第268回 青沢オンエアバトル 市河:以上で計量は終わりました。 オンエアされる上位3組の発表です! |
HIGH−POP (3位) |
遂に連敗脱出! |
ライジングブルー (2位) |
今期2勝目! |
安物鬼 (1位) |
こちらも今期2勝目! |
安物鬼 (23/27) |
コント/ダビデの真実 |
HAHAHAHAHA、またover500だと言うのかい? すんません、調子乗りすぎました。なんか反省します・・・ |
そのまさか。調子も勢いも乗ってるぞ!安物鬼! |
ミケランジェロの代表作「ダビデの像」。
この像は何を考え、何を思い立ち続けているのでしょうか。
これはダビデ像を見学しに来た高校生とのお話・・・
ダビデ:もう立ち続けるの疲れた。
高校生:うわっ!!何!?この像いきなりしゃべり出した!!
ダビデ:ふくらはぎパンパンだし。遠足か!!
高校生:センスねえ一人乗りツッコミやめろよ。キモい。
ダビデ:キモいとか言うな。百も承知だ。
高校生:それよりなんであんたがしゃべっているんだよ!?
ダビデ:バカ面の東洋人をからかうのが大好きでな。
高校生:こいつうぜえ!ぶっ壊してやりたいわ。
ダビデ:壊せるものなら壊してみ・・・
高校生:ゴヅン!!
ダビデ:ギャーーーッ!!ちょこっと足場が崩れた!貴様、世界的価値のある私に何をする!
高校生:次はちんこをぶん殴るぞ。
ダビデ:この少年本気か!何事にもとらわれずに気の向くままに行動、まるで若いころの私ではないか!
あのころは私も若かった・・・
高校生:ペシッ!
ダビデ:アウーーーン!!ちんこを叩くな!でも少し気持ちよかった。
高校生:こんな奴にからかわれたのが恥だな。
ダビデ:ところで少年、こんなところまで一人で何をしに来たのだ?
高校生:美術大学を目指していてさ、直接ヨーロッパの美術品を見てみたかったんだ。
ダビデ:そうかそうか。では私をよく見るがいい。見ての感想はどうだ?
高校生:一番最初に見た美術品がこんなキワモノでがっかりしたに決まってんだろ!この短小!
ダビデ:貴様私が気にしていることを!!ミケランジェロが悪いんだ、もっと巨根に彫ってくれてれば・・・
高校生:欧米人ってみんなモンスターチンコだと思ってたけどそうでもないのな。
ダビデ:チクショー!!こんなアジア猿にバカにされた!!ウキィーーーッ!!
でも私を基準に欧米人のサイズを捉えてくれた!嬉しい!!
高校生:どっちかっていうとお前のほうが猿っぽいけど。髪の質とか。
ところでなんでダビデだけ防犯装置が手薄なの?
ダビデ:何ーーーッ!!私のまわりにはたくさんの赤外線セキュリティが・・・
高校生:でもこうして触れるし、殴れるし。おっさん実は価値があんまり無かったりして。
ダビデ:そういうことを言うか少年!これは・・・サービスだ!
しょーもない一般人が私に直接タッチできるようにこうしてあるのだ!
高校生:おっさんの背中にFuckって落書きあるけど。
ダビデ:ドチクショウ!この前のカップルだ!私の背中を掻いてくれたいい奴等と思ったのに・・・
掻いてくれたお礼に屁もこいてやったのに!
高校生:じゃあそれいい具合にお互い様じゃねえか!
ダビデ:くそーあのときのカップルめ!私を天パよばわりしやがって!
今度見かけたら石にしてやんぞ!
高校生:それメデューサ!自分のキャラ変えるなよ!どう見てもヘビじゃなく単なる天パだし。
ダビデ:本当は私もストレートパーマにしたかったんだ。
高校生:それはそれでキモいかも。
ダビデ:ポニーテールや三つ編みだって憧れだぞ!
高校生:もはや女装じゃねえか!メデューサも女だしおっさん性転換したいの?
ダビデ:ああ!したいとも!こんな短小ちんこなぞ要らんわ!
高校生:うわー言っちゃったよ・・・
ダビデ:ミロのヴィーナスも「うわっ!ちっさ!」ってバカにしてくるんだくそう!
高校生:ミロのヴィーナスもしゃべるのかよ!!何、ここに置いてある像はおしゃべり大好きなの!?
ダビデ:心配ない。ヴィーナスは高貴な殿方にしか話しかけないから。
高校生:なんか嫌な女だな!でも「ちっさ!」って罵られるよりはマシだけども。
ダビデ:なんだいなんだい!ヴィーナスだってどちらかといったら貧乳じゃないか!
高校生:ここに展示してある像、コンプレックス多いね。
ダビデ:両腕も無いからな。おさわり自由というアレだ。
高校生:どこのパブだよ!さすが本場・・・!
