローリーに糞がつかないように黒の上着を掛けとけってことか
島村:至極どうでもいいよ!
真田:まぁ、カッコいい所をアピールするのはこれで準備万端だな
島村:アピールになってねぇって・・
真田:優しさもアピールしないとな
島村:どうやってアピールするんだよ
真田:まず、俺のカッコよさで鳥肌立っている女性がいるだろ
島村:だから、カッコよくねぇって!
真田:その人にタンクローリーに掛けといた白黒の上着を着せる
島村:白って絶対、鳥の糞だろ!
なんだよ、お前は全然ダメダメじゃねぇか!
真田:ダ・・・ダメなのか
島村:ダメダメだよ
真田:なるほど、ボーリングだけに俺の計画にも穴があったということだな
島村:いいかげんにしろ!
二人:どうもありがとうございました
2組目 エイジアンエイジアン
真田:まさか、Aブロックから上がれるとはね
島村:Aブロックでは、合計KB最下位でしたからね
碓氷:ですねぇ、5位タイですし
真田:上がるとは思ってませんでしたから・・今日は新ネタでね
島村:うーん、どうなることやら
市河:まぁ、そこはお楽しみということで・・
碓氷:以上、エイジアンエイジアンのお二人でした
薬罐部
漫才/ら抜き言葉
K:とうとうファイナルまで来てしまいました。
T:勝てる訳ないと分かっていながら、全力でぶつかっていこうと思います。
初出場で1位と獲得。ネタの着眼点の良さはかなり優れている。
ワードマジシャン!薬罐部!
T:どうも薬罐部です!
K:宜しくお願いします。
T:遂に来てしまいましたよファイナル。
K:まさかここまで来れるとは思いませんでしたね。
T:…ちょっと待って、今なんて言った?
K:え?いや、「ここまで来れるとは思わなかった」って…
T:あー、これだよ。「来れる」じゃなくて「来『ら』れる」だよ。
K:ああ、「ら」が入るのか。気付かなかったよ。
T:僕思うんだけど、最近ら抜き言葉使ってる人多いよね。
K:まあそうかもね。僕も含めてだけど。
T:やっぱり「ら」を抜くと変な意味になっちゃうよ。
K:いや、意味は通るでしょ。
T:いや、全然違う意味になる言葉もあるんだって。
K:例えばどんなのがあるんですか。
T:「バラ肉」が「馬肉」になる。
K:…だいぶ意味が変わってくるな。
T:ほら、これなんか「ら」を抜いたら大変なことになるでしょ。
K:いや、大変ではないと思うけど。
T:だって「ら」を抜くと「豚馬肉」とかいう言葉が成立しちゃうんだよ。
K:確かにそれはおかしいな!結局何の肉なんだよそれは。
T:まあ合い挽きだと思ってくれればいいとは思うけど。
K:豚はともかく馬の挽き肉なんて聞いたことないよ。
T:とにかく変な意味になっちゃう訳よ。
K:まあそうかもしれないけどね。他にはないの?
T:例えば受験シーズンのキットカットに書いてある「きっとサクラサクよ」も「きっとサクサクよ」になる。
K:なんで自社の製品の食感に自信を持てないんだって話になるな。
T:歌だってそうだよ。「♪…は…ッパの…」
K:もはや何の歌か分かんないじゃないかよ。
T:「ラーメン『麺かため、スープ薄め、アブ多め』お待たせしました」
K:誰が待つかそんな料理!アブ多めとかあり得ないですから。
T:少なめなら宜しいでしょうか?
K:量の問題じゃないよ!入っていたらそれだけで大問題だろ。
T:「天気予報です。明日は、『あれ』にご注意下さい」
K:気になるな!「あられ」だよね。伏せる理由が全く分からないよそんなの。
T:「アッラーの神」も「アッーの神」になる。
K:威厳が全くないな。大体、「ッー」ってどう読むのか分かんないし。
T:発音記号で書くなら、[:]
K:だから読めないって言ってるんだよ!伸ばす音がないんだからさ。
T:はい発音練習。[:::::::::::::::]
K:黙りっぱなしじゃないかよ!片方黙ったら漫才成立しないじゃないですか。
T:ね、「ら」を入れなきゃ駄目だって分かったでしょ?
