第293回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

無気力マタドール  (3位)
初挑戦初オンエア!


有機丸アポロ  (2位)
無傷の8連勝!


ライジングブルー  (1位)
こちらは6連勝!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

ライジングブルー    (24/27)
漫才/お見舞い
青:チャンピオン大会には、行ける、のか・・・!?

昇:それ以前にオンエアされる・・のか・・!?

青:されてるわ。 見てくださいどうぞ。
絶対的安定感で堂々のTOP合格!ライジングブルー!

青:どーもよろしくお願いします! ライジングブルーです!

昇:突然だけどさ、怪我で入院してる友達のお見舞いに行くみたいなのをまだ経験してないんですよ。
  だから今日はそういう場合のためにやってみたいなと思って。

青:まぁ確かにいざという時にちゃんと元気づけないといけないからね。 じゃあやってみましょうか。



青:うーん、入院中は暇なもんだなー。

昇:「おっす青澤! 調子はどうよ?」

青:あ、昇川! お見舞いにきてくれたんだ!

昇:「サッカー部のみんなもお前が退院するの待ってるぞ!」

青:そっか、みんなには迷惑かけてるからな・・・。 じゃあ俺もできるだけ早く退院できるよう頑張るよ!

昇:「早くまた一緒にクラッシュギアで頂点目指そうぜ!」

青:俺らサッカー部じゃねぇのかよ。 なに懐かしい玩具に取り組んでんだ。

昇:「じゃあまた今度な!」

青:あら、帰るの早くない? まあいいか、またなー。 いやーそれにしても・・・

昇:「敬具。」

青:・・・・手紙!? 今までの全部文章なの!? どうりでなんか会話に違和感あると思ったわ!

昇:「PS;夢にうなされて独り言を言ったりしてないか心配です。」

青:うるせーよ! 今のは別に独り言のつもりでしゃべってたわけじゃねえよ。
  違うじゃんか。 こっちは直接会話したがってるわけだから。

昇:あ、ちゃんとした会話ってこと?

青:そうだよ書面でクラッシュギアとか寂しいでしょうよ。もう1回やってみて。

昇:なるほどな。



青:あー入院中は暇だなー

昇:ぴっぽっぱ もしもし?

青:電話じゃねーか! そんなに会いに来るの嫌か!

昇:さっき会話が大事って言うから・・・

青:ちゃんと顔会わせて会話するんでしょうが! 直接見舞いに来てくださいよ!



昇:おい青澤! 直接お見舞いに来たぞ! ぴっぽっぱ!

青:おう昇川! 来てくれたんだな! それとぴっぽっぱは口癖なのか!?

昇:お前が入院生活で元気をなくしてるんじゃないかと思ってさ。

青:いやーわざわざごめんな。 来てくれて嬉しいよ。

昇:こっちこそ元気そうで何よりだよ。 この調子じゃあもうすぐ退院できそうなの?

青:うん、このまま順調にいけば近いうちに退院できるらしいんだよね。

昇:そうなの!? じゃあ尚更めでたいじゃん!

青:そうなんだよめでたいんだよ。 お前が見舞いに来てくれたのも嬉しいしさ。

昇:あ、そういえばお前に差し入れがあったんだ! お前が喜んでくれるんじゃないかと思って持ってきたんだよ。

青:そうなの!? めちゃくちゃ楽しみなんだけど。 何持って来たの?

昇:サッカー部のみんなでお前が早く治るようにって作ってきた物があるんだ。

青:え、ホントに!? もしかしてみんなで作ってきたってことは・・・

昇:今日はお前を励まそうと思って・・・寄席をもってきました!

青:寄席!? 「よせ」持ってきたの!? いや、寄せ「書き」とかじゃないの!? 

昇:いや、退屈なんじゃないかなーと思って・・・。

青:だからって寄席用意しなくていいだろ! もっと相応しいものがあると思うんだけど!

昇:・・・お前がそういうと思って、他にも用意してきました!

青:あ、他にもあんの!? じゃあ、寄席とかいらなかったと思うけど・・・。

昇:今度は満足してもらえると思うよ、みんなで・・・寄せ鍋を作ってきました〜!!

青:鍋かよおい! その見当違いな「よせ」シリーズなんとかなんねぇのか!

昇:何がそんな不満なんだよ・・・。 そんな怒ったら入院長引くぞ?

青:見舞いの品が微妙にぶれてるからだよ! いろいろ持ってきてくれて嬉しいけど「よせ」まで来たら真っ先に思いつくのがあるだろ!
  もっとみんなの熱い気持ちがこもったというか、その・・・

昇:いや、みんなお前のことを思って持ち寄った海の幸を熱いスープに入れて作ってきたんだけど・・・。

青:その努力わかるけども! 普通は色紙とかに書いてくるもんがあるだろ!?

昇:あ、色紙は鍋を置くための敷物で使ってるけど。

青:使い方間違ってるだろ! 俺はみんなのメッセージが書いてあったりするのを期待してたんだよ!

昇:あ、でもそれだったら豆腐にみんなからのメッセージが書いてあるよ

青:だから使い方がおかしいって言ってんだろ! どこ書いてんだみんな! もういいよ寄せ書き
は!

昇:そう怒るなよ! まだまだ用意してるからいろいろと!

青:本当かよ・・・。 じゃあ他のをとりあえず見せてよ。

昇:ではお見せしますか。 まずはサッカー部のみんなで一生懸命折り紙を用意して作ってきたやつ。

青:折り紙? 寄せ鍋みたいな裏切りはないよね・・・?

