第298回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

トロイデ  (2位)
お見事3連勝!


チキンハートブレイカーズ  (3位)
今期3勝目獲得!


センチメンタルゼリービーンパニック  (1位)
こちらも今期3勝!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

センチメンタルゼリービーンパニック    (3/6)
漫才/はつ恋
国立「やったー!」

高岡「やったー!!」

2人「やったー!!!」
漫才でのオーバー500は第212回のNIKE以来今期初めて。絶好調!センチメンタルゼリービーンパニック!

高岡「どうもセンチメンタルゼリービーンパニックですけども」

国立「僕最近ね…恋をしてしまったんです…」

高岡「おっ、マジですか。どんな人なの?」

国立「その方はとても規律に厳しい方で…
   でもそんなしっかりとした、礼儀正しいあの方が大好き!」

高岡「へぇー…なんかいいじゃん。いい御家柄なのかな」

国立「もうね、最近毎日会ってるんだ…」

高岡「そうなんだ。結構進んでるみたいで何よりだけど…どこで会ったの?」

国立「駅前のファッションビルなんだけどさ…
   もうね、ホントに綺麗なんだわ…」

高岡「駅前の!ファッションビル!ほーぅ…今時の若いのっぽいなぁ…」

国立「もうね…一目惚れですよ!一際目立つ大きな体!」

高岡「あ、身長大きいんだ」

国立「そら大きいよ。小さかったら嫌だもん俺」

高岡「お前身長でかい方が好きなんだ。意外だね。スタイルいいの?」

国立「スタイルっていうか…ガタイがいいよ。がっちりしてる」

高岡「スポーツマンなの?!」

国立「やっぱがっちりしてると守ってもらえるからな…」

高岡「まぁ…色んな愛の形あるからな…芸能人で言うと誰に似てるとかある?」

国立「芸能人とかはないかなぁ…」

高岡「ないかぁ…イメージわかないなぁ…名前は?」

国立「アクシーズ」

高岡「外人?!」

国立「失礼な!国産だよ!」

高岡「お前の言い方だよ失礼なのは!物じゃないんだから!
   アクシーズで日本人なの?ハーフ!?」

国立「だから失礼だって純国産だよ!」

高岡「だから物じゃないだろ?!さっきから失礼きわまりないな!
   全然イメージがわかないんだけど…なんなのお前の好きな人?!」

国立「人じゃねぇよエレベーターだよ」

高岡「………ッッ!!」

国立「いやぁ…ホントにね、」

高岡「いやちょっとちょっとちょっと!!」

国立「なんだよ黙って聞けよ…」

高岡「お前エレベーター好きなの?!」

国立「もうアクシーズのこと考えると夜も眠れないよ…
   ちなみに名字は三菱って言うんだけど」

高岡「なるほど…アクシーズ商品名だな…三菱電機のやつだな」

国立「アクシーズ綺麗なんだよ…人にはない輝きっつーの?
   ビルの中で一際輝いてたね…」

高岡「そりゃ蛍光灯が反射してんだよ」

国立「さっきのスタイルの話だけどさ、やっぱいいのかもなー…
   出るとこ出てるもん。八方向に角張ってるもんなー…」

高岡「直方体ですものそりゃ角張りますわな」

国立「もうね…毎日会いに行っちゃうんだよね…
   なんかね、アクシーズに会うと…
   なんか包み込まれてる感じがしてさ…」

高岡「文字通り包み込まれてるからな」

国立「電話番号も教えてもらったんだ。イエ電なんだけど…03の…」

高岡「それ管理会社だな」

国立「でも何回かけても男の人が出てね…お父さんかな」

高岡「それきっと管理会社のおっさんだよ。電話番の」

国立「もっと色んなところにデートに行きたいんだけどね…
   アクシーズは上下にしか動かないんだ」

高岡「そりゃそうだ昇降機なんだから…」

国立「きっと親が厳しいんだね」

高岡「関係ねぇよそんなん。そういうもんだよエレベーターって」

国立「もっとアグレッシブになってほしいんだよね…
   お父さんに電話でいつも言うんだけど…
   『そろそろ横に動かしてみたらいかがでしょうか…?』って」

高岡「誰が使うんだよそんなエレベーター!
   『右に参ります』とかいうエレベーターガール見たことあんのか?!
   ねぇだろ?!」

国立「いつも電話切られちゃうんだよね…やっぱ家が相当厳しいんだよ…」

