第290回 青沢オンエアバトル 市河:以上で計量は終わりました。 オンエアされる上位3組の発表です! |
灯風 (2位) |
18連勝達成! |
コントラスト (2位) |
今期2勝目だ! |
六本木心中 (1位) |
こちらは今期3勝目! |
六本木心中 (3/3) |
コント/僕達の明日 |
酒井「ペペロンチーノ」 唐沢「カルボナーラ」 早月「ボンゴレ」 酒井唐沢「あーーレが付いた。負けー」 早月「まずルール教えて?」 |
世の中理不尽なことばかりです、ええ。3連勝!六本木心中! |
(ブーーン……)
唐沢「ふわー…あー眠いなぁ…」
早月「おいおい大丈夫か、さっきから欠伸ばっかしてっけど」
唐沢「大丈夫大丈夫。仕事終えた安心感で眠くなってるけど、常に片目は開けてるから大丈夫だよ」
早月「いや両目!両目開けてて!」
唐沢「いやもうどっちが両目とかわかんなくなってるから」
早月「何言ってんの!?両目って両目のことだよ!?」
唐沢「ていうかもうアクセルとブレーキとかどっちでもいいし」
早月「ちょ、お前眠気MAXじゃねぇかよ!一旦車止めろ、代わるから!」
唐沢「えっと信号ってなんだっけ…」
早月「しっかりしろ!……お前人いるぞ!前に人いるぞ!ぶつかる!」
唐沢「ふわー……」
(ドーーン!!!)
(ひゅるる〜)
酒井「……………………」
早月「おい……唐沢……」
唐沢「…………やっちゃった」
早月「やっちゃったじゃねえよ!だから代われって言ったじゃねぇかよ!」
唐沢「…………やっちゃった」
早月「どうすんだよ!!人轢いちゃうなんてよ!おい!」
唐沢「うるせーよ!お前がもうちょっと早く代われって言ってたら人命は助かってたよ!」」
早月「……はぁ!?」
唐沢「お前が俺の眠気に気づくのが遅かったんじゃねえのかな!?」
早月「なんだその逆切れ!大人とは思えないレベルだな!どうすんだよ!」
唐沢「お前様子見て来いよ!」
早月「なんで命令口調だよ!お前が轢いたんだからお前が行けや!」
唐沢「一緒に行こうぜ!」
早月「……よしそうしよう」
酒井「……………………」
早月「…………死んでるのかな」
唐沢「かなり吹っ飛んだからな…」
早月「…………あのー……死んでますかー」
酒井「………………いいえ」
唐沢「生きてた!?」
早月「生きてる!!」
酒井「………………あのー」
唐沢「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」
酒井「あのー……私はなんで寝転んでるんでしょうか…」
唐沢「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいご」
早月「いや会話しろよ!念仏みたいに謝ってんじゃねぇよ!」
酒井「……私はなんで……」
早月「あの……すいません!!僕らの不注意であなたをはねてしまったんです!!今すぐ救急車呼びますから!!本当にすいません!!」
酒井「…………そういうことでしたか…」
唐沢「えっ!?救急車呼ぶの!?」
早月「それ本気の疑問かよ!仕方ないだろお前が轢いちゃったんだから!」
唐沢「でも……」
酒井「いや……あの……いいんですよ…」
早月「……はい?」
酒井「救急車呼ばなくていいです……」
早月「……何言ってんすか!あなた車に轢かれて吹っ飛んだんですよ!?死にかけですよ!」
唐沢「あの…もし苦しいようでしたら一旦そのまま目を閉じてみたらどうですか?」
早月「何お前いっそ殺そうとしてんだよ!」
唐沢「いや別に口封じ的な意味じゃなくてね」
早月「正直者かよ!」
酒井「いや…たしかにそちらさんの言うとおりいっそこのまま……」
早月「あなたまで何言ってるんですか!」
酒井「いや僕なんか……このまま死ぬべきなんですよ…」
早月「……お前ずいぶんネガティブな人轢いちゃったな…でもそういうわけにはいかないです。救急車呼びますよ」
酒井「いや違うんです…」
早月「何が違うんですか」
酒井「私あれなんですよ…今ちょうど下着泥棒の帰りだったんですよ…」
早月「……………ん?」
酒井「……その辺にバッグが落ちてるでしょう…」
唐沢「ほんとだ落ちてる。パンパンだ」
酒井「開けてみてください…」
唐沢「…………うお!!すごっ!!色味すごっ!!」
早月「いやまず色味かよ……ってあなたそうだったんですか」
酒井「そんなわけなんで…大丈夫です…」
早月「……いやいやいや!たしかにびっくりしたし、犯罪ですけど!でもそれとこれとは…」
唐沢「いやぁよかったぁ!!轢いた人が下着泥棒でよかったぁ!!」
早月「おいてめぇ!!不謹慎にもほどがあるぞてめぇ!!」
酒井「いいんですいいんです……本当に轢かれたのが私でよかった…」
早月「自己否定すごい!太宰治も真っ青なくらいすごい!ってだからそんなこと言わないで!救急車呼びますよ!」
酒井「だから違うんですよ…」
早月「何がですか……」
酒井「さっきまでの自分を思い出したんです…」
早月「はぁ…」
酒井「今日は大漁だったんです」
唐沢「ほぉ…ワコールのパンティはやっぱ一歩先行ってんな…」
早月「お前なに下着研究始めてんだよ!」
酒井「本当に…今日はいい下着が集まりました…」
早月「しみじみと言うことじゃないな…それで今日はってことはこの人常習犯だな…」
酒井「正直るんるん気分でした…完全に浮かれてました…」
唐沢「世界一悲しいるんるん気分だな」
早月「同感だけど!お前が言うことじゃない!!」
酒井「そんなことを今思い出してたんです…」
早月「…………」
酒井「だから…………ね?」
早月「ね、って言われても!」
唐沢「いや……なんか分かる……」
早月「共感してるやついる!!」
唐沢「俺も男女兼用トイレで女性と入れ替わりで使う時…さっきまでここにあの人座ってたんだなってひとしきり興奮したのち、死にたくなるよ…」
早月「お前もくだらねぇ人生だな!!」
酒井「お前『も』……」
早月「あっ……いやそういう意味じゃないんです!あなたの人生がくだらないって言うんじゃなくて…
ていうか本当に救急車呼ばないと取り返しつかないことになっちゃいますよ!?」
唐沢「でもなんか……このまま死なせてあげた方が…」
早月「お前なに感化されてんの!?さっきまでとは違う理由で死亡推進派になってるけど!」
酒井「さっき車にはねられた瞬間、走馬灯が見えたんですよ…」
早月「走馬灯ですか…」
酒井「初日からいじめられた中学校の入学式……閉じ込められた体育倉庫……保健室……あと保健室とか…」
早月「あなたの人生が垣間見えちゃってるよ!もうやめて!」
酒井「そして……初めて行ったパンティ工場見学……」
唐沢「そこから始まったのか」
酒井「……それから二度目のパンティ工場見学……ブラ工場見学……ワコール本社見学…」
早月「芽生えた!!完全になんか芽生えた!!」
酒井「ふふ……私の人生なんて……ほぼパンティかブラですよ……」
早月「それは否定できないけど!だからって死んじゃダメですよ!」
酒井「できれば私を……隣町のパンティ工場の花壇に埋めてください…」
唐沢「……はい!必ずや!」
早月「承るなよ!」
酒井「…………そしてその時には…私の頭にパンティをかぶせて…ください…」
早月「…………(携帯を取り出す)」
唐沢「おい早月!何してんだよ!」
早月「……119番するに決まってるだろ」
唐沢「この人の意思を尊重しろよ!だいたい…そんなことしたら俺達……」
早月「…………下着泥棒さん、あなたお名前は?」
