第259回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位5組の発表です!

サンザンヒーローズ  (5位)
リベンジ達成!


法子さんと律子さん  (2位)
初挑戦初オンエア!


くるぶしソックス  (1位)
今期3度目の1位!


MindPercussion  (4位)
初オンエアおめでとう!


エイジアンエイジアン  (2位)
今期3勝目!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

くるぶしソックス   (8/16)
コント/会場は海上
おまりー:ついにC大会という名の大物を釣り上げました!
ろぺす:日本海でカジキマグロは釣れないっていうツッコミはマリアナ海溝に沈めてきて下さい
マリアナ海溝の深さは1万メートルを優に超えるそうです。遂に勝率5割到達!くるぶしソックス!

ここは船の上、冬の凍てつく日本海の上。
小型船舶免許を持つおまりーの運転につられ、俺はここまでやって来た。
冬の日本海でやることといえばそう、マグロの一本釣り。それしかない。
雲天の下に浮かぶ小型クルーズには、ありったけの夢がつまっているのだ。

いそいそと俺は準備を始める。釣竿をセットし、船に固定する。
隣でおまりーのグラサンが鉛色に光る。

さて、後はエサだけだ。俺は傍にあったクーラーボックスの蓋に手をかける。
これはおまりーが用意してくれたものだ。
彼はこのボックスを重そうに抱えながら「今回は、男達皆が大満足するようなものを持ってきたぜ!」と息巻いていた。
さて、彼は一体どんな極上のエサを用意してくれたのか。

期待を込めて蓋を開ける。



閉める。


俺の心に日本海の冷風のような衝撃が突き刺さった。
いやいや、待て待て待て。なんか違う。俺が思っていたエサと大きく違う。エビでタイをとか、魚類とか哺乳類とかそういう問題じゃ


と、そこまで思考回路を巡らすよりも早く、『彼女』は蓋を突き破る勢いで飛び出していた。



クーラーボックスから飛び出したのは、大きな国で国務長官をやってらっしゃったような顔立ちの黒人女性であった。


そして一言、彼女は威勢よく、
「コンバンワ、ハッマチャンディース!」


状況が、飲み込めない。



呆気にとられている俺を諭すかのように、おまりーが口を開く。


「紹介しよう、釣りエサのハマちゃんだ」


こんな事を梅宮みたいな、辰夫みたいなダンディフェイスして言うもんだからビックリした。
おかしい。これどう見てもハマちゃんちゃうわ。釣りバカのオッサンでは無いわ。黒いワンピース姿とかもうこれどう見てもネオン街に居そうなお方やわ。
そしてクーラーボックスの中に居たとかもうアレか。密入国のプロか何かか。


「今日ハヨロシクネ、シャッチョサーン」


この瞬間確信した。この人はグレーラインの上で生活してらっしゃる女性だと確信した。
確かに彼女は社長サンと言った。なんやそれ。ハマちゃん、スーさんの間柄か。
あ、ちょっとうまい事言えた。

いやいやこんなハマちゃんに一本釣りなんて無理だ。ていうかエサって何だ。

「ワタシ、一本釣リハ得意デース。70分こーすハ8000円カラデース」

そっちの一本か。男のマグロか。

何が悲しくて冬の日本海上でそんな…



「…
  あっごめん、千円貸してくれない?」


おまりぃぃぃぃ


危ない。気を確かに持て、俺。この日本海の荒波のような急展開に流されてはダメだ。
しかし深呼吸を一度し、ありったけの苛立ちを口にしようとしたその時には、もう事件は起こってしまっていた。


そう、俺が怒鳴ろうとした時にはもう、荒縄で自らを巧みに縛ったハマちゃんが、海に飛び込んでいた。

「アンタが言いたい事は分かってまっせ」みたいな表情を浮かべながら飛び込んでいた。
ウザい。


もはやこの展開にはもはや絶句せざるを得ない。
もはやハマちゃんの脳内に脳髄かじり虫的な何かが侵入したとしか思えない。自殺行為としか思えない。
ハマちゃん凍死しちゃう。
冬の日本海で凍死しちゃう。
無駄に亀甲縛りだった事には触れたくない。


早く引っ張り上げろ、と怒声を上げながら俺はロープを手繰り寄せる。
梅宮おまりーは「もしかしたら…」と言いながら後ろポケットをまさぐっている。
千円は諦めろと言いたい。もはやダンディズムの欠片も無い。
謝れ、辰夫に謝れ。ついでにアンナにも謝れ。


やがて頭蓋が見えてきた。
やった、もう少しだ。俺は最後の力を、渾身の力を込めてそれを引っ張り上げた。


ダッパーンと、派手派手しい音を立てハマちゃんは救助された。



しかし、元国務長官ソックリのハマちゃんは『大物』を捕えていた。


彼女の腕の中には魚っぽいもの、が居た。  

松方弘樹っぽいもの、が居た。


厳密に言えば松方弘樹の顔面をしたカジキマグロが居た。
シーマン。これはシーマン。
「ヨイヨイ一本食わされたね」とかダミ声で喋ってる、鼻が異様に尖ったシーマン。
何故彼が八千円を口にしているのかは訊かない。松方の兄貴のイメージが壊れるから訊かない。

そんなシーマンから視線を戻すと、なんと(というかやはり)ハマちゃんは日本海の水面のような色の顔をしていた。俺は彼女に駆け寄った。

「オオウ…視界ボヤケテヨク見エナイ、アナタろぺすカ…? アナタダケヨ、私ヲヤラシイ目デ見ナカッタノハ…
  アリガトウ、サヨウナラ…」

なんて事を、私梅宮よみたいな、私アンナよみたいな顔で言うもんだから戦慄した。
いや、世の9割方のオスはアンタをそんな目で見てないよ。多分アンタが出会ってきた男は奇跡的にも猛り狂う一割のオスザル達だったんだよ。

しかし、その一割のオスザル達が、この船の上には二人居たのだった。


「ヨイヨイヨイこれはヤバいよ!マウス・トゥー・マウスだ!」 

松方マグロは高らかに叫んだ。
嬉しそうに叫んだ。
そしてビッチビッチしながら目を閉じたハマちゃんに近づいた。


鼻が邪魔する。チューしたくて、松方は必死にビチビチする。でも鼻が邪魔する。  



違う、親分はこんなんちゃう。



その光景を見て、グラサンおまりーは勝ち誇ったように

「よっしゃ!じゃあ俺がおろろろロ!!!」


吐いた。勝ち誇ったように吐いた。

絶句。なんやねんこれ。なんやねん、これ。


くそ、俺がやるしかないのか。命が係ってるんだ、つべこべ言っていられない。

俺は意を決すとハマちゃんの顔に…


!!

その瞬間、俺の目の前にはタコが居た。
ハマタコが居た。
彼女は俺の唇に吸い付いていた。目をランランと輝かせて。


「さっすがハマちゃん、『釣り』のプロや!」

声がした方向を見やると、いつの間に準備をしたのだろうか。
松方が自らまな板の上に乗り、おまりーが「新郎新婦の熱いキスをご覧下さい!」と言いながら包丁を研いでいた。
全ては罠だった。海のさざ波がメンデルスゾーンの『結婚行進曲』に変わる。
ハマちゃんんはビショ濡れの婚姻届を握り締めながら、こう言った。

「コレカラハヨロシクネ、ろぺすシャッチョサン。」


俺の結婚式会場はたった今、海上に決定した。
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エイジアンエイジアン   (25/29)
漫才/器の2
真田:ふぁく

しまむら:ふぁく
ふぁっきゅぅ、って書くとなんか可愛らしい。最後のチャンスはしっかり物にした!エイジアンエイジアン!

真田:最近、新しい炊飯器を買いに行きまして。

島村:ほぅ、なんでまた?

真田:色々あってね。

島村:色々というと?

真田:前の炊飯器は1回無くしちゃったんだよ。

島村:無くした!?炊飯器だぞ?

真田:そうだけどさ。ほら、出かける際に炊飯器持っていくことって多いじゃん。

島村:いやいや、さも当然の様に言うな。

真田:高校生の時とか、寝坊して飯食う時間なくて炊飯器を持ってったりしただろ。

島村:お前どういう生活送ってるんだよ。

真田:それで炊飯器にノートや教科書とか入れてただろ。

島村:なんで入れちゃうんだよ!ノートとかベッタベタになって使いづらくなるわ。

真田:後、リコーダー持ってって一つの音しか出せなくなったりするよなー。

島村:米でほとんどの穴塞がってんじゃねぇか!
   ホント、さっきからさもあるあるの様に言ってるけどもそんな事ないから。

真田:お前ライスクール時代に炊飯器持ってかなかったの?

島村:ハイスクールだろ。ライスクールって冷や飯かなんかか。

真田:そうそう、俺が高校行ってた頃使ってた炊飯器はコンセント無しだと保温ができなくってね。

島村:本当に冷や飯の話だった!
   っていうかさ、そもそもお前なんで炊飯器無くしたの?

真田:この前、友達と遊びにいってさ。
   ちょっと炊飯器をジーパンの後ろのポケットに入れてたんだけど。

島村:後ろポケットに収納っておかしいだろ!

真田:俺のジーパンちょっと大きめに作ってあるんで。

島村:いや、ルーズ過ぎだろ!もう流行の最先端過ぎて独走状態じゃねぇか!

真田:それで友達とボウリングに行ったんだけどさ。ちょいちょい飯食いながらやってたらボール抜けなくなって。

島村:抜けなくなるって。なんてガムシャラさだよ。

真田:抜けなかったんで結局左手でやったからスコアは良くなかったんだけど、まぁ普通に楽しいひと時でね。

島村:尋常じゃねぇ。

真田:それでボウリング終って友達とバイバイするとき後ろポケットがやけにスカスカなのに気づいて
   「じゃーねー…ジャーねぇぇっ!!」って思わず叫んでしまったよ。

島村:無駄に韻を踏んでるのがなんだかイラッとくるな!

真田:それで急いで警察に行って、ちょっと右手にボールつけてたから辛かったけど。

島村:いや、外せよ!返してこいよ!その状態で警察行くのまずいだろ。

真田:なんだかわからないけどよく転んだし。

島村:ジーパン!それは自業自得!

真田:で、なんとか警察に行って。

島村:警察もさぞかし困惑しただろうな。色々と。

真田:それで後日見つかったって電話で報告がきたんだよ。

島村:あ、見つかったのか。

真田:それで受け取りにいったら蓋がないんだよ。

島村:なんで?

真田:警察の人が1割を見つけた人にあげちゃったんだよ。

島村:警察も警察だわ!蓋だけあげて誰が得するんだよ。

真田:それで新しい炊飯器を買おうって事になったわけ。

島村:うん。ここまで波瀾万丈だったけども。

真田:それで買い換えようと思って色々と探してみたのよ。

島村:うん。それで?

真田:で、いいと思ったのがあって、鍵付きのジャーね。ナンバーロックのやつ。

島村:鍵付きのジャーって。その発想はなかったわ。

真田:いや、前に一回食べられた事があって…。

島村:食べられたとな?

真田:「あっ!5736粒あった筈なのに3粒食べられてる!」って事があってね。

島村:「あっ!」じゃねーよ。米の管理徹底しすぎ!

真田:その割にジーパンはルーズだからギャップがあるんで女の子にはモテると思うんだ。

島村:モテるかよ。お前の場合やり過ぎてギャップどころじゃないから!

真田:それでナンバーが一桁だから覚えやすいんだ。あんまりそういうのの記憶力に自信がない自分でも安心。

島村:記憶力以前に思考力が心配だわ!っていうかお前アレだけの数の米粒管理できるんだから大丈夫だろ。

真田:それでこの鍵付きのジャーもう一つ利点があって。

島村:いや、鍵付きの利点無いだろ。すぐ他人に開けられるてしまうわ。

真田:ジャーの下の部分が開いてあの運動会の準備の時に線引く奴みたいにラインが引けるんだ!

