第246回 青沢オンエアバトル 市河:以上で計量は終わりました。 オンエアされる上位3組の発表です! |
粗忽長屋 (3位) |
3連勝! |
安物鬼 (1位) |
TOP合格だ! |
ワイトラック (2位) |
今期3勝目! |
安物鬼 (21/25) |
コント/モナリザ |
鬼:最近の銀●●さんってスケベネタが多いよね 禿:シベリアが懐かしいですね |
女●様とかロ●とかネタ中に言ってるアナタに言われたくないです。5連勝!安物鬼! |
モナリザ:あー暇だわ。そうだ!今日は休館日だし絵の中から飛び出て町へ繰り出しましょう!そーれ!
アキバ系:ぅあ〜〜〜あ、あ、あ、憧れのモナリザ様なんだな。
こんなところでお会いできて光栄なんだな。
モナ:きゃあ!街に出ていきなり変なのに絡まれた!
アキ:うみゅーーー。いつ聞いてもモナ様の罵声は心にキュンッとくるんだな。
モナ:いったいなんなのよこいつ。モナ様って。山本モナか!
アキ:ちょっと写真を撮らせてほしいんだな。
モナ:あ!だめよ写真は!フラッシュをたくと何かしら絵画にはよくないのよ!そのくらい知っとけアホ!
アキ:きゅあーーー。きくーーーっ。罵られて快感なんだな。
モナ:本格的にオタクなのね。それも重度の。
でも私のファンだというのはうれしいわ。
アキ:さあさあ来ましたよ!モナ様特有の罵倒褒め!ツンデレとも一味違うこの快感!
モナ:前言撤回ね。あんたリアルに気持ち悪い。
いまどきバンダナにロン毛っていうのも気色悪い。
アキ:んもぅ〜照れちゃって必死になっているモナ様、もっと可愛いんだな。
モナリザ、指先をナイフの形にかえて男性に突きつける
モナ:所詮私は絵の具のかたまりですからね。自由に変形できるの。
アキ:すみません、調子に乗ってすみません。ちょ・・・いたあい!つっつかんといてー。
モナ:反省しなさい。それ、チク、チク。
アキ:ああ〜ん女王様もっと・・・
モナ:グサッ。
アキ:オギャーーーッ!それはちょっとやりすぎなんだな!
モナ:どうでもいいけどあなた少し道を教えてくれないかしら。洋服屋さんなんだけど。
たまには流行の服も着てみたいのよ。
アキ:もうちょっと僕の心配もしてほしんだな。ほら、少しは血が出てるでしょ。
モナ:今度は手加減なしで刺すわよ。
アキ:ごめんなさいごめんなさいぃ!
案内しますから、どうか許して。
モナ:ありがとう助かるわ。
アキ:エヘヘ〜モナ様に褒めてもらったぁ。
今日の晩ごはんのおかずはこれで決まりなんだなあ。
モナ:やっぱり体があなたを拒絶してしまうわ。さっさと案内して。
アキ:えっ・・・カラダって・・・そ、そんなボクにえっちな妄想抱いちゃダメなんだなあ。
モナ:また刺されたいのかしら。同じところをえぐるわよ。
アキ:んもう!冗談が通じないんだから。そこもまたイイ!
モナ:ごめんなさいそろそろあなたの気持ち悪さにも飽きてきたわ。ワンパターンよ。
アキ:そ、そんなに見放さないでおくれ!さあ、着いたんだな。
モナ:・・・え?ここって本当に服屋さん?なんか妖しい雰囲気が。
アキ:この街一番のコスプレ専門店なんだな。
モナ:なんでこんなマニアックな店を案内した!?流行の服着たいって言っただろうが!
アキ:「魔女っ子☆ぽろろんちゃん」のプリントTシャツが今はやっているんだな。
モナ:かなり偏った人たちの間ではやっているものなんて着たくないわよ!
アキ:ちなみにボクも肌着用を着ているんだな。肌でぽろろんちゃんを感じられる・・・
モナ:ここまでくるとさすがに何も言えないわね。
アキ:モナ様も何かコスプレしてほしいんだな!絶対に似合うんだな!
モナ:うーん・・・着てみるだけならいいかなあ。
アキ:じゃあこのぽろろん戦闘モードの服を着てほしいんだな!
モナ:あんた本当に私のファンなの?なんかそのぽろろんちゃんのファンみたいだけど。
アキ:どっちもなんだな。
モナ:そういうのがアイドル精神を傷つけるのよ!一つに絞れ!
アキ:えー・・・じゃあぽろろんちゃんで。
モナ:クソッ!2次元に負けた!・・・あっ、私も2次元だった。
アキ:でもっ、でもモナ様も大好きなんだな。そうだ!握手してほしいんだな。
モナリザ、指先を鋭利な刃物にする
モナ:握手してあげるわ。
アキ:うわーんアイドルの性格、建前はかわいいけど根が悪いって本当なんだなあ。うおーん。
モナ:はい、着てみたわよ。似合うかしら。
アキ:ズキューーーン!!すごく似合うんだなッ!!僕のお母さんが着たときよりずっと似合ってる!
モナ:親に着せるんじゃねえよ!母親がっかりさせんな!
アキ:写真を撮りたいんだな。フラッシュはたかないから。X線は使用するけど。
モナリザ、全身の至る所からムダ毛をはやす
モナ:さあ、思う存分に撮影しなさい。
アキ:きゃあああ!やめてほしいんだな!イメージがっ!イメージがっ!
モナ:わかったらX線をやめなさい。
アキ:ちぇっ!もう少しでモナリザ愛好会のトップに立てるところだったのに・・・
モナ:そんな透視盗撮なんかでトップに立てるのかよ!お前ら腐ってんな!
もういいわ。今日はこの辺で帰るとするわ。
アキ:やったーーーん!イキナリお持ち帰りなんだな!
モナ:その自信がどこから湧いてくるのかが謎なんだけども。絵の中に戻るのよ。
アキ:え・・・じゃあ本当に絵の中から抜け出してきたの?
モナ:信じられないでしょうけどね。
アキ:・・・ボクも・・・ボクも連れて行ってほしいんだな。
モナ:断固お断りだよ!世界的名画の脇にゴミが映るだろ!
