第257回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

ホームライナー  (2位)
今期3勝目!


ステレオミサイル  (3位)
2連勝!


ディオシス  (1位)
底上げ成功!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

ディオシス   (5/6)
漫才/犬のしつけ
カミ:ディオシスの面白いネタを見ろ!!
城下:面白くなくても見てくださーい。
なんか笑い飯が言いそうなセリフ。連勝再開!ディオシス!

城下:どうも〜、こんにちは。ディオシスと申します。

カミ:おい、おい、ちょっといいか?

城下:何さ?

カミ:…死にたい。

城下:重っ。何だよ急に。

カミ:人生で一番の悩みが出来てしまった。やばい。死にたい。

城下:お前を死に至らしめよう悩みって何だよ。

カミ:ウチのワンちゃんが言うこと聞かないっ!!

城下:緩っ。何その悩み。

カミ:ワンちゃんが…。

城下:あぁ、犬が言うこと聞かねぇの?

カミ:ワンちゃん!!

城下:いや、そここだわる必要ある?!

カミ:ワンちゃんなの!!

城下:わかったわかったワンちゃんが言うこと聞かねぇのな。

カミ:そう。言うこと聞かない。ペットが。

城下:ペットって言った!!面倒くさいなお前…統一しやがれ。

カミ:まぁ、どっちでもいいんですけどね。

城下:どっちでもいいのかよ。

カミ:いやぁ、しつけって本当に難しいのですよ。これが。

城下:いや、そんなもん簡単ですよ。アンタが下手なだけですって。

カミ:そうかね?

城下:じゃあ僕が手本見せますから、犬やってくださいよ。

カミ:OKOK。

   ワンワン!ワンワン!

城下:おぉ、上手やね。

カミ:ワンワン!

城下:ポチ、おいで!

カミ:ポチポチポチポチ!!コラお前!!

城下:何だよ!

カミ:今日び犬の名前ポチて!!

城下:何でもいいでしょうが別に!

カミ:もっとイカつい名前…デービスにせぇ!デービスに!

城下:名前なんかこだわる必要ねぇだろ!おいポチ!

カミ:…。

城下:ポチ!

カミ:…。

城下:ポチ!

カミ:…。

城下:ポチ!

カミ:…。

城下:デービス!

カミ:デービスです!

城下:喋んなよお前!

カミ:デービスは賢いの!

城下:喋れてしまっては賢いの域を越えちゃうんです!

カミ:方程式もまぁまぁ解けますし。

城下:ただの人じゃねぇか!犬やれよ犬!

カミ:ワン!

城下:そうだよ。それそれ。

カミ:ワンワン!

城下:いやぁ、デービスかわいいねぇ。

カミ:くぅーん、くぅーん。

城下:よーし、デービス。お手!

カミ:お手とかお手とか!!バカ野郎!!

城下:何だよ!お手ぐらいせぇや!

カミ:お前デービスなんてイカつい名前の犬がお手なんかすると思うかぇ?!

城下:知らねぇよ!お前が名前決めたんだろ!

カミ:違う!こういう時は「デービス、スクワット2000回!」

城下:出来ねぇだろ!犬もお前も!

カミ:うるさいな!もうお前がデービスしろ!

城下:わかったよ…。

カミ:俺、トンプソンやるから。

城下:誰だよそのアメリカのお方は!!

カミ:お前飼い犬にデービスなんて名前付けるセンスの人間が日本人なわけねぇじゃねぇか!!

城下:お前が名付けたんだよ!モロ日本人のお前が!純国産め!

カミ:いいからデービスせぇ!ほいデービス!デービス!

城下:………ワンワン。

カミ:おぉーかわいい!

城下:ワンワン!

カミ:デービスかわいいよぉ。

城下:ワンワーン!

カミ:よーし、デービス。今日はな、クラッチの入れ方を練習するから。

城下:無理だよバカ!何覚えさせようとしてんだお前は!

カミ:トンプソンはそういう奴なの!

城下:頭イカれてんじゃねぇかトンプソン!

カミ:よーし、じゃあ次はあいつから順に轢いて行け。

城下:やめろやめろ!

カミ:デービス、国会議事堂に突っ込みなさい!

城下:プチテロさすな犬に!つーかまず運転なんか覚えさす必要ねぇだろ!

