第244回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

炭酸電池  (3位)
2連敗脱出!


七草  (2位)
4連敗脱出!


るねより  (1位)
4連敗脱出!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

るねより   (2/6)
コント/漫才作成会議2
瑠音 勝者コメント考えてたら5分くらい経ってました。
上寄 その挙句がこんな感じ。
勝者コメントなんてそんなもんですよ。初のトップ合格!るねより!

上寄 リベンジだよ! 

瑠音 うわ!っと。何がどうしたの?どんな魔がさした? 

上寄 正気だって。そんなことより、リベンジをするんだよ。 

瑠音 ・・・リベンジ? 

上寄 そう。僕ら「るねより」は、「どこぞのオンエアバトル」で2連敗中でしょ? 

瑠音 まあ、そうだけどさ。どこバトってレベル高いもん。 

上寄 だから、リベンジするんだよ。 

瑠音 わかったわかった。じゃあ・・・どのネタ持ってくの? 

上寄 いや、ここは新ネタでしょ。リベンジと言ったら新ネタだよ。 

瑠音 そういうもんなの?というか、新ネタって・・・えっと、まさか漫才? 

上寄 漫才。 

瑠音 またかぁ・・・ 

上寄 まただよ。コントよりはKB高かったもん。 

瑠音 ・・・そうだね。よし、作ろうか。 

上寄 あ、いいんだ。 

瑠音 え?駄目って言ったほうが良かった? 

上寄 いいや、別にそんなこともないけど。でもさ、「ここは本職的なコントで行きたい!」とか、ないの? 

瑠音 ・・・何で?コントより漫才のほうがKB高かったよ? 

上寄 あ、そっか。うん、それもそうだよね。よし、作ろう。

瑠音 えっと・・・今回は内容から考えよっか。 

上寄 そうだね。じゃあさ・・・喫茶店とかどう? 

瑠音 喫茶店か・・・なんか、ありがちだけどそこが良いよね。 

上寄 じゃ、やってみよう。僕が店員やるから。 

瑠音 わかった。 



上寄 『僕、最近喫茶店に行ったんですよ』 

瑠音 『それで?』 

上寄 『そこの喫茶店の店員さんの接客がね、とても良かったんですよ』 

瑠音 『それはやだよね』 

上寄 『だからね、そんな店員さんよりは、僕のほうが下手に接客できると思うんですよ』 

瑠音 『じゃあさ、喫茶店の店員をやってみようよ』 

上寄 『わかった。僕が店員でいい?』 

瑠音 『うん。じゃあ、こっちがお客ね。カランコロンカラン』 

上寄 『いらっしゃいませ』 

瑠音 『いきなりNGだよ!何普通に挨拶してんのさ。』 



上寄 ・・・こんな感じかな? 

瑠音 いや、何か変な気がする。 

上寄 そうかな? 

瑠音 うん。えっとさ・・・喫茶店の店員さんの接客が良い、ってのが間違ってるんだよ。普通そんなお店無いでしょ? 

上寄 あー、そうだね。もっかいやってみよ。 

瑠音 うん。 



上寄 『僕、最近喫茶店に行ったんですよ』 

瑠音 『それで?』 

上寄 『そこの喫茶店の店員さんの接客がね、とても悪かったんですよ』 

瑠音 『それはやだよね』 

上寄 『だからね、そんな店員さんよりは、僕のほうが上手に接客できると思うんですよ』 

瑠音 『じゃあさ、喫茶店の店員をやってみようよ』 

上寄 『わかった。僕が店員でいい?』 

瑠音 『うん。じゃあ、こっちがお客ね。カランコロンカラン』 

上寄 『いらっしゃいませ』 

瑠音 『あ、どうも』 



上寄 ・・・いいんじゃない? 

瑠音 でしょ?こうすれば展開がスムーズ行くんだよ。 

上寄 なるほど・・・じゃあさ、次はどうする? 

瑠音 次って? 

上寄 いらっしゃいませー、の後。 

瑠音 ああ、それ。うーんとね・・・アガリ注文しよっか。 

上寄 ・・・アガリ? 

