惜しくも優勝を逃してしまった皆さん
リーベルパウンド 770KB 6位

氷谷:悔しいなぁ。

古城:優勝コメント気合い入れたんだけどなぁ。(チラチラ)

インタープラグ 606KB 10位

八神 そう簡単にチャンピオンにはなれないか。
綿谷 そうだね。でも、凄い緊張感があって楽しかったね。
八神 全くだ!この経験を糧にこれからも長文やっていきますよ!
綿谷 お疲れ様でした!

コントラスト 702KB 8位

悔しいですが、納得の結果です。
優勝者の方、おめでとうございます。
そして、青バトありがとうございます。

チキンハートブレイカーズ 514KB 11位

小笠原:ほら、最後の一言だよ!何か言いたいことは無い?
塩田 :優勝したユニット及びその作者はホモ。
小笠原:そういうのばっかか!そういう方針なのか!
野沢 :銀沙灘はホモ。
小笠原:最後の最後で、ついに名指しで言っちゃったよ!!

天体観測 726KB 7位

 翔:この敗戦を安物鬼の2人に捧げます
ミヤ:銀さん、本当に長い間お疲れ様でした

月影連盟 682KB 9位

変態観測の2人と飲んできます

言霊連盟 778KB 5位

栃城:最後の最後まで殻が破れなかったなあ。
槍沢:最後まで主役とは縁遠かったですね。
栃城:最後こういう結果になったんで説得力はないかもですが、
   青バトのおかげで一回りも二回りも大きく成長できました。
   やり残したことは多いですが、その分の無念を糧にこれからも頑張っていきます。
槍沢:いつか皆さんと舞台でお会いできれば嬉しいです。
二人:いままで本当にありがとうございました。

有機丸アポロ 882KB 4位

遠山:仕方ない。力が及ばなかっただけです。

出雲:色々ありますが、今言えることは1つです。

2人: あ り が と う ご ざ い ま し た ! ! !

ライジングブルー 926KB 3位

青:悔しい気持ちももちろんありますけど、それ以上に感謝というか、楽しかったという気持ちが大きいですね。
昇:そうですね…。もうリベンジの機会が無いのがちょっと寂しいですけど、
  最後まで挑戦する機会を与えていただけて本当によかったと思ってます。
青:本当にありがとうございました。
昇:ありがとうございました!

昇:…やっぱりコメント堅すぎたかな?
青:そうかもね…でも感謝を伝えられたからよかったんじゃない?

センチメンタルゼリービーンパニック 930KB 2位

国立「まあ好きなネタ最後に出来たんでよかったかなーと思います」

高岡「ありがとうございました!お疲れさまでした!」

【ジャッジペーパー】(敬称略)上から、
水音ジュン あんときのナイスガイ KT きのした@なぎさ 87 夏草 ねんど 六升 銀沙灘


1組目 コントラスト
・なんていうか、やりたいコトがブレブレなんですよね。
 最初何行か読んで、正直設定が理解出来なかったんですよ、
 で「引きこもりが同級生の部屋に来てるってコトなのかなぁ」って推測しながら読んでました。結果ソレであってたみたいですが。
 なんでそんなコトになったかっていうと、登場人物が書き分けられてないからだと思うんですよね。
 どっちがどっちだかわかんなくなって途中何度も読み返してしまいました。

 で、ネタ構成なんですが、これもまたブレにブレてて、どれを主軸にしてるのかわからないんですよ。
 「不登校なのに人の家にいる」コトなのか、「不法侵入してる」コトなのか、
 「不登校じゃなくて単なる遅刻」なのか、「退学式」なのか。
 全部が全部中途半端な上に、ぶつ切りですぐ次に行ってしまって。

 一度、「ストーリーを先に完成させてから後からボケを肉付けしていく」って書き方をしてみては如何でしょうか?
 「不登校なのに人の家に入る」っていう矛盾具合はなかなか設定としては面白かっただけに、もったいなかったなぁと。(3点)

・ボケがいちいち面白かったです。ただ、少し構成が荒い気がしました。
 田中が遅刻部に入っているのにもう遅刻はしたくないと言ったり、
 みんなと卒業したいと言っているのに退学を誇らしげに思ったりと、
 キャラの方向性にブレを感じました。
 そういった、「結局何がしたいの?」っていう疑問多かったです。
 あと導入部分(1行目)はもう少し台詞を選んで欲しかったです。
 ここで読み手に違和感を与えてしまうと、種明かしの効果が薄れるので。(16点)

・設定を活かした展開が次々と出てきて上手いなぁと感じました
 非の打ち所が見つからないものの、もう一個山場があっても良かったかなと思いました(19点)

・ネタ:4 ストーリー:2 文章力:2 構成力:2

 典型的な学生コントで、終始ニヤニヤしながら観ていました。九九って(笑)
 ボケがカッ飛んだ設定の為ツッコミがそれをどう修正していくか、
 というところがこのコントの重要なポイントなのだと思いますが、
 その点で行くと後半が少しダレ気味だったのが残念。
 最後に伏線回収をしましたが、必要だったかな?(10点)

・後半の追い込みやオチは良かったけど、
 伏線やそこに行くまでに笑いの波の差が少なかった。
 まとまってたけど、大きな笑いが欲しかった。(9点)

・王道の設定を組み合わせるとこうも映えるっていう、お手本みたいなネタでした。
 オチは勿体ない。現実に戻って「帰れ」っていうのは直接的で良いんだけども、
 行間がそれを台無しにしてる。
 田中が最後に希望を持って「○○するよ!」「いや、とりあえず帰れよ」みたいな方が展開的に自然かなと思います。(11点)

・前半のしっかりしたボケツッコミは面白かったです
 「なんだ、ロンバルディア」はシンプルながら思わず吹きました
 退学式は途中まではよかったんですが、卒業式をなぞりすぎた部分には魅力を感じませんでした
 終わり方も少しあざとすぎたかと
 とはいえ、よく作り上げられたコントでよかったと思います(14点)

・ロンバルディアって響きが面白いなーとしみじみ感じました
 ストーリーコントの王道を見させていただきました
 遅刻部のあたりでもう少し盛り上がってくれれば、更に満遍なく笑える良作になると思います(13点)

・んと、単純に状況を把握しづらいです。
 説明部分をもう少し丁寧に作ってくれれば、
 設定自体は凄くシンプルでかつポテンシャルのあるモノなので、
 すごく有効に作用するはずなのに、
 その目下一番目立つ利点および武器である所のそれが、
 コレだと結構台無しになってしまっています。
 ワードセンスとか話運びとか、そーいった他の技術もなかなかに発揮されていて、
 でもこの作りに対して一番期待される所が少々ないがしろになっているが故に、
 そちらにも負のバイアスがかかってしまう。
 ちょっと勿体ないですね。(8点)

