言霊連盟 前回に続いてのファイナルだ! |
チキンハートブレイカーズ ファイナル初進出だ! |
有機丸アポロ 2大会連続のトップ通過! |
月影連盟 初のファイナル決めた! |
インタープラグ こちらもファイナル初進出! |
惜しくもファイナル進出を逃してしまった皆さん
QQQ 618KB Q1:楽しませていただきました!! Q2:ありがとうございました!! 炭酸電池 418KB たん:悔いはないです! でん:今まで、お世話になりました! 劇団ヴァージニティー 678KB 牧原:うん、まあ、これも時代の趨勢。 またどこかでお会いしましょう。それまでさようなら。 HIGH−POP 326KB 小沢:この舞台に立てたことだけで幸せです。 伊上:明日からまた生きていきたいと思います。 小沢:スケールのデカさ whitewhite 734KB 安正:残念でした 前田:また来期、という言葉が使えないのが本当に残念です |
【ジャッジペーパー】(敬称略)上から、 |
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1組目 QQQ |
・お得意のリフレインネタで、構成や言葉の選び方などは相変わらずの一級品なのですが 今回のネタはいまいち純粋に笑える部分が少なかったというか、爆発力に欠ける印象でした(10点) ・勢いだけでネタは出来ません。 入りで期待させてこの展開。残念ながら、点数を入れる気にはなれませんでした。(0点) ・QQQさんの魅力は「実際にはありえないハズなのに情景が浮かぶ設定」と 「勢いの中に見える光るフレーズ(ビックチャレンジのネタから引用させて頂きますと、 「精一杯汗水流して働いて死んで生まれ変わりたいんですッ」など」だと思うんですが、 今回のネタではソレがあまりなかったかなぁと。 はっきり言ってしまえば、本当に単なる押し問答でしかなかったです。 ソレでも導入部からの本編の落差だとか、緩急の付け方がやはり上手かったので この点数とさせていただきます。(5点) ・バッカだなぁこれ。おもしろかったです。 ここまで空気感を操れるのは見事。 「Q1:なぁーんだよ〜ドラッグかよぉ〜。」 ここは誤植?それとも意図的……?(19点) ・簡素な話し言葉だけなのに場面の状況がありありと浮かぶ文章表現が面白かったです。 ツナ缶とマヨネーズなどの裏切り方が凄かったです。よくこんなアホな展開を思いつくなと感動しました。 ただ、楽しめるのが本当にその展開の裏切りだけで、後は文章力で誤魔化してる感じがして、笑える場所がとても少なかったです。 Q2や囚人との関係など不明な点もたくさんあるので、 その辺も目を向けて構成すれば、もっと笑いが取れる作品になると思います。(7点) ・間違いなく面白かったです。 二人がだんだん楽しくなっているのに比例して、読み手も楽しくなってくるようなネタでした。 どこが足りない、どこが余計だというわけではないのですが、点数を考えるときにしっくりくる点数がこの値でした。 強いて言うと、楽しさはあったものの笑いの量としては物足りなかったかと思います。 (だから良くない、ではなく、楽しませてもらったうえで必死で捻り出した理由です。)(13点) ・まーたジャジペの書きにくいネタを…。 途中2人が子供っぽくなるところがツボにハマりました。緊迫したシチュエーションでこれやられると笑わざるをえません。 どんどん話が脱線して最後は一緒にご飯で終結する展開もまたバカバカしいです。 ただ、先に挙げた子供っぽくなる展開のように、口調で誘う笑いをもっと作ってもよかったんじゃないかなと思います。 元々ボケの種類は少ないネタなので、言葉自体以外で笑いをとるとなると展開か口調くらいしかありませんので。(14点) |
2組目 whitewhite |
・読み終わった後に賢者モードに突入することが出来ました エディをマーフィするとか言う人を真面目に審査しちゃいけないと思いました この独自の世界をずっと突っ走ってもらいたいです。ファンです。(14点) ・なんだろう、淡々とした面白さがあるんだけども、あるんですけども。 whitewhiteさんのネタは基本このテイストなので、あとはオチへの展開や肝心のオチをもっと綺麗に持っていってほしかったなと。 たまにはもっと勢いづいてほしいです。 ちなみに「ブルースをウィリす」は筒井康隆の「発明後のパターン」と言う作品で同じようなのが出てきます。 もしご存じなければ、調べてみてください。