第291回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

ffff80 ff9a34 ff4444
インタープラグ  (3位)
今期3勝目!


ぱすてるふぇざー  (2位)
初オンエアおめでとう!


チキンハートブレイカーズ  (1位)
2連勝達成!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

チキンハートブレイカーズ    (10/13)
コント/本能寺の変
以上、今期ラストのチキンハートブレイカーズでした。
↑(嘘) 自己最高でトップ合格!チキンハートブレイカーズ!

本能寺の変(wikipedia参考)
1582年6月21日、織田信長の家臣である明智光秀が謀反を起こし、本能寺に宿泊していた信長を襲い、自害させたクーデター(暗殺事件)。





―――本能寺にて



光秀(塩田):信長ァ、死ねェェェ!!

信長(野沢):フン、貴様の謀反計画など当に知っておったわ!予め警備を固めておいて正解だったよ。

光秀:な、なんだとっ!ばれていたのか!?

信長:皆の者、出て来い!さっさとこいつを殺すのだー!!

(グサッ、グサグサッ)

光秀:グフッ!む、無念…。我が野望、ここに潰えたり…。



神様(小笠原):死んじゃったよ!光秀が、死んじゃったよ!!
        まずいよ、このままじゃ歴史おかしくなっちゃうよ!!もう1度この時間をやり直してみよ!



光秀:信長ァ、この屑めェェ、死に腐れェェェ!!

神様:さっきより口悪くなってるこいつ!!

信長:フン、貴様の謀反計画など当に知っておったわ!予め警備を固めておいて正解だったよ。

光秀:な、なんだとっ!ばれていたのか!?

信長:皆の者、出て来い!さっさとこの愚か者を殺すのだー!!

(グサッ、グサグサッ、ズドーン!)

神様:今度は鉄砲まで用意してた!なんかさっきより悪くなっちゃってるよ!

光秀:む、無念…。我が野望、ここに潰え(ズドーン!!)グフッ…。



神様:うーん、駄目か。まさかのオーバーキルだったよ。ここはなんとか光秀に暗殺成功してもらわないと歴史が曲がっちゃうんだよなぁ。
   一応もう1回やってみようか。3度目の正直って言葉もあるし。



光秀:あ、あの、信長…さん?し、死んでもらえないでしょうか…?

神様:なんか腰低っ!!3度目にもなると弱気になっちゃうのかな?

信長:え…?いやそんなこと言われても…。

神様:そりゃそうだわな。でもここはグサッっと、いっちゃえ光秀!!

光秀:そ、そうですよね!!殺しはいけないことですよねハハハ!

神様:諦めおった!!諦めおったこいつ!!

信長:おい、今の本音じゃなかろうな?

光秀:ま、まさか!!信長様を私が殺そうとするはず無いじゃないですか!

信長:じゃあその後ろに隠した手を前に出してみろ。

光秀:そ、それは……

信長:フン、刀か。やれやれ、残念だな。皆の者、こいつを討てーい!!

(グサッ、グサグサッ)

光秀:グフッ!む、無念…。我が野望、ここに潰えたり…。
   いやマジで信長さん、すいませんでした…。



神様:駄目だ駄目だ!!最後の最後まで弱気だったよ、もう!!死の淵で謝っちゃったよ!
   ここは背景を変えてやらないと無理なのかなぁ。
   とりあえず謀反計画の前日の様子を見てみよう。



光秀:なぁなぁ、俺さ、明日信長を討ち取りたいのよ。そこで身辺警護を任されてる君に相談なんだけどさ。

神様:ぶっちゃけすぎてるよこいつ!!もしこの人に断られたらどうすんだろ?

光秀:えっ、ちょ、ちょっと!話くらい聞いてくれてもいいじゃない!

神様:断られたよ!!案の定だけど、断られたよ!!そりゃ失敗するわな、彼を通して暗殺計画筒抜けだもんね。

光秀:仕方ない、明日は俺単騎で行くか。

神様:よく行こうとしたもんだよまったく。一応このまま次の日も見てみようか…。



光秀:信長ァ、

信長:おいっ、こいつを殺せっ!!

(ズドン、ズドーン!)



神様:まぁ納得だね。それにしても殺されるの随分と早かったなぁ。
   しかし何と言うか、信長の身辺警護さえいなければ成功しそうな雰囲気もあるんだよね。
   ここは倫理的には良くないけど、警護の人たちには歴史から消えてもらって、と。これでどうだろ?



光秀:信長ァ、死ねェェェ!!

信長:フン、貴様の謀反計画など当に知っておったわ!予め警備を固めておいて正……何っ!?誰もいないだと!?
   警備の奴等め一体どこに!!

神様:めんごめんご。

光秀:これはチャンス!!いざ、信長を討ち取るぞ!!喰らえっ!!

(ブスッ)

信長:……甘いわぁっ!!貴様ごときに刀でやられる俺では無いわぁっ!!

光秀:グフッ!む、無念…。我が野望、ここに潰えたり…。



神様:タイマンで負けるんじゃどうしようもねぇな。
   んじゃもうちょい妥協して、信長はちょうど刀を手入れに出していた、ということにしておこう。



光秀:信長ァ、死ねェェェ!!

信長:フン、貴様の謀反計画など当に知っておったわ!予め警備を固めておいて正……いや、その勇気を称えて敢えて警備は付けないでやったわい!!

