【成績】 OA率:16/32 平均:337.13KB 最高:453KB 最低:213KB ランク:B 【備考】最多出場、最多敗、32回の挑戦で初のC大会出場 | |||||
出場回 | 出場順 | KB | 勝敗 | 順位 | ネタの種類/タイトル |
56回 | 4番 | 213 | ● | 5位 | コント/レンジャー |
77回(ラッキー) | 6番 | 273 | ● | 5位 | コント/天気予報 |
89回 | 5番 | 361 | ● | 5位 | コント/無法地帯 |
121回 | 1番 | 361 | ○ | 2位 | コント/献血 |
134回 | 3番 | 297 | ○ | 3位 | 漫才/天皇誕生日をスルーして |
144回 | 4番 | 241 | ● | 4位 | コント/フェイスアンドフェイス |
150回 | 4番 | 217 | ● | 5位 | コント/パソコン |
158回 | 6番 | 425 | ○ | 1位 | コント/無法地帯 |
166回 | 1番 | 281 | ● | 4位 | 朗読/桃太郎 |
172回(ラッキー・10組) | 1番 | 281 | ● | 7位 | コント/天気予報 |
174回 | 6番 | 361 | ○ | 3位 | コント/手料理 |
177回 | 6番 | 293 | ● | 5位 | 漫才/辞めたい。辞めさせたい。 |
179回(10組) | 7番 | 241 | ● | 10位 | コント/菓子 |
182回 | 4番 | 425 | ○ | 1位 | コント/腹 |
190回 | 1番 | 425 | ○ | 2位 | コント/牛乳 |
194回 | 5番 | 305 | ○ | 3位 | コント/監禁 |
204回 | 3番 | 353 | ● | 4位 | コント/プール |
214回(ギャンブル) | 1番 | 329 | ○ | 3位 | 漫才/チャ、チャーハンなんかじゃないんだからねっ |
215回 | 1番 | 325 | ● | 4位 | コント/選挙 |
220回(10組) | 6番 | 241 | ● | 10位 | コント/卒業 |
224回 | 1番 | 409 | ○ | 3位 | コント/地獄 |
230回 | 3番 | 333 | ○ | 2位 | コント/予告 |
238回 | 4番 | 453 | ○ | 1位 | コント/プール |
245回 | 3番 | 325 | ● | 4位 | コント/秋 |
252回(ベテラン) | 3番 | 417 | ● | 4位 | 漫才/×edit ○edyt |
260回(10組) | 1番 | 353 | ● | 7位 | コント/苺 |
263回 | 2番 | 361 | ○ | 3位 | コント/最終問題 |
274回 | 4番 | 381 | ○ | 2位 | コント/プリン |
280回(100点・コント) | 5番 | 409 | ○ | 2位 | コント/月 |
287回(ラッキー) | 5番 | 453 | ○ | 2位 | コント/鞄 |
297回 | 1番 | 341 | ● | 4位 | コント/カジノ |
300回(10組) | 1番 | 305 | ○ | 4位 | コント/菓子 |
8回CB | 2番 | 734 | - | 6位 | 漫才/×edit ○edyt |
紹介 | |||||
ボケ :前田 ツッコミ:安正 | |||||
エントリーNo.24は安物鬼とともに最多出場のこのコンビ。 とにかくまあ七転八起というか、青バト随一の苦労人である。 No.07のみかづき。が最もC大会に愛されたコンビなら、 最もC大会に嫌われたコンビは彼らに他ならない。 第5期は1083KBと前期ランキング19位のオフ・コースと同KBながら26位、 第6期は1179KBと前期14位のエクスプレスに相当するKBでも21位で泣き、 第7期は1195KBと更にスコアを上げるもこれまたやっぱり24位に終わる。 そして第8期、1243KBと遂に1200KBの壁を超え見事15位でC大会初出場を果たす。 そんな2人が送るちょっとシュール、ダークで、ハートフルな5本のネタをどうぞ。 (5期はC大会の出場条件4勝だったじゃんというツッコミは無粋) |
第121回 361KB(2位) |
コント/献血 |
初出場から65回越しの初オンエアでした。 |
前田:はい次の方どうぞ
安正:失礼します
前田:はい、じゃまず血液検査するのでとりあえず腕出してください
安正:はい
前田:・・・はい、正常ですね。じゃあこちらの管の方刺しますね
安正:それ痛いんですかね?
前田:あー、多少痛みありますね。そういう時は現実逃避でもしててください
安正:分かりました
前田:・・・はい、吸い込み終わりました
安正:あ、意外と早くすむんですね
前田:早くしないと他の人つっかえてるんでね
安正:そうなんですか
前田:じゃあこちらのヤクルトの方お持ち帰りください。献血ありがとうございました
安正:待ってください
前田:なんですか?
安正:その血飲むつもりですよね?
前田:・・・え?
