No.02 ライジングブルー

【成績】
OA率:24/27 平均:411.37KB 最高:477KB 最低:309KB  ランク:S
【備考】
16連勝、最多13度の1位獲得、4連続含む7度のC大会出場、青バト最後の演者
出場回出場順KB勝敗順位 ネタの種類/タイトル
3回4番3814位 コント/伊能忠敬の悩み
8回1番3093位 漫才/塾の優秀な生徒
11回4番3334位 漫才/説得人
12回1番3811位 漫才/戦隊ヒーローを作る
14回(二本松)6番4213位 コント/伊能忠敬の悩み
20回2番4332位 コント/エレベーター劇場
1回C3番562-10位 コント/高級レストランの面接
24回6番3413位 漫才/説得人
32回(米沢)6番4772位 漫才/サバイバルシュミレーション
35回5番4211位 コント/昼の放送
37回1番4091位 漫才/占い師
2回CB2番650-6位 コント/エレベーター劇場 第2幕
56回6番4331位 漫才/王様
57回(鹿児島・松山)4番4651位 漫才/ガソリンスタンド
66回(富山・福岡)6番4091位 漫才/グルメリポーター
3回CA10番838-3位 コント/スーパーマーケット
3回CF2番814-5位 漫才/親のクレーム
93回2番4052位 漫才/甲子園の実況
96回3番4131位 漫才/クイズ番組を目指して
116回6番4131位 コント/消防士
4回CA10番798-7位 コント/童話新時代
185回4番4211位 漫才/年越し
199回2番4333位 漫才/卒業式
202回(4/6)3番4411位 漫才/子供のしつけ
6回CB4番1022-2位 漫才/愛車
6回CF11番910-5位 漫才/別れ話
242回5番4452位 漫才/取り調べ
245回1番3254位 漫才/アナウンサー
250回4番4171位 漫才/料理番組
254回4番4452位 漫才/不動産屋
7回CB3番918-4位 漫才/運動会
7回CF2番914-3位 漫才/柏餅
263回4番3812位 漫才/十二支
268回(笛吹)4番4732位 漫才/通販番組
285回6番4731位 漫才/活きのいい床屋
293回6番4091位 漫才/お見舞い
8回CA8番834-1位 漫才/節分
8回CF11番926-3位 漫才/なまはげ
紹介
ボケ:昇川
ツッコミ:青澤

エントリーNo.02はツッコミのコンビ名や個人名が青沢オンエアバトルと縁のある
青バトの申し子(浸透していない呼び方)。
初挑戦は第3回、最終出場が第8回C大会ファイナルは最長実働。
まさに青バトと共に歴史を歩んできたコンビ。
抽選とはいえ第8回C大会ファイナルでトリを務めたことも印象深い。
意外にも通常回では最高477KBとそれほど高いものではないが、
高得点ではなく、安定して高い順位を獲得し続けた試合巧者である。
初期のコントから最近の漫才まで、種類も時期もさまざまな5本のネタをご覧あれ。



第8回 309KB(3位)
漫才/塾の優秀な生徒
初オンエア作品。まだ初々しかった頃の漫才。

青:どーもー!ライジングブルーといいます。よろしくお願いします。
昇:「ー」を取って並べ替えると「ブラジルイング」です。
青:まあね。でも「ブラジルしている」っていう意味がわかんないですから。
昇:まあとにかくよろしくお願いします。
青:お願いします。今日はどうしました?
昇:やっぱこの年齢になるとさ、塾に入っておこうかなーなんて思うんですよね。
青:あー思う時ありますね。
昇:でさ、塾の広告とかを見るんですよ。
青:見ますね。
昇:で、よくその広告に「優秀な生徒の声」っていうのが載ってるのがあるじゃないですか。
青:そうそう。顔写真があったりしてね。
昇:ああいうのって何か説得力あるんですよね。
青:うん。引き込まれる感じがするんですよね。
昇:だから、今日は僕もそういうのを作ってみようと思って。
青:生徒のコメントを作りたいと。
昇:やってもいいですか。
青:いいですよ。やりましょう。

昇:ここで学んでいた山田君から小学生のみんなへ。
青:あ、こうやって学年ごとに分けるのはいいですね。
昇:僕は、こちらの塾のすこぶる徹底した指導方法に共感したので・・・
青:難しいよ!相手小学生だろ?すこぶるとかわかんないから。
昇:難しかったか。
青:そうだよ。次行って下さい。
昇:山田君から中学生のみんなへ。
青:今度は中学生ね。
昇:「僕はこの塾のおかげで苦手な教科の勉強が楽しくなってきました。」
青:こういう感じなんですよね。
昇:「技術の成績が上がったのはこの塾のおかげです!」
青:技術かよ!あんまり説得力がねえよ!
昇:「本校は、ホームセンター中央店内部にあります。」
青:連動してるよね絶対に。そりゃ技術得意にもなるよ。
昇:どうよこれ。
青:全然ダメだよ。次やって下さい。

