第284回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

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安物鬼  (1位)
10連勝達成!


百鬼夜行  (2位)
今期初勝利!


七草  (3位)
リベンジ成功!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

安物鬼    (26/30)
コント/AGOUND THE WORLD
今期は地方やラッキー、レディースなど楽しい回にたくさん出させていただきました。
結果がどうなっているのかはまだわかりませんが今期はここで出場を控えたいと思います。
(惜しかったらもう1回出る)
と言ってますが惜しくもないのに第296回に出場予定があります。30回目を見事に飾った!安物鬼!

先生:今日は転校生がやってきます。みなさん、仲良くしてあげてね。

ボク:わあ。楽しみ!僕の隣の席が空いているからそこに来るのかなあ?
   先生!転校生は女の子ですか?

先生:ふふふ。そうよ、女の子よ。
   ではいつまでも廊下に待たせるわけにはいかないから入ってもらいましょうか。じゃ、どうぞ。

顎川アゴミ:あごごごご。

ボク:うわぁーーー!明らかに変なの来た!

アゴ:アゴが・・・アゴが引っ掛かって歩きにくいわ。

ボク:確かに歩きづらそうなしゃくれ!てかもうしゃくれの域を超えてるよ!

アゴ:顎川アゴミです!アミって読んでくださあい。

ボク:なんかアゴを隠そうとしてるあだ名!絶対アゴって呼ばれるだろ!

アゴ:チャームポイントは・・・お茶目な輪郭ですッ!!!

ボク:なんか思い切ったな!輪郭以前にアゴが床まで届いちゃってるし!怖い!!腕立て伏せどうやるの!?

アゴ:好きなプロレスラーは・・・ジャイアント馬場です!

ボク:そこはアントニオ猪木だろ!期待はずれとはまさにこのこと。

アゴ:みなさん、よろしくおねがいしアゴ。

ボク:語尾が!!わざとなのか無意識なのか知らんけど確実に印象悪くなるよ!

先生:それではアゴミさんはそこの空いている席に座ってください。

ボク:案の定となり来た!嬉しくねえな!

アゴ:ふーん。顔はいまいちだけど我慢するわ。ヨロシクね。

ボク:こんな奴に顔をバカにされた!顎だけで1メートル越してる奴に!

アゴ:この机、座りづらいわね。机に穴が開いていたら座りやすいんだけどなあ・・・

ボク:絶対その穴にアゴを刺すんだ!間違いないよ!
   家具を床や壁に固定するアレと似ているよ!

アゴ:このイスもダメね。クッションが無いし背もたれも動かないわ。

ボク:それはただ単に贅沢なんじゃねえの!?いい家で育っただろお前。

アゴ:ねえ、さっきから何をごちゃごちゃ言ってるのか知らないけど、私のことはアミって呼んでよ。

ボク:アミね。アミ。わかったよ。

アゴ:アゴとかアミーゴとか言ったら殴り殺してやるからね。

ボク:なんて破壊力!未知数だけど末恐ろしいよ!
   てかアミーゴっていう発想はなかった!

アゴ:ッ!!今言ったわね!アミーゴって言ったわね!!
   【メインシステム作動中・・・】

ボク:何今の機械音!どこから聞こえたの!?

アゴ:私を怒らせると怖いわよ。
   【フルオート銃撃準備中・・・10%完了】

ボク:なんだよフルオート銃撃って!!そんで結局殴るわけでもねえのな。

アゴ:フルオート銃撃というのは私の、そう、・・・アゴから、

ボク:自分で言うのもやっぱり恥ずかしかったか。

アゴ:うっさいわ!そこから旧ドイツ軍も使用していた銃器が顔を出して貴様の脳天を貫くわ!

ボク:怖いよ!なんでそんなもの顔に仕込んでるんだよ!そのせいでアゴ長いんじゃねえの?

アゴ:ッ!!またアゴって言ったわねえ!!キーーーーーッ!!
   【フルオート銃撃準備中・・・30%完了】

ボク:うわっ!一気に20%も増えた!なんとかゴキゲンとらなきゃ!
   ・・・そのう、アミちゃん可愛いね。

アゴ:キュンッ!本当!?

ボク:ほんとほんと・・・

アゴ:嬉しいわ!わかりきってるとはいえ言われるとやっぱり気持ちがいいわ。
   【フルオート銃撃準備を中断しました】

ボク:やっぱりか!てかなんて自信なんだよ。

アゴ:具体的にどこが可愛いの?

ボク:それ聞くか!!男を悩ませる質問第1位だよ!
   ・・・ええと、全体的に可愛いというか、

アゴ:しゃ・ら・く・せええええええええええ!!
   【フルオート銃撃準備再開・・・50%完了】

ボク:ええ!?いったんリセットされたんじゃないの?いきなり50%は鬼畜だよ!!

アゴ:前回の中断セーブが残っていたわ。

ボク:最近のアクションゲーム感覚!!
   もう50%か・・・気をつけなきゃ。

アゴ:それより教科書見せてくれない?私の教科書まだ届いていないのよ。学校側は糞野郎ね。

ボク:ところどころに刺があるよ。はいどうぞ。

アゴ:ありがとう。
   【ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・】

ボク:なんか変な音が聞こえる!アゴの中から・・・ハッ!!

アゴ:あんた学習能力ないのね。
   【フルオート銃撃準備中・・・60%完了】

ボク:オンギャーッ!!また無駄なところで自爆してしまった!

アゴ:そうそう、これは心の中を読む機能も付いているから注意することね。

ボク:そんな機能つけないでよ!ずっと神経使うわ!

アゴ:簡単よ。NGワードを言わない、考えない、・・・声に出さなければいいのよ。

ボク:なんか微妙に1番目と3番目が被ってるよ!ボキャブラリー乏しいな!
   (ったくなんだよこのアゴ野郎)

アゴ:キュピーーーーーン!!
   【フルオート銃撃準備中・・・80%完了】

ボク:読まれたかちくしょうめ!やべえ残り20%しかない!

アゴ:ゴキゲンをとれば回避できるかもよ。

ボク:自分で言うなハゲ!えーと・・・か、かわいいね。

アゴ:本心じゃないッ!!
   【フルオート銃撃準備中・・・90%完了】

ボク:じゃあもうどうしようもねえよ!
   せっかくお前と楽しくやっていけると思ったのによ・・・

アゴ:えっ!?今なんて・・・
   【ドキドキドキドキ・・・】

ボク:そこ心臓かよ!?多機能なアゴだなオイ!・・・ハッ!!

