第300回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位5組の発表です!

whitewhite  (4位)
リベンジ達成!


月影連盟  (1位)
堂々の6連勝!


モンスターゲート  (3位)
初オンエアおめでとう!


HIGH−POP  (1位)
今期3勝目!


トリックル  (5位)
こちらも初オンエア!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

月影連盟    (6/6)
コント/帝国直下 第十五狭閃師団の紛糾
何だか複雑でよく分かりませんでした(4点)
むずかしい漢字が多くて読めませんでした(1点) 今期合計なんと1503KB!月影連盟!

伝 令

「バ ー ナ ビ ー 将 軍 以 下
 第 十 五 狭 閃 師 団 中 佐 3 名 ヲ
 無 期 限 ノ 謹 慎 又 ハ 譴 責 ニ 処 ス 」







第二十一狭閃師団基地


軍曹「第十五狭閃師団と言えば、あの軍一屈強な…

少佐「そうだ、帝国随一を誇るバーナビー将軍の師団…
   まさかあそこの上層部が無期限謹慎とは、
   国は一体何を考えているのだ…」







第三十四狭閃師団基地


曹長「准将!大変なことに!」

准将「うむ、聞いた…まさかあいつらに限って…
   あそこの中佐は強固且つ優秀なメンバーが揃っている、
   まさか国を思う気持ちが裏目に出て謀反を招いたか、
   そうでなければ何だというのか想像も付かん……
   …国は今、どういう方向に向かっているのだ…」






第五狭閃師団基地


伍長「中尉、第十五狭閃師団とはどんな部隊なのですか?
   謹慎一つで此処まで国が揺れるとは、ただ事じゃないと…」

中尉「…まぁ知らないのも無理はない、
   あそこは戦地に置いても一切の油断と隙を見せず、
   おぞましいまでの信念と執念で名を轟かせたSクラスの隊だ。
   任務以外において一切その姿を見せず、
   常に基地内で謀略をめぐらせているとも言われている。
   そのために"覆面部隊"との別名を付けられ、
   国は勿論、近隣諸国からも脅威の部隊と見なされているのだ…」

伍長「…確かに、そんな隊が謹慎とあってはただ事じゃないですよね…」

中尉「あそこを束ねる指揮官バーナビー中将は別名"将軍"の名を持っており、
   巷では"アドルフ・ヒットラーの再来"とも言わてれる鬼兵だ。
   あの部隊をナチスに置き換えるなら、バーナビー中将がヒットラー、
   レイブン中佐がゲッベルス、ゴドノフ中佐がゲーリング、
   そしてシドニー中佐がシュペーアと言ったところだろう……」








1 日 前



第十五狭閃師団基地






将軍:…了解しました、大将殿。

大将:…頼むぞ、お前の部隊への信頼度は帝国一だ。
   Sクラスの任務とは言え、お前達なら軽くやってくれるだろう。
   帝国繁栄の為、その硬派な姿勢を貫いてくれたまえ。

将軍:心得ました、大将殿。我々に一任を。

大将:うむ、任せたぞ。今回の任務には大元帥殿も大変目を見張らせている。
   …それでは、休憩時を邪魔したな。失礼する。

将軍:はっ、御足労をかけてしまい申し訳御座いません。







(ガチャ)







レイブン中佐:…………帰ったようです。

    将軍:…………ああああーーーーーーぁぁぁぁっっっ、だりぃぃぃぃぃぃい!!!!
       眠ぃぃぃぃいいいい!!!腰痛ぇぇぇぇぇええええ!!!

シドニー中佐:…しょ、将軍っ!そんな大きい声出すと聞こえちゃいますよ!ひぃぃぃっ!!

    将軍:あぁん?今なんて言った?

シドニー中佐:ひぃぃぃっ!!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい

    将軍:かったるいじゃん!任務とかさぁ!
       他の部隊のやつらに任せればいいのに、毎回俺らのとこ持って来るし…
       先月買い占めた大量のプリンも冷蔵庫から消えてるし、
       オマケにワイドショー見ながら食べようと思って置いてた煎餅も跡形ないし…テンション下がるわー…
       ……で、今回の指令は何なのよレイブンちゃん?

レイブン中佐:人をちゃん付けで呼ばないでください。ぶち殺しますよ。
       えーっと今回の任務は、近隣の国"ドラコニフ帝国"の"バスクード准将"の暗殺ですね。
       いつも通りの他愛もない仕事かと。

    将軍:い、今一瞬信じられない言葉が聞こえたけど…。
       まぁいいや、それより任務まで暇だなぁ。
       ゴドノフ早く帰ってこないかなぁ。



(ガチャ)




ゴドノフ中佐:ただいま帰りました!将軍殿!

    将軍:おぉっ!帰ったか!「噂をすれば箱の中身はなんじゃろな」ってやつだな!

レイブン中佐:全然違いますよ将軍。部屋の隅っこの方で爆発してください。
       それよりゴドノフ、例の件どうだった?

ゴド:…うん、やっぱりしくじったらしいよ。
   それどころか、一人も殺れなかったらしい。
   参謀力の強い第六狭閃師団だからある程度の期待はしたけど、
   全くダメな計画だったみたいだね。
   これじゃ帝国が衰退するのも無理ないよ。

レイ:なるほど、まぁ大方予想通りだな。
   これで第六狭閃師団の評判はガタガタになったわけだ、
   やつら、ヤケになって何をしてくるか分からない。注意しないとな。
   この件、将軍はどうお考えになります?

将軍:難しい話はやめて七並べしようよ。

ゴド:いや真面目に聞けよ!!

レイ:将軍、蜂の巣になりたいんですか?

ゴド:こらレイブン!!お前将軍殿に向かってなんて口の聞き方を!!

シド:そ、そうだよレイ!いくら頭が悪いからって、将軍殿は敬わないと!

ゴド:お前が一番キツイな!!

将軍:もういいよ!俺のハートは既にボロボロだから許して!
   …まぁ結局、俺たちの部隊以外は無能だってことなんだよ。
   第六狭閃師団も、その程度だったってことさ。
   俺たち4人を筆頭に、優秀な兵が役一万人、
   我らが第十五狭閃師団は向かうとこ敵なしだからね。だれが頭悪いじゃ!!

シド:ひぃぃぃっ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい

ゴド:…あ、それでは、そろそろ時間なので私とシドニーは夜警に出ます。
   レイブン、将軍の面倒頼んだよ。

レイ:分かった。ビシビシにしごいておく。

将軍:なんでそうなるの!?

シド:じゃぁ、行ってきます。ひぃぃぃっ!!




(ガチャ)




レイ:行っちゃいましたね、将軍。…将軍?

将軍:なぁ、レイブン。俺は考えてるんだ。この師団の行く末について。

レイ:将軍がえらく真面目だ。明日には帝国が滅びているだろう。

将軍:俺の影響力どんだけだよ!たまには俺だって悩む事もあるよ!
   …で、行く末だよ。この師団の。
   "覆面部隊"なんて名前付けられて恐れられてるけど、
   本当に他の師団や国からも一目置かれているかが凄く気になるんだ!

レイ:まぁ確かに、悩むところではありますね。
   でも明日には帝国は滅びるからいいんじゃないですか?

将軍:どれだけ俺が不真面目じゃなきゃいけないの!?
   …やっぱり師団の長たる者、統率する団の将来を見据えるのも必要不可欠だと思うからね。

レイ:どこかの指揮官ブログからの引用ですか?

将軍:俺はちょっと難しい単語を使う権利さえないのかよ!
   …とにかく!その為に色々な作戦を考えてみたんだよ!聞いてくれる?

レイ:将軍が1年分買い置きしてたプリン、
   我々が全部食べたこと許してくれるなら聞きましょう。

将軍:……あれやっぱりお前らかよ!!どっさり置いてたのに1日で全部無くなってたの!!

レイ:前回の任務の後は師団の全員でプリンパーティでした。
   将軍、スヤスヤ寝てたでしょ?

将軍:確かに!前の任務の後はやたら眠くなって寝てたけど!
   …もういいよプリンは。また買えばいいし。

レイ:さすが心が広いですね。作戦、聞いてあげましょう。

将軍:めっちゃ上から目線…。俺より階級4つ下なのに…。
   まぁいいや、その作戦っていうのは、
   師団の中の誰かを、他の師団にスパイとして送り込む事なんだ。
   で、そのスパイに、第十五狭閃師団の噂話とかをそれとなく聞いてもらう。
   本当に俺たちが脅威の部隊と見なされているのか、
   本当の顔が知られていないかを確認するためにね。
   噂通りならそのままでいいし、
   もし間違った情報が流れてるなら訂正をしてもらう。どうだろう!?

