第274回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

whitewhite  (2位)
今期2勝目!


東京クラッチ  (3位)
これで6連勝!


みやこ  (1位)
初挑戦でトップ合格!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

みやこ    (1/1)
コント/大袈裟部
宮尾:やりましたー!
野崎:ひゃっほい!みてくださーい!
宮尾:・・・俺たち、いつまでもこんなノリだからいつまでも若手レベルなんだよな。
野崎:・・・一応今年で5年目でーす。
中堅、というかネットお笑いではベテランになりつつある年数ですね。初オンエアだ!みやこ!

宮尾:(サラサラサラ)・・・ふう。こんなもんかなぁ。いい感じにりんごがデッサンできたな。

野崎:(ガラガラガラ)失礼しまーす!!ってかうわ!!すげぇドアを開ける音いい!!
   さすが芸術性を求める美術部の部室!!一味違うわー!!

宮尾:・・・また来やがったな。

野崎:クンクン・・・この絵の具のにおい!!芸術性を求めるが故のオーラを感じる!!
   そのオーラを身にまとって美術部員たちは芸術を作り上げているんですね!!しんぴてっきー!!

宮尾:限りなくウザいわ。

野崎:ややっ!!あなたはこの美術部の部長の宮尾さんですね!!わがみやこ高校のルノワールといわれてる!!

宮尾:言ってるのお前だけだけどな。で、今日は何しに来たんだよ。

野崎:もちろん僕も部活動ですよー!わが「大袈裟部」のねっ!!

宮尾:・・・えーと、あんたらの部活内容ってなんだっけ。

野崎:様々な部活動に顔を出して、なんでもかんでも大袈裟に反応する活動ですよぉー!!

宮尾:ここまで存在意義のない部活も珍しい。

野崎:・・・おやっ!?おやおやおやあっ!?このりんごの絵はーーーーっ!?!?!?

宮尾:あーめんどくせえ。

野崎:たった一つのりんごを描いているだけなのに、そこに無限の表現を感じる・・・!!
   まるでりんごが動き出すようだ・・・!!う、うわああ!!飲まれる!!りんごが放つブラックホールに意識が飲まれていくうううう!!

宮尾:全然嬉しくない批評ってあるんだね。

野崎:・・・っ!!はあはあ・・・さすが美術部・・・!!
   そのキャンバスに描いているのは絵ではない!!世界だ!!新たな異次元の世界だ!!

宮尾:いや、絵だよ。

野崎:ん・・・!?こ、この絵は!?

宮尾:ああ、それ?美術部の後輩が書いた絵だけど。

野崎:い、石坂浩二が伊吹吾郎の顔の形をしたかぼちゃを抱いて、混沌とした表情をしている・・・!!

宮尾:うちの後輩訳分かんない奴だからな。なんか岡本太郎の「芸術は爆発だ」って言葉に影響受けてるらしいけどさ。

野崎:これは・・・なんと新しい形の芸術だ!!これがシュールレアリズムというやつかぁ!!
   一件訳の分かんない絵だが深い意味を持つ・・・なんと深い芸術性!!

宮尾:絶対深い意味ないと思うけどな。ただ両著名人を汚しただけで。

野崎:いや、意味はあるっ!!これは両著名人の間にある想いを描いてるんだ!!
   この恍惚の表情・・・。これは深い深い愛情の現われだね!!こりゃ大スクープだ!!

宮尾:お前ら二人そろって謝れ。

野崎:まさに「芸術は爆発」!!これは岡本太郎も大絶賛だね!!

宮尾:むしろ大爆発すると思う。血管が。

野崎:・・・あれ?そういえば部室に宮尾さんしかいないけど、ほかの部員は?

宮尾:ああ、ほかのみんなは今日は外に出て風景とかをデッサンしてるんだよ。

野崎:け、景色・・・!!けけけけけけけしきぃぃぃ!!

宮尾:もうスイッチ入るのやめてくれ。

野崎:そうなんだ・・・芸術の原点はいつも景色だったんだ!!
   江戸時代に伝わる芸術は景色を描いたものが多かった・・・。そこにある自然を描いたものが多かった!
   それは「自然にあり続けるものほど美しい」からっ!!

宮尾:微妙に的を得てるっぽいことを言ってるのが腹立つわ。

野崎:さすが美術部部長だ!!それを部員に教えるために外でデッサンをさせているんですね!!

宮尾:いや、ただみんなが景色描くのが好きなだけで・・・。

野崎:さすが現代美術を革新し、新たなる美術の道を切り開いていく男よぉ!!
   美術部万歳!!みやこ高校万歳!!ジャパニーズルネサンスばんざーい!!!

宮尾:耳クソが脳にまで達してやがるなこの野郎。

野崎:さすが美術部・・・!!あの野蛮な野球同好会とは違いますね!!

宮尾:・・・え?野球・・・同好会?

野崎:あれ?知りません?うちの高校の野球部、今日から「同好会」に格下げになったんですよー!!

宮尾:おいおいおい、野球部っていったらどこの高校でも甲子園目指して力入れてるのに、それを同好会にしちゃって大丈夫なのかようちの高校・・・。

野崎:この提案をしたのうちなんですけどね!!ひゃっほい!!

