No.18 八十八

【成績】
OA率:9/9 平均:423.22KB 最高:501KB 最低:269KB  ランク:A
【備考】6連続1位、9連勝、青バト最初の投稿
出場回出場順KB勝敗順位 ネタの種類/タイトル
1回1番3612位 漫才/空の色
6回4番4291位 漫才/交通事故
14回(二本松)5番4811位 漫才/砂漠
19回3番5011位 漫才/廊下を走るな
1回C5番906-3位 漫才/遺言
1回CF3番454-2位 漫才/屋根裏部屋
26回(神戸)1番4451位 漫才/違い
39回6番4331位 漫才/海水浴
47回3番4731位 漫才/学校行事
2回CA6番770-5位 漫才/ナルシスト
2回CF8番694-7位 漫才/自慢
67回5番4172位 漫才/誕生日
68回(漫才)2番2692位 漫才/気になる接客・ニュース
紹介
ボケ  :米
ツッコミ:寿

エントリーNo.18…じゅうはち…十八……八十八!
というわけで今回は青バトに最初に参加してきたこの2人。
無敗の9連勝に6連続1位、オーバー500に2度のファイナル出場(内1回は準優勝)と、
青バト黎明期でトップクラスの成績を叩き出した。
その中でも特筆すべきは6連続1位。第2期に打ち立てられた記録だが、
それから250回の放送を重ねても誰一人として並べなかった金字塔。
(ちなみに5連続は灯風、パワーボマー、ライジングブルーが記録)
漫才一筋9連勝。5本のしゃべくりローテンション漫才をどうぞ。



第1回 361KB(2位)
漫才/空の色
青バト、最初の始まり

米:どうも。八十八です。

寿:「八十八」と書いて「べいじゅ」と読みます。

米:そういうお年頃なんです。

寿:年齢には直接的な関係は無いと思われますけど。

米:それより、僕最近思うんですよ。なぜ空の色は青じゃないといけないのか。

寿:別に憲法とかで青じゃないといけないっていう風に決まってるわけでもないと思いますけど、
  確かに、なぜ青なんでしょうか。

米:この疑問に答えられる程、僕達の頭がよくないことを恨みましょう。

寿:そうですね。

米:ということで、今日は青以外の空の色だとどうなるのか考えましょうよ。

寿:僕達がこんな所で話したところで、太刀打できる相手じゃないですけどね。偉大なる大空は。

米:とりあえず、空が緑だったときを考えましょう。

寿:なぜ緑なんですか?

米:なんか、信号とかリンゴとか、「青」って名前がついているくせに、緑っぽいところあるじゃないですか。

寿:ありますけどね。直接的な関係の無さが先ほどから気になりますね。

米:けど、緑ってよくないですか?

寿:確かに、目に優しいかもしれないですけど、空の色が海に写ったときのことを考えてみてくださいよ。

米:・・・・・濁ってますね。

寿:海水浴客が激減するという予想が立ちますけど。

米:緑は駄目ですね。山と空との境界線もわからないですし。

寿:それはそんなに重要な事じゃないと思いますけどね。

米:では、金色だったらどうでしょう。

寿:眩しいです。空を見上げると失明という可能性があるような気がします。

米:まともに空を見る事ができれば、立派な男だ。と認められる運動ができると思いますけど。 

寿:その前に、空ノイローゼでひきこもる人が続出すると予想します。

米:やっぱり、目に優しくないといけないんですね。

寿:緑に戻らないでくださいよ。

米:み・・・うん。

寿:・・・・・まったく・・・・・。

米:では、黒だったらどうですか。

寿:一日中夜ですね。北極やら南極やらの特徴が活きないじゃないですか。

米:やっぱり、黒だと落ち着くと思うんですよ。

寿:そうですかね。

米:あ・・・でも空の暗さによって、秘めたる力を発動する戦士が続出するかも。

寿:RPGの主人公じゃないんですから。無いですよそんなこと。

米:やっぱり、黒ばっかりってのは駄目ですかね。

寿:駄目でしょう。目も悪くなるし。

米:ラメ入れても駄目ですか?

