No.23 ダブルアクセル

【成績】
OA率:13/22 平均:369.09KB 最高:477KB 最低:241KB  ランク:B
【備考】7連敗脱出の期にC大会出場、C大会3回出場、3度の4連勝
出場回出場順KB勝敗順位 ネタの種類/タイトル
4回5番3175位 漫才/ドラえもん
6回3番2816位 漫才/テレビ番組をつくりたい
11回2番2416位 コント/ボケ尽くされた時代
18回4番2696位 ショートコント/ショートコント
21回3番3414位 漫才/ドラえもん
26回(神戸)3番3534位 漫才/シャンパンファイト
30回6番4174位 コント/出来杉の本性
34回(リベンジ)5番3612位 漫才/ドラえもん
38回1番4531位 コント/出来杉の本性
42回5番4531位 漫才/風邪の原因
2回CB7番590-7位 漫才/無駄
55回2番2853位 漫才/ありがとう
64回4番3174位 漫才/防災
67回6番3613位 コント/波平の本性
73回2番3253位 コント/地区大会決勝で
86回6番3492位 漫才/占い
89回6番4412位 漫才/シャンパンファイト
3回CA9番654-8位 コント/ジャムおじさんの本性
138回(所沢)1番3054位 漫才/ちょろぎ
169回(札幌)6番4411位 漫才/サザエさん
177回5番4412位 漫才/ヒーロー
178回3番4651位 漫才/SUMO
180回(大阪・10組)2番4772位 コント/勘違い
5回CB5番854-4位 漫才/小角伝説
5回CF6番782-7位 漫才/面接<アゴ
208回2番4452位 漫才/カブトムシ
紹介
ボケ  :矢吹
ツッコミ:小角

エントリーNo.23は7連敗から生まれ変わったこのコンビ。
後にくるぶしソックス、ホームライナーらの台頭によって確立された
「7連敗を脱出するとオンエア常連になれる法則」の最初の例である。
とりわけ彼らの場合は連敗脱出後の成績が15戦13勝と抜群に素晴らしく、
最盛期の第5期は4戦すべてで440KBを越えるという圧巻の成績。
更にC大会に3度、ファイナルにも1度出場しているが、
セミファイナルで2度負けてその後ファイナルに進出という例は彼らと灯風のみ。
最後まで成長の限界が見えなかった2人。ネタを見ながらその軌跡を辿りましょう。



第34回 361KB(2位)
漫才/ドラえもん
快進撃のスタート地点。

小角:どうも。ダブルアクセルです。

矢吹:よろしくお願いします。

小角:がんばっていきましょう。

矢吹:僕この前ねドラえもん見たんですよ。

小角:はい。

矢吹:久しぶりに見たけどおもしろかったね。

小角:ドラえもんですからね。

矢吹:でもね、1つだけきになるところがあるんですよ。

小角:何ですか?

矢吹:なんとなく古い感じがするってところなんです。

小角:まあ、長い間続いてますからね。

矢吹:だからね、僕が現代版のドラえもんを考えました。

小角:何かありそうなネタですね。

矢吹:まあ聞いてくださいよ。

小角:はい。

矢吹:まず見た目が変わってきます。

小角:まあのび太君とかはピチピチの短パンに真っ直ぐな前髪ですからね。

矢吹:現代版のズボンはだぼだぼのジーパンです。

小角:今風ですね。じゃあ上は?

矢吹:海人のTシャツです。

小角:…微妙。

矢吹:そんで上着は革ジャン。

小角:合わない。すんげぇミスマッチ。

矢吹:あとチェーンとかアクセサリーとかワックスとかつけちゃったりしてね。

小角:ちょい悪のび太?

矢吹:ジャイアンもシンナーとか吸っちゃったりね。

小角:それは完璧な悪だ!ちょいの域じゃないよ。

矢吹:スネ夫もリーゼントにしたりね。

小角:もとからです。最初っからそうですよスネ夫は。

矢吹:そんで、服装だけでなく口調も現代風ですよ。

小角:どんなんですか?

矢吹:のび太  「ジャイアン、ゲーセン行こうぜ」
   ジャイアン「そうするか、のび太」

小角:キャラ違いすぎでしょ。

矢吹:ジャイアン「のび太、スネ夫はどうする?」
   のび太  「ぶっちゃけ、スネ夫うぜーからいらねぇ」
   ジャイアン「だよな」

小角:もとのキャラとギャップが激しすぎるよ!

矢吹:で、ゲーセンに行くわけですよ。
   ジャイアン「おう、しずかちゃん!」

小角:いるの!?いたらまずい存在ですよ。しずかちゃんは。

矢吹:そんなこんなでゲーセンを破壊するんですよ。

小角:そんなこんなの間にとんでもないことが行われてますね。

矢吹:他にはね、のび太がドラえもんに助けを求めるシーンあるでしょ?その助けを求める理由も変わってくるから。

小角:助けを求める理由ってジャイアンにいじめられたっていうぐらいしか思いつきませんけど。

矢吹:のび太「ドラえも〜ん!僕が投資している会社が倒産しそうだよ〜!」

小角:のび太投資してんの!?すごいな。夕方の番組とかで特集されそうだよ。

矢吹:ホリエもん「まぁまぁ、落ち着いて」

小角:ホリエもん!?まさかのドラえもん出演ですか!?確かにのび太を助けてやれそうだけど。

矢吹:ホリエもん「チャララチャッチャチャ〜、乙部広報〜!」

小角:道具じゃない!人間だ!

矢吹:ホリエもん「しずかちゃんからも何か言ってあげてよ」
   亀井静香 「やっぱり日本の政治は…」

小角:亀井静香かよ!広島6区の2人がドラえもんで共演しちゃったよ。

矢吹:他にはジャイアンの店が変わりましたよ。

小角:どんな店になりましたか?