島村:鍵付きとか言ってた割に下まで開くとかザルだな!

真田:友達とカバディしたいなって時にサッと引けるよね。

島村:さっきから全然共感出来ないフレーズで共感させようとするのやめろよ!お前の悪い癖だ。
   そもそも米で線引こうとしても最初にごそっと落ちて物凄いバランス悪くなるだろうし。

真田:電子ジャーを落とした時に落としたよーって言ってくれる機能があるんだよ。

島村:ピンポイント!もう、物凄いピンポイント!

真田:付属の男の子ロボ米落とし君が落としたよーって言ってくれるんですよ。

島村:ジャーにロボット付いてくるってもうなんでも有りだな!この世って意外とファンタジー!

真田:この米落とし君は米をエネルギーとしていてな。

島村:なんでエネルギーに米をチョイスしたんだよ!一応付属品なんだからそこら辺ちゃんと考慮しろよ開発部!!

真田:で、米を食べると白目をむくんですよ。

島村:なんだよその無駄な機能!折角こっちの飯分け与えるんだからもっと可愛らしい表情させて。

真田:白目だけにご飯に目が無いんですよ米落とし君は。へへっ。

島村:うん。こっちは「そんないい顔して言われても…」って感じだけどな!

真田:それで実際に店内で試用させてもらったの。中に米も入れて。

島村:米も入れたのかよ。物凄い本格的だな。

真田:米落とし君の胸の所にジャーがついてるのね。もうブラ「ジャー」よブラ「ジャー」。

島村:なんかもう色々とアレだな!もう…どういう事になってんだよ。

真田:それで一通り使ってみたんだけどこれはいかんなって事になって。

島村:その結論に辿り着いて安心したよ。

真田:それで、前のとほとんど同じ機能のやつを買ったんだ2000円で。
   まぁ、内釜がないんだけど。でも、前使ってたジャーの内釜使うから大丈夫。

島村:なるほど。お前もたまにはちゃんと頭使えるのな。

真田:釜だけにかまはないのはかまわないってことで。

島村:だから韻を踏むな!いい加減にしろ。
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サンザンヒーローズ   (11/18)
コント/U&K
B:リベンジ達成しました!この気持ちを3文字に表すと?
A:かんし
B:おそらく「感謝」と言いたかったのでしょう!どうぞ!
看守、監視、官職…なんか殺伐。これで6期連続オンエア!サンザンヒーローズ!

A:ウサギさんウサギさん、この山のふもとから向こうの山の頂上まで競争しようよ

 

B:えー、カメさんと?勝負見えてるよ

 

A:やってみないとわからないよ。やってみようよ

 

B:んー・・・わかったよ

 

 

 

 

 

 

B:やったー先に頂上に着いたぞ!やっぱりカメさんは遅いなー

 

A:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

B:あ、やっとカメさんが見えてきた。おーいこっちこっち

 

A:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

B:・・・ど、どうしたの?そんな怖い形相して・・・

 

A:・・・・・・・・・・・いや、違うだろ・・・・・・・

 

B:え、違う?

 

A:・・・・お前・・・・・無いわ・・・・・・・・・・・・・・・・

 

B:な、何だよ!何が無いんだよ!勝負に負けて不機嫌になるってちょっと傲慢すぎるよ?

 

A:・・・・耳含めて五分刈りにしてやろうか?

 

B:なに怖いこと言ってんの!?このトレードマークごと刈ったら頭まん丸になっちゃうよ!

 

A:お前・・・・・寝た?・・・・・・

 

B:え、寝る?どういうこと?

 

A:いや・・・途中で疲れて木の下かなんかで寝るだろ、普通・・・・・・・・

 

B:普通は寝ないよ!勝負放り出して寝ちゃうなんてどんなウサギだよ!

 

A:いや、それ以前に・・・・常識だろ?・・・・

 

B:常識外れだろ!競争をするからには真剣にやるよ僕は・・・

 

A:お前KYだわ、マジで本当に・・・・(グイグイ)

 

B:イタタタ!引っ張らないで!耳引っ張らないで!伸びる!伸びるから!

 

A:お前ってさ・・・読者のことを考えて走った?

 

B:え、読者?読者って本を読む人たちのこと?

 

A:そんなことはわかってるんだよ、お前の耳をバウムクーヘンにしてやろうか?

 

B:丸めるってこと!?リーチを利用した耳への虐待はやめてくれよ!

 

A:お前は読者の期待を裏切ることをしたんだぞ?

 

B:何でだよ!何だよ読者の期待って!

 

A:あーもう面倒くさいから言うわ、お前は「ウサギとカメ」の秩序を冒涜したんだよ

 

B:・・・え?「ウサギとカメ」って僕らのこと?

 

A:まぁ、僕らっていうか、種類に該当したら全部当てはまるな

 

B:結構いるんだね、じゃあ

 

A:ウサギの耳を付けてレオタードをはいた人間の女性とかも当てはまるし、マリオの宿敵とかも当てはまるかもしれない

 

B:バニーガールとクッパも!?なんかよく、何故かはわかんないけど、それは違うと思うよ?

 

A:お前に何がわかるんだ?(グイイイ)

 

B:痛いっす痛いっす!耳を団子結びにしないでください!

 

A:とにかく、おまえはやってはいけないことをしたんだよ

 

B:・・・いや、もうとにかく状況がサッパリわかんないから「ウサギとカメ」の秩序というのを教えてくれよ

 

A:まず一つ言えるのは・・・お前は勝ってはいけないんだよ!

 

B:何で!?そんなの不公平じゃないか!

 

A:黙れ!お前の耳でなわとびしてやろうか!

 

B:そこまで伸びないよ!これ以上伸ばさないでよ!

 

A:あと・・・お前は絶対に途中で寝ろ!

 

B:完全に僕バカじゃんかよ!なんで勝負の途中で眠っちゃうんだよ!

 

A:勝負の途中で自分の勝利を確信して眠るんだよ!

 

B:いやでも結構まじめな性格だから僕

 

A:え?なんだって?(ギュイイイイイイイイ)

 

B:やめてください!先程のなわとび発言を実行に移さないでください!もう耳の感覚がなくなってきちゃったよ!

 

A:お前の性格はどうでもいいんだよ!要は俺が最終的に勝たないといけないんだよ!

 

B:何?君を勝たせればいいの?

 

A:そしてお前は自分の行動に後悔してもがき苦しむさまを俺に晒せばいいのさ!

 

B:何でここまで損な役をことをしなきゃいけないんだよ!僕カメさんに何かしたっていうの?

 

A:何もしなくてもお前はこの世に命を授かった時点で俺に負けるように決められているはずなんだよ!

 

B:・・・じゃあ逆に聞くけどさ・・・途中で寝てたのって、カメさんじゃん

 

A:・・・・・・・・・・・・・・・

 

B:途中で後ろ振り返ってみたらさ、木の下でグースカ寝ちゃってさ。鼻ちょうちんも出るほど熟睡してさ

 

A:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

B:そんで僕が仕方なしに起こそうとしたらさ、「それでも僕が勝つようになるんだから・・・」って言ってまた寝ちゃってさ

 

A:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

B:正直そんな奴にさ、負ける訳がないよね?どう考えても

 

A:・・・・・・・・・・(バリッ!バリッ!バリッ!)

 

B:ちょちょちょちょちょカメさん!?ちょっと何自分の甲羅を剥いでるんだよ!

 

A:もう頭きた!!おい耳長のけだもの!もう一度真剣勝負だ!

 

B:うわぁもう甲羅がほとんど剥げてめちゃくちゃグロい!ていうか内臓見える!内臓見えてるって!

 

A:こんなもんも要らんのじゃあ!(ブチィッ!)

 

B:ありとあらゆる内臓をぶち抜いた!!

 

A:軽量化だよ軽量化ぁ!

 

B:もうやめて!カメさんのHPはもうすでに0よ!

 

A:はぁ・・・はぁ・・・これでフェアだな・・・

 

B:アンフェアだよ!

 

A:・・・あれ?お前双子だったか?

 

B:霞んできてる!カメさんもう目の輝きがなくなってきてるよ!?

 

A:お前は勝ってはいけない・・・勝ってはいけないんだよ・・・・・

 

B:何でそこまでして僕に勝とうとするの!?わかったよ!僕が勝っちゃって悪かったって!

 

A:いやもうどうでもいい!俺はもう目が覚めた!

 

B:どちらかというと目閉じかけてるよ!?

 

A:俺は・・・俺は「ウサギとカメ」の法則に縛られたまま今を生きてきた・・・だがそれは違っていた!

 

B:カメさん・・・

 

A:お前の一言で俺は間違いだと気付いた!今はもう一度真剣勝負でお前に挑みたい・・・

 

B:・・・・わかったよカメさん!・・・いや、もう・・・グロちゃん!そこまで言うならもう一度やろう!

 

A:何その今付けたあだ名

 

B:今となってはそのあだ名が一番ふさわしいよもう!

 

A:とりあえず一皮剥けた俺ともう1回勝負だ!

 

B:どっちの事にとらえればいいのか・・・・・・

 

A:ようしウサギさん、今度はこの山のてっぺんからふもとまで競争だ!

 

B:うん!

 

A:ただし途中木の下で寝るんだぞ!

 

B:それがダメなんだって!!
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法子さんと律子さん   (1/1)
漫才/塀を越えて慰謝料請求
法子:キリ番を踏んだので挑戦しに来ました。

律子:虚偽報道はやめてくれる?

法子:キリ番を踏むと、KBがこっそり三割増になるって噂は本当だったんですね!

律子:ねえ、虚偽報道はやめてくれる?
読みは「ほうこさんとりつこさん」です念の為。次代の女性コンビが初オンエア!法子さんと律子さん!

法子:法子です。

律子:律子です。

法子:ねえねえ、ちょっと相談を聞いてほしいんだけど、いい?

律子:いいわよ。何?恋の相談?

法子:それは相談しない。
   相談すると失敗しそうだし……。

律子:ちょっと!

法子:あのね、今日、聞いてもらいたいのは、私の知り合いのことなんです。

律子:……まあいいわ。
   はいはい、知り合いのご相談ね。どちらさん?

法子:ええっと、本名じゃ、ご迷惑になるから……Iさんって人がいるんですよ。

律子:Iさんね。名前の頭に「い」が付く人やね。

法子:――どきっ!な、何でわかったの?バ、バレた?

律子:いやいや、別に核心を突くほど凄いことは言ってないよ?
   イニシャルだったら、それくらい誰でもわかるから。

法子:何だ、ビックリさせないでよ。
   でね、そのIさんの家っていうのが、一軒家で、子供がちょっと遊べるくらいの庭がありましてね。

律子:あら、いいじゃないですか。子供たちも元気に遊べるわけだ。

法子:ええ、まあ。でも、遊べるって言っても野球とかサッカーの試合は出来ないよ?

律子:うん。誰もそこまで広い庭は想像してないから。

法子:あ、それに、普段、Iさんの子供たちは公園とか友達のところに行っちゃうし、
   庭は庭で、干してある洗濯物で占領されてるし……。

律子:うん。いいよ、そういう説明は。
   庭があるんでしょ、Iさんの家に。で、庭がどうしたの?

法子:そうそう。あのね、庭があって、塀があるわけですよ。

律子:へえ。

法子:――おっ!

律子:いやいや、そういうんじゃないから。ただの相槌ね。

法子:何だ、ビックリさせないでよ。
   でね、塀があって、その向かい側に、何とビックリ、お隣さんが住んでるの!

律子:うん、普通よね。何とビックリ、って言うほどのことじゃないよね。
   てか、さっきから、言うほどビックリするつもりなくない?

法子:そんなことないですよ。

律子:そう?
   で、そのお隣さんがどうかしたの?