昇:ここで学んでいた浜口君から。
青:おう。
昇:この塾のおかげで、志望校に行けたどー!
青:浜口優かよ!なんか説得力がない感じじゃんかよ。
昇:変えた方がいいか。
青:そうだよ。別の浜口でお願いしますよ。
昇:浜口は浜口でも優ではない浜口ね。
青:まあ、そうなりますけど。
昇:浜口は浜口でも食べられない浜口な〜んだ?
青:なぞなぞしてねえよ!食える浜口なんてどこにあんだよ!
昇:あ、ハマグリの間違いだった。
青:だとしてもなぞなぞにならないだろ。食べられないハマグリを俺は知らねえよ。
昇:アスベストハマグリがあるだろうがよ。
青:そんなホコリっぽいハマグリあるか!天井から降ってきそうだから!別の名字でやって。
昇:わかったよ。

昇:ここで学んでいた矢部君から。
青:普通の名字だな。
昇:「ここの塾は最高でやんす!是非入るでやんす!」
青:その矢部かよ。野球一筋の人だよそいつは。別の矢部でどうぞ。
昇:矢部は矢部でも・・・
青:なぞなぞはいいよ。早くやれ。
昇:「ちょっと岡村さん!どこですか岡村さん!」
青:ナイナイの方でもない!何か必死に探してたけど岡村さんはどこ行ったんだよ。
昇:なんか火の玉を受け止めようとしてどっか行ったみたいで。
青:それ大晦日にやってるやつじゃんか。次の人にして下さい。

昇:ここで学んでいた伊倉君からみんなへ。
青:どんなコメントですか?
昇:「ハーイ!チャーン!ハーイ!」
青:イクラちゃんかよ!喋れないでしょイクラちゃんは。
昇:なんかタイコさんが通わせたみたいで。
青:まず言葉教えろよ。挙手発表できないよそのままだと。
昇:いとこのハマグリ君は喋れるんですけどね。
青:いねえよハマグリは!いつまでハマグリ引きずってんだお前。次やれ。
昇:ここで学んでいたハマグリ君から。
青:生徒として出てくんな!次の人行け!

昇:「最初は不安でしたが、やってみたら自信がつきました!」
青:やっとまともになった。
昇:「安心の実績!『野宿』!」
青:その塾じゃねえよ!何を教えるんだそこで。
昇:ちなみに食事も日にちが過ぎた弁当がありますから。
青コンビニ弁当かよ。次どうぞ。

昇:「僕は最初激しい受験勉強で睡眠時間が少なかった。」
青:なるほど。
昇:「そんな僕にこの塾はうってつけでした。」
青:いい感じじゃないですか。
昇:「僕は塾の時間を利用して睡眠時間をとることができた。」
青:寝てただけだよ!塾行って寝てたんじゃダメだよ。
昇:「絶対熟睡!『エステティック昇川』!」
青:塾ですらないよ!もうやめだ。こんなのはダメだよ。
昇:じゃあ最後にやらせて下さい。
青:わかった。最後ビシッと決めて下さい。
昇:はい。

昇:「本校は徹底した復習システムで成り立っています。」
青:ほう。
昇:「合格できなくても安心して下さい。」
青:どうして?
昇:「私たちが復讐しに行きます。」
青:復讐しちゃダメだよ!
昇:「by 浜 ぐり男」
青:ハマグリかよ!いいかげんにしろ。
両:どうもありがとうございました。 




第14回 421KB(3位)
コント/伊能忠敬の悩み
青バトデビュー作を練り直し、見事初のオーバー400でリベンジ!

