No.19 QQQ

【成績】
OA率:14/21 平均:368.24KB 最高:517KB 最低:205KB  ランク:A
【備考】4連続1位、全期出場、2大会連続セミファイナルでオーバー900
出場回出場順KB勝敗順位 ネタの種類/タイトル
4回6番4211位 コント/ビート
17回(八代)2番4451位 コント/CIBICCOさん
25回6番4212位 コント/マネキンの生涯
64回1番3015位 コント/だるまさんが転んだ2
79回1番2096位 コント/説得(冒険編)
84回5番2973位 コント/確率
87回(青森・横浜)3番2056位 漫才/意思
88回6番3171位 コント/自殺未遂
91回3番3254位 コント/遠足
93回6番4531位 コント/脱退
96回6番4131位 漫才/ネコと風船
98回2番4251位 コント/公衆トイレ
103回2番5171位 コント/公衆トイレ2
4回CA6番942-2位 コント/遠足
4回CF10番766-8位 コント/DIE
150回5番3932位 コント/だるまさんが転んだ1.5
154回6番4251位 コント/説得
172回(ラッキー・10組)8番3096位 コント/学校
179回(10組)10番4254位 コント/ボード会社
5回CB4番998-2位 コント/カルチャーショッカー
5回CB8番678-10位 コント/ふりかけごはん
216回(岐阜・池田)2番3975位 漫才/ネコと風船 (アルバイト)
223回(管理人)5番2695位 コント/エモーション
262回(ラッキー・10組)5番4613位 コント/遭難
281回3番3056位 コント/エモーション
8回BC12番393進出1位 コント/面接
8回CB1番618-8位 コント/トランスポーター
紹介
演者その1:Q1
演者その2:Q2

エントリーNo.QQQQQQQQQQはQQQ。
名前を隠しても誰もがわかる唯一無二のコントスタイルで
好不調の波が激しいながらも青バト戦線を最初から最後まで駆け抜けた。
(好調:第1,2,4,5,8期 不調:第3,6,7期)
圧巻だったのは第4期。オフエア発進ながらオーバー500を含む怒涛の4連続1位であっという間に4勝。
C大会では8位に終わるも、常連として確固たる地位を築いた。
独自の世界観たっぷりのネタを5本どうぞ。



第4回 421KB(1位)
コント/ビート
擬音担当と解説担当。これが青バトの2人コント初のオーバー400。

Q1:(ドガドガドガドコドコドコドコドコドコドコ・・・)

Q2:・・・・・・。

Q1:(バコバコバコシャンシャンシャンシャン!!!)

Q2:・・・・・・。

Q1:(ドコドンドコドンドコドンドコドンドコドン)

Q2:・・・ドラムお上手ですね。

Q1:(ドコドコドコヅカヅカヅカヅカズカズカズカ)

Q2:いやいや相当上手いですよ。

Q1:(ポコポコポコポコポコポコポコポコポコポコ)

Q2:バンドとかやられてるんですか?

Q1:が、学校でいじめられてるんで友達いないんです・・・。

Q2:・・・・・・。

Q1:・・・・・・。 (シャーンシャーンシャーンシャーン!!)

Q2:・・・なんかドラムセットって思ったよりも大きいんですね。

Q1:(ドカドカドカドカドカバコバコバコバコバコバコ・・・)

Q2:もっと小さいのかなって勝手に思ってました。自分のイメージですけど。

Q1:(ドガドガドコドコタカタカポコポコシャーーン!!!)

Q2:ドラムってなんか他のパートより地味じゃないですか??そこに座ったっきりで立たないし。

Q1:(ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ)

Q2:あ、ギターもできるんですか。

Q1:(ウウォーーンウォーーーンギャャーーーーン!!!)

Q2:・・・普段音楽以外になにされてるんですか?

Q1:(ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ)

Q2:テレビとか見たりはしないんですか??

Q1:(ビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビ)

Q2:だいじょぶですか?ギターが放電してますよ。

Q1:(ギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ)

Q2:ホント音楽大好きなんですね。あたしそういう人ってなんか憧れます・・・。

Q1(カタカタカタカタカタカタカタカタ)

Q2:あ、パソコンもやるんですね。

Q1:(カタカタカタカタカタカタカタカタ)

Q2:あ、打つの早いですね・・・。

Q1:(カタカタカタカタカタカタカタカタ)

Q2:あ、そのサイトってあの電車男で有名な・・・。

Q1:(カタカタカタカタカタカタカタカタ)

Q2:掲示板ってこんな感じなんですか・・・。

Q1:(カタカタカタカタカタカタカタカタ)

Q2:あの〜あんまり掲示板って荒らさないほうがいいと思うんですよ・・・。

Q1:(カタカタカタカタカタカタカタカタ)

Q2:あなたのためにもならないですし。

Q1:(カチカチカチカチカチカチカチカチ)

Q2:マウスボロボロじゃないですか。なんかイヤな書き込みでもあったんですか?