ダビデ:それがなんだ、1回タッチしに行ったらそれ以降ヴィーナスを赤外線が取り囲んでしまってな。
高校生:お前もしかしてカメラにおさえられてるんじゃねえの!?
ダビデ:それなら私のような立派な像が歩き回ったとたちまち報道されてしまうではないか!
高校生:美術館側はそれを隠したいんだろ。夜な夜なセクハラする価値のある像だから扱いも大変だ。
ダビデ:それでヴィーナスだけ警備が厳重なのか・・・
でも私も価値があるんならもっと警備を増やしてほしいなあ。
高校生:いっそのこと美術館はダビデを盗んでほしいのかもな。
盗難の保険金狙いだ。
ダビデ:ガーーーン!!そんな扱いだと言うのか!?
長年この美術館に務めてきた私を・・・全裸凌辱にずっと耐えてきた私を・・・
高校生:あ、それ恥ずかしかったのね。
ダビデ:だってそうだろう!私を見に来る修学旅行の生徒達なんか「勝った」とか「俺のほうがデカい」とか言って帰るんだぞ!
高校生:ミケランジェロを恨むんだな。ちっさく作った彼が悪い。
ダビデ:とにかく全裸は嫌なんだよ!もっこりパンツを履きたいよ!
高校生:お前じゃもっこりしねえよ!
てか昔の像はみなヌードなんだよ!そこに美を感じるんだろうが!
ダビデ:じゃあ聞くけど私に美を感じるか?
高校生:感じるわけねえだろ!
ダビデ:言いきりやがってこのやろう!もういい、死んでやる!
舌を噛み切って・・・ガチーン!ああ、舌が硬くて噛み切れない!
高校生:そのつまらんコントみたいなのはもういいから。
さーて、次は何を見に行くかなー?
ダビデ:あっ!ちょっと待ってよ!久しぶりに私を見に来てくれた客なんだから!
高校生:久しぶりって・・・ずっと美術館休みだったの?
ダビデ:いや、美術館は無休だが私を見に来る客がいなかったのだ。お前が実に2か月ぶり。
高校生:とことん人気ねえな!ダビデ像までの通路がどうりで小汚いと思ったよ!
ダビデ:頼む!どうにか客寄せをやってくれ!
10人呼ぶごとに1ユーロあげよう。
高校生:お前はバカにしてんのか!?もういい、他のとこに行く。
ダビデ:待ってぇ!!んじゃあこの石膏を体に塗るんだ少年!
ダブルダビデで集客率もぐーんとアップするぞ!DD作戦だ!
高校生:却下!!なんで俺までそんな茶番に付き合わなきゃならんのだ!
ダビデ:なにぃ!私の横で美を追求しながら立つだけでいいんだぞ!光栄なことではないか。
高校生:つまり全裸だろ!嫌だよ実際にやるのは!もう行くから!
ダビデ:あ、ちょ!ちょっと待って!
高校生:コラ!腕を掴むな!突き飛ばしてやるぞバカヤロウ!
ダビデ:突き飛ばせるなら突き飛ばすがいいさ!私の価値は・・・
高校生:ドーン!!
ダビデ:本当に突き飛ばしやがったコイツ!!ドガーン!!
私の若いころにそっくり・・・。ガクッ。
ピポピポピポ・・・
高校生:やべっ!像を壊したら警報機が作動した!警報音ちっさ!!
「ダビデ部屋から音がしたぞ!」「もしかして盗まれたり壊されたとか」「ヒャッホウ俺たちのボーナスも期待できるぜ」
高校生:本当に邪魔っけな存在だったのかよダビデ!しかしこのままじゃ俺が賠償金を支払う羽目に!
そうだ!この石膏を塗って・・・
こうして僕は「ダビデ像」として生きることを決めた。
美術と密接に生きる道、これも悪くない。
ずっと立っているのは辛いけど人目が無いときはわりとくつろげるし生活も悪くない。
そしてまたヴィーナスに「まあ、立派!」と言われるのも悪くない。
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ライジングブルー (22/25) |
漫才/通販番組 |
青:ファイナルのネタ候補だったネタです。 昇:こっちをファイナルに出すべきだったのか、それとも僕らの判断が合っていたのかっていうあれですね。 青:じゃあ見てください、よろしくお願いします! |
ちなみに地方補正抜きC大会換算で886KBでした。自己最高に迫るハイスコア!ライジングブルー! |
青:どーもよろしくお願いします! ライジングブルーです!
昇:まあいきなりですが最近やりたいと思うことがあってですね、通販番組の司会をしてみたいんですよ。
青:通販番組? あのよく深夜とかにやってるやつ?