法子:ええっと、お隣さんも本名じゃ、ご迷惑だから……Iさんって人なんだけどね。

律子:被ったなあ。IさんとIさんって……。

法子:いやいや。Iさんって言っても、二人とも名前違うんだよ?

律子:でも「い」で始まるからIさんなんでしょ?紛らわしいなあ。

法子:そんなこと言われても、どっちもIさんだけど、IさんとIさんは、同じIさんじゃないわけで……。

律子:ややこしくなってるよ……。

法子:あ、じゃあ、わかりやすく、
   私の知り合いのIさんは大文字のIさんで、そのお隣さんのIさんは小文字のiさんにしておこうか?

律子:わかりにくいわ。余計ややこしくなってる気がする。

法子:あ、じゃあ、知りIさんと、OTONAR−Iさんにすればいいんだ!

律子:知りIさんは上手くいったけど、OTONAR−Iさんは無理ありすぎでしょうよ。何て発音すんのよ?

法子:えー。じゃあ、お隣さんは、知りIじゃないさんにでもすればいいの?

律子:ねえ、ややこしくすることの美学でもあるの?
   そうじゃなくて。もう、普通にAさんとBさんでいいでしょう?

法子:いやいや、AさんとBさんって、二人ともそんな名前じゃないよ。
   アンジェラ・アキと坂東英二じゃないんだから。

律子:確かにAさんとBさんになるけど、何その接点のないチョイスは。

法子:徳島県出身だよ。

律子:ああ、そう。

法子:――拝啓、十五の君へ?ボクのことか?誰や、ほんまにもー。

律子:うん。無理矢理に接点を作らなくていいの。
   そうじゃなくて、ここはわかりやすく仮名でAさんとBさんにしたらってこと。

法子:え、二人とも代えなきゃいけないの?

律子:二人ともじゃなくていいよ。
   あー、じゃあ、せめて片方だけでも代えてよ、こんがらがるから。
   この時点でだいぶこんがらがってるけど。

法子:えー……じゃあ、私の知り合いをFさん、そのお隣さんをIさん、でいい?

律子:何でFが出てくんのよ……。
   それに、どうせなら、お隣さんを代えてほしかったけど、まあ、それでもいいか。
   はいはい、知り合いのFさんと、お隣さんのIさんね。

法子:でも、本当はどっちもIさんだけどね。

律子:はいはい……。
   で、そのFさんとIさんがどうかしたの?

法子:あ、そうそう。
   でね、お隣さんのIさんが、塀の近くにカキの木を植えてるんですよ。

律子:あら、いいじゃないですか。

法子:あ!カキって言っても、イタボガキ科の二枚貝の方じゃないよ?

律子:うん、牡蠣ね。
   誰も磯臭い貝が木になってるとは思ってないから。

法子:――えええっ?!

律子:驚きすぎ。
   てか、どこで驚いてるの。ビックリする要素なんてなかったでしょ。

法子:何だ、ビックリさせないでよ。
   要するに、食べ物のカキのことだよ。

律子:貝も食べ物なんですけど。
   要するに、果物の柿のことを言いたいんでしょ?

法子:そう、それ。柿の木を植えてるんですよ。

律子:実りの秋には、柿の実がいっぱいなるんでしょうね。美味しそうじゃないですか。

法子:美味しそうって言っても、Iさんの奥さんの身体はシワシワの干し柿みたいなもんですけどね。

律子:何てことを。

法子:あ、でも、娘さんの方は、えらいベッピンさんで、食べ頃で美味しそうですよ。

律子:何てことを。

法子:で、まあ、秋まっさかりの頃に、美味しそうに実ってるわけですよ。たわわ、たわわ。

律子:柿の話だよね?

法子:そうだよ?え、何だと思ってるの?

律子:いや、いいよ。続けて。

法子:うん。でね、そしたら、Fさんの息子さんが、
   美味しそうに実ってるもんだから、その柿の実を、枝ごと勝手にもぎ取っちゃったんですよ。

律子:あらら。柿泥棒?

法子:あ、でもね、もぎ取った枝っていうのが、Fさんの家の敷地に入ってきてた枝だったんですよ。

律子:ああ、なるほど。
   塀の近くに柿の木を植えてたから、枝が成長して、塀を越えてFさんの庭に入り込んだ、と。

法子:そういうこと。
   で、それを知ったIさんが怒っちゃって、さあ大変。

律子:ご近所トラブルってやつだ。

法子:そう。
   「ゴラァ!柿返さんかい、この泥棒が!尻の穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わしたろうか!」
   って、怒鳴り込んで来ちゃって。

律子:ブチ切れすぎだなあ、Iさん……。

法子:で、泣きながらFさんの息子さんは柿を返して、その時は事なきを得たんですよ。

律子:息子さん、可哀想に。Iさんも大人気ないなあ……。
   あ、でも、それってアレなんだよね?
   確か、塀を越えてきた枝でも勝手に切ったらダメってことなんじゃなかった?

法子:お、よくご存知で。
   そうなんですよ。こういう場合、法律上、勝手に切ったらダメなんですって。

律子:Iさんに軍配が上がったってわけだね。ブチ切れてたけど。

法子:その時はね。

律子:え、まだ何か続きがあるの?

法子:あるんですよ、実は!
   後日、別の日に、Fさんのお母さんが洗濯物を取り込んでる時に、庭で躓いて転んでしまったんですよ。

律子:あらら、大変。

法子:シーツからTシャツから、みーんな泥だらけ。

律子:洗濯し直さないと。大変ね。

法子:ついでに、お母さん、骨折。

律子:骨弱いなあ、お母さん。骨粗鬆症?
   てか、ついで、じゃなくて、メインでしょ、その大変さは。

法子:で、お母さんの足元見たら、何と、木の根っこが突き出てたんですよ。

律子:……もしかして?

法子:そう!
   何と、お隣さんのIさんの家の柿の木の根っこだったんですよ。

律子:今度は枝じゃなくて、根っこがFさんの庭の敷地に入ってきたわけだ?

法子:そういうこと。
   で、ここぞとばかりにIさんの家に怒鳴り込みに行くFさん。

律子:Fさんも大人気ない……。

法子:ドンドンドン!
   「ゴラァ!お前んとこの柿の木の根っこで、骨折れたやないかい!慰謝料払えや!」

律子:慰謝料って。そこだけ聞いたらチンピラみたいやね、Fさんも。

法子:ドンドンドン!
   「おい、聞いてんのか、ゴラァ!出て来いやぁ、伊佐坂!」

律子:あーあ、名前言っちゃった……。
   お隣さんのIさんって、伊佐坂さ――ん、ちょっと待って?

法子:なあに?

律子:お隣さんが伊佐坂さんってことは、
   もしかして、あんたの知り合いのFさんって――フグ田さん?

法子:わわわ!しー!しー!何で知ってんの?あ、あれ?私、本名、言っちゃったっけ?

律子:おいおい……。
   じゃあ、最初のIさんっていうのは……そういうことか。
   あ、途中のあれは、「磯臭い」で驚いてたのね。

法子:えー、どういうことー?私、知らなーい。

律子:わざとらしいなあ、もう。
   てか、絶対ご近所トラブルあり得ない家でしょ、あそこは。むしろ、仲良いでしょ。

法子:わかんないよ。裏では何考えてるんだか。
   今度ばかりは、ケガしちゃったのはフネさんなんだから、慰謝料ちゃんと払ってもらわないと。

律子:そんな裏側見たくないなあ。
   てか、そんなことより、そもそも、何であんたが磯野家と知り合いなわけよ?

法子:あっれー?あははー。どうしてかなー?

律子:そこは笑って誤魔化すんかい!

法子:……と言う訳で、本日は、
   磯野さんは伊佐坂さんから慰謝料を払ってもらえるかどうか、
   の相談で来ましたんで、よろしくお願いします。


(続く)

司会:はい、ありがとうございました。
   えー、磯野フネさんが庭先で転びはって骨折したということですが、
   その原因となったのが、お隣の伊佐坂さん家に植えている柿の木の根っこだそうで、
   この場合、伊佐坂さんから慰謝料を払ってもらえるかどうかという相談であります。
   はい、よくわかりましたー。
   では、この相談は碓氷相談員から伺いましょう。

碓氷:これはもう当然、慰謝料はもらえると思いますね。
   元々、柿の木は伊佐坂さんのものですから、
   その柿の木の根っこで躓いたとあれば、伊佐坂さんが慰謝料を出すべきでしょう。
   何でも、イニシャルがIって人間はケチが多いみたいですからねえ……チラッ。

市河:おいおい、何でこっち見てんだよ!
   イニシャルがIって、誰のことを言ってんだよ?

碓氷:イクラちゃんだよ。

市河:そんなわけねえだろ!

司会:はあ、なるほど。
   それではイニシャルがIの市河相談員はどうお考えですか?

市河:ちょっと、ちょっと!あなたまで何なんですか、もう!
   ええっと、慰謝料ですけど、んなもん、もらえませんよ。だって、そうでしょ?
   例えば、殺人事件の凶器のナイフが無関係の人の持ち物だったらどうですか?
   持ち主ってだけで、その人が慰謝料を払うんですか?そんなことないでしょう?

碓氷:市河が犯人だったら?

市河:あるみたいな言い方するなよ。

碓氷:ないみたいな言い方するなよ。

市河:ねえよ!

司会:碓氷相談員はもらえる。市河相談員はもらえない。
   ということでありますけど、ゲストの管理人さんはどちらの意見に賛同されますか?

管理:そうですね。碓氷相談員に賛同して、もらえる、と思います。
   柿の木ですか?私も大好きです。植物を愛する者ならば、木々だって子供のようなものです。
   だったら、子供の尻拭いを親がするように、
   伊佐坂さんは尻拭いとして、慰謝料を払うべきでしょう。
   ま、私の場合、女の尻が一番大好きなんですがね!

市河:ゲストのくせに、この野郎!

碓氷:略して、ゲス野郎!

司会:さあ、それでは、お三方のご意見、確認をさせていただきましょう。
   慰謝料はもらえるかどうかであります。
   碓氷相談員もらえる。市河相談員もらえない。えー、ゲストの管理人さんはもらえるということでありますけど、
   顧問の二瀬顕さんはどのようにお考えですか?

ニセ:はい、これは、慰謝料は、「もらえない」という風に考えます。

司会:ほう。払ってもらえない、と。

ニセ:ええ。
   隣接している土地同士が、それぞれの権利ばかり主張して譲り合わないと、
   結局、自分の権利さえ全うできない時があります。
   そういう時のために、法律には「相隣関係」というものがありまして、
   所有者たちの権利をある程度制限し、協力する義務を負わせて、
   その利用を調整することにしているのです。

司会:要するに、譲り合いの精神ですな。

ニセ:ええ。相隣関係には、隣地使用の立入権についてなどがあるのですが、
   今回のケースですと、境界を越える竹木の切除、根の切り取りが、それに当たります。
   先ほどのお話の中にもありましたが、
   隣地の竹木の枝が、境界を越えたときは、勝手に切ることが出来ません。
   しかし、隣地の竹木の根が、境界を越えたときは、
   竹木の所有者は外形上の判断ができないので管理できず、
   越境された側で切り取ることができることになっています。

司会:つまり、枝は勝手に切ってはならないけど、根っこは勝手に切ってもよいということですな。

ニセ:そういうことです。
   この場合、躓いた原因となる根っこを切り取っていなかった磯野さんに落ち度があると考えます。

碓氷:しかし、それではあんまりじゃないですか!
   磯野さんは根っこを勝手に切っていいということを知らなかったんじゃないですか?

