第242回 青沢オンエアバトル 市河:以上で計量は終わりました。 オンエアされる上位3組の発表です! |
神風とくやこうや (3位) |
初の連勝! |
暗黒天国 (1位) |
5連勝おめでとう! |
ライジングブルー (2位) |
今期初勝利! |
暗黒天国 (6/9) |
コント/お見合い |
鈴村:オンエアできました! ハナさん、嬉しいね! ハナ:笑わないでくれる? あんた、笑ってる時の顔が一番キモイ。 鈴村:ぐすん・・・ |
人生谷あり谷ありです。でも今は喜びの絶頂!暗黒天国! |
鈴村:12時からこの料亭でお見合いか。
相手は大富豪の白鳥家のお嬢様だって言うし、緊張するな。
(ハナがやってくる。)
ハナ:あの・・・鈴村修さんでいらっしゃいますか?
鈴村:はい、そうですけど。
ハナ:はじめまして。私、今日半日お見合いのお相手をさせていただく白鳥ハナと申します。
鈴村:はじめまして。今日はよろしくお願いします。
それにしても、今日は僕のためにわざわざこんなに素敵な会場を用意してくださってありがとうございます。
ハナ:喜んでもらえて半分嬉しいですわ。
事前に鈴村さんが日本食がお好きと半分伺っていたので、私が半分お世話になっているこの料亭を半分だけ貸しきったんです。
鈴村:本当にありがとうございます。
ところで、半分って言うのは一体何なんですか?
ハナ:すいません。実は私、何でも半分にしてしまう癖が半分だけあるんです。
鈴村:「半分だけある」って言われると、あんまり大きなウィークポイントに見えませんけど・・・
ハナ:というのも、父が今の地位を築くために、ただならぬ苦労を半分だけしたんですよ。
鈴村:僕にはそんなに大変そうには聞こえないんですけど。
ハナ:それまでは我が白鳥家も半分貧乏だったんですよ。
だから父が半分成功するまではずっと節約に半分だけ努めていたんです。
その頃の癖が半分だけ抜けていなくて・・・
鈴村:そうなんですか。僕の頭ではネタとしか解釈できないですけど・・・
ハナ:まぁ、「なくて3と1/2癖悪い癖」という言葉もありますからね。
鈴村:七癖ですね?癖の個数で帯分数はあり得ないと思いますが。
ハナ:そんな事はさておき、私は鈴村さんの事を半分だけたくさん知りたいですわ。
鈴村:どっちですか!?
ハナ:半分鈴村さん、いくつか半分だけ質問しても良いですか?
鈴村:十割鈴村ですよ!まぁ、質問は構いませんけど。
ハナ:鈴村さんってお歳はおいくつなんですか?
鈴村:僕は今年で26歳です。
ハナ:そうなんですか。私も13歳なんです。
鈴村:それってちゃんと「÷2」の計算はされていますよね?
さすがにそこまでの年下に手を出しちゃったら一大事ですから・・・
ハナ:それから、鈴村さんのご趣味を半分だけ聞かせていただけませんか?
鈴村:そうですね・・・
十割答えちゃいますけど、僕は読書とベースギターが好きです。
ハナ:そうなんですか!?
私も半分だけ一緒なんです。半分だけ凄い偶然ですね!
鈴村:趣味がたった1個合致しただけでそんなに大きなリアクションを取られても・・・
ハナ:私、読書は半分だけ好きなんです。
鈴村:フタを開けてみれば、さほど合致したわけでもなさそうですね。
ハナ:特にどんな本を半分だけ読まれるんですか?
鈴村:ちゃんと丸々1冊読みますよ!
まぁ、小説なんかは好きでよく読みますけど・・・
ハナ:ホントですか!?私も小説は半分好きなんですよ。
夏目漱石の「ぽっちゃん」とか。
鈴村:「坊ちゃん」ですね。
濁音が半濁音になっちゃってますから。
ハナ:他にはライトノベルも好きなんですよ。
「涼宮ハルヒの軽鬱」とか。
鈴村:半分がずいぶん大ざっぱな目分量ですね。
憂鬱÷2は確実に軽鬱ではないと思いますが。
ハナ:他にはどんな本がお好きなんですか?
鈴村:他には、最近は漫画にも興味を持ち始めているんですよ。
ハナ:そうなんですか!?私も最近漫画は半分だけ読んでいるんですよ。
鈴村:ちゃんと最後まで読みましょうよ!
ハナ:特に好きなのがキテレツ大五十科といちご50%なんです。
鈴村:両方見事に数字が半分減ってるんですね。
ハナ:他にもコジとか・・・
鈴村:コジコジですね?さくらももこの。
何だか親がいない子供みたいになっちゃいますから。
ハナ:それから半身不随!ひばりくんなんかも好きなんですよ!
鈴村:半分だけストップしてますけど!
半分この仕方が無理矢理過ぎますよ!
ハナ:それから、最近半分読破した漫画があるんですよ。
鈴村:半分しか読んでないんじゃあ、読破とは呼び難いですよ。
ハナ:そうですか?
ちゃんと単行本を半分買って、全巻半分ずつ読みましたよ?
鈴村:もはや1/2にも満ち足りていないんですね!?
ハナ:その漫画のタイトルがですね・・・半分だけ思い出せないんですよ。
「らんま???」って言うんですけどね。
鈴村:「らんま1/2」ですか?
ハナ:それです!「らんま1/4」です。
鈴村:すでに半分になってるから好きってわけじゃないんですね!?
「1/2」ってあなたの大好物な単語だと思いますけどね。
ハナ:それから、ベースギターもお好きとおっしゃっていましたね?