昇:大丈夫。 みんなで一生懸命折った“千歯こき”です、どーぞ!

青:千羽鶴もってこいや!! 江戸時代の農具の折り紙もらって何を感じ取ればいいんだよ!

昇:え、でもこの脱穀に適した感じとか精巧に再現できてると思うんだけど・・・

青:そのスキルがあるなら鶴を千羽作ってこいよ! 「せんば」まで行ったんなら鶴で良かっただろ!
  もう千歯こきもいらねーよ! 他に何か持ってきてないの!?

昇:ちょっと、さっきから全然喜んでくれないじゃんか。 せっかくみんなで作ったのに・・・。

青:いや、嬉しいっちゃ嬉しいけどもっと一般的なやつで良いんだって!
  大体お前のお見舞いの仕方がまずいんだよ。 もっと相手を喜ばせてくれないと。

昇:うーん、でも俺こういうのちょっと苦手だわ。別のお見舞いでやろうよ。
  例えばほら、怪我で自信無くしてるチームメイトをお見舞いで励ますみたいなさ、そっちの展開でやらしてよ。

青:まぁそういう展開もよく見るけど・・・。 じゃあそっちはちゃんとやってくださいね。


昇:いやぁ、寄せ鍋喜んでもらえて良かったよ。

青:寄せ鍋ありきの見舞いかよ! 何でそこ強くこだわってんだ。

昇:ところでさ、お前次の大会までに退院できそうなのか?

青:大会かぁ・・・。実は・・・俺、もうサッカー部辞めようと思ってるんだ。

昇:お、お前・・・! 何で(ハフハフ)そんなこと(ハフハフ)言うんだよ!
  お前が(ハフハフ)いなきゃ誰がフォワードを(ハフハフ)するんだよ!

青:・・寄せ鍋の豆腐食いながら説得するのやめろ! 引き留める気あんのか!

昇:とにかくお前がいないとウチは勝てないんだよ! お前無しで誰がクラッシュギアのセッティングするんだよ!

青:だからサッカー部じゃねぇのかよ! マシンより足を動かせ足を!

昇:とにかく何でやめるなんて言い出すんだよ!

青:・・・どうせ俺が頑張ったところで限界があるんだよ!

昇:そんなこというなって! お前は高校で3年間頑張ってプロになるんだろ!?

青:・・・。

昇:それでプロで活躍して、世界で活躍するためにイタリアとかで落武者修行するんだろ!?

青:落ちたりはしねぇよ! わざわざマイナスの修行するわけねぇだろ!

昇:イタリア行ってピザ食って太って女に騙されてのたれ死ぬんだろ!?

青:随分墜ちてんな!! 落武者修行しただけあるわ! とにかく俺はもうサッカーを辞めるんだよ!

昇:いいかげんにしろ! お前一回怪我したぐらいで何辞めるとか言ってんだよ!  おい、この花瓶を見てみろ。
  この花瓶は俺がある陶芸家の人からお前のために買ってきた物だ。
  その陶芸家は若い頃サッカー選手として活躍を期待されていたが怪我でサッカーを諦め、陶芸家になったんだ。
  そんな彼が魂を込めて作り上げた結晶がこの花瓶なんだよ! これを見ても何も感じないのか!?
  つまり・・・お前も陶芸家になれ!!

青:・・はぁ!? たらたらしゃべって結局陶芸家を勧めんのかよ! 俺を引き留めたいんじゃなかったの!?

昇:俺がお前のかわりに頑張るよ! 見ろよ俺のこのシュートを! (パリーン)

青:花瓶割れたわ!! 病室でシュートしたせいで魂の結晶とやが割れちまったわ! どうすんだよ!!

昇:痛っ、割れた花瓶で足切った・・・。 青澤、入院するから見舞い来てくれよな。

青:いい加減にしろ!!

両:どうもありがとうございました。
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無気力マタドール    (1/1「)
コント/恋人ロボ製作所
冬山「マナです」
夏川「カナです」
2人「無気力マタドールです」
あら、三倉さんとこの娘さんは2人とも嫁いだのかしら。 特に気張らぬ無欲の勝利!無気力マタドール!

