No.09 ひろたか

【成績】
OA率:16/16 平均:424.00KB 最高:481KB 最低:261KB  ランク:S
【備考】16連勝、C大会4回出場、3連続1位
出場回出場順KB勝敗順位 ネタの種類/タイトル
76回3番4532位 漫才/未来で発掘
79回6番4091位 漫才/アスレチックデパート
85回3番3213位 漫才/夏にやりたかった事
3回CA8番794-5位 漫才/日本一周すごろく
3回CF5番890-3位 漫才/浦島太郎の憂鬱
100回(10組)5番4811位 漫才/アンパンマンの脚本
119回(10点)5番2613位 漫才/局長の仕事
125回(佐渡島)5番4412位 漫才/ポッキー&プリッツ
4回CB5番926-2位 コント/7号車とY者と私
4回CF2番746-9位 漫才/松坂マツザカ松阪
148回6番4452位 漫才/常任理事国
167回4番4291位 漫才/イヤイヤ通販
173回(横浜・10組)8番4692位 漫才/結婚
179回(10組)8番4413位 漫才/俺はワンワン
5回CA4番698-8位 漫才/銀行強盗
181回2番4092位 コント/プールサイド
200回(10組)7番4611位 コント/[?]
206回2番3892位 コント/カレーのにおいがするーわ
249回(橿原)4番4771位 漫才/デパートのアナウンス
250回2番4171位 漫才/ゴマ
261回(10組)9番4811位 漫才/豆腐屋
7回CA5番846-4位 漫才/レストラン
7回CF7番682-11位 漫才/高田の先祖
紹介
ボケ  :高田
ツッコミ:広川

エントリーNo.09はコンビの最長無敗連勝記録を持つ2人。
平均424KB、オーバー400が13回と聞くと磐石でオンエア戦線をくぐりぬけたと思われるが、
実は321KBや261KBでオンエアしたりと結構運に助けられてる部分もある。
このコンビで特筆すべきことは16連勝の他にもう一つ、10組バトルでの異常な強さだ。
ただでさえ高い得点で勝ち続けてるのに、10組バトルとなると5戦5勝、1位3回、平均466.6KBと
それはもうなんていうかすんげーやばいくらい強くなっちゃう。
16勝の内13勝を挙げた漫才の中から5本をご覧いただきましょう。



第76回 453KB(2位)
漫才/未来で発掘
デビューでいきなり453KBを出した時から目をつけてました(真顔

高田:いやぁ、時代は世紀末な訳ですけれども。

広川:初登場早々何言ってるんだよ!もう2006年だぞ?

高田:だから、平成2006年でしょ?

広川:違う!根本的に間違ってる!

高田:西暦に直すと3994年。

広川:確かに40世紀の終わり頃になってるけど、それでも違うから!

高田:しかし40世紀にもなると日本はどうなってるんでしょうねぇ。

広川:聞いてないよオイ!でもまぁ確かに、あんまり予測つかないよなぁ。

高田:俺が思うに、現代の文化が発掘されたりすると思うんですよ。

広川:あーなるほど。今でも大昔の遺跡とか発掘したりするようにね。

高田:そこで、どんなものが発掘されるのかをちょっと考えてみました。

広川:ほほう、例えば?

高田:マクドナルド。

広川:マクドナルド!?あー、でもまぁ現代の文化っぽいな。

高田:笑ってる店員のミイラが発見されて、未来にもスマイル0円の文化が。

広川:伝わるかよ!だいたい、そんなところから遺体出てくんなよ!

高田:で、ローソンも発掘されるんですよ。

広川:なるほど、ローソンみたいなコンビニも多いよな。

高田:1店舗につき数個ずつ牛乳瓶が発見される。

広川:いや、それ看板に描かれてるだけだろ!

高田:サンクスからは帽子と靴が。

広川:それも看板の絵だ!

高田:他にもデニーズとか吉野家とか・・・

広川:全国チェーンばっかりじゃないか!他のものも発掘してくれ!

高田:そうそう、携帯電話もたくさん発掘されるんですよ。

広川:あー、現代のアイテムが発掘されたって感じだね。

高田:ここから推測するに、携帯で連絡とり合ったから人数の少ない織田軍でも今川軍を破れたんじゃないかと。

広川:時代が違う!500年くらいズレてるよ!

高田:最初に携帯使ったのは武田軍を破った時だっけ?

広川:それは鉄砲だ!携帯はまだ出来てない!

高田:その後も家臣割引とか設定して見事天下統一した、と。

広川:割引とかいらねーよ!信長は携帯会社の社長か!

高田:でも本能寺は電波が届かなかったから焼き討ちされちゃったんですよ。

広川:本能寺だけ圏外かよ!天下統一したんだったら本能寺にも電線引いとけよ!

高田:あと、ヒット曲のCDなんかも発掘して、それを何とか再生してみたりすると思うんですよ。

広川:あーなるほどね。

高田:再生してみましょうか。例えば、これはディズニーの曲なんですけど、

広川:・・・ディズニー?

高田:『♪ぼっくらーの ぼっくらーの 摂政はー』

広川:摂政て!そこはリーダーだろ!

高田:これ、「ミッチーナーガマーチ」って言うんですけど。

広川:藤原道長かよ!

高田:ほら、当時の貴族ヒマだったから歌とか作ってたじゃん。

広川:それは歌と言っても短歌とかの方だ!やっぱり時代がおかしいし!

高田:ディズニー以外にもありますよ。松浦亜弥の「ね〜ゑ?」とか。

広川:「え」の字がおかしいだろ!

高田:『♪迷うなぁ 妹子なの 馬子なの どっちが・・・』

広川:再生しなくていい!また時代おかしいし、替え歌も微妙だよ!

