第247回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

WAOWAOPANIC  (3位)
今期2勝目!


灯風  (1位)
今回も1位!


ウルトラスーパーDX潮江軍団  (2位)
4連勝だ!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

灯風   (14/15)
コント/死に際
ナオ:勝てましたー。
ゴウ:タイトルが一番スッキリ決まりました。
ナオ:確かにね。タイトル決めるの苦手だからね僕ら。
タイトルが決まってればオチもビシっと決まってました。今期2勝目!灯風!

(キキーッ、ドーン!!)





ナオ:………あれ、あそこに倒れているのは…………自分?…ってことは僕は…

ゴウ:死んだんだよ。

ナオ:うわっ!あなたは…

ゴウ:天使だよ。君は死んだんだ。僕は君を天空へ連れて行く使命があって、ここにいる。

ナオ:そう、なんだ…死んだのか…

ゴウ:そう。死んだんだよ。

ナオ:そうか…

ゴウ:そうだよ。

ナオ:……………。

ゴウ:……………。

ナオ:………あの、僕、死んだんですよね。

ゴウ:うん。

ナオ:…なんで地上3メートルあたりで留まってるんですかね。っていうか若干落ち始めてるし。…死んだ後って昇天とかしないんですか?

ゴウ:それはね、昇天するのにもエネルギーが必要なんだ。だから、あるパワーがないと昇天できない。

ナオ:そうなんだ…あれ、ってことは、このままだと生き返ったりするとか?

ゴウ:あ、え、えっと、そ、そそそんなことはな、な、ないよあばばば。

ナオ:むっちゃ動揺してるやん!

(ぐーん)

ナオ:ってあれ、上昇した!?どうして!?

ゴウ:…それはね、君がツッコんだからだよ。

ナオ:え?

ゴウ:昇天するために必要な力ってのは、「ツッコミ」の力なのさ。

ナオ:…えええ!?そんなんで昇天するの!?

ゴウ:そうさ、ツッコミってのは秘めたるパワーを持っているからね。

ナオ:そんなにすごいんだ、ツッコミ……(ってことは、ツッコミをしなければいいんだな……)

ゴウ:そういえば君、生きてるときはお笑い芸人でツッコミをやってたんだね。

ナオ:まあ…。ってやっぱりこういうのって調べてあるんですか?

ゴウ:まあね。でもツッコミをしていたなら、連れて行くのも楽だな…

ナオ:いや、でもまだ死にたくないですから。ツッコミしませんよ。

ゴウ:…え、なんて?

ナオ:聞いとけよ!

(ぐーん)

ナオ:しまった…すっごい初歩的だったのに…

ゴウ:そうだね、ツッコミしないって言うなら君の人生でも振り返ってみようか。

ナオ:…また急なフリだな。

ゴウ:えーっと…「2008年、事故に遭って今に至る」

ナオ:もっと前があるだろ!

(ぐーん)

ナオ:うわっ初っ端からて…自分でもビックリだわ…。

ゴウ:もっと前ね…「1000年前、地上に降臨」

ナオ:どこのデーモン小暮だよ!

(ぐーん)

ナオ:こんなにもツッコミが体に染み付いていたとは…しかも地味にいいツッコミしてたし…
    いかんいかん!ツッコまない!ツッコまないぞ!

ゴウ:違ったね…「1982年、病院で生まれる。髪の毛はまだなかった」

ナオ:うん。

ゴウ:「首が据わるようになる。髪の毛はまだなかった」

ナオ:…うん。

ゴウ:「夜泣きが激しかった。夜泣きの度に髪の毛がボンボン生えてきた」

ナオ:い、う、うっ……

ゴウ:…今、ツッコもうとしたね。

ナオ:いや…してない。

ゴウ:してたでしょ。

ナオ:してねえよ!

(ぐーん)

ナオ:くそっ!力押しかよ…(そうだ、黙っていればいいんだ。よし、黙っていよう…)

ゴウ:次は…「言葉をしゃべるようになる。最初に言った言葉は『このB級タレントが!』」

ナオ:……………。

ゴウ:「そしてスクスク成長する。髪の毛は両親の背の丈を超えた」

ナオ:……………。

ゴウ:そして…おーい?何で黙ってるのー?

ナオ:……………。

ゴウ:ほら、ずっと黙ってると一直線で昇天するんだよ。

ナオ:え、マジで!?