レイ:難しい話はやめてばば抜きしましょうよ。

将軍:復讐!すごい露骨に復讐!心に突き刺さった!

レイ:私の気持ちが分かってもらえればそれでいいんですよ。
   で、スパイですか。もし失敗すれば謹慎も免れない事態ですが、
   まぁその時は将軍一人の首で耐えてもらいましょうか。
   作戦の詳細をお願いします。

将軍:話をスイスイ進めんといて!俺が一人で責任負うパターンで進めんといて!

レイ:師団の長たる者、やはりそこは1万人分の責任を負って颯爽と去らないと。

将軍:荷が重過ぎるよ!いくら上官でも限度ってあるでしょうが!
   責任云々の話は置いといて、とりあえず詳細を聞いて欲しいんだ。

レイ:前回のプリンパーティの前に将軍が飲んだオレンジジュース、
   我々が睡眠薬を混ぜたことを許してくれるなら聞きましょう。

将軍:あれもお前らかよ!!本当に異常なほど眠くなったの!!

レイ:任務を終えてお疲れであろう将軍への我々の精一杯の配慮ですよ。

将軍:「プリンパーティしたいから邪魔者は消そうという我々の策略」にしか聞こえないよ!!
   確かに、あの時のレイブンのオレンジジュースの勧め方は異常だったもんな!
   …もういいよ、あの時はオレンジジュースの海で泳ぐ夢見て楽しかったから。

レイ:さすがですね将軍。作戦の詳細、聞いてあげましょう。

将軍:相変わらず上から目線…。俺より生命線短いのに…。
   …よし、話すよ。詳細だけど、
   師団のメンバーから、優秀な兵を一人出す。
   その兵に、今回任務失敗で評価の下がってる第六狭閃師団に、"転属"という名目で入ってもらう。
   勿論、前にいた師団がここだとは言わずにね。
   後は、さっき言った通りだ。
   で、今回スパイとして送り込む兵は、ロネガン少尉がいいかなと思ってるんだけど、
   どうだろう!?
   
レイ:難しい話はやめて大富豪しましょうよ。

将軍:やっぱりかよ!!ちょっと「来るかなー」思てたけども!!
   いざ来るとやっぱりグサッときたよ!!

レイ:「男なら三倍返し」って言うじゃないですか、あれです。

将軍:もう1回来るの!?なんか生きるのが嫌になってきたなぁ…

レイ:確かに作戦としては有用とは思います。私もこの師団の評判は気になってたので。
   しかし少々口を出しますが、本当にロネガンでいいのでしょうか?

将軍:ロネガンと言えば、将校以上の任務を一人でやってのけるツワモノだよ!
   最近入ったばかりだけど、変人揃いのこの師団の中で、唯一まともな人材だよ。不満なの?

レイ:私は別に構いませんが、将軍に睡眠薬を飲ませる計画を持ち出したのは彼です。

将軍:もう嫌だ!!怖い!!どこで誰が何を企んでるか分かったものじゃない!!
   もしや、プリンパーティを計画したのもロネガンとか…?

レイ:パーティの言い出しっぺはゴドノフとシドニーです。

将軍:孤立無援とはこの事かよ!!
   もう、他師団よりこの師団にスパイ送ったほうがいいんじゃないかな…
   …あ、でもひょっとすると、レイブンは意外と今回の計画には加担してないとか!?

レイ:私は毒も混ぜようって言ったんですが、さすがに止められました。

将軍:やっぱり一番酷かったよ!ちょっと無謀な期待を抱いたけど!
   …はぁ…俺ってやっぱ部下に信用されてないのかな……

レイ:まぁでも、そんなに気落ちする事は無いですよ。
   将軍だって、さすがに任務で怪我をした場合は師団の皆が心配してくれる筈です。

将軍:ほんと!?そうかなぁ、やっぱり心配されると嬉しいなぁ。

レイ:本当ですよ。例えば、将軍が鋭利な刃物で心臓を一突きにされて死んだとするじゃないですか。

将軍:死んじゃったじゃん!俺、天に召されちゃったじゃん!
   その後心配されようが煮ようが焼かれようが一緒じゃん!

レイ:話は最後まで聞いてください。脳みそとカニミソ入れ替えますよ。
   で、死んだ将軍を前にして、兵士たちは皆、焼香を将軍にぶっ掛けて燃やすわけです。

将軍:何その超お手軽お葬式!!人権が無さすぎじゃない!?

レイ:それで兵士たちは心配になるんです。灰になった将軍は、燃えるゴミか燃えないゴミか。

将軍:どっちでもいいよ!そんなとこ心配すんな!むしろ既に燃え尽きてるよ!
   もう、そんなことされるなら脳にカニミソ沸く方がマシだよ…
   でもこんなに信頼されてなかったなんて、ショックだなぁ…。
   ………いや、待てよ、だからこそ俺が考えた作戦で、兵士たちの信頼を取り戻すチャンスじゃないか。
   今回の作戦を成功させて、おぉ将軍には参謀の能力もあったのか、という意識を埋め込める。
   オマケにこの師団の評判も調べられて、一石二鳥じゃん!
   レイブン、なんだか俺勇気がわいて来たよ!!

レイ:難しい話はやめて神経衰弱しませんか?

将軍:すごい唐突に来た!!俺、もう立ち直れそうもない!!本当に神経が衰弱してきたよ!!
   もう、レイブン怖い。1年に1回あったクレヨンしんちゃんのホラーくらい怖い。





(ガチャ)





ゴド:ただいま戻りました!将軍殿!

レイ:お疲れ様。将軍なら脳にカニミソ湧いて死んだよ。

ゴド:脳にカニミソが!?何その状況!?

将軍:待て待てこらレイブンこら!勝手に人を殺すな!

シド:なんだ、今夜はカニパーティかと期待したのに…

ゴド:こらシドニー!!

レイ:ひぃぃぃっ!!!

将軍:お前らな…。まぁいいや、ところでゴドノフにシドニー、
   俺たちさっきまで、俺が考えた新しい作戦の話してたんだけど、
   二人はどんな話してた?
   よければ内容を聞いて、日常的な話とかも作戦に加えたいんだけど…

ゴド:はっ!将軍殿!我々は、その、次回の任務について話しておりました!

シド:…その通りであります!ひぃぃぃっ!!

将軍:なるほど!さすが二人は違うなぁ、レイブンとは大違いだよ。

レイ:タンスの尖ったところ向けて突進しますよ。

将軍:ごめんなさい…。もう言いません…。
   …とにかく、今日は遅いしもう寝よう。話はまた明日聞かせてよ。

ゴド:承知しました!









15 分 前








レイ:分かった。ビシビシにしごいておく。

将軍:なんでそうなるの!?

シド:じゃぁ、行ってきます。ひぃぃぃっ!!





(ガチャ)





ゴド:…煎餅パーティ?

シド:そう、煎餅パーティ。もう盗んであるんだ。

ゴド:シドニー!お前ってやつは!

シド:ひぃぃぃっ!!でも将軍が師団の納金を勝手に使ってる事は、
   ロネガン少尉の調べで分かってるからね。僕らにも楽しむ権利はあるよ!

ゴド:まぁ確かにそうだけど!しかし、新入りのロネガン少尉ってのは凄いやつだなぁ。
   とにかく、今回はどうやって将軍を退席させるんだい?

シド:ロネガンから、計画書を貰ってるよ。彼は作戦参謀の能力もあるからね。
   えーとまず『次回の任務の際に、後方射撃に見せかけて将軍を木っ端微塵に』

ゴド:酷すぎない!?さすがに殺すのはダメでしょ!!

シド:ロネガンってのは過激だからなぁ。前回のプリンパーティの睡眠薬計画も彼だったしね。
   他にも『将軍が寝付いたところに上からパイプオルガンを落として木っ端微塵に』
   『お宝が埋まってるのかと思って掘り返したら実は地雷で木っ端微塵に』
   『ボンバーマンの要領で壁際に追い詰めてでかい爆弾を置いて木っ端微塵に』

ゴド:木っ端微塵率100%かよ!!一生分の木っ端微塵を聞いた気がするよ!!