安正:というか貴方バンパイアですよね
前田:はは、おもしろいこといいますね
安正:一応エクソシストやってる身なんでわかるんですよ
前田:・・・結構隠してたつもりだったんだけどなぁ。やっぱダメか。どうせこうなる運命だったのか。ああ、本当に僕はダメだ・・・
安正:あ、すいません。そこまで悲観的になるとは思ってませんでした
前田:いや、いいんですよ。でもなんでわかるもんですかね?爪思いっきり切ってたんですけど
安正:なんていうかオーラみたいなものですかね。薄いんですけどそういうのが出てくるんですよ
前田:そういうものなんですか
安正:まだエクソシスト始めたばっかりの身なんで分からなかったりすることもあるんですがね
前田:・・・こんな新人にまで勘付かれたのかぁ・・・
安正:あ、すいません。言い方悪かったです。そこまで悲観的にならないでください
前田:すいませんクセなもんで
安正:しかしなんでこんなことを
前田:人を襲って血を奪うことにだんだん嫌悪感を抱いてきたんです
安正:臆病なんですか
前田:ええ。もう悲鳴に耐えられなくなって。それでこの道を選びました
安正:ほかに方法はなかったんですか?
前田:だって殺人現場にのこっている血痕をなめると変な人に思われるじゃないですか
安正:その2択なんですか?まぁ確かに私もそんなに方法浮かびませんけど
前田:結局僕みたいな凡人にはそんな考えしか浮かばないんですよ・・・
安正:だから悲観的にならないでくださいって。・・・しかし牙ないって本当だったんですね
前田:そりゃそうですよ。牙伸びすぎて顎に刺さったらどうするんですか
安正:言われてみればそうですね。でも試験勉強するまで本当信じてたんですよ
前田:試験って・・・もしかして最近のエクソシストって試験受けるんですか?
安正:いや、結構前からですよ
前田:知らなかった・・・しかも筆記なんですね
安正:いや、筆記以外にも実技と水着があります
前田:水着は何か意味あるんでしょうかね?
安正:解せません
前田:でも色々大変なんですね
安正:ええ、特にうちは家族代々エクソシストらしいんで
前田:そりゃ落ちられないですよね
安正:だからお父さんに水着審査のコツとか教えてもらいました
前田:コツあるんですか
安正:なんか腕らへんの骨を強調するといいらしいです
前田:じゃあ水着じゃなくてもいいんじゃないですかね?
安正:もう試験官の趣味なんじゃないですかね
前田:そうですか
安正:これ落ちてたら多分、他仕事就けなかったと思いますよ
前田:生活かかってるんですね
安正:ええ。でもそれは貴方も同じことでしょう?
前田:まぁ一応はこれでお金も稼いでますしね
安正:他のバンパイアとかはどうしてるんですかね
前田:なぜか野球の審判してる人が多いですね
安正:駄洒落じゃないですか
前田:他は普通にバイトしてる人いたり、社長やってる人いたりと
安正:色々あるんですね・・・でも普通の仕事してると血飲むのに苦労しないんですか?
前田:その辺は工夫してるらしいですよ。バンパイア同士で血飲みあってる時もありますし
安正:それ意味あるんですか?
前田:血は減ってもあまり体に変化はありませんが、飲むと血行よくなったり、体力回復したりするんで
安正:人体の仕組みって不思議ですね
前田:まぁ、バンパイアなんですけどね
安正:バンパイア体ですか
前田:ええ、中学校で習いました
安正:習うものなんですか
前田:・・・あれ?
安正:どうしました?
前田:あなたエクソシストですよね?
安正:はい
前田:私を退散させるとかそんなことしなくていいんですか?
安正:基本的に任された物をそういう風にするシステムになってるので、プライベートでやることはありません
前田:ああ、そうなんですか
安正:まぁ、後で呪い殺そうとしてましたけどねー、はははー
前田:ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
安正:すいません、冗談です。ちょっと怖いです。そんなに謝らないでください
前田:母の雪女と父のフランケンシュタインと妹の猫又と弟の狼男がいるんです
安正:すごい家族構成ですね
前田:養子です
安正:なんかすいません
前田:まぁ、いいですよ。どうせ僕は人を欺いてこうやって血を飲むことしかできないんですから・・・
安正:・・・えと、人から直で血をもらうことができないんですよね?
前田:ええ、もらうというか血を吸うことが
安正:それを直すの手伝いましょうか
前田:いや、できるんですか?エクソシストなのに
安正:まぁ、たった今思いついたんですが。カッターかなんかあります?
前田:ええ、・・・切って血を出すつもりですか?
安正:そんなところです
前田:とりあえずどうぞ・・・うわぁ、久しぶりにドクドクなるところみた
安正:あなたいつも献血やってるんですよね?
前田:ですがいつも目つぶっているので。これもイヤなんですよ。まだ貴方痛がってなかったのでマシですけど、たまに献血中にものすごく痛がる人いて
安正:そうなんですか
前田:でも、それどうするんですか?今若干引いてますよ、僕。無理やり口に押し付けたところで多分無理です
安正:(血の流れた部分をおもむろに自分の口へと持っていく)
前田:え、なんで貴方が飲むんですか?これもこれでイヤですよ。エクソシストとはいえ普通の人間でしょう?こっちとは違って血行よくなるわけでも・・・んむっ!?
安正:・・・
前田:んっ・・・くっ・・・
安正:・・・
前田:やっ・・・(ゴクッ)
安正:・・・
前田:んっ・・・はっ・・・何やってるんですか!?
安正:口移し
前田:それしか方法なかったんですか!?