・設定がまず面白いですよね。不登校の生徒が説得されにくるっていう。
 しかしボケや展開が設定負けしてしまった感じが否めず、
 ホントにどういう状況なんだよっていう疑問が先行してしまいまして、前半はどうもあまり笑えませんでした。
 しかし退学に目を向けてからは伏線を回収しつつハイレベルなボケを連発し、
 徐々にペースを持ち直して、最後の退学式は良い畳み掛けとなりました。
 出来れば、前半でもっと説得されたい田中さんの必死さを強く描くと、
 不登校ボケ、退学ボケともにより厚みの増した物に昇華すると思います。(13点)
2組目 灯風
・いやぁ、冒頭でなんだろうと思わせて、たった1行で世界観をひっくり返す手法はウチもよく使うんですが、
 コレは見事にバシっとハマってて惚れ惚れしますね。

 ヒーローインタビューの定型句がキレイに混ざり合ったボケの作り方は上手いんですが、
 逆に言えばキレイに合わせっているだけで、あまり化学反応が起きてないような。
 なんというか、「ヒーローインタビュー+事故死」にはなってるんですが、
 「ヒーローインタビュー×事故死」になっている部分があまり無いというか。
 よくわからない例えですみません。

 構成やストーリー的に、恋人の件のところで世界感をギリギリ壊さない程度の
 起爆剤になるような何かがあればまた印象が変わったのかなぁと。(17点)

・上手いです。ここまで飽きさせずにヒーローインタビューと掛け合わせる技術に脱帽しました。
 ただ上手いだけでなく、病院のくだりなんかはバカバカしさもあって楽しめました。
 そういったボケがあと2,3個あればなお良かったかな、と思います。(18点)

・序盤、選手を困惑するプレイで一時不安にさせるも、
 展開が見えた時点で試合の流れが大きく変わり、
 その後もコンスタントに笑いという名の点数を重ねていき、
 ファインプレー連発で勝ち越しが決まりました(20点)

・ネタ:4 ストーリー:5 文章力:4 構成力:5

 ゴウ:天にも昇る気分ですか!?
 ナオ:現に昇ってんだよ!!死んだからな!!

 これに尽きます。(笑)
 誤字が気になってしまったのと、アヒルのくだりはちょっと余計かなと思ったので減点していますが、
 基本的に落ち度がないと感じました。素晴らしいです。(18点)

・交通事故と野球実況ネタの融合が
 うまくいっていたネタでした。
 着眼点を変えたら「あ〜、なるほど」って
 思わず、納得しました(20点)

・吉本新喜劇で、大好きだった彼女が死んでしまって、
 その彼女が一日だけものすごい不細工になって帰ってくる、みたいな不条理極まりない話があったのをを思い出しました。
 あれは切なかったなぁ。
 で、ネタですが、一つひとつの展開に無駄がなく、貪欲にボケてやろうって気迫が伝わってきました。
 ヒーローインタビュー自体にも無理やり感が無かったし、コントとしてはかなり上質の部類に入ると思います。(17点)

・最初は「このままヒーローインタビューにうまいことひっかけ続けるだけなのかな?
 そういうネタなら昔見たことあるしな」とやや冷めた目で見ていたのですが、
 途中で芸能ニュースの要素も入れてアクセントをつけたのがとてもよかったと思います
 「猫をかばって」からの「アヒルをかばって」というボケもいい意味でくだらなくてよかった
 最後の判定のくだりは蛇足かな
 完成度の高いコントでした(16点)

・ありふれたインタビューのネタなんですが丁寧にボケて丁寧にツッコんで笑いを取れるところはすべて取りに来た
 計算し尽くされたまさにコント師のネタでしたね
 後半にちょっと失速してしまった感もありますが、十分に楽しめました(14点)

・完成度たけーなオイ。
 ココが一番バランス良く、ネタ作りに対する全ての能力パラメータがなだらかに高い感じがしますね羨ましい。
 ホントに、羨ましい。
 導入も設定も威力の持続も起伏の作り方も、特筆すべき欠点が見つからないってのが何よりもすごい。
 全部のくだりが毎回どれもその威力を最も発揮できるであろう位置に設置されているような印象で、
 笑うためのエネルギーにロスが一番ない。
そんなコストパフォーマンスの絶妙さそのものも、私みたいな理屈癖の目にはエンター テイメントに映る。
 ミクロ単位に詰め込み過ぎだったり飲み込みづらい絡まりの見えたりする情報が含まれていたぶん、
 そーゆー減点はありますが、個人的な趣味にどれよりも合致したのはこのネタでした。(17点)

・うめぇなぁ。サヨナラインタビューという一つの設定からよくここまで広げられたもんで。
 しっかりヒーローインタビューのテンプレをなぞりつつも、
 交通事故死から考えられる単語やフレーズと上手く組み合わせてる。
 そんでもってインタビュアーの軽いノリと、ヒーロー(?)の常識人っぷりのおかげで不謹慎を感じさせない。
 サヨナラインタビューという出オチを超えたボケが以降になかったことと、
 最後のオチが汎用的なものだった点さえ除けば満点です。(18点)
3組目 月影連盟
・最後20行弱で今までの展開ごっそり持っていきましたねー。

 世界観に関しては、もう自分が口出し出来ないほど完成されているんですが、
 完成されすぎているが故に読み手にセリフの裏を想像させて笑わせるポイントが少なかった気もします。
 天丼になってるたまねぎとか交通整理とかの部分は、ハマってるようなハマってないような、
 なんというか、面白い面白くないはおいておいて、不思議な感覚になりました。上手く言葉に出来なくてすみません。

 あと、審査とは直接関係ないんですが、このネタって裏にメッセージ込めて書きました?
 いや、なんとなくあの辺に向けて書いたのかなぁと思っただけで勘違いの可能性が高いんですけど。(16点)

・とっつきづらい設定ではありましたが、読み応えがあって楽しめました。
 何人ものキャラを使い分ける技術も相当です。
 ただ、もっとボケ数があってもいいと思いました。ストーリー重視の展開になっていたので、
 もっとベタであっても設定とのギャップで笑えるのではないでしょうか。
 あと、脚本の中の生ねぎは特に出てくる必要性はなかったのかな、と思います。
 漫才の方ではもっと上手く扱えていたので、ちょっと期待外れでした。
 どうでもいいことですが最後、映画の脚本から劇の台本に変わってますね。(16点)

・水分根こそぎ持ってかれた玉ねぎというワードセンス光るボケを相当気に入ってたみたいですね
 ただ以後それを超えるようなボケがあったかと言われると・・・
 ジョニーにもう少し大きなどんでん返しを期待していた部分もあります(15点)

・ネタ:2 ストーリー:1 文章力:2 構成力:1

 入りが分かり辛いとかストーリーが多少冗長なことはともかくとして、オチがなあ……。
 途中の展開や言葉選びは綺麗だなあと感じたんですが、どうにもこうにも詰めが甘い感が否めないです。
 最後にどう落とすのか楽しみにしてたんですが、そこかあと。ちょっと残念でした。(6点)

・玉ねぎネタを引っ張ったのは問題ないけど、
 話のブレの大きさが笑いの邪魔をしていた。
 オチも弱く感じた。(4点)

・ボケや設定が詰め込まれすぎてどうにも内容が入ってきませんでした
 特にマーキュリーのボケたりつっこんだりと忙しなすぎるキャラクターの変化には好感をもてませんでした
 ほとんどが「漫才として」成立してしまっていて、これをコントとして出す意味はあったのかなとも
 前半の伏線が後半生きてくる演出はよかったです(6点)