(9点) ・なんでしょうか、この考えれば考えるほど訳が分からなくなるネタは。 まぁ、そもそも考えたら負けなんでしょうけども。 名前の活用の下りや「オブ」を変えたコトに対しての安正の指摘なんかはニヤニヤさせられましたが、 そもそものこのネタのテーマである紙コップで人を作るという内容のところはあまりハマりませんでした。 オチは良い感じに狂気を感じてスキです。(8点) ・会話のリズムが好きです。 淡々としたネタですが笑いどころもちゃんと用意してあるのはよかったです。 オチは急すぎるというか、理解を越えてポカンとしました。(15点) ・やっぱり面白いなあこの話。業界用語がいちいちツボでした。 紙コップを前にどうエディーマーフィを作ろうかと四苦八苦した次の瞬間に コップ4個でジョニーデップをいとも簡単に完成できる世界観が面白すぎます。笑いまくりました。 よく分かんない世界で繰り広げられる物語を、一切霧を増やさずに突き進む。 そんな潔さが作品から感じられて、とても読んでて気持ちよかったです。 ただ、最後の場面は少し唐突で、流れから浮いてるように思いました。 ただずんでるというボケは素晴らしいのですが、最後で変な方向に持っていかれるよりは、 もう少し早い段階でオチをつけた方が、気持ちよかったと思います。(13点) ・「最終問題」と同じく、whitewhiteさんのネタで特に好きなネタなのですが、今回のオチは個人的に蛇足・改悪だと思いました。 割としっかりしゃべりで構成されてきたネタの最後でいきなり異質な物を投入されたような感じで、 どっちらけで中途半端な印象しか残りませんでした。(13点) ・なんででしょう。ブルースをウィリすだけはホントに語感がよかった。使いたかった。 主にツッコミのセリフが必要以上に長くテンポの悪いところもありましたが、 全体的には想像力豊かな言葉を生かしたやりとりに大いに笑いました。 しかしながら、最後の映画宣伝のようなくだりが余計です。 元ネタがわからないのは自分の知識不足だとしても、ト書きによる説明も不足していて 舞台上での2人の位置や構図がいまひとつわかりませんでした。(14点) |
3組目 言霊連盟 |
・ストーリーコントって本当に難しくって、ストーリーもコントも両方面白くなければ成立しないんですよね さすがにベテランということもあって技術が素晴らしくストーリーなんかは起承転結がしっかりとしてるんですが どうしても爆発力に欠けてしまいますよね 一つの作品としては高評価なのですが、こういう大会ではもっと笑いを求めてしまう自分がいます。ごめんなさい(11点) ・減点の理由は、ネタの入りが多少冗長だということと、タイプミスと、人を選ぶネタだということ。 あとは文句ありません、見事です。(17点) ・あーなんでしたっけ。もともとこのネタを演じてたトリオの名前。まぁソコはどうでもいいですねw 一人一人のキャラの立ち具合だとか、話の運び方だとかは流石ですね。 さらに東雲だとかビビッドピンクだとかに言葉選びのセンスを感じます。 ただ、一発に欠ける気がします。全体的な水準は高い位置にあるのですが、 水準がずっと高いからこそ緩急もあまりなくダラダラした印象を受けただけに特に一発が無いのが響いてしまったのかなぁと。 にしても、スタバネタカブったなぁ・・・。別のブロックでよかったw(15点) ・会話の中で一ヶ所、名前が淳のままのところがありますよー。 話としてのおもしろさはあるのですが、ボケという点ではパンチ不足なのかなぁ……と思います。 まほと栃城が結託し始めてからは盛り上がっておもしろかったです。 最後のオトし方は好きなんですが、肝心のダジャレは気が利いてないような……。(13点) ・小さな劇場で演じる用のキッチリした脚本という感じがしました。文章力はかなり高い作品だと思います。 ただ、印象が薄い。思い浮かんだボケを考え無しにどしどし詰め込んでる感じがして、物語が薄っぺらかったです。 まずキャラが安定してない所が不満でした。槍沢は最初の典型的なダメ男が必死に言い逃れていく様子が面白かったのに、 後半はなんか普通の対応しかしていなかったので物足りなさを感じてしまいました。 もっとみっともないくらいにダメ男を押してほしかったです。 まほは実はカリスマの宗教勧誘者だということが明かされますが、 そうなると最初の純粋で屁理屈を信じやすい性格と矛盾が生じてしまいます。 なぜ純粋な子のフリをしてまで槍沢を今まで自分の宗教に勧誘もせず養っていたのかという理由が明かされないと、 もう前半と後半のまほは全く別の人でいいんじゃないかなと思ってしまいます。 