第271回 青沢オンエアバトル 市河:以上で計量は終わりました。 オンエアされる上位3組の発表です! |
血華美人は愛の華 (2位) |
初挑戦で初オンエア! |
ウルトラスーパーDX潮江軍団 (1位) |
今期3勝目! |
サンザンヒーローズ (2位) |
リベンジ成功! |
ウルトラスーパーDX潮江軍団 (11/12) |
コント/童貞禁止法 |
馬場鉄志:シンザンがルドルフが、そしてブライアンが辿った3冠への道、潮江軍団ご覧のように、坂の頂上で非常にいい感じ 武豊、800の標識を過ぎて坂を下る 先頭は依然として、先頭は依然として8番のシャドーゲイト 2番手、2番手にアドマイヤジャパン、アドマイヤジャパン2番手 潮江軍団、さぁそろそろ行くかな!武豊、ローゼンクロイツの外へ、フサイチアウステル、 その外から潮江軍団!その外から潮江軍団!14万人近い大歓声が起こった! 逃げ込みを図るアドマイヤジャパン!横山典弘逃げる、逃げる!そしてローゼンクロイツ! 一番外から、一番外から潮江軍団!鞭が入った武豊!捉えた!捉えた!捉えましたあと100メートル! アドマイヤジャパン粘る!しかし先頭は潮江軍団だ! 世界のホースマンよ見てくれ!!これが日本近代競馬の結晶だ!!!潮江軍団!!! |
7期の安物鬼を越え、合計1463KBの新記録を樹立。青バトに深い衝撃!ウルトラスーパーDX潮江軍団! |
時は201X年
歯止めのかからぬ少子化対策として ついに政府が重い腰を上げた
『30歳以上の童貞は5年以下の懲役に処する』
世に言う 童貞禁止法の制定である
少子化対策とは名ばかりな 童貞弾圧社会の幕開けであった・・・
容疑者:さっきから何度も言ってますけど、僕は童貞ではありません!明らかな冤罪です!
女刑事:フフ・・・童貞はね、みんなそう言うのよ。やってもないのにやったと言い張る。
でもね、経験ベースの話になると、途端に口をつぐむの。
容疑者:・・・・・
女刑事:あなた、初めて女性を抱いた時の感触はどうだったの?聞かせてくれない?
容疑者:あ、あれは凄く良かったですねぇ。うん。凄かったです。
女刑事:何が?何が凄かったの?具体的に言って?
容疑者:・・・・・黙秘します。
女刑事:フフッ・・・黙秘童貞・・・か。
嘘で塗り固められた性体験は聞かせてくれないわけね。
容疑者:ここでわざわざ言うことではないからですよ。
女刑事:正直に自白したらどうなの?
あなた、まだ32歳なんでしょ?だったら執行猶予が付くわ。
容疑者:執行猶予も何も、僕は童貞ではないですから!証拠はあるんですか!証拠は!
女刑事:証拠要求童貞・・・か。
じゃあ聞くけど、取り調べを始めてから10分。私と1度も目を合わせようとしないのはなぜかしら?
容疑者:それは・・・・・シャイだからです。
女刑事:シャイ童貞・・・か。
容疑者:ちょっと!何でもかんでも語尾に童貞をつけないでください!
女刑事:あなた・・・さっきからずっと私に敬語使ってるわね。私の方が年下だと思うけど?もしかして、女性を前にして緊張してる?
容疑者:・・・まぁ、初対面だから・・・
女刑事:童貞だからでしょ!
容疑者:違う!
女刑事:私の目を誤魔化そうとしても無駄よ!何年童貞Gメンをやってると思ってるの?
私はね、5年間で300人の童貞を自白させてきたのよ。おかげで『童貞狩り』の異名までついたわ。
容疑者:な、何だって!ま、まさか・・・君があの童貞狩り・・・悪法を盾に、罪のない人間を次々と童貞監獄所送りにしたという・・・
女刑事:悪法?罪のない人間?
童貞禁止法が悪法とでも言いたいわけ?童貞に罪がないというわけ?
私はそうは思わないわ。童貞は裁かれて当然の存在よ。
容疑者:ど、ど、ど、童貞の何がいけないんだ!
女刑事:生物って、何のために生まれて来るか分かる?一番の目的は子孫を残すためじゃない?
その行為ができない時点で、生きている価値なんかないわ!童貞は社会のクズよ!
容疑者:お前・・・僕の悪口は言ってもいいが、童貞の悪口だけは言うな!
女刑事:何度でも言うわ!童貞はクズ!クズ!クズ!クズ!クズ!
容疑者:ちょっ・・・フフッ!
女刑事:何ちょっと喜んでるのよ!気持ち悪い!
容疑者:よ、喜んだんじゃない!呆れて笑っただけだ!絶対に喜んでなんかいない!
女刑事:・・・まぁ、どうでもいいわ。
あなたが童貞である状況証拠は山ほどあるのよ。
容疑者:状況証拠だと!?デタラメなことを言うな!
女刑事:デタラメなんかじゃないわ。
容疑者:じゃあ、その証拠とやらを見せてみろよ!
女刑事:あなた、ブログ書いてるわよね?
容疑者:ブログ?あ、あぁ・・・
女刑事:ブログの内容を読めば、童貞であることは一目瞭然なのよ。
何だったら、今から読み上げみる?これであなたも認めざるを得ないわ。
容疑者:よ、読みたかったら、読めばいいだろ!
女刑事:本当にいいの?後悔しても遅いわよ。
容疑者:後悔なんかするか!
女刑事:分かったわ。そうねぇ、例えば・・・
7月13日
タイトル:面白くないAVを面白くする方法
地上波のドラマだと、ちょっとした肌の露出で興奮しちゃうよね。乳首がちょっと見えただけでも、大興奮だ。
そこで僕は閃いた。この理論を応用すればよいのだと。
すなわち、たいして面白くないAVでも「こんなものを地上波で放送して・・・サンテレビは実にけしからん!」と思えば、凄く興奮するんだなぁ。
容疑者:・・・・・
女刑事:あなた、童貞でしょ?
容疑者:そ、そ、そ、そ、そんなもの、何の証拠にもならない!童貞でなくてもその程度のことは書く!
女刑事:そう・・・じゃあこれはどう?
7月22日
タイトル:リアリティとクオリティ
アメリカのAVはモザイクの規制は緩いが、内容の規制が厳しい
逆に、日本のAVは内容の規制は緩いが、モザイクの規制が厳しい
リアリティを求めれば、クオリティが下がり
クオリティを求めれば、リアリティが下がる
2つの『リティ』を同時に求めるのは 欲張りなのかなぁ
容疑者:・・・・・
女刑事:あなた、童貞でしょ?
容疑者:そ、そ、そ、そ、それは単なる一般論に過ぎない!事実を述べているだけだ!