ゴウ:…はい、うっそー。

ナオ:嘘かよ!

(ぐーん)

ナオ:もうなんなんだよ…

ゴウ:今のに引っかかるなんて…今のはTレベル2のボケなのに。

ナオ:ってTレベルて!何だそれ!

(ぐーん)

ナオ:あー…今のはいいや。好奇心が勝ったわ。

ゴウ:だから、「ツッコまれレベル」の略だよ。

ナオ:どうやって決めるんだよそんなの…

ゴウ:閻魔様が定めた基準によってなってるんだけど。

ナオ:閻魔様ってそんなこともしてるの!?

ゴウ:忙しいんだよ、結構。…じゃあ次は…「幼稚園に入る。このころから悪さを繰り返すようになる」

ナオ:いやそんなことはなかったけど。

ゴウ:「小学校、中学校と上がるにつれ、次第に悪さはエスカレートしていった。仲間を作り、盗みを繰り返した。」

ナオ:いや……。

ゴウ:「さらに傷害事件も起こすようになった。注意した先生にナイフで切りかかって先生を…」

ナオ:………。

ゴウ:あ、ちなみに否定しないと、この通りの人生だったと閻魔様が判断するからね。

ナオ:いや、それはおかしいだろ!

(ぐーん)

ナオ:うわっ上がってしまった…いやいや今のはツッコむしかないだろ!

(ぐーん)

ナオ:あーなんなんだよもう!

ゴウ:まあ今のはTレベル8だしね。

ナオ:結構高いな…

ゴウ:しかもT連鎖まで決まったし。

ナオ:ってT連鎖て!何だそれ!

(ぐーん)

ナオ:あ、また好奇心に負けた。

ゴウ:だから、「ツッコま連鎖」の略だよ。今みたいに連続でツッコまれることだね。

ナオ:うわーちょっと縮まってるのがムカつくわ…

ゴウ:それより戻るよ……えーと「なんだかんだあって今に至る。」

ナオ:なんだかんだってアレですか、熱血教師に出会って心を入れ替える王道パターンですか。
    「先生、俺、間違ってたよ…!」…ってそれ以前に全部嘘だよっ!!

(ぐーん)

ナオ:ってああ!ノリツッコミで上がってしまった!!

ゴウ:墓穴を掘っちゃうなんて。ぷぷ。

ナオ:うるせぇよ!

(ぐーん)

ナオ:え、今のはツッコミじゃないだろ!

(ぐーん)

ナオ:のあああぁぁぁぁ!!

ゴウ:見事にツッコんだね…でも仕方ないよ、これはTレベル100だから。

ナオ:ケタが全然違うやん…なんでだよ。

ゴウ:閻魔様が引っかかった伝説のボケだからね。引っかけたの僕だけど。

ナオ:閻魔様を引っかけて大丈夫なん?

ゴウ:それによって認められるんだから。これでTキングの称号を得たんだよ。

ナオ:Tキングて……。

ゴウ:あ、今度はツッコまなかったね。

ナオ:さすがに3回目だし。

ゴウ:これは「天パじゃね?お前天パじゃね?キング」の略だね。

ナオ:ここはツッコまれじゃないのかよ!しかもそれ、閻魔様の腹いせじゃねえか!

(ぐーーーーん)

ナオ:うわ、むっちゃ上がった!なんで!

(閻魔様:腹いせじゃねえから!腹いせとかしてねえから!)

ゴウ:あ、閻魔様が軽くキレてる。

ナオ:うわ、聞こえてたのか…。にしても、子供やん閻魔様…(ぼそっ)

(ぐ…)

ナオ:いや、何も言ってませんから!大丈夫です!

ゴウ:…ふう。でもこれで、かなり天空に近づいたね。

ナオ:ああホントだ…。(………終わり?てことは、もしかして…)

ゴウ:ねえ、次で昇天完了じゃない?

ナオ:ホントですね……次やったら雲の上につっこんでいくんですよね。

ゴウ:そうだね。

ナオ:なるほど…これがホントの「ツッコミ」ですね。

ゴウ:っ!!

ナオ:お後がよろしいようで。

(ひゅーーーーーーーーーーん)








ナオ:…ははは、見たか!これが…










ナオ:『オチ』の力だああ!!












(ひゅーーーん……)

ナオ:……あれ?なんで…!なんでこれ以上落ちないんだ!

