第267回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

粗忽長屋  (2位)
6連勝達成!


暗黒天国  (1位)
今期2勝目!


有機丸アポロ  (3位)
無傷の5連勝!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

暗黒天国    (8/12)
漫才/お尻と地球の学園ラブストーリー
地球:バケツの中に潜んだ回があった・・・

お尻:確かに丸いけどね。
ここ最近、地球さんが出てない回のKBが高かったのって……。ハイスコアで2連勝!暗黒天国!

お尻:どうも、お尻です。

地球:どうも、地球です。

2人:2人合わせて「尻EARTH(シリアス)」です。お願いします。

お尻:僕ね、最近学生時代が懐かしいなって思うんですよ。

地球:僕の友達も最近そんな事言ってましたよ。
   「惑星だった頃が懐かしい」って。

お尻:冥王星!?それとはまた話が違うからさ。
   例えばほら、学生時代って言ったら、素敵な女の子に恋をしたりするでしょ?

地球:あぁ、憧れの緯線に片想いみたいな?

お尻:異性だよ!お前学生時代に「北緯35度可愛いなぁ・・・」とか言ってる奴見た事あんのかよ!?

地球:まぁ、誰しもそんな経線はあるかもね。

お尻:お前だけだよ!普通あるのは経線じゃなくて経験だからさ。
   でもね、僕の場合はそうじゃないんだよ。

地球:どういう事?

お尻:僕は学生時代に恋っていうものを経験していないんだよ。

地球:そうなんだ・・・
   じゃあ、今日はこの場を借りて、お尻くんを主人公にした学園ラブストーリーをやってみようよ。

お尻:ありがとう!じゃあ、早速やってみようよ。

地球:おぉ、お尻だけに即決だね!

お尻:やかましいわ!

地球:じゃあ、僕がナレーションや人物を演じていくから、お尻くんはそれに合わせて動いてよ。

お尻:OK。

地球:もう一回返事して。

お尻:え?あぁ、OK。

地球:「OK」が2回。お尻だけに「オッケーツー(おケツ)」だね。

お尻:いいから始めろよ!

地球:『お尻のラブストーリー』
   「お尻!早く起きないと遅刻するわよ!」

お尻:あぁ、学校へ行く前っていう状況だね。

地球:目を覚ますや否や、急いで制服に着替え、家を飛び出すお尻。

お尻:行ってきま〜す!

地球:お尻は、前立腺の縫合に通う高校生だ。

お尻:全日制の高校に通えよ!そんでもって縫合手術なら、通わないで一回で済ませろ!

地球:駆け足で校門をくぐるお尻。

お尻:何か物理的に無茶してそうな響きだよ。

地球:お尻が教室に着くと、何やらクラス中の人が騒いでいます。
   お尻は親友の地球に、何があったのか聞いてみる事にしました。

お尻:お前も話に登場するわけね。
   一体何があったの?

地球:「何でも、今日このクラスに天王星が来るらしいぜ!」

お尻:転校生が来いよ!天王星が来たらただの惑星衝突だろうが!

地球:「しかも女の子が来るらしいぜ。」

お尻:へぇ〜、可愛い子だったらいいな。

地球:そうこうしていると、先生が教室に入ってきました。
   「今日から、このクラスに新しい仲間が加わります。」
   先生がそう言うと、1人の女の子が教室に入ってきました。

お尻:おぉ、ウワサの転校生の登場だね。

地球:「はじめまして。転校生の地球子です。」

お尻:お前女の子役か!?
   イマイチ燃えてこないなぁ・・・

地球:「この学校は吹奏楽部が盛んだそうなので、吹奏楽部に入りたいと思っています。
    ちなみに、前の学校では自転をしていました。」

お尻:この学校でも続けてくれよ!自転が止まったら大変な事になるからさ!

地球:「早くみんなと仲良くなれたらいいなと思います。よろしくお願いします。」
   地球子に拍手を送るクラスメイトたち。
   「じゃあ、地球子の席は・・・お尻の隣が空いてるな。あそこに座りなさい。」

お尻:これが運命の出会いなわけだね。

地球:「お尻くん、ヨロシクね。」
   笑顔でお尻に声をかける地球子ちゃん。
   「ところでお尻くん、私転校して来たばっかりで、教科書がまだ揃ってないから、授業中見せてもらっても良い?」

お尻:勿論良いとも。

地球:こうして、お尻と地球子ちゃんはすぐに仲良くなりました。
   そしてその日の昼休み、お尻に地球子ちゃんが声をかけてきました。
   「お尻くん、私も一緒にお昼ごはん食べて良いかな?」

お尻:勿論さ。

地球:こうして、2人でお弁当を食べる事になったのですが、お尻はどうやらお箸を忘れてしまったようです。

お尻:マジか。これじゃあ、お弁当食べられないじゃん・・・

地球:「私、割り箸なら持ってるよ。」
   そう言うと地球子ちゃんは、お尻に割り箸を渡してくれました。
   「はい、私の大事な森林から取れた割り箸だよ。」

お尻:何か妙に使いづらいわ!
   そんでもって、「私の大事な森林」って何か響きがエロいわ!

地球:地球子ちゃんから割り箸を受け取ると、お尻はその割り箸を割った。

お尻:どうでも良いけど、何か宴会芸みたいだな。

地球:お弁当を食べ終え、次は午後の地理の授業。
   お尻がふと隣を見てみると、地球子ちゃんがスヤスヤ眠っているじゃありませんか。

お尻:これは起こしてあげなきゃね。
   地球子ちゃん、起きて!

地球:「あぁ、ゴメンね。私、地理が凄く得意で、授業も知ってる所だと眠くなってきちゃうのよ。」

お尻:そうなんだ。

地球:「私、地理は自分の事のように詳しいんだ。」

お尻:自分の事だよ!僕らで言う保健体育のポジションだよ!

地球:そんなこんなで、お尻と地球子はすぐに仲良くなった。
   そして、いつしかお尻は地球子の事を好きになるのであった。

お尻:ここで恋の始まりなわけだね。

地球:しかし、お尻に思わぬ事件が起きた。
   ある日、親友の地球がお尻の家をたずねてきた。

お尻:一体何があったのさ!?

地球:「お尻、大変だよ!ちょっとコレ見てみろよ!」
   地球は1本のビデオテープを取り出した。

お尻:ビデオテープ?とりあえず見てみよう。

地球:2人はビデオテープを再生した。
   「オマーン!それ・・・ココ!オマーン。
    Want you!君のハートにレボリューション!!」

お尻:・・・何コレ?