カミ:隣町のジャスコに行きたくてね。

城下:チャリで行けやアホ!

   もういい、やっぱお前がデービスせぇ。

カミ:じゃあお前がトンプソンな。

城下:しねぇよ!城下で行きます。おーい、デービス。

カミ:はい、デービスです!

城下:喋んなって!

カミ:デービスは賢いの!

城下:賢いの域越えてんだってだから!

カミ:「あいつにそそのかされたんですっ!ホントですっ!」

城下:あー、それ賢くない!ずる賢いのっ!

   いや、どうでもいいから犬やれよ!

カミ:ワン!

城下:よーし、デービス。今からボールを投げるから取って来いよ。

カミ:まかせろや!

城下:喋んなってばよ!しかも偉そうに喋りやがって!犬をせぇよ!!

カミ:ワンワン!

城下:よっしゃ行くぞ!それっ!…あぁ〜、川に落ちたわ。

カミ:じゃあ僕、買って来ますわ。

城下:喋んなってだから!

カミ:バン!ブーン!

城下:何で運転出来んだよ!!おい!!

カミ:オラオラ!!死ね死ねゴミ共めー!!

城下:轢くな轢くな!!

カミ:麻生覚悟ー!!

城下:議事堂突っ込むなー!!

カミ:ガチャコ…プスン!あぁ、クラッチ教わってないから止まった。

城下:いや、1速で走ってたんかずっと!

カミ:ホントに言うこと聞かない車でね。

城下:話変わってんじゃねぇか!もういいよ!
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ホームライナー   (6/17)
コント/スパイ
秋田:故郷に錦を飾りました!
元木:名前だけだろ!
自分の名字と同じ地名って愛着湧きますよね。リベンジ達成!ホームライナー!

(元木が椅子に縛られている)

元木:俺はとある組織でスパイをしている男だ。
   この館に忍び込んだのはよかったものの・・・ミスを犯してしまい捕まってしまった・・・。
   一体どうなるのだろうか・・・。

秋田:お目覚めかい?

元木:貴様は・・・!

秋田:おー、恐い恐い。そんな恐い顔すんなって。

元木:黙れ!いいからこの拘束を解け!

秋田:まあそう焦んなさんなって。それより自分の脳に何か違和感がないか?

元木:何故そんなことを聞く・・・まさか!

秋田:ふふふ・・・君が気を失っている間に君の脳を軽く洗脳してあげたよ・・・。

元木:貴様!一体何をした!

秋田:まあまあ、落ち着けって。いいか?私は君の脳に・・・





   物凄く蕎麦が食べたくなるように洗脳をした!

元木:・・・・・ん?

秋田:ハッハッハッハッハ!君は「うどん大好き連合」の人間なのにねえ!皮肉なことさ!まあ我々「蕎麦ラブ組合」に忍び込んだ君が悪いから自業自得だねえ!

元木:「うどん大好き連合」!?「蕎麦ラブ組合」!?えっ、ちょっストップストップストーーーップ!

秋田:何だ人が気分よくしてるところに騒々しい・・・。

元木:いやいや、何だそのおかしな団体は!

秋田:・・・え!?何、違うの!?

元木:違うよ!俺はここで国会議員の山田山男氏とマフィアが密会するという情報が入ったから忍び込みに来ただけなのに!

秋田:言っちゃ駄目なんじゃないの!?それ!

元木:うるせー!こんな糞みたいな抗争に巻き込まれるくらいなら秘密ばらしたほうがマシじゃあ!

秋田:何か泣いちゃいそうだよ!当事者目の前にしてそこまで言うなんて!

元木:大体なんで糞の癖してこんなに警備が頑丈なんだよ!?

秋田:一度敵のスパイに基地を爆破されたんだよ!

元木:やる事えげつないなうどん大好き連合!

秋田:これは「ラーメン最高主義党」の仕業だ。

元木:麺界巻き込んでの抗争なのねこれ!
   しかし何で間違えたんだ・・・住所もちゃんと調べたはずなのに・・・。

秋田:・・・ひょっとして住所って島田じゃないか?

元木:ん?ああ、そうだが。

秋田:・・・ここ鳥田だぞ。

元木:・・・・・間違えたあ!