安正:貴方が献血か殺人現場しか選べないのと同じでしょう。他にも方法あったかもしれませんが、僕にはこれしか浮かびませんでした
前田:でも、こっちが飲んだ後もちょっと口つけてましたよね
安正:いや、口の中の血まだ残ってたので・・・顔真っ赤ですよ
前田:そりゃそうでしょう!急にキスされて・・・しかもファーストキスですよ
安正:あ、それはすいません。ただ初めてとは思えないほど生々しい声出てましたよ
前田:そうでしたか?というかなんで貴方妙にうまいんですか
安正:これ以上は生々しいのでやめませんか?
前田:そうですね・・・というか、いつまでここにいるんですか?ずいぶん外の客待たせてますよ
安正:ああ、忘れてました。かなり長いこと話してましたからね
前田:暇だったのかどうかしりませんけど、全員お互いの血飲みあってますよ
安正:あれ全部バンパイアかぁ
|
第158回 425KB(1位) |
コント/無法地帯 |
425KBは彼らの代名詞(この後2回続けてとります) |
前田:古今東西
安正:イエイ
前田:日本にあるテーマパークの名前
安正:ドイツ村
前田:ヨーデルの森
安正:イングランドの丘
前田:ハウステンボス
安正:スペースワールド
前田:思ったことは?
安正:日本らしさが見当たらない
前田:イエス
安正:・・・
前田:・・・
安正:・・・りんご
前田:ごま
安正:まり
前田:りんご
安正:ごま
前田:まり
安正:りんご
前田:ごま
安正:まり
前田:わかったことは?
安正:最近発表された無限ループすればUFOが現れるという学説はデマ
前田:イエス
安正:・・・
前田:・・・
安正:・・・
前田:古今東西
安正:イエイ
前田:地味な県の名前
安正:和歌山
前田:福井
安正:島根
前田:富山
安正:山口
前田:思ったことは?
安正:そんなことよりピザはまだか
前田:まだです
安正:まだかなまだかなー
前田:学研のおばちゃん
安正:まだかなー
前田:学研のおばちゃんはただいまじっくりコトコト煮込まれております
安正:えー
前田:思ったことは?
安正:意外といいダシ出そう
前田:イエス
安正:・・・
前田:・・・
安正:・・・
前田:もう一度
安正:?
前田:・・・
安正:・・・
前田:・・・・・・・
安正:・・・
前田:・・・
安正:・・・・・・・
前田:気づいたことは?
安正:三三七拍子
前田:イエス
安正:・・・
前田:・・・
安正:・・・
前田:ここはどこですか?
安正:無法地帯
前田:無法地帯とは?
安正:何をしても許されるところ
前田:なら貴方を殺してもいいですか?
安正:いやです
前田:・・・
安正:・・・
前田:♪あなたを殺していいですか
安正:・・・戻れなくてももういいの
前田:くらくら燃える地を這って
安正:あなたと
前田:ゆきたい
二人:あっまぎぃごえぇ〜
前田:・・・
安正:・・・
前田:ピザと10回言ってください
安正:ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ
前田:ここは?
安正:ドイツ村
前田:スペースワールドでした
安正:引っ掛けかぁ
前田:・・・
安正:・・・
前田:・・・
安正:・・・
前田:この世界は馬鹿馬鹿しいラブソングが流れ窒息しそう
安正:汚れっちまった空気にメガネが曇るんだ
前田:メガネを通して見える世界は有象無象にまみれてやらあ
安正:そんなさえない僕らの逆切れロック
前田:わんつーすりーふぉー
安正:唄歌いて候
前田:愛語りて候
安正:誰も歌詞など聞いちゃいないし
前田:はき捨てて候真に受けて候
安正:未来審議中
前田:ズレたメガネは捨てた
安正:風向き殺伐
前田:昔語るネコの唄
安正:それでも僕はまだ
二人:インマイライフ!
前田:ジャジャッジャジャー
安正:ジャジャッジャジャー
前田:ジャンジャンジャジャジャ
安正:ジャジャジャジャジャン!
前田:・・・
安正:・・・
前田:・・・
安正:・・・
前田:○××
安正:×○○
前田:×○○
安正:負けたー
前田:勝ったー
安正:・・・
前田:・・・
安正:・・・
前田:あなたの目の前にドラ焼きがあったとします
安正:残念ながらもう食べてしまいました
前田:どうなりましたか?
安正:なくなりました
前田:気づいたことは?
安正:たいやきってそんなにおいしくない
前田:詳しく
安正:あまくない
前田:人生は?
安正:あまくない
前田:醤油は?
安正:あまくない
前田:あなたとゆきたい?
安正:あまぎごえ
前田:もう一回
安正:あなたと
前田:ゆきたい
二人:あっまぎぃご
安正:あ、ピザ来た
前田:ピザはおいしいですね
安正:このトッピングのじっくりことこと煮込んだ学研のおばちゃんがなんともいえないですね
前田:・・・
安正:・・・
前田:・・・
安正:・・・
前田:(エアみこし)
安正:・・・
前田:・・・
安正:・・・
前田:古今東西
安正:イエイ
前田:日本のテーマパークを無理やり漢字にしたもの
安正:独逸村
前田:瑞西歌森
安正:英蘭丘
前田:家
安正:宇宙園
前田:思ったことは?