高田:そうそう、ロボットなんかも発掘されるでしょうね。

広川:あー、今は最新技術だけど、40世紀にもなれば逆にロボットなんて無いかもしれないしね。

高田:青いタヌキ型のやつとかが発掘されてね。

広川:ドラえもんかよ!まぁ、確かにあれも22世紀のロボットだけど。

高田:ふむ・・・これは時代的に見て、縄文式ドラですね。

広川:何なんだよ縄文式ドラって!そしてやっぱり年代間違ってるよ!

高田:「ドラえもーん、またマンモスにいじめられたよー。」

広川:そんなストーリーあるか!ってかマンモスから逃げてきたのび太もすげーよ!

高田:あとそうそう、現代の歴史の教科書とかも発掘されるんですよ。

広川:・・・それ読んでさっきまでのデタラメな歴史修正してくれ。

高田:じゃあちょっと読んでみるか・・・・・・ふむ、エロ時代。

広川:江戸時代だろ!変な事言うな!

高田:あるところにおじいさんとおばあさんが・・・

広川:昔話は載ってないだろ!

高田:おお、聖徳太子には耳が10個ついてたのか。

広川:ついてない!10人の話を同時に聞けたってだけだ!

高田:ん、織田信長にはアンテナが生えてたのか。

広川:ちょんまげだろ!

高田:なるほど、このアンテナを通じて携帯から受信・・・

広川:してない!だからその時代に携帯はなかったんだってば!

高田:・・・それにしても昔の人はみんな鼻毛生やして耳血出してるんだなぁ。

広川:ってイタズラ書きじゃないかそれ!その教科書を使ってた生徒のイタズラ書きだよ!
   耳もアンテナもそういうことだったのか・・・よりによってそんなヤツの教科書を発掘しちゃうなんて!

高田:あ、縄文式ドラにも耳がイタズラ書きされてる。

広川:また縄文式ドラか!

高田:ん、でも弥生式ドラにはちゃんと耳生えてるんだな。

広川:弥生式まであるのかよ!

高田:なるほど、高床式倉庫が出来てネズミを防げたから耳を・・・

広川:齧られなくてすんだ、とかそんなのいいんだよ!さっきから全部デタラメじゃないか!

高田:「ドラえもーん、スネ夫が稲作技術を自慢してくるよー。」

広川:だからそんなストーリーあるか!もういいよ!




第3回C大会ファイナル 890KB(3位)
漫才/浦島太郎の憂鬱
初出場のC大会で3位と健闘したヒロタカ時代の傑作

高田:最近、鬱になる人とか多いわけですけれども。

広川:そうだな、確かに多いな。

高田:でも、人が鬱になるのは最近に限った事じゃ無いんですよ。

広川:昔も鬱になる人がいたのか?

高田:そう。例えば、浦島太郎もいろいろと鬱だったんですよ。

広川:いや浦島太郎って物語に出てくる架空の人物だろ。
   しかも最後に玉手箱を開けてお爺さんになったってくらいで、そんなに鬱だったとも思えないけど。

高田:だから、これから浦島太郎の鬱事情を、物語に沿って説明していきますから。

広川:そうか、じゃあ聞かせてくれよ。


高田: 浦島「はぁ・・・魚全然釣れないよ・・・鬱だなぁ・・・」

広川:うーん、まあ確かに貧乏な漁師だからそういう事もあったかもしれないな。

高田: 浦島「はぁ・・・気分もつれないよ・・・鬱だなぁ・・・」

広川:いやそんなうまい事言わないだろ。

高田:ある日漁に出ようとした浦島は、浜辺で犬・猿・雉が桃太郎をいじめているのを見た。

広川:おいちょっと待て!普通に他の物語入ってるよな?

高田:あぁちなみにコレ、よく知られてるのとは若干違うバージョンだから。

広川:昔話でバージョンって何だよ!しかもだからって桃太郎出てくるのはおかしいだろ・・・

高田: 桃太郎「助けてー!!」
    浦島「大変だ、助けなきゃ・・・でも俺犬嫌いなんだー!! 鬱だーーー!!」

広川:浦島が犬嫌いとか知らないよ!

高田:それでも何とかして野生の犬・猿・雉を追い払った浦島。

広川:何とかなったんだ。ってかお供とかじゃなくて野生だったのかよ・・・

高田: 桃太郎「助けてくれてありがとう!
        いやぁ、この桃に入れられたまま川の上流から流されてたんだけど、
        気づいたら浜辺に打ち上げられていて・・・」

広川:途中お婆さんとかには拾われなかったんだな・・・

高田: 桃太郎「このご恩は忘れないよ!お礼に竜宮城に連れて行ってあげよう!」

広川:いや彼が竜宮城に連れてってくれる意味が分かんないよ!

高田: 桃太郎「さぁ、この桃に乗って!あ、狭いけど僕のスペースも空けといてね。」

広川:移動手段桃かよ!しかも桃太郎が入ってた桃だろそれ!

高田:正面から見て桃の左側に浦島、右側に桃太郎が敷き詰まった状態で、桃はハイスピードで動き出す。

    浦島「うわー、何かこの体勢嫌だ!! 鬱だーーー!!」

広川:そりゃ狭いところに男2人ギュウギュウ詰めなワケだし嫌だろうな・・・

高田:2人を乗せた桃が竜宮城に向かう中、それを海底で見ていたカメ。

    カメ「うわ、桃太郎に客取られた!」

広川:客ってどういう意味だよ!カメはタクシー運転手か何かか!

高田:さらに進むと、桃に追いつこうとするもう1つの桃が。

広川:まだ桃出てくるのかよ。

高田:・・・と思ったら、超高速で泳ぐ金太郎のケツだった。

広川:いや尻と桃を見間違うな!・・・ってか金太郎まで出てくる意味が全く分からないよ!

高田:そんなこんなで、浦島、桃太郎、金太郎、カメは竜宮城に到着。

広川:何気にさっきのカメまでついてきてるし!