宮尾:元凶テメエか。

野崎:だって野球部って、金属バットを持ってそれを振り回す野蛮人じゃないですか!!

宮尾:野球自体を全否定する発言だな。

野崎:この前もホームベースでDSやってたら、いきなりボール投げつけてきたりバット振り回したりしてきたんですよ!!
   その挙句「邪魔なんだよ」って!!なんて力技主義の野郎どもだ!!

宮尾:素晴らしく邪魔なお前が悪い。

野崎:大体、金属バットなんて凶器だ!あんなもの振り回す危なすぎるんですよ!!

宮尾:だったらテニス部だってラケット振り回すじゃねえかよ。

野崎:テニスはあの網の部分でところてんが作れるから許します!!

宮尾:基準がめちゃくちゃすぎて殴りたい。

野崎:とにかく芸術を作り続けるあなたたちは素晴らしい!!生徒の体に傷をつけ続ける野球同好会は野蛮!!
   それだけです!!それらを見守り、正すのが僕らの役目!!はっはっはぁ!!

宮尾:とことん偏見にまみれた大袈裟野郎だな。

(ピンポンパンポーン。6時半を過ぎました。部活動を続けている生徒は活動をやめ、帰る準備をしてください。)

宮尾:あ、もう6時半か。んじゃ、帰りますかっと。

野崎:あ〜〜〜・・・疲れたぁ・・・。なんかすいませんね。

宮尾:何が?

野崎:いや、たびたびうちの活動に協力してくれて。・・・正直しんどいでしょ?

宮尾:まあ、あんたらのテンションについていくだけですごい疲労感を感じるな。

野崎:でしょう?でも僕ら「大袈裟部」も必死でしてね。毎回別の部活から廃部を迫られてますからね。

宮尾:だろうな。つーかなくならないのが不思議だ。

野崎:まあ一部の先生は僕らの活動にしっかり理解を示してくれてるんですよ。
   いろいろな部活を覗いて、大袈裟に反応することによって、それぞれの部活の良さ・悪さがはっきりするわけなんですよ。
   そして時には部員を活気付かせ、時には罰を与える。それが僕たちの目的でしてね。
   そのことを分かってくれる先生がいてくれるから、今でも活動できるんですよね。

宮尾:・・・毎回思うけど、お前さっきとキャラ変わりすぎだろ。2重人格かよ。

野崎:これが素の僕ですよ。大袈裟な僕は部活動終了時刻過ぎたら終わり。
   部活動とプライベートは分けないとね。あのテンションのキャラ続けてたら体が持ちませんわ。

宮尾:自分で自覚してるんだな・・・・。
   ・・・ところでさ。野球部を同好会にするよう働きかけたのは何でだ?バット振り回すからじゃないよな?

野崎:ああ・・・弱いでしょ?うちの野球部。毎回甲子園どころか、並みのレベルの高校にすらボロ負けするし。

宮尾:・・・それだけか?

野崎:ええ。大体前から僕はうちの野球部には不満だったんです。
   練習には身が入ってないし、コーチの指導も的確じゃないし。
   大体ね、足腰を鍛えるトレーニングを重視したって何もかわらないんですよ。
   野球なんだから、守備ののためのボールへの反応力や、打撃練習を重視してこそ本当でしょう?
   しかも部員に水すら飲ませやしない。
   スポーツで大事なのは一人ひとりしっかり水分補給をさせて、体調を整えさせることでしょうが。
   それを運動させれば強くなるとか思われてもですね・・・。

宮尾:もういいもういい。さっきあんなにツッコんどいてアレだが、なんか真面目なお前は見たくない。

野崎:バットを振り回すとかそういうのは、大袈裟が故の言いがかりですね。安全に使うかどうかなんて個人の問題だし。

宮尾:自分で自分の発言に言いがかりって言う奴も珍しいな・・・。じゃああのテニスのラケットでところてんって奴は本音か?

野崎:ラケットでところてん・・・?いや・・・まあ、太い奴ができるんじゃないですか?
   それもいいんじゃないですかね・・・?ハハハ。

宮尾:いっとくがお前の発言だからなこれ。俺発信みたいな空気やめてくれ。

野崎:じゃあ僕帰りますね。あ、あと一ついいですか?

宮尾:なんだよ。

野崎:さっきのあなたの後輩の絵なんですけどね。アレはダメですわ。
   僕美術に詳しい訳じゃないけど、そんな俺でもわかります。
   芸術って言うのは自分で世界観を作り出すものじゃないですか。
   でもね、石坂浩二と伊吹吾郎にはそれぞれの世界観、それぞれの人生があるわけで。
   それをね、ああいう風に茶化して扱うのは芸術家として誇りのない証拠ですよ。
   「こうしたらなんかシュールでよくね?」ってノリで描けるもんじゃないんですよ、シュールレアリズムって言うのは。
   人物を扱う際は、その人物そのものを描いてこそ一番輝くわけでして。だから「人物画」っていうジャンルがあるんですよ。
   それを事実を折り曲げてまで描く芸術は、嘘偽りの芸術で、見る側を裏切ることになります。
   岡本太郎だって、しっかりとした考えを持ち、その考えをぶつけてるからこそ名作を生み出せてるんですよ。
   題材そのものの持つ味だけに頼って描く芸術なんて自分を隠している証拠。
   芸術は、自分をさらけ出してこそ芸術なのですよ。
   ・・・と、あなたの後輩に伝えといてください。

宮尾:・・・分かった。多少オブラートに包んで伝えとくよ。

野崎:あと、あなたの絵ですけど・・・・・・上手いですね。頑張ってください。

宮尾:・・・・・・なんだ?何で俺は腑に落ちてないんだ?一番シンプルな見解の感想貰ったのに何でだ?