安正:さすがに家はキツい
前田:イエス
安正:・・・
前田:・・・
安正:・・・
前田:ところでインマイライフとマンナンライフって似てるよね
安正:ねー
前田:・・・
安正:・・・
前田:・・・
安正:・・・
前田:グーチョキパーで
安正:グーチョキパーで
前田:何作ろー
安正:何作ろー
前田:右手がグーで
安正:左手がチョキで
前田:勝ったー
安正:負けたー
前田:・・・
安正:・・・
前田:・・・
安正:(エアみこし)
前田:(エアみこし返し)
安正:・・・
前田:・・・
安正:・・・
前田:ロンドン橋落ちた
安正:落ちた
前田:落ちた
安正:ロンドン橋落ちた
前田:再建しましょう
安正:材料はどこから?
前田:富山
安正:えー
前田:思ったことは?
安正:地味な橋ができそう
前田:イエス
安正:・・・
前田:・・・
安正:・・・
前田:・・・
安正:ピザって10回言って
前田:やだ
安正:・・・
前田:・・・
安正:・・・
前田:そろそろ行きますか
安正:どこへ?
前田:天城越え
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第238回 453KB(1位) |
コント/プール |
自己最高KBのコント。どう見てもケフィアです。 |
安正:あれはプールですか
前田:はい、プールです
安正:あれもプールですか
前田:はい、それもプールです
安正:じゃあ、あれはなんですか
前田:スプライトです
安正:スプライトですか
前田:はい、スプライトです
安正:じゃあ、これもスプライトじゃないんですか
前田:いえ、これはプールです
安正:じゃああのスプライトはなんですか
前田:プールです
安正:納得いきません
前田:納得してください
安正:本当にあれはプールなんですか
前田:はい、あれはプールです
安正:スプライトの方のプールじゃないんですか
前田:いえ、プールの方のプールです
安正:だとしたら、あれはプールの方のスプライトにはならないんですか
前田:いえ、スプライトの方のスプライトです
安正:納得いきません
前田:納得してください
安正:じゃあ、仮にこれがスプライトだとしましょう
前田:はい
安正:何故シュワシュワしないんですか
前田:お客様、スプライトが必ずしもシュワシュワするとは限りません
安正:炭酸飲料なのに
前田:時がたてばシュワシュワしなくもなりますよ
安正:納得いきません
前田:納得してください
安正:じゃあ何故あのプールはシュワシュワするのですか
前田:プールだからです
安正:プールはシュワシュワするものなのですか
前田:シュワシュワするものです
安正:それじゃぁスプライトじゃないですか
前田:お客様、シュワシュワするものが必ずしもスプライトであるとは限りません
安正:それじゃぁ、あのシュワシュワするものはなんなんですか
前田:プールです
安正:納得いきません
前田:納得してください
安正:じゃあ仮にプールがシュワシュワするものだとしましょう
前田:はい
安正:何故あのプールはシュワシュワしてないのですか
前田:プールではないからです
安正:プールではないのならあれはなんなんですか
前田:水田です
安正:何故プールサイドに水田があるのですか
前田:スプライトを育てているからです
安正:納得いきません
前田:納得してください
安正:スプライトは育てるものなのですか
前田:はい、スプライトは育てるものです
安正:芽が出ますか
前田:芽が出ます
安正:根が伸びますか
前田:根が伸びます
安正:花が咲きますか
前田:いえ、シュワシュワします
安正:納得いきません
前田:納得してください
安正:じゃあ仮にスプライトが育てるものだとしましょう
前田:はい
安正:何故プールサイドで育てているのですか
前田:プールサイドをシュワシュワさせたいからです
安正:何故プールサイドをシュワシュワさせたいのですか
前田:楽しいからです
安正:それは楽しそうですね
前田:でしょう
安正:しかしスプライトを育てるだけでシュワシュワする代物なのですか、プールサイドは
前田:信じれば叶います
安正:納得いきません
前田:納得してください
安正:仮に信じれば叶うものだとしましょう
前田:はい
安正:何故僕のスプライトになりたいという一途な願いが叶わないのですか
前田:貴方がスプライトじゃないからです
安正:じゃあ僕はプールなんですか
前田:いいえ、プールではありません
安正:じゃあ水田ですか
前田:お客様、万物あらゆるものがスプライトとプールと水田に分類されると思ったら大間違いです
安正:じゃあ僕はなんなんですか
前田:ファンタです
安正:納得いきません
前田:納得してください
安正:何故そんなに貴方は私を納得させようとするのですか
前田:早くプールに入らせたいからです
安正:そんなことをしたら僕がシュワシュワしてしまうじゃないですか
前田:お客様、いえ、おファンタ様、貴方はすでにシュワシュワしています
安正:じゃあ僕自体が楽しいみたいじゃないですか
前田:というわけで心置きなくプールをご堪能ください
安正:嫌です
前田:何故ですか
安正:まだ納得いかないからです
前田:では心置きなく水田をご堪能ください
安正:堪能できません。それは労働です
前田:では、どうすればプールに入っていただけますか
安正:僕をスプライトにして下さい
前田:私にはそんな力はありません
安正:そもそも僕は本当にスプライトではないんですか
前田:ええ、おファンタ様はファンタです
安正:スプライトの方のファンタじゃないんですか
前田:いいえ、ファンタの方のファンタです
安正:だとしたらあれはスプライトの方のプールにならないんですか
前田:いいえ、あれは水田の方のスプライトです
安正:じゃああれはプールの方のスプライトになりそうなものですが
前田:いいえ、あれはファンタの方の水田です
安正:僕はグレープ味の方のファンタだというんですか
前田:いえ、水田味の方のファンタです
安正:ただ泥臭いだけじゃないですか
前田:プールに入ればその泥臭さも消えますよ
安正:ではプールに入ることにします
前田:それはよかったです
安正:最後に一つ聞かせてください
前田:なんでしょう?