高田: 乙姫「いらっしゃいませー。4名様でよろしいですか?」

広川:完全に飲食店風になってるじゃないか竜宮!

高田: 乙姫「鬼2名様とご相席になりますがよろしいですか?」

広川:しかも何でこんな所に鬼がいるいるんだよ!

高田: 赤鬼「ガハハ!いやぁ、こんなところに良い酒場があるとはなぁ!」
    青鬼「そうだなぁ!まさか鬼が島の地下にあるとはなぁ!」

広川:そんな位置関係聞いたこともないよ!そもそも違う物語だし。

高田:そんなこんなで楽しく飲み始める浦島達。

広川:よく考えたら鬼と桃太郎とか、全体的に意気投合しなさそうなメンツだよな・・・

高田: 乙姫「本日も素敵な魚の舞をご覧に入れましょう。今日のは美脚ですよ。」

広川:いや魚なのに足がキレイってどういうことだよ。人魚とかでも足はないし・・・

高田: 半魚人「グ〜フフ〜フフ〜♪」

広川:半魚人かよ!上半身だけ魚の奴とか竜宮城のイメージに合わないだろ。

高田: 浦島「うわ変な男が踊ってるよ!! 気持ち悪りぃーー!! 鬱だーーー!!」

広川:しかも男なのかよ!そりゃ鬱にもなるよ!

高田: 乙姫「私達も踊りましょう。誰か私と一緒にバンブーダンスしませんか?」

広川:竜宮でバンブーて!また斬新なサービスだなそれ。

高田: 半魚人「はいはいただいま竹をお持ちうわっ(ドテッ バキッ)
        あっ・・・・・・かぐや姫生まれた。」

広川:バンブーの竹から生まれるか!!ってかかぐや姫まで登場するのかよこの物語は!!

高田: かぐや姫「おぎゃあ!おぎゃあ!」
    乙姫「泣き止まないわね・・・誰かこの子をあやしてあげて!」

広川:まぁ、一応まだ生まれたての赤ちゃんだからなあ。

高田: 浦島「あーはいはい、ベロベロベ」
    かぐや姫「ぎゃあああああああああああああああああ!」
    浦島「・・・・・・鬱だーーー!!」

広川:浦島完全に嫌われてるな・・・

高田: 半魚人「おーよしよしいい子だ」
    赤鬼「あばばぶー! あばばぶー!」
    青鬼「オニさんだよー♪かぐやちゃんいい子してねー♪」
    かぐや姫「・・・バブー。」

広川:しかもかなり有り得ない奴らに懐いてるし!

高田: 浦島「よりによってこんな奴らに負けるなんて!! 鬱」
    かぐや姫「ぎゃああああああああああああああああああ!」
    半魚人「シーッ!浦島さん静かに!」
    赤鬼「大声出したらまた泣いちゃうだろ!」

広川:浦島悲惨だな!

高田: 青鬼「オニさんですよー♪」
    かぐや姫「・・・ぉ、おにぃさん?」

広川:それ「お兄さん」みたいになってるじゃないか!
   ・・・ってか何でかぐや姫生まれて数分で喋り始めてるんだよ!?

高田:ああ、かぐや姫が生まれてすぐに、乙姫が玉手箱の中に入っている成分を少量注射したんですよ。

広川:いったい何がしたいんだよ乙姫は!かぐや姫を早く成長させようとする意図が分からないよ!

高田:まぁ、そんなこんなで浦島達はまた最初の浜辺に戻ってきた、と。

広川:そんなこんなって急な展開だな。

高田:浦島がふと横を見ると、既に10代くらいまで成長して、しかも月に帰ろうとするかぐや姫が。

広川:かぐや姫もついて来てたのか!しかし成長早いな・・・

高田: かぐや姫「もしもし?月の人お迎えお願いいたします・・・
         ・・・あれ、通じないなぁ。もしもし?もしもし?」

広川:いや当時電話とか無かっただろ!月の事はよく知らないけど。

高田:・・・と、鉄製農具に話しかけるかぐや姫。

広川:何で鉄製農具なんかに話しかけてるんだよ!傍から見たらただの変人だよ!

高田:いやいや、鉄製農具って言ったら当時、今で言う携帯電話くらい急速に普及したモノだぜ?

広川:だからって鉄製農具に話しかけても何の意味も無いだろ!!
   
高田: 浦島「何か農具を首に当ててる女がいる!でも俺には止められない・・・ 鬱だーーー!!」

広川:確かに自殺しそうな人っぽくも見えるけど!

高田: かぐや姫「ぎゃああ、浦島がいる!! 鬱よーーー!!」

広川:かぐや姫も鬱になってるし!どれだけ浦島の事嫌いなんだよかぐや姫は!

高田: 半魚人「浦島さーん、お土産の玉手箱忘れてまし(ドテッ モクモクモク・・・)
        わぁぁぁ、老化したー!!ワシの美脚がーーー!! 鬱じゃーーー!!」

広川:半魚人さっきからドジすぎるだろ!

高田: 桃太郎「遂に長年愛用していた桃が壊れたーー!! 鬱だーーー!!」

広川:若い男が2人もギュウギュウ詰めで入ってたからな!

高田: 金太郎「俺泳いでる時ケツ丸見えだったーー!! 鬱だーーー!!」

広川:それは元からそういう服装だからだよ!

高田: カメ「カメながら1万年も生きられる自身がない!! 鬱だーーー!!」

広川:今そこで悩む理由が分からないよ!

高田: 犬・猿・雉「俺ら最初以来出番がない!! 鬱だーーー!!」

広川:そいつらまで出てくるのかよ!ってか物語の登場人物が出番を求めんなよ!