(電話音) プルルルル…… ガチャ


夏川 「はい、お電話ありがとうございます。恋人ロボ製作所でございます」

冬山 「もしもし、こちらで彼女型ロボットを販売していると聞いたんですが」

夏川 「はい左様でございます。お客様のニーズに合わせたロボットを製作、販売し、彼女いない歴=年齢のお客様に大変好評をいただいております」

冬山 「買う人誰もが、彼女いない歴=年齢って訳無いと思うけど。ところで、今はどんな感じのロボットが売れているんですか?」

夏川 「今はですね、蛯原友里型ロボットが売れてますね」

冬山 「凄い!蛯原友里ですか。これ俺も欲しいなあ。まだ売ってますか?」

夏川 「はい、まだ在庫はございます。では、こちらの『ゴリラ風蛯原友里型ロボット』で宜しいですか?」

冬山 「いやいや、何ですかゴリラ風って。蛯原友里にゴリラアレンジいらないって」

夏川 「どちらかって言うと、蛯原友里風ゴリラって感じでしょうかね」

冬山 「段々ゴリラ色強くなってきてるし」

夏川 「っていうか、ゴリラです」

冬山 「断言しちゃった!ゴリラじゃなくて、ちゃんとした蛯原友里型ロボットください」

夏川 「かしこまりました。それでですね、2駆と4駆、があるんですが、どちらにいたしましょうか?」

冬山 「2駆と4駆って…… ロボットだけに車みたいな感じですね」

夏川 「まあ簡単に言うと、2足歩行か4足歩行なんですけどね」

冬山 「4足歩行ってゴリラじゃん! 人型ロボットらしく普通に2足歩行にしてください」

夏川 「わかりました。肌の色はどういたしますか? 赤、青、黄色に加えて、今流行のスケルトンタイプがございますが?」

冬山 「どれも嫌ですよ! しかも何ですか、スケルトンタイプって! 皮膚透けてるじゃん!普通の肌色にして!」

夏川 「かしこまりました。それでは言語の方はいかがいたしましょう?」

冬山 「言語って、日本語とか英語とかの?」

夏川 「左様でございます。基本スペックはフィリピン語で、その他の言語はオプションになっております」

冬山 「えぇっ? 基本スペックがフィリピン語なの? 日本人無視かよ」

夏川 「ご安心ください、もちろん日本語も喋りますよ。ボキャブラリーも豊富ですのでサンプル音声聞いてみてください」


サンプル音声 『イラッシャイマセ』

サンプル音声 『コンド、イツキテクレル?』

サンプル音声 『……クニニカエリタイ』

サンプル音声 『諭吉』


冬山 「いやいや、明らかに夜のお店で働いている方ですよね? しかも最後の方ホームシックに掛かってるし」

夏川 「母国を想う純粋な彼女の心を癒すのはお客様です。さあ買っちゃいましょう」

冬山 「純粋っていう割には『諭吉』だけは流暢な日本語で喋っていたけどな」

夏川 「他のオプションもサービスしますんでお願いしますよ〜」

冬山 「他のオプションって、例えば?」

夏川 「やはりそこは恋人ロボですからね。お客様の胸がキュンとなるよう思考回路をインプットさせていただきます」

冬山 「もしかして、手を繋いだり、キスしたり?」

夏山 「ドラミングしたり」

冬山 「ゴリラやん!まんまゴリラやんっ!そんなクソゴリラロボいるかっ!」

夏川 「まあまあ、ちゃんとした彼女ロボット作らせますので、お願いですから買ってくださいよ」

冬山 「もう、どうしようかなあ。ちなみにロボの年齢も指定できるの?」

夏川 「もちろん出来ます。3歳から12歳。40歳から上は制限無しでお作り致します」

冬山 「範囲が狭すぎだろ! 幼女か熟女の二択って!」

夏川 「ただ、買っていただいた方周辺の犯罪率が、極端に減りましたけどね」

冬山 「……絶対そいつら恋人ロボをあってはいけない使い方してるな」

夏山 「警察からもお墨付きですので、さあ買ってください」

冬山 「じゃあ、その間の18歳とか作れるんですか?」

夏川 「わかりました。18歳ですね」

冬山 「えっ?18歳で作れるの?」

夏川 「勿論です。人間の年齢にすると40歳になりますが宜しいでしょうか?」

冬山 「だからなんでゴリラ年齢なんだよ! もうええわ!」
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有機丸アポロ    (8/8)
漫才/感染性怪奇譚
遠山:やりました。結構頑張って作ったネタなんで嬉しいです。
出雲:これで飼ってたポチの魂も報われます。
遠山:勝手に弔い合戦してたんだ。
お悔やみ申し上げます。結果的には危なげなく勝利!有機丸アポロ!