高岡「そら電話切るわ!すぐ切るわ!頭おかしいクレーマーだもんそんなもん」

国立「門限も早いからな…このご時世に夜8時だよ?!」

高岡「それ門限じゃねぇよ。閉店時間って言うんだよ」

国立「え?どういうとこが好きかって?しょうがないなー…(笑)」

高岡「聞いてねぇよ。舞い上がるなよ」

国立「やっぱね…俺なんかにもすぐ心を開いてくれたとこかな…
   心のドア…開いてくれてな」

高岡「ボタンを押せば皆開けれるよ」

国立「確かに。確かに皆にも開くよ。
   でも俺の時はボタン押したらもうね、すぐ開いたんだよ」

高岡「ただタイミングが良かったんだよ。ちょうどお前がいる階にいたんだよ」

国立「そうだとしたらそれ運命的じゃない(笑)
   偶然と言う名の必然?みたいな?!みたいな?!!」

高岡「テンション上げんなよ!めんどくせぇよ!」

国立「やっぱさー…最近俺が行くと少し赤くなってー…
   照れてるのかなー…」

高岡「気のせいだよ気のせい。恋は盲目ってのはマジだな」

国立「やっぱアレだな…夕方の時間に行くからかな…
   ロマンチックな時間帯だからかなー!おい!」

高岡「なるほど夕焼けがね。夕焼けが反射してるんだね」

国立「でもね…アクシーズはさ…ちょっと女の子らしいとこもあんの!」

高岡「お前暴走特急だな…止められる気がしないわ俺…」

国立「こないだ地震あったじゃん?そん時凄いシュンとしちゃってさー…
   もうね、凄いの。暗くなっちゃって塞ぎ込んじゃってさ…」

高岡「故障ですそれ。地震とか起こると
   危険防止のために止まるようになってんだね」

国立「でもね、俺優しく語りかけながら一緒にいてあげたの。
   そしたらね…また明るくなってくれたんだよー!
   愛の力ってのはやっぱ偉大だな!偉大!あははははは(笑)!!」

高岡「聞いて。ねぇ聞いて?それ管理会社の人が
   一生懸命頑張ったからなの。管理会社の力なの」

国立「やっぱそろそろ…俺、身を固めようかと思う。結婚する!」

高岡「あの…考え直してほしいんだけど…」

国立「何故だろう…何故か…何故か確実にOKがもらえる気がする!
   縦に首を振ってくれる気がするぅ!
   何なんだこの満ち溢れた自信はぁ!」

高岡「そりゃお前縦にしか動かねぇもん。
   さっきも言ったけど横には動かねぇんだよエレベーターは」

国立「よし、手始めに今日は一歩進んじゃおう…よし!Bまで行くぞ!」

高岡「何一大決心してんだよ!エレベーターのどこに乳があるんだよ!」

国立「いやいや…ちゃんとBって書いたボタンがあるじゃないか…」

高岡「それただ地下に行くだけだよ!何にもやらしいことねぇだろ!」

国立「最初はゆっくり押して…徐々に連打していって…
   おほっ…興奮してきた(笑)」

高岡「緩急つけんな!そして興奮すんな!」

国立「俺の股間も上に参りますねこりゃ!うへへへ!」

高岡「くだらねぇよ!ここにきて最低レベルの下ネタか!」

国立「そしてアクシーズの下に!下に参ります軍曹どの!」

高岡「誰が軍曹だよ!敬礼しながらおかしなこと言うなよ!
   お前バカじゃねぇの?!」

国立「いやー…できちゃった結婚とかしちゃうかも…
   どうする?!そしたらお前どうする?!」

高岡「お前との付き合いをやめる」

国立「子供はねー…やっぱ2人がいいね!
   エスカレーターと、動く歩道が一人ずつ!」

高岡「別にエスカレーターと動く歩道は
   エレベーターの子供とかにはなんないだろ!」

国立「ほら、やっぱ一エスカレーター、二動く歩道って言うじゃん?」

高岡「言わねえよ!なんだその一姫二太郎みたいな格言!
   どこの世界の言葉なんだよ!」

国立「いやー…たまらんね…ホント。幸せ家族計画ですなぁ…」

高岡「どこがたまらなくてどこが幸せかまったくわかんねぇよ…
   わかりたくもないし…」

国立「わかんないかなぁ……人間なんかよりよっぽどいいじゃない」

高岡「なんでそんなこと言うんだよ」

国立「だって人間って…結局裏切るじゃない……」

高岡「…重たいよ!いい加減にしろ!」
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トロイデ    (9/10)
コント/生み落とす文化
世知辛い世の中に揉まれながら

書いたネタです!見てやってください!
言いたいこも言えないこんな世の中じゃ・・・・・・トロイデ!