昇:それそれ。 だからいきなりだけどそれやってみてもいいですかね。
青:まあいいですけど。 じゃあ見てる人に買いたいと思わせるような番組お願いしますね。
昇:任せてくださいな。
昇:「さあ始まりました! 『テレビショッピング』の時間です。」
青:おお、元気があってよろしいじゃないですか。
昇:「今日も我々が厳選したよりすぐりのテレビを60分紹介したいと思います!」
青:テレビだけかよ! 視聴者しんどいよテレビばっかり出されても。
昇:だって“テレビ”ショッピングっていうくらいだし・・・
青:そういう意味でテレビって付いてるわけじゃねーよ! 「テレビで紹介する」って意味があんの!
昇:あ、そういう意味ね。 じゃあもっと幅広くやっていいんだ。
青:そうですよもっといろんな商品出してくださいよ。
昇:わかりました。 いろいろ出していきますよ。
「さあ始まりました、それでは最初の商品はこちら、『サイクロンの力で吸い上げる! サイクロンクリーナー』です!」
青:あら、サイクロンクリーナー。 なんかインパクトあって良さげじゃないですか。
昇:「使い方は簡単。 ゴミを見つけたらスイッチを付けるだけ!」
青:ほう。
昇:「するとこのクリーナーがサイクロンパワーで激しく回転してそのゴミを蹴散らすでしょう!」
青:使い方おかしいだろ! そのサイクロンパワーで吸えよ! ゴミの件が解決してないじゃん!
昇:「見事、ゴミのあった場所からゴミが消え去りました!」
青:全部周りに蹴散らされたからな! なんだよこの商品役に立たないだろ!
昇:「続いては、『サイクロンパワーを導入! ハイビジョンテレビ』を紹介します。」
青:テレビとサイクロンは関係無いだろ! 何の意味があんだよ!
昇:「サイクロンパワーで画面に映った映像を高速で回転させます!」
青:いつ役立つんだよ! 目が回ってしょうがないだろグルグルされたら!
昇:「目が回ったら足がふらついて部屋を散らかしてしまった・・・そんなときにはサイクロンクリーナー!」
青:さっきのと組み合わせんなよ! どうせ周りに蹴散らすだけじゃねーか!
もうサイクロンシリーズはいいから次の商品紹介してくださいよ。 もっと客を引き込む感じのやつお願いしますよ。
昇:「では続きましての商品はこちら! ・・・みなさんイメージしてみてください・・・。」
青:ん? さっきと紹介する感じが違うね。
昇:「イメージしてください・・・。 色鮮やかで新鮮な野菜や果物・・・。 これらを家でもとれたてのまま食べたくありませんか?」
青:お、いいねいいねそういう入り方。
昇:「そんなあなたにはこれ! 新鮮さをキープする新型冷蔵庫です!」
青:なるほど冷蔵庫ね。 確かに野菜を新鮮なまま食えるのはいいことですからね。
昇:「早速ですがこの野菜保存室をごらんください!」
青:はいはい、野菜専用の部分があるんですね。
昇:「ここに土と水を入れて野菜の種をまき、肥料を入れるだけで新鮮な野菜がいただけます!」
青:本格的に作る気かよ!! そりゃ新鮮な野菜は食えるだろうけどさ!
昇:「野菜を育てるのに適した温室栽培が可能です!」
青:じゃあもう冷蔵庫でも何でもねえだろそれ! 暖かくなってんじゃんかよ! こんな冷蔵庫売れねぇよ!
昇:「続いてはこちら。 皆さんイメージしてみてください・・・。」
青:またそのシリーズですか。
昇:「雲一つ無い青空、同じくらい青い海、広い砂浜・・・。 この思い出を永遠に残したくはありませんか?」
青:あ、もしかしてカメラとかの紹介かもしれませんね。
昇:「そこで紹介するのはこちら! 穴あき出刃包丁!」
青:イメージと無関係すぎるだろ! あのイメージからどう包丁に繋がるんだよ!
昇:「海での楽しい思い出なんてこの包丁で一刀両断してやりましょう!」
青:使い方おかしいよ! あんた海にどんなトラウマがあるんだよ!
昇:「そしてもう1度さっきの砂浜をイメージしてみてください。 この砂浜を、恋人と走ってみたくありませんか?」
青:お、ちょっと変えてきたね。
昇:「そんなあなたのために、この電動自転車を紹介します!」
青:自転車? サイクリングでデートに行こうみたいなこと?
昇:「では皆さん、この自転車と砂浜にデートに行きたくありませんか?」
青:『と』!? 自転車『と』デートはおかしいだろ!
昇:「もちろん砂浜に車輪をとられてうまく走れません。 とってもお茶目ですね。」
青:お茶目で済むか! 思いっきりマイナスなとこ紹介してんだろ!