 昇(伊能忠敬):はぁ・・・・・・。なあ、青澤?
  青(忠敬の部下):はい、どうしました?
  伊能:あのさあ、俺たちは今こうやって日本を測量してるわけじゃん?
  青澤:そうですが、それがなにか・・・?
  伊能:ぶっちゃけ、俺あれ面倒くさいんだよね。
  青澤:はあ・・・・・・?
  伊能:だから、マジで面倒くせえんだよ。
  青澤:面倒くさい!?
  伊能:つまり、もう飽きたから、測量すんのやめない?
  青澤:何言ってるんですか!続けましょうよ!
  伊能:じゃあさ、お前今の作業楽しいか?測量の装置を運ぶだけだぞ?
  青澤:まあ、確かにそれは・・・。
  伊能:だろ?楽しくねえだろ?
  青澤:でも最初にやりたいって言い出したのは伊能さんでしょ?
  伊能:確かに、俺も最初はダイエット目的で測量しようと言い出したよ。だが・・・。
  青澤:そんな理由なんですか!?ダイエットしたいがためだったんですか!?
  伊能:ちょっとわき腹のたるみが気になってたんだよ。
  青澤:だからって測量しなくてもいいじゃないですか・・・。
  伊能:そう。それに今気づいたから相談してるわけ。
  青澤:でもせっかくここまで来たんですから続けましょうよ!
  伊能:まあな・・・。確かにアルゼンチンまで来たからには続けたいが・・・。
  青澤:来てないですよ!来たとしても捕まりますよ!
  伊能:そうだった。今は鎖国中だもんな。
  青澤:そうですよ。とにかく測量しましょうよ。
  伊能:嫌だ。
  青澤:なぜですか!
  伊能:だってさあ、測量の方法も面倒じゃんか。
  青澤:まあ確かに装置が大きくて疲れますけど。
  伊能:最初に俺が言ったアイディアの通りにしとけばよかったのに・・・。
  青澤:いや、あれは絶対ダメですよ!
  伊能:何でだよ。絶対そっちの方が良いって。
  青澤:絶対無理ですよ!
  伊能:気象衛星のどこが悪いんだよ!
  青澤:全てですよ!その気象なんちゃらの全てがダメですよ!
  伊能:は?お前バカにしてんのか?
  青澤:まあ軽くしてますね正直。
  伊能:何だと!
  青澤:何ですか。
  伊能:俺をバカにするのは構わん。
  青澤:ほう。
  伊能:だが気象衛星と俺をバカにするのはやめろ!
  青澤:・・・結局どっちも嫌なんじゃないですか!
  伊能:違う!気象衛星と俺の両方をバカにしてはいかんと言ったんだ!
  青澤:何で単独でけなされるのはOKなんですか!
  伊能:俺たちはいつでも二人で一つなんだよ!
  青澤:何ですかその未来で流行ってそうなセリフは!
  伊能:いや、誰か詞にしてくれないかなと思って。まあとにかく俺はトルネードだっていう話だ!
  青澤:それを言うならデリケートでしょうが!なんであなたが竜巻なんですか!
  伊能:ああそれだ、デリケートなんだよ!
  青澤:ほう。じゃあその気象ほにゃららってなんですか?
  伊能:何だお前。起床衛星も知らんのか。
  青澤:さっきは気象って言ってたじゃないですか!寝起きは衛星と関係ないですよ!
  伊能:その気象衛星っつうのはな、空に装置を飛ばすんだよ。
  青澤:空にですか?
  伊能:おう。それで、そこから日本の形を写して、こっちに写した物を送ってもらうんだよ。
  青澤:なるほど。じゃあ誰がその日本の形を写すんですか?
  伊能:それはもちろん街とかで退屈そうにしている絵描きの人に・・・
  青澤:無理ですよ!絶対OKするわけないじゃないですか!
  伊能:そんなもん金さえあれば・・・
  青澤:最低ですよそんなの!ひどい発想です!
  伊能:そうか・・・。じゃあ写真機を使えばいい!
  青澤:ああ、今蘭学の本でよく見かけるあれですか。
  伊能:あれなら大丈夫だろう。
  青澤:でもだれが装置を動かすんですか?
  伊能:だから、それは街で退屈そうにしている・・・
  青澤:無理ですって言ってるじゃないですか!だったら最初から書いてもらえばいい事でしょう!
  伊能:じゃあもう今は決められないからそれは後から考えよう。
  青澤:そうですね。では次の問題点です。
  伊能:そうだな。一体どんな問題だ?
  青澤:どうやって空に装置を飛ばすんですか?
  伊能:ああ、そう言われてみると・・・。
  青澤:でしょ?どうするんです?
  伊能:義経さんを呼べば・・・・・・
  青澤:今いないですよその人!呼んだとしても無理でしょう!
  伊能:だってだって義経さんは高く飛んだことで有名だぞ!
  青澤:義経さんは飛んだんじゃなく跳んだんですよ!絶対無理ですから。
  伊能:じゃあライトさん達に頼めばいい!
  青澤:誰ですかライトさん達って!日本にいないですよそんな名前の人!
  伊能:なんか空を飛ぶために頑張ってる奴らだよ!
  青澤:どこに住んでるんですか?
  伊能:アルゼンチンじゃない?
  青澤:多分住んでないです!もしかして伊能さんアルゼンチンなら問題ないと思ってませんか?
  伊能:行けるよ多分!
  青澤:無理です!もう気象衛星はあきらめて下さい!
  伊能:・・・・・・・・・・・・。
  青澤:言わせてもらいますけどね、気象衛星なんてできるわけないんですよ!
  伊能:・・・・・・・・・・・・。
  青澤:ほら、何とか言ったらどうなんです?
  伊能:・・・・・・ダーッシュ!!
  青澤:あ、逃げやがった!
  伊能:右に15m!左に20m!
  青澤:あ、あれは新しい測量方法!
  伊能:まっすぐが50m!S字に30m!
  青澤:なんて斬新な方法なんだ!やっぱり伊能さんは凄い人だ!
  伊能:右に65m!左に40m!
  青澤:待って下さい先生ーーーー!
  ・・・・・・・数百年後、本当に気象衛星が打ち上げられる事など、この二人は知らない。・・・・・・・
  
  
  
  
  昇:以上、「天気の豆知識」のコーナーでした。また見てね!
  青:二度と見るか!




第32回 477KB(2位)
漫才/サバイバルシュミレーション
鮭川村にも河北町にも行けなくてごめんね。故郷で自己最高KB!