高田: 赤鬼「何か他の奴らに対する境遇が全体的に鬼だーーー!!」
    青鬼「俺達の存在意義がーー!! 鬱だーーー!!」

広川:どんな鬱事情だよそれは!ってかこいつら何しに浜辺まで来たんだよ!

高田: かぐや姫「あら、私にとってあなたの存在は意味ありますよ、お兄さん。」

広川:完全にお兄さんだと思い込んでるし!

高田: 浦島「義理の妹いいなぁーー!! 鬱だーーー!!」

広川:もはやフォローできないよ!

   ってか何なんだよこの物語!やたらと現代的な鬱とかもあったりしてメチャクチャじゃないか!

高田:まぁ、こんな風にいろんな物語が混じると鬱になる人がたくさんいるので、それぞれの物語に分けられました、とさ。

広川:いやそんな歴史ないだろ!もういいよ!




第5回C大会セミA 698KB(8位)
漫才/銀行強盗
実はこのネタが一番好き。もっと評価されてもいいのよ?

高田:はぁ・・・金欲しいなぁ・・・

広川:何だよ突然、素直な欲望なんか語っちゃって。

高田:どうすれば金が手に入るのかなぁ・・・

広川:どうって、普通に働いたりすればいいだろ。

高田:やっぱ強盗しかないのかなぁ・・・

広川:いやいやいや!なんで犯罪を犯すことを視野に入れるんだよ。

高田:うーん、でも強盗なんかやったことないしなぁ・・・

広川:じゃあなおさら強盗なんかやめとけって!無理に犯罪に手を染める事なんかないからさ。





高田:はぁ、ついに銀行の前まで来ちゃったよ・・・

広川:こいつ本気で強盗する気かよ・・・

高田:・・・よし、悩んでても仕方ない。入るぞ!(ウイーン)

広川:あーあ、始めちゃった。

高田:・・・・・・・・・

広川:・・・あれ?襲わないの?

高田:・・・うーむ、どっちにすればいいんだ・・・

広川:どっちってお前、何の二者択一で迷ってるわけ?

高田:「預金/引出」と「振込/取引」、どっちの受付整理券を取ればいいんだ・・・

広川:いや、何で強盗するのに整理券取る必要があるんだよ!

高田:銀行に用がある者として取っておくべきかなぁ、と思って。

広川:用って言ったってな・・・

高田:だ、だって順番を守らないのはあまりにも非道徳的じゃないですか!

広川:・・・強盗の方がよっぽど非道徳的だと思うんだけど。

高田:よし、「振込/取引」って何か難しそうだから、「預金/引出」の方を取っておこう。

広川:結局取っちゃったよ・・・それも意味不明な基準で。

高田:さて、順番が来たらどういう風に強盗するかなぁ。

広川:どういう風にってお前、何も計画なしに強盗しに来たのかよ?

高田:計画も何も、強盗なんかするの初めてだから何していいんだか・・・

広川:いや、初めてとか関係なくさ、強盗ってこんな事する、みたいなイメージもないわけ?

高田:うーん・・・・・・
   ま、分からないからここは一つ、前の順番の人を観察して強盗テクニックを学ぶとするか。

広川:・・・とりあえず、お前の他に強盗目的で順番待ちしてる人はいないと思うぞ。

高田:まず最初のおばさんは・・・どうやら、印鑑とか持ってきてるな。

広川:まぁ、本人確認とかには必須なものだからな。

高田:よし、メモしておこう。「強盗するには、印鑑が必要」っと・・・

広川:絶対必要ないと思うんだけど!?何で金を盗むのにハンコが必要なんだよ!

高田:あぁ、確かに自分の印鑑とか持ってたら誰の犯行かバレやすいかもしれないしな。

広川:そういう次元の問題でもないと思うんだけどな・・・

高田:むむ、どうやらあの人は大量の現金を下ろしたみたいだな。
   大量の札束を・・・ゆっくりバッグに入れて・・・
   ゆっくりチャックを閉めて・・・ゆっくり立ち上がって・・・
   ゆっくりと銀行を出た・・・・・・・・・おーー。

広川:・・・なぁ。指摘するのも難だけど、今、絶好の盗み時だったと思うぞ?

高田:そんな、人のお金を横取りするなんて非道徳的な・・・

広川:いや、それ今からお前がやろうとしてる事だからな!?

高田:よし、次の人だ。どうやら子連れのお母さんみたいだな。

広川:子連れで銀行か・・・まぁたまに見かけるけど。

高田:「強盗するには、子供が必要」っと・・・

広川:だから絶対必要ないよな!?子供を連れて来たところで足手まといになるだけだと思うぞ?

高田:ここらで他の窓口の方も見てみるか・・・
   ん、どうやらあの人は手数料を支払ってるようだな。

広川:まぁ、やる事によっては手数料がかかったりするけども。

高田:「強盗するには、手数料が必要」っと・・・

広川:完全に必要ないだろ!!これから金を盗むって時に何で支払おうとするんだよ!

高田:よし、待ち時間もまだまだあるし、
   メモを参考にして強盗に必要な物でも揃えてくるか!(ウイーン)

広川:あ、行っちゃった・・・
   それにしてもメモの取りどころがなぁ・・・



高田:(ウイーン)ふぅ、何とか集めて来たぞ。

広川:集めたところでどうする気なんだよお前。

高田:まずは印鑑だけど、さっきも言った通り自分の印鑑使うのはアレだから、
   代わりに芋を切ってハンコを作る事にした。

広川:もはや印鑑ですらないのかよ!?芋ハンコなんか何に使う気だよ。

高田:それから子供も連れて来たぞ。

広川:子供ってアレかよ、まさか誘拐でもして来たのか?

高田:えっと、近所の公園で芋を頭に乗っけて「ちょんまげ!」ってやったら5、6人興味を示してついて来た。

広川:どんな引き連れ方だよ!いや、ついて来る子供達も子供達だけどさ!