アゴ:人を期待させておきながら・・・結局悪口を言うだけか・・・
   貴様だけは許すまじ!喰らえ秘伝の高速辻斬り!
   【フルオート銃撃準備完了しました】

ボク:刀なのか銃なのかはっきりしねえな!

アゴ:喰らえーーーーーッ!
   【ピスッピスッピスッ・・・】

ボク:うわあ!・・・と思ったらただの発泡スチロール弾じゃねえか!
   静電気で体にくっついて鬱陶しい。

アゴ:30秒後スチロール弾が体内に自白剤を打ち込む仕組みよ。

ボク:無駄にハイテク!それはまずいよ! 

アゴ:特別教室のガラスを割ったことや、ロッカーにエロ本隠し持ってきて友達に1日100円で貸してることも自白しちゃうのよ。

ボク:なんでお前が知ってるんだよ!・・・心を読まれたか。

アゴ:そろそろ時間ね。
   【バンッ!】

ボク:ぎゃあああああ・・・





先生:そこ!うるさいですよ!どうしたんですか!

アゴ:それが・・・彼が何か喚いているんです。

ボク:俺ハ・・・アゴミのことガ・・・大好きダァァァ・・・!

アゴ:まあ!教室でこんなにも大胆に・・・フフフ。
   自白剤のほかに私の思いのままのことを喋らせることもできるのよ・・・
   【ポッ】
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七草    (4/15)
漫才/トレジャーハンター
草野:せーの。

二人:やったー!
秋田では389KBで涙を呑んだネタが米子で羽ばたいた!初のオーバー400!七草!

草野:どうも七草です。

鈴城:いやー、冒険っていいよね。

草野:どうしたいきなり。

鈴城:最近、男気あふれる冒険物にハマってるんだよね。

草野:冒険物ね。確かに夢があるよな。

鈴城:特にトレジャーハンターね。

草野:ああ、危険をかえりみず、ひたすら突き進む感じでかっこいいよな。

鈴城:でも、今からトレジャーハンター目指すのも無理じゃん。

草野:お宝も無いだろうしな。

鈴城:だから、せめて気分だけでも楽しもうと思って、小説を書いてきたんだ。

草野:よくそんな軽い気持ちで書き上げられたな。

鈴城:今から読んでいい?

草野:別にいいけど。

鈴城:読むよ。「トレジャーハンター田中」

草野:センスを微塵も感じさせないタイトルだよな。

鈴城:「トレジャーハンター田中。彼は日本で唯一のトレジャーハンターだ。」

草野:ふむふむ。

鈴城:「田中はトレジャーハンターの中でずば抜けている特技がある。」

草野:何だ?知恵とか?それとも力?

鈴城:「田中の特技・・・それは何に関してもセコイ事だ。」

草野:へ?

鈴城:「田中は3分のカップ麺を6分待って量を増やしてから食べる程のセコさだ。」

草野:全く男気無いぞ!?想像したくないわそんなシーン!

鈴城:「そんな田中が宝の地図をアウトレットで見つけた。」

草野:よくアウトレットにあったな!

鈴城:「田中は地図を見た。」

草野:どんなのが書かれているんだ?

鈴城:「『あっち ↑』」

草野:いやアバウトすぎるだろ!見た位置で大分変わってくるぞ!

鈴城:「田中は前を見た。目の前に壁がある。」

草野:そりゃドアの前とかに都合よくいないもんな。

鈴城:「田中は地図を見てないフリをした。田中はドアの前に移動して出発した。」

草野:対処法もセコイな!ていうか金銭面以外もセコイのかよ!

鈴城:「田中は真っ直ぐにあるいた。いつもはティッシュ配りを見かけると何回も通って沢山貰うが、今回は脇目も振らなかった。」

草野:いつも何してんだよ!

鈴城:「そんな田中の前に宝箱が現れた。」

草野:何というミラクル!

鈴城:「宝箱の中には地図が入っていた。」

草野:今度はちゃんとした地図だろうな?

鈴城:「『そっち ←』」

草野:またアバウトかよ!アウトレットで買っただけあるな!そもそもそれ地図って言うのか!?

鈴城:「田中は左へ歩きだした。」

草野:ていうかこいつ今までハンターらしい事したか?

鈴城:「田中は箱を見つけた。」

草野:今度は何だ?

鈴城:「紙と小さな箱が入っていた。」

草野:やっと進展がありそうだな。紙には何が書いてあるんだ?

鈴城:「『まっち』 田中はマッチを手に入れた!」

草野:下らねえ!まさかマッチが宝じゃないだろうな!?

鈴城:「もう一枚底に紙が張り付いていた。」

草野:何だ?

鈴城:「どっち?」

草野:知らねえよ!ついに紙までもさじを投げやがった!

鈴城:「『とりあえず一服しよう。』田中はマッチで煙草を吸った。100円ライターを長持ちさせる為だ。」

草野:セコイ!どこまでセコイんだよ!100円位頑張れよ!

鈴城:「煙が西に流れていく・・・『よし、西だ。』」

草野:適当すぎるだろ!どう考えても行けないって!

鈴城:「田中は謎の遺跡にたどり着いた。」

草野:何で着くんだよ!

鈴城:「田中の第2の特技は驚異的な運の良さなのだ!」

草野:むしろそっちの方がすごいだろ!

鈴城:「田中は遺跡に入っていった。(カチッ)スイッチを踏んでしまった!トゲ天井が迫ってくる!」

草野:ドジすぎだろ!もうハンターやめろよ!

鈴城:「(ドーン!)経費削減のためトゲが少なかったので助かった。」

草野:遺跡までもセコくなりやがった!

鈴城:「田中は紙製のハシゴを使って2階へ上っていく。」

草野:材料費まで削るなよ!逆にどうやって作るんだ!?

鈴城:「田中は節約のためなら時間を惜しまない。紙のハシゴも丸2日かけて作った。」

草野:その努力はむしろ尊敬に値するよ!無駄な努力だけど!

鈴城:「(ドーン)やはり半分で落ちていった。」

草野:逆に半分に到達するまでの時間差を紙が耐えられたことがすごいわ!

鈴城:「田中は悶絶している。」

草野:そんなに痛い高さか?

鈴城:「もったいないのでそのまま持っていたタバコが顔に当たったのだ。」

草野:もはやただのバカだろ!ていうか火のついたタバコが紙のハシゴに引火する可能性を考慮しろよ!