地球:「このAVに出演してる子、絶対に地球子ちゃんだよ!」

お尻:AVじゃねえよ!確かに大勢の目の前でオマーンを晒されてるけどさ!?

地球:「お前、地球子ちゃんの事好きなんだろ!?こんな事止めさせなくちゃ!」

お尻:まぁ、AVに出てるっていうのはお前の勘違いだけど、しっかり自分の気持ちを地球子ちゃんに伝えなくちゃな。

地球:次の日、お尻は地球子に告白する事にした。
   お尻は、放課後に地球子を誰もいない教室に呼び出した。

お尻:いよいよ告白か。ドキドキするなぁ・・・

地球:「お尻くん、話って何?」

お尻:地球子ちゃん、実は僕、地球子ちゃんの事が好きなんだ!

地球:「ホントに!?」

お尻:地球子ちゃん、僕と付き合って下さい!

地球:「お尻くん、大丈夫よ。月は常に私の周りを回っているわ。」

お尻:どういう事?

地球:「だって、『月あって下さい』って・・・」

お尻:誰が月にあって欲しいなんて頼むんだよ!?
   地球子ちゃんの事が好きだから、地球子ちゃんと付き合いたいって言ってるの!

地球:「そうなの!?気持ちは嬉しいけど・・・でも、ごめんなさい!」

お尻:えっ、どうして!?

地球:「お尻で割り箸を割る人はちょっと・・・」

お尻:アレで!?仕方ないよ、お尻なんだもの!

地球:「だから、ごめんなさい!」
   ダンスを踊った地球子ちゃんは、その場を立ち去ってしまった。

お尻:どういう事だよ!?ダンスなんて踊ってなかっただろ!

地球:お尻をふったって事さ。

お尻:やかましいわ!もう、全然できてなかったよ!
   しまいにはふられちゃったしさ。どうしてくれるのさ!?

地球:仕方ないなぁ、僕がとびきりの緯線を紹介してあげるよ。

お尻:だから異性だよ!もういいよ!

碓氷:というわけで、暗黒天国のお2人です!

(舞台上にたたずむお尻と地球。)

市河:えぇっと・・・
   僕らが知ってる暗黒天国さんと違う!

お尻:どうも。

市河:いやいや、どうもじゃなくってさ。

地球:今日はネタの都合上、鈴村とハナさんの代わりに僕らが来たんですよ。

碓氷:なるほど、確かに普通の男の子と女の子ではお尻と地球の漫才なんてできませんね。

市河:ところで、今回お尻さんが僕らに提案したい事があると聞いているんですが・・・

お尻:そうなんですよ!僕、青バトで是非やって欲しい特殊バトルがあるんですよ。

碓氷:なるほど。一体どんな企画を考えてくれたんですか?

お尻:その名も「お尻バトル」と題しまして、普段はネタの良し悪しで合否を決める青バトの舞台ですが、
   お尻バトルではお尻の良し悪しで合否を決めてみようっていう企画なんですよ。

碓氷:ほうほう。それは斬新ですね。

市河:斬新を通り越して異常だよ!
   そんな企画に誰が出てくれるんですか!?

お尻:勿論我々暗黒天国からは、白鳥ハナさんがきっと出てくれますよ。

市河:「きっと」って時点で不安ですけどね・・・
   で、後の5組はどうするんですか?

お尻:後はこの企画が採用され次第オファーをしていこうと思っているんですが・・・
   予定としては、KOYOMIさんや天体観測のミヤさん、みかづき。のはづきさんなど、
   長文企画によく参加されている女性の方々を大勢お呼びしたいと思います。

市河:今名前挙げた全員に引っ叩かれて来い!
   承諾してくれるわけがねえよ!

碓氷:ハナさんが単独出演って時点でそんな予感してたけどね。

お尻:あとはペーパードルフィンの春美さんですね。

市河:もっと人のネタ見ろや!
   春美くんは男性だから。

お尻:そうなの!?

市河:出直して来い!

地球:却下ですか・・・
   残念ですね。私は企画に乗じて、参加される女性の方々の恥丘を拝ませて頂こうと思っていたんですがねぇ・・・

碓氷:おぉっ!あなたが地球だけに、女性の大事な部分を恥丘と言っているわけですね。
   上手い!座布団一枚!

市河:その座布団でお前ら引っ叩くぞ!

地球:あれあれ?そんな事していいんですか?
   止めちゃいますよ?自転。

市河:恐いよ!

地球:自転を止めて欲しくなければ、僕の相方が提案してくれた「お尻バトル」を是非とも採用してくださいね。

市河:はいはい、善処しますよーっと。
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有機丸アポロ    (5/5)
漫才/僕と彼女達の1日
遠山:いやぁ、勝てて良かったですわ。
出雲:これでチヨちゃんが手術を受けてくれます。
遠山:そういう大役は野球選手に任せとけよ。
ほら、シーズンオフですし。ね。手堅く今期1勝目!有機丸アポロ!