野崎:じゃあ僕帰りますね。絵の具のにおいで頭痛いんで・・・。

宮尾:あ、ああ。

野崎:(ガラガラガラ)・・・ふっつうの音ですよねこのドアの音。
   あまり生徒が立ち寄らないような部屋って、ドアが変わった音とか感触のするイメージがあるんですけどね。
   何かに引っかかって開きにくかったり、逆にスムーズに開いて、「ガラガラ」の音も小さかったりね。
   でもこれ、教室のドアとほぼ同じ感触じゃないですか。
   いや、ドアに罪はありませんよ?でも・・・面白みがないですよね。
   いっそ、絵の具をドアの下のほうに塗るというのはどうでしょうか。閉め具合に変化が出るかもしれませんね。
   まあ・・・こういったところに芸術を見出すのは無駄ですけどね。でも、無駄を大切にし、それを逆に表現してしまえるのも芸術なんですよね・・・。
   ・・・では、失礼します。(ガラガラガラ)




宮尾:あいつ、絶対「冷静部」のほうが向いてるな・・・。

碓氷:たいまつさんやメリーさんはよく出てくれていますが、みやこさんは初めてですね。
宮尾:そうですね。ようやくこの青バトに出れてうれしいです。
野崎:・・・でもさぁ。俺たちのプロデューサーってユニット出しすぎじゃね?
市河:・・・確かに。
野崎:こんなにユニット出してたら、ランクとかの記録狙えないじゃんよ。
宮尾:まあ、最初から漫才コンビ、コントコンビ、トリオって分けて出した手前、いまさらくっつけられないって言ってたけどね。
市河:愛着がわいちゃったんでしょうかね。
碓氷:でもそれだけ、みやこさんたちが愛されてるってことですよ。
宮尾:あんなんに愛されてもうれしくない。
野崎:どうせなら松井直美に愛されたい。
市河:KKさん、哀れな・・・。
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whitewhite    (13/28)
コント/プリン
安正:温存した甲斐があったというものです
ウスターソース:です
温存して旨味が増したんですね。とっておきのネタで危なげなくオンエア!whitewhite!