Q1:(あたたたたたたたたたたたたたたたた)

Q2:やっぱ腹立つ書き込みあったんですね。だからといってキーボードの秘孔を付かないで下さい。

Q1:(ワラワラワラワラワラワラワラワラワラ)

Q2:いやいや笑いすぎです。そんな書き込み第3者から見て相当不快です。

Q1:(ピコピコピコピコピコピコピコピコピコ)

Q2:あ、今度はゲームですか。やっぱりゲームもやるんですね。

Q1:(ピコピコピコピコピコピコピコピコピコ)

Q2:いやいやハンマーで叩かないで下さい。てかどっから出してきたんですかそれ。

Q1:(そこそこそこそこそこそこそこそこそこ)

Q2:え?今のどうやって鳴らしたんですか??ねえ今のどうやって??今のどうやって

Q1:・・・・・・。

Q2:あ・・・すいません。あたしとしたことが・・・食いつきすぎました。

Q1:・・・・・・。 (ピコピコピコピコピコピコピコピコピコ)

Q2:・・・ふと思ったんですけど、お仕事とか何されてるんですか??

Q1:(ピコピコピコピコピコピコピコピコピコ)

Q2:やっぱり音楽とかなさるから・・・どこかのプロデューサーとか??

Q1:(ポクポクポクポクポクポクポクポクポクポク)

Q2:あ、そういうお仕事なんですか・・・。

Q1:(チーンチーンチーンチーンチーンチーンチーン)

Q2:やりすぎです。ドラムのクセが出ちゃってます。

Q2:(チーンチーンチーンチーンチーンチーンチーン)

Q2:いやだから鳴らしすぎです。

Q1:(チーンチーンチーンチーンチーンチーンチーン)

Q2:あ、鼻かんでたんですか。

Q1:(チーンチーンチーンチーンチーン)

Q2:すごいかみますね・・・カゼひいてらっしゃるんですか?

Q1:(パクパクパクパクパクパクパクパクパク)

Q2:あ、パン焼きあがってたんですか。なんかそのパンおいしそうですね。よく焼かれるんですか?

Q1:(ワラワラワラワラワラワラワラワラワラ)

Q2:え?あたしなんかおもろいこと言いました??

Q1:(ペロペロペロペロペロペロペロペロペロ)

Q2:なめすぎです。皿なめすぎです。いい年こいて皿なめすぎです。

Q1:・・・・・・。

Q2:・・・そういえば他に普段何をされてるんですか??

Q1:・・・・・・。

Q2:あ、それビデオじゃないですか。やっぱり見たりするんですね。

Q1:(・・・アーンアーンアーンアーンアーン)

Q2:・・・・・・。

Q1:(アーンアーンアーンアーンアーンアーン)

Q2:・・・あたしはここから離れるべきなんでしょうか??

Q1:(アーン、アーン、アーン)

Q2:あ、ドラえもんの歌だったんですか・・・。

Q1:(アーン、アーン、アーン、アーン、アーン、アーン)

Q2:それにしてもアーンアーン言い過ぎな気がするんですが・・・。

Q1:(アーン、アーン、アーン、アーン、)

Q2:・・・・・・。

Q1:(YEAH、YEAH、YEAH、YEAH、)

Q2:あ、ヒップホップのPV見てたんですか・・・あたしったら間違えっぱなしで恥ずかしい。

Q1:(YO、YO、YO、YO、)

Q2:ロックも好きでヒップホップも好きなんですか・・・いろんなのがお好きなんですね。

Q1:(ヨッ、ヨッ、ヨッ、ヨッ、)

Q2:・・・・・・。

Q1:(ヨッ、ヨッ、ヨッ、ヨッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、)

Q2:・・・・・・。

Q1:(はんああああ〜、女のおぉぉぉぉぉ〜、乳房にゃあぁぁぁぁ〜、)

Q2:・・・あ、演歌だったんですか。

Q1:(かなわなあぁぁ〜いいいいいぃぃぃぃ・・・・)

Q2:あ、もうこんな時間だ。帰らなきゃ・・・・今日は楽しかったです。また来ますね。

Q1:(アーンアーンアーン・・・・)






Q1:・・・誰??




第5回C大会セミB 998KB(2位)
コント/カルチャーショッカー
実質オーバー1000!(キリッ

Q1:もう何回注意されりゃ気ぃ済むんだよ!!

Q2:すいません・・・。

Q1:お前はもうウチの会社の社員なんだぞ!?それなりの自覚を持って行動してもらわねえと困るんだよ!!

Q2:はい・・・。

Q1:お前なあ、まだこうやって口に出してもらえるだけありがたいんだからな!?
   こんな注意されてばっかなまんまズルズル行ってたらなあ、世の中通用しねえぞ!!

Q2:・・・・・・。

Q1:世の中なあ、そんなに甘かねえんだよ!!

Q2:そんなこと言われましても。

Q1:あ!?おま、お前こういう状況でよくそんな減らず口叩けんなこのやろう!?

Q2:僕ここ来たばっかなんです。

Q1:今度は言い訳かぁこのやろう!?お前みたいななあ、会社に来てまだ間もないヤツらなんて
   世の中大勢いんだよ。だからなあ、世の中じゃそんな言い訳なんか通用しねえんだよ!!

Q2:僕、世の中に来てまだ一ヶ月ちょっとしかたってないんで。

Q1:だから世の中に来たばっかだろうがなんだろうが・・・って、え!?