青:どーもー!ライジングブルーです!
昇:山形大会ということで。
青:そうですよ。よろしくお願いします。
昇:頑張っていきましょう。
青:それでいきなりなんですが、僕最近やってみたいことがあるんですよ。
昇:何をやってみたいんですか。
青:無人島でサバイバル生活なんてしてみたいんですよ。
昇:サバイバルですか。何でまた。
青:何もないところから生活していくっていうのがかっこいいじゃないですか。
昇:まあわかりますけどね。
青:だからやりたいんですよ。
昇:じゃあさ、「サバイバル・シミュレーション」っていうのをやってみましょうよ。
青:シミュレーションですか。それはどういうものなんですか?
昇:今まさに、自分が無人島にいるかのような体験ができるんですよ。
青:面白そうですね。是非やらせて下さいよ。
昇:ではやってみますか。


昇:「どうやらあなたは無人島に流れ着いてしまったようだ。」
青:こういう始まりなんですね。
昇:「まずあなたは、島を探索することにした。」
青:あ、食料とか探さないといけませんからね。
昇:「あなたはみかんがあるところを見つけた。」
青:みかんですか。早速食料を見つけましたね。
昇:「さらに別の食材も見つけた。」
青:おお。今度はどんな食材ですか?
昇:「うどん。」
青:・・・え?
昇:「うどん。」
青:うどん!?無人島でしょ?うどんはないでしょ無人島に。
昇:とにかくあったんですよ。
青:はぁ・・・。まあいいや。次行こう。
昇:「その時、後ろで物音がしたのであなたは振り返った。」
青:何があったの?
昇:「なんと海に渦があった。」
青:ちょっと待てよ!お前が言ってる島ってどこのことだ?
昇:まあ一応四国ですけど。
青:やっぱりか!無人島にうどんあるわけねえもん!そして「渦」って鳴門の事だろ。
昇:だって「島」ですから。
青:いや確かに四国は島だけどさ、無人島っていう設定だから。
昇:あれ、でもよく考えたら日本も島だな・・・。そんなこと言ったらオーストラリアとかも・・・
青:ちょっと、あなた聞いてます?無限ループに入らないで下さい。
  ちゃんとした無人島でやってもらえないですか?
昇:あ、無人島ね。
青:そうですよ。ちゃんとシミュレーションさせて下さい。
青:わかりました。

昇:「とりあえず島を探索することにした。」
青:探索ね。
昇:「なんと、島でミステリーサークルを見つけた。」
青:いいねいいねそういうの。好奇心が湧くね。
昇:「あなたはそのサークルを調べてみることにした。」
青:ほう。わくわくしてきましたよ。どんな形のサークルだったんです?
昇:「そのサークルはどうやら四角形のようだ。」
青:四角形のサークルなんだ。
昇:「またその四角形を扇形のサークルが囲んでいた。」
青:なんか珍しい形のサークルだね。
昇:「さらに周りには謎のメッセージが残されていた。」
青:何て書いてあるの?
昇:「そこには『アイランドリーグ』という文字が・・・」
青:また四国かよ!サークルって野球場のことだったの!?
昇:「・・正解!YOU CLEARED!」
青:これで終わり!?全クリが早すぎるよ!
昇:スペシャルプロデューサー・・・坂山 亨
青:スタッフロールすんな!まだクリアしてねえよ俺!
昇:秘密兵器・・・板本 毅
青:何のだよ! 何のために温存してるんだよそいつ。
昇:なんですかさっきから。
青:俺まだ無人島っぽいこと何もしてないよ。
昇:ミステリーサークル調べたじゃないですか。
青:野球場だったじゃないですか。このままだとすごーく四国を推したゲームになっちゃうよ。
昇:CM欲しいんだよ四国の。
青:ほとんど見る機会ないだろ。四国のCMはあんまり見ないって。
昇:そんなもんですか。
青:そうだよ。とにかく無人島のシミュレーションさせて下さいよ。
昇:大丈夫です。四国の人たちをみんな本州に避難させてますから。
青:なんでそんな大がかりだよ!そこまでするほどかこれ!無人島ですよ無人島。
昇:無人島ね。
青:お願いします。
昇:「まずは雨風をしのぐ場所を確保することにした。」
青:ああ、確かにそういうのも大切ですよね。
昇:「どのように作るかを選んで下さい。」
青:自分で選べるんだ。
昇:「A,洞窟を利用する。」
青:なるほどね。
昇:「B,葉を使って作る。」
青:それもいいですね。
昇:「C,歯を使って作る。」
青:意味わからん!歯でどうやって作るんだよ。かみちぎりでもすんの?
昇:「D,城を作る。」
青:できるかそんなもん!技術の持ち合わせがねぇよ!
昇:「4つから選んで下さい。」
青:この4つから? えーと、じゃあAで。
昇:「洞窟を掘ってみると、なんと油田が出てきて、大金を手にしてしまった。」
青:え!?何だこれ?
昇:「次回から、『油田王者ナリキング』が始まります。お楽しみに!」
青:何だよこれは!思いっきりムシキングを意識してるじゃねえか!
昇:どうしてもCM欲しいんですよ。
青:いいよもうその話は!じゃあやっぱりBでお願いします。
昇:Bですか。
青:そうだよ。葉っぱで作るってやつだよ。
昇:「早速、あなたは発破で作ることにした。」
青:字が違う!そのはっぱじゃねーって!爆発しちゃうだろ!
昇:「3・・・2・・・1・・・ドカーン!」
青:あー、本当に爆発しちゃったよ。
昇:「土砂崩れが起こってしまった。」
青:言わんこっちゃねえ!大変なことになってきた。
昇:「どれを選びますか?」
   C・・・歯を使って作る
青:作れねえよ!普段すらできねんだからこの状況でも無理だ!他の選択肢で作るよ。
昇:「D・・・城を作る」
青:間に合うわけねーんだよ!豊臣秀吉でもタイムオーバーするよ!
昇:ザブーン!  GAME OVER・・・
青:終わっちゃったよ。なぜか最後着水音だったけど。
昇:さあ、どうでした?
青:何だこのゲームは。全く意味がわかんないよ。
昇:じゃあ次は油田発掘シミュレーションゲームでもしましょうか。
青:ナリキングかよ!いいかげんにしろ。
両:どうもありがとうございました。