昇:「そんな時はそっと自転車の手を引いて一緒に砂浜を駆け出しましょう!」
青:『彼女の手を引いて』みたいに言うな! 引っ張ってくぐらいならハナっから自転車なんか乗らねぇよ!
昇:「それにしても砂が邪魔だなー・・・そんなあなたにはこのサイクロンクリーナー!」
青:だからすぐ蹴散らそうとすんなって! いちいちサイクロン入れてこなくていいんだよ!
つーかさっきから砂浜で走れないことしか紹介してないじゃんか。 もっと良いところ言わないと。
昇:「手を引くだけじゃなく乗って走りたい。 そんなあなたは思い切って波打ち際を走ってみましょう!」
青:波打ち際? 別に移動したって大して状況は変わらないんじゃないの?
昇:「さあ、では実際に波打ち際を走り出すとどうなるでしょうか・・・・・・どうやらここならスイスイ走れそうです!」
青:あーそうすか。 実際波打ち際走る機会があるのかはわかんないですけど。
昇:「でもやはりこの自転車の照れ屋さんですね。 恋人の前で照れて顔が銀から真っ赤になってます。」
青:・・・錆びてない!? 銀から赤って錆びてるじゃん! 照れとかで片づけちゃだめだろ!
昇:「自転車とのデートが盛り上げればお互いに水を掛け合って遊ぶのもいいんじゃないでしょうかね。」
青:良くないよ錆び始めてんだから! 人だとほほえましいけどこれはただのバカでしかねぇよ!
昇:「楽しそうな声が聞こえてきそうです。 『キャッキャッ、キーー、キーー、キーー・・・』」
青:錆びた金属の音してんじゃん! 楽しげな声と一緒にしちゃダメだよ!
昇:「こんな楽しいデートができるこの電動自転車、皆さん買ってみませんか!?」
青:誰も買わねーよ! さっきからそのイメージ商法が全部裏目に出てんだよ!
どうせやるならもっとちゃんとしたイメージをさせないと商品とかみ合わないでしょうよ。
昇:「では本日最後の商品となりました。」
青:次で終わり? 最後はちゃんとしたやつ紹介してくださいよ。
昇:「それではイメージしてください。 辺り一面の銀世界、やむことのない雪・・・。」
青:今度は雪景色ですか。
昇:「雪・・・。 雪・・・。」
青:ん? どうしたんすか。
昇:「雪・・・。 やべぇ、イメージした雪山で遭難してしまった・・・!」
青:ただのバカじゃねーか! 自分の作ったイメージに翻弄されてどうすんだよ!
昇:「こんな時はこのサイクロンクリーナー! ・・・ダメだ、雪を蹴散らしすぎて周りを雪の壁で囲まれた!」
青:肝心な時に弱点思いっきり露呈した! 周り囲まれるってどんだけサイクロンパワー強いんだよ!
昇:「寒さから意識を保つためにテレビでもみよう・・・・・・でもなんか目回ってきたな・・・。」
青:サイクロンのテレビじゃ逆効果だろ! 余計に意識遠のくわ!
昇:「よし、いっそこの出刃包丁でこのイメージごと断ち切ってやる!」
青:あ、さっき思い出を切るとかいってたやつ! そうだよ同じように切れればそれで解決だよ!
昇:「ん、でもやけにこの包丁照れてるように見えるな・・・。」
青:包丁も雪で錆びてる!! だからそれ照れてるんじゃないって!
昇:「お茶目ですね。」
青:恐い恐い! 初めて聞いたよお茶目な包丁って! おいちょっと待てってお前。
昇:え、あ、お前のおかげで現世に戻ってこれたよ
青:戻ってこれたじゃねーよ! こんな通販番組絶対ダメに決まってるよ!
昇:マジかよぉ・・・。 じゃあ自転車で砂浜走りながらもう一回考え直してくるか・・・。
青:いいかげんにしろ。
両:どうもありがとうございました。
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HIGH−POP (6/17) |
コント/2人の男とお茶菓子と |
小沢:無事勝ちました。 伊上:即興ネタで何が悪い! 小沢:誰も言ってないよ。 |
即興ネタでこの成績。17回目でオーバー400達成!HIGH−POP! |
伊上:…………。
小沢:……一勝負いいかい。
伊上:ああ。レートは?
小沢:全額一発勝負だ。それでいいだろ?
伊上:……全額?
小沢:なんだ、怖じけづいたのか?「カードの支配者」さんよぉ?
伊上:……その名前は捨てたんだ。今は只の一般市民さ。
小沢:その一般市民さんとやらがどうしてこんなカジノのVIPルームにいるのかねぇ。
伊上:……わかった、全額一発勝負だ。負けた方はここから去る。それでいいのか?