寿:ラメ入れたところで、何の解決になるんですか。

米:昼でも星が輝いてるぜ・・・・・。みたいな。

寿:全国に痛い男が続出しますよね。

米:では、紫色はどうですか?

寿:不気味。

米:さつまいものイメージが膨らむかと。

寿:地球はさつまいも惑星に発展しないと思いますけど。

米:そして、いも効果で屁の調子も良くなる。

寿:臭いだけじゃないですか。地球は屁の惑星に変貌を遂げてしまいます。大反対の方向で。

米:では、茶色はどうですか?

寿:・・・・・茶色と聞いただけで汚らしい物を想像した自分を恨みます。

米:空が茶色だと、夢が溢れると思うんですよ。

寿:そうですか?

米:土の色と同じじゃないですか。だから「俺って空に立てるんじゃない?」とか思うわけですよ。

寿:無いですね。

米:でも、茶色ってよくないですか?

寿:駄目だと思います。空の色が、仮に道端にある水溜りに写った図を想像してみなさいよ。 

米:・・・・・すっごいビチャビチャなウンコの図が浮かびました。

寿:汚らしい物をネタにしてしまった自分を呪います。1週間ぐらい断食しましょうかね。

米:では、赤色だとどうでしょう?

寿:池にでも写ったらどうなりますか。

米:血の池地獄。

寿:ほら怖い。

米:それと、なんか目にも悪い感じがしますね。

寿:また緑に戻る気ですか?

米:深緑。

寿:・・・あなたのペースに持ち込まれてしまいましたか。でも、さらに海が濁りますよ。 

米:そうですね。山との境界線も更にわかりづらくなりますね。

寿:大丈夫です。それは重要なポイントじゃないですから。

米:では、ピンク色はどうですか?

寿:ピンク?何でまた。

米:かわいらしいじゃないですか。

寿:ピンクだと女性の権力に圧倒されそうな気がするんですが。空まで味方につけて今まで女性を
  不利にし続けてきた男性が一気に皆殺しとかになったら・・・・・。

米:考えすぎです。落ち着きなさい。

寿:はい。ありがとうございます。ところで、どうしてピンク色なんでしょうか。

米:常に桃色片思いみたいな感じで素敵じゃないですか。

寿:うん。皆片思いだと困りますね。あややに影響されてるのも困りものですが。

米:皆片思いなので、結婚できないわけですよね?負け犬だらけ・・・プッ。

寿:自分も負け犬の一人ですよ。負け犬オンパレードですよ。

米:どこかで負け犬祭が開催されそうですね。

寿:されないと思います。とりあえず、ピンク色も嫌なので別の色にしてください。

米:群青色とかどうですか?

寿:今と大差ないですね。ちょっと暗くなっちゃいましたけど。

米:ブルー+暗い色で・・・・・街行く人も肩を落とす図が・・・・・。

寿:現実は厳しいよ。

米:なんか、火星とかの小学校で、社会の勉強の参考資料に使われそうですね。

寿:うーん・・・・・時代背景がわからないですね。

米:やっぱり、もう青でいいですね。

寿:今まで散々言ってたのは何だったんでしょう。

米:どうせ僕達がこんなこと言ったってどうこうできる相手じゃないですからね。

寿:うん。最初に言ってた。もういいです。

米:僕は青い空が大好きです。

寿:おつかれさまでした。

2人:八十八でした。




第14回 481KB(1位)
漫才/砂漠
空の次は砂漠。ネイチャー派漫才師

 米:どうも八十八です。
  
  寿:「八十八」と書いて「べいじゅ」と読みます。
  
  米:前の夏にですねぇ、僕砂漠に行きましてね。
  
  寿:砂漠に。
  
  米:まぁ砂漠って言っても、上に潮水が満ちていましたけど。
  
  寿:海ですね、それは。そんな回りくどい言い方しなくても・・・。
  
  米:まぁね、砂漠にしろ海水にしろそうですけれども、最近地球温暖化が深刻化しているじゃないですか。
  
  寿:まぁそうですね。オゾン層破壊やらなんやらで。
  
  米:そこでね、その地球温暖化を利用できないか、と考えたわけですよ。
  
  寿:そうですね。地球温暖化を進めたのは人間ですから、人間がした事は人間が・・・・・って、利用するんですか?
    ちょっと正論言っているように聞こえましたけど、ようは地球温暖化を進めるって事ですか?
  