トロタ:ふぅ・・・間に合ったー!

    まさかここまでトイレの個室が空いてないとは・・・

    でもこれで一安心だな!

(ドンドンドン)

トロタ:入ってます

(ドンドンドンドン)

トロタ:だから入ってます!

???:あ、開けるんだ早く!

トロタ:なんですか?入ってるんだから他を当ってください

???:どうせたいした事無い物しか出さないんだろ!?

トロタ:どうしたらたいした事あるやつ出せるんだよ

???:俺のはたいした事あるのが出るんだよ!

トロタ:は?

文化男:申し遅れた。私「新しい文化生んじゃう男」と申す。

トロタ:絶対信用できねえ

文化男:実は私のお尻からはもう既に新しい文化出ようとしてるんだ。

トロタ:あれかな?末期なのかな?

文化男:俺がそこのトイレで新しい文化を生み落とす。

    そうすると世の中は劇的に進化をするんだ!さぁはやくそこをどきたまえ!

トロタ:よう今ので納得させたと思ったなこいつ

文化男:なぜだ!なぜ分かってくれない!

トロタ:いや、何か信用させる事の出来る様な物無いんですか?

文化男:は!そうか!じゃあ君そこのトイレの水を見てごらん?

トロタ:水ってただの水・・・あれ!?

    水がカラフルになってる!?え!?なんで!?

文化男:だろ?その「新しい文化受け止めちゃう水」にこの俺

    「新しい文化生んじゃう男」が新しい文化を生み落とすと

    世の中が劇的に進化するって事なんだよ!

トロタ:さっきからネーミングふざけ倒してるだろ

文化男:さぁ早くそこをどきなさい!

トロタ:いや、でも僕もさっき入ったばかりですし・・・

    あ、ちょっと質問良いですか?

文化男:なんだ!早くしてくれ!

トロタ:その新しい文化はあなたの何処から出てくるんですか?

文化男:お尻だ

トロタ:まずその文化変えろよ

文化男:車酔いしたら口から出てくる

トロタ:文化人全員に謝れ

文化男:俺は今までそこのトイレで色んな文化を生み落としてきた!

トロタ:例えば?

文化男:「紙粘土にニスを塗る習慣」とか「ボウリング場にジュークボックス置こう」とか

トロタ:私生活に響かない文化ばっかりやないか

文化男:「もっとリーズナブルな風俗が出来ればいいな」とか

トロタ:それもう願望やないか

文化男:とにかく早くしてくれ!ちょっともう漏れてる!

トロタ:漏れる言うな

文化男:ちょっと漏れてるから分かるぞ・・・!

    今回は「カリフラワー」に関する新しい文化だぞ!

    ほら!楽しみだろ!早くどけ!どくんだ!

トロタ:絶対期待できねえ

文化男:もう・・・早くしてくれ・・カリフラワーが・・・!

トロタ:カリフラワーメインで名指しするな

文化男:早くするんだ!もし俺がここで新しい文化を漏らしてしまったら・・・

トロタ:どうなるんですか?

文化男:すっげえ臭い

トロタ:1回でいいから綺麗な事言えよ

(ジャー)

文化男:お、終わったか!?

(ガチャッ)

トロタ:はい、終わりましたよ。どうぞ

文化男:か、変われ!(ガチャンッ!)

トロタ:どうですかー?新しい文化生まれましたかー?

文化男:うるさい!人がトイレしてるときに話しかけるな!

トロタ:陶器で潰すぞ

文化男:まず文化を生み落とす前に儀式をしなきゃならんのだ!

トロタ:儀式?