酒井「……酒井、ですが…」
早月「酒井さん、実はね……犯罪者なのはあなただけじゃないんですよ」
酒井「…………え?」
唐沢「早月…」
早月「俺達二人も犯罪者なんです……銀行強盗ですよ」
酒井「…………」
早月「拳銃突きつけて脅して1000万奪ってきました…最低ですよ。ほら、俺達のバッグもこの通りパンパンです」
酒井「…………」
早月「いつの間にか他人のことを考えなくなってました…でもそれ以上に考えてなかったことがあった。それは自分自身のことです…」
唐沢「早月……」
早月「こんなことして奪った金で、俺はこの後どうするのか。逃げ回って怯えながら暮らす人生に何の意味があるのか。
正直言って何も考えてなかった。自分自身に無責任になってたんです。
でもあなたを見てたら、もっと…自分を大切にしなきゃいけないことに気づかされました…」
酒井「…………」
早月「自首します…」
唐沢「…………」
早月「俺達は自首します。そして酒井さん、あなたも治療を受けて…自首してください。やり直しましょう!だから死んじゃダメですよ酒井さん!!」
酒井「…………………………自慢ですか」
早月「…………は?」
酒井「自分たちは銀行強盗…かたや私は下着泥棒……自慢ですか…」
早月「いやいや、えぇ!?今の一連の話聞いてました!?自慢とかじゃなくて…」
酒井「同じパンパンのバッグでも片や現金1000万円…片や下着22組44枚……やっぱり私なんか死んだ方がいいんだぁ!!」
早月「どんだけ僻みっぽいんだよ!!落ち着けよ!!」
酒井「こうなったら…!!大好きな下着で窒息死してやるー!!」
早月「おっさん!!下着のおっさん!!やめろ!!」
酒井「離せぇぇ!!!うおおおおおおお!!!!!」
唐沢「…………元気そうじゃん」
酒井「うおお…………え?」
唐沢「めっちゃ元気そうじゃん」
酒井「…………言われてみれば……」
早月「……なんで?さっきあんなに吹っ飛んでたのに…」
酒井「……あ、そういえば」
早月「…………そういえば?」
酒井「さっき飛ばされた時、頭にモフッって感触があったんですよ」
早月「…………もしかして…下着がパンパンに詰まったこのバッグが偶然頭の下に…」
酒井「…………なるほど!私は下着に命を救われたと!!やっぱり私の人生は間違ってなかったんだー!!」
早月「うわっ残念な結論!!なんか俺らだけ自首するの損だわ!!」
唐沢「……おい早月!向こうから何か来るぞ!!」
早月「……パトカーじゃねぇか!!逃げるぞ唐沢ー!!」
酒井「待ってぇ!!」
早月「どうしたパンティ親父!!」
酒井「私も逃げないと!バッグに他人のパンティ入ってるから逃げないと!!」
早月「仕方ない……乗れー!!」
(ブーン……)
(…ピーポーピーポーピーポー……)
アナウンサー「続いてのニュースです。昨夜未明、K県Y市の銀行に三人組の強盗が押し入り、現金500万円を奪って逃走しました。
この内二人は、一か月前の同県の1000万円が奪われた強盗事件にも関与しているとみて、警察では調べを進めています。
また、犯人はいずれも頭からパンティのようなものを被っており、
警察ではパンティを頭から被った不審人物の目撃談等、情報提供を呼び掛けています。
えー続いてのニュースは……」
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灯風 (20/21) |
ナオ:なぜ今期、こんなに出まくってるかというと……今期で20勝目を達成したかったんですよ!!ごめんなさい!! |
コントで積み重ねたオンエア数は20。18連勝!灯風! |
ゴウ:…つ、ついに来てしまった……。自分がドMだと気付いて以来、ずっと行きたくて、でも躊躇っていた………。
しかし今日こそ!このSMクラブに入ってみせる!…いざ行かん!
成美:……あー、アパレルショップを開いたものの、楽じゃないわあ………。
でもこういう時期だからこそ、サービスを大事にしないとね、うん。
(からんころんからーん)
成美:あ、いらっしゃいませー。
ゴウ:どうも………(中は意外と普通だな………。SMクラブって、入り口はそんなもんなのかな……)
成美:今日は、どうされました?
ゴウ:あ、えっと……初めてこういうとこに来たんですけど………
成美:……あぁ、なるほど。じゃあ、案内しますね。
ゴウ:あ、お願いします……(いかんいかん、こんな及び腰でこれから大丈夫なのか…?)
成美:…………あっ!もしかしてキミ……
ゴウ:(…な、何!?…もしかして、童貞じゃダメとか、そういう……)
成美:……もしかして、ゴウくん?
ゴウ:ひゃいっ………えっ!?
成美:ほらー、あたし!高校のとき一緒だった、成美だよ!
ゴウ:……あっ、成美ちゃん!?
成美:久しぶりだねー!高校卒業してからだから……5年は経つかな?
ゴウ:うん……(ちょっ…同級生とSMクラブで再会するって!?しかも女の子と……)
成美:…元気だった?ゴウくんも上京してたんだね。
ゴウ:ま、まあね………あの、成美ちゃんは、なんでこういうお店に…?
成美:ああ…子どもの頃からの夢だったからね。
ゴウ:子どもの頃からの!?(SMクラブが夢って!!…どんな子供だったんだよ!?)
成美:だから去年、このお店を立ち上げたんだ。
ゴウ:しかも自分の店!?(自分でSMクラブ作るって!!そんなに夢だったんだ……)
成美:うん。だから、親に泣いて頼んで、お金貸してもらったの。
ゴウ:親に!?…それ、どっちかというと親の方が泣くんじゃ……
成美:最初は反対してたけどね。…でも、最終的に応援してくれてるよ。
ゴウ:そ、そうなの…?(強いお父さんとお母さんだなあ……)
成美:…あーごめん、立ち話が過ぎちゃったね。……で、なんだっけ?
ゴウ:あ、えっと………(知ってる相手だなんて…言いづらい……)
成美:………あ、そっか。…こういうとこ初めてだって言ってたね。
ゴウ:あ、うん……そうなんだけど………
成美:…もー、別に恥ずかしがることなんてないのに!
ゴウ:(恥ずかしいよっ!!…だって、同級生の女の子相手だよ!?)
成美:確かに、この年でこういう店に来たことないってのは、珍しいかもしれないけど……
ゴウ:そうなの!?(皆、そんなにSMクラブに通ってんの!?)
成美:大丈夫大丈夫。別に気にすることないよ。…今日は、あたしが付いてあげるから。
ゴウ:ななな、成美ちゃんが!?(そんな、成美ちゃんが相手なんて……)
成美:うん。いっぱいサービスするから♪
ゴウ:う、ん………期待する。
(ピンポーン)
成美:…あっ、宅配便が届いたみたい。ちょっと取ってくるね。(たったったっ…)
ゴウ:(成美ちゃんが女王様か……しかも、成美ちゃんかわいいし………
…そんな成美ちゃんから、言葉でも、体でも、虐げられて………うっ…もう想像しただけで……)
成美:(たったったっ…)おまたせー。
ゴウ:…成美ちゃあああんっ!!もう…もう我慢出来ないよ!!
成美:どっ、どうしたの…!?
ゴウ:…早く打ってくれ!さあ早く!我慢出来ないんだ!……早く打って!打ってくれ!!さあ!!
成美:えっ…………そりゃあ、売って、って言われなくても、商売だからそうするけど……
ゴウ:しょっ…(商売、と自分から言うとは………これは相当なSっぷり……)
成美:でもほら……そんなに焦らなくても、まずはいろいろ決めないと始まんないし。
ゴウ:(いっ、いきなり焦らしプレイだと!?そんな……)
成美:……あ、そうだ、上と下どっち?