  米:まぁ、地球温暖化進めるとまずいので、現状維持でいいですけれども。
  
  寿:で、どの様に利用すると?
  
  米:例えば、砂漠ですよ。
  
  寿:砂漠を。
  
  米:実際に砂漠に行って感じたんでね。
  
  寿:あぁ・・・本当に行ったんですかね。
  
  米:えぇ、ちょっと親のサーカス団の都合でね。
  
  寿:サーカス団はあっちこっち飛び回ってるイメージありますけどね。
    さすがに砂漠でサーカスしないでしょ。
  
  米:いや、ちょっとショー用の動物を探しにね。
  
  寿:・・・・・まぁサーカス団の裏側がわかったようなそうでないような気がしましたが。
    砂漠をどの様に利用すると?
  
  米:サーカスショー用の動物探しの場として・・・。
  
  寿:あなたの家ぐらいですよ。そんな利用をするのは。
    もっと良い利用法は無いんですか?
  
  米:そうですね。公園とか。
  
  寿:公園?
  
  米:そうですよ。ゴビ砂漠辺りを全部公園にしてしまえばいいんですよ。
  
  寿:そんな、下手したら世界地図に写り込むようなでかい公園はいらないでしょう。
  
  米:いや、やっぱり公園は重要でしょう。
    外で遊ぶのは大事ですから。
  
  寿:それはわかりますけどね・・・。
  
  米:そんな重要な公園を巡って、モンゴルと中国が激しい争いを繰り広げるんですよ。
  
  寿:そんなくだらない争いは起こらないとおもいますけどね。
  
  米:そしたら、ゴビ砂漠公園が「私を巡って争うのはやめて。私は私なのよ。」とか言って独立宣言を。
  
  寿:ゴビ砂漠公園は何キャラなんですか。よくわからないですね。
  
  米:ゴビ砂漠公園人民共和国に。
  
  寿:その人民がホームレスしか居ないっていうのが悲しいところですね。
    まぁそんな歴史関係の話はいいですから、そのゴビ砂漠公園はどんな公園なのか。それを聞きたいですね。
  
  米:ただの公園じゃないですよ。
  
  寿:世界地図に載る時点で普通の公園の枠を越えていますけどね。
    更にどのようなギミックがあるのでしょうか?
  
  米:なんと、この公園は全部砂場。
  
  寿:結局は砂漠のままじゃないですか。放置プレイじゃないですか。
    少しは手を加えましょうよ。遊具やら施設やら設置して。
  
  米:砂の城があります。
  
  寿:砂場の領域ですね。
  
  米:城のてっぺんにはモンゴル国旗がたててあります。
  
  寿:あぁ、独立宣言までしたのに結局モンゴルの支配下ですか。
  
  米:さらに、250階建ての砂の城ですよ。
  
  寿:砂の城の限界を考えましょうよ。現実に目を向けましょうよ。
  
  米:耐震強度を偽装している250階建ての砂の城ですよ。
  
  寿:微妙に現実を見てましたね。
  
  米:風力3で崩れ落ちる砂の城ですよ。
  
  寿:耐震強度偽装って、震度のレベルにも達してないんですか。
    風力3って、軽い旗が開くレベルの風ですよ。城のてっぺんのモンゴル国旗が開くと同時に崩れ落ちるんですよ。
  
  米:観光客が「あ、モンゴ・・・」って言うと同時に崩れ落ちます。
  
  寿:そんな細かいタイミングは知りませんが。
    っていうかね、観光客がいるんですね。こんな国にも。
  
  米:まぁ、そりゃ砂の城だけがゴビ砂漠人民共和国のウリじゃないですからね。
  
  寿:あぁ、他にも何か観光スポットがあるんですか?
  