遠山:どうも、有機丸アポロです。
出雲:こんにちは、スカシカシパンです。
遠山:嘘をつかない。お前は中川翔子が食いついてる変な貝じゃない。
出雲:まあな、正直まだスカシカシパン度はちょびっとだけだよ。少しだけ、スコシスカシカシパンだよ。
遠山:コシだのカシだのうっさいわ。それを言いたかっただけじゃねえか。
出雲:ちょっとちょっと、お前すかした態度はやめてよ。お前はアレだな、スカシスコシスカシ……。
遠山:うるせえうるせえ!何が言いたいんだお前は。
出雲:まあそれより、お前に聞いてほしい話があるから、夜通し聞け。
遠山:そんなに長話なの?生憎俺も暇じゃねえからさ、だいぶはしょって?
出雲:ああ、あのな、1日署長ってあるじゃん。アイドルとかが1日警察署長としてなんやかんややる血生臭い企画。
遠山:血生臭さはそんなになかったと思うが、確かにあるな。
出雲:あれ結構警察署のPRになるんだよ。アイドルの可愛らしさと壮絶さも手伝って。
遠山:お前どうもアイドルを軍人か何かと勘違いしてんじゃねえの?可愛らしさだけでいいよ。
出雲:だからさ、俺達にもそのシステムを採用しようと思って。
遠山:…………は?
出雲:だから、俺達にもそのシステムを採用しようと思ったでありんす。
遠山:急に花魁っぽく言われてもよくわかんねえんだけど……どゆこと!?
出雲:だーかーら、どっかのアイドルに1日有機丸アポロを依頼しようや!!
遠山:いやいやいや!おかしいだろ!!何だ1日有機丸アポロって!
出雲:ボケとツッコミの漫才はよくあるだろ?だから1日くらい、ボケとツッコミと広告塔のトリオでどうだね?
遠山:どうだねじゃねえよ!絶対必要ないよそんなポジション!
出雲:俺がボケる、お前がツッコむ、アイドルがアピる。
遠山:要らない、絶対要らない!何だアピるって!
出雲:「ウフフ、どうです?この方々こんな楽しい方々なんですよ。」
遠山:邪魔くさいよ!ボケツッコミのたんびにそんなの挟まれたらテンポもクソもねえだろ!!
出雲:ちなみに立ち位置はセンターね。
遠山:もう邪魔以外の何者でもねえよ!何でところどころアピるだけのアイドル挟んでネタしねえといけねえんだ!
出雲:大丈夫、笑いの邪魔にならないようにちょくちょく面白い動きさせるから。コマネチとか。
遠山:何の解決にもなりゃしないけどな。むしろ目が散るよ。
出雲:ちなみに今のは清楚アイドルバージョンだけど、他も何人か声かけてあるよ。
      例えばおバカアイドルバージョンだったら、
      「えっとぉ〜、ワタシにはあんまりよくわかんなかったんですけどぉ〜、多分面白いんだと思いま〜す☆」
遠山:やめろやめろ!隣にいてネタ理解してもらえなかったらこっちが自信無くす!
出雲:ケガドルバージョンだと、
      「あ、ごめんなさい、今血が目に入ってネタ見れなかったんでもう一回お願いします。」
遠山:うん、ゴメン、まずケガドルがわかんねえ。何それ。
出雲:常にケガしてるアイドルだよ。大体のアイドルっつったらケガドルだろ。
遠山:限りなく少数派だよ!さてはお前ケガドルから血生臭さと壮絶さを学んだな!?
出雲:えー、全盛期のモー娘。なんか全員どこかしら傷を負ってなかった?あれケガドルの走りだろ?
遠山:そんな呪われた全盛期ねえよ!健康だったよみんな!
出雲:後藤真希なんて、常に5箇所は包帯巻いてたから「ゴマキ」だろ?
遠山:そんなあだ名があるか!純粋に名前を縮めただけだよ!!
出雲:それに、歌ってなかった?『パッキリ左腕折れている』。
遠山:多分だが『ハッピーサマーウエディング』のことか!?聞き間違いにしても無理やりすぎると思う!!
出雲:『アー♪誰かお医者さーん♪(ア痛い♪)
      アー♪骨折しーてまーす♪(ボキボキ♪)』
遠山:そんな不吉な歌歌ってなかったよ!ただ単に怖いよ!!
出雲:『アー♪たくさん心配(ア痛い♪)
      アー♪かけてゴメーンねー♪』
遠山:心配の意味合い変わってくるだろ!もうケガドルの話はいい!
出雲:まあ他にもポッチャリ系のポチャドル、鉄道大好き鉄ドル、空飛ぶコンドル可愛いプードルと揃えてる。
遠山:正当派アイドルいねえのか!後半ただのダジャレ動物だし!
出雲:でもみんな本当にあるジャンルだよ。コンドルとプードルはおふざけでしかないが。
遠山:おふざけを混入させてんじゃねえ!
出雲:まあ、とりあえずこの5人と1羽と1匹を1日有機丸アポロとして呼ぼうと思。
遠山:全員!?そんなブレーメンみたいな大人数雇う金どこにあんだ!
出雲:大丈夫、お金無くても、ゴボウとかあげれば全員喜んで引き受けるよ。
遠山:簡単だなそいつら!?
出雲:あと人参とか、レンコンとか。
遠山:どうでもいいがそいつらは根菜が好きなのか?
出雲:そうだよ、彼女達はそれぞれの芸風と共に、根菜好きアイドル「根ドル」でもあるんだよ。
遠山:コンドルとかぶってる!百歩譲って全員雇うとしても、どうせ漫才やるならなるだけお笑いわかるアイドルにしてよ。
出雲:えー、でもお笑いわかるコンドルなんているかな………。
遠山:コンドルを漫才要員に入れるな!おふざけだろ!?
出雲:あ、大阪出身のコンドル!
遠山:そんなんいねえよ!いたとしてもどうともならねえよ!
出雲:まあでもさ、漫才以外にもアイドル達にやってもらうこともあるから。パレードとかね。
遠山:パレード?確かに1日署長の場合はオープンカーで街をパレードしたりするけど。
出雲:予算の都合上肩車でいいかね?
遠山:いいわけねえだろ。家でやれって言いたいよ。
出雲:もちろん普通にアイドル達5人乗せられっこないから、アイドル達には数ヶ月前から中国雑技団の方で特訓させます。
遠山:無駄にハードだ!こんなふざけた企画のクセに無駄にハードだ!
出雲:土台を担当するプードルは特に鍛えないと……。
遠山:配置ミスだよ!!小型犬が大の大人を5人も支えられるか!
出雲:じゃあプードルの負担をなるべく減らすために、ポチャドルを痩せさすか。
