第299回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

トロイデ  (1位)
今期3勝目!


木葉亭梟  (2位)
初挑戦初オンエア!


後藤○○  (3位)
リベンジ達成!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

トロイデ    (10/11)
コント/オレオレ詐欺
一周り大きくなって帰ってきた私の新ネタを

どうぞご覧下さい!ね!
KBも今まで以上に大きくなった。11戦10勝!トロイデ!

トロタ:今の時代・・・今の時代こそ!

    一番ひっかかりやすいのはオレオレ詐欺なんだよねー!

    さぁ今日も早速・・・年寄りの家を狙って電話すっかなー


(プルルルルルル)

(プルルルルルル)

おばあ:もしもしぃ?

トロタ:(ふん・・・おばあちゃんか・・・)

    あ、もしもしおばあちゃん?オレオレ!

おばあ:へ?どなたですか?

トロタ:だから!オレだよオレ!

おばあ:便所虫ですか?

トロタ:こいつしばく

おばあ:へ?何か言いましたか?

トロタ:ううん!何にも

    おばあちゃん!だからオレだって!オレ!息子の声忘れたのか?

おばあ:息子って・・・・お前!お前なのかい!?

トロタ:そうだよ!息子の・・・

おばあ:今までどこほっつき歩いてたんだい!?

トロタ:へ?

おばあ:急に居なくなったと思ったらいきなり電話かけてきて!

    心配するじゃない!

トロタ:(うわ、面倒くさいな。でも話合わせないと・・・)

    おばあちゃんごめんな・・・ちょっと色々事情があって・・

    でも今はちゃんと会社勤めして働いてるから・・・心配しないで!

おばあ:ブルーやイエローも心配してるんだよ!?

トロタ:超展開やわ

おばあ:レッドのあなたが居なくなって・・・!

トロタ:おば・・おばあちゃんちょっと待って!

    何?レッドってオレの事?

おばあ:オレの事って・・・!

    レッドなんてこの世の中にアンタか永井大しか居ないわよ!

トロタ:もっとおるわ

おばあ:それなのに会社勤めって・・・!

    変身もしないでよく働いてるなんて言えるわね!

トロタ:自信持って言えるわ

おばあ:とにかく!早く帰ってきなさい!

トロタ:い、今すぐには無理だよ・・・

おばあ:あなたが居なかったら合体ロボだって

    完成しないんだからね!

トロタ:が・・・合体ロボ?

おばあ:そうよ!レッドが居ないせいで左上半身すっからかんの状態なのよ!

トロタ:ご、ごめん・・・

おばあ:進行方向もずっと右中心なんだから!逆に迷惑よ!

トロタ:オレ何で怒られてるんや

おばあ:頑張ってつぎはぎで対処してるんだから!

トロタ:んじゃ合体すんなよ

おばあ:とにかく!今すぐ帰ってきなさい!

トロタ:だから今すぐには無理なんだって!

おばあ:今すぐには無理って・・・!

    あなた喧嘩売ってるの!?

トロタ:えぇ・・えっと・・・

おばあ:あなたが居ないとこの「建設戦隊タテルンジャー」だって・・・!

トロタ:ちょ、ちょっと待って

    それうちらの戦隊名?

おばあ:そうよ!何言ってるの!

    「コンクリート打ちっぱなしレッド」のあなただって・・・

トロタ:ネーミングふざけ倒してるだろ

おばあ:「ビルディングブルー」だって心配してるんだからね!

トロタ:イエローは?

おばあ:「塗料イエロー」は小旅行に行ってるわ

トロタ:そいつ神経抜け落ちてるだろ

おばあ:伊豆よ!伊豆に行ってるんだから!

    「塗料と一旦距離をおきたい」って行って伊豆に行ったのよ!

トロタ:塗料との間に何があったんや

おばあ:いいから!ブルーもイエローも心配してるから早く帰ってきなさい!

トロタ:イエローに関してはノーコメントやわ

おばあ:というか今何処なの!?

トロタ:それは・・・言えない・・・

おばあ:何言ってるの!?何で言えないの?!

トロタ:実は・・・事業に失敗して・・・

    多額の借金があるんだ・・・

おばあ:戦隊のレッドで事業に失敗って!