シド:ロネガンは将軍を殺すことしか頭にないね。ひぃぃぃっ!!
   でも将軍が死んだら、僕ら3人のうちから誰かが昇格するね。

ゴド:こらシドニー!!お前やっぱりきついな!

シド:冗談だよ。ひぃぃぃっ!!とにかく、ロネガンの計画は置いといて、
   僕らだけで作戦を立てよう。

ゴド:将軍が木っ端微塵になるバッドエンドが脳裏に焼きついてるけど、頑張ってみるよ。

シド:まず、さっき届いてた指令だよね。どっかの帝国のおっさんを暗殺するっていう。
   あの任務の後にしようか。将軍をどうやってあの場から退けるかだ。

ゴド:前回はレイブンが「ほら将軍、オレンジジュースを入れてあげましたよ。
   え?私がジュースを入れるのが怪しい?やかましいですよ。ほら、飲んでください。
   オラ、早く。将軍宅の庭の木全部灰にしますよ」って無理やり飲ませてたけど、あの手段はもう使えないね。

シド:そうだね…じゃぁ、物理的な強行作戦で行こうか、
   将軍が寝てるベッドの下から大量のオレンジジュースを噴射したり

ゴド:なんでそういう発想に至ったの!?
   もうちょっと現実味あるのでいこうよ!

シド:じゃぁ、下から五寸釘を打ち込んだり?

ゴド:どこの13日の金曜日だよ!程度の加減へたくそか!

シド:あ、分かった。将軍が戦車に乗ってる背後から首目掛けて五寸釘を

ゴド:だからどこのデッドコースターだよ!真夏のホラー映画特集か!

シド:うーん、じゃぁどこに五寸釘を打ちこもうかなぁ…

ゴド:五寸釘シリーズはもういいよ!それより、もうちょっと痛くない方向性でいこうよ。
   さっきから木っ端微塵になるか五寸釘刺されるかの究極の二択しか発言してないよ。

シド:ひぃぃぃっ!!あぁ、もう、何をどう考えても
   「将軍をトンネルに置き去りにする」以外の考えが浮かばないよ。

ゴド:だからその突飛な発想力!着いていくのがやっとだよ!

シド:分かってないなぁゴドノフは。例えば、合コンの帰りに女を持ち帰ったけど、
   凄い我がままな性格があらわになって夜道に置き去りにするってのはとても有効な手段なんだよ。

ゴド:それは合コンの帰りに女が我がままな性格だった場合の話だろ!
   将軍はただのおっさんだよ!

シド:その置き去り戦法にプラスして、常に暗いトンネルだよ。トンネル。
   なんだこれは、もはや芸術か。

ゴド:知らねぇよ!あと置き去り戦法ってなんだよ!
   どこの先人たちのイデオロギーだよ!

シド:ひぃぃぃっ!!でも「芸術は木っ端微塵だ!」って言うでしょ?

ゴド:言わねぇよ!「芸術は爆発だ」じゃねぇか!
   木っ端微塵だと大分儚い気がするよ!

シド:あ、分かったぞ!トンネルに置き去りにされて右往左往してる将軍が、
   壁にもたれかかった瞬間に五寸釘を打ち込むっていうのはどうだ!

ゴド:結局そこに回帰すんのかよ!その自身はどこから湧いて出てくるんだよ!

シド:でも、将軍もあぁ見えて強いからなぁ。
   トンネルに置き去りにされても自力で生還するかもしれないし、
   五寸釘を返り討ちにするかもしれないな。

ゴド:だからその不安もどこから湧いて出てきたんだよ!!

シド:でもこれで「五寸釘は木っ端微塵だ!」が完成したわけだ。

ゴド:お前はどこを目指してるんだよ!!何を完成させようとしてるわけだよ!!

シド:ひぃぃぃっ!!夜のテンションでおかしくなってた!
   僕ら一体何を目指してたんだっけ?

ゴド:…えーと、ほら!そうだよ、どうやったら将軍を木っ端微塵にできるかっていう。
   なんで最終的に五寸釘が木っ端微塵になってるんだよ。

シド:ひぃぃぃっ!!違うよゴドノフ!煎餅パーティの話だよ!

ゴド:…あぁそうだ!俺もおかしくなってた!ダメだこりゃ!

シド:…って言ってる間にもう基地に着いたよ!ひぃぃぃっ!
   続きは明日だね……




(ガチャ)




ゴド:ただいま戻りました!将軍殿!―――――――――――










(暗転)






   "将軍が1年分買い置きしてたプリン、
    我々が全部食べたこと許してくれるなら聞きましょう。"

   "……あれやっぱりお前らかよ!!どっさり置いてたのに1日で全部無くなってたの!!"

   "前回の任務の後は師団の全員でプリンパーティでした。
    将軍、スヤスヤ寝てたでしょ?"

   "確かに!前の任務の後はやたら眠くなって寝てたけど!
    …もういいよプリンは。また買えばいいし。"


 大将:…これが、基地内に仕掛けた盗聴器の録音内容です。
    そしてこっちが……



   "そう、煎餅パーティ。もう盗んであるんだ。"

   "シドニー!お前ってやつは!"

   "ひぃぃぃっ!!でも将軍が師団の納金を勝手に使ってる事は、
    ロネガン少尉の調べで分かってるからね。僕らにも楽しむ権利はあるよ!"

   "まぁ確かにそうだけど!しかし、新入りのロネガン少尉ってのは凄いやつだなぁ。
    とにかく、今回はどうやって将軍を退席させるんだい?"



 大将:夜警に出た二人に仕掛けた盗聴器の録音内容です…。

大元帥:にわかに信じ難い話だ…まさかあの師団が…

 大将:この処理、どうされます?

大元帥:不本意だが仕方がない。これだけの本性と醜態を見せられたのではな。
    …第十五師団の四名には謹慎処分の旨をまとめた伝令を出しておけ。

    …正直、お前がここまで暴いてくれるとは思ってもいなかったよ。
    これで、第六師団の名誉も挽回したといったところか。
    長期間のスパイ活動、ご苦労だった。
    明日から休暇を認める。その後は今まで通り、第六狭閃師団のメンバーとして活動を続けるのだ。









ロネガン少尉:……了解しました。













伝 令

「バ ー ナ ビ ー 将 軍 以 下
 第 十 五 狭 閃 師 団 中 佐 3 名 ヲ
 無 期 限 ノ 謹 慎 又 ハ 譴 責 ニ 処 ス 」









将軍:ねぇねぇ、見てみて、なんか出た。なんか出たよ。
   漢字がいっぱいで読めないんだ、要約してくれない、レイブンちゃん?

レイ:人をちゃん付けで呼ばないでください。ケツの穴に手榴弾詰め込みますよ。
   まぁ、簡単にまとめると、我々は暫くの間、軍に居られないってことですね。
   恐らく、何らかの方法で昨夜の会話がばれてしまったということでしょう。
   仕方ないですね。秘密はいつかばれるものです。
   難しい話はやめてポーカーやりましょうか。

将軍:先に言われた!!くそう!!くそう!!

ゴド:全く、基地でどんなことやってたんだよ!!

レイ:それはお前ら二人も一緒だよ。謹慎は四人全員だからな。

将軍:そうだそうだ!!ゴドノフにシドニー、お前ら本当はどんなこと話してたんだ!!
   知ってるんだぞ!俺が寝てる間にプリンパーティやって、
   しかもそれを計画したのもお前らなんだってな!!

シド:ひぃぃぃっ!!ばれてる!!

レイ:俺が話した。ついでに煎餅パーティも開こうとしてたこと話してやれよ。

ゴド:こらレイブン!!いくら謹慎だからって開き直りはどうかと思うぞ!!
   煎餅パーティはまだ実行されてないからバレてなかったのに!!

シド:そ、そうだよレイ!いくら頭の悪い将軍でも、
   無くなった煎餅が元に戻っていれば何事も無かったんだと思うはずだよ!

ゴド:やっぱりお前酷いな!!