鈴村:はい、高校の頃にブラスバンド部でやっていたんですよ。
ハナ:そうなんですか。
実は私も高校時代にブラスバンド部でフルートを2年間やっていたんですよ。
鈴村:白鳥さんって高校ダブってるんですね・・・
ハナ:あら?料理が半分だけ届いたみたいですわ。
早速半分だけいただきましょう。
鈴村:あなたにとって、もはや1/4もテリトリーの内に存在するんですね。
ハナ:ちなみに鈴村さんは、お料理は半分だけなさるんですか?
鈴村:そうですね・・・
僕は料理が苦手なので、どうしても外食頼りになってしまったり、偏食に悩まされたりしますね。
ハナ:そうなんですか?ちなみに私はお料理が半分だけ得意なんですよ。
半熟の目玉焼きや半ライスなんかはお手の物ですよ。
鈴村:その特技はあまりよそで言わない方が良いですよ。
特に半ライスは分量の問題だから、実質何の変哲もない白飯ですよ。
ハナ:でも、もしも私が半分だけ鈴村さんのお傍にいれば、鈴村さんの偏食の悩みも半分だけ解消できますね。
鈴村:お気持ちは嬉しいんですけど、それじゃあ半分解決できてませんよ。
ハナ:そうだ!今度私のお家に半分だけ遊びに来てください。
半分だけ私のお手製のお料理を半分だけご馳走しますわ。
鈴村:半分人の手を借りてるじゃないですか!
それにどうせなら全部食べさせてくださいよ。
ハナ:半分だけ参考までに、鈴村さんは日本食以外ではどんな食べ物がお好きなんですか?
鈴村:そうですね・・・強いて言えば、肉は好きでよく食べますね。
ハナ:じゃあ、お肉料理ですね?
それじゃあ、鈴村さんのために国産の美味しい牛肉を半分使ってお料理を振舞いますわ。
鈴村:もう半分に何を使う気ですか!?
ハナ:半分楽しみにしておいてくださいね。
鈴村:確かに今のところ期待と不安の両方はありますけどね。
それにしても、ここの料亭はとても良い所ですね。
ハナ:半分気に入っていただけましたか?
鈴村:まぁ、100%気に入りましたけどね。
ハナ:ここには半分綺麗な庭園もあるんですよ。
半分だけ見に行って見ませんか?
鈴村:半分綺麗じゃないんですか!?
まぁ、せっかくですし見に行きましょうか。
ハナ:それじゃあ、ちょっと待ってくださいね。
靴を片方だけ履きますから。
鈴村:ちゃんと両方履きましょうよ。
〜庭園にて〜
鈴村:本当に綺麗なところですね。
ハナ:そうですね。
鈴村:あれ?池の中に鯉が泳いでますよ。
ハナ:あら、半分可愛いですね?
鈴村:もう半分は何を思っているのかもの凄く疑問なんですが・・・
それにしても、白鳥さんって面白い方ですね?
ハナ:そうですか?結構言われるんですよ。
鈴村:そこは半分にしても「結構」なんですね!?
でも、何というか・・・一緒にいてとても楽しいです。
ハナ:私も鈴村さんとお話をしていると半分楽しいですわ。
鈴村:残りの半分がすごく気になりますが・・・
白鳥さん!もし僕でよろしければ、結婚を前提にお付き合いしてくれませんか?
ハナ:お気持ちは半分嬉しいのですが、実は私にはどうしてもお付き合いできない理由が半分だけあるんです。
鈴村:そんな・・・一体何が理由でお付き合いできないんですか?
ハナ:実は私、男なんです!
鈴村:ニューハーフ!?
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ライジングブルー (18/20) |
漫才/取り調べ |
青:今期初勝利! ライジングブルーです。 昇:何とか勝てたがらいがったと思うなやの〜。 青:何で方言なの・・・? 昇:どうぞ! |
このコメントは鬼バトでしましょうねー。驚異の17連勝!ライジングブルー! |
青:どーもライジングブルーです! よろしくお願いします!
昇:今期も頑張っていきましょう。
青:そうですね。 それで今日はどうしました?
昇:いや最近僕ね、挑戦してみたい職業ってのを見つけたんですよ。
青:ほう、それなら言ってみたらいいじゃないですか。
昇:刑事をやってみたくて。 何か格好よくていいと思うんですよね。
青:刑事ね。まあ確かに刑事っていったら格好いい職業っていうイメージありますからね。
昇:でしょ? それで、中でも刑事の仕事でやってみたいのが取り調べなんですよ。
青:取り調べですか。 まあ確かによくテレビで見ますし格好良さはありますよね。
昇:ですよね。だからちょっと今日は僕に警視総監やらしてもらっていいですか?
青:そこは刑事やれよ! 何でいきなりボスするんだお前。 ちゃんと刑事で取り調べをしましょうよ。
昇:わかりました。
昇:おい、お前なんだろ!
青:だから俺なんかじゃねーよ!
昇:しかし青澤、そんなこといったって今回の事件はお前が取り調べの担当なんだからちゃんとやってもらわないと・・・
青:俺が取り調べる側かよ! お前は刑事がごねてるシーンをやりたかったんか!
昇:いや、何か急に取り調べが恐くなっちゃって・・・
青:バカか! そんなビビることないから刑事やって下さいよ。
昇:頑張ってみます。
昇:お前がやったんだな!(バン!)
青:けっ、俺じゃねぇよ!
昇:あ、ごめんちょっと待って机直してるから。
青:強く叩きすぎだよ机を! ほどほどにしとけよパフォーマンスは!