K:まあ一応ね。
T:だからさ、色んな言葉に「ら」を入れちゃえばいいと思うんだよ。
K:いや、それはそれで変なことにならないか?どうなるんだよ一体。
T:「体育の授業」に「ら」を入れて「対イラクの授業」
K:学校だよな!?教育現場でなに過激なこと吹き込んでんだ。
T:必修科目。もちろん小学校からやるよ。
K:小学生がそんな授業を受けるのかよ。
T:イラク戦争は3月20日開戦だったから3時20分から開始。
K:7時間目になっちゃうだろそれ多分。
T:社会科見学あり。
K:危ないな!危険すぎるよその授業。
T:あと「かかし」は「か、からし…」
K:どうしたんだ。何の罰ゲームだよ。
T:わさび入りじゃないシュークリームがどれかを食べて当てるゲームで外したからその罰ゲームということでからし入りのシュークリームを…
K:二重苦だな!かわいそうだろ外した人。
T:…食べないようにするゲームで外したからタバスコ入りの
K:三重苦か!それにしても嬉しくない偶然だな。
T:で、口直しに他のシュークリームを食べたら実は全部に入っていて
K:必然だったのかよ!陰湿極まりないな。
T:あとは「タライやヒラメの舞い踊り」とかね。
K:竜宮城にタライはなんか嫌だろ。
T:浦島太郎へのお土産もタライだよ。
K:もはや神秘性とか無視ですか。
T:で、「このタライを決して開けてはいけません」
K:常に開いてるだろタライなんて!どうやって煙を封入するつもりなんだ。
T:だから2つのタライを溶接してあるんだよ。
K:今度は絶対に開けられないな。結局うまく行かないじゃん。
T:昔話シリーズでは「かぐやヒラメ」とか。
K:いやヒラメに感情移入しづらいだろ!
T:おじいさんが光る竹を切ると、中から小さなかわいらしいヒラメが…
K:干からびてないか?大丈夫かそんな環境で。
T:ヒラメに求婚する男たち。
K:妙な光景だな。
T:種の違いという差を越えた愛。感動的。
K:いや共感できないだろ!むしろ引くだろそんな場面見たら。
T:そしてある日、ヒラメは満月を見て泣くのです。
K:…残念だけど絵にならないよ。
T:涙を流しすぎて水分が足りなくなり、ヒラメは干物に…
K:その展開明らかに方向間違ってるだろうが!せめて何らかのストーリー性を持たせる努力をしてくれよ!
T:いや、ハッピーエンドじゃない方がいいと思って。
K:にしても後味が悪すぎるんだよ!なんだヒロインが干からびて終わりって。
もっとちゃんとしたのはないんですか。
T:「焼き鳥の種類はどんなのがある?」「もも、つくね、瓦」
K:最後食べ物ですらないじゃないかよ!食感がまず正反対だし。
T:マフィアとかのボスといえば…「腹巻き」
K:それじゃ単なる中年男性じゃんか!威厳も何もあったもんじゃないよ。
T:「ニュースです。今日、アラスカ時代の…」
K:時代区分おかしいだろ!日本の都がアラスカにあるとかどんな天変地異だよ。
T:ドラえもんのガールフレンドの名前が…「ミイラちゃん」
K:趣味悪いのレベル越えてるよ!ガールフレンドが死体って何だ!
