【リリコミンストレルショー成績】 OA率:5/5 平均:406.00KB 最高:457KB 最低:369KB ランク:B 【備考】6代目王者 | |||||
出場回 | 出場順 | KB | 勝敗 | 順位 | ネタの種類/タイトル |
204回 | 6番 | 409 | ○ | 2位 | 漫才/納豆関係 |
207回 | 4番 | 409 | ○ | 3位 | 漫才/犬飼った |
211回 | 4番 | 369 | ○ | 1位 | 漫才/悪原 銀、歌を歌う |
216回(岐阜・池田) | 6番 | 457 | ○ | 2位 | 漫才/LUPIN THE FORTH |
6回CB | 2番 | 862 | - | 5位 | 漫才/将来の夢(悪原が野放し) |
6回CF | 4番 | 990 | - | 優勝 | 漫才/楽しい刑事ドラマ |
256回 | 3番 | 401 | ○ | 2位 | 漫才/前説 |
7回CF | 9番 | 822 | - | 7位 | 漫才/バンディット町々のサタデーミッドナイトラジオ |
【シンナーズ成績】 OA率:7/7 平均:448.43KB 最高:493KB 最低:413KB ランク:B 【備考】デビューから4連続1位 | |||||
出場回 | 出場順 | KB | 勝敗 | 順位 | ネタの種類/タイトル |
31回 | 2番 | 453 | ○ | 1位 | 漫才/金魚すくい |
32回(米沢) | 2番 | 493 | ○ | 1位 | 漫才/観察日記NEO |
50回(1勝) | 6番 | 469 | ○ | 1位 | 漫才/子供はザンコク |
2回CB | 10番 | 990 | - | 1位 | 漫才/ドラゴン退治parallelworld |
2回CF | 10番 | 826 | - | 5位 | 漫才/どうぶつもりのかくれんぼ |
102回 | 4番 | 441 | ○ | 1位 | 漫才/テレフォンショッピング |
114回 | 6番 | 425 | ○ | 2位 | 漫才/山上海賊団 |
130回(10組) | 8番 | 413 | ○ | 4位 | 漫才/じゃんけんreactivate |
4回CB | 10番 | 762 | - | 7位 | 漫才/羊がある日僕の家 |
279回(100点・漫才) | 4番 | 445 | ○ | 1位 | 漫才/愛LOVE病院 |
【森の熊さん成績】 OA率:6/6 平均:439.00KB 最高:493KB 最低:409KB ランク:B 【備考】4連戦で4連勝&全てオーバー400 | |||||
出場回 | 出場順 | KB | 勝敗 | 順位 | ネタの種類/タイトル |
136回 | 2番 | 453 | ○ | 1位 | コント/面接 |
137回 | 1番 | 425 | ○ | 2位 | コント/月二人 |
138回(所沢) | 4番 | 409 | ○ | 3位 | コント/郵便局と共に |
139回 | 1番 | 441 | ○ | 1位 | コント/クイズろう |
143回 | 5番 | 493 | ○ | 1位 | 漫才/日根共催ワールドカップ |
152回 | 2番 | 413 | ○ | 1位 | コント/今日のヒーロー |
5回CB | 7番 | 1018 | - | 1位 | コント/ファミレス |
5回CF | 2番 | 726 | - | 9位 | 漫才/さる超有名選手P・P |
紹介 | |||||
エントリーNo.13はまさかの3組一緒。ただし皆単独でも一級のコンビばかり。 リリコミンストレルショーは目立たない地味な成績ながらファイナルで990KBと大爆発、 これがファイナル史上唯一となる伏兵の優勝である。 ただし中身はご覧の通りその前に3度もC大会に出場してる実力者なので知ってた人には当然の結果。 シンナーズ、森の熊さん共に1位でセミファイナルを通過しファイナルに出場しているが、 違う3組のユニットでファイナル出場、というかC大会出場はこの3組だけの記録。 3組合計18勝0敗。三者三様のネタ5本をどうぞ。 |
シンナーズ 第32回 493KB(1位) |
漫才/観察日記NEO |
サラリーマンじゃないよ |
香川:どーもー!シンナーズですー!
山上:僕が山上 海人で。
香川:僕が香川 輝なんですけれども。
山上:なんだかんだで。
香川:ラヴ・アンド・ピースのシンナーズです、よろしくゥ!
山上:そういえばさ、小学校のころ「アサガオの観察日記」って無かった?
香川:あぁ、あったあった。「8月10日、アサガオの花が咲いた」みたいなヤツな。
あと確か「蝶の観察日記」とか「ハムスターの観察日記」とかで生き物飼ったりしたぜ。
山上:でね、懐かしいなと思って僕も観察日記を書いたんだ。
香川:お、何の観察よ。
山上:ゴキブリ。
香川:ゴキブリ!?もっと他に観察すべき動物いたろ!
山上:なんだけどねー。それが理由があってさ。
香川:どういう理由だよ。
山上:最初、僕はウサギにしようと思ったんだよ。
香川:まぁウサギなら普通だったわな。・・・でも何でゴキブリになるんだよ?
山上:それがさ。僕がウサギの所に行ったら、ウサギが「あっしよりもハムスターの旦那のほうがいいですぜ・・・」って言って。
じゃあハムスターにしようかなーって思ってハムスターの所に行ったら、ハムスターが「おいどんよかミドリガメどんの方がいいでごわす」って言うんだよ。
それだったらって事で、ミドリガメの所に行ったら、ミドリガメが「ああん?手前、ゴキブリに決まってんだろ!?決めちまえや、ゴキブリによー」ってスゴまれちゃってさ。
だから、ゴキブリ。
香川:何小動物にたらい回しにされてんだよ!しかも揃いも揃って喋り方おかしいだろ!
山上:と、言う訳でじゃあ早速読むね。
香川:唐突だな・・・。
山上:「ファルコン観察日記」
香川:・・・・・・なぁ、ファルコンって何だ?
山上:あぁ、ゴキブリの名前。
香川:ミスマッチ!名前だけでもカッコ良くってか?
山上:んじゃいくよ。「7月15日、ゴキブリの卵を水槽に入れる。早く生まれないかな?」
香川:・・・まぁ、本来ならそういうの見つけた時点で即行根絶やしにするんだがな。
つーか、何処から調達したんだよゴキブリの卵。
山上:ペットショップ。
香川:ペットショップかよ!何十歩陳列商品間違えてるんだよ、そこは!
山上:「7月16日、まだ生まれない。」
香川:・・・まだ生まれてませんね。
山上:「7月17日、まだ生まれない。」
香川:気長に待とうぜ・・・。
山上:「どうしよう。イライラする。卵潰したくて仕方が無い。」
香川:落ち着け!待ってやろう、とりあえず!