神様:なんか格好付けてる!こいつら回数増やすごとにちょこちょこと変えやがる!

光秀:ならばその奢りを一生後悔するがいい!!死ねェェェ!!

信長:フン、一騎打ちでこの俺が貴様に負けるはずなど…何っ!?刀が無い!?

神様:おらー、光秀ぇ、さっさと討ち取れー。これなら勝てんだろー。

光秀:もらったァァァ!!

信長:甘いわっ!!秘伝真剣白刃取りィィィ!!

神様:雲行きが怪しくなった…。

光秀:むっ!!く、くそっ、その手を放せっ!

信長:秘伝体術、金玉直蹴り!!

神様:秘伝も何もただの金的だよオッサン。

光秀:(ガスッ)アヒェェン!!我が野望…ここに潰えたり…(バタッ)

神様:みっともない声出してうずくまっちゃったよ!!あーもう負けだねこりゃ。本人も諦めてるし。

信長:最終奥義、餡犯血!!(グシャァッ)
   っふふ…。俺に一人で挑もうとは、愚かな奴よ…。



神様:最後信長アンパンチつった!!ルーツはこいつかよ!!
   しっかしこうも光秀が弱いとはなぁ…。まぁ信長が強い、ってのもあるけれども…。
   んじゃもうちょっとだけ光秀にハンデをあげよう。光秀には南蛮銃をあげちゃおう、俺太っ腹!!



光秀:信長ァ、死ねェェェ!!

信長:フン、貴様の謀反計画など当に知っておったわ!しかし貴様などこの信長一人で十分じゃぁ!

神様:警備付けようともしなくなってる!

光秀:フン、それは大失態だな。今朝起きたら何故か枕元の足袋の中に火縄銃あったから持ってきたぜ!!
   刀ではお前には一生勝てる気がしないからな!!どや!!

神様:部屋に異常にデカい足袋が吊るしてあったから調度良いと思ってね。
   つーか堂々と暗殺相手にそんなこと言うなや。何がどや!!だよ。

信長:ほう、貴様。銃と刀なら銃が勝つと思っているのか。とんだ馬鹿者だハッハッハ。

神様:あっ、やべ。信長の刀没収し忘れた。でもまぁ流石に勝てるだろ。
   しっかし天下の大うつけ者から馬鹿者呼ばわりされる光秀って…。

光秀:そう言っていられるのも今のうちだ!
   ところであ、あのー、何か火を付ける道具とか持ってたりしません…?

神様:こいつめ火種を忘れおった!!火縄銃使うと知ってて忘れおった!!

信長:え…いや、俺に言われても…。

神様:前にもこんな微妙な空気流れた時あったなぁ。

光秀:あっ、あそこにロウソクあった!これでお終いだ、死ねェ信長ァァァ!!(ズドーン!!)

神様:火を見つけた途端この変わり様!!かわいくねえなぁこいつ。

(刹那、時間の流れが急に遅くなる)

神様:!?

信長:見える!見える見えるぞォ!!貴様の銃弾が手に取るように見えるわ!!

(信長、背中を後ろへ反らし銃弾をかわす)

光秀:なんだと!?銃弾を避けられるのかこいつ!!

信長:言ったろう、銃が刀に勝つなどと考えるのは馬鹿である、と。死ねぇっ!(ブスッ)

光秀:グフッ!む、無念…我が野望、ここに潰えたり…。



神様:なんかマトリックスのルーツも信長っぽいな!信長に歴史ファン多いのはこれも理由なのかな?
   しかし…なんかもう面倒になってきたな…。光秀全然可愛げ無いし。
   光秀は信長を暗殺しようとしたらなんか信長が勝手に自殺しました、ってことでいいやもう。詳細なんて知るか。





本能寺の変(wikipedia参考)
現在でも解明されていない部分が多く、日本史上の大きな謎の1つになっている。








サンタさん:俺のルーツ、この変な神様かよ!!
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ぱすてるふぇざー    (1/3)
漫才/修学旅行
霧雨:やったよ一勝!やっぱボーナスはいいね!

雨音:そうですね。
ボーナスのおかげかは定かでないが、初挑戦時のネタでリベンジ成功!ぱすてるふぇざー!

霧雨:はいどうも。ぱすてるふぇざーです。よろしくお願いします。
   
雨音:よろしくお願いします。

霧雨:修学旅行って楽しいですよね。

雨音:そうですね。普段仲良くしてる人と一緒に過ごす訳ですからね。

霧雨:雨音さんは修学旅行で何が楽しかったですか?

雨音:うーん…私はやっぱり皆と名所を巡ったりするのが楽しかったです。

霧雨:と、言いますと?

雨音:例えば、京都だったらお寺とかを皆で見たりして。

霧雨:あぁ、ありますよね。「あ、銀閣寺だー!」「銀閣寺って銀色じゃないんだー!うっそー!?」
   みたいなやり取りがあったりしてね、ふざけるんじゃないですよ。

雨音:いや、急にどうしました!?今のやり取りに何か不満でもあるんですか?

霧雨:ありますよ。だってその場所に行くんなら事前に下調べをして、十分な知識を得てこそ実際に見て楽しめるものでしょ?

雨音:うーん…そうかもしれませんけど、調べてから見るより最初に見たからこそ興味を持ち、さらに知りたくなるものでもありますよ?

