No.15 ウルトラスーパーDX潮江軍団

【成績】
OA率:12/13 平均:443.15KB 最高:517KB 最低:289KB  ランク:A
【備考】8連続オーバー400、セミファイナル・ファイナルで同じKB
出場回出場順KB勝敗順位 ネタの種類/タイトル
183回5番4811位 コント/面接の達人
184回1番5171位 コント/武田信玄のオールナイトニッポン
200回(10組)9番4094位 コント/電話相談室
210回3番2894位 コント/冥土の土産に・・・
6回CA2番942-4位 コント/エンマ様と僕
6回CF2番942-4位 コント/世継争奪戦
223回(管理人)2番3813位 コント/織田信長のオールナイトニッポン
237回3番4293位 コント/ザ・トップランナー
238回3番4172位 コント/昼休み。教室にて。
247回6番4452位 コント/NHKヘパレイト講座
261回(10組)6番4612位 コント/進路相談
7回CB10番874-6位 コント/ザ・ツッコミ合戦
262回(ラッキー・10組)6番4932位 コント/精子と卵子のランデヴー
266回4番5091位 コント/プロ野球・北朝鮮シリーズ
271回4番4611位 コント/童貞禁止法
273回(阿南)1番4691位 コント/天使のお仕事
紹介
ボケ・ツッコミ:向島軍団長と愉快な仲間達

エントリーNo.15はNo.14の百鬼夜行に勝るとも劣らない破天荒コント軍団。
デビュー戦でいきなり481KB、次の回には517KBと最初から強豪のオーラに溢れていた。
途中KBが伸び悩んだ(といっても400前後)時期もあったが、8期は他を寄せ付けないハイスコアで連勝を続けた。
基本的に個人名のついた演者はおらず、ほとんどが役名を名乗るスタイルを一貫している数少ないユニット。
ウワサでは軍団の構成員は今はどこで何をしてるのかも興味ない女子十二楽坊より多いと推測される。
軍団が総力を挙げて送る5本のコントをご覧あれ。



第184回 517KB(1位)
コント/武田信玄のオールナイトニッポン
早くも2回目で見せたオーバー500ネタ!

   はやきこと風のごとく!武田信玄のオールナイトニッポン!


   ターンタターン ターンタターン ターンタターンタン
   ターラタラッタッ タッタラタッタッタラッ 
   タッタラタッタッタラッ タラッタラッ タラッ 
   ボボンボンボーン


武田:はいどうもこんばんわー、風林火山でお馴染みの武田信玄でーす。
   今日はね、スペシャルウィークということなんですが、
   まぁ毎回スペシャルウィークでは豪華なゲストをお呼びしてるんですがね、
   今回は非常に残念なゲストで、皆さん!申し訳ありません!

上杉:誰が残念だお前!

武田:お前、喋んじゃねぇよ!まだ紹介してねぇだろうが!

上杉:はいはい、それはすんませんでしたー

武田:はいというわけで、この酷い北陸ナマりでお気づきの方も多いと思いますが、
   今日のゲストは、ダサいほっかむりでお馴染みの上杉謙信さんでーす

上杉:誰がダサいほっかむりじゃコラ!おしゃれだよおしゃれ!パーカーの走りだよ!

武田:うるせぇお前!何でスペシャルウィークなのに、お前みたいのがゲストなんだよ!

上杉:いいじゃねぇかよ!残念なゲストってのは言いすぎだろうが!

武田:残念以外に言いようが無いわ!新聞のラテ欄見てだな、「ゲストは上杉謙信」って書いてたら、
   「あ、今日はガクトが出るんだな」って誰でも思うだろうが!
   何で本人が出てくんだよ!確実に聴取率下がるわ!

上杉:聴取率低いのを人のせいにすんじゃねぇよ!それはもともとだろうが!
   お前、聞いた話では裏番組の「ありがとう織田信長です」にダブルスコア付けられてんだろ?
   人気ないねー、ほんと。

武田:お前は何でそんなことまで知ってんだよ!

上杉:バカ息子だけにとどまらず、バカ親父も信長にボコられるとは哀れなこったな

武田:うるせえって!お前、出てきて早々、俺の悪口ばっか言ってんじゃねぇよ!

上杉:悪口じゃねぇよ、事実じゃねぇか!
   そもそも、何でこの番組は人気無いのか自分で分かってんのか?
   お前のトークが致命的につまんねぇからだよ。信長みたいなマシンガントークできねぇのかよ?

武田:まぁ、あいつのトークは3段撃ちだからな・・・

上杉:・・・面白くねぇよ!例えが古いんだよ!お前のファンが3段撃ちなんか分かるかよ!

武田:うるせぇ!うちのリスナーバカにすんじゃねぇよ!

上杉:いやーお前のトークは相変わらず、静かなること林の如し、リスナーの口元が動かざること山の如しだわほんと。

武田:勝手に俺の言葉引用すんじゃねぇよ!

上杉:世間が忘れかけているお前の古いギャグを使ってやってんじゃねぇか!感謝しろ!

武田:ギャグじゃねぇよ!

上杉:え?ギャグじゃねぇの?股関節に両手を当てて「風林火山!」って言うんだろ?

武田:俺がいつそんなことした!適当なこというな!
   じゃあ、お前の旗に書いてる言葉はどうなんだよ!全然広まってねぇよな?

上杉:は?そもそも広げようとしてねぇし。

武田:運動会の騎馬戦でも、「あれ、何て書いてんの?」ってみんな言うもんな

上杉:それはそいつらが無学なだけだ!あれはな、毘沙門天の毘だ!毘!

武田:何だそれ!股関節に両手を当てて「毘沙門天!」って言うのか?

上杉:・・・何、俺のボケパクッてんだよ。それ俺のおもろいやつだろうが。
   だから、流行らそうとしてねぇからいいんだよ。

武田:でもそう言いながら、謙信さん涙目ですよ!
   悔しいの〜悔しいの〜

上杉:はいはい、もうそういうのはいいから、さっさとハガキのコーナー行けよ!
   オープニングは毎週3分ぐらいで終わるだろうが!

武田:お前、よく知ってんなぁ。本当はこの番組のヘビーリスナーじゃねぇのか?

上杉:お前のトークがどんだけスベってんのか聴いて楽しんでんだよ。

武田:あぁはいはい、そうですか。はい、では一枚目のお葉書いきまーす。
   新潟県にお住まいのシャドウタイガーさんから頂きました。
   いつもありがとうございまーす。

上杉:シャドウタイガーさんはよくハガキくれんの?