女刑事:どこまでも否認するのね。じゃあ、この日記はさすがに否定できないでしょ。
8月12日
タイトル:エッチな夢
僕 童貞だから エッチな夢を見ても リアリティがないんだなぁ
容疑者:ウッ・・・
女刑事:確実に童貞じゃない?
容疑者:それはすべてネタだ!童貞という設定にしているだけだ!
女刑事:そう?こんな童貞あるある、童貞しか思いつかないんじゃない?
容疑者:そ、それは、童貞時代に思いついた童貞あるあるだ!今は童貞ではない!
女刑事:しかもこの日記、語尾がすべて「だなぁ」って、相田みつをみたいになってるわね。
そこがより一層、童貞っぽさを醸し出してるわ。
容疑者:印象論で語るな!そんなもの、何の証拠にもならない!
女刑事:・・・しょうがないわ。こうなったら、童貞発見機にかけるしかないわね。
容疑者:ど、ど、ど、童貞発見機だと!数々の童貞を暴いてきた、童貞処刑マシーンとも言われる・・・あの!童貞発見機か!
女刑事:そこまで仰々しくなんかないわよ。原理は嘘発見機と同じよ。じゃあ、これを頭に装着してくれる?
容疑者:・・・・・
女刑事:何を渋ってるの。童貞発見機にかけられると不都合なことでもあるの?童貞じゃないんでしょ?
容疑者:・・・分かったよ!頭につければいいんだろ!
女刑事:フフ・・・イイコね。じゃあ、今から私があなたの耳元で10個のフレーズを言うから。あなたはそれをただ聞いてるだけでいいわ。
容疑者:み、耳元で・・・
女刑事:ごく普通のフレーズだから、普通の人は反応しないわ。普通の人はね。
容疑者:・・・・・
女刑事:じゃあ行くわよ。
・・・・・まんげきょう・・・・・
容疑者:ちょ・・・フフ!
女刑事:・・・・・全国共通おこめ券・・・・・
容疑者:ウヒ・・・フフ!
女刑事:・・・・・岩手めんこいテレビ・・・・・
容疑者:め、め、めんこい・・・フフ!
女刑事:・・・・・チェリーコウマン・・・・・
容疑者:コ、コ、コウマン・・・フフ!
女刑事:・・・・・フェラーリ・・・・・
容疑者:フェ、フェラ・・・アヒ!アヒィ!
女刑事:・・・・・くいちが9、くんに18・・・・・
容疑者:ウヒャ!も、も、も、も、もう耐えられない!
女刑事:・・・・・オマーン国際空港・・・・・
容疑者:ウゲェオ!もう駄目だー!
女刑事:・・・・・アナル・・・・・アナラー・・・・・アナレスト・・・・・
容疑者:うおぉぉおおおぉおぉぉおおぉ!ドピュンコ!!!!!
女刑事:さぁ終ったわ。結果が楽しみね。
容疑者:・・・最後の3つは・・・反則じゃないか・・・・
ダーダンッダーン!
女免疫レベル:中学2年生以下
童貞確率:100%
女刑事:ハハハ!童貞確率100%!これで決まりね!
あなたが童貞だってことは、科学的に実証されたわ!白状しなさい!
容疑者:・・・うぅ・・・・・そうです・・・その通りです。僕は・・・童貞です・・・。正真正銘、混じりっ気なしの童貞なんです・・・・。
女刑事:やっと認めたわね。しかし、100%なんて数値、今まで観たことないわ。
あなたは童貞の中の童貞。いわば、生まれながらにしての童貞なのよ!
容疑者:・・・生まれながらにしての童貞・・・男はみんなそうだと思いますが・・・
女刑事:確かに。
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サンザンヒーローズ (13/23) |
コント/レストラン劣 |
A:我々の憧れてた23回目の挑戦でオンエアを飾れるなんて、感無量です! B:・・・そこまで「23」に固着してたっけ? |
藤田、青木、二岡、許銘傑。いい選手がいっぱいですね。今期2勝目!サンザンヒーローズ! |
B:「ザ・レストラン」か・・・ネーミングセンスゼロだな・・・まぁいいや、ここで昼食をとるか
(・・・・・・・・・・・)
B:・・・・・・・・・・・・・・
(・・・・・・・・・・・)
B:・・・・・・・・・・・・・・「OPEN」って書いてあるよな?見たとこ客は誰もいないけど・・・
(・・・・・・・・・・・)
B:・・・・・・・・・・・・・・
(ガラガラガラ)
B:なんで外見自動ドアなのに引き戸式なんだよ!
まぎらわしいったらありゃしねえ!俺ずーっと突っ立ってたじゃねえか!
A:あのー、さっきまで店内をじーっと眺めててどうしたんですか?一人DIOごっこでもされてたんですか?
B:どんだけつまんない遊びしてるんだよ!てかDIOって「ザ・ワールド」で時間止める奴だろ?
何でDIOが止まる側なんだよ!まぁいいや、あなた店員さんですか?
A:はい、そうですが・・・勘違いならスイマセンが、病院は向かいの方ですよ?
B:とんだ勘違いだよ!頭おかしい人みたいに見るな!自動ドアかと思って突っ立ってたんですよ!
A:え?・・・しまった!自動ドアの電源を付けてませんでした!
B:何だよ、ホントに自動ドアだったんだ・・・
A:どうりで今日はやけに眺めてくるお客様ばっかだったんだ!
B:何人も来てるんかい!何で言うまで気づかないんですか!
A:いやー、入ってきたところで試しに病院勧めてみたら皆が従っていただいたものでして
B:ここくる客は素直な奴ばっかだな!自分がおかしいと勘違いさせられて可哀そうに!
A:では、あなたはお客様ということでよろしいですか?
B:もちのろんですよ
A:では改めましていらっしゃいませ、何様ですか?
B:「何名様ですか」だろ!ここに来ちゃ悪いみたいな言い方しないでくださいよ!
A:ああ!失礼しました!何名様ですか?
B:さっきのやりとりからして一人ですよ
A:たばこはお吸いになられますか?汚水に流されますか?
B:後者は俺になんのメリットがあるんだよ!たばこを汚水に流して、流される様をじっと見ろってか!
A:流されるのをご覧になって、癒されていただこうかと
B:見たとこで癒されるか!吸わないですよ!禁煙席でお願いします!
A:かしこまりました。それでは席まで案内いたします
B:ったく、お願いしますよ?
A:こちらになります
B:あ、階段登るんですね?
(とん、とん、とん・・・がちゃ)
B:ん?店の雰囲気じゃないような・・・
A:お客様、こちらが従業員の間で飼われているインコのツヨシです
B:・・・は?
A:かわいいでしょう?
B:は、はあ・・・
A:では、降りましょう
B:今の何だったんだよ!見たとこスタッフルームだな!そこに来させてペット見せて何がしたいんですか!
A:自慢ですよ!!