3人で舞台に立つんですから、しっかりその3人がどんなキャラクターなのかを確立させてからストーリーを作ってください。 自分思うんですが、このコントは4人でやった方が面白いと思います。 ヒモ男と純粋な恋人と宗教勧誘者二人で展開して、 恋人がコロコロと二人の意見に乗せられてそれをヒモ男が止めに入るというのがしっくりくる形式だと思います。 そうすれば「純粋な恋人は実は宗教勧誘だった」なんて無理矢理な裏切り展開よりも、もっと楽に話を広げられると思います。 それともう一つ思ったのが、すごく間延びを感じてしまいました。 まほは実は宗教勧誘だったという展開以降インパクトのあるものが少なくて、 ただカルトな事を言いあってるだけに見えて非常に退屈でした。 特にまほと栃木が手を組んだ所以降は本当にただ思いついたことを喋ってるだけに見えて、読む気が薄らいでしまいました。 実際の舞台で見たらもの凄く飽きると思いますこの場面。喋るだけで終わるんじゃなくてもっと動きがないと面白くありません。 部屋にある道具を使うとか、宗教的な踊りを踊るとか、時間を経過させるとか、いっそのこと部屋から出てみるとか、 そういう展開に工夫を加えないと、何をダベったって面白くありません。 槍沢も実は別の宗教団体に入ってたとか、喋ることよりもっと展開で笑いを取って欲しかったです。 非常に練り込んで作った文章だということは分かるのですが、 読み手に飽きっぽいと感じられてしまったらどうしようもありません。 書くのに夢中になるのではなく、「ここでこんな裏切り方をしたら読んでて楽しめるんじゃないかな」 などと少し斜めに考えながら書くようにしてみてください。(6点) ・3人それぞれの個性が立っていて、まさにお手本のようなコントでした。 序盤の電話のくだりの必要性があまり感じられなかったのと、 後半ちょっと笑いが落ち着いてきてしまったのが気になりました。(17点) ・まほが新興宗教の信者で栃城と競り合うって展開はよかったです。槍沢は興味ないのにどちらも真剣という温度差が特に。 丁度栃城のセールスが手詰まりになってきたところでしたからタイミングもバッチリでした。 と、言えば満足な出来に聞こえますが、悪く言えばそこがピークで後はほとんど下り坂、下がる一方でした。 栃城とまほが共闘関係を結んだあたりからでしょうか。 まほがホントの脇に回って実質2人だけの会話になってしまい、序盤の展開とあまり変わりなくなってしまいました。 せっかくヒートアップしてきたところだっただけに残念です。(13点) |
4組目 HIGH−POP |
・不条理コントというか、雰囲気モノのコントですね 肉屋でウインナーを買うくだりとか凄い面白いんですけど、ちょっと全体的に笑いが少ない印象 文章力や表現力を十分にもってるからこういうネタが書けるのですが、まだ荒削りな感じ 今後の発展を楽しみにしています(7点) ・何を持って笑わせようとしたのかが分からない。 こういうネタ自体はなくはないんですが、笑いのポイントが一つも入っていないのではどうしようもありません。(0点) ・ごめんなさい。まったくもって笑えませんでした。 なんとなくやりたいことは分かるんですが・・・。本当に「やりたい」だけで、 方向性も定まらないままにネタを書いたんじゃないんですかね?ボケが悪い以前の問題です。 そもそも、ボケもボケ自体あったのかな・・・?というレベルです。 この手のネタは「何故小沢が訪れた店が不幸になってしまうのか」という理由付けが肝になっているハズなんですが・・・。 まったくそこに触れずに終わってしまっているのが一番の原因かと思われます。 びっくりドンキーの件に納得したので、0はつけませんでした。(1点) ・すごく、掴み所がないというか………あれ、これだけ?って感じが。 方向性はわかるんですが、「面白い」と言えるまでにはなっていないと思います。(6点) ・とにかく不幸なことが起こる商店街という設定は面白かったのですが、いかんせん物語として薄かったです。 全ての話がそれぞれで完結してしまい、特に大したストーリーもなく、話も繋がらないまま終わってしまったので、 こういう類のネタにしては感じる刺激が足りませんでした もっと話を複雑に絡ませてほしかったです、時計屋に八百屋が入るとか、主人公にも何か秘密があったとか、 もう少し展開を考えてみてください。 郊外の大型店の存在など最初に出てからその後一切出て来ない情報なども盛りだくさんだったので、 もっとその辺の存在も活用してストーリーを作り上げてほしかったです。 