武田:そうなんだよ、この人、毎週50枚ぐらい送ってくれるからね。

上杉:50枚?単なる暇人だな。

武田:うるせぇお前!リスナーの悪口はいうなって言ってんだろ!
   ごめんなさいね、シャドウタイガーさん。それでは、バカはほっといて進めましょう。
   
   『武田さん、そしてゲストの上杉さんこんばんはー』

   こんばんはー

   『今日のゲストは上杉さんだそうで、多分僕の予想ではオープニングからお得意の
    喧嘩ネタが聞けると思うのですが、お2人はまさに中尾彬と江守徹の関係みたいですよね。
    本当は仲がいいんじゃないかと思うのですが、どうなんでしょうか?』

   ということですが、そんなことないよね。

上杉:まぁねぇ。

武田:だって俺ら、お互いの携帯番号知らねぇし。

上杉:そうだな、でも俺はお前の住所なら知ってるけどな。

武田:待て・・・言うなよ。

上杉:えーと、確か山梨県甲府市丸の内1丁目メゾンタケダ・・・

武田:だから言うなって言ってんだろ!お前、この前もゲストに来たときバラしただろうが!
   あの後ファンが押しかけてきて大変だったんだぞ!

上杉:まぁ、バラすためだけにお前の住所憶えてるからな

武田:そんなちっちゃいボケのために、こっちは大迷惑かかってんだよ!

上杉:何が大迷惑だよ。お前のファンの数なんてたかが知れてるだろうが。
   せぇぜぇ戦国オタクの2、3人だろ?見栄はんなよ。

武田:俺は大河ドラマの主役だったんだから!あんた脇役!俺主役!そこ間違えないでね!

上杉:でもお前、町を歩いてて声をかけられることあるか?

武田:・・・まぁ、正直ほとんどないけどな。あんまり顔知られてないから。

上杉:だろ?あまりにも声をかけられないから、最近は風林火山の旗を持ちながら歩いてるって聞いたぞ。

武田:そこまでして声かけられたくねぇよ!じゃあ、そう言うお前はどうなんだよ!

上杉:俺はお前と違って、結構声かけられるぜ。

武田:そりゃ、そんなダサいほっかむり被ってる奴お前しかいねぇからな

上杉:だからこれはオシャレなんだよ!パーカーの走りなんだよ、パーカーの!

武田: ・・・さて、私服ダサ男はほっといて続いてのお便りに行きます。
   新潟県のペンネーム、シャドウタイガーさんから頂きました。

上杉:またそいつかよ!この番組、シャドウタイガーしか聴いてねぇんじゃねぇの?

武田:だからリスナーの悪口だけは言うんじゃない!
   さて、低脳はほっといて先に進めます。

   『武田さん、そしてゲストの上杉さんこんばんはー』

   こんばんはー

   『僕の親友に凄いニブい奴がいて、本当に呆れることが多くて困ってるんですが、
    お2人の周りにはそういう人はいますか?』

   ということなんですが、周りというかね、僕自身が少しどん臭い部分はありますね。

上杉:え、まさかの自分!?自分の失敗談って難しいのに!?

武田:あの、「式」っていう字あるじゃないですか、結婚式の式ね、あの字を書くとき、
   いっつも間違えて武田の武っていう字を書いてしまうんだよね。いつもの癖で。

上杉:しかも、お前限定のあるあるネタかよ!誰もあるあるってならねぇぞ!

武田:うるせぇよ、さっきから!じゃあお前には面白エピソードがあるのかよ!

上杉:そうだな、俺の周りで言うとお前が一番にぶいよな。

武田:一番は言いすぎじゃねぇか?

上杉:でも本当に鈍感だからなお前は

武田:そうか?じゃあ具体的にどういうところが鈍感だと思うんだ?

上杉:いやね、いつ気付いてくれるのかなって思ってたんだけどね、シャドウタイガーっているじゃん

武田:何の話だよ急に。シャドタイさんはうちのヘビーリスナーだけど。

上杉:シャドウタイガーを日本語に直してみなよ

武田:え?シャドウタイガーを?シャドウは影、で、虎?かげとら・・・は!

上杉:そう、長尾景虎・・・シャドウタイガーは俺なんだよ!

武田:え!マジで!何かちょっと気持ち悪い!

上杉:気持ち悪い言うな!人の好意をないがしろにして!

武田:いや、すまん・・・でも何でだ?

上杉:信ちゃん!俺は・・・、俺は悔しいんだよ!俺の最大のライバルといわれたお前が、
   信長みたいなクソガキに負けているのが!だから少しでも力になろうと思って・・・
   迷惑だったか?

武田:迷惑なわけ無いだろ!お、お前・・・塩だけでなく・・・ハガキまで送ってくれたのか!

上杉:当たり前だろう!お前のピンチは俺のピンチなんだ!俺ら2人で信長包囲網を築こうじゃないか!

武田:ありがとう・・・

上杉:俺はな、それを言うために今日ゲストで来たんだよ!プロデューサーに無理やり頼み込んでな!
   もちろんノーギャラでだ!

武田:そこまでして俺のことを・・・

上杉:あ、ちょっと待ってね。え?あと放送時間30秒?あ、やばい、
   これだけは言っとかないと、えー今度舞台やります、
   上杉謙信の単独ライブ『ほっかむり2007』新宿コマ劇場で
   S席8500円・・・

武田:お前、告知目的で来たんじゃねぇか!



終わり




第210回 289KB(4位)
コント/冥土の土産に・・・
ただ一つのオフエアネタ。それもある意味勲章。

ナレーション:ついに、敵のアジトに乗り込んだ仮面ドライバー。
       しかし、ボスの力は余りにも強く、仮面ドライバーは絶体絶命のピンチを迎えるのであった・・・



仮面ドライバー:くそっ、もはやこれまでか・・・

ボス:フフフ・・・情けないなぁ仮面ドライバー!
   私に傷1つつけられずに、くたばるなんてな!

仮:無念だ・・・

ボ:フフフ・・・
  ・・・そうだ。とどめを刺す前に、冥土の土産にいいことを教えてやろうではないか。

仮:な・・・、なんだ?

ボ:南太平洋に面した南米のペルーやエクアドルでは、海水面温度は通常で20〜25℃程度なんだけど、
  数年に一度、海水面温度が異常に上昇して、それが半年から1年以上も継続することがあるんだ。
  これによって世界各地で気温や降水量の変化が顕著に現れやすくなり、日本では暖冬や冷夏になる場合が多く、
  農作物の不作や干ばつによって多くの人々が非常に深刻な被害を受けてしまう。
  これをエルニーニョ現象というんだよ。





仮:・・・何やそれ!こんなときにそんなん言われて、俺はどんなリアクションしたらええねん!

ボ:え?エルニーニョ現象って言葉は耳にするけど、何のことかは具体的に知らんかったんちゃうの?

仮:例えそうだとしても、今ここでする話ちゃうやろ!

ボ:えー!マジでー!でも、知らんまま死ぬのは何か嫌じゃない?

仮:別に嫌じゃない!

ボ:えー、じゃあいいわ。そういうことで、とどめ刺すから。

仮:いや、待てやお前!期待させといてそれはないやろ!

ボ:え?