昇:そんなことよりおい! お前がやったんだろ青澤!
青:けっ、だから俺じゃねえよ!
昇:そうか・・・じゃあそこの君か! えっ違う・・・。 じゃあそこのあんただな! あ、違う・・・。
じゃあそこの10人のうちの誰かの仕業だろう!
青:もう少し候補を絞れ! この狭い取り調べ室に何人呼んでんだよ!
昇:いや、その方がたくさん取り調べできて良いかなと思って・・・。
青:良いんですよそんな欲張らなくても。 とりあえず一人でやって下さい。
昇:おい、お前がやったんじゃないのか!
青:だから俺はやってないって言ってんだろ!
昇:そんなこと言ったってなぁ、火の無いところに湯煙は立たないって言うだろ!
青:立たないのは煙だよ! 火がなくたって温泉くらい掘れるわ!
とにかく俺はそんな疑われるようなことはしてねぇんだよ!
昇:わかった。 そこまでいうならお前、昨日の夜9時頃どこで何をしていたか言ってみろ。
青:昨日の夜9時は・・・いつも通り駅前のコンビニでバイトしてたよ。
昇:・・・あ、偶然じゃん! ちょうどその時俺も駅前のコンビニ居たんだよ!
青:そんなことどうでもいいよ! その情報一切取り調べに関係無いだろ!
昇:あのさあのさ、お前はその時俺に気付いてくれた!?
青:わかるわけないだろ! この刑事自分の知名度をどんだけ過信してんだよ!
昇:ほら気づかなかった? あの時カラーボールぶつけられて店長に取り押さえられてた奴が俺なんだけど・・・
青:お前捕まってんじゃねーかよ!! お前がまず取り調べ受けた方がいいよバカ!
昇:ちょうどその時に事件の連絡を受けてだな、盗みたてのあんパンと共に現場へ向かったんだよ。
青:逃げ出すな! とりあえず自分のしたことの処理を済ませてから現場へ行けや!
昇:とにかく、お前がこの連続暴行事件に関わっていることは明らかなんだよ!
青:だから俺はやってねえって。 そんなに疑うならもうこの際とことん調べてみろよ。
昇:言われなくともそのつもりだ。 では早速聞くが、昨日の夕方5時頃は何をしていた?
ちなみにそのころ俺は、鳥取砂丘にいた。
青:・・・い、家でテレビ見てたよ。
昇:なるほどな、しかしまだ終わりではない。それじゃあ一昨日の夜7時頃、お前は何をしてた?
ちなみにそのころ俺は、白神山地にいた。
青:・・・・・・確か、友達とファミレスで食事してたよ。
昇:ほう、でもまだあるぞ。 そのファミレスにいた日の朝8時頃にお前、市内の北にある山中にいなかったか?
青:山の中? 俺はその時部屋で寝てたからそんなところにはいなかったよ。
昇:お前、まさかウソついてないだろうな? 実はそこで連続暴行の一件目が起きてるんだよ。
まあ、そのころ俺はその山の中にいたんだがな。
青:じゃあ犯人お前じゃねーか!! さっきから個人的な情報ぽろぽろ流してると思ったら最後に何してんだよ!
昇:違う違う。 俺は被害者よ。
青:被害者だったんかお前! 警察ともあろうものが可哀想な目に遭いやがって!
そんでお前その日の夕方に白神山地行ってたんじゃねぇのかよ! よくそんなが元気残ってたな!
昇:慰安旅行にいったんだよ! でもそれだけじゃ治らないから砂丘にも行ったさ!
青:それで鳥取砂丘!? 砂丘が怪我に効くなんて聞いたことないよ!
昇:それで砂丘で歩いてたらまた犯人の事が憎たらしくなってきたから誰かにストレスを発散したくなっちゃって。
だからその砂丘の砂を持ち帰ってコンビニでそれを店員に投げつけてみたわけよ。
青:単なる八つ当たりだよ! ・・・ってか砂丘行った日の夜にコンビニってお前・・・
昇:そう、何か店員が目を押さえて苦しんでたからその隙にあんパンを・・・
青:それで万引き!? 最後にどこ行き着いてんだよバカ! なんかめまぐるしすぎるよお前の行動が!
昇:まあそこは俺も反省してる。刑事として判断ミスだった。
青:そうだろ? もっと早く気づけよそんなこと。
昇:刑事らしくカツ丼を盗めばこんなことには・・・
青:そんなことにもなるよ! 同等の悪だよそんなもん! 盗みが前提になってるのはおかしいだろ!
昇:わかった! じゃあ俺が責任を取ってカツ丼を作ってやる!
青:いろいろ間違ってるんだよお前は! 取り調べはどこに行ったんだよ!
昇:おっと、勢いで突拍子もないことを言ってしまった・・・。 俺がここで焼きそばを作ってやる!
青:今の発言が一番突拍子無ぇよ!! 焼きそばに至っては刑事にかすってすらねぇだろ!
昇:・・・はっはっはっ・・・。 お前はあることにまだ気づいていないようだな。
青:な、何・・・? どういうことだ!
昇:お前は俺が突拍子が無いことを言ったように見えたかもしれないが、俺はこの展開を狙ってたのさ。
青:・・・いや、お前最初から焼きそば作る気だったって事かよ!?
昇:今更気付いても遅い! そしてお前は気付いていないようだがもう一つ、机にある仕掛けがされてある。
青:つ、机・・・!? ま、まさか指紋を利用したウソ発見器とか・・・!?
昇:この机は鉄板になっている! だから焼きそばくらい容易に作れるんだよ!