Q2:僕、世の外から来た者でして・・・。

Q1:・・・・・・。

Q2:・・・・・・。

Q1:・・・・・・あ、そうだったの??

Q2:はい。

Q1:・・・じゃ、じゃあそればっかりはしゃあねえなぁ!!え、お前世のなに、外?世の・・・外から来たって?

Q2:はい、そうなんですよ。

Q1:へ、へえ〜。

Q2:はい。

Q1:ふーん・・・俺さあ、あのーあんま世の中以外のことってあんーま知らないんだよね。

Q2:そうなんですか?

Q1:世の外っていうと・・・世の中の外側ってこと?

Q2:まあそうですね。ていうかそうですね。

Q1:あーそう。あとそんでさっき世の中来てまだ一ヶ月とか言ってたけど・・・。

Q2:そうなんですよ。実はホントつい最近に世の中に引っ越して参りまして。

Q1:あーそうかあ。前の会社飛ばされたりなんかしたんかな??

Q2:まあーそうっすねえ。人事異動ってヤツですよ。まあでも
   いろんなところ転々としてきましたから慣れてるっちゃあ慣れてるんですけども。

Q1:そうかぁ〜転勤族ってヤツかあ。

Q2:生まれどころが世の中じゃなくって右だったもんでしてね・・・。

Q1:・・・え??

Q2:・・・はい??

Q1:・・・あ、いやいやなんでも。

Q2:・・・。世の右で生まれてすぐに父親の転勤で世の右から世の下に

Q1:え〜なになになに世の・・・右?下?

Q2:はい。世の右、下。

Q1:あ、世の外だけじゃなくって・・・世の右、世の下とかもあるわけ・・・なんだ。

Q2:はい。

Q1:あーそう、ちなみにその世の右ってのは、どこにあんの?

Q2:右側ですね。世の中の。

Q1:あーそう・・・。右ってことはえーと、東西南北でいう東?

Q2:いや、右です。世の。

Q1:あ、そう。じゃあ・・・世の下は

Q2:下です、下。世の。

Q1:あーそう。そんでそんで?

Q2:何がですか?

Q1:何がですか??じゃなくて父親の転勤がどうのこうのって話だよ!!さっきしてたろ!!

Q2:あーはい、えーと世の右から世の下にすぐ世を移り変わりまして。

Q1:お、おう。

Q2:その世の下で小学卒業する手前らへんまで過ごしまして。

Q1:ふ〜ん。

Q2:僕いまだに覚えてるんすけどね、あそこで出された給食がうまかったんすよ。

Q1:給食かあ、俺が小学生だったころの時代は
   そんなんなかった時代だったからなあ〜。お袋の弁当毎日持ってってたよ。

Q2:あ、そうだったんですか?

Q1:まあー昔の話だけどな。

Q2:給食盛りつけるときに着る給食着とか、僕うまく着れなかったんですよねー。千角巾とかとくに。

Q1:千角!?三角ありゃ十分だろ!?

Q2:え、こっちのって三角しかないんですか!?

Q1:千角にすんだったらせめて帽子にしろよ!!もはや楕円にかぎりなくちけえようなもんなんだから。

Q2:この世の巾はシンプルなんですね・・・というかこっちきて知ったんですけど、
   この世の中のリモコンって四角いんですね。

Q1:お前んとこのリモコンどんなんなんだよ!?

Q2:まあそんな感じでしばらく小6くらいまで世の下でひっそりと暮らしてましたね。

Q1:ふーん。

Q2:僕こうやって転勤族経験してきて気付いたんすけど、やっぱその世によってそれぞれ人柄ってのが違うんですよね。

Q1:あーやっぱ違うもんなんかあ。

Q2:僕その世の下での学校のクラスになじめなくってひきこもってましたもん。

Q1:まあ勝手なイメージだけどけっこうそういう人多そうだけどさあ。世の下だし。

Q2:そんな状態だったんで、遊び相手はいっつも兄弟ばっかでしたねえ・・・。

Q1:なんだお前兄弟いんのか。

Q2:はい、上に149人。

Q1:・・・・・・。

Q2:まあでも兄弟っていうかその

Q1:・・・ってお前150番目なのかよ!!

Q2:はい。あと下にも149人。

Q1:・・・・・・ど真ん中かよ!?

Q2:はい。まあでも兄弟っていうかそのみんな一卵性なんで、しょっちゅうよく間違われるんすけどね。

Q1:・・・なっ!?

Q2:なんでか分かんなかったんすけど、3番目とよく間違われましたねえ。

Q1:あ、そうなの?

Q2:まあでも母が全員生み終わるのにかれこれ3年弱かかりましたから。

Q1:母さん強ええなおい!!てか3年は長くね!?

Q2:母曰く最初は順調だったんですけど途中でストップしちゃって、しばらく出産止まってた時期があったらしいんですよね。

Q1:ストップ!?

Q2:それがちょうど僕らへんだったらしくて。
   僕思うんですけど、多分ですけどね、腹ん中で若干余分に育ってたと思うんですよね。

Q1:なんかそういうのありえそうだけども・・・お前の場合。

Q2:はい。そんな感じにひきこもってましたけど、そんな退屈はしなかったんすよね。
   んでそっからまた転勤ですよ。世の下から3メートル後ろへ。

Q1:範囲せまいな!!それ引っ越しに入んの!?