ゴウ:上と下…!?(いきなりそんな質問……これも焦らしプレイの一環なのか……?)
成美:あっ…両方だった?
ゴウ:い、いや!……上!上で!(やっぱ、成美ちゃんのグラマラスな胸は見過ごせない……)
成美:上ね……で、色どうする?
ゴウ:い、色?色って……
成美:うーん……ゴウくんだったら、この赤がいいかな……?それとも青…?
ゴウ:(色……なんの色だ!?…女王様の衣装か?それとも……鞭か!?)
成美:……あー、でも赤のは厚すぎるかな………
ゴウ:(赤は熱すぎる…?……まさか、俺の体の色のことか!?
蝋燭で火傷の赤にするか、それとも鞭で打って青あざか、そういうことなのか!?)
成美:…でもこれから秋だし、いっか。
……ゴウくん、あたしは赤がいいと思うんだけど、どう?
ゴウ:おっ、仰せの通りに!!
成美:じゃあ、赤にするね。
ゴウ:うん……(蝋燭か…興奮してきたぁ……)
成美:うーん、そしたら……(じーっ)
ゴウ:(…成美ちゃんが、俺の方を見ている……どうしたんだろう…?)
成美:……ゴウくん、Mでいいよね?
ゴウ:とっ、当然だよ!!Mだよ!!(だって、SMクラブに来てるんだよ!!)
成美:そうだよね…さすがにSじゃないよね、うん。
ゴウ:見くびらないでよ……(SでSMクラブに来るって、ある意味でチャレンジャーだけど…)
成美:うーん、Mか………でも、ゴウくん結構小さいから……サイズ大丈夫かな………
ゴウ:えっ!?そ、そんなに小っちゃくないよ!?(確かに自慢できるモノじゃないけど……)
成美:そう…?
ゴウ:え、な、なんで!?(まず、なんで知ってるの!?)
成美:いや……大きいなら、裁断しようかなと思って。
ゴウ:(きっ、切るって!?アレを!?)
成美:…どう?
ゴウ:だっ、大丈夫!!そこまでしなくてもいいから!!
成美:そう?サービスなんだけど……
ゴウ:(サービスが過激すぎるよ!!…それだと赤じゃなくて、もはや青だよ!!青ざめる方の青だよ!!)
成美:じゃあ、それでいいね。…えっと、それなら……………あ、店の奥にあったかな。取ってくるから待っててね!(たったったっ…)
ゴウ:(つっ、ついに始まるのか……人生初の、SMプレイが………!ああ、ゾクゾクするよぉ……)
成美:……おまたせー。この服、ちょっと奥の方にあってね………
ゴウ:(裸になっている)な、成美ちゃああああん!!
成美:きゃああああっ!!ゴ、ゴウくん!?
ゴウ:成美ちゃん………いや、女王様っっ!!早く、早くっ…ハァハァ……
成美:な……なんで裸なの!?い、いいから早く着てっ!!
ゴウ:「早く来て」!?……もちろんさ!一刻も早く女王様の元へっ……(ダダダダッ)
成美:…き、きゃああああああああ!!!!(持っていた服でゴウを殴る)
ゴウ:(バシッバコッ!)あふっ……ふ、服に付いてる…
成美:っ!!(我を忘れて殴る)
ゴウ:(ガキッバシッ!)ビーズが……
成美:んっ!!(無我夢中で殴る)
ゴウ:(バコッドカッ!)地味に痛いぃぃぃ!!!あぁぁぁぁっ!!
成美:な、なんなの、このヘンタイ……!
ゴウ:も、もっと……もっとぉ………
成美:もう……いい加減にしないと、人呼ぶわよ!
ゴウ:そっ、それはっ………もっと大人数で虐げてくれるってことですか!!
成美:なに言ってんのよ!!…もう、出て行きなさい!!
ゴウ:そんなっ………まだ宴は始まったばかりなのに……このぼったくり!!
成美:何もぼったくってないわ!!出て行けって言ってんの!!
ゴウ:そんなこと言ってぇ………ホントは体の芯まで熱くなってるくせにぃ……
成美:……いいから出てけっつってんだろ!!この脳足らずが!!(ドガッ!ズカッ!)
ゴウ:ぁ痛っっっっ!!!快楽を通り越して普通に痛いぃぃぃぃぃ!!!
成美:分かったら出てけっつってんだよ!!そして二度と視界に入んな!!
ゴウ:わわわ、分かりましたっ!今すぐ出て行きます!…もうSMクラブには金輪際来ませんっ!!
(ダダダダダッ…)
成美:はぁ…はぁ……なんだったのあれ………しかも最後、SMクラブとか言ってたし…………なんなのよ!
……でも、SMクラブかあ…………そういえば昔からの夢だったし……やってみようかな。
|
ゴウ:激しい舞台でした…
成美:アツイ舞台でした…
ナオ:いや、それパクリだよパクリ!!
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コントラスト (2/6) |
コント/お母さんに逢いたい |
田中:大変だー。大変だー。オンエアだー。うれしいー。 今回は、もう、悪ふざけですね。 柳田:あぁ、残念。敗者コメントでむちゃくちゃ面白い事言う予定だったのに。 |
あー、すっごい面白ーい。これ載せたかったなー。でもネタはそれより面白い!コントラスト! |
田中:この、カーテンの向こうに…あなたのお母さんがいらっしゃいます。
………今の心境はどうでしょうか?
柳田:20年ぶりですからね…。楽しみでもあるし、…不安もあるし……って感じですかね。
何より、僕ら親子のわがままに付き合ってくれたこのテレビ局の方々に感謝です。
田中:我々スタッフが総力を挙げて探し出しました…それは、……あなたたち親子の笑顔が見たかったからなんですよ。
柳田:…うぅ、ぐすん。本当に……なんと言って良いやら……。
田中:いえいえ、泣かないで下さい。
我々に感謝する前に……このカーテンの向こうのお母さんと再会する事が今、あなたがしなければならない事ですよ。
柳田:あ、ありがとうございます!本当に……本当に…。
田中:今、ここにはいらっしゃいませんが徳光和夫さんも親子の再会を喜んでいる事でしょう。
柳田:徳光さんには…お世話になりました。
今日、会えないのが残念ですが、徳光和夫さんがこのような機会を設けて下さったからこそ僕たちは再会できたのだと思います。
本当にありがとうございました…。
田中:徳光和夫さんが一番応援してらっしゃいましたからね。
……カーテンの向こうのお母さんに、何か伝えたい事はありますか?
柳田:……母さん、もう、母さんの事、僕、怒ってないよ。
これからはさ親子二人で幸せに暮らそう。
田中:お母さんとあったら、まず、何がしたいですか?
柳田:ハワイとかの海外旅行に行ったりさ…今まで一緒に居られなかった20年分の、
……いや、それ以上の幸せを分かち合いたいです。
田中:それでは……親子、20年ぶりの再会です!!!
(田中、カーテンをあげる)
柳田:母さ〜〜〜………ん?
………あれ?
田中:どうやら、柳田トシロウさん、20年ぶりの再会に戸惑っているようです。
柳田:…いや、確かに戸惑っています……。
なんで……母さんが……二人いるのでしょうか……?
田中:…………。
柳田:…………。
田中:それでは!M-1グランプリの決勝に駒を進めた二人のお母さんをご紹介致しましょう!
柳田:…え!?すいません、全然状況を把握できていないのですが……。
僕の母さんは何処でしょうか??
田中:いや、ですから今からM-1グランプリであなたのお母さんを決定するんですよ。
だから、この二人が柳田トシロウさんの母親”柳田カナコ”の候補なんです。
柳田:……すいません、全然分かりません!