仮:お前さっき、いいこと教えてやるって言ったやんけ!
  俺、その言葉にめっちゃ期待してんぞ!この期待感、どうしてくれんねん!

ボ:えー、そんなん知らんやん!

仮:あかんぞ!無責任やぞ!約束果たせよ!

ボ:えー、エルニーニョ現象の話しか用意してなかったってー。

仮:何で、エルニーニョ現象をチョイスしたんや!

ボ:うーん・・・そうだな、じゃあこういうのはどうだ。
  ガムとチョコレートを一緒に食べたとき、何でガムが無くなるのかって話だけど、

仮:だから、そういうのはいらんって!

ボ:え?でも、疑問に思ったことは無いの?

仮:いや、あるけど、今する話じゃないやろ!

ボ:そうかー。じゃあ、どんなんがいいわけ?

仮:こういう場面で悪役が主役にする話って、大体決まってるやろ?

ボ:分からーん。俺、テレビとかあんま見ないし。

仮:・・・よし、分かった。じゃあヒントやろ。俺にとってプラスになる話をしてくれ。
  エルニーニョとか、ガムとか、全然プラスにならんから。

ボ:役に立つ話かー。そうだなー、じゃあ、これはどうかな。
  遠足の日の朝、小雨が降ってて、「今日は遠足なのかな、それとも通常の授業なのかな」
  って迷ったときは、遠足と授業、両方の用意をしていったらいいよ。

仮:・・・なんで、その話が俺のメリットになると思った!?

ボ:でも、授業の用意してきたのに遠足やったら悲惨だろ?

仮:悲惨かも知れんけど、俺、もうそんな年齢ちゃうしな!
  しかも、そういう話は遠足の前日に担任の先生がしてくれるから!

ボ:もー!注文多いわー!

仮:分かった、分かった、もう1個ヒントやろう。

ボ:おー、くれくれ!

仮:俺にとってはプラスになって、なおかつ、お前にとってはマイナスになる話や。

ボ:あぁ、なるほど!知られたら困る情報を言えばいいんやな。

仮:そういうことや。

ボ:えー、俺の銀行口座の暗証番号は・・・

仮:その情報いらん!

ボ:何でー。俺、けっこう金持ってるで?

仮:そんな問題じゃないわ!

ボ:えー、お金欲しくないの?

仮:欲しいけど、今は欲しくない!

ボ:わがままー!そんな奴の面倒見切れんわー!

仮:分かった!分かったから、まだとどめを刺さんといてくれ!
  もっと露骨なヒント出そう!お前の弱点を教えてくれ!
  この形勢を逆転できるような、弱点をな!

ボ:最初からそう言えよー!こんな遠回りする必要なかったやーん!

仮:ごめん、お前がそこまで無知だとは思わんかった!

ボ:分かった、弱点言うわ。
  俺な、猫アレルギーなんだ。

仮:ほー・・・

ボ:だからさ、猫バスには乗られへんと思うわ・・・

仮:んー、それでは形勢を逆転できないなぁ・・・
    猫バスなんか現実には存在しないしなぁ・・・。
  もっとこう、ここを狙われたらヤバイみたいなんはないの?

ボ:それはあるよ。でもそれ教えたらダメなんちゃうの?

仮:ええねん!お前テレビ見ないから分からんかも知れんけど、
  大概の敵は自分の弱点を教えてくれるねん!そういうもんやねん!

ボ:へー!そうなんやー!ごめんなそんなルールあるん知らんで。
  じゃあしょうがないから言うわ。俺な、この胸のマークが弱点やねん。
  このJASマークな。ここを攻撃されると、簡単にくたばるわ。

仮:よーっしゃー!

ボ:えぇ!めっちゃ元気なった!

仮:そんなルールあるわけないだろーが、ボケ!
  食らえ!ドライバーキーック!

ボ:ギャー!

仮:・・・よし・・・終わった・・・

ボ:・・・待て・・・

仮:何や?

ボ:・・・お前も冥土の土産になんか教えろよ・・・俺だけにさせるなんて卑怯だぞ・・・

仮:え?急にそんなこと言われても、何も浮かんでこんわ。

ボ:・・・そうやろ?・・・意外と、難しいやろ・・・・

仮:うーん、じゃあ1個だけ、ためになる話を教えてやるわ

ボ:おう・・・

仮:文字を書くときな、利き手じゃない方の手で書くよりも、利き手で書いたほうが綺麗に書けるらしいで?

ボ:・・・・・マジでー!!!!!・・・ガクッ・・・

仮:いやいや、そこまで驚く話じゃないやろ。



完




第262回 493KB(2位)
コント/精子と卵子のランデヴー
堺正幸:メジロパーマーがわずかに先頭!ビワハヤヒデ、そしてウイニング3番手、そしてレガシーの手がちょっと動いている!
    潮江軍団、赤い帽子も来ているぞ!残り400メートルを切りました!残り400を切った!
    さぁビワハヤヒデ岡部が先頭か!ビワハヤヒデ岡部は早くも先頭に立ったか!
    外の方から潮江軍団も来ている!潮江軍団も来ている!さぁ残り200メートルを切りました!
    残り200を切った!ビワハヤヒデ、潮江軍団か、潮江軍団が来た!
    潮江軍団が来た!ビワハヤヒデと潮江軍団!ダービー馬の意地を見せるか!
    潮江軍団だ!潮江軍団だ!潮江軍団、奇跡の復活っ!
    1年ぶりのレースを制しました潮江軍団、田原成貴!潮江軍団!ミラクル!
    こんなことがあるんでしょうか!
    去年の有馬記念以来、実に1年ぶりというレースであります潮江軍団が見事13頭を蹴散らしました!

1993年の有馬記念、364日ぶりの出走となるトウカイテイオーは見事1着になり有終の美を飾った。
皇帝の血は帝王へ、そして今、団長へ!ウルトラスーパーDX潮江軍団!

↑お気に入りのコメントと紹介なのでそのまま持ってきました。 ってなんつーコントタイトルだよ。

タバコをスパスパ吸いながら、携帯をイジっている卵子 

そこへ、精子がフラフラになりながら到着 



精子:ブフェッ!ベフォッ!ハァ・・・ハァ・・・ 

卵子:・・・・・ 

精子:ハァ・・・ゲハッ!ブハッ!・・・ハァ・・・フー・・・やっと着いた・・・ 

卵子:・・・・・ 

精子:ハァ・・・ハァ・・・あなたが・・・卵子さんですね? 

卵子:えぇ・・・そうだけど・・・ 

精子:あ、どうも初めまして・・・ 
   この度、一番乗りいたしました精子です。 

卵子:あ・・・どうも・・・ 

精子:ハァ・・・ハァ・・・よろしくお願いします。 
   ・・・じゃあもう時間もないんで、早速受精しましょうか・・・ 

卵子:・・・あのさぁ、その前にちょっと聞いていいかな? 