ゴウ:…ははは。今のオチじゃ中途半端だったみたいだね。

ナオ:ちくしょおおおぉぉぉぉぉ!!
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ウルトラスーパーDX潮江軍団   (7/8)
コント/NHKヘパレイト講座
ランバ・ラル:20thy Century Boysとは違うのだよ、20thy Century Boysとは!
ええ、取るKBとトークの有無が全然違います。自身初の4連勝!ウルトラスーパーDX潮江軍団!

男A:チョー暇だー!超暇だからテレビでも見よっと、ポチッ

画面:NHKヘパレイト講座 (第一回)

男A:ヘパレイト?聞いたことねぇな。

向島:NHKヘパレイト講座をご覧の皆さんこんにちは。私は日本ヘパレイト協会会長の向島周五郎です。

男A:協会まであるのか!

向島:皆さんはヘパレイトというスポーツをご存知でしょうか?

男A:いやいや、スポーツであること自体知らなかったよ。

向島:日本ではあまり馴染みがないスポーツなのでご存じない方が多いと思います。
   簡単にルールを説明しますと、フィールド一杯に並べられたカタカナの「へ」とひらがなの「へ」を、
   いかに素早くそして正確に仕分けできるか、セパレイトできるかを競う競技、それが『ヘパレイト』なのです。

男A:はぁ?そんな競技、どの層が好んでやってんの? 

向島:この番組ではみなさんにヘパレイトの魅力をたっぷり伝えていきたいと思います。
   しかし、初心者がいきなり「へ」を見分けるのは難しいですから、この番組ではもっと簡単なものの見分け方からお教えしようと思います。
   で、今回は第一回目ということなので最も難易度の低い、タレントの三倉マナカナさんの分け方をお教えします。

男A:いや、あんまりヘパレイトと関係ないような気がするけどな・・・

向島:一般的には、「目の下にホクロのあるほうがカナ」、あるいは「背中に昇り龍のあるほうがマナ」といわれています。

男A:そんな見分け方は初耳だよ!

向島:しかし、我々プロはそんな面倒くさいことはしません。もっと簡単な方法があるのです。

男A:お、それはちょっと興味あるなぁ。

向島:実は、マナとカナを高い所から同時に落下させると、マナの方が早く地面に到達するのです!

男A:いや、それガリレオがピサの斜塔で行った実験に矛盾するけど!

向島:つまり、こういうことです。フィールド一杯に散らばっているマナカナの中から、30体ぐらいまとめて拾い上げます。

男A:マナカナはこの世に一組しかいないけど・・・

向島:そして、めっちゃ高いビルの屋上から一気にズドーン!

男A:それ死んじゃう!マナカナ全員死んじゃうよ!

向島:そして速かった方は胸ポケットに、遅かった方は内ポケットに入れます。
   後はそれを反復するだけです!おもむろに拾い上げ、高い所から落とす!そして、速い方がマナ!遅い方がカナ!
   だから速い方は胸ポケットに!遅い方は内ポケットに!これを条件反射的に繰り返すのです!

男A:テンションが上がりすぎて、人格変わってるけど・・・

向島:そうすることによって、驚くほど素早くマナカナをセパレイトすることができます。そして重要なのがもう一点。
   万が一、全マナカナの落下速度が同じだった場合、30体全てがマナ、あるいは全てがカナということになります。
   こうなったときに初めて目の下にホクロがあるかどうかを見ればよいわけです。どうです?簡単でしょ?

男A:確かに効率的ではあるね。マナカナが何体もいたらの話だけど。

向島:ちなみに余談ですが、「目の下にホクロがあるのってどっちだっけ・・・」というように混乱することがヘパレイト初心者にはありがちです。
   こうならないためにも、非常に覚えやすい暗記方法があります。覚えておいてください。

男A:まぁ、そんなのを覚えるのは前頭葉のムダ使いだけどね。

向島:「こっちは目の下にホクロがあるカナ?」あるいは、
   「すいません、背中に刺青のある人がサウナに入るのはマナー違反ですよ?」どうですか?覚え易いでしょ?

男A:だから、何でお前の中ではマナは刺青キャラになってんだよ!

向島:ちなみに、阪神の今岡選手と広島の東出選手の見分け方も非常に簡単なんですよ。

男A:確かに似てるけど、ユニフォーム見りゃ分かるだろ。

向島:テーブルの上で回したとき、高速にスピンするほうが今岡で、やや遅い方が東出になります。

男A:それ、生卵とゆで卵の見分け方と全く同じじゃねぇか!