山上:「7月18日、なかなか生まれないので、ダンプで下敷きにする。すると悲鳴の様な産声が。」
香川:結局潰しにかかってんじゃねえ!・・・つーか、生まれちゃうんだ。さすがにしぶといなゴキブリ。
山上:じゃ、続きだよ。「このゴキブリを「大空を駆け回るような子に育って欲しい」
との願いから、『ファルコン』と名づける事にした。」
香川:ゴキを飛ばすんじゃねえ!
山上:「早速、ファルコンに芸を教えようと思う。」
香川:ゴキブリに芸を?いや、無理だろ。
山上:「伏せは得意みたいだ。」
香川:いや普段から伏せてるカンジだから!芸じゃないわ、んなモン。
山上:そうそう。最終的に一撃必殺デスファング覚えさせるつもりだからね。
香川:なんで芸から必殺技だよ!おかしいだろ!
山上:勇者一行について行ったら役に立ってくれるかなーって。
香川:立たねえよ!入ったとしても存在浮くよ!「ゆうしゃ・まほうつかい・ごきぶり」みたいなお笑いパーティーになっちまうだろうが!
山上:そのために、毎日デスファング覚えさせるために耳元で「デスファング」って囁き続けるからね。
香川:覚えるわけねーだろ!特にその方法で!それよか何だよゴキブリの耳って・・・。
山上:「7月19日、ファルコンに餌をあげてみる。いくつか試してみた。一番好きなのはホウ酸団子の様だ。」
香川:なんで殺虫剤を試してみるんだよ!大体、んな毒盛られて喜ぶファルコンもファルコンだっつーの・・・。
山上:「7月26日、ファルコンが一週間の闘病から立ち上がる。」
香川:ほら死線を彷徨った!
山上:「『ん・・・あれ?ココは・・・何処?』
『ファルコン・・・病院だよ。良かった・・・本当に良かった・・・』
『今日は26日・・・・・・そっか、もう一週間経ってたんだ。
・・・ね、ねえ?何で泣いてるの?何でさ?ねえ?
・・・・・・あ・・・あれ、腰から下が・・・動かないや・・・』
『ファ、ファルコンッ!!』」
香川:何今の!?随分とリアルな状況だな!て言うか、ゴキブリ相手に何どきつい芝居かましてんだよ。
山上:まぁ、10割作ったけどね。
香川:完全に嘘っぱちかよ!
山上:「7月27日、ファルコンが幼稚園卒業。涙の卒園式は園長先生の『キャー!ゴキブリよー!』の一声にて終了。」
香川:突然意味不明だ!またなんでそんな状況に陥るんだよ!ツッコミ所多すぎだわ。
スゲーな、ゴキブリが幼稚園に通ってた事実。
山上:「7月28日、ファルコンが陸軍713部隊に入隊。
しかし涙の列車での送迎は、ラジオの天皇陛下の『キャー!ゴキブリよー!』の一声にて終戦、除隊・・・。」
香川:今度はまたどんな事態だよ!なんでゴキブリが戦地へ赴くんだ!?それにゴキブリ関係で終わる戦争ってどんな戦争じゃ!
山上:「7月29日、夢だと気付く」
香川:夢オチかよっ!ココまで引っ張っといて夢オチかよぉっ!
山上:「7月30日、ファルコンにお嫁さんをあげようと思う。クロゴキブリのフランソワだ。」
香川:お嫁さんねえ・・・。・・・つーか何でそんなクソネームだよ・・・。
山上:いや、ほら、ドイツ語でフランソワは「高き空を駆け回る」と・・・。
香川:言わねえよ多分!しかもファルコンとほぼ同じ理由だよな!?流行ってるのか!?ゴキ飛ばすの流行ってるのか!?
・・・てか、どこから調達してきたんだよ、フランソワは。
山上:ブリーダーの方から譲って貰って。
香川:なんで子犬貰うみたいな感じで貰っちゃってるんだよ!ゴキブリブリーダーなんかいねーから!
山上:んじゃ続き。「8月01日、ファルコンはフランソワを気に入ったみたい。フランソワをバリバリと食べた。お嫁さん作戦失敗。」
香川:食べ物として見ちゃったよ!しかも共食いなのと名前着いてるのとで相乗効果効いて相当グロいな!
山上:「8月02日、ファルコンが初めて言葉を喋った。『ま〜んま、ま〜んま』」
香川:いや喋るゴキブリってどんなだよ!しかも赤ん坊かっ!
普通ゴキブリは喋るなんて芸当やらねーから・・・。
山上:・・・『チャバネーから』?
香川:お前の頭ン中ゴキブリで一杯か!?
山上:続きね。「8月03日、ファルコンが全国英語演説コンテストで優勝。テーマは『人とゴキブリの共存』。」
香川:って、一晩で物凄い成長したな!てか、そのテーマもゴキブリがやるだけあって重みを感じるし・・・。
山上:「8月04日、ファルコンがオリンピック出場。金メダル獲得。一躍人気者に。」
香川:もう何かゴキブリとは思えない出世だよ!
つーかどんな競技だ、ゴキブリが結果を残せるスポーツって・・・。
山上:ぬめぬめタイムトライアル2006。
香川:ねえよそんな競技!内容不明だろ!トリノでする気かその競技!?
山上:ファルコン、江頭2:50と競り合って見事優勝。
香川:エガちゃん意外と強いな!・・・いや、まぁ例外だろうけど。
山上:続きね。「8月04日、ファルコン、プロチームに引っ張り蛸。ただ、ゴキブリなのに蛸とはこれ如何に。」
香川:慣用句にケチつけんじゃねえ!
山上:「8月05日、ファルコンが数多ある誘いを蹴り、俗世間に嫌気がさして出家。」
香川:仏門入っちまったよ!しかもなんか悟り気味じゃねえかよ。ゴキブリがよー。
山上:「出家に伴い、触角を切る」
香川:頭丸めた!
山上:「8月06日、ファルコン破門。理由、ゴキブリだから。」
香川:まぁ、常識的にはそうはなるだろうけれども!
だけど・・・なんか理不尽な理由で破門されて可哀想だな・・・。
山上:「『たとえ破門されても、仏を信じる心は変わらない』、沈む夕日に誓うファルコン。」
香川:健気だ!健気なゴキブリだ!頑張れファルコン!その姿勢が気に入ったぞ!
すげえ!尊敬するよ!これじゃ、俺ら人間もファルコンの様に頑張らなくちゃいけないな・・・。
山上:「8月07日、今日の夕飯はホウ酸団子、ファルコン寝込む。」
香川:台無しだぁぁー!それでも頭の悪さは変わらねえのかよ!情けねえ!