しかも「ちゃん」付けもどうかと思うしさ。
T:「今日はミイラちゃんとデート♪」ってね。
K:しかもなんでときめいちゃうんだよ!見境ないのかドラえもん。
…あのさ、やっぱり「ら」を入れりゃいいってもんじゃないと思うんだけど。
T:ふぅ…まったく、さっきから君らは文句ばっかりだな。
K:そこも「ら」を入れたらおかしくなるだろ!もういいよ。
両:どうもありがとうございました。
3組目 薬罐部
天体観測
コント/実況
翔:さぁ、いよいよファイナルですね!
ミヤ:私達の馬鹿馬鹿しい世界観を見てもらえれば!
2期は3連勝と勢いに乗った。ここ数ヶ月、各地でその実力を発揮している!
笑いと野球の二刀流!天体観測!
翔;絶対に負けられない戦いがここにはある!
ミヤ:今日はジーコ日本にとっては負けられない戦いですからね!
翔:今日はここ!カエル広場からお送りします
ミヤ:楽しみですね
翔:さぁ、そろそろキックオフの時間でしょうか
審判:プレイボール!!
翔:さぁ、始まりました!ジーコジャパンVS原ジャイアンツ。世紀の戦いです
ミヤ:どっちが勝つか全く予想がつきませんね
翔:解説はお馴染み、ミヤさんです
ミヤ:よろしくおねがいします
翔:さぁ、気になる日本の2トップは高原と巻ですね
ミヤ:巨人軍は高さがありますから!巻で高さに対抗というところでしょう
翔:巨人の1番は清水!長打力も備え持っている選手です
ミヤ:日本は気をつけなければいけないですよ・・・
翔:さぁ、まずは中盤で中村がボールを回します
ミヤ:落ち着いていますね
翔:それをバットを持ちながら必死で追う清水!しかしこれは追いつけそうにもない
審判:タイムアウト!!バッターアウト!!
翔:ここは日本!落ち着いて1アウトを取りました
ミヤ:さすがですね。清水に仕事をさせませんでしたね
翔:2番は小関ですね。こういう場面はベテランに注意したいですね
ミヤ:ここでジーコが動くんじゃないですか?
翔:おっと審判に何かを告げていますね?選手の交代でしょうか
アナウンス:高原に代わりまして中山雅史
翔:おっとベテランにはベテランで対抗です!ジーコ動いてきましたね?
ミヤ:これは思い切った選手交代ですよ!
翔:さぁ、その中山に小関が襲い掛かる!
ミヤ:おっと、日本ピンチですよ!
翔:小関が追いつくか?
ミヤ:これはダメかもしれないですね
翔:いや、中山がそれをかわし、ドロップキック炸裂!
審判:ワン・ツー・スリー カンカンカン
翔:スリーカウント入りました!中山のファインプレー!
ミヤ:これは上手いですよ!ベテランの力は凄いですね
翔:3番は金で釣られてきた多村。慎重に素振りをしていますね
ミヤ:まさか、20億円とうまい棒3本での電撃金銭トレードには驚きましたね
翔:おっと?多村選手の様子がおかしいぞ?
ミヤ:これは・・・どうしたんでしょう?背中ですかね?
翔:多村!無念の交代!代わりには亀井が入るようです
ミヤ:どうして素振りをして背中を痛めるんでしょうね?理解に苦しみます
翔:まぁ、多村だからしょうがないでしょう
審判:攻守交替!!
翔:さぁ、代わって日本の攻撃です
ミヤ:どういう攻撃を見せるんでしょう?
翔:巨人の先発は桑田です
ミヤ:先発が桑田というのは日本にとってはチャンスですよ。
翔:それはどういった意味で?
ミヤ:実力がないんです
翔:わかりやすい解説ありがとうございました。さぁ、日本の1番は土肥
ミヤ:いつもは川口か楢崎なんですけど、これは思い切った起用ですね
翔:さぁ、期待に応えられるか?
ミヤ:気合入ってますねぇ
翔:ピッチャー桑田、投げました!
審判:ストライ〜ク!!
翔:さぁ、桑田!いきなり10ピン倒してきましたね!