・月影連盟のネタをダイジェストでご覧ください、っていうようなネタでした
 すんごくバカバカしいところとパンチの弱いところが極端すぎて完全燃焼できませんでしたが
 いつまでも夏草さんは夏草さんらしくいてください(14点)

・情報が多くてかつ入り組んで出現するので、
 認識するのも認識し続けるのも凄まじいエネルギーを必要としていて、それは読み手に結構な負担。
 割と多めに面白さの威力が高めのワードや展開を盛り込んであって、
 だから結構読み進めるためのエネルギーを読み手の頭から快楽をエサに引っ張りあげる、
 と言う行為が通常よりも強く出来てるとは思うんですが、
 それでもまだ足りないかなと思うほど処理しなきゃならない情報が過多。
 あと話の本筋から脇道にそれるようなくだりが多くて、かつその道へのガイドポストがあまり丁寧じゃないカンジ。
 異物感が強い部分が多いのがひっかかります。
 んで本筋の方も、頭に入れておかなきゃならない情報が全体量としても密度としてもかなり多くて、
 これもやはり読み手を疲れさせてしまう。
 面白さは十分で加点も多いんですが、労力の要求による減点も多かったのがネックだったですね。(8点)

・まさかの続編。これの前作読んだの3年近く前ですけどはっきり覚えてます。
 今回はマフィア編ということですが、悲愴感漂う大学生あるあるネタやバカで気のいいキャラクターが多かったりと、
 題材とは裏腹にキャッチーなコントでとっつきやすかったです。
 加えて一部の登場人物に特徴的な口調をつけてセリフでキャラを判別できるようにしてるおかげで、
 登場人物の多さによるパニックも然程起こらず、その他の部分を見ても完成度の高いコントでした。
 ただ、同じグループのボケを使い過ぎかなと思います。
 大学生ネタ、交通整理ネタ、玉ねぎネタ、ジョニーの下っ端キャラ。
 全編通しておおよそこの4つのネタでボケ通しており、劇中でルチアーノファミリーの本部で喋るあたりから
 少しずつボケに耐性が出来てしまい、笑いにくくなってしまいました。
 この中で大学生ネタは切り口が豊富で、交通整理ネタはボケ自体は3回ほどしかなかったため比較的安定していたんですが、
 玉ねぎネタとジョニーのキャラはもっと捻りを加えて様々なパターンで繰り出してもいいかもしれません。

 あ、大したことじゃないですが、アメリカが舞台なのに通貨単位で円が出てくるのはちょっと違和感ありました。(15点)
4組目 センチメンタルゼリービーンパニック
・どうしよう、ジャジペに書くことがない。
 ソレくらい笑わせていただきました。(20点)

・ここまで(笑)を上手く利用しているネタは初めて見ました。
 どんどん先を読みたくなって、あっという間に読み終えてしまう。それほど面白い作品でした。
 難癖をつけるとすれば、最後の「ドンマイ」は安易すぎて浮いてたかな、と。(19点)

・徐々に構築されていく住職のキャラに惹かれ、数珠を差し出した時点で噴き出しました
 ボケ方がクズキャラの一辺倒だったので後半ダレましたが、悟り開きセットは面白かったです(17点)

・ネタ:4 ストーリー:3 文章力:1 構成力:2

 ストーリーやネタ自体のクオリティは非常に高いんですが、
 (爆笑)(大爆笑)(解脱)
 これが手抜きに見えて仕方ないんです。
 読んでいてテンポが悪くなってしまい、せっかくの面白さがかなり削られてしまいました。惜しいです。(10点)

・住職のキャラがいい感じで笑いにつながりました。
 ただ、雨や洞窟と場面転換以外であまり使われなかったので
 話の流れ上、「本当にいる設定だったか?」と感じました。(15点)

・このネタ自体が一つの境地に到達している(20点)

・うまいけれどおとなしい、可もなく不可もなくなやり取りが続きすぎな前半
 でも途中の「生肉の袈裟」からの「そこは仏と言え」のくだりはかなりツボでした
 これだけでボーナス5点ぐらい叩きだしてます
 逆に言えば全体的に「住職にしては発言がノリ軽すぎ」だけにとどまっていたので、
 もっと文字でも住職の魅力を引き出せる方法があったのではないかと思いました(13点)

・ゆーたさんにしては珍しい正統派コントですね
 いつもは洗濯機ずきんちゃんとかペタング田中とかやってるのに……
 あまりに正統派すぎて物足りませんでしたが、まぁ元々のネタのレベルがこの人は違うなぁ(16点)

・まぁ私が言うまでもないことでしょうが、展開も言葉選びも面白えです。
 特にテンポ良いですよね。
 展開そのものだけでなく、文章量の緩急もかなり読み心地の良い塩梅。
 長い部分と短い部分が交互に現れて、物足りない印象にもクドい印象にも偏らずにずっと話を進められているのは凄まじい技術だと思います。
 ただ、肉でできた袈裟のくだりだけちょっと周りから浮きすぎてる気がします。
 ほかはそこまで変なアイテム出してないのに、ココだけ出しちゃってるから雰囲気の繋がりがいったん崩れてしまっているような感じです。
 その辺のひっかかり、世界観がどこまでの無茶を許容範囲としているのかが少しブレて見えるのが気にかかったのが、
 ちょっとばかし足を引っ張っていましたかね。
 でも全体的にかなり高水準でした。(16点)

・荒行しようと歩いたら遭難した設定含めて、フってからボケる手法が上手すぎる…。
 住職という人を説く職業というのもあるんでしょうか。
 一見まともな前置きをしてからくだらないことを言った時の破壊力が凄まじいです。
 エアマックス、木魚漫談、フィレ肉、ヤフオク、誰でも開ける悟りセット、ドンマイ等々。
 こういった俗にまみれたフレーズのチョイスと使い方がこれ以上ないくらい効果的で、
 特に「大勢の如来と曼荼羅が追いかけてくる夢」でトドメを刺されました。これは仏門ボケですけども。
 1点引いたのは、読後に「文句なしで優勝!」とまでは感じなかったため。
 これより面白いネタがありそうだ、というだけです。すみません。でも完璧に近いコントでした。(19点)
5組目 天体観測
・うーん、なんでしょうね。ツッコミ切れ切れですし、ボケも面白いんですが・・・。
 なんていうか、あえてこういう言い方しますけど、ボケが幼稚でふわふわしてるんですよね、
 ソレがミヤの性格を活かすココの持ち味っちゃあ持ち味なんでしょうけども。

 だとしても、やっぱり「おぉっ」って思えるボケが1発あったほうが緩急つくし、そういうボケがないとネタが締まらないと思うんですよ。

 ソレか、コレコレこうだからこういうワードが出てくるボケですよ、みたいな根拠に基づいたボケを1発ぶち込むかですかね。
 例えば今回でいうと、エクレアってワードが乱発されてますけど、
 何でエクレアって言葉が出てきたか根拠がないまま乱発してもソレは天丼として上手く機能しないと思うんですよ。
 まぁ、別に緻密な計算をした結果エクレアですよ、なんてコトはしなくていい(というかそこまでしちゃうとこの雰囲気壊れちゃう)ので、
 たった一言セリフを付け加えるだけで十分だと思うんですが。