山上:「8月14日、病気で寝込む中、フランソワが夢枕に立つ。」
香川:フランソワってファルコンが食ったゴキブリじゃんか・・・てか、また一週間闘病したな。
山上:「『どうして・・・どうして私を殺したの・・・?』
『ごめん・・・あの時は・・・あの時は、どうしていいか自分でも解らなくて・・・
気付いたら、バラバラになったお前が目の前に・・・・・・』」
『あなたに殺されてさえいなければ、私のお腹の中の赤ちゃんも死なずに済んだのに・・・』
香川:まーた始まったよ。大根・・・いや、ゴキブリ役者が。
山上:「『じゃあねファー君。テストで100点とったら許してあげる。』
『あ、そうだ!僕ね、英語で100点取ったよ!』
『偉いねー!じゃあ許してあげる!』」
香川:はぁぁ!?急激に雰囲気ガッシャガラガラだよ!母子かお前ら!つーか、殺害とテスト100点じゃ罪と罰が釣り合わなさすぎだろうが!
・・・・・・それにしても、得意の英語が役に立ったワケか。
山上:まぁ、アメリカのニュージャージー生まれだしね。
香川:ジャパンの水槽生まれだよ!お前のゴキブリ、恐らくそんなに英語環境に恵まれてないから!
山上:「8月15日、終戦記念日だからという理由で兵隊さんが夢枕に立つ。」
香川:どんな理由だ!適当も甚だしいな!
山上:「『どうして・・・どうして私を殺したの・・・?』
『え、あなた誰ですか?』」
香川:案の定知らねえのかよ!別にお前は知らないってよ!帰れ!
山上:「知らない兵隊が夢枕に立った。2マス戻る。」
香川:すごろくかよ!いつからすごろくの要素が追加されたんだよこの観察日記は!
山上:「8月16日、ファルコン死去。享年約一ヶ月。」
香川:え、急に!?おい、ファルコン死んじまったぞ!?どういう事だよ!
山上:僕が『ゴキブリの動きぶり』って言ったら寒さで生きていけなくなって・・・。
香川:それは死亡の一因に成りえねえよ!駄洒落でゴキブリ死に至らしめるヤツなんかいねーから!
山上:それにしても・・・たかだかゴキブリってナめてたみたいだね、僕。
香川:適当すぎだっつーの・・・。
山上:・・・そういえばさ、ファルコンって鷹って意味じゃない。
香川:あぁ、そういやそうだわな。・・・それが?
山上:ゴキブリを育てるのを、「鷹」なだけにちょっと「タカ」くくってたみたいだね。
香川:いいかげんにしやがれ!
二人:愛と平和と中毒症状、シンナーズでしたー!
|
シンナーズ 第2回C大会セミB 990KB(1位) |
漫才/ドラゴン退治parallelworld |
C大会史上最高KB(当時) |
香川:はい、ども!よろしくお願いしまっす!
山上:僕が山上 海人で、
香川:僕が香川 輝です。
山上:何だかんだで、どうも。シンナーズです。
香川:ラヴ アンド ピースのシンナーズです、よろしくゥ!
山上:いやー・・・何をとち狂ったかチャンピオン大会だね。
香川:まあ、前代未聞のランキング一位のどんケツが見れる、って事で頑張りますか。
山上:実は僕ね、今すごくゲームにハマってんの。
香川:お、どんなのだよ?
山上:「リャッリャー・プップルプー・ガチョンチョン」・・・あ、RPGね!
香川:RPGはその略じゃねえよ!ロールプレイングゲームだろ?
山上:うん。その中でも取り分けファンタジーの正統派RPGが面白いと思うんだ。
香川:ポピュラーなヤツな。ドラクエとかその辺の。
山上:剣と魔法と・・・あと、魔法と剣と魔法の世界のRPGなんか最高だね。
香川:剣と魔法以外の印象ないのかよ!
山上:そう・・・ファンタジーこそ僕の命・・・ファンタジー・マイ・ライフ・・・。
香川:自分に酔ってるところ悪いけど、意味一緒だからな。
山上:とにかくファンタジーが最高なんだよ。ウナギに梅干くらい。
香川:悪い食い合わせの代表格だろ。最悪じゃん。
山上:それでRPGと言ったら戦闘だよね。
香川:あー、確かに。戦闘の無いRPGって実際無さそうだしな。
山上:「ズダダダダ!ズダダダダ!」「なんで・・・なんで味方から弾が飛んで来るんだよ・・・!」
「あれ、歩けないな・・・あ、俺の足、俺の足・・・ッ!(ズトン!)」「お前は死体だ。死体だと思え。生きようとするから弾が恐くなる。」
香川:お前ファンタジーが最高って言ったばかりだろ!完璧に醜い近代戦闘じゃねえかよ!
山上:それで僕考えたの。ドラゴンクエストを超える最高のファンタジーRPGを!
香川:ドラクエ越えと来たか・・・。
山上:ドラゴンに捕まったお姫さまを救うため、勇者テルと魔法使いカイトが洞窟を冒険するドロドロファンタジー!
香川:ドロドロファンタジーって何だー!?
山上:映像化したら当然放送する時間帯は昼だね。
香川:昼ドラ意識してんじゃねえかよ!
山上:そういうワケで君が勇者で僕が魔法使いね。・・・さあ、RPGの世界へ出発だ!!
香川:・・・ハァ〜?
山上:『ここは とある ファンタジー おうこく』
香川:ファンタジー王国・・・。
山上:『ドラゴン おひめさま つかまえた テル カイト たすける』
香川:何でカタコトみたいになってるんだよ!
山上:そして二人の大冒険が今、始まったのだ・・・。
香川:・・・あ、そっか。お姫様がドラゴンに捕まっててそれを俺達が助けるんだな。
山上:その二人の名は勇者テルと魔法使いカイト。
香川:俺らか。俺がテルでお前がカイトな。
山上:テル=アアアアア=アアア=アアアアア
香川:テルから後全部適当じゃねえかよ!
山上:嫌?
香川:大体の主人公は嫌がるぞ、それ。
山上:それじゃあテル=2+3。
香川:俺は5じゃねえ!イコールを利用して足し算するなよ!もう前者で良いよ・・・。
山上:で、僕がカイト=シュウバンデシヌね。
香川:名前で展開が読めちゃうだろ!
山上:『さあ たびだて! テル カイト せかい の うんめい は きみたち の てに かかっている!』
香川:お、RPG的なメッセージ表示が・・・。
山上:そして、二人はタクシーで洞窟にたどり着いた・・・。
香川:なた、通行手段が現実的だな!
山上:『テル は こぜに を もってない!うんてんしゅ は ばくはつ すんぜん だ!』
香川:そんな障害!?電源切りたくなるわ!お釣りが多いと運ちゃんはキレるんだよ!
山上:そうして僕達はドラゴンの洞窟へと入って行く・・・。
香川:・・・ち。ココがドラゴンの洞窟か・・・。
山上:『テンテテーン。おひめさま を ひろった!』
香川:突然姫を!?つーか姫ってアイテムみたいに拾うものなの!?
山上:『テル は おひめさま を にぎりしめた!かんどう の フィナーレ!』
香川:開始何秒だよ!しかも勇者が姫を握り潰してフィナーレなるかよ!抱きしめたならまだしも!