秋田:小学生みたいなミスしてるよこの人!

元木:やばいよ!情報じゃ20時から会合が始まるのに!

秋田:もう19時半だぞ!

元木:こっから島田までは電車で15分前後掛かるから・・・今行けば間に合う!おい!拘束を解いてくれ!

秋田:ちょっと待て!えっと・・・これがこうで・・・違う!これはこっちだ!

元木:焦らないでくれよ!

秋田:(涙目で)だって、俺こんな大きな事に巻き込まれるとは夢にも思わなくて・・・。
   蕎麦ラブ組合だぞ!俺!政治家とマフィアの密会とか絶対関係無いような組合だぞ!

元木:知らねえよ!とにかく外してくれ!

秋田:えっと・・・これがここか!

元木:痛い!ものすごく痛い!

秋田:よし!外れた!

元木:お前は二度と拘束をするな下手糞!
   ・・・あと洗脳解いてくれ。

秋田:そんなことしてる暇ないだろ!

元木:だってこっから島田ならターミナル駅で乗り換えあるだろ?ターミナル駅なら間違いなく立ち食い蕎麦あるじゃねえか!
   タイムロスになるだろうが!

秋田:とは言っても俺洗脳掛けたことはあるけど解く方法は知らねえんだよ!

元木:とことん使えねえなお前!

秋田:忍び込む場所を間違えたスパイへの対処法なんか教わるわけねえだろ!
   とにかく待ってろ、今先輩に聞いてくる!

元木:急げよ!もう40分だ!

秋田:あ、そうなんですか。はい分かりましたー・・・。おい!目を瞑れ!

元木:何だよ急に!

秋田:1・・・2・・・3!これで大丈夫なはずだ!

元木:おいこれ本当に大丈夫なのかよ!?これ洗脳じゃなくて催眠術だろ!?

秋田:俺ずっと洗脳だと思い込んでた!

元木:催眠術だったのかよ!

秋田:うるせえ!小学生みたいな間違いするやつに言われたくねえ!

元木:痛いところを突くな!
   ・・・とにかく大丈夫なんだな!?絶対大丈夫なんだろうなあ!?

秋田:お前しつこいぞ!とにかく早く行かないとやばいぞ!

元木:言わなくても分かってるよバーカ!

秋田:・・・・・・・・・・行ったか。
   あ、もしもし?秋田ですけど、無事撒きました。
   いえいえ、とんでもございません。僕は山田先生の指示に従っただけですよ・・・。

秋田:どうも〜。
(会場に笑いが起きる)
市川:秋田大会に秋田さんが・・・。
元木:ハハハハハ。
秋田:秋田に秋田があ、来た!
碓氷:テンション高いですねえ。
秋田:いやー、さすが我等が秋田、美人揃いですねえ。
元木:我等がて。
秋田:右から秋田美人、秋田美人、一人飛ばして・・・あ、青森県の人すか。
市川:ボケ潰し!
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ステレオミサイル   (5/11)
漫才/結婚式の司会
高部:えっと・・・連勝だよな?
辻添:しばらく間が開いたけど連勝だよ。
まぎれもない連勝です。岩手勢の意地見せた!ステレオミサイル!

高部:どーも、ステレオミサイルです。

辻添:よろしくお願いします。

高部:俺ね、友達に結婚式の司会を頼まれちゃったんだよ。

辻添:お前、そんなの出来んのかよ。

高部:いや、正直不安なんだよね。

辻添:じゃあ、俺が聞いててやっから。

高部:おう、頼むぜ。

辻添:まず、新郎新婦が入場するところから始まるんだよ。

高部:新郎新婦が出廷します。

辻添:入場だろ!法廷じゃ結婚式はやんねぇよ。 

高部:新郎新婦が入場します。しめやかな拍手でお迎えください。

辻添:葬式か!しめやかって言っちゃ駄目だろ。

高部:新郎新婦が入場します。温かい拍手でお迎えください。

辻添:そしてその時、音楽も流れるんだよ。

高部:ジョーズのテーマとか。

辻添:歩きにくいよ!普通のでいいから。 

高部:あーっと、新郎新婦が動くバージンロードによってなかなか前に進めない!

辻添:バージンロードを動かすな!