アキ:そんなこと言わないで・・・絵の中で二人っきりになっていろいろ話し合おうよ!ウヘヘ。
モナリザ、2次元になる
モナ:ほら!2次元は面白みがないのよ。胸だってぺったんこなんだから。
アキ:ロリ体型萌え。
モナリザ、巨乳になる
モナ:さあこれでオトナの体型よ!幼女じゃないわ!
アキ:年上のお姉さん萌え。
モナリザ、おばさんになる
モナ:ならこれはどうだ!しわくちゃのババアだぞ!
アキ:熟女イイ!!
モナ:ストライクゾーン広いな!!その寛容な心をもっと社会に活かせボケ!
アキ:さあ、一緒に絵の中に連れて行ってほしいんだな。
モナ:何この次元を超えたストーカー!ならば最終手段。
モナリザ、おじさんに・・・
アキ:参った参った!ギブアップなんだなー!だから変身止めて!!
モナ:やっぱおっさんは無理か!無理だよな普通!
アキ:じゃあせめてもの思い出にツーショットをお願いしたいんだな。これまでモナ様だけしか撮ってなかったから。
モナ:そのぐらいはいいわよ。はい並んで。
アキ:タイマーをセットして・・・
パシャ! パシャ!
パシャ! パシャ!
モナ:まさかの連続撮り!?しかも間隔が超適当!!
アキ:今日はありがとうなんだな。また今度美術館に見に行くんだな。下心無しで。
モナ:それを自分で言った時点で下心満載なのが丸わかりよ。
アキ:それじゃあ美術館まで送って行くんだな。
モナ:あら、ありがとう。ん?こっちは美術館じゃ・・・
アキ:その前にちょっとぼくんちに寄ってほしいんだな。冷凍パフェをあーんしてほしいんだな。
モナ:そこまでサービスするか!しかもパフェって・・・
アキ:・・・だってファミレスだとボクとパフェ食べるの嫌でしょ?
モナ:そこは自覚してるのね!!えらい!いや、普通。普通に訂正。
アキ:あーんしてほしいんだな。あーん。寄ってくれないと大きい声で叫んじゃいそうなんだな!!
モナ:今度は若干脅迫が入ってきた!街中で目立つのはあれだし・・・
じゃあちょっとだけだからね。
アキ:チョットだけって・・・そ、そんなボクにえっちな妄想抱いちゃダメなんだなあ。
モナ:やっぱ帰る!一人で帰る!
アキ:ごめんよう、ほんのオタクジョークなんだな。オタマジャクシとは違うんだな。
モナ:実際そんなに似てないわよ!それにその手のジョークは聞き飽きた!
アキ:んもう・・・じゃあちょっと家に寄るんだな。
その日以来、私は彼の部屋の壁で変わらぬ笑みを続けています。
私はパフェの味の虜になってしまったのです。
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ワイトラック (6/6) |
漫才/八大地獄 |
影:まぁ別に300代でもオンエアはオンエアですけれどね。 光:ページをまたいだらこの有様! |
それでもきっちり400KB台に乗りましたよ。無傷の6連勝!ワイトラック! |
光:どうも、ワイトラックです。
影:よろしくお願いします。
突然ですが皆さん、人間が最終的に行き着く場所が何処だかご存知ですか?そうです、地獄なんです。
光:自己完結も甚だしいな!そんな質問に即答してくれる人は流石に居ないと思うよ。
影:まぁ誰もが行く訳ですから、もうちょっと地獄について知っておいてもらいたいな、と僕は考えておりまして……
光:いやいや、ちょっと待ってよ。そもそも地獄という存在があやふやなんだけど。
影:あれ、何ですか光さん。もしかして地獄を信じていらっしゃらない?
光:うーん、信じる信じないっていうか、まず有るか無いかの確認が出来ないからさぁ。
影:分かりました、ではお教えしましょう。地獄は、存在します。
光:いや、だからそう言われても、確認出来ないから何とも言えないんだってば!
影:とりあえず地獄の存在は大前提なので、そこはご了承下さい。天国とかいう紛い物とは訳が違うのですから。
光:え、何、天国は存在しないの?
影:するワケ無いじゃないですか。存在すると言うのなら証拠の提示を求めますね。
光:じゃあ地獄が存在するという証拠はあるの?
影:証拠ですか?分かりました、お見せしましょう。地獄は、存在します。
光:そう言われても納得出来ないってのは、さっき教えたハズなんだけど!
影:地獄は存在するんです。僕が存在するといったら、存在するんです。
光:そんな駄々っ子みたいに!
影:だって考えても見て下さいよ。実生活でも地獄という言葉を使う頻度は多いでしょう?
光:頻繁に使うほど、人生殺伐としてないよ!
影:「テメェ一度地獄見とくか?」と誰しも良く言われる事と思いますが。
光:結構限定されてるよその状況!
影:一方、天国という言葉は余り使われていない事から、天国が存在しない事が分かりますね。
光:むしろ天国の方がよく使われてるんじゃないかな。歌でも「学園天国」ってのがあるし。
影:学園は基本的に地獄でしょ?
光:君がどう思うかは知らないよ!
影:まぁ何にしても、人生は地獄みたいなモノなんですから、その人生が終わった後、本当の地獄に行くのは自然の摂理でしょう。
光:悲しすぎるよ!君の考えと君の人生!
影:現在自分が陥っている地獄が本当の地獄と思ったら大間違い。上には上が、地獄の上には八大地獄があるのです。
光:別に全員が全員、地獄のような毎日を送っているワケじゃないからね!
影:あ、下には下の間違いですね。だって地獄だもの。
光:その訂正はどうでも良いよ!
影:基本的に地獄というモノは、先の苦痛に加えて、その何倍もの苦痛を与えられるのがセオリーとなっています。
ココらへんは、進級するにつれてイジメが酷くなる事と似てますね。
光:嫌な喩えをするな君は!今までに何があったんだ!
影:まず皆さんが体験する地獄は「等活地獄」です。
殺生、つまり他者の命を奪う行為をした者がココに送られますから、まぁ人類皆がそうですね。
光:完全に問題発言だよ!人類全員が人殺しって!