山上:『テル は タクシー を ひろった!』
香川:帰る気マンマンじゃねえか!
山上:『カイト は タクシー を ひろおうとした!でも むし された!』
香川:乗車拒否されてる!つーかファンタジーなのにタクシーうろちょろしすぎだろ!
大体、姫様早速拾っちゃRPGならねえじゃん・・・。
山上:むー・・・仕方ないね。『テル は おひめさま を にぎりしめた!おひめさま が こなごな に くだけちる!』
香川:なんてことを!!
山上:そしてテルとカイトの二人は洞窟を進んでいくのだった・・・。
香川:やっと持ち直したよ・・・お姫様粉砕したけど・・・。
山上:ズッダッダッダッダッダッダッ、ズッダッダッダッダッダッダッダッ。
香川:・・・ん?
山上:『おひめさま が あらわれた!』
香川:戦闘のノリで姫がまた出たー!
山上:『テル は けん で おひめさま を こうげき!』
香川:早速敵と認識かよ!うわ、マズイだろコレ・・・。
山上:『おひめさま「ほう、コレが貴様の本気か?勇者と言うのも貧弱だな。どれ、腕を貰おうか。」
こうげき は かきけされ テル は かた を だっきゅう した!』
香川:強っ!!師匠みたいに強っ!!
山上:『カイト は なやんだあげく テル を ねむらせた!』
香川:悩んだ末意味不明な行動に出てんじゃねえ!・・・ぐぅ・・・。
山上:そして、時間がたつこと数分。
香川:zzzz・・・。
山上:『カイト は おひめさま から いちども ふりかえらずに ぜんりょくしっそう で にげだした!』
香川:・・・ん?あ、寝てる間に戦闘終わってる。終わってるけど情けない・・・。
山上:『カイト は ゆせいマジック を しまった!』
香川:まさか、寝てる間に俺に落書きしたのか!?本気で脱走してる割には余裕だな!
山上:じゃあ行こうか。
香川:質問に答えろ!お前俺に落顔したろ!
山上:そして魔法使いカイトは勇者テルの記憶を消し、冒険を続けた・・・。
香川:おい、待て!記憶消すな!あと顔の落書き消せ!
山上:そして出会うモンスター全てに笑われながら辿り着いた洞窟の最深部・・・。
香川:俺一応勇者なのに!随分変態じみた勇者だな、ホント・・・。
山上:あ!大きなドラゴンが姫を水晶の中に捕らえてる!助けなきゃ!
香川:・・・てゆーかさっきやたら強かった姫はなんだったんだ・・・?
山上:『ギャオオオオン !! ドラゴン の おたけび が こだま する!』
香川:うわ!・・・また凶悪な・・・。
山上:『ギャオオオオン !! テル の おたけび が こだま する!』
香川:何で俺ハウリングしてんの!?
山上:『ドラゴン は ひいている ! あの かお で あれ されたら ・・・』
香川:だから俺に落書き落とすチャンスなかったのかよ!しかも爬虫類にドン引きされるのはなあ・・・。
・・・って、そうじゃなくて戦闘しないと!
山上:『ドラゴン は なかま を よんだ! ドラゴン の てした たち が あらわれた!』
香川:うわ、仲間呼ばれた!・・・く、手ごわいな・・・!
山上:『カイト は タクシー を よんだ! でも あからさま に むし された !』
香川:お前どんだけタクシーに嫌われてるんだよ!・・・てゆーか何の対抗なんだ・・・。
山上:『テル は タクシー を よんだ! タクシーだい はらってない ので ばくはつ すんぜん だ!』
香川:さっきの!?あと金は払っておけよ!
山上:『テル は うんちゃん を なげた! だいばくはつ !!』
香川:運転手を爆弾みたいに使うんじゃねえ!!
山上:『ドカーーーン!
ドラゴン に 755 の ダメージ !』
香川:結構効いてる!
山上:『ドラゴン は いかりくるった!
テル に とがった つめ が おそいかかる !!』
香川:うわ、殺られる・・・!
山上:『ドン! テル は つきとばされた!』
香川:え・・・?
山上:『カイト の しんぞう に するどい つめ が ささっている!!』
香川:な!?
山上:『カイト は ジバク を となえた!カイト は じばく した!!』
香川:カ・・・カイトォォォォォォ!!
山上:『カイト は しんでしまった が タクシー は みむきもしない!』
香川:この期に及んでまだ無視か!
山上:『ドラゴン は ふらふら だ!!』
香川:くそおおおおっ!許さねえ!必殺技だー!
山上:『テル の ひっさつわざ!
ちょうまこうぶはきりゅうしょうすめらぎざんあくけん!!』
香川:読み辛っ!ひらがな表記考えて技名づけろよ!
山上:『ドラゴン に 350 の ダメージ!
ドラゴン を たおした!!』
香川:この技タクシーの運転手より弱いの!?・・・にしてもやっと、倒したか。・・・でも・・・。
山上:『すいしょう が われた !おひめさま を たすけた!』
香川:・・・・・・。
山上:『おひめさま「ありがとうございます、あなた様のお陰で私は救われました。」』
香川:・・・あれ、さっきの師匠みたいなのは?
山上:『おひめさま「あなた様のお名前を、お教え下さい。」』
香川:あぁ、テル=アアアアア=アアア=アアアアアです。うわ、バカみてえ!
山上:『おひめさま「テル(後は面倒だから言わねえよクソ虫)、ありがとうございます。』
香川:カッコ書きの悪口の方が本セリフよりも文字数多い!
・・・いや、俺だけじゃなく、俺やあなたの為に死んだカイトにお礼を言ってやってください・・・。
山上:『おひめさま「あなたのお仲間のタクシー業界の嫌われ者の人、ですね。」』
香川:そっちの印象しか無いかもしれないけど、一応は魔法使い扱いしてやれよ!
山上:『おひめさま は せいなる じゅもん を となえた !!』
香川:え?
山上:『カイト は いきかえった!』
香川:えええ!?
山上:『おひめさま「一生に一度しか使えない呪文です。タクシー業界の異端者は生き返りました。」』
香川:だからタクシー業界から忌み嫌われてる事しか印象に無いのかよ!!・・・でも、一生に一度しか使えないって・・・?
山上:『おひめさま の からだ が ひかり と なっていく ・・・ !!』
香川:ど、どうしたんだ!?
山上:『おひめさま「一生に一度しか使えないとはこういう意味です。私は死にます。」』
香川:な、なんてことだ・・・師匠的なお姫様に関しては何の解決も無く勝手に死んじゃうのか・・・!
山上:『おひめさま「それでは、ごきげんよう・・・。」』
香川:姫ーーーーッ!って叫んではみるものの疑問がチラついて全く感傷的になれん・・・。
山上:『カイト は じゅもん を となえた!おひめさま は もとどおり に なった !!』
香川:へ?
山上:ふっふっふっ、実は僕、白魔導士だったのさ!