 にしても、やっぱり女性に下ネタ言わせるのは最近の流行なんですかね、確かに武器になりますしね。
 まぁ、ウチの娘らは絶対に言わないし、言わせられないですが。(14点)

・気ままな王女のキャラと、それに対するコンパクトなツッコミが面白かったです。
 ですが、ちょっとボリュームと展開不足だったかと思います。どれもボケが単発で、
 エクレアが大半を占めていたので、設定を活かしきれていない印象でした。
 あと、最初の鏡のくだり要りますかね?(12点)

・ミヤちゃんぱ〜んち!ぐへらっ!は1ネタに1回しか使えない設定なんでしょうか
 水着のくだりから連発していくのかと思ってました
 あとミヤさんと翔さんの年が離れていたという事実に関しては驚愕の念を唱えます(13点)

・ネタ:4 ストーリー:4 文章力:2 構成力:2

 それぞれのキャラクターが際立っていて、テンポの良く笑わせて頂きました。
 ただ、ツッコミの関西弁がいちいち鼻につく感じになっているのが残念。
 王女のキャラクター崩壊ももう少し整えた方がよかったのかなと。(12点)

・話はまとまっていたけど、オチが弱かった。
 鏡とミヤの絡みが生かされていなかったのも残念。(11点)

・翔のツッコミがトロイデ化してきとる。
 淡々としてて面白かったです。「核爆弾用意して」でやられたなぁ。
 これ! っていうボケが欲しいところ。この形式では難しいかもしれないけども。
 因みに、ローマの休日でいい感じになるはスミスとジョーって名前なんですけど、
 ミヤと翔になんとなく似てませんか?(13点)

・どこか作業のようなボケツッコミで魅力を感じず
 ミヤのキャラについてつっこんでいましたが、それ以上に翔のキャラの方が崩壊している気がします
 もう少し作りこみようがあったのではと思いました
 個人的に一番面白かったボケは「エクレアを尿道に突っ込む」です(3点)

・コレずるいわぁ(超褒め言葉)
 だって好きになる要素しかないですもん。
 読んでて面白いうえで、さらに幸せな気分になりますねコレは。
 もう快楽中枢が満腹すぎる。
 「印象値」と言うか、そーゆーモノが明らかに断トツで、それは尋常じゃなく強い。
 エンターテイメントの2柱をしっかり押さえてるカンジです。
 キャラ作りに「好かれるため」の全てが既に揃ってるから、かなり無茶が出来る。無茶が許容できる。
 その許容幅の広さをしっかり利用して、存分に面白さを振り回してコチラに凄まじいエネルギーをぶつけてくる。
 満足せざるを得ない。
 マクロ目線で観た時に少し起伏とか大オチとかが物足りなくなるカンジがあるので1点だけ引かせてもらいましたが、
 基本ミクロ単位でネタの善し悪しを見る割合の多い私みたいなのにとって、
 コレはほぼ至極のエンターテイメントと言って過言ではない出来だったかと思います。(19点)

・ネジが5,6本ゆるんだようなミヤの素っ頓狂なボケ、
 相手が相手なら脅しにも聞こえるくらい鋭くえぐる翔のツッコミ。
 この2つがマッチしてて、読むのがとてもたのしいコントでした。
 このポップなテイストはすっごく好きなんですが、ボケの掘り下げ方とツッコミの盛り下がりに少々難アリかと。
 例えば、エクレアなんかは初見での威力はかなりのものだったんですが、
 橋に洋菓子は発想が安直ですし、尿道にエクレアはあまりに現実離れしてて逆に困惑しました。
 ツッコミも『「まず」の時点で撃たれとるわ』『同い年だったらボコボコにしてたわ』
 と、スタートは上々だったんですが、
 『戦が終結する可能性が0パーセントなんですけど』『その口ふさぐぞ』
 と、終盤は使い古された言い回しや素直すぎる言い方が目立ち、前半に比べパワーダウンしてました。
 この2点に気をつければ、終盤でも息切れしないネタになるはずです。(12点)
6組目 有機丸アポロ
・前半は次々とボケが畳み掛けてくる、後半は花子さんについて一本に絞っていじり倒す。
 そんな1本で2度おいしいようなネタで、大満足でした。
 オチのつけかたも王道といったカンジで。(20点)

・前半の教頭、スッポン押しがちょっとしつこかったですが、それ以外のボケがことごとくハマりました。
 特に花子さんの場所を移すくだりから盛り上がってきたので、前半をコンパクトにし てアイドル化のくだりなんかをもっと掘り下げれば、なお良かったと思います。(15点)

・やりたいことをやりきった印象を受ける一方で、
 こっちとしては少々消化不良気味な感じでした
 植村花菜はジワジワと来ました(13点)

・ネタ:5 ストーリー:3 文章力:2 構成力:2

 トイレの花子さんからよくぞここまで広げたなあと。感心しきりです。
 最後に植村花菜にしなかったあたり、教科書通りの漫才できっちり笑ってしまいました。
 ただ、ツッコミの勢いがコントロールしきれておらず、流れが悪くなってしまったように感じられたのが残念。(12点)

・いろんな花子さんに持っていくところに無駄はなかった。
 親子の設定もうまく生かされていた。(20点)

・「お前この短い間でミュージシャンとの裁判2つだぞ!?」「いや、少し知りすぎている」
 まだ本題に入ったとこでのこのフレーズだけでお腹いっぱいやわ。
 終盤だけ、ちょっとだれたんでもうちょいシンプルにできたらなーと思いました。(18点)

・ボケもツッコミも展開も当たりはずれの差が大きく審査するのが難しかったです
 コブクロのツカミはとても面白かったですがそれ以外の芸能ネタはあまりよく感じませんでした
 遠山のツッコミがすこし過剰だったような
 センスがとてもよさげなネタなだけに、全体的にあと少し削りようがあったのではと思うネタでした(12点)

・いつもに比べたらボケの威力も単語のバカバカしさも今ひとつかな、と……
 期待してる分ハードルが上がったのかもしれませんねぇ。でも、もう期待されてる立場ですから
 乗り越えるしかないでしょうね
 あくまで予想ですが、このファイナルで6位だと思います(13点)

・ココもまぁ話の中に持ってくる「モノ」の量が多いんですよね。
 要するに読者が「ネタを読んでいる最中に作動させとかなきゃいけないメモリー」が多いワケです。
 単位時間当たりのエネルギー消費量が大きく、疲れやすいワケです。
 だからインパクトによる読むためのエネルギーの引き出しか、
 展開運びの上手さでによる失速エネルギーロスを0に近づけると言う作業が必要になります。
 それが今回はちょいと足りない気がしました。
 あと気になった所として、スッポンは強い亀です。トイレにあるのはラバーカップです。一瞬ワケ分からんくなりました。
 そーゆーのでつっかえると、地味に痛手だと思うんですよね。
 加速点がそんなに見られるワケでもなく、ずっと「少し燃費が悪い」のが気になるカンジでした。
 スムーズさが弱くなっていたので、
 表現のアクロバティックな簡潔さとかそーゆー読み手にとっての潤滑剤になるような補助アイテムだったり、
 見せかけでも読む上で流動性の良い箇所をもう少し配置してもらえると嬉しかったなと思います。(12点)