将軍:もううるさいわ!!やめて!!プリンも煎餅も許すから俺のために争わないで!!
   …はぁ。第六師団にスパイするつもりが逆にやられてて、
   評判もがた落ちで任務も出来ないなんて最低だよ…。
   でもまぁ、いいよ。お前らと居ると楽しかったし。何回も死にかけたけど。
   謹慎がとかれたら、今度は覆面部隊じゃなくて、お笑い部隊としてやればいいじゃん!
   そうだよみんな、なんだか勇気が湧いてきt

レイ:難しい話はやめてトランプタワー作りましょう。

将軍:せめて最後まで喋らせて!!俺の一番の見せ場奪わんといて!!
   …もう思いっきり疲れたよ。家帰って休も。じゃぁなお前ら、元気で。誰が頭の悪い将軍じゃ!!

シド:ひぃぃぃっ!!!時間差で来た!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
461/545KB

HIGH−POP    (8/22)
漫才/結婚式
伊上:勝てました。3勝できました。
小沢:奇跡を垣間見た!
この大一番で自己最高。奇跡じゃなくて実力だ!HIGH−POP!

小沢:どうもHIGHーPOPです。よろしくお願いします。

伊上:結婚式の司会をやる代わりに2万あげるから!さあ!

小沢:何いきなり金で解決しようとしてるんだよ!えっと、結婚式の司会をやりたいの?

伊上:そう。やっぱりさ、小学校卒業してから結婚式まで楽しいイベントってないじゃん?

小沢:あるよ!何で中高その後数年間何も楽しい事がないように言ってるんだよ。

伊上:それで結婚式の後から死ぬまで楽しいことないでしょ?

小沢:だからあるって言ってるだろ!お前は小学校以前と結婚式しか楽しいイベントがないのか!

伊上:だからその楽しいイベントを俺は盛大に祝ってあげたいんだよ。
   だから今日はお前が実験台になれ。

小沢:言い方!言葉が過ぎるよ!
   じゃあ俺が結婚するってことにすればいいんだな?

伊上:実際は出来ないけどな。

小沢:言葉が過ぎるよ!!本当に出来るの?

伊上:とにかくやってみるから。ほら、台本も持ってきたんだ。

小沢:おお、じゃあそれを読んでみてよ。

伊上:「皆様、本日はこの6畳1間の部屋にお集まりいただきありがとうございます。」

小沢:どこでやってるんだよ!ギチギチになるだろその狭さだと!

伊上:一生の思い出にお前の家で開いてやろうかと……

小沢:悪い方の感じで一生の思い出になるわ!もっと広いところでやって。

伊上:「本日はこの小沢家跡にお集まりいただきありがとうございます。」

小沢:俺の住んでるところ潰して場所取ってどうするんだ!明日から最悪の新婚生活だわ!
   ホテルとか取るんだよ。

伊上:「本日はこのラブホテルに」

小沢:何を見せようとしてるんだ!悪意剥き出しじゃないか!

伊上:「二次会は引き続きこの部屋で行われます。」

小沢:意図が見え見え!もう会場はいいから新郎新婦の入場やってよ。

伊上:「皆様お待たせいたしました、それでは新郎新婦ご入会です!」

小沢:何にだよ!披露宴でそんな地味な作業するんだよ!

伊上:「奥様、どんどんサラ金に手を出しております!」

小沢:止めさせろ!このタイミングで借金つくられたら即離婚だわ!
   いいから入場させろよ!

伊上:「それでは新郎新婦の入場です!」

小沢:そうそう。

伊上:「まず新郎が窓ガラスを割って中に入ってきます!」

小沢:出来ない出来ない!俺そんなアクションスターじゃないから!

伊上:「続いて新婦がケーキの中から現れました!」

小沢:だから出来ないって!夫婦揃ってアクロバティックか!

伊上:「2人が席をつつきましたところで」

小沢:席に着かせて下さい!椅子軽く食ってませんか?

伊上:「2人のなれそめを紹介していきたいと思います。」

小沢:成る程、そういうVTRを流しながら発表する訳ね。

伊上:「時は幕末。」

小沢:何が始まる!?確実に俺らは関わってこなくないか?

伊上:「薩摩に小沢昇が産まれる。」

小沢:豪快な捏造してきたな!それだと俺がここにいることが奇跡になるぞ!

伊上:「その後不老不死の秘薬を飲み、現代まで生きる。」

小沢:奇跡出てきたわ!不老不死ってどっかの仙人か!

伊上:「程なくして2人は出会う。」

小沢:そこはしょりすぎ!もっと細かく描いて!

伊上:「さて、ここで新郎の上司の畑山様に愛の告白をいただきたいと思います。」

小沢:こじれる!そこはスピーチやって!

伊上:「私は男でも構いません!」

小沢:だいぶこじれる!もう隣見れないレベルだよ!

伊上:「さて、ここで新郎新婦お色直しとなります。」

小沢:あ、そういうのも取るんだ。

伊上:「それでは、新郎新婦以外が退場します。」

小沢:なんでそっちが退場するんだよ!嫌だよ会場で2人お色直しとか。

伊上:大丈夫、俺もいるから。

小沢:お前は出てけよ!何しれっと居座ろうとしてるの?

伊上:「新郎新婦お色直しが終わりました。どうぞ全裸の姿をご覧ください!」

小沢:色が完璧に抜けちゃったよ!羞恥プレイか!

伊上:「それでは皆様、ここであのメインイベントとなります。」

小沢:ん?

伊上:「皆様、カメラの用意はできましたでしょうか。」

小沢:ああ成る程。

伊上:「それでは参ります!乾杯!」

小沢:ケーキ入刀じゃなくて!?そこまで重要でもなくない?

伊上:「なお、今回は立食となっています。」

小沢:随分フリーな食事のスタイル取ったな!こっちに集中出来ないだろ!

伊上:「それでは、新郎新婦初めての共同作業になります。」

小沢:おっ、今度こそ来たかな?

伊上:「皆様カメラの用意はよろしいでしょうか?」

小沢:いい感じだな。

伊上:「それでは参ります、ケーキ入港!」

小沢:まだ陸にすらなかった!それは用意しとけよ!

伊上:「では今から新郎新婦が二人三脚でケーキを取りに行きます!」

小沢:どの部分で共同作業してるんだよ!

伊上:「いよいよ式もクライマックスとなってきました。新郎新婦の両親への花束想定です。」

小沢:考えるだけかよ!用意が足りなさすぎるよこの式!

伊上:「新郎新婦それぞれの花束を思い描いています。」

小沢:ここまでで一番無駄なイベントだわ……

伊上:「それでは最後に、新郎からのメッセージを電報で預かっております。」

小沢:そこにいるんだから喋らせろよ!回りくどい!

伊上:「ハハキトク スグカエレ」

小沢:誰に向かって!?

伊上:「ということらしいので私はすぐに帰らせて頂きたいと思います。」

小沢:お前かよ!なんで俺がお前の母親の情報を知ってたんだ!

伊上:「なお、二次会は向かいのラブホテル、『ラッキーセブン』にて行われます。」

小沢:だから見え見えだって!お前本当にこんな司会やるつもりなの?向いてないよ?

伊上:大丈夫、この式をセッティングしてくれるなら。

小沢:いい加減にしろ。

2人:ありがとうございました。
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モンスターゲート    (1/3)
漫才/推理ドラマ
うし:オンエアありがとうございます!!
とら:それにしても過去の企画の無官の帝王杯の最終結果のページってどうやって行けばいいんでしょうか
http://www.geocities.jp/ginsyadan23as/mukan.kekka.final38.html 初オンエアの扉を開いた!モンスターゲート!

うし:どうも〜、モンスターゲートです。

とら:よろしくお願いします。

うし:最近ね、我々モンスターゲート、二人とも推理ドラマにはまってましてね。

とら:面白いよな。

うし:やっぱり最後に刑事が事件の関係者集めて「犯人はあなただ!」ってやるシーン、
   あれにはあこがれるんだよなー。

とら:じゃあ今日はちょっとやってみましょうよ。

うし:俺刑事やりたいね。

とら:じゃあ僕は犯人やってやるよ。



うし:いやー、とらさん。お忙しい中きていただいてもうしわけありません…

とら:一体なんですか、刑事さん。こんなラブホテルに呼び出して。

うし:どこ呼び出してんだよ、俺。

とら:あ…僕たちのことは気にせず続けてください。

うし:しかも使用中かよ。ダメだよ、俺も男の子だからそっち集中しちゃうよ。

とら:女の子でもそっち集中すると思うな〜。

うし;うるせえよ、何が「思うな〜」だ。普通そういうのは現場に呼び出すんだよ。



とら:一体なんですか、刑事さん。事件があったラブホテルに呼び出して。

うし:いや、あってもおかしくないけど、お前まさか…

とら:あ…僕たちのことは気にせず…

うし:続けてくださいじゃねえよ。何事件があったところで何してるんだよ。
   こんなところでなんてやめろよ。

とら:いや、お前かりにも刑事ともあろうものが外でをお勧めするというのは…

うし:その二人を出さないでくれって話だよ。始まってからずっと話がゲスイじゃねえか。
   俺は変なAV撮りたいなんて話してねえよ。頼むからミステリーやってくれよ。

とら:わかったよ。



とら:一体なんですか、刑事さん。こんな思い出したくもない事件があった現場に呼び出して。

うし:話というのは他でもありません。この事件の真犯人は、そう、あなたですね。

とら:へぇ、おっしゃるとおりでございます、だんなぁ!