♪


文化男:君の胸で泣かない 君に胸焦がさない

    I'm looking for a perfect sky
    (完璧な空を探しているの)
    I'm looking for a perfect sky
    (私は完璧な空を探しているの)












    よしっ

トロタ:よしっじゃねえよ

文化男:もうさぁ前座も終わったし、そろそろ出るぞ!

トロタ:BONNIE PINK踏み台にするな

文化男:うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!

(ピカーン)

トロタ:うお!まぶしい!






・・・・・


(ガチャ)

文化男:ふぅ・・・新しい文化が生まれたぞ

トロタ:どんな文化ですか?

文化男:Gacktの新曲「カリフラワー」

トロタ:聞いて損した
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チキンハートブレイカーズ    (11/14)
コント/1+1=
小笠原:C大会には届いているでしょうか?
塩田 :俺の気持ち、あの子に届けー!!
小笠原:やかましいわ!個人的なことすんな!
野沢 :俺の担当分のピザ、宅配先に届けー!!
小笠原:自分の分はちゃんと配達しろよ!
オンエアに届いた、今期3勝届いた、チャンピオンに届くまであと2つ!チキンハートブレイカーズ!

先生(小笠原):じゃ今日はまず先週の復習から始めまーす。
       じゃあまずこの図形における単位ベクトルを求めて。

生徒(野沢):んーと……はい、できました!

先生:おっ、早いね。しっかり復習してるね。
   じゃあ次は応用。今の図形をこのように空間的配置に変えた場合、さっき求めた単位ベクトルを用いてこの辺とこの辺は並行であることを示して。

生徒:んー……できました!

先生:うん、応用もしっかりできてるね。
   じゃ次は前回つまずいた問題を。1+1は?

生徒:3。

(小笠原、手に持っていた教科書を床めがけてベシーンて叩きつける)

先生:何でそうなるのっ!!先週もそう間違えたでしょっ!!
   まったく…君は一流大学をも狙える頭脳を持っておきながら何でこんな簡単な問題で間違えちゃうかなぁ!

生徒:とりあえず違う問題出して下さい、先生。

先生:じゃあ1+5は?

生徒:6。

先生:1+4は?

生徒:5。

先生:1+3は?

生徒:4。

先生:1+2は?

生徒:3。

先生:よし、1+1は?

生徒:3。

先生:だから何でそうなるかなぁ!!

生徒:そうなると思ったからです。

先生:堂々と言うなや!君、これは小学校1年生の問題なんだぞ!

(ガチャ)

母親(塩田):あっ、すいません。もう家庭教師の先生いらしてたんですか。お邪魔しました。

先生:ちょっと待って下さい、奥さん。お宅の息子さんは非常に優秀な頭脳を持っています。
   でも一体何故1+1というような簡単な計算ができないんですか!?

母親:あら〜そうですの〜。先生の指導力不足ですね。本部の方へ連絡しておきますね。

先生:あっ、ちょっと!それは待って下さい!!私がなんとか教えますから!連絡は勘弁!土下座しますから勘弁!ペコペコ!!

母親:土下座だけですか?私とても口が軽いんですのよオホホ?

先生:えーとじゃあ…その…少ないですけど口止め料として千円ほど…。

母親:桁が大きくなるほど口が堅くなるんですのゲヘヘ。

先生:クゥッ、万札を投入だぁー!

母親:あとやっぱり精神的にも優位に立ちたいわガハハ。

先生:じゃ、じゃあ今度奥さんの靴舐めますから!

母親:みんな見ているところで舐めるのよグヒョヒョ。

(バタン)

生徒:……先生が来てからウチの母ちゃん変わったなぁ……。

先生:初回の面談の時には良妻賢母な方だと思ったんだがなぁ…。
   今は何だ、どこぞのクラブの女王様じゃないか。おー気持ち悪ッ。

生徒:え、えぇーっ…それを息子の前で言います…?

先生:まぁしかし危なかったな。こんな原石を手放してたまるか。他の生徒なんてアホ丸出ししかおらんわ。

生徒:え、えぇーっ…生徒の前でそんなこと言わないで下さいよ…。
   確か先生は僕の彼女のワカコちゃんも担当してますよね…。彼女もアホ丸出しってことですか…?