青:・・だからなんなんだよ! お前が料理をどんだけ作りたいかはこの際どうだっていいんだよ!
昇:ほら、包丁だって今回の事件で使われたやつを使えば・・・
青:使うな使うな! それ証拠になるんじゃねえのかよ! そんな包丁使ったら料理が血で染まるだろ!
昇:この焼きそばが真っ赤な証拠になるんだよ!
青:バカなこと言ってんじゃねーよ! そんな焼きそば誰も受け付けないだろ!
昇:だったらその焼きそばと一緒に証言も吐いちゃえばいいんだよ!
青:変なこじつけで自白させようとするな! 焼きそばまずいって今お前が認めてどうすんだよ!
こんな訳のわからんやつに自白なんて絶対しないからな!
昇:くそぉっ・・・・・・。 なんでお前は自白してくれないんだ・・・。(ジュワーッ)
お前にだって愛する家族もいるんじゃないのか・・・?(ジュワーッ)
青:・・・刑事さんが泣く事無いじゃないですか・・・。
昇:もう一度自分に正直になってみたらどうなんだ・・・!(ジュワーッ)
青:・・お前さっきからこぼれた涙が全部鉄板で蒸発しちゃってんだよ!!
絶対この机ふさわしくないよジュワジュワいっちゃってっから!
昇:う、うるさい! とにかくお前がやったってことはお見通しなんだよ(バン!) わっ熱っ!!!
青:鉄板叩いたらそりゃ熱いだろ! もういいわ!
両:どうもありがとうございました。
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神風とくやこうや (3/11) |
漫才/昔話 改 |
とくや「こうやさん、今回の漫才は?」 こうや「地球に優しい、エコな漫才です。」 とくや「普通にリベンジでいいよ・・・」 |
リサイクルリサイクルー。400越えのオンエアはこれが初!神風とくやこうや! |
とくや「おばんです!神風とくやです!」
こうや「神風こうやです!」
二人「とくやこうやです。よろしくお願いします!」
とくや「あのさ、ニュースなんか見ているとさ、虐待だ、ネット犯罪だ、しかも犯罪の低年齢化とかさ、何か子どもをめぐる環境がよくないなあと・・・」
こうや「なるほどね。でもうちの親戚の子はそうでもないよ。」
とくや「そうなの?」
こうや「この前も、『将来の夢は?』ってきいたらさ、『ゴーオンジャー』って言ってた。」
とくや「子どもらしいな。楽しそうな夢じゃないか。」
こうや「そいつが、今年成人式だったんでお祝いを・・・」
とくや「二十歳なの!?その夢はおかしくないか?」
こうや「何か、『夢との兼ね合いがあるので』って家から出ないで仕事もしていないけど・・・」
とくや「ただの引きこもりのニートだろ!ダメだよそんな大人は!」
こうや「夢ある大人じゃあないか。」
とくや「前向きに取りすぎだ!脳内環境が明らかによくないよ!」
こうや「ダメですか?」
とくや「ダメもダメ!大ダメだよ!・・・やっぱりね、心をね、豊かにしないとそういう大人が増えちゃうんだよ・・・」
こうや「そうか・・・じゃあどうすればいい?」
とくや「昔話なんかどうだ?色々教訓もあったりして、楽しい中にも勉強になるし。」
こうや「そうか?」
とくや「そうだよ。『花咲かじいさん』なんてどうだ?」
こうや「だめだめ。ありゃ教育によくない。」
とくや「何で?」
こうや「だってあの話ってさ、犬が『ここ掘れワンワン』って言うから、じいさんがそこを掘ったらさ、
そこから人骨が出てきてじいさんが殺人と死体遺棄で逮捕・・・」
とくや「パクられない!そんな話じゃねぇよ!・・・じゃあ『桃太郎』は?」
こうや「あれもダメ。だってでっかい桃を運んできて、じいさんが切ったら・・・」
とくや「お前、切ったら中から頭を切られた子どもが出てきてじいさんが逮捕されるっていうんじゃないんだろうな。」
こうや「そんな残酷な話じゃないだろ!あれは、中から子どもが出てきて・・・」
とくや「おう。」
こうや「ばあさんが、『この子はどこの子!あんた、よそに女作って・・・』」
とくや「そんな話だったっけ!?」
こうや「じいさんは、『し、知らん・・・わしはこんな子知らん・・・』でもばあさんは頭に血が上ってじいさんをつかんで、
『この、エロじじい!』『うるさーい!(ドーン)』じいさんはばあさんを突き飛ばす!
『(ガーン)あ、あっあっ・・・(バタリ)』『ばあさん?・・・ばあさん!?』
ばあさんは頭を打ち動かなくなり、じいさんはばあさんの遺体を庭先に埋める。」
とくや「明らかに殺人と死体遺棄だよね!結局残酷な展開じゃねーか!」
こうや「それから5年の月日が流れ、おじいさんが野良仕事をしていると、犬が『ここ掘れワンワン』って言うから、
じいさんがそこを掘ったら、そこから人骨が出てきてじいさんが殺人と死体遺棄で逮捕・・・」
とくや「こらーっ!!やっぱり逮捕されてるんじゃねぇか!しかも後半さっきの『花咲かじいさん』のままだろ!