え〜っと、このお二人のうちの一人が僕の母さんなんですか……?
M-1って、どういうことですか…?感動の再会じゃないんですか?どういう事ですか?
田中:どうやら、実の母親を前にして、柳田さんは動揺が隠せないようです……。CMの後、決勝戦開幕です……。
柳田:いや、そういうのいいですから!なんでCMをまたぐんですか!質問に答えて下さいよ!!
それに、なんですか、決勝って!
田中:だから、…ここでの『M-1』の”M”は”Mother”の略なんです。
それで、今日はその『Mother-1グランプリ』の決勝なんです!
つまり、柳田トシロウさんの母親”柳田カナコ”さんNo.1が今夜決定するんです!
柳田:……え……?…すいません、まだ状況が見えてきません……。
…つまり……その……僕の母さん候補がたくさん居て、……その中で僕の母さん像に近い二人が……このお二方で……。
今日、その二人で……どちらが本当の母さんかを競う……という事ですか?
田中:ご名答。
それでは、CMの後、お母さんNo.1を決める、審査員を紹介し……
柳田:ですから、なんでCMをすぐまたぎたがるんですか!
僕、そんな『Mother-1グランプリ』なんて聞かされていませんよ!どういう事なんですか!
田中:仕方ありませんね、ご説明致しましょう。
我々スタッフ一同が柳田さんのお母さん、”柳田カナコ”さんを探しました………いや、募集しました。
柳田:なんでなんですか!
普通、色々情報収集とかしてから、僕の母さんを絞っていくんじゃないんですか!
田中:大丈夫です。
賞金が1000万とすると、いっきにエントリー数が増え、5000人を超えました。
田中:今年の八月、まずはじめのオーディションがありました。
オーディションに来た人数、2000人!
柳田:エントリーした半分以上、冷やかしだったんじゃないですか!
田中:二回戦通過者は、50人!
ここでの審査は、性別を重視しました。
柳田:……1950人は男だったのかよ!エントリーさせんな、そんなもの!
田中:そして、二回戦……。
母さん達の戦いはますますヒートアップしました。
お母さんの中には、審査員に体を売ってまで準決勝に進出しようとした人も居ました……。
柳田:ドロドロだな。その人が仮に母さんでも、感動の再会できる自信がないですよ…。
………あれ?…そういえば、さっきから気になったんですけど、審査員って誰なんですか?
田中:何を隠そう、徳光和夫さんですよ!
柳田:と、徳光和夫さん!?
そんな、う、嘘だ!こんなふざけた番組を、あの涙の帝王が許す訳がない!
田中:徳光さんは大会委員長です。つまり、この大会を考えたのも彼です。
柳田:そ……そんな……。
あの人だけは信頼できると思っていたのに…。徳光さん……最悪だよ……。
田中:勘違いしないで下さい。
徳光さんは柳田さん親子の事を考え、悩み、苦しみ、酒の勢いでこの大会を始めたんです。
柳田:徳光さーんッ!悪ふざけじゃないですか!
田中:そして、準決勝に駒を進めたのは、たったの10人!
今月上旬、徳光和夫氏と「おかあさんといっしょ」の収録に来ていた子供達の審査よって決勝進出者を決定しました!
柳田:なんでそんなガキに審査させるんですか!
あいつらはスプラピスプラパさせといたら良いんだよ!
田中:しかしですね、徳光和夫氏のみの審査ですと、どうしても「出来レースだ」とかの意見が出てしまうんですよ。
柳田:そりゃ、出場者と寝るような審査員は信用できませんけど、スプラピスプラパに審査させる事はないじゃないですか!
田中:……柳田さん、いいですか?
……自分の好きなM-1戦士が決勝に上がってこなかっただけで、審査を疑うのは、馬鹿がする事です。
柳田:いや、スプラピなんて子供なんだから、信憑性がなさすぎますよ。
そして、別に好きなM-1戦士なんていないですし。
田中:はいはい。そういう事はブログにでも書いて、拍手でもされてろ!
スプラピスプラパがやってるブログにでもコメントして、炎上させてろ!
今頃言ったて無駄だからね!!もう決まっちゃったもんね!もう変えられないもんね!
柳田:なんだよ、立ち悪い司会者だな…。
それで、あのガキどもはブログをやってんのかよ!
田中:それでは、早速決勝戦を始めましょう!!
まずは、決勝に進出した二人のお母さんの紹介です!
柳田:あぁ、この目の前にずっと立ってるおばさん達ですね。
田中:エントリーナンバー658、……回覧板!
そして、エントリーナンバー789、……加齢臭!
柳田:……なんですか、その親しみやすいあだ名みたいなのは!
悪口ですか?
田中:柳田さん、いいですか?
ここに来ているお母さん達は”柳田カナコベスト2”なんですよ!
ということは、二人とも姓名、生年月日、参観日のときのファッションセンス、全て同じなんです!!
柳田:……3つ目の審査基準がぶれすぎでしょう!!
田中:つまり、二人とも呼び方を分けないと分かりにくいんです。
それで、決勝進出者記者会見の時に、厳正なる抽選の結果あだ名が決定したんです。
ご理解頂けたでしょうか?
柳田:……はい……しかし、加齢臭なんてあだ名を選択肢の中に入れないでくださいよ!
田中:徳光和夫氏が競馬で負けた時に考えついたあだ名ですから。
柳田:徳光ーッ!ムシャクシャしたからって、こんなところで発散すんな!!
田中:いや〜、この二人のうちの一人が柳田さんのお母さんなんですよ。
息子さんとしてはどのような心境でしょうか?
柳田:……まぁ、もう、”複雑”以外に形容しがたいですね。
田中:そして、審査員はおなじみのこの方、徳光和夫氏です!
(わー!わー!)
柳田:あぁ……スタジオに来てないと思っていたら、板付きじゃなかったってだけの事か…。
田中:徳光さんに何か言いたい事はありますか?
柳田:……お酒は程々にしましょうね。
田中:それでは決勝戦開幕です!!
『熱湯!感動の再会』!!
柳田:……おっと、なんですか、その楽しそうなコーナーは?
田中:今からファイナリスト二人に熱湯に入って頂き、我慢できた時間だけ再会し、
そこで大会委員長がどちらが本当の母親にふさわしいか審査するというものです。
柳田:バラエティー要素が強すぎるでしょ!宣伝するのとは訳が違うんですよ!
そんなの数秒しか出ないでしょう!
田中:柳田さんがなんと言おうと、大会委員長の徳光和夫氏が午前3時に考えついた企画ですから。
柳田:その時間帯はすごく悪ふざけがしたくなるんですよ……。
田中:それでは、回覧板と加齢臭はお風呂のある、隣のスタジオに移動してくださ〜い。
柳田:あ、違うスタジオなんですか。
別にこのスタジオでいいでしょ。
田中:いえいえ、今回の感動の再会を見ようとたくさんのスプラピスプラパが応募して来たんです。
柳田:また、あいつらかよ……こんなバラエティーじゃなくてNHK見ろよ……。
田中:でも、このスタジオに入りきらないので、せめて熱湯タイムリミットだけはみようと、
そういう熱い意気込みの方々が見に来ているんです。
柳田:二人のババァが「熱ぃッ!」とか言ってるのが見たいのかよ……絶対お母さんと一緒に見ないだろ……。
田中:……お〜っと、隣のスタジオと映像が繋がったようです!
おぉ、すごい歓声ですね!
柳田:ガキ共が童謡を歌いながら、お風呂の周りをグルグル回ってやがる!?
田中:それでは、回覧板と加齢臭は水着に着替えて下さい。
柳田:え!?水着に着替えるんですか!
田中:はい、生着替えです。ここで視聴率がグンッとあがります。
柳田:そんなに日本男児の性癖は偏っていません!!