向島:この方法は2人とも私服の場合にしか使いませんが、記憶の片隅にでも置いといて損はないと思います。

男A:まぁ、そんなものを片隅に置くのは記憶容量のムダ使いだけどね。

向島:それでは最後になりますが、実際にヘパレイトの実演を行いたいと思います。おいそこのAD!さっさとヘパレイトの準備しろ!

男A:こいつ、AD使いが荒いなぁ。

向島:何ボーッとしてんだ!早くしろ!

スタッフA:あの、私は音声なんですが・・・

向島:あ、すいません!顔が似てたので間違えました!

男A:そこの見分けはできないのかよ!

向島:えー、それでは準備が整いましたが、ヘパレイトを行う前に注意点を1つ。
   例えば「これはカタカナのへだ」と言っても、初心者の皆さんはそれが当ってるかどうかは分からないと思います。
   ですから、今回だけは特別にこのフリップに書かれている「へ」の後ろの文字をお見せしたいと思います。
   つまり、後の文字がカタカナならカタカナの「へ」、ひらがなならひらがなの「へ」になるわけですね。

男A:本当に見分けれるもんなのか?

向島:まずはこちらの「へ」から行きます。うーん、これはずばり、カタカナの「へ」ですね!しかもヘリコプターの「ヘ」です!
   それでは正解を見てみましょう。


フリップ:ヘリコプター


向島:はい正解!

男A:すげぇ!さすが会長だ!

向島:なぜ分かったのかというとですね、ヘパレイトのコツを掴めば、「へ」を網膜に焼き付けたとき、何らかの映像が同時に浮き出てくるのです。
  この「へ」を見た瞬間は、私の脳に「へ」が空中をホバーリングしてるイメージが沸いて来ました。
  ですから、「あぁこれはヘリコプターのへだな」と分かったのです。

男A:それ、もはや超能力の域じゃん!

向島:それでは次に行きましょう。うーん、これはなかなかの難問ですねぇ・・・カタカナの「へ」でしょう!


フリップ:ヘルシンキへ行こう!


向島:はい、またまた華麗に正解〜

男A:すげぇ!何かよくわからんけど、すげぇ!

向島:これは良問ですね。
   「ヘルシンキ」のへと「へ行こうの」のへが干渉しあって、カタカナの波長にひらがなの波長が混じり合う見事なハーモニーとなっています。
   初心者には必ずこの「ハーモニー」という壁が立ちふさがります!私と一緒に乗り越えて行きましょう!

男A:いや、別に乗り越えたくないけど・・・

向島:それでは3問目に行きます。うーむ、これはかなり難しいですよ・・・。カタカナの「へ」ですかね。


フリップ:へゲオパッぺノフ


向島:はい、またまた正解!

男A:は?ヘゲ?オパッペノフ?

向島:これは引っ掛け問題ですねぇ。本来はひらがなで「へげおぱっぺのふ」と書くべきところをあえてカタカナで書いてありますから。

   これはかなり難しかった!

男A:本来も何も、そんな単語は存在しないんですけど!

向島:それでは最後の問題にいきましょう。
   むむむ・・・これは難しいぞ!

男A:難しいって、さっきから全部同じ「へ」にしか見えないけど・・・

向島:これは!両方の波長を感じる!しかも同じ強度の波長だ!くそ、分からん!ギブアップだ!

男A:えぇ!

フリップ:ヘーヘーヘーヘーヘー

男A:そういうオチかよ・・・

向島:チッ・・・

男A:いやいや、はずれてもそんなに悔しいことではないと思うけど。

向島:・・・おい美術!お前はこのへを書くとき、どんな気持ちで書いた!
      ひらがなかカタカナかを意識して書かないと、俺はヘパレイトできねぇんだよ!おい!黙ってないで何とか言え!

スタッフB:・・・私はプロデューサーなんだが・・・

向島:あ、すいません間違えました・・・

男A:いやいや!プロデューサーと美術を間違えたらまずいだろ!

向島:えー、そんなこんなで放送終了時間が来てしまいました。ヘパレイトは難しかったですか?
   しかし、このNHKヘパレイト講座を最後まで観ていただければ簡単に分かるようになります。それではお時間が来たので今週はこ

こまで。

男A:うわー、めっちゃ時間の無駄だった。もう2度と見ないからな!

