第239回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

暗黒天国  (3位)
4連勝!


たいまつぎょうれつ  (1位)
無傷の6連勝!


ワールドスコーピオン  (2位)
こちらは3連勝!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

たいまつぎょうれつ   (6/6)
漫才/ぶつかる
坂田:ぶつかった結果勝ちました!
中武:ぶつかった成果をどうぞ!
いわゆるぶつかり稽古ってやつですね。3連続1位!たいまつぎょうれつ!

坂田:どうもたいまつぎょうれつですよろしくお願いしますハフゥ〜・・・・・・。

中武:いきなりダレまくった挨拶するな!!
   何だよお前、今から漫才するってのにテンション低いな。

坂田:いやぁ。ちょっと悩みがありましてね・・・。

中武:悩み?どんな悩みだよ。

坂田:ぶつかるんだよ・・・。

中武:・・・へ?

坂田:だから、ぶつかるんだよ。

中武:いや、それだけ言われてもわかんないよ。何にぶつかるんだよ。

坂田:壁に。

中武:壁?ああ、なるほど。漫才でなかなかウケないで壁にぶつかったって事か?
   まあ、それは乗り越えてがんばっていかなきゃ。

坂田:いや、コンクリートの壁に向かって歩いたらぶつかるんだよ。

中武:それは当たり前だよ!!え!?もしかしてそんなことで悩んでんの!?

坂田:そうだよ・・・。いつになったらぶつからずに通り抜けられるんだ・・・。

中武:永遠に無理だよ!!俺、こんなどうでも良さが極致に来た悩み聞くの初めてだよ!!

坂田:どうでも良くねえよ!俺は本気だぞ!?

中武:頼むから本気にならないでくれ!!

坂田:これが出来ないと、俺はスーパーで買い物も出来やしないんだ!

中武:普通に入り口から入ればいいだろ!!壁を介す必要ねえよ!!

坂田:あんなのは逃げだよ。人が作り出した壁と壁の間の穴に入る。
   チャレンジャースピリッツを忘れてしまった人間の結末さ・・・。

中武:勝手に常人を結末に迎えさせるな!!大体、スーパーの壁も人間が作ったもんだろ!!

坂田:素人は常識に縛られながら生活している。かわいそうな事だよ・・・。それじゃいつまでたっても玄人にはなれやしないさ!

中武:なれないままのほうが絶対幸せだよ!!

坂田:そう・・・玄人には・・・・・・なれないんだ・・・。
   俺もそうだ。通り抜けられないおかげでまったく玄人になれない・・・!!
  「壁」という障害を克服できないおかげで・・・!!グス・・・うう・・・。

中武:ごめん、泣かれてもまったく同情できないよ。

坂田:何度も何度も特訓を重ねているのに・・・日常生活にも取り入れているのに・・・。
   まだまだ不足だというのか・・・!!

中武:特訓までしてやることかよ・・・。
   日常生活に取り入れてるって、どんなことをしてるんだよ。

坂田:ああ。朝起きたらまず部屋の壁に体当たり。
   着替えてるときも、新聞を読んでいるときもいろんな部分をぶつけて壁に対抗するんだ。

中武:普通に行動しろ!!いちいち壁を意識してたら面倒臭いだろ!!

坂田:歯を磨くときも壁だし。

中武:そこは歯ブラシ使えよ!!あんな平坦なところじゃまともに磨けねえだろ!!

坂田:食事も壁に貼り付けた奴を吸って食べるしね。

中武:汚ねえよ!!カブトムシかお前は!!

坂田:おかげで家では納豆とかトロロとか粘着性のあるものしか食えないんだよ・・・。
   たまには家でもハンバーグとか食いたいなぁ。

中武:んなもん皿に盛れば万事解決だよ!!

坂田:また壁から逃げる発想かよ・・・。

中武:逃げるも何も食事の面において壁は度外視されてるんだよ!!
   大体、そんな生活して何になるって言うんだよ。

坂田:こういう生活をしないと壁というものを理解できないんだよ。

中武:俺はお前が理解できないよ・・・。

坂田:で、毎日朝10時から夕方5時まで、近所のイオンに行って壁を通り抜ける特訓をするんだ。
   この特訓は欠かさない。仕事を断ってでも行くんだ。

中武:その時間帯断ったら仕事来なくなるだろ!!相方の俺は大迷惑だよ!!