遠山:どうも、有機丸アポロです。
出雲:こんにちは、「小豆洗おか、人取て食おか」でお馴染み出雲です。
遠山:嘘をつかない。お前は妖怪小豆洗いじゃない。
出雲:そうだな、もう小豆洗いからは足を洗ったからな。
遠山:まず小豆洗いだった時期がねえだろ。
出雲:まあそんなことよりさ、お前に話があるから聞くべからず。
遠山:……え、何?新手のとんち?あいにく俺あんまり捻り利かねえからさ、普通に言って?
出雲:ああ、あのな、最近色々話のレパートリー増やしたいと思ってんのさ。
遠山:ああ、確かにな。話の幅が広がると色々便利だし。
出雲:そうだよ、俺なんか話題振られても腸内細菌の話しか出来ねえからさ。
遠山:それは大問題だな!?何一つ会話で役立つことのない知識だな。
出雲:サルモネラ菌の話なら一昼夜語れるぜ?
遠山:そんな身の無い話に費やされる一昼夜がもったいないよ。
出雲:ここだけの話……ピロリ菌の話題もいけるぜ?
遠山:興味がねえよ!そもそも細菌に一切興味がねえよ!
出雲:だから色んなジャンルの話がしたくてね、手始めに怖い話について色々情報集めたんよ。
遠山:ああなるほど、確かに怖い話って結構盛り上がるからね。
出雲:元々腸内細菌が人体に及ぼす末期症状についての怖い話なら持ってたんだけど。
遠山:それ怖さの方向が違うよ。みんなで怪談話そうって時に細菌について語るやつがいるか?
出雲:ここだけの話……ピロリ菌はやべえぜ?
遠山:ピロリ菌はもういいんだよ!知るかピロリ菌の危険性なんざ!
出雲:ピロリ菌が腸内に侵入したら、お腹の中から「ピロリ、ピロリ♪」って音が……!!
遠山:鳴るか!そんなマクドナルドのポテト完成時みたいな音なるか!
出雲:そう、ピロリ菌に感染すると、最悪、体がポテトに!!
遠山:なるか!どんな細胞変化だって話だよ!
出雲:カルビーのポテトチップスの袋に書いてあるじゃがいものキャラクターいるだろ?
      あれピロリ菌感染者の成れの果てだよ。
遠山:そんなワケあるか!あのキャラにそんな悲劇的バックボーンねえよ!
出雲:噂によると現在流通してるポテトチップスの3分の2はピロリ菌感染者だという……!!
遠山:変な都市伝説作るな!お前カルビーからの訴訟に備えとけよ。
出雲:と、まぁ、これが今までの俺の鉄板怪談話だったんだけど、何故かあんまり怖がってもらえなくて。
遠山:そりゃそうだろな。怖い話ってか不思議な話だもの。
出雲:だから色々怪談話について勉強したのさ。ネットとかペットとか使って。
遠山:ネットだけで充分だと思うけどな。なんだペット使った情報収集って。
出雲:「さぁポチ、なんか怖い話集めに行ってこい!」って犬をさ。
遠山:何の意味も持たねえけどな。変な宿命背負わされたポチの身にもなってみろ。
出雲:「おー、おかえりポチー。ポチ、お、お前、体がじゃがいもになってんじゃねえか!」
遠山:ピロリ菌に感染してる!
出雲:そのピロリ菌に感染した犬を描いたものが「じゃがいぬくん」だという……!!
遠山:だから変な都市伝説作ってんじゃねえ!お前ドンドン敵を増やすな!
出雲:まぁ、あとネットで仕入れた知識としてさ、怖い話って決まり文句言ってりゃいいみたいなとこあるじゃん。
      「お前だー!!」とか「誰かなー、誰かなー?」とか。
遠山:後者を使う人は限られるけどな。稲川以外使いこなせないけどな。
出雲:あと「実食!」とか。
遠山:怪談に使わねえよ!食わず嫌い王座決定戦じゃねえか。
出雲:いや、使うだろ。山姥が人を食べようとした瞬間「実食!」
遠山:怪談のムードがまるでねえよ!
出雲:「参りました!いやぁ、昔食べた時肋骨が歯に挟まって以来、痩せた男性は食べらんないんですよー。」
遠山:山姥の好き嫌いなんざ知りたくねえよ!グロいし!
出雲:「え、じゃあそちらの食わず嫌いはなんだったんですか!?
      あー、ピロリ菌に感染してポテトになった人かー!」
遠山:やめろぉー!!お前隙あらばピロリ菌ねじ込んでくんじゃねえよ!
出雲:そのポテトというのが、お前だぁーーーっ!!
遠山:やかましいわ!怖がれるかそんなんで!
出雲:まぁ、そんなワケでさ、
      俺がネットで仕入れた知識と決めゼリフ使えば結構怖い話話せると思うからさ、とりあえず聞いてよ。
遠山:正直今までの過程で信用出来る箇所がゼロなんだが、一応話せよ。
出雲:あぁ、じゃあ話すぞ。いいか、これはな……地獄先生ぬ〜べ〜が実際に体験した話で……。
遠山:じゃあ実際起きてねえじゃねえか!ぬ〜べ〜自体がフィクションだから!
出雲:でもこの話めちゃくちゃ怖いぞ!?どえりゃー怖いぞどえりゃー!!
遠山:いや、わかるよ!ぬ〜べ〜は確かに怖いよ!だけど漫画だから!結構知れ渡ってる漫画だから!
出雲:えー…俺の切り札が真っ向否定された……。
遠山:切り札が漫画からの抜粋ってだいぶ酷いぞ!?
      こういうのって、実際にいる誰かが実際に体験した物語って言えばそれだけで怖いんだ。
出雲:じゃあ、俺が実際に体験した話なんだけど………。
遠山:そうそう、いいよ。
出雲:あれは、俺が教え子達と一緒に海に行った時の……。
遠山:ぬ〜べ〜の立ち位置に自分を置くな!お前地獄先生でもなんでもねえじゃんよ!
出雲:えぇ、じゃあ誰の位置に俺を置けばいいの!?ターボばあちゃん!?
遠山:妖怪サイドじゃねえか!相方が退治される話なんざ聞きたくねえよ!
出雲:じゃあ誰の位置に俺を置けばいいんだよ!?
      あ、「誰かなー、誰かなー?」
遠山:ここで決めゼリフ使うなや!絶対使い方間違ってるし!
出雲:「お前かぁーーーっ!?」
遠山:尋ねてんじゃねえ!もう、これ以外の話をしろよ!
出雲:でもこの話どえりゃー怖いぞ!?おみゃーさんどえりゃー怖がるぞ!?
遠山:どーでもいいが、何でお前名古屋弁なんだよ!漫画からの抜粋じゃない話を頼む。
出雲:わかった、これはな、とある田舎町で実際に起こるであろう話なんだが……。
遠山:じゃあまだ起きてねえじゃん!ただの未来予想図じゃん!
出雲:時は西暦2XXX年、3人のアンドロイドがネオ田舎のネオ旧校舎でネオ肝試しをするんだが……。
遠山:しかも極端に未来すぎるわ!「ネオ」付けりゃ未来っぽいと思ってんじゃねえぞ!
出雲:そのネオ旧校舎には、夜な夜なネオ落ち武者が出ると言うネオ言い伝えがネあり……。
遠山:新しいのか古いのかわかりづれえよ!!なんだネオ落ち武者とか!
出雲:ネオ落ち武者ってのは、鎧がチタン製でな。
遠山:そういう細かい所に最先端のテクノロジー費やすな!
出雲:で、そのネオ旧校舎を進んでいくと、なんと、大量のネオピロリ菌感染者が!!
遠山:ピロリ菌出すなっつーの!なんだネオピロリ菌って!
出雲:ネオピロリ菌に感染した者は、なんと体がハッシュドポテトに……!!
遠山:なんで調理されてんだよ!数百年の間にウイルスはどんな進化を成したんだ!
出雲:そのハッシュドポテトになった感染者を「実食!」
遠山:食べるな!やってることが怖いというよりエグいわ!
出雲:あ、「ネオ実食!」
遠山:ネオがねえから怒ってんじゃねえんだよ!!もうこの話もいい!
出雲:えー、でもこの話、こっからが怖いんだよ。
      ネオピロリ菌感染者を発見した3人はひょんなことからネオ国家にネオ反逆罪とされ追われ、
      ネオ国家が放ったネオエージェントと壮絶な戦いを……。
遠山:もはやSF小説じゃねえか!怪談とは違うベクトルに興味あるわ!
出雲:ネオ国家から逃げながらも同志を増やしていく3人。しかし、ある日アジト内部で仲間が殺される。
      裏切ったのは「誰かなー、誰かなー?」
遠山:緊迫感がまるでねえよ! もういいよ、これに関しては後で原稿にしたやつを個人的に読ませろよ。
      それで、今はしっかりした怪談を語ってくれよ。
出雲:しっかりした怪談……あ、だったら俺の友達の3番目の母親が実際に体験した話がいいかも。
遠山:ほう、とりあえずお前の友達の家庭の複雑さが気になるが、聞かせてくれよ。
出雲:ああ、これは20年ほど前、未だ戦火冷めやらぬ時代。
遠山:だいぶ前に冷めてるよ。どこの地域の話してんだ。
出雲:当時小学生だった俺の友達の3番目の母親が、
      友達と、その友達の友達と、もう1人の友達の友達と、その友達の友達の友達と海に……。
遠山:ややこしいわ!もうちょっとわかりやすく話せないかな!?
出雲:わかりやすくか。
      俺の友達の3番目の母親(むちうち)が、友達(突き指)と、友達の友達(扁平足)と、もう1人の友達の友達(ぎっくり腰)と……。
遠山:なんで持病で区別付けてんだよ!よくそんな満身創痍でレジャーに出かけたな!?
出雲:その友達の友達の友達(舌バカ)と海に……。
遠山:1人病気じゃねえ!ただの味音痴がいる!
出雲:そのむちうちと扁平足が数年後結婚するわけだけど……。
遠山:あ、もう病名で呼ぶんだ!嫌なカップルもいたもんだ。
出雲:その5人が海で楽しく遊んでるわけよ。
      突き指の指にカニをけしかけたり、舌バカに砂食わせたり。
遠山:ただの悪のりじゃねえか!やってることが下衆だわ!
出雲:舌バカ「わーすごい、砂ってキムチの味するんだー。」
遠山:するか!いっぺん閻魔様に舌引っこ抜かれろ味音痴!
出雲:そんでだ。遊びまくって日も暮れて、そろそろ帰ろうと……あ、砂を「実食!」
遠山:言い忘れてたなら言うな!蛇足にもほどがあるわ!
出雲:そんで、5人は帰ろうと、駅に向かって浜辺を歩き出したわけ。
      そしたらさ……誰もいないんだよ?5人以外誰もいないのに……微かに、奇妙な音が聞こえるんだよ……。
遠山:……ほぅ、ちょっと怖くなってきたじゃねえか……。
出雲:5人は顔を見合わせた、そんな音が鳴る物は持ってない。
      しかし、5人の困惑とは対照的に、不気味な音は止まらない。
      5人の耳元に響き渡る謎の音……。