鈴城:「紙製のハシゴが折れてしまったので鍵縄を使って登っていく。」

草野:忍者みたいだな。

鈴城:「(ブチッ)やはり紙製の鍵縄では無理があった。」

草野:また紙製かよ!ヨーヨーすくいにでも使ってろ!

鈴城:「毒蛇が現れた!」

草野:お、緊迫のシーンだな。

鈴城:「田中はコンバットナイフを蛇の体に突き立てた!」

草野:意外と勇気あるんだな。

鈴城:「毒蛇が噛み付いてきた!」

草野:ナイフで倒せなかったのかよ!?

鈴城:「やはり中国製のナイフでは無理があった。」

草野:失礼なこと書くな!世界的に有名になりたいのに、一番人の多い国敵に回すな!

鈴城:「田中の右ストレート!毒蛇はマットに沈んだ・・・」

草野:マットとか無かっただろ!

鈴城:「田中は重厚感のある箱を見つけた。なんと中には爆弾が!」

草野:罠にはめられた!どうするんだ?

鈴城:「田中は解体を始めた。(パカッ)蓋が開いた。コードを切り始めた。手にタバコを持ちながら。」

草野:どんだけ大事なんだよタバコ!

鈴城:「(ポロッ)タバコの火が落ちた。ばーん。」

草野:効果音に緊迫感を出せ!

鈴城:「田中は足を取られた。」

草野:爆弾威力なさすぎだろ!

鈴城:「ポップコーン10粒ほどの威力しかない。というか本当に10粒入っている。」

草野:ただのフライパン代わりじゃねーか!そんなもん爆弾と呼べるか!

鈴城:「田中はポップコーンを拾い集めた。」

草野:床に落ちたものを拾うな!男気どこに置いてきた!

鈴城:「箱の下までくまなく探した。」

草野:どんだけポップコーン好きだ!

鈴城:「箱の下にフタを見つけた。」

草野:こいつ運いいな!もうハンターやめて競馬とかやれよ!

鈴城:「『ポップコーン!』田中はフタを開けた。」

草野:まだ欲しいのかよ!

鈴城:「なんと隠し階段があらわれた!『あれ・・・ポップコーン・・・』田中は落胆した。」

草野:いや、その中にポップコーンがギッシリって言う状況は絶対にねえよ!

鈴城:「しかし田中は立ち直った。『ポップコーンは苦労してこそ美味いんだ!』」

草野:いや、そこで格好つけられても!男気は微塵もないよ!

鈴城:「田中は階段をスキップで降りていった。」

草野:機嫌よくなりすぎだ!立ち直りって言うか、ただのバカだろ!

鈴城:「目の前に石像がある。田中はライバル心を覚えた。」

草野:石像にライバル心って、何がそんなに気に食わないんだよ!

鈴城:「『俺よりセコそうな顔しやがって・・・』」

草野:何、本人もセコイ事に誇り持ってるんだよ!

鈴城:「田中は石像を睨みつけた。すると、石像の目が宝石な事に気がついた。」

草野:確かに遺跡にありそうだな。

鈴城:「『ポップコーンじゃねえのかよ・・・』田中は渋々宝石をとった。」

草野:ポップコーンの方が上かよ!

鈴城:「(ゴゴゴゴゴ・・・)遺跡が崩れ始めた!」

草野:下敷きになっちゃうぞ?

鈴城:「田中は走って逃げ帰った。」

草野:間に合うわけねーだろ!運とかセコイとかよりもその脚力がすごいわ!

鈴城:「おわり」

草野:ちょっと待て!終わり方が雑すぎるだろ!もっと細かく書けよ!

鈴城:いや、自費出版だから紙代とインク代を節約しないと。

草野:作者までセコイのかよ!そりゃ作品もセコくなるわ!

鈴城:あ、傍聴料500円ね。

草野:どこまでセコイんだよ!いい加減にしろ!

二人:ありがとうございました。
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百鬼夜行    (16/20)
コント/ハリウッドスター
うれしい!
記念すべき20回目で高得点。平均KBもピッタリ400!百鬼夜行!

利根川:暇ですねー。

岩清水:ネスカフェしますか?なんつって。

利根川:うるせえエロガッパが川に帰れよ。

岩清水:口悪いな・・・。俺エロガッパじゃないし。

利根川:あー・・・、ん?・・・おい、岩清水!

岩清水:んー?

利根川:あそこにいるの、マット・デイモンじゃね?

岩清水:はぁ?馬鹿かお前。こんな寂れた田舎の飲み屋街にマット・デイモンがいるわけねーだろ。

利根川:よく見ろって!ほら、あそこの白木屋の前で一人でタバコ吸ってるやつ!

岩清水:いやマット・デイモン一人で白木屋の前でタバコ吸わねえよ!

利根川:ちょっと俺握手してもらいに行ってくるわ!

岩清水:いやちょっと、利根川!

利根川:すいませーん!あの、ちょっといいっすか?

マット・デイモン?:なんですか?

利根川:あのー、間違ってたらすいません。あなた、マット・デイモンさんですよね?

マット・デイモン?:・・・・・ああ、僕はマット・デイモンだよ。

利根川:マジっすか!!うわぁ、本物のハリウッドセレブや!あのっ、握手してもらっていいですかっ!

マット・デイモン:喜んで。イエス、ウィーキャンだよ。

利根川:うわぁ!ありがとうございます!わっ、すごい手ごついっすね!
    いやぁデイモンさんまじかっけえわ・・・。あっ岩清水!お前も握手してもらえよ!

岩清水:・・・いや、俺いいわ・・・。

利根川:ばっ、おまっ・・・!あのマット・デイモンさんが目の前にいるんだぞ!こんな機会二度とねえぞ!

岩清水:いや・・・、この人、マット・デイモンじゃないし・・・。

利根川:なっ・・・!お前、マットさんの前で何て失礼なっ・・・!

岩清水:確かにちょっと似てるけどニセモンだよこいつ。おもくそ日本語喋ってるし。イエス、ウィーキャンとか言っちゃってるし。

利根川:貴様ぁ・・・!ニセモンは口がすぎるだろ!デイモンさんは一生懸命日本語を勉強したんだよ、きっと!
    だから日本語ペラペラペラリーノなの!ですよね!?マットさん!

マット・デイモン?:オーシャンズ11。

利根川:すげえ!本人の口から代表作の名が!やっぱり本物や!