向島:来週はテキスト5ページのセクション2、「あだち充のキャラクターの見分け方」についてお教えします。それではさようなら!

男A:と思ったけど、その見分け方は知りたいから、やっぱり来週も見るしテキストも買う!


終わり
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WAOWAOPANIC   (13/19)
コント/無理な恋愛
竹森:口内炎が痛くてそれどころじゃないです。
石川:野菜食え。野菜を。
口内炎に効く薬ってなんなんでしょうね・・・。リベンジ成功!WAOWAOPANIC!

竹森:好きです・・・付き合ってください!

石川:・・・シンプルでいいね。

竹森:好きだよ、付き合ってちょうだい。

石川:無駄にやわらかい感じがして気分が悪いな。

竹森:アイラブユー、フォーエバーラブ。

石川:英語はかなり不向きだよ、お前。

竹森:違うな・・・。

石川:もっと定番な言葉は?「俺のパンツを洗ってくれ。」とかね。

竹森:俺のブラジャーを洗ってくれ。

石川:なんだよ、その斬新な告白!「俺のために、味噌汁を作ってくれ」とか。

竹森:俺のために、豪華な家を作ってくれ。

石川:自分で作れ!ってお前全然ダメだな。センスの欠片もねぇよ。

   もう素直に気持ち伝えろよ。

竹森:素直にか・・・。

石川:「ずっと前から好きでした。付き合ってください。」もうこれでいいよ。

竹森:シンプルアスベストって言うしな。

石川:言わねぇよ!アスベストって何だよ。ってかさ、一つ聞いていい?

竹森:・・・なんだよ?

石川:お前、一体誰に告るんだよ?

竹森:えぇ・・・恥ずかしいなぁ・・・恥ずカシスオレンジ。

石川:そういうのいらねぇから。誰?安田?大橋?平岩?

竹森:・・・人間じゃないんだよ。人形に告白するんだよ。

石川:・・・ん?・・・に・・・にんぎょう?

竹森:・・・うん。

石川:お前・・・。

竹森:まさかお前も・・・。

石川:な、わけねぇだろ!なに、俺まで無理な恋愛に参加させようとしてんの?

   相談に乗った俺の時間を返せ!2週間前に貸した上靴の片方と共に返せ!

竹森:でも、この気持ちは本当なんだ。

石川:・・・人形って・・・リカちゃん人形とか?

竹森:違うよ。くるみ割り人形。

石川:えぇ!?随分、予想を反する答えだな。

   人間に愛されるくるみ割り人形にも罪があるよ。

竹森:好きで好きで仕方ないんだよ・・・。

石川:まだ男同士のほうが協力する気になるけど。

竹森:くるみを歯で割る姿が俺を虜にしたのさ。

石川:あんな歯力強い女とか嫌だろ。ってかどうして告白しようと思ったの?

竹森:俺の指を噛んでくれたんだよ。

石川:やめろ!

竹森:安心して。ケチャップしか出てこなかったから。

石川:それを血って言うんだよ!

竹森:飛び散る血、痛い指、救急車を呼ぶ母。

石川:母さん妥当な選択だよ!すぐさま精神科へ連れて行ってあげてください!

竹森:笑う彼女。

石川:怖ぇ!!罪悪感の欠片も感じられねぇよ!

竹森:視界を横切るおばちゃん。

石川:そいつ誰だよ!

竹森:押入れから2年ぶりに出てきた緑色の狸。

石川:ドラえもん変色してんじゃねぇかよ!ってかどうでもいいよ。

竹森:番号で呼ばれる僕。

石川:刑務所かよ!名前で呼んでやれよ。

竹森:タンスの裏でほこりまみれになって見つかったじいちゃん。

石川:よく耐えたな!成す術なしじゃねぇかよ。

竹森:シャープペンシルの先端から顔を出すばあちゃん。

石川:お前ん家のジジィとババァどうなってんだよ!

竹森:マネキンのバイトをしてる兄ちゃん。

石川:何時間もあの体制はキツいだろ!時給高そうだな!