ダメダメ!・・・う〜ん・・・じゃあ、『浦島太郎』!」
こうや「あれだって、最後玉手箱を持って帰ってきたら、みんないなくてショックを受けるんだ。」
とくや「そうだけど・・・」
こうや「そして玉手箱を開けたら煙が出てきておじいさんに・・・」
とくや「うん、そういう話だよ。」
こうや「そしたら、『ちょっと、君いいかな?』『何ですか?おまわりさん。』」
とくや「何でおまわり出てきた?」
こうや「『君、この辺じゃ見ない顔だが・・・』『いや私、ここで育って、この家に住んでいますよ。』
『うそをつけ!ここは君の家じゃないだろう。あやしいな・・・ん?君、その箱は何かね。』『箱?・・・あ、これは玉手箱です。』
『あやしい箱だな。ちょっと調べさせてもらうぞ。』『や、やめてください!』『こらっ、抵抗するな!』『離せよ!』『ならその箱を見せろ!』
もみ合っているうちに、『(ガーン)あ、あっあっ・・・(バタリ)』『もしもし?・・・もしもし!?』
おまわりさんは頭を打ち動かなくなり、じいさんはおまわりさんの遺体を庭先に埋める。」
とくや「ちょっと待て!!その後5年経って、犬が『ここ掘れワンワン』って言って、じいさんがそこを掘ったら、
おまわりさんの骨が出てきてじいさんが殺人と死体遺棄で逮捕・・・」
こうや「そうだよ。」
とくや「やっぱり逮捕かよ!・・・どうしてお前の昔話は殺人と死体遺棄が発生して最後逮捕者が出るんだ?」
こうや「『悪いことしたら、警察に捕まる。』という教訓があるんだよ。」
とくや「確かに重要な教訓だが、別の方法で導きなさい!」
こうや「じゃあどんな方法があるんだよ。」
とくや「う〜ん・・・じゃあ話を変えよう。世界の昔話にしてみようか。」
こうや「ああ、日本のばっかじゃな。じゃあ・・・『狼と七匹の子ヤギ』は?」
とくや「ああ、母さんヤギが留守の間に色々な手を使って狼が家の中に入って子ヤギを食べちゃうんだろ?」
こうや「そうだ。」
とくや「そして、その後は・・・」
こうや「母さんヤギが帰ってくると、家中散乱しているはずの子達がいない!『ど、どうしたのかしら!?』
『ふっふっふ・・・奥さん。僕ですよ。』『狼さん?』」
とくや「また一人寸劇が始まった!」
こうや「『あなたの望みどおり、子どもたちは・・・』『それ以上は言わないで!』『あなたが望んだんでしょ?私と一緒になるにはあの子達が邪魔だって』
『そ、それは・・・』『いいじゃないですか奥さん、旦那さん亡くして、七匹の子ども抱えて・・・これであなたは楽になるし、
好きな男と一緒になれる、一石二鳥じゃないですか。』」
とくや「何だそれ!そんな泥沼なドラマはないだろ!第一、狼とヤギの不倫って何だよ!」
こうや「男は〜狼〜♪」
とくや「バカタレ!オスメスよりも種類の問題が表面化してるだろ!」
こうや「ダメ?・・・じゃあ『赤ずきん』で。」
とくや「今度は大丈夫なんだろうな。」
こうや「ばあさんの家にやってきた赤ずきん。『おばあさん、どうしてそんなに目が大きいの?』『それはね、お前を食べる・・・』」
とくや「早い早い!目で食べないよね?口の事を聞いたら食べるんじゃないの?」
こうや「あ、ごめん、そうだった・・・『おばあさん、どうしてそんなに目が大きいの?』「それはね、お前をよく見るためだよ』
『おばあさん、どうしてそんなに耳が大きいの?』『それはね、お前の声をよくきくためだよ』
『おばあさん、どうしてそんなに口が大きいの?』『それはね、お前を食べるためだよ!』『キャーッ!!』」
とくや「赤ずきん危ない!」
こうや「そこへ猟師が『(バタン)そこまでだ狼!』『だ、だれだお前!?』『フッフッフ・・・僕の顔を見忘れたというのかい?』」
とくや「そりゃ知らんだろ。猟師なんて始めてここで出て来るし。」
こうや「『お前は・・・!!ま、まさか、あのヤギの・・・』『そうさ、俺は数年前、兄や姉六匹をお前に殺された、一番下の子ヤギさ!』
『い、生きていたのか!全部食い殺したと思ったのに・・』『ぼくだけ、柱時計の影にいたから殺されなかったのさ!』」
とくや「何この展開!どうしてさっきの『七匹の子ヤギ』の続編になってるの?」
こうや「『この狼め!兄さんや姉さんのかたきだ!(バーン!)』『ギャーッ!!』・・・ついに猟師、いや子ヤギは兄弟の敵を討った。
『大丈夫かい、赤ずきん。』『あ、ありがとう・・・』こうして二人は幸せに暮らしました。」
とくや「あのさ、結局はめでたし・・・なんだよな?」
こうや「それから5年後、犬が『ここ掘れワンワン』って言って、じいさんがそこを掘ったら、狼の骨が出てきてじいさんが殺人と死体遺棄で逮捕・・・」
とくや「どうしてそれがつくんだ!」
こうや「死体埋めてたんだな・・・」
とくや「そうじゃなくて!どうしてお前の昔話は最後殺人と死体遺棄が出てくるんだ!しかも今のは狼だから殺人じゃねーし!」
こうや「ちょっとしたサスペンスを・・・」
とくや「いらねーよ!・・・お前の話はめちゃくちゃすぎるよ、子どもが育ちません!・・・第一、そんな話で教訓はどうなるの?」
こうや「教訓?・・・ああ、あれね。・・・教訓は、『悪いことしたら、警察に捕まる。』ってのはどう?」
とくや「ダメだよその教訓!悪いことの度合いが高すぎる!」
こうや「そんな僕の夢は、『ゴーオンジャー』になることです!」
とくや「じゃかーしい!もうやめんべ!」
二人「とくやこうやでした。ありがとうございました!」
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土曜日の冒険団 369KB |