霧雨:そうだとしてもさ、銀閣寺が銀色じゃないのは普通ですって。

雨音:その押し付けはよくないと思いますが…

霧雨:だって銀閣寺を立てた義政は8代目ですよ!?制度も上手くいかなくなってきて、もうお金も無いんです!
   銀なんて張れると思ってるんですか!?あり得ません。歴史上の人物が何でも出来ると思わないで下さい!

雨音:いや、そうは言われても!そんな長ったらしい話、楽しい修学旅行には求められてないんです。

霧雨:いやいや、この知識があってこそ後に
  「義政って本当に貧乏だったんだねー!」「あぁ、貧乏で費用がギリギリだった田中のようだな!」って楽しいやり取りが出来るんでしょうよ。

雨音:なにその可哀想なやり取り!?楽しみ方がよろしくないよ!

霧雨:金閣寺に行けば「金閣寺は金色だねー!」「あそこの金はがれてない?田中泥棒しただろ!」とか。
   清水寺に行けば「ホントに清水の舞台から飛び降りたらどうなるんだろう?」「おーい!田中ちょっとこっち来てー。」
   ってやり取りで皆盛り上がりますもんね。
   
雨音:皆が楽しくできるようにして下さい!さっきから田中君が可哀想すぎだよ!
   じゃあ、そういう霧雨君は何が一番楽しかったんですか?

霧雨:僕はお風呂の時が一番楽しかったですね。

雨音:お風呂…ですか?まあ楽しい事には楽しいけど別に一番って程では…

霧雨:「あー湯気が立ってるー!」「このもやみたいな薄ーい感じ…田中みたい!」って皆でわいわい。

雨音:だから盛り上がり方!

霧雨:で、クラスの男子皆でお風呂に入ってね。そこで誰が一番長く浸かれるか勝負する訳ですよ。

雨音:そんな事もしたりしますよね。

霧雨:でも問題がある訳です。ずっと浸かってたら担任の吉川先生が来たんですよ。

雨音:スケジュールは決まってますから。仕方ないですね。

霧雨:で、「俺も混ぜろ。」ってお風呂に入ってきたんですよ。

雨音:注意しましょうよ!随分と自由な先生ですね。

霧雨:先生も加わり、皆で「いーち!よーん!はーち!にーぃ!」って数える訳ですよ。

雨音:いやいや、何ですかそれ!数ぐらいちゃんと数えて!

霧雨:そりゃ1482って銀閣寺の設立した年でしょうが!

雨音:いや、だから別に皆そんなに調べないから!当たり前のように言わないで!
   で、お風呂に入っててどうなりました?

霧雨:ずーっと浸かってたら指がしわしわになっていたんですよ。

雨音:…まあ、なりますよね。それがどうかしました?

霧雨:その場にいた一人が叫びだしたんですよ。「うわぁ!こんなに年老いている!」と。

雨音:確かにそう見えますけども!そこまで驚くほどの事では…

霧雨:クラスの皆が絶望したわけですよ。

雨音:いやいやいや!時間経てばちゃんと元に戻るからそこまではならないでしょ!

霧雨:「もっと青春を楽しみたかった…」「就職とか結婚とかしたかった…」「ああ、家で妻になんて言えばいいんだ…」悲しむ皆。

雨音:先生が混じってる!大人ならすぐに長く浸かってたからだ、って気付きましょうよ!出来れば皆に気づいてほしいんだけども!

霧雨:助けてくれという声、もうダメだという諦め、中には発狂して女湯との境目の壁を壊し始める人も。

雨音:何してるの!いくら絶望しててもそこは抑えて!

霧雨:吉川先生の「俺も混ぜろ。」

雨音:先生ダメだ!それこそ奥さんにかける言葉無くなりますよ!

霧雨:ここで僕が言うわけですよ。「やったー!皆風呂から上がったから僕の勝ちー!」と。

雨音:周りをよく見て!どうみてもそんな状況じゃない!

霧雨:さらに壁が壊れたところで僕が言うんですよ。「それ、時間経てば元に戻りますよ。」って。

雨音:タイミング!もう少し早く言ってほしかった!
   あの…ホントにこれ楽しいんですか?

霧雨:楽しいですよ。皆の驚き具合とか。あの哀れな顔。

雨音:さっきから時々酷い事言うね!ホント楽しみ方がよろしくないよ!

霧雨:で、結局風呂から上がったんですけど、これがなかなか治らなかったんですよ。
   それでね、友達の数人が不老不死の薬を探し始めたんです。

雨音:藁にもすがるような気持なのかもしれないけど!まずそんな薬ないですから。
   まあ、それが分かってたら急激に年を取るなんて有り得ない、って気付けるでしょうけど。

霧雨:で、3時間ぐらい経って友達が見つけたんですよ。薬を。

雨音:いや何故見つかった!?しかも随分と速いなあ!

霧雨:京都へ行く、だから事前に下調べを…

雨音:京都から不老不死の薬を調べるにあたった経緯が到底理解できないよ!
   …というか、3時間経てばさすがに指は戻っているんじゃ…?

霧雨:でも、友達は喜んで飲んだんですよ。しかし、騙されてたみたいで、中身が水銀だったんです。

雨音:いやいやそんな!中国の昔の話とかじゃないんですから!

霧雨:「うっ!これは…毒…」「まさか…水銀か…」「銀…銀閣寺…そうか、義政の呪いか…」皆が苦しみだす。

雨音:間違えてる人がいますよ!人のせいにしちゃってる!