遠山:セールスポイント無くなっちゃうじゃん!
出雲:その場合は根ドル一本でやってもらう。
遠山:根ドル前に出すな!
      そこはさ、1日有機丸アポロの企画が成功すれば結構収益出るんだから、頑張ってオープンカーくらいレンタカーしようよ。
出雲:でも乗り物は鉄ドルが鉄道しか認めてくれないよ。
遠山:無視しろや。電車じゃアピールしようにも一瞬でいなくなるじゃん。停車時間くらいしか余裕ねえじゃん。
出雲:わかった、じゃあコンドルを売り飛ばしてレンタル代を捻出する。
遠山:酷い扱いだな!?
出雲:でもオープンカーに俺達とアイドル5人とプードルは乗せられないから、
      アイドル達に車の運転を任せて俺達はチャリで併走しようぜ。
遠山:えー………そんなヘンテコアイドル達に運転任せて大丈夫か?
      ぶっちゃけ最悪の事態しか想定出来ないんだけど。
出雲:大丈夫だよ、運転はバカドルに任せときゃ大丈夫だよ。
遠山:よりにもよってバカドルが運転担当かよ!一番不安だよ!
出雲:大丈夫だよ、前打ち合わせた時、
      「大丈夫です〜、ワタシ車の名前いっぱい知ってるからきっと大丈夫です〜☆セダン!ね〜?」
      って言ってたし。
遠山:不安は募る一方だ!「セダン!」で何を判断しろっつーんだよ!
出雲:えー、じゃあケガドルにすっか?両手骨折してるけど、まあなんとかなるだろ。
遠山:どうにもならねえよ!あれだ、一番まともな清楚には任せられねえの?
出雲:いや、清楚はコマネチのしすぎで腱鞘炎起こしてると思う。
遠山:どんだけ長い時間やらせてんだ!
      もういいよ、俺が運転するから。詰めれば全員何とか乗れるだろ? 
出雲:いや、後部座席をポチャドルの脂肪が占領してる。
遠山:ぽっちゃりのレベルじゃねえよ!どうせ呼ぶならちょうどいいポチャドルを呼べよ。
出雲:ちょうどいいの呼んだとしても、電車以外の乗り物に耐えられなくなった鉄ドルが錯乱して暴れ出す。
遠山:鉄ドルさっきからめんどくせえよ!
出雲:中国で習得したカンフーを駆使して暴れ出す。
遠山:だから中国行かせるなや!何一つメリットがねえんだよ!!
出雲:あ、でも清楚が合気道と呪術で動きを止められるから大丈夫か。
遠山:清楚そんな特技持ってんの!?なんだその急激なキャラ付け!
出雲:でも呪術に恐怖感を抱いた香港ドルが「香港に帰りたい!」って泣いちゃうか。
遠山:誰だそいつ!いなかっただろそんなやつ!
出雲:中国行った帰りに寄った香港から連れてきました。
遠山:お前中国ありきで話すのやめてくんない!?肩車しねえんだから行く意味ねえんだよ!!
出雲:ちなみに高麗人参あげたら喜んでついてきました。
遠山:そいつも根ドルかよ!!お前なんで根菜好きしか連れてこねえの!?
出雲:ちなみに香港ドルとは香港から来たアイドルを香港の通貨であるホンコンドルとかけたわけで、
      決して本格的なコンドルまたは本格的な根菜好きアイドルのことでは………。
遠山:わかってんだよ!日本一要らねえ補足説明やめろや!!
出雲:「えーと、香港って何て読むんですか?かおりみなと?
      あ、名前ですか?かおりって、珍しい名字ですね〜☆☆☆」
遠山:バカドル黙らせろ!!
出雲:「アナタ、今の発言スベってるよ。お笑い風に言えばケガしてるよ。まるで私のように。」
遠山:ケガドルもうるせえ!何自分のケガとかけてんだ!
出雲:『かけてごめんねー♪(フワフワ♪)』
遠山:うっとうしい!! めちゃくちゃうっとうしい!!
出雲:「まぁ、そんなカリカリしないで下さいでゴワス。」
遠山:……誰だ!?誰だ今のマンガの力士みたいなやつ!ポチャドル!?
出雲:いや、プードル。
遠山:なんでプードル喋ってんだ!どんな天才犬呼ぶつもりだ!
出雲:ちなみにそのプードルは結構お笑いわかってるよ。
遠山:まともなお笑い要因が犬って悲しすぎんだろ!!
出雲:まあ、こんなてんやわんやな車内ですが………運転頑張れ!
遠山:頑張れねえよ!俺絶対運転に集中出来なくて事故るよ!
出雲:まあ、事故ったら事故ったで全員ケガドルとして活動出来るし。
遠山:させたくねえよ!ケガがリアルすぎるだろうが!
出雲:確かに鉄ドルがショートしちゃう可能性も拭えないけどね。
遠山:え、鉄ドルロボなの!?材質的な意味でも鉄なの!?
出雲:「ピー、ガガガ、グリーン車!グリーングリーングリーン車!」
遠山:完全にショートしたな!鉄ドル完全にバグった!
出雲:いや、今のは頭を強く打ったバカドル。
遠山:ややこしいんだよ!!どんな方向にバカになってんだ!
出雲:鉄ドルは「セ、セダン!セダンセダン!」
遠山:ほとんど同じじゃねえか!それに言うとしたら逆だろ!!
出雲:そんでまぁ、プードルは衝撃に耐えられず死んどる状態になっちゃうだろうな。
遠山:罪悪感!凄い罪悪感を感じる!
出雲:その死んどるプードルの亡骸を目当てに舞い戻って来たコンドルが、
      死んどるプードルの亡骸を啄んどる状態になるよね。
遠山:ややこしい上グロいよ!
出雲:そのコンドルをポチャドルが食べとる。
遠山:なんだその食物連鎖!
出雲:そしてプードルの亡霊は清楚が呪術用に使役します。
遠山:もはや清楚さのかけらもねえよ!何だよこれ!
出雲:「ご安心を。プードルが皆様に取り憑いたりすることはないでゴワス。」
遠山:清楚に取り憑いてるじゃねえか!使役出来てねえよ!
出雲:まあざっとこんな企画なんだが、どう?誰かに惚れた?
遠山:惚れるか!こんな企画絶対ダメだよ!PRどころかただただ迷惑だよ!
出雲:迷惑かけたか、ならば謝らせてくれ。
      『アー♪たくさん迷惑♪(アイヤイ♪) 
      アー♪かけてごめんねー♪』
遠山:その歌はもういいんだよ!!(出雲を強く叩く)
出雲:痛っ!うわ、これは骨折れたわ、明日から俺はケガ芸人だな。
遠山:いいかげんにしろ!
二人:どうもありがとうございました。