うし:お前ふざけんなよ。

とら:なんだよ。あっさり犯行を認めてしまうっていうベタなボケが気に入らないのか、
   急に変なキャラつけ始めたのが気に入らないのかどっちだよ。

うし:わかっててやってるところが一番気に入らねえよ。
   ちゃんと推理ドラマの犯人らしくやってくれよ。

とら:わかったよ。



とら:一体なんですか、刑事さん。

うし:この事件の真犯人は、そう、あなたですね。

とら:ちょっと待ってくださいよ刑事さん。確かに殺したのは私です。

うし:あのなぁ…

とら:しかし僕には完璧なアリバイがある。

うし:さっき自白したでしょうが。

とら:でも…アリバイがある以上、裁判で僕の犯罪を立証することは不可能ですよねぇ…

うし:あああ、ぽすぎるぽすぎる。どうしたんだよ、お前、完璧すぎるじゃねえか

とら:やれって言ったじゃねえか。

うし:もうそうなってくると、本格的すぎてもう俺らの漫才の範囲超えちゃうよ。
   解決編だけじゃなくて事件編からちゃんと考えないとって話になってくるから。
   ちょうどいいのでお願いしますよ。

とら:わかったよ。



とら:一体なんですか、刑事さん。

うし:この事件の真犯人は、そう、あなたですね。

とら:ちょっと待ってくださいよ、刑事さん。
   この事件があった日、僕は崖の向こうにある建物にいた。
   僕が空でも飛んでここにやってきて、あいつを殺したっていうんですか、刑事さん?

うし:ふっ、確かに…

とら:確かに僕には翼がある。

うし:え?

とら:だから空は飛べる。
   しかし刑事さん、あいつは炎属性なんです。
   氷属性の僕がいったいどうやってあいつを殺せたっていうんですか!?

うし:待てよ待てよ。なんだこの話は。

とら:ファンタジーRPGとミステリーを足してみました。

うし:足した結果、また俺らの漫才の範囲超えちまってるじゃねえか。
   あー、やめだやめだ。こんなんじゃ刑事ドラマなんてとてもやってられねえよ。

とら:お前それ本気で言ってるのか?

うし:ああ、本気だよ。お前が全然ちゃんとしてくれねえんだもん。
   いいかげんにしろって話だよ。

とら:ツッコミがいいかげんにしろという重大な証言をしました。これでこの漫才は全て解決です。

うし:いいかげんにしろ。



二人:どうもありがとうございました。
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トリックル    (1/4)
漫才/野球選手としてやりたい事
霧雨:オンエアされた感想は?

黒岩:とても嬉しいです。

霧雨:えー、それではオンエアされるネタをご覧ください。

黒岩:どうぞ!
宣言通りギリギリながらも初オンエア!トリックル!

黒岩:はいどうも、トリックルです。よろしくお願いします。
   子どもの頃、大きくなったらヒーローインタビューを受けたかったの。

霧雨:へえー、地球を守るために怪獣を倒した時の感想とかを聞かれたかったんだ。

黒岩:戦隊ヒーローじゃないよ!野球選手としてヒーローインタビューを受けたかったの。カッコいいなと思って。

霧雨:野球選手としてね!野球選手といえば、手術を受けたら直るのだけど、手術を受ける勇気が出ない子どもに、
   「次の試合でホームランを打ったら、手術を受けるんだよ。」って約束して、次の試合ホームランを打つというのもカッコいいよね。

黒岩:「直る」じゃなくて「治る」ね。機械とかじゃないんやから。
   でも、確かにカッコいいよな。あのさ、両方ともやらしてもらっていい?

霧雨:両方とも?黒岩君って謙虚だな。

黒岩:そうでもないでしょ!どちらかというと欲張りやと思うけど。

霧雨:でもいいよ。じゃあ、黒岩君は入院している子どもとインタビュアーやって。

黒岩:そっちをやるの!?出来れば、その役をお前がやって。

霧雨:分かった。ああ、手術怖いよ・・・

黒岩:やあ、こんにちは。霧雨君。

霧雨:あ、303号室のおじさん。

黒岩:野球選手じゃないのかよ!誰に勇気をもらおうとしてるの。野球選手として入ってくるから。
   やあ、はじめまして。霧雨君。

霧雨:メス。汗。
   ・・・ちょっとあなた。ここは関係者以外立ち入り禁止ですよ。

黒岩:すいません・・・じゃないよ!手術を受けていたら、来た意味ないよ。手術をまだ受けていない子どもやって。

霧雨:分かったよ。ああ、手術怖いな・・・

黒岩:やあ、はじめまして。霧雨君。

霧雨:あ、野球選手の黒岩選手だ!でも、どうしてここに?

黒岩:君の母親に頼まれて、ここに来たんだ。

霧雨:そうか。だからお母さんあの時、黒岩選手に土下座していたんだ。

黒岩:印象悪いわ!子どもにとって一番見たくないものだし。
   霧雨君。君の母親は絶対そんなことしてないよ。それより霧雨君、手術受けるんだってね。

霧雨:そうなんだ。もう少し鼻を高くしたいんだ。

黒岩:整形かよ!そんなことで絶対呼ばないよ。
   病気とかで。

霧雨:糖尿病で。

黒岩:それ、成人病だよ!子供だからね!病名はいいや。
   とりあえず、手術をすれば治るんでね。

霧雨:うん、手術をすれば治るって先生も言ってたんだ。でも、手術を受ける勇気が無いんだ。

黒岩:そうか。じゃあ、こうしよう。私が次の試合でホームランを打ったら・・・

霧雨:結婚しよう。

黒岩:プロポーズなんかしないよ!子どもだし、しかも男だろ!
   次の試合でホームランを打ったら、君は手術を受けるんだよ。

霧雨:その前に、黒岩選手。まずは1軍にならないと。

黒岩:なんで、2軍で偉そうなこと言っているんだよ!1軍でしかもスタメン。

霧雨:あ、その設定で。

黒岩:当たり前だよ!じゃあ約束だからね、霧雨君?

霧雨:うん。だから、絶対ホームランを打てよ。

黒岩:急に偉そうだな!まあええわ。
   それで次の試合、俺が9回裏でサヨナラホームランを打って、その子どもとの約束を果たし、ヒーローインタビューを受けるの。

霧雨:分かった。それでは、放送室、放送室。

黒岩:放送席ね!学校で受けてるみたいになるよ。

霧雨:放送席、放送席。今日のヒーローは怪獣を倒し、見事地球の侵略を阻止した黒岩さんに来てもらいました。

黒岩:戦隊ヒーローじゃないって。野球選手として。

霧雨:そっちかぁ。

黒岩:そりゃそうだろ!

霧雨:今日のヒーローは3ポイントシュートで、ハットトリックを決め、押し出しで見事に勝利しました、18番の人に来てもらいました。

黒岩:いろんなスポーツが混ざっているよ!そして野球が無いよ。
   野球だからね。

霧雨:今日のヒーローは、3打数3三振、エラー5回、6回9失点で相手チームに勝利をもたらした、18番の人に来てもらいました。

黒岩:敗者チームからしかも足を引っ張った選手を呼ぶなよ!試合に活躍した人を呼ばないと。

霧雨:それじゃあ、今日のヒーローはサヨナラホームランを打ちました、18番の人に・・・

黒岩:さっきから、背番号で呼ぶなよ!黒岩選手でいいから。

霧雨:黒岩選手に来てもらいました。ホームランを打った時の感想は?