矢吹:ゴウダ電気に変わりました。

小角:ヤマダのパクリですか?

矢吹:で、現代版だからCMが流れるんですよ。

小角:なるほど。

矢吹:「ゴウダ電気はポイントがお得!」

小角:そんなハイテクな店なのかよ。

矢吹:「今ならあの人気ロボット、ドラえもんが超激安!」

小角:売り物になっちゃった。のび太可哀想だろ。

矢吹:のび太「これはいいですね」

小角:のび太宣伝しちゃうの?

矢吹:「今すぐお近くのゴウダ電気まで!」

小角:「お近くの」って店は1つしかないだろ。

矢吹:いやーいいCMだ。

小角:っていうかね、ドラえもんにゲーセンとか出てきちゃいけないと思うよ、俺は。

矢吹:まあ確かに7時の番組で子供もたくさん見てるからね。

小角:教育上よくないと思うよ。

矢吹:じゃあゲーセンで遊ぶっていう設定を変えますよ。

小角:是非そうしてください。

矢吹:ウインタースポーツで遊ぶって設定にしますよ。

小角:トリノオリンピックの影響ですね。でもいいじゃないですか。

矢吹:でみんな大会とか出てね、のび太がフィギュアスケートで4回転ジャンプしたりするんですよ。

小角:すごいなのび太!運動神経よすぎだろ。

矢吹:ジャイアンはスキージャンプに出るんだけど、残念なことに規定の体重より30キロ重くて失格になったりね。

小角:原田か!ってか30キロオーバーって普通気づくだろ!どんだけ鈍感なんだよ。

矢吹:しずかちゃんはフィギュアスケートがすごい上手くて将来オリンピックに出るんですよ。

小角:すごいじゃないですか。

矢吹:で、しずかちゃんは金メダルを獲得したりイナバウアーなんていう技をやったり…

小角:…それは荒川静香だろ!確かに荒川静香もしずかちゃんだけど!アニメと現実をごっちゃにするな!

矢吹:こんなドラえもんなんだけどどうですか?

小角:だめだだめだこんなアニメ。

矢吹:え〜何で?

小角:だってドラえもん見ようとしてテレビつけたらのび太が4回転ジャンプしてるようなアニメだよ?

矢吹:確かにそれはびっくりするけど。

小角:だろ?

矢吹:じゃあ今度はサザエさんを現代版にしたいと思います。

小角:もういいよ。

2人:どうもありがとうございました。




第38回 453KB(1位)
コント/出来杉の本性
ボクこれを超えるドラえもんが題材の長文ネタを知りません。

のび太:あー、暇だなぁ。何かしようかな。そうだ、この前ドラえもんに借りた蚊型カメラ「蚊メラ」で遊ぶかな。
    誰の家を映そうかな。じゃあ出来杉の家にしよっかな。あいつ結構謎だからね。えーと、蚊メラを出来杉の家
    にセットして。蚊メラ発信!さあどんなのが映るんだ?

出来杉:「ガチャ、ただいまー。」

のび太:どっか出かけてたのか。

出来杉:「やっとCD借りられたよ。」

のび太:CD借りにいってたんだ。何借りたんだ?

出来杉:「前から借りたかったんだよな〜、えなりかずきの『おいらに惚れちゃ怪我するぜ!』」

のび太:いつのCD借りてるんだよ。古いなぁ、ダサいなぁ。

出来杉:「やっと借りたぜ〜ルンルンルルン♪」

のび太:キモ。

出来杉:「さて、テレビでも見るかな。」

のび太:出来杉ってどんな番組見てるんだ?

出来杉:「お、渡る世間の再放送やってんじゃん!」

のび太:こいつえなりかずき好きだな。

出来杉:「…アッハッハッハ!」

のび太:このドラマに爆笑するほどのところあったか?

出来杉:「アッハッハッチョボグリグリポー!」

のび太:笑ってんのか、もだえ苦しんでるのかわからねぇよ。

出来杉:「あ〜、花粉症つらいなぁ、くしゃみが止まらないよ」

のび太:今のくしゃみ!?ここまで変なくしゃみする奴、初めてみたよ。

出来杉:「やばい、くしゃみで全力を使い果たした」

のび太:そんなに体力使うのかよ。

出来杉:「もうテレビみる体力もねぇよ、テレビ消すか」

のび太:相当体力なくなったぞ。

出来杉:「あ!勉強しなくちゃママに怒られる!」

のび太:体力ないんじゃないのかよ。

出来杉:「ママに怒られるくらいだったら、勉強した方がましだ!」

のび太:体力けずってまで勉強するのか。かなりママにしかられるみたいだな」

出来杉:「この前勉強さぼったら、バックドロップを43回やられたからな…」

のび太:ひどすぎる。あまりにもひどすぎる。

出来杉:「え〜と今日は算数の方程式か。」

のび太:お、勉強モードに入ったぞ。

出来杉:「2x=46だから…」

のび太:これは23だな。バカな俺でもわかるよ。

出来杉:「X=28だな」

のび太:あら?出来杉が間違えた?

出来杉:「あれ?答えは23なの?この教科書の答えまちがってるし」

のび太:認めろ。自分のおかした過ちを。

出来杉:「まあいいや。答えの23をちょこっと変えて28に直しておくか」

のび太:悪知恵働かせたなこいつ。

   ピンポーン

のび太:ん?出来杉の家に誰か来たぞ。

出来杉:「ガチャ、あ、しずk…アッハッハッチョボグリグリポー!」

のび太:くしゃみしちゃった!しずかちゃんどんなリアクションするんだ?