Q2:近かったんで光速道路使わないで済みましたからねえ。

Q1:何それものすごく早そ!!

Q2:こっち来たばっかのとき間違いましたもん。光速と高速。

Q1:まあ読み仮名おんなじだしなあ。なんかすげえなあー世の下の3メートル後ろって。行ってみたいわ。

Q2:んで、僕が今から一ヶ月前に引っ越してきたこの場所が、“ちょっとななめ下”の“世”の“中”ですよ。

Q1:あ、なるほど・・・っておい!!おい!!

Q2:何すか。

Q1:え、何俺らが住んでる世はちょっとななめ下の世だったの!?

Q2:はい。

Q1:ってことはさあちょっとななめ下の世だけじゃなくってさあ、他の世とかもあるの!?

Q2:ありますよ。僕が高校のときに住んでたとこが“ちょっとななめ下”の世から右に3つ数えたとこなんですけど、
   そこは“おばあちゃん家の仏壇の臭いがする世”でして、ちょっと有名ですかね。

Q1:何そのどこ歩いてても息すんのイヤそうなとこ!!

Q2:でも蚊とかぜんっぜん見かけないんでそれがまた快適だったんですよ。

Q1:ああーなるほど。そういう解釈もアリか。

Q2:はい。でもですね、そのせいで僕は虫を見る機会がもうぜんっぜんなかったんですよね。

Q1:そうだよなあ。むしろ虫に対する概念がないって言っちゃってもいいくらいだしな。

Q2:だからいっつも夏休みになると、なんかちょっとおばあちゃん家の仏壇の臭いがする世の中の中に
   行ってよく虫取りに行ってましたね。

Q1:へえー。・・・って、え!?

Q2:はい?

Q1:中の中!?

Q2:そうですそうです。

Q1:なんかさっきまでなんとか話についてってたつもりでいたけど、また突き放された!!

Q2:ただ単に“中”の“中”ってだけですよ。

Q1:ま、まあそうだけども!!

Q2:極端に言っちゃえば、箱あけたらそん中にまたちっちゃい箱入ってたみたいな。

Q1:ま、まあそうだけども!!

Q2:あ、これ知ってました??これ地元の人でもあんま知らないんですけど、ちょっとおばあちゃん家の仏壇の臭いがする世の中の中の
   “はじっこ”がねえ、虫取りの穴場なんですよ!!んで、その世の中の中のはじっこのさらにその
   “つけ根”の部分にね、秘密基地を作ったんですよ!!

Q1:へ、へえーー〜〜。なんか楽しそうだなあ。じゃあさあ
   今度休みの日にでもそのつけ根の部分案内してくれよ!!

Q2:いや、その世はついこないだ終わりを告げたんですけどね。

Q1:・・・・・・。

Q2:いやあー話してるうちについ思い出しちゃったけど、懐かしいなあ。・・・あ、
   もうこんなに時間が過ぎてるじゃないっすか。仕事に戻りましょう。

Q1:・・・なあなあ。

Q2:はい?

Q1:・・・世の外ってどうやったら行けんの!?
      やっぱ光速道路!?
      でも光速って言ってもどんな車で走んの!?
      もしかして車じゃないの!?
      光速だとこっから何分でつくの!?
      なあ!?
      なあ!!?

Q2:先輩、そんなんじゃ世の外どころか世の中でさえ通用しませんよ。




第262回 461KB(3位)
コント/遭難
復活遂げた約2年ぶりのオンエアネタ

Q1:・・・・・・。

Q2:・・・・・・。

Q1:・・・くそッ!!

Q2:・・・・・・。

Q1:このまんまじゃ・・・マジでやべえぞ。

Q2:・・・・・・。

Q1:目の前は吹雪。

Q2:・・・・・・。

Q1:全然変わりそうにない先の一切見えないこの天候。

Q2:・・・・・・。

Q1:そして今俺らはなんとか強風をしのぎながら、洞穴から外をただただ見続けている。

Q2:・・・・・・。

Q1:・・・間違いなくこの状況は・・・遭難じゃねえかよ!!

Q2:・・・・・・。

Q1:誰かーッ!!

Q2:・・・・・・。

Q1:・・・くそ、遭難じゃねえか遭難じゃねえか遭難じゃねえかよおおおぉぉぉ

Q2:遭難なんかじゃないッ!!

Q1:ッ!!

Q2:遭難なんかじゃないッ!!

Q1:・・・・・・。

Q2:遭難なんかじゃないッ!!

Q1:遭難に決まってんだろこんな状況!!遭難だろ!!

Q2:遭難してるかなんて分からないだろうが!!

Q1:・・・どういうことだよ?

Q2:遭難してるって思うから遭難してるって思うんだろ!!

Q1:・・・・・・。

Q2:遭難したって認めた時点でもう俺らは遭難したことを認めたことになるんだぞ!!

Q1:・・・・・・。

Q2:いいか?つまりこの極限の状況を認めてしまったらもう終わりなんだよ!!

Q1:・・・た、たしかに・・・。

Q2:そう・・・だから、もっと目の前の状況をもっと疑え!!疑うんだ!!