瑠音 うん。やってみよ。いきなり注文訊いちゃっていいから。 

上寄 う、うん。 



上寄 『ご注文はお決まりですか?』 

瑠音 『えっとですね・・・それじゃ、アガリで』 

上寄 『お寿司屋に行ってください!』 



瑠音 いや、何でツッコミ入れてるの? 

上寄 え?喫茶店でアガリ注文するってボケじゃないの? 

瑠音 いや、アガリは普通喫茶店に・・・ないね、そういや。 

上寄 ・・・意外と常識ないんだね。

瑠音 意外とって何さ。意外って。

上寄 ・・・意外をとったら元も子もなくなるよ。とにかく、アガリは喫茶店では出ないよ。

瑠音 うん、じゃあ・・・コーヒーにしよう。 

上寄 わかった。 



上寄 『ご注文はお決まりですか?』 

瑠音 『えっとですね・・・それじゃ、コーヒーで。あ、ブラックをお願いします』 

上寄 『かしこまりました (コーヒーを作る動作)』 

瑠音 『・・・・・・・・・』 

上寄 『お待たせしました』 

瑠音 『(飲む)ふうっと、ごちそうさま。えっと、会計は?』 

上寄 『3万5782円になります』 

瑠音 『高いよ!そして細かいよ!』



上寄 つまんない。

瑠音 つまんない。

上寄 もうここはボケ無しで行っちゃおう。

瑠音 だね。

瑠音 『えっと、会計は?』

上寄 『110円になります』 

瑠音 『110円ね・・・はい、っと。』 

上寄 『ありがとうございました』 



瑠音 うん、いい感じだね。 

上寄 最後はオチかぁ。 

瑠音 話を戻して、まとめる感じにしよっか。 

上寄 そだね。 



上寄 『とまあ、こんな感じでいいかな?』 

瑠音 『うん。いい接客だったと思うよ』 

上寄 『ありがと。あ、付き合ってくれた会場のお客さんにもお礼しなきゃ』 

瑠音 『そうだね。それじゃ、』 

二人 『ありがとうございました』 



上寄 ・・・どうかな? 

瑠音 ・・・どうだろ? 

上寄 一応できたし、読み返してみよっか。 

瑠音 うん。えっと・・・ 

上寄 ・・・・・・あれ? 

瑠音 ・・・あのさ、この漫才・・・ボケが無いよね? 

上寄 ・・・そう、みたいだね。 

瑠音 ・・・これでいいのかな? 

上寄 ・・・革命だよ! 

瑠音 ・・・え? 

上寄 ボケが無い漫才、これは革命だよ! 

瑠音 えっと・・・革命? 

上寄 そう、レボリューション! 

瑠音 いや、英語にしなくてもいいけどさ。 

上寄 漫才大革命、ビックレボリューション! 

瑠音 いい加減うるさいよ。 にしても・・・そっかぁ、革命かぁ・・・ 

上寄 このネタなら絶対オンエアだよ。 

瑠音 ・・・そこまで言われたなら、このネタで挑んでみよっか。 

上寄 あ、いいんだ。 

瑠音 何さ、またまた。駄目っていったほうが良かった? 

上寄 そんなこともないけどさ。 

瑠音 いいじゃん、革命なんだし。 

上寄 ・・・あ、そっか。うん、革命だもんね。 

瑠音 よーし、今度こそオンエアしよう。 

上寄 うん。 



瑠音 ・・・・・・ 

上寄 ・・・まあ、負けちゃったものは仕方がないよ。 

瑠音 うん。・・・・・・ 

上寄 ・・・・・・ 

瑠音 ・・・ジャッジペーパー、見よっか。 

上寄 ・・・そうだね。4連敗はしたくないもんね。 

瑠音 えっと・・・ 

『ボケが無い漫才、まるで革命のようでした!でも、ツッコミがほしかったです・・・』 

二人 そっちかぁ・・・・・・
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七草   (3/13)
コント/レストラン
草野:よかった。よかった。
鈴城:本当によかった。
3連戦全敗は免れました。今期2勝目!七草!

草野:(ウィーン)

鈴城:いらっしゃいませー。お客さんがご入店して頂いた事で大変喜んでおりますー。

草野:は?