・花子さんが学校を飛び出したあたりから簡単に思いつくそうな安易な発想のボケが増えていったんですが、
 「……やだ、もうこの子、発言が異次元過ぎてやだ……。」「スッポンとコオロギに乗っ取られた地獄ファミリーだよ!!」
 「もはや百鬼夜行じゃねえか!!完全にゲゲゲな世界観じゃねえか!!」「何その新旧トイレの住人対決!?」
 その分ツッコミが体力を温存してたかのように全力でリカバーしてました。よって総合すると減点対象がねえ。(20点)
7組目 リーベルパウンド
・なんでしょうか。話に入っていけませんでした。
 冒頭部のネタの方向性を提示するラーメン屋の次のブロックの病院からいきなり飛ばしすぎたせいなんでしょうか、
 置いてけぼりになっていました。
 ツカミもなくいきなり始まったネタなのでなおさら。もうちょっとアイドリング部分が欲しかったです。

 そして、内容がぶっ飛んでる割に、それぞれのくだりは表面だけさらった程度の厚みしかなかったような。
 天丼のようなモノもありましたが、天丼というより前に出た上辺のボケを繋げようとしてるだけで、
 全部サラーっと流れていきました。

 でも、ボケとツッコミの温度差はなかなかいい雰囲気を出してました。(8点)

・鬼バトで言いたいことは書いたんですが、他の組と比べると、ちょっとあっさりしている印象です。(16点)

・ワンパターンながらもここまで展開したのはえらい/よくできました←倒置法
 ただボケが小粒な感じがしたのはえらい/こっちゃ←良くないノリ(15点)

・ネタ:5 ストーリー:1 文章力:3 構成力:2

 ネタ選びが非常に面白かったです。3回もアレルギー起こしたら命の危機だろうと(笑)
 オチもうまいことまとめたなあと。最後に駆け足でまとめきった感じですね。
 ただストーリーや構成がちぐはぐな印象を受けました。宇宙ステーションのくだりが無理やりつけた感が否めず。(11点)

・話の展開は悪くなかったと思う。
 笑いよりシュールが先行していて爆笑につながらなかった。(5点)

・「よくできました/えらい 」ってなんだよ、斬新で笑った(小学生並みの感想)
 色んなところでトイレを借りたら、みたいな無茶な設定をここまで生かせるのはリーベルくらいやと思いました。
 不動産のくだりで、後々プロテイン飲んだキャラが出てくるやろなと思ってそこ、みたいな裏切り方も良い。
 オチがあっさりしてたので、もう一展開あっても良いかな?(17点)

・「嘔吐」っていう個人的に苦手な言葉が中心になるにも関わらず、とても面白い!!
 「小さいおじさん」「プロテイン」には最初は「これはいらないかな」と思ってたんですが、
 実は後のとても面白いボケの伏線となっているのがお見事
 ボケの繰り返しがどう評価されるのかわかりませんが、私としては大好きでチャンピオンになってほしいです
 タイトルは普通にしてほしかったかな(20点)

・いちいち面白いです
 ずーっと読んでたい
 最近ネタによってムラがあるんですけどこのネタは面白いと思います
 もう少しボリュームがあったらなおよろしいです。でもよくできました。えらい(17点)

・えーっと、コレはまず全体的な構成ミスがどうにも気になっちゃいますかね。
 前半すごく良く出来た畳みかけがあるのに、後半の方ただの羅列感が強くなるのは、
 単純にギミックが弱まっていってしまった印象を与えてしまって読む上でのテンションが落ちてしまう。
 いつの間にか構成の精巧さがカクッと落ちていて肩すかし食らいました。
 これならもう1ステップ別の展開があった方が良かったかもです。
 後半構成にも展開にも結構な無茶をかけているのに、それに見合うだけほどの上手さもキラーワードも掛け合いも持ってこれてない気がします。
 普通にもう少し自然で流れの良い所に持ってこれていたらまたハネたくだりたちだと思うんですが、
 今回のコレでは「羅列してやりたい感」みたいなのが強すぎて、そこに引っ掛かってしまう。
 いっそショートコント集とかの方が座り良かったかもしれないくらいです。
 テーマ的にも掘り下げ的にも上手いのに、それらの連携につまづいて
 加速度的に面白さを積み立てステップアップしていく工程に失敗していたような感じでしたかね。(7点)

・設定と広げ方、そして恩義を返す度合いのエスカレートはお手本のようでした。
 終盤ではきっちり今まで出した単語や伏線を回収し上手くまとめています。
 しかし、あまりに無難です。平均点以上は間違いなくとれる漫才ですが、満点は狙えない感じです。
 規模は大きくなっていってるものの、話を淡々と進める手法は一貫して変わらず、
 山場や盛り上がりといったものが見当たりませんでした。
 結局終盤の伏線回収の応酬も、その切り口は序盤や中盤のそれと全く同じテイストなので
 上手いだけで笑いにはあまり繋がっていませんでした。(14点)
8組目 インタープラグ
・昔Flashであったなぁこの題材、アレも確か山手線でしたね。
 個人的には車掌シリーズだと多摩動物公園のゴリラ基金のFlashが好きです。とまぁこの辺でおいておいて。

 作者さんはもしかしたらそのFlashの存在を知らないかもしれませんが、前述のFlashが邪魔をしてあまりハマりませんでした。
 というかそのFlashの内容も超えることなく終わってしまったなぁと。
 特別クイズの内容に凝っているワケでもなかったですし、
 不正解したトキのペナルティで他路線に連結したり周りに冷たい目で見られたりするといったコト、
 なぜか登場人物のツッコミだけいじられるというご都合主義のごくごくありきたりなボケしかありませんでしたし。

 なんというか、オリジナリティに欠けたネタでした。
 (繰り返しになってしまいますが、例え作者さんが先の作品を知らなかったとしても、
 すでにそういう作品があるというコトでオリジナリティに欠けるというコトで。)

 後、どうでもいいコトなんで減点とかはしませんが、最後の問題、「JRの」って限定がつかないと
 メトロも通ってたハズなのでちょっと限定甘いと思います。
 さらにいうと、御茶ノ水まで総武線とする場合もあるらしいので場合によっちゃあ総武線も正解になってしまうかも。
 一応クイズ齧ってる身として気になったので。(5点)

・どうもボケの割合が少なかったです。
 その上ボケが、他の車両に連結、ドアの開いた車両が混むなど偏っていて、クイズがメインに見えてしまうほどでした。
 もっと他の人物を濃く描けば、ボケのバリエーションも増えるのではないでしょうか。(9点)

・昔そんな山手線クイズのフラッシュ動画がありましたね
 自分ちの最寄の駅(東十条)がネタ中に出てくるとこんなにエキサイティングするんだと気付きました
 やりとり自体はくだらなくて良かったですが、秋葉原から下降気味になっていったか(17点)