碓氷:二人は家事とかされるんですか?
市河:何その合コンみたいな質問。
碓氷:いや、家事の出来る男はモテるって聞いたから、今度の合コンの受け答えの参考に……。
市河:なんかセコいわお前。
遠山:俺は結構やりますよ。妹と二人暮らしで、家事は当番制なんで。料理なんか、わりと腕はいい方だと自負してます。
碓氷:いいお兄ちゃんだね。
遠山:ただコイツは料理に関してはからっきしですね。
出雲:以前目玉焼き作ろうとしたら低温やけど起こしまして。
市河:なんで!?何を冷やすことがあったの!?
遠山:学生時代、「出雲は調理実習参加するな」とクラス全員に土下座されましたからね。
市河:どんだけだよ!どんだけ酷いんだよ!!
出雲:クラスでも気の強いアンナちゃんの土下座を見れただけで収穫でした。
碓氷:反省しろよ!!
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粗忽長屋    (7/8)
コント/娘さんをください
大山「ありがとうございます」
瀧澤「ちょっと前からのネタですがちょこっと改良したりしてなかったり」
大山「手抜きじゃないですよ!」
ネタはどうあれ結果は余裕の勝利。3連続の400KBオーバー!粗忽長屋!

瀧澤「……お父さん」

大山「……君にお父さんと呼ばれる筋合いは…」

瀧澤「娘さんを僕にください!」

大山「…君に娘はやれないんだよ」

瀧澤「お願いです!どうか娘さんを僕にください!」

大山「そうやっていくら頭を下げても無駄だよ」

瀧澤「持参金は結構です!娘さんだけでいいんです!」

大山「ん、今一瞬君の不純な部分が見えてしまったけども」

瀧澤「なんなら心も結構です!娘さんの体だけください!」

大山「あ、部分じゃなくて混じり気なしの不純君なんだね」

瀧澤「娘さんの体…!娘さんの体…!」

大山「…そうなるともう、ただの性欲の塊だよ。いや、根本的にね…」

瀧澤「娘!娘!」

大山「どんどん短くなってるのはあれかな、めんどくさいのかな?というか青年、根本的にだね…………私に娘はいないんだよ」

瀧澤「ドゥピ!ドゥピ!」

大山「いや、ごめん聞いて!ドゥピドゥピじゃなくて!今結構衝撃的なこと言ったよ!娘はいないの!」

瀧澤「ドゥピ!ドゥピ!ドゥドゥッピシュ!ドゥドゥッピシュ!」

大山「さっきからなんだね!ノリだけじゃないか!その意味不明な擬音止めてちょっとだけ私の話を聞いてくれー!!」

瀧澤「…………なんですか?」

大山「あーよかった。会話のできる子でよかった。あのね、私に娘はいないんだよ」

瀧澤「え?」

大山「というか…そもそも子供がいないんだ。だからね、君は訪ねる家を間違えてるんだよ」

瀧澤「……」

大山「まぁさっきまでの言動を聞いてる限り、諦めるべきだと思うけどね」

瀧澤「……またかー!」

大山「またかって?なんだ、君はしょっちゅう訪ねる家を間違える子だったの?」

瀧澤「いや、そうじゃないんです。実は僕……すごくモテないんです」

大山「……そんなこと明かされても何も見えてこないんだが…」

瀧澤「すごくモテないんです」

大山「あ、うん、そこは見えた。二回も自虐しなくていいよ」

瀧澤「でもほら、僕って、結婚はしたい派じゃないですか」

大山「知らないよ」

瀧澤「だからこうして、日本中の民家を手当たり次第まわって、娘さんをくださいとお願いしてるんです」

大山「えっ……じゃあ特定の娘さんがいるわけでもなく?」

瀧澤「当たり前じゃないですか」

大山「確率低いな!その方法で娘をいただける確率が!何平然と『当たり前』とか言えるんだよ!明らかに手段の選択ミスだよ!」

瀧澤「ですよねー…交通費かかりますしねー」

大山「うん、そこじゃないんだ。金銭面じゃなく精神面の話なの」

瀧澤「ふっ…結婚に精神論を持ち込まないでくださいよ!」

大山「いやほぼそこの問題でしょ?」

瀧澤「でもこれで十件連続、娘のいない家庭でしたよ…」

大山「そんな切なげに言われても何一つ同情できないんだが…モテないならモテないなりにさ、もう少し効率的な手段もあるじゃないか」

瀧澤「手段って…たとえば?」

大山「ほら、ナンパとか。まぁ厳しいけどこのやり方よりはさ…」

瀧澤「ナンパなんて……そんな羞恥心のかけらもないことできませんよ!」

大山「どの口が言うの?!この方法の方がよっぽどだよ!ナンパの100倍だよ!」

瀧澤「100倍ですか?!ちょうど?!」

大山「うわ、そこ食いつかれると困る!」

瀧澤「結婚はナンパのちょうど100倍かー」

大山「変なとこイコールで繋げちゃったね…」


瀧澤「ってことは100回ナンパすると、1回結婚してもらえるんですね!」

大山「……そんなお買い物ポイント的なことはないけど、それだけナンパすれば結婚もできそうな気がする。
   というかだいたいね、もし君が娘を持つ家庭に運良く巡り合ったとしようよ」