精子:どうしました? 

卵子:・・・あんた以外には来ないわけ? 

精子:え? 

卵子:だから、あんた以外にここに来る精子はもういないのって聞いてるんだけど? 

精子:あぁ・・・そうですね、僕以外はみんなここに来るまでに力尽きたと思います。

卵子:全員死んだの?結構いたんじゃないの?
 
精子:そうですね、3億匹ぐらいはいたはずなんですが・・・やっぱ厳しいですからね、ここまで来るのは。 

卵子:・・・・・何であんたなの? 

精子:え? 

卵子:普通さ、数億匹の中から選ばれた精子だったら、物凄い優秀でカッコイイ精子が来ると思うじゃない? 

精子:うーん・・・そう思う気持ちも分かりますが・・・ 

卵子:高収入で、高学歴で、イケメンで、優しくて、浮気もしなくて、ときには家事も手伝ってくれて。そんな精子が来ると思うじゃない?

精子:いや、それはさすがに理想が高すぎかと・・・

卵子:私はそれを期待してさ、何日もここで待ってたのよ。 
   どんな王子様が現れるんだろう、私を連れ去ってくれるんだろう、って・・・ 

精子:あぁ、そうなんですか・・・ 

卵子:なのにさ!何であんたみたいな、気持ち悪い奴が来ちゃうわけ! 

精子:え・・・ 

卵子:何なのこのギャップは!期待はずれも甚だしいわ! 
   あのトキメキを!ワクワク感を!どうしてくれるのよ! 

精子:いや、そんなこと言われても・・・ 

卵子:私、あんたみたいなのとジュセるのは嫌だからね! 

精子:いやいや!そういう私情とかは置いといて・・・ 

卵子:ムリムリムリ!絶対ムリ!ていうか、生理的にムリだから!論外! 

精子:ちょっと待って下さいよ! 

卵子:というわけで・・・チェンジ。

精子:いや、そんなデリヘルみたいなシステムはないですから!
   僕以外に精子は来ないですから!諦めてくださいよ!

卵子:うるさい!あんたみたいなのとジュセるなんて、想像しただけで鳥肌が立つわ!もう帰って!私の子宮から出て行って! 

精子:えー!今更帰れないですよ!来た道を戻れって言うんですか! 

卵子:そうよ! 

精子:そんなのムリですよ!例え入り口に戻れたとしても、帰る場所がないですし! 

卵子:あぁそう!じゃあここで野垂れ死ねば? 

精子:そんなー!ムチャクチャですやん!何でそうなりますのん! 

卵子:じゃあ、そういうことだから。引き返すなり、ここで野垂れ死ぬなり、勝手にしてください。 
   とにかく私は、あなたと、合体、したくない。

精子:何ですかそのアクエリオンみたいなフレーズは!そんなこと言われて引き返すと思いますか!

卵子:はぁ・・・言っとくけど、無理やりジュセろうとしてもムリだからね。私、これ持ってるから。

精子:そ、それは・・・コーラじゃないですか! 

卵子:そうよ。これをかけられたら、あんたらイチコロなんでしょ? 

精子:そんな医学的根拠のない迷信を・・・・ 

卵子:じゃあ、そういうこと。バイバイ 

精子:・・・いや、ちょっと、話し合いましょうよ・・・ 

卵子:は?何を話し合うわけ? 

精子:いや、あの僕と受精を・・・ 

卵子:だからムリだって!しつこいな!いくら粘ってもムリだから! 

精子:お願いします!この通りですから!このままじゃ、死んでいった他の精子たちが報われません! 

卵子:ハァ・・・土下座したらジュセらせてくれると思った? 

精子:いや・・・そういうわけでは・・・ 

卵子:今時さ、土下座したくらいでジュセらせるようなヤリマン卵子なんかいないわよ。 

精子:だから、これは誠意を見せようとしただけで・・・ 

卵子:・・・あんた、今まで卵子を口説いたことないでしょ? 

精子:・・・はい、実はこうやって会話するのも初めてで・・・精子だらけの環境で育ちましたから・・・ 

卵子:出たよ!もう勘弁して・・・人生精子校のチェリー君だよ・・・
   はっきり言って、チェリーが許されるのは小学生までよね! 

精子:いや僕、まだ生後3日ぐらいですけど!セーフですけど!
   もう本当にお願いします!受精させてください! 

卵子:・・・諦めが悪いなぁ。 
   ていうかさぁ、さっきから表現が露骨過ぎるんだよね。受精受精って。 

精子:え?受精という表現は不味いですか? 

卵子:今はジュセるって言うのよ。セックスをHって言えば、軽くなるでしょ?それと同じよ。 

精子:へー!知りませんでした! 

卵子:何も知らないのね。卵子の口説き方も学ばなかったの? 

精子:そんなの、考えたこともないですよ!ここに到達するしか頭になかったので・・・ 

卵子:むしろ、到達してからが重要なんじゃない! 
   ここに来るまでが予選で、ここからが本番なの! 

精子:じゃ、じゃあどうすればいいのか教えてください! 

卵子:とりあえずさ、私は出会ってすぐにジュセるような卵子じゃないんだよね。 
   愛のないジュセリングは嫌いなの。少なくとも3ヶ月は必要だわ。 

精子:それ、確実に死ぬでしょ!僕はあと2日ぐらいしか命持たないんですよ! 

卵子:じゃあ、それまでだわ。運が悪かったということで。 

精子:あなたは生命の誕生を阻害するんですか! 

卵子:はぁ?生命? 

精子:そうですよ!男と女の愛の結晶を!何だと思っているんですか! 

卵子:愛の結晶?何でそう言い切れるの?避妊の失敗かも知れないじゃない。 

精子:それは、考えすぎじゃないですか! 

卵子:でも最近増えてるでしょ。どうせ、ジュセったって堕ろされるだけだわ。 
   仮に生まれてきたとしても、幸せになれるか分からない。そんなリスクを負いたくないわ。 

精子:もう!こうなったら力づくでも受精しますから! 

卵子:ちょっと、私はコーラ持ってるんだからね! 

精子:そんなものは効かない! 

卵子:キャー!誰かー誰かー!助けてー! 


待てーい! 


精子:だ、誰ですか! 

イケメン精子:君!やめたまえ!無理やりジュセるなんて、精子の風上にも置けない奴だ! 

卵子:キャー!王子様が来たー! 

イケ:卵子さん!安心してください!私が助けてあげますから! 

卵子:キャー!なんて素敵な精子さんなの!子宮がジンジンするわ! 

精子:いや、その子宮の中にいるんですけど・・・ 

イケ:さぁ、その手を離すんだ!鬼畜め! 

精子:ギャー痛い! 

イケ:お前みたいなのは、もう2度と子宮に入ってくるな!分かったな! 
   ・・・卵子さん、大丈夫ですか?怪我はないですか? 

卵子:大丈夫です!ありがとうございました! 