竹森:水槽で金魚と一緒に泳いでる弟。

石川:お前の家族は、斬新なやつらばっかだな!まず、サイズどうなってんだよ。

   ってかそんなやつらに囲まれて育ったら、そうなるわ。人形に恋するわ。

竹森:・・・分かってくれるのか・・・石川。

石川:人形に恋してるって、弟とかに比べればだいぶマシだぞ。

竹森:そうだ、俺があいつに惚れたもう一つの理由があってな。

石川:なんだよ?

竹森:何があっても喋らない。そんなとこ見てると守ってあげたいって思うんだ。

石川:喋るわけないだろ!自分でも「人形」っつってたから分かるだろ。

竹森:でもな、ある日一言だけ・・・一言だけ発したのさ。

石川:・・・なんて?

竹森:「グイーーーーーガチュ・・・ガチュ・・・ガチュ・・・」ってね。

石川:何だよその音!?相当硬いもん詰めたのか?

竹森:ばあちゃんを・・・。

石川:シャーシンサイズのばあちゃんを!?

竹森:ぬあぁ!もう、こうしていられねぇ。今すぐ告白しに行く。

石川:・・・無理だと思うけど、頑張れよ。

竹森:まずは物置から出さないとな。

石川:物置の中かよ!
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【敗者コメント】
赤い鴇時と緑の露草と黄色いエドガー、そして青い珊瑚礁  305KB
飯川:Aカップ
春原:Bカップ
若崎:Bダッシュ
岡崎:鉄腕ダッシュ
飯川:ダルビッシュ
春原:カルビ
若崎:牛タン
岡崎:牛ミノ
飯川:みのもんた
春原:野茂英雄
若崎:ロデオ
岡崎:…一体何なの?この敗者コメント…。遊んでるようにしか見えない…。
TSU 261KB
柏:くそ!今度こそやってやると思ったのに!
香焼:残念。
木のコットン 241KB
シイ:これが全てですね。
コッ:次は中4日で頑張ります!

【ジャッジペーパー】  上から、ユウキ、8823、翔、けうけげん、銀沙灘(敬称略)
1組目 木のコットン
・コットンさんの腹黒い人柄が良いです。しかし、ストーリーに展開が少なくて残念です。
 人物の行動が、墓地に来て笑って、トイレを探すだけとは、物足りなく思います。
 お墓でバーベキューしたい。という設定からいろいろと笑いを膨らませそうなのに、惜しいです。
 「この墓まじウケる」と言った理由や、「どうしてもお墓でバーベキューしたい」その理由がはっきりしないところを見ると、
 何かアイデアを生かす工夫が欲しいと思います。(4点)

・笑いどころが分からなかったです。
 二人の口調が同じなんで途中混同したりして読みにくかったです。
 「尿意が謙虚になる」っていうフレーズは面白かったです。(1点)

・ちょっと盛り上がりに欠けたネタだったかなぁと思いますね
 最初の数行でこういったネタは見てる側を惹きつけたいところですが
 個人的にはまらなかったのでそのままズルズルいってしまった感じです(3点)

・ブラックなボケ一つ一つのレベルは高いのですが、少し展開が釈然としない部分がありました。
 特に後半は「アレだよ」「あっ・・・・・なんでもない」など具体的じゃないボケがリズムを崩した気がします。
 せっかくなんで、序盤に出した「お墓でバーベキュー」というコンセプトで全編貫き、要所要所でブラックなボケを散りばめるのもいいと思います。
 火事の下りなどは凄く面白かったですし。(5点)

・灰色、電信柱と終盤になってツボにハマるフレーズが次々出てきたんですが、
 それまでがあまりに淡白な展開だったかなと思います。
 墓場でバーベキューしたいで始まってすぐその目的が消えたのでネタのゴールが見えませんでした。
 そういうネタ運びもありますが、一歩間違えればだらだらと続けるだけです。
 もっと墓場、バーベキューという設定を全面に出してもいいのではないでしょうか。(4点)
2組目 TSU
・ありがちな設定かと思いましたが、言葉遊びの一つ一つが面白かったです。
 ネタとネタの間のやりとりも、友達の会話のようで、安心して読めました。
 個人的には「ダージリン」が良かったです。しかし、最初から最後まで同じようなことの繰り返しというのはきつい感じがします。
 ぬき言葉だけで会話をしてみるとか、紹介してきた言葉が最終的に一つの文になるなどの工夫があれば、
 ネタのレベルがさらに高く見えると思います。(6点)