ニセ:知らなかったとしても、枝を勝手に切ってはいけないことは知っていたと思われます。
   こういう聞きかじっただけの中途半端な知識が一番危ないんです。
   枝の場合ですが、勝手に切ってはいけませんが、
   代わりに、その所有者に枝を切り取らせる請求をすることができるんです。

市河:なるほど。
   つまり、枝に関して正しい知識さえあれば、同じ要領で、根っこを切り取らせる請求が考えられたはずだし、
   そもそも、正しい知識なら、根っこなら勝手に切ってもいいこともわかっていたはず。
   不完全な知識で知ったかぶりしていた磯野さんに落ち度があるというわけですね。

ニセ:ええ。おそらく、そういうことになるでしょう。

碓氷:きぃーっ!くやしい!後で踏ん付けてやる!

市河:誰を踏むねん。てか、何でオカマ口調やねん。

ニセ:えー、余談ですが、磯野さんは、柿の木じゃなく、竹を植えてもらうようにお願いすれば、
   越境してきたタケノコなら、勝手に食べてもいいということなんですよ。

管理:そのタケノコのお味の方は?

司会:どんなんかなー?

ニセ:それは保証しません。
   よって、慰謝料は認められない、という風に考えます。

司会:お聴きの通り、この場合は、慰謝料はもらえないということであります。
   法子さん、おわかりになりましたら、参考にしてください。
   「法子さんと律子さん」でした。
   本日のゲストは管理人さんでした。
   それでは来週のこの時間をお楽しみにー。さいならー。

全員:♪ふふふ〜ん、ふーふっふ〜、トゥルルルル〜ルル〜♪――って、二度とやるか!!



※ 製作者は弁護士ではないので、必ずしも上記の見解が100%正しいとは言い切れません。
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MindPercussion   (1/2)
コント/戦告ソナタ
長津田:おっしゃ、受かったぜ!!
霜山:まあどうせ3位とかでしょ
阿木:というか絶対飛ばして読む人居るよね
マキ:なんせ異常な長さだしね。
霜山:審査員の皆さんには本当にご迷惑をおかけしました
長津田:もっと元気出せ!
新堀:それではネタをどうぞ!
長津田:お前が言うな増員!!
恐らく青バト史上最長のネタでしょう。初オンエア!MindPercussion!

長塚:ああ、俺も明日から高校生か、でも特に高校生になっても、やる事とか特にないな。

橋本:献血御協力お願いします!

長塚:あ、市民ホールの前で献血やってる。

橋本:16歳からの献血お願いします!

長塚:そういや献血って16歳から出来るんだよな、よし、俺もこの前16歳になったんだし、献血やってみるか、すみません。

橋本:はい?

長塚:献血に協力したいんですが。

橋本:あ、はい、献血御希望の方ですか?それとも観覧御希望の方ですか?

長塚:・・・・・・・・・はい?

橋本:いや、ですから、献血を御希望ですか?それとも観覧を御希望ですか?

長塚:いや・・・えっと・・・じゃあ・・・・・・献血で。

橋本:はい献血ですね、かしこまりました〜。

長塚:あっ、あの・・・ちょっといいですか?

橋本:何でしょう?

長塚:献血と観覧って・・・どう違うんですか?

橋本:えっ?あ、もしかしてお客様始めての献血ですか?

長塚:は、はい、16歳ですから・・・観覧とか始めて聞くんですけど、何なんですか?

橋本:いたって簡単です、観覧はただ見るだけですけど、献血は審査ができるんですよ。

長塚:えっ?何を?

橋本:まあ、それは見てみれば分かると思います、とりあえずもう始まりますので、市民ホールの中に入ってお待ちください。

長塚:えっ?ちょっと、始まるって何が?

橋本:ハハ、だから見れば分かりますって(長塚を押す)

長塚:えっ!?ちょっと!?何笑ってるんですか!?一体何が始まるんですか!?


市民ホール


長塚:(えっ?何この会場・・・とても献血の会場とは思えない・・・
     何かやけに座席が多いし、舞台が無駄なぐらい豪快な飾り付けだし
          しかも、何人いるんだこの人数?絶対百人くらいいるぞ
     それに・・・なんだろうこの張り巡らされたレール
     座席の前を横切り、どこか一つの場所に流れているような感じ
     一体このレールは何なんだ・・・?)

阿木:君、歩き回ってないで座ったら?

長塚:えっ?あっ、はい!(阿木の隣に座る)

阿木:何だか君そわそわしてるね、あっ、もしかして初めての献血?

長塚:は、はい、16歳ですから・・・・・・。

阿木:ハハ、あまり緊張する事は無いよ、審査員なんてものは、ただ血を流せば良いだけなんだから。

長塚:えっ?審査員って?流すって?

阿木:あれ?もしかして献バトのルール知らないのか?

長塚:け、献バト?何ですかそれは?

阿木:えっ?献血バトルの略だろ!?そんな事も知らないの!?

長塚:い、いや、献血なら知ってますが、バトルはちょっと・・・。

阿木:ちょっと、こんなんで審査が出来るのか?まず観覧からやった方がいいんじゃないのか?

長塚:いや、だから僕、献血の受付の人に強制的に押し込まれてしまって・・・・・・。

阿木:あ〜そうか、じゃあ分からない事があったら俺に聞いてくれ、何でも答えれると思うから。

長塚:じゃ、じゃあ、審査は何を審査するんですか?

阿木:これから舞台でやる3組の熱狂だ。

長塚:熱狂ですか!?

阿木:ああ熱狂だ、どんな熱狂かは・・・・・・見た方が分かりやすいな。

長塚:そうですか・・・・・・。

アナウンス:まもなく、献血バトルが開演します、会場外にいるお客様は、速やかに自分の席へとお戻りください。

阿木:と、そろそろ始まるらしいな。

長塚:いったいどんな熱狂が始まるんだろう・・・・・・。




橋本:熱狂!献血バトル!!!!!


(ワーワーワーヒューヒューヒュー)


橋本:さあ始まりました、熱狂!献血バトル!司会を務めます、橋本国守です。

長塚:あっ!受付やってた人だ!

阿木:献バトはスタッフが少ないからな、橋本アナも受付を担当したりするんだよ。

長塚:橋本アナ?橋本アナって何者ですか?

阿木:献バトの司会者だよ。

長塚:何ですか献血の司会者って!?

橋本:この献血の神が見守るコロシアムで、どのような3組の熱い熱狂が繰り広げられるんでしょうか!!

   それでは早速まいりましょう!!今回のトップバッターは、新堀一生!!

阿木:う〜ん、知らないな、どうやら初挑戦のようだな。

長塚:何ですか初挑戦って?

阿木:ああ、献バトはね、一年に40回やってるんだよ。

長塚:そんなにやってるんですか!?

阿木:それで常連とかだともう20回位輸血されてんだよ。

長塚:その人血貰いすぎでしょ!!

阿木:でも20回出て未だに一度も血を貰ってないヤツもいるけどな。

長塚:何しに来てるんですかその人・・・。

橋本:期待の新人が初挑戦!デビューわずか三時間という芸歴で献血できるのか、新堀一生!!

新堀:(体から血を流し、不器用な歩き方で無言でステージの真ん中に立つ)

長塚:ギャアァァァァァ!!!!!!!

阿木:なるべく大きめの声援は止めといた方が良いぞ、プレッシャー掛けちまうから。

長塚:声援じゃありません悲鳴ですよ!!何であの人あんなに出血してるんですか!!

阿木:しかし出血か・・・ベタな設定で来たもんだぜ。

長塚:あれの何がベタなんですか!!

阿木:おい、だからやってる時は大声出さない方がいいぞ。

長塚:は、はい・・・それにしてもあの人一言もしゃべりませんね。


新堀:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   ・・・・・・・・・・・・えーと・・・・・・・・・

   ・・・新堀・・・一生です・・・・・・・・・・・・

   ・・・・・・さっき、車に轢かれました・・・・・・

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   ・・・・・いや、とりあえず血ください・・・・・・

   ・・・・・・・・・・・・あ、終わります・・・・・。

阿木:おっと、シュール系か!!

長塚:何ですかシュール系って!

阿木:空想上の世界を作らないで、日常的に有り得そうな光景で芸をする事だよ。

長塚:ありえないでしょ日常であんな光景!!

阿木:しかしシュール系で来るとは、大した新人だぜ・・・シュール系は落ちやすいのによ。

長塚:落ちるって何が!?

阿木:さあ、そんな事より審査だ!!

長塚:し、審査?

橋本:今の方に、献血OKという審査員は、赤い血を流してください、どうぞ!!

審査員:(目の前のレーンに血を流す)

長塚:ええぇぇ!?嫌な予感はしてたけどええぇ!?

阿木:おや?君は血を流さないのか?

長塚:いや、流すも何も・・・。

阿木:あ、もしかして流し方が分からないのか?それだったら君の横に注射器があるだろ、その注射器で自分の血を吸い取ってこのレーンに流すんだ。

長塚:それって・・・危険じゃありませんか?

阿木:注射器じゃ危険そうで怖いって人はね、手首切って血出すんだよ。

長塚:過激すぎる!!

阿木:たまに手首切ってる時にスッゲェ叫び声出すヤツも居るんだよな、全く、お前が献血されるのかってな、ハハハハハ。

長塚:分からない・・・この業界の笑い所が分からない・・・。

阿木:んでね、血を流さないって人はね、そのジャッジペーパーに感想とか書くんだよ。

長塚:えっ?ジャッジペーパーって、これってどう見てもカルテなんですけど・・・。

阿木:実は俺シュール系好きなんだよな・・・血あげとくか。

長塚:そんな簡単な理由であげて良いものなんですか?

橋本:さあ、どんどんバケツに血が入っていきます!!

長塚:ウワァ・・・生々しい・・・吐きそう・・・。

橋本:ハイ、そこまで!さあ新堀さん、初挑戦ですがどうでしたか?

新堀:・・・・・・・・・・・・だから早く血をくれっ!!!!!血をっ!!!!!

長塚:キレたっ!!

新堀:見ろよこのケガ!!!!!これを見て何も思わないのかよっ!!!もういったいどうなってるんだよ最近の医学界は・・・(黒服に連れて行かれる)


長塚のジャッジペーパー:悪くないよ、アンタは何も悪くないよ、みんな社会が悪いんだよ。


橋本:はい、少しアクシデントが有りましたが、次に行きましょう、次はこの方、デカルコマニーマキ!!

阿木:お、今回はマキが出るのか。

長塚:誰ですかマキって。

阿木:献バトで数少ない女性芸人だよ、確かもう7回出てるんだ。

長塚:女を捨ててますね。

阿木:見ても無いのに決め付けるのかよ。

長塚:こんな大会に7回も出てる女なんて絶対お嫁に行けないでしょ!!

阿木:まあまあ、確かに女としてのプライドは清清しい程捨てているが・・・。

長塚:どれだけ捨ててるんですか!!

橋本:成績は4戦3勝と上調子、今回も持ち前のマキワールドが炸裂するか!?デカルコマニーマキ!!


マキ:きゃっほー!!!(爽快なステップで走り回る)

長塚:何あの人・・・とても献血が必要な体とは思えない・・・。

マキ:皆、こんにちわー、マキだよっ!!実はマキ、昨日いっぱい血出しちゃったの、股から。

長塚:危ないっ!!あの人危ないっ!!

マキ:だって、とっても大きいのが入ったんだよっ!!とっても痛かったんだよっ!

   だからマキ、いっぱい血が欲しいの、そして輸血したいんだっ!股から。

長塚:怖いよ・・・何であの人あんなに笑顔なの・・・?

マキ:それじゃ、献血お願いしますっ!!マキでしたぁ!

橋本:今の方に、献血OKという審査員は、緑の血を流してください、どうぞ!!

長塚:無理っ!!出せないっ!!

阿木:お、エロ系は好まなかったのか?俺は案外好きだから血流すけど。

長塚:いや、そういう事じゃなくて・・・いや、それもありますけど!!と言うかあんな人に血を分ける気が知りませんよっ!!
   緑の血なんか出せないでしょ!!悪魔や化け物じゃあるまいし!!