ミヤ:今のは難しいレーンですよ!さすがですね。土肥にはプレッシャーでしょう
翔:土肥も投げた!
土肥:うぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
翔:土肥が吠えた!!!!!
審判:記録!200000メートル!世界新記録
翔:これは凄い記録が出ましたね!
ミヤ:さすが今まで控えの控えだっただけありますよ!怒りを感じましたね
翔:これは巨人軍絶体絶命です!
ミヤ:ここはピッチャー交代でしょう
翔:ベンチ入りしているのは、佐藤宏・真田・酒井・前田ぐらいですね
ミヤ:どうして1・5軍の投手しか入っていないんですか?
翔:久保・林・福田・豊田は肩を壊して野球生命が絶たれました
ミヤ:あ〜・・・原監督は中継ぎをつぎ込む癖がありますからねぇ・・・木佐貫の2の舞ですね
翔:ここで、その事について原監督からコメントが届いています
原:う〜ん・・・悲しいねぇ・・・ジャイアンツ哀!!
ミヤ:原監督も辛いでしょうね
翔:さぁ、土肥が投げたボールを取りに行っている間に試合が中断していました。試合再開です
ミヤ:次のバッターは誰ですか?
翔:2番は茂庭です!怪我でスタメン落ちの田中に代わっての出場です
ミヤ:結局ジャイアンツはマウンドには真田・酒井・前田が上りましたね
翔:3人のピッチャー陣がどういう働きをするんでありましょうか?
ミヤ:ここは注目ですね
翔:さぁ、茂庭がバッターボックスに立った!と、同時に3人が突っ込んできた!
ミヤ:これは勝負に出ましたね
翔:3人が茂庭を殴る殴る!しかし、これはノーファウル!
ミヤ:反則ギリギリでしょう!これは作戦勝ちですね!
審判:真田・・・200パッソ。酒井・・・234パッソ。前田・・・125パッソ。
翔:これは・・・どうなんでしょう?
ミヤ:恐らく、酒井のパンチが一番強かったんでしょう。納得の判定ですね
翔:さぁ、ここでハーフタイムです。今までの試合展開はどう見ますか?
ミヤ:わずかに日本のほうが動きもよく見えますがほぼ互角でしょう
翔:・・・ちょっとお腹が空きましたね・・・
ミヤ:・・・空きましたね
翔:この近くに美味しいラーメン屋さんがあるのですが・・・
ミヤ:・・・・・・・
翔:・・・・・・・
翔:放送の途中ですが、実況・解説ともに空腹のためここで中継を終了します
ミヤ:ミソ♪ミソ♪
翔:なお、明日は王ジャパンVS大分トリニータです
ミヤ:醤油♪醤油♪
翔:それではこの辺で失礼します
ミヤ:また明日!
プロデューサー:翔とミヤはクビ・・・と
4組目 天体観測
(舞台袖にて・・・)
翔:終わったぁ〜!
ミヤ:玉の流れ具合から見て最下位は確定ですけどね!
スピッカート
漫才/懐かしい友達
横田「ネタ選び間違えたかな・・・。」
塚越「今更言ってもしかたねえよ。」
初出場は35回。驚異のスピード出世でファイナルへ駒を進めた!
次世代の長文界を担うヒーロー!スピッカート!