B:してんじゃねえよ!!赤の他人のペット自慢されたとこで俺はどうしたいいんですか!
俺トップブリーダー的なオーラ醸してましたか?サラリーマンですよ!
A:我々のかけがえのない存在であるツヨシを観て、ときめいてください
B:ときめくか!百歩譲ってときめいたとこでこっちは飯食いに来てんだよ!さっさと席を案内してもらいたいんだけど!
A:・・・Oh!Sit!!
B:何故に欧米バージョンなんだよ!火に油じゃ!
A:そこまでおっしゃるなら仕方ない。こちらになります
B:何で上から目線なんだよ・・・
(とん、とん、とん)
A:こちらになります
B:やっと座れた・・・
A:こちらメニューになります
B:あ、どうも
A:それではお決まりになられましたら・・・
B:このボタン押せばいいんですね?わかりました
A:はい、ボタンを押したら、たばこをお持ち致しますんで
B:・・・は?いやだから吸わないって・・・
A:そしたら、向こうをご覧ください
B:え?・・・え!?店の中に川が流れてる!?
A:汚水です
B:汚水!?
A:そちらの方でたばこを流していただきます
B:結局流すのかよ!てか流してどうするんだよ!
A:向こうの壁をご覧ください。いくつかの岐路に別れてトンネルに流されて行ってますよね?
B:はあ・・・
A:そのトンネル上にメニュー名が記載されおりますので、食べたいメニューにうまい事たばこを流してください
B:めんどくせえ!何その斬新で残念なシステム!何でわざわざそんな事しなくちゃなんだよ!
A:口頭で私にお伝えすることも可能ですが、たばこを流して注文致しますと、大変お得な特典が貰えます
B:え、特典?それならやろうかな・・・
A:何と!さきほどのツヨシのプロマイド写真が貰えるという!
B:いらねー!!この上なくいらねー!いいですよ、もうこの場で決めてあなたに言いますよ!
A:・・・そうですか、ちっ
B:舌打ちすんな!あなたがどれだけツヨシを溺愛してるかは伝わったから!
A:それでは、ご注文の方どうぞ
B:えーと・・・この中華風セットというのは?
A:そちらは、中国人のスタッフが作る、ハンバーグ定食のことです
B:・・・じゃあハンバーグセットでいいだろ!スタッフの国籍をそのままメニューに組み込むんじゃねーよ!
A:中国四千年の歴史で造られた極上のハンバーグが食べられますよ?
B:お・・・そう言われると食いたくなってくるな・・・
A:ただ、内容はすべて中国人スタッフに任せてあるんで、何の肉を使っているかはわかりません
B:前言撤回!急に不安になったわ!
A:前に一度聞いたんですが、「大丈夫、法には触れて無いものだヨ。きっと」とおっしゃってました
B:確証ないじゃねーか!いよいよもってヤバい店なんじゃないかって予感がしてきましたよ!
A:ではこちらでよろしいですか?
B:勘弁してください!他のにします!・・・じゃあこの地中海セットというのは?
A:地中海地方で出てきそうな料理を我々スタッフの予想で作ったものです
B:予想でやるなよ!はやくもイヤな予感がするよ!具体的にどんな料理が出てくるんですか!
A:「地中海」・・・地中ってことで、モグラをすったもんだしたのが出てきます
B:なんて大胆な間違いだこと!モグラをすったもんだって、最大限に不安にする表現をするんじゃねえよ!そもそも「海」どこいった「海」は!
A:「海水を使えばいいんだろ?」ってことて、つまりモグラを海水で煮たものが
B:ここまで最悪な終着点もめずらしいよ!どんなゲテモノ料理だ!地中海もクソもねえ!
A:ではこちらに
B:します、って言うと思ってんの!?かえますよ!・・・あ、じゃあこの出汁巻き卵セットなんていいじゃないですか
A:はい。出汁巻き卵とごはん、味噌汁、おしんこの付いた卵好きにはたまらないメニューです
B:へーいいじゃないですか・・・待てよ、卵ってなんの卵ですか?
A:ツヨシの卵です
B:・・・ツヨシってメスだったの!?
A:そうですよ
B:ならそんな名前付けてやるなよ!勘違いするだろ!
A:で、もちろん一個では足りませんから何個ものツヨシの卵を使って作ります
B:かわいそうなツヨシちゃん!てかかわいがってるペットの卵を使うってどんな了見なんですか!
A:愛情と仕事は別物ですよ
B:そういうとこドライなんだ・・・
A:ではこちらに
B:待ってくれって!じゃあこの牛ステーキセット!これは安全だろう!
A:はい、これは丑年の人が謎の肉をステーキした・・・
B:もう「うし」の字も違ってるし!!
A:・・・アイヤー!
B:アンタ「しまった!」のバリエーション豊富だな!無駄に!さっきからロクなメニュー無いじゃねえか!もういい、店長呼んで来い!
A:申し訳ありません。店長が来ることは出来ません
B:あぁん?何でだよ!
A:この時間は店長専用ルームで癒しタイムです
B:汚水のたばこ流し!!
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(ツヨシの着ぐるみを脱いで)
碓氷:ふぅ暑かった
市河:お前ツヨシ役だったの!?
B:助演ありがとうございました。これ少ないですが…(碓氷に1円渡す)
市河:ホントに少ないな!ボランティアもいいとこだよ!
碓氷:やったー!!
市河:喜び過ぎだろ!!
A:スイマセン、次回は是非、市河さんにツヨシ役をしてもらいたいんですが
市河:するわけないだろ!何でお前らのチョイ役をしなきゃいけないんだよ!
B:ちょっと碓氷さんの鳥の鳴きマネがクズみたいに下手だったんで
市河:それが雇う側の態度か!!てか鳴き声出てくる場面なんて一つも無かっただろうが!
碓氷:やったー!!
市河:喜ぶところじゃねえよ!!それがクズと呼ばれる由縁だわ!
A:お願いします、市河さんはそれなりに鳴きマネの上手さに定評があるって、こないだ銀閣寺に書いてあったんで
市河:ブログにそんなこと書かねえよ!完全に蛇足だろその特技書いたところで!
A:頼みますよ、この役がいないと何となくネタに統一感が無いというか…
市河:出演時間あっという間だろ!そんなもののためにやりたくないっての!さっさと帰れって!
A:報酬の方弾みますから…(10円玉をちらつかせる)
市河:………仕方ないね
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血華美人は愛の華 (1/1) |
コント/夢入り娘の真実 |
翔太郎:ぃよっしゃぁーい!勝ったぁーい! キヨミ:勝たせて頂き幸いです。是非ネタを見て下さい。 みるく:刮目せよ!! |
ユースケ・サンタマリアの決め台詞が飛び出しました。青の大地に花が咲く!血華美人は愛の華! |
みるく:すー……すー……すぴー………。
キヨミ:……ご覧の通りです……。みるくお嬢様は三年前から、ずっとこの状態で眠り続けているのです………。
みるく:すー……すー……むにゃむにゃ、あー、着拒したーい……すー、すー………。
キヨミ:あらゆる医師の手を借りたのですがダメでした。そんな時アナタの噂を聞いたのです。
人の夢の中に入り、深層心理を探る能力を持つという、アナタ様に……!