影:何も殺生が「人の命を奪う行為」に限定されているワケではありません。
いわゆる虫や花、森羅万象の命を奪う行為がココに当てはまります。
光:あ、そうなんだ。じゃあ確かに人類全員っていう括りにもなるかもね……。
影:そうでしょうとも。皆、命奪っちゃってるんです。花屋さんなんか、言うなれば大量死体遺棄ですからね。
光:不穏な表現をするな!
影:虫とか平気で殺しますよね、人間は。
蚊とか潰した後に、羽とか足とか千切ったりしているんですよ、皆。
光:そういう事をする人は、何かいかにもって気がする!
影:まぁそういった事に関連して、ココでは自分達の体が引き裂かれるんですけれども。
光:そこの関連性は恐らく低いんじゃないかな!
影:ただココでは死んでも生き返るので、そう考えると最初という事もあり、あまり地獄とは言えないかもしれません。
光:いや、何回も何回も死に続けるんでしょコレ!物凄く怖いよ!
影:という事で次に行きましょう。次に控えるのが「黒縄地獄」と言いまして、
ココでは殺生に加え、盗みを働いた者が送られるという事で、ココでも皆さん合格です、おめでとうございます。
光:全く以って嬉しくないよ!大体、盗みだって殆どの人がしないと思うけど。
影:どんなに小さなモノを盗んでもいけませんから。
勿論、盗汗、盗塁、盗み聞きもアウトです。
光:流石に範囲が厳しすぎるでしょそれは!盗汗って寝汗の事じゃん!それも駄目って!
影:当然の事ながら、異国の姫の心を盗んでいった緑ジャケットの某怪盗も該当します。
光:その人は別件で色々と盗ってるから!
影:ココでの苦痛は先の「等活地獄」の十倍で、灼熱の鉄製の縄に縛られ、熱せられた鉄製の斧で切り裂かれます。
「引き裂かれる事の十倍の苦痛は?」と聞かれた時の為に覚えておくと良いかもしれませんね。
光:いつ何処で聞かれると言うの!
影:さぁさぁ続いては皆さん御待ちかねの「衆合地獄」ですよー!
光:どういう意図があってテンションを上げているんだよ!
影:先程の罪プラス、今回は「邪淫」を働いた者がココに送られます。
邪淫とはつまり、まぁその、性行為の事なので、ちょっと皆さんは辿り着けない事と存じますが……
光:そういう受け手を選ぶ様な発言は止めろ!反応に困るから!
影:とは言ったものの、性行為自体を対象としたモノではなく、配偶者以外との性行為って事なんですけれどね。
ただ、そもそも配偶者自体現れない可能性が高いので、結局皆さんには関係の無い事です。
光:コレは一体、何処の層に対する攻撃?!
影:ココでは鉄の山に潰され圧殺されます。いやぁ本当、バラエティに富んでいますよね、地獄。
光:その事実を受けて喜ぶ事は到底無理だよ!
影:そして次に控えるのが「叫喚地獄」と言いまして、ココではいわゆる「釜茹で」が行われます。
釜で茹でられ「苦しみ泣き叫ぶ」という様子から命名されていたりして、地獄も中々茶目っ気がありますな。
光:茶目っ気と形容するには些かハード過ぎると思う!
影:ココへは飲酒を働いた者が送られます。酔いも醒めるし丁度良いでしょう。
光:死んだ時点で酔いも何も無いだろ!
影:さて、次に待ち受けるが「大叫喚地獄」と言いまして、コレ、さっきの地獄の十倍凄いヤツ。以上。
光:何で急に捨て鉢になったんだよ!
影:この地獄に関しては、それ以上でも以下でもありません。内容も「更に大きな苦を受け叫び喚く」といった感じで、
まぁ分かり易く言えば「折り返し地点」ですね。マラソンで言う、カラーコーンが大叫喚地獄。
光:多分史上初の喩えなんじゃないかな!
影:妄語、ようは嘘を吐いた者が送られる地獄です。
人間なんて生きてれば必ず嘘を吐きますからね。ご他聞に漏れず、全員該当します。
光:というか、どんどん条件が厳しくなってきてるんだけど!これじゃ地獄に行かなくても良い人なんて存在しないじゃん!
影:そうなんです、だから皆さん行く事になるんです。
正直ね、地獄も必死なんですよ。最近客離れが始まっていると聞きますし。
光:いつ、何処で、誰から仕入れた情報だソレは!話がワケの分からない方向へ流れ始めてるよ!
影:閻魔ちゃんなんか、マトモな食事が取れないからドンドン痩せていってますしねぇ。
光:一体どういう間柄なら閻魔大王をそう呼称出来るんだ!
影:だからね、ココで色々な情報を提供して「そうだ、地獄へ行こう」となってくれれば、僕としても嬉しいんです。
光:そんな旅行感覚で行こうとする人はまず居ないよ!
影:地獄だって色々と手は打っているんです。それが証拠に次の「焦熱地獄」なんですが、
ココでは常に極熱で焼かれる事になるんです。ホラ、肌を焼くのに丁度良いでしょう?
光:本気で言ってるとしたらかなり怖いんだけど!何を以って「丁度」なんだよ!
影:邪見、そう、邪な考えや不正な心を持った者が送られてくるんですが、
そういった方々はアレじゃないですか。「肌でも焼いて女でも釣るか」ってのが心情じゃないですか。
光:偏見のレベルを超越してるな君!今時そんな事考える方が稀だから!
影:だから次の「大焦熱地獄」では、さらなる極熱で焼かれて、まぁ焦げます。
光:焦げるだろう事は、一歩手前で予想出来てたよ!
影:ココへは「尼僧への強姦」をした者が送られると、急に具体的になるんですけれども、
まぁね、釣った女が尼でした、みたいなオチでね、地獄に堕ちろと。
光:そんな展開の仕方は無いでしょ!
影:そして以上七つの地獄を制した者が送られる地獄、それが「阿鼻地獄」、ご存知「無間地獄」です。
光:当たり前だけど知らないぞ!
影:既出である七つの罪に加え「仏教に対する不信心」を抱いた者を重罪としています。
これも全員が該当するでしょうね、日本に居ながらクリスマスだなんだとお騒ぎ申し立てていらっしゃいますから。
光:崩れた敬語表現をするな!何でクリスマス云々で地獄送りにされなきゃならないの!