    あなたどんな人生歩んでるのよ!

トロタ:こっちが聞きたいわ

おばあ:借金ってどれぐらいなの!?

トロタ:さ・・・・300万・・・

おばあ:300万!?

トロタ:300万全てとは言わないよ!

    ただ、頭金の50万を貸して欲しくて・・・

おばあ:あなたその前にブルーに貸してる3000円返しなさいよ!

トロタ:お前300万の重み感じ取られへんのか

おばあ:じゃあ何!?50万渡せばいいの!?

トロタ:え!?いいの!?

おばあ:渡せるわけないでしょ!

    いいから早く帰ってきなさい!

トロタ:だから無理だって!

おばあ:あなたが帰って来て合体ロボになって

    そこの金融会社踏み潰せば終わる話でしょ!?

トロタ:こいつエグいわ

おばあ:だからはやくかえtt・・・

トロタ:だから無理だって!

おばあ:・・・・

トロタ:・・・・ん?

おばあ:あ、あなた・・・レッド・・・!?

トロタ:へ?

おばあ:じゃあ今私が話してる相手って・・・

トロタ:(やばい!本物が帰ってきちゃったのか!)

おばあ:あ、あなた・・・!!!!

トロタ:ヤバイ!!!













おばあ:失踪中の「外壁ピンク」なの!?

トロタ:うわぁめんどくさい
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木葉亭 梟    (1/1)
創作落語/ipad
ipadとかけて中国のいちゃもんととく。その心はシナがきれているでしょう。どうぞ!
山田く〜ん、梟さんにiPad一枚やって。青バト初の落語家のオンエア!木葉亭梟!

毎度馬鹿馬鹿しいお話を一つ・・・
もうこの年になってくると、流行りものにはとんと疎くなってしまいまして、
ちょっと前に買った『ipod』がもう古い古いと言われて弱っております。
やれミニだのナノだのと、やたらと小さいのが出てきまして、
なるほど新しければ新しいほど小さくなるんだな、と納得していたときになって
あの『ipad』ですか?あんな大きなのが出てきていったい全体どういうことなんだ、と
あたかも外国の文化を見ているようでややこしいったらありゃしません。
ただ私のようによく知りもしない人が流行りに乗っかろうとするとこれもまたややこしいようで・・・

ドンドンドン!
「なんだいなんだい真昼間から騒々しい。おや、八っつぁんじゃないか。どうしたんだい?」
「どうもご隠居さん。ちょっと教えてもらいことがありやしてね」
「そうかいそうかい。まあお上がり」
「へへ、それじゃ失礼します。おっと、お菓子なんてやめてください」
「誰も出すと言ってないよ。それで何を教わりたいんだい」
「今話題になってる『ipad』ってえのがあるでしょう。あれってどういうもんなんですかね」
「おや意外だね。あれに興味があるのかい?」
「熊の野郎が、あれを買ってからばかに女にモテるっていうからね、なんとも悔しくてね」
「ほお」
「しかも富くじも当たるし、仕事もジャンジャン入るし、朝の占いで1週間ずっと1位だってえますからね」
「パズル雑誌の裏表紙の怪しい広告じゃあるまいし。いくらなんでも朝の占いが全部1位ってえのは嘘だろう」
「お願いランキングの答え合わせ占いも全部1位だってえますからね。まああっしはそれは見てないんですけど」
「どの色が好きかい」
「ブルーですね」
「しっかり見てるじゃないか。まあ動機が不純だが、新しい情報を得るのはいいことだよ。お前さんはどこまで知ってるんだい」
「胸とか肩を大きくするやつでしょう?」
「それはパッドだよ。参ったね、まずそこからか。簡単に言うと画面を触ると色々なことができる機械なんだよ」
「女みてえなもんですね。あれもあちこち触ると色々な反応を
「ちょっと黙ってなさい。例えば音楽を聴いたりとかね」
「まあ色々な声も出ますよね」
「いちいち下品だねお前さんは。あと本になったりもするんだよ。」
「機械ってえ言ってたじゃあないですか。ご隠居さん、いくらあっしが機械に疎くたって嘘はあいけませんぜ。これでも昔は緑色の脳細胞と言われた男だ」
「完璧に腐ってるじゃないか。いやいや、文字が画面に出てきて本をめくるように文章が読めるんだよ」
「なんだかよく分かりませんや」
「まあいきなりipadを買っても使いこなせないだろう。まずiphoneなんてどうかな」
「コーヒーを作るんですか?」
「そりゃあサイフォンだよ。いきなりそれが出てくるお前さんの語彙には驚くね。まあ簡単に言うと機能が増えて簡単になった携帯電話だな」
「アンテナがぐいーんと伸びて護身に役立ったり」
「なんでそんな体育会系の発想なんだい。もっとあったらいいなあって思う機能があるだろう?」
「出会い系で相手がサクラかどうかが分かるとかですか?」
「どれだけ女に飢えてるんだお前さんは。まあそんなことで時間を潰すよりはいいだろう。お前さんお金は持ってるかい?」
「へえ、手間賃が入ったばっかりなんでね」
「じゃあiphoneかipadを買ってきなさい。なあに、損はしないだろうて」
「そうですか!これで女にもてますかね?ダキ・ホーダイですかね?」
「パケホーダイみたいに言うんじゃないよ。いいかい八っつぁん。そもそも女性の方とそれだけを目当てに交際を」
「それじゃ早速そのパッドだかフォンだかを買ってきますわ!ありがとうご隠居さん!」
「ああ・・・もう走って行っちまった。八っつぁん、お前さんにはアイが足りないよ」