安正:何故貴方はシュワシュワしているんですか
前田:スプライトだからです
安正:納得いきません
前田:うるせぇファンタかぶれめが。くらえ、水田アターック
安正:ギャアー
(シュワシュワシュワシュワシュワシュワ・・・)
安正:どうやらスプライトになったようです
前田:納得しましたか
安正:納得しました
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第287回 453KB(2位) |
コント/鞄 |
自身初の4連勝達成。巧みな伏線と衝撃のオチに驚愕せよ |
安正:お前ももう小6になるんだなぁ
前田:そうだよ。来年はもう中学生
安正:そうかぁ。早いもんだなぁ。
前田:そう?
安正:将来の夢とかはあるの?
前田:うん、鳩をはとサブレにしたい
安正:おお、そんな職業あんのか
前田:うん、社会科で習った
安正:へー
前田:お兄ちゃんはなんかないの?
安正:うーん、特にないなぁ。適当に高校いって、それから決める
前田:野球選手とか向いてると思うんだけどなぁ
安正:いや、僕体力ないからスポーツは無理だよ
前田:でも、昨日作った紙飛行機すごい飛んでたじゃん。肩の力あるんだよ
安正:・・・あー、あれね。たまたまだよ
前田:でも向こうの民家まで飛んでたよ
安正:そうだっけ?
前田:そこで墜落して炎上して
安正:紙飛行機にそこまでリアリティはないよ
前田:でも炎が上がってるように見えたよ
安正:きっと紙飛行機の色だよ。赤かったじゃん
前田:ベルリンの赤い雨くらい?
安正:よくそんなの知ってるね
前田:社会科で習った
安正:歴史と公民並行してやってるのかな
前田:うーん、よくわかんないや
安正:えーっと、修学旅行の準備ももうちょっとで終わりかな
前田:うん、後は鞄買うだけ
安正:なんで後回しにしちゃったんだろ
前田:まぁ、いいじゃん。適当に決めればいいだけだし
安正:そうだな
前田:旅行用鞄ってこの階に売ってるんだっけ?
安正:えーっと、そうだったと思うよ。あ、あったあった
前田:(一つのカバンを見て立ち止まる)
安正:うーん、2泊3日だからキャリーバッグの方がいいかなぁ・・・
前田:これがいい
安正:え、どれ?
前田:これ!
安正:・・・大きくないか?
前田:これがいい
安正:でも2泊3日だよ?これ下手すりゃ引っ越し用にも使えるよ?
前田:これがいい!
安正:電車乗る時迷惑だろうし
前田:これがいい!!
安正:いや、他のもいろいろあるから見てから決めようよ
前田:これがいい!!!
安正:・・・なんでそんな譲らないの?
前田:おっきいから
安正:いや、確かに大きいけどさ
前田:おっきいから!
安正:大は小を兼ねるって言うけどさぁ、流石にこれは
前田:おっきいから!!
安正:いや、でも
前田:おっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいから!!!!!!!!!!
安正:ここは?
前田:肘
安正:あー、引っかかんないか
前田:引っかかんないよ。社会科でも習わないよ
安正:本当にこれがいいの?
前田:うん、これがいい
安正:でも、これ黒単色でしょ?他の人とかも見るんだからもっと目立つ方がいいんじゃない?
前田:おっきいから目立つよ
安正:まぁ、確かにそうだけど
前田:別に人に見せびらかすわけでもないし
安正:でもそんなに大きかったら否が応でも目に入ってくるよ
前田:それに、黒って海苔みたいじゃん
安正:うん
前田:・・・
安正:え、つづきはないの?
前田:ないよ。海苔みたいなで十分じゃん
安正:その例えを出した理由が分かんないよ
前田:そんなこというんだったらお兄ちゃんがこないだ買った服だって黒くて目立たないやつじゃん
安正:あれは別に人前ではつか・・・いや、なんでもない
前田:?
安正:でも、やっぱりこれはどうかと思うな
前田:おっきいから
安正:まだ理由についてはいってないけど
前田:おっきいから!
安正:これだったらあっちの赤い奴の方が
前田:おっきいから!!
安正:ほら、なんかストラップとかつけれるし
前田:おっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいから!!!!!!!!!!
安正:ここは?
前田:固い
安正:アバウトだよ
前田:アバウトじゃないよ、適格な形容詞言えてるじゃないか
安正:イチゴは?