瀧澤「おっ、出ましたね得意のもしも話!」

大山「身に覚えがない。そもそも初対面だよ。で、巡り合ったとしてだよ?そこからどうするわけ?」

瀧澤「ですからさっきみたいに……突然、玄関開けますよね?」

大山「突然だったねー。ここ君んちかと思うくらい堂々と入ってきたよね」

瀧澤「で、娘さんをください!連呼ですよ」

大山「工夫なしか!じゃあやっぱ絶対無理だ!」

瀧澤「いけますよ!さっきの勢いでぐいぐい押せば!」

大山「あれ?!見てなかった私のドン引きぶり?さっきの感じで押せば押すほどチャンスは遠退くから!見ず知らずの男にそんなぐいぐい来られてもさ!」

瀧澤「娘さんをください→娘さんの体→娘→ドゥピドゥピ!の流れで完璧でしょ!」

大山「あっドゥピドゥピも最初から織り込み済みなんだ!じゃあバカなんだろうね!君すごいバカなんだろうね!」

瀧澤「いや、息もつかせぬ感じでガンガン行くんですよ?!呼吸もできないくらい!」

大山「呼吸って…どんだけ鬼気迫っても無理でしょ、それは」

瀧澤「いや、だって首は絞めてるんですって!両手で!」

大山「物理的に?!この子怖い!現代社会の闇の深さを感じるよ!趣旨も変わってるし、ていうか僕殺されるとこだったのかよ!」

瀧澤「ね?これなら完璧でしょ?」

大山「ただの脅迫および殺人未遂だよ!だいたいそんな方法で親説得したってだよ、肝心の娘さんが君を好きになるわけないじゃないか!」

瀧澤「ふっ……」

大山「…何がおかしいの?」

瀧澤「女というものが全然わかってないですね…」

大山「遥か年下に言われたくないよ」

瀧澤「いいですか。女なんてどんなに口では嫌だ嫌だと言ってもね、下のお口は嫌がってないんですよ!!」

大山「童貞!発想が童貞!!性の知識が未熟過ぎるよ!君なんか一生結婚できない気がするよ!」

瀧澤「ちょっと!あまり勝手なこと言わないでくださいよ!」

大山「はぁ?」

瀧澤「さっきから聞いてりゃ僕の作戦にあれこれ言って…あなたに娘を持つ親の気持ちなんてわからないでしょ!」

大山「デリカシー!勝手に来といてそういうこと言っちゃだめ!」

瀧澤「ていうか子供すらいないだろ!」

大山「やめて!デリケートな話なので!リビングに妻もいるので!」

瀧澤「ドンマイ!!奥さんドンマーイ!!」

大山「励まさないで!妻は悪くない!妻は悪くないんだよ!美代子ー!!美代子ー!!耳を塞げー!!」

瀧澤「じゃあドンマイ!精子ドンマーイ!!」

大山「やめてー!!胸がキューってなる!股間の袋もキューってなる!」

瀧澤「ドゥピドゥピ!精子ドゥピドゥピ!」

大山「それドンマイって意味もあるんだ!ドゥピドゥピ万能!ていうかじゃあ最初からドゥピドゥピ言えばいいのに!!とにかくこれ以上励まさないでー!」

瀧澤「励まされたくなかったらな、さっさと娘を俺に差し出せよ!」

大山「急に上から目線!いやだからうちには娘は…」

瀧澤「その辺は臨機応変で頑張れよ!何でもいいんだよ!」

大山「何でもいいの?!」

瀧澤「娘的なものなら何でもいいんだよ!」

大山「娘以外の娘的なものなんて考えたこともないよ!」

瀧澤「なんかあるだろ!押し入れに隠し子とかいねーのかよ!」

大山「いないよ!探してもムシューダくらいしかないよ!大体隠し子って物理的に隠すもんじゃないでしょ普通!」

瀧澤「風呂場の排水溝は?!」

大山「ぬめぬめの髪の毛も娘的に入るの?!」

瀧澤「ぬめぬめの娘と考えればギリセーフだろ!」

大山「ぬめぬめの娘はアウトだよ!拭き取ってあげない親も含めてアウトだよ!」

瀧澤「冷蔵庫のチルド室は?!」

大山「仮にそこにいたとしてそんな昨日の残り物的な娘でいいの?!」

瀧澤「じゃああれだよ!天井の木目が娘の顔っぽく見えるだろどうせお前みたいなもんの家は!」

大山「マイホームごと侮辱された!てか怖いでしょ!そんな娘だったら喜んで差し上げるわ!」

瀧澤「どうせ夜な夜な天井からすすり泣く声が聞こえてくんだろ!」

大山「だから怖いからやめてよ!そんな地縛霊いたら寝れないじゃない!もう和室で寝れないじゃない!」

瀧澤「んだよ木目的なものもねーのかよ!この役立たずがっ!」

大山「ごめんなさいごめんなさい!」

瀧澤「役立たず!つーか勃たず!アレ勃たず!」

大山「はいー!そうです子ども出来ないのも私のせいですー!ごめんなさいー!」

瀧澤「じゃあもうとりあえず金目の物出せよ!交通費に充てっから!」

大山「あっ!それならあります!!割と大量にあります!!」

瀧澤「早く持って来い!」

大山「はい!今持ってきます!」




警官「……という経緯で金目の物全部渡してしまった、と?」

大山「……はい。老後の生活資金をごっそり…」

警官「…………」

大山「あの…これって強盗事件、になるんですかね?」

警官「んー……全体的にバカすぎてもうわかんないっす」
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【残念ながらオンエアを逃した皆さん】

サークルブレイン 337KB
加藤:うるうる。
桜井:うるふるず。
モンスターゲート 277KB
うし:まぁ、青沢オンエアバトルは甘くないですよと
とら:あー
うし:なに?
とら:むなしー
うし:あっはっは
ヘルシーライフ 185KB
西岡:バリーンとリベンジします!

大黒:次回もよろしくお願いします!

【ジャッジペーパー】(敬称略)上から、
8823 KT FAN 0024 ブロッコリーとチャーシュー 銀沙灘

1組目 粗忽長屋
・設定は奇抜で良かったと思います。いい意味でめちゃくちゃなことをやっていたで。
 それ以上にツッコミの正確さ、プラス一言の上手さがいいですね。
 それだけに後半ボケに負けてツッコミ切れずに言いなりになる流れはあんまりおもしろくなかったですね。
 ネタの設定からして、いくらでもツッコミ側のキャラを組み立てることはできるとはずなので向上のし甲斐があるネタだと思います。
 あと、下ネタが微妙に長かったので若干点数を落としました。(5点)

・まぁその無理問答を推し通す姿勢が素晴らしいですよ
 設定や言葉選びのセンスも抜群だったと思います
 面白かったです(10点)

・指摘するところだけ、述べさせて頂きます。
 「あまり勝手なこと言わないでくださいよ!」からが、前半に比べたら、弱いと思います。
 コントの設定のほぼ全てが明らかになった後のところになりますが、
 そこから広がっていってないのかなあ、と改めて読んで思いました。オチへ急すぎるという点含めて。
 オチ自体は素晴らしいんで文句も言えないわけですが。

 あと、僕殺→撲殺ですね(7点)

・全体的に面白かったんですがイマイチ盛り上がりに欠けたかなと・・・
 もう少し大きな山場があれば・・・という感じですね。
 オチに入るまでの展開も突然すぎますしね。でも僕は嫌いではないですよ。(5点)

・流れはすごくいいと思います
 娘さんをくださいということでここまで広げるのは流石だなと思いました
 ただ下ネタはもう少しオブラートに包んだほうがいいのではと感じました
 でもぬめぬめの娘はつぼにはいったのでこの点数です(7点)

・ホント全体的にバカすぎですね。特にドンマイ以降は顕著に。
 大山さんが負い目を感じて瀧澤さんの言われるがままにするのに無茶があると思いましたが、バカなら仕方ないですね。
 でも、全体の盛り上がり具合から考えると、手当たり次第に家宅訪問してると明かすくだりはもっとボケを詰め込んだ方がいいかと。
 それか終盤の瀧澤さんが罵倒し、大山さんがペコペコする場面を長くするかして、
 部分的に笑いの量を底上げする必要があります。今のままでは前半に比べて後半のボケが少なめなので。(8点)
2組目 サークルブレイン
・井手らっきょの唐突な登場には思わず吹きました。
 しかもこのボケをしっかり大オチにつなげてくるのも構成がうまいなあって思いました。
 この手のネタだと「川でおぼれた人の救助」以外にも「火災現場」とか「カークラッシュ」とか色々な設定がでてくると思うんですけど、
 救助ネタ一本に絞ったのは良かったと思います。
 ただ、ツッコミがいま一つ印象に残らなかったです。
 ボケがいいパスを出してるんですけど、そこから上乗せしたりできればもっといいネタになると思いました。(7点)

・前半は安定していたものの、少年の救出劇あたりからボケの浮き沈みが激しかったような気がします
もっと少年をぞんざいに扱う事も出来ると思うので、インパクトのあるボケをぶつけた 方がいいと思いました
 「せ〜の」の掛け声も徐々に下降気味になって行った印象です。それ以外は面白かったです(6点)

・ボケ自体の爆発力もさることながら、ボケの入れ方上手いですね。
 せ〜の、で言うところだったり、「父は水中カメラでとらえた!」の位置だったり。
 井出らっきょがオチにも絡んでくるわけですが、これ関連のボケだけ浮いてるように感じました。

 あと、

 桜井:それ違う番組になっちゃうから。

 加藤:カメラはとらえた!