鈴城:あ、お客様は当レストランのご利用は初めてですか?

草野:そうですけど。

鈴城:わたくし大変憤りを感じております。

草野:何でですか!こっちが憤りを感じてますよ!そもそもさっきから喜んでおりますー。とか何なんですか?

鈴城:当レストランでは人の感情をコンセプトにメニューを作らせて頂いてます。

草野:そうなんですか。じゃあ喉渇いたんでビール下さい。

鈴城:当店のビールは普通のビールと「よろこビール」となっております。

草野:よろこビール?どんなビールですか?

鈴城:体中に喜びが湧き上がってくるビールです。

草野:いいじゃないですか。

鈴城:ただ、喜びに押し出された心のモヤモヤが愚痴という形で表れたり、喜びのバランスが多すぎてフラついたりします。

草野:なるほど。

鈴城:まぁ、つまりは酒の症状を喜びに置き換えて説明している、普通のビールです。

草野:だったら区別する必要ないじゃないですか!無理矢理コンセプトに合わせてるだけじゃないですか!

鈴城:あ、「怒りんご」ご注文で。

草野:いいですよ!感情を察してメニューを決めるとか!

鈴城:怒りマークが入った焼きりんごですが。

草野:なんでいきなりデザートから行くんですか!

鈴城:あ!今のはファミレスでチョコレートパフェをいきなり食べる男性を敵に回す言葉ですよ!

草野:敵に回しても怖くないですもん!

鈴城:え、じゃあ・・・今の発言はファミレスでいきなり岩塩を食べる人を敵に回す発言ですよ!

草野:なんか豪快な感じしますけども!ファミレスに岩塩なんてないでしょう!

鈴城:当店はありますけども。

草野:なんでビールまで無理矢理感情の言葉に合わせてるのに岩塩とか関係ない物置くんですか!

鈴城:フランケン・・・がんくぇん・・・岩塩・・・ほら!

草野:ほら!じゃないですよ!フランケンどっから持って来たんですか!別の料理がいいです!

鈴城:「悲しみかん」「楽しみかん」「憂いよかん」などがありますが。

草野:なんで柑橘系ばっかなんですか!料理を下さい!料理を!

鈴城:「怒リブ」というスペアリブがありますが。

草野:もうそれでいいですから。早く作って下さい。

鈴城:かしこまりましたー。大変憤りを感じておりますー。

草野:なんでそんなに憤りを感じるんですか!いいから早く!

鈴城:それでは今からまかないで「怒りんご」と「悲しみかん」を食べたので情緒不安定になっているシェフに作らせます。

草野:不安要素だらけですけどまかせます。

鈴城:(え?なんだよ?肉がない?)

草野:・・・あのー!

鈴城:(豚は?ない!?)

草野:厨房の声が丸聞こえなんですけどー!

鈴城:(牛でいいんじゃない?)

草野:より高級になってる!

鈴城:(え?フライパンがない?)

草野:なんでレストランなのに無いんだ?

鈴城:(あ、今日はスタッフの視力検査だったか。)

草野:・・・何に使ってるんだよ!

鈴城:(うーん・・・あ!岩塩あるじゃん!)

草野:本当にあった!

鈴城:(これにハバネロパウダーをかけて・・・よし!)お待たせしましたー!

草野:あんたバカでしょ。

鈴城:え?な、何がですか?

草野:まず厨房の声が丸聞こえですし、スペアリブって焼いてますよね?なんで生肉の赤い色を着けたんですか!なんですかその怪しい赤い山みたいな物は!

鈴城:ほら、こうやって削って上の部分のハバネロパウダーを取れば、赤富士ー!ね?

草野:ね?じゃないですよ!もういい加減にして下さい!帰ります!

鈴城:分かりました!デザートをサービス致します!

草野:デザート?

鈴城:憎しみです。

草野:はぁ?

鈴城:いちごジェラシーです。

草野:あ、なんか美味しそうですね。お願いします。

鈴城:お待たせしましたー!

草野:・・・なんで器に文字が沢山書かれてるんですか?

鈴城:これはスタッフ一同とお客様の愚痴や恨みが書かれてます。

草野:不気味すぎますって!要らないです!