オチも商店街が突然潰れましたではなく、どのような経緯で商店街が潰れてしまったというのを書いた方が、 より物語に深みが出ると思います。 全体的に見てもまだまだ深められる所はたくさんあるのに、非常に勿体無いことをしてる作品だと思います。 「ソーセージも自動ドアに反応する」「キャベツの心がスポーンと抜ける」など面白い表現はたくさんあるのに、 その表現だけで無理矢理笑いを取ろうとしてる作品に見えてしまいます。 せっかく面白い世界を作ったのですから、それを淡々と書き進めるのではなく、 もっと展開やら物語やら人物関係やらをしっかり考えながら完成させてください。 そうすれば表現も面白く物語りも面白く印象もべったりと強いというコントとして最高の形になると思います それと気になったのですが、商店街の人間は皆家族とか親戚なのでしょうか? 名前も同じで性格も雰囲気も全く同じだったので、全員が全く別の人だと思えなかったです。 家族なのでしたら、家族という設定を隠さずに表に出してください。 家族でないのでしたら、もっと性格を変えたり行動を変えたりするなどして書き分けてみてください。 そうすれば話がもっと賑やかになると思います。(5点) ・どういう笑いどころを意図しているのかわかるような、わからないような… わかったとしてもそれが面白かったのかどうか… なんだかもやもやしたまま終わった感じでした。(3点) ・読後の感想は「え?終わり?」。 身の回りに不幸を起こす人間、という設定からなにか始まるのかと思いきや、設定説明のプロローグの段階で終了。 笑いどころがまったくないわけではないですが、さすがに設定の説明だけ、 それも並列的なやりとりを3つ並べたものでは厳しい評価を下さざるをえません。(2点) |
5組目 チキンハートブレイカーズ |
・読んでてなんとなくですが、悲しくなるコントでした 作者の就職活動がよっぽど苦しかったのだと思われますが どうしてもボケもツッコミの形もワンパターンになってしまうのが惜しいなと思いました あと、この娘さんは良い子だなぁと思いました。嫁にくれ(10点) ・斎藤君、娘さんのことは大事に思ってるんだなぁ。(笑) こういう淡々としつつも時折とんでもない方向に進んでいくコント、好きです。でもツッコミの切れ味が少し弱かったかな?(10点) ・娘の両親へのいなし方といい、一度も斉藤がしゃべってないのに しっかりと斉藤の存在が認識できる文体といい、かなり上手い書き方だと思います。 ただ、ボケの切り口の方向が一辺倒なのと、オチ前に父を野放しにしたっきりなのがマイナスポイントかなぁと。(16点) ・キャラがコミカルでおもしろい、ですけど……この家族のバックグラウンド重すぎるでしょ。 精神科とかまでいくと、ちょっと僕はヒキます(11点) ・終始安定した破壊力を出していて、ずっと笑いっぱなしでした。好きですこのコント。 父親の妄想が危ない方向へエスカレートしていく馬鹿さ加減が面白すぎます。 この強烈なキャラをしっかり暴走させずに抑えられる文章力が素晴らしいです。 結婚相手を出さずに両親二人がガンガンボケまくるというコンパクトな構成が面白さをさらに引き立ててくれました。 本当に完成度の高いコントだと思います。 ただ、娘のツッコミが少し悠長だったので、もっと短く切り捨てるようにツッコんでくれたら、 さらに読みやすい文章になっていたと思います。 もっとコンパクトに纏めてみることを考えてみてください。 そうすれば何度でも読み返したくなるような作品になる筈です。(17点) ・3人+斎藤君の構図自体もうらやましい位はまっており、なおかつボケがしっかりその構図にはまっていて面白かったです。 ただ娘のツッコミが空回っている部分・イヤミ寄りなツッコミが笑いを通り越して煙たくなる瞬間がありました。 読んでいる側の捉え方にも問題はありますが、もっと誰も傷つかないボケに寄せても良いのではないかと。(14点) ・いいですね、見えない斎藤君までいきいきしてるようで書き方がうまいです。 あんな両親に振り回されることなく最後まで娘と斎藤君が壊れることなくまとまったのも個人的にはよかったです。 その冷静さがあってこそ狂気じみたボケが生きるってもんです。 でも、父と母のキャラに明確な違いがあった方がボケや展開の幅が広がったんじゃないかと思います。 最終的には母も父のような性格になるってのは構わないのですが、元のキャラがそこまで強くないので。 あと、精神科だと自己破産だの生々しい表現を多様されて後半は笑えなくなってきました。 それ自体はタブーってわけじゃないですよ、実際多くの人が使ってる言葉ですし。 ただ、しつこく榊原君と呼ぶとか虚言癖とかヒステリックとか、ホントよくありそうなモノですから……ね。 ツッコミがもうちょっと表現豊かに両親のボケをあしらってくれれば解決すると思います。(11点) |