前田:プリンが食べたいです
安正:そうですか
前田:プリンはおいしいです
安正:そうですね
前田:特にプッチンプリンはおいしいです
安正:プッチンプリンはおいしいですね
前田:あれだけおいしいのですからプッチンプリンの単位があったっていいと思います
安正:そうですか
前田:1プッチン、2プッチン、3プッチン
安正:プッチンプリンを数えるときの単位ですか
前田:いえ、プッチンプリンの上のカラメルソースがカラメルソースではなかったときのがっかり加減の単位です
安正:1プッチンはどのくらいのがっかりなのですか
前田:プッチンプリンの上のカラメルソースがウスターソースだったときくらいのがっかりです
安正:それはちょっとがっかりですね
前田:ええ
安正:それでは5プッチンはどのくらいのがっかりなのですか
前田:プッチンプリンの上のカラメルソースがタルタルソースだったときくらいのがっかりです
安正:それはウスターソースよりもがっかりですね
前田:ええ
安正:それでは100プッチンはどのくらいのがっかりなのですか
前田:プッチンプリンの上のカラメルソースがかき揚げうどんだったときくらいのがっかりです
安正:それはこの上ないほどがっかりですね
前田:ええ
安正:ところで、プッチンプリンを数える単位はなんなのですか
前田:1個、2個、3個
安正:そこは妥協するんですね
前田:人間、時には諦めも肝心なのです
安正:そうですね
前田:すっかり本題からそれてしまいました
安正:そういえばプリンが食べたかったんでしたよね
前田:ええ、プリンはおいしいです
安正:そうですね
前田:特にプッチンプリンはおいしいです
安正:プッチンプリンはおいしいですね
前田:ええ、そうですとも
安正:ところで最近少しおっきいプッチンプリンが出ましたが、どう思いますか
前田:あまり好ましくないですね
安正:あらまぁ
前田:むしろ邪道です
安正:少しおっきいプッチンプリンもそこまで言われる筋合いはないと思います
前田:では、外道です
安正:あまり変わり映えないように思えます
前田:おっきいのはいけないと思います
安正:おっきいのはそんなに悪くないと思います
前田:何故おっきい物を擁護するのですか
安正:私が少しおっきいからです
前田:貴方は少しおっきかったのですか
安正:ええ、私は少しおっきかったのです
前田:7プッチンです
安正:ああ、貴方をプッチンプリンの上のカラメルソースがタルタルソースだったときよりもがっかりさせてしまいました
前田:ああ、貴方は少しおっきかったのですね・・・
安正:ええ、私は少しおっきかったのです
前田:でも別にあまり好ましくなくなったわけではありません
安正:それはありがたいことです
前田:すっかり本題からそれてしまいました
安正:そういえばプリンが食べたかったんでしたよね
前田:ええ、プリンはおいしいです
安正:そうですね
前田:特にプッチンプリンはおいしいです
安正:プッチンプリンはおいしいですね
前田:ええ、そうですとも
安正:では、ここにプッチンプリンとかき揚げうどんがあります
前田:はい
安正:どっちがプッチンプリンですか
前田:こっちです
安正:残念、こっちはかき揚げうどんでした
前田:しまった、引っかかってしまいました
安正:では、ここにプッチンプリンと少しおっきなプッチンプリンがあります
前田:はい
安正:どちらがプッチンプリンですか
前田:こっちです
安正:残念、こっちはかき揚げうどんでした
前田:しまった、また引っかかってしまいました
安正:では、ここにかき揚げうどんとかき揚げうどんがあります
前田:はい
安正:どっちがかき揚げうどんですか
前田:こっちです
安正:お見事、こっちはかき揚げうどんでした
前田:やりました
安正:おめでとうございます
前田:すっかり本題からそれてしまいました
安正:そういえばプリンが食べたかったんでしたよね
前田:ええ、プリンはおいしいです
安正:そうですね
前田:特にプッチンプリンはおいしいです
安正:プッチンプリンはおいしいですね
前田:すっかり本題からそれてしまいました
安正:まだすっかりというほどにそれていない気がします
前田:そうでしたか
安正:ええ、そうです
前田:とにかく私はプッチンプリンが食べたいです
安正:そうですか
前田:これだけプリンを食べたいと願っていたらだんだんプリンになりたくなってきました
安正:あら、そうですか
前田:プリンになってからプリンを食べたいです
安正:それは共食いと呼べる部類だと思います
前田:共食いがしたいです
安正:おおっと、本来の目的を見失ってまいりましたよ
前田:ですので、あなたを食べようと思います
安正:残念ながら私を食べても共食いにはなりません
前田:何故ですか
安正:私がプッチンプリンだからです
前田:貴方はプッチンプリンだったのですか
安正:ええ、私はプッチンプリンだったのです
前田:つまり、貴方は少しおっきいプッチンプリンだったのですね
安正:ええ、私は少しおっきいプッチンプリンだったのです
前田:あまり好ましくないです
安正:ああ、貴方にあまり好ましくないように思われてしまいました
前田:ウソです
安正:ウソですか
前田:ええ、ドッキリです。せーの
二人:大・成・功
前田:すっかり本題からそれてしまいました
安正:これはかなり本題からそれてしまいました
前田:というわけでプリンになろうと思います
安正:ああ、そっちの方向で進めるのですね
前田:では行ってまいります
安正:行ってらっしゃいまし






ウスターソース:なんとかカラメルソースになることは出来ました
安正:1プッチンですね
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東京クラッチ    (6/6)
コント/朝の占い
松岡:それでは、見てください。牡羊座、晴れ。

石田:言っちゃだめ!それ!
ネ、ネタバレとかじゃないですよ!今回は冷や汗ものの勝利!東京クラッチ!

石田:「・・・はい、はい。ええ、もう少しだと思います・・・
    はい、申し訳ございません、なる早でお送りしますので・・・はい、失礼します。」

松岡:・・・有村さん、何だって?

石田:かなり焦ってる。電話越しに切羽詰った感じがすげぇ伝わってきた。
   ちょっとマジでヤバいんじゃないの?

松岡:んー、でもなあ。そうは言ってもなあー。浮かばないもんは浮かばないんだよなあ。

石田:そりゃ毎日毎日やってりゃあ、浮かばない日もあるよなあ。
   でも、そうはいかないだろ、生放送スタートまであと2時間切ったぞ?

松岡:占いのコーナーなんて、なくったっていいだろ、1日くらい。

石田:なんだかんだでみんな見てるんだよ、ああいうのは。
   局の人だって画面の編集とかの作業やんなきゃいけないし。
   なんとしてもあと2時間以内に占えよ。

松岡:あー!もー!血液型占いにしとけばよかったよ。
   それだったら4つ占えば終わりだったのに。星座占いは12個分占わなきゃならないんだぜ?

石田:愚痴や誤算はいいから、早く占えって。
   「Dr.コペンハーゲンの星座占い」のコーナーは番組の終わりのほうだから、
   番組開始直前までに提出できれば、局の編集に間に合うって有村さん言ってたから。

松岡:そもそも何だよ「Dr.コペンハーゲン」って。
   俺、コペンハーゲンって高級車の名前だと思ってつけたら全然違うんだもん、びっくりだよ。

石田:それは完全にフォルクスワーゲン的な発想だったな、お前。かっこわるい。

松岡:な。俺も今はそう思う。まさかコペンハーゲンがアリゾナの首都だったとはな。

石田:コペンハーゲンはデンマークだしアリゾナは国名じゃない。何もかも間違いすぎだ。
   いいから占えって。

松岡:えー。じゃあ、「牡羊座 はれ」

石田:「はれ」ってどういうことだよ!何で牡羊座の人の周囲だけいい天気なんだよ!