鈴城:富士山近くの樹海店ではこれを遺書代わりにする人も・・・

草野:どこに店出してるんですか!やだやだやだ!絶対に食べたくないです!そもそも器に入っている真っ赤な物はなんですか!?

鈴城:牛の生肉、イチゴソースがけです。フライパンが無かったもので・・・

草野:もう要らないです!なんか牛肉に申し訳ないですよ!

鈴城:ではお帰りくださいませ。

草野:そっちに命令されなくても帰りますよ!

鈴城:大変憤りを感じておりますー。

草野:こっちのセリフですよ!
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炭酸電池   (3/6)
コント/「ゆ」論
たん:やった!新ネタで勝ちました!
でん:よかった〜。
たん:どうぞ。
ゆっくりゆったりゆるやかに。接戦をモノにしたぞ!炭酸電池!

でん:今日も疲れた〜

たん:疲れましたね。

でん:今日はまっすぐ帰って早く寝ようかな。

たん:営業は大変ですよ。

でん:うん。




たん:・・・・・・・・・・ゆ・・・。





でん:ゆ・・・?



たん:ゆ!!!!!!!??



でん:ゆ!?

たん:ちょっちょっちょっあれ見てください!

でん:ええ、何よ〜もう疲れてるんだから。

たん:あの店です!あの、のれんに「ゆ」って書いてある店です。

でん:ああ、「ゆ」ね。

たん:なんですか、あの店。なんの店なんですか?

でん:ん〜・・・あれは、書道教室だよ。

たん:書道教室・・・ですか・・・。

でん:「ゆ」を上手く書けない人が通ってるんだよ。

たん:「ゆ」専門の書道ですか!?

でん:多分な。

たん:僕的には「を」があったらよかったなぁ。

でん:「を」は歌舞伎町にあるんじゃなかったっけなぁ。

たん:歌舞伎町ですか?

でん:明治維新の頃に、あそこで「を」が栄えて外国に「を」を輸入したきっかけで歌舞伎町ができたらしいぞ。

たん:そうなんですか!?

でん:「wo」kipedia に書いてあった。

たん:wikipediaしか知らないんですけど・・・。へ〜、そんな建物があったとは。

でん:・・・待てよ、もしかしたら「揺れる」の「ゆ」かもなぁ・・・

たん:地震研究所!?

でん:バランス屋だね。

たん:バランス屋・・・

でん:「バランス屋」のオフィシャルサイトがあったような・・・

たん:どんなことするんですか?

でん:栄養バランスを考えるサークルだよ。

たん:そっちのバランスですか。じゃあ、ちょっと行ってみましょうよ。

でん:止めとけ、止めとけ。一度行くと癖になって明日もビタミンB1摂りたくなるから。

たん:どんな依存症なんですか!

でん:しかも今日は、まっすぐ帰るって決めたんだから。

たん:気になりますね〜

でん:・・・でも、料理教室かもしれないなぁ・・・

たん:料理教室?

でん:「ゆでる」の「ゆ」じゃないかなぁ・・・

たん:「ゆでる」だけの料理教室ですか!?

でん:うん、「ゆでたまご」の作り方がわからない人とかの為にさ。

たん:一度行ったらみんな辞めますよそんなの。

でん:確か、テリー伊藤が通ってる。

たん:テリーさんが!!!?

でん:ミクシーに書いてあった。

たん:・・・あれ?人が出てきましたよ!

でん:本当だ。

たん:坊主のおっちゃんの頭から湯気が出てますけど・・・。

でん:あれは、卵に紛れてゆでちゃった人だね。

たん:かわいそうに・・・。あっ今度は女の人が出てきましたね。

でん:本当だな。

たん:ん?「いい「ゆ」だなぁ・・・」って言ってますよ。

でん:なるほどっ!!!!そういうわけか。

たん:どうしました?

でん:あそこで単独ライブを行ってるんだ!

たん:ライブスタジオですか?

でん:あの〜去年、「ゆ」を一番キレイに言える人の全国大会があったじゃん。

たん:ありましたっけそんな大会。

でん:で、優勝したあの〜あの人!