倉石:やっぱりネタはどんどん作ってかなきゃダメなんだって。 真壁:どうする? これ一本しかネタないのに。 篠沖:……次は新ネタでリベンジ出来るよう頑張ります。 |
七草 309KB |
草野:今期はもういいですね。 鈴城:ですね。 |
チャンバラ戦争 245KB |
横山:当然ですね 田中:当然だね 横山:また長い間になりそうですが出直します |
1組目 チャンバラ戦争 |
・ボケの当たり外れの差が大きかったと思います。ちなみに外れの方が多いと思いました。 『中国産』や『ドンキーコングは痩せてない』は普通に笑ったのですが他はクスリともニヤリとも来ませんでした。 『田中:とにかく謝罪会見をしたいって話なんだから』 この部分ですが何故、ツッコミの田中が謝罪会見をしたいのか文を何回読んでも理解が出来ませんでした。 なので、そこはツッコミの田中が『謝罪会見をやりたい』という気持ちを分かりやすくする台詞にしたほうが良いと思いました。 後、『加勢大周』のネタをやるのはどうかと思いましたのでそこは減点です。(1点) ・ネタに一貫性が無いと言うか、話題が変わりすぎてついていけなかったです。 次の話題への切り替えが荒っぽいからだと思います。 1つ1つのボケ自体は面白いんですけど、それについてもう少し深く突っ込んだりしたらもっと面白くなると思います。(3点) ・話があっちにいったりこっちにいったりで全体的にあやふやな内容になってしまったと思います。 あいずちなどが投げやりな感じに思え、メリハリが欲しかったです。(5点) ・小さいことではあるんですが、「小さい子はネットばかりしてる子が多いんですよ」って ちょっと日本語が変ですね。頭痛が痛い、みたいになっちゃってます。 で、そこから結構あちこちで「二人の会話が妙に下手」という状態が発生しているんですね。成り立ってるようでちぐはぐな。 「話題が変わってる」という展開に見えて、実はそれ以前にかみ合ってないかのような。 仕掛けようとしているボケはわりと破壊力を秘めてるんですが、 それを仕掛けている二人のやりとりが未然なんですね。 読んでて不安定になるっていうんですかね。例えばバナナがどうこう言ってる部分も、 そこだけ抽出して読むと主点が全く見えなくなってしまうんです。 ツッコミがちょっと突き放しすぎているところも気になります。 もっとそこで広げたら深みが増すのに・・・と思うところが点々とありました。 恐らく、ボケを考えた時点まではよかったんですが、主軸へ戻ってくる力がこの作品には足りないのではないか、と思います。(4点) ・加勢大周のくだりまではいい流れで来ていたと思います。 有害物質から加勢大周への繋ぎは意外性がありました。 ですが、ドンキーを出したのはもったいなかったです。どうせなら時事ネタで貫徹して欲しかったです。 もしくはドンキーに時事ネタを絡めるという方法もあると思います。 前半の流れがいいと書きましたが、ボケとしては雑なものも多かったので、そこは修正の必要があると思います。(4点) ・序盤は有害物質など上手く時事ネタを絡めていて成長の跡が見えるんですが、終盤の映画の話は要らなかったです。 今まで時事ネタで通していたのにそれとはほとんど無関係なディディーを引っ張るところからおかしいです。 映画一本で漫才を進めるならまだしも、時事漫才から急に別のネタになったら統一性がなくなります。 あとはときどきツッコミが狙い過ぎた発言をするシーンが見受けられます。 無理して捻るよりはたまにストレートにツッコんだ方が面白いです。(4点) |
2組目 神風とくやこうや |
・『ここ掘れワンワン』や、『頭を打ち動かなくなり』などの使い方が上手だと思いました。 でも、『悪いことしたら、警察に捕まる。』のくだりはあまり笑えませんでした。 日本の昔話の部分は大笑いしましたけれど、外国の昔話に入ってから失速ぎみになっていたと思います。 けれど『赤ずきん』の最後の部分で『ここ掘れワンワン』のくだりが出たときは大笑いしました。(6点) ・各々の昔話がうまく組み合わさっていて面白かったです。 それぞれを人骨のくだりにもって行く構成がすごくうまいと思いました。 ただ、ツッコミと相づちの質がボケに比べて見劣りしたので9点にしました。(9点) ・皆が知っている話を批判するという内容が、ベタなようでブラックな要素が多く、楽しめました。 死体が出て来すぎだと思います。(7点) ・面白いと思います。プロットを意識した書き方ですね。 元々やろうとしていた内容を一切揺らすことなく、その範囲内でちゃんとボケを仕掛けて爆発させている感じです。 ほしい所でちゃんと天丼が来たり、各所に散りばめた前振りがちゃんと活きているので、 何ていうんですかね。深読みしながら読む事を楽しめる作品なんですよね。 先読みできる展開も確かにあるんですけど、それを含めて楽しむ作品、 という感想です。ただ、裏切られてないんですよね、良い意味の裏切り。 もっと如実に「何でだ!」と読み手に思わせるような展開を準備してもよかったのかなあ、と思います。 満足度は高いんですが、そこまでだったと。(8点) ・破たんなく、最後まですらすら読めて面白かったです。 しかし、この手の昔話をリアリスティックに語るというようなネタというのは、どうも既視感があって、 よほど予想を裏切る展開やボケがないと爆笑にはならないと思います。 あと、最後のゴーオンジャーもとってつけた感じで、あまり必要性がないと思いました。(6点) ・ボケに統一感があって非常にこぎれいな漫才でした。 ただ、もうちょっと散らかしてもいいかなと思います。 死体遺棄のテンドンは良いんですが、後半のヤギからはブラック以外のボケもちょこちょこ入れるといいです。 同じタイプのボケが続くとどうしても耐性がついてしまうので、 ちょこちょこそれ以外のボケを出す事で緩急がつきブラックボケが生きてきます。(7点) |