イケ:それは良かった! 

卵子:あの・・・もし良かったら、私とジュセってくれませんか? 

イケ:あぁ!もちろんだとも! 

精子:えー!出会ってすぐの精子とはしないんじゃないのかよ・・・ 

イケ:さぁ、今すぐ着床しましょう! 

卵子:はい! 




精子:・・・・・みんな、こうやって生まれてきたんだよ・・・・・ 


終わり




第266回 493KB(1位)
コント/プロ野球・北朝鮮シリーズ
タイトルの時点でスリーアウトチェンジ。

伊藤:日本全国の野球ファンの皆さん、こんばんは。
   本日はここ、超満員のピョンヤンドームから、第10回北朝鮮シリーズをお送りします。
   対戦カードは北朝鮮リーグを制した平壌ベアーズと、金正日総書記率いる大唯一神ジョンイル軍の戦いとなります。
   実況は私、伊藤シリュウ、解説は北朝鮮のプロ野球事情に詳しい向島周五郎さんにお越し頂きました。
   向島さん、10回目にして、ついに北朝鮮シリーズに日本のテレビカメラが入りました。

向島:これは非常に歴史的な瞬間ですね。

伊藤:しかしなぜ今、北朝鮮は日本のカメラを受け入れたのでしょうか?

向島:恐らく、世界的な不況で財政が非常に苦しいのだと思います。
   そこで外貨獲得のためやむを得ずカメラを入れたのでしょう。
   放映権料は1000万ドルを下らないと言われてますからね。

伊藤:なるほど。
   ところで、この北朝鮮シリーズとはどのような経緯で行われるのでしょうか?

向島:まず、北朝鮮リーグでおよそ100試合、8球団がしのぎを削ります。
   そして、リーグを制したチームが大唯一神ジョンイル軍との挑戦権を得るんです。
   で、この試合の勝者が見事、北朝鮮一のチームとなるわけです。

伊藤:ほほう!ということは大唯一神ジョンイル軍は無条件でシリーズに出れるというわけですか?

向島:もちろんです。さらに言うと、ジョンイル軍は無傷の9連覇を達成しています。

伊藤:北朝鮮では向かうところ敵なしというのは噂に聞いております。
   さらに手元の資料によりますと、大唯一神ジョンイル軍は全て、北朝鮮政府の幹部で構成されているそうですが?

向島:その通りです。平均年齢は50歳をゆうに越えています。

伊藤:50歳以上ですか!そんなチームが9連覇もしているのですか?

向島:その強さの秘密が、これから見られるわけです。

伊藤:なるほど、楽しみですね。それでは、いよいよプレイボールです!



伊藤:さぁ1回の表、平壌ベアーズの攻撃です。
   さて、マウンドに上がったのは金正日総書記の長男、金正男投手です。
   昨年までの9年間は、金正日総書記がエースで4番を勤めていたということですが、今年は監督業に専念しているわけですね?

向島:えぇ、金正日は昨年末に大病を患いまして、その後遺症で試合に出続けるのは非常に厳しいのだと考えられます。

伊藤:なるほど。
   さて、バッターボックスには1番・李ユンスプが入りました。
   さぁ、マウンドの金正男、注目の第一球を・・・投げました!空振り!
   いやしかし今、かなりのボール球でしたが、手を出してきましたね?

向島:そうですね。ボール球でも振らざるを得ない事情がありますから。

伊藤:事情、と申しますと?

向島:北朝鮮シリーズの特別ルールとして、ジョンイル軍からヒットを打った選手は、強制収容所に送られるのです。

伊藤:それはまた、とんでもないルールですね!

向島:そうです。ヒットを打つだけで強制収容所ですから、万が一ホームランを打つことでもあれば・・・

伊藤:どうなるわけですか?

向島:・・・バックスクリーンに人影があるの、分かりますか?

伊藤:人影・・・そう言われてみれば、確かに誰かいますね。

向島:あれは、北朝鮮軍のスナイパーなんですよ。
   彼が常に、バッターの頭に照準を合わせています。

伊藤:ということは・・・

向島:えぇ、ホームランを打つと、ズドン!ですね。

伊藤:ほほぅ!それは空振りせざるをえないですね・・・
   さて、正男が第2球を・・・投げました!また空振り!
   おっと!先ほどは見落としていましたが、バックスクリーンに表示されたスピードガンが「241キロ」を計測しました!
   これは凄い!しかし今の球、241キロも出てましたか?

向島:いやいや、もちろんあれは水増しですよ。私の見たところ、60キロも出てないんじゃないですか?

伊藤:そりゃそうですね、241キロなんて、世界記録のおよそ1.5倍ですからね。

向島:しかも、今のは変化球ですからね。直球だともっと出るんじゃないですか?

伊藤:それはある意味、楽しみですね・・・
   さて、金正男が第3球を・・・投げた!空振り三振!バッター、かすりもしません!
   おぉっと!今度は「386キロ」を計測!とんでもない剛速球だ!

向島:いやぁ、241キロの次は386キロですか。145キロ差の緩急を付けられれば、そりゃ打てませんよ。
   元中日の今中もビックリです。

伊藤:さて、つづいて打席に入ったのは2番金デホ選手です。
   さぁ、ピッチャー第1球を・・・投げた!あぁっと!バットに当ったぞ!
これは大きい!大きい!
   空中を舞うレフトの頭を越えて、ワンバウンドでスタンドに入りました!エンタイトルツーベース!
   これはどうしたことだ!信じられない光景です!

向島:恐らくデタラメにバットを振ったら、たまたまボールの軌道に入ったんでしょうね。

伊藤:金デホ選手、バッターボックス上で頭を抱えています。これは余りにも不運だ!
   おぉっと!ここでグラウンド上に、金正日監督が飛び出してきました!かなり激怒しております!

向島:そりゃそうでしょうね。ヒットを打たれただけではなく、これまでの244者連続三振の記録が途絶えたわけですから。

伊藤:244、と言いますと・・・9年間連続27者連続三振だったわけですか?そりゃ怒りますよね!

向島:あんなにブチ切れた大人は、なかなか見れませんよ。

伊藤:さぁここで、先ほどのリプレイをご覧ください。
   いやぁ、私の見間違いかと思ったのですが、レフトの選手が尋常じゃないぐらいの跳躍力を見せましたね?

向島:あぁ、これはワイヤーアクションですよ。肉眼では見にくいですが、外野手は全員ワイヤーで吊られてます。
   ただ、滅多にボールは飛んでこないんで無意味ですけどね。





伊藤:さて1回の裏、大唯一神ジョンイル軍の攻撃が始まります。
   いやぁ、しかし先ほどは1アウト2塁のピンチを見事に2者連続三振で切り抜けました。圧巻でしたね。

向島:確かに凄かったですね。
   特に4番を仕留めた最後の直球、何キロ出てましたっけ?