阿木:ああ、それなら大丈夫だ、下で血を緑色にする「魔術部隊」ってのがいるから。

長塚:なんですかそのいかにも長ったらしい怪しい呪文を言っていそうな団体は!!

阿木:あまりこういうのは深く追求しない方が良いぞ、七人の黒服に連れて行かれちゃうから。

長塚:何ですか七人の黒服って!七人の神様みたいに言わないでください!

橋本:さあマキちゃん、今回もマキワールドが炸裂しましたね!

マキ:ハァーイ!マキ頑張りました!!

橋本:でもマキちゃんって、どうしてそんなに元気そうなのに血が出るんだい?

マキ:マキの(耳を塞ぐ長塚)はとっても小さくてね、(こんな人間にはなるまいと思う長塚)が入る度に血がいっぱい出ちゃうんだ、
   だからたくさん(そうだ、学級委員になろうと考える長塚)するためにね、血がいっぱい必要なんだ!!

橋本:おお、それはまたまた・・・ところでマキちゃんって今いくつだっけ?

マキ:マキは今度の誕生日が来れば16歳になるの!!


長塚のジャッジペーパー:世界には自分と同い年でも凄く不幸な子や凄く可愛そうな子がいるのを痛感しました。


橋本:さあ、今回のトリを飾るのはコイツだ!!キビヤック霜山!!

阿木:なっ!し、霜山!?

長塚:えっ?誰ですか?

阿木:献バトの常連だ、20回の出場して20回輸血されるという最強の記録保持者だ。

長塚:どうなってるんですかその人の容量!?

阿木:霜山の演技はハンパじゃねぇよ・・・叫びまくりだぜ。

長塚:血の気が多いから!?

阿木:しかしまさか霜山が出るなんて・・・また自分の記録を塗り替える気か?

長塚:こんな記録で何を誇ればいいんだろう・・・。

橋本:20回中20回献血と言う超人的な記録を持つ男!!さあ、今回も咲かせてくれるのでありましょうか!?
   キビヤック霜山!!


霜山:フハハハハハハ!!!!貴様等を、蝋人形にしてやろうかっ!!?

長塚:あの人緑の血輸血されたでしょ!!

阿木:おお、何で分かったんだ?

長塚:分かりますよ!!清々しい程分かり易いですよ!!

阿木:なんせ3回連続緑の血という異色の記録も持っているからな。

長塚:人間の心は残っているのかな・・・。

霜山:それでは聞くが良いぃ!!!我輩の唄、絶叫悪魔漫談!!!!!



「悪魔のコーチ」

フッハッハッハッ!!我輩は悪魔だ!!だからこの上ない非道な練習で、お前等をボロボロにしてやるわ!!フッハッハッハッ・・・・・・

ん?どうした?何故誰もビビらない?

え?前の先生が鬼コーチだったから、悪魔コーチと言われても何か鬼よりはマシな気がする?

貴様・・・悪魔を嘗めるなあぁぁっ!!!!蝋人形にしてやるぞっ!!!!

ハイ、霧の立ちこむ夜深く 少女を運ぶ謎の老人


「悪魔の魅力」

フッハッハッハッ!!我輩は悪魔だ、さあ人間達よ、私を怖がれ、恐れろ!!!フッハッハッハッ・・・・・・

ん?どうした?何故誰も怖がらない?

えっ?この前死神に会ったから、別に悪魔に会っても何も怖くないだと?

貴様・・・何を言っている?死神より悪魔の方が怖いだろっ!!!

えっ?悪魔なんかより死神の方が鎌持っていてカッコイイって?

・・・コンチクショオォォォォ!!!!死神め、蝋人形にしてやるわあぁっ!!!!

ハイ、誰も知らぬ 秘密の館


フッハッハッ!!では、献血を頼んだぞ!!




阿木:・・・・・・・・・・・・スゲェ・・・・・・。

長塚:・・・・・・・・・・・普通にネタやがったあぁぁ!!!!!

阿木:スゲェ・・・スゲェな!!!また霜山がやってくれたぜ!!!

長塚:なんだよあの人・・・絶対に途中でなんか仕出かすと思ってたのに、ちょっと異色なネタやりやがって・・・ある意味ズリィよ、スゲェ予想外だよ・・・。

橋本:はーい、今の人に、献血OKという審査員の方は、黒い血を流してください、どうぞ!!

長塚:黒い血って・・・パリパリに乾いてるじゃないか!

阿木:入れるしかない・・・入れるしか・・・。

長塚:あれ?彼方、また血あげちゃうんですか?

阿木:おや?そう言う君だって、注射器に手が伸びてるじゃないか。

長塚:えっ?あっ!体が勝手に動く!!

阿木:フフ、それが霜山の魔法だ、なぜかヤツの熱狂に聞き入ったら、無性に血を入れたくなるだろ?

長塚:確かに・・・!何か他の人とは違って、あの人のは作り込まれているというか・・・凄い頑張ってやってるというか・・・
   でも、そんな事で、そんな事で血をあげて良いのか・・・何か違う気がする・・・でも、体が答えてる・・・体が彼に血をやれと言っている・・・!
   内臓が、自分が作った血を彼にやれと嘆いている・・・!
   ああ、僕はどちらを信じて動けばいい・・・?自分か、体か・・・どちらを、どちらを信じて判断すればいいのか・・・!!

霜山:フッハッハッ!!血を、我輩に血を!!我輩に血を!!我輩に血・・・ゴッハ!!ゴッホ!!ゴバッ!!
   お・・・お願いします・・・昨日交通事故にあって・・・血が足りないんです・・・。

長塚:人間の心が出てきた!

霜山:いや、今回いつもより叫べなかったんですよ・・・全然血が足りなくて・・・正直立つのも限界なんですよ・・・
   でも、この場に立たなければ、僕は血を貰ってはいけないと思いましてね・・・
   病院で買うという手もありましたけど・・・でも、僕はこの舞台で戦う挑戦者です、
   病院なんかより、この場で皆さんで受け入れてもらった血の方が、自分にとって何倍も良いと感じたのです!
   ですから皆さん、こんな僕を受け入れてくれる方は、献血お願いします!!

長塚・阿木:グオオォォォ!!!!!(採血し、流す)

長塚:ハァハァ・・・・・・何だよあの人・・・何ていう芸人魂だよ!!!

阿木:スゲェ・・・スゲェ・・・もう神業だよ!!霜山は色々な意味で神だよ!!

長塚:もうこれは・・・どんなに拒絶しても、血をあげるしかないですね!

阿木:何だろう・・・なぜか注射針を指す時に、全く痛みを感じなかったぞ!

長塚:人間衝撃的なものに会うと、痛みを忘れるって本当ですね・・・。

橋本:ありがとう御座います・・・こんなにたくさんの血を本当にありがとう御座います!!

長塚:・・・そういえば黒い血って赤い血をそのまま流して大丈夫なんですか?

阿木:ああ、下で赤い血を乾燥させる「乾燥部隊」がいるからな。

長塚:七人の黒服といい魔術部隊といい乾燥部隊といい、献バトって無駄な所でスタッフ使ってるんですね。

霜山:本当に、本当に僕に血を入れてくれてありがとう御座います、本当に嬉しい限りです!

阿木:・・・俺は改めて分かったよ・・・献血という物の意味を・・・。

長塚:えっ?

阿木:献血に大切なものは、相手の心だ!
   相手がどんな心で血が欲しいのかを理解し、それが俺にとって酷く感情を揺さぶられる物かどうかを理解し、そこで初めて献血というものを行う、
   そう・・・献血とは、人の心を理解するコミュニケーションだったんだ!!

長塚:彼方・・・良い事言いますね・・・。

阿木:それに比べ、今までの俺は、ただ自分の好みで判断し、献血を非常に軽い気持ちで行っていた、恥ずかしく思うよ・・・。

橋本:いやー、霜山さん、まさに王道の熱狂ですね。

霜山:いや、此処まで僕が頑張れたのは、皆さんの御かげなんです。

阿木:それを今回、彼の演技を見て分かる事が出来たよ・・・こちらこそ、有難う、霜山。

長塚:・・・何か僕も、彼の言葉を聞いてやる気が持てましたよ、この世界に生きる人間なら、この世界から逃げてはいけない、
   誰かに受け入れるてもらえるまで、頑張らないとってね。

霜山:今、この場を借りて、会場の皆さんにお礼を申します。

長塚:何か僕も、彼みたいな生き方をしてみたいですね。

霜山:会場の・・・・・・貴様らを蝋人形にしてやろうかぁぁ!!!!フッハッハッハッ!!!!!

長塚:空気読めやデーモンっ!!!

霜山:フッハッハッハッ!!では、計量の時にまた会おう!!フッハッハッハッ!!

阿木:あっ、というかもう3組終わったのか早いなー、後はもう計量だけと。

長塚:計量?計量って何ですか?

阿木:審査員が入れた血の量を測るんだよ。

長塚:へー、その後にはどうするんですか?

阿木:んでね、此処からが献バトの見所なんだよ。

長塚:えっ?何をやるんですか?

阿木:3組の中で最も血の量が多かった者だけが、輸血されるんだよ。

長塚:・・・なんじゃいなそれ!!

阿木:これが献バトの「バトル」にあたる所なんだ。

長塚:いや・・・ええっ?ああ!さっきから○勝○敗って、あれって輸血された回数の事だったんですか!?

阿木:そうだよ。

長塚:いや、でもそれって、輸血されない人がいるんでしょ!?その何て言うか・・・過酷すぎませんか!?

阿木:フフ、だから献バトは「史上最もシビアな大会」と呼ばれているさ。

長塚:ジビア度が尋常じゃありませんよ!!

橋本:皆様、お待たせいたしました、まもなく計量です
   それではまず、3組の挑戦者の登場です!!

   まずは、新堀一生!!!

新堀:(黒服に連れて来られる)だ か ら 輸血しろって何回言ったら分かるんだテメェらはぁぁぁぁ!!!!!!!

橋本:デカルコマニーマキ!!!

マキ:(爽快な顔して)ああっあ!気っ持ち良かったぁ!!

橋本:キビヤック霜山!!

霜山:フッハッハッハッ!!フッハッハッハッ!!フッハ・・・ゴホゴッホゴッホ!!・・・・・・スミマセン・・・。

橋本:さあ、献血の神はいったい誰に微笑むのか!?まもなく計量です!!

新堀:おいっ!!お前等は俺の怪我を見ても何にも思わないのか!!?見やがれ、もう血は止まっているがこんなに青くなってるじゃねえか!!!
   お前等人間じゃないのか?お前等は人間じゃないから何にも思わないのか!!?
   人間だったらゴタゴタ言わずにさっさと輸血してくれやぁ!早く輸血してくれねぇと俺の体が保たないぞ!!
   もし俺が死んだら絶対訴えてやるからな!!こんな大会訴えてやるからな!!お前等全員・・・(黒服に口塞がれる)

長塚のジャッジペーパー(書き直し):自分がどんな不幸な目に会ったって、棒気になるのは良くないと思います、
                  それに、血も止まっていて、そんなに叫ぶ元気があるのなら、得に命の心配は不要じゃないかと思います。

長塚:何かだんだんこの大会に馴染んできてる感じがするんですよね・・・。

阿木:その内夢中になるぞ。

長塚:いや、それは避けたいんですけどね・・・それにしても霜山は凄いですね、そうとう怪我している筈なのに、何も言わずに耐えて・・・。

阿木:悪魔化したら血も涙も痛みも感じなくなるんだろうな。

長塚:本当に「最強」という言葉が似合いますね。

阿木:所で君はマキの言動に対してはノーコメントなのかい?

長塚:僕は「トイレに行ってきた」と勝手に解釈していますが。

阿木:君もなかなかやるようになったな。

長塚:世界に溶け込んでいる証拠です。

橋本:100名の審査員の心を捉えたのは、どの組か!?それでは、運命の計量に参りましょう!!
   