しずか:「…私ね、出来杉さんにクッキー焼いてきたの」

のび太:軽く流したー!しずかちゃんよく何事もなかったように話せるな。

出来杉:「クッキー焼いてきてくれたの?ありがとう!うれしいよ」

のび太:出来杉も何事もなかったように話してるな。

しずか:「よかった、出来杉さんに喜んでもらえて。じゃあね」

出来杉:「じゃあね」

のび太:ずるいなぁ、出来杉…

出来杉:「いや〜うれしいなぁ。のび太はもらえねぇだろうなぁ!」

のび太:普段とキャラ違いすぎだろ。まあ俺もだけどね。

出来杉:「早速食べよっかな」

のび太:いいなぁ、俺も食べたいなぁ。

出来杉:「ん?なんじゃこりゃ?オエッ!まずっ!吐き気がするんだけど」

のび太:最悪だな。もうちょっとコメントで味のフォローしてやれよ。

出来杉:「たとえるならゴキブリの味だな」

のび太:食ったことあんのかよ。

出来杉:「…あ!ママに買い物頼まれてるんだった!」

のび太:あ、出来杉も約束忘れるんだ。

出来杉:「今から買い物いったら、いいとも見られないからなぁ」

のび太:ビデオとればいいじゃん。

出来杉:「もうあの手を使うしかないか…」

のび太:何だろ、「あの手」って。

出来杉:「もしもし、スネ夫?俺様だけど。今から買い物行ってきてくんない?イヤとは言わせねぇぞ」

のび太:どんな上下関係だよ。スネ夫パシリかよ。

出来杉:「ああ、わかったか。じゃあすぐに俺ん家来い。早くしろよ」

のび太:最悪だな出来杉。

   ピンポーン

のび太:もうスネ夫来た!?早っ!よっぽど出来杉が怖いんだな。

出来杉:「おう、スネ夫」

スネ夫:「ご主人様、ご用件は?」

出来杉:「うるせぇ!バシッ!」

のび太:今の殴るところじゃないだろ。

スネ夫:「やめてください、ご主人さ…ウゴッ!」

のび太:キレるポイントがわかんねぇよ。

出来杉:「今まずいもん食って機嫌が悪いんだよ!」

のび太:原因しずかか!

スネ夫:「ご、ご主人様、ご用件は…」

出来杉:「このメモに書いてあるものを買ってこい」

スネ夫:「えーと、『にんじん』『新潟産コシヒカリ10キロ』『バーモントカレー』『チロルチョコ』」

のび太:チロルチョコ!?何で?

スネ夫:「ご主人様、この最後のやつは?」

出来杉:「うるせぇ!ダイナマイトパーンチ!」

スネ夫:「ゴフッ」

のび太:だから何でキレるんだよ。

出来杉:「いいからさっさと行ってこい!」

スネ夫:「はい、ただいま!」

出来杉:「危ない危ない、俺の好物がばれるとこだった」

のび太:キャラと全然違うじゃん。ギャップがありすぎるよ。

出来杉:「ん?何だこの俺の周りをとんでるのは?」

のび太:ヤバっ、蚊メラばれちゃったよ。

出来杉:「あ、これはもしやドラえもんの道具の蚊型カメラ『蚊メラ』か!?」

のび太:何で知ってるんだよ!

出来杉:「多分のび太の仕業だな」

のび太:うわ、そこまでばれちゃったよ。

出来杉:「きっと俺の本性をばらして俺の好感度をさげるつもりだな!」

のび太:いや、そこまでは…

出来杉:「もうこうなったら、のび太の存在を消すしかない」

のび太:え!?やばいどうしよう。

   ピンポーン

のび太:うわー、もう来たー!

出来杉:のび太ー!!!

のび太:くそ、ここまでか…

出来杉:くらえ!出来杉パーンチ!

のび太:う…こんなダサイ名前の技で殺されるとは…バタッ。

出来杉:フフフ、俺の本性を知ろうとする者は皆こうなるのだ。ハッハッハ!

のび太:…出来杉、残念だったな!

出来杉:何っ!?のび太!?なぜ生きている!?

のび太:今お前が殺したやつを見てみろ。

出来杉:…!これはコピーロボット!何故!?

のび太:本当の俺の目的は、お前をここへおびき寄せてお前を殺すことだったのだ!

出来杉:なんだと!?

   ピンポーン

出来杉:誰だ!?

のび太:どうやら俺の仲間が来たようだな。

出来杉:仲間だと?

スネ夫:…待たせたな、のび太。

出来杉:スネ夫!?何故ここに!?

スネ夫:俺ものび太とグルでな、買い物に行くふりをして、ここで待ち合わせてお前を殺すつもりだったんだよ!

出来杉:くそっ、裏切りやがったな。…ん?待てよ。もし今日俺が買い物を頼まなかったときはどうしたんだ?

のび太:お前が寝ている間にロケットランチャーぶっぱなして殺すつもりだったんだよ。

出来杉:…買い物頼んでよかった気がする。

のび太:おっと、おしゃべりはここまでだ。いくぞ!のび太呪縛アタック!

出来杉:…!?体の自由が…

スネ夫:リーゼントスラッシャー!

出来杉:う…、やりやがったな…

のび太:フッフッフ…、さらばだ!メガネビーム!