伊藤:「9999」を表示した直後に、バックスクリーンが「ボガンッ!」って爆発しました。
   恐らく、「スピードガンを振り切って爆発した」という設定なんでしょうね。手が込んだ演出です。

向島:しかも9999キロって、音速を遥かに超えてますからね。
   そんなボールを捕ったら、衝撃波でキャッチャーは即死するはずなんですが、全くの無傷でした。

伊藤:すなわち、ジョンイル軍はマッハ8以上のボールを普通にキャッチできることも示した、ということでしょうね。


ガガガ!ガガガガガガ!ウィーン!ガシーン!


伊藤:おぉっとここで!案の定と言いますか、予想通りと申しますか!
   フェンスが一気にホーム側に移動してきました!

向島:まぁ、やっぱりかという感じですね。
   この球場は両翼が100m、バックスクリーンまでが120メートルの球場なんですが
   ジョンイル軍の攻撃ではそれぞれ33メートル、40メートルになります。3分の1ですね。

伊藤:いやぁしかし、グラウンド内の人口密度が急激に上昇しましたよ!

向島:セカンドベースのすぐ後ろにフェンスですからね。外野手いらないって話です。

伊藤:しかしこの球場、サイズといい、手の込んだ装置といい、物凄いお金かけてませんか?

向島:はい。噂によると、この球場は日本からの経済援助を流用して作られたそうです。

伊藤:それは、我々日本人の血税をドブに捨てたに等しいですね!

向島:その通りです。自国民が毎日何人も餓死してるのに、こんな球場作ってるわけです。

伊藤:さすが、北朝鮮と言った感じでしょうか。
   さて、1番のキム・ヨンナムがバッターボックス入ります。

向島:彼は北朝鮮でナンバー2なんですがね、野球の上手さはワースト2レベルですよ。
   
伊藤:さぁ、ピッチャー第1球を・・・投げました!空振りです!
   しかし、驚きました!何とベアーズのピッチャー、下から投げています!

向島:北朝鮮シリーズは攻撃時にも特別なルールがありまして、球速が50キロを超えたら強制収容所送りだそうです。

伊藤:あぁ、だからですか!それは下から投げざるを得ないですね。
   さぁ、ピッチャー第2球を・・・投げました、また空振り!
   これは、全くタイミングが合っていません!

向島:そうですね、ひどいもんです。

伊藤:さぁ、第3球を・・・投げました!空振り三振!バッターアウト・・・あれ?
   キム・ヨンナム選手は、まだバッターボックスに立っておりますが?

向島:これも特別ルールです。ジョンイル軍は36個ストライクを取らないと、アウトにはなりません。

伊藤:何とまぁこれも驚き!36振と言うわけですか!

向島:そうなりますね。
   そこまでやらなくても、「ヒットを打ったら強制収容所」のルールだけで余裕で勝てるはずなんですがね。
   よっぽど自信がないんでしょう。

伊藤:さぁ、ピッチャー第4球を投げました!
   ようやくバットに当った!しかし、ショート正面ボテボテの辺りです。
   一塁送球アウト!1アウトです! 
   いや、しかしベアーズ軍は守備のときは普通にプレーするんですね?

向島:えぇ、実は第1回大会までは「アウトに打ち取ったら、守備に参加した選手全員、強制収容所送り」というルールがあったんですが
   いざ試合が始まると、「それじゃあ、いつまで経っても試合が終わらない」ということに気付きまして、
   それで、急遽廃止になったそうです。

伊藤:いやぁ、それは試合が始まる前に気付いて欲しかった!





伊藤:さて、いよいよ試合は大詰め9回の裏、大唯一神ジョンイル軍の攻撃!
   何とここまで0−0!あのルールがありながら、まさかこんなに接戦になるとは思いませんでした!

向島:私もここまで酷い打線とは思いませんでしたよ。

伊藤:さぁ、9回裏の攻撃は3番からなんですが・・・
   おっと!球場が大歓声に包まれました!何と、金正日監督が自らバットを持って登場です!
   伝家の宝刀「代打オレ!」で来ました!監督自ら試合を決めてしまうのでしょうか?

向島:見て下さいよ、あのドヤ顔。どんだけ目立ちたいのでしょうか。

伊藤:ん?さらに、ここでボールの交換が行われるようですが・・・これはどういうことですか?

向島:打者が金正日のときは、スーパーボールを使用するんですよ。

伊藤:ス−パーボールですか!反発係数が凄いですよ!

向島:そりゃ、めっちゃ飛びますよ。ある意味、ステロイドよりも酷いドーピングです。

伊藤:さぁそんな絶対的有利の中、ピッチャーが第1球を投げました!空振り!
   ・・・第2球を投げました!これも空振り!
   金正日選手、全くタイミングが合ってません!
   やはり、体調が万全ではないんでしょうか?

向島:いや、単に下手なだけでしょ。

伊藤:・・・第10球を投げた!また空振り!
   これで10ストライクノーボールとなりました!

向島:伊藤さん、見てください。ピッチャーが顔面蒼白になってきましたよ。

伊藤:あ、ほんとですね!これはどうしてですか?

向島:特別ルールとして、打者が金正日のときだけ、打ち取ったら強制収容所に送られます。で、36振だったら即「ズドン!」なんですよ。

伊藤:そりゃあ、顔面蒼白にもなりますよね!

向島:まぁあと26球もありますから、いつかは当るでしょ。

伊藤:と言ってる間に空振り!
   ・・・また空振り!・・・そしてまた空振り!
   何と何と!35球連続空振り!35スライクノーボールになりましたよ!

向島:いやぁ、ピッチャーガクガク震えてますね。
   「打ってくれ!打ってくれ!」と祈りながら投げているはずです。
   そんなピッチャー、聞いたこと無いですけどね。

伊藤:さぁ、運命の第36球を投げた!
   ようやく当った!しかし打ち上げてしまいました!これは平凡な内野フライか?フェンスまでは届かないでしょう!


ブォォォォォォォォォォ!


伊藤:っと!ここで、ホーム側から物凄い強風が、バックスクリーンに向かって吹いてきました!
   これは最早、暴風と言っても良いぐらいの勢いです!まさに神風!人工の神風だ!
   さぁ、風に乗ってグングンと打球が伸びる!伸びる!伸びる!そして、レフトスタンドの最前列に飛び込んだー!
   サヨナラー!偉大なる将軍様のサヨナラホームランです!

向島:いやぁ、スーパーボールに加えて空調を使ってもギリギリのスタンドインですか。ノーパワー極まりないですねほんとに。


ボガァァァァァァァン!


伊藤:あっと!打球の着弾点が、物凄い轟音を上げて爆発しました!

向島:客席に仕掛けていたTNT爆弾が炸裂しましたね。

伊藤:これもやはり「将軍様の打球が凄すぎて爆発した」という設定の過剰な演出でしょうか!
   しかし、スタンドに入ってから爆発するまで結構タイムラグがありませんでした?