6組目 有機丸アポロ |
・ツカミからこれは面白いパターンのコントや!ってワクワクしながら読んでたんですけど その予感は当たりましたね。2人のキャラがとてもよく出来てます。 後半やや失速というか、もう一つ二つ展開があればもっと良いんですが はっきり言って、青バトでなかなかオンエア出来ない投稿者の方の見本となるようなキャラの書き方ですよね もう通常回が無い中、こんなコメントをされても困りそうですね。特に銀さんが(15点) ・減点要素が見つからない。構成、ネタ、オチ。完璧です。 個人的に一番好きなところは「俺の最期の言葉、息漏れって。」です。(笑)(20点) ・とんでもない設定なのに、ボケツッコミ文章力構成全てがその設定に負けていません。 これぞ設定勝ち、いや設定大勝ちなんじゃないでしょうか。 「ウンコだってきっと尻に戻りたいと思ってんだから。」なんて素晴らしいですよ。えぇ。 オチもコレ以上の正解はないでしょうね。感服です。(20点) ・毎度穴のないコントですわぁ……オチ大好きです。 おもしろかったですが、全体的に落ち着いていたかなあ、とも思いました。(17点) ・シリアスな状況を間の抜けた語りで淡々と進めていく様子がメチャクチャ面白かったです。想像して笑えるネタだと思います。 表現や言い回しも完成度が高く、飽きずに読むことができました。 「ウンコだって一度体外に出ちゃったら戻れないじゃん」とかこんな表現日常で使ってみたいです。 特に先輩の卑屈っぷりの表現の仕方が素晴らしかったです。 「お前ふざけんなよ」と言われて読み手を一切不安な気持ちにさせな言い回し方に感動を覚えました。 ただ物語をあともう一編盛り上げて欲しかったです。先輩が生き返って後輩が死んだままになるとか、 もう一つ違った展開を入れて欲しかったです。 会話だけでも充分面白い作品なのですが、それでは物足りなさを感じてしまいます。 もう少し物語を重点的に置いて書いてみれば、より印象に残りやすいコントになると思います。(14点) ・有機丸アポロのコントらしさというか、設定勝ち感の強いネタでした。 設定だけ、という事もなく設定にちゃんとボケを伴わせていたと思います。 強いて言わせていただくならば、後半のオチにかけての部分でちょっとだれかけた気がします。(16点) ・こういうベタなシチュエーションをぶち壊す設定好きですよ。 先輩が終始殺されたことを根に持つあたりこの設定じゃないとできないボケだよなぁとか思ったり。 お茶入れから理想の死に方にかけてのくだりのボケが他に比べ弱い気がしましたが、満足のネタでした。(17点) |
7組目 炭酸電池 |
・オーソドックスというか、基本中の基本のようなコントでした 基礎がしっかりしていて、やりたいことは十分に表現できているんですが、それを乗り越えるインパクトが欲しいですね 良いボケとあれ?って感じるボケが4:6ぐらいの割合なんでせめて8:2ぐらいの感じで見たいです 曖昧なジャッジペーパーでごーめんなさい(10点) ・言葉選びはそんなに悪くないんですが、構成が何一つ出来ていません。 やりたいことはわかるので、もっと普通の会話の上にネタを乗せた方が良いと思います。(2点) ・ツカミでまず大ゴケしてますよね。何故これを選んでしまったのか。 ツカミから携帯の話を切り出すまでのセリフの必要性がまったく感じられません。 そして、そのツカミ含め、ネタ全体を通した統一感がまったくありません。文字通り「書き殴った」んでしょうけども。 「ガンガン学生股割」の字面の破壊力に免じてこの点数で。(2点) ・おもしろいボケと、あまりにベタなボケが混在していて、なんとなくネタにまとまりがないように思いました。 おもしろいボケはおもしろいと思うんですがね……(10点) ・だんだんでんさんも変になっていくというシステムが面白かったのですが、少し足の突っ込み方が不十分だと思いました。 高橋をジャスティスと読むからその後のでんさんの言動に期待したんですが、ギリギリ常識人の範囲で留まってしまい残念でした。 変なキャラにするなら、もっとガラッと豹変させてください。 おそらくこの豹変の具合によってこのコントの面白さが決められると思います。 