霧雨:まぁ義政を貧乏と言ってましたからね。

雨音:…まぁそうだけど!でもこれは違うよ!水銀のせいだよ!

霧雨:そして「俺も混ぜろ。」薬を飲みだす吉川先生。

雨音:最早先生は何がしたいのさ!

霧雨:「うぐっ!…俺が金閣寺の金を盗んだんだ…畜生っ…」と苦しみながら言う先生。

雨音:先生はホント何してるのさ!もう何で先生になれたのか。

霧雨:「金と銀…差別されてるのが…許せなかった…っ!差別なんてっ…差別なんてっ…
    俺が…こうやって…銀になれば…」涙を浮かべる先生。

雨音:…うん、差別が許せないならそのクラス内で起きてる差別を何とかしてあげたら良かったんじゃないかな!
   あと水銀飲んだところで銀にはなれないからね!

霧雨:「どうせ、妻への言い訳も思いつかないもんな…」倒れる先生。

雨音:それは自業自得だから!

霧雨:苦しむ友達、笑う田中。

雨音:田中くーん!気持ちは分からなくもないけども!

霧雨:でね、吉川先生が撮った修学旅行のビデオを見終わった僕が言うんですよ。「もう指戻ってるんじゃない?先生も正直に謝りなよ。」って。

雨音:だからタイミング!もっと早く言って!
   って、ん?吉川先生が撮ったビデオってまさか…

霧雨:山が綺麗に映っていましたよ。

雨音:あぁ、良かった。確かに京都には有名な山とかいっぱいありますもんね。

霧雨:でもそれ以上に綺麗なのはその前で慌てるクラスの女子…

雨音:って全然良くなかった!山って銭湯とかでよくある背景の事だったか!

霧雨:やっぱりお風呂が一番楽しかったですね。

雨音:幾ら君が楽しくてもその修学旅行自体が既におかしいよ!
   ……はぁ……もう疲れたよ……

霧雨:え、疲れてるんですか?それって血行が悪いのかもしれませんよ!雨音さんも早くお風呂に入らなきゃ!
   疲れが取れて血行が良くなりますよ。あ、その前にちょっとカメラの用意を…グヘヘヘ…

雨音:疲れたのは君のせいなの!もういいです。
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インタープラグ    (7/20)
コント/嘘発見器
八神 地元の皆さん、ありがとうございました。
綿谷 銀沙灘さんと同じ栃木出身のコンビです!
八神 結成は茨城だからいいんだよ。コント、始まります。
ぶっちゃけると、その辺の可変はどうでもよかったりねー。第二の故郷に錦!インタープラグ!

八神 私は、女です。
   
(ビーッ!)
   
綿谷 ・・・今、僕は八神くんの家にいます・・・おぉ、鳴らないな?
   
八神 本当のことだからな・・・綿谷は正直なやつです。
   
(ビビーッ!)
   
八神 ・・・高性能だろ?この嘘発見器。
   
綿谷 そうだねえ、パッと見だとケータイと何ら変わりが無いな・・・ってか今の反応がめちゃくちゃ良かったんだけど?
   
八神 ああ、嘘つきだからだろ?この間だって「ツチノコを見た」とか時代遅れの嘘つきやがって。
   
綿谷 本当だって!ツチノコがいたんだって!
   
(ビーッ!)
   
八神 こいつぁ、嘘をついてる音だぜ・・・しっかし、遊びとはいえ俺もこんなものが作れるとはなぁ・・・。
   
綿谷 え!?これって手作りなの!?大学の研究室で!?
   
八神 ああ。人の声の振動の仕方の違いって言うのかな?それが嘘をつくときに微妙に変化するんだよな。それをマイクがキャッチして、音が出るってわけ。
   
綿谷 すごいなあ!!え?これを大量生産とかして、一攫年金みたいなこと考えてるの?
   
八神 一攫千金だろ?これ以上年金のトラブルが起きたらえらいことになるぜ・・・ていうか、もしこんなものが町に溢れたらどうなるか考えてみろよ?
   
綿谷 え・・・あぁ〜、どんな些細な嘘にも反応するみたいからねえ。きっと町はうるさくなっちゃうよね。とっても姦しくなるよね。
   
八神 喧しくなるんだろ?なんだか嫌だろ姦しい町って。
   
綿谷 うん・・・あ、一つお願いがあるんだけど・・・?
   
八神 ん?金なら貸さないけど・・・。
   
綿谷 いや、過去にそんなトラブル無かったよね?
   
八神 じゃあ何だ?
   
綿谷 あのさ・・・その発見器、貸してくれない?すぐに返すからさ。
   
八神 何に使うんだよ?
   
綿谷 べ、別に何にも使わないんだからね!?
   
(ビーッ!)
   
八神 何故にそんな喋り方か?ちゃんと話せって。
   
綿谷 実はさぁ、バイト先にすっごく可愛い子がいるんだけどさぁ・・・その子が僕のことどう思ってるのか知りたくて・・・。

八神 ・・・鳴らないな・・・。
   
綿谷 駄目かな・・・?
   
八神 別にいいよ。好きな女の子の気持ちを、知りたいって、いうのは、健全な男なら、考えることだし、これに、頼りたい、ってのも、納得、だ、よ。
   
(ビーッ!!)
   
綿谷 ・・・今の嘘は発見器が無くても見破れたよ。
   
八神 お前なあ、こんなもんに頼るような男に女がほれると思うか?
   