小沢:ああ、それでいい。
伊上:わかった、おいディーラー、カードをくれ。この台も借りるぞ。
小沢:よし……おいちょっと待て、それはなんだ。
伊上:見れば分かるだろ、かすていらだ。
小沢:ああ、それは分かる。確かにかすていらだ。だが今何の関係が
伊上:さあ、「かすていらポーカー」の始まりだ。
小沢:待て待て待て待て
伊上:(ポヨンポヨンポヨン)
小沢:シャッフルするなこら。話を聞け。
伊上:なんだよ。
小沢:さも当たり前のように「かすていらポーカー」を進めるな。なんだよそれは。
伊上:なんだ、「かすていらポーカー」を知らないのか。まさかVIPルームは初めてか?
小沢:そうだが。
伊上:そうか、じゃあ説明しよう。「かすていらポーカー」はこのVIPルームで行われている闇のゲームだ。
小沢:「かすていら」の語感で全然闇っぽく感じないんだが。
伊上:以上。
小沢:説明短いなおい!ルールとかは?
伊上:それはおいおい話す。とにかくやるぞ。
小沢:……わかった。
伊上:(ポヨンポヨンポヨン)
小沢:緊迫してたのにその音のせいで一気に和やかムードだよ。
伊上:(ポヨンポヨングシャッ)
小沢:潰れてる潰れてる!仮にもカードなんだぞ!絶対材料間違えただろ。
伊上:(グシャッグシャッグシャッ)
小沢:もうそれシャッフルじゃないな。潰すという作業だな。
伊上:(モチョッモチョッモチョッ)
小沢:潰れきったよ。なんかこねる音がしてるよ。
伊上:(ムシャムシャムシャ)
小沢:食うなよ!だから材料他のにしとけば!誰だこれ考案したの!
伊上:ひゃい?
小沢:お前かい!これ自分が食べたいから作っただろ!
伊上:ディーラー、無くなったからもう一つ。
小沢:埒があかないよ!無くしたのはお前のせいだろ!
伊上:(ムシャムシャムシャ)
小沢:即食うな!ポーカーはどうなったんだよ!
伊上:あ……ああ、じゃあやるか。(デロリ)
小沢:それは食えよ!ディーラー、新しいかすていら!ほら!
伊上:おう、じゃあ配るからな。
小沢:ああ。
伊上:1、2、3、4、5っと。よし、これで5枚だな。
小沢:単位は「枚」でいいのか?
伊上:じゃあ行くぞ。
小沢:え?何を……
伊上:……かすていらぁ!
小沢:……?
伊上:……言えよ。
小沢:え、は?
伊上:かすていらって言えよ。
小沢:あ……かすてぇいら!
伊上:ほう……よし、そっちが先攻だ。
小沢:え、ちょっと今のについて説明してくれないか!?
伊上:まさか「て」にアクセントを置くとは……なんという高等テクニック……。
小沢:いやそんな事言われても分かならいから!
伊上:ほら、早く交換しろよ。
小沢:あ、交換していいのか?じゃあ……って全部同じだ!もっと序盤で気づくべきだった!おい、役とか分からないんだが……。
伊上:こっからならすりーかすていらか……いや、確実に行くならだぶるかすていら……いや、一発勝負なら敢えてかすていらすぺしゃるか……。
小沢:うわー、なんかごちゃごちゃ言ってる……。もういい、自分の直感を信じろ!これを交換だ!
伊上:よし、俺はこれを交換だ。
小沢:うわ、引いたけどやっぱり役があるのか分からない……。
伊上:それでは手札をオープンしようじゃないか。私はこれだ。(ポヨン)
小沢:これは……?
伊上:ふふ、驚くのも無理はない。
小沢:いや、分からないんだよ。
伊上:これは「かすていらふらっしゅ」!
小沢:おお、凄さが全く分からない!
伊上:全部のかすていらの味が同じという役!
小沢:だからちょっと歯型付いてるのか!家で飯を食べてからここに来いよ!
伊上:これは普通のポーカーでいう「フラッシュ」の強さだ!
小沢:じゃあフラッシュでいいだろ!「かすていら」とか付けるなよ!
伊上:さあ、お前はこれを超えられるか?
小沢:くそっ……どうにでもなれ!(ポヨン)
伊上:こっ、これは……!
(ざわわ・・・ ざわわ・・・)
小沢:なんか今風が通り抜けたぞ!
伊上:これは「ながさきかすていら」!
小沢:ネーミングセンス!まんま商品名じゃないか!
伊上:これはかすていらの原産地が全て長崎という奇跡の役!
小沢:分かるか!どこの職人だよ!
伊上:くそ……俺の負けだ。ほら、全額、今あるだけだが、それでも1億は越えるだろ。
小沢:あ、ああ。
伊上:ふう、でもいい機会だ、ギャンブルから足を洗うとするかな……。
小沢:そんな……。俺はお前に憧れてこの世界に入ったのに……。まあ今日憧れを無くしたが。
伊上:俺の決めた事だ、口出しするんじゃねぇ。
小沢:……そうか、わかった。
伊上:じゃあ帰るとするかな。あ……。
小沢:?