出来杉:うわーーー!バタッ。

のび太:…悪く思うな、出来杉。俺達は自分の意志でやったのではないからな。

   プルルルル、プルルルル

のび太:「もしもし、あ、しずか様。任務は成功致しました」 




第67回 361KB(3位)
コント/波平の本性
こう見ると彼らってアニメネタのスペシャリストよね。

小角:みなさんは、サザエさんの波平さんをご存じですか?
   波平さんは、普段は優しいですが、怒ると怖いお父さんです。
   しかし、その波平さんにも、ある意外な一面があったのです。
   今日はそれを見ていきたいと思います。

波平:「よーし、ついたぞ。」

小角:今日は家族みんなで秋葉原へお買物です。まあ秋葉原という時点でなんとなく予想はつくでしょう。

波平:「じゃあみんなはあっちでお買物でもしていなさい。わしは一人でそのへんをぶらぶらしてるから。」

小角:波平さん、ひとりで別行動をとるようです。

波平:「え、何だいタラちゃん?おじいちゃんと一緒に買い物がしたい?」

小角:タラちゃんは波平さんと一緒に買い物がしたいようです。

波平:「黙りなさい、タラ。」

小角:おーっと、タラちゃんのことを呼び捨てにしました。よっぽど別行動がとりたいようです。

波平:「じゃあわしは別行動をするから。マスオくん、サザエ達を頼むよ。」

小角:さあ、ここでサザエさん達と別れました。泣きながら去っていくタラちゃん。

波平:「…よし、みんないなくなったな。」

小角:これは何かたくらんでるようすです。いったい何をたくらんでいるのか?

波平:「えーっと、確かあっちの方だったよな…」

小角:どこかへ行くようです。さあどこへ行くのか?

波平:「…あ、あったあった。ここだ、ゲーム屋。」

小角:衝撃の展開だ!波平さんがゲーム屋に行きました!サザエさんの世界にゲームなど存在したのか!?

波平:「メモリーカードはどこだ?」

小角:波平さん、メモリーカードを買うつもりです。ギャップがありすぎです。

波平:「…これだな。えーと、これはギガバイトがメガバイトで573か。」

小角:意味不明な言葉を言っています。機械は苦手なのでしょうか。

波平:「まあこれでいいか。あとはパワプロ13だな。」

小角:最新のゲームを購入するようです。しかしどうやってゲームが出るという情報を手に入れたのか?

波平:「危なかったよな〜、伊佐坂先生が教えてくれなかったら買いそびれるところだったからな。」

小角:ここで新たな事実が発覚!ゲームの情報は伊佐坂先生が教えてくれるようです。

波平:「いいよな、伊佐坂先生はパソコン持ってるからゲームの情報調べられて。」

小角:そんなことしてるから原稿を書くのが遅くなるのです。

波平:「あとはコントローラーか。」

小角:コントローラーも買うようです。

波平:「前までは裏のおじいちゃんに貸してもらってたけど、これで借りる必要がなくなったな。」

小角:またも新たな事実が発覚!裏のおじいちゃんもゲーマーだったようです。

波平:「また伊佐坂先生と裏のおじいちゃんと一緒にポケモンしたいなぁ。」

小角:3人でポケモンしているところを想像すると、相当キモいです。

波平:「よし、これで全部だな。じゃあレジに行くか。」

小角:本日波平さんがお買いあげになられたのは、メモリーカード、パワプロ13,コントローラーです。

波平:「10530円か。じゃあ11000円で。あとこれポイントカードです。」

小角:ポイントカードまで持っていたー!これで常連客という可能性が出てきました。

波平:「よーっし、買えたー!」

小角:勝利のおたけび的な言葉を発しながら店から出てきました。

波平:「はぁ、さすがにこの年じゃ疲れるな。ベンチで休もう。」

小角:やっぱり体力はないようです。ここで休憩するようです。

波平:「がさごそがさごそ…」

小角:何かをあさっています。何をする気か?

波平:「ふん、ふん、なるほど。今回のパワプロは高校野球編か。」

小角:説明書を読み始めたー!まるで子供です!

波平:「…ん?あれは…マスオ!?何でここにいるんだ?」

小角:おーっと!波平さん、マスオさんに遭遇!ばれたら大変だー!

波平:「(ばれるなばれるなばれるなばれるなばれるな…)」

小角:いくら祈っても、あの頭を見れば一目で波平さんであることがわかります。

波平:「(マスオどっかいけマスオどっかいけ、不良に絡まれろ!)」

小角:波平さんの祈りは通じるのか?果たして!?

マスオ:「あ、お父さん!こんなところにいたんですね〜」

小角:見つかったー!願いもむなしく見つかったー!

波平:「や、や、やあ、マ、マス、オ、く、君…」

小角:動揺しまくりです。もうこれは絶体絶命か!?波平がゲーマーであるとばれてしまうのか!?

マスオ:「あれ?その四角い箱は何ですか?もしかして…ゲームですか?」

小角:普通にばれました。ここで波平はどんな行動をするのか?

波平:「…カツオがゲームほしいって言ってたからな。誕生日プレゼントとして買ってやったんだよ。」

小角:嘘つきました!波平さんが嘘をつきました。これはいけません。

マスオ:「カツオ君誕生日プレゼントはグローブがいいって言ってたじゃないですか。」

小角:しかもばれたー!波平さんピーンチ!

波平:「…タッタッタッタッタッタ」

小角:波平さん逃走です!現実から逃げようとしました!

マスオ:「ちょっと待って下さいよ!タッタッタッタッタッタ…」

小角:追いかけてきたー!波平さん逃げ切れるのか!?

マスオ:「さあ、捕まえましたよ。」

小角:もう捕まりました。残念でした。

波平:「…マスオ君、ちょっとこっちへ。」

小角:マスオさんを路地へ連れて行きました。何をする気だ?

波平:「…タッタッタッタッタッタガツーン!」

小角:高速ラリアットだー!マスオさん地面に倒れ込む!そして倒れたところを、バックドローップ!

マスオ:「がふっ…」

小角:決まったー!勝者波平です!