綿谷 思うよ。
   
(ビーッ!)
   
八神 もっと自分に素直になれよ。
   
綿谷 なってるよ!僕=素直っていうのは有名でしょ!?
   
(ビビーッ!)
   
八神 これに頼るのはただのビビリだぜ?
   
綿谷 違うね!ビビリなんかじゃないね!!
   
(ビビリーッ!!)
   
八神 もう発見器にもビビリって言われてるし・・・。
   
綿谷 くっ!
   
八神 その子の事好きなんだろ?だったら自分に素直になって、ぶつけてこいよ!その熱い思いをよ!

綿谷 何そのキャラ?

八神 この時点で「素直になってる」のは発見器だけだぞ?
   
綿谷 ・・・。
   
(ビビーッ!)
   
八神 何で誰も何も喋ってないのになったんだ・・・?
   
綿谷 ・・・あ、音が「鳴ってる」と素直に「なってる」がかかってたのか・・・。

八神 気づくの遅えな。機械より反応できてねえよお前。

綿谷  まあ鳴ったのは・・・八神くんがスベったのをフォローしようとしたんじゃない?
   
八神 機械にフォローされるとは・・・とにかく、これに頼っちゃ駄目だぜ?女ってのはなあ、嘘をつく男を嫌うんだよ。
   
綿谷 ・・・分かった・・・次のバイトで素直に聞いてみるよ。
   
八神 おう、頑張れよ。
   
(ピリリリリ・・・・ピリリリリ・・・・)
   
綿谷 今度は何に・・・あ、ケータイか・・・八神くんの。
   
八神 ん・・・ヨーコからか・・・。
   
(ピッ)
   
綿谷 いいなあ八神くんは・・・ヨーコちゃんみたいな可愛い彼女がいて・・・。

   
八神 もしもし〜?・・・おう・・・え?明日?・・・明日はちょっと会えないなぁ〜・・・いやな、大学のサークルがあるんだよ。
   
(ビーッ!)
   
綿谷 え?反応した?
   
八神 明後日?・・・明後日はバイトあるからなぁ。
   
(ビビーッ!)
   
綿谷 また!・・・これって、八神くんの台詞に反応してるんだよね・・・?
   
八神 うん・・・うん・・・じゃあさ、俺の都合が付いたら折り返し電話するから。
   
(ビーッ!!)
   
綿谷 いや、電話しないの!?
   
八神 え?・・・何を馬鹿なこと言ってるんだよ?お前以外に女をつくるわけ無いだろ?
   
(ビビーッ!!)
   
綿谷 ちょ、八神くん!ヨーコちゃんの他に彼女いるの!?
   
八神 うん・・・うん・・・ちょっと待ってて。(おい!あんまり騒ぐな!向こうに声が聞こえるだろうが!)
   
綿谷 (そんな事言ったって!え?うそ?他に女の子いるの!?)
   
八神 (寄ってくるな!あっち行ってろ!)
   
綿谷 (本当のこと言ってよ!)
   
八神 もてないやつが指図するなぁ!!
   
綿谷 (ズギンッ!!)
   
八神 もしもし・・・あぁ、何でもないよ・・・ちょっともてないやつが邪魔してきて・・・そうそう、綿谷が。
   
綿谷 ・・・何でもてないやつで僕って伝わるんだよ・・・?

八神 うん、じゃあな・・・え?ああ、愛してるよ。
   
(ウソで〜す!)
   
綿谷 あ!また発見器が反応した!っていうか喋った!!
   
(ピッ)

二人 ・・・。

八神 俺、帰るわ。

綿谷 いきなり何言ってんのさ!?

八神 いや、その・・・な?あれがあるんだよ?な?

綿谷 あれって何だよ!?大体帰るってここ八神くんの家だし!!

八神 ・・・これ、捨てようかなぁ・・・しゃべる機能なんてつけてねえし。

綿谷 確かにあれにはびっくりしたなぁ・・・って、誤魔化されないぞ!ヨーコちゃん以外に彼女いるの?!

八神 うぅん。

(ビー!)

綿谷 ・・・二股してるってことか・・・。

八神 まあ・・・この際だから言っとくけど・・・ヨーコの他に女がもう一人いる・・・。

(ビーッ!)

綿谷 ・・・今のはどこに反応したんだよ!?・・・もしかして、女ってところ?

八神 そこに反応したら男好きってことになるだろ!?

綿谷 じゃあ、もう一人ってところだな!?

八神 違えし!そこじゃねえし!

(ビーッ!)

八神 ぐほぉ!!

綿谷 自分で作った機械に翻弄されている!ってことは・・・他に女の子が何人もいるってこと?

八神 ・・・。

綿谷 何か言えよ!

八神 ここで違うってしゃべったら鳴るだろうが!

綿谷 はい、自滅〜!

八神 くそったれがぁ!!

綿谷 ・・・「女ってのはなあ、嘘をつく男を嫌うんだよ」って・・・。

八神 誰にも言わないでくれ・・・頼む・・・特に俺と関係を持ってる女には!

綿谷 ・・・他の女の子のが誰かが分かんないし。

八神 ヨーコ以外にはテルミにアイにメイ、ジュンコにモモの5人・・・あぁー!

綿谷 全員言っちゃった!

八神 ・・・どうよ?

綿谷 うわ、開き直って誇らしげな顔してるし・・・。

八神 ・・・で、黙っててくれるか?