伊上:ディーラー、かすていらあるだけ!今後の食事にするから!
小沢:がめるな!
|
伊上:皆さん、HIGH−POPですよー!
小沢:誰も反応しないよ……。
碓氷:(わー)
市河:お前が言うのかい。
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ブラックベリーパニック 397KB |
乱崎:あれでしたね。全体的に笑いが薄かった・・・のかな。 藍原:うーん・・・ま、新しくネタ作ろっか。ね。 |
ヘルシーライフ 341KB |
西岡:これからはこいつと2人で頑張ります! ???:頑張るでゲス! 大黒:僕も頑張り・・・ウッ・・・ |
サンデーモーニング 201KB |
大葉:いや〜負けたね。 朝日:そーだね。でもまた今度来て、 2人:リベンジしよう! |
【ジャッジペーパー】(敬称略)上から、 |
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1組目 サンデーモーニング |
・ほとんど笑えないまま見終えてしまいました・・・。 もちろん、面白いところはありました。親父が雪男送ってくるところとか。 ツッコミ、ボケがともに1本調子で各セリフにインパクトも残りませんでした。 あと、あくまで個人的な好みになって申し訳ないんですけど、ネタをどっちか一本に絞ったほうがいいと思います。 二本でいくにしても、前半のネタを伏線として、後半にそのボケを持ってきたりといった工夫がほしいです。(1点) ・フレッシュな漫才ですねー 全体的にグダグダな印象を受けました。もっとボケとボケとの間隔を詰めた方がいいと思いますし、 ボケもちょっと無理やり気味のモノが多かったので、改善が必要だと思います オチも投げやりな感じがしたのが引っ掛かりました(2点) ・流れ星が好きな方ですね。 いらない場面が多かった気がします。 たとえば、はじめの興味が無いというボケも「そんな訳ねーだろ!!」といきなりキレてしまって、興味が無いボケが全くいかされなかったり、 サプライズするネタが半分あったんですが、ボケは少なく、 サプライズするネタはほとんどやってないまま終わってしまっていました。 このままだと前半はいらなかったんじゃないかと思いました。(1点) ・間違ったことは何一つないんですけども、うん、笑わなかったなあ。 悪い点だけ言うと、短いわりに無駄な部分が多かったかな、と思います。 例えば、彼女の名前が翔子って、どのボケにもかかってませんよね。 ボケに入る前の会話が、果たして笑いに繋がるものか、ということです。(1点) ・運転手に目隠し、大葉に朝日役をやらせるなど、ボケには面白いものがありました。 しかし構成やツッコミはまだ経験が足りないかなと思わせる点がいくつも。 サプライズから遭難の話題への移り方なんかわかりやすい例ですね。 さすがに「めんどくさいから」なんて理由はお粗末なので、ベタではありますが、 朝日:サプライズで思い出したんだけど、俺最近怖いものがあるんだよね。 大葉:どこでどう思い出したんだよ って書いたら随分スムーズに話題を移せます。 ツッコミは細かい所にやけに食いさがったり、ボケが強気に出たら急に弱気になったりと不安定でした。 ネガティブ思考なボケとしっかり声を張り上げるツッコミとか、自由に暴れるボケとなだめるツッコミとか ボケとツッコミのキャラや関係をしっかりと考えてから練り直すとツッコミも自然とよくなるはずです。(1点) |
2組目 ブラックベリーパニック |
・中盤に自然に最初のやり取りを持ってくるのはうまかったと思います。 ただ、二人のキャラがかぶりがちなのがもったいないです。 特に、ボケなんかはもっと声張ってもいい役だと思うんで、もう少し「!」使ってもよかったんじゃないでしょうか。 また、せっかく最初にピエロとかボーリングとか砲丸投げとか球を押してきたのに、 100円ショップの件でそれを出さないのはちょっともったいないと思います。(4点) ・ボケの雲泥の差が激しい感じがしました。 「俺の雰囲気はオールマイティだね」と言った磨かれたフレーズはあるものの、その箇所が少ないように感じましたね あと全体的に大きな山場や爆発的なボケもなく、ちょっとモヤモヤの残る仕上がりになってるのが悔やまれます(3点) ・「ピエロ」と唐突にいう所や、「この話の流れ、どこかで聞いたことある。」と何気なくつっこむ所など、 うまく、ツッコミがフォローできていて面白かったです。 ショウソーの場面はザ・外反母趾などボケとして面白いのですが、なんか足りない感じで全体から浮いてしまい、 冷めた感が残ってしまってました。 こういう構成は1つ違和感が残ると最後まで引きずってしまうので、ツッコミなどを工夫してみては。