前田:赤い
安正:マシュマロは?
前田:甘い
安正:ツバメは?
前田:べねずらい
安正:そんなのないよ
前田:あるよ、社会科で習ったよ
安正:どっちかっていうと国語な気がするけどなぁ
前田:うーん、よくわかんないや
安正:それにこれ大きいだけでポケットとか少ないよ
前田:パーカーじゃないんだからそんなにいらないよ
安正:パーカーがどれだけポケット多いかあんまり知らないけど、少なかったら容量とか心配だよ
前田:おっきいから容量は心配ないよ。パーカー以上だよ
安正:そりゃ鞄の容量が衣服に劣ってたらたまったもんじゃないよ
前田:それに海苔みたいだからいろいろくるめそうじゃん
安正:そこでその例え使うんだ。くるむとしたらはみ出しちゃうよ
前田:そんな機能面のこととやかく言うんだったらさ、最近買ったモデルガンはどうなのさ
安正:モデルガン?
前田:ほら、立てかけてあったあの重いやつ。あんなの護身用とかに使うのには機能が心配だよ
安正:ああ、あれは護身用じゃ・・・いや、なんでもない
前田:?
安正:でも
前田:おっきいから
安正:まだ二文字しか喋ってないよ
前田:おっきいから!
安正:これだったらやっぱりキャリーバッグの方がさぁ
前田:おっきいから!!
安正:ポケット多いからいろいろ混ざる心配もないし
前田:おっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいから!!!!!!!!!!
安正:ここは?
前田:べねずらい
安正:肘ってべねずらいんだ
前田:そうだよ、社会科で習った
安正:逆に国語では何を習うんだろう
前田:なんでそんなに買わせたくないのさ
安正:いや、買わせたくないわけじゃないけど、もっといい鞄もあると思うからさぁ
前田:なんだよ、鞄公正委員会でもないくせに
安正:公正委員会ってありそうだけどないよね
前田:誰にいってるのさ
安正:じゃあ、一番の理由言うとね、こんなに大きかったらコストが結構かかっちゃうよ
前田:他の鞄と同じくらいだよ
安正:・・本当だ、そんなに変わらない。ってか、いつの間に見たんだよ
前田:キャリーバッグのくだりから
安正:そんなにキャリーバッグには触れてないし、3回くらいあったからいつのかわかんないや
前田:まぁ、海苔よりはかかるかもしんないけど
安正:無理にさっき使った例えを使いまわさなくていいよ
前田:パーカーは・・・ごめん、なんでもない
安正:えらい
前田:そんなにお金に余裕ないの?
安正:そういうわけじゃないけど、節約するに越したことはないじゃん
前田:いざとなったらお兄ちゃんの机に置いてあった金のやつ売ればいいし
安正:あ、あれは金じゃなくてなま・・・いや、なんでもない
前田:さっきからなんで濁してるのさ
安正:いや、濁してるわけじゃ
前田:おっきいから
安正:もう鞄の話題にすら入ってないよ
前田:おっきいから!
安正:せめてしゃべる猶予を与えて
前田:おっきいから!!
安正:また単調とか言われるんだよ
前田:おっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいからおっきいから!!!!!!!!!!
安正:ここは?
前田:非常事態になった時にふっくらと御飯が炊ける部分
安正:ないよそんなの
前田:社会科で習ったよ
安正:もうすべての物事は社会科で習う気がしてきたよ
前田:なんだよさっきからべねずらいなぁ
安正:誉めてるのかけなしてるかはっきりして
前田:けなしてたら非常事態だから御飯が炊けるよ
安正:そこまで非常事態でもないよ。不快感を覚えるだけだよ
前田:炊けたらこの鞄でくるめばいいよ
安正:おお、ここまで海苔の例えがいかせるなんて
前田:パーカー・・・ごめん、なんでもない
安正:えらい
前田:いいからこれ買ってよ
安正:だからせめて他の鞄見てからにしてよ
前田:キャリーバッグのくだりで見たって言ったじゃん
安正:あのくだりだけならたぶんしっかりと見れてないよ
前田:いいじゃん、たまの弟のわがままくらい
安正:わがままというかなんというかなぁ
前田:なんだよ、僕が修学旅行に行ってる最中で出ていっちゃうくせに!
安正:!
前田:あっ・・・
安正:・・・
前田:・・・
安正:・・・知ってたんだ
前田:・・・うん
安正:・・・あの、黒い服とか誘導尋問だったの?
前田:・・・確証持てなかったから
安正:・・・なんで聞いたあとにちょっと首かしげてたの?
前田:・・・なんかそれっぽいフリ
安正:・・・白々しいよ
前田:・・・ごめん
安正:・・・
前田:・・・
安正:・・・買おっか
前田:え、いいの?
安正:うん、普段そんなに自己主張とかしなかったのに、こんなにほしがるのも珍しいからさ
前田:やたー!
安正:本当欲しかったんだな
前田:うん、添い寝したいくらい
安正:恋人かよ
前田:スペース余ったら僕が中入れそうだし
安正:誰が運ぶんだよ
前田:あ、そっか
安正:もう、お願い聞けるのも最後かもしれないしさ
前田:・・・
安正:じゃ、帰ろうか。家でいろいろ用意しないといけないし
前田:・・・お兄ちゃん
安正:ん?