綿谷 ・・・1つだけ・・・条件がある。

八神 条件・・・。

綿谷 ・・・そのうちの1人を・・・僕に譲ってくれ。

八神 最低だな!!

綿谷 お前が言うな!

市河 初の地元ということで。

八神 はい。気合入りました。

碓氷 でも、栃木生まれなんでしょ?

八神 はい。ていうか土浦には初めて来ました。

市河 え〜・・・何その地元であって地元じゃないみたいな・・・。

八神 とりあえず点数がほしくて・・・。

碓氷 必死だなぁ・・・ていうかしゃべれよ!

綿谷 !
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【残念ながらオンエアを逃した皆さん】

いくたま 209KB
吉田:地元で負けるなんてねぇ…。
山本:やっぱり実力不足かぁ…。
吉田:もっとネタを練れば良かったねぇ…。
山本:後でやけ飲みしに行きます…。
吉田:れなぽんす…。
ゲーマーボーイズ 181KB
高橋:茨城
ハイビスカス 129KB
瀞巻:ん?

落葉:…え?

【ジャッジペーパー】(敬称略)上から、
FAN スリーオール KT 槍沢 雑 銀沙灘

1組目 いくたま
・核となる「おかし」ボケが少ないように感じました。
 その割に、ショタコンがどうたらとか漫才やめるやめないとか、言ってしまえば蛇足が多い。
 本筋以外の展開やボケが流れを打ち切っているようで、マイナスに働いてしまっているのが残念でした。
 最初の、ボケると見せかけてボケない、なんてボケはおもしろかったです。(3点)

・好感度、ですね。 何度も出てくるワードだったので一応報告します。

 ネタですが・・・3段オチの最後を言わなかったり、下品なワードを乱発したりと工夫(?)が尽く裏目に出てたように思います。
 「思いつかない」はボケになってないような気がします。そこを考えてボケにするのではないでしょうか。(0点)

・ボケが残念、の一言に尽きます
 数ある答えの中からもっとインパクトのあるボケがゴロゴロ転がってるはずです
 どうやったら面白く感じてくれるか、それをつねに念頭においてネタをつくってください(1点)

・まずツカミですが、「おかしも」を知っているのに「おかし」が分からないというのは不自然だと思いますし、
 「これが漫才なら〜」っていうのもこれからやる漫才を否定するようであまり上手いツカミではないと思います。
 あと「高感度」は「好感度」ですね。


  ネタは様々なシチュエーションで「おかし」のようなあいうえお作文風の言葉を使って展開するわけですが、
 言葉のチョイスに縛りが無いのでよほど強力なボケでない限り弱く感じてしまいます。

  一発目が「教室でやっていけないこと」で「シャネル」というのもテーマと言葉に関連性が無いから都合よく作ってるように見えます
 (ネタ元の避難訓練と「おかし」も関連性はないわけですが、笑いを取るという意味では恣意的に映ります)。
 それなのに「シャネル」でのボケが「考えてない」というスカシボケでは本当に肩透かしですし、
 ツカミと合わせに連続でスカシが来るのでちょっと物足りないです。


  ゆったり感さんのようにその言葉を使ってとまでは言いませんが、
 シチュエーションに沿った言葉を使う(「教室」なら「がっこう」や「せんせい」等)か、
 避難訓練のように「おかし」あるいは「おかしも」で統一すると言ったようなルールを作った方がネタにまとまりが出るし、
 面白いボケが出来た時の破壊力も増えるのでそうした方がいいです。
 最後に出した「やおい」でそういう形式に近くなっているのですが、肝心のボケがただエロいというだけでは弱すぎます。


  全体的にフレーズの捻りが弱いのに相方いじりや天然かどうかといった本筋とは関係のないやり取りがしつこくて、
 実際はともかくネタが上手く作れなかったから行数稼ぎをしているようにしか見えませんでした。
 もしかしたらメインの「おかし」とサブの「天然」の二本柱にしたかったのかもしれませんが、
 メインの「おかし」形式のネタが四つしかない上に単純な下ネタがほとんどでボケの破壊力が弱いから効果的ではありませんでした。


  最後もせっかく「おかし」で締める振っておいたのに、
 いちゃもんをつけて天然だどうだというどうでもいい事でオチをつけられて興醒めです。
 本筋となるボケをいくつも考え抜いてその中から選びぬいた上でネタを作って
 それ以外のキャラクターを使ったボケを展開した方がいいと思います。(1点)

・言い回しとか、セリフとか、無計画なところとか、漫才というよりちょっと愉快な会話って感じがしました。
 ボケが考えてなかったと下ネタばっかりなのもあるでしょうか。すごく浅はかに思えました。
 発想は悪くないんですが、如何せんボケが偏ってしまって内容が皆無ではどうしようもないです。
 まずは基本的な三段オチ(3つ目でボケる)から始めてみてはどうでしょう。
 しかし唯一、「だって俺、天然じゃん。」をきちんと10回言ったことはプラス要因です。
 細かいことですけど、こういう些細なところから組み立てていかないと大作はできません。(1点)
2組目 インタープラグ
・おもしろいネタだと思いました。ボケが薄いっちゃあ薄いんですけど、
 (ビビリーッ!)とか(ウソで〜す!)とかが効いていたと。
 オチにも嘘発見器が絡んでたら尚良かった、でしょうか。(7点)