3組目 七草 |
・サンドバッグみたいな人…、うーん…、何分経っても想像出来ません…。 ネタについてですが、最初から最後まで笑わないで終わってしまいました。 鈴城のボケはまだ(発想が)良いですが草野のツッコミが浅いため、笑いには繋がらなかったのではないかと思います。 なのでツッコミを改良すればネタが面白くなると思いますので頑張ってください。 後、オチは素晴らしいと思ったので1点です。(1点) ・まずありえないシチュエーションが面白かったです。 オチもうまくまとまっていたと思います。 内容も面白かったけど、ちょっとあっさりしすぎた感がありあました。(8点) ・サンドバックを登場人物にするアイデアがよかったです。しかし生生しさを感じました。 もっと他のシチュエーションを見たかったです。(6点) ・あのー、何でしょう。多分面白いんです。言い回しの工夫もあるし、 絶妙なタイミングでの締め方まで、全然悪くないんです。 ただ、そもそもの設定がものすごい中途半端な印象なんです。 これは「結局会長は人間なのかサンドバッグなのか」というネタ上の部分ではなく、 例えば草野は最後まで鈴城がナニモノなのか今ひとつわからない、 という状況を生んでいると思うんですが、読み手はそれがそのまま引き継がれると読み終わってからも「?」という感想が強まってしまうんですよね。 ある程度「読み手にはどこかで納得させる展開」を仕掛けておかないと、 面白かったかどうかというより、なんか釈然としない後味を生んでしまうのではないか、 と思うんです。 あと前半の「私物」についてはもうちょっとその時にツッコんでおくと後半の観葉植物の時にもう一展開できたのかな、と思います。 「意味の分からない存在」を使うネタで悩むのは登場人物だけにしとかないと読み手はそこから何かを得ようとしますから、 損してしまうのではないでしょうか。(5点) ・着想は面白いと思います。ですが、そこから膨らまなかった印象です。 過去のエピソードを出すなら中途半端でなく、色々出して欲しかったです。 あと、ところどころ画が浮かびづらいところ(チャックの中に手足と頭があるくだりなど)があったので、 もっと読み手にわかるように書いた方がいいと思いました。(5点) ・喋るサンドバッグという設定は変わってると思いますが、しっかりとした設定にして欲しかったです。 結局会長はサンドバッグだったのか人間だったのかうやむやのまま終わってるんです。 中身はウレタンで血は流れてないと言ったと思えば手足を出したり血を吐いたと言ったり。 軸がしっかりしてないネタは理解が難しくなってしまいます。 血に関しては冗談で済みますが、手足は……。せめてそれが私物だと一言付け加えるべきです。 とにかくどっちなのかを読み手にわかるように心がけてネタを練り直してください。(4点) |
4組目 暗黒天国 |
・最初、『オチがベタ過ぎて勿体無い』と思ったのですがちゃんと『半分』とかけてたのですね。騙されました(笑)。 ネタについてですが、殆どのネタが半分にこだわりすぎて『クスクス』と笑うようなネタばかりだったのは残念でした。 けれど『半身不随!ひばりくん』、『年下に手を出しちゃったら一大事』、『コジ』は大きな声を出して笑えたので良かったです。 本当でしたら8点でしたがオチが凄く素晴らしいので9点です。(9点) ・こういうシュールなコントは大好きです。 半分のルールを後半は破ってたりするのが良い感じでぶっ飛んだ雰囲気を出していたと思います。 大オチも無理やりな感じはなく、うまくまとまっていたと思います。(10点) ・次々と繰り出される言葉遊びは本当に凄かったです。まさかと思う展開も面白いです。 限りなく満点に近い9点です。(9点) ・いや、言う事ないですね。「半分」という設定をここまで料理されたら 指摘のしようがありません。何もかもを半分にするだけなら簡単ですが 「既に半分だから好きってわけじゃない」や 「半分にしても結構」という展開は感服しました。 そして、このネタを支えている最大の武器は「会話の違和感のなさ」だと思います。 このネタを思いついて書き始めたとして、そこに軸や整合性がなかったらここまでの完成度にはならなかっただろうと思います。 面白かったです。ありがとうございました。(10点) ・設定勝ちだと思います。面白かったです。 読んでる途中は、これで最後まで失速しないでいけるのかなと思ったんですが、見事に最後まで落ちなかったです。 「半分」をつけるだけで日本語ってこんなに面白いんですね。 満点をつけるんだから全部いいに決まってるんですが、特に「半分読破」とか「国産の美味しい牛肉を半分使って」とかが好きでした。 オチもきれいでした。(10点) ・半濁音は上手いなぁ。たった一つの設定なのに全くボケの破壊力が衰えないのが凄いです。 オチも文句無いですし、ホントは満点つけたいくらいなんですが、 「もう半分はどうしたんですか?」みたいなツッコミが後半から急激に増えてボケの足を引っ張っていました。(9点) |
5組目 ライジングブルー |