・ネタ:2 ストーリー:2 文章力:2 構成力:2

 おそらく他の方もお書きになるでしょうが、懐かしいFLASH作品を思い出しました。
 今回の得点には影響していませんが、ご存じないかと思われますのでお調べください。

 肝心のネタですが、まあ悪くないんですけどもありがちかなあと。
 オチや展開も読めてしまったので、せっかくの意外な設定が活かし切れていないです。
 練り込めば良くなると思うので、また次回期待です。(8点)

・ネタがマニアックで山手線あるあるが理解できずに最後まで・・・
 テンポとそれ以外のとこはよかったと思います。(7点)

・際立ったボケツッコミがあるわけではないけども、非常に印象に残る「読み物」のようなネタでした。
 こういう形式のネタはオーソドックスな漫才やコントと違って点数になかなか繋がりにくい分、
 次はどんな展開があるんだろうという楽しみがあるので、記録よりも記憶に残る作品だと思います。(10点)

・豆知識にはよく調べたなと思わされましたが、結局設定の面白さを超える笑いは出ていなかったと思います
 「さあ、5号車で心温まる場面が披露された所で・・・」に対するツッコミが「個人攻撃やめろ!」なのは「?」でした
 単純に笑いどころが少なすぎたのではないでしょうか(4点)

・実写化してほしいです。いやぁ、面白かった
 斬新な内容でしたね。しかしなにぶん当方は北海道住みなので東京の線路の名前とかわからなかったですが
 それでも楽しめました。もっと罰ゲームをぶっ飛んだものにするとか爆発力がもう少し加わればなお良かったですね(15点)

・さて、シンプルに分かりやすく、けれど深く掘り下げられる設定を持って来てるのはやはり流石ですね。
 その辺のフィールド固めの盤石さ巧妙さと言うのはいつも読んでいて惚れ惚れします。
 展開運び自体に少し間延びしたような印象があって、
 なので説明的な部分をもっと簡潔にしたりトリッキーな言葉遣いで場をつないだりと言った処理が欲しいかなと思います。
 でないと、ちょっとそーゆー所で読み手が疲れてしまいやすいかと。
 展開作りも一つ一つキチンとしたクオリティを発揮していて、テンションの落ちるような所が無いですし。
 まぁ少しだけ東京の電車路線にくわしくない人を心の距離的に突き放してしまっているかなと言う感じもしますが、
 そこまで問題でもないですかね。
 爆発力こそ無いですケド、コンスタントに面白さの続く、なかなかに良質なコントです。(13点)

・うーん…設定負けしてしまった。というのが読後の感想です。
 電車に乗って答えられなきゃ厳しすぎる仕打ちっていう所からもっともっと展開できるはずです。
 例えば、他線と連結、吊革が倍に、シルバーシート増加。このあたりがその成功例です。
 他にも正解した車両の混雑度の表現や停車駅へのイジり、果ては問題そのもの。
 いくらでもボケられるポイントはあるので、貪欲に笑いを取りにいってください。(7点)
9組目 チキンハートブレイカーズ
・C大会で不利とされるショートコントをしかもキャラ物でなんてなかなかやろうと思ってやれるコトではないかと。
 まともに見えてたアンパンマンが段々やさぐれていくのはなかなか上手かったです。逆に言えばそこしか評価できなかったんですが。

 キャラ物コントは「いかに原作の雰囲気を残して壊していくか」、
 1テーマショートコントは「いかにぶつ切りにせずコント同士を繋げていくか」
 がポイントになるかと思うんですが、そのどちらも出来ていなかったように感じます。それに固有名詞に頼りすぎていた印象です。

 あと、前半のコントの長さに対して後半は5行程度で終わってしまうモノも多かったのが。
 テンポ重視というよりかは完全にネタ切れにしか見えませんでしたし。
 前半ダルビッシュとか出してたのに後半はただ水溜りに落としたりトラックに轢かれたりでは流石に・・・。(6点)

・たまにフレーズがハマるだけで、一つ一つの展開にはあまり面白さを見出せませんでした。
 ショートコント自体も落ちているのか疑問なほど、あっさりしていたと思います。
 最後の、ト書きの自動ドアは面白かったのですが、
 アンパンマンとバタコさんは不毛なやり取りにしか見えませんでした。(7点)

・良い意味でも終盤の意味でもきたねえよ(18点)

・2か所ほどクスッと笑えたので。
 ネタ:1 ストーリー:0 文章力:0 構成力:0

 なんでしょうね、小学生が勢いでネタを言うとこんな感じになるよなあと。
 文章力や構成能力がないわけではないと思いますが、ネタが一切笑いにつながっていないので意味がありません。
 下ネタやブラックジョークという言葉の意味を勘違いされていらっしゃるのかなあ。
 やろうとしていることはわかりますので、しばらく寝かせておいてまた作り直されてはいかがでしょうか。(1点)

・じわりときたと思ったらもう終わったという感じ。
 ショートコントなのにボケの瞬発力がなかった。(2点)

・面白いとか面白くないの次元を超越してる作品だと思いました。
 アンパンマンの何となく悟りきった発言が個人的に好き。
 でも、やはりこういう形式では大きな笑いは期待できないですねとマジジャッジ。
 あと、BOMBは90%ホモ(8点)

・失礼ながら適当にボケを並べただけのように見えました
 有名人ネタも最後のジャムの奇行も見ていて気持ちのいいボケではありませんでした
 全く笑えないという訳ではありませんでしたが、最後のチャンピオンにふさわしいネタと感じませんでした(1点)

・この作者はホモ

 前半はすんげー面白かったんですけどね
 こういうスタイルだとどうしても面白いとこと面白くない部分が出てきちゃいますよね
 それが後半だっただけにどうしても盛り上がりに欠けてしまいました

 この作者はホモ(13点)

・ココも惹き込み力が凄まじく高いですねぇ。
 世界観とキャラクターの魅力で一度ガッツリと心を掴まれてしまっているので、
 終始読み続けるためのテンションが落ちない。
 常に読み進めて話を飲み込んでいくためのエネルギーを、
 読み手が自分の中からまるで苦も無く取りだせるような状況を序盤からちゃんと作り出せている。
 だからそこそこトバした設定もラクに読み進められるし、
 それによって出来上がる自由度の高いフィールドの方も、キッチリ利用しきって存分にキャラが暴れ回れている。
 くだりいっこいっこの力もそれが単体でいるときよりも強く十二分以上にエンターテ イメント性が発揮され、機能していたと思います。
 最後らへんは、ちょっと崩壊の度合いに対して持って来れてる面白さがコストパフォーマンス低めな気がして、
 そこだけがどうしてもモヤモヤ気になってしまったのが大きかったですが、全体的にはなかなか良かったです。(15点)