翔太郎:この高そうな油絵持って帰っちゃっていいすかね?
キヨミ:話聞け!どこの世界に目の前で起こる窃盗事件スルーする人間がいるんですか!!
翔太郎:こんだけ広い屋敷なんだからちょっとばかしいいじゃないすか、どーせ全部盗品でしょ?
キヨミ:違いますよ!ちゃんと旦那様が購入された品です!
翔太郎:ああそうなんすか?そんでそのしゃくれ旦那はどこっすか?
キヨミ:さっきからテキトーなことばかり言わないで下さい!旦那様は、1ヶ月前に、出張先で事故に巻き込まれて……。
翔太郎:その事故の衝撃がきっかけで超人に変身する能力を得たと。
キヨミ:亡くなったんですよ!そんなアメコミみたいな展開ありません!
みるく:すー……すー……パワーーーッ!!!……すー……すー………。
キヨミ:早いうちに奥様を亡くされた旦那様は、ずっとみるく様のことを気にかけていられました。
息を引き取る寸前までです。だから、専属のメイドとしてお嬢様のお世話をしてきた私が、
旦那様の願いであるお嬢様の目覚めを実現させたいのです!!
翔太郎:すげー、虎の敷き皮だー。
キヨミ:私の熱弁全スルーですか!?あんたただのやんちゃ野郎じゃないですか!!
翔太郎:この虎ってあれですか、ちゃれんじじまで捕れた感じの。
キヨミ:しまじろうじゃないです!子供に酷すぎるでしょそんな現実!
みるく:むにゃむにゃ、学生時代は褐色の弾丸と呼ばれてました……すぴかー………。
翔太郎:お前さっきからうっせえ!(ドギャン)
キヨミ:何やってんですか!!何いきなりお嬢様に蹴り入れてんですか!
翔太郎:空気読めない女はキライだ。
キヨミ:寝てるのに空気もクソも無いでしょ!あんたも充分空気読めてないですから!
みるく:むにゃむにゃ……もっと………。
キヨミ:お嬢様!?
翔太郎:で、そろそろ本題入りましょうや。要はあれでしょ?踊ればいいんでしょ?
キヨミ:そんなの求めてないです!アナタにはお嬢様の深層心理を探ってもらい、お嬢様を目覚めさせてほしいのです。
翔太郎:そして目覚めたお嬢と踊れと。
キヨミ:あんたどんだけ踊りたいんですか!?別に起床後のオプションは求めてないですよ!!
翔太郎:まあ話は理解しました。大丈夫です。この「撃滅貴公子」こと音無翔太郎にお任せあれ!
キヨミ:なんか任せきれないキャッチフレーズなんですけど!?怖い!
翔太郎:安心して下さい。俺は今まで数多くの授業中居眠りする学生を目覚めさせてきました。
キヨミ:それ先生の仕事じゃないですか!?
翔太郎:授業中に侵入することにより、数多くの授業時間も撃滅させてきました。
キヨミ:さっきのキャッチフレーズそこから!?不安が募るばかりです。
翔太郎:じゃあとりあえずはじめましょう。まず、えーと、アナタ、らむりんでしたっけ?
キヨミ:山石キヨミです。羊じゃないです。
翔太郎:俺を思い切りラリアットして下さい。
キヨミ:何故!?え、何故!?
翔太郎:一旦気絶しないと夢の中には入れないのさ。
キヨミ:もっと眠り方あるでしょう!?さすがに気が引けますよ!!
みるく:すー……ラリアット……やるならわたしを………。
キヨミ:お嬢様!?
翔太郎:さあ来い!全力で来い、虎をも殺す勢いで来い!!
キヨミ:そんな爆裂的な攻撃出来ませんよ!!え、やんないとダメですか!?超イヤなんですが!
翔太郎:来なはれ!来なはれや!「撃滅メイド」と呼ばれたあんたの力を見せなはれ!
キヨミ:言われてませんけれども!?くっ、仕方ない、行きますよ!?えいさあああぁぁぁ!!(バッコーーーン)
翔太郎:じゃぐぁぶっ!!!(バタリンコ)
キヨミ:はあはあ……凄い勢いで後味悪いけど、良かったのかな……?
翔太郎:………………。
キヨミ:……微動だにしないけど大丈夫かな!?ヤダよ、私は善意でラリアットしたのに殺人犯扱いはヤダよぉ!!
みるく:……きゃーっ……ちゃんちゃんちゃーん、ちゃんちゃんちゃーん………。
キヨミ:お嬢様が寝言で火サスのテーマを!?どーしよ、私実行犯!?
翔太郎:………ぐー、ぐがごー……ぐがー……。
キヨミ:あ、良かった、寝息を立て始めた!!
翔太郎:ぐー、ぐー!!がぁー、あああぁぁぁーーーーっ!!!
キヨミ:うっさい!生存確認出来たら出来たで超うっさい!!
みるく:すー……うーん……あなたは……だれ………?すー………。
翔太郎:ぐー……俺は……君を目覚めさせるために……来た………。
キヨミ:おー、なんか夢の中に入れたみたい……。凄い………。
翔太郎:ぐー……君は……何故目覚めないんだい……君の心に原因が……あるはず……ぐべら………。
キヨミ:この人仕事はちゃんとするんだ……寝息はおかしいけど……。
翔太郎:さあ、思いっきり言いなはれや……俺しか聞いてないぜ……がーごいる………。
キヨミ:うん、ごめんなさいだだ漏れです。あんたらの寝言のせいでだだ漏れです。
みるく:……原因は………キヨミ………。
キヨミ:……え!?
翔太郎:ぐーが……キヨミって………君のメイドの………ガーゴイルのことだろ……?
キヨミ:誰が家の玄関にいるバケモンですか。あんた私をどう見てたんですか。
みるく:いや……キヨミはどちらかと言うとグレムリン……すぴー……。
キヨミ:何ですか?私はそんなに西洋のバケモノっぽいんですか?
翔太郎:彼女の影響で……君は目覚めないのか………すぺらんかー……?
みるく:………うん………。
キヨミ:そ、そんな……!私のせいで……!?
翔太郎:………ハッ。
キヨミ:鼻で笑うな!!
翔太郎:ぐー……なんでだ……あの人は、君のことを心から大事に思ってる……みたいだぞ……?
キヨミ:そう、私の何がお嬢様を苦しめて……?
翔太郎:……まあ、確かにあの女は……急にラリアットしてきたり……凶暴だけれども………。
キヨミ:あんたがやれっつったんでしょうが!何被害者ぶってんの!?