先生:いや、彼女はただ単純にバカなだけだな。ワカコならぬバカコだ。バタコみたいなバカコだ。

生徒:え、えぇーっ…だからそのバカコ、違ったワカコちゃんの彼氏の前でそれ言います…?
   てか最後ちょっとルックス批判もしちゃってるし…。

先生:ふん、受験生に彼女なんていらんっ!
   しかしどうしたもんかなぁ…?なんで君は1+1が分からないのかなぁ…?

生徒:ちなみに正解はいくつなんですか?

先生:2だよ2!ったく…。
   よし、じゃあ反復練習だ。声に出して覚えるんだ。

生徒:それって外国語を早くマスターする方法じゃ…。

先生:うるさーい!!君が間違えなければこんな勉強なんてしなーい!!

(ガチャ)

母親:うるさーいっ!!追い出されたいんかっ、この糞家庭教師っ!!

先生:はいぃぃぃっ!すいませんでしたぁっ!!

母親:クチャクチャ、プッ。ホラ、そこの床にガム落ちてるだろ、拭きな。

先生:えっとティッシュティッシュ…。

母親:拭くもんならお前が今着てんだろ!ボロ布羽織ってんじゃないよ!

先生:あっ、そうでしたね!失礼しました!フキフキっと。

母親:あっ!!お前の足元の床、なんか傷ついてやがる!貴様何か落としただろ!!

先生:見つかっちゃった!!すいません、さっき教科書を角から叩き落としてしまいました!

母親:次何か落としたらアンタの首も落ちるからね!!

(バタン)

生徒:え、えぇーっ…何、今の母ちゃん……。

先生:あの人目ざとっ!絶対に嫁の敵になるわ!ウザッ!

生徒:え、えぇーっ…生徒の親の悪口をその生徒の前で言います…?

先生:それよりも何だアレはっ!どこぞのファシズムの代表を思い出したわ!
   それとも北朝鮮の国家元首かっ!!

生徒:どっちでもないです。

先生:わかっとるわ!!さっさと今日の授業やるぞっ!さっさと終わらせるぞっ!
   えーと…反復練習だとアレ来ちゃうから…んーと、いかに寄せ付けないように…。

生徒:え、えぇーっ…生徒の親を害虫のように…。

先生:よし、じゃあ1と2ではどっちが大きい?

生徒:まぁ、そんなの2に決まってるじゃないですか。

先生:この余裕綽綽な解答っぷりが腹立つな…!
   よーし、じゃあ1+2と1+1ではどっちが大きい?

生徒:そんなの1+2に決まってるじゃないですか。わざわざ聞くことですか?

先生:ム、ムガッ…!っくーっ!!ここは我慢だ我慢…。下手に大声出しちゃったら訳分かんないのが来ちまう…。

生徒:なんかだんだん先生も訳分かんなくなってきましたけれどね。

先生:グガッ!!こ、この野郎…。
   ここは一度深呼吸をして…。スーッ、ハーッ。

(ガチャ)

母親:何か臭いのぉ。オイお前。

先生:ハイッ!!深呼吸してすいませんでしたァ!!

母親:ここにガムが2つあるわ。1つはミント味でもう1つは梅味。どっちが欲しい?

先生:ここは大好きな梅ガムを…。

母親:息が臭いと言われておいて何故ミントを選ばーん!!

先生:あっ、試されてた!!人間としてちょっと恥ずかしい!ミント味頂きます!もぐもぐクチャクチャ。

母親:…………。

先生:あの…まだ何か…?

母親:臭いっ!!やはり臭いっ!!これからは必要最低限以外は喋るんじゃないよ!!

先生:…………はい。

母親:もっと懇切丁寧に謝罪せんかーい!!

先生:本当にすいませんでした!なるべく呼吸しないようにしますっ!!

(バタン)

先生:いったいどうしろと!!喋るな言われて、今度は丁寧に謝れだぁ!?
   しかもちょっと俺を試してきたよ!梅味大好きなんだもん、しょうがねぇじゃん!

生徒:受験生の親ってやっぱピリピリしてるもんなんでしょうか…?

先生:あれはもうピリピリっていうかビリビリっていうか、…形容できんわ。フンッ!