香川:へ、へえ〜・・・いや、生き返って早々そんな変な設定言われても知らんけど・・・。
山上:『こうして ぎもん は かいけつ されないまま せかい は へいわ に なった ・・・
END。』
香川:え、突然終わるの!?アレが誰なのか知らないうちは俺に平和はねえのに!
山上:で、どう、面白かった?
香川:すっげえモヤモヤした・・・俺のノリ次第で案外良い話になったかもって言うのはあるけど、兎に角あの師匠みたいなのは何なんだ・・・。
山上:それはね・・・あっ、ダメだ。
香川:どうしたんだよ?
山上:警察が僕を追ってるみたいだから、この辺で。
香川:は?・・・なんで?
山上:ふっふっふっ、実は僕、白タクーシだったのさ!
香川:本当にタクシー業界の異端児かよ!いい加減にしろ!
二人:愛と平和と中毒症状、シンナーズでしたー!
|
森の熊さん 第143回 493KB(1位) |
漫才/日根共催ワールドカップ |
4連戦の4戦目で最高KBとかイケメーン |
仁川:どうも〜。
小倉:『森熊絞殺!』
仁川:ビックリですね。そんなはずは無かったのですけれども。
小倉:この位のスタンスが一番良いんです。
仁川:そうですか、勝手にしてください。
小倉:ところで皆さん、サッキングしてますか?
仁川:・・・ん?
小倉:サック ― サッカー ― サッキスト。
仁川:比較級にしないで下さい。サッカーですね?
小倉:そう、近年アメリカで大統領批判なのではないかと疑われ、公共の放送から外されたサッカーです。
仁川:そうなんですか。それで、それは一体どのサッカーなんでしょうか。
小倉:・・・ぁれ?みなさんもしかして・・・サッカーご存じない?
仁川:ご存知ですよ。存じ上げてますよ。
小倉:しょうがないですねぇ、私からじきじきにサッカーというものを教えて差し上げましょう。
仁川:皆様は小倉さんが思っている程幼稚ではないので大丈夫だと思います。
小倉:まずサッカーと言うのはですね。雨の日に6千人でするスポーツでして。
仁川:のっけから間違ってる気がします。
小倉:それで首に掛けたレイを引きちぎりあい、最終的には憎みあい、歴史はまた戦乱の一途を辿るのです・・・。
仁川:現実に戻ってきてください。
小倉:はーい・・・うわ!舞台にいるとは!
仁川:・・・最初から現実にはいなかったんですね。
小倉:あれ、もしかして現実にいない間、超能力とか使ってませんでした!?
仁川:ませんでした。
小倉:そうですか・・・ませんでしたか。・・・あ〜あ、いっつもませないんですよね〜。
仁川:・・・まぁ、あんまりましててもしょうがないですよ。
小倉:そうだ、サッカーの話やります。
仁川:最初からその話題でしたが。
小倉:そういえば凄い盛り上がりでしたね。日根共催ワールドカップ。
仁川:・・・日『根』?
小倉:お向かいの国、大根民国の事ですよ。知りませんか?
仁川:お隣ではないんですね。と、言うかそんな野菜の国は知りません。
小倉:主産業はにんじん。主食はしょうが。首都はかぶ。
仁川:ことごとく根菜なのに、大根が一度も出てこないとは。
小倉:まぁ、その国と日本が共同でワールドカップを開催した事、覚えてません?
仁川:韓国となら2002年にしましたけど・・・。
小倉:そんな昔の事じゃないですよ。BC2007年位の頃です。
仁川:遥かに古すぎます。ビフォア・キリストじゃないですか。石器時代ですか。
小倉:いやぁ、盛り上がりましたねぇ。限定サッカーとか人食いサッカーとかざわ……ざわざわ……とか。
仁川:福本伸行の臭いがプンプンするんですけど。
小倉:サッカーボールって言うんですか?あの赤くて片目にしか墨入ってない球を蹴っ飛ばして。
仁川:違います。だるまを蹴らないで下さい。
小倉:あとサッカーって本当に白熱しますよね。いや、発熱して高熱にうなされますよね。9度5分くらいの。
仁川:訂正前で合ってます。サッカーとインフルエンザを一緒にしないで下さい。
小倉:それで本当に爆熱して実況の人までハイになって灰になるんですよね。
仁川:まぁ、爆熱とかしたら灰になるんじゃないですかね。
・・・あぁ、実況っていうとシュート、ゴールゴールゴールみたいな。
小倉:中村のシューク!リームリームリィィィィム!
仁川:オツムがズタズタな実況ですね。中村がシュークリーム抱きかかえてゴロゴロ転がる姿が目に浮かびます。
小倉:あぁ、こんな事話してるからサッカーがやりたくなってきた。
仁川:家に帰ってからにして下さい。
小倉:そう言うわけでサッカーコントか冬眠コントのどちらかをやらせて下さい。
仁川:何故そこで二択になるんです?あと冬眠コントって進展が無さそうなので止めてください。
小倉:じゃあサッカーコントか竹島コントか魚釣島コントをさせて下さい。
仁川:三択にもしないで下さい。あとサッカー以外の選択肢は対外諸国との関係が悪化するので止めて下さい。
小倉:じゃあサッカーコントをさせて下さい。
仁川:ご自由に。
小倉:と、言う訳で始まりました日根共催ワールドカップ。日本対大根です。
仁川:マヌケな勝負ですね。
小倉:おぉ!開始早々大黒が中田と手を取り合い、ディフェンスを掻い潜ってゴールイン!幸せな新婚生活だー!
仁川:・・・・・・。
小倉:大根民国のガチョンチョン、イエローカードを場に表示!4マナ払って敵ミッドフィルダーを1体破壊!エンド!
仁川:・・・・・・。
小倉:おっと宮本が窓際から高飛び!芸術点が下腹部に集中しているー!
仁川:・・・あの、それはサッカーですか?私サッカーの事はそれほど知らないのですがコレは違うと思います。
小倉:サッカーです。
仁川:ならいいです。
小倉:後半開始!選手全員丸刈りでガッチャマンのテーマに乗ってラインダンスしながらボールを取り囲んでいます!
仁川:・・・いや、あの、やっぱり違うと思うんですけど・・・。
小倉:全然サッカーですよ。
仁川:いや、今のシーンはサッカーじゃないと思うのですが。
小倉:だって・・・ホラ。ガッチャマンのテーマって良く流れません?
仁川:私はどちらかと言うとGO WESTとかの方がピンと来るんですけど・・・。
小倉:誰だっ、誰だっ、誰だーっ。空にー踊る謎の影ー。
仁川:ココまで否定されてあなたはまだ歌いますか。
小倉:あーかーくーてー、まるーい。
仁川:ダダダッ。
二人:ダールマァー。
仁川:だるまですよね?