お後がよろしいようで・・・
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後藤○○    (2/6)
コント/プロ野球
(後藤)笑い過ぎに注意!

(○○).そこまでは...
用法用量を正しく守って使用してください。滑り込みで今期2勝目!後藤○○!

(ボールフォアブ、ボール!押し出し!さらに1点追加あ!!)

(○○、キャッチャー。後藤、審判)

(後藤)ボール。ボール。ボール。ボールフォアボール。

(○○)はあ...

(2人).....

(○○)..あのー。

(後藤).はい?

(○○).ちょっとはストライク取ってくれません?

(後藤)はい?

(○○)もう試合始まって2時間経ちますけど1つもストライク出てないじゃないですか?

(後藤)..出てないですね。

(○○)そんな訳ないでしょ。

(後藤)..いやー。

(○○)だって何回も構えたところにボール来ましたよ?僕こんな状況でボールに構えると思います?
そんな巧みなリードすると思います?

(後藤)いや思わないですね。

(○○、だったらストライクあったでしょ。

(後藤)いやなかった。

(○○)はあ.....うちのチームもなんで誰一人不満な顔してないの?
えっなに野球ってルール変更あった?俺以外の誰もが知るルール変更ありました?

(後藤)いやないですね。

(○○)ですよね?なんで誰も文句言わねぇんだよ。監督もスゲェ真剣に見てるし。
なんか優勝のかかった大事な試合の大事な1シーンみたいに見てるけど。
5位と6位の消化試合1回表164対0だよ?なに真剣に見てんだよ。

(かっとばせー高橋!)

(○○)観客もスゲェ頑張って応援してるし。
そりゃあ応援してるチーム勝ってるけどさあ。2時間かっとばせって言い続けても誰一人バット振ってないんだよ?
なんであんな頑張ってんだよ。それでなんでうちのチームのファン誰も帰らねぇんだよ。なんで未だに5万人がドームを埋め尽してんだよ。

(○○)それでなにあの実況。押し出し!さらに1点追加あ!!ってただ164点目が入っただけだよ?
なにあの熱狂ぶり。WBCか。あんまりデカイ声だから聞こえたわ。奇跡だぞ選手に実況の声聞こえるなんて。しかも甘噛みしてたし。

(後藤)プレイ!ボール。ボール。ボール。ボールフォアボール!

(タタタタタッ)

(○○)バッターもなんであんな全力で走ってくんだよ。
フォアボールなんだからダラダラ歩いてけばいいじゃん。ヘッドスライディングした奴とかいたし。

(○○)お前らも1人くらいわざと空振りしようって奴いないの?
このままじゃ帰れないよ?帰りたくないの?恐い奥さんでも居るの?それともなにフォアボール1個いくらみたいな契約してんの?
だとしても今日だけで稼ぎ過ぎでしょ。打率1割6分で年俸2億とかおかしいだろ。本当にこいつらなんなんだよ。

(○○)おっと!あぶねぇ。後ろにそらすとこだった。まあ別にいいんだけどね!166点目が入るだけだから!ハハハッ!