・思わず上手いって感心しちゃいました。
 特に「千飛脚万来」と「倍引く」を上手くつなげてるあたりが面白かったです。
 ただBerryz工房をよく知らないんでそこのくだりが笑えなかったです。(7点)

・ショートコントの域から脱してないなぁって感じです
 漫才で行くなら天丼のボケを使ってみたり
 一貫性のストーリーがほしいところですね(2点)

・設定自体がベタな感じで、既視感のあるボケが多かったです。          
 直前に「○抜き言葉」と言ってしまってるためにボケが予想出来てしまう感じでした。オチもパッとしません。
 「倍引く」「シゴレンジャー」などは個人的に良かったのでもっと意外性のあるボケを増やし、
 それぞれにもっと関連性をつければ、後半につれて盛り上がっていくと思います。(2点)

・ら抜き言葉自体は結構いじられてる題材なので「に」など他の文字にターゲットを変えるのは正解です。
 しかし「に」「ひ」までならいいものの、「と」「し」「じ」「ろ」「う」と抜ける文字が頻繁に変わってはもうなんでもアリになってしまいます。
 多くて4文字くらいにまで絞ってボケられる範囲を縛る事でまるでその人に技術があるように見えます。
 だからムリしてでもこの場合文字数は減らした方がいいでしょう。
 また、Berryz工房は名前自体は知っていても個人名まで知ってる人はほとんどいないので、
 もうちょっとメジャーなグループにする、または全くテーマにそぐわない人にすべきです。(2点)
3組目 WAOWAOPANIC
・次々と出てくる非常識な家族はとても面白いです。
 しかし、「緑の狸」や「刑務所」など、脈絡の無いものはどうかと思います。
 ネタの前後に、それに関連する要素があればよかったです。
 かなり無理が無いでもない感じのネタでしたが、このようなネタは好きです。(6点)

・斬新な流れに大笑いしました。
 中盤からの家族の状態がドつぼにはまりました。
 もっと長いネタで見てみたかったです。(10点)

・中盤からたくさん人物が出てきてそのボケがちょっと弱かったかなぁと
 前半が好きだったんで山場に差し掛かっての失速感はもったいないと思いました(6点)

・ボケ一個一個のレベルはとても高いです。全体的にフレーズが頭に残るいいネタでした。
 ただ、どうしても中盤少し脱線気味だったことが気になりました。
 ドラえもんとかはただ違和感を感じて終わりでしたし、彼女から突然家族の話題に移られて笑うより状況変化を理解することが先行してしまいました。
 リズム的には淀みなく進めていたので、中盤がもう少しわかりやすければもっと良かったです。(6点)

・くるみ割り人形に告白という設定自体には然程パワーのあるものではないのですが、
 家族の畳み掛けで一気に爆発しました。「お前ん家のジジィとババァどうなってんだよ!」ってツッコミいいですね。
 ただ、直前のドラえもんと刑務所は伏線になってるわけでもないので、まとまりを出す為に省く事を薦めます。
 中盤の人形に惚れた理由を語るくだりをもっと長くした方がネタに厚みが出るかと思います。(8点)
4組目 灯風
・設定も内容もよくできていたと思います。
 昇天とお笑いを融合するとは、やられました。それだけでなく、
 人生を振り返る部分で、細かいボケが満載だったのが良かったです。
 「オチ」も良かったです。(9点)

・最初はバカリズムのネタの「昇天できない」的な話かと思ったら真逆でしたね。
 天使のキャラのウザさが際立ってたと思いました。
 大オチも単に生き返らないところが良かったと思います。(9点)

・オチが中途半端と書かれておりますが、個人的にはさわやかですっきりとしたオチだったと思います
 ちょっとツッコミしかしていない一辺倒なとこもありましたが完成度は高めの1本ですね
 中盤からは昇天する以外の変化も見たかったとこです(7点)

・ツッコミをテーマにしたコントは珍しくありませんが、設定が良く、ツッコミを強調するボケのレベル自体も高かったので終始楽しめました。
 オチもキレイで良かったです。多少ワンパターンになっていたことが少し残念だったので、あと一つ山場や意外な展開があればなお良かったかなと。(8点)