小倉:サッカーボールです。
仁川:不思議ですね。そういわれると本当にサッカーボールだと思えてくる。
小倉:はい、コントお終い。楽しかった・・・。
仁川:楽しかったですか、そうですか。エゴの塊なんですか。
小倉:でもサッカーに関しては物知りですよ。サッカー界のファーブルって呼ばれてますからね。
仁川:ファーブルですか。でかく出ましたね。・・・じゃあ、オフサイドとは何ですか?
小倉:カマキリですね。
仁川:スルーパスとは?
小倉:アリジゴクです。
仁川:バナナシュートとは?
小倉:オスが集団で集まる習性のことを言います。ユスリカなんかがやりますね。
仁川:そうなんですか。まぁ、私は答えを知らないので強く違うと言えないのですけれども。
確かにファーブルとだけあって中々の知識をお持ちですね。でもサッカー界じゃなくてもファーブルなんじゃないですか、あなた。
小倉:そんなまさか。サッカー以外となると凡人と言うか蝋人形ですよ。
仁川:蝋人形ですか。どこの悪魔にしてやられたか知りませんが、それがサッカーなんですか。理解しました。二度と私に近寄らないで下さい。
小倉:ああっ・・・説明したらまたサッカーがしたくなってしまった・・・!
仁川:もういい加減にしてください。
小倉:・・・今夜は凄い夜になりそうですね。
仁川:何をする気なんですか。サッカーであなたは何をする気なんですか。
小倉:は、早く・・・サッカーを・・・!
仁川:・・・仕方ない。では今やりましょう。サッカーを。
小倉:ブ、ブラボネリネリ!やりましょうやりましょう!
仁川:ブラボーじみた滅茶苦茶語が聞こえなくも無かったですがこの際仕方ないです。
それでは、まず何をすれば良いのでしょう?
小倉:そうですね。まず先攻後攻を決めましょう。
仁川:・・・サッカーボールも無しにですか?
小倉:ボールなんてあろうがなかろうがサッカーは出来るんですよ。
仁川:ボールを軽視しすぎてません?
小倉:そんなはずは無いですよ。適当に「シュート!」とか「喰らえっ!」とか「岬くん!」とか言えばサッカーは成り立つんです。
仁川:本当に適当ですね。やる気の欠片も見えないです。
小倉:それでは潜行航行を決める為にコイントスをしましょう。
仁川:先攻後攻ですよね?何だか潜水艦みたいな事になっちゃってるんですが。
小倉:それでは(ピーン)・・・僕が先攻ですね。
仁川:では、どうぞ。
小倉:「シュート!」
仁川:「ゴール!」
小倉:「翼くん!」
仁川:「岬くん!」
小倉:「喰らえっ!」
仁川:「死ねえ!」
小倉:満足・・・・・・!!
仁川:釈然としないんですが。
小倉:どうしたんですか?
仁川:これの面白さはちょっと私には分からないのですし、サッカボールも無いのにサッカーをやるなんて本末転倒ですよ。大体翼君と岬君が殺しあってるじゃないですか。
小倉:そうですかね。
仁川:そうですよ。「サッカーボールを蹴らずに何がサッカーだ」とオシム監督も言ってたじゃないですか。確か。
小倉:そう・・・ですよね。確かにそう怒られた記憶があります。多分。
仁川:えぇ、これからはサッカーボールを蹴ってサッカーをしましょう。
小倉:そうします・・・・・・いや・・・やっぱり・・・。
仁川:ん?
小倉:ダダダッ、
二人:ダールマァー。
仁川:やっぱりだるま蹴る派なんですか。
二人:ありがとうございました。
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森の熊さん 第5回C大会セミB 1018KB(1位) |
コント/ファミレス |
もうファミレスコントってこれだけでよくね? |
小倉:カランコロンカラーン。
仁川:いらっしゃいませ。何名様でしょうか?
小倉:2名です。
仁川:2名様ご案内です、こちらへどうぞー。
小倉:・・・てくてくてく。
仁川:・・・止まれ。
小倉:びくっ!
仁川:何名様だ?
小倉:・・・2名ですよ。
仁川:背中に当たっているもの、わかるよな。
小倉:・・・・・・。
仁川:無機質で冷たい感触だろ。好きだよな、おまえ。
小倉:・・・・・・それで、僕をどうする気だ。
仁川:どうもしない。ただ、本当の事を言った方が身のためだ。
小倉:・・・1名です。
仁川:座れ。
小倉:・・・・・・。(椅子に座る
仁川:椅子じゃない、床だ。
小倉:は、はいっ!(床に座る
仁川:ほらよ。無機質で冷たいお水でございます。・・・好きだよな、おまえ。
小倉:・・・・・・大好き。
仁川:まぁ、せいぜい飲むんだな。
小倉:・・・・・・あの。
仁川:用件は分かっている。夕飯を食べにきたんだろ。
小倉:え!ってことは・・・。
仁川:却下だ。第一お前には危険すぎる。
小倉:そ、そんなの、やってみなき
仁川:やる前から分かっていることだ。貴様は俺に先導され、良いように接客され、意 味も無く床に座らされている。
予言しよう。貴様がハンバーグを注文した3分以内に必ず、貴様のテーブルにハ ンバーグが置かれる。
小倉:・・・・・・。
仁川:舐めるなよ小僧。接客態度は完璧だ。マニュアルに手落ちなど、まず、無い。
小倉:それでも僕は・・・ハンバーグが食べたいんです!
仁川:俺は血を見るのが嫌いでな。この店のハンバーグは血が滴るほど生だ。
小倉:でも、もっと・・・もっと焼けば!
仁川:だが俺は固い肉はもっと嫌いだ!
小倉:・・・・・・。
仁川:お水で御座います。グラスの方冷たくなって御座いますのでご注意ください。
小倉:・・・・・・ぐびぐび。
仁川:貴様などコップ一杯で十分だ。
小倉:・・・じゃあ、せめてスパゲッティだけでも・・・。
仁川:それも許されん。
小倉:え・・・。
仁川:貴様ら日本人はスパゲッティをフォークとスプーンで食べる。
小倉:確かに・・・そうですけど・・・。
仁川:だが欧米では、スパゲッティをナイフで切って食べる。食べやすい大きさにだ。
小倉:・・・スプーンが低脳だと言いたいんですか・・・?
仁川:そうは言っていない、ただ、貴様ら日本人が遅れてると言いたいだけだ。
小倉:に、日本人は遅れてなんて・・・!
仁川:欧米では「スパゲッティ」とは言う前に「パスタ」と言う。
それと、熱くなるな。周りのお客様に迷惑で御座います。
小倉:ぐ・・・・・・。
仁川:だから申し訳ありません、スパゲッティはただ今品切れとなっておりますだ。
小倉:そんな・・・。
仁川:・・・ご注文になられてました、お水でございます。
小倉:・・・・・・うわーい、お水だー・・・。
仁川:飲んだらさっさと帰れ。貴様のその心構え、命取りになるぞ。
小倉:・・・お子様ランチ、じゃダメですかね?