Q1:そうだな・・・決め付けちまったらもうそのことがホントそうなっちまうもんな。

Q2:そうだよ。

Q1:そうか・・・よし、俺らは遭難なんかしてない!!

Q2:そうだ!!

Q1:遭難なんかしてない!!

Q2:そうだ!!

Q1:遭難なんかしてない!!俺らは遭難なんかしてない!!

Q2:そうだそうだ!!

Q1:遭難なんかしてないんだーッ!!

Q2:そうなんです!!

Q1:遭難なんかしてないんだ俺たちは。

Q2:そうだその調子だ!もっと目の前の物事に疑問を持っていこうぜ!!

Q1:よし・・・!!なんか気が楽になってきた気がしてきたぞ。

Q2:それは本当なのか?

Q1:え?

Q2:お前は本当に気が楽になってきた気がしてきたのか?

Q1:そ、それは・・・。

Q2:気が楽になってきた気がしてきたんじゃあなくって、本当に気が楽になってきたんじゃあないのか?

Q1:それは・・・。

Q2:お前は気が楽になってきた気がしてきたんじゃない。気が楽になったんだ!!

Q1:そうかその発想があったか!!

Q2:そうだ!!

Q1:そうか!!

Q2:そうだ!!

Q1:よーし、この発想を発展させてやる・・・!!なんかいい物事はねえか・・・!!

Q2:お前、目が鋭くなってきたな。

Q1:鋭くなってきたんじゃないぜ。もう鋭くなったんだよ。

Q2:マジで!?

Q1:今の俺の目はもうホント鋭すぎて、目の前の事柄を突き刺す勢いだ!!

Q2:マジでッ!?

Q1:マジさ!!

Q2:マジでッ!?

Q1:マジさ!!

Q2:今の俺の視線は鋭利に満ち溢れてるぜッ!!

Q1:本当に鋭利に満ち溢れてるのか?

Q2:・・・え?

Q1:お前が鋭利に満ち溢れていると思っているその物事は、本当に鋭いという要素によって構成されてるのか?

Q2:そ、それは・・・。

Q1:もしかしたら、鋭いというものに対する概念を履き違えている可能性があるとは思わないのか!?

Q2:そ、それは・・・。

Q1:もしかしたら物事を間逆に履き違えている可能性は

Q2:そうだ俺の目は鈍利だった!!鋭利なんかじゃなくて鈍利だったぜ!!

Q1:本当にそうなのか?

Q2:え?

Q1:そもそも視線というものに対し鋭いも鈍いもあるのか?

Q2:そ、それは・・・。

Q1:あるさ!!鋭い視線も鈍い視線も!!

Q2:そうだな!!

Q1:そうだよ!!

Q2:そうだぁッ!!俺の視線は・・・どっちなんだああぁぁぁぁ!!

Q1:どっちかに決める必要なんてあるのか!?

Q2:そ、それは・・・。

Q1:どっちか一つに決める必要なんてない!!迷ったら間を取れ!!

Q2:俺の視線の鋭さは・・・中間だあああぁぁぁぁ!!!

Q1:そうだ、中間だ!!

Q2:そうだ、物事なんざ最終的に平凡が一番なんだあああぁぁぁ!!!

Q1:そうだそうだ!!

Q2:そうだそうだ!!

Q1:そうだそうだああぁぁぁーーー!!!

Q2:そうだそうだそうだあああぁぁぁーーーー!!!

Q1:ぁぁぁぁああああ

Q2:ぁぁぁぁぁぁあああああああ

2人:さみいいいいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!

Q1:こんなにドンチャンさわいでんのに!!くそぉこんなに寒いもんなのかよ雪山ってのはよぉ!?

Q2:バカ野郎認めたらおしまいだってさっき言ったろ!!

Q1:そ、そうだった!!

Q2:疑え!!疑うんだ!!

Q1:そうだな!!

Q2:俺らは本当に寒いのか・・・!?

Q1:・・・・・・いや、んなことは誰も分からねえよ!!

Q2:そうだよ!!

Q1:でも、この体の尋常じゃない震えはどう解釈すりゃいいんだよ!?

Q2:お前、本当に自分が震えてると思ってるのか?

Q1:え?

Q2:気のせいだ!!

Q1:そうだな!!

Q2:あー暖けえええぇぇ!!

Q1:あ、あー暖けえなあ!!

Q2:そうだここは暖かいんだ!!

Q1:そうだこの洞穴ん中は暖かいんだ!!

Q2:ここは本当に洞穴なのか?

Q1:そ、それは・・・。

Q2:ここは洞穴なんかじゃない!!

Q1:そうだそうだッ!!

Q2:ただの穴・・・そう、空洞だ!!

Q1:そうだそうだッ!!

Q2:あ、なんか外すげえ吹雪いてね!?

Q1:お前、あれは本当に吹雪だと思うのか?

Q2:え?

Q1:雪が吹雪いてるだなんて思うのか?

Q2:・・・いや、あれは雪かなんて分からない。

Q1:じゃああれはなんだ?

Q2:・・・火山灰だ!!

Q1:いやただの灰色い粉だ!!

Q2:いやいやただの粉っぽいアレだ!!

Q1:いやいやいやただの何かだ!!