      ………「ピロリ、ピロリ♪」
遠山:ピロリ菌じゃねえか!!お前、最終的にピロリ菌持ち出したいだけじゃねえかよ!
出雲:舌バカ「そんな、誰か変なものでも食ったのか!?」
遠山:おめえだよ!おそらくお前の貪った砂が菌の媒介だよ!
出雲:それを皮切りに、みんなの腹からも「ピロリ、ピロリ♪」の音が!
遠山:みんなで砂食ったのか!?全員舌バカっつーかただのバカ集団じゃねえか!
出雲:「ピロリ、ピロリ♪」「ピロリ、ピロリ♪」「ボツリ、ボツリ♪」「ピロリ、ピロリ♪」
遠山:1人なんか違う音出したぞ!?
出雲:そう、1人だけボツリヌス菌に感染していたのだ!
遠山:新たな細菌出すな!お前、「細菌=音を出す」って言う謎の公式捨てやがれ!
出雲:ボツリヌス菌に感染すると、なんと里芋の煮っ転がしに!
遠山:和風!ボツリヌス菌、和風!
出雲:そのボツリヌス菌に感染してたのが、お前っ、いや、ぎっくり腰だったかな……。
遠山:そこは言い切れよ!お前だーを力で押し切れよ!
出雲:「誰だったかなー?」
遠山:迷うな!曖昧な記憶で怪談を語るな!
出雲:体がポテトになってきて慌てふためく5人、そこに現れた人影。
      それはワイシャツにネクタイをしており、異形の右手を持ち、「悪霊め、俺の生徒に手を出すな」と……。
遠山:ぬ〜べ〜じゃねえか!結局最初の話じゃねえか!
出雲:ぬ〜べ〜じゃない、ネオ地獄先生ねぉ〜べ〜だ!!
遠山:ネオ要らねえよ!なんだねぉ〜べ〜って気持ち悪い発音!
出雲:ねぉ〜べ〜の右手はハッシュドポテトなのだ!
遠山:ネオピロリ菌感染者じゃねえか!
      もういいよ、お前、このグチャグチャな話で何伝えたいんだよ!!
出雲:いや、腸内細菌は怖いよってゆう……。
遠山:結局それかよ!あと一応言っておくがな、ピロリ菌は胃の細菌だよ!!
出雲:マジで!?実にショック!!
遠山:実食みたいに言うな!いいかげんにしろ!
二人:どうもありがとうございました。