影:本来、アレはキリスト教の行事じゃないですか。日本は古からの仏教国だと言うのに。
光:そうだけど、そこから地獄行きを決めるのは横暴だと思う!
影:キリスト教の行事にしたって、その日は本来イエス・キリストの生誕を祝う日だというのに、
皆キリストなんか気にも留めないじゃないですか。誕生日なのに無視されてるんですよ、可哀想なキリスト。
光:君が同情する筋合いは無いだろ!
影:だからそういう酷い事をする人達なんかね、地獄にね、堕ちればね、良いんじゃないかとね、思っているんですよね。
光:何そのご機嫌を伺うような言い回し!
大体、さっきから聞いてれば完全に君の私怨じゃないか!自分の感情のみで話を進めすぎだから!
影:私怨などでは御座いません。僕は単純に、地獄の良さを皆さんに知ってもらいたく……
光:いや、だとしてもその目論見は達成出来てないよ!たった一つ、嫌な場所だと言う感想しか無い!
影:なるほど、そうですか。では残念ですが、八大地獄、そう、「八熱地獄」に関しては失敗ですね。
じゃあ次は「八寒地獄」なんですけれど、ココではまず最初に「頞部陀地獄」と言って寒さにより……
光:もういい加減にして!
影:ありがとうございました。
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粗忽長屋 (4/5) |
コント/田中の思い出 |
瀧澤「今日も受かりました!」 大山「以前落ちたネタだったりして」 瀧澤「どうぜ!」 |
エコですよねエコ。4勝全てが3位という強運!粗忽長屋! |
中央に大山座っている。瀧澤が現れ、横に座る。
大山「お前か……」
瀧澤「……」
大山「俺、まだ信じられないよ……なんで田中が……」
瀧澤「癌、だってな。進行の速いやつだったらしい」
大山「田中……」
瀧澤「……プールの授業、覚えてるか?」
大山「……何?」
瀧澤「ほら、小六の時の……」
大山「ああ……思い出した。はは、懐かしいな」
瀧澤「田中の奴、理沙ちゃんのことが好きでさ、いい所見せようと思って、張り切っちゃってなー。」
大山「そうそう。どっちが早く泳げるか、川井と競争することになって。」
瀧澤「田中、幼稚園からスイミングやってたんだろ?確かに速かったけどな。川井にブッチギリの差つけて、得意満面で、こう、ザバーッと水から上がったら……」
大山「フルチン…くくく…」
瀧澤「理沙ちゃんドン引き、男子大爆笑。プールには紺の海パンが浮かんでるし、先生はなぜか田中を怒り出すし」
大山「あれは笑ったなぁ。で、その日から付いたあだ名が……」
瀧澤「どうした?」
大山「…おい、この話…違うな」
瀧澤「は?」
大山「だってさ、付いたあだ名が…フルチン山下、略してフルヤマン」
瀧澤「あ…あれ、田中じゃなくて山下か!」
大山「そうだよ、山下だよ。そういやさっき会ったもん……」
瀧澤「マジ?フルチンだった?」
大山「いや、履いてた履いてた」
瀧澤「なんだ。いや、でもそうか、あれ田中じゃなかったか…」
大山「まぁ小学校なんてはるか昔だしなぁ」
瀧澤「にしても、理沙ちゃん可愛かったよなー。山下だけじゃなくて、皆好きだったじゃん?」
大山「まぁな。お前も好きだったよな?」
瀧澤「好きだったよー。クラスの男子ほとんどが、その日理沙ちゃんと目が合った回数をリサポイントとして日記に記録、してただろ?」
大山「え、そんなことしてたの?」
瀧澤「…してただろ?」
大山「してねぇよそんな気持ち悪いこと。お前だけだよ、たぶん」
瀧澤「そうだったんだ……ちなみに会話ができたら10ポイントだったんだ…」
大山「知りたくないよそんな情報。でもまぁその理沙ちゃんも結婚しちゃったしなー」
瀧澤「……うそ〜?!マジで言ってんの?」
大山「マジだよ。一年前、結婚式やったよ」
瀧澤「……うそ〜?!俺招待状来てないよ!」
大山「…マジ?」
瀧澤「マジだよ!うわ〜凹むわ〜……今の気持ちを喩えるなら、川島なお美が実は……」
大山「……無理しなくていいぞ」
瀧澤「うん。浮かばないや、てへっ」
大山「コイツぅ…じゃなくて。今こんなことしてる状況じゃないよ」
瀧澤「あ…そうだったな…」
大山「田中……なんでこの若さで……」
瀧澤「……あいつんち、貧乏だったよな」
大山「うん…給食のパン、夕飯にするって言って、毎日のように持って帰ってた」
瀧澤「俺も人参、よくあげてたよ」
大山「お前人参嫌いだったもんな」
瀧澤「うん」
大山「シチューでべとべとの人参渡されてもな…田中もよく持って帰ったもんだ」
瀧澤「田中んち、そりゃ貧乏だよ…20人家族って…」
大山「無計画にも程があるよな。17年連続年子って…」
瀧澤「たぶん申請したらギネスだよな。あれ?…子ども17人?」
大山「そうだよ」
瀧澤「後の3人って?」
大山「お母さんとお父さんとお母さん」
瀧澤「すげー複雑。それって共存できるの?ドロドロしない?」
大山「昼用と夜用に分かれてたんだよ確か」
瀧澤「あーそんな生理用品みたいに?でも俺さ、一回だけあいつんち遊びに行ったんだよ」
大山「おかあさんいただろ?」
瀧澤「いた。じゃああれが昼ママか。でも大変だったー。昼ママがおやつ出してくれたんだけど、もう戦争。
小さいドーナツを奪い合って取っ組み合いの喧嘩してる子もいてさ。
なんか俺なんかが食べるの気の毒すぎて、麦茶だけ飲んで帰ったよ…でも俺、あいつのこと尊敬してんだ」
大山「なんで?」
瀧澤「あいつ、勉強はすごい頑張ってただろ。あの、金持ちの…えーっと名前忘れたけど小中高と俺らと一緒の生徒会長がさ、すげ〜性格悪い奴だったじゃん」
大山「いたいた!」
瀧澤「でも、何でも出来ちゃう奴だったのに、テストで学年一位だけは取れなかった」
大山「そうだったな!順位表が貼り出されて悔しそうにしてる生徒会長を横目に、机に向かって黙々と勉強してんのがカッコよかった…………遠藤」
瀧澤「……え〜っ?あれ遠藤だっけ?」