生徒:先生最後の「フンッ」が危険危険。そういえば先生の息、なんとなく臭っ。

先生:この野郎…!しかしこの家にいる限り注意しないといけないなクソッ。
   よし、今日は君が1+1の答えを理解してくれたら授業終わることにする!うん、そうしよう。

生徒:なんか投げやりな…。

先生:もう先生限界だよ!この家には言論の自由はおろか、呼吸の自由すら無いじゃないか!

(部屋のテレビが急に映り、母親登場)

先生:!?

母親:生存の自由も奪われたいの?

先生:もうちょっとだけ生き延びたいです…。せめて自分の部屋の掃除しておきたいです…。主にベッド周辺部…。

母親:なら一生私に尽くしなさい。尽くせるだけ尽くしなさい。

先生:はいッ、是非そうさせて頂きますゥ!

母親:録音したわよ。

(テレビが消える)

先生:もう帰りたい…。あの人からはもう逃げられない…。死角無ぇじゃんか…。
   先生、君のお母さんの奴隷になっちゃったよ…。

生徒:ホントなんであんな風に変わっちゃったんだろう…。先生が来る前は優しかったのに…。
   別れたお父さんのことを引きずってるのかなぁ…。先生微妙に似てるし。

先生:あぁ、そういうことか。色々大変だったんだな…。
   ……そうだ!!かなり不謹慎だけど、1+1の分かりやすい教え方があったぞ!!

生徒:どういうのですか?

先生:お母さんとお父さんは合わせて何人でしょうか?これならいける!!2を導ける!!

生徒:えーとつまり、お母さんが一人、北海道のお父さんが一人、沖縄のお父さんが一人だから…3!

先生:複雑!!計算できない原因はこれかよ!!

生徒:あ、東京にもお父さんいたけど…でもあんなのは親なんてものじゃないっ!!数には含めないっ!!

先生:トラウマもあったっぽい!!ゴメンよ、これは先生が悪かった!
   つーか日本全国北から南まで揃ってるね。

生徒:あれ待てよ…もし先生が再婚しちゃったら4人になっちゃうぞ…。

(テレビが映る)

母親:そういうことなら、先生とは仲良くしなきゃいけないわね。
   これからもずっとよろしく頼むわよ。

生徒:1+1=4、と。

先生:それは絶対に無いわ!!そんなの拷問に近いところがあるわ!

生徒:え、えぇーっ…だからそれを息子の前で言います…?
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【残念ながらオンエアを逃した皆さん】

ブラックベリーパニック 289KB
藍原:声が出てなかったかな。
乱崎:無声映画だったかな。
神風とくやこうや 241KB
とくや「新たな試みをしてみたんですが、いまいちだったようで・・・」
こうや「ジャッペ見て、良くなかったところをもう一度練り直して、やり直します。」
二人「また来ます。」
さざなみ 121KB
鯵 最初はこんなもんです

【ジャッジペーパー】(敬称略)上から、
FAN 藍殿TT スリーオール 極東 銀沙灘

1組目 トロイデ
・僕にはこのネタに満点を付けるしかできません
 惚れ惚れするくらいにアホでおもしろいネタでした
 「まずその文化変えろよ」が特に素晴らしいです。(10点)

・設定は良かったんですが、そもそも「文化」という形の無い物を尻から生み出すというのがしっくり来ませんでした。
 たしかに文化を生み出すというなんかかっこいいことをトイレの個室でって面白いです。
 しかし、はじめにインパクトがあった分、それ以降はハマりませんでした。(4点)

・1個1個のボケの重みが違うというか、予想しえない角度からのボケを確実にくらった感じでした。
 ボニーピンクやGacktも安易に名前出しておく、みたいな感じではなく
 しっかりボケの破壊力を担っているというのも素晴らしいと思います。(10点)

・最近やたらと見かけるトイレネタとは一線を画してますね。かなり笑いました。
 もうちょっと展開出来そうな気がしたんで一点だけ減点します。(9点)

・ボケもツッコミも設定も、そこにだけ着目すればどれも一級品です。
 粘土にニス、BONNIE PINKの言葉選び、それに対するツッコミなどなど。
 しかしながらあまりにスピーディーなネタで盛り上がる前に終わってしまった、特に
  文化男:ちょっと漏れてるから分かるぞ・・・!
     今回は「カリフラワー」に関する新しい文化だぞ!
     ほら!楽しみだろ!早くどけ!どくんだ!
 設定の説明や前フリの終わったこのセリフ以降からが本番であるのに、ここからがあまりに短く感じました。(8点)
2組目 ブラックベリーパニック
・○○△◎△○