波平:「マスオくん、さっきのことは黙っててくれるな?」

マスオ:「は、はい!」

波平:「よし、じゃあ戻ろうか。」

マスオ:「はい…」

小角:…とんでもない結末になりましたね。まあ人の秘密はいつかばれるものです。
   波平さんの秘密も、いつかはばれることでしょう。
   以上で終わりにします。どうもありがとうございました。



   ※なお、これはフィクションです




第180回 477KB(2位)
コント/勘違い
C大会をかけた最終戦で自己最高KBとかイッケメーン。

小角:あー、給料日まであと20日もあるっていうのに全財産が340円しかねーよ。どうしよっかな…
   よし、親にお金を俺の口座に振り込んでもらおう!あ、でも詐欺と勘違いされるかな…まあ大丈夫だろ
   え〜と、親の電話番号は…これだな、発信と。

矢吹:………はい、もしもし、矢吹です。

小角:…え〜と、俺だけど、祐一だけど。母さん?

矢吹:祐一?何のようだい?

小角:あのさ、今月ピンチだからさ、俺の口座に振り込んでくれない?

矢吹:………あたしゃ信じないよ!これ今はやりの何とか詐欺だろう!?ウジ虫詐欺とかそんなやつだろ!

小角:どんな詐欺だよ!誰もひっかからないってそんな詐欺!違うって、俺だよ、本物の祐一だよ!

矢吹:い〜や!あたしゃ信じない!いつもそういってだましてるんだろう!

小角:ホントに違うんだってば!小角祐一だよ!

矢吹:はいはい、みんなそういうもんね。あたしゃ同じ過ちは繰り返さないよ!

小角:前にひっかかったのかよ!何やってんだよ母さん!

矢吹:母さんなんて呼んで!しらじらしい!祐一はいつも私のこと「グレートマザーX」って呼んでたよ!

小角:呼んだことないよ!誰もそんな呼び方してないよ!

矢吹:とにかくね、こんな詐欺はすぐやめなさい!ろくな人間にならないよ!

小角:あんたもろくな人間じゃないけどな!変なウソついたりして!

矢吹:あ、あんた私を侮辱したね!もう怒ったよ!お父さん呼んでくる!

小角:人まかせかよ!何なんだよ俺の親は…

矢吹:お父さーん!今ウジ虫詐欺されてる!

小角:だから違うっての!誰もウジ虫で詐欺しようなんて考えないからね!

矢吹:お父さーん!早く来てー!お父さーん!いや、蒸しパン詐欺じゃなくてね、ウジ虫詐欺!

小角:どっちもちげーよ!蒸しパンでもウジ虫でもねーよ!

矢吹:お父さーん!早く!いや、ジャングルジムじゃなくて、ウジ虫詐欺!

小角:何と聞き間違えてんだよ!俺の親父大丈夫かよ!

矢吹:お父さーん!レゴブロックは後にして!

小角:親父何してんの!子供かよ!

矢吹:お父さーん!…もういいわ!あんたなんかもういいよ!レゴブロックの人形になって首がもげてしまえ!

小角:俺の両親終わってるよ!2人とも終わってるよ!俺悲しいよ!

矢吹:待たせたな!お父さんは今国会議員としてはたらきにいってるわ!

小角:見え透いたウソをつくんじゃねーよ!レゴで遊んでるんだろ!

矢吹:…そんなことないヨ。

小角:バレバレだよ!動揺して語尾おかしくなってるぞ!

矢吹:お父さんレゴで遊んでないヨ。レゴに50万円もつぎ込んでないヨ。

小角:つぎ込んだのか!俺の親父バカ!?

矢吹:あ、今度はお父さんを侮辱したね!もう怒った!おじいちゃん呼んでくる!

小角:いいよ呼ばなくて!しかもまた人まかせかよ!

矢吹:ハリケーンスケルトンゼットー!電話変わって!

小角:じいちゃんそんな名前で呼ばれてるのかよ!俺の家族崩壊寸前だよ!

矢吹:ハリケーンスケルトンゼットー!早く電線から降りてきなさい!

小角:崩壊寸前じゃなかったよ、すでに崩壊してたよ!

矢吹:ちっくしょーあのじじい、降りてくる気がねぇ。電線の上でエアギターやってやがる。

小角:もう俺何でもいいわ!どうにでもなってくれよ!

矢吹:待たせたな!おじいちゃんは死んだよ!

小角:勝手に殺すなよ!まだ生きてるだろ!電線の上でエアギターできるくらい元気だろ!

矢吹:うるさい!どうしても祐一だって言い張るんならね、祐一の誕生日いってごらん!

小角:あー言ってやるよ!6月13日だよ!

矢吹:………お父さーん!祐一の誕生日いつー!

小角:忘れたのか!息子の誕生日ぐらい覚えとけ!

矢吹:待たせたな!お父さんが言うには祐一の誕生日は1月1日だって!

小角:適当感まるだしじゃねーか!適当に答えた感じがまるだしじゃねーか!

矢吹:お父さんの言うことにケチをつけるのね!お父さん怒らせたら怖いよ!レゴ投げてくるよ!

小角:たいして怖くねーよ!ちょっと痛いぐらいだろ!

矢吹:じゃああんたにもう一度チャンスをあげるよ!祐一の好きな食べ物言ってみなさい!

小角:言ってやるよ!ハンバーグだよ!

矢吹:うそをつけー!祐一の好きな食べ物は枝豆の皮だよ!

小角:食ったことすらねーよ!よりによって皮かよ!そんなもん食わねーよ!

矢吹:祐一はよくおじいちゃんの真似をして皮を食ってたよ!はっきり覚えてるよ!

小角:じいちゃんそんなもん食うなよ!そしてお前の記憶はどうかしてるのか!

矢吹:あたしゃ記憶力には自信あるよ!おとといの晩ご飯ぐらい覚えてるよ!

小角:じゃあ言ってみろ!

矢吹:たくあんと梅干しだよ!