(後藤)ストライク!

(○○)ストライク!!?今のストライク!?

(後藤)ストライク。ど真ん中。

(○○)ど真ん中!?だって俺やっと捕りましたよ!?ほぼ敬遠ですよ!?絶対バット届きませんよ!?

(後藤)ど真ん中。

(○○)マジっすか!?まさか2時間待ち焦がれたストライクにこんな形で会えるとは!じゃあここならストライク取ってくれるんですね!

(後藤)取ります取ります。

(○○)斉藤ここ!ここだ!よし来い!よし来たあ!

(後藤)ボール!

(○○)迷宮入りー。完全迷宮入ったー。

(後藤)そんなのほぼ敬遠でしょう。

(○○)だから言ったでしょう!はあ。あさっての妹の結婚式間に合うかなあ。



(○○)ああ俺。ごめん今日の結婚式行けそうにないわ。そんな怒んなよ。しょうがないだろ試合なんだから。
試合終わったら帰るから。今2アウト取ったとこ。後25アウト取ったら帰れるから。多分再来月くらいになると思う。
あっそろそろプロ野球に初めて導入されたトイレ休憩が終わるから。ホントごめん!じゃあ! よっしゃーここならどうだ!

(かっとばせー!高橋!)

(フォアブ、ボール!押し出し!しゃらに1点ちいかあ!!4604ちゃい0お!!)

(タタタタザサーッ)

(○○)監督抗議来いよ!お前ら誰か振れよ!!それで実況噛むなあ!!!
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【残念ながらオンエアを逃した皆さん】

HIGH−POP 277KB
小沢:C大会行けないな……
伊上:まずいね。
ミカンズ 269KB
北川:仕方ないですよね。
岩沢:潮時なのかな。
ゲーマーボーイズ 85KB
吉田:あああ

【ジャッジペーパー】(敬称略)上から、
FAN 極東 スリーオール BONBORI 槍沢 雑 銀沙灘

1組目 トロイデ
・……トロイデさんには連続で10点付けてる気がするんですけどね、
 理屈抜きでおもしろいからどうしょうもないわあ。
 参りました。(10点)

・電話掛けた相手が戦隊ヒーローという斬新な切り口、それに加え設定に負けないボケ。見習いたいです。
 ただ戦隊ヒーローネタだったら戦闘シーンも入れて欲しかったですね。
 あっさり終わったのでそこが勿体無かったです。(9点)

・戦隊名・隊員名以降若干落ち着いた気がします。
 そこ以外は無問題なのですが、印象に残ったボケは「会社を踏みつぶす」「外壁ピンク」など後半に多かったです。(8点)

・「おばあ:戦隊のレッドで事業に失敗って!

      あなたどんな人生歩んでるのよ!

  トロタ:こっちが聞きたいわ」
 夜中に大爆笑しました。勝手に積み上げて勝手に怒るという難しい言い回しを
 見事に表現していて、文章としても充分楽しめました。
 おばあのズコズコ突っ込むセリフが大好きです。本当にズコズコという擬音が聞こえてきそうでした。
 オチが読めた事意外は非の打ち所がないと思います。すごく好きですこの作品。(9点)

・ぶっ飛んだ設定もさることながら、設定の明かし方も自然で良かったです。
 ここでまずネタにグッと引き込まれました。
 その後もぶっ飛んだ設定に則ったクオリティの高いコントで面白かったです。
 特に、金融会社のくだりは最高。
 ただ、設定と展開が魅力的な分、あっさり終わらせすぎていて若干物足りなかったです。
 もっと細かいメンバーのプロフィールや怪人などいくらでも膨らませられると思います。(8点)

・このシンプルでストレートで小気味よいツッコミがクセになります。
 奇抜な設定に本筋がはっきりした展開、もちろんボケも印象的なものが多く現状でも十分なんですが、
 建設戦隊タテルンジャーの具体的な活動内容に少しは触れてもよかったんじゃないかと。
 合体ロボの存在くらいしか明かされてないですから、敵が誰とかどんな必殺技があるとか。(9点)
2組目 ミカンズ
・アホな雰囲気作りが出来ているので、多少汚いネタですが楽しむことができました。
 が、さすがにペロペロッはヒいたわぁ……
 あと、結局人間だったオチ、というのがちょっと腑に落ちないです。(7点)