 爆笑ってアレじゃないんですが、他のショートコントとは一線を画したおもしろさがありました。
 一貫して流れる空気感がイイ。ショートコント自体は6つなんですが、充実感はありました。
 でももっと欲しいと思ってしまうのは事実……(7点)

・半分は少々笑いました。 ただ、やはりどれも単発なので大きな爆発には欠けると思います。
 インパクト勝負オンリーでは無く、それぞれに関連性を持たせるなどの手段も組み込むと良いのではと。
 個人的にはマッチ売りのショートコントが1番良かったです。(4点)

・ショートケーキとお見合いは面白かったです。
 ただ他は長さの割に笑いの量がついてこなかったかと思います。
 あと毎度タイトル前に言い間違うくだりも後半はちょっと煩わしかったです。
 面白かったコントがあってもその後に言い間違いのくだりによって一回リセット、
 むしろマイナススタートになってしまっている気がします。(1点)

・「料理番組」と「お見合い」はかなり面白かったです。これらで一本のネタで見たいくらいです。
 ただ他のネタは長さの割には、イマイチハマりませんでした。
 一つ一つのショートコントが長めだったので、「3Dメガネ」くらいのサイズのネタが幾つか増やして欲しかったですね。
 (質は「料理番組」や「お見合い」並みのモノが理想ですが。)(5点)

・○×○××○ 備考:大木凡人◎
 当たり外れの差が激しかったものの、ブリッジの「ショートコント」の言い間違いは割と安定していました。
 でもショートコントのオチで笑ったのは勧誘くらいで、後の笑いはコント途中のボケがほとんどでした。
 やはりショートコントはオチが肝なのでここはしっかりしていたいものです。(5点)
3組目 チキンハートブレイカーズ
・展開がワンパターンな中での、テレビから母親登場はいい変化球でした。読み返すと細部がなかなかおもしろいですね。
 母親がやたら濃ゆいからか、1+1=という部分が浮き気味かなとも思いました。
 その点では生徒の立ち位置も不安定かなと。生徒ももっとボケに走ってよかったのでは。(7点)

・それぞれのキャラがしっかり立っていたのと、終盤の1+1など上手かったです。
 1+1=3と答えるから生徒がボケかと思ったら、ホントに一流大学目指せる常識人だったんですね。
 ただ母親のキャラは笑えるというよりは、怖ぇという印象でした。(7点)

・母親と先生のやりとりでイマイチ盛り上がらなかった印象です。
 母親のキャラにもう少し緩急とかあると傲慢な感じの態度もより笑いやすくなるのではないかと思いました。(6点)

・満点付けるネタってどう指摘したらいいんでしょうかね。
 とりあえず母親が登場する度に段々とエスカレートしていく様子がたまりませんでした。(10点)

・いやまぁすげー。家庭教師ネタで母親をメインボケに添えてくるネタは初めて見たかも。
 1+1=と恐妻(?)の2つの題材をミックスしたような設定なので非常に濃いネタでした。
 気になったのは生徒の立ち位置ですかね。ボケにしてもツッコミにしてもなんか中途半端で
 1+1=の設定を使うためだけのキャラなので。もっとも、母親の存在感があまりに強すぎるだけかもしれませんが。(9点)
4組目 神風とくやこうや
・ボケが屁理屈をいってるだけにも見えてくるんですよね……そういう意味で笑いは少なかったです。
 つくってあそぼは面白かったですがあとボケが並列的というのもあるかなと……
 130キロからアメリカ、オバマに飛んでいく展開は勢いがあって好きなので、
 そのへんから広げていけるかな、と。(4点)

・う〜ん、本当にただ屁理屈だったような……
 妖精やおやすみからおはようの間に夢は見るものなど、なるほどと思うところはあるんですが……
 あと、オチまでしっかり作ったほうが良いと思います。(3点)

・サンクスやライオンのくだりは掘り下げ方も含めベタな方面だったように思います。
 他のくだりも掘り下げてはいるものの盛り上がるというわけではなく、
 ボケにひっかかることなく読み終えてしまいました。(2点)