(7点) ・このゆるい空気にやられた。個人的にこのスタイルは好きです。 ただ、雰囲気と同じようにボケもゆるいわけで。 はなまるマーケットとダイソーのとこ、おもしろかったです。 が、全体としてみると薄味になってしまってるのかな、と。(6点) ・雰囲気とかザッピングとか良いなぁってボケはいくつもあったんですが、どれも10点満点で6,7点レベルのものでした。 ですが、ですがですね。「ザ・偏平足」にはやられました。 これだけは今までとボケとは一線を画した満点レベルのボケです。 序盤の守護霊と終盤のなぞかけがこれら優良ボケが目立った中盤の足を引っ張ってたので 特になぞかけの部分を練り直すことをおすすめします。 100円ショップのくだりに比べてかなり弱いので終わった後の印象が悪くなってしまいかねないので。 ダイソーって、漢字で書くと「大創」ですから藍原さんもあながち…ね。(7点) |
3組目 HIGH−POP |
・ツッコミにメリハリがあって、ボケをさらに強くしてると思いました。 とにかく言葉選びがうまい。さりげなく「憧れを無くしたが。」とかいうフレーズを織り交ぜてくるのが良かったです。 勝ちの役も「長崎カステラ」っていうポーカーと関係ないネーミングだったのも噴きました。 ただ、ネタの内容としては結構ありがちなものなんじゃないでしょうか。 ボケが当たり前に進めることにツッコミが困惑しながら合わせるみたいな。 それだけに「先攻、後攻」とかの幾つかのボケが外れた感がありました。(7点) ・カジノとかすていらの奇跡のコラボレーションということでね もう少し掘り下げてもいいかもしれないけど、この位が丁度いいんじゃないか、というギリギリのラインが絶妙だと思います。面白かったです 只、かすていらが平仮名なら、「すぺしゃる」や「ながさき」などはカナや漢字に直した方が見やすくて伝わりやすいと思います あと(デロリ)などといった、時折よくわからない擬音で置いてかれそうにもなりました(8点) ・発想が斬新ですねwカステラでポーカー。一度やってみたいです。 アホな感じがいい味を出していて面白かったです。 でも設定がポーカーということでもう一つ発展が欲しかったです。 あと、はじめに擬音語で「ポヨン」が出てくる所はめっちゃ面白いのでそこをもっとインパクトづけたいですね。(5点) ・設定がカジノなのに、かすていらとは。カステラじゃなくかすていらという表記もいいですね。 とくに、カジノという緊迫した中にゆるい擬音出されるともう……そりゃおもしろいわ。 数点指摘すると、ゲーム前に「かすていら」と言うところが結局ボケたままスルーされていたのが気になったのと、 あと、カードがかすていらだと判明するところは、もう少しためた方がかすていらが引き立つと思います。(8点) ・メインであるかすていら関係のボケは当然ですが、 それより潰すという作業、風が通り抜けたといったツッコミの方が面白かったです。 大したことない小ボケもこれらのツッコミのおかげでかなり面白くなってました。 かすていらと叫ぶところは思ったよりあっけなかったので、ここに一工夫欲しいところです。(8点) |
4組目 ライジングブルー |
・ネタの構成は流石にうまいと思いました。 その場ではあまり面白くないボケでも、最後に上手く回収して尻上がりに良くなる漫才のお手本のような形になってました。 それだけに、もう少し前半に飛ばせたら非の打ち所のないネタだと思います。 あえて言うならば大オチは雪を連想させた商品を紹介して終わってほしかったです。 結局何を紹介したかったのか気になって、微妙に後味悪かったです。(8点) ・安定した漫才で面白かったです。サイクロンの使い方が上手かったと思います ただ、全体の流れを考えると、自転車のくだりがちょっと長すぎてもたついた印象があります(8点) ・正統派漫才的でもちょっと吹っ飛んでる部分もあり、「と」だけで驚くのも面白かったです。 出刃包丁が不意に最後に出てきたのも笑っちゃいました。(8点) ・すごく安定して、おもしろいです。 その安定感はあるんですけども、飛びぬけてはないかな、と。 最後に今までの要素をまとめてきたわけですが、妄想の中で遭難する、ってのがどうもスッと掴めませんでした。(6点) ・サイクロンの使い方いいですね。出し方が強引なのに無理がない。 自転車のくだりも錆とうまく結びつけてあってなかなかでした。 これらとは逆に、最後の畳みかけは無理に今まで出したボケを全部出そうとして失敗しています。 こういう畳みかけはよくあるものですが、サイクロンの出し方があまりに上手かったせいで 紹介した商品全部出すという手法が雑に見えてしまいました。(9点) |
5組目 安物鬼 |