Q2:いやいやいやいやただの何かっぽいアレだ!!

Q1:いやいやいやいやいやただの物体だ!!

Q2:そうだ、つまり雪だって根拠は何処にもない!!ただの物体にすぎない!!

Q1:そうだ!!結局物事なんて結局ただの物にすぎないんだよ!!

Q2:そうだ!!ただの物体がただの物体の上に降り積もってるだけだ!!

Q1:物が降り積もってるんじゃなくてアレがただああなってるだけだ!!

Q2:アレがアレしてるだけだな!!

Q1:アレがアレしてるだけだよ!!

Q2:そうだな!!

Q1:そうだよッ!!

Q2:そうだ!!

Q1:そうだッ!!

Q2:そう・・・つまり今の俺たちみたいなもんさ。

Q1:・・・・・・。

Q2:アレがああなって、ソレがそうなって、こうなったから・・・。

Q1:・・・・・・。

Q2:ただソレだけで、ただソレだけに、ソレだけを、ソレだけが、ただソレだけで・・・。

Q1:本当に・・・ソレだけだったのか?

Q2:・・・え?

Q1:俺たちは本当にそれだけだったのか?

Q2:・・・・・・。

Q1:俺たちはそれだけどころかあれだけ頑張ってここまで来たんじゃなかったのか?

Q2:・・・・・・。

Q1:あれだけ頑張って来たからこそ俺らはこうやって一緒にいられるんじゃないか。

Q2:・・・・・・。

Q2:・・・そうだった・・・そうだったな。

Q1:だからそんなこと言うな。助けを待とう。ソレだけだ。

Q2:そうだな・・・!!

Q1:・・・・・・。

Q2:・・・・・・。

Q1:・・・・・・。

Q2:・・・・・・ッ!!

Q1:ッ!!どうした!?

Q2:救助隊だ・・・救助隊が来たんだあああぁぁぁ!!

Q1:・・・・・・。

Q2:やった・・・俺ら助かるんだ!!おおぉぉぉぃッ!!

Q1:・・・・・・。

Q2:おい、どうしたんだよなんで黙ってんだよ!?

Q1:あれ・・・ホントに救助隊なのか?




第98回 453KB(1位)
コント/公衆トイレ
3連続1位&4期の3勝目決めた名作シリーズ

Q1:うわーやばいこんな時に限って腹の調子が・・・。どっかに公衆トイレは・・・あ、あったあった!!
・
・
・
・
Q1:うわあーこんな時に限って全部誰か入ってるよ!!どうしよう・・・ダメもとだけどノックだ!(コンコン)

Q2:入ってまーす。

Q1:くそ・・・やっぱダメか。じゃあ隣のトイレは・・・(コンコン)

Q2:入ってますよ〜!?

Q1:くそ・・・なんでそんなにハイテンションなんだ。隣のトイレは・・・(コンコン)

Q2:田中です。

Q1:・・・どうして名を名乗るんだ。じゃあ隣の方は・・・(コンコン)

Q2:山根です。

Q1:・・・・・・くそ、ここもダメか。満席だらけだなあ・・・こっちは?(コンコン)

Q2:うるせえ!!いいかーそれ以上ノックしてみろ。さもないとこの人質ぶっ殺すぞ!!

Q1:よ、よせ早まるな!!お前の身内の方がここに来てくれてるんだぞ!!

Q2:な・・・なんだと?

Q1:さあお母さん、息子さんにメッセージはありますか・・・?

Q2:・・・・・・。

Q1:お前はそんなことできないいい子だったはず・・・だから早く帰って来いって言ってるぞ!!

Q2:・・・ち、ちくしょー!!(ガチャッ)

Q1:あ、犯人が逃げたぞ!!お母さん、後を追いましょう!!

(ガチャッ)

Q1:・・・お母さんにトイレ割り込みされた・・・。


Q1:・・・こっちはダメかなあ。(コンコン)

Q2:(ガチャッ)

Q1:・・・・・!!

Q2:・・・隣の佐藤さんならこないだ引っ越したよ。(バタンッ)

Q1:そうなのか・・・隣は・・・(コンコン)

Q2:はい?(ガチャッ)

Q1:あ、こんにちは。

Q2:あーどうも。私今日から新しくこちらに越してきた者です。
   これからいろいろと宜しくおねがいします。

Q1:いえいえこちらこそー。

Q2:(バタンッ)

Q1:・・・・一足遅かったか。じゃあ隣は・・・(コンコン)

Q2:入ってます・・・。

Q1:・・・そ、その声は・・・兄さん!?

Q2:・・・ま、まさかキュウイチ?キュウイチなのか?

Q1:兄さん!!兄さんなんだろ!?こんなところで会えるなんて・・・。

Q2:俺もこんなところで会うなんて・・・思ってもいなかった。

Q1:兄さんこんなところにいないで早く家に帰ろう!!

Q2:・・・それはできない。

Q1:どうして!?

Q2:兄さんはもう・・・ここから急いででも離れなければならない。

Q1:え!?どうしてだよ!!

Q2:・・・俺はたった今、強力な時限爆弾を抱えてるんだ。

Q1:・・・なんだって!?一体何があったんだ兄さん!!