黒岩:ここぞという時にホームランが打てたので、嬉しいです。

霧雨:そりゃあ、そうだよ。ところで、黒岩。

黒岩:急に馴れ馴れしいな!友達感覚で言うなよ!

霧雨:ところで、黒岩選手。試合の前日にある約束をしたそうで。

黒岩:はい、霧雨君っていうのですけど、手術を受ける霧雨君に勇気を与えてあげようと思いまして。

霧雨:なんと情報によりますと、その霧雨君のお母さんが黒岩選手に何度も土下座をしたそうで。

黒岩:それ言うなよ!だから、イメージが悪くなるって。ほら、観客が一斉にブーイングし始めたよ。

霧雨:ちょっと、紙コップや空き缶を投げるのはやめてください。

黒岩:お前が言ったからだよ。

霧雨:それで、どういう約束をしたんですか?

黒岩:この状況で聞くの!?まあいいけど。
   次の試合でホームランを打ったら、

霧雨:結婚をしようと言ったそうで。

黒岩:違うわ!それは向こうの勘違い。ほら、みんなドン引きだよ。

霧雨:ちょっと、ナイフや手裏剣を投げるのはやめてください。

黒岩:完全に殺そうとしているね。そして、手裏剣投げる人いるんだ。

霧雨:それで、黒岩選手。その霧雨君ですが、なんと無事鼻を高くすることに成功しました。

黒岩:なんで、試合中に手術をしているの!?そして、だから整形じゃないって。

霧雨:それでは、ファンのみんなに一言。

黒岩:だいぶイメージ悪くなったけど、これからも応援よろしくお願いします。

霧雨:最後に、地球を守るために怪獣を倒した感想を。

黒岩:だから、戦隊ヒーローじゃないよ!いいかげんにしろ。

二人:どうもありがとうございました!
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whitewhite    (16/32)
コント/菓子
安正:雪辱を果たせました
前田:これでC大会圏内に入れば言うこと無しなんですが
最後は最多出場を誇る彼らに〆ていただきましょう!whitewhite!

前田:お菓子の家が和菓子でできてたらどう思う?
安正:何それ面白そう。一緒に考えてみよう
前田:まず、壁はおせんべいだよね
安正:彼ほどの耐久力を持ったお菓子はないからね
前田:ドアは八ツ橋にしよう
安正:ニッキが嫌いな人いるから防犯になりそうだ
前田:暖炉はおしるこがいいかな
安正:ゲル状になってるからあったかそうだ
前田:そして、暖炉にくべる薪はビスコにしよう
安正:ビスコって和菓子なの?
前田:響きが和菓子だよ
安正:そっかー
前田:上はパイの実、下は大火事、これなーんだ?
安正:少しの好奇心で大変なことをしてしまった子供を見下すパイの実
前田:せいかーい
安正:やったー
前田:あ、でも周りがお菓子だから火事が頻繁に起こっちゃいそうだ
安正:その時は蛇口から出るくずきりで消火すればいいよ
前田:あったまいー
安正:お菓子の家を作ったのは魔女だから、それくらいの配慮はしてくれるよ
前田:でも、なんで魔女なんかがお菓子の家を作ったんだろう
安正:きっと、魔女もお菓子で出来てるんだよ
前田:目はチロルチョコ、鼻はシゲキックス、口はウエハース
安正:腕はチョコバット、足はスイカバー、胸はハイチュウ
前田:指はチューペット、首はバウムクーヘン、胴体はポリンキー
安正:髪はココアシガレット、骨はウォータリングキスミント、血はこんにゃくゼリー
前田:待って、これだと魔女に和菓子の要素がひとつもないのに、和菓子の家を作ってるよ
安正:ほんとだ。ちくしょう魔女め、騙しやがったな
前田:くらえ、ビスコパンチ!
安正:ビスクキック!
前田:ビスコアッパー!
安正:ビスコ投げ!
前田:上手ビスコ!
安正:一本ビスコ!
前田:ジャーマンスープビスコ!
安正:アルゼンチンバックビスコ!
前田:やった、倒したぞ
安正:意外と投げ技多かったね
前田:入り口はひとつ、出口はキャラメル、これなーんだ?
安正:やり場のない怒りを森永にぶつけたらこうなる
前田:せいかーい
安正:やったー
前田:これでヘンゼルとグレーテルも安心だね
安正:安心してお菓子の家にすめるよ
前田:でも、ちゃんとお菓子の家までたどり着くかなぁ?
安正:きっと、周りの風景もお菓子で出来てるから、その惰性でなんとかなるよ
前田:土は八ツ橋、草は八ツ橋、木は八ツ橋、石は八ツ橋、モグラは八ツ橋
安正:グリム童話って京都が舞台だったんだ
前田:ニッキが苦手なヘンゼルをかばいながら、グレーテルが必死にねちゃねちゃする道を歩いていくんだ
安正:感動巨編、ここにあり
前田:主演、ビスコ
安正:助演、ビスコ
前田:エキストラ、ビスコ
安正:脚本、ビスコ
前田:音響、ビスコ
安正:照明、ビスコ
前田:ロケ地、ビスコ
安正:衣装提供、ビスコ
前田:ビスコって10回言って
安正:ビスコビスコビスコビスコビスコビスコビスコビスコビスコビスコ
前田:鼻の長い動物は?
安正:鼻の長いビスコ
前田:せいかーい
安正:やったー
前田:引っかかると思ったんだけどなぁ
安正:ところで、なんでお菓子の家について話してきたの?
前田:暇だったんだもん
安正:まぁ、確かになんにもやることないもんねー
前田:暗くて狭いしなんか寂しかったしさ
安正:僕たちみたいな乾燥剤の袋の中に入ってる粒が出来ることなんて、これくらいしかないよね
前田:お菓子の袋の中に入ってるのに、食べたら死にかけるものってなーんだ?
安正:シリカゲル
前田:せいかーい
安正:やったー
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【残念ながらオンエアを逃した皆さん】

ミカンズ 233KB
北川:仕方ないです。
岩沢:ネタが出来たら来期もちょくちょく挑戦させていただきます!
ウラギリボンド 213KB
片桐」....チッ
山口」まぁそう言わずにさ
ナルシスターズ 169KB
西田:次は負けない。
高橋:純粋に次頑張ります。
THE AIR-LINE 121KB
田中:借金返せ!!この野郎。
小林:借金なんかしてな・い・よ。
大鯰 85KB
負けましたぜ!でも、次がありますぜ

【ジャッジペーパー】(敬称略)上から、
KT FAN スリーオール 8823 銀沙灘

1組目 whitewhite
・おもしれぇなぁもう
 クイズのくだらなさと言い何故かしっくり感じるお菓子の配置と言い非常に完成度の高いネタでした(10点)

・・おもしろいかおもしろくないかで言ったら、おもしろくなかったです。
 ねちゃねちゃした道とか、オチがシリカゲルとか、個人的に好きな部分もありますが、
 基本ただ説明に感じてしまいました。(3点)

・カオスな雰囲気は十二分に堪能させていただきました。
 ですが今回は笑いにつながらなかった印象を持ちました。
 語弊があるかもしれませんが、雰囲気・空気感でごまかされず淡々と終わってしまったというか、
 語感・イメージなどを駆使しても面白さが伝わってきませんでした。(3点)

・独特の雰囲気が面白かったです。
 大オチのインパクトも強かったです。
 ただ、淡々とし過ぎていているのでネタ一般の印象は薄かったです。
 もう少し中盤でぶっ飛んだ展開になれば良かったかと思いました。(4点)

・鼻の長いビスコには思わず笑っちゃいました。これが通用する空気を作ったからこそできるボケだなと。
 もっとも、これ以外の投げビスコやクレジットビスコは前置きとしてはいまひとつでしたが・・・。
 第一声から興味津々な発言で出だし快調で、どうなっていくのかという期待感は高かったんですが、
 終わってみれば山場なく、結局和菓子要素は必要だったのかっていう疑念が残ります。
 最初から和菓子よりビスコに着目してみるとまた違った面白さが出てくるのかもしれません。(4点)
2組目 ミカンズ
・いや岩沢さんが助かるんかい。おそらくミスでしょうけど
 終盤の緊迫したシーンは盛り上がったと言えば盛り上がったんですが、
 盛り上がり方がサスペンスすぎると言いますか、コメディぽさが無かったのがどう捕らえていいのか悩みました
 全般通してボケが少なかったのももったいなく感じました(2点)