小角:貧乏だな!ずいぶん貧乏くさいもの食ってるな!

矢吹:お父さんがレゴにつぎ込んだせいでうちはお金がないのよ!

小角:詐欺にひっかかったお前のせいでもあるだろ!人のせいにするんじゃねー!

矢吹:だからこれ以上詐欺にはひっかからないよ!残念だったな!

小角:残念なのはお前の家族だろ!人のこと言えるか!

矢吹:あたしの家族はみんなやさしい人ばかりだよ!生命保険の電話がかかってきてもすぐ切らずに最後まで聞いてあげるよ!

小角:無駄なやさしさなんだよ!そんなもんすぐ切れや!

矢吹:じゃああんたに最後のチャンスをあげるよ!おじいちゃんの身長はいくつだ!

小角:もはや俺のことじゃねー!じいちゃんのこと聞いてどうするんだよ!

矢吹:答えられないのかい!残念ながらここまでかな!

小角:こんなもん適当に答えりゃあたるんだよ!162ぐらいだろ!

矢吹:ブー!正解はその半分でしたー!

小角:ちっちぇえな!81しかないのかよ!わかるわけないだろ!

矢吹:庭でひなたぼっこしてたら縮んじゃったのよ!

小角:洗濯物扱い!?俺のじいちゃん人間だよ!

矢吹:これであんたが詐欺をしたってことは決定だね!ざまーみろ!

小角:何でだよ!じいちゃんの身長答えられなかったら詐欺!?おかしくね!?

矢吹:二度と詐欺なんてまねするんじゃないよ!じゃあな!

小角:あ、ちょっと待て!…ちくしょー、切られた…何なんだよまったく…あれ、電話代340円…
   ………あのバカ親!




第5回C大会セミB 854KB(4位)
漫才/小角伝説
3度目の出場で悲願のファイナル進出。これが7連敗コンビの集大成!

小角:どうもよろしくお願いします。

矢吹:ダブルアクセルです。

小角:がんばっていきましょう。

矢吹:僕ね、最近ゲームにはまってまして。

小角:いいじゃない。

矢吹:でね、ただプレイするだけじゃ満足しきれずに、ゲーム考えてきちゃったんですよ。

小角:あー、考えちゃったか。

矢吹:タイトルが「小角伝説」

小角:俺!?俺をタイトルに起用したの!?

矢吹:キャッチコピーが「史上最高のゲームがここに誕生」

小角:めっちゃハードル上げたな!

矢吹:まあ全ての責任はあなたにありますから。

小角:タイトルにしちゃったからな!「小角」って堂々と出ちゃってるからな!

矢吹:対応のゲーム機はドリームキャスト。

小角:古いよ!何で今さらドリームキャストなんだよ!

矢吹:まあとりあえずやってみましょうよ。

小角:頼むよ、ホント。

矢吹:じゃあ小角さんプレイヤーでお願いします。

小角:俺がプレイするのね。

矢吹:この物語は姫が魔王にさらわれたところから始まるんですよ。

小角:あー、よくあるね。

矢吹:王様「おお!勇者おづのよ!姫が魔王にさらわれた!助けにいってくれぬか!?」

小角:あー、そういうストーリーね。まあここは「はい」だな。

矢吹:王様「おお!勇者おづのよ!姫が魔王にさらわれた!助けにいってくれぬか!?」

小角:あれ、王様聞いてねーし。「はい」だって。

矢吹:王様「おお!勇者おづのよ!姫が魔王にさらわれた!助けにいってくれぬか!?」

小角:何回聞いてんだよ!しつけーな!

矢吹:「王様はボケている!」

小角:そんな設定いらねーから!腹立つだけだよ!

矢吹:王様「飯はまだかの?」
   召使い「王様、ちょうど食べ終えたところじゃないですか」

小角:重症だよ!そんな王様嫌だからね!もういい!勝手に旅に出てやる!

矢吹:町人「怪しいやつらが北へ向かっていってたよ」

小角:あ、じゃあとりあえず北へ向かえばいいのか。

矢吹:町人「武器を持っていかないと魔物が出るから危険だよ。この武器をあげよう」
   『おづのはブロンズソードと火薬を30個と手に入れた!』

小角:こいつの方がよっぽど危険だよ!何普通に火薬とか持ってんだよ!
   …まあ武器が手に入ったからよしとするか。先に進もう。

矢吹:看板「魔物に注意!」

小角:魔物も出てくるのか。気をつけないと。

矢吹:「チャララララーン!魔物が現れた!」

小角:うわ、言ったそばから!よし、さっきの武器を使おう!

矢吹:「こっ、こっ、コマンドドドドを選択してくらふぁい!」

小角:ナレーターめっちゃテンパってるよ!お前はテンパるな!

矢吹:『こうげき』
   『まほう』
   『どうぐ』
   『もげもげ』

小角:最後おかしい!『逃げる』とかじゃねーの!?『もげもげ』になってる!普通に『こうげき』!

矢吹:「お、おづののこうげき!ま、ま、魔物にさ、さんじゅうのダメージ!」

小角:まだテンパってる!いい加減落ち着け!

矢吹:「ま、まもののこうげき!バシッ!お、おづのに、じゅ、じゅうまんのダメージ!」

小角:魔物強っ!おかしいだろ、何でこんなに強いんだよ!

矢吹:ナレーター「やべー、テンパって『じゅうさん』を『じゅうまん』って言っちゃった!」

小角:ナレーターしっかりしろや!何大ダメージにしてくれてんだよ!

矢吹:ナレーター「今のは俺のミスなんでノーカンってことでいいですか!?いいですよね!」

小角:ルール緩いな!ノーカンで済ましちゃうの!?