   初挑戦、新堀一生!!

新堀:何だ!?この血の入ったバケツをこのハカリに乗せる!?それで血の量が多かったら輸血できる!?なんだそのルールはぁぁ!!!!!ぁ(黒服に口塞がれる)

(バケツを置く黒服)

橋本:はい・・・105KB(献血バトル)です!!

新堀:何だその献血なんちゃらって単位は、それは多い量なのか!?

橋本:そうですね、1KBが大体3mlですから・・・。

新堀:はぁっ!!?じゃあ俺に与えられる血は300mlくらいなのか!?フザけるなっ!!!この怪我がその程度の血で補えるかっ!!!

橋本:新堀さん、その計算は間違ってますよ。

新堀:えっ?・・・。

橋本:バケツの重さもあるんですよ。

新堀:・・・いくつだ・・・バケツの重さは、いくつだ!!

橋本:そうですね、KBで言うならば、85KBですね。

新堀:・・・つまり、60mlくらいだと・・・。

橋本:そういう事です。

新堀:・・・フザケルな・・・訴えてやる・・・こんな大会絶対に訴えてやる!!!お前等も訴えてやる!!客席にいるヤツ全員も絶対に訴えてやるからなぁ!!!

長塚:何あの司会者・・・怖いよ、今の会話全部無表情だよ・・・。

阿木:橋本アナは冷静さが逆に怖いからなー。

長塚:彼、会場にいる全員訴えるとか言ってますけど、僕等大丈夫なんでしょうか?

阿木:黒服がいるよ。

長塚:安心しました。

新堀:(黒服に連れて行かれる)

橋本:さあ、4勝目なるか、デカルコマニーマキ!!

マキ:よいしょっと(バケツを乗せる)

橋本:おおっ!!461KB!高得点です!

長塚:そんなに高得点なんですか?

阿木:ああ、普通なら献血を勝ち取ってもおかしくない点数だ。

マキ:やったー!!これで勝ったらいっぱい(必死に楽しい事を考える長塚)に(眉毛を抜く長塚)を入れてもらえるね!

橋本:さあ、また連勝記録を塗り替えるかのか、キビヤック霜山!!

阿木:こいつは期待できるぜ・・・。

霜山:よっしょ(バケツを乗せる)

橋本:ハイ・・・461KBです!!

長塚:えっ・・・461KBって、さっきのマキと同じ点数じゃないか!
   何で?何で霜山にこれだけしか血が入らないんだ!?

霜山:461KBですか・・・何故だぁぁ!!!!何故我輩にこれだけしか血を入れなかったぁぁ!!!!貴様ら全員蝋人形にしてやろうかぁ!!!!

橋本:おっと、自分が思ったよりも低いKBに霜山が驚愕しています。

霜山:何故だぁぁ!!!!オーバー500は入っていい筈だろぉ!!!!!

長塚:そうだよな、何もマキと同じ点数って事はないのに・・・。

橋本:いや、その事なんですけど、ジャッジペーパーを見るとこんな事が書いてあったんですよ。

霜山:何だぁぁ!!!!貴様ら何を書いたんだぁぁぁ!!!!!

橋本:はい、まず「ネタは面白いと思ったが、デーモンが正直邪魔だと思った」

霜山:・・・っ!!?

橋本:「霜山自体は素晴らしいと思ったが、デーモンが鼻について感情的になれなかった」
   「ネタがデーモンネタ一本調子で飽きてしまった」
   「正直デーモン閣下が全く似ていなくて苛立ちました、本家に謝った方が良いと思います」
   「彼方はデーモンに付いては「蝋人形にしてやろうか」しか知らないのですか?非常に勉強不足だと思いました
    このネタをやるのでしたら、もっとデーモンについて調べた方が良いと思います」などと他多数、大体このような意見ですね。

霜山:・・・何・・・だと・・・?

長塚:・・・・・・意外とあの芸風評判悪かったんだ・・・。

橋本:まあ、それでも461取れたのは、霜山さんの最後の熱狂のお陰でしょう。

霜山:ちょっと待て、じゃあ・・・500も行けなかったのは、私のせいなのか・・・?

橋本:そうですね、というか、霜山さんが出なければ、オンエアも危うかったでしょう。

霜山:クッ・・・貴様ら・・・貴様らぁ!蝋人形に・・・

橋本:おやおや?まだその芸を引っ張る気ですかデーモンさん。

霜山:ク・・・クォ!!

橋本:評判の悪い芸を引っ張り続けて、霜山さんの足も引っ張り続ける気ですか、デーモンさん?

霜山:グオ・・・グオォォォォ!!!!!!ォォォォォ・・・・・・
   ゴホ、ゴハッ!!・・・何か・・・僕の心の中で、誰かが嘆いているような気がします・・・。

長塚:デーモン引っ込ませやがった!!

橋本:一生出さないであげてくださいね、さもないと彼方の連勝記録が危うくなりますよ。

長塚:あの人・・・そこまで言わなくても良いのに・・・。

阿木:橋本アナはつまらない人間に対しては冷酷だからな〜。

長塚:何なんですか、シビアな大会に冷酷な司会者って・・・。

橋本:以上で、全てのバケツの計量が終わりました、今回は一位が同率で二組いますので、二組が輸血される事になります。

   それでは、輸血される上位二組の発表です!


   ===================
          審査発表   
   ===================


   デカルコマニーマキ!!4勝目!!



   キビヤック霜山!!前代未聞の21戦21勝!!


   以上の二組です!!おめでとう御座います!!

霜山:ありがとうございます。

マキ:やったー!これでいっぱい(パーカーの紐を結ぶ長塚)ができるね!

阿木:おっ、今回は二組輸血か。

長塚:これって、新堀以外が輸血するって事ですか?

阿木:そう言う事だな、献バトではかなり珍しいケースだ。

新堀:・・・俺だけ・・・俺だけ輸血されないだと・・・・・・フザケるな・・・・・・フザケるなぁっ!!!!(橋本に飛び掛る)

橋本:(叩き落とす)

新堀:あぎゃー。

   (七人の黒服に連れて行かれる)

阿木:あ〜あ、ついに連れて行かれちゃった。

長塚:どうなるんだろうあの人・・・。

阿木:大丈夫、健全な話し合いをするだけだから。

長塚:本当に健全である事を心から祈ります。

橋本:さあ、見事献血戦線を勝ち抜いた二組にコメントを伺いましょう、まずは、4回目の輸血を勝ち取った、デカルコマニーマキ!

マキ:皆ありがとう、マキとっても嬉しいよっ!皆のお陰で、マキはたくさん(鼻毛を抜く長塚)が出来て、たくさん(鼻毛を抜く長塚)が貰えるんだよっ!!

橋本:4勝目おめでとう!続いて、キビヤック霜山!!

霜山:やりました、21連勝、これからも頑張ります!

橋本:新しい連勝記録の達成、おめでとう御座います!!

長塚:何だろう、この場じゃ真面目な言葉が、凄く有りがたく感じるよ・・・。

橋本:さあ、続いて、残念ながら献血を取れなかった新横浜あ、違うや、えっと、誰だっけ・・ああ、新堀だ新堀にコメントを伺いましょう。

長塚:もうあの人、名前を忘れるくらい新堀に興味示してねえよ・・・。

新堀:(裏から出る)ハイ、ザンネンデス、トッテモザンネンデス、ツギニマタキタトキハリベンジヲハタシタイトオモイマス。

長塚:調教されてるっ!!

橋本:初挑戦ですが、この大会についてどう思いましたか?言ってみてください。

新堀:ハイ、コノタイカイハミンナイッショウケンメイニガンバッテイテ、トテモスバラシイトオモイマシタ
   コンナニスバラシイタイカイニ、シュツジョウデキタボクハ、トッテモトッテモシアワセダトオモイマシタ!

橋本:では最後に、彼方にとって神様とは誰の事だと思いますか?

新堀:ハイ、ハシモトクニモリサマト、チョウセンシャノミナサンデス!

橋本:ハイハイハイー、よく出来ましたー。

長塚:怖いよ、あの人最後何言わせてるの・・・?

阿木:いい事じゃないか、挑戦者の皆さんを神様と呼んでるのだから。

長塚:橋本アナには様付けて呼んでましたけど!?と言うか、裏であの人何されたんですか、あの意見の変わり様は!?

阿木:うん、健全に話し合ってただけだよ、それで新堀も考えを改めただけだよ。

長塚:そんな事をしたって人はあんなに変われないでしょ!!もっとなんか、拷問的なものを・・・

阿木:わー、黒服がこっちを見ているー。

長塚:する訳がないですよねっ!健全な話し合いをしてただけですよねっ!

阿木:いいか君、「触らぬ神(橋本)に祟りなし」だ、此処では普通にしていないと、命の安全もないんだぞ。

長塚:何だよこの大会・・・挑戦者にも審査員にもシビアな状況って・・・しかも審査員が神様的権威だなんて・・・もう・・・帰る!!出てってやる!!

阿木:えっ、我慢しろよ、もうEDなんだから。

長塚:もう帰る帰る耐えられん帰る!!このまま居たらこの大会に完全に馴染んじまう!!普通の心が残っている内に帰ってやるからな!!

阿木:そうか・・・だったら反対の入り口から出てった方が良いぞ、スタッフが少ないせいか正面入り口以外の警備がいないから。

長塚:そうですか!色々とありがとう親切な人、さようなら!!(ダッシュで退場)

阿木:あっ!それと入り口の突き当たりに捨てられた自転車があるから!!いざとなったら使うと良いよ!!


ホール外


長塚:ハァハァハァ・・・・・・よし、ここまで来れば!

橋本:やあ、君。

長塚:何で!?何で居るの!?

橋本:私を誰だと思う。

長塚:神に不可能は無いと言う事か・・・。

橋本:君、もう帰っちゃうの?もう少し見ればいいのに、今、中では勝利を得た挑戦者達が輸血してるよ。

長塚:い、いや、・・・でもスミマセン!もう帰らせてください!!

橋本:クク、何その慌てた顔?凄い面白い。

長塚:怖いよこの人の笑顔・・・・・・最初に見た時の笑顔とは全く別物だよ・・・。

橋本:やっぱり最初見た時から思ってたけど、君、なかなかの運命持ってるよ。

長塚:う、運命って・・・何の・・?というか何で僕の運命が分かるんですか・・・?

橋本:私を誰だと思う。

長塚:神に分からない事は無いと言う事か・・・。

橋本:戻りなよ、君には見る必要がある。(長塚を引っ張る)

長塚:えっ、ちょっ、ちょっと・・・やめてください!!

橋本:いや、この後の自分のために最後まで見ておいた方がいいよ、なんせ次に献血されるのは・・・。


(手解き)


長塚:い、嫌だ・・・嫌だああぁぁぁ!!!!!(逃走)

橋本:あ、待て!!GO黒服!!

長塚:グァァア!!!!早い!!黒服早い!!黒豹を思わせるよ!!このままじゃ、何かしないと、何かしないと捕まっちまうぅ!!!!

(思わず捨ててあった自転車に跨る)

走りますように!走りますように!早く走りますように!!

(全力で扱ぐ)


(どんどんと差をつける)


(見えなくなる)


橋本:ああ、行ってしまったか・・・・・・まあいいか・・・彼はこの場所に戻る運命だ、私には分かるよ。

   (ゆっくり眺める)

   次に献血されるのは・・・・・・






   お前だ






その時、錆びれてたせいか、自転車のハンドルが突然折れた。




アスファルトにスライディング、血が止まらない。




痛い、誰か助けて。




誰も助けてくれない、皆が見て見ぬフリ。





その時、誰かが僕を背負ってくれた。





何て優しい人だ、あなたはまるで











神様だ。










橋本:今回の挑戦者は・・・

   キック長谷川、

   サドマキ、

   そして・・・・・・スライディング長塚。

   クク、なかなか面白い戦いになりそうだな、なあ新堀!