市河:今回勝てば8連勝だね。
遠山:そうですよ、だから出来る限り連勝を途切れされたくありませんね。
碓氷:無敗の8連勝っつーと、本家オンバトなら次の挑戦で負ける組が続発する
ジンクスがあるね。
遠山:こらこらこら。
碓氷:らっこらっこらっこ。
出雲:(腹ガンガンガン)
市河:何このクソみたいな連帯ギャグ!?
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【残念ながらオンエアを逃した皆さん】

ブラックベリーパニック 297KB
藍原:今日は帰って、吐きます。

乱崎:引かれるよ。てか、引いてるよ。
後藤○○ 205KB
(後藤)やっぱりね。そう思った。

(○○)絶対いけるって言ってました。
ハイビスカス 177KB
瀞巻:負けは負けだね。

落葉:だから?

【ジャッジペーパー】(敬称略)上から、
へへへ 8823 BOMB KT 銀沙灘

1組目 ブラックベリーパニック
・凄くクールって言うか無表情的なツッコミですね。
 もう普通な会話みたいです。
 かなり自然にボケが入ってくるのは良かったですが、ボケに新鮮味が少し欠けました。
 最後の方も少し微妙なオチで....
 これらを改善したらけっこういい線いってると思います。(4点)

・この淡々とした流れは好きです。
 序盤のボケも後半でしっかり回収していて、非常にうまい構成だと感じました。
 将棋盤のボケも終盤に出てきたら文句ない流れだったと思います。
 ただ、ツッコミが若干回りくどかったのが気になりました。
 もう少しシンプルでも面白と思われます。(8点)

・淡々と会話が進められていて、こういう雰囲気も悪くはないとは思うんですけれども…。
 でも生憎、笑った箇所がありません。オチでちょっとだけ微笑んだ程度です。
 ボケがどれも小粒なんですよね、目玉となる、華のあるボケが無いと思います。
 どこでどうボケよう、このボケはまた利用できる、みたいな貪欲さがみられたのでそこは評価しますが、
 面白さだけで点数付けるならば恐らく1でした。(3点)

・綺麗なやりとりだったとは思いました、が、
 自分がブラックベリーパニックさんの何が好きかと言うと、
 藍原さんの高気圧ぶりの中から垣間見える面白さが好きなんですが、
 今回のネタはあまりハジけきってなかったように感じました
 あと「1人カラオケ恥ずかしいんで」と言った日常生活に触れるようなことから発展するボケが多かった気がするので、
 もっと別角度から切り込んでも良いと思います
 格言的なことを言うボケは面白かったです(4点)

・独特の間合いと雰囲気が心地いいですね。こういう日常的で落ち着いた緩いコント好みです。
 でもネタとしては大人し過ぎたかなと。
 ボケらしいボケがなかったのが原因でしょうか。もっと話題と関係ない突飛なボケを入れてもいいと思います。
 言葉遊びも評価は高くなりますが笑いには繋がりにくいのでアクセント程度に留めておくのがベターかと。(4点)
2組目 無気力マタドール
・シュールですねぇ。
 こういうの好きです(笑)
 しつこく、ずっとゴリラを引っ張ったのはとても良かったです。
 ただ何なんだろう...問題点じゃないんですよ。ただ何か後一つパンチが欲しいですね...(6点)

・設定は悪くないと思うんですが、その背景が不透明だと思いました。
 この恋人ロボがこの世界においてどんな位置づけなのかがかなりあいまいなので、
 そのバックグラウンドを明確にし、ボケにつなげれればいいんじゃないでしょうか。
 例えばこのロボにより町中ゴリラだらけになっているとか。
 徹底してゴリラボケを通すのは悪くないんですが、そのバリエーションがちょっと少ないと思います。
 あと、実際にロボを購入した後の流れを加えてもいいと思いました。(3点)

・ボリューム不足は否めませんが、ゴリラを主軸に置いたボケはなかなか面白かったです。
 でも他のボケはどうだったか、と聞かれると、面白くなかったと答えます。
 幼女とか熟女とか、そういう系のボケって面白いものは本当に面白くって、
 んでそういうボケをこれまで数多く見てきた身としては、このネタ中のボケはあまりにベタすぎると感じるわけです。
 そういった部分と、あとは最初にも言いましたがボリューム不足を改善させれば、もっと面白くなると思うんですがどうでしょう?(4点)

・面白い設定だけに、もっと展開して欲しかったですね
 オチの「ゴリラ18歳=人間40歳」というような、ちょっとした変化球が一箇所しか無かったのが悔やまれます
 それとゴリラ風蛯原友里型ロボットの特徴を伝える夏川さんにもう少しキャラクターを加えても良いと思います
 ドラミングには笑ってしまいました(6点)