・ちょびバトN60回でのまさかのウンコ被りや鬼バトのメイプルレイン等、
 ウンコネタを近頃見る機会が何故か多いんですが、
 正直どのネタも汚さが先行して笑うまでには至りませんでした。
 残念ながらこのネタも例に漏れず、このパターンに当てはまってるんですね。
 全体的にドン引いたのが多かったんですが、
 「トイレその後に」を振りかける部分は良かったのでそこだけ加点します。(1点)

・コントとしてまとまりがあり、整っていたとは思うのですが、面白かったかと言われると微妙でした。
 おっさんが出てくるコントってこんな感じだよな、の範疇に収まっていた印象を持ちました。(4点)

・うわぁ・・・嫌だぁ・・・怖い・・・。
 うんこ顔に乗っけてノーリアクションとか男の尻平気で舐めるとか、妖精なら仕方ない事なのかで納得してたんですが、
 最後の一文で一気に寒気が吹き出して来ましたね・・・。
 ファンタスシックな世界で見ていたものが急にリアルになるって、笑いとかより恐怖の方が勝っちゃうんですよ、
 「意味が分かれば怖い話」というのもそういう仕組みなのです。
 だから・・・このネタは最後まで夢の国で終わらせてほしかったです。
 気持ち悪さを薄くする文章が巧いのですから、笑いに繋がる方へ方向を変えてみてください。(3点)

・出だしのあたりは面白くて期待が持てたのですが、そこから先が上手く広がらなかった印象です。
 二人の位置関係やトイレがどうなっているのかが把握しづらく、
 読みながら上手くイメージが浮かばなくて楽しみ切れませんでした。
 オチも、トイレの機能はちゃんとしたまま人一人が入れて移動できるぐらいの改造したというのが納得しづらく、
 ネタに乗れなかったので、「妖精じゃなくて変態のおっさんだった」
 という話のスケールとして小さくするオチが逆効果でした。
 ドブのくだりなどポイントポイントでの面白味はあるので、
 絵面の想像しやすさを意識して欲しかったです。(3点)

・まあ汚らわしい。そして汚らしい。もちろん良い意味で。
 このアホな雰囲気と便器を移動する魔法とかドブとかのくだらないボケがこのネタの肝だと思いました。
 しかしながら妖精界について質問するくだりあたりから展開にムリを感じてきました。
 こう、ただの変態オヤジに終息させてしまうありきたりなパターンにしようとしてるところが。
 登場シーンの出オチっぷりとか微妙にファンタジー醸し出してる感じがよかったんですが・・・。
 それと、隣の便器に移るというボケは面白いんですが、その後2人がなんで会話してるのかわかりません。
 ちっちゃい方ならまだしも、おっきい方なら個室だし紙がないわけですからわざわざ部屋を変えてまでするかなと・・・。(6点)
3組目 ゲーマーボーイズ
・・一行目、大失敗ですよ。レズって単語でササーッと引きますよ。
 せっかくゲーマーボーイズなので三行目だけがツカミでよかったと。
 ・ボーイズラブ・ショタもですけど、安易に使われると読んでてヒくか、(僕みたいな人でも)気まずくなるだけなので避けましょう。
 そういう意味で、ボケが殆どNGワードでしたので、全く笑えなかったです。(0点)

・まあ私も男なんでレズの女の子好きですが、間違いなくツカミで言うべき台詞では無いですね。
 その次の星のカービィなんか脈絡無さ過ぎますし。
 短いネタの割に、全体的にボケを深く掘り下げないまま次にドンドン進んで行っちゃうんで戸惑いました。
 途中には内輪ネタやメタネタまで入っちゃうし…。
 とりあえずオンエアしたいならキチンとジャッジペーパーや他の方のネタを読んで学びましょう。(0点)