岩清水:いやただ作品名言っただけだろ!なんでそれで納得できんだよ!
    てゆーかよく見てみろって!確かに鼻と口はちょっと似てるけど、目とか全然似てないじゃねえか。

利根川:ばかやろう!そんな訳、ないだ・・・、ホントだ・・・。

マット・デイモン?:!?

利根川:よく見たら瞳も超黒いし、めっちゃ垂れ目・・・。

岩清水:な?偽物だよこいつ。わかっただろ?

利根川:てめぇ・・・、よくも騙してくれたなぁ!こんな屈辱は生まれて初めてだ!
    おい!この偽マット・デイモン野郎!何とかいってみろ、ちくしょーめ!

偽マット・デイモン野郎:・・・オーシャンズ12ッッッ!

利根川:す、すげぇ!あの大ヒット作品の続編の名が本人の口から直接!やっぱ本物や!

岩清水:だからなんでだよ!ただ作品のタイトル言ってるだけだろって!
    しかもさっきまでお前、自分で目が全然似てないっていってたじゃん!

利根川:でも本人じゃなきゃあんな力強くオーシャンズ12の名を出せないだろ・・・。

岩清水:誰でもできるわ!なんなら俺も言えるし!オーシャンズ12ッッッ!

利根川:いや、お前のはなんか軽いわ。フワッとしとる。

岩清水:やかましいわ!お前の取り方次第だろ!

利根川:いやぁ、さきほどは失礼な事を言っちゃってすいませんっ!この無礼者を汚い言葉で罵ってください!

マット・デイモン?:いや、わかってくれればいいんだよ。

利根川:あざっす!やっぱデイモンさん心が広いっす!パネェっす!
    あの、質問があるんですけど、ジュリア・ロバーツと飯食ったりするんですか!?

マット・デイモン?:ああ、食べるよ。

利根川:マジっすか!やっぱあれっすか?やらしい話、ジュリア・ロバーツってエロいんすか・・・?

岩清水:何その質問・・・。

マット・デイモン?:エロいよね・・・。太もも揉みたい。

岩清水:何だその答え!こいつ絶対ニセモンだよ!!

利根川:岩清水っ!失礼だろっ!!

岩清水:なんだ太もも揉みたいって!ブラウン管越しにジュリア・ロバーツ見た中年おっさんの意見じゃねえか!

利根川:そっ、そりゃあデイモンさんだって今年で39歳!おっぱいより脚に性的興奮を覚える歳になってくるだろ!

岩清水:そういう問題じゃねえよ!本物のマット・デイモンはそんな次元の低い話しねーって言ってんだよ!
    それに見てみろ!・・・こいつ、七三だぜ?

利根川:はっ!そんなデイモンさんが七三なんかするわけ・・・、してるわ・・・。

マット・デイモン?:!?

利根川:今までは顔を重点的に見てたから気にならなかったけど、意識してみるとピッチリ七三・・・。ポマードべっちょりや・・・。

岩清水:な?やるか?マット・デイモンがポマードべっちょり七三分けやるか?

利根川:こぉんのやろぉ・・・!確かによく見たら目は垂れ目だし、ポマードべっちょり七三分けだし、マット・デイモンじゃねえじゃねえか!

マット・デイモン?:・・・。

利根川:うぇい!黙ってねえでなんとか言ってみろ!この偽りデイモン太郎がっ!

偽りデイモン太郎:・・・ボーン・アイデンティティー!ボーン・スプレマシー!!ボーン・アルティメイタムぅぅぅ!!!

利根川:で、で、でたぁー!!!マット・デイモン主演、ボーン三部作っ!!!
    本人以外が口に出すと骨(ボーン)が破裂するという禁断のタイトルっ!本物やっ!

岩清水:もうお前らなんなの。

利根川:まさか本物から禁断のボーン三部作が聞けるなんて・・・。軽くパンツがじんわりしてきたっす!

岩清水:だからタイトル言ってるだけやん・・・。なんでそんなんで失禁してんだよ・・・。馬鹿かよ・・・。

利根川:マットさん・・・、まじですいませんでした・・・。そりゃあマットさんだって七三にしたい日だってありますよね!
    こんな愚かな豚人間を靴で踏みにじってくださいっ!

マット・デイモン:いや、いいんだよ。面を上げい。

岩清水:お前は自分を卑下しすぎだし、偽マットは調子乗りすぎだよ。

利根川:あざっす!これからは敬意を込めてデモ兄と呼ばせていただきやす!

岩清水:そんな某料理名人のコワモテ芸人みたいに・・・。

利根川:あのっ、デモ兄っ、厚かましいお願いなんですけど、どうか下賎なあっしの頼みを一つだけ聞いちゃあ貰えませんかね・・・?

岩清水:どんだけへりくだってんだよ・・・。

マット・デイモン:ああん?何よ?

岩清水:お前調子乗りか!急に態度変えすぎだろ!!

利根川:あのっ、一つデモ兄に言ってもらいたいタイトルがあるんですけどいいすか・・・?

マット・デイモン:チッ、・・・しゃあねぇなぁ。可愛いジャパニーズ・ファンの頼みとあっちゃあ、おいら、断りきれねぇや!

岩清水:殴りたいわぁこいつ。もうおいらとか言ってんじゃん。口調とか寅さん系じゃん。キャラ貫き通せよ。

利根川:岩清水っ!うっせ、黙れ、肉片飛び散れ!!デモ兄すいやせん!あとであっしの方からこいつシメときますんで!フヒヒ!

岩清水:なにお前のキャラ・・・。登場人物3人中2人のキャラがぶれてるってどうなの・・・。

利根川:じゃあデモ兄、ご自身の銀幕デビュー作のタイトルをお願いしますっ!!

マット・デイモン:・・・・・、えーっと・・・、デビュー作ね・・・。

岩清水:あ、こいつ知らねえわ。目泳いでるわ。

利根川:ばっか!知らないわけねぇだろ!自信のデビュー作だぞ!ね、デモ兄!

マット・デイモン:うん・・・、あれでしょ?・・・たしか頭文字ラから始まるやつでしょ・・・?

岩清水:ほらもうわかって無いじゃん!ハリウッドスターが自分の初作品を「頭文字ラから始まるやつ」とか言うわけねぇよ!

利根川:おまっ、デモ兄クラスになれば出演作品も膨大な数!タイトルが失念してもしょうがねぇだろ!ちなみに頭文字は「ミ」ですよ!

岩清水:何さり気にヒント与えてんだよ!セコッ!!