Q2:・・・こんなくそったれな人間でも、最後の最後にこの世のお役に立てればと思ってな・・。

Q1:兄さん!!

Q2:やばい、追っ手に居場所がバレた!!キュウイチ、またな!!

Q1:兄さーーーん!!

Q2:(ジャアーーーーゴポゴポゴポ・・・・)

Q1:兄さーーーん!!(ガチャッ)

Q2:・・・・・・。

Q1:流れきってないよ兄さん・・・。


Q1:えーっとじゃあ隣はどうだろう・・・。(コンコン)

Q2:・・・・・・。

Q1:・・・・・・。(ガチャッ)

Q2:『へんじがない。ただのしかばねのようだ。』

Q1:・・・・・・。(バタン)


Q1:(コンコン)

Q2:入りたまえ。

Q1:(ガチャッ)失礼します。

Q2:まあこちらに座りなさい。

Q1:失礼します。

Q2:・・・で、一体なんの用だね?

Q1:はい、実はこれといってお願いがありまして・・。

Q2:なんだね?

Q1:えーっとですね・・・。

Q2:なんだ、勿体ぶらずに話しなさい。

Q1:・・・トイレを貸してください。

Q2:なんだと?このワシに向かってよくそんな減らず口を叩けるな。

Q1:あ、いえ・・・。

Q2:貴様のような身分はその辺の地べたで用をたしていればいいのだ。

Q1:・・・・・・。

Q2:なんだその顔は?文句があるならその減らず口で言えばいいじゃないか。

Q1:・・・さっきから言わせておけばぁ!!

Q2:!!

Q1:お前一人がいるせいで他の人はどれだけ用をたすことを苦労してきたと思ってるんだああああ!!

Q2:や、やめろ・・・おち、落ち着け!!悪かった!!話し合おうじゃあないか!!

Q1:うるさいー!!

Q2:うわあああああ!!(ゴボゴボゴボゴボゴボゴボ・・・)
・
・
・
・
(ファンファンファンファンファン・・・)

Q1:ハア、ハア、ハア、ハア、ハア・・・!!

(そこの君!!逃走するのをやめなさい!!)

Q1:ハア、ハア、ハア、ハア、ハア、ハア、ハア・・・!!!

(君がトイレで中年男性の顔を便器にムリヤリつっこませて窒息死させたことはもう分かってるんだ!!)

Q1:やばい、このままじゃやばい・・・!!あ、あんなところに建物が!!


(ガチャッ)

Q1:・・・・・・。

(ジャアアアア・・・・)

Q1:ふうースッキリした。




第103回 517KB(1位)
コント/公衆トイレ2
もっと面白い続編でーす

Q1:うわあーこんな時に腹の調子が・・・。どこかに公衆トイレは・・・あ、あったあった!!
・
・
・
(バタン)

Q1:ふうーよかった〜間に合ったあ〜。

Q2:(コンコン)

Q1:入ってまーす。

Q2:あ、失礼しました。

Q1:・・・・・・。


Q1:うーん腹痛が治まらない・・・。

Q2:(コンコン)

Q1:・・・・・・。

Q2:(コンコン)

Q1:・・・・・・。

Q2:・・・留守か、出直そう。

Q1:うわあ・・・居留守しちゃったよ。後々めんどくさいんだよなあ・・・。


Q2:(ドンドン)

Q1:入ってまーす。

Q2:(ドンドンドン)

Q1:どちらさんですか・・・?

Q2:・・・あたし。

Q1:ああ、キュウ子か。今開ける

Q2:いや、いいの。そのまま聞いて。

Q1:・・・??

Q2:・・・もう、終わりにしたいの。

Q1:・・・・え?

Q2:・・・さよなら。

Q1:・・・・・・。(ジャアアアア・・・)


Q2:(ドンドン!!)

Q1:入ってまーす。

Q2:(ドンドン!!)おい頼む開けてくれ!!

Q1:どうしたんですか?

Q2:頼む!!早くそっちに入れてくれ!!早くしないと・・・殺されちまう!!

Q1:なんですって!?

Q2:お、おい早く!頼むよ!!

Q1:わ、分かりました!!

Q2:(ガチャッ)ハア、ハア、ハア・・・!!

Q1:ちょ・・・血だらけじゃないですか!!

Q2:ハア、ハア、ハア・・・・!!(ガクッ)

Q1:は、早く応急処置をしないと!!
・
・
・
Q2:・・・・ん??

Q1:気がつきましたか。

Q2:すまん・・・どうやら眠ってしまったようだ。

Q1:手当てはとりあえずしておいたから。ちょうどいいペーパーがあったんで。

Q2:そうか・・・すまない。

Q1:・・・一体何があったんです?

Q2:・・・いや、特にたいしたことじゃないんだが・・・。

Q1:ウソだ!!あの時あんなに取り乱してたじゃないか!!教えてくれ。

Q2:・・・長くなるぞ、話すと。

Q1:・・・構わない。

Q2:・・・・そうか。

Q1:・・・・・・。

Q2:実はな・・私は昔、刑事として生きていた時期があったんだ。
   
Q1:・・・刑事だって!?一体元刑事なんかがこんなとこに何のようだよ!!

Q2:おい落ち着け!!