高田:あとね、手数料。ちゃんと自腹で用意してきたぞ。

広川:自腹ってお前な・・・

高田:で、手数料の金額の方なんだけどさ、
   仮にこれから5000万円盗むとして、その1%の50万円で足りるかなぁ?

広川:知らないよ!!ってか強盗前に軽々しく50万払おうとする神経が分からないよ!!

高田:しかし・・・これでどう強盗すればいいのかなぁ・・・

広川:俺の方が聞きたい位だよ。

高田:うわ、そんな事言ってる間に自分の番が来ちゃったよ!
   と、とりあえず窓口に行って・・・それからどうすればいいんだ!?

広川:もう芋ハンコでも突きつけて脅しちゃえよ・・・

高田:うー、「強盗しに来ました」とか言うのも直接的過ぎるし、
   かと言って「お金下さい」っていうのも変だしなぁ・・・

広川:・・・そもそも丁寧語で接しようとするあたりから理解できない。

高田:あーもう分かんないや!!
   分かんないからとりあえず手数料置いて逃げるわ!

広川:どうしたいんだよお前は!!金を盗みに来て50万失うってどんなバカだよ!!

高田:仕方ない、もう一度作戦を練るか。

広川:まず自分の持ってきた物の意味のなさに気づけよ・・・

高田:うーん、まずハンコなのに芋ってのがまずかったかなぁ・・・

広川:いや、ハンコの時点で強盗としては全く意味不明だからな?

高田:あと子供も・・・あれ?子供達は?

広川:いないの?ほっといたから帰っちゃったんじゃないのか?

高田:・・・いや、何か集団でATMにタックルして遊んでる。

広川:どんな子供達だよ!!何かそいつらの方がよっぽど強盗の素質があるよ!

高田:と、とりあえず止めさせなきゃ。ほーら、「ちょんまげ!」「ちょんまげ!」

広川:何かいろんな意味で強盗とは思えない行動だな・・・

高田:わぁぁ、騒がしかったですか!?すみません!すみません!

広川:あらら、周りの人に叱られちゃったよ。

高田:な、何ですか?「静かにしろ、手を挙げろ」?

広川:・・・・・・え?

高田:いや、あのっその、、ひぃぃぃぃ!手挙げるから拳銃向けないで!

広川:拳銃ってお前、もしやこれって・・・

高田:うぅぅ、、何かあの人覆面被ってるし・・・
   それから・・・窓口のお姉さんに銃を突きつけて・・・
   あらかじめ用意していたバッグに札束をつめさせて・・・
   周りに警戒しながら急いで外で待ってた車に乗り込んで逃げてった・・・

広川:何て華麗な・・・

高田:・・・・・・

広川:・・・・・・

高田:・・・え?で、今の人って何者?

広川:典型的な強盗だよ!!お前の目指すべき強盗の姿だよ!!

高田:え、何?強盗って銃を突きつけたりとか、そんな危険な事しないといけないの!?

広川:いけないっていうか、強盗って言ったら大体あんな感じかと。

高田:そうか・・・そんな危険な事する位なら、俺、強盗するの止めるわ。

広川:・・・う、うむ、よく言った。

高田:そもそも、現金を大量に手に入れよう、って言う考え方が間違ってますよね。

広川:まぁ、確かにそうかもしれないけど。

高田:だから、これからは実用品のある商品だけ盗む事を考えます。

広川:ってそれも思いっきり犯罪だよ!!もういいよ!




第261回 481KB(1位)
漫才/豆腐屋
10組バトル最強を決定づけた一戦

広川:どうも、ひろたかです!よろしくお願いいたします!

高田:今期3戦目ということでね、頑張って行きたい訳ですけれども。

広川:それにしても、日本語には大げさな表現ってあるよな。

高田:大げさな表現?

広川:ほら、例えば『豆腐の角に頭をぶつけて死ぬ』っていう表現があるじゃないか。
   あれなんか、そんな柔らかい物に頭ぶつけても死ぬわけないだろ!って思うよな。

高田:・・・え?

広川:まぁ、だからこそ表現の意味が成り立っている、っていう側面もあるけどな。

高田:な、なぁ。お前今、何て言った?

広川:何って・・・だからよくこういう表現するだろ、『豆腐…

高田:お前なぁ、そりゃ死ぬに決まってるだろ!!

広川:え、えっ、ええっ!?
   いやさ、死ぬわけ無いからこそ表現が・・・

高田:豆腐屋の角なんかに頭ぶつけたら、タダ事じゃ済まされないぞ!?

広川:うん、ちょっと落ち着け。
   俺は「豆腐の角」と言ったのであって、「豆腐『屋』の角」とは言ってないからな?ってかそもそも・・・

高田:え、そう言ってたの!?それは俺の聞き間違いだ、すまない、許してくれ・・・

広川:あ、えっ、うん。そんな素直に謝られるとは思わなかったよ・・・

高田:・・・でもお前、豆腐屋の角に頭ぶつけたら確実に死ぬぞ!?

広川:どこにムキになってるんだよお前は!
   ってかそもそも、豆腐屋の角って何なんだよ?

高田:そりゃぁ、普通に豆腐屋の建物の角の部分ですよ。

広川:あー・・・そりゃ確かに当たったら痛いだろうけど、
   でも死ぬに決まってるとか言うのは、それこそ大げさじゃないのか?

高田:・・・お前。最近の豆腐業界を知らないな?

広川:・・・はい?

高田:ここ最近の大豆価格の急騰により、豆腐屋は苦戦を強いられている。
   そこで豆腐屋は、少しでも利益を上げるため、様々なパフォーマンスを始めた。

広川:いやいや、そんな話聞いたことないんだけど。

高田:そしてほとんどの豆腐屋は素早く客を呼び込んで素早く豆腐を売るため、
   店先。そう、まさに豆腐屋の建物の角の部分で豆腐切るようになったのだ!