第245回 325KB(4位)
漫才/アナウンサー
13連続オーバー400&16連勝の絶好調漫才師がまさかの敗退。秘蔵のオフエア作品、3年半ぶりに公開。

青:どーもライジングブルーです!

昇:よろしくお願いします。 今日も頑張りましょうよ。

青:そうですね。頑張っていきましょうか。

昇:まあいきなりですが僕達もこうして人に話をする機会が多いわけじゃないですか。

青:うん、当然ですがそうなりますよね。それが何か?

昇:それでね、この他にも人に話す職業をやってみたいなと思うことがあるんですよ。

青:なるほど。世の中たくさんそういう職業がありますからね。

昇:中でもやってみたいのはあれね、アナウンサー。

青:アナウンサーですか。 確かに一番メジャーな感じがしますね。

昇:だから今日はさ、ちょっとニュース番組ってのをやってみたいんですよ。

青:ん、まあ確かにアナウンサーするならニュースもできないといけませんからね。
  じゃあやってみていいですよ。

昇:いいですか。じゃあ早速行きますね。


昇:『こんばんは。夜のニュースのお時間です。』

青:お、始まった。

昇:『まず最初のニュースです。昨夜未明、青森県で大規模な火災がありました。』

青:あら、これは大変だ。

昇:『火事があったのは青森県で農業を営む田中さんのお宅です。
   火は瞬く間に燃え広がり、田中さんの敷地600ヘクタールが全焼しました。』

青:うわ、これは大事故だ。

昇:『田中さんはこの事故について、「これで秋には真っ赤なリンゴが実るだろう」とコメントしています。』

青:・・・多分これ焼畑農業だろ!! 事故でも何でも無いよそんなの!

昇:『また、長野県のリンゴ農家でも同様の火災が多数発生している模様です。』

青:やっぱりそうなんじゃねーか! 火災とか大袈裟にウソついてるだけだろ!

昇:『続いては来週に迫った選挙の話題です。』

青:おおなるほど、こういう最近の話題とかも大切ですわな。

昇:『今回この夜のニュースでは、国民の皆さんから支持政党についてのアンケートをとりました。』

青:あぁ、よくやってるやつな。

昇:『今回の調査では、自民党への支持は前回の調査と殆どかわりませんでした。』

青:ほう。

昇:『以下、民主党、社民党、共産党、公明党、川内家という順番になっています。』

青:何かおかしいの混ざってる! 何で世帯が一個入ってきてんだよ!

昇:『そして今回最も支持率が上昇した政党が川内家となっております。』

青:人気上昇中なの!? こりゃ本格的に日本の政治危うくなってんだな!

昇:『というわけで今回はこの川内家について我々がいろいろ調査して参りました。』

青:あ、お願いしますよ。いろいろわからない事が多すぎますから。

昇:『川内家からの立候補者は主に父、母、息子の3名で、マニフェストは核断絶です。』

青:へー、核を熱く語る核家族ってことね。

昇:『唯一の不安点は息子の太郎くんが2学期の学級委員選挙に落ちたことでしょうか。』

青:じゃあ尚更出ちゃダメだよ! 義務教育でもうちょっと力付けてから立候補しろ太郎!

昇:『ここで川内家といえばお茶漬けで有名ですが、選挙の詳しい日程を確認しておきます。』

青:あら、全く意味がわからない。 お茶漬けとか意味がわからない。

昇:『選挙は日曜日の予定でしたが川内家の息子さんの学校の運動会があるため延期になりました。』

青:勝手すぎんだろ川内!  つーかこんなニュースじゃお前アナウンサーにはなれないぞ?

昇:そうですか・・・。でもアナウンサーっていったらニュースだけじゃないじゃないですか。

青:うん・・・まあ確かにたくさん仕事はありますけどね。

昇:ヒーローインタビューとかさ、あとは音楽番組の司会とかもやってみたいんですよ。

青:へえなるほど、じゃあそういうのなら上手く行くかもしれないですね。
  じゃあとりあえずヒーローインタビューやってみましょうか。 僕が野球選手やりますから。

昇:はい、お願いします。


昇:「それでは、決勝ホームランを放った青澤選手にきていただきました!」

青:ありがとうございます!