松岡:「牡牛座〜魚座 雨」

石田:集中豪雨だよ、もはや!そんで牡羊座のとこだけ晴れてたらもう天変地異だわ!
   もっとちゃんと占いらしい事やれよ!

松岡:仕方ないな。悪いけど水晶玉取ってくれる?

石田:え、どこ?

松岡:その「白菜 きゅうり (みそ)」って書いてある壺の上にあるだろ?

石田:つけもの石の代わりにするなよ、これ!お前の商売道具だろ!

松岡:む・・・!濁っている・・・!!これは牡羊座、悪い事起きるぞ・・・!

石田:味噌で汚れてるだけだよ!
   取り除いてキレイキレイにしたら澄み切って見えるって!

松岡:「牡羊座のあなた 今日は味噌がつくかも!?」

石田:そのまんま占うなって!牡羊座の皆さんはどうしたらいいんだよ!

松岡:あ。見えた。「牡羊座のあなた 今日はおおらかな気分でいると吉。」

石田:そうそう、そういうのだよ。

松岡:「いつもは出来ない新しい犯罪に挑戦してみると、うまくいくかも。
    ラッキー犯罪は連続強盗放火殺j」

石田:待て待て!水晶玉から見えたなら仕方ないけど、それは絶対放送できない!
   極刑レベルじゃねえか!おおらかな気分で片付かねえよ!

松岡:「牡牛座のあなた 今日はうっかりミスで怪我しちゃうかも。ラッキー擦過傷は膝の擦り傷。」

石田:傷負ってる時点でラッキーじゃねえだろ!お前の水晶玉ってどういうのが映る仕組みなんだよ!

松岡:擦過傷で済んだんだからラッキーだろ。

石田:相当前向きに考えなきゃそうはならねえんだよ!
   お前今日は水晶玉やめよう。アレもできるんだろ?
   よく占い師がやってる、なんか長い棒をたくさん持ってやるやつ。

松岡:ああ、筮竹(ぜいちく)のこと?筮竹占いは5年以上やってるから出来るよ。

石田:へえ、あれ筮竹っていうんだ?

松岡:うん。俺も最近Wikiで検索して知ったんだけどね。

石田:5年以上やってて名前最近インターネットで知ったのか。
   どんだけ筮竹に無頓着でやってきたんだお前は・・・。

松岡:じゃ、悪いけど筮竹取ってくれる?その食器棚のところにあるから。

石田:お前これ調理用の菜箸に使っただろ!全体的に商売道具を家庭的に使いすぎなんだよ!

松岡:む!見えた!「双子座のあなた、」

石田:待て待て!牡羊座と牡牛座、さっきの採用する気かよ!

松岡:時間ないんだから仕方ないだろ。「双子座のあなた 双子かも」

石田:そのまんまじゃねえか!双子かどうかは生まれた時点でわかるだろ!

松岡:「生き別れたかも 悲しいめぐり合わせかも 
    やがて二人は惹かれ合うかも しかしそれは決して結ばれない恋なのかも」

石田:何でちょっと昼ドラのテイスト注入してんだよ!占いのくせにどこまで決め付けるつもりだ!

松岡:「蟹座のあなた カニなのかも」

石田:人の話聞いてるのかお前は!どう考えたってテレビの前の皆さんはヒトだよ!

松岡:「獅子座のあなた 獅子なのかも」

石田:5年も筮竹やっててそんな占い結果しか導けねえのかよ!

松岡:「子供を千尋の谷へ突き落とすのかも」

石田:獅子はそんなことするとは言うけど、獅子座の人には当てはまらないよ!

松岡:「小湧谷で突き落とすのかも」

石田:しかも場所を箱根に限定するなよ!

松岡:「子供は見つからないかも・・・」

石田:朝の占いでそんな切ない結末だめだよ!お前筮竹も酷いよ。他に何か占いできないの?

松岡:じゃあ「亀卜(きぼく)」をやろうか。

石田:亀卜?なにそれ。

松岡:亀の甲羅を焼いて占う方式だよ。「波々迦(ははか)」っていう焼けた木の棒を
   甲羅に押し当てて、甲羅に入ったヒビを見て占うんだ。

石田:へー。それは知らないなあ。

松岡:そう?「卜(ぼく)」っていう占い自体はそれなりに有名だよ。
   古来から伝わる占いだしね。ゲームにもなったじゃん、「卜のなつやすみ」。

石田:あれは「僕」だろ!夏休み中亀の甲羅割ってるゲームなんか地味すぎて楽しめねえよ!

松岡:「おかんと卜と、ときどきおとん」みたいな映画もあったよね。

石田:それも「僕」のほうだよ!一家そろって甲羅割ってるみたいじゃねえか!

松岡:「おかん」というより「母」か(ははか)。

石田:誰が上手い事言えと!ちょっと感心したけど!

松岡:時間もないし、ちゃっちゃとやっちゃおう。
   亀の甲羅と波々迦・・・あったあった。

石田:占いとして定番の水晶玉や筮竹があんな扱いなのに
   マニアックな甲羅と棒はそんな手際よく用意できるんだ。

松岡:では参ります。「乙女座のあなた」・・・。

石田:おっ、甲羅にヒビ入った。この占い結構神秘的だね。で、何て出た?