田中:それでは二人はカーテンの中で生着替えしてくださ〜い。
いや〜、柳田さん、興奮しますね。
柳田:……あの二人のうちの一人が僕の母親である……っていう設定だけは忘れないで下さいよ……お願いですから。
田中:それでは二人ともヒョウ柄の水着に着替えてもらいました。
柳田:参観日とファッションセンスが同じだ!!
田中:はい、それでは二人ともお風呂の前に移動して下さい。
柳田:あぁ、息子の前で惨い事しますね……。
田中:それでは、熱湯!感動の再会、スタート!!
柳田:……わぁ、二人ともすごい形相で「押すな、押すな」って言ってるよ……。
どっちが母親でも受け入れる自信がないよ……。
田中:おーっと、顔を赤く染めた大会委員長徳光和夫氏がふらつきながら直々に二人を押しています!
柳田:和夫ーッ!お前また酒を飲んでいるのか!!
田中:遂に回覧板と加齢臭のふたりが今、お風呂にジャストミィィィィィトッ!!
柳田:お風呂も田中さんも熱すぎますよ……。
田中:おっと、観客のスプラピスプラパが携帯で写真をとっています!
柳田:あ、あいつら……今日のブログにネタにするつもりだな……。見せ物じゃねぇーぞ!炎上させるぞ!!
田中:それにしても、二人とも結構我慢していますね。すごい表情です。
柳田:本物のヒョウみたいだよ……。
田中:あ、この二人が熱湯に入っている間にですね、今月リリースされる徳光和夫プロデュースのCDがをご紹介致します。
柳田:な、なんだって!!え、M-1は大会委員長の私物じゃねぇぞ!!
徳光も熱湯の中に入ってから宣伝しろよ!
田中:え〜、この度、決勝に残った回覧板と加齢臭のユニット『保護者』の1stシングル『保護者』が発売されます。
柳田:か、和夫はもうM-1ファイナリストに手を出したのか!!そんな曲、絶対聞かないからな!
田中:今月の20日発売なんで、気になる方は是非チェックしてみて下さい。
……さぁ、そうこうしている間に、二人ともお風呂から出てますね。
柳田:ちょ、ちょっとこっちがメインなんですから見逃さないで下さいよ!
田中:二人ともお風呂から出て、スプラピスプラパにおでんを食べさせられている所ですよ。
柳田:どういう状況!?
リアクションのプロでもそんな事されませんよ!絶対に炎上させてやるからな!!
田中:それでは、お二人のタイムを発表致しましょう。
まずは、回覧板のタイムは5秒!加齢臭は3秒!
柳田:案の定、全然時間がないじゃないですか……。
田中:いや〜、回覧板が少しリードしましたね!加齢臭はとてもくやしそうです。くやしそうです。くさそうです。
柳田:あ、悪口はやめてください。一応、母親候補ですから。
田中:それでは、遂に感動の再会をしますから、ここからは柳田さんの協力も必要です。
カーテンの前に移動して下さい。
柳田:……あぁ、やっと再会が出来るよ……。……もうバラエティー恐怖症だよ。あ、あとNHK。
田中:それでは、まず、回覧板との再会です!
もう、これは感動の再会なので、柳田さんも本当のお母さんだと思って懐に飛び込んでください!!
柳田:……もう、そんなテンションじゃないですよ!
田中:それでは、親子20年ぶりの再会です!
(田中、カーテンをあげる)
柳田:回ら……母さ〜〜〜ん!……
『息子よ』 作・回覧板
輝く幾万の星の中 貴方は私の前に降り立った
数えきれぬほどの愛情と ベビパウダーを私は与えた
混沌とした貴方の頭の中 私はどれくらい覗けただろうか
息子よ 息子よ 息子よ
アンパンマンの世界観にケチを付けるその前に
言っておきたい事がある
息子よ 息子よ 息子よ
『息子』という単語が下ネタに聞こえてしまうその前に
言っておきたい事がある
……あぁさっさと1000万貰ってハワイに行きたい
(田中、カーテンを閉める)
田中:終了ーー!!
柳田:………えっ?……なんですか……今の低レベルなポエムは……?
田中:いや〜、感動の再会でしたね。
柳田:……いや、質問に答えてくださいよ!
田中:徳光和夫氏も『火垂るの墓』を見ながら泣いています。
柳田:クソ和夫ーッ!テメェ、審査をしろよ!
いや、そういうことじゃなくて……
田中:そして、スプラピスプラパは大爆笑。下ネタがツボだったようです。
柳田:あのエロガキ共……スパムで炎上させてやるからな!!
そんなことより、なんですか今の不思議な5秒間!!全然感動できなかったんですけど!
田中:いや〜、自分の気持を詩で表したのですよ!
感動的ですね!!
柳田:……いや、詩で表すにしても、自分の息子に対しての気持ちに『下ネタ』なんて単語は絶対に出てこないでしょ!
田中:いや〜、僕なんて今までずっと『息子』は下ネタとして使ってきましたからね。
柳田:もう……なんでそんな人がこんな番組の司会者に選ばれたんだよ……。
田中:でも、ちゃんと自分の気持ちが出ている詩ですよ。
柳田:そうですね……でも、最後の一行の気持ちは抑えて欲しかったです。
田中:ここら辺、徳光和夫氏がどう見るのか、気になりますね。
え〜っと、徳光さん……徳光さん……徳光さんは……どうやら……笑っていますね……。
柳田:おいおい!こいつも下ネタで笑ってんのかよ!
田中:どうやら節子がツボだったようです!
柳田:まだ見てたのかよ!てか、笑うポイントなんてないだろ!節子ーー!!
田中:それでは、最後の挑戦者、加齢臭です!
柳田:も、もう加齢臭に頼るしかないよ……。
まさか、「加齢臭に頼る」なんて言葉を人生において使う事があるなんて意外だよ……。
田中:それでは、親子20年ぶりの再会です!
(田中、カーテンをあげる)
柳田:加れ……母さ〜〜〜ん!…
『和夫』 作・加齢臭
貴方は私の気持なんかわかっちゃくれない
貴方はいつもブラウン管の中
人の為に泣き ジャイアンツの為に泣く
和夫の為
私は今日も変なあだ名で呼ばれる
だけど私は傷つかない
だって和夫がそばに居るから
私は金もいらないし旅行に行かなくてかまわない
貴方が居てくれれば……
(田中、カーテンを閉める)
田中:終了ーー!!
柳田:はい、もう、論外ですね。
田中:3秒の使い方が絶妙で良かったですね。
柳田:いや、そんなことより、内容ですよ、内容!
もう、こいつ絶対和夫に抱かれているでしょ!そんなやつ嫌だよ!
田中:なんと徳光和夫氏は苦笑いです。
柳田:引いてんじゃねぇよ!
加齢臭はお前の事が好きなんだぞ!!勇気ある告白をしたんだよ!!
田中:スプラピスプラパは携帯でブログを更新中。
柳田:もう、なんかリアクションしてやれよ!写真とって良いから、お願いリアクションして!
田中:いや〜、柳田さん、加齢臭の事をかばいますね。
柳田:母さんとしては最悪だけど、加齢臭は一人の女として告白したんですよ!それなのにこれじゃ可哀想じゃないですか!
僕は加齢臭の肩を持ちますよ!
「加齢臭の肩を持つ」っていう動詞なんだよ!
田中:それでは、最終結果発表です!
徳光和夫氏が今、頭を抱えています。
柳田:まぁ、最後くらいは徳光さんも真剣にやってくれるんですよね。
田中:どちらが優勝なのか!
カーテンが開いた時、立っている方がお母さんです。
息子さんとしてはどのような心境でしょうか?……あ、今の『息子』はそういう意味ではなくて……
柳田:あ、分かってます!