矢吹:「コマンドを選択してください」
   『こうげき』
   『まほう』
   『どうぐ』
   『もげもげ』

小角:うわー『もげもげ』めっちゃ気になる!でも選んじゃいけないような気がする!『まほう』だ!

矢吹:「おづのは『まほう』を使った!魔物はこちらをじーっと見るようになった!」

小角:待て待て!今俺どんなまほう使ったの!?変な効果が出てるよ!

矢吹:「おづのは『恋のまほう』をとなえてしまった!」

小角:何魔物と恋に落ちようとしてるんだよ!主人公バカ!?

矢吹:「魔物のこうげき!魔物は愛という名の矢を放った!おづののハートに突き刺さった!」

小角:刺さるな!何だこの展開!?そんなゲームじゃねーよ!

矢吹:「コマンドを選択してください」
   『こうげき』
   『まほう』
   『どうぐ』
   『もげもげ(ハート)』

小角:もげもげにハートがついてるし!絶対選びたくねー!『こうげき』!

矢吹:「おづののこうげき!まものに35のダメージ!まものをやっつけた!」

小角:やった!やっつけた!

矢吹:「おづのは20ゴールド手に入れた!」

小角:やった!金が手に入った!

矢吹:「グチョグチョグチョねっちゃ〜!おづのはレベルがあがった!」

小角:レベルアップの音おかしい!めっちゃグロい音が鳴ってるよ!

矢吹:「攻撃力が3あがった!防御力が3あがった!すばやさが2あがった!もげもげが49あがった!」

小角:もげもげ上がりすぎだろ!成長が凄まじいわ!っつーかもげもげって何だよ!

矢吹:「おづのの現在の能力値」
   『攻撃力13』
   『防御力13』
   『すばやさ12』
   『もげもげ549』

小角:もげもげ元々の能力も高っ!最初から500もあったのかよ!

矢吹:看板「山のふもとの村、すぐそこ」

小角:あ、村だ!入ろう!

矢吹:村人A「ようこそ!私たちの村へ!ウヒヒヒー!」

小角:典型的な怪しい奴なんだけど!さっきから変なやつばっかじゃねーか!

矢吹:村人B「道具屋がすぐそこにあるから、武器とかをそろえた方がいいんじゃないですか。ウヒョヒョヒョーえへらえへら!」

小角:こいつはバカでいやらしい感じしかしないんだけど!まあいい、こいつの言うとおり道具屋へ行こう。

矢吹:店員「いらっしゃいませ!お買物ですか?」
   『買う』
   『売る』

小角:う〜ん、防具をそろえたいから『買う』だな。

矢吹:『ナイフ』
   『ロングソード』
   『鉄の盾』
   『鉄のよろい』

小角:じゃあ『鉄の盾』を買うか。

矢吹:店員「お金が全然足りません!」

小角:あー、足りないのか。じゃあ何か売るか。『売る』と。

矢吹:店員「何を売りますか?」
   『ブロンズソード』1000ゴールド
   『火薬』     10ゴールド
   『おづの』    3ゴールド

小角:何で俺が入ってるんだよ!自分を身を売るってか!っつーか俺安っ!火薬の方が価値あるじゃねーか!
   いいや、火薬を売る!30個全部!

矢吹:店員「全部で300ゴールドです」

小角:よし。じゃあ鉄の盾を買おう!

矢吹:店員「お金が足りません!3ゴールド足りません!『おづの』を売れば足りますよ」

小角:まさかの3ゴールド!?いいよ盾あきらめるわ!何も買わなくて良い!

矢吹:店員「ありがとうございました。またお越し下さい」

小角:結局何も買わなかったよ。

矢吹:村人C「怪しい奴らが東の方にある塔に登ったのを見たよ!あの塔は魔王のアジトだっていう噂だよ!」

小角:なるほど。東の塔か。よし行こう!

矢吹:看板「わたしの塔はあちらです→」

小角:魔王の塔のくせに案内板があるよ!魔王親切だな!

矢吹:看板「わたしの塔へようこそ! v(*^_^*)/」

小角:魔王めっちゃファンキーじゃねーか!顔文字とか書いちゃってるじゃん!

矢吹:看板「入り口はこちら  ┐(^3^)┌」

小角:魔王絶対顔文字の使い方わかってないだろ!ただ顔文字使いたいだけじゃねーか!

矢吹:アナウンス「ふっふっふっ…私のアジトへようこそ!よくぞここまでたどり着いたな、勇者おづの!」

小角:お前の看板のおかげだよ!迷うことなくスムーズに来れちゃったよ!

矢吹:アナウンス「私はこの塔の最上階にいる。果たしてここまで来れるかな!はーっはっはっは!」

小角:最上階か。

矢吹:アナウンス「ちなみにこの塔は2階建てだ」

小角:最上階が低いぞ!すぐたどり着いちゃうよ!

矢吹:アナウンス「エレベーターとかついちゃってるよ」

小角:無駄だな!2階しかねーのにエレベーターつける必要ねーよ!まあいい、とにかく2階へ行こう!

矢吹:魔王「…!?まさかここまでたどり着けるとはな!」

小角:フツーに来れたんだけど!何の問題もなかったよ!

矢吹:魔王「よし、この私が相手だ!かかってこい!」
   「魔王が現れた!」

小角:うわーついに魔王との戦いだ!

矢吹:「コマンドを選択して下さい」
   『こうげき』
   『まほう』
   『どうぐ』
   『もげもげ』

小角:くっそー『もげもげ』が気になってしょうがねぇ。まあここはとりあえず様子見だな。『こうげき』!

矢吹:「おづののこうげき!魔王にはきかなかった!」
   「魔王のこうげき!おづのに98のダメージ!」

小角:うわっ魔王強っ!こうげきがきかないなら『まほう』だ!