新堀:ワンワン!!



   
END
409/545KB

【敗者コメント】
アイ・ラブ・サーフ 277KB
海田「チューッス!」
藍沢「負けたんだからテンション下がれよ」
テクノ 249KB
健:またネタ練りましょう。
太:頑張ります。
コントラスト 249KB
田中:負けたけど、楽しかったです

柳田:いい勉強になりました。
シャドーウォリアーズ 141KB
全力投球
結果・・・暴投
少尉大尉 105KB
がんばります

【ジャッジペーパー】  上から、豆師匠、FAN、翔、走馬、銀沙灘(敬称略)
1組目 テクノ
・まだまだ粗すぎる印象でした。バトルズさんの方でも審査させていただいたネタなので詳しくはそちらを見ていただきたいです。
 しかし、やはりサイコロステーキで双六という発想は悪くないと感じました。(4点)

・前半、ボケがありきたりというか、弱いなあと思ってたんですが、
 サイコロステーキのとこ、ありふれたレストランネタの中でいい発想だと思います。
 すごろく部分にもっとボケを詰めて、もっと長さがあればおもしろいと思います。もうすごろくだけで1ネタ作ってもいいかと。(3点)

・ボケ自体はそれほど悪くないですし、ベタな設定なりにしっかりと盛り上げてるなとは思いましたがここからはやはり魅せ方だと思います
 正直、このネタは魅せ方1つでもっと面白くなると思いますが、現時点では店員のツッコミが違和感丸出しですし、
 会話が成立してなかったり、まだまだ未完成という感じです
 文章を1度読んでみるといいと思います(3点)

・おー…、正に力技…。

 悪くはないと思うのですが、ボケなのか会話なのかわからない点がありましたね。
 「サイコロステーキMで」などの表現あたりも、ボケとして成立するには弱い感じがしました。
 「大盛り」「普通」「少なめ」と言う場合などもありますしね…。
 あと、すごろくのあたりは突拍子すぎた感じがします。
 もうちょっと自然に入れたら良かったのではないでしょうか。
 あと、ベタなボケに対して、ツッコミが弱かったのも残念でした。
 将来性はあると思います!頑張ってください!(5点)

・ボケが憎めない良いキャラしてると思います。序盤中盤はボケのワガママが心地よかったですね。
 でも終盤の双六は発想だけで中身がスカスカでした。
 ここがネタの勝負所なだけにしょうもないことでマスを進める、休み過ぎ以外にもっとボケのバリエーションが欲しいです。
 また、ツッコミの口調が不安定なのが気になります。ボケがツッコミの態度に文句を言うくだり以外でも
 敬語を使わない場面が多く、違和感を覚えながら読み進めるハメになりました。
 オチもバイトという伏線を事前に張っておかないとあまり綺麗とは言えません。
 ボケの発想は悪くないのでツッコミと構成に気をつけて手直ししてみてください。(3点)
2組目 コントラスト
・すいません、こちらもバトルズさんで審査させていただいたネタで、
 ラーメンズ云々と二度も同じこと言われるのは苦痛だと思うので、ここでは割愛させていただきます。
 一つだけ書くとすれば雰囲気は非常に好みです。(4点)

・ネタの着眼点と、文字が付き合う、というとこなど、バカバカしくていいと思います。
 ただ物足りないというか……この感じで、1.5倍ぐらいに伸ばせればかなりいいネタだと思います・
 あとオチは釈然としないなあ…別のオチの方がいいかも。(4点)

・設定や観点は非常に素晴らしいと思いますが、シュールとでもいいましょうか
 まぁ、率直に言うと笑いに結びついてない部分が多々あったのが残念です(3点)

・独特な世界観…。
 「お前は異性を気にする中学生か」と、「巡り巡って悔しい」は面白かったです。

 でも、全体を通してみると、なんというか…うーん…。
 ボケらしいボケと、ツッコミらしいツッコミが少なかった様な…。
 基本的に、サイドストーリーが主軸ですから、そっちに重点を置くならそっちにもっとボケやツッコミを強くして欲しかったです。
 シュールさを狙ったのかもしれないのですが、なんだか世界観が1人歩きしてしまってるような…。

 あっ、あと、「ョ」と「千代子」が付き合ってたら、「チョヨコレート」もしくは「チヨョコレート」になるのでは…?(4点)

・粗削りだけど磨き甲斐のあるネタ、そう感じました。
 会話がぎこちなかったり、話題があちこち飛んだりと構成はぐっちゃぐちゃですし、
 いまひとつどこで笑いを取りたいのかが伝わってこなかったです。
 会話が拙いから雰囲気で笑いを取るわけでもなく、ボケらしいボケで笑いを取るわけでもなく。
 どっちつかず、というかどっちの要素もなくで終わってしまいました。
 しかし「わぁ、ゲレンデがとけるほどくやしい。」などのフレーズのセンスは好きです。
 設定ももう少しいじれば化けそうなものなので、力量次第でいくらでも伸びそうなネタだと私は思います。(3点)
3組目 サンザンヒーローズ
・設定が面白いと思います。着眼点がいいです。
 また「耳含めて五分刈り」や「グロちゃん」と言ったフレーズにもセンスを感じます。
 ただ甲羅を剥がして内臓もとるという展開が、思い切った展開ではあるのですが、グロさが先行して面白さはイマイチでした。
 おそらく僕以上に引いてしまう人もいるんじゃないでしょうか。あと「バニーガールとクッパ」というのは蛇足だと思いました。
 それと展開にもう一味欲しいと思いました。たとえばですが亀がなんとかしてウサギを買収しようとするとか、
 なんとかして寝かそうとするとかですね。例えが陳腐で申し訳ないですが。(6点)

・爆笑を取れるタイプのネタじゃないんですけど、カメのキャラが際立っていいですねー。
 まあ欲を言えばもう少しボケが欲しいとこですが…
 1ヶ所、グロちゃんでカメが冷めちゃったのが惜しいなあと。流れを断ち切ってしまってると思うので…(7点)

・う〜ん……これもまだまだ面白くなりそうですけどねぇ
 もっと2匹の掛け合いなんかを見てみたいですね
 ちょっとネタ的に薄かったかなと思います(5点)

・面白かったです。
 まさか、ウサギがあの台詞を言うとは…。
 始め10行にボケらしいボケが無かったので、「つかみ」と言う点で減点させて頂きました。
 オチがちょっと弱かったですかね。でも、きれいにまとまっていたと思います。(8点)

・こんなに闘争心溢れるカメさん初めて見ました。
 発想力も然ることながらキャラクターがいきいきとしてる、その表現力も見事です。
 ウサ耳虐め、軽量化などインパクトのあるボケもあって完成度は高めです。
 そんな中で足りないものといえば、カメが甲羅を剥いでからの盛り上がりです。
 甲羅を剥ぐボケとそれに関するボケは面白いんですが、
 そこからは大したボケもなく、オチまでずっと失速しっぱなしでした。
 甲羅を剥いでからどうやってオチまで繋げるかが修正のポイントになりそうです。(8点)
4組目 アイ・ラブ・サーフ
・まずパソコンのMACとマックを掛けるのはベタ過ぎると思います。あとコーラと甲羅もそうですね。
 それと所々、ツッコミが大げさなところが見受けられました。
 「どんだけ古の話してんだ!」「世界三大珍味か!!」「差別社会か!?」などが目につきました。
 特に世界三大珍味というのが一番大げさだと思います。ポテトに砂糖とかミルクつけるくらいなら普通に居そうな気がするので。
 一方で「メニュー表にサイズがある」「竹沢中学の森脇和子」など光るボケもありました。
 そのセンスをもっと研ぎ澄ませれば、さらに面白いネタになると思いました。(5点)

・ボケ1個1個、悪くはないんですが単発なのが惜しい。後々に絡めていけたらもっとおもしろくなると。
 あとは、同音異義語のボケが多かったのが気になりました。古(いにしえ)や(厨房に向かって)というのもそうなんですけど、
 2人が漫才をしている、という配慮がもっとあった方がよりリアリティが増します。
 あとヤサ男とチャラ男、を生かしたボケが1個は欲しかったかな、と。
 せっかくのキャラ設定あるんでね、この世界では珍しいことですので生かして欲しいなあと思います。
 いろいろ書いてますが、ボケ自体は悪くないと思います。(3点)

・2人のキャラがコントに入った途端に無個性になっちゃうのはどうなんでしょうかね
 せっかくチャラ男と冒頭で言ってるんでコントの中でもそれを生かしていければいいのかなぁ
 と思いました(3点)

・どうも、Mac使ってる走馬です!Macはダサくないです!
 いやー、なんですかねー。ツッコミ上手いっすねー。
 小さいボケをしっかり拾って、例えてますし。
 んー、ただ、「ヤサ男とギャル男の漫才」にする意味あるんでしょうか?
 ツッコミは結構ガンガンにつっこんでますし、ギャル男っぽいボケがある訳でもなく…。
 普通の漫才としてなら7〜8点あげたかったんですが、キャラクターをしっかり作ってるのに、それを活かせていないのは残念かと。
 あっ、あと、「ポテト片手にメニュー眺める」よりも「メニュー片手にポテトを食べる」の方が的確な表現かと…。(6点)

・えっと・・・ギャル男キャラはいずこへ・・・。
 せっかく濃いキャラ宣言してるワケですからそれを踏まえて漫才して欲しかったです。
 ネタ本編ですが、異常はなかなか良いボケだと思います。文章でしか伝わらないですし、ツッコミがうまく助けてます。
 が、逆に「世界三大珍味か!」は行き過ぎです。ポテトをシェイクにつけて食べるなんて人も少なくはないですから。
 このセリフはもっと異常の程度が高いボケにとっとくべきでしょう。
 といってもそのボケも終盤の竹中、ベジータなんかは先が読めたり言葉遊びとしてはイマイチだったりとあまり奮わず。
 甲羅ボケ、今回は前の組の影響で笑っちゃいましたが、
 ボケ自体は昔からある発想なので扱いに気をつけた方がいいです。
 あまりまとまりが無いジャジペになりましたが、
 要するに異常以外のボケとギャル男に注意して練り直してみてください。(4点)
5組目 シャドーウォリアーズ
・ややネタが短いかなと思いました。そして内容もあまり濃いとは言えないです。
 ボケが安易だと思います。医者が先端恐怖症というのはいいと思いますが、うまく活かせてないままでした。
 赤ちゃん言葉とかのボケも変えた方がいいと思います。
 それとこのテイストのツッコミで「〜」を使うのは緩すぎて不似合いに感じました。(3点)

・全体的なボリューム不足と、ボケの力不足かな…
 先端恐怖症とかね、使い方でおもしろいボケだと思うんですけどね。
 まずは、「医者」という話題ならそこから思いつくだけのボケを出してみることです。もっとボケられる余地はあると思うので。(1点)

・医者コントがあまりにも内容がないんですよね
 もっといろいろなシチュエーションでボケ倒して欲しいです(1点)

・おぉっと…。ごめんなさい…。
 このネタの面白さが、僕には理解できなかったです…。
 「前言撤回してやろ〜か」も、どの台詞を前言撤回するのか…。
 ツッコミなのに、病院に行って「暇なんだよ」と言う発言はフリとしては無茶苦茶ですし、
 何回読み返しても理解できませんでした。
 ネタも短いですし、短いならもっと引き寄せられるネタでないと、下手をすると審査基準に至らない様な…。
 なんて言うか、自分でもう一度読み直して、「会話」として成立しているかどうかを確認してみてください。(0点)