みるく:……うらやましい……。
キヨミ:お嬢様!?
翔太郎:ぐー……彼女の………どこに問題が……あんねんな……ゆうてみい……ぐりこーげん………。
みるく:………キヨミは……お父様と……デキてる………すー………。
キヨミ:!!お嬢様……知って………!?
翔太郎:ぐー………お前父ちゃんのことお父様って言うんだ……。
キヨミ:着眼点!!恐ろしいまでに空気読めてない!!
翔太郎:……俺の友達のヨシキなんて……パピーって呼んでんだぜ……アハハハ………。
キヨミ:そっち方面で話進めるな!お嬢様の話聞いてよ!!
みるく:見ちゃったの………キヨミがお父様とキスしてるの……。
私はキヨミが大好き……でも記憶にほんの少しだけ残ってる……お母様も大好きなの………。
二人が心の底から愛し合ってることはわかってる、二人が結婚したいってわかってる……。
そうした方が二人にとって幸せだってことは充分すぎるほどわかってる………。
でも、キヨミがお母様になったら……本当のお母様が記憶から消えちゃう……。
キヨミ:…………グスッ………。
翔太郎:……あ、ゴメン、今ノンレム睡眠入ってた………。
キヨミ:空気ぃぃーーーーっ!!!徹底的に空気読めないですねあんた!
翔太郎:……まあ、話は大体わかった……。
つまりお前は気まずいのがイヤで、父ちゃんとメイドに会わないために目覚めないわけだ……ハッ。
キヨミ:だから鼻で笑うな!!
翔太郎:……でも、そんな心配も必要ない……お前の父ちゃんは死んだ……。
みるく:え………そんな、なんで……?ヤだよ、そんなのヤだよ……!!
キヨミ:お嬢様……。
翔太郎:お前の父ちゃんは……出張先で……超人として闘い……相打ちした……。
キヨミ:アメコミ風に既成事実を改竄しないで!
翔太郎:……相手が悪かった……なんせ相手は……巨大メーメーはかせだ………。
キヨミ:なんでしまじろうに出てくるヤギの博士を敵に選んだ!?
なんでそんなベネッセに真っ向から喧嘩売るような真似を!?
翔太郎:惜しかったんだよ……お前の父ちゃんの炎の息は効果抜群だったが……。
メーメーはかせのつのドリルが……お前の父ちゃんの鳩尾を抉った……ずずー………。
キヨミ:よくそんなデタラメをイキイキと語れるね!?
みるく:………だったら仕方ないか………。
キヨミ:お嬢様ー!!騙されてまーす!!旦那様はそんなファンタジーぶち壊しの死に様してませーん!!
みるく:でも……今更起きれないよ……。
ワタシはずっと寝てて……キヨミにも迷惑かけた………もう元の関係になんて戻れない……。
キヨミとちゃんと話なんか出来ないよ………。
キヨミ:お嬢様……お嬢様は、私以上に傷ついて………!!
翔太郎:ぐー……なるほど……つまりお前がヤツとちゃんと話せるようになればいいんだな……?ニヤリ……!!
キヨミ:な、なんか無性にヤな予感がする……。
翔太郎:単刀直入に言うが、てめえドMだろ?
キヨミ:言っちゃった!ついに言っちゃった!スラスラ言っちゃった!
みるく:うん……。
キヨミ:お嬢様!?即答!?
翔太郎:ならばちょうどいい……キヨミは大ドSだ……お前がMでキヨミはS……ならばキヨミはお前のなんだ……?
キヨミ:何言わせようとしてんのコイツ!?
みるく:……御主人様………。
キヨミ:お嬢様ーーー!!
翔太郎:そうだ、繰り返して言え……私は山石キヨミ様に仕える、愚かで卑しく、汚らしい雌豚ですと……。
キヨミ:コイツの目的何よ!!お嬢様をどこに誘おうとしてんの!?
みるく:………私は……山石キヨミ様に……。
キヨミ:わーーーーっ!!何言わせてんの、ちょっと、起きなさい!!!
翔太郎:うーん……あ、メイドさん、やりました、目論み通り、お嬢はドMでしたぜ!!
キヨミ:何目論んでんの!?もういい、帰って!?あんた帰って!?
翔太郎:ちょ、いきなりなんだよ!まだ踊ってねえぞ!?
キヨミ:はなから踊らせようと思ってないし!いいから帰ってよ変態!
翔太郎:ちょ、ふざけんなよ!こっちはお嬢の心理に潜り、懇切丁寧に心の糸を……。
キヨミ:テキトーなことと変態先導しかしてないじゃん!!帰ってよ!!
翔太郎:まあ帰ってもいいけど、最後に一発ラリアットしてよ御主人様。
キヨミ:あんたもドMか!?さっさと帰れ、すぐさま帰れーっ!!
……まったく、役に立たない……。
みるく:………う、うーん………。
キヨミ:え……!?
みるく:(ムクリ)
キヨミ:お、お嬢様!!私がわかりますか、キヨミです!!
みるく:キヨミ……いや、御主人様……。
キヨミ:お嬢様ぁぁぁーーーーーーっ!!!!