・1行目の台詞でツカミが務まるなら苦労はしないと思います。
 というよりこのネタでオンエアできるなら苦労は・・・とまでは行きませんが、
 少なくとも今回のネタは面白いとは感じませんでした。
 人の名前を使うのも(相手に迷惑をかけなければ)良いと思いますが、
 やるからには面白くしないと意味がないのではないかと。(0点)

・落ち無し、展開無し、内輪ネタ、楽屋ネタ、喧嘩、逆ギレ、意味の無い豆知識の披露、先を考えない急展開、単なる愚痴。
 この文章を読んでからイライラが止まりません。思わずディスプレイを殴りそうになりました。
 ここがお笑いの場であるということを忘れないでください。
 「セロリが好き」と言ったら後の展開にセロリが好きという要素を持っていってください。
 それと話を3つくらい出しましたがそれが全部完全に違う話ではなく、関連性を持たせてください。
 じゃなきゃ一本の漫才でやる意味がないじゃないですか。
 サイトの管理人などならともかく俺ですらちょっと忘れかけてた人をネタに出すのはまさに愚の骨頂です。
 これで誰が笑うというのですか。
 審査開始から長い時間が経ってると思うので、このネタは御自分の黒歴史にして、
 二度とこのようなネタを書かないでください。(0点)

・全体的にボケは浅すぎるし、後半の内輪な話題について行けませんでした。
 内輪ネタについては場所をわきまえてくださいとしか言えないので、ここではボケの浅さについて書く事にします。

 吉田が改名案として出す「セロリ」。
 たしかに「インパクトのある名前」というフリとは真逆の名前ではありますが、
 これ自体でおもしろフレーズというわけではないので
 (最初に読んだ時も「山崎まさよしの曲が好きなのかなあ」と思った程度でボケに感じられませんでしたし)、
 どうしてセロリにしたいのかという理由づけや、改名したとして挨拶や芸風をどう変えるのか(「セロリ」を生かすのか)
 といったやり取りがあって初めて笑えるネタとして成立するのに、
 それれがなにもなく終わっているのは安易だし、そもそも説得力に欠けます。

 >吉田:セロリを地味っていうな!!!!!

 >高橋:うわ、びっくりした!なんで、セロリで熱くなんだよ!

 >吉田:セロリはゲームの次の次の次に大切なんだ!

 >高橋:結構大切の割合低いよ!


 ここも、まず吉田にとってゲームがどの程度大切なのかわからないのでピンときませんし、
 むしろコンビ名や冒頭の話題でキャラ付けから考えるとそこそこ大事そうに思えるので、
 その後の高橋のツッコミにも共感できませんでした。
 ここは最低でも、「次の」の部分を具体的なものに置き換えて羅列するぐらいはしないとボケとして成立しません。


 後半も

 >吉田:このまえね、電車のってったらブルドックみたいな顔した女の人に「気持ち悪い」って言われたんですよ!

 >高橋:それは、ひどいな!ちなみにどんなことして気持ち悪いって言われたんだ。

 >吉田:中2の子にナンパしたぐらいですよ
 (中略)
 >吉田:このまえね意気投合した中2の子に振られたんだよ!

 >高橋:付き合ったのかよ!その子もどうかしてるよ!

 吉田の話している子が二つの話で同じ子だと考えるのは不自然だし、
 そもそも単発の話を二つしてすぐに内輪の話になるのでまとまりがなく見えました。

 もっと思いついたボケをじっくりと広げるところから作ってください。(0点)

・深夜にネタを書いた場合、一晩置いてから投稿しましょう。
 完成した時は「面白い!」と思っても、見直すとガッカリすることなんてよくあります。(0点)
4組目 木葉亭 梟
・・長文で落語とはすごい。口調やオチなどもそれらしく、落語として楽しめました。
 ・肝心の話の中身は、あっさりとしたボケが多かったように思います。(6点)

・ネットお笑いのジャンルで落語って初めて見ますが、上手く出来てるんじゃないかと思います。
 特に悪い点は見当たらないんですが、お笑い的にこの点数とさせて下さい。(7点)

・落語を聴いたり見たりした経験が無いのでわからないのですが、
 もっと長く見せないと面白さの面では印象が薄れてしまうのでは無いでしょうか。
 このままもっと展開していけば面白くなると思ったのですが、
 今のままだと落語っぽいだけで面白い領域にまでは至っていない気がします。(1点)