・ビビリっていうボケに惚れ惚れしました。 
 ただそこが最初の笑いどころだったのでもうちょっと前半に積極的にボケ、もしくは軽い伏線などを置いてもいいかもしれません。
 そこが1点分です。 ビビリ以降はノー文句でした。(9点)

・せっかくの嘘発見器をベタベタに使ってしまったのは非常にもったいないと思いました
 全てにおいて、見え透いた、ありがちな展開でした
 もっとキャラクター性を着色して、過剰にモテないことを非難する八神さんとか、もっと変化をつけて欲しいところです(1点)

・出だしはスムーズにネタの世界に入れたので期待したのですが、肝心の中身が今一つでした。

  前半、説明台詞が多くなるからか「一攫年金」や「姦しい」とか
 無理にボケを入れているようなところがあって雲行きが怪しくなってきたのですが、
 徐々に嘘発見器が関係なくなって読みながらどんどん盛り下がって行きました。

  要所要所で発見器の話題は出てきているし鳴り方などボケも発見器関係のボケも作ってあるんですが、
 別に嘘発見器が無くて、たとえば嘘をつくときに変なクセがでるとかでも成立するもので、
 「嘘発見器」を軸にしたいのか「モテ方指南」を軸にして笑わせたいのかが見えなくなりました。
 最初に書いたように導入部分で期待が高かったのですごくもったいないです。

  「好きな女の子」に限らず「嘘発見器を作った」という事を軸にどんな事が出来るのか・どんな事をしてみたいのか
 色々考えて展開を作り直してみたら面白くなると思います。(3点)

・嘘発見器の使い方とボケは文句無しです。電話の部分では八神さんの動揺っぷりに爆笑しました。
 しかし展開に乏しく、導入っぽい序盤を除くと告白と電話しかなく、その2つも突飛なボケはありませんでした。
 終わり際が忙しく、オチが急に来たような印象も受けたので、もっとじっくりこのネタが見たかったです。
 設定とボケのスタイルは悪くないので。(6点)
3組目 ハイビスカス
・面白さのベクトルってのはいろんな方向があるとは思うんです。
 ですが、このネタがどこに向かおうとしているのか、全く理解できませんでした。
 シュール路線ならシュール路線で、目標(ネタの方向性)を持ってボケを連ねていかないと、
 「じゃあこのネタなにがしたかったの?」ってことになりかねない。
 もし何か意図したものがあったなら、それは「面白さ」ではなかったということです。
 なにをどうすればおもしろいのが、ご自分で掴んでいってほしいと思います。(0点)

・会話に中身が無さすぎるのではないかと思います。
 意図的にそういう形にしているのかもしれませんが、せめて何か放り込んでくれないと笑いには繋がらないような気がします。(0点)

・日常で見かける小学生のふざけた会話にしか見えませんでした
 すべてにおいて淡白なのが、この場合マイナスにしか働いていませんでした
 もっと落葉さんのフォローを効かせるなど工夫を施さない限り、面白みが1ミリも発生しないでしょう(1点)

・二人のゆるい会話で笑わせたいんだろうなとは思うんですが、
 これだとあまりにも短くて意味のあるやり取りが無いので笑いとして評価するのは厳しすぎるかと。
  「別かれよ」は笑ったんですがそれ以外はボケとしては薄すぎたり普通の会話のようだったりで物足りませんでした。
 もっと会話のセンスを磨いてこの倍の長さで使って独特な世界観が炸裂していればいいんですが……。(1点)

・意図的にシュールさを狙ってるにしろいないにしろ、掛け合いや話の流れがしっかりしてないことには読み物として厳しいです。
 ボケもワンパターンで薄いものが多いので、次回作を期待しています。(0点)
4組目 ゲーマーボーイズ
・実質ボケ三個ってのは流石に少ないでしょう……
 でも、ボ部ってのがやけに面白いんですよね。
 単発のボケ三つを組み合わせて発展させていくのか、一個を掘り下げていくのか
 ……オンエアされるネタになるためにはまずそこからです。
 でも、ボ部ってのがなんか面白いんですよね。(2点)

・中途半端に広げたままのくだりを2つ並べているだけ、という印象を持ちました。
 広げ方もどこかで見たことあるようなものばかりでだいぶ物足りなさが残りました。(0点)

・ここで終わらせたのはもったいないですね・・・
 ボ部から徐々にエンジンがかかってきたところでプツリと途絶えてしまったように感じました
 もっとボ部に並ぶような変わった部活(=ボケ)の手数を増やしていけばより良い作品になるかと(3点)

・色んな部活をショートコント的に展開して行くのは分かるんですが、
 各部を大して掘り下げていないのに三つ(実質二つ)しかないのでは分量としては物足りないです。


  部活に関するボケも、「ウィキペディア部」は編集するのがウィキペディア全体なのか
 バラエティ番組に限っての事なのか分かりにくいし、どちらにしても幅が広すぎてピンとこないですし、
 次の「ボ部」も「ボブラー」がなんなのか説明が一切ないのでやはりピンと来なかったりと
 かなり大味なのでもっと設定を作り込んでほしいです。
 最後の名札がどうのとどうでもいい所で整合性を気にするぐらいならもっとほかに考えるところがあるはずです。


  それからボケに対してツッコミのテンションが噛み合っていないところもあって

 高橋:ちなみに後の2割は俺のおかんだよ。

 吉田:おかーーーん!