広川:初耳にも程があるよ!ってか、建物の角なんかで豆腐が切れるか!?

高田:だからぁ、豆腐がちゃんと切れるように角の部分が包丁のように鋭くなってるんだよ。
   な、豆腐屋の角に頭をぶつけたら大変な事になるって分かっただろ!?

広川:知るかよ!!そんな豆腐屋見たことも聞いたこともないよ!

高田:その事実を知ってからというもの、俺は豆腐屋の近くを歩く時にはヒヤヒヤしている。そう、冷奴のようにね!

広川:いや、多分事実じゃないし、あと別にうまくないから。

高田:お前・・・あの冷奴の美味しさを否定するのか!?

広川:そういう意味じゃないよ!別に冷奴自体は否定してないから!

高田:まぁとにかく、豆腐屋の角は危なくなったって話ですよ。
   それで特に怖くなったのは、見知らぬ商店街で鬼ごっこやかくれんぼをする時ね。

広川:どんな時だよ・・・ってかこの歳でそんな事してんのかお前は。

高田:店と店の間の狭い所を抜けたりするとき、壁伝いに歩いたりするじゃないですか。

広川:知らないよ。そりゃ、鬼ごっことかするならそうなるかもしれないけども。

高田:もしその壁が豆腐屋だったらと思うと、角の部分に辿り着いたとき・・・おー怖い。

広川:確かに、本当に角が鋭かったら危ないかもしれないけどさ。

高田:んでもって一番怖いのが、両側が豆腐屋だったっていうケースね。
   こうなったらもう、どちらの壁にも沿えないっていう・・・

広川:いやいや、どんなケースだよそれは。豆腐屋が2件並ぶとか有り得ないだろ普通・・・

高田:だから、豆腐屋の競争が激化してるって言ってるじゃないですか。
   それで今、豆腐屋が都心を中心に急増してるんですってば。

広川:あのさ、大豆高騰で豆腐が高くなったら普通売れなくなるよな?
   そんな中わざわざ新しく豆腐屋やるとか、馬鹿としか思えないんだけど。

高田:まぁそういうワケだから、命が惜しけりゃ豆腐屋の角に頭をぶつけないように細心の注意を払わないといけないって事ですね。

広川:うん、聞けって!
   ってかお前さ、さっきから豆腐屋の角が鋭くなってるとか豆腐屋の競争が激化してるとか言ってるけど、
   俺そんな事全く聞いた事無いぞ?本当に社会はそんな風になってるのか?

高田:広川・・・お前、呆れるほど危機管理能力低いな!

広川:何でだよ!?何が俺の危機管理能力に繋がってたんだよ!

高田:お前みたいな鈍感な奴がな、どうせ豆腐屋の前で彼女と待ち合わせしたのに遅刻とかするんだろ!

広川:いや意味が分からないよ!!何で豆腐屋の前で待ち合わせなんかしなきゃいけないんだよ!!

高田:豆腐屋の前で待ちくたびれた彼女がイライラして動き回ったりなんかしたら、
   誤って豆腐屋の角にぶつかって大惨事になる事も想像出来ないのか、お前は!?

広川:知るかよ!ってかさ、俺は豆腐屋の角が包丁みたいに鋭くなってるとか知らないし。

高田:それを知らない事自体が大問題なんだろうが!!お前新聞とかちゃんと読んでるのか!?

広川:読んでるよ!!読んでるけど全くそんな話題見たこと無いよ!
   それに豆腐屋の角がどうなってようが、豆腐屋の前で待ち合わせなんかしないってば。

高田:じゃあ、どこで待ち合わせするんだよ?

広川:そりゃあ有名な待ち合わせ場所とかにするさ。渋谷のハチ公前とかな。

高田:渋谷・・・!?お前、やっぱり危機管理能力ないわ!!

広川:何でだよ!?渋谷のハチ公前に豆腐屋なんか建ってないだろ!

高田:お前、あの流行の最先端を行く渋谷だという事が分かってるか!?
   渋谷の駅前なんか今、豆腐の歩き売り業者で溢れ返ってるぞ!?

広川:さらに初耳だよ!!豆腐が渋谷で流行とかワケ分かんないよ!
   だいたい、歩き売りなら壁の角とか無いし危なくないんじゃないのか?

高田:だーかーら!!いかに豆腐を素早く切り分けるかが勝負なの!!
   それで豆腐を入れる箱の四隅全てが鋭利な刃物になってるの!!
   その角が目の前の人に当たろうものなら大惨事なの、分かる!?
   いわば、渋谷の人ゴミの中を「歩く凶器」みたいなのがゴロゴロしてるワケ!!
   お前は本当にそんな状態の場所で彼女と待ち合わせしたいと思うのか!?

広川:あぁ、そんな所で待ち合わせなんかしないだろうよ!!それが本当ならな!

高田:あ、この際だからついでに確認しておくけどな。
   もし豆腐屋や歩き売りの角に接触して大怪我している人を見かけたら、お前どうする?

広川:どうって・・・そりゃ、大怪我だったら119に電話して救急車を呼んで助けを待つしか・・・

高田:バカヤロウ、もう一つ呼ぶべき物があるだろ!!

広川:何で!?・・・あぁ、一応刃物的な物も関わってるし、警察とかか?

高田:場合によっては警察も必要かもしれんが、ここは「102」に電話するのが正解だろうが!!

広川:102って何だよ!?・・・まさかお前、10(十)2(二)で「トウフ」とか言うオチじゃ・・・

高田:その通りだよ!!102(トウフ)、「全国豆腐管理委員会」に至急知らせるべきだろうが!!

広川:何なんだよその胡散臭い委員会は!!管理委員会ごときで3桁の番号持ってる意味が分からないよ!