  米:はい。空に浮かぶいわし雲ですよ。
  
  寿:・・・・・・えっと・・・・それはどうかと・・・・。
  
  米:たま〜に綺麗ないわし雲が見られるって巷で噂で。観光に来るカップルが絶えないという。
  
  寿:いわし雲ぐらい自国で見られると思いますが・・・・・・。あっ、カップルが来るっていう事は、縁結びのいわし雲とかそういう事ですか?
  
  米:食欲をそそるいわし雲です。
  
  寿:リアルな形なんですか?いわし雲ってうろこの形の筈ですが。
  
  米:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  
  寿:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  
  米:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  
  寿:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっと・・・・どうしました?
  
  米:・・・・・・・・・・・・・・・・あっ、すいません。いわし雲の呪いにかかっていました。
  
  寿:何ですかその超常現象。
    もう、そんな呪いのいわし雲はダメですよ。
  
  米:ダメですか。
  
  寿:ダメです。もっと他の観光スポットは無いんですか?
  
  米:他には、巻積雲・うろこ雲・さば雲がありますが。
  
  寿:全部同じです。全部まとめたのが「巻積雲」ですから。
  
  米:他にもきのこ雲もありますが。
  
  寿:ダメダメ。観光スポットにしちゃダメですよ。
  
  米:これもダメですか。
  
  寿:もう、その数人の観光の裏でどれだけ世界が危機にさらされると思っているんですか。
    とりあえず、雲を観光スポットにするっていうのは問題外でしょ。
  
  米:そうですか。では、特産品を作ってそれで観光客を集めるっていうのはどうでしょう?
  
  寿:あっ、いいじゃないですか。
    知らぬ間にゴビ砂漠公園人民共和国を世界に広めるためにはどうするか?みたいな感じになっているのが気にかかりますが。
    例えばどんな商品を作るんですか?
  
  米:砂時計とか。
  
  寿:あぁ、やっぱり砂を活かした商品はいいですね。特産品として役不足な感が否めませんが。
  
  米:そこは大丈夫ですよ。ただの砂時計じゃなくて天然の砂時計ですから。

  寿:天然の砂時計?どういうことですか?
  
  米:砂漠の中に突如すり鉢のような穴があらわれ、落ちてくる小さな生き物を飲み込んでしまうという・・・
  
  寿:アリジゴクですよね。それは。
  
  米:ウスバカゲロウの幼虫です。
  
  寿:それがアリジゴクですよね。
    そんな、アリジゴクなんか商品にしてどうするつもりですか?
  
  米:サーカスショーに使っていただければ・・・
  
  寿:そんなサーカス無いですわ。もういいです。
  
  米:いつか花形スターになるため、今日もアリジゴクは行く・・・・・。
  
  寿:おつかれさまでした。
  
  2人:八十八でした。




第19回 501KB(1位)
漫才/廊下を走るな
数少ない1期のオーバー500ネタの一つ。

  米:どうも八十八です。
  
  寿:「八十八」と書いて「べいじゅ」と読みます。
  
  米:ひねくれてますね。
  
  寿:ひねくれてます。
  
  米:そんなことより、小学生の時、よく先生に「廊下を走るな」って怒られましたよね。
  
  寿:そうですね。廊下を走ると人とぶつかったりして危険ですからね。
  
  米:でも、僕はどうしても先生に言われてから、廊下を歩くのが嫌だったんですよ。
  
  寿:あら。その時からひねくれてたんですか。
  
  米:ですので、今日は僕が先生に指図されてからは廊下を歩かないぞ。という必死の反抗を一冊のノートにまとめてますので、披露いたします。
  
  寿:そんな事をノートにまとめて何になるんですか。
  
  米:将来、高額で売れるかもしれないじゃないですか。
  
  寿:100%無いです。
  
  米:とりあえず、披露いたします。
  
  寿:よろしくお願いいたします。
  
  米:では、とりあえず寿さんは先生役でお願いしますね。
  
  寿:わかりました。注意すればいいんですね。
  
  米:はい。では僕が監督をやりますから。
  
  寿:えっ?
  