松岡:「乙女座のあなた 今日は絶好調!体力も精神も充実した一日、
    ひょんなことから臨時収入があるかも!?」

石田:乙女座最高じゃん今日!

松岡:「・・・と、冥土の土産に言われるかも」

石田:一気に転落した!冥土の土産を聞かされてる時点で窮地じゃねえかよ!

松岡:「天秤座のあなた じっと我慢の日。午前中はイライラがたまっちゃうかも。
    でも午後から運気は回復。」

石田:お?今度は普通じゃん。

松岡:「・・・とは、孔子の弁。」

石田:お前の発言はどこ行っちゃったんだよ!孔子の教えもそんなに細かくねえよ!

松岡:「蠍座のあなた それはそっちじゃなくてあっちにしたほうがいいかも」

石田:極めて暗中模索だよ!占い聞いてモヤモヤが増したの初めてだわ!
   「亀卜」も全然だめじゃねえか!他にないのかよ!

松岡:俺基本的にタロットカード占いなんだけど。

石田:先に言えよそれは!初めからそうすりゃよかったじゃねえか!
   タロットカードどこにあるんだよ。

松岡:あっちの部屋の、テーブルの上だけど・・・あ、足元気をつけろよ?

石田:・・・痛ぇっ!

松岡:あ、遅かった。

石田:何これ、なんだこの大量の亀の甲羅!痛ぇ、ヒザやっちまった。バンソウコウある?

松岡:あるけど、どうした?躓いた時にぶつけた?

石田:バカ、お前が「卜」やってそのまんまにしてたもんだから、
   ヒビ入った甲羅にヒザ擦っちまったんだよ・・・。

松岡:お前、何座?

石田:俺は牡牛座だけど、今関係ねえだろ、それは。

松岡:「牡牛座のあなた 今日はうっかりミスで怪我しちゃうかも。ラッキー擦過傷は膝の擦り傷。」

石田:・・・当たった。
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【残念ながらオンエアを逃した皆さん】

走馬 325KB
まぁまぁ、まだまだ始まったばかりですよ。
負けから学ぶ事はたくさんありますからね。審査の皆さんお疲れ様でした。
NOT FIX MEMBERS 277KB
さて、次は何をしようかな。あとランドルフは本気で木塚をぶっとばしてもいいと思います。
ヨウ×カン 133KB
ヨウ:・・・zzz

カン:・・・zzzz

【ジャッジペーパー】(敬称略)上から、
KT 8823 モン 小野川 銀沙灘

1組目 NOT FIX MEMBERS
・後半の畳みかけ(ていうか脱糞)は評価が分かれそうですね!自分は苦笑でした!
 狙ってる所もあるんでしょうけども、如何せん比喩表現がマニアックなものが多く、画が浮かび辛かったのが痛いです
 ただ、それを補うかのようなボケややりとりの上手さが光ってたと思いますね(6点)

・このネタを良く審査に持って来れるなあって思いました。
 読み終えた率直な感想は、「タイトル通りだった」ですね。
 それを見越した上での投稿だと思うんですけどね。
 あとはもう他の審査員の方のみかた次第だと思うんで。(2点)

・後半のくだりから一気に面白くなりましたね。しかし前半が弱かったのと全体的に安定してなかったのが残念です。
 そして落ちも弱かったかなって気がしました…これも少し残念です。上記の3つのポイントを良くすればもっと良くなると思いますよ!(6点)

・ネタの内容がサブカルチャー(ひぐらし・key等)に偏り過ぎているため、どういうボケなのかすら分からない人も出てくると思います。
 もっと普遍性のある題材も盛り込んだらどうでしょうか。

 終盤の今までの内容をふまえた掛け合い、「花を摘みに行く」の意味の取り違えは面白かったです。
 「トイレに行きたい、でも隠したいB」と「Bの真意を汲み取れずに、
 その気はなしにトイレに行くのを邪魔してしまうA」の対比に焦点を絞っても良いような気がします。(2点)

・序盤から中盤まではホントに書いてる人だけが楽しんでるなぁって思ったんですが、
 マニアックなボケの多くが終盤に繋がってくるとは。大まかな構成は見事の一言です。
 ただ、1つ1つの話題ごとの繋ぎ目が粗く、読んでて時々混乱してしまいました。
 それと、いくら伏線になっているとはいえ、ターゲットの限られているボケは多用するものではありません。
 それを承知でこのネタを完成させたのでしょうけど、やはりここは見逃せません。(5点)
2組目 走馬
・構成などはしっかりとしてると思うのですが、
 その反面ちょっと走馬さんのツッコミがくどい印象を受けました
 本当にその場にいるかのようなリアリティさは伝わって来るんですが、
 読み物としては決してプラスにはならないかと感じました
 ボケはくだらないものが多くて面白かったです(5点)

・たくや君とか影山ヒロノブとか面白いフレーズは結構ありました。
 ただ、登場人物が多いゆえにどうしても主役であるはずの走馬さんのキャラが薄くなったと思います。
 もう少し人物を少なく、それでいてこいキャラクターにすれば改善すると思います。
 あとは改行をもっと使ってストーリーに間を持たせるというか、メリハリがある方が面白いし見やすいです。(4点)