たん:誰ですか?

でん:「片平なぎさ」さん。

たん:片平さんが優勝したんですか!?

でん:ダントツだったよね。

たん:見てないですよ。

でん:いつかBSで再放送やるんじゃないかなぁ。

たん:NHK主催なんですか!?

でん:2位との差が半端なかったからね。

たん:2位誰ですか?

でん:「ジミー大西」

たん:レベルが低すぎますよ!あの人、滑舌悪すぎるのに・・・

でん:「ゆ」はハンパなかったよ!

たん:本当ですか。じゃあ、片平なぎささんが「ゆ」のライブやってるんですかねぇ。

でん:ほらほら、みんな首にタオル巻いてるし。「KTAHIRA」って書いてある。

たん:ジャニーズのコンサートみたいですね・・・

   でも、あれ、赤い「ゆ」からは女性が出てきて、青い「ゆ」からは男性が出てきてますけど。

でん:本当だねぇ・・・。じゃあ、あれなのかな。赤いほうが片平なぎささんのライブなんだよ。

たん:じゃあ、青は?

でん:青は、「坂東英二」がいるんじゃないかな。

たん:ゆでたまご教室!!?確かにゆでたまご好きですけど・・・

でん:こないだ、Yahoo!の検索ランキングで『坂東英二 テリー ゆでたまご』が3位に入ってたもん。

たん:間違えないですね。

でん:よし!わかったなら行くぞ。終電に間に合わなくなるから。

たん:はい。

でん:今日は、お風呂でよく温まらないと・・・

たん:今、なんて言いました・・・?

でん:お風呂。

たん:わかりました!!!お風呂ですよ!お風呂屋ですよ!

でん:・・・でも「ゆ」じゃないでしょ。

たん:違います、違います、「を」風呂!

でん:歌舞伎町の!!



   ・・・・って無理やりすぎるわ!
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【敗者コメント】
インタープラグ 269KB
八神 9連敗・・・。
綿谷 二桁は嫌だなあ・・・。
八神 いや、今この状況もつらいぞ・・・。
ヘルシーライフ 249KB
大黒:次回こそ3勝目を!

西岡:まあ次回も評価をよろしく。

大黒:だからそのキャラは何?
チャンバラ戦争 225KB
横山:いや〜ダメだな

田中:やはりオンエアまでの道のりとなると厳しいですね

【ジャッジペーパー】  上から、ギャラえん、BOMB、ユウキ、牧原ナオミ、銀沙灘(敬称略)
1組目 インタープラグ
・ボケとツッコミの役割を理解するのに時間がかかってしまいました。
 全体的にボケの量が少なくて物足りませんね。
 「男性にもまれながら」はうまいと思いましたが、全体で見るとやはりボケが不足しているかと。
 でも、オチは中々いいと感じますゆえに点数を少し上乗せしました。(6点)

・笑ったか、という面よりも設定に対する点数ですね。
 ボケの数が少ない、笑えないってのは以前に書いたような気がするので違うこと書きます。
 八神のキャラに疑問を感じました。
 なんていうか、綿谷の話をあまりに鵜飲みにし過ぎていると思うんですよ。
 その結果、ボケが何でもアリといった雰囲気が生まれてしまっていると思うんですね。
 いや、疑えばいい、ってものでもないんですけど、ボケが何でもアリっていう雰囲気は避けた方がいいと思います。(2点)

・「・・・」を使いすぎて間があいて、会話が不自然に感じました。
 ギャグも単純で工夫が少ないと思いました。
 ただ「痛い」だけでなく、そこからまた何か展開すればいいと思いました。(3点)

・話の流れはしっかりしてるけど、会話の流れはちぐはぐなんですよね。
 セリフとツボを押したときの効果音(グキィなど)を括弧書きででも分けておいた方が更なる読み易さはあったと思います。
 揉まれながらの部分は思わず笑いがこぼれて、凄く印象に残りました。
 ただ、その他のボケがインパクトに欠けていたという事もあったからかと。
 そして、ラスト。
 ツボを押すってことは、その部位を直すためにやると記憶しているんですが、そこを押して毛が抜けちゃダメじゃないでしょうか。
 冒頭で持ち出した育毛剤をラストで使いたいがために、強引に持ってきたんだと感じさせられました。(3点)