  米:・・・・はい・・・・よーい・・・・・・アクション・・・・・。
  
  寿:生徒をお願いします。低いテンションで映画監督とかやらないで下さい。
  
  米:(ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!)
  
  寿:「廊下を走るなー」
  
  米:・・・・・。
  
  寿:どうした?
  
  米:ごめん。ノートには擬音ばっかりで書いてたから、とても表すことができない。
  
  寿:馬鹿。
  
  米:ノートは当てにせず、普通に言わさせていただきます。
  
  寿:お願いします。
  
  米:はい。廊下を走っていると、注意されるんですね。
  
  寿:「廊下を走るなー」
  
  米:ほふくぜんしん。
  
  寿:なぜそのような手段にでたんでしょうか。
  
  米:歩きたくないから。
  
  寿:でも、ほふくぜんしんの方がデメリット満載じゃないですか。
  
  米:服が汚れまくりました。
  
  寿:やっぱりね。
  
  米:しかも、その日の給食のシチューが廊下にこぼれてて・・・・・シチューまみれに・・・。
  
  寿:ほら、反抗なんかするからですよ。
  
  米:そして、また別の日に言われるわけですよ。
  
  寿:「廊下を走るなー」
  
  米:平泳ぎ。
  
  寿:ほとんど進まないですね。陸上ですから。
  
  米:ですから、プールまで走ってから平泳ぎを・・・。
  
  寿:結局走るのは止めてないんじゃないですか。
  
  米:あー、今思えばそうですね。
  
  寿:そうですよ。
  
  米:でも、結局先生はどの方法でも認めてくれないわけですよ。
  
  寿:当然です。
  
  米:仕方ないので、ついに、奥の手を使います。
  
  寿:奥の手とは?
  
  米:THE 馬。
  
  寿:馬ですか?THE 馬ですか?
  
  米:馬です。競走馬です。
  
  寿:また本格的な馬を連れてきましたね。
  
  米:これで、先生は認めてくれましたよ。
  
  寿:信じがたいですね。
  
  米:その馬で、見事に女子とぶつかりました。
  
  寿:うん。大惨事。
  
  米:そして、その馬と女子が「アイツが俺で俺がアイツで」状態になったんですよ。
  
  寿:最悪だね。
  
  米:二足歩行の馬に、四つんばいで人参をむさぼる女子。
  
  寿:地獄絵図だね。
  
  米:それを満足そうに見守る校長。
  
  寿:校長は何を求めてたんですかね。
  
  米:で、その馬の魂が入った女子の体が他の女子にぶつかり「アイツが俺で俺がアイツで」状態に。
  
  寿:体を又貸ししちゃったんだ。
  
  米:挙動不審の女子に、1馬身差のリードを保つ女子。
  
  寿:レースに出ちゃってるよ。馬の魂が入った女子にぶつかった女子の体が。
  
  米:馬の体の方もかなり移動しちゃってるんですけどね。
  
  寿:その話はしなくていいです。ややこしくなりそうなんで。
  
  米:・・・・・。
  
  寿:・・・・・。
  
  米:・・・・・。
  
  寿:・・・・・。
  
  米:・・・・・。
  
  寿:聞きます。
  
  米:あ、特に面白くないんですけどね。
  
  寿:富士の樹海で首吊り自殺させるよ。
  
  米:すいませんでした。
  
  寿:で、馬の体は今どこに?
  
  米:ここ。
  
  寿:え?
  
  米:お前。
  
  寿:あっ。本当だ。
  
  米:ついでに、俺の体を見てください。
  
  寿:・・・・・。
  
  米:どうですか?
  