横田「横田+」
塚越「塚越=」
二人「スピッカートです。よろしくお願いします。」
横田「小学生の頃変わった友達がいたんですよ。」
塚越「どんな友達ですか?」
横田「身長がだいたい・・・4000mだったかな。」
塚越「でかっ!ってそんなでかけりゃ俺にも見えてるだろ。」
横田「神出鬼没でしたからね。」
塚越「なんか怖いよ・・・。」
横田「ポケモンルビー・サファイアでマボロシ島が見えたり見えなかったりするのと同じですよ。」
塚越「例えが微妙だし同じに思えねえよ。」
横田「簡単に紹介しておくと、名前は野比のび太。」
塚越「もろかぶりだな!まあこっちは看板に偽りなしだけどさ。」
横田「住んでいるのはオゾン層の中。」
塚越「レックウザ!?つーか飛べるのかよ・・・。」
横田「特徴としては頭にライトがついてる。」
塚越「確かに高い建物には夜、飛行機がぶつからないようにライトつけるけど!」
横田「下界にはあまり降りてこない。」
塚越「神かよ。しかし入学できたなあ・・・。」
横田「あいつは、いろいろ凄いんですよ。跳び箱とか。」
塚越「背の高さを生かしてね。でも跳べる跳び箱がないんじゃない?」
横田「富士山を跳ぶんですよ。」
塚越「台形だけどさ!」
横田「いや、頂上が白いから選んだんですよ。」
塚越「細かいツッコミはいいから。で、どうなったの?」
横田「残念ながら8段目までしか無理でした。」
塚越「富士山は取り外しきかねえよ!」
横田「じゃあ8合目までしか無理でした。」
塚越「登山になっちゃうから!」
横田「世界記録が23段だから全然ですね。」
塚越「明らかにこっちのがすごいだろ。」
横田「おいおい、自分の物差しで物事を考えるなよ。」
塚越「お前がな!」
横田「あいつは他にもすごかったよなぁ。おやつのプリンでも跳んだし。」
塚越「ぐちゃぐちゃになるわ。」
横田「上空10000mからのプッチンもしたし。」
塚越「食べ物粗末にしすぎ!」
横田「これがことわざの『2階からプッチン』の語源ですよ。」
塚越「目薬ね!」
横田「他にも遊んでたら暗くなったんで急いで帰ったら飛行機にぶつかったし。」
塚越「ただの事故だろ!」
横田「あいつは無事だったんだけどね。」
塚越「凄すぎる・・・。つーか頭のライトをつけろよ。」
横田「本人いわく『あっ、つけるの忘れてた。』だって。」
塚越「自転車のライトつけ忘れたみたいなノリじゃねえか!反省ゼロだな・・・。」
横田「でもなんとか、バレずに済んだからよかったよ。」
塚越「そりゃオゾン層に居れば見つからないわな。」
横田「他にも身体測定のとき測量士の人が来てたな。」
塚越「ある意味凄いけど。」
横田「あ、そういえば自衛隊の人が毎日来てたな。なんだったんだろ。」
塚越「犯人だって薄々感づかれてるじゃねえか!」
横田「で、自衛隊の人踏んじゃったんですよ。」
塚越「完全に捕まる!」
横田「しかも踏んだときグリーンガムと間違えたんです。」
塚越「迷彩服だけど!この状況でどうするんだよ!」
横田「まず靴を洗う。」
塚越「冷静!?」
横田「そして逃げる。」
塚越「ずるい!」
横田「そして数々の伝説を残した彼は、空のかなたへ消えてしまった・・・。」
塚越「伝説って言えるか微妙だけど。」
横田「それから連絡が来なかったんですよ。」
塚越「心配しますよね。突然の別れですから。
横田「でも、卒業式には来たんです。」
塚越「感動の再会じゃないですか。」
横田「ただ、卒業写真に納まりきらないから結局休みの人の枠に入っちゃったんですね。」
塚越「かわいそうだろ!せっかく来てくれたのに。」
横田「私もそのときの心残りがあったんですけど、この前、偶然あいつと会ったんですよ。」
塚越「よかったじゃないですか。どこで?」
横田「旅行に行ってて、突然海が割れて現れたんです。」
塚越「もはや神じゃねえか!」
横田「面影は残ってるけどだいぶ変わってましたよ。頭のライトが後光になってたとか。」
塚越「完全に神!凄すぎるわ・・・。」
横田「それで、写真を撮ったんですよ。」
塚越「見せてくださいよ。」
横田「いいですよ。顔が空高く過ぎて見づらかったんで、輪郭と目と口と鼻を白でなぞっておきました。」
塚越「心霊写真みたいになってる!線を描く前の写真はないの?」
横田「うーん・・・。これじゃダメ?こっちのがよく写ってますけど。」
塚越「じゃあそっちでいいや。」
横田「ちょっと後光で見づらいけど、千葉の辺りのつむじが台風みたいになってるのがあいつです。」
塚越「衛星写真かよ!もういいよ。」
二人「どうもありがとうございました。」
5組目 スピッカート
(楽屋にて・・・)
横田「まあ想像通りに行きましたね。」
塚越「いろんな意味で。
低気圧
コント/東京田舎化計画
桑折:コントを見て下さい。それだけで良いです。
織部:それだけで嬉しいんです。
桑折:言ってること変態みたい。
織部:それでも良いんです。罵って下さい。
今期は485KBを記録。独特な世界観のコントは彼らにしか出せない味がある。
異次元台風!低気圧!