向島:あれは客が退避する猶予を与えてるんでしょう。
   昔は着弾した瞬間に爆発してましたから、北朝鮮も随分と丸くなったものです。

伊藤:さぁ将軍様、今、ホームイン!見事、大唯一神ジョンイル軍が前人未到の10連覇を達成しました!

向島:しかし伊藤さん、見てください。ベアーズのピッチャー、物凄い笑顔ですよ。

伊藤:本当ですね!あと1ストライクで死ぬところでしたから!

向島:私は野球を長年見てますけどね、サヨナラホームランを打たれてあんなに笑顔のピッチャーはまぁ、見たことない!

伊藤:確かにありえない光景です!

向島:しかもピッチャーだけではなくて、他の選手もみんなホッとした表情でベンチに引き返して行きますね。
   それと対照的に、ジョンイル軍の選手は金正日以外、全員が引きつった笑顔です。作り笑顔丸出しですよ。
   これじゃあ、どちらが勝者か分からないですね。

伊藤:なるほど仰るとおりです!
   さて、向島さんが上手くまとめてくださったところで、そろそろ放送を終了させていただきます。
   実況は伊藤シリュウ、解説は向島周五郎さんでお送りしました。それでは皆様、さようなら!


終わり




第6回C大会ファイナル 942KB(4位)
コント/世継争奪戦
結果は4位だが、潮江軍団屈指の(まともな)名作コント。

時は戦国

ここに1人の武将がいる

その名は小笑 母毛成(おわらい ぼけなり)

彼は言う

この戦乱の世を生き抜くために最も必要なものとは、物事の本質を見抜く力である

故に、ボケの本質を瞬時に見抜き、的確なツッコミが出来る者を小笑家の世継に指名する、と・・・



一郎:(父上から大事な話があると言われ、ここに呼ばれたが・・・もしかして世継の指名が行われるのであろうか?
    だとすればここでツッコミの力を見せて、駄目押ししておかねばならない。失敗は許されないな・・・)

次郎:(フフフ、兄上はかなり神経質になっているようだな。しかし、今更あがいてもどうしようもないこと。
    父上の目には、俺のツッコミが最も上だと映っているに違いない。ここはいつも通りに、的確なツッコミをすれば大丈夫だ。)

三郎:(昨日気付いたんだけど、IQサプリの間違い探しって、とりあえず「鏡になっていない」って言っておけば1個は当るよな。
    要はそれをどのタイミングで言うか、だな。)


ふすまがバサーと開く

小笑 母毛成が登場


父上:いやーどうもどうも!みんな、集まったか!
   まぁそんなに、かしこまらんでいいから!リラックスしなさーい!

一郎:(何だと!いきなりブリーフ一丁で現れるとは!なんという分かりやすいボケだ!
    いや、それだけではない。お腹に何か文字が書いてあるぞ・・・
    「Perfumeは全員引き分け」だと!?そうか?かしゆかは群を抜いてブサイクだと思うが・・・
    しかし、これは個人の美的感覚の問題であり、ボケとは言えないかも知れない・・・
    よし、とりあえずここは両方ともツッコんでおこう)

    ブブブ、ブリーフて!ブリーフ一丁で登場って!しかも、Perfume全員引き分けて!かしゆか30点ですやん!

父上:バババ、バッドバッド!バッドツッコミーング!もっとコンパクトにツッコみなさーい!
   一郎、マイナス1ポイーント!

一郎:ははぁ!ありがたきお言葉!
   (しまった!長いツッコミはテンポを悪くしてしまう!やはりツッコむポイントを1個に絞るべきだったか。)

次郎:(フフフ、初歩的なミスをしやがって。俺は即座に答えを見抜いたぞ。
    これは1個1個ツッコむのではない。何かに「例える」のが正解なんだ。
    ブリーフ一丁、これは間違いなくあれだ・・・)
    
    お前、汁男優か!

父上:バババ、バッドバッド!バッドツッコミーング!下ネタに頼ってちゃダメー!
   次郎、マイナス1ポイーント!

次郎:ははぁ!ありがたきお言葉!
   (クソッ!「下ネタは人を選ぶからダメだ」って父上にいつも言われてることじゃないか!何たるケアレスミス!)

一郎:(次郎め、何だその例えは。よりによって汁男優はないわな・・・「お腹に文字」ということは、たむらけんじ氏か。
    しかし、たむらけんじ氏はブリーフではなく、ふんどしだったはず。どうすればいいんだ!正解が見えない!)

三郎:・・・おい!お前、全然おもんないねん!中学生のノリか!

父上:グググ、グレイトグレイト!グレイトツッコミング!三郎、1ポイントゲット!

一郎:(何!?今のが正解だと!ツッコミにおいて「面白くない」という言葉は禁句ではなかったか!
    いや、待てよ・・・例外もあるな・・・)

次郎:(そういうことか!確かにブリーフ一丁で、お腹に文字。全然面白くない。
    明らかに面白くないボケには面白くないと指摘する。それがスベリ笑いにつながる。
    滑ったボケを笑いに昇華する、これこそがツッコミの最大の仕事。三郎、なかなか腕を上げたな・・・)
    
父上:えー、というわけでみんな、今日は忙しいところ、よく集まってくれた。
   それでは今から、我々父子4人でリッツパーティーを始めたいと思う。

一郎:男4人でリッツパーティーって!

父上:バババ、バッドバッド!バッドツッコミーング!さっきのミスを取り返そうと焦りすぎて空回りー!
   一郎、マイナス1ポインツ!

一郎:ははぁ!ありがたきお言葉!
   (何!?リッツパーティーはボケじゃなかったのか?いや、そんなはずはない。
    「リッツパーティー」ってのは、おもしろフレーズの常套句じゃないか!)

次郎:(フフフ、勇み足だな。ここはいきなりツッコむんじゃなくて、ノリツッコミをするのが最適な手段。
    俺のテクを見せてやろうじゃないか!)

    そうそうそう、リッツパーティーな。リッツの上にチーズを載せて、あーおいしいなって、何でやねーん!

父上:バババ、バッドバッド!バッドツッコミーング!ノリツッコミとか背伸びしすぎー!
   次郎、マイナス1ポイーント!

次郎:ははぁ!ありがたきお言葉!
   (ノリツッコミじゃない?ここはスカシツッコミがいいのか?あるいは手法の問題ではないのか?)

三郎:・・・おいコラ!顔芸かよ!

父上:グググ、グレイトグレイト!グレイトツッコミング!三郎、1ポイーンツゲット!

一郎:(しまった!確かに今、父上はアゴをシャクらせて喋っていた!言葉尻だけをとらえて、動きを見るのを忘れていた!
    何と言うケアレスミスだ!)