高田:全国豆腐管理委員会の人に来てもらって、不正に角を鋭くしていた豆腐屋の処分について検討してもらうんだろうが!

広川:至急知らせるほどの意義を感じないよ!
   え、ってか何?さっきからお前が散々言ってる豆腐屋の角を鋭くするのって、不法行為なワケ?

高田:当たり前だろうが、危険なんだから!!だから俺が今こうやって指摘してるんじゃないか!!

広川:そういう話だったのかよ!!
   ってか、そんな豆腐屋が蔓延ってるとしたらその102の団体は何やってたんだよ今まで!?

高田:だから、いざ事件が起こっても102に通報する人が少ないからこんな状況なんだよ!

広川:知るかよ・・・

高田:そして俺は、壁の角を包丁のように鋭くしたりなんかしない豆腐屋になりたいんだ・・・

広川:・・・は?また何を言い出すんだよ突然。

高田:危険な豆腐屋が激増する中、少しでも安全に豆腐を消費者に届けたい・・・
   そんな想いから、俺、豆腐屋を開くことに決めたんだ。

広川:うん、待とうか。さっきも言った通り、ただでさえ大豆や豆腐の値段が高騰する中、
   豆腐屋がたくさんあっても少ない売り上げを分け合うだけだぜ?考え直せよお前。

高田:いや、もう後に引く事はできない。
   何故なら、既に店の用地と開店セールの広告を容易してしまったからな!

広川:開店する気満々かよお前!!どうなってもしらないぞ!?

高田:そしてさらに、大量の水とにがりと布を手配してしまったからな!

広川:もう大豆入れたら完全に豆腐の材料じゃねーか!!どんだけ木綿豆腐作りたいんだよ!

高田:・・・あのな、広川。こんな漫才師なんかやってても、給料はすごく安いだろ?

広川:え?何だよお前・・・いやまぁ、そりゃ確かに生活が苦しいくらい安いけどさ。

高田:だからな、俺も副業を初めて収入を得て、少しでもお前に分けてやりたいんだよ。

広川:お前、そんな事を・・・嬉しい事言ってくれるじゃないか。いや、副業の内容は考えてほしいけど。

高田:そうそう、あと俺、お前に豆腐屋の角の事とか、気を付けて欲しいことをたくさん言っただろ?

広川:あぁ、確かにそうだな。

高田:まぁ何ていうか、相方としてお前の事は大事にしたいんだ。

広川:高田・・・・・・

高田:・・・いや、大豆にしたいんだ!!

広川:俺をどうする気だよ!!




第100回 481KB(1位)
漫才/アンパンマンの脚本
記念の第100回

高田:アニメの脚本って、実はいろいろな人が書いてたりするじゃないですか。

広川:あぁ、確かにそうだよな。たまに有名な脚本家も携っていたりしてな。

高田:そこでね、俺もアンパンマンの脚本を考えてみたんですよ。

広川:お前にできるのか?

高田:まぁ、とりあえずちょっと聞いてみてくださいよ。

広川:おう。

高田:「たすけてー!バイキンマンが襲ってきたよー!」

広川:何かよくある展開だな。

高田:「こんな時アンパンマンが来てくれたらなぁ・・・」

広川:まぁそりゃ主人公が来てくれなきゃな。

高田:カレーパンマン「アンパンマン!助けに来たぞ!」

広川:肝心のアンパンマンまだ来てないし!
   でもカレーパンマンだったらバイキンマンに対抗はできそうだな。

高田:植パンマン「僕も助けに来たぞ!」

広川:そいつ誰だよ!食パンマンじゃないのか?

高田:バイキンマン「よし、かびるんるん行け!」

広川:お、バイキンマンが攻撃してきたな。

高田:植パンマン「(ズサッ)植えてやるっ!(ズサッ)植えてやるっ!」

広川:何やってるんだよ植パンマン!

高田:いや、かびるんるんを植えてるんですよ。

広川:意味不明だよ!菌を植えて何になるって言うんだよ!

高田:カレーパンマン「ふーっ、手ごわいなバイキンマン。・・・ん、新しい仲間が助けに来てくれたぞ。」

広川:新しい仲間?

高田:残飯マン「助けに来たぞー!」

広川:いやパンはパンでもそれはないだろ!

高田:残飯マン「喰らえ、残飯を投げつける攻撃!」

広川:どちらかと言うとバイキンっぽい攻撃じゃねーか!本当に効くのか?

高田:カレーパンマン「あ、また新しい仲間が来た。」

広川:また仲間?

高田:頻繁マン「あははははははは・・・」

広川:そのパンも有り得ないだろ!ってかどんな奴だよそいつ。

高田:頻繁に出てくるらしい。

広川:そのままだし!だいたいそいつ存在意義あるのか?

高田:カレーパンマン「ふーっ、カレーが足りなくなってきたぞ・・・」

広川:まともに戦えるのは今のところカレーパンマンだけだからな・・・お疲れ様。

高田:運搬マン「カレーパンマン、新しいカレー持って来たぞ!」

広川:お、中身のカレー来たな。・・・にしても運搬マンて。

高田:運搬マン「この辺に置いとくぞー!(ボトッ!ドボドボドボ)じゃーなー!」

広川:本当に運ぶだけかよ!しかもカレーこぼれてるじゃねーか!

高田:残飯マン「顔の残飯を投げすぎて力が出ない・・・あ、いいもの発見!」

広川:そっちに利用されちゃうのかよ!カレーも新しかったのに残飯扱いだなんて!
   しかも顔が残飯で出来てるってどういう顔なんだよ・・・

高田:カレーパンマン「うう、元気がでない・・・あ、また誰か来た。」

広川:「誰か」?

高田:短パンマン「ははは!元気なら例え火の中水の中いつでも半ズボンの俺が分けてやる!」

広川:もはやただの変態男じゃねーか!出てくんなよ!