矢吹:「おづのは『まほう』を使った!しかし魔王は結婚しているので『恋のまほう』はきかない!」

小角:やっぱ恋のまほうかよ!っつーか魔王結婚してんのかよ!

矢吹:魔王「私の妻は社長でね、いわゆる逆玉の輿ってやつだったのだ!」

小角:聞いてねーよ!何自分から自慢してるんだよ!

矢吹:「魔王のこうげき!おづのに105のダメージ!」

小角:うわーやべーよ。どうしよう…何か使えるものはないか!?『どうぐ』だ!

矢吹:「おづのの持ち物」
   『ブロンズソード』
   『うまのふん』
   『ぶたのふん』
   『いぬのふん』
   『ねこのふん』

小角:何でそんなにふんがあるんだよ!いつの間に入手したんだよ!

矢吹:『うまのふん  説明 主人公が冒険の途中に大量にしいれたもの」

小角:そんな場面なかっただろーが!しいれる理由もわからないし!
   もういい!うまのふんを使おう!魔王に投げつければ結構ダメージくらうんじゃないの!?

矢吹:「おづのは『うまのふん』を顔に塗った!」

小角:俺の思ってた使い方と違ったよ!ふんパックなんて聞いたことねーよ!

矢吹:「おづのはこんな自分に嫌気がさした!」

小角:だろうな!バカとしか言いようがねーよ!

矢吹:「魔王のこうげき!おづのに121のダメージ!」

小角:やばい!もう残る選択肢はあれしかねー!『もげもげ』だ!

矢吹:「おづのは『もげもげ』を発動した!」
   「もーげもげもげもーげもげ!もひとつおまけにもーげもげ!」
   「おづのは『もげもげの舞』を踊った!」

小角:使わなきゃよかったわ!舞を踊って意味があるとは思えないんだけど!

矢吹:「魔王は『ぽかーん』だ!」

小角:当たり前だよ!それ以外のリアクションはとれないと思うよ!

矢吹:「魔王のこうげき!おづのに103のダメージ!」

小角:あー、もうだめだ!こうなりゃやけだ!『もげもげ』をもう一度!

矢吹:「おづのは『もげもげ』を発動した!」
   「あのー日のもーげもげは世界でいちーばんのーもーげもげーだったー
    きみーのためをおもいひたすらーにもげもーげ
    あのときのようなーもーげもげをーもう一度だけー…」
   「おづのは『もげソング』を歌った!」

小角:もげソングになってる!パワーアップしたのか弱体化したのかわからない!歌詞の意味もわからない!

矢吹:魔王「…!?さっきの舞といい、これといい…もしや…!?」
   「魔王は動揺している!」

小角:何か知らんけど魔王に効いているぞ!よし、もう一回『もげもげ』だ!

矢吹:「おづのは『もげもげ』を発動した!」
   「HEY!みんなで一緒にもーげもげ!あいつのもげもげが俺の宝もん!
    全てのもげもげが俺の一生もん!あいつのもげもげドラえもん!俺の父ちゃん近松もん左衛もん!」
   「おづのは「もげラップ』を披露した!」

小角:何だこれ!?完成度低っ!最後はもはや『もげもげ』と関係ねーよ!

矢吹:魔王「こ、これは…!私が行方不明になった息子へ聞かせていた『もげ音楽』の数々…!」
   「魔王はものすごい動揺している!」

小角:息子に聞かせてたってまさか…!?

矢吹:魔王「おづの…いや、私の愛する息子よ。こんな真似をして悪かった。お前がいなくなった寂しさのあまり、姫を誘拐してしまった…」

小角:魔王の息子が主人公だったのか…まさかの結末だ…

矢吹:魔王「子供の頃によく『もげもげの舞』や『もげソング』や『もげラップ』を聞かせてたなぁ…」

小角:なるほど、だから『もげもげ』の能力値が高かったんだな。

矢吹:魔王「許してくれ。これからはみんなで幸せに暮らそう」

小角:なるほど、魔王も悪いやつじゃなかったんだな…

矢吹:おづの「HEYもげもげもげもげもーげもげ!」

小角:まだやってんのかよ!空気読めおづの!

矢吹:「そして魔王とおづのは城へ戻り、王様のもとへと戻ったのである」

小角:お、そろそろ終わりになりそうだな。

矢吹:魔王「王、姫を誘拐してしまって悪かった。こんな私を許してくれるか?」

小角:魔王も本当はいい奴なんだな。これなら王も許してくれるだろ。

矢吹:王様「え、何?パンプキンマン?それは食ったことがないな〜」

小角:やっぱボケちゃってるよ!王様変えた方がいいって!

矢吹:王様「飯はまだかの?」
   召使い「王様、今食べてるじゃないですか」

小角:最初のときより悪化しちゃってるじゃねーか!冒険の間に悪化しただろ!

矢吹:「その後、みんなは幸せに暮らし、おづのは世界一の『もげリスト』となり、伝説となるでした。」

小角:「もげ」の方で伝説になったのかよ!なんなんだよこれは!

矢吹:「〜エンディング〜」
   「プロデューサー  矢吹光一」
   「グラフィック   俺の父ちゃん」

小角:父ちゃんも!?家族ぐるみでかよ!

矢吹:「ミュージック   俺のばあちゃん」

小角:何故ばあちゃんをチョイスした!?!もしかして『もげソング』とか全部こいつが考えたの!?

矢吹:「プレゼンツ バイ 矢吹オールスターズ」

小角:ただの家族だろうが!確かにオールスターズだけど!

矢吹:「THE END」

小角:何なんだよこのゲーム!何が史上最高だよ!

矢吹:史上最高だっただろ?

小角:どこがだよ!?

矢吹:バカらしさが。

小角:いい加減にしろ!

2人:どうもありがとうございました。