・自分落語ってあんまり見た事が無いんですけど、いくらなんでも展開として薄すぎると思います。
 実際の舞台としても考えて見たんですが、動きも少ないし二人が黙々と喋ってるだけなので、非常に飽きやすいです。
 こういう喋りだけの劇にはドンチャラした展開や言い回しが巧みなボケが必要なのだと思います。
 ボケも無駄に長く喋ってるせいか、笑えるものが何一つありませんでした。
 しかし、見終わると不思議と幸せな気持ちになります。
 二人の会話が少し微笑ましく思えて、笑いよりも癒しを感じ取りました。
 もっと落語を書いてみてください。落語の本を読んだりして、
 自分の流派を確立させてください。期待してます。(2点)

・タイトルだけの出オチかと思いきや、落語としてちゃんと作られていて面白かったです。
 御隠居と八っつぁんの会話にipadだのiphoneだのが出てくるギャップの笑いだけで終わらず、
 会話の端々に細かい笑いが散りばめられていて楽しみました。
 分量が短く盛り上がり始めたところで終わってしまったので、もっと長い分量で読みたかったです。(7点)

・落語を見る・読むのはこれがわずか数回目ではありますが、とても完成度が高かったと思います。
 2人の掛け合いがとても流暢で自然で、話に引きこまれました。
 もっとも、読みやすさやわかりやすさに注意した上で書かれたようにも思えます。
 ネタの出来映えは良かったんですが、兎にも角にもボリューム不足が否めません。
 もう一本くらい(例えばiPhone,iPadを購入した後の話など)あればちょうどよくなるかなと思います。(6点)
5組目 後藤○○
・・○○の台詞が連続していたり、表現未熟な部分が多々見受けられました。
 今の後藤○○さんのネタを見る限り、もう大丈夫なんだとは思いますが。
 ・発想はとてもいいです。○○が愚痴るところ、特に妹の結婚式などおもしろかったです。
 ・ただこれオチてないですよね。強引にネタを打ち切ったように見えます。
  こんな理由でゲームセットなるの!?みたいなオチがいいと。(6点)

・○○さんが連続で台詞を発していたり、今は「:」を使ってるようですが、
 「)」が「、」になってたり、見直しが足りないんじゃないかと思いました。
 前半の掛け合いはそんなに面白く無かったんですが、後半の○○さんのヘッドスライディング以降のボヤきが非常に面白かったです。
 ただボリュームが非常に薄かったので○○さんのボヤきを増やしてこのネタ二倍の行数で見たかったと、
 オチが噛むって無理やり終わらせた感じが勿体無かったです。(4点)

・短く感じました。もっと中身を濃くするか、長くしてボケの量を増やすかした方がより面白くなると思います。
 オチもなんだか唐突な感じだったので、どうせならもっと引き伸ばしてボケを詰めた方が良かったのではないでしょうか。(4点)

・うおー勿体無ねえ!
 いやいや、良いんです良いんです!メチャクチャ面白かったです!
 5万人誰一人不思議に思わないとか当たり前のように三日経ってるとかミステリアスさとギャグが見事に混ざり合っていて、
 読んでて爆笑しましたし凄く文章に惹きつけられました。
 だからこの世界の詳細を!詳細を教えてください!予告編じゃないんです!
 こんなの問題提起だけして答えを出さないクイズ番組みたいなものですよ、
 起承転結の起承くらいまでしか語ってないんですよ。
 だから是非、この世界に納得できる論理を考え出して、完成させてください!
 どうにか抜け出してください!期待して待ってます!(5点)

・実際に舞台上演じているのを見たら印象が違うのかもしれませんが、
 無理のある設定の割に話が薄くて設定をを生かし切れていなかったです。
 このネタだと後藤の役割が少なくて、ピンでもいいんじゃないかと思えました。
 もっと設定に沿って話を広げるようなボケが入っていれば大分印象が違ったはずですが……。
 ○○の解説するような淡々としたツッコミも徐々にハマりだしてきたのですが、
 前半は状況に比べてあまり冷静すぎて違和感があったのと、淡々とし過ぎて盛り上がりきらなかったので、
 前半からいかに異常な状況のかを強調させてほしかったです。
 最後の二日後に飛ぶところも、もう少し改行を長くしないと場面転換したのか分かりづらいです。(4点)