・足の裏毛とかもまれながらとか面白いフレーズは万遍なくありました。
 でも全体的にどこかぎこちないんです。特に後半から。
 原因はよくわかりませんが、たぶんボケの種類が同じでそこから単調にならないようツッコミが頑張ってるんですが、
 それが空回りしてしまっているからだと思います。
 ここはツッコミの反応を変えるよりオーソドックスにボケのパターンを変えた方がいいでしょう。
 あと中盤の沈黙は要らないかなぁ。もっと自然に内臓系へ移れる方法はあるでしょうし。(6点)
2組目 炭酸電池
・発想が柔軟でうらやましいですね。
 「wokipedia」はツボに入ってしまいましたw
 ただ、「片平なぎさ」以降が明らかに失速していて、オチまで挽回できなかったのは残念。(5点)

・でん:明治維新の頃に、あそこで「を」が栄えて外国に「を」を輸入したきっかけで歌舞伎町ができたらしいぞ。
 輸入でなく輸出では?
 ここもどっちかって言うと面白いかよりも設定・構成力の方に点数を付けさせて頂きました。
 なかなか面白い設定なんですよ、でも笑いどころは少なかったように思います。
 ゆでたまごとか使い方は上手いんですけどね〜。
 ただ上手さを重視してしまっている感じではないでしょうか。
 たんのツッコミで最後に余計な一言とか言ってもいいかもしれないです。(3点)

・ボケとツッコミもあり、馬鹿な二人の会話というところが好きです。
 アイデアは面白いです。最後にボケがつながるなどのすごい展開みたいなのがあったらいいと思います。(7点)

・目の付け所はいいと思うんですよね。
 だけど、『外国に”輸入”』(ここでは輸出を使うのが正しいと思われます)とか、
 『KTAHIRA』(Aが抜けてます)とか、
 ここに登場してくる芸能人の必然性が特に感じられなかったりとか、
 改善可能な部分でのアラが目に付いたのが、非常に勿体無かったです。
 でも、「を」を使用した理由はオチに集約されていたので、そこは良かったのではないかと。(4点)

・発想が面白くて何屋か想像するくだりは良かったんですが、結局ちょこちょこ笑っただけで終わってしまいました。
 設定負けっていうのでしょうか。「を」のくだりもオチのためとはいえかなり弱いかと。
 特に終盤は芸能ネタに頼りっきりでもっとボケのふり幅を広くすべきだと思います。(3点)
3組目 ヘルシーライフ
・構成はうまくなっていて、無難に読めるのですがボケが弱くてどうにもこうにも…。
 「前の彼女と別れた日」「80本」とかはベタでもそこから重ねて発展できるボケなのにスルーしてしまったのは非常に惜しいと思います。
 オチも「これが締め?」という感じで残念です。(2点)

・テンポは良いし、特につっかえるところも無い。けど・・・
 けど、笑えるところが少ないネタでした。
 笑ったかよりも文章力を評価させていただきました。
 ボケがなぁ・・・ベタなんですよね。あくまで自分にとってはですけれど。
 自分的にベタだと思ったボケを列挙します。
 ・夜は俺がお前のことを食う
 ・花の数は君の年の数、80本も用意したよ
 ・アロエといった変なものを送る(ツッコミで最早花でないところにもツッコんで欲しかったですね。)
 ・まったく関係のない年のワイン
 ・うまい棒
 ・離婚してください
 ・ロマンティック発音
 こんなところでしょうか。
 とはいえ文章は非常にスラスラと読めるのでちょっとした工夫次第で化けるネタだと思います。(4点)

・普通に面白い漫才でしたが、新しい笑いは見られず、ベタすぎたという感想です。
 元気のいい掛け合いにみえましたが、それ以外に印象にのこるものがありませんでした。
 オチも微妙な感じです。(5点)

・先に一つ例を出させて頂きますと、

 西岡:その・・・給料3ヶ月分の・・・うまい棒なんだけど・・・
 大黒:何を渡してんだよ!ていうかお前の月給はいくらなんだよ!?ちゃんとやれよ!