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乙女の方程式 361KB |
X子:これで16連敗かぁ… Y美:前の15回分を存じ上げないんですけど。 |
サークルブレイン 325KB |
桜井:魂! 加藤:魂! 桜井:金玉! |
サンデーモーニング 157KB |
大葉:負けたな。 朝日:しょうがないよ玉砕覚悟だったんだから! 大葉:確かにそうだな。じゃあまたリベンジしに来よう! 朝日:そうしよう! |
【ジャッジペーパー】(敬称略)上から、 |
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1組目 血華美人は愛の華 |
・設定はかなり斬新でいいと思うんですよ。 ただ翔太郎さんのキャラがいい加減すぎるかなあ。 最初は盗人で、次に踊りたがって、嘘ついて、どMで・・・せめて序盤の設定を後半に持ってきたりしたらもっと良かったですね。 展開も聊か早いかなぁ。もう少しメリハリがあればしまじろうとかアメコミのボケも笑いにつながると思います。(6点) ・ちょっとツッコミの表現として「やりすぎかなあ」っていうところが 目に付いちゃった、というのがありますが(爆裂的、とかよくわかりません)、 全体的にすごい展開上手といいますか、スキがないんですよね。 3人の登場人物が出てきますけど、全くごちゃごちゃしてません。 序盤でキャラを上手く確立させて、読み手を誘導するスキルが作者さんにあるようです。 オチが展開通りになってしまったのが惜しかったかなあ、と思います。 もう一展開ないと「やっぱりなあ」と思っちゃいますね。(8点) ・3人のキャラが立っていて非常に読みやすく面白かったです。 ただ、オチ前のご主人様のくだりはちょっと急な展開で急いでいる感じがしたので、 もう少し行数を使っても良いかもしれません。 あと、序盤のみるくの『着拒したい』という発言はあまりMと関係がなかったので気になりました。(9点) ・設定はいいと思うのですが、それを生かしきれなかったという印象です。 「眠っている人の夢の中に入りこむ」という一種のファンタジーなわけですが、 その世界観を伝えきる前に余計なところでボケ過ぎているように感じました。 能力者のキャラをいい加減なものに設定するのはいいんですが、 発言(ボケ)の内容が「いい加減」ていう大きなくくりでは一緒でも、 「話を聴かない」、「絵を盗もうとする」、「勝手に妄想して茶々を入れる」といったようにそれぞれ微妙にベクトルが違っているせいで、 冒頭から自己主張が強すぎ話の腰を折っていて世界に入り込めませんでした。 例えば、翔太郎の最初のセリフは「この高そうな油絵持って帰っちゃっていいすかね?」ですが、 これには「話を聴いていない」と「堂々と物を盗もうとする」という二つのツッコミどころが出来て、 キャラを伝える最初のボケとしてはちょっと焦点がぼやけるし、翔太郎の動きが分からないので唐突に感じられるので (もっといえば、病院なのか自宅なのかという舞台に関する説明がなかったので、 一瞬混乱する)、セリフを二つに分けるか、キヨミのセリフの間に「翔太郎:(物欲しそうな目で絵を眺める)」 といったようにト書きを入れてほしかったです。 それから細かいですが、らむりんとメーメー博士というフレーズが出てくるのも引っかかりました。 しまじろうの流れ出だしているのはもちろんわかりますが、しまじろうのボケ自体がメインのストーリーと関係ないところから出てきたものなので 引っ張ってくるほどのものとは思えません。まだメーメー博士の方は、翔太郎がデタラメを話すのに さっき口にしたチャレンジ関係の登場人物を選んだと考えれば納得できますが、 らむりんの方は完全に不自然すぎて無理矢理ボケたという風に感じられましたかなと。 いろいろ言ってきましたが、「何が原因で三年も眠り続けているのか」、「夢の中ではどんな事が起こっているのか」という、 一番興味を引くポイントがあっさり処理されているのが最大の問題だと思います。 夢の中に入ってから、そこがどんな世界なのかという描写もなく台詞だけで終わらせていいんですかね? 夢の中に入ってもっと展開させられる。というか、そここそがこのネタの一番の肝になるはずです。 「夢の中」っていう自由な空間があるんだから、夢の中に入ったら、かわいらしいお花畑だけれど、 ところどころに髑髏が転がっていて、それを聞いたキヨミが「お嬢様は心病んでるなあ」と思ってみるとか、 アメコミ風な戦いを聴かされた瞬間、みるくがイメージしてしまって、夢の中に父親とメーメー博士が出現して二人とも暴れ出すとか、 翔太郎とみるくの寝言を聴きながらキヨミがどんな夢を見ているのか想像するけれど、実際は全然違ってすれ違いコントみたいになるとか、 眠ったままでなく夢遊病で動き出してみるとか、色々とオリジナリティのある流れに膨らませられるのに、 実際はSだMだいったありきたりな設定と無関係なボケで広げられているので物足りませんでした。 眠り続ける理由も、前フリもなしに「二人がデキてる」と言い出されても (ここも、二人のことを思っているなら「デキてる」っていう単語は使わないんじゃ……という違和感が残ります) 唐突すぎるのでもっと遊べるはずです。 それから表現的なところで、鼻で笑うところを表現するところが「ハッ。」だけでは分かりにくいので もっとはっきり書いた方がよかったのと、キヨミのツッコミが語尾に!がつくものばかりで、 メリハリがなかったのでもっと引いたり流してよかったんじゃないのかと思いました。(2点) ・翔太郎さんのやんちゃっぷりは見てて気持ちいいですね。空気の読めなさ具合とか。 窃盗や父親の死因のくだりではそのやんちゃさが発揮されてました。 けど、ボケも展開もどうもインパクトに欠けています。 深層心理を探るという壮大な設定にもかかわらず、その深層心理を探ってる場面はそれほど爆発力がありませんでした。 設定負けとまではいかなくとも、設定を生かしたネタとは言えません。 もっと翔太郎さんのキャラを押し出したり、みるくの隠し事をズバズバ暴露したり、 人の深層心理がわかるという設定をフルに活用すべきです。(7点) |
2組目 乙女の方程式 |
・まず、題材が桃太郎というオーソドックスなものだったので、どうしてもぶっ飛んだ感じになりませんでした。 主観的な意見ですが、この手のネタって得てして桃太郎が生まれてくるところまでを細かくしすぎて それ以降のストーリーが大雑把になることって多いと思うんですよ。 その予想を裏切れなかったのはちょっと痛いですね・・・。 それでも、「ツッコミどころをつっこまない」漫才はなかなかないのでそのあたりは斬新だったかなと。 構成的には桃を切るときの擬音の件で、序盤の流れてくる桃の件をテンドンしてくるのもありかな。(4点) ・自分のこと「お姉ちゃん」って呼ぶ姉がいても別にいいと思う・・・ んですが、まあそれはいいとして、予想以上に違和感のないやりとりが展開されてたと思います。普通に面白かったです。 「適度な空中浮遊」のあたりがピークでしたね。 ボケがトータルで見てややなだらかだったのが残念です。 大きな爆発がなかったというか。 読み手を裏切る仕掛けも少々欲しかった気がしますね。 読み終わってからちょっとだけ「物足りなさ」を感じました。(7点) ・終始安定していて桃の割れる効果音とか面白かったんですけど、やはりボケ自体は小粒だと思いました。 