高部:日頃の運動不足解消の場を与えました。

辻添:そんなのいらないから!もう入場はいいから開宴の挨拶に行けよ。

高部:開宴の挨拶?

辻添:そうだよ。大体こういうのは司会者であるお前の役目だぞ。

高部:「よーいドン!」でいい?

辻添:開宴の挨拶!今から走んのかよ。

高部:動くバージンロードあるよ。

辻添:誰も走らないから!挨拶はもういいからケーキ入刀へいけよ。

高部:只今より、ウェイディングケーキの入湯です。

辻添:湯に入れてどうすんだ!入刀しろよ。

高部:只今より、ウェイディングケーキの入刀です。皆様右側をご覧ください。
   ぐちゃぐちゃになったケーキがございます。

辻添:それ入湯したやつだろ!ちゃんとしたやつ使え。

高部:皆様右側をご覧ください。大きなシュークリームがございます。

辻添:そんなのに入刀したら中のクリームがどっと出るだろ!もうケーキはいいからさっさと入刀しろ。

高部:それでは新郎新婦によるケーキ入刀です。都合によりナイフが用意出来なかったのでチェンソーで行います。

辻添:チェンソーでやるな!クリームが飛び散るよ!

高部:見事、新郎新婦の手によってケーキは無事切断されました。

辻添:言い方が悪いよ!入刀はもういいからお色直しいけよ。

高部:皆様、食事中恐縮ですがドレスが新婦の顔と同じくらい汚いためお色直しとさせていただきます。

辻添:間接的に新婦の顔が汚いって言ってるよ!

高部:だってあの顔、いやドレスか?それとも顔か?いやドレスか?

辻添:そこまで区別つかないくらい汚れてないだろ!

高部:皆様お色直しが整いました。入り口をご覧ください。先ほどまでウェイディングドレス姿だった新婦がウェットスーツに身を包んでの登場です。

辻添:なんでウェットスーツなんだよ!

高部:だって式場はクリームで汚れてますし、なによりこれだと動きやすい。

辻添:動きやすさとかどうだっていいんだよ!ドレスで出てこいよ。

高部:新婦がよりいっそう華麗なドレスに着替え出てきました。

辻添:それでいいんだよ。

高部:華麗なドレスに着替えたことにより新婦の顔の汚さが一層目立ちます。

辻添:余計なこと言わなくていいから!

高部:その横では新郎がなんか漂っています。

辻添:新郎はクラゲか!寄り添ってるの!

高部:その横には新郎が寄り添っています。

辻添:そうそう。で、この後は友人のスピーチだ。

高部:たかし君、みゆきさん、結婚おめでとうございます。
   君たち随分ありふれた名前ですね。

辻添:今言わなくていいから!

高部:えー、人生には3つの袋が大事です。

辻添:定番の話だね。

高部:1つ目がミミズク。

辻添:それフクロウの話じゃねえか!

高部:ミミズクというものは羽毛が

辻添:フクロウの知識はいらねえよ!もうそれはいいから花嫁から両親への手紙に行け。

高部:お父さん、お母さん。今日まで私を大切に育ててくれて本当にありがとうございました。
   今までたくさん心配かけてきたけど、今日私はこうしてたかしさんと結婚式をあげることができました。

辻添:いい手紙じゃないか。

高部:ただ一つ言わせてほしいのですが、もっと綺麗な顔には産めなかったのですか?

辻添:文句を言うなー!ここで言うのは感謝だけでいいんだよ。

高部:私は感謝しています。絶滅危惧種である彼らを守ってくれて。なんせ彼らは夜行性であり

辻添:それフクロウの話だろ!もう結婚式終わりだから上手く締めろよ。

高部:皆様そろそろお時間になりましたので、このへんでおひらきにさせていただきます。
   新郎新婦が退場します。皆様ライスシャワーの準備をお願いします。
   あっ、ちょっと!新婦の顔にライスを投げつけないでください!

辻添:投げてる奴いんのか!?

高部:皆様、新婦にライスを投げつけるのはお止め下さい。顔がまともになってしまいますよ!

辻添:だから間接的に新婦の顔が汚いって言ってるよ!

高部:あっ、ちょっと新婦!俺にブーケを投げつけないでください!