  寿:鹿です。
  
  米:二人合わせて。
  
  2人:馬鹿です。
  
  寿:うん。もういいです。
  
  米:・・・・・俺達の体はどこにいったんだろ・・・・・。
  
  寿:おつかれさまでした。
  
  2人:八十八でした。




第47回 473KB(1位)
漫才/学校行事
ただ一組の大記録、6連続1位を樹立したネタ

米:どうも、八十八です。

寿:「八十八」と書いて「べいじゅ」と読みます。よろしくお願いします。 

米:小学生の時ってたくさん行事がありましたよね。 

寿:そうですね。運動会、音楽会とかありましたね。 

米:僕は、春の遠足が好きだったんですよ。 

寿:ちょっとしんどいですけど、楽しかったですね。 

米:先生が教室で説明するときに、お決まりの質問をする人とかいますよね。 

寿:いましたね。「おやつは300円以内なんですか?」 

米:「服は300着以内なんですか?」 

寿:寒がりですか。2・3着でも300着以内の範囲なので、関係ないですけどね。 

米:他にもお決まりの質問がありますよね。 

寿:「バナナはおやつに入りますか?」というやつですね。 

米:「マフラーは1着にカウントされますか?」 

寿:寒がりですか。バナナパターンの面影も無いぐらい言葉が変わっていますし。 

米:そして、春のポカポカ陽気を感じながら遠足に行くんですよね。 

寿:目的地はどこですか? 

米:遠足中に原爆が落とされる予定の場所。 

寿:寒がりですか。原爆が落ちてきたら、暑いどころじゃ済みませんよ。熱いどころでも済みませんよ。 

米:普通に公園とかに行けばいいんですね。 

寿:そうですよ。 

米:目的地に向かっている間に、2・3人誘拐されるんですよね。 

寿:されませんよ。皆で固まって歩いているのに、なんで誘拐できちゃうんですか?先生の管理が甘すぎます。 

米:先生の携帯電話に脅迫の電話がかかってくるんですよね。 

寿:どんどん違う方向に向かっていますよね。 

米:「お前の生徒は預かった。返して欲しかったら、全員が持っているありったけのカイロを用意しろ」 

寿:寒がりですか。誘拐してまでカイロが欲しい理由がわかりませんよ。 

米:ひとまずカイロを口座に振り込みます。 

寿:どうやるんですか?そして、春なのにカイロを所持しているのが不思議ですよ。 

米:そして、誘拐された生徒は無事戻ってきました。 

寿:誘拐犯がバカでよかったですね。カイロのために犯罪的なことをする意味がわかりませんね。 

米:そして、カイロを失ったことにより、凍死する生徒が続出。 

寿:寒がりですか。いや、異常気象ですよね。春のポカポカ陽気はどこにいったんですか。

米:そして生き延びた先生が目的地に到着。 

寿:生徒を見殺しにして?ひどい先生ですね。 

米:その頃、生徒達は続々と蘇る。 

寿:もの凄く異世界の話に発展していますよね。1回死んだという事を忘れてこれからの話を聞かせていただきますね。 

米:1回死んだ生徒達が目的地に到着しました。1回死んだ生徒達がね。 

寿:死んだアピールしないでくださいよ。異世界の話じゃないですか。とりあえず、目的地に到着できたようですね。 

米:火葬場です。 

寿:やっぱり死んでないですか?蘇らずに死んだままじゃないですか? 

米:大丈夫です。暖をとりにきただけですから。 

寿:寒がりですか。もっと健全な所に暖をとりにいってください。そもそも春に暖をとりますか?公園に行ってください。 

米:公園ですね。 

寿:そうです。 

米:その公園は、まるで花畑の様で、近くに川も流れていました。 

寿:やっぱり死んでないですか?普通の遠足なら綺麗な光景ですけど、この流れだとやっぱり死んでないですか? 