・ちょっとゴリラ押しがしつこかったかなと思いましたが、
 四駆、フィリピン、年齢などオーソドックスなボケにハズレが少なかったです。
 ただ、展開が質問してロボのスペックを決めるだけだったので一本調子だったのは否めません。
 また、オチも「ここで終わるの!?」っていう場所でしたので、
 全体の構成を練り直すと良くなると思います。ボケは良いと思うので。(5点)
3組目 有機丸アポロ
・長ッ!
 最初は読むのもためらいましたが、終わる頃にはその後の展開に期待してました。
 最後の方にぐっと盛り上がるのが良かったです。
 ところどころのパロディも知る人だったらハマるでしょう。
 ただ、もうちょっとテーマを絞って欲しかった。どんどん話題が変わって少しついていけなかった。
 こういうネタは一旦見逃すとどんどん先に行ってしまうんで。(4点)

・ネタの構成は上手いです。
 ポテト、ぬ〜べ〜、実食のボケをうまく使っていると思いました。
 ただ、そこからの展開がいま一つだと感じました。
 比較的長いネタの中でそれ以外のボケが無かったので中盤以降だれる印象を受けました。(4点)

・“手始めに怖い話について色々情報集めたんよ。”
 嘘つけお前元からたくさん知ってるやろ。
 本題に入りますが、作品としての完成度の高さは素晴らしいと思います。
 恐らく先風さん系の人が審査したら、9か10付けてることでしょう。
 そんで何で俺は6しか点数をつけられないかというと、面白くなかったからです。(どどーん)
 これだけフリだのテンドンだのやってるのに、ボケのほとんどが小物ばかりなんですよね
 結果、笑った箇所は3か所だけでした。1回目の実食!と、ネオ付けまくるとこと、砂ってキムチの味のとこ。
 ピロリ菌はやたらと推してましたが、そもそも推すだけのボケであったのか、甚だ疑問です。
 実食といい、とにかくテンドンすれば良いみたいな空気を感じました。
 以上を考慮して、完成度10、面白さ4、でも俺は面白さをより重視するんで6、とさせて頂きました。
 フクダツインズのような、次々と面白いボケが怒涛の勢いで押し寄せてくる、そんな漫才を期待して。(6点)

・もはや最後の方はピロリ菌が腸内細菌だろうが胃の細菌だろうがどうでもよかった気がします
 非常に完成度が高くて面白かったです。舌バカとネオのくだりが好きでした
 でも何で満点にしなかったかと言うと、内容が濃すぎて山場を作りすぎたことに尽きます
 ピロリ菌、稲川、ネオ、ぬ〜べ〜、実食といった、主力となるボケが多かったんですよね
 それをどれも全部使い果たそうとするから全体的にピックアップするものが上げにくく、クドい作品に仕上がったと思います
 怪談ネタでクドいと言ったのは始めてです
 あと逆に名古屋弁ボケはもっと推していかないといけなかったかと
 完全にネタの中に埋もれていて、そのくだりこそ蛇足のように感じてしまいました(7点)

・ぬ〜べ〜、誰かなー、お前だー、ピロリ菌、ポテト。
 中盤以降ボケの材料はほぼこの5つだったんですが、面白さに欠ける事はなく、
 むしろまとまりが出来て綺麗な漫才に見えました。
 終盤ちょっと飽きてきたなって頃に出てきた持病ボケも最高です。
 ただ一点、「実食!」だけは全く笑えませんでした。他のに比べて無理矢理ねじ込んだ感が強過ぎたので。(9点)
4組目 ハイビスカス
・微笑ましい。ただそれだけです。
 ネタの構成とか発想が素晴らしいです。
 アハハ!って笑ってしまうところがないですが、小ボケで繋いでるところはうまいです。
 前述の通り爆発力がない、と言うかハマる人はトコトンハマりそうですが、そうでない人はつまらないと感じるでしょう。
 僕はハマりましたが。(7点)

・どんな展開を見せるのかかなり期待したんですが、なんかモヤモヤが残ったまま終わってしまいました。
 端的にいえばちゃんと整備士になった理由を言って、そこからボケを膨らませていく展開のほうが良かったと思いました。
 他にもプライベートのボケも使いどころとしてあっているのかどうか謎だし、
 報告書が普段どんな形で書かれているのかが読み手にはわからないのでボケとして成立していないと感じました。(1点)

・ロケットって設定は消えました。消えてしまった以上、何か失敗してるわけですよ。
 どこから書こうか今凄く悩んでいるんですが、とにかく設定を大事に、ってとこを中心に書いていきたいと思います。
 ロケットの整備士ということでしたが、ロケットらしい描写が果たしていくつあったでしょうか。
 まー確かに、地上でロケットの整備をしていても、あまり面白味は無いわけですよね。
 普通の車とかを整備しているのと大差無いですもん。
 ならば舞台を宇宙空間にしたらどうなるか、っていう発想に自力で辿り着いて欲しいんですよね。
 宇宙飛行士は一応、ロケットの整備も出来るような技術がありますし。
 果たしてコーヒーのくだりはこのまま終わっていたでしょうか?