・えーっと…………酔ってらっしゃる?
 って思うくらいいつもと違うネタでびっくりしました。形式だけでなくボケのベクトルそのものも(※ホモを除く)
 著名人イジりも最初のダルビッシュ偽こそ面白かったですが、以降は安易に思いつくようなボケだったり、
 あるいはそもそもボケとして成立してなかったりと粗さが目立つネタでした。
 最後のジャムの自由な仕事っぷりと周りの放置ぶりがじわじわ笑いを誘いましたが、
 特筆すべき箇所は以上のニセビッシュとジャムくらいでした。
 ただ、C大会だからこそ見れる貴重なネタだと思います。(6点)
10組目 言霊連盟
・NHK部分、特に色からのプロファイリングやテロリなんかはほとんど文句のつけようの無いぐらいだったんですが、
 後半の復讐が発覚したあたりからの構成がごちゃごちゃっとしていたように感じました。
 オチから推測するに、ソレが栃城の作戦だった、ってコトなんでしょうけど、ソレにしたってちょっと構成が強引かなぁと。
 そもそも、オチでろくな交渉もしてないままあっさり逮捕出来るのなら
 最初から逮捕しちゃえばよかったんじゃないかなぁと。まぁ、ソレだとコントになりませんが。
 後半部分もボケだけに焦点を当てるとかなりクオリティの高いモノが多かっただけに、グダつきがもったいないなぁと。(15点)

・桃クロ関連のボケが不発でしたが、それ以外は高水準を保ったボケでした。
 オチも綺麗に決まっていましたが、少々、栃城のキャラに統一性がなかったように思えます。
 最後のへりくだるキャラはオチへの布石として必要なものの、
 中継を子供たちに楽しんでもらおうとする言動が、後半は皆無だったので、ちょっと設定にもブレが見えました。
 もう少し前半のNHKらしさを最後まで保って欲しかったです。(14点)

・シリアスパートからの展開がオチのネタバレを加速させた感があります
 それは最後の槍沢さんのキョトン顔に違和感を思わせるくらいでした(10点)

・ネタ:5 ストーリー:5 文章力:3 構成力:4

 いやあ、面白かった!
 オチは読めていたんですが、それでも綺麗に流れていくストーリー構成のうまさに舌を巻きました。
 惜しむらくは誤字脱字が多すぎる!これがないだけでもっと笑いにつながるのになあと残念でなりません。
 私個人がこういったタイプのネタが好きということを差し引いても、クオリティの高いネタでした。(17点)

・世代が世代なのか、ネタが共感できた。
 ただ、NHKで固めていたからオチが急ブレーキ受けた感じだった。(17点)

・歌のくだりで中だるみしたけど、終盤のラッシュで持ち直した。面白い。
 欲を云えば、ラッシュの中にもう一度「テロリ」の単語を出してほしかった。
 あと、槍沢が栃城に近づく目的が「手取り足取り教えてやる」っていうのも、展開上不自然に思いました。(14点)

・よく出来ているとは思いますが、ボケがかなり引っ張ったはずの最初のキャラを捨ててしまって
 完全に二部構成になってしまっているのはどうかと思いました
 貫いたら貫いたで「変化がほしかった」と無責任なことを書いたかもしれませんが、それでも納得できるだけの何かがほしかったです
 ももクロとツッコミの身の上話のくだりもどこか冗長だったかな
 「テロリ」は爆笑フレーズでした(11点)

・そういうオチかぁ……お見事です。唸ってしまいました
 お芝居の脚本を見てるようなストーリー展開、そしてNHKのネタがいちいち懐かしくて感動してしまいました
 大きく笑える部分がやや少なかったかなぁとも思いますが、楽しめる作品でした(13点)

・情報の多さは作動させ続けるメモリーを多量に要求して、読み手の頭にあるハードディスクを圧迫する。
 トバした展開の多さは作動させ続けるアプリケーションを多量に要求して、読者のCPUを圧迫する。
 要するに二つとも読者に莫大な労力・エネルギー消費を要求するワケですが、このネタはそのどっちもをやってしまっている。
 まぁマクロ単位で全体を見ることに慣れていたり、
 同時進行の作業が得意だったりする読み手さんにはそこまでの負担ではないかもですが、
 世の中そーゆー人ばっかじゃなくて、私みたいにいっこいっこのくだりをミクロ単位で検証して行くのが好きだったりする人間には、
 とんでもない労力の要求です。
 他の所へのジャジペでも同じコト書いてますが、
 こーゆーときはそれ相応の読み進めるためのエネルギーを読者の快楽中枢を刺激して引き出さなきゃまずいワケです。
 笑いの数があってもエネルギー引き出しのための閾値というかバンドギャップと言うかをを越えてくるほどに、
 刺激や感心を誘うような志向性を持つくだりと言うモノが、なかなかに足りなかった気がします。
 活字媒体ですし、舞台でやるようなのよりもずっと
 「受け手が楽しむ上で消費しなきゃならないエネルギー」には気をかけなきゃいけないと思うので。
 コレだと、特に私は、高い点をあげらんないです。(5点)

・ネタの抑揚を簡単に言いますと、序盤は上々、中盤ややだれて、終盤に猛スパート。こんな感じでした。
 序盤は設定の珍しさもあり、期待が持てる出だしでした。
 しかしながら、ももクロ歌いだしたあたりから話が進展を見せず退屈になり読むのに疲れてしまいました。
 この辺はもうちょっと簡潔でコンパクトにまとめた方がいいかもしれません。
 ところが、槍沢の身の上話からの盛り上がりは今回屈指の出来でした。
 ももクロ解散、友好的な総理、何れん坊将軍などとにかく何度笑わされたことか数えきれません。
 オチこそその10行手前くらいから検討がつきましたが、いやぁ……この展開は発想に天晴れです。(16点)
11組目 ライジングブルー
・小気味いいテンポでオーソドックスに展開していく漫才は大変安定感がありました。
 ただ、その分ややネタがまとまりすぎていたようにも感じました。
 落とし方自体はもちろんきれいなんですが、そこに至る経緯が唐突だったのでちょっと拍子抜けでした。
 それでも、ドラッカー役をやらせる、ハーゲンダッツ、上品ななまはげなどに対する切り返しは素晴らしいと思います。(16点)

・確実に鬼バトよりも面白くなっていました。
 繰り返し出てくる「悪い子」も上手く飽きさせない見せ方になっていたと思います。
 欲を言えば、後半にもう一山ほしかったです。(17点)

・長く続いた青バト最後のネタがライジング「ブルー」さんがやるとは何とも因果な話かと
 まさに正統派な漫才!という印象を受けたました
 反面、ドラマの展開が読めてしまったのが悔やまれます
 げに、悔やまれます(14点)

・ネタ:4 ストーリー:5 文章力:4 構成力:5

 お手本通りの綺麗な漫才、お見事でした。
 ツッコミなどのセリフがやや説明的なところが気になりましたが、ネタやストーリーの流れが完璧です。
 なによりも、オチのドヤ顔が目に浮かびました(笑)(18点)

・なまはげを良くも悪くも笑いにつながっていました。
 子供の作文でまとめがコンパクトでよかったです。(18点)

・「素晴らしいロマンが詰まっていねがー!」のくだり思いついたとき絶対スリーオールさんニヤニヤしてるわ。
 それくらい笑いました。
 中盤、『なまはげはディナーの後で』のくだりだけ浮いてたんで、
 それをもう少し掘り下げるか、いっそのこと削っちゃっても問題ないと思います。(16点)