米:大丈夫です。ちゃんとした普通の公園です。 

寿:そうですか。それなら綺麗な光景ですね。 

米:そして、やがて昼になりお弁当を食べるんですよね。 

寿:そうですよね。弁当といえば、アレを敷くんですよね。 

米:ホットカーペットですね。 

寿:寒がりですか。公園にはコンセントが無いですよ。 

米:床暖房の工事をするんですか。 

寿:寒がりですか。その1日の遠足のために、自然に現代の技術を加えないでください。 

米:ビニールシートですか。 

寿:ビニールシートですよ。 

米:ビニールシートを敷いてお弁当を食べ始めるんですね。 

寿:あ、遠足といえば、誰かがお弁当を忘れていたりするんですよね。 

米:あー、ありましたね。 

寿:皆に少しずつわけてもらうんですよね。 

米:もらうだけじゃ悪いから、かわりに何かしてあげたりするんですよね。 

寿:そういうものですか。 

米:「さっき手に入れたこのカイロと交換でいい?」 

寿:誘拐犯が居たよ。身近な所に悪が潜んでいましたよ。 

米:そして皆から、お供え物をもらうんですよね。 

寿:やっぱり死んでないですか?思いっきりお供え物って言ってるじゃないですか。 

米:そして、たくさん遊んで帰る時間になりますよね。 

寿:帰り道は、友達と話しながら帰りますよね。 

米:霊柩車に乗ってね。 

寿:完全に死んでないですか? 

米:向かう先は火葬場ですね。暖をとりにいきます。 

寿:焼かれに行くんですよ。せめて葬式をするべきかと思いますが。 

米:こんな感じで楽しい遠足が終わりますよね。 

寿:全然楽しさが伝わってこないですけど。 

米:あと、学校行事といえばやっぱり修学旅行ですね。 

寿:修学旅行も良いですよね。 

米:夜はもちろんアレを投げ合いますよね。 

寿:お決まりですね。 

米:湯たんぽ。

寿:寒がりですか。もういいですよ。 

米:それにしてもこのスタジオ暑いですね。上全部脱いでいいですか? 

寿:・・・・・おつかれさまでした。 

2人:八十八でした。




第1回C大会最終決戦 454KB(2位)
漫才/屋根裏部屋
第1期、八十八に始まり八十八に終わる

米:どうも八十八です。

寿:「八十八」と書いて「べいじゅ」と読みます。

米:サンコン大会最終決戦ですよ。

寿:何の大会でしょうね。視力でも競うんですか?

米:まぁ、「しりょく」だけに死力を尽くして頑張ろうというわけですが。

寿:何とも言い難い事を言ってきますね。チャンピオン大会ですからしっかりしていきましょうよ。

米:そうですね。それにしても、家族っていうのは良いですね。

寿:そうですね。家族あってこその僕達ですからね。

米:優しいお母さん、厳しいけど優しいお父さん、親に反抗してるけど根は優しいお姉さん、その家庭を壊そうとたくらむ佐々岡さん。

寿:誰ですか?一番最後の悪者っぽい人。

米:悪者じゃないですよ。佐々岡さんですよ。

寿:いや、佐々岡さんはわかりましたけど。どういったご関係の人で?

米:我が家の屋根裏に住んでいる中年男性。

寿:居候とかですか?

米:いや、断りも無く勝手に住み着いてる人。

寿:追い出しなさい。警察に通報しなさい。
  なんで何も言わないで住まわせているんですか?

米:いや、一応ビシッっと言いましたよ。

寿:何と言ったんですか?

米:「家賃はしっかり貰うからな。」

寿:住むことは認めちゃったんですか。
  っていうか他人の家の屋根裏部屋に住んでいる人が、家賃を払うほどのお金を持っているかわかりませんけどね。

米:とりあえず、出世払いで契約しました。

寿:仕事していらっしゃるんですか?佐々岡さんは。

米:無職。

寿:じゃ、出世払いも何も無いじゃないですか。

米:いや、ですから、頑張って警察に入り、殉職して2階級特進した所で払ってもらうんですよ。

寿:それはもう出世払いじゃないですよ。遺産相続ですよ。
  っていうか赤の他人の遺産を相続しないでほしいですけれども。

米:まぁ、とりあえずそんな佐々岡さんが、僕達の家庭を壊そうとしているんですよ。

寿:どのようにしてですか?

米:食器洗いしたり。

寿:・・・・・・・。

米:掃除したり。

寿:・・・え?ホームヘルパーさんとかじゃなくて?佐々岡さんは。

米:無職。

寿:でも、家事をこなしてくれているんですよね?それのどこが家庭を壊すことに繋がっているんですか?