大山「尊敬してた奴間違えるか普通?しかもお前遊びにまで行ってるのに」
瀧澤「うるせーな!お前だって忘れてんじゃねーか!むかつくわー。今の気持ちを例えるならクレオパトラの膝に……」
大山「……」
瀧澤「メル・ギブソンの……」
大山「……」
瀧澤「……ダメだ!」
大山「……お前その癖直せよ!綺麗に喩えられた試しがねーじゃん。クレオパトラとメル・ギブソンがどう繋がるのか教えていただきたいよ」
瀧澤「うるせーな!!あ……」
大山「お前声でかいよ…」
瀧澤「おい、俺らマジ酷くない?記憶めちゃくちゃになってるじゃん」
大山「完全に脳の中で田中が行方不明だな」
瀧澤「なあ、もう一回落ち着いてマジで考えてみよう!どんな些細な田中でもいい、俺らの思い出の中のありとあらゆる田中を探そう!」
大山「だな!よし!」
二人、腕を組んで考える。
大山「はい!」
瀧澤「どうぞ!」
大山「そういや足速かった!陸上部でさ、県大会とかも出てて!」
瀧澤「……ああクラスで応援行ったな!」
大山「そうそう!だから体育祭のリレーも当然アンカーで!」
瀧澤「うちのクラスは運動部が少なくて、最後の一周を残して最下位!」
大山「しかし赤い襷をうけたアンカーが弾丸の如くごぼう抜き!」
瀧澤「最終カーブで先頭の白組を一気に抜き去ってそのまま風のような速さでゴールテープを切った…」
両「オポポ!」
大山「そうだよ、あれケニアからの留学生オポポだよ!そりゃ足も速いよ!」
瀧澤「……田中・オポポ・太郎って名前じゃ…」
大山「ない!」
大山、瀧澤共にまた腕を組む。
瀧澤「はい!」
大山「来い!」
瀧澤「高校二年の修学旅行!ほら、行きのバスが出発すると同時にあいつ菓子バクバク食いだしてさ!
一時間くらいして静かになったな〜と思って覗いたら、今にも吐きそうな顔してて!先生が声掛けたら返事の代わりにドバーッ!て吐いた!」
大山「山崎!」
瀧澤「…のゲロを先生と一緒になって片付けてた!」
大山「石川!」
瀧澤「…の前の席で空気読まないでずっと騒いでた!」
大山「星野!」
瀧澤「…の隣の席の!」
大山「田…村!」
両「惜しい!!」
瀧澤「奈良公園で見た沢山の!」
両「鹿!」
大山「おい!呼びかけみたいになってんじゃん!」
瀧澤「卒業式に突然乱入してきた!」
大山「イノシシ!」
瀧澤「あ、違った、あれ鈴木の父ちゃんだ!」
大山「え、あれ鈴木の父ちゃんだったの?!」
瀧澤「そうだよ!」
大山「でも校長が猟銃で仕留めてたけど?!」
瀧澤「イノシシそっくりだったもんなー」
大山「鈴木かわいそ!…じゃなくてよぉ!田中の話しようよ!」
瀧澤「ごめんごめん、いろいろ思い出しちゃって。あ……」
大山「どうせまた適当な事言おうとしてるだろ。真面目に思い出せよ」
瀧澤「真面目だよ。高3の時のこと、思い出したんだ」
大山「高3?」
瀧澤「うん。受験の頃のこと。俺さ、あまり皆には言えなかったんだけど、進路、ギリギリまで凄い悩んでたんだ…」
大山「そうだったの?知らなかった…」
瀧澤「うちさ、親父が農業やってるだろ?だから、親父はやっぱり俺に自分の後を継いで欲しかったらしいんだ。でも俺は、ずっと東京の大学に行くのが夢だった」
大山「お前が行ったの代々木アニメーション学院だけどな…」
瀧澤「どこだっていいだろ。それで結局、毎日毎日、進路のことで親と喧嘩。そしたら、そのせいか成績も落ちてきちゃって……」
大山「……」
瀧澤「ちょっと自暴自棄になったりもしてたんだ、ほら覚えてない?俺があの大嫌いな生徒会長と取っ組み合いの喧嘩したの」
大山「あー、なんとなくな」
瀧澤「そん時、前田先生が止めに入ってくれたんだ。それで、後で進路指導室に呼び出されて何か悩みでもあるのかって聞いてくれた。
俺、なんかしらないけど、優しくされたら涙出てきちゃってさ。泣きながら悩みを打ち明けたんだ。
そしたら前田先生『わかった』って頷いてさ。『一緒にお前の両親を説得しに行く』って言うんだ。
その夜先生、親父の前で土下座までして、『こいつは、必ず将来大物になって帰ってくる男です!私が保証します』って、説得してくれたんだ」
大山「ほんと、前田さんはいい先生だったよな……」
瀧澤「一生の恩人だよ……」
大山「……終わり?」
瀧澤「うん」
大山「ただのいい話じゃん!田中出せよ!」
瀧澤「あ、じゃあ田中先生にする?」
大山「そういうことじゃねえよ!」
瀧澤「オッケー、じゃ田中アニメーション学院…」
大山「それも違う!まったく…大体お前今仕事何やってんの?」
瀧澤「ニート」
大山「前田先生に謝れ!土下座して来い!……あー田中〜お前どこ行っちゃったんだよ……あっ」
瀧澤「どうした?」
大山「……な、あれ川島なお美じゃねえ?」
瀧澤「……いや違うだろ」
大山「なんでだよ、絶対川島なお美じゃん!」
瀧澤「バカだな、違うよ。だってお前、あの人ワイン持ってないよ?」
大山「あたりめーじゃん。いくら好きだからって常に小脇に抱えてると思ったら大間違いだよ。
ていうかさっきからどうもテレビとかで見たことある人ばっかだな、とは思ってたんだ」
瀧澤「ああ、俺も俺も!人沢山いるしなー。田中って、どんな仕事してたんだ?」
大山「たしか芸能プロダクションの社長とか聞いたぞ」
瀧澤「マジ?!俺らの年で?なんかもっと田中と知り合いになっとけばよかったなあ…」
大山「あ、理沙ちゃんじゃん」
瀧澤「嘘?!どこどこ?!」
大山「ほら、こっち向かって来てる」
瀧澤「……どれだよ?」
大山「だから、あのこっちに歩いてくる着物の!」
瀧澤「……あの人?」
大山「うん」
瀧澤「……理沙ちゃん太ったな〜〜」
大山「……まあ割とな」
瀧澤「割となんてもんじゃねえだろ!喩えるなら…」
大山「喩えるなってば」
瀧澤「豚」
大山「喩えろ!」
瀧澤「なんだかなあ…」
大山「幸せ太りじゃないか?なんたって中学から付き合ってた男とゴールインできたわけだから…」