・これはすごすぎる!構成ツッコミそして間間に入るボケがすごい!完璧です!運動会という季節外れのネタでもとても笑えました。
 サライのくだりがもっとも笑えました。他の所も上記の記載通り良かったです。(10点)

・「西暦21年度体育祭」のボケは秀逸でした。
 それまでの自然な流れ、言葉のセンス共に勉強になります。

 「よーいドンッ……って言ったら走ってね」の部分や上記の部分など、
 とぼけた人間を描くのが上手いのであり得ないボケを連発するよりも、
 そういった人間臭さから生まれる笑いをもっと盛り込んだネタを見てみたいです。(3点)

・序盤はすごい面白かったです。
 「キリストが21歳の頃かー。若いなー!!」「誰に対しての無条件降伏なんだよ…。」
 「……こっ…個人的に体操しておこう…。」など、二言目以降のセリフがどれもツボでした。
 しかしそれがどうしたことか、中盤からは全く見られませんでした。むしろツッコミで足を引っ張ってたくらいです。

 実況:さぁ、現在トップは校長先生。

 走馬:無視すんなよ!…、あっ、俺の声聞こえないんだ…。
    何か哀しい気分です。
   
    それにしても、早く飛ばしすぎて死ぬなこりゃ。
	 …あっれー!?校長走ってるの!?本当に参加してたんだ…!!!

 特にこのやりとりがその象徴です。
 普通はまず一言目で「校長先生が参加している(もしくはトップに立っている)」ことにツッコむべきですが、
 それが余計なセリフが入ってるせいでボケからだいぶ間を置いてツッコまざるをえなくなっています。
 これだとせっかくのボケが死んでしまうので、まず校長先生にツッコんでから無視されたことに触れる、もしくは

 実況:さぁ、今スタートしました。

 走馬:無視すんなよ!…、あっ、俺の声聞こえないんだ…。
    何か哀しい気分です。

 実況:現在トップは校長先生。

 走馬:校長走ってるの!?本当に参加してたんだ…!!!

 こういう風にしてツッコミを分ける必要があるのですが、
 このネタではツッコミに無駄なセリフが多かったため、ボケを生かせていない場面が多々見受けられたのが残念です。
 序盤みたいに一言目にストレートなツッコミ、二言目でちょっと捻ったツッコミが全体を通してあるとよかったのですが…。(4点)
3組目 ヨウ×カン
・もっと膨らませても良いと思うんですけどねぇ…強引に終了させてしまったように感じました
 自分の考えで、読み物にもテンポが必要だと思うんですよ
 お二人のしりとりのやりとりは必ず最後に「で」を付けてますが、
 それだと流れが詰まってるように見えるんですね。なので省いた方が良かったかと
 あとテンションが常に一定なのが悪い意味で淡々としていて、普通の会話に見えてしまいました
 「!」を付けるなり「…」と溜めを作ってからツッコミを入れた方が、
 より形になるのではないかと思いました(1点)

・笑いどころがないうえに短いのは大問題です。
 単純にしりとりをするんじゃなくてもうひと設定乗っける必要があると思います。
 ダブルボケって言う設定も悪くはないけど如何せんボケの質が低いです。
 最後に改行、句読点、返還に注意してネタを作ってください。(0点)

・「動詞シリーズもなしね」
 「やだ」
 「断る権利ないよ」
 のくだりは、カンの身勝手っぷりが出ていて面白かったです。
 このほのぼのとした雰囲気の中の傍若無人な様子を全体に出せたら、もっと面白くなると思います。

 また、しりとりを題材に選んだのだからもっと言葉遊びを盛り込んでも良かった気がします。(3点)

・なんだか2人の仲が悪そうな漫才に見えてしまいました…。感嘆符がなくて冷たそうに見えるからかな…。
 中身も漫才というよりまるで喧嘩してるように自分には見てとれました。
 というのもボケがほとんど「自分が勝ちたいためにするズル」ばかりなんですよね。動詞もルイも理不尽な先攻も。
 だからもっとバラエティに富んだボケを数多く盛り込む必要があります。
 例えば「動詞シリーズ」のようにしりとりで使う単語に制限を設けるとボケが考えやすくなるんじゃないえしょうか。(0点)
4組目 whitewhite
・お二人の不思議なやりとりは毎回引きこまれます
 独創的な展開や不条理なテンドンで非常に完成度の高い作品ではあるんですが、
 自分の中では序盤のウスターソースが一番インパクト強くて
 それ以後の展開がウスターを追い越すことが出来なかったのが残念でした(7点)

・この世界観はだれもまねできないですね。
 一つ一つの台詞がいちいち面白いって感じです。
 大まかな話の流れが連なってできているネタの中で、会話の中のボケが次の会話に生かされているのはとてもいいと思います。
 ただ、この手のネタは爆笑につながらないので、高得点につながらないのが弱点って言えますね。
 もちろん下手に乗っちゃうのもあれだと思うんで難しいところだとは思うんですけど・・・。(7点)

・これはチョップリンを彷彿させるようなネタですねーシュールというか独特の世界があります。
 行為系統のネタは好き嫌いが分かれるネタですね。
 個人的にははまりましたが…でも、最後が?という感じでしたね。最後以外は完ぺきでしたが…
 最後の部分がもっとよかったらなと思いました。(8点)