個人的には、ぶっ飛ぶくだりをもっと展開させてもいいと思いました。細かいことですが X子:「『キャベツ太郎さん、鬼が悪さをして大変なんですよ。どうか鬼退治に行ってください、葉加瀬太郎さん!』」 に対するツッコミが少々ズレていると思いました。 『どっちだよ!』的ニュアンスのツッコミを最初に入れたほうが良いかも知れません。(7点) ・ いや、毎回漫才のツカミで「お兄ちゃん」と自己紹介する男子さんの立場は!? さておき。まず、ツカミから本筋への導入に無理があったので、もうちょっとスムーズに入ってほしかったです。 昔話からズラしたツッコミどころを作ってテストするという設定は面白いですが、Y美の台詞にあるように基準がわからないので、 作者のさじ加減で勝手にやられて自己完結しているようで(昔話自体、普通に読んでいてもツッコミどころが転がっているから、 なおさらそこスルーしているのにここにツッコむの? という感じになり)、Y美を振り回すためでもあるんですが、 X美の作ったツッコミどころ(要するにボケ)が小さすぎて話がどっちでもいいような細かいところで終始しているだけに感じられたこともあって、 最初のうちはいまひとつはまりませんでしたが、X子が投げやりになって、一つ一つのボケが明確なからはすごく面白かったです。 突然空を飛び出した脈絡のなさとキャベツ太郎と葉加瀬太郎押しがかなりツボでした。 だからこそ、話の後半部分までしっかり作りこんでほしかったです。 これでは打ち切りになった漫画のようで話として消化不良でもったいない。 最後まで作った方がオチの上手さもより生きたと思います。(6点) ・どんぶらこっこっこっこみたいに普通の桃太郎ネタでも通用するボケが多かったらよかったんですが、 やはり細かいところ縛りということで今ひとつボケとして完成されていないボケがいくつもありました。 気にも留めないようなところがツッコミどころだった、ってボケは2つくらいあってもいいと思いますが、 それも本当に細かすぎるところで、これもボケとしては弱いです。 でもだからといって 「産まれた赤ちゃんは、突然空を飛び始めました。」 いやこれホントに飛びすぎでしょう。今までがあまりに地味だったので噴きました。 半ばヤケクソになった終盤は一行一行の間でその飛躍が起こってかなり面白かったです。(6点) |
3組目 サンデーモーニング |
・ネタが2本目の方とかぶっちゃいましたね(汗。こればかりは仕方ないでしょう。 ラリアットのボケも1本目のネタになければもう少し受けたと思います。 さて、ネタ本編は一言でいえば「分かりにくい」ですね。 役割分担は「成長した桃太郎」と「そのほか全部」・・・これは別にいいんですけど、実行したら誰が誰やら・・・。 ボケとしては途中でいきなり誰だか分かんないやつが出てきたところが面白かったですね。 ただ、ツッコミが結構先走ってますね。犬種とか歌舞伎役者とか、 見る側が想像もしないような言葉で突っ込んでいたので置いてきぼりをくらいました。(2点) ・序盤からいきなり「三拍子風に」って言われてポカーンです。 みんな知ってるかのように言ってますけど・・・。 ちょっとどのボケも食傷されすぎてる・・・っていう気がします。 桃太郎自体がかなり料理された作品です(直前に方程式さんがやってますし)から 相当練りこんだ作品じゃないと評価対象にしにくいと思うんですが 「桃を切る時、中の桃太郎は」とか「動物にダンゴを与えるのはそもそも・・・」とか あまりにも「往年のボケ」が揃いすぎちゃってるんですよね。 「キャビア」→「フォアグラ」ときて次の展開が読み手に読まれるのは 想定されると思うんで、そこでまた捻るとか、そういう工夫も欲しかったです。 二人の会話にそれほど違和感が無く、やりとりは非常に上手なんですけども、 ちょっと私の元には笑いが現れてくれませんでした。(2点) ・序盤はいいと思ったんですけどね『桃太郎:』とかいきなり出てきたらもう一人増えたと勘違いするので せめて『朝日(桃太郎):』などと表記したほうがいいと思います。 肝心のボケもベタを拭いきれない感じであまり笑えませんでした。 あと口調もたまに関西弁になっていたりするので、統一した方がいいです。(3点) ・ネタそのもの、部分部分で見ればいいボケもありますが、全体的に不自然な箇所が多すぎます。 まず、成長した桃太郎だけやってという頼みが不自然で、これはボケなのかそうでないのか判断に迷います。 「その他全部やる」という提案も、流れ星さんにそういうネタがあるので、 ツカミの三拍子さん同様それに倣ったボケなのかどうか迷いました。 最初のほうで「命の選択」で「せんたく違い」とツッコみますが、文字で見ればそうかもしれませんが、 「命の洗濯」という言い回しは実際にあるので、漫才という体で字の違いを問題にするのは不自然かと。 その後の選択肢も「命」と関係あるものではないので、フリとボケがずれているのが引っかかりました。 桃太郎やおじいさんと役柄ごとに名前を出しているのが読みにくくて逆に分かりづらくしていますし、 ツッコミの大葉の方から「犬種何?」という、普通に昔話をしているなら話題にしないはずのボケへのフリをしているのも不自然ですし、 成長した桃太郎としてコントに入ってくる最初のセリフなのに、 桃太郎役として入っているのかツッコミ役の大葉として質問しているのか分かりづらいのも気になりました。 「紙芝居風に」と振っているのに紙芝居らしさが一切ないのもおかしい……。 と一つ一つ言い出したらキリがないくらいおかしな点矛盾している箇所があるので、 もっと話の筋が通るようにネタを考えてみてください。(0点) ・前の組の影響で(パカ)の擬音に疑問を持ったのは自分だけじゃないはず。 まずツカミですが、こんな堂々とオマージュするならオリジナルで別の言い回しを考えたらいいと思います。 本編も物語ネタなんですから、伏線やテンドンを上手く使ってナンボです。 ???のウザイ口調の生き物なんてまさにうってつけのキャラじゃないですか。 こういうのをさりげなく鬼が島で出せば出演も無駄に終わりません。 なによりこのネタで気になったのは、紙芝居形式なのに話が戻ってる点です。犬の登場シーンとか。 漫才ならツッコミが妥協するまで繰り返せますが、 紙芝居風ならあらかじめツッコまれることを想定して同じ場面を用意する必要があるんですよね。 ボケはその話が正しいと思ってるにも関わらず。なので変に紙芝居風なんて言わない方がいいですよ。 もう一つ気になったのが 大葉:桃、川逆走しとるやんけ! 大葉さんキャラ変わりすぎでしょうがw これには面食らいました。(1点) |
4組目 ウルトラスーパーDX潮江軍団 |