桑折:華やかで、それでいてスタイリッシュな都。未来への希望溢れる東京。
それについて俺は言いたいことがある。
織部:何ですか。
桑折:東京はもうダメだ!
織部:え?……というと?
桑折:東京都はもうダメだ………若者を見てみろ!
ああ、乱れている!乱れに乱れきっている!
東京という便利すぎる街が、彼らをダメにしたんだ………。
織部:……………。
桑折:東京都を変えよう。
都会の便利さを一切取り払って、よりよい若者を育成するのだ!
織部:そのためには…具体的にどうすれば?
桑折:東京を………田舎にする!
織部:ほ、本気ですか?!
桑折:ああ本気だ!
東京は田舎に!首都は遷る!
織部:首都………どこに首都を遷すおつもりで?
桑折:やはり、日本人の興味が最も集まるところが良いだろう。
織部:それはつまり?
桑折:プサンだ!
織部:韓国?国外ですけど!
桑折:お前はもっと広い視野で物事を見られないのか!
国外だろうと何だろうと、今日本人が一番興味の有る都市。それはプサンだ!
織部:なるほど………。
桑折:「東京銘菓ひよこ」の代わりとして「プサン銘菓ヒ・ヨンコ」を売り出そう。
織部:おお、…………………ぽい!
桑折:中には大量のキムチ。
織部:お菓子じゃない……!凄い!革命的だ!
桑折:そうだ。この国に必要なのは革命だ。
織部:でも、首都を遷すとしても、どうやって東京を田舎にするおつもりですか?
桑折:そうだな……まずは「東京都」という名前を、田舎っぽく変える必要が有る。
織部:名前を?!
桑折:そうだ。何もビックリすることは無い。
現に東京は、明治時代に江戸から変貌を遂げて今の地名となったのだ。
今更名前が変わったところで、誰も驚きはしない。
織部:今僕驚きましたけど。
桑折:この名前をどうするかが問題だ。
田舎っぽさを出すためには、何かダサい文字を入れる必要が有る。
織部:なるほど…。
桑折:…………………………「蒸」。
織部:蒸しちゃいますかそこで。
桑折:いや、何かオッサンの顔に見えてくるだろ。
織部:あ、そういう理由で。そりゃダサいですけど。
桑折:じゃぁ……「塩」。
織部:……………何でさっきからしょっぱそうな漢字しか出てこないんですかね?
桑折:俺の中では「しょっぱい」=「ダサい」なんだ。
織部:カテゴリー少ないですね。
桑折:黙れ!誰に意見してる!
じゃぁ………えーと……………「淫」だな。
織部:下ネタじゃないですか。そんな文字が入ってるところには住みたくないです。
桑折:ハッハッハ。それが狙いだ。
織部:な、なるほど……凄い。天才だ。
桑折:さて…この文字をどこに組み込むかだな。
とりあえず「東京都」をいじるところから始めよう。
織部:文字の改革ですね。
桑折:「東京都」………都はプサンなのでもっと西に遷る。じゃぁ「東」は要らないな。
…………………「京都」。
織部:既存です!