・ネタの構成、斬新さ、キャラ、どれをとっても高水準なネタだと思いました。 特にツッコミがダビデ像の暴走をしっかり押さえているのは素晴らしいです。 セリフのチョイスも秀逸ですね。「いい具合にお互いさま」って言葉はなかなか出ないと思います。 ボケも単発で終わらず、後半のネタ展開に使われているのも良かったです。 若干の下ネタもありますが特に気にすべきところではなかったです。 ただ、ダビデ像のキャラがもっと変態くさくてよかったと思います。(9点) ・ネタには思い切りが大事なんだな、そんなことを感じさせてくれるネタでした 歴史的芸術作品をここまで等身大サイズのキャラにして、ここまでけなせるのはとても真似できません すばらしい作品だと思いました(10点) ・ダビデ像が喋るネタか。ってはじめ思ったけどまさか、ちんこが来るとはね。 なんか上品な感じのちんこネタでお下劣な感じではなく新鮮に笑えました。 ダビデをおっさんと呼んでいるところや、FUCKと書いてあるところなど現実にありそうなことも入っていて面白かったです。(7点) ・鬼さんの作品あれやね、台詞の1行目が強いっすね。 そこからのボケ倒し、すばらしいです。もう普通の目でダビデ像見られんわ。 指摘するなら、最後、オチにかけてが急すぎたかと。ボケにボケ倒して急に終わった感が。些細なとこですが。(9点) ・このネタのせいで芸術の定義が分からなくなりました。ある意味このネタも芸術なんでしょうね。 ダビデ像なのに「全裸」という言葉が出てくるまで随分時間がかかったなぁと思いましたが、 出るまでがアレですね。素敵なほどお下劣なアレですね。 出てからは、ここから盛り上がる!って流れだったのにあっけなくオチまで進んでしまい、 最後で欠点が出てしまいました。(9点) |
6組目 ヘルシーライフ |
・とにもかくにもゲス男が出まくってるのが良かったです。 このキャラクターの使いどころがうまかったです。 ただ、ツッコミのタイミングが苦しかったりする場面がありましたね。 保健室のブリッジなのはわかりますが、視聴覚室とか給食室とかその場で突っ込むところだと思います。 あと、細かいところですが単語と例文がごちゃ混ぜになってると思うんでそこは修正すべき点だと思いました。(5点) ・ちょっとボケがあっさりしすぎてる印象があり、その分スムーズに展開で来てたのは良いものの、消化不足気味に終わってしまった感じです デートのくだりで学校内でデートを済ます際に突っ込まなかったのが良く分かりませんでした(4点) ・ゲスはそこまではまらなかったです。 前半より後半の方が盛り上がってきてボケも良かったです。 構成は面白いんで薄いボケを減らしていったほうがいいと思います。(4点) ・形としては正しいけれども、ちょっと指摘したいところが多いかなあ…… 会話として不自然なところが多いです。 西岡:語尾には「ゲス」を付ける。 大黒:そんな親友ヤダよ! 西岡:それでは本編に入るぞ。 大黒:わかった。 ↑上で「ヤダよ!」って否定してるのに、すぐに「わかった。」とは言わないと思います。 せめて、「ホントに大丈夫かよ……」ぐらいの疑いがあるはず。 西岡:2人はまず映画を見ることにした。場所はもちろん学校の視聴覚室だ。 大黒:うんうん。 西岡:そして食事をすることに。場所はもちろん給食室。 大黒:それで? 西岡:最後は保健室で・・・これ以上はちょっと・・・ 大黒:最後何してんだよ!あと何で全部学校の中なんだよ! ↑「最後何してんだよ!」よりもまず、「何で全部学校の中なんだよ!」の方が先じゃないかなあと。 視聴覚室の時点で、ん?と思うので、もうそこでツッコんでよかったと思います。 ちょっと、マイナスになる部分が多すぎてもったいなかったと思います。(1点) ・ゲス男はホントにゲスですね。主人公の空気読まないっぷりも毎回やられました。 しかしそれ以外はただの間違いなど印象に残らないようなボケでした。 単発で出すボケはもっと奇抜なものでもいいと思います。校長先生なんかよりぶっ飛んだのを。 あとは特にこれといった山場が無かったので最後の全校集会のくだりをもっと長くしてボケを出来るだけ詰め込んでみてください。(4点) |
ユニット名 | KB | OA率 | BR |
安物鬼 | 505 | 23/27 | S |
ライジングブルー | 473 | 22/25 | S |
HIGH−POP | 457 | 6/17 | E |
ブラックベリーパニック | 397 | 0/1 | F |
ヘルシーライフ | 341 | 2/15 | F |
サンデーモーニング | 201 | 0/1 | G |
安物鬼、ライジングブルーの山形コンビが山梨で輝いた。 HIGH−POPは悲願の連敗脱出に450越えのオマケつき。 |