辻添:新婦の顔のこといじりすぎたからだよ!

高部:でもさ、ブーケ投げたからこれブーケトスでいいか。

辻添:それで済ますな!

高部:あれ、新郎新婦が歩いてもないのにスーッと遠ざかっていきますね。

辻添:バージンロード動かすの止めろ!まだ動いてたのか!

高部:よーいドン!

辻添:だから誰も走んねえよ!もういいよ!

二人:どうもありがとうございました。

高部:秋田の皆さん、こんにちわー!
観客:ワーワーワー
碓氷:すごい盛り上がりですね。
辻添:やっぱり同じ北東北ですからお客さんも盛り上がってますね。
市河:今回のネタは一度負けたネタなんですよね。
辻添:はい、どうしてもオンエアしたいんでしっかりネタ作ってきました。
碓氷:オンエアされて良かったね。
二人:秋田のみんな、ありがとう!
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【敗者コメント】
七草 389KB
鈴城:うーん、残念。

草野:また来期来ます。
チキンハートブレイカーズ 385KB

オードブル∞オードブル 377KB
山村 次はあるかな・・・。
福原 次回があればがんばります!

【ジャッジペーパー】  上から、8823、先風、ギャラえん、牧原ナオミ、銀沙灘(敬称略)
1組目 オードブル∞オードブル
・話の途中ぽつぽつと面白いくだりはありました。
 例えば色紙を一瞬で持ってくる所は悪くなかったと思います。
 ただ、そこもクスッときた程度で、他のボケもあまり笑えなかったです。
 また、文章中に臨場感が無かったために、新しいキャラが出てきたときに着いていけなくなったりもしました。
 読み手に伝えられるような後世になればもっと面白くなると思いますよ。(2点)

・即興性、みたいなものを感じる作品でした。ここから練っていくところかな、
 と思ったのですが、そのまま投稿されてしまったかのような?
 トータルで見て非常にネタがなだらかすぎてしまって、
 大きく笑ったり予想を裏切られたりするところがなかった、という印象です。
 地味な楽器で「カスタネット」や「トライアングル」という抽出も
 さすがにありきたりすぎるんだと思うんです。
 そろそろこういうラインナップでは笑いにつながりにくいのかな、と。
 こういう小さな部分でボケとしてやや躓いてる感じを受けてしまいました。(4点)

・前半が神がかったように面白かったです!
 「ハニーフラッシュ」とか「氣志團のフルートの人」とか言葉選びのセンスが突出していて楽しかったです。
 惜しむらくべきところは「父親」が登場してからがどうにも展開がわかりづらくて混乱してしまったところでしょうか。
 そのためにオチもうまく決まらなかったのは非常に残念です。(8点)

・ボケは結構良いセンスがあるんじゃないかと思うんですよ。
 問題はその見せ方なんじゃないかと思うんです。
 父親の登場がちょっと唐突な感じを与えたり、オチはやはりそう来たかと思っちゃったり、
 不良が至って普通に淡々と突っ込んでいる辺り勿体無いかなあと。
 ストーリー性次第でもっと面白くなるのでは。(4点)

・不自然な笑いがあまりない綺麗なコントでした。氣志團のフルートの人が悉くツボに。
 次々と家族が出てくるというのはボケとしても展開としても面白いのですが、
 展開という点では父親以降は出してから広げるということがなかったのが悔やまれます。
 やるなら「コイツも家族なのかよ!」ってツッコミが出るくらいぶっ飛んだボケが出るまでやり通して欲しかったです。
 さらにコレをオチにも転用するのはあまり評価できません。考えればもっといいオチがあるはずです。(5点)
2組目 チキンハートブレイカーズ
・序盤の神と男の絡みは面白かったです。
 特に「わざわざ千歩に言い直したよ、この人・・・。五十歩百歩だっての。あっ、今すげぇ上手かった!!」のボケが良かったです。
 ただ、イヴが登場してからの展開が急すぎる気がしました。
 あと、大オチが僕の中でズバっと来なかったのも残念でした。(4点)