桑折:………しょっぱいオッサンをどこに入れようかな。
織部:ストレートになっている!もうちょいひねりましょうよ。
桑折:「しょっぱいオッサン in 京都」
織部:文字通り「入れました」ね!もっとひねりましょうって!
桑折:「しょっぱいオッサン 淫 京都」
織部:無理に「淫」を入れた!もはや意味がわからなくなってるじゃないですか!
桑折:バカだなお前は。こういうことだよ。
「ホラ舞妓さん達。オッサンのしょっぱい京都タワーを………」
織部:やめなさい!
桑折:何だよ。そのくらい濃い名前にした方が、誰も住まないだろ?
織部:いかがわしい店がたくさん出来てしまうと思いますが。
桑折:そうか……それも一理あるな。
織部:それが全てです。
桑折:よし、じゃぁ無難に「しょっぱいオッサン」で。
織部:そこをチョイスしちゃいますか。もっと選択肢有ったでしょう。
桑折:略して「っッン」で。
織部:どこ略してんですか。読めませんよ。
桑折:「東京都」から変化したにしちゃぁ物凄くダサい変化だぞ。これは良い。
あとは「都」だな。これをどう料理するか。
織部:確かに。首都では無くなるわけですもんね。
無難に「県」にしますか。
桑折:いや、それでは他の県と比較したら明らかに目立ってしまう。
織部:3分の2がカタカナですしね…。
桑折:目立たなくさせるためには……「市」だな。
織部:市ですか!凄いランク下がりましたね!
桑折:そうだ。ただ「市」が田舎っぽいかは微妙だな…。
織部:そういえばそういうコンセプトでしたね。
桑折:田舎っぽさを出すために……そうだ!
織部:何ですか。
桑折:逆転の発想だ!
他の都道府県の名前を全て変えれば良いんだ!
そうすれば「県」でも何でも、自然に浮いてくるはずだ。
織部:な、なるほど……でも無理が有りませんか?
桑折:無理は無い。俺に出来ないことは無い。
織部:かっこいい………。
桑折:とにかく全国を変える。
そうだな……「君」とかが良いんじゃないか?
織部:あ、新しい!
桑折:「青森君」「秋田君」…。
織部:友達の名前みたいですね。
桑折:「岩手君」「宮城君」「福島君」。
織部:あれ、山形君を抜かしましたよ。
桑折:山形君は今日は休みだ。
織部:マギー司郎みたいなこと言わないで下さい!
完全に友達の名前じゃないですか。
桑折:まぁこのまま関東に移って……「茨城君」「栃木君」「千葉君」…。
織部:千葉君って本当に居そうですね。
桑折:「群馬君」「神奈川君」「埼玉君」「っッン県」。
織部:なにその最後の!ダサッ!
桑折:こうなるわけだ。
織部:な、なるほど………。
桑折:この時かわいそうなのはプサンだな。「プサン君」ってのも結構浮いてるぞ。
織部:それが計画に入ってる時点でおかしいんじゃ……。
桑折:ここは「プーさん」にしようと思う。
織部:既存ですって!どうあっても呼称にしたいんですね。
桑折:人は集まりそうだろ。
織部:ディズニーに許可をとってください。
桑折:それは韓国の仕事だ。
織部:相変わらず勝手だなぁ…。
桑折:うるさいぞ。そんなことより日本がするべきなのは次の段階「東京都の内面的改革」だ。
田舎というからには相当の改革を施さなければならない。
織部:なるほど、具体的にはどういった?
桑折:まずは、高層ビルを全て取り壊す!
織部:大胆ですね!