・ライオンの下りは面白かったんですが、他は広げ方が中途半端に終わってしまった感じがしました。
 サンクスは内輪だったりみだりに有名人使ってたり今までの流れと異なってたり、
 オチ周辺なんか「こんな終わり方ありなん!?」って思いました。
 アサヒビールでライオンの天丼やったなら、ここら辺でももう一回天丼やっても良かったんじゃないかと。(3点)

・こうや「夢はおやすみからおはようまでの間に見るものだ!」
 ごもっとも過ぎて爆笑しました。ただ前フリのストーカーは今更言うかって感じしましたが・・・。
 あとアサヒビールまでは程よく綺麗な広げ方でいい感じだったんですが、サンクスで一変しました。
 最寄で130kmは笑いましたが以降のアメリカネタはどうも飛躍し過ぎと言いますか、
 これまでに比べると無理がある展開だったと思います。(5点)
5組目 さざなみ
・なにも漫才として間違ってはいないのですが……単純に、笑わせるべき場所がおもしろくなかったです。
 キムチとかわけわかめとか、小手先のボケが多すぎるかと。(1点)

・ボケが単純というか、すぐ思いつく茶化しという感じでハマりませんでした。
 冷蔵庫壊すとかは突飛で良いボケだと思うんで、これぐらいのボケをたくさん入れてください。
 ちゃんとオチてるところも良かったです。(3点)

・会話がだらだらしていたように感じました。
 それが味になって良い感じになっているというわけでもなく、なんだか中身の無い漫才のように見えてしまいました。
 中身があってそう見えてしまうのだとしたらもったいないのでいっそ味にしてしまうか、
 はきはきしたやりとりにするかした方がいいと思います。(0点)

・猫に犬っぽい名前・犬に猫っぽい名前って小学校低学年レベルのボケから始まったんであんまり期待してなかったんですが、
 残念ながらネタ全体における殆どのボケの発想や掛け合い自体も小学校低学年レベルでした。
 個人的に気になったのんですが、漢字に直せる箇所はきちんと漢字に直して欲しかったです。
 ネタと相俟ってか稚拙さが一層際立った感じがしました。(0点)

・平仮名の多さと句読点・感嘆符の少なさも相俟って文章なのに棒読みな漫才に見えました。
 ぎこちない関西弁もそれに輪をかけて寒く見せてます。
 ボケとかツッコミ以前にどんな漫才(勢いよくか落ち着いてか)をしたいか、
 それを伝えるためにはどう書けばいいかという点から出発しましょう。(0点)
6組目 センチメンタルゼリービーンパニック
・よくある形式っちゃそうなんですけど、国立がとにかくバカでバカで……息を切らさず笑えました。下ネタもいいアクセントだと。
 エレベーターとわかった上だと、Bが地下などボケが読める部分もありました。(9点)

・対象がエレベーターであることを十分に生かしたボケが詰まってて、面白かったです。
 特にBまで行くってとこからの下はうまかったですね。
 ただ、エレベーターだってバラす前が若干長い気がします。結構すぐに人では無いって気づくので少し省いても良いかと。(9点)

・エレベーター要素の絡め方が綺麗なのと、それを指摘するツッコミがしっかりしていたので良かったです。
 ただオチはなんだか妙な違和感の残る感じがしました。(9点)

・オチがエレベーター関連で落とさなかったのが悔やまれます。減点理由はそれだけです。(9点)

・尻上がりな展開、エレベーターを上手く利用した数々のボケ、それに対する一歩後ろに引いたツッコミはどれもハイクオリティでした。
 下ネタも題材が恋人ネタだから違和感ないですし、むしろこれが無ければ不完全燃焼で終わってたのではないかと危惧するくらい。
 唯一気がかりなのがオチ。なんでこれで落としたんだろうってもやもやしてます。
 「エレベーター」と「落ちる」で上手いこといけそうなものですが・・・。(9点)

【第298回結果表】 平均KB 343KB
ユニット名KBOA率BR
センチメンタルゼリービーンパニック5013/6
トロイデ4619/10
チキンハートブレイカーズ44511/14
ブラックベリーパニック2890/4
神風とくやこうや2414/16
さざなみ1210/1
センチメンタルゼリービーンパニックとチキンハートブレイカーズが
今期3勝を達成。トロイデも順調に今期2勝目を挙げた。