・・ネタに似合わぬシリアス展開だなあ。おもしろい話ではありましたが笑いの量はネタとしては厳しいですかね。
 ・北川:気を使わなくていいですよ!なにも営みませんから!
 ↑
 ここはおもしろい。(5点)

・ストーリー自体はまとまっていたと思いますが、ストーリーありきで笑い所を無理矢理詰めていった感じがしました。
 もともと笑い所が少ない展開の中で後半はさらに笑い所のない方向に話が進んでいくのもちょっと評価に困りました。
 そういった点で笑ったかどうかの基準だとあまり高くはなかったです。(3点)

・序盤の3人のキャラが面白かったです。
 特に幸子のキャラは台詞がないのに立っているのが良かったです。
 ただ、終盤のブラックな展開はいただけなあったです。
 個人的にこういう展開は青バトで期待していないので・・・。(3点)

・ネタ、というよりは短編ギャグストーリーを読んでる感じでした。
 つまり笑わせることより読ませることに主観を置いてるような。それはそれで好きですけども。
 問題はボケのバリエーションが少ないこととさして具体的でなく想像しにくいことです。
 ボケが全体的に幸子に頼りっきりなので幸子の詳細な描写(主に気持ち悪い方面)を充実させると、
 よりボケに深みが出るのではないでしょうか。現状は首の長い犬のようなニワトリ頭の獣ですし。
 一方ツッコミは感情的な時と冷静な時との起伏があり、とても良かったです。(3点)
3組目 ウラギリボンド
・そんなサラっと流す程度なら、最初からBさんが探偵やりたい言った方がいいですって
 なかはらなかはらや勿体ぶるなどセンス感じるボケもいくつかあったんですが、
 展開がワンパターンな感じで、緩急の付け方がなってなかったかと
 もう少しサスペンス性を織り交ぜるなどして、ボリュームを付けて欲しかったです(4点)

・・やってることは間違っちゃいないんですが、如何せんボケがおもしろくないです。(なかはらなかはらはおもしろかった)
 短くも感じるのでもう少しボケを考え出してほしいです。(2点)

・設定も漫才としても正統派な感じだったのでボケがはまるかどうかだと思うのですが、
 くわばらのくだりは今回のネタの中では光っていたかと思います。
 ただ全体的に会話が粗いかなという印象がありました。
 以前指摘したかもしれませんがツッコミの「っ」が変な感じを生んでる気がします。
 文字で見るのと音を聞くのは違うわけなのでここは中途半端なリアリティを出さずに行く方がいいのではないでしょうか。
 「っ」を使う必然性があるとも言えないので、ちょっとそこだけ浮いてる感じでした。(1点)

・中盤の畳みかけがすごく良かったです。
 特に「原」の件が2段階で来たのが面白かったです。
 それだけにネタの尺が短いのがもったいないですね。
 もう少しボケを踏まえたくだりがあれば点数があがると思います。(6点)

・服の染みと、ハラハラのくだりはちょっと観点をずらしたボケでよかったと思います。
 ですが、それ以外はとりわけ真新しいボケというのは「なかはらなかはら」くらいしかなく、
 ネタに魅力を感じませんでした。オーソドックスを目指すのは悪くないですが、
 その中でも個性(インパクトの強いフレーズや設定)がないとよくある量産型漫才で終わってしまいます。(1点)
4組目 大鯰
・ヘビに噛まれたのは辛い思い出で線香花火で火傷したのは笑える思い出って基準がもうむちゃくちゃやがな
 何度も読み返させてもらいましたが、面白く無かったです
 なんで面白くなかったかと言うと、
 ・ボケが突拍子も無い
 ・ボケがつまらない
 ・ツッコミの論点がズレてる
 ・展開が一方通行すぎて盛り上がりに欠ける
 ・ボケよう!突っ込もう!という意欲はあるが、
  どうしたら良いのかわからずパっと思いついたのをごちゃごちゃっとまとめてしまった感が満載
 ・全体的にセンスが感じられない
 ボケ言ったしツッコミ言ったから次の話題に行くで、ていうのとテンポ良く漫才が進んでいくのとはワケが違うんですよ
 「これを書いた人はこのネタを見て面白いと思うんでしょうか?」というジャッジペーパーを最近見かけるようになりましたが、
 自分もこのネタにはそれを言わざるを得ないですね(0点)

・・なんか、思い出をただ挙げただけで、この程度ではボケとは思えなかったです。
 ・友達と話していて感じる「おもしろい」では、お笑いのネタにはなりません。
 どうも、その次元に収まってしまっているようです。
 ・トリオにこだわりがあるようなのでそこは僕は否定しません。
  (ただトリオ漫才は、読み手にネタを伝えるのが格段に難しいものだ、とはいっておきます。)
 でも、他の方のも含めジャッジペーパーに書かれていることは一度は考えてみてください。(0点)

・1行目が一番面白かったです。 ユニット名詐欺やん
 あとはなんとも言い難かったです。
 投稿時期からして現在(結果発表時)はこのネタの悪いところを既に改良しているのかな、なんて思ったりしました。(0点)

・二人が何をしたいのかが分からないまま終わってしまいました。
 ボケというボケが殆ど外れで終わった印象を受けました。
 欠点をあげるといとまがないのですが、とりあえずユニット名くらいは間違えないようにしましょう。
 とりあえず構成から練り直す必要があると感じました。(0点)

・自分ネタ読む時あまり左側の個人名を見ず、行で誰が喋ってるか判断するタイプなんですよ。
 3年生のくだりで初めて気づきました。トリオだったんですね・・・。
 それがネタの中盤にさしかかってやっとわかるような書き方してる時点でだいぶ失敗してます。
 ボケも全部クラスのわんぱく男子のしそうなことネタなのは直すべきです。(0点)
5組目 THE AIR-LINE
・背景の見せ方が出来てないと思いました
 おそらく最初田中さんが死にたいと思ったのは借金地獄のせいで、
 その借金を作ってたのは小林さんだった、というような設定があると思うんですが、
 その説明がされてなかったのがこのネタを面白く無くさせる要因の一つかと
 F-1→事故死という発想も突拍子が無さ過ぎてマイナスでした
 ただお互いの「死んだら困るから」の理由が分かると、じわじわ笑えてくるのが良かったです(1点)

・・やりたいことはわかります。しかし、読み手に対してなげやりすぎます。(1点)

・同じ流れを何度も繰り返すのが狙いなら回数が少ないですし、
 その部分以外に主軸があるわけでもないので全体として中途半端な印象を持ちました。
 個人的な印象かもしれませんがF1レーサーからいきなり事故っていうのはだいぶひねくれてると思います。
 それまでの会話でそういう性格だと読者に理解させてからなら成り立つかもしれませんが、
 何の前触れもなくそういった発言をされるとちょっとひく人もいるのではないかと。(0点)

・天丼をベースに持ってくるのは悪くないと思います。
 ただ、繰り返されるボケが一様に外れだったら意味がありません。
 借金したお金をどうしてるのかとかを突いて行けば話は広がって新しく面白い展開が生まれると思います。
 ネタのスタンス自体はいいと思いました。(1点)

・立場が変わって話題がループっていう発想は面白そうでした。
 ですが、これはもっとネタを長くしないとボケの量が減りますし立場を変えるたび新しい要素をプラスしなければ成立しません。
 それとF1レーサーの必要性も見つかりません。儲るならプロ野球選手でも医者でもいけますよねこれ。
 事故らずとも死因でいくらでもボケられますし。(1点)
6組目 ナルシスターズ
・なんか全体的に間延びしてる感じがしました
 一つのボケに到達するまでの時間が長い
 それで到達したボケが大したこと無い
 「当たり前だろ」と言いたくなるようなボケのセンスは嫌いじゃないんですが、
 もう少しボケの精度を研ぎ澄まして欲しいところです(1点)

・・ボケの問題かなあ、と思います。意外性はなくおもしろくなかったです。
 オチも投げやりに感じました。
 ・西田:実はこちらの物件にはですね…人が住んでいるんですよ。
 ↑
 人が、って言っちゃうともう人間ですよ。
 せめて「……住んでるんですよ」ぐらいで。(2点)

・設定に仕掛けのないストレートなコントということでボケの質は非常に大事な要素だと思うのですが、
 ちょっとベタというか、安易なボケに終始してた印象を持ちました。
 ボケの部分でなんとかしないと他には笑いとなるポイントはかなり少ないので、
 いっそ設定からぶっとんで見るか、ボケの質を上げるかのどちらかを施した方が良いと思います。(0点)