・最後の最後ですごい重さでしたね、なんか。
 「裸は一番最初に指摘した」のくだりが衝撃でした。
 このタイミングでよくそんな序盤を掘り起こせたものです。
 感服しました。「エデンの展開」から先はコミカルに展開されてて
 洗練された印象だったのですが、漢イブが出てきてからしばらくが
 なんというか、「そこまで引っ張らなくても」という感じでした。
 序盤から読みすすめて、どちらかというと読み手は
 「この状況に対する展開」に期待をしているんだと思うのです。
 なので、ムキムキがどうとか殴り合いがどうとか、
 なんだかすごく蛇足に見えてしまうのです。
 投げかけたボールがしばらく放置されてるような。
 これは文章として読み手を疲れさせる展開なのではないでしょうか。
 だからこそ、「裸は最初に指摘」の拾い方が秀逸だったのですが、
 なんだか中盤がひどくもったいなかったです。(4点)

・「アダム行っきまーす!」のあまりのくだらなさについ笑ってしまいました。
 ただ神のキャラがどうにも不快というか、あんまり笑いが起きないものだったのが…(特に「絶対領域」以降)
 かといって男や漢にしても斬新なキャラというわけでもなく、世界観に入ることができませんでした。(2点)

・うーん・・・いくら繰り返し読んでもオチが伝わらないんです。
 勿論冒頭から存在している塔=東京タワーという図式は理解できるのですが、
 何故東京タワーで無ければならないのかが、ピンと来なかった私は薄識なのかなあ。
 コントの中身とかフレーズは現役屈指なんじゃないかと思います。
 『この神様だけでなく俺自身も自己評価は高かったようだ!』の部分は特に輝いて見えました。(7点)

・完成度高っ。
 物語のように話の展開がスムーズで且つほどよくボケも組み込まれてます。
 出来るならそれ一つで爆笑できるような強力フレーズが中盤以降に欲しかったです。
 オチは気をつけてないと初見じゃ分かりにくいですが、2度読めば納得です。
 でもなるべく分かりやすいように男の最後のセリフを
 「俺らが初めての人類であるか聞いた時に、『初めてねぇ・・・まあそれでもいいかな?』って何か含みを持たせたのはどういう訳?」
 とそのセリフを引用した方がいいでしょう。今のままでも分からなくはないんですが。(8点)
3組目 ホームライナー
・設定は良かったと思います。
 大オチもありがちだけどしっかり落ちてました。
 ただ、拘束を解いて脱出するくだりが急すぎる気がしました。
 例えば、

 秋田:忍び込む場所を間違えたスパイへの対処法なんか教わるわけねえだろ!
    とにかく待ってろ、今先輩に聞いてくる!

 元木:急げよ!もう40分だ!

 秋田:あ、そうなんですか。はい分かりましたー・・・。おい!目を瞑れ!

 元木:何だよ急に!

 ・・・この流れは急ですね。秋田が先輩の所にに行く描写が薄いんで、括弧を使って表現したら分かりやすいと思います。(5点)

・「やってほしいなあ」という展開をことごとくやってくれた印象です。
 面白かったです。あまりにバカバカしくて。
 笑った部分だけでいえばほぼ満点だったんですが、どうしても
 わからない違和感がありまして。
 というのも、島田と鳥田を間違えた展開で、
 そこから島田まで電車で15分かかる、というところまで把握できてる人が
 そもそも島田と鳥田を間違えるでしょうか?
 というより、元木が「間違ってる」と言われてそんなすんなりと
 聞き分けよく理解できるものでしょうか?
 深層心理で「そんなはずはない」のほうが打ち勝つはずだと思うのです。
 元木がそれをすぐ理解するなら、この展開の前に
 「洗脳するにあたって一時的に過去の記憶を消させてもらった」くらいの
 補足があったほうがいいと思います。違和感を感じたらそこでつまづいちゃいますし。
 あとは前半で作った重厚さを少しは残してくれたほうが
 ギャップをより楽しめたのではないかと思います。(7点)

・ちょっとした短編ギャグ漫画みたいなノリですね。
 個人的には好きな部類ですが、決め手となるような大きなボケが無くてあまり印象に残らないネタとなってしまっているので
 そこらへんを改善してみてはいかがでしょうか?(6点)

・着眼点はいいんですよ。
 後はそれをどう展開させていくかに重点を置かれると、もっとネタに厚みが出るんじゃないでしょうか。
 やりとりがちょっとネタをやっている感があり、まだ世界観に浸りきっていない感触を受けまして。
 スパイと刺客、というキャラ付けを掘り下げた上で台詞回しを考えられてみると、飛躍的に良くなると思いました。(6点)