 ここでのツッコミとしては、給料の安さを見越したボケとしてツッコむよりは、
 給料3か月分という大金とイコール関係になってしまったうまい棒の、
 膨大な量に触れてツッコんだ方がベターなんじゃないかなって思ったんですよね。

 その他の部分ですが、かなり基本に忠実な漫才という印象を受けました。
 もう少し冒険すると言うか、作者さんの独自性が欲しい所でもあると思います。(5点)

・なんていうか、凄い平均的なプロポーズネタでした。
 中盤まで2度も3度も見たことあるようなボケばかりで
 アロエ、明治新政府、うまい棒でやっと軌道に乗ったかなと思ったんですが、
 オチの発音で冷めました。結構多くの人に言ってますが、発音ボケは最もベタなボケです。
 斬新なボケが思いつかないのであれば設定で勝負するという道があります。
 この題材では相手が家電や車など生き物じゃないものに告白するネタなんかがあります。
 普通の設定で普通のボケをしていたのでは勝てないので、自分にあったスタイルを見つけてください。(2点)
4組目 七草
・「よろこビール」「怒りんご」など、序盤の駄洒落ボケはあまりのくだらなさについ笑ってしまいました。
 それだけに、後半のマイナスな意味でのベタさが逆に際立ってしまっているという感じがしました。
 オチも上記の「怒りんご」などをカケたりすればもっと良くなったかと思います。
 でも、個人的には前半はとても好きです。「小学○年生」のギャグ漫画を読んでいるようで非常に面白かったです。(7点)

・これまたなかなか面白い設定ですね。
 でも笑えるか、となると微妙なところです。
 感情ボケがメインになってくるのならフライパンのボケはいらないんじゃないかと思います。
 変化球のつもりで入れたのならアレですけど、そもそもこの設定自体がかなり変化球になってるかと。
 それにフライパンボケはベタでしたし。
 また、スペアリブと称する料理が出された時のことでしたが、ツッコミに少し違和感が。
 まずは岩塩にツッコむべきでしょう。焼いてあるどうこうはその次。
 肉と塩ですからね、見逃せませんよ。(4点)

 「感情」というテーマがあるので、上手いと思わせるギャグをもっとたくさん見せて欲しかったです。
 フライパンやハバネロなどのギャグはまあまあ面白いな、という感じでした。(5点)

・『人の感情』をモチーフにするのであれば、せめて喜怒哀楽をふんだんに盛り込んで欲しかったかなあ。
 ちょっとマイナス面の感情が話の中心だったので、内容にメリハリが無かった感があります。
 設定も、レストランという場所である以上、材料でボケるよりはメニューに被せた方が筋は通るんですよね。
 だから、リブはいいんですが、りんごやみかんはちょっと違うかなあという印象です。
 ボケは節々に魅力があるんですよ。
 フライパン→視力検査に繋げるボケ方とか最高だと思うんですよね。
 だから、潜在しているボケ力に構成力がつけば、相当面白くなるのではないかと。(4点)

・まず思ったのが「大変憤りを感じておりますー。」この台詞の不自然さです。
 このレストランのコンセプトが感情というわけではなく、
 感情をコンセプトにメニューを作っているのであれば店員が感情を押し出す必要はないです。
 おまけに何故憤りを感じているのか、その理由さえわからないままでした。
 さらに途中で感情がコンセプトのメニューという設定すら忘れてるように思いました。
 しかし序盤に出てきた感情メニューボケは面白いですのでこの調子で中盤まで進め、
 単調になってきたところで岩塩を出せばなかなかのネタになるはずです。(4点)
5組目 るねより
・こういう逆転の発想というか、ひねくれたネタは大好きです。
 実際はボケが無いネタを送っても「これはネタではありません」と切り捨てられるだけですけどねw
 ただ、もう少しバリエーションがあれば良かったかと思いますね。(8点)