 ↑の間は何か接続語が欲しかったです。話題の転換が急過ぎるかと。(8点)

・何か普通ですよね・・・本当に普通なんですよね。何か期待を裏切るボケが欲しかったかなっていう感じでしたね。
 それでもネタ自体はシンプルで面白かったですよ。(4点)

・スタッフが・・・僕もう一回溺れてくれないかぁ?っていう所なんですけど
 もうスタッフがいるとやらせになっていると思いました
 後はボケの数がもう少し増えるといいと思います(3点)

・一つの話題で通したのにマンネリみたいなものがなく、飽きませんでした。
 せ〜の、のおかげでなかなかオリジナリティも出てましたが、「隊長、オセロも強い!」は完全にはずしてます。
 そこはカメラ目線に関連して「隊長、出たがりさん!」とかの方がいいかと。
 さらにそのあたりからボケの質も落ちてきて非常にもったいないです。
 レスキュー隊のお気楽感をもっと前面に出したボケを連発するといいかもしれません。
 あと個人的には病院のような脱線はもう数個あってもよかったなぁと思います。(5点)
3組目 モンスターゲート
・設定自体は結構ベタだと思うんですけど、「代打の代打」、「両親を張りつけ」のアイデアは良かったと思います。
 特に、張り付けるなんて発想はなかなか出ない上に面白いんで素晴らしい。
 でも、構成としては如何せん良くなかったですね。
 序盤の「青春」ははっきりいって引っ張りすぎるんで、カットしてもいいくらいだと思いました。
 「限りなく〜」も後半に盛り込めば評価はな高まると思います。(4点)

・「うっかり」などと言ったちゃんとしたボケもあるにはあるんですが、
 「青い春」のくだりなどで付いて行けなくなる感じがもったいなかったように感じます
 もっとガンガン笑いを取りに行くべきかと
 4対十と春巻はくだらなくて笑えました(4点)

・なんというか、あなたボケのセンス溢れまくりじゃないですか!
 最初4点くらいかな、と思ってたんですが、見事にひっくり返された。
 特に、スコアボードにはりつけ、以降の流れが素晴らしすぎます。
 一打ハーフ、とかまさに家族全員で勝ち取った、なんかも表現がすごい好み。
 その分、コントに入る前がもったいなかったかな、と。オチに絡んでくるならまだ意味ありますが、結局オチが春巻だったわけなんで。
 いや、春巻っていうオチは好きなんですが。(9点)

・前フリが長すぎますね。あと「限りなく透明に近いブルー」は読んだことはないんですが、
 そんないけないお薬とか、頭がパーになるとか書いちゃダメですよね。変なイメージを与えますよ。
 あとオチも何かしっくり来ないですね。なので前フリを短くしてオチを変えればいいネタになると思いますよ。(2点)

・最初の透明だとかブルーだとかの所は空振りだと思います
 あともう少し話を広げることもできたと思いました(2点)

・『いいか、日本にはこんなすばらしい言葉がある。うっかり』
 これツボです。得点の7割はこのセリフによるものですね。
 頭がパーとかはりつけとか可愛らしい名前とは裏腹なボケもインパクト大だったんですが、いかんせん本編までが長い長い。
 後に繋がるわけでもないんですから、ささっと片付けて早く高校野球で青春してーって話題に移るのが賢明です。
 そしてその本編もボリュームがやや物足りないかなと思います。
 代打とかホームラン打っても焼け石に水なんかはありがちなボケなので尚更薄く感じました。(4点)
4組目 ヘルシーライフ
・ボケ、ツッコミともに印象に残らないようなネタでした。
 正統派すぎる、きれいすぎる感じがするので、どこかしら(願わくば終盤で)ぶっ飛ぶる来の思い切りがほしかったです。
 もちろん、いい所はありました。
 各パートの音設定を最後の曲の演奏に持ってきたのは正解ですし、
 全然関係ない「いやーん!」のセリフが足されたので単なる伏線の回収で終わらなかったのは良かったと思います。
 あと、全然関係ないんですけど、バンド編成においてギター担当がいないのはどうかと思いました。(3点)

・サッカー場のくだりから徐々に盛り返してきたと思います
 ただ、ちょっと導入の部分が強引だった気がします
 観ていて「何で漫才中にメンバー紹介するんだよ」と言った疑問が出てきてしまいました
 メンバーも太鼓の達人や冷蔵庫と言った面白いものもあるんですが、
 ベースの物を壊すくだりはもう少し「グリーン」に変わる意外性のあるボケを入れない限り、評価されるのは厳しいものかと思います(4点)

・ボケが弱い、というのもあるんですが……ヘルシーライフさんのネタを見てると、細かいところでもったいないなあ、と感じる部分が多い。
 たとえば、

 西岡:ああ。まずこいつは始まるときにベースを叩き割るんだよ。

 大黒:パンクかよ!

 西岡:それにいろいろなものを壊すんだよ。

 大黒:例えば?


 叩き割る、というのをツッコんだ後に、すぐ「例えば?」となるのはどうかな、と。
 叩き割るっておかしいだろ!ってまだ引っかかってるはずなので、
 「いや、ベースだけじゃないの!?」みたいな感じの方が僕としては違和感なく読めます。


 西岡:この曲は今を生きてる若者だけじゃなくて(何で外すんだよ!)この腐った世の中、
    特に大人たちに(シュート!)聞いて欲しいと(そこだ!行け!)思います。
    それでは(あ〜惜しい!)どうぞ!

 大黒:どうでもいいけどさっきからサッカーに夢中になりすぎなんだよ!ちゃんと曲紹介しろや!