瀧澤「同級生?おい誰だよ、聞いてねえぞ」
大山「あ、来た」
瀧澤「理沙ちゃん俺覚えてる?…そうそう瀧澤瀧澤!…え?なんでそんなかしこまった挨拶……あ、聞いたよ理沙ちゃん!結婚おめでとう!」
瀧澤、ビンタされる。
瀧澤「痛ってえ〜!」
大山「理沙ちゃんどうしたの?!何で泣いてるの?うん…え?!ちょっと待ってよ。だって理沙ちゃんの旦那って俺らが大嫌いだった生徒会長の……」
瀧澤「……あーっ!」
両「田中!」
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HIGH−POP 249KB |
小沢:あら・・・。 伊上:正直やばいかも。 |
アガサ博士の研究所 197KB |
二人:さようなら |
バイトロン 185KB |
渡辺:全体的に曲古かったですかね〜 今江:それか曲数足りないとかコントに入るまでが長いとか 渡辺:思い切り書かれてそうやな |
1組目 粗忽長屋 |
・思い出があやふやになるという話が日常でもよくあることで面白いです。 何とか思い出そうとしている二人の必死さが伝わりました。 友人が癌というくらい設定なのに、割とバカバカしいギャグが良かったです。 修学旅行の・・・という部分は良かったです。 最後のオチは、話の中に生徒会長の性格が悪いエピソードなどが出てくればもっとよかったと思います。(6点) ・他の細かいことはしっかり覚えているのに肝心の田中にまつわる思い出だけ忘れているという設定、 途中から軽いノリに変わってくる自然さ、呼びかけのくだりのテンポと奈良公園の鹿という変化球など光る部分はありますが、 奈良公園の鹿以外で爆発するポイントがなく淡々と進んで盛り上がらず、読み終わった後に物足りなさを覚えました。 他に気になったところでは、最初の川島なお美の喩えがあまり無理をしているようにように見えなかったので、 三点リーダや「えーと」といった台詞を使って悩んでいることを強調した方がよかったのと、 オチは上手く着地しているのですが、もっと瀧澤に「おめでとう」や「誰と結婚したの?」といった空気を読まない発言をさせたほうが生きたと思います。 今回のネタは素材はいいけれど、まだブラッシュアップし切れていない印象でした。 粗忽長屋さんの作りこまれたコントのファンなので、次回はより笑いを取ることに力点を置いたコントを読みたいです。(7点) ・一つの展開で引っ張った割には、いまひとつといった感じ。 面白いところがあったとはいえ、途中で飽きるタイプのネタかなと思います。 もう一つ、ぶっ飛んだ展開があってもよかったかもしれません。(3点) ・いつ田中が出てくるかずっと待ってたら、まさかまさかのご登場ですね。田中の使い方(?)は凄く上手だったと思います。 でも、全体的に笑いどころが少ない気がします。留学生オポポにも期待したんですがね〜、ちょっと単発で終わらせてしまったのが残念だったかなと思います。 川島なお美も少ない登場回数だったので、何で出てきたのかな〜って思ってしまいました。 クレオパトラとメル・ギブソンには笑いましたけどね。(3点) ・改善前よりかなり面白くなってました。特にリサポイント、例えの使い方、昼用夜用あたり。 ボケが格段に良くなったおかげでネタの完成度も高まったように見えます。 しかし中盤で転調しようとしてクラスメートの名前を連呼したのはあまり有効とは言えません。 ボケ自体が浅くて勢いとテンポで誤魔化してるようにしか見えないので。(8点) |
2組目 HIGH−POP |
・マリオの世界が我々の日常に存在しているという設定は良いと思います。 ただ、「溶岩」や「趣味」など、発想が単純に思えるところがあり、内容が浅く感じました。 「土管」と「パックン」くらいしかマリオの要素がないので、やるなら徹底的に「小銭」→「コイン」と言い換えたり カメを歩かせたりと、いろいろ工夫して欲しいと思います。少し工夫が足りないと思います。 しかし、伊上さんは小沢さんの名前を聞いていないのに何故知っているのでしょうか。(2点) ・かなり設定を作りこんでいるのに、それを笑いに生かしきらないままいきなりに終わっていてもったいないです。 設定は面白いし、チェーンロック感覚は笑っったのですが……。 なぜ伊上は自分が目的の人物だと名乗らなかったのか、小沢は何の目的で伊上に会いに行こうとしたのかが宙ぶらりんで終わっていて、 疑問が残って後味が悪かったです。もっと掘り下げる余地があると思います。(4点) ・所々変化球はあったものの、根本的に設定に捉われすぎている感じはあります。 それが影響して、安定感はあるけど突き抜けられない感じがしました。 道を聞くときに伊上の名字にするのは文章にするとオチが読めるので、 提示するのは名前の方にしてはぐらかした方がいいんじゃないでしょうか。(5点) ・オチにはマリオがくるのかな〜、くるのかな〜って思ってたら、まさかな終わり方でしたね。 でも、土管とか火を吐く草(多分パックンフラワーだと。)をもうちょっと活かせられると思います。 こんなにマリオ設定を出しておいて、少しの活用だけじゃ勿体無いと思いました。 もともとそういう狙いのネタなら話は別になっちゃうんですけどね。 あと、笑いどころが少ないかなって思いました。オチも何か煮え切らない感じを持ちました。 「業者の顔が早くみたいです」は面白かったです。(4点) ・面白そうな設定だなぁと思ったのですが、結果的に設定負けしてしまったと思います。 道案内で「下」と言う、土管がある、までは意表を突かれっぱなしだったんですが、 そこからはマリオネタに頼り過ぎてたのと、文章では伝わりにくいボケを乱発していたせいで 一気に失速していきました。「下」だけに拘らず、その先の案内へと展開していくといいかもしれません。(3点) |
3組目 アガサ博士の研究所 |