・滑り出し、というかツカミは上々です。スタートダッシュし過ぎですね。
 麺業界の抗争というメインテーマもそうですが「やる事えげつないなうどん大好き連合」というボケもボケ・ツッコミもハイレベルです。
 ただ、ダッシュ「し過ぎ」たせいで後半は失速する一方でした。
 これといったボケもなくただ2人が言い争ってるだけに見えたので…。
 オチはそのままでいいと思いますが、とにかく後半を全体的に見直すべきです。(6点)
4組目 七草
・セコイのをベースに上手くネタを展開してると思いました。
 中盤の宝箱の「どっち?」って張り紙が面白かったです。
 だけど、ストーリーのオチがあっさりしすぎていたのが物足りなかったです。
 あと、ネタそのものとは関係ないんですけど読みづらい箇所が結構ありました。
 「」と『』の使い分けが曖昧だったり、それ自体なくなってる部分は混乱を招くと思います。(5点)

・いや、面白いんだと思うんです。細かいボケとツッコミがすごい機能してるんです。
 ですが、まず全体で見て文章構成が弱かったりしてるのではないでしょうか。
 本物の会話に近い文章って難しいとは思うんですが、何かこの二人のやりとりは
 台本をそのまま読んでるような感じを受けます。
 特に最初の10行のスタートにすごくそれを感じるのです。
 あとはツッコミがちょっと「そこなのかな」という点ですかね。
 「カップめんを量を増やして」みたいなボケに対して
 「味より量かよ!」っていうのは読み手が待ってたツッコミとは思えないんですよね。
 「ハンターらしい事したか?」っていうのも、そもそもハンターらしい事が
 どういうものかの前フリがないと、何を基準に言ってるのか分かりづらいです。
 直前で「金貨」と表現してるのに「5円玉」というのも矛盾ですよね。
 トータルで展開しようとしている内容はわかりますし、それはきっと
 面白いシナリオなんです。ただ、それをそのまま再現しようとすると、
 こういうことになっちゃう、ということなのではないでしょうか。(4点)

・「まっち」→「どっち?」→「100円ライター」のコンボがツボでしたw
 後半はそこそこ面白かっただけに前半部分の印象の薄さが惜しかったですね。
 七草さんのネタは全体的にスロースターターという感じがするので、
 導入部分に力を入れてみるともっと面白いネタになると思います。(6点)

・とりあえず、一番気になった点を挙げておきますと、
 ネタ中でも触れられていましたが、田中がトレハンである意義を持たせて欲しかったですね。
 この内容なら、普通に鈴城さんが草野さんに宝探しさせる漫才でも良いと思われます。
 設定というものに無駄があれば、それは贅肉です。
 練られたネタというのは、贅肉を大トロにも見せるほどの素晴らしさがあります。
 恐らく作者さんはそれが出来る力を秘めていると思います。そんな期待を込めた点数です。(3点)

・荒削りなネタではありますが、ボケの威力は高いです。
 『あっち ↑』『よし、西だ。』あたりの良い意味での投げ槍感が心地いいです。
 しかしツッコミや構成はそうもいきません。
 「草野:逆に上って行ってから落ちるまでの時間差を紙が耐えられたことがすごいわ!」
 このツッコミはまず頭に紙製のハシゴに対して短く指摘してから言うべきです。
 そうやってワンクッション置くことで長いツッコミでも自然に見えます。
 最後のジャングルも終盤の展開としては物足りないですし、今までの流れからしたら弱いです。
 ジャングルは思い切ってカットしてその分遺跡のくだりを伸ばした方がいいでしょう。(7点)
5組目 ステレオミサイル
・設定自体ベタなだけに、読めてしまったボケがあったのが残念でした。
 展開も急だったのでもうちょっと一つのくだりを引っ張っても良かった気がします。
 あと、ボケのパターンが単調だと思います。
 入場→入廷、入刀→入湯、寄り添う→漂う、袋→フクロウって感じでちょっとくどかったです。
 ただ、友人代表スピーチの「ありふれた名前」のボケは面白かったです。(3点)