昇:「今日は“ミュージックTV”の収録を休んでの試合となったわけですが・・・」

青:何で音楽番組の願望も混ぜちゃったんだよ! どんだけでかい2足のわらじ履いてんだ俺!

昇:「では早速ですがプロ入り第1号を打ててホッとした部分もあるのではないですか?」

青:・・・ん、まあそうですね、とても嬉しいです。

昇:「そうでしょう、あなたの10万18歳でのホームランは歴代最年長でのホームランとなりました!」

青:よりによってそういう感じのバンドかよ! そんなデーモン小暮閣下みたいな年齢の野球選手嫌だろ!

昇:「そういえば我々が入手した情報なんですが、プロ入りするにあたってバットを新しくしたそうですね。」

青:え? あ、はいそうなんですよ。

昇:「ということは今日のホームランはその新しいろう人形のおかげで打てたホームランということですね。」

青:だから閣下じゃねーかそれ! ろう人形の使い方絶対違うだろ!
  もういいもういい。 ヒーローインタビューもこれ以上はムダだわ。

昇:そうですか・・・でも僕、まだスポーツの実況の方ならできると思うんです。

青:実況? ニュースもインタビューもできてなかったのに実況できるんですか?

昇:いやまあとにかくやってみたらいいじゃないですか。 あなた視聴者のつもりで見て下さいよ。

青:そうですか、じゃあ今度こそちゃんとアナウンサーやって下さいよ。


昇:『さぁいよいよ、年に一度の祭典が今年もやって参りました!』

青:おお確かにこんな感じだね。

昇:『今回の「車酔い耐久日本選手権」を心待ちにしていた熱気がこちらにも伝わってきます!』

青:どんなスポーツだそれ、ってかスポーツでもねぇ!! バカにしてんのかアナウンサーをてめぇは!

昇:『遠足で車酔いをして思い出が台無しになった者のみが踏み込むことのできる神聖な領域です!』

青:できることなら一生踏み込みたくない領域だよ! 酔いやすい人達が集まってんの!?

昇:『さあいよいよ競技のスタートなんですがここで今回は波乱がございましたね。』

青:いや、語尾で共感を確かめるなお前は。 知名度あるわけないだろこんな下品な大会。

昇:『ご存じの通り、前大会の優勝者である池沢さんが禁止薬物とされているバファリンを飲んで失格になりました。』

青:意味がわかんねぇよ! いや大体車酔いの大会で頭痛薬おかしいだろ! 特に影響無くね!?

昇:『このような神聖な戦いに優しさは無用ということでしょうか・・・。』

青:うるせーよ! 確かに半分優しさだけどバファリンは! つーかちょいちょい神聖とか使うな!

昇:『さあそしてスタート前の恒例儀式、酔い止めの一気飲みの時間です。』

青:どんな儀式だ! どっちかっつったらこれの方がドーピングじゃねぇのか。

昇:『さぁいよいよ大会スタートです!』

青:・・全然楽しみじゃねぇ。

昇:『3・・2・・1・・スタート!  おーーっと、ここでスタートと同時に多重クラッシュ!! みなさん目を背けて!』

青:もう酔ったの!? 体弱いすぎだろこいつら!!

昇:『しかし酔い方の美しさにおいてもヨーロッパ勢が他を圧倒してますよね。』

青:ヨーロッパに失礼だよ! 何だ酔い方の美しさって!

昇:『世界レベルの技に観衆もいろんな意味で酔いしれています!』

青:いろんな意味って何だ! 魅了されるほどの技でもないし酔いを移されたんだとしてもがっかりだよ!

昇:『おっと車を運転する審判も酔いしれていますね。』

青:いや運転に集中しろよ! 酔うなら乗るな! 乗るなら酔うな!

昇:『ビールを飲み干して運転しているだけありますね。』

青:いろいろと酔ってんじゃねーよ! 競技を裁く前に人として裁かれてこい!
  何だお前、ニュースも実況もできてなかったじゃないですか。

昇:まあこれを見たみなさんは僕のアナウンサーぶりに酔ったんじゃないですか?

青:いいかげんにしろ。

両:どうもありがとうございました。




第6回C大会セミB 1022KB(2位)
漫才/愛車
実質自己最高得点の自信作!

青:どーもよろしくお願いします! ライジングブルーでございます!

昇:はい、チャンピオン大会という事で。

青:そうですね。頑張っていきましょうよ。

昇:まぁ、いきなりの私事で恐縮なんですけども、この度僕の母が車を購入したんですよ。

青:おお、まあ良いことなんじゃないですか?

昇:で、もともとウチには父親の車があったんで、これでウチの車は父と母で2台になったわけですよ。

青:なるほど。

昇:それでお前に相談なんだけどさ、結婚式の司会頼まれちゃってどうしたらいいかなー、と思って。

青:…ん、どうした? あんまりコロコロ話題を変えられても困るんですけど。

昇:いや、変えてないよ。 だからさ、母親が車を買ったでしょ、それで結婚式の司会どうしようかなって・・・

青:そこだよ! そこでしっかり話題変わっちゃってんじゃん。 この際そっちの話題に乗るけど誰の結婚式で司会するつもりよ?