・一捻りも二捻りもある設定に加えあまりに見事過ぎる2段オチに脱帽です。
 ただ、後半は気になる単語を発する→ツッコまざるをえない、ってパターンが目立った気もします。
 閻魔様の登場でそれも大分払拭されたようにも思えますが、後半はワンパターンになりつつあるので注意した方がいいです。(9点)
5組目 赤い鴇時と緑の露草と黄色いエドガー、そして青い珊瑚礁
・最後の辺りが何だか分かりづらかったです。
 何故ストップウォッチが急に出てきたのでしょう。
 サイダーを飲んで・・の部分はシュールで「?」な感じでした。
 「博多の塩」を利用したギャグは良かったですが、それ以外で、印象に残るものがありませんでした。(4点)

・着信音の伯方の塩がちゃんと伏線として使われていたんですね。
 2回も通過しちゃうメアリーさんが面白かったです。
 ただ、最期のイリュージョンのくだりに持ってくるのは強引だと思いました。(6点)

・なんかよくわかんないけど好きです笑
 (はっかった駅前!)
 とかここまで続けられると笑っちゃうなぁ
 でもメアリーさんがちょっとキャラ的にも展開的にも不満ですね(6点)

・なんかすっげえもったいない。設定は斬新で悪くないし、「おばけレーザー!」とか個人的に大好きなんですが、いかんせん構成が悪い。        
 特に若崎登場以降はグチャグチャで、四人組という設定を無理に生かすための蛇足としか思えません。
 これなら岡崎とメアリーさんの二人のやりとりでも良かったと思うので、どうしてもカルテットにしたいなら飯川と若崎をもっと話の中枢を占めさせるべきだと思います。
 光るボケは決して皆無じゃないので、設定の遂行を勧めます。(2点)

・最初「はっかったの塩!」は狙い過ぎかなぁと思ったんですが、「はっかった駅前!」でやられました。
 かっぱ寿司、ブルマ、口が滑り過ぎとボケはなかなかのクオリティを誇ってます。
 でもいくらなんでもオチがあんまりです。飯川さんを空気にしないためとしか思えません。
 「そこで終わりぃ!?」みたいな落とし方の上、その為のイリュージョンの伏線も唐突です。
 終わり方が粗雑過ぎるだけでネタの印象は大分悪くなります。オチは絶対に変えるべきです。(6点)
6組目 ウルトラスーパーDX潮江軍団
・シュールなギャグが面白いです。見分け方というテーマで不条理なギャグが繰り出され、
 「それは違うだろ!」「○○かよ!」という突っ込みを入れたくなりました。
 「ヘリコプター」等の説明は少し長かったと思います。
 「へげおぱっぺのふ」等、意味の無い笑いというのも最近らしくて良いです。
 「あだち充」のオチは上手かったです(7点)

・ボケの質は高かったと思います。
 ただ、ツッコミで結構損してる気がしました。
 例えば「そんな見分け方は初耳だよ!」ってツッコミもボケがカナの見分け方はわかってることだからもう一言加えたら親切だと思いました。(5点)

・ほとんど完璧ですね
 ボケのマイペースさや後半に連れての盛り上がり加減はさすがです
 もう少しツッコミに物足りなさを感じたんで1点引かせていただきます(9点)

・「ヘパレイト」という特殊な題材を十二分に生かせていて凄く見応えがありました。
 人の見分けがつかないところは凄く良かったですし、オチも好きです。つーかあだち充の方が知りたいです。
 ただ、面白かったのですが、前半のマナカナの下りが少し浮いてる印象を受けました。
 後半に何らかの形でマナカナをまた入れれば前半も映えると思います。このままでも面白いのは確かですが。(8点)

・マナカナを高い所落とすってボケが強烈で前半はそれでかなり笑わせてもらいました。
 後半もヘパレイトの実演を行って決して勢いを落とす事がありませんでした。
 前半と後半であまりにネタの毛色が違ってまとまりに欠ける9点の予定だったんですが、
 「あだち充のキャラクターの見分け方」でグンと評価が上がりました。
 こういう番組ネタは大抵「もう見ねえよ!」みたいなオチで終わるんですが、これはたしかに知りたいですw(10点)

【第24回結果表】 平均KB 357KB
グループ名KBOA率BL
灯風47314/15
ウルトラスーパーDX潮江軍団4457/8
WAOWAOPANIC41713/19
赤い鴇時と緑の露草と黄色いエドガー、そして青い珊瑚礁 3050/1
TSU2610/2
木のコットン2412/7
灯風はこれで5連続1位。ウルトラスーパーDX潮江軍団は4連勝。
WAOWAOPANICは今期2勝目を挙げた。