・まだ結婚式の司会でこんなに新しいボケが出せるんですね。
 オチの「よーいどん」がやや強引すぎたかな、と思いました。
 唐突な印象です。そこだけですね、私が減点したのは。
 「新郎がなんか漂ってます」ってとこだけで、この回のベスト作品が
 決まった気がしました。ありがとうございます。(9点)

・ベタなボケが多かったですがそれを上手くかぶせたり、つなげたりして笑えるネタにできているというのはとてもすごいと思います。
 漫才のお手本的な作り方ですね。非常に好印象でした。
 ただ、新婦の顔に関するボケの重ね方が少々しつこく感じてしまいました。
 あまり顔の美醜をネタにすることを嫌う人もいるので注意したほうがよろしいかと思いました。(9点)

・矢継ぎ早に繰り出される怒涛のボケに圧倒・・・されると思ったんですけど、
 顔の汚さはあまり押すべきボケではないんじゃないかなとか、3つの袋を1つで済ませちゃったのが勿体無いとか、
 『ジョーズのテーマとか。』という台詞で片付けてしまい、表現がいまいちおざなりになってしまったりとか、
 部分部分のアラが目立ってしまったのが非常に勿体無かったです。(3点)

・際立った特徴がないものの目立った欠点もない、というのが第一印象です。
 フクロウの話、漂ってるはいいボケなんですが、同時に繰り出された新婦の顔いじりが足を引っ張ってしまったかと。
 やるなら徹底的に、そこまでじゃないならせめて1回に抑えておくのがいいと思います。
 このテのボケは中途半端が一番いけないので、もし顔面いじりをするなら何かに例えたり、
 その顔面にまつわるエピソードの1つや2つを話したりしてとことんやると面白さが増してくるはずです。(5点)
6組目 ディオシス
・途中のボケが最後につながるのは良かったと思います。
 特にクラッチを教わっていないってところが面白かったです。
 ただ、最後のボケのためにしても伏線の張り方が雑な気がします。
 スクワットとかトンプソンとかのボケもひっくるめて最後につながったらもっと良い点数をつけました。(4点)

・な、なんか、面白いんですけど、変に釈然としないというか、
 正直言うと、うまい人が書いてるのか下手な人が書いてるのかが
 よくわからないんです。前半があまりにも「漫才作って1作目」みたいな
 そういう展開だったのに、後半のネタの回収の巧さが鋭かったり、
 そこまで反芻するほど効果的なボケじゃないところが反芻されまくってるのに
 普通反芻しないようなボケを唐突に反芻させて効果的だったり・・・。
 きっとこの人は上手いほうなんだ、ということで加算のほうを
 上乗せさせてみましたが、もう少し全体のバランスを加味してくれると
 読んでて疲れたりすることがなくて助かります。(7点)

・「デービス」「トンプソン」と名前だけで笑いを取れるのは卑怯すぎるw
 でも、逆に名前のインパクトに頼りすぎて肝心のボケツッコミがおなざりになっているのが残念なところですね。
 「ワンちゃん」のくだりやテロネタの部分も改善できる余地はあると思います。(3点)

・この人は良い意味で凄いアホなんじゃないかと思ってしまいました(失礼)
 フレーズも『方程式もまぁまぁ解けますし』でKOされちゃいましたよ。
 喋ることにツッコミが拘り過ぎていたのがテンポを損ねているというのは感じましたが。(8点)

・めちゃくちゃでしょコレ。デービス、トンプソン、スクワット、クラッチ。この発想力が欲しいです。
 ボケに関してはほとんど言うこと無いんですが、犬が喋るというボケはさすがに飽きました。
 トンプソン登場以降は1回程度に抑えておきたいところです。(9点)

【第257回結果表】 平均KB 401KB
グループ名KBOA率BL
ディオシス4255/6
ホームライナー4176/17
ステレオミサイル4135/11
七草3893/14
チキンハートブレイカーズ3858/11
オードブル∞オードブル3770/2
ディオシスが今期2度目のトップ合格。ステレオミサイルは2連続でオーバー400。
ホームライナーは今期3勝目を獲得した一方で七草は今期3勝を逃した。
チキンハートブレイカーズは4連戦を2勝2敗で終えた。