マット・デイモン:ミ・・・、ミ・・・・・・、・・・ミスタービーン・・・?

岩清水:・・・・・。

利根川:・・・・・は?

マット・デイモン:いやっ、的なっ!ミスタービーン的なヤツって意味でっ!

岩清水:もう駄目だろこのおっさん!追い詰められた出た作品名がミスタービーンて!!

利根川:バカッ、的なって言う意味では遠からず近からずだろ!ちなみに正解はミスティック・○○。
    ○○に入る言葉のヒントとしては、イタリアが名産のパン生地にトマトやチーズを乗せて窯で焼いた食べ物ですよ、デモ兄!

岩清水:ヒント出しすぎや!ほぼ答え言っとるじゃないかっ!

マット・デイモン:・・・・・あっ、ミスティック・ピザ!?

利根川:そうっ、正解っ!すげぇ、本人の口から遂に正解がっ!!

岩清水:なにこの茶番劇・・・。形容しがたい酷さだよ・・・。

マット・デイモン:ミスティック・ピザっ!!ミスティック・ピザっ!!

利根川:やっべ、超かっけぇ・・・!超ピザ食いてぇし・・・!デモ兄の口から発せられるピザ食いてぇし・・・!

岩清水:うん、ストレートに思ったことを口に出すわ。お前ら、気持わりっ。

マット・デイモン:ミスティック・ピザっっっ!!!ミスティック・ピザっっっ!!!

利根川:たまんねぇ!デモ兄たまんねぇよ!!

マット・デイモン:ミスティック・ピザっっっ!!!ミスティック・ピザっっっ!!!

利根川:あ、もういいす・・・。

マット・デイモン:えっ・・・?

岩清水:飽きた!露骨に態度悪っ!

利根川:いつまで言ってんすか・・・。クドいっすよ・・・、ピザだけに・・・。

マット・デイモン:あ・・・・、なんか、すいません・・・。

岩清水:うわぁ、さっきまであんなに楽しそうにピザピザ言ってたのがすげぇ哀れ・・・。利根川、そりゃあないぞ・・・。

利根川:あぁ、すいません、デモ兄っ!じゃあ空気かえる意味でも次のヤツ叫んでくださいっ!

マット・デイモン:えっ、次のって・・・?

利根川:やだなぁ、デビュー2作品目のタイトルですよっ!はやく聞きてぇ!

マット・デイモン:・・・・・さっき「1つだけ言ってもらいたい」って言ったよね・・・?

利根川:あぁん?大切なジャパニーズ・ファンがお願いしてるのに断ろうってか!?ハリウッド・スターごときがっ!!ぶべっー!!

岩清水:えぇ・・・?お前どのスタンスにいんの・・・?

マット・デイモン:・・・あ・・・あぁ・・・・。

利根川:おぅ?どないしたんや。われェ。早ぅジャパニーズ・ファン様に向かってタイトルを叫ばんかいわれェ!

岩清水:・・・おっさん、もう無理して演じないほうが楽と思うよ?吐いちゃえよ。

マット・デイモン?:・・・・・・あぁ・・うっ、すっ、すいませんでした!自分、マット・デイモンじゃないんです!
          嘘ついてすいませんでした!うわーん!

利根川:・・・・・え・・・?

岩清水:な?言ったじゃん。偽者だって。

利根川:う、嘘でしょ・・・?デモ兄、嘘だと言ってくれよ!

偽マット・デイモン:嘘じゃないんです・・・。貴方が私のことをマット・デイモンってくれて嬉しくて・・・。
          ついつい調子に乗ってしまって後に引けなくなって・・・。うわーん!

利根川:・・・。

偽マット・デイモン:どっ、どうか許してください!暴力は!暴力だけは!うわーん!

利根川:・・・あんた、名前は?

偽マット・デイモン:・・・ま、松戸出 芋ノ助です・・・。

岩清水:まつどで いものすけ・・・。だせぇけど名前似てんな!

利根川:年はいくつだ?

松戸出:・・・今年で48になります。

岩清水:俺らの二回り上じゃないっすか・・・。なんかすいません色々と・・・。

利根川:・・・松戸出、気付いてたよ、偽物だって。

松戸出:・・・え?

岩清水:・・・はぁ!?

利根川:いやね、遠目でみたらちょっと似てるって思ったけど、近くでみたら全然似てねえなぁって思ってたよ。

松戸出:・・・はあ。

岩清水:・・・え?お前あんなノリノリだったじゃんか?

利根川:いや、なんか似てるって言っちゃったから後に引けなくなっちゃってさ。ははは。

岩清水:なにそのしょうもない頑固さ・・・。え?じゃあ知ってて松戸出さんに無理やりタイトル叫ばそうとしてたの?

利根川:うん、なんか、頑張って何とかしようとしてる松戸出見てたら興奮してきちゃって・・・。

岩清水:なんだそれ!お前の歪んだ性癖につき合わされてたってこと!?すいません松戸出さん、うちのバカが・・・。

松戸出:・・・いいんですよ。実際そんな嫌じゃなかったし、むしろ、嬉しかったです・・・!

岩清水:アンタもそっち側かよ!!なに互いに利益を得てるの!?

松戸出:あのっ、お詫びというかお礼というかなんですけども、これから一緒に飲みませんか・・・?私、奢りますんで・・・。

岩清水:えぇ!?なんで!?なんか悪いっすよ!ただでさえこっちは失礼なことしてきたのにっ!

松戸出:だからこそですよ!本当に有難うございますっ・・・!

岩清水:なんのお礼だよ!相当なMかよっ!!
    なぁ、利根川、どうするよ・・・?

利根川:まぁ、いいんじゃね?タダ酒だし。

岩清水:・・・まぁねぇ。

松戸出:ふひっ!ありがとうございやすっ!松戸出芋ノ助、お供させていただきますっ!

利根川:よし、じゃあ3人の出会いを祝して、マット・デイモンがオーシャンズシリーズに続いて、
    あの名優ジョージ・クルーニーとの共演で話題を呼んだ社会派ドラマのタイトル、叫ぼうぜ!

松戸出:おっ、いいですねぇ!

岩清水:えぇ?なんで・・・?アレ言うの・・・?

利根川:ごちゃごちゃ言うなっつーの!じゃあ次の店、言わなかったやつ奢りな!

岩清水:なにその不条理なシステム・・・。ったくしょうがねぇなぁ。

利根川:じゃあいくぞっ!せーのっ!