次郎:(ボケは言葉だけではなく、動きの笑いというのもある。それを拾うのもツッコミの仕事。
    ノリツッコミという技に溺れてしまい、大事なことを見失っていた。
    それに引き換え三郎、今日のお前は冴えているな。いや、着実に実力を付けているということか・・・)

父上:さて、無駄話をするのもなんだから、早速本題に入ろうか。
   ・・・お前たち、毛利氏の「3本の矢」という話を知っているか。

一郎:もちろん、存じ上げております。

父上:そうなんやー、俺、どんな話か忘れてもたー!

一郎:なんでだよ!

父上:バババ、バッドバッド!バッドツッコミーング!いやいや、ほんまに忘れてんねんやんかー。
   一郎、マイナス1ポイーント!

一郎:ははぁ!ありがたきお言葉!
   (あの有名な話を忘れてしまっただと!これは本当のボケが始まった、というボケなのか?今日はかなり変則的なボケをするな!)

次郎:(ツッコむところはそこじゃないんだ、兄上よ!ちゃんとアンテナを広げとかないと!)

   こら!何で急に関西弁やねん!

父上:バババ、バッドバッド!バッドツッコミーング!たまには関西弁喋ってもええがなー!
   次郎、マイナス1ポイーント!

次郎:ははぁ!ありがたきお言葉!
   (関西弁になったのは単なる気まぐれだと!確かに「急に関西弁を喋る」というのはボケとしては弱すぎるが!)

父上:だからさぁ、どんなんだったか思い出すために、その「3本の矢」をやってみたいと思うけどええかな。

三郎:・・・分かった。じゃあ俺たちは子供の役やるから、お前は父親の役やれや。

父上:ファファファ、ファインファイン!ファインフォロイング!三郎、1ポイントゲット!

一郎:(しまったー!忘れたといったのはネタフリだったのか!フリの段階で過剰なツッコミをしてしまった!焦りすぎた!)

次郎:(なるほど。話を前に進めるのもツッコミの仕事。こんな基本もできていないようでは・・・)

父上:さて、ここに3本の矢がある。
   じゃあ一郎。これを折ってみなさい。

一郎:はい、かしこまりま・・・

父上:と見せかけて俺が折るー!

一郎・次郎:お前が折るんかい!

三郎:それ、矢じゃなくてトマトプリッツやないかい!

父上:ススス、スーパースーパー!グレイトグレイトグレイト!グレィィィィィトツッコミングゥゥゥゥゥ!
   三郎、スリィィィィィポイィィィィィィンツゲット!

一郎:(何!トマトプリッツを矢と想定して話を進めているのではなかったのか!
    ・・・待てよ、確かにわざわざトマトプリッツを使う必要があるのかって話だな!)

次郎:(ボケに対する瞬発力、それは確かに大事。しかし、ツッコむポイントがずれていれば、いくら早くても意味が無い・・・
    早さよりも正確さ、それがツッコミに求められるもの。それをいとも簡単にやってしまうとは・・・
    三郎よ、もしかしてお前はツッコミマスターとして1つ上の次元に行ってしまったのか?)

父上:はい、それでは気を取り直して、ここに1本の矢があります。
   では一郎、折ってご覧なさい。

一郎:はい。


ポキン


父上:このように、1本では簡単に折れてしまいます。
   じゃあ、今度は3本重ねてご覧なさい。

一郎:(・・・あれ、3本あっても簡単に折れそうだな。でもここで折ってしまったら、私がボケたことになる。
    ・・・しかし、今やダブルボケも珍しくない時代。ここは私にボケをやれということなのか・・・)

    ポキッ、あれれー、3本でも折れちゃったよー!

父上:ガビビガビビ、ガビビビビーン!バッドバッド!バッドボケリングゥゥゥゥゥ!
   それ、俺がやろうと思ってたボケやー!先にすなー!ボケ潰すなー!
   一郎、マイナス3ポインツ!

一郎:ははぁ、ありがたきお言葉!
   (何故だ?私がボケてから、父上が重ねてボケていくんじゃないのか?)

父上:では、次郎、今度はお前が3本の矢を折ってご覧なさい。

次郎:かしこまりました。
   (そのまま折るのはあまりにもベタだからな。ここは折るのではなく、モノボケで行くべきだな。)

   はい、これが坂崎、これが桜井、これが高見沢で、ジ・アルフィー!星空の下のディースターンス!

父上:トホホトホホ、トホホホホ!バッドバッド!バッドボケリングゥゥゥゥゥ!
   俺よりおもろいボケすなー!ボケより目立つなー!
   次郎、マイナス3ポインツ!

次郎:ははぁ、ありがたきお言葉!
   (いきなりハードルを上げすぎたか?ボケを重ねるときは、最初はジャブ程度で良いということか?)

父上:では、三郎、今度はお前が3本の矢を折ってご覧なさい。

三郎:かしこまりました・・・・・あ、折れないですね。じゃあ、今度は父上が折ってみて下さい。

父上:オーマイ!オーマイ!オーマイゴッッッッドゥゥゥゥゥ!ナチュラルネタフリングゥゥゥゥゥ!
   ミラクルゥゥゥゥゥゥゥ!三郎、2ポイントゲット!

一郎:(そうか!いくらダブルボケが許容されてきているとはいえ、本流はボケとツッコミ!
    そこを見誤ってしまった!餅は餅屋!ボケはボケ屋に!)

次郎:(ボケに機嫌よくボケさせる。これもツッコミの仕事。まだまだ俺は勉強が足りない!)

父上:はーい、それでは、俺が折るよー!注目してー!
   まず1本めー、ボキッ!はい、やっぱり折れるねー。
   でも、3本あればー、・・・ボキッ!やっぱり折れるよー。

一郎・次郎:折れちゃダメだろ!

三郎:今、折れた音、全部腹話術やんけ!

父上:ジャストジャストジャスト!ジャストツッコミーーーーート!
   三郎、1ポイント!

一郎:(本当だ!折れていない!あの音は腹話術だったのか。そこまで父上が芸達者だとは知らなかった!)

次郎:(ボケの力量を把握しておく。それもツッコミの仕事。
    ここまでツッコミマスターとしての実力差を見せ付けられては・・・)

父上:さて、気を取り直して3本の矢を重ねてみると・・・
   ね、ほら、3本あると折れないんだよー。
   このように、3人の力を合わせたら、どんな困難にも勝てるんだ!
   だから、いくらかしゆかがブサイクでも、3人揃ってこそのPerfumeなんだよ!

一郎・次郎:Perfumeの話かよ!

三郎:かしゆかより、あーちゃんの方がブサイクだよ!

父上:グゥゥゥゥゥゥゥゥレイト!ウルトラスーパーデラックスツッコミング!三郎、3ポインツゲット!
   10ポイント達成で!三郎、小笑家の世継決定ィィィィィィ!!

一郎:無念!

次郎:参りました!

三郎:俺、正妻の子じゃねぇよ!

父上:オーケーイ!グレィィィィィィトツッコミーング!



終わり