・ネタは殆ど笑えましたが、ボケもツッコミも鼻で笑ったものばかりなのでネタの弱さを感じました。 なので少しボケとツッコミに工夫があればネタも強くなるのではないかと思いました。 『偶然コンビニに居た』という部分はもっとネタを長く出来たのではないかと思います。 ですが、最初の机を強く叩く所と最後の涙で鉄板が蒸発する所と鉄板を叩く所には大笑いしました。なのでこの点数です。(6点) ・ネタの構成はうまいと思います。 大オチが弱かったのと、後半尻すぼみな感じになったのがもったいないと思いました。 ただ、トータルで見ればボケをはずさない安定感があったと思います。(7点) ・本ネタに入るまでのやりとりが気になりました。威勢のいい会話で、読んでて面白かったです。 ベタなボケが多かったかなと思いました。(9点) ・なんだか思い切りのいいバカを見せ付けられたような感じでしたw オーソドックスなやりとりですし、王道という形にも見えますが、 ボケを配置するリズムや的確なツッコミで一つの作品の完成度が かなり高いです。ただ少し、欲を言えばもうひと展開、あるいは読み手が震えるような大きなボケがほしかった、とは思います。 あまりにも完成度が高いからこそ一つ先を欲してしまう、というか。 後半の鉄板のくだりはもうこれ以上崩せそうにないですが、 アリバイを立証している部分はやや弱かったのかな、と思います。 実際、若干読み飛ばしをしてしまいました。 他の部分の展開の強さに比べてここがやや惜しかったのかなと。(9点) ・入口はベタベタだなーと思いました。 ですがそこからの展開はどんどん飛躍していって、おもしろかったです。 最終的に焼きそばで鉄板ですからね、予想すべくもなかったです。 笑ただ、それにしても前半(火のないところに〜のあたりまで)に魅力がなかったこと、 中盤以降もミスはないものの、すごく面白い、とまではいえなかったのでこの点数です。(7点) ・アリバイ調査のくだりがちょっと勢いが落ちる感じはありましたが、 よくある題材でありながら安定した面白さを誇る、非常に堅実な漫才という印象を受けました。 もっと逸脱したようなボケや展開があれば尚良かったです。 あと、2人の台詞と台詞に行間を空けたり、1行に2つ以上台詞を入れるときにスペースを空けたりと 前より読みやすい工夫がなされていたのは有り難いです。(9点) |
6組目 土曜日の冒険団 |
・設定やストーリーは良いですがネタが凄く微妙でした。 ネタだと思われる部分の『ヘビメタが経典』や『30年ローン』、『グラビアアイドルが肩甲骨の綺麗さで勝負』などは 『う〜ん…』って感じのものばかりでした。 アドバイスを入れるなら一部ですが、『30年ローン』の部分はツッコミの発言で面白くなるように少しひねった方が良いと思いました。 けれど『教会で新郎新婦仏壇の交換』の部分で笑ってしまったので1点です。(1点) ・とても手の込んだネタだと思いました。 3人のキャラが互いにつぶされずに生きているのが良かったと思います。 ただ、序盤の仏壇を売り込むところはパンチ不足な印象を受けました。(8点) ・後半に盛り上がり、ストーリーもよく作られていて、楽しかったです。 少し短く思いました。(8点) ・トリオネタを読む際の最初の注目点は、3人でやる必然性が 本当にあるか、という点だと思いますが、それに関しては完璧に合格ですね。 3人がお互い違う事を主張しているネタって、どこかで読み手が 「あれ、これ誰だったっけ」となってしまってネタそのものが崩壊気味になる、 っていうのがあったりしますが、この作品は一切それがなく、 一人一人がちゃんと芯を持って発言しているので読み手にも要点がきちんと伝わってくる、そんな作品だったと思います。 やや設定に助けられてる感があり、仕掛けたボケの大きさはそんなに大きく感じなかったと思えはしましたが、 読み応えから後味までキレイに収まったと思います。 倉石をこの場に呼ぶための序盤の展開がなんかちょっと間延びしているというか、 後半でしっかり個々のやりとりが確立されている状態を考えると 序盤の展開不足がやや目立ってしまった感もあるのではないかと思います。 倉石がやってくるまでの展開でもう少しボケを展開させてくれてもよかったのかなと。(7点) ・設定はいいと思います。 三人という設定がうまく活かされているし、個人的に宗教ネタってなんか好きですよ。 それほど大きなボケがないことも、全然マイナスでは無いんですが…それならばもっとストーリーで面白さや意外性を感じさせて欲しかったかなと思います。 隣のBGMの伏線は意外性があったんですが、それくらいでした。 あと、終盤、篠沖が真面目に働くと考えるに至った理由がよくわからなかったです。(6点) ・構成も3人の役割がしっかりしており、トリオコントとしての完成度は高いです。 技術的なものはハイレベルなので、ボケの使い方(テンドンなど)は上手いんですが、 ボケそのものが弱いと思います。仏壇が高額、狙う層がおかしい、あたりのボケは ありがちとまではいかないものの平凡なボケだと思います。 それとボケ2人が仏壇のセールスを始めてからそれほど盛り上がりを見せませんでした。(7点) |
グループ名 | KB | OA率 | BL |
暗黒天国 | 521 | 6/9 | D |
ライジングブルー | 445 | 18/20 | S |
神風とくやこうや | 413 | 3/11 | F |
土曜日の冒険団 | 369 | 0/1 | F |
七草 | 309 | 2/11 | F |
チャンバラ戦争 | 245 | 0/4 | G |
暗黒天国が歴代8位タイの高得点で今期5連勝。 ライジングブルー、神風とくやこうやはいずれも400越えで今期初オンエア。 |