・ラブレターの話にいつ戻るのかと思っていたら終わってしまい、あっさりした感じでした。 きちんと完結させてから別の話題に行って欲しかったです。一つ一つのネタはシンプルで面白いです。 しかし数もさほど多くなく、これは!と思うギャグも無かったです。 かっこつける相方をけなすネタはいろいろな芸人さんがやっていますが、まあまあ面白いという感じです。 もっと長く見たいと思いました。(4点) ・>棚:展開が早い! この漫才自体にいえるとツッコミだと思います。 ボケが浅かったり飛びすぎているのはひとまず置くとしても、ツッコミが乱暴な 言葉遣いで指摘するだけにとどまっていて、掛け合いとして話を広げていくことが出来ず、流れがぶつ切りのまま進んでぎこちなさを感じました。 また、当初のラブレターの話題を途中で置き去りにしたまま、別の話題に入ってラブレターについて一切触れることなく終わったのはさすがに構成が歪すぎます。 複数のテーマでネタを作るときは、特別な仕掛けでもしていない限りちゃんと話を区切って進めた方がいいです。 ジーンズのチャックなどいいボケもあるので、 一つ一つのボケとツッコミを大事にして全体の流れを考えて作っていけばオンエアも夢ではないはずです。頑張ってください。(1点) ・話題の転換が不自然だったかな。 文章力としての表現でどうかな?と思う部分もあるけど、ボケの質は高いと思うし、伏線なんかは上手いと思う。 改良点も多いとは思うけど、及第点は越えていると思います。(6点) ・ところどころにある「棚:おかしいやん!」とか「棚:それは別や!」とか、何でここだけ関西弁なんですかね? そのほかは全部普通の口調だったのに、この2つだけが気になってしまいました。やっぱり統一したほうがいいと思いました。 あと気になったのが、「棚:お前Mじゃねえよ!」ってMなんですか?Mじゃないんですか?って思っちゃいますよね。ここも引っ掛かりました。 巻物を取り出しておきながら、「棚:ラブレターじゃなくて恋文だよ!」ってツッコミは変じゃないのかな〜って思っちゃいました。 もうちょっと的確なツッコミあったと思います。 2人のやり取りは頭に浮かびやすい点はいいと思ったのですが、直すとよい点のほうが多いと思ったので、この点数にさせてもらいました。(0点) ・まとまりに欠けるネタです。話題が2つあるからとかそんなんじゃなくて、色々な設定をほっといたままオトしてるからです。 前半のラブレターなんかその最たるもので途中で投げ出したままになってるのはいけません。 せめて完結させてからファッションの話題に移る事を薦めます。 そしてファッションに関しても下下下の下、虫食いなどどこかで見たようなボケが目立ってました。 一方、じゃす子やナイス害など言葉をいじったボケにはセンスを感じます。(1点) |
4組目 安物鬼 |
・モナリザとオタクの会話という設定の時点で面白いです。 絵から抜け出した理由が「暇だから」とは、もう少し凝って欲しかったです。 「自由に変形できる」という設定は、何でもアリなため、とんでもない展開を期待してしまいますが、 イマイチそれを生かしたギャグが少なく思いました。 モナリザのキツイ性格と、オタクの気持ち悪さがよく表されていました。(6点) ・なんだこの設定! モナリザが絵から抜け出すというだけでも面白いのに、そこに秋葉系オタクを組み合わせるって! この設定で作った時点で面白くならないはずがないのに、モナ様に始まり、ストライクゾーンの広さや「その寛容な心を〜」とか、親に着させたなど、 モナリザとオタクを上手く生かしたナンセンスでインパクトのある笑いが続いてものすごく面白かったです。 オチが急だったのと、写真を嫌がっていたモナリザがツーショットを許したところがやや引っかかりますが、 それまでの破壊力を考慮して文句なしに10点です。(10点) ・発想勝ちなんだけど、それで終わってない。さすが。 やりとりや展開は上手いし、アキバ系の安定してないキャラを上手くこなしている。 オチは面白いじゃなく、上手い感じ。ここは賛否分かれそうだけど、僕は好きですね。(10点) ・やられちゃいました。・・・いや、そんなえっちな妄想の方じゃなくてね。 2人の掛け合いが凄くおかしくて笑っちゃいました。モナリザが変身してるところもいいテンポがあって、個人的に好きでした。 オチも全然予想していない方向に持っていかれて、正直驚きました。 個人的には、頭に出てきた「モナ:いったいなんなのよこいつ。モナ様って。 山本モナか!」の「山本モナか!」ってツッコミ、これだけでも面白いと思ったのですが、まだ活用できるような気がするんですよね。 後半の流れからはちょっと難しいかなとも思うのですが、この一発で終わらせてしまったのが勿体無いかなって思いました。 でも非常によくまとまっていて、面白かったです。もう少しドカンと一発が欲しいかなとも思いました。(8点) ・モナリザを実体化させるに留まらず、そこにオタクを組み合わせるなんて発想も素晴らしいんですが、 なによりキャラの濃い2人を共存させられることに感心しました。こういうコントもあるのかと。 これだけ練り込まれた設定で面白くないわけがないです。(10点) |
5組目 ワイトラック |