・今回凄い設定のネタばっかりで楽しいですね。
 これもまたなかなか面白い設定だと思いました。
 かつ、ボケは無い状態ながらも二人の普段の会話の中にボケが散りばめられていて、斬新でした。
 値段ボケの後で二人ともつまんない、と切り捨てている場面では思わず噴いてしまいました。
 ただ全体的なボケの量はやはり少なかったように思います。
 でも設定からしたらしょうがないのかなぁ・・・。(8点)

・どこが笑いどころなのかイマイチ分からなかったです。
 漫才を作るという設定ならば、もっとハチャメチャにしたりしたほうがおもしろいと思います。
 作ったネタを通してやったら面白いストーリーになるという展開もあったら良いと思います。(3点)

・何というか、終始ニヤニヤ出来るネタでした。
 ポヤーンとした空気感が、今回はハマったような気がします。
 『コーヒーで・・・ブラックを』の部分、『を』と『で』が逆じゃないかといった所や、
 『ビック』→『ビッグ』などの細かい部分の荒っぽさが目に付かないくらい、内容に熱中できればもっと良かったかな。

 んで、オチがかなりモヤモヤしてます。
 ボケるからツッコむという相関図が成り立ってると思うんですよ。
 ボケが無ければツッコミも無いんですよ。
 この二人の間に成立しているのは『笑いのネタ』ではなく『一般的な会話』なんじゃないかと。
 だからラストのジャジペの部分、もっといい切り抜け方があったんじゃないかと思います。(6点)

・んー……漫才のコンセプトがコンセプトなだけに途中まで笑いどころが皆無なのは見逃すところなのかなぁ。
 でもやっぱりそれでも笑いがとれないとこのネタにいい評価はあげられません。
 ボケが無いのに気づいてからの爆発は凄いだけにそれまででどれだけ稼げるかが勝負だと思います。
 なので会議中の2人の会話の言い回しに気をつけてみてください。それを変えるだけでもっと面白くなるはずです。(5点)
6組目 チャンバラ戦争
・「どうぞびっくりしていってくださいね?」がツボすぎてどうしようw
 それだけ序盤はとても勢いのあるいいネタでした。
 終盤が尻すぼみになってしまったのは惜しいですが、僕はこのネタを推させていただきます。(8点)

・ボケに唐突なものが多かったように思います。
 何故急にそのボケが?といった感じになるところが結構ありました。
 特にお化け屋敷シミュレーションの2回目以降、目立ったと思います。
 剛田だのフランケンがスレンダーだの「お化け家敷」だの。
 前半まではそんなに悪くない流れだったんですけれども。(3点)

・ギャグとギャグの間の会話がながすぎると思います。
 結局「自宅」くらいしか笑えるところはありませんでした。
 もっと笑える要素を増やすべきだと思います。(2点)

・一つのボケを掘り下げる、というのは一つの手法としては間違っていないと思うんですよ。
 ただし、そのボケのインパクトもさることながら、その設定を活かした上で、掘り下げる過程を相当手が込んだ内容にしないと、
 ネタ全体が薄味になって終わってしまうんですよね。
 今回核となるボケは、前半が『実家の料理屋がお化け屋敷』で、後半が『フランケンシュタイン』になるかと思いますが、
 やはり若干ボケ部分も解説部分も掘り下げ不足かなあと思いました。
 あと、剛田=ジャイアンという繋げ方もちょっと性急過ぎるかなと。(1点)

・オチにビックリしました。オチそのものじゃなくてオトすタイミングにです。
 2度の実演を入れておきながら、最後は2人が喋ってるままフェードアウトしていく感じで全く締まりませんでした。
 しゃべくりのつもりじゃないのなら終盤は実演で盛り上げましょう。
 その方が比較的容易に山場が作れますし、そのコントが終わったら一言言ってオトせば問題ないです。
 構成はズタズタですが、家庭的だったりモデル風紹介だったりと
 お化け屋敷に組み合わせる設定はいい線いってるのであと一息だと思います。(1点)

【第244回結果表】 平均KB 283KB
グループ名KBOA率BL
るねより3612/6
七草3053/13
炭酸電池2893/6
インタープラグ2692/12
ヘルシーライフ2492/11
チャンバラ戦争2250/5
るねよりが初挑戦時以来のオンエア。
七草は今期2勝目。炭酸電池は勝率を5割に戻した。