・ボケがどうこう言う前に不自然な点が山盛りです。
  影川:さっきの前言撤回してやろ〜か!
 この言い方だと主語がはっきりしなくて「さっきの前言、撤回してやろ〜か!」と読めてしまうんですよね。
 それは不適切なので「さっきの発言前言撤回してやろーか!?」とちょっと修正するだけで変わってきます。
 さらにそのすぐ後の
  影川:まぁいいやじゃあ影下くんは医者をして
     僕が子供患者をやるんで
     回診にきてください。
 何の前置きもなく「子供患者」ってツッコミが自分で必要以上に細かい役割を設定するのはおかしくないですか?
 小児科の先生になりたいというならまだしも。
 他にも「〜」の使い方とか心理描写の無駄使いとか掘ればいくらでも出てくるんですが、
 それらのことは自分で学んで気づいてください。人に言われるより印象に残ると思うので。
 ヤクボケの過激さは好き嫌い分かれると思いますが、私は好きです。
 もうちょっと遠回しで穏やかな出し方の方が万人ウケはいいかも。(1点)
6組目 法子さんと律子さん
・オーソドックスな漫才だなと思って読んでいたら不意をつかれました。
 いい展開だと思います。掛け合いが上手だし、よく出来てるなと思うのですが、ずば抜けたところはなかったですね。
 終始それなりに面白い止まりに感じました。ツッコミは淡々としながらも的確だったと思います。(7点)

・おお、こう来ますかー。
 縛りがある中でも、ボケもちゃんと成っていましたし、おもしろかったです。OTONAR−Iさんとたわわのとこ、好きです。
 ただ磯臭いの伏線が、不自然だったかな。前半読んでいてちょっと引っかかりました。
 オチは普通に落として欲しかった気も。(9点)

・オレはこの2人のゆるすぎる会話が好きですけどね笑
 Fさんの出し方があまりにも急すぎてちょっと戸惑いますね
 後半のサザエさん要素もあまり笑いに繋がらなかった気がします(7点)

・後半畳掛けましたねー。面白かったです。
 前半が「おやおや?」と心配しただけに、OTONAR-Iさんあたりから面白くなって来て安心しました。
 板東さんとアンジェラアキの共通点なんかも面白かったですし、オチ知ってから見直すと尚更面白かったです。
 ただ、中盤からどっちがどっちかわかんなくなって、もう一回読み直して理解した感じもありました。
 得点に凄く悩んだのですが、限りなく8に近い7と言う事で…。
 オチの強引さもちょっと気になりました。(7点)

・…こんなに伏線が上手いネタ見るの初めてかもしれません。
 IさんとIさんとか磯臭いとか奥さんと娘さんとか、全く気にも留めませんでした。
 構成は綺麗にまとまってる反面、前半に見られたアンジェラ&坂東みたいな意外性のあるボケが
 後半では影を潜めたのが残念でなりません。ちょっとくらい脱線してもよかったと思います。
 オチはちょっとした予備知識が要求されるものですが、ネタがネタなのでうるさく言いません。
 今のままの方が自然といえば自然ですし。(8点)
7組目 くるぶしソックス
・うん、そうですね、くだらなかったです。くだらな過ぎて面白かったです。
 もう読みながら「どうしたらこんなの思いつくんだろう」と考えてました。
 亀甲縛りのところでかなり笑いました。おまりーのキャラもいいですね。
 しかし…設定があまりにぶっ飛びすぎていたためか、完全にはネタに入り込めませんでした。
 爆笑を奪うためにはやはりどこかにリアリティの匂いが残ってないといけない気がします。
 それが僕には感じられなかったために、どこか上滑りしているような、ズレた感覚でネタを読んでいました。
 それは僕が悪いのかもしれませんし、ネタのどこが悪いと具体的に指摘できず申し訳ないのですが、
 率直にそう感じましたので点数を多少引きました。(8点)

・どうしよう、点数付けづらい。
 おもしろいといえばおもしろい、けど笑ったかというとそうじゃない、という…。
 ちょっと固有名詞が目立ったのが個人的には読んでてなんか引っ掛かりました。
 あっ、でもこれ絵を想像するとおもしろいな。(7点)

・病院にいって脳を見てもらった方がいいと思います
 なんらかの異常はすぐに見つかると思いますけどね
 それぐらいめちゃくちゃ面白かったです(9点)

・おぉぉぉ!!
 面白かったです!
 9点か10点つけようかと思ったのですが、松方の兄貴や元国務長官の顔が出てこなかったので…。ごめんなさい!!
 以前くるぶしソックスさんのネタを見た時は、何がなんだかさっぱりで、笑えず終わってしまいなんだか悔しかったのですが、
 今回はしっかり引き込まれました!
 こんなネタあるんですねー。ネタと言うより小説ですよね。
 凄く参考になりました。(8点)

・前半と後半でだいぶと落差がありました。
 前半のハマちゃんメインのくだりは爆笑しっぱなしでした。名言が絶えません。
 そして後半ですが、決してボケがつまらなかったわけではないんです。
 松方マグロに全く面白さを見出せなかったんです。
 絵を想像しようにも想像できませんでした。ごめんなさい。 
 しかしマグロに松方弘樹をくっつけるのは少し安直ではないでしょうか。
 それはそれでいいとは思いますが、だったら松方はマグロ漁が趣味ということについて
 一言ツッコむなり言及するなりして笑いに繋げないと意味がありません。
 よくわからない減点理由で申し訳ないです。(8点)
8組目 MindPercussion
・黒いなぁ。どす黒いネタでした。オチもヘビーですねぇ。下ネタもエグかったです。
 これは確実に好き嫌いの分かれるネタです。
 しかし…完成度は高いと思いました。設定がいいと思います。
 キャラクターの書きわけもできていましたし、(〜する長塚)で字を伏せる手法も、面白かったです。
 ですが、完成度に感心こそすれど、笑い自体はさほどでもなかった印象です。読み物としては面白かったんですが…。
 なのですごく悩んだんですが、点数とすれば、これくらいが妥当だろうと思います。

 ただ霜山が普通にショートコント始めるのは、面白かったです。(7点)

・これはすごいなあ…
 登場人物のキャラもそれぞれ立っているし、要所要所で笑いもちゃんと取れている。
 そしてオチにかけてのあの展開といい……とにかく、魅了されました。
 多人数、そしてこれだけの長さのあるコントでこんなに読みやすい作品は他にないんじゃないでしょうか。
 この方の単独公演があったら見てみたい、そう思わせてくれました。いい作品をありがとうございます。(10点)

・いやぁ、このネタを読むだけで30分近くかかってしまいました
 ボリューム感たっぷり。ネタというよりかはコメディー演劇っていう感じです
 こういったネタはやはりボケの緩急がしっかりとしないと最後まで満足して読めないんですが
 そこは割りと可もなく不可もなくといった感じでしょうか
 あとはもっとストーリーで審査する側を惹きつけれるように頑張ってください(6点)

・面白かったんですけどねー…。
 かなり引きながら読んでたんですけど、それでも面白かったですし、
 長くても読めたので高得点つけようかと思ったんですけど…。
 なんか、オチと後半の過激度が凄まじくて…。
 ごめんなさい、完全に引いちゃいました…。(5点)

・圧倒的文章量と世界観が光ってました。
 個人的には橋本のキャラが途中からだんだん濃くなっていく演出が好きですね。最初はこんな人じゃなかったのに!って。
 まあこれだけ長ければ7回出てるのに成績は4戦3勝だったり、「可愛そうな子→可哀想な子」と誤字があったりと
 ミスは仕方ない面もありますが、面白くないボケや要らないくだりは審査にマイナスの影響をもたらします。
 かといってこのネタからつまらない箇所を切れば面白くなるかと聞かれてもそうとは言い切れません。
 今言えることは前半は雰囲気作りの為に今のままでいいですが、
 後半はもっとコンパクトに仕上げてネタのテンポを上げさせることが必要です。
 計量や勝者コメントなどの本家でもお馴染で読む側の人も先が読める展開は今更長塚に驚かれても共感は得られないので、
 初めに阿木に大筋の流れを説明させちゃいましょう。(7点)
9組目 少尉大尉
・内容が薄く、ボケも浅くて笑えなかったです。
 ですが、おみくじの結果に執着するキャラっていうのは別に悪くないと思います。
 そのキャラをもっと自由に遊ばせて、自由にボケさせるといいんじゃないでしょうか。
 最初のうちは収拾がつかなくなるくらいキャラを暴走させてもいいと思います。(1点)

・あれ、お笑いのネタかなこれ?なんかボケようとしてないような気が…
 なんだろう、生活感、みたいな、くすくす笑える感じのコントが書きたいのでしょうか。
 その場合、ネタの分量があってこそだと思います。
 そうでなくとも、ここがボケだ!という感じに読み手が受け止められないくらいボケが成ってないので…まずはボケてください。(0点)

・途中のナレーションが気になってしょうがないです
 ナレーションなしでも状況が浮かぶような文章力を身に付けられるように頑張ってください
 ネタに関してははっきりとしたツッコミがなかったので、笑いが広がらなかったです(1点)

・えっ…。終わりっすか…。
 ネタ制限のギリギリで勝負されましても…。
 短いなら、短いなりにもっと特徴的なツッコミだったりボケを入れて頂かないと、審査基準に達さない様な…。
 巻末5ページぐらいの漫画って感じですかね・・・。単調に進みすぎてまして、審査の仕様がない様な…。(0点)

・設定は特徴があって期待が持てるんですが、あまりに展開が少ないです。
 この設定なら今日の初詣までにどんな練習をしてきたとか、占い師にどんな仕返しをしたいとか
 いくらでも話を展開できるはずです。
 長編コントというよりは一つのショートコントを無理矢理引き延ばしたようなネタでした。
 もっと色んなやりとりを詰め込んでみてください。(0点)
10組目 エイジアンエイジアン
・エイジアンエイジアンさんのネタは、言葉遊びのレベルが高いと、いつも思います。
 今回もその良さは存分に出ていました。ライスクールなどの奇抜な発想もすごいと思います。
 ただ、今回のネタに関して言えば、ちょっとボケがすべて説明的というか理屈っぽい気がしました。
 なんというか、もっと即物的な笑いも織り交ぜていい気がしました。(7点)

・上手いなあ。なんでここまで上手くまとまるんだろう。
 ただ…この前のホテルのネタもそうなんですが、なんかまとまりすぎているというか。
 はみ出してない感じがするんです。なので笑いの絶対量としてはなんか物足りなく感じてしまうのかな…と思います。
 でもここまでまとめ上げたのはすごい、と思うのです。(8点)

・きっとチャンピオン大会行っちゃうだろうなぁ……悔しいなぁ笑
 そう思わせるくらい漫才が完成されてましたね
 中盤にちょっとネタのブレみたいのが見えてしまったのが少し残念ですがこれは面白かったですね(8点)

・ツッコミが面白かったです。
 スタンダードな漫才だなー、と思って読んでいたのですが、途中途中ついていけない展開がありました。
 ラスト20行ぐらいは、何度読んでもついていけませんでした…。(6点)

・巧さと破天荒さが見事に共存してたネタでした。
 「じゃーねー…ジャーねぇぇっ!!」のくだらなさに爆笑です。
 足りない1点は米落とし君が然程ハマらなかった分です。(9点)

【第259回結果表】 平均KB 314.6KB
グループ名KBOA率BL
くるぶしソックス4538/16
法子さんと律子さん4331/1
エイジアンエイジアン43325/29
MindPercussion4091/2
サンザンヒーローズ39711/18
アイ・ラブ・サーフ2770/1
テクノ2490/2
コントラスト2490/1
シャドーウォリアーズ1410/2<G/Td>
少尉大尉1050/1
くるぶしソックスが打点王の権利を得る今期3度目の1位。
エイジアンエイジアン、サンザンヒーローズと常連組が手堅く勝利した。
一方、初オンエアは法子さんと律子さん、MindPercussionの2組。
はたしてこの2組は第8回C大会戦線にどのように絡んでくるのか、要注目。