・「さては悪い子だな」という言葉がいい軸になっていて、よくできている漫才だというのが伝わってきました
 僕の中で爆発はしなかったんですが、全体的に何度もニヤニヤさせられるとてもいいネタだったと思います
 「山口百恵」「あびる優」はこのネタの製作時期を仮に1、2年前としても若干古すぎではないでしょうか(17点)

・以前見たときよりも多少手が加わってますよね
 その分ボリューム感が出てて満足出来ました
 ただ出来ればもう一山! というとこでしょうか(16点)

・流石に安定のクオリティですよねぇ。
 でも、中盤の方、なんと言うかネタの「型」が思いっきり隠れることなく見えてしまっているのが少し邪魔になってるかなと思います。
 序盤スロースタート気味で期待値ハードルが上がってるぶん、なおさらそれが目立つ。
 このせいで半分くらいの部分、割と威力が半減しやすくて加速に失敗気味であるかなと。
 終盤の話が畳みかけられてる所はかなり完成度のあるストーリーで、
 すらすら読めるし文句はほぼ無いんですが、前半のそれを加味して観ると、
 全体を通してはちょいとばかし濃度が薄くて、物足りない印象になってしまってました。
 ココももう少し簡潔な流れorトリッキーな単語選びで、読み手にとっての流動性を上げてもらえてると、
 その辺の濃度の薄さも気になりにくくてもっと良い仕上がりになったかなと思います。(14点)

・なんでしょうね……オチの綺麗さも相まってか、今凄く清々しい気分です。肩の荷が下りたとでも言ったらいいんでしょうか。
 本編ですが、加速度的に面白さが増していき、終盤の
  「お父様、ちょっと授業中なんで黙っててもらえますか」
 で頂点に達しました。上手くなまはげキャラを生かしつつも、それを疎ましく思うような発言で殺しつつ。
 しかし、『なまはげはディナーの後で』は要らなかったかもしれません。
 ただ有名なタイトルとセリフをなぞるだけだったので、
 これを入れるのであれば似たようなテイストのボケをもう2,3つ並べた方が自然です。
 それと部員Aボケも、ボケからでももツッコミからでも更に掘り下げられる物だと思います。

 もしハゲくっそ笑いました。ありがとうございました。(17点)


市河:青沢オンエアバトル、第8回チャンピオン大会は灯風の2連覇で幕を下ろしました。

碓氷:く、9代目チャンピオンをぉ…ぐすっ……め、巡る戦いは……も、もう…うぇっ

市河:泣くなよ碓氷、らしくないぞ。
   お前は長々と書かれたお出かけや飲み会のお誘いメールが送られても「行く」「行かない」の短文2パターンでしか返信しないような薄情な奴だったじゃないか…。

碓氷:だって…だってさ……もうこんなことできないとお、思うとさ…。

市河:大丈夫、この世界は狭いしきっとまた会…

碓氷:もう二度と市河の顔をボケに使えないと思うと涙が止まんない止まんない。

市河:テメェいっぺん顔面潰してこいよ。

〜〜〜

市河:事前に告知はしておりましたが、青沢オンエアバトルはこれで一旦終了となります。

碓氷:大変長い間ご声援・ご視聴ありがとうございました。

市河:「一旦」なのでこれから充電期間に入るかもしれませんし、永久凍結となるかもしれませんが、それはどうなるか私たちにもわかりません。

碓氷:結局中の人の気分次第だね。

市河:あぁ、ミもフタもないことを!

碓氷:では最後に、青木 佐和蔵大会委員長の挨拶で閉めましょう。

市河:え、今日初登場のやつの挨拶で閉めんの!?



青木:えー、みなさん本日は大変ご苦労様でした。
   円も酣ではございますが、私の挨拶を第8回青バトチャンピオン大会ファイナルの総評と代えさせていただきます。
   スピーチとスカートは短い方がよいなどと、よく言われておりますが、
   私はどちらかというと昭和の女学生のようにスカートは長い方がおしとやかに見えて好みでございまして



(大会委員長、強制退場中…)



市河:帰れ。今から大会の打ち上げでも始めるかと思ったわ。

碓氷:大会委員長を買い被っていました。誠に申し訳ございません。

市河:今までなんで青バトの表舞台に出てこなかったかわかった気がするわ。

碓氷:大会委員長ぉ………めんちゃい☆

市河:やっぱり最後は我々で閉



??:さよならパワーボム!!



市河:!?

碓氷:我々で……なんですか?

市河:え?今の聞こえてなかった!?さよならパワーボムって…

碓氷:ん?ああ、いいよね、さよならポニーテール。

市河:無理矢理な聴き間違いだな!「ああ、『空も飛べるはず』カバーしたインディーズバンドだよね?」って程度しか知名度のない人たちをよく知ってんな!

碓氷:市河もよくツッコめたね。
   まあそれは置いといて、本当にあの人来たんだね。

市河:やっぱ聞こえてたんじゃねえか!!

〜〜〜

碓氷:それではまず、市河から最後の挨拶をお願いします。

市河:途中休みすぎた時もありましたが、6年半青バトの司会者を担当できてとてもいい勉強になりました。
   青バトはこれで終わりですが、これからまた会う機会がありましたら、その時はよろしくお願いします。
   ありがとうございました!

碓氷:じゃあ続いて僕が。
   300回の放送に8回のC大会。青バトがここまで大きな企画に成長できたのは、
   正直言って参加者の皆さんのおかげです。
   どんなに面白そうな企画でも投稿してくれる人がいなければ何も動けませんし、
   その投稿を審査してくれる人がいなくては放送まで辿り着けません。
   云わば長文企画は挑戦者が材料を調達して、審査員がそれを調理する。
   我々運営者はただそれを盛り付けたりお客の前に運ぶだけで、最後のおいしい所を戴いてるだけなんです。
   割合で言えば運営者が創作した部分というのはごくわずかで、
   青バトの大部分は参加者が一生懸命執筆したネタやジャッジペーパーで構成されています。
   それを終わりが近い今になってようやく実感できました。
   参加者の皆さん一人一人へ。本当に、ありがとうございましたっ!!

市河:……最後の最後でオマエ…イイ事言ったな。

碓氷:ああ、こーゆー普段だらしないけど要所をキメるキャラって人気出やすいからな。

市河:暴露したら意味ねーじゃん! じゃあ最後に、あれを。

碓氷:最後に、あれね。

市河:これからの長文を支えるのは、挑戦者の皆さんと、

碓氷:審査員の皆さん。

市河:そして……これ見ている

全員:あなたです!



市河:動画版もよろしく!


【第8回チャンピオン大会ファイナル結果表】  平均KB 771.8KB
出場者KB
灯風974
センチメンタルゼリービーンパニック930
ライジングブルー926
有機丸アポロ882
言霊連盟778
リーベルパウンド770
天体観測726
コントラスト702
月影連盟682
インタープラグ606
チキンハートブレイカーズ514
センチメンタルゼリービーンパニックは初ファイナルで高得点も2位。
ライジングブルーは2期連続の3位に終わり、ジャンバト+に続く戴冠とはならず。
有機丸アポロ、言霊連盟、天体観測は
いずれもファイナルの自己最高順位を更新したが王座には届かなかった。
青バト最終回は、灯風による史上初の2連覇という形で幕を閉じた。







あとがき