・設定は結構ベーシックなものだと思いますが、その中で新しい展開を見られたのが良かったです。
 えさ代や老人ホームの件が特に面白かったです。
 ただ、不動産屋の嫌な点ばかり目に付いてしまったので、気持ちよくは笑えなかったです。
 もう少し憎みきれないキャラに設定してほしいと思いました。(5点)

・「西田不動産の影響でお送りしました。」
 誤字ってますけどこれが一番面白かったので個人的には是非直さないでいただきたい。
 老人ホームもボケとしては良かったんですが、見せ方が悪かったかなと。
 お年寄りって先に言ってたり、その後のツッコミがあまりに雑だったり。
 それ以外はボケのありきたりさとツッコミの乱暴さが際立っちゃったという印象です。(1点)
7組目 月影連盟
・なんでやろ、最初重苦しい雰囲気やったのに、読み終わるころにはほっこりとした気分になりました
 それぞれのキャラがはっきりしていて大きな笑いは無いもののわかりやすいボケが多く良かったです
 レイブンさんが死んだ体で話を進めるとこは面白かったです
 しかし脳みそをカニミソに入れ替えるなど脅し系のボケが何個かあったんですが、
 その前にボケツッコミのやりとりがあるので、その後に入れるとあまり活きて来ない気がします
 オレンジジュースを飲ますくだりのような独立したボケだったら良かったんですが(6点)

・・↑で短いネタが続いたのもあって、すごいボリューム感ですな
 ・よく出来とるなあと思いました。おもしろいと感じた度合いで点数をつけます。
 カタカナの登場人物が把握しづらかった、というのは此方の落ち度でしょうかね……?(8点)

・毎度ストーリーの濃厚な感じがなんとも素敵です。
 読み応えとしてはかなり満足できる内容でしたが、ボケが記憶に残ったかと言われるとちょっと迷いがありました。
 話の流れに対応してしっかりとした笑い所が用意されてるとは思ったのですが、
 いっそストーリーの完成度の高さに負けないぐらい記憶に残すようなボケがほしいかな、とは思いました。
 贅沢な意見だとは思うのですが・・・。(8点)

・これはちょっとずるいくらいに面白かったですね。
 伏線という伏線はすべて回収、笑いに無駄がないなあって感心しました。
 あえて言うならばゴドノフとシドニーの会話が他と比べてパンチが弱かったかなと。
 それでも十分満点に値するネタだと感じました。(10点)

・難しいジャジペはやめてトランプ手裏剣できゅうり切りましょう。
 1点引いたのは序盤に位置するレイブンと将軍の会話が笑いのピークで
 それ以降のくだりが見劣りしたためです。(9点)
8組目 モンスターゲート
・ファンタジーRPGとミステリーを足したのは斬新で良かったんですが、
 それ以外はメタ発言で萎えたりなど、面白く無かったです
 「ぽすぎるぽすぎる」って、とらさんがそこまで大した演技をしてるとは思えませんでした(2点)

・・おもしろいところはおもしろいんですけど、トータルで見るとなんか物足りなく感じます。
 ・ボケのセンスはあると思います。だから、も少しガッツリボケを詰め込んでもいいんじゃないでしょうか。(6点)

・ツッコミの口調が良い意味で肩の力が抜けていて好感が持てました。
 しかし僕にはアリバイが・・・のくだりが地味に好きです。
 ただ全体としてもうちょっと見たかったな、というのを感じました。(6点)

・オーソドックスな漫才の中に斬新な展開が混ざり合って面白かったです。
 ボケの後に開き直る当たりかなり技量があるなあと感心してしまいました。
 もう少し元気のある展開があってもいいかもしれないです。
 良くも悪くも淡々とした流れだったので。(7点)

・ラブホ、豹変、完璧な役作り、RPGとボケの数こそ少ないものの、どれも新しい匂いのするボケでした。
 だからこそ、もっとボケを増やしたり、ひとつのくだりを長くしたりしてボリュームを増やして
 見応えのある漫才にして欲しかったという気持ちもあります。(6点)
9組目 HIGH−POP
・よくある設定ながらも、味のあるスタンダードな漫才だったと思います
 それ故に盛り上がりに欠けたように感じました
 「時は幕末」など吹っ飛んだボケがあまり無かったのが残念でした(7点)

・・伊上:そう。やっぱりさ、小学校卒業してから結婚式まで楽しいイベントってないじゃん?
 ↑
 ここ好きだわーw
 ・純粋に、いいボケが多くおもしろいネタだと思いました。
 入港、想定など似た言葉にすり替えるボケがちょっと多すぎるかと(後半になると新鮮味がなくなりました。)
 ・二組続けてラブホテル被りて!(9点)

・時は幕末、ケーキ入港などちょっと見たことあるようなボケがありつつ、それ以外は高い水準で安定していたように思います。
 ただオチが会話1ラリー分多い気がします。
 この式を〜 の台詞では正直笑いが起きなかったので、なんだかそこで損してるように思いました。
 見え見えだって! の後にいい加減にしろ の方がストンと終われるのではないでしょうか。(7点)

・ありがちな設定ながら展開の面白さがそれをふっ飛ばしたように思いました。
 とにかく繰り出されるボケが殆どすべて面白かったです。
 序盤盛り上がるのに少し時間がかかったのがマイナス点です。
 ですが、ほぼ完璧なネタだと思います。(9点)

・入会といい入港といい想定といい、言葉遊びがすべてクリーンヒットしました。
 それだけでなくラブホや入場シーン、幕末など発想に富んだボケもふんだんに。
 ただしお色直しだけは余計だったかなと。全裸ボケは冷めますし、
 やるならオチにも利用したラブホも絡めた方が綺麗に見えるかなと。(9点)
10組目 トリックル
・基本に忠実な漫才でしたが、見たことのあるボケが続いて新鮮味がありませんでした
 独自性を追求しすぎるのもアレですが、多少のオリジナリティは必要かと(2点)

・・直る→治るは聴覚だけじゃ判断できないですよ。
 基本的には、長文でも漫才はあくまでも二人が喋ってる想定です。
 ・漫才としては及第点で、テンポで楽しめる部分はありますが、ボケが弱いと言わざるを得ないですね……。
 ヒーローインタビューからは特にベッタベタ。(4点)

・こういった正統派漫才を意識したネタで「直る」「治る」のような文字のボケを持ってこられても
 どっちにしろ中途半端な印象を与えてしまう気がします。
 また全体としてベタだなっていうのはかなり感じられました。
 整形だとか糖尿病っていうのはありがちすぎて逆に見かけないぐらいのボケなのではないかと・・・。(1点)

・別の流れのネタを2本やるって言うのは展開が散らかりやすいんですが、上手く2本の話をまとめていたと思います。
 序盤の展開を後半にもれなく拾っているのが良かったと思います。
 ボケとしてはかなり良かったのですが、文章として若干読みづらい場面がありました。
 台詞を区切った方が良かったり、必要のない愛の手があったりしたので整理すれば読みやすくなると思います。(6点)

・良くも悪くも無難な漫才でした。いっそ本当に戦隊ヒーローへのインタビューネタをやった方が化けたんじゃないかというくらい。
 基本的な漫才の型は出来てるんですが、ボケも親が土下座、整形、二流選手、負けチームのヒーロー
 という型に嵌ったボケが目に付きます。
 しかしプロポーズというのはありそうでなかったボケなので、終盤でこれを再び出したのは正解です。(4点)

【第300回結果表】 平均KB 262.2KB
ユニット名KBOA率BR
月影連盟4616/6
HIGH−POP4618/22
モンスターゲート3331/3
whitewhite30516/32
トリックル2411/4
ミカンズ2335/7
ウラギリボンド2130/2
ナルシスターズ1690/1
THE AIR-LINE1210/1
大鯰850/1
月影連盟、HIGH−POPが同点で1位。
whitewhiteは勝率5割復帰。いずれもC大会出場が確定した。
モンスターゲート、トリックルは嬉しい初オンエア。
一方でミカンズは玉2つの差でオンエアはおろかC大会も逃してしまった。
ウラギリボンドや初出場3組にも厳しい結果となった。
これで青バト8期の通常回も終了。最後のC大会へ向けた戦いへと移っていく。