別の有名人のメアドもサービスするとか、でんさんの変わり者っぷりが引き立つ話を後半にもっと組み込んでみてください。 全体的に会話中心だったので、コントとして凄く印象が薄かったです。衝撃が足りません。 もっとたくさん、動きをつけて笑える展開や、店長のような別の人間が出てくるボケを組み込んでみてください。 そういった迫力がなければ、いつまでもこのネタは影が薄いままだと思います。(4点) ・確かMM−1でも見た作品だと記憶しているのですが、ボケの入ってくる頻度は適切だったと思います。 ただボケがなかなか心に響きませんでした。 設定そのものに捻りはない以上、「こういうボケを思いつくのは羨ましい」と思わせることができるかが重要だと思うのですが、 今回はそれがなく、淡々とボケが消化されていくような感じでした。 また、これも以前指摘したかもしれませんが、たかはし⇔ジャスティンのくだりは明らかに蛇足でした。(6点) ・やりたい放題、というより単にまとまりのないネタでした。 店員も客も態度がコロコロ変わって(態度の変わる理由や原因が不明)、 保護防止機能や股割など言葉遊びの面白いボケもあるんですが、 ところどころツッコミ不在でおいてけぼりな展開についていけませんでした。(4点) |
8組目 月影連盟 |
・面白かったです。このネタは個人的に思い入れもあるし、じっくり採点したこともあるんでコメントは割愛 で も あ な た は ま だ 本 気 を 出 し て い な い ファイナルではなつくさんらしい新ネタ期待しております(16点) ・やりたいことはわかるんだけどなぁ……ボケが何一つ刺さらない。 ギャグ的な単語を入れれば面白くなるかと言うとそう言うわけではないです。 題材はありがちながら展開にメリハリはあるので、もっと一つ一つのネタを丁寧に選んでほしかったです。(1点) ・もう何も言う必要ないですよね。流石です。 正直最近かたっくるしいネタが続いていたので個人的にはう〜んってカンジだったんですが、 今回のネタはやわらかめで読み手にしっかり配慮されていたと思います。 後は、最後の件で自分がやってみたかったコトを先にやられてしまったな、ってトコですかね。(20点) ・おもしろかったです。安田がここまでアホだと見てて気持ちがいい。 最後の漫画は、今までのボケの入れ方うまいなーと思う反面、詰め込まれすぎて頭にあまり入ってこないものもありました。(18点) ・前に見たときよりも真っ黒いオーロラがパワーアップしていて、 轢きつけられながらも心をえぐられるような作品になっていました。 特に最後の漫画の完成版は丸の内のズブズブの表現が凄く、圧倒されました。 中学時代の思い出がフラッシュバックしました。 4点から1点に下がったり結局微生物の勉強しかできなかったりとストーリーに沿ったボケも威力が強く、爆笑しました。 これほどのボケのレベルとキャラのドロドロさが巧みな表現で混じり合った文章は、なかなか見れないと思います。 村人とニューハーフのボケにどうしても違和感を感じてしまうこと意外は満足して読めました、面白かったです。(17点) ・最初に提示したくだりを崩し、最後一気にまとめるというコントは何度か見たことあるのですが、 その中でもこのネタは崩し方が潔いというか、バカバカしさ全開で気持ちよいほどでした。 唐突なeastern youthに戸惑ってしまったり、ネーミングなどがそれほどはまらなかったなど、 ごくごく些細なことがどうしても気になってしまったのですが、面白いのは間違いなかったです。(16点) ・「『優子』はジミをやっていたのか! オレも採ってみようかな! 家に帰ってお父さん、いや、お義父さんに頼んでみることにしよう!」 コピペ乙!! 誰もが思ってた、でも深くは手を出さなかったであろうあるあるネタを盛大にイジりましたねこれは。 後半のジミ漫画は今回一番笑いました。もう自由でアホらしくてばかばかしくて。 でもこんだけ突拍子ない言葉で展開できるのは序盤でしっかり設定を説明したから、 中盤で伏線を張りまくったからこそ使うことが許されるボケなんですよね。 唯一、腑に落ちなかった点はオチ。 漫画の後に朝倉と安田による会話(最悪「どうですか?」「ええやん」とか)を2,3行入れた方がスッキリ終わると思います。 結構ベタなオチだからあえてそれを避けたということも考えられますが、 このテの物語オチは、夢オチのように今までのは全部物語でしたよーってノリでよく使われているので、 最初から作家と編集者という人物を出してるこのネタなら何の違和感もありません。 それと、最後の「皆も一緒に、進研ジミやろうぜ!!!」も前の文との繋がりがなく無理矢理です。 とまあ、まるで低得点でもつけたようなジャジペですが、大満足の19点です。(19点) |