昇:誰っておまえ、俺の今までの話からして父の車と母の車の結婚式に決まってんだろ。

青:……いやいやいやいや! そんな当然のように話されても! どうなってんだよお前の家は!

昇:いや、お前こそこっちは真面目に相談してたのに何なんだよ。 
  人の話を最後まで聞きもしないで「話題変えた」だの「発明王」だの言いたい放題言いやがってさぁ。

青:発明王とは言ってねぇよ! 俺がいつお前をいつエジソンとダブらせたんだよ。
  大体お前の話最後まで聞いたところで結局わけわかんなかったじゃねえか!

昇:え、お前わかんなかったの!? どこ!? どこに理解できない部分があった!? 

青:何というか・・・全てがわかんないというか・・・。 そもそも車と車なんて結婚とかできないじゃん。

昇:そんなのできるに決まってんだろ! できるからこそ2台のために結婚式の司会を頑張ろうって意気込んでるんだし。

青:「だし。」とか言われてもおかしいことはおかしいでしょ。つーかどういう結婚式になんのかイメージできないもん。

昇:いや、お前が思ってるほど人間の結婚式と違いは無いと思うよ。
  基本ほら、人間と車ってほとんど同じようなもんじゃないですか。

青:ようなもんじゃねーよ! 何かそういう認識がお前の中で前提になってるのが腹立つわ!

昇:そうだ、今日は僕その結婚式の台本を持ってきてるんで、ちょっとここで読んでさしあげましょうか。

青:あ、そういうの持ってきてんだ。 じゃあそれ読んだ方早いじゃないですか。
  一応確認するけど、人間の結婚式とほとんど差はないんですね?

昇:大丈夫です。 ほら、基本人間って車じゃないですか。

青:全然ちげぇよ! 何でさっきよりざっくりした意見に変わったんだよ。 まぁいいやもうその司会の台本聞かして。

昇:わかりました読みますね。「皆様、今日はお越しいただきありがとうございます。」

青:あーとりあえず始まりましたね。

昇:「それではこれより、スズキ・ホンダ両家の結婚式を始めます。」

青:メーカー名が名字なの!? いや確かに名字っぽくなってるけど!

昇:いや、だから人間の結婚式と似てるって言ったじゃないですか。 
  だから新婦であるスズキさんは結婚して名字がホンダに変わります。

青:いや、そこ変わっちゃったらいろいろとぐちゃぐちゃになんだろ! 
  お前んちの個人的な結婚式のせいでスズキの売上げがいくらかホンダに移るんだぞ!?

昇:・・・まぁそこらへんは今度の打合せの時にスズキとホンダの偉い人と検討してみるよ。

青:来るの!? この式にそんなお偉いさんが来るの!? この式どんだけ車業界への影響でかいんだよ!

昇:まあ脱線はそこらへんにして司会の台本を聞いて下さいよ。 そっちが本題ですから。

青:いや、俺もう脱線したくてしょうがないんですけど・・・。

昇:とにかく読みますよ。「それでは早速、新郎新婦の紹介に参りまsy・・・ あ、ここだ。 ここの部分でちょっと相談が。

青:ここ? いや、普通に新郎新婦の紹介に行けば良いじゃない。

昇:んにゃ、なんかさぁ、「新郎新婦」っていうと何か車っていうよりも人間って印象持たない?

青:正直どうでもいいよ! しかも人間と車って同じとかなんとかってぬかしてたじゃねーか!

昇:やっぱ変なんだよな・・・。よし、じゃああえて車ってことをふまえて『新車新車の入場』ってことにしよう。

青:余計意味わかんねぇよ! 新車新車ってそんなんただの東京モーターショーじゃねーか!
  誰も呼び方一つで文句なんか言わないからどっちでもいいよ!

昇:そうですか。じゃあ保留ってことで先に進みますよ。
  「それでは新車新車の入場です!  ビビビビーッ! ビビビビーッ・・・」

青:入場音をクラクションでするな! 『パパパパーン パパパパーン』だろ結婚式の入場曲は!! 
  耳障りなだけなんだよクラクションとか!

昇:「では次に、幸せに満ちた2台の紹介を私の方からさせて頂きます。」

青:あー、人で言ったら「新郎新婦の紹介」ってやつか。

昇:「まずは新車である鈴木アルトさんから紹介致します。」

青:いや、新車だったら新婦か新郎かわかんねーよ! いや、まず車に性別があるか知らないけども!

昇:まぁそこはおいといてとにかく紹介に進みましょう。
  「アルトさんは2001年、とある工場で生を受けました。」

青:・・じゃあ新車って呼ぶのやめてくれよ! ど中古車だよその車!
  もう二台の紹介とか無くていいよ! 次に行け次に!

昇:「では、このように育った2台の出会いについても紹介しようと思います。」

青:馴れ初めとか必要か!? ただお前の親が中古車屋で見つけただけだろ!

昇:「2台は、とある中古車屋へ仲人の昇川さんが来たときに出会いました。」

青:仲人かお前の親! そんなにめでたい行動したわけでもないのに!