Q1:警察なんてだいっ嫌いなんだよ!!警察なんか・・警察なんか・・・!!

Q2:・・・そうか、無理もない。正義のための警察も、いざという時には
   何もできないただのダメ組織だからな。

Q1:あ・・・すまない取り乱しちゃって・・・。

Q2:構わんよ。俺の弟も・・・すぐにカッとなる性格だった。

Q1:・・・そう、なのか・・・。

Q2:話を戻そう。俺はずっと数々の容疑者を逮捕しまくっていたんだ。

Q1:・・・・・・。

Q2:だがずっと刑事をやっていくウチに・・・一つの大きな事件が起こってしまったんだ。

Q1:大きな事件?

Q2:・・・誘拐事件。

Q1:・・誘・・・拐?

Q2:その誘拐された人間が・・・俺の、俺の弟だったんだよ。

Q1:・・・な、なんだってえええ!?

隣人:さっきから隣うるせえぞコラァ!!

Q1:す、すいませーん!!

Q2:・・・・・・。

Q1:・・・・・・。

Q2:・・・おそらく俺の弟だということを知っておきながらの犯行だったんだろう。

Q1:そんな・・・そんなのひどすぎる。(ウォシュレットぴゅー)

Q2:・・・私は気が狂いそうになったよ。だがな・・・あの時、
   俺はすかさず決めた。自分の手で弟を救い出すことをな。

Q1:・・・・・・。(ぴゅー)

Q2:私は敵のアジトへ乗り込んだ。だがそのときには・・・もう弟はいなかった。

Q1:ま、まさか・・・?(ぴゅぴゅっ)

Q2:おそらくどこかに監禁されてるかもしれない。私はその後・・・まっさきに
   警察を辞めた。弟を見つけるために情報収集をしているんだ。

Q1:そうだったのか・・・あ、もうこんなに外が暗くなってるじゃないか。
   今日はもう遅い。ここでゆっくり泊まってけ。

Q2:すまないな。


Q2:ん・・・もう朝か。

Q1:グッスリ眠れたみたいだな。

Q2:あ・・・おはようございます。

Q1:腹が減っているだろう。朝飯を作ったよ。これでも食べろよ。

Q2:あ・・・ありがとう。(ムシャムシャ)

Q1:はっはっはっ、そんなに早く食べたら喉を詰まらせるぞ。

Q2:いやあ、久々のカレーライスだったんでつい。

Q1:まあ食欲があるということは元気な証拠だ。しっかり食べなよ。

Q2:ごちそうさまでした。

Q1:おそまつさんでした。

Q2:・・・・・・。

Q1:・・・ところで、この先どうするんだ?

Q2:・・・トイレを貸してほしい。

Q1:・・・それはできない。

Q2:どうして!?

Q1:今のアンタにはまだ早すぎる。そのケガじゃともかく、とにかく今俺が使用中だ!!

Q2:頼む!!弟を捜しに行くまえに、一回トイレと関わっておきたいんだ!!

Q1:・・・・・・。

Q2:・・・頼む。

Q1:・・・・・・。(カラカラカラ・・・)

Q2:・・・・・・。

Q1:・・・できるか?(ジャアアアア・・・)

Q2:・・・うん。

Q1:・・・チャンスは一度だけだぞ。

Q2:分かってる・・・じゃあ早速

Q1:待て!!静かに!!

Q2:!?

Q1:この建物に誰か入ってきた・・・!!

Q2:!!

『コツ・・コツ・・コツ・・・』

2人:・・・・・・・。

『コンコン』

2人:入ってまーす。

『ちわーっす宅急便でーす。ハンコお願いしまーす。』

Q1:あ、はーい。(ガチャッ)

『騙されたな!!見つけたぜキュウジさんよお・・・。』

Q2:お、お前は!!なぜ俺の居場所を!?

『隣の住人が教えてくれたぜ。トイレットペーパーがなくて困ってたから
 たんまりくれてやったらすぐに吐きやがったぜ!へっへっへ!!』

Q2:な、何だとぉ!!

Q1:誰だこの男は?

Q2:コイツはなあ昨日俺のことを消そうとした、俺の弟を誘拐した組織の幹部だ!!

『おいそこのオッサン、とっととそいつを渡してもらおうかぁ。』

Q1:・・・断る。

『何ィ!?』

Q1:コイツはなあ・・・今トイレを借りなければならないんだよ。

Q2:お前・・・!!

『何ワケの分かんねえことほざいてやがるんだよ!!』

Q1:あ、あんなところにパトカーが!!

『何!!』

Q1:今だ!!今のうちに早く逃げるんだ!!

Q2:え!?

Q1:そこのトイレの隣の床に外へ通じる通路がある!!それを使うんだ・・・!!

Q2:分かった!!うわあ、狭くて入れないぞ!!!

Q1:ほふく前進の体制で入るんだ!!

Q2:わかった・・・・・すまない!!(ガチャッ)
・
・
・
・
Q2:ハア、ハア、ハア・・・・!!

(ピカー)

Q2:うっ・・・・まぶしいっ!!


(ピカーー)



Q2:(ガチャッ)




Q2:・・・・・・。






Q2:ああ・・・きれいだ・・・。








その時 目に映った 空の色は ただただ 青かった