仁川:な゛!?・・・お、お子様ランチだと!?
小倉:えぇ。それなら、僕でも大丈夫でしょう?
仁川:しかし、今は夕飯時だぞ!?
小倉:えぇ。お子様『ランチ』なのは百も承知です。
仁川:危険すぎる・・・。チャーハンに刺さっている国旗、アレはつまようじだ ぞ・・・?
小倉:大丈夫です。絶対に旗でシーシーしません。
仁川:本当か?そんな事をするとわが国では即刻袋叩きだ。強いぞ、我が国は。
小倉:大丈夫ですってば。確かにつまようじですが、「シーシーしたい」なんて、そん な感情抱きませんよ。
仁川:・・・だが俺はお前と同じ事を言って、シーシーしたヤツをゴマンと見ている。
彼らはみな、同じように店の外へ放り出され、そして死んだ。
小倉:僕に限ってそんな事はありません。
仁川:だが自分で言っては信用できんな。今度ばかりは老婆心だ。水を飲め。
小倉:・・・ごくごく。
仁川:飲んだら帰れ。それだけだ。
小倉:あ、あの・・・。
仁川:なんだ、まだあるのか。
小倉:帰る前に一つ聞いていいですか・・・?
仁川:・・・俺で答えられる事なら教えてやる。
小倉:わが国とか言ってたけど・・・・・・何処の国の人?
仁川:・・・私の故郷は、イで始まり、ドで終わる。
小倉:・・・・・・インド?
仁川:早計だ。イングランドかも知れないし、井戸かも知れない。
小倉:貞子じゃないんだから井戸はないでしょ。
仁川:・・・もう一つ、私の故郷は「イ」と「ン」と「ド」の文字が入っている。
小倉:じゃあもうインドですよね!?
仁川:だから早計だ。井戸の選択肢が無くなっただけに過ぎん。
小倉:・・・ハンバーグ!
仁川:わが国の宗教で牛を口にすることは許されん。
小倉:スパゲッティ!
仁川:わが国では欧米と違い、右手で食べる。
小倉:お子様ランチ!
仁川:わが国の国旗の糸車と、日本の国旗の日の丸の位置が凄く似ている。
小倉:インドだ・・・。
仁川:早計だと言っている。イングランドの選択肢が無くなっただけではないか。
小倉:インドしか選択肢無いですよね?
仁川:だが私の出身地がインドだと分かった事で何になる。
小倉:・・・・・・。
仁川:さぁ、帰るが良い。それとも、まだ水が欲しいか?
小倉:・・・・・・。
仁川:どうした、帰らないのか。
小倉:・・・・・・。
仁川:それならそれで結構だ。だが黙っていただけでは水しか出んぞ。
小倉:・・・・・・カレー下さい。
仁川:かしこまりましたー。
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リリコミンストレルショー 第回 4KB(1位) |
漫才/楽しい刑事ドラマ |
チャンピオンなのに今日はこのネタだけなの、許してね。 |
町々:どーもー、リリコミ
悪原:刑事ドラマやりたいー! 刑事ドラマやりたいー! ほら刑事ドラマやらせてよー! 早く、ほら早く! セブン、エイト、ナイン、ドカーン!
お前死んだー! お前死んだー! 早くやらしてくれないからお前死んだー!
町々:……なにごと……?
悪原:刑事ドラマがやりたいのー! 刑事ドーラーマー!! ドラママーン!
町々:あぁ、うん、うん、分かったからもう好きにやればいいんじゃねえ?
悪原:あっ、喉が渇いた。喉が渇いたー!
町々:お前フリーダム過ぎるだろ!
悪原:喉が渇いたよー! 喉が渇いたよー! 喉がタクラマカン砂漠だよー!
町々:知るか! ……梅干のことでも考えてろよ。
悪原:え? ……ああっ、ふ、不思議! 口の中にお水が一杯出てきたよ!
町々:そうか……良かったな……。
悪原:そして、刑事ドラマがやりたいのだよー!
町々:おかえり。
悪原:刑事ドラマってさー、「ジーパン」とか「山さん」とか「殿下」とか「マカロニ」とかさ、そう言うニックネームで呼び合うんだよなー!
町々:ん、あぁ「太陽にほえろ!」だな、それは。
悪原:そう言う風にあだ名で呼び合うのがやりたいんだ! いやー、もう楽しみで楽しみでさあ! あまりに楽しみでいすぎて、今日はこれでもう失禁四回目だよ!
町々:……あ、現在進行形なんだ……。
悪原:まず、トランペットのOPテーマがあってさ、それでタイトルがどどーんと出てくるんだよな! さあ行くぞー!
町々:ふーん。
悪原:♪ルールルー ルルル ルールルー ルルル
町々:キノコの部屋のコーラスじゃね?
悪原:ででーん! 『刑事ドラマ 〜太陽は俺達の為に昇らない〜』
町々:うん……サブタイトルは良いんだけど、刑事ドラマのタイトルが「刑事ドラマ」ってのはどうなんだろう。
悪原:ここは七不思議署捜査一係。正義に燃える熱い漢(ヲトコ)達の集う、正義に燃える熱い漢(ヲトコ)達の集う場所である。
町々:お前の日本語って、なんか遠い未来を感じさせるな……。
悪原:今日も事件を知らせる電話が鳴り響く……受話器を取る、『米騒動』。
町々:あだ名!!
悪原:「ガチャッ。はい、こちら七不思議署! ……な、何だって! 晴海の倉庫街で悪の組織が立てこもり事けゴブウァ!!」
町々:ん?
悪原:『米騒動』、通報者の大声により、殉職。
町々:早々ハムスターみたいに殉職した! 何て死に易いんだ……。
悪原:「こォォォめそォォォォゥどォォォォッッ!!」
米騒動の思い出が蘇る……。みんなのお弁当の白飯を盗んだ米騒動、忘れない!
町々:あだ名と言うか汚名じゃねえか! そして、おかずならまだしも白飯盗んでどうするつもりだったんだ……。
悪原:一係総出で出動だ! 七不思議署の階段をダッシュで降りてゆく刑事達。
町々:おぉ、かっこいいな。
悪原:『プチトマト』、階段から足を踏み外し、殉職。
町々:クソだ!!
悪原:「プゥゥゥチトォォォォマトォォォォッ!!」
プチトマトの思い出が蘇る。
「プチトマトとミニトマトって別物ッスよね!」
「え、どうして?」
「プッチモニとミニモニは別グループっスからぁっ!(キラキラキラ)」
その時のプチトマトのしてやったり顔、忘れない!
町々:忘れろそんなウザいだけの男!
悪原:捜査一係、全員パトカーで現場に急行だ! パトカーに乗り込む刑事達。
町々:こいつら、なんかピクミンみたいに死んでくな……。
悪原:『室長』、パトカーのドアに挟まれ、殉職。
町々:まとめ役までピクミンみたいに死んだ!!