  というのは、吉田の母がやっているのならまだしも(それはそれで不自然すぎるんですが)、
 知らない奴の母親が息子のやっている事を手伝っているだけでこうも大きなリアクションを返すのはおかしいと思います。(0点)

・中身が…中身があまりにスッカスカです。最初のウィキペディア部はちょっと面白いなぁって思ったんですが、
 活動内容言っただけで終わったのが残念です。もっと色々展開できると思うんですが…。
 しかし問題はその後。ボ部に至っては具体的な活動内容すら触れられず、
 他の関連するボケも○○選手権というありがちなものに終わっています。
 これならいっそ全編通してウィキペディア部でいいじゃないかっていうくらい。
 この形式なら少なくともこの3倍は部活の数が欲しいところです。(0点)
5組目 ぱすてるふぇざー
・たぶん作者さんのやりたいことはやりきったネタなんじゃないかなあ、と思います。
 先生の立ち位置が素敵。ボケが綺麗です。
 でも言ってしまえばその分突き抜けたものはないのかなあ、という印象でした。
 まだまだ伸びしろあります。立場脅かされそうで怖いわあ
 細かいところを言うなれば、「で、お風呂に入っててどうなりました?」という繋ぎが不自然に感じられました。(7点)

・後半の内容が前回見たときと若干変わっていた(はず)のですが、やはり若干のトーンダウンが気になりました。
 いきなり不老不死の話題に飛躍してしまうので戸惑いがあったのかな、と思います。
 ただ気になったのはそこだけで、秀逸なボケが並ぶいい漫才でした。(7点)

・過去にも審査させていただいたことがあったと思うので、箇条書きで失礼します
 ・「先生」の使い方がうまい
 ・しかし、それ以外のボケがイマイチぱっとしなかった
 ・もっと露雨さんのキャラを確立してもいいかと(7点)

・風呂場のくだりが秀逸。男子のバカさとちょくちょく混ざってくる芳川先生のダメさが
 徐々にエスカレートして行って笑いました。終盤はそれまで出てきた要素を組み合わせて面白かったです。

  ただ後半がよかった分、分量的な問題もあるのか
 前半が銀閣寺の細かいデータを挙げていく所以外いまいちハマらなかったのと、
 オチで慌てる女子と聴いただけで風呂場を盗撮していると雨音が理解するのは都合がよすぎるし、
 霧雨が変態になっているのが唐突だったりと作り込みが甘いかったのが残念でした。
 天丼に使うところ以外にももっとボケ数を増やしてもよかったと思います。(7点)

・最初の下調べ、その後のお風呂の老化のくだり、そしてとどめの『吉川先生の「俺も混ぜろ。」』
 ここまでは完璧でした。本当に非の打ちどころがありません。
 しかし水銀のあたりから話が強引になり、展開が雑になりました。
 先生が水銀を飲むくだりがその最たるものです。伏線を回収するために無理矢理ねじ込んだように思えました。
 もう少し自然にすると、終盤でも勢いを落とすことがなくなり、面白さが保たれるかもしれません。(8点)
6組目 チキンハートブレイカーズ
・回を増すごとのマイナーチェンジがじわじわくるわあ……
 おもしろかったです。僕にとってはオチの投げやり感がどうもしっくりこなかったですが……
 サンタさんの台詞でビシッと決まった感じはしないので。(8点)

・一つ一つのくだりの結末がほとんど変わらないためか、自分の想定の範囲と実際のボケにギャップが見られなかったように思います。
 同じ展開を繰り返すという関係上大きく変化を与えることは難しいかもしれないんですが、
 会話などでもうちょっと広げてみてもいいのではないかと。(5点)

・全体的のなあなあな空気がいい味出してますね、面白かったです
 くだりのオチが決まってるにもかかわらず面白く見せるのはすごいですが、
 もうちょい意表をつくようなハンデのかわしかたをしてもらいたかったですね
 オチも尻すぼみで終わってしまったように感じます(7点)

・神様の力があったら何とかもっとなりそうなもんだろって無粋なツッコミも浮かばなくないのですが、
 エスカレートのさせ方が上手いのと三者三様のバカさがあったので面白かったです。
 ボケの数としてはそんなに多くはないのかもしれませんが、緩急のつけ方が上手いので終始面白い流れを作れていますね。

  信長と光秀の行動が何かのルーツになっているという流れがもっと明確になっていれば、
 オチがより決まったと思うのでそこをもう少し濃く描いていれば満点でした。(9点)

・神様のテキトーな感じが堪りません。久々に「めんごめんご」で笑いました。
 後半のルーツもやや安直な感じがありましたが、オチへの伏線と考えたら許容範囲です。
 ただ神様による歴史操作ができるにしては終盤の展開が落ち着いていて盛り上がりに欠けました。
 最後くらいはヤケクソで光秀圧倒的有利な状況を作った方が面白くなると思うんですがどうでしょう…。(9点)

【第291回結果表】 平均KB 309KB
ユニット名KBOA率BR
チキンハートブレイカーズ46910/13
ぱすてるふぇざー4611/3
インタープラグ4057/20
いくたま2090/1
ゲーマーボーイズ1810/3
ハイビスカス1290/3
チキンハートブレイカーズが高得点で連勝。
ぱすてるふぇざーも460KBを越えて初オンエア達成。
インタープラグは地方大会を追い風に初の2連勝。