・この法令が出たら恐ろしいことになりますね・・・ww 流石の奇抜な内容には感心しました。 ですが、もうひと爆発あればなあっていう物足りなさもありましたね。 法令違反は懲役5年っていう冒頭の説明にも関わらず、ブログにしゃあしゃあと童貞ってを書くっていう行動は疑問ですい、。 さらに、後半の尋問はかなり露骨に下に走っていたので、しりすぼみ感は否めませんでした。(5点) ・テーマがテーマだけに拒絶反応でも起こすかな、と思ったんですが いやらしさとか、そういった悪意じみた感じが全くないですね。 嫌悪感は一切感じませんでした。書き方が上手いんですね、やっぱり。 中性的な文章を書く、っていうのは難しいことだと思うんですが あっけなくやってくれちゃいますね。凄いと思います。 あとオチの急転直下な落とし方。これ凄いテクニックだと思います。 一見強引ですが、これ以上ないストップだと思います。 男の子だったらもっと面白く感じるのかなあ。 途中でちょっとよくわからない箇所とかあったので。(8点) ・馬鹿じゃないですかこれ。導入部分のナレーションとか、なにを知的な感じで童貞言ってるんですか。 文句なしで面白かったです。(10点) ・筒井康隆っぽいブラックユーモアな設定でまず惹かれました。その後も緊張感を保ちながら馬鹿な会話が続いて面白かったです。 「童貞弾圧社会」や「嘘で塗り固められた性体験」などのフレーズで笑わせるところと、 目を見て喋れないといった「童貞あるある」が共にクオリティが高いし、オチも上手くてよかったです。 「だなぁ」が相田みつをみたいで童貞っぽいところがツボでした。 欲を言えばどこか一箇所でいいので、設定のインパクトを超えるような笑いがほしかったですが、 よくまとまった完成度の高いネタでした。(9点) ・どこでなにがあってこのネタ思いついたんでしょう……。バカじゃないですか。 ブログにしろ、童貞発見機にしろ、内容より容疑者さんのリアクションが面白すぎです。 欲を言えば、導入部分から証拠提示までの間に強烈なボケがあればよかったです。(9点) |
5組目 サークルブレイン |
・言い間違いのボケが多すぎますね。 言い間違いって割とベーシックなボケなんで、多用すると小ぢんまりとしたネタになっちゃうと思うんですよ。 ボケのボキャブラリーを増やせば、全体的に底上げされると思うんで一考してみてください。 テンドンは結構上手に使ってたと思います。 外反母趾も出落ちで終わらなかったし、強引にボケた後冷めるのも大オチにきれいに使っているのは良かったです。(4点) ・すっごい難しい審査でした。ちょっと駄洒落に特化しすぎちゃってて そこまで笑いにつながらないなあ・・・っていう箇所が多かったんですが、 神奈川ピザと「ピザーラ」の破壊力をどうしても評価したくて 8点とかつけちゃいました。ちょっと甘めですけど。(8点) ・ボケが言い違いやダジャレばかりだったので盛り上がりに欠けたと思います。 『覚める』なんかも分かりづらかったかなあと思います。 あと、序盤でピザが凄く好きってくだりがあったのですが、そこでは大して笑いが無かったのですぐにコントに移った方がいいと思います。(3点) ・まず、ツカミが長すぎます。二人のキャラを出す為かもしれませんが、もっとサクサク進めてよかったかなと。 ペペロンチーノから、ペペロンチ佐藤につなげるのが無理がありすぎるのも気になりました。 ネタの方は「本厚木をトッピング」、「ピザーラ」など光るボケもありますが、ボケとツッコミを繰り返すだけで単調だったので、 もうちょっと天丼を入れたり(桜井のピザ好きをもっと生かしてよかったのでは?) 違うタイプのボケを入れたりして厚みを出してほしかったです。 オチ前のも加藤のセリフも「それ俺だろ。」ってテンションでいいんですかね? その前の桜井の駄洒落が言うほど強引じゃないので(それなのに加藤のセリフを持ってくるっていうボケかもしれませんが) 共感できなかった上に、ツッコミが急に冷めたテンションで言うので 急激に失速した(というか、落ち着いた)感じになってしまいました。(6点) ・よくも悪くも言い間違いボケ次第なネタでした。 神奈川ピザやダニエル海斗なんかは元々面白いのにただの言い間違いに終わらず、そこから更に広げてたのは高評価です。 一方でノック、雨宿りなどは言葉が似てるだけでまったく笑いに繋がりませんでした。 ボケやすいのはわかるんですが、使うなら神奈川ピザのように一歩踏み込んだり、ダニエルのようにテンドンさせたりして 多くの笑いを誘うような使い方をオススメします。 全体的にボケにムラが多く、なかなか波に乗れなかったように思います。(5点) |
6組目 サンザンヒーローズ |
・スタッフルームのインコを見せるくだりが1番面白かったです。 ツッコミもドンピシャでした。 その他はちょっとわかりにくいボケが多かったかなあ。 しまったのバリエーションも特別気にしていなかったし。 あと、何さまですかのボケはかなりベタなんで無いほうがいいかもしれないです。(5点) ・漢字変換が足りない部分とかがあってちょっと読みにくさはありましたが、 複線の張り方と回収が抜群に上手かったです。 「ああ、そういうボケあるよね」と読み流してしまった点と相殺して、 技術点を加算した形でこういった点数です。 インコを見せただけにしない、という部分においては素晴らしかったです。 よくここでもう一度持ち込めたなあ、と関心しちゃいました。(7点) ・使い古された設定ですけど、なかなか斬新なボケが多かったと思います。 特にメニューのくだりは目新しいものばかりでした。 ですが、序盤の自動ドアのボケはちょっと分かりづらかったですし、DUOも個人的には分かりませんでした。 そのツカミで少し損しているなあと思いました。(6点) ・「地中海セット」やツッコミの言い回しなどよく考えられているし面白いんですが、 オーソドックスな設定であるためかコントのバックボーンが弱い感じがして、どこか物足りませんでした。 上手く伝えられないうえに完全に好みの問題なので(なので直接点数には反映していませんし)無視してもらってかまわないのですが、 Aの言動(ボケ)がこの話をコントとして成立させるためにボケさせましたという感じがして、なんだか気持ち悪さが残ります。 ファミレスの店員が変な接客をするならするで、その店員なりに道理なり一貫性があるはずなのに、 このネタでは「ファミレスコント」という形式を踏襲して変な言動をさせてみた(店をおかしくさせてみた)だけで、 コント内のリアリティが保障されないまま進んでいくので読んでいて 「こんな奴いないよ」という野暮なツッコミが浮かんでばかりで据わりが悪かったです。 「店員がおかしいやつでした」、「店長が変なんでこんなシステムとってます」っていう工夫のないものでもかまわないので、 「だからこういう接客をしている」っていう理由を語ってほしかったです。そうすれば、 その理由をきっかけに話が広がってコントに厚みが出るかもしれませんし。(7点) ・メニューの怪しさの出し方が上手いです。中華風セットは普通ですが、 「モグラをすったもんだしたの」なんてよく出てきましたね。これ以上の表現が見つかりません。 メニューのくだりは言う事無しなんですが、前半がもう少しなんとかならなかったかなぁと。 意外性たっぷりのドアはいいんですが、その後の病院、何様が聞き飽きたボケなので一気に冷めました。 すったもんだしたもの なんて表現ができるのに何故あそこは病院なんて直球を…。 オチは悪くはありませんが、如何せん分かりにくいので改善の余地ありだと思います。(7点) |
ユニット名 | KB | OA率 | BR |
ウルトラスーパーDX潮江軍団 | 461 | 11/12 | A |
血華美人は愛の華 | 381 | 1/1 | E |
サンザンヒーローズ | 381 | 13/23 | C |
乙女の方程式 | 361 | 0/1 | F |
サークルブレイン | 325 | 1/13 | F |
サンデーモーニング | 157 | 0/2 | G |
ウルトラスーパーDX潮江軍団が今期3勝を決め、早くもC大会出場がほぼ確定。 2位には初挑戦の血華美人は愛の花とベテランのサンザンヒーローズが並ぶ。 |