悪原:「しィィィィィィつちょォォォォォォッ!!」
室長の思い出が蘇る……。
「ヤッパアラティーヤサンダリーハマリファ」
「え、どうして?」
「リャッカーサリヌリームシャフーバニバニ(キラキラキラ)」
その時の室長のしてやったり顔、忘れない!
町々:何族だよ!! 室長何族だったんだよ!!
悪原:早く現場に急行して悪の組織を懲らしめなければ! 倉庫街へパトカーで駆けつける刑事達。
町々:それにしても、何でこいつら仲間の死に頓着無いんだ……?
悪原:「よし、みんな到着だ――――ッ!? お、おい! おーーいっ!!」
『ゲリラ』『糞尿』『ガンキャノン』『メタンガス』『骨パンダ』、車酔いにて、殉職。
町々:だいぶ死んだ! いじめみたいなニックネームの刑事がだいぶ死んだ!!
悪原:みんな、確か心も体も一般的な日本人だった、忘れない!
町々:そしてだいぶハショられた! 骨パンダが凄い気になるのになあ!
悪原:「ふゥゥゥゥゥゥゥんにょォォォォォッ!!」
尿素入りの乳液を使った『糞尿』の泣き顔、忘れない!
町々:それだけであだ名が糞尿になったからだよ! だから泣かせちゃったんだよ!
悪原:いったい、どの倉庫に奴らは立てこもっているんだ!? 近隣の住民から情報を得るために、次々と車から降りる刑事達。
町々:聞き込み調査か?
悪原:『エロ魔神』、車酔いにて、殉職。
町々:まだ犠牲者がいるのかよ! お前ら、そんなに死にやすいんなら歩いて来いよ!
悪原:「エェェェェェェェェェェェェロ魔っ神!!」
町々:前半と後半のパワーバランス!!
悪原:エロ魔神の思い出が蘇る……。
「命と言うものは、コインの入った砂時計に似ているな……」
「え、どうして?」
「最初から砂の量が決まっている上に、いつコインで蓋をされてしまうかわからないのさ……(キラキラキラ)」
滅多に笑わないエロ魔神が銃撃戦の現場でぽろりとこぼしたあの笑顔、忘れない!
町々:ニックネームに深い悪意を感じる! エロ魔神さん、こんなにかっこええのに!!
悪原:エロ魔神は女にモテ過ぎて「私、たとえ遊びでも良いワ! あなたの傍にいられるなら!」って女を十人くらい抱えてるんだよ。それに全然見向きもしないの。
町々:ひがみだ! ……でも、車酔いごときで死ぬんだなこの人……なんかショック……。
悪原:死者数十人を出した聞き込み調査の結果、悪の組織の立てこもっている倉庫を特定! 突入する刑事達。
町々:死者数相当出てる!! 聞き込みごときでサラッと数十人死んでる!!
悪原:『室長』、パトカーから出る過程で、殉職。
町々:またー!? 室長、死ぬの二度目じゃねえ!?
悪原:「しィィィィィィィッちゃァァァァァん!!」
町々:「しっちゃん」て! ニックネームにあだ名が付いてんのかよ!
悪原:室長の思い出が蘇る……。
「バソンベソンヤソンボソンドソンビソーン」
「え、どうして?」
「バソンベソンヤソンボソンドソンビッソーン(キラキラキラ)」
「…………?」
砂時計がどうとかコインがどうとか、あまり要領を得ないことを言っていた室長、忘れない!
町々:エロ魔神の言動パクり切れてないのかよ! 相変わらず部族だしさ! あと、室長はどうして二度も死ねたんだ……?
悪原:室長の的確な指示が立てこもった犯人を上手に包囲する! 制圧へ素晴らしい動きを見せる刑事達。
町々:また生きてやがる! 室長は何度死んだり生き返ったりするつもりだよ! さては室長きさま残機制だな!?
悪原:ダキューン! 室長を凶弾が襲う!
町々:いい加減真っ当に死ね!
悪原:「室長、危なーい! ……ぐぇっ!」 ……『もろこしヘッド』が室長を庇う!
町々:残機制の癖して庇われた!!
悪原:「もろこしヘッド、しっかりしろ!」「もろこしヘッドさん!」「アー、エート、ウー……アッ! モ、モロコヘドー!」
町々:室長ニックネーム忘れ気味じゃねえか!
悪原:「す、砂時計……コインの入った…………ほね、ぱんだ……ガクッ!」
何かしら謎めいた俳句を残して息絶えるもろこしヘッド!
町々:俳句とか言うなよ! きっと、自分の死が信じられなくて、カッコ良いセリフを言う所がちょっと混乱しちゃっただけなんだよ!
悪原:「もォォォォろこしヘッドォォォォォッ!!」
……もろこしヘッドの思い出が蘇らない……。
町々:蘇れ!! 影薄いな!
悪原:米騒動の死やプチトマトの死に触発されて、ただ悪の組織を根絶やしにためだけに拳銃をぶっ放す刑事達!
町々:正義の味方としてそのノリはどうだろう!? あと、何で今更事故死した米騒動やらプチトマトに感化されてるんだよ! 今殉職したもろこしヘッドじゃないの!?
悪原:「なんじゃこりゃー!」「なんじゃこりゃー!」 正義の銃弾によってやっつけられてゆく悪の組織。
町々:射殺されてる! 松田雄作の群れが!
悪原:こうして、この町から悪の組織は駆逐されたのだった……。
町々:逮捕しろよ……。
悪原:ダキューン! ふいに、最後の悪あがきで悪人が発砲を!
町々:お?
悪原:「ヤパリエーストニャパパー!」 腹部に銃弾を受け、倒れる室長!
町々:室長またやられた! お前、実は死ぬの大好きだろ! ……で、室長は和訳すると何て言ったんだ?
悪原:「骨パンダと砂時計が人生で俳句!」 ……それが、室長の最後の言葉だった……室長、殉職!!
町々:死に際うろたえ過ぎだろ!!
悪原:しぶとく生き残っていた悪人に執拗に止めを刺してから、室長の遺体の周りに集まる刑事達……。
町々:悪人の命が蚊のようにやたら軽く扱われてるのは気になるけど、とにかく悲しいシーンだな……。
悪原:「みんな! 室長を偲んで雨乞いの踊りだ!」「ビニョンアヘルベーニャサバリニャヤソー」 室長を中心に輪になって踊る踊りは、朝日がもう一度昇るまで続くのだった……。
〜完〜
町々:雨乞いのシーンで終わった!
悪原:♪ルールルー ルルル ルールルー ルルル
町々:やっぱりエンディングテーマも徹子の部屋の曲で終わるのか……! 何て後味が不思議な味なんだ七不思議署……!
悪原:「CAST
室長 町々一馬」
町々:って室長役、俺だったのかよ! もうイヤ!
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