もう、本当にもうはじめのテンションには戻れないんでね……。
何があっても、もう一生TBSには頼りません!
田中:お母さんとあったら、まず、何がしたいでしょうか?
柳田:まぁ、まずはガキ共のブログを炎上させたいですね。もう、それが一番ですね。
田中:それでは、これが本当の親子、20年ぶりの再会です!!
(田中、カーテンをあげる)
柳田:母さ〜〜〜………ん?
……あれ?
田中:どうやら、柳田トシロウさん、20年ぶりの再会に戸惑っているようです。
柳田:…いや、確かに戸惑っています……。
なんで……誰も……居ないんでしょうか……?
田中:…………。
柳田:…………。
田中:……え〜、ただ今入った情報によりますと、徳光和夫氏が審査を放棄し競馬に言った模様です。
柳田:え!?ふざけんなよ!
あいつさっき頭抱えてたのは、競馬の馬券を選んでたんだろ!!
田中:という事で、今年のM-1はどうやら優勝者は決まらなかったようです。
柳田さん、残念ですね。
柳田:いや、残念じゃなくて、僕に選ばせて下さいよ!……いや、最悪の選択肢しかないけど。
あ、そうか、……この二人の中で選ぶ事自体がもはや罰ゲームだ。
そうか、お互いにとっていい結果なのか!そうか、そうか!ありがとう、徳さん!
田中:まぁ、ファイナリストのお二人、そして息子さんには残念でしたけど、来年もありますからね。
是非参加してみて下さい。
柳田:あぁ、もうこんな思いをするのならお母さん探しません!
田中:そして、次のM-1はもう、今この瞬間に始まっています!!
それでは、大会委員長プロデュースのこの曲でお別れ致しましょう!さようなら〜。
『保護者』 作詞・作曲:カズオス徳光
笑いたきゃ笑うがいい 目立ってばかりだけど
ヒョウ柄は気に入ってるのさ
私は回覧板を 一度も回してないけど
近所付き合いに自信あるさ
ギリギリ座れそう 電車の席
座ってしまえば 白い目で見られるはず
面倒い 面倒い 面倒い 面倒い
横になりたい
メシなんかは 作らない
今日の夕飯 出前で良い?
保護者 保護者 私達は
シチューの次の日 どんな日でも
カレー作るさ
息子よ 息子よ 息子よ お母さんだよ
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モンスターゲート 325KB |
うし: いやー、前回も悔しかったけど今回はもっと悔しい!! とら: ちょっと題材が悪かったかな?ネタが古かったな?いやー、でも面白いはずなんですけどねー うし: うーん、青バトは甘くないですわ |
世界平和渇望倶楽部 277KB |
世界中全ての人へ捧げるFuck You。 |
闇燦奮 121KB |
安藤「出費が・・・」 門音「ネタのための出費・・・プライスレス」 |
【ジャッジペーパー】(敬称略)上から、 |
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1組目 灯風 |
・ レトリックを使ったすれ違いコントとしての完成度は高いし(裁断のくだり大好きです)、 性欲の塊でしかないゴウの丁寧な心理描写もバカバカしくて面白いのですが 「なぜアパレルショップとSMクラブを間違えたのか」という点に一切触れられていないのがものすごく引っかかりました。 語感が似ているわけでも特に共通点があるわけでもない両者を間違えるという設定は相当無理があるものなのに、 フリの段階では「SMクラブ」と間違えているとしか提示されておらず、 なぜ間違えているのかという理由づけが一切ないから「そもそも、なんで間違えたの?」と疑問に思ってしまい いまいちコントに入りきれなかったです。それでも最後に明かされて納得できるんだろうと期待していたので、 オチまで読んでも結局なにもなく無理な事が無理のまま終わっていて肩すかしを食らいました。 それからゴウが童貞でSMクラブの店内がよくわかっていないにしても、 アパレルショップで洋服が置いてある店内の状況に違和感を覚えないのも不自然かなと。 初めに書いたとおりレトリックは秀逸なんですが、それ以外の部分で作りこみの甘さが目立ちました。(5点) ・これ多分他の人も書くと思うんですけど、 なんでSMクラブとアパレルショップを間違えたのかなってのが一点です。 特に共通点があるわけでもなし、店内の雰囲気も真逆だと思うんで、 そこの設定をこじ付けでも何でもいいから決められないかなと思いました。 すれ違いに関しては言うことがなく (成美の発言が"アパレルショップの店員"という前提で考えると過剰で引っかかる部分もありましたが) 「SかMか」「上か下か」「裁断する」等が面白かったです。 もう少し言葉遊びを使ったボケの種類を豊富にして欲しいのと、 最初に言った点の2つ、期待を込めてこの点数です。(7点) ・いきなりすげぇなおい。 勘違いコントというのは、ネタを書く人なら誰もがやりたくなるネタだと思うんです。 ただ、それゆえに非常に高い完成度、2つの物事を丁寧に結びつける作業が求められます。 ムリのある展開があると途端にグレードが下がってみえてしまうんで。 その点から見れば、このネタの流れは上手くSMクラブと服屋を組み合わせて笑いを生めています。 それに加えて、ボケのバカバカしさが素晴らしい。嫌みさがなく、賢さとバカらしさが見事に同居したいいネタでした。 ただ、何故ゴウはSMクラブと服屋を間違えたのかの説明が欲しかったというところもあります。 前述したようにこのネタは完成度が要求されるので、ちょっとでも変な点があると目立ってしまいます。 店名だとか、外装だとか、立地条件だとか、ある程度間違える理由として説得力のある設定があるだけで、 だいぶネタに入り込みやすくなると思います。 あとはオチにちょっと納得がいかなかったのでこの点で。 最初と最後の指摘をさせていただきましたが、その分中身は申し分ありませんでした。(8点) ・灯風さんのネタってあれですよね、どんなに馬鹿馬鹿しい設定であれ吹っ飛んだ設定であれ、 最後には何か必ずほっこりと来るような、そんな雰囲気を醸し出しますよね すれ違いの描写がとてもうまく描かれてたと思います ただ、満点行くにはもうひと展開欲しかったですね 何故アパレルショップとSMクラブを間違えたか理由も不透明なのが気になりました(8点) ・序盤はまぁインパクトの強さで押しきれてたものの、中盤は結構単調で変化が欲しいと思ってたところで 終盤のあの畳みかけ。ナイスタイミングです。出来れば勢いでごり押しした感じがしたので、 もっと工夫した展開がよかったです。例えば中盤から終盤にかけて勘違いがばれそうな危ない発言をいくつか発して、 そこから発展させてみたりとか。設定は文句ないんでもうひと押しです。(8点) |
2組目 モンスターゲート |