高田:頻繁マン「あははははははは・・・」

広川:こいつまだいたし!本当に何度も出てくるのかよ。

高田:・・・とまぁ、この話はこんなところなのですが。

広川:いやちょっと待て!変なパンマン群が出てきただけで話ほとんど進んでないだろ!
   だいたいバイキンマンとの戦いはどうなったんだ?

高田:ああ、それなら鉄板マンが「バーン」ってやって退治しましたよ。

広川:それおそらく鉄板で殴打しただけじゃねーか!いろんな意味でアニメとして相応しくないよ!

高田:で、もう一パターン考えてきたんですが・・・

広川:今度はもっとまともなストーリーなんだろうな。

高田:かばお「うえーん、お腹すいたよー・・・」

広川:これもよく聞く話だな。

高田:かばお「何か食べたいよー・・・」

広川:そうそう、そこでアイツが現れて・・・

高田:残飯マン「僕の顔をお食べ。」

広川:絶対嫌だよ!何で残飯マンの方が来るんだよ!
   もっとマシなもの食べさせろって!

高田:植パンマン「待っててね、今田植えするから。」

広川:待てねーよ!稲穂が実るまでに何ヶ月かかると思ってるんだよ!

高田:頻繁マン「あははははははは・・・」

広川:いやこいつ出てきてどうするんだよ!出てくるだけで何もしてないし!

高田:短パンマン「ははは!元気があればお腹なんて空かないのさ!」

広川:そいつも出てくるな!しかも考えに無理が有りすぎるよ!

高田:運搬マン「食料を運んできたぞー!(ボトッ)」

広川:お、こういうとき運搬マンは役立ちそうだな。

高田:残飯マン「僕の顔をお食べ。」

広川:ってそいつを運んでくるな!残飯はもはや食料と呼べないだろ!

高田:運搬マン「もう一人運んできたぞー!(ボトッ)」

広川:・・・もう「一人」?

高田:頻繁マン「あははははははは・・・」

広川:しつこいよ頻繁マン!ってか運搬マンがこいつを運んでくる理由が全く理解できねーよ!

高田:・・・とまぁ、大体こんなストーリーなんですが。

広川:めちゃくちゃだよ!やっぱり変なパンマン群が出てくるだけじゃねーか!
   だいたいかばお君の飢えはどうなったんだよ?

高田:ああ、それなら鉄板マンが「バーン」ってやって解決しましたよ。

広川:何がどう解決してるんだよ!単なる傷害罪じゃねーか!

高田:「♪勇気の鈴が りんりんりん」

広川:何突然歌い出してるんだよ。

高田:「♪不思議な冒険 るんるんるん」

広川:確かにアンパンマンでそんなエンディング曲ありますけど。

高田:「♪残飯 植パン カレーパン」

広川:微妙に今回の登場人物に置き換わってるし!

高田:「♪牛乳バタチーズ 乳製品」

広川:だから何だよ!そもそも牛乳なんて出てこないし。

高田:「♪なーんーでーもー植えるよー 植パーンーマーン」

広川:あぁ、この曲って仲間達の紹介みたいなのあるんだよな。

高田:「♪なーんーでーもー運ぶよー 運ー搬ーマーン」

広川:たいした物運んでなかったけどな・・・

高田:「♪月・水・金にーよく見るー 残ー飯ーマーン」

広川:完全に生ゴミ扱いじゃねーか残飯マン!

高田:「♪なーんーどーもー出てくるー 頻ー繁ーマーン」

広川:いやまあ確かに何度も出てきたけど・・・

高田:「♪あーはーはーはーははははー 頻ー繁ーマーン」

広川:連続で出てきた!ってか確かにそんな笑い方してたけど歌詞適当だな・・・

高田:「♪はーはーはーはーははははー 短パーンーマーン」

広川:適当すぎるだろ!確かにこいつも「ははは」って笑ってたけど!

高田:「♪はーはーはー、はー、はーっくしょん! 短ーパーンーマーン」

広川:ついに風邪ひいちゃったよ!寒いなら短パンなんかはくな!

高田:「♪非ー常ー時ー役立つー カーンーパーンーマーン」

広川:そいつ初耳だよ!ってかむしろ食料の時出て来いよ!

高田:「♪早ー期退ー職ー サーラーリーマーン」

広川:全く関係ないだろアンパンマンに!何で脱サラした人とか出て来るんだよ!

高田:「♪パン職人にー転職ー サーラーリーマーン」

広川:そいつの第2の人生とか知らねーよ!ってかパン職人て・・・

高田:「♪パン工場をー設立ー ジャームーおーじーさーん」

広川:ジャムおじさんの事だったのかよ!!サラリーマンだった過去とかないだろあの人に!

高田:「♪むーすーこーはー短パンー ジャームーおーじーさーん」

広川:意外すぎるよ!!意外すぎて想像できないよ!!

高田:「♪むーすーこーがー明日からー ジーーパーンーマーン」

広川:何イメチェン図ってるんだよ!ごく微妙にバタ子さんとも被ってるし!

高田:「♪たーくーさーんー出てきたー 頻ー繁ーマーン」

広川:だからそいつもういいってば!意味も無く何度も出て来るな!

高田:「♪ぜーんーぜーんー出てこなーい アーンパーンマーン!」

広川:・・・全くその通りだよ!!
   変な奴ばっかで肝心の主役が出て来てねーじゃないか!!

高田:また来週ー!

広川:ごまかすな!

高田:・・・おっと忘れてた、次回予告。

広川:いやまだ続けるのか!

高田:「自作のアンパンマンの脚本を本にしようと企む高田。果たしてどうなるのか!?」

広川:何でお前自身の次回予告なんだよ!アンパンマンの次回予告じゃないのか!?

高田:タイトル「高田さんと『出版マン』」

広川:ってまた別のパンマンかよ!もういいよ!