3人 :シーリアナッ!シーリアナッ!シーリアナッ!シーリアナッ!シリアナッ!・・・



(夜の街に消えていく3人。その一部始終を見ていた1人の外国人)




マット・デイモン(本人):(グラサンをスチャっと外しながら流し眼で)Crazy gays・・・。
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【残念ながらオンエアを逃した皆さん】

HIGH−POP 421KB
小沢:なんとかあと2勝したいんですが。
伊上:どうしましょう。
トリックル 325KB
霧雨:OAの壁は高かったね・・・

黒岩:まあ・・・次回頑張ります。
ジンジャーエール 317KB
高橋:やっぱり甘くないですね・・。
田中:初めて書いたネタで勝てるほどオンバトは甘くない!!

【ジャッジペーパー】(敬称略)上から、
JIN Lite スリーオール ヒットガン! 田んぼマン へへへ 銀沙灘

1組目 安物鬼
・お茶目な輪郭とか家具を床や壁に固定するアレ、等が凄く面白かったです。
 ただメインのような銃のメインで話が進んでいた、と思うのですが、100%完了してからの結果が笑いとしてそれほど、という気がしました。
 関係ないですが怒るとパーセンテージが増えるのにハゲ、では増えないんでしょうか…?(8点)

・キャラ・設定・展開どれもやはり独特で面白かったですが、
 終盤からオチにかけて急すぎて拍子抜けした感がありました。(7点)

・「アゴの中から機械音」「フルオート銃撃準備中」「アゴに心臓」などの発想が素晴らしいです。
 ツッコミも的確かつ面白さもありました。
 テンポも良く、流れも良く。飽きずに読ませていただきました。

 ただ自白剤のくだりでテンポが止まってしまいました。
 オチは、実は「ボク」が「アゴミ」のことを好きだったという「自白」で終わらせたほうがしっくりくると思います。
 「私の思いのままのことを喋らせることもできる」という設定を新たに設ける必要はなかったのではないでしょうか。

 気になったのは最後の数行だけです。それまでは完璧でした。(9点)

・なんというかアホやなこの人。オンギャーってw
 ツッコミのオーバーリアクションとかインパクトが強くて個人的に好きな感じのネタでした。
 最後のスチロール弾の辺りがちょっと期待外れだった部分があったので9点にしておきます。(9点)

・まずキャラの設定から笑ってしまいました....
 どこからツッコんだら良いのやら分からなくて、個人的には独特の世界観が良かったです。
 アゴアゴうるさいですね(笑)
 終わり方がもう少しはっきりしていたらなお良かったです。(8点)

・このネタだったら普通にアンドロイドの転校生って設定でもイケそうなんですが、
 そこにアゴ要素を加えただけで更に個性的なコントになってましたね。
 アミーゴやアゴと言うのを躊躇うなど、アゴをコンプレックスと感じているという設定を生かしたボケが光ってました。
 唯一苦言を呈すとするならオチが強引というかムリヤリだったことについてです。
 ボクは少なからず好意を抱いてたんですから、「意のままに喋らせる」なんて後付けせずに自白効果だけでよかったんじゃないでしょうか。
 あんな終わりの中の終わりで伏線もなくいきなり都合の良い設定出すくらいならいらないかと。(9点)
2組目 百鬼夜行
・代表作言っただけで本物、等面白かったです。3人全員のキャラがそれぞれ良くて凄く笑えたのですが
 後半の上から目線とかはちょっと微妙だったような気がします。
 変化があって良いとは思うのですが…少しずつ先が読める部分が出てきて前半ほどは笑えませんでした。(8点)

・設定以上に肉付けが非常に上手い作品だったと思います。
 台詞そのもののフレーズで起こる笑いが多くて楽しめました。
 ただ一点、オチでありきたりな印象を受けたのですがそこも細かい工夫でカバーしていたのでそこまで気になるわけでもなかったです。(8点)

・全体を通して、笑いどころが少なく感じました。
 そして、マットデイモンと利根川のキャラがぶれ始めてからはあまりハマりませんでした。
 急に2人の態度や話し方がコロコロ変わるので、安心して読めず混乱も生じました。
 ツッコミの言い回しでなんとかネタを支えているという印象を受けました。

 デビュー作クイズのやりとりはとても面白かったです。
 マットが当てた後に何度も連呼する場面は声を上げて笑いました。(6点)

・天才でした。どうやったらこんなネタがつくれるんや。(10点)

・凄い独特なテンポですね...
 これは良くも悪くも言えることで、よく言えばとてもオリジナルなんですけど、
 僕としてはちょっとノリにくかったです。
 個々のボケも当たり外れがちょっと大きかったです。
 もうちょっと安定したネタ作りをすれば、凄く面白くなると思います。(6点)

・「ほら、あそこの白木屋の前で一人でタバコ吸ってるやつ!」
 ここでコーヒー噴きました。こんな絶妙な庶民的表現が来るとは思わなかったんですもん。
 基本は同じ方向のボケでしたが微妙に出し方を変えていたりツッコミでカバーしていたりと
 様々な部分で力量が窺えるネタでした。偽マットの言動の重みがすげえ。
 しかし偽マットが本名を名乗ってからが必要以上に長かったと思います。
 既にミスティック・ピザでピークは過ぎてましたし、だらだら続けても山場は作りにくい場面ですので、
 もっとコンパクトにまとめてオチに繋げるのが賢明と思われます。(8点)
3組目 トリックル
・みじんだ、はにじんだ、でしょうか。
 他にも僕が気になった部分は

 霧雨:俺はそれを見てるわ!

 黒岩:なんでそうなるの!?そうなったら、俺の一人舞台やん!
    面接受ける側で入ってこいよ!