・ まず、セリフを改行する場合は行頭を揃えて揃えてください。ツッコミに長ゼリフを使う事もあって読みづらくなっています。 どちらかというとボケよりもツッコミで笑いを取りに行くタイプで 「パ行が出てきた時点で〜」や「国歌斉唱の最期に〜」など光るフレーズもあるし、 ボケを積み重ねて絵面を想像させて笑わせるスタイルもいいと思うんですが、 改行のせいでツッコミが鬱陶しく感じられました。 ネタについて言いますとボケにしてもツッコミにしても精度が足りないと感じました。 ボケだと、韻を踏んでいるもののそこまで徹底しているわけではないのでなんでもありになっていて、 かといって替えたフレーズのインパクトで勝負するというわけでもないからパンチが弱いし (だからこそボケよりツッコミで笑いを取るタイプと感じたわけですが)、 ツッコミも先にあげたように光るフレーズもあるのですが、全体的には無駄打ちが多いなという印象です。 たとえばネタ中で繰り返される「ポケモンの蒸し焼き」ですが、 これを「シウバ」や「イナゴ」と同じセンテンスで並べられても(野暮な話ですが) 「ポケモン実在しないからな」と思ってイメージが膨らまなかったです。 ネタの分量も短いのでボケにしろツッコミにしろもっと作りこんでそこから絞りこんでみるとよくなると思います。(4点) ・音楽ネタ(特に"♪"が行頭に付いててボケる)は大好きなので期待したんですが、 これからだって時に終わっちゃった印象です。 君が代が本来短いのでこれ以上のボケを重ねるのは難しいかもしれませんが、 例えば日本の心に縁のある事柄でもう一展開ボケても良かったと思いました。 うしの突き放すような淡白なツッコミは好みです。(5点) ・これ僕個人的にかなり好きです。 ボケのフレーズ自体はただのダジャレですし、目新しさもなく、正直大して面白く無いんです。 ただ、それらのフォローが素晴らしい。 「世界の頂点に立って結構稼いだんだから」とか「そりゃシウバも『待て待て待て待て』って言うわ」とか、いちいち言い回しがツボを突きます。 恐らく制作者の方もそれを狙ったと思うので、それに関しては大成功だったと思います。 ただ、さっき言ったようにボケのクオリティが低すぎるんです。 結果的にフレーズを総合したらパンチのあるストーリーになったわけですが、余りにもツッコミに力を入れすぎている感じです。 ツッコミほど目を引くようなボケがあるだけでネタの質も上がりますし、ツッコミも引き立ちます。 あとは構成ですね。一度にセリフを入れすぎると見づらいし、頭に入って来づらいので、いくつかのセリフに分けるべきです。 そうすれば合間にボケを挟むことも可能ですし。 このネタの形をもっと洗練すれば、物凄い作品になると確信しています。(6点) ・ボケ自体は大好きなものしかありませんでした。ピロリンピロリンでグっと引き寄せられました。面白かったです ただ、それのフォローがちゃんと効かせてないように感じました そんな頻繁に総合しなくてもいいですし、このネタの場合はボケた直後に正規の歌詞を説明しないと、 何のことかわからなくなってしまうと思います(6点) ・ヴァンダレイ・シウバが地味に面白い。他にも最初のピロリンとか、単発で見ると結構いいなと思うボケがあるんですが、 全体を通すと構成や繋がりが杜撰で1つのネタとしては微妙でした。 また、ボリューム不足も深刻で、国家の歌詞が短いゆえに1つ1つのボケをもっと深く掘り下げる必要が出てきます。 別の手段として国歌斉唱の他にもう一つ別の展開を増やしてもよさそうです。(5点) |
3組目 コントラスト |
・ 色んなもの詰め込み過ぎていてイメージが分散される。M-1を説明をするくだりがもたついていた。 親しみやすいあだ名」は単にキャッチフレーズでよかったんじゃないのか。 先に参観日のファッションを提示していないと「ヒョウ柄」というボケが生きない。 田中のセリフが連続していた箇所があった。 ……など細かい点で気になるところはたくさんありますが、出てくるキャラクターと展開のバカさ、 振り回されるツッコミの冴え方、しつこいくらいに天丼を繰り返して一本のネタに仕上げる熱量に負けました。 緊張感を持ったフリから最初の笑いへの落差も上手い。(8点) ・唯一難癖付けるとしたら田中の発言が二回続いてるとこですね(10点) ・相変わらずストーリー性と完成度は高いです。あるあるネタを散りばめつつ、ちゃんと話を展開させるというスタイルが確立されてきています。 ただ、大きな笑いに欠けると言いますか、キラーワードの破壊力に不足していた気がします。 このネタでは「徳光和夫」がそれにあたるわけですが、既存の有名人をネタのメインに使っている時点でその有名人の力を借りているわけです。 それゆえにオリジナリティという側面のないフレーズに頼ったことが、だいぶネタの勢いを削いでいる気がします。 また、ボケの数は多いのですが、大体が小粒かつ必要性の無いボケが多かったと思います。 例えば「スプラピスプラパ」は語感こそ面白いものの、逢わせ屋にもM−1にも関係なく、かつそれ絡みのボケもブログなどと関連性が薄いです。 オリジナリティ、爆発力、ボケの取捨選択。それらを組み合わせて磨くことが、 持ち味である設定の完成度を活かすことに繋がります。(6点) ・そりゃあ母さんが二人おって「M-1グランプリの決勝」言われりゃ吹くわな 相変わらずの構成力に加え、ボケに意欲的な態度が見えて、 以前のコントラストさんに比べてかなりのレベルアップを見せたのは明らかなんですが、 どうもこじんまりとした印象で終わってしまったかな、と M-1のベールを脱いでからオチまで、かなりの手数を放ってるんですが、どれも平均値辺りに落ち着いてるように感じました 何ていうか、ボケの意外性が一切感じられなかったです。 こういう角度でボケてくるか!ていうのを1個でも備えてたら、 また印象の変わる作品になるかと あと言い回しももうちょいストレートの方が良いかと。柳田さんがあのような状況に対して冷静すぎるのも気になりました(5点) ・しっかりとしたコントで完成度は高かったです。技術面で文句を言うとしたら加齢臭もまたポエムだったっていうところくらい。 最後もそれで〆るわけですから短時間に連続しないようここは違うボケがよかったかなぁって。 ボケ・ツッコミは徳光のいじり方やスプラビスプラバなど引っ張るだけでなく掘り下げるボケもあり及第点以上です。 ただし、この豊富なボリュームで同じボケをずっと引っ張るのは相当厳しいところがあります。 もう少しコンパクトにまとめると、この2つのボケが生きてくるんじゃないかと思います。(7点) |
4組目 六本木心中 |
・ 三人のキャラクターが立っているからそれぞれの立場から自己主張するだけでも笑えるんですが、 話が進むにつれ秘密が明かされて三人の関係性が次々に代わるから その度に新しい角度からの笑いがあって最後までテンションが落ちることなく読めました。 非常に完成度の高い秀逸なコントでしたが、欲を言えば設定に則った部分以外でも笑いが欲しかったのと 早月達が銀行強盗をやってきたという伏線があればなおよかったです。(8点) ・コントの設定上仕方ないんですが、 強盗の二人が強盗をするような人間とは思えませんでした。 何より性格が良すぎるし、 パンティ泥棒を見て改心する点が狙ってないにも関わらず面白かったです。 本当これはどうしようもないことなんですけどね。 その他の部分は面白かったです。 強烈なボケツッコミの応酬が無くても楽しめる、 百鬼夜行と似たような性質を感じました。(8点) ・灯風さんといい、バカバカしくて完成度の高いネタは見てて気持ちがいいですね。 ツカミからオチまで抜群のストーリー展開を落とさず、キャラに合ったボケがどんどん繰り出されて痛快でした。 話の完成度には文句のつけようがなく、10点をつけても問題は無いんですが、 多少唐沢さんのキャラに引っかかりました。 最初のいいかげんキャラが後半的確になっているというか。早月さんと酒井さんのキャラがしっかりしているだけにちょっと気になりました。 というわけで9点なのですが、素晴らしい作品だったと思います。 そんな意味も込めまして、最後に「なんじゃこりゃ」という言葉を最高の賛美として送ります。(9点) ・「早月さんのカミングアウトから上回るボケがあったら満点にしよう」と思ってました この三人をモデルに映画撮ったらええねん(10点) ・こういう話が進むにつれて登場人物の素性が分かっていくストーリー大好きなんですよ。 3人の関係性も上手いし、オチもなかなか。苦言を呈すなら、後半の唐沢さんが足を引っ張ってたことくらいでしょうか。 ボケでもなくツッコミでもないただの進行役となっていたので。(9点) |
5組目 世界平和渇望倶楽部 |