坂田:今日も特訓の予定だったけど、今日は大事な仕事だったからこっちを優先しました。えらいでしょ。

中武:普通の判断だよ!!何様なんだお前は!!

坂田:もっといろんなところでやりたいけど、最近は壁に通り抜けようとするのを禁止するスーパーが多いんだよ。
   しかも、俺が一度通り抜けを試みたスーパーばかり!

中武:お前がぶつかるからだ!!変人扱いされてるんだよ!!

坂田:「ぶつかるの禁止」という貼り紙まで貼られる始末・・・!!

中武:本当はそんな貼り紙貼る機会なんか一切ないんだからな!?店長さんご苦労様です!!

坂田:でも、俺が毎日行くイオンは快くぶつかるのを許諾してくれた・・・!!
   「壁を借りていいですか?」「いーおん」って・・・!!

中武:イオンの責任者をぶん殴りたいよ。

坂田:そして俺は何度も壁に当たる、当たる。しかしぶつかる。頭から行く。やはりぶつかる。
   肩からも行く。ぶつかる。腰をぶんっと振り回しながら行く。ぶつかる。
   とび蹴りする。地面にぶつかる。くるぶしで攻める。痛める。
   足の親指で。激痛。恥骨で・・・。

中武:もう分かったよ!!つーかどうやって恥骨で攻めるんだよ!!

坂田:ぶつかりすぎて体中は腫れ上がり、擦り傷だらけになったよ。
   何度店内の薬局でオロナインH軟膏を買ったことやら・・・。

中武:ちょっと待て!!お前店内で普通に買い物してるんじゃねえかよ!!
   どういう手段で店内に入ったんだ!?

坂田:普通に自動ドアに決まってるじゃん。何いってんのお前?ハァ〜?

中武:ぶつかり倒すぞお前!!今のお前にそんなセリフもらいたくなかったわ!!ギネス級の心外だよ!!

坂田:しっかしさ、自動ドアってすごくない?何にも手を触れてないのに開くんだぜ?
   まさに文明の利器だね!

中武:もう素人だよお前は!!人が作り出した穴が大好きじゃねえか!!
   お前さ、よく考えろよ。イオンでオロナインを普通に買ってるんだったらもうそれは買い物が出来てるんだよ。
   いちいち壁を介す必要がないって事を自分で証明しちまってるんだぞ。

坂田:バカ野郎!!壁を介す必要はあるんだよ!!
   だんだん便利になっていく世の中で、その便利さに逃げていく毎日・・・。
   そんな甘えきった生活から人間は脱却する必要があるんだ・・・。
   「壁」はそのための試練なんだよ!!

中武:・・・じゃあ何でオロナイン買った時は自動ドア使ったんだよ。

坂田:痛いままなのは嫌じゃん。

中武:甘えきってるじゃねえか!!薬という便利さに逃げてるじゃねえかよ!!

坂田:おばあちゃんがね、すりきずはあとがのこるからおろないんをぬったほうがいいっていっていたんだよ。
   やさしくやさしく、しわしわのおててでぬってくれたんだよ。・・・またあのおててでいろいろさわられたいなぁ・・・。

中武:いきなり子供に戻るな!!そして歪んだ性癖を発表するな!!
   あのさ、お前「壁」を乗り越えるってのはいいと思うんだけど、建物の壁は必要なものなんだぜ?

坂田:・・・え?

中武:あの壁は雨風を防ぐのに重要なものなんだよ。壁がなければ屋根をつけるのも難しい。
   そうなると雨も風も入ってきて商品が置きづらいじゃねえかよ。

坂田:・・・まあ、そうだな・・・。

中武:だからあれは「必要な壁」なんだよ。それを障害物扱いするってのはお門違いだと思うな。
   それこそ人間として素人じゃないのか?

坂田:・・・・・・。

中武:まあ、素人も玄人も関係ないけどな。普通の人間として、普通の入り口を使っていこうぜ。な。

坂田:・・・・・・分かったよ。俺が間違ってた。
   そうだよな。壁があるからこそスーパーだしデパートだし、建物だもんな。
   これからは普通に入り口を使うよ。

中武:そうかそうか。分かってくれて良かったよ。

坂田:そして、これからは愛情を持って壁にぶつかるよ!!