9組目 インタープラグ |
・こちらも正統派コント。2人のキャラも生き生きしているし、読みやすく笑えました ただボケがちょっとワンパターン気味。熊意外でもっと笑わせられたり、展開が出来たら 完成度がグっと上がるネタだと感じました(13点) ・面白い展開だったのに、いちいち余計な言葉が多すぎる! せっかくテンポよく進んでいるのに、ツッコミやボケが冗長になりがちです。 長い文章と短い単語を効果的に取り入れるといいのではないでしょうか。(8点) ・通常回ならば問題なく満点付けるんですが、 今回は有機丸さんと月影さんよりは少し劣るかなぁというコトで相対的に少し点数を引かせて頂きました。すみません。 減点した理由ですが、もちろん文章力は前述の2組にも劣っていないのですが、 万人受けとした観点からみると「水垢離」「なめとこ山」がちょっと引っかかるかなぁと。(19点) ・爆笑できるネタではないんですけど、要所要所で笑いどころがあって、二人のキャラがはっきりしていて、面白かったです。 インタープラグさんのおもしろさが全面に出てたと思います。(16点) ・べ、ベタな話ですね・・・いや、まあ、凄く分かりやすくて良かったんですけど、 もう何度も色んな作品で見てるシチュエーションですから新鮮味が全然足りなかったです。 しかも何か変わった展開をするのではなく、妹のためだとかバイトして金貯めたとか、 もう本当ヤンキー漫画なら一度はある話だろうなと思える展開続きで読んでて少し心配になりました。 もう先輩のギャップだけで笑いを取るのはキツイと思います。「実は優しい」って設定だけではお笑いとして成り立たないと思います。 だから後輩のキャラクターでこの作品の面白さが決まると思ったんですが、どうもキャラ付けが弱い気がします。 もっと後輩は先輩にガンガン冷淡な罵りを浴びせちゃった方がいいと思います。 「先輩をおちょくる事が楽しい」という設定を全面的に出せば、かなり新鮮味が感じられるネタになれる筈です。 それと文中に出てきたバイトの話で広げてみた方が面白いかもしれません。 たまたまファンシーな店に入った後輩がそこでバイトしてる先輩と出会うみたいな、 その方がインパクトを感じられる展開になると思います。 設定を掘り下げていけば新鮮味を感じられる展開が見つかる筈です。 どうすれば「もう何どもこの展開見たぜ」という人にも面白さを感じてもらえるのかということを 考えながらまた書いてみてください。(7点) ・情景が浮かびますし、ボケもしっかり用意されているのですが、 やはりどうしても相対的にインパクトの強い他の出場者のネタに埋もれてしまっている印象を受けてしまいました。(11点) ・あまり大きくは展開されていないネタでしたが、そこはボキャブラリーでカバーした、という印象を受けました。 いやホントに八神のツッコミが言葉巧みで巧みで。 シンプルだけどちょっと変わっていて、テンポもいいから読んでて気持ちいいです。 ただ・・・なんでしょうね・・・なにか物足りないです。 設定もボケも展開も、それなりに面白いんですが、そこから突き抜けたモノがありません。 設定から大きく逸脱したボケがいくつかあればいいアクセントになると思います。(14点) |
10組目 劇団ヴァージニティー |
・暴れまくったネタでしたねぇ〜 これだけ好き放題やると案外軸がぶれちゃって冷めちゃうようなコントになりがちなとこですが さすがはベテラン。ほぼ完璧なネタ運びだったのではないでしょうか 個人的な好みで軽くマイナスしちゃう構成でしたが、ファイナルでは堂々と優勝候補として頑張ってください(17点) ・なんだろうなぁ、パロディにしないならしないで完全に別物にしてほしかった。 いつものヴァージニティさんらしくない言葉選びで、展開もぐだぐだになってしまった感があります。 ストーリーに定評のあるヴァージニティさんだからこそ、もっと丁寧にネタを仕上げてほしかったです。(0点) ・相変わらずの上手さはあるんですが、今回は「あれ?」と思うぐらいボケの手数が少なかったです。 最初に「4億」と提示した上で「2億」→「1億9999万9950円」と発表してしまったせいで次のボケが見えてしまうという構成の問題もありました。 ワザとかもしれませんが、ソレにしては特に効果はなかったかと。 