 これはあまり気にするような事では無いと思いましたが、周りと比べて口調が全然違う部分がある気がします。
 他にもその後の採用するかしないか、〜の黒岩さんのセリフだけ敬語だったり等。
 見てるよ、なっちゃうよ、きてよ、等統一をした方がいいと思います。
 他にも実際漫才中に履歴書とか無いから、というのは何処までがコントに入っていて何処から漫才としてるのかが分かりにくかったです。
 全部漫才というのなら如何にもコントに入ったと思われるトントン、がおかしい気がしますし。
 自分から履歴書がありました、と言っているのにそれを自分で否定してるのもおかしい気がします。
 読んでいて色々な疑問や違和感を感じたまま終わってしまった、という感じです。

 根本的な事ですが、内容やボケもちょっと薄い印象でした。(3点)

・好きな感じのボケと勢いを止めてしまうボケが両極端かなーと思いました。
 コンビニのバイト〜おつかいのくだりや趣味を聞くくだりなんかは好きなのですが、
 漫才中に・・・などのくだりは正直はまらなかったです。変に現実に引き戻す感じのボケは削ってもいいと思います。
 また、若干やりとりがぎこちない印象を受けたのでもうちょっと会話らしさが欲しいです。(3点)

・正統派な漫才ですね。オチは綺麗でした。

 ただ、1つ1つのボケが弱いのが気になりました。
 米粒のボケももっと広げたほうが笑いに繋がるのではないでしょうか。
 たとえば、米粒に書いた過程やどうして米粒を選んだかなど。
 米粒のボケはよかったので、単発で終わらせてしまうのは損かなと。それ次第でネタに厚みも出てくると思います。

 あと、「霧雨が携帯を使う→黒岩にメールが届く」このあとのツッコミが不自然です。
 「俺のメルアドを知っているのが不思議だ。」で終わってしまってはあっさりしすぎかなと思いました。
 その後に霧雨と黒岩のやりとりを挟まないと読み手側に疑問が残ってしまいます。(3点)

・みじんじゃったよ!→にじんじゃったよ
 うーん、ちょっと屁理屈が多かったのであまりハマらずに終わってしまいました。
 履歴書で拭いちゃったとかは好きなんですけどね。
 もうちょっとボケの規模がデカイのが見たかったかなぁ。
 小ボケだけで終わってるという感じでした。(1点)

・個人的には、こう言うネタは好きです。
 止まらないボケにちょくちょくツッコミはナイツみたいで良いですね。
 ただ、今ひとつドン!と来るネタが無いのはちょっとガッカリでした。
 やはり貪欲にネタをどんどん入れていくのは良いですが、逆にフリの時間がちょっと短いので、
 ボケの間を短縮したらさらにいいでしょう。(7点)

・霧雨:逆に、なんでどこも同じようなことを質問するのですか?
 この漫才の中ではこのボケが抜群に面白かったです。着眼点がいいですね。
 しかし裏を返せばこれ以外はツカミからオチまでよくありそうなオーソドックスなものばかりで
 このネタならでは、って感じのやりとりが上記の「逆に、〜」以外なかったです。
 構成自体は悪くないのでもっと捻った設定やボケをふんだんに取り入れて個性あるネタ作りを心がければ面白くなるはずです。(2点)
4組目 HIGH−POP
・少し短くて笑いどころが少ない気がしましたが、一つ一つが面白かったです。
 左腕をグルグル回すだけで水車とか出会わなくて良かった運命等がかなり笑えました。
 後半の水車はは前半と殆ど変りない気がするのでもうちょっと変えて展開があってもいいと思います。(7点)

・見ていて楽しい漫才でした。
 前半に使ったボケをちゃんと後半再利用してるのもとても良かったです。
 ただ小沢さんが最後押し切られて水をやっちゃった方が面白いんじゃないかなーと思います。

 具体例出していいのかわかりませんがチュートリアルの「ちりんちりん」みたいに
 ツッコミが最後ボケについていってしまう展開の方が盛り上がるのではないでしょうか。(7点)

・「水」をやって「蜃気楼」をやってというのはあまりにも抽象的すぎて、正直伊上さんは何がやりたいのか分かりませんでした。
 水車のくだり、ツッコミが解説を入れておかしな点を明らかにしていくという形は良かったと思います。
 ただ、ボケがワンパターンなのが気になりました。
 たとえば、(グルグル)ばかりでなく、(ビュンビュン)など擬音を変える工夫なども欲しかったかなと思いました。
 そうすることによってツッコミも広がるし、新たな展開も生まれるはずです。

 全体を通して笑える箇所も少なく、大きな笑いも起きないまま終わってしまいました。(3点)

・なんというか好きなタイプのアホでした。
 ロードオブメジャーとかフジカラーはあんまりハマらなかったんですけども。
 空回りとか反動でむせた。とか結構ツボでした。
 アホ。(7点)

・ツッコミじゃないツッコミ...と言うのかな?
 時々ボケにツッコまないツッコミ、もうこれは日常的な会話みたいですね。
 とても自然に話が進んで良いのですが、ある程度ボケをたくさん入れた下りを入れたらなお良いでしょう。
 後はもうネタ一つ一つの面白さを磨けば10点付けていたかもしれません。(7点)

・たしかこのネタ1度出した事ありましたよね?水車見て思い出しました。
 その時はとても面白かった記憶があったんですが、今回は前ほどのインパクトはありませんでした。
 まぁ2度目だからってもあるんでしょうけど、特に中盤に問題があります。
 まずインパクトの序盤、集大成の終盤に比べると中盤がどうしても見劣りするんですよね。
 印象に残るようなボケも特にないですし、終盤への繋ぎとしてしかはたらいてませんでした。
 なので中盤では序盤で示した「水車を演じる」というボケをもっと深く掘り下げていくと、
 まとまりと面白さが出てくるんじゃないでしょうか。(6点)
5組目 ジンジャーエール
・結構量があるように見えて意外とそれほど、という印象でした。
 コントに入るまでのくだりが結構長い割にあまり必要性が感じられませんでした。
 吾輩は猫である、とか後で出てくるのかな、と思いましたが、後に出てくる訳でも無さそうなので無くてもいいかな、と思います。

 田:本当は逃げ出したいさ!でも今逃げたら、事務所に何て言われるか・
 高:そんな大人の事情はどうでもいいんだよ!
 田:とにかく!接客の練習がしてみたいんだけど・・
 高:いいんじゃない?
 田:いいと思う人拍手!!
 高:何会場に多数決とってるんだよ!流れ的に俺に聞いたと普通思うだろ!