米:家事はお母さんの分担って先祖代々伝わってるんですよ。それなのに・・・・。

寿:いや、いいじゃないですか。時代は変わるものですよ。

米:でも、基本的には良い人ですからね。佐々岡さんは。

寿:あぁ、そうなんですか。
  どのような人なんですか?佐々岡さんは。

米:なんか、気持ちが良くなる薬とかくれるし。

寿:ん・・・・・ちょっと危険な香りがしますが。

米:いえいえ、いい香りですよ。吸ったら快感を得て病み付きになっちゃう薬なんですよ。

寿:警察に突き出しちゃいなさい。

米:でも、佐々岡さんは警察に行くことを頑なに拒んでいらっしゃるから・・・。

寿:そりゃ、誰でもそうですが。

米:「警察に行ったら、もう薬物あげないぜ」って言われちゃったら・・・・。

寿:・・・・佐々岡さんが警察に御用になったら、米さんも一緒に捕まっちゃいそうですね・・・・。それは避けたい・・・・・・。
  解りました。佐々岡さんは良い人です。

米:ありがとうございます。今度、佐々岡さんにもらった白い粉をわけてあげますよ。

寿:それはご勘弁願いたい。
  とりあえず、佐々岡さんのことをもっと知りたいので教えていただきたいのですが。

米:そうですね、服はいっつも赤ですね。

寿:うーん・・・・まぁ、佐々岡といいますと広島東洋カープの投手に佐々岡って人がいますから、イメージカラーが赤というのもうなずけますが。

米:一説では、返り血を目立たなくするためだとか。

寿:何をしてるんでしょうね?屋根裏部屋で佐々岡さんは。

米:わかりませんねぇ。僕達一家は、佐々岡さんの言うがままに屋根裏部屋に縄で縛った人を運び、佐々岡さんから変死体を受け取る作業をしているだけですから。

寿:・・・・・・・・確実に殺人的行為をしているようにおもいますが・・・・・。

米:変死体を受け取る際に、佐々岡さんは「この人死んでいるけど、正当防衛だから気にしないで」って言ってますから大丈夫ですよ。

寿:縄で縛られた人に正当防衛を強いられるまで追い詰められる事などないでしょう。

米:なぜかいつも佐々岡さんは無傷ですね。

寿:だろうね。

米:後ろで北別府さんも微笑んでましたし。

寿:えっ?誰ですか?

米:死体処理班の代表者。

寿:あぁ、そんな班まで組まれているんですか。
  死体処理班ってアレでしょ?隠蔽工作とかするわけでしょ?

米:隠蔽工作及びとどめ担当。

寿:北別府さんは完璧にブラックリスト入りだね。こりゃ。
  もう、そういう事実を知っちゃったからには黙ってられないですよ。警察に通報とまでは言いませんから、佐々岡さんと北別府さんを外に追い出してしまいなさい。

米:その二人を追い出しても、まだ屋根裏部屋には猛者が沢山。

寿:もう全員追い出しなさい。そして即刻その輩と係わっていた事実データをこの世から消し去りなさい。

米:そんな事をしても、外木場さんがすぐにデータを拾い上げますよ。

寿:あぁ、もう続々と出てきますね。で、誰ですか?その外木場さんというのは。

米:僕の家の屋根裏部屋のトイレに引きこもっている情報屋です。

寿:何で屋根裏部屋なんかに使用頻度が低いトイレを作ったんでしょうね、建設関係者は。
  で、何ゆえその外木場さんはそのトイレに引きこもっているんですかね。

米:そのトイレには世界からの情報がドンドンと入ってくるという・・・。

寿:ぅゎ、世界の情報は米さん宅のトイレ中心に回っているんですか。
  一体、あなたの家の屋根裏部屋は何なんですか?猛者が集ったりして。

米:実は、僕の家の屋根裏部屋は天下一武道会の会場なんです。

寿:はい、バーカ。もういいです。

米:そこで佐々岡さんは、相手選手を料理したり掃除したりしているわけです。

寿:おつかれさまでした。

2人:八十八でした。