オチも尻切れトンボですし、なんというか、「らしくない」ネタでした。(11点) ・桃太郎ネタなのに、斬新というか……これなんでこんなにおもしろいんですか。 個人的には最初の爺さん婆さんの会話が一番好きです。 その分、事務所に入ってからはあっけなかったかな、とも。(19点) ・桃太郎とヤクザ話を混じり合わせたのは面白かったのですが、それだけの話だったと思います。 読んでて色々疑問が沸いてきました。なぜ度胸試しと言って 自分の組へ息子を行かせた爺さんが結局全てを何事なく解決させてしまうのでしょうか。 例のブツとはなんなのでしょうか、なぜ桃太郎は池に尻だけ浮かんでたのでしょうか、なぜキジだけ50円で雇ったのでしょうか。 設定は面白いのに、ストーリーに色々疑問が沸きすぎて、結局何がしたかったのかが良く分からなかったです。 もっとシークレットな部分を明かして物語の全貌を見せてください。 脳内補間するのにも限度がありますし、今のままだと笑いまで時間がかかってしまいす。 せっかくキャラクターが面白かったのに(特に桃太郎の言動)グダグダなストーリーで台無しになってると思います。 もっと構成を考えてください。(5点) ・コントとしてのまとまり、完成度は高かったです。 ただ桃太郎の性格が悪いというのはなんだか既視感があって、ボケ全体も見覚えのある範囲に収まっていた印象を受けました。(10点) ・桃太郎ネタの可能性を見た、という感じのコントでした。 物語の基本はしっかり抑えつつも、違和感のない範囲でアレンジや脚色を加えて面白くしてます。 安易に余計なキャラを出さずに原作にいるキャラだけで笑いをとろうという姿勢も個人的には好評価です。 それが15点分。足らない5点分は、無駄な設定や辻褄の合わない設定が多かったことに対してです。例えば、 ・何も生かされなかったおばあさんが資産家の娘という設定 ⇒最後の相続人のくだりは別におじいさんでも問題はなかった ・持ち帰った謎の袋の正体 ⇒謎のままにするにしても、「これじゃないかなぁ?」という描写は欲しかった ・サルの設定すべて ⇒(踊りで)翻弄する、はずが… というフリにしてもボケが弱いです といったところです。(15点) |
見事ファイナルへ進出した皆さん
月影連盟 874KB 残念な幼馴染、デブ、異臭、水商売、これはガチ 言霊連盟 774KB 槍沢:勝ちましたね……。 栃城:ここまできたら、勝つしかないでしょ。 槍沢:そうですね。最後のチャンピオンにふさわしいネタを持ってくるので楽しみにしていてください! チキンハートブレイカーズ 754KB 小笠原:頑張ります。 塩田 :頑張りまんこ。 小笠原:死ね。 野沢 :キャノンなちんこ。 小笠原:死ね。 塩田・野沢:合体してセ 小笠原:死ね。 インタープラグ 750KB 八神 まさかのファイナル進出ということでね!ビックリしました!! 綿谷 ファイナル用のコントをセミで使っちゃったんですよね。 八神 う〜ん・・・どうしよう・・・。 有機丸アポロ 954KB 出雲:ホッとしました。ガチでホッとしました。 遠山:そろそろ俺達もデカい何か取ってもいい頃だよな? 出雲:色んな方々に一泡吹かせますよ!! |
出場者 | KB | C大会 | ||
有機丸アポロ | 954 | 2大会連続2回目 | ||
月影連盟 | 874 | 初出場 | ||
言霊連盟 | 774 | 2大会連続5回目 | ||
チキンハートブレイカーズ | 754 | 2大会ぶり2回目 | ||
インタープラグ | 750 | 初出場 | ||
whitewhite | 734 | 初出場 | ||
劇団ヴァージニティー | 678 | 2大会連続2回目 | ||
QQQ | 618 | 3大会ぶり3回目 | ||
炭酸電池 | 418 | 初出場 | ||
HIGH−POP | 326 | 初出場 | ||
百鬼夜行以来、2組目となる2大会連続セミ1位を有機丸アポロが達成。 言霊連盟も2大会連続でファイナル進出となった。 一方、初進出は3組。有機丸アポロに次ぐ高KBを出した月影連盟、 2大会越しの悲願叶ったチキンハートブレイカーズ、 C大会の舞台でも大物食らったインタープラグ。 生粋のコント師3組がそれぞれファイナルへ駒を進めた。 惜しかったのはwhitewhite。あと少しという所で涙を呑んだ。 劇団ヴァージニティー、QQQはファイナルに帰ってくることはできなかった。 苦いC大会となった炭酸電池とHIGH−POPだが、通常回では大いに盛り上げてくれた。 |