 あ、あと必要以上にくどくどと、状況を説明するのはテンポを悪くするのでお勧めしないんですが、
 でも今回に至っては説明が不明瞭で状況がはっきりしてこない箇所がありました。
 そうなっては元も子もないので、まずは読み手に内容を伝えようとする文章を。(0点)

・どれも変な行動で終わっていてボケにはなっていなかったです
 序盤は本当にただの会話でした
 最後のプライベートも使い方がおかしかったです。理由になってません(0点)

・いまひとつ設定がわかりにくい上、その設定もあまり生かされていない。
 そして会話のキャッチボールがボケとか関係無しにグチャグチャでした。
 そこでそのセリフは違うんじゃないかなーって。
 井伊直弼と骨折直すくだりは良かったんで、そういうちょっと捻ったボケやぶっ飛んだ発想のボケを
 もっとふんだんに取り入れてみてはどうでしょう。(2点)
5組目 後藤○○
・発想が凄い。
 斬新と言うか、無茶と言うか...
 個人的にはやっぱどうなんだろうって思うところがあるけど、漫才の技術としては高く評価します。
 面白いんですよ。徐々に盛り上がるって言う点でもうまい。
 ボケが少し単調で飽きてしまう、って言うのかな。
 3回ツッコミって発想は普通じゃ思いつかない。
 ただその発想をあんま活用できてないんだよね。
 惜しい。ただ、それでも面白い。(5点)

・タイトルとは裏腹に普通の漫才を見ている気分でした。
 特に中盤なんですが、ツッコミが3回になっているのかどうか分かりづらかったです。
 あと、ボケの内容も不細工の件以外はそこまで笑えなかったです。
 結局ツッコミの回数があと何回なのかがわかりづからったですね。(2点)

・3回ツッコミを入れるのに、テンポが落ちないのは素晴らしいです。
 ただ、これ本当にツッコミにカウントしてもいいの?って思うのが結構あったのが残念。
 また、かなり読みづらくなっているので、ツッコミとツッコミを「、」や「!」等で区切って欲しかったです。
 んで内容なんですが、3回ツッコミの部分で面白い所は確かにありましたけど、
 全体通して笑った回数は多くありませんでした。
 これで本当に笑える箇所が3倍になってたらそれはもう素晴らしいネタなんですが、今はまだそれには遠いかなって。(5点)

・(後藤)俺42点付けたんやけど。
 (○○)1人で42点かよ「なんでそんな気に入られたんだよ」ていうかそれでも
 酷評じゃねぇか。
 ↑いや気に入られてはないやろ42点で
 このようなミスもあるぐらい、まぁーしっちゃかめっちゃかなネタでした
 この手のネタでカウントをわからなくさせるのは致命傷だと思います
 設定は良いだけに、今すぐにでも改良を始めていただきたいです(1点)

・3回ツッコミって聞いて面白そうな設定だなぁと思ったんですが、
 意外に普通でした。むしろそういう縛りだとわかっててもくどいかなと。
 元々3回ツッコもうとせずとも3回くらい自然にツッコめるものなので、
 とりわけこうやってピックアップするものでもないかなと。
 ちっちゃいボケにも3回ツッコまなきゃならないってのはこの設定ならではですが、
 それも使えて1回までですし…。
 ツッコミに制限かけるなら逆に文字数を限定すると面白いかもしれません。
 それが難しくても、とりあえず今の設定になにかしら手を加える必要はあると思います。(0点)
6組目 ライジングブルー
・凄く面白い。
 ボケがとてもユニークで印象に残ります。
 どっちもハイテンションでスタートし、最後までそうでいたのが良かった。
 ボケがユニークって言うと、少し分かりにくい所もあった。明瞭で爆発力あるボケが要るのかな...う〜ん。
 後はもうボケの質をさらに上げればいいのかな。今のままでもかなり高いけど。(7点)

・安定して笑えるネタだと感じました。
 寄せシリーズのボケは外れなしと言えるほど質が高かったと思います。
 ただ、場面が変わった後のボケがちょっと弱かったです。
 手紙や電話のボケがもう1回来ても良かったかなあって思いました。(6点)

・ラスト5行で+2しました。クッソ笑った。
 けどそれ以前は随分とベタな方向に落ち付いてしまっていたなぁと。
 手紙ってきたから電話を持ってきたとは思うんですけど、そもそもの手紙がベタだったので、そのボケでリカバーは難しいかと。

 どうでもええけど、千歯こき使うの好きやな。(7点)

・いやぁ寄席要らんでしょ、ここまで寄せ鍋を推すなら
 正直自分の中では寄席の方がヒットしたんですよ、よせシリーズの中では。シリーズと言っても2個しかなかったけど
 ちょっと寄席が捨て道具すぎたかな、という印象を受けました
 このネタは巻き返しが非常に上手かったと思います
 ぶっちゃけ「寄せ鍋」や「千歯こき」が出てきたときは「安直なボケだなぁ」と幸先の悪いスタートを切るんですが、
 それが逆に豆腐やハフハフなどの発展ボケを光らせる要因だと思いました
 まあ一番面白かったのは手紙のくだりなんですけども(7点)

・期待を裏切らない裏切りですねえ。
 寄席や寄せ鍋、千歯こき。他にもボケのテンドンが上手い箇所がいくつもあり構成は完璧でした。
 しかしそこから広げたボケ、例えば寄せ鍋⇒寄せ書きのくだりはちょっと強引なボケが多く、
 励ますバージョンは落武者修行などフレーズで面白いものはあるんですが、そこから発展したものが
 より一層笑いを生み出したってことはなかったです。
 これ以上完成度を上げるのは難しいと思いますが、微調整を重ねて修正してみてください。(8点)

【第293回結果表】 平均KB 292.3KB
ユニット名KBOA率BR
ライジングブルー40924/27
有機丸アポロ3618/8
無気力マタドール3051/1
ブラックベリーパニック2970/3
後藤○○2051/4
ハイビスカス1770/4
ライジングブルー、有機丸アポロの漫才師二組が貫禄の勝利。
3位に滑り込んだのは初挑戦の無気力マタドール。
次点のブラックベリーパニックとはわずか1点差での初オンエアとなった。