桑折:職を失ったサラリーマンはプーさんに職を求めるワケだ。
こうして首都は完全に遷るわけだ。
織部:一瞬意味がわからなかった僕の記憶力を呪いたいです。
なるほど。でもその言い方だとプーさんが凄く偉い存在に聞こえますけど。
桑折:うるさいな。
織部:………というかビルを取り壊しただけでは何も解決しないのでは?
桑折:そうか。ならば、ビルの代わりに新たなる建物を建てるとするか。
織部:……なんですか?
桑折:農協。
織部:農協?!
桑折:田舎っぽさ倍増。
織部:極端すぎますよ!
桑折:関係者の移動手段は全てトラクターかコンバインに。
織部:スピード激減!極端ですってば!
桑折:もちろん給料は米に換算されるのだ。
織部:昔?!それ田舎とかじゃないじゃないですか!
桑折:区役所なんてものも無くなるぞ。
織部:何になるんですか。
桑折:農協。
織部:また?!
桑折:住民は毎月年貢を提出。
織部:だから、それ田舎とかじゃないですって!
桑折:国会議事堂なんてもってのほかだぞ。
織部:………まさか。
桑折:農協。
織部:何度も何度も!何のつもりか!
桑折:「何のつもりか」?お前、誰に向かって口をきいてるんだ!
良いか?田舎化計画にはこのくらいのリスクが必要なのだ。
とりあえず大きなところから改革していくことで、田舎化の波は隅々まで行き渡るのだ。
織部:……な、なるほど。凄い……。
桑折:そのためには何だ?
織部:農協でっす!
桑折:そうだ!お前もようやく俺の考えがわかってきたみたいだな。
織部:恐縮でっす!
桑折:ハッハッハ。
織部:………………………………ジャイアン。
桑折:ん?どうした、のび太。
織部:……………ジャイアンは、いつからそんなに理論的になったのですか?
なぜそんなに、東京を変えようとするのですか?
桑折:………………………。
お前も知ってるだろう。ウチの店、潰れそうなんだ。
織部:………………。
桑折:あんな駄菓子屋みたいな、田舎の風体をした店だ。
都会の土には合わないみたいなんだ。
そこに……あの青いヤツが現れただろ。
織部:………………。
桑折:アイツは、今はビルになってるお前の家で事業を始めた。
「未来の夢を売る」と称して、大儲けした……。
ウチの店はさらに大打撃をこうむったよ。何しろ、必要な物は全部あのビルで揃っちまうんだからな。
織部:………………。
桑折:俺は東京が嫌いなわけじゃねぇ。
でもな……俺の店をボロボロにしやがった、あのビルを取り壊して……、
未来への希望なんてものを、この土地から消しちまいたいんだ!
織部:ジャイアン………。
桑折:悪いな。仮にもお前が世話になってるヤツのことを、こんなふうに言って。
織部:………協力するよ。
桑折:のび太?
織部:僕には憎たらしいだけなんだ……。
あのビルは希望なんかじゃない。僕の一家から全てを奪った、絶望に過ぎないんだ…。
桑折:のび太…………。
織部:…………………。
桑折:……………敬語はどうした。
織部:はいっ!すいません!
桑折:……………それで良い。
織部:…………………………それに、ジャイアンは言ってたじゃないですか。
「お前の物は俺の物。………俺の物は、俺の物」………。
……東京は、誰の物ですか?
桑折:……………俺の物だ!
織部:ジャイアン!
桑折:ありがとな。見せてやるよ、俺の東京を!
そして、みんなの東京をな!
織部:ジャイアン!やっぱりジャイアンは凄いや!
桑折:じゃあな!
織部:うん!選挙頑張ってね!
桑折:公約がこれって。
織部:受かるわけないよ。
6組目 低気圧
(ネタが終わって・・・)
桑折:チャンピオン大会というものを未だによくわかっていないためか、
逆にいつも通りの感じで出来ました、かね。
織部:ポジティブだよお前は。
無理だよもう。
市河:前半6組がネタを披露し終えました。
碓氷:さあ、後半の6組へ参りましょう!
後半6組へ