・出だしの一言、二言で「あぁ、シュール系のコントなんだな」って理解できました。
 台詞選びがとても上手いです。

 中盤の「どちらがプッチンプリンですか」のくだりは、ボケの大小がはっきりしていて面白かったです。
 シュール系でありながら、緩急をキッチリつけているところに構成の妙を感じます。(5点)

・堂々巡りって、恐いですね。
 予想の範囲外から飛んでくる不条理ボケが途切れることなく笑いを誘ってました。
 少しおっきいやかき揚げうどんのようにプリン以外のボケも充実してましたし。
 出だしから強烈なコントなので中盤以降にインパクトのあるボケが欲しかったんですが、
 そう呼べるほど爆笑できるものはなかったと思いました。
 オチも笑えることは笑えますが、もう少しわかりやすいものの方がいいかなと。(6点)
5組目 東京クラッチ
・結論から言うと、お二人はどういう関係なんだ、ということですけども
 今回はいつものネタと比べて、若干ボケのクオリティが下がったように感じましたね…それでも十分面白いのは面白いんですが、
 今回はさらにさまざまな占いを「しっかり」と説明していたので、そこがちょっと流れを止めてしまってると思いました。
 「母か」などはもったいなかったと思います(7点)

・正統派コントって感じがして安心して見れました。
 序盤はちょっと勢いないかなぁって思ったんですけど、中盤以降の巻き返しはすごかったです。
 くどくならない程度のテンドンや、ツッコミの台詞の選択、きれいな大オチなど、流石ですね。
 個人的にはおとめ座の『・・・と、冥土の土産に言われるかも』が1番おもしろかったですね。(8点)

・あらら…ネタが弱いですね…う〜んクスクスとはきましたが…
 爆発力がなかったです。後これは個人的に占いの内容といか名前が知らないためよくネタの内容がわからなかったです…(4点)

・占い道具を家事に使ってる占い師という発想が面白かったです。
 「味噌がつく」はてっきり二重の意味を持たせたボケにしてくるかと思ったので、ちょっと残念……。
 そうすれば「ははか」以上に上手いこと言ってることになったのでは?

 オチは序盤に牡羊座であることを提示していれば、もっときれいに決まると思います。(3点)

・設定は面白いし、各占い道具の置き場所なんかよく出来てるなと思うんですが、
 どの占いでもボケ型が単調です。(道具を取らせる→まともじゃない結果が出る→違う方法で占う→最初に戻る)
 ちょいちょい占いとはあまり関係ないボケを挟むなど工夫は見られるんですが、
 構成がコレですとどうしても盛り上がりに欠けます。
 終盤でもっと切羽詰まった状況に追い込むと、自然とテンポアップするので山場が作れると思います。(5点)
6組目 みやこ
・締め方がうまい!ビシっと決まったと思います!
 自分としてはこのネタの山場は3つあると思うんですよ。大袈裟部の登場と、野球同好会の非難、そして野崎さんの本性の3つに
 その山場は確かに面白いんです。が、その山場に行き着くまでのやりとりがどうも平坦に感じましたね。
 テンションが一定というのもあると思うんですが、パターンの繰り返しのように見えてしまい、
 徐々に笑いが薄れていったのがもったいなく感じました(7点)

・初めてネタを見させてもらったんですけど、おもしろかったです。
 前半、後半での野崎さんのキャラのギャップが痛快でしたね。
 細かいところで言えば、『大げさ部の存続する理由』を明確にしているのが良かったと思います。
 この辺の設定がうやむやになったりすることは多いと思うんで、抜け目がないなあって思いました。
 後半二人ともクールになったので勢いが落ちたなあって思いましたが、高評価に値するネタだと思います。(8点)

・前半のボケの人のテンションの高さと後半とのギャップがうまい具合にはまりましたね。
 最後の「冷静部」もよかったですし、ツッコミの人のクールさ?も素晴らしく
 ボケの人をスルーするようなツッコミも見事につぼにはまりました。最高のネタでした。(10点)

・野崎のキャラクターがとにかく魅力的でした。
 ただ「ホームベース上でゲームをする」という明らかな邪魔をするというのは
 野崎の人物像、大袈裟部の設定、どちらとも矛盾してしまうのでは?
 しかし、何にせよ今回の組で一番面白かったです。(7点)

・2人の温度差がここまではっきりしてるとボケ・ツッコミとも勢いが出ますね。
 そのおかげで終盤、野崎さんが素に戻ってからのくだりもあれはあれで生き生きと見えました。
 ただ、ネタが終わってもなお大袈裟部に謎が多くて、綺麗に落ちたにも関わらずどこか腑に落ちません。
 一部の先生しか大袈裟部を支持していないのに、どうしたら野球部を同好会に格下げできたんだろうとか。
 あとは長ーい分析が静けさを生んでしまうので、冷静になってからもう少しボケが欲しいかなと。(8点)

【第274回結果表】 平均KB 317KB
ユニット名KBOA率BR
みやこ4531/1
whitewhite38113/28
東京クラッチ3336/6
走馬3251/2
NOT FIX MEMBERS2772/5
ヨウ×カン1330/2
初出場のみやこが450KBを越えブッチギリの1位。
whitewhite、東京クラッチは共に今期2勝目を挙げた。