・読みやすく、上手くまとまっていて、書く力が感じられました。 細かいギャグにもインパクトがあり、作りこまれている漢字がしました。 しかし、作品のレベルが高すぎるのか私のレベルが低いのか、何度も読まねば分かりづらい部分がありました。 「釜茹で」などです。格調の高い漫才でした。(8点) ・なじみのない題材を分かりやすく説明しつつ、 ブラックでネガティブなボケを次々に繰り出してちゃんと笑える漫才として成立させた完成度の高いネタだと思います。 しかし、地獄について説明する部分が多くなって、笑いが間延びしたところがあったので もっとひとつの地獄あたりのボケ数を多くしたり天丼を使うなど笑いを掘り下げてもよかったのではと思いました。(8点) ・設定が一風変わっている時点で、ネタとしてはなかなか強いですね。 長くならないように後半、若干急いでいる感じがしたのが残念。 もっと長く披露できる場で見れば面白さの幅が広がっていいかなと思いました。(8点) ・ボリュームありましたなぁ。バッチリ読み応えがありました。地獄の件に入ってからは影さんがいい感じに主導権を握ってくれて、良く印象に残りました。 でも、地獄の件に入る前までかなと。ただ2人が口論してるだけと言うか、言い争ってるだけなのかなぁって思っちゃいました。 中に入ってからはクスクスとは笑うのですが、ハマれるところがなかったかなとも思いました。(6点) ・実在する設定(?)を上手く料理して笑いに変えていたと思います。 陰気なボケも設定が設定なだけにネタの雰囲気にピッタリでした。 ただ、もうちょっと緩急をつけてもよかったと思います。途中から地獄をPRする形になってはいましたが、 その程度じゃ物足りないです。難しい要求ですが、もっと新しい展開で且つネタの方向性を変えないような何かが欲しいです。(8点) |
6組目 バイトロン |
・話の短さもそうですが、内容のクオリティがイマイチ低く思いました。 ただ歌の歌詞で受け答えしているだけのようで、笑いにつながってないと思います。 上手いと感じるところもなく、展開も少なく、浅く感じました。(1点) ・まずNON STYLE井上さんの名前を出す必然性があったのか疑問です。 後半に出したオリラジみたいに(これはこれで出し方に無理があってどうかと思いますが)ネタに関わるならまだしも、 審査員によっては実在の芸人さんの名前を出すだけで減点されかねないのでやめた方が無難です。 ネタについてですが、自分で作った歌で会話するという設定に苦しめられて、展開がご都合主義過ぎて掛け合いが不自然になっていました。 歌で返答するという設定で出してくる歌(ボケ)はなんでもありといえばなんでもありなので面白い掛け合いになる歌を選んでしっかり展開を練らないと厳しいです。 特に映画のくだりを丸々飛ばしたのは、上手く作れないからと安易に逃げたようにしか見えませんでした。 他にも >渡辺:コンビニかよ しかもなぜサンクス限定!? 何か買うんやったら奢るけど >今江:♪モナカ〜(モニカ/吉川晃司) >渡辺:モニカみたいに言わんでいいから >今江:モナカおいしい ここは台詞と台詞の間でいきなり時間が飛んでとまどいました。 歌で返すところとそうでないところが混じっていた不徹底さも気になりました。 これなら、今江の台詞を全て歌にする。たとえば上に引用したくだりだと(先に言っておきますが完成度は低いです)、 >渡辺:モニカみたいに言わんでいいから。じゃあ、買って来るね。 >今江:♪あ〜りがと〜う(ありがとう/井上陽水・奥田民生) >渡辺:……ほら、買ってきたよ。 >今江:♪早くしてよ なにしてるのよ 何様のつもりなの!(早くしてよ/久宝瑠璃子) >渡辺:そこまで言わなくていいでしょ。はい。これモナカね。 >今江:♪おなかがすいた 食べちゃお! パークパクチュギュ(崖の上のポニョ/藤岡藤巻と大橋のぞみ) >渡辺:食べるときも歌うんだ。 みたいにした方が統一感が出てよくなると思います。自分の作った縛りを意識して練り直したらよくなりそうだと思います。(1点) ・「伯方の塩」は「博多」と「伯方」で迷ったなと推理。 福田哲平を漫才にした感じだけど、上手くまとまっていて良かった。 コントの入りは改行を使ったり、コントのまま終わると急に終わった感があるのでワンクッション置いたりと、 表現面でもうちょっと改良できると思いますが、それを差し引いても面白かったです。(7点) ・正直なところ、短いと思いました。まだまだ引き伸ばせると思います。 歌好きの彼女と映画見に行って、公園行っておしまいというのは正直もったいないし、短いと思います。 まだまだ膨らませるし、努力次第では大物に化けると思います。 あと、「歌好き」ですよね?そこにオリラジの武勇伝最後の部分を入れるのは・・・?あれは歌なのかな?って思いました。 「♪HAKATAの塩」とかは朝倉小松崎さんを意識してるように感じてしまいます。 たとえ意識していないであろうとも、あのコンビが印象強く使っているので、そこを使うのはちょっとベタが強くなってしまいますし、 「あれ、意識しているのかな?」って思います。あと、NON STYLE井上さんは何で出てきたんですかね?ただの喩えなだけだったんですかね? やはり実在するコンビの方ですから、気になってしまいました。 「今江:♪シーソーゲーム!! シーソーゲーム!!」は良いと思いましたけどね。(1点) ・んー・・・・・・実際にメロディにのせて伝えられない分ボケの威力が半減してしまったかなと。 歌ネタってテンポとかリズムが重要だと思ってますから。 そうでなくても歌で会話は繋がっていても、そこから笑いが生まれるかと言われると・・・・・・。 モニカからのモナカ、電車というキーワードからのあずさ2号は安直なボケだと思います。 逆にいい日旅立ち、シーソーゲームなんかは意外性のあるボケなのでこれらを主体にしてボケを練り直すとよくなるかもしれません。(1点) |
グループ名 | KB | OA率 | BL |
安物鬼 | 489 | 21/25 | S |
ワイトラック | 433 | 6/6 | C |
粗忽長屋 | 333 | 4/5 | E |
HIGH−POP | 249 | 5/12 | E |
アガサ博士の研究所 | 197 | 0/5 | G |
バイトロン | 185 | 0/8 | G |
安物鬼が今期ランキング1位に浮上。ワイトラックも400越え。 粗忽長屋は64KBの底上げも未だKB不足は否めない。 |