前田:・・・絶対、帰ってきてね
安正:・・・うん
8月13日 水曜日 天気晴れ
昨日、お兄ちゃんのもとに赤紙が届いた
お兄ちゃんは折り紙だっていって紙飛行機にして飛ばしてたけど
社会科で習ったからそのくらいしってる
軍服も、小銃も、弾薬も
前の戦争が終わった日に、お兄ちゃんは戦場に赴くらしい
そんなときに僕は明日からのんきに修学旅行にいっちゃうんだ
もう、帰った時にお兄ちゃんはいない
だからお兄ちゃんくらいおっきい鞄で、せめて安心したかった
お弁当は非常事態になったときに炊けたお米でおにぎりにすることにした。
海苔のついてない、真中に梅干しの入ったおにぎり
お兄ちゃんがお国のために頑張るんだから、僕もそれを応援したい
(べねずらいパーカー着るの好きです)
僕が大きくなって、お兄ちゃんはどうなってるかわからない
そんな経験をする人がもっと増えるかもしれない
それを止めるためにも戦争をなくして平和にするんだ
だからこそ、僕は
鳩をはとサブレにしたい
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第8回C大会セミB 734KB(6位) |
漫才/×edit ○edyt |
初めてのC大会で選んだのは417KBをとった自信作。ファイナルまであと少しでした。 |
安正:どうもwhitewhiteです
前田:活動始めて9年目にして初のチャンピオン大会ということで
安正:全力で頑張りたいと思います
前田:今さらっと言いましたけど、「頑張る」ってすごい大切なことだと思うんですよ
安正:確かに頑張って何かに取り組むっていうのはどういう事例でさえ大切なことですよね
前田:私も今頑張ってエディ・マーフィを紙コップで作ってるんですけども、なかなかうまくいかなくて
安正:ちょっといいですか?
前田:なんでしょう
安正:・・・人体練成みたいなことなんですか?
前田:違いますよ。何非科学的なこと言ってるんですか
安正:貴方のそれだって十分非科学的じゃないですか
前田:まぁ、俗に言う「エディをマーフィする」ってヤツですが
安正:俗に言いませんよ、稀ですよ
前田:いやいや、google急上昇ワード7位に入るくらいの俗具合ですよ
安正:「急上昇」ってことは今までそんなに注目されてなかったんじゃないですか。後、俗具合って言葉も聞きなれないんですけども
前田:でも、本当に今エディターになろうとする人が増えてきてるんですよ
安正:まぁ、「エディをマーフィする人」って意味なんでしょうけども、エディターって言っちゃったら意味変わってきちゃいますよ。
そもそも、なんでエディ・マーフィを紙コップで作ろうと思ったんですか?
前田:ほら、エディ・マーフィが紙コップを演じた映画があったじゃないですか
安正:初耳です
前田:あら、結構有名だと思ってたんですが
安正:そりゃ、エディ・マーフィなんて名優が出てたら有名になりそうなもんですけどもねぇ。ちなみに、なんてタイトルですか?
前田:「メン・イン・カミコップ」です
安正:まぁ、なんてあからさまなパロディなんでしょう
前田:内容を言いますと、紙コップが生産されて、出荷されて、買われて、使われて、捨てられて、灰になるまでを描いたドキュメンタリーものなんですけども
安正:原作の面影ゼロじゃないですか。どこにもメンがインしてる要素ないですよ
前田:コーラを苦しそうに一気飲みするシーンが感動的でした
安正:よりによって紙コップメインじゃないシーンなんですね
前田:ちなみに、「ビバリーヒルズ・カミコップ」なんて映画はありません
安正:すごく語呂がいいのに
前田:で、エディ・マーフィが紙コップをやってたんで、その逆も出来るんじゃないかと思いましてね
安正:成り立ちませんよ。所ジョージが宇宙飛行士のおもちゃになれるとおもいますか?
前田:「まる見え」あたりでやってるでしょう
安正:ああいうのはビートたけしの仕事ですよ。とにかく無理ですって
前田:いや、下半身までは作れたんですよ
安正:頑張ったんですね
前田:頑張りましたとも
安正:っていうか、外見だけだと思ってたんですけども骨格まで作っちゃうんですか
前田:ただ、紙コップだけでは限界がある気がしてきまして
安正:足の指あたりで思いましょうよ。紙コップは全てが柔らかい部分で出来てるんですから
前田:いやいや、ありがたいことにふちの部分は固くなってますよ
安正:特にありがたみは感じませんし、そこまで固くないですよ。もっと針金くらいの強度が欲しいところです
前田:お、ふちの部分を一旦伸ばして、それを何個分か集めてそれを針金でくくれば背骨っぽくなりそうだ
安正:ああ、ヒントを与えてしまった
前田:なんで残念そうなんですか
安正:人体練成じみたものを成功させて欲しくないんですよ。第一、紙コップから人間が作れるわけないでしょう
前田:ジョニー・デップは簡単に作ることできたんですよ
安正:頑張ったんですね
前田:ええ、頑張りましたとも
安正:なんでエディをマーフィ出来ないのにジョニーをデップ出来てるんですか
前田:なんですかジョニーをデップするって
安正:なんで「エディをマーフィする」理論が適用されないんですか
前田:「ジョニーをデップしてる」って言ったら「床に突っ伏してる」って言ってるみたいじゃないですか
安正:「デップしてる」のせいでそう捕らえちゃったのかもしれませんけど、「ジョニー」に床の要素はないはずです
前田:まぁ、ジョニー・デップを紙コップで作らないときは「ジョニーをデップさない」っていう風に使いますけども
安正:もう法則性が見えないですよ
前田:ちなみにキャメロンはディアせると思いますか?