 この括弧書きが、観客が言ってるものだと思ってしまいました。
 「観客ジャマだな!」みたいなツッコミが来るものかと思ってたので……


 最後のボケの畳み掛けは好きでした。(2点)

・すいませんどうしても細かい所が気になるんです

 太鼓の達人自体はスティックをさばかない 
 人だというのなら100円はいらないですしね
 国立競技場に冷蔵庫は入れないと思います満員ならなおさら・・
 ほかにもいろいろありますがきりがないのでここまでにしておきます(1点)

・メンバー紹介にしても演奏にしても、一つ一つのボケを掘り下げることがないんですよね。
 例えば最初のメンバー紹介もフリの長さの割にボケが一発で終わったり、
 演奏も全部出オチで1曲につき1つしかボケがないんです。
 こんなネタの中で、逆にベースだけしつこかったんで、父親をバリーンは噴きました。でもそれだけです。
 キーボードやドラムは笑いこそ少ないものの上手さはあるので、新たにギターを投入してそれを掘り下げると良くなります。
 演奏も最後のメンバーによる畳み掛けも紹介した時の順番そのままでは次に誰が出てくるかすぐわかってしまいますので、
 パトカーは難しいですが、冷蔵庫はもっと生かせる場があります。
 例を挙げるなら、中に選手のドリンクが入っててハーフタイム中に取りに来るとか。
 素材だけ出してまったく料理してない漫才なので、もっと一つのボケを大切にするといいでしょう。(1点)
5組目 暗黒天国
・最初のコンビ名で笑った時点で負けですね。
 思わず「馬鹿じゃねえの!?」って思いました。もちろん面白いって意味で。
 斬新な設定に加え、細かいところにもしっかりボケ、ツッコミがいっていると思いました。
 特に地球がお尻を使ったセリフをお尻がしっかり拾っている点は素晴らしいです
 (物理的に無理とか宴会芸みたいとか)。
 ただ、終盤のAVところで失速したので辛口で9点です。(9点)

・いやー面白かったです
 どんなにうまいことを言っても、お尻が突っ込むことによって全てくだらなく聞こえてしまうあたりが良かったです
 地球やお尻ならではと言った上手いことを言う、以外のボケも多少なりともあれば良かったかな、
 と言うのが唯一の気がかりです(9点)

・お尻、地球ならではのボケの絡め方が上手すぎる上に、そのボケがめっちゃおもしろいわけですよ。満点以外ないでしょうよ。
 ゴー★ジャスは卑怯だよ……今年見たボケで一番笑ったよ!!
 一つ言うなら、「オッケーツー」が蛇足だったかな、と思ったぐらいですかね。
 でもそんなのどうでもよくなるくらい、おもしろかったです。(10点)

・いや〜本当に上手いこと言うの上手いですね〜(笑)でもそれだけに頼っている気がします。
 もっと正統派のネタを書いてみてはどうでしょうか?それも見てみたいですね。(6点)

・面白いんですが主人公がお尻と地球なのでたくさん矛盾がでてきますが
 面白かったのでこの点数です(9点)

・上手さはダントツです。お尻のツッコミもなかなか鋭く、
 ボケをよく引き立ててました。物理的に無茶とか宴会芸とか。 
 しかしボケの上手さだけが走ってしまい、意外性に乏しかったです。
 この2つの両立は難しいですけど、地球とお尻に関係ないボケの比率を今より多くすれば面白くなるのは間違いないです。
 今のままだと地球とお尻ボケがやや多いと思うので。(8点)
6組目 有機丸アポロ
・ツッコミが上手いですね。
 徐々にテンションが上がったツッコミを見せている点も良かったです。
 設定はなかなか斬新さがあると思います。
 ただ、来るまでのパレードよりはむしろそのアイドルをネタ中にどう織り交ぜるかをもっと見たかったです。
 各キャラもしっかりしていました。特にケガドルのめんどくささが良かったです。
 でも、少しキャラ多すぎるかなあ。後半にゴシャゴシャッとなったので鉄ドルとかは無理やり入れなくてもいい気がします。(7点)

・面白い!ただそれ以上にごちゃごちゃ!もうパレードのくだりからごちゃごちゃし過ぎっすわ!
 ただでさえ個性の強いアイドル(根ドルと言いますか)が揃っているのに、
 呪術やロボ、香港と言ったさらなる設定を加味したら、そりゃ何が何だかわからなくなりますって!
 あとパレードのドタバタの中で唐突に「死んどる」などと言ったブラックさを導入するのは、
 このネタには相応しくは無いかと突然死んじゃった印象があるのでヒいてしまいましたね(6点)

・有機丸アポロさんのネタは、いつもすごくよく出来てると思います。
 たくさんの要素があって、それが過不足なく見事に噛み合ってる。僕には真似出来ない。
 ただ…それが、理路整然としすぎているんじゃないか、と思うときがあります。
 このネタが特にそうです。

 前半で、ケガドルについて広げすぎだと。歌のボケまでいくのは、このネタとしてはどうだろうと。
 ネタの軸は「一日有機丸アポロ」なわけですが、それ以外について広げすぎているのはどうかと思うわけです。
 それが全て、最後にはまとまるわけなんですが(すげえ)、読んでいて呆気にとられました。(6点)

・いや面白かったですよ。アイドルの使い方も上手いですね。ただもう少し少ない人数にしても良かったと思いますが・・・
 その方が読みやすかったと思いますね。それでも本当に面白いですね。(8点)

・ネタは面白いと思いますが
 何ドルが喋っていても出雲と出ているので分かりにくかったです
 でも後半の追い上げがすごかったのでこの点数にしました(7点)

・登場人物がやや多い気もしましたが、特に誰が放置されるわけでもなく出番も丁度いい具合にばらけてたので差し支えありませんでした。
 運転手を誰にするかのくだりはかなり面白かったんですが、そこでネタのピークを迎えてしまいました。
 というのも「オープンカーでパレードするためにはどうするか」というテーマで最後までいっちゃってるんですね。
 ネタとしては色んなドルが暴走してるからボケのバリエーションは豊富なんですが、
 パレードするための計画の段階でずーっと止まっているから展開が物足りないんです。
 だからこのテーマの序盤である運転手決めが最高潮で、以降は徐々に失速していきました。
 パレードを実行に移したり、パレード以外の宣伝方法を考えたりしてもっと展開すべきです。(7点)

【第267回結果表】 平均KB 347.7KB
ユニット名KBOA率BR
暗黒天国4778/12
粗忽長屋4097/8
有機丸アポロ4015/5
サークルブレイン3371/12
モンスターゲート2770/1
ヘルシーライフ1852/14
暗黒天国が2位以下を大きく離して今期2勝目。
他、粗忽長屋、有機丸アポロとC大会出場組がオンエアを独占した。