昇:「昇川さんが新車のアルトさんに一目惚れし、2台の交際が始まったのです。」

青:仲人が惚れるって何か歪んだ愛だな! つーか本来は普通の事なのにお前の言い方のせいで違和感あるように思えるわ!

昇:「2台は順調に愛を育んでいきましたが、時には衝突することも少なくありませんでした。」

青:いやいや、じゃあ言わせてもらうけど車と車の話で「衝突」とか不謹慎でしょ。

昇:「時にはその衝突で傷つくこともありました。」

青:だから言い方に気を付けろって! 捉え方によっては絶対事故っちゃった後じゃねーかよ!
  「新車新車」とかどうでもいいからこっちに配慮しとけよ!

昇:「以上が馴れ初めです。それでは、ここで皆様しばしお食事をお楽しみ下さい。その間、2台がハンドルサービスを行います。」

青:キャンドルサービス方が良かった俺は! ハンドルを渡されても2,3秒で飽きるわ!

昇:「続いて二台のご友車からの挨拶がございます。 ではマツダさん、トヨタさん、日産さん・・・

青:全部車のメーカーだ!! 業界を挙げて喜んでんじゃねーよ!

昇:「それでは皆さん、クラクションによる盛大な拍手でお迎え下さい。 (ブーーーー)」

青:クラクションは拍手にはなりえないだろ! 何かブーイングみたいな音出てるじゃん!

昇:「『トヨタ:えー、この度は2台とも、本当におめでとうございます。』」

青:うわ、車がしゃべった。 改めて異空間だぞここ。 

昇:「『日産:まあなんつーか、はっきり言ってもう二人の恋にブレーキは存在しないって感じだよね。ね!ね!』」

青:日産のキャラがうざすぎるだろ! あいつ今すぐカルロスゴーンに頭下げた方が良いよ!

昇:「『トヨタ:そういえば昔、付き合い始めたばかりのアルトさんにダイハツ君が告白したことがありましたねぇ。』」

青:トヨタは突然何を暴露してんだよ! ダイハツもダイハツだけどトヨタもこういう場で言うことじゃないよ!

昇:「『トヨタ:しかし、アルトさんの愛は深く、ダイハツはアルトさんに“私はそんな安い車じゃないのよ”』と断られたそうです。」

青:うん、アルトは自分で安くないとか言ってるけど中古車だからね。 2001年製だからね。

昇:「『日産:まぁ要するに2台の愛はもうバックできないって事だよね! ね! ねえ!?』」

青:だから日産はちょいちょい変なのを挟んでくるなよ! お前にこの話を要する力量は無い!

昇:「『マツダ:とにかく、2台のそのエアバッグのような優しさがあれば、2台に愛の車検は必要ないでしょう。』」

青:マツダが急にしゃべった! しかも日産よりも良いこと言ってるような気がする!

昇:「はい、というわけで友車の皆様、ありがとうございましたー! (ブーーー)」

青:この音が拍手じゃなくてブーイングであることを祈るわ。

昇:「それではここで2台のお色直しに入ります。」

青:お色直しとかもあんの!? どこをどう着替えるんだよ!

昇:「・・・さあ、それでは皆様ご覧下さい! タイヤがスタッドレスになりました!」

青:変化がしょぼいわ! 言われなかったら絶対そんな違い気づかないよ!

昇:「そして2台ともマフラーを着用しています!」

青:意味が違う! 人っぽいけど違う! ただ車が悪っぽくなっただけか!

昇:「さて、お色直しが済んだところで、2台に永遠の愛を誓うキスをしていただきたいと思います。」

青:・・いやいやいや。 車同士でどうやって愛を誓うんですか。

昇:「さあ、2台がお互い向かい合って・・・アクセルを踏み込みました!」

青:やめろやめろ!! 正面衝突じゃねーかよおい! だから人と同じように車でやっちゃダメなんだって!

昇:「さらにこのまま指輪の交換に参ります! 今のキスで取れたタイヤを交換して下さい!」

青:交換するものが指輪ですらねえよ! タイヤ取れるってどんだけ激しくぶつかったんだよこいつら!

昇:「喜びのためでしょうか、2台とも涙のような液体が車体からこぼれ落ちています。」

青:・・・それ多分ガソリンだよ!! 衝突のせいで油が漏れたんだよきっと!

昇:「壊れるほどの愛を見せつけていただいたところで、この式もお開きに致します。」

青:お前も日産みたいなこと言ってんじゃねえ! もう「壊れるほど」じゃなくて「壊れた」んだよ!

昇:「では2台が皆様に手、いやワイパーを振りながら退場致します。

青:ワイパー左右に振られても困るよ! そんなんじゃこっちも振り返す気が失せるわ!

昇:「以上で全行程を終了致しました。 本日はありがとうございました。」

青:ありがとうじゃねーよ! どうすんだよこんなん車がぶっ壊れただけじゃんか!

昇:「それでは最後に2台が市内をパレードします!」

青:絶対しなくていい! 壊れた車をめでたそうに見せつけられても!

昇:「・・・あ、どうやら外にJAFのレッカー車が到着したようですね。準備が整いました!」

青:修理行くんじゃねぇか! いいかげんにしろ。

両:どうもありがとうございました。