安正:最後の「ス」のところ活用しちゃってるじゃないですか。まぁ、できるんじゃないんですか
前田:これに関しては前例がないんで分かんないんですけど
安正:じゃあ例えに出さないでくださいよ
前田:やったことはないんですけども、ブルースはウィリせると思います
安正:うわぁ、使いたい。日常で「ブルースをウィリする」ってすごく使いたい
前田:いや、この場合は「ブルースをウィリす」になります
安正:より使いたい。古典文法っぽくなってもさらに使いたくさせるブルース・ウィリスの魔力たるや
前田:それだけの名優ってことなんでしょうねー
安正:ところで、なんでジョニー・デップを紙コップで作ろうと思ったんですか?
前田:ほら、ジョニー・デップが紙コップを演じた映画があったじゃないですか
安正:あるんでしょうね。有名なんでしょうね。知りませんけど。 ちなみに、どんな題名ですか
前田:「パイレーツ・カミコップ・カリビアン」です
安正:なんで「オブ」の部分を変えちゃったんですか
「パイレーツ・オブ・カミコップ」だったら、紙コップの海賊になりますし、
「カミコップ・オブ・カリビアン」だったら、カリブの紙コップになりますけど、
「パイレーツ・カミコップ・カリビアン」だったら、海賊と紙コップとカリブ海の人がたたずんでるだけですよ
前田:なんで言ってもないのに内容が分かったんですか?
安正:こんなところで運を使いたくなかった。というか、ジョニー・デップがなんでそんな映画に出てるんですか
前田:そりゃ、「パイレーツ・オブ・カリビアン」に出てるんだから、「パイレーツ・カミコップ・カリビアン」にも出るでしょうよ
安正:それに則るんだったら、「メン・イン・ブラック」にエディ・マーフィ出てませんよ
前田:さぁ、ジョニー・デップを紙コップにした理由が分かったところで、ジョニー・デップを紙コップで作る際の苦労話に参りますかぁ
安正:私たちは本当に話題転換が苦手ですね
前田:ちなみに、紙コップ4個で済みました
安正:頑張ったんですね
前田:臓器の部分を作るのが一番難しかったですね
安正:頑張ったんですね
前田:紙コップから色素取るのが楽しかったです
安正:頑張ったんですね
前田:紙コップの袋にあるベルマークためていったら外車が買えました
安正:頑張ったんですね
前田:余った紙コップで一品作りました
安正:頑張ったんですね
前田:なんとこのジョニー・デップ、布団圧縮袋なしで布団を圧縮することができるんです
安正:頑張りすぎですよ。ぜひ履歴書にどうぞ
前田:ああ、なんか喋ってたら紙コップで何かを作りたい衝動に駆られてきました
安正:エディター特有の症状なんですかね。じゃあエディ・マーフィの背骨を作る作業に戻ればいいじゃないですか
前田:でもすでに紙コップ40個つかっちゃってるんですよね・・・
安正:なんで下半身だけでジョニー・デップの10倍つかっちゃってるんですか。さては、ジョニー・デップのとき手抜いてません?
前田:いやいや、ジョニァーとしてそんなこと許されませんよ
安正:「ジョナー」でよかったじゃないですか。なんで言いづらくしちゃったんですか
前田:仮に「ウィリサー」だとしても許されませんよ
安正:ああ、使いたい。ああ、使いたい
前田:まぁ、この場合は「ウィリーする人」の意味になるんですが
安正:なんで「ブルースをウィルす人」じゃないんですか。そりゃ、ウィリーするのに手は抜けないでしょうけども
前田:まぁ、一旦気晴らしに他のことをしてみようかなと思います
安正:お、いいじゃないですか。ちなみに何を?
前田:とりあえず、ノリをアジツケしてみようかなぁ、と
安正:ただの味付海苔工場の流れ作業じゃないですか。もういいです
前田:(ガラガラと音を立てて崩れ落ちる)
安正:・・・相方自身が紙コップで練成されていた事実が分かったところでネタを下げさせていただきます
(散らばった紙コップをトランプタワーの要領で組み立てている途中でガラガラと音を立てて崩れ落ちる)
―――――生き方には2つある
世俗に生きるか―――――
紙コップに委ねるか
どちらか選ばなくては
「父さん、あの頃の僕は
あなたが嫌いだった・・・」
ブラッド・ピット ショーン・ペン ジェシカ・チャスティン
ツリー・カミコップ・ライフ
安正:(真ん中よりの紙コップからヌッと出てきて)だから樹と紙コップと生命がたたずんでいるだけじゃないですか
前田:(天井の紙コップにぶらさがりながら)片付けおねがいしまーす
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