・何故本来のストライクゾーンでストライクを取らないのか、敬遠気味の球がストライクになるのか、
 味方は何も抗議せず、敵は全力でプレーする。
 こういった謎を一切回収することなく終わってしまったのが非常に残念ですが、
 設定自体はとても面白そうなものです。敬遠球がストライクという捻りには笑いました。
 先に挙げた伏線を回収しつつ更なる物語の展開が望まれます。(4点)
6組目 HIGH−POP
・・上手く出来ているとは思います。が、おもしろかったかと言われれば……設定の目新しさに勝るボケはなかったように思います。
 ・「49の重要性」「64がおちゃらけてる」などのボケは、なんでもありな感じがしてハマりませんでした。(4点)

・数字に恋するって斬新ですね。斬新なんですがボケ自体が設定の範囲内だった気がしました。
 ボリュームが薄いせいか、異常な愛情が暴走しきる前に落ち着いちゃった感じがしたのが勿体無かったです。(2点)

・伊上:彼女は10年に1人の逸材だよ!(←7年に一人、とか変えたりできたのでは)
 伊上:そう、あれは小一の頃、算数の授業。(←小1って7歳ですよね)
 伊上:いや、でも可愛いよ。一目惚れだったもん。(七を使った方がボケになる気がします)

 上の台詞のように、もっと7に関する要素を詰めれたんじゃないかな・・・と感じました。
 アイディアはかなり独特で良かったのですが、その設定をなぞるだけではなく、上回るボケがもう少し欲しかったです。
 他の数字についての件はそういったボケだと思うのですが、イマイチ盛り上がりに欠けていた印象を持ちました。(5点)

・発想は良かったのですが、もっと「7」に固執してほしかったです。
 7はどんな行動をしようとするのか、7とはどのような生活をするかなど、
 ネタに出来そうな部分がいっぱいあるのに、勿体無いです。
 別の数字の話よりも、愛らしくて仕方ないと言う7の話が読み手としてはまず聴きたいものなのだと思います。
 「おじぎしすぎてヘルニアだ」など見方の方向性は素晴らしく良いので、
 よりもっと7をじっくり見て、発想を巡らせてください。
 それと携帯で浮気とか言っちゃたら、キーボードだと7は「や」さんと浮気してることになると思います。(5点)

・>小沢:へえ、いい名前だね。平仮名で書くの?

 >伊上:いや、数字。

 >小沢:数字!?ってことは数字の「7」?

 ここまで読んだ時点で、彼女の名前は「田中7」みたいに書くってことなのかと思ったので、
 その後の会話を理解するまでにタイムラグが出来てしまいました。

先生がセッティングのあたりは面白かったのですが、そこから先がディティールが甘いというか、
 出会いから結婚後の生活までのイベントを網羅しているものの、
 話が飛躍しすぎていて今一つ話に共感できないまま終わってしまいました。
 こういう妄想ネタだと、いかに狂人の論理を作りこめるかといかに上手く掛け合わせが出来るかが面白さに直結するので
 もう少し全体の構成に気を配るとよくなるのではないでしょうか。(5点)

・近頃こういう人以外のものに恋をする漫才を目にする機会が増えたのですが、
 その中で実態を持たないモノに恋をするというのは初めて見た設定だと思います。
 7にかけたボケも数多くあって設定は生かしてるなぁとは思うんですが、面白さはどうかと言われると首を傾げてしまいます。
 先程挙げた通り、実態を持たないだけになかなか具体的で想像させやすいボケが少なかったのが原因かと。
 ただ、その中で6が7の代わりをするというくだりはボケとしても話の展開としてもとても光ってました。(4点)

【第299回結果表】 平均KB 287.7KB
ユニット名KBOA率BR
トロイデ49310/11
木葉亭梟3091/1
後藤○○2932/6
HIGH−POP2777/21
ミカンズ2695/6
ゲーマーボーイズ850/4
トロイデが圧倒的大差をつけ今期3勝達成。
木葉亭梟は落語家としても初オンエア。後藤○○は今期2勝目。
ミカンズ、HIGH−POPは最終回に全てを託す。