 この辺りも実際のライブみたいに感じますがこの場では全く無くてもいいと思います。
 僕は状況とかその雰囲気とか想像するのですが、聞いてる訳ではなく読んでる訳ですし。
 その点では詐欺ろう、の部分も聞くには軽く流せても読むときには日本語としておかしいと思います。
 作文では絶対詐欺ろう、なんて書いたら減点でしょうし。
 ここは詐欺しよう、にすべきではないでしょうか。
 でも10Lの辺りは面白かったです。(4点)

・初々しい感じの漫才でした(?)
 ボケ・ツッコミ共に読者に伝えるための要素が抜けているのではないかと思います。

 例えばですが、一番最初に大奥というボケに対するツッコミが的はずれ気味でもやもやしました。
 男子禁制など無理に捻ったりせずストレートに「江戸時代関係ねーよ」などの方がびしっと来ると思います。
 僕も下手かもしれないですが・・・

 同じ部分ですが、ボケも一見わかりづらい感じになってしまってます。
 富山の大奥出身ですと言われると本当に「大奥」という町があるみたいに伝わることもありうると思うんです。
 ボケに対して「山奥じゃなくて?」とツッコミが入って初めて「山奥と大奥を間違えたのか」とボケに気づくのではなくて、
 「いや、山奥じゃないの?」と読者に一瞬思わせてからツッコミが入るくらいの方が
 安心感的なものが違ってきてボケの威力も増すのではないでしょうか。

 また拙い例で申し訳ないのですが、


 高:はいどうも〜初めましてジンジャーエールです。
   ちゃんと自己紹介しておきましょうね。僕が高橋で、○○県の山奥出身です。
 田:そして、僕の名前が田中一で富山の大奥出身です。
 高:お前山奥じゃねーのかよ! お前の出身地に江戸時代関係ねーだろ。

 とかの方が(僕個人としては)すっきりしてると思います。
 高橋さんの名前のボケもありますが、どっちかに絞って深く掘り下げた方が雑に二つボケを入れるより効率的だと思います。


 長々と書いてすいません。 ただポテトとかサイズとかかなり光るボケがあったので
 肉付けの部分を工夫すれば良くなると思います。(2点)

・まず気になった点。

 高:そんなんでおまえよくこの仕事やってられるなぁ。
 田:本当は逃げ出したいさ!でも今逃げたら、事務所に何て言われるか・

 ハンバーガーショップを経営したいという入りでしたよね?
 まだ経営していないのにこのやりとりはおかしいと思います。初っ端から混乱してしまいます。

 全体を通して言うと、ひとつひとつのボケが弱いかなと。
 「ジャガイモをそのまま売ろうとする」このボケは良かったです。
 ただそれ以外では特に笑う場所がありませんでした。(2点)

・1L1本10mとかは好きなんですけど。
 そのせいで後半の3万円が高いのかなあとか考えちゃいました。
 最初のツカミの事務所の話とかはいらないかなぁ。
 あともっと純和風要素を出して笑わせられたらなぁ。
 オチも予想できちゃったんで。この点数で勘弁。(1点)

・この客と馴れ馴れしい感じ(悪い意味ではなく)や言葉遣いは、斬新な物を感じます。
 ボケがちょっと分かりづらい時もありましたが、基本的にボケはうまいと思います。
 ただ、ツッコミに使う言葉がちょっと平凡でしたね。例えツッコミとかを入れたら良いでしょう。(6点)

・夜食⇒段ボール⇒10L⇒10mのこの一連の流れがよかったです。意外性に富んだボケばかりで。
 ただ、そこ以外はとりわけ面白いセリフもなく、大奥出身や最後の掃除のおばちゃんなど伝わりにくいボケもいくつかあって
 総合的にはそこまで…と言った感じでした。代金3万円からボケもツッコミも雑になったのが最大の要因でしょうか。
 最後にこれは人の好みだから減点にはしませんでしたが
  高:えっ・・んじゃあ・Lで。
 から高橋さんが4回連続で「(ん)じゃあ」と言ってたのが気になりました。
 ボケの場合を除いて、あまり同じ言葉を続けて言うのは会話を単調にしかねないので気をつけたほうがいいですよ。(2点)
6組目 七草
・セコいというのが出ていたと思います。ただ物語の最後だけでなく後半が少し適当っぽく見えてしまいました。
 ポップコーンに必死なのはセコくて好きなんですが他がちょっと勿体なかった気がします。

 前半の地図の適当さも書く労力と使う紙の面積を減らしている、のセコさでしょうか?(8点)

・終始安定して笑えたのですが、一回一回のボケをひっぱりすぎているような気がします。
 後半あたりからせこい関連のボケが多くて面白みが薄れてきた印象を受けました。(5点)

・セコい主人公という設定ですが、物語に直接絡まない形でのセコイエピソードをもっと見てみたかったです。
 例えば、小学校の頃のセコさ、友達とのやりとりでのセコさ、電車内でのセコさなど。
 それを付箋として、物語の中盤あたりから投げ込めばもっとネタが広がり、大きな笑いにも繋げやすくなると思います。

 「紙製」「アウトレット」のボケは素晴らしいです。
 新しい発想で楽しませていただきました。

 毒蛇が現れたくだりは唐突すぎます。
 どこから現れたか、どうして現れたかなどの理由も交えて表せばこれもまた笑いに繋がるはずです。


 某企画でのジャッジペーパーとあまり変わらない内容で申し訳ないです。(5点)

・結構良いボケがありましたね、その分アウトレットで買ったとかハズレも多かった感じなんですけど。
 俺よりセコそうな顔しやがって・・・経費削減のためトゲが少なかったので助かった。とか
 結構楽しめました。
 でも、ポップコーンの辺りからちょっと雑でしたね。終わり方も唐突だったので。そこがもっと良ければなと。(6点)

・セコさがテーマみたいな漫才...う〜ん面白い!
 ボケが多くて、特に後半などは毎行ボケが入ってますね。
 これはスピード感を出すには最適です。
 ただ、後半にちょっとタメて大きいボケを出したらその分その後のネタを続けやすいと思います。
 でもこのままでも良いと思います。(8点)

・「あっち ↑」だの「ばーん。」だの気の抜けたボケが悉くツボにハマりました。
 他にもボケの主軸だけあってセコさ全開のものも面白かったです。
 ただ、もう1つの特技である驚異的運のよさが2回しか発揮されなかったのがどうも引っ掛かります。
 第2の特技ってことはセコさに比肩するわけですからもっと前面に押し出してもいいんじゃないでしょうか。
 また終盤の石像のくだりが非常に粗雑(セコそうな顔、いきなり完結)で一気に冷めました。
 終盤を中心にもうちょっとしっかり練り直すと更に面白くなりそうです。(7点)

【第284回結果表】 平均KB 409.7KB
ユニット名KBOA率BR
安物鬼49326/30
百鬼夜行46916/20
七草4334/15
HIGH−POP4216/18
トリックル3250/1
ジンジャーエール3170/1
安物鬼が493KBの高得点で今期ランキング2位タイに浮上。
百鬼夜行、七草はそれぞれ400KBを越えて今期初オンエア。
HIGH−POPは数点差に泣く悔しい敗退となった。