・ また好き嫌い分かれそうなネタですね……。 個人的に乱暴な言葉を使うは苦手なんで数行読んだ時は「これは厳しいかな……」と思ったんですが、 こうもゲシュタルト崩壊起こしかねないくらいに連呼されるとすごく面白かったです。 ただ、ツカミから前半にかけてが抜群に面白かった分、面接のコントに入ってから急失速したのが目立っていました。 ボケのキャラクターと設定が上手く当てはまっていなかったというか、 結局面接官に暴言を吐いたり悪態をつくというボケに終始していたので広がりが感じられませんでした。 中途半端にコントを別のキャラを演じさせるくらいなら、 しゃべくり漫才にして自由に動かしながら全編fuck youで押した方がいいと思います(6点) ・「レザボアドッグス」のスティーヴ・ブシェミ、 「ブルーベルベット」の故デニス・ホッパー、 「パルプフィクション」のサミュエル・L・ジャクソンらの意思を受け継いだ、 素晴らしくもアホでどうしようもない作品でした。 MM−1の方でも書きましたが、 世界を救うのは愛でも希望でも勇気でもなくうんこです。 いくら政治弁論を述べようとも人類哲学を語ろうとも、 地球を守ろうだ愛は地球を救うだ言ったところで何も変わりませんが、 一言「うんこ」って言うとみんな笑います。それでいいんです。 うんこで地球を守りましょう。〜うんこは地球を救う〜(4点) ・審査しづれえ……!! 何がしづらいって、ただ暴言を吐くだけの悪口暴走ネタなら、 読み手を意識することなどを指摘することがまず思いつくんで審査はしやすいんです。 ただ、このネタは一見暴言を連発するだけに見えながら、基礎がしっかりしているんです。 ファックを終始有効活用していますし、「かけてください」などファック以外のボケもキャラにブレがなくてわかりやすかったです。 ただ、やはりネタとしての変化に余りにも欠けていたことと、 どうせならもっと吹っ切れて欲しかったことが点数をこのくらいにする要因となりました。 この文章力なら、もっと暴れても不快感より笑いの勝る痛快なネタを作り出せるはずです。(4点) ・「Fuck You」を言う度に自分の首を絞めてるのは分かってますよね? Vさんのキャラが一辺倒すぎて、せっかくボケも「素」に感じてしまうのがもったいないです 高圧的なキャラならキャラなりに、もっと違う所からボケていかないと点数をもらえるのは厳しいかと(2点) ・徹底したキャラ作りと出オチに近い序盤のインパクトのおかげで平均くらいの面白さはありましたが、 後半の面接のボケのレパートリーがあまりに乏しいです。 うがい以外は予想通りというかキャラ通りのボケで、早い段階から飽きてしまいました。 読み手の「どうせまた悪口言うんだろ?」っていう予想を裏切るうがいのようなボケをもっと増やさなければいけません。 また、後半に限らず前半からボケにそういう傾向があったことも影響してるかと。(5点) |
6組目 闇燦奮 |
・ ツカミの「オードブル」がコンビ名ともその後の展開とも全く関係がないから上手い下手以前にまるで意味が分からないし、 美味いかどうかも「オードブルの前妻」というのが料理なのかが分からないからピンと来ないですし、 ボケの発言に対してメタファー(隠喩)というのもおかしいしで入り込めませんでした。 その後もこちらから見たら全く噛み合っていないのに二人の中で自己完結して 勝手に進められて面白いかどうか以前に納得が出来ませんでした。 「この度結婚〜」はに「前妻」というフレーズを引っ張ってツッコんでいますが、 強いトーンでツッコむ必然性が感じられないですし、 そもそもなんで安藤が一度離婚していると決めつけられるのか分からないですし、 「その辺の人間関係知らんけど」というんならこのような不必要な情報を書く必要もないはずです。 その次の「獄中結婚〜」に「〜1年ぶりの娑婆か」はとツッコミますが、 ついさっき安藤の「1年ぶりの娑婆」発言をキャラ付けだといったのに急に言ってい る事が変わって不自然ですし、 「夫婦間のもつれ」が原因だと決めつけられる要素がいのにそうツッコんでいるのも理解できません。 「前夫との結婚生活に終止符を〜」というのも、性別もそうですがそれ以前に結婚していたのかどうかが明示されていないので釈然としません。 「言い忘れていた」というだけでは「外科医」が唐突に出てきたことへの免罪符にはなりませんし、 それを受けての「性転換」というのも分からないでもないですが飛びすぎですし、 「前妻の財前」という言い方も急に別の人物を演じているように見えて分かりづらいです。 「白い巨頭の財前」と決めつけるのもやっぱり強引だし、 そもそもどういう馴れ初めでなんで男と結婚しようと思ったのかという経緯が省かれているので、なんでツッコミが飲み込めるのか疑問です。 その後も「ブラックジャック」というのもツッコミが勝手に言っているだけなので共感できないですし、 顔文字を使われるのも醒めます。 ……というように、ボケ・ツッコミのセリフひとつごとにいくつもの疑問点が浮かんできて笑うどころではありませんでした。 後半になってからは、地名も人名も「ワンピース」関係のネタなんだとは思うんですが、 読んでいないので完全においてけぼりにされました。 正直、ただの自己満足で面白いかどうかを問えるレベルに達していないように見えます。 自分の中の常識や知識だけで作るのではなく、他人から見てどう映るのかという事を意識して作ってください。(0点) ・ツカミがびっくりするくらい謎で、 殆ど入りこめないままスタートしました。 文章がグダグダじゃないので多少の期待は持てましたが、 読点が殆どないせいもあって、話の掛け合いがごじゃごじゃしてて終始分かりにくかったです。 後半のワンピースに至っては本当に謎で、 ワンピース読んでない人にとっては勿論のこと、 読んでる私でさえ何をしたいのか不明でした。 もう少し"分かりやすさ"を第一にして練り直してみてください。(1点) ・作者さんはこれを書いている時にとても楽しかったんだろうとは思いました。 しかし、その自分が感じている楽しさが読み手に伝わらなければ何の意味もありません。 メタファーや顔文字、漫画の引用など、客観的にネタを見れていないと感じました。テンションに気を取られ、展開についていけません。 言い回し自体は悪くないんです。ポテンシャルとしてはボケもツッコミもいいものを持っています。 あとはそれをもう少し分かりやすく、ネタとして成立させる必要があります。 自分も他人も楽しめる、そんなネタを作れればさらに面白く、楽しくなると思います。 今は伝え方を学んで下さい。基礎さえしっかりすればあとはそのフレーズ力を充分に生かせます。(2点) ・このネタを読む前に見ておかなければいけない参考書があるんでしょうか? 申し訳ないですが、理解できるボケが性転換関連しかありませんでした(1点) ・安藤「そうだ “ニューカマーランド” に行こう!」 このセリフ以降のくだりの元ネタを知らない私は完全に置いて行かれました。 ツッコミが補足してればまだついていけたかもしれませんが、それすら一切なくて…。 他にも財前教授など読み手を選ぶボケをほとんど補足無しで使うのはどうかと。 それに設定も獄中結婚である必要性が見えません。普通に運命の人と出会った的な切り口じゃダメなんでしょうか?(0点) |
ユニット名 | KB | OA率 | BR |
六本木心中 | 489 | 3/3 | D |
灯風 | 417 | 20/21 | S |
コントラスト | 417 | 2/6 | F |
モンスターゲート | 325 | 0/2 | G |
世界平和渇望倶楽部 | 277 | 0/1 | G |
闇燦奮 | 121 | 0/2 | G |
六本木心中が高得点で3連勝。灯風は20勝目。 コントラストは自己最高の417KBで連敗を止めた。 |