中武:全然分かってなかった!!入り口使うんならもう通り抜ける必要はねえだろ!!

坂田:違う!!もう通り抜けたりはしない!!ただ、ただ敬意と愛情をこめてぶつかるんだ!!
   俺は・・・俺はブツカリストになるんだ!!

中武:こめ方が間違ってるんだよ!!何だそのブツカリストってのは!!

坂田:よーし、今度からぶつかった後に「いつもありがとう」って言おう!!そしてやさしい口付けを・・・。

中武:やめろ!!そんな気持ち悪い奴がいたら確実にイオンの客足を減らすぞ!!

坂田:「おしりをぶつけたときのあの堅さ・・・よかったよ♪」

中武:事後のベッドシーンか!!さっき食ったホカ弁戻しそうになったよ!!

坂田:よーし、ブツカリストへの道が開けてきたぞ!

中武:マゾヒストとしては既に極まってるけどな!!
   お前、目を覚ませよ。大体、「ブツカリスト」なんてジャンル持ってるのお前くらいだぞ。

坂田:俺くらい・・・かな?

中武:恐らくな。

坂田:よし、じゃあブツカリストを増やせばいいんだ!!壁にぶつかることを流行らせよう!!

中武:増やす道を選ぶな!!その行動自体が間違ってるって言ってんだよ!!

坂田:手っ取り早いのはアイドル歌手の展開だよな。ぶつかり系アイドル。

中武:どんなジャンルのアイドルだよ!!全身に青アザ持ってそうで嫌だよ!!

坂田:よし、「ブッカリン・ジン」。これでどうだ!!

中武:「どうだ!!」じゃねえよ!!ジッタリン・ジンに謝れ!!
   大体アイドルユニットって言ってるのに何でバンド名からもじってんだよ!!

坂田:よーし、作詞も俺がやってやる。ぶつかる魅力をちりばめながらも、今時のナウい、イカス歌詞にしてやるぜ!

中武:その発言が今時じゃねえだろ!!

坂田:「ぶつかってー、いたがってー、それでも壁を愛してる♪
    ドカドッカドカ♪ボコボッコボコ♪
    擦り傷・痣は絆の証さー♪
    それ、ぶっつかる♪やれ、ぶっつかる♪」
    ・・・よっしゃ!!ミリオンヒット!!

中武:してたまるか!!これでヒットしたら邦楽もいよいよ終わりだよ!!

坂田:曲タイトルは「前方注意」だな。

中武:説得力ねえよ!!注意するべき場所につっこんでるんだからよ!!

坂田:駄目?じゃあ「君がいた壁は 東急ハンズの中〜♪」

中武:「夏祭り」まで侵すのはやめろ!!本格的に本家に訴えられるから!!

坂田:「壁に消えてった・・・・・・意識〜♪」

中武:重症じゃねえかよ!!壁のせいで魂が天に召されようとしてるよ!!
   最悪のカバーだよこんなん!!

坂田:よし、早速リーダーの「仏 狩子」となる子をスカウトしに行こう!!

中武:いい加減にしろーっ!!!!!(ドガッ)

坂田:ぐわああああああっ!!!・・・・・な、なんと言うタックル・・・!!
   そうか・・・お前もブツカリストにふさわしい存在だったか・・・。俺は嬉しいぜ・・・。

中武:あ、ついカッとなったせいであいつに気に入られちゃった・・・。

坂田:決めたぞ・・・。お前はブッカリン・ジンの振付師となるんだ・・・。そしてぶつかることの魅力を一緒に伝えていこう。
   いよっ・・・ぶつかり界の真島しげ・・・き・・・・・・・・・・・・・。

中武:・・・・・・(肩を触る)・・・・・・・・・(ポーズをとる)・・・・・・・・・。
   (頭突きの素振りをする)・・・・・・・・・(ステップを踏む)・・・・・・。
   オ〜レ〜オ〜レ〜、ナカケンサンバ〜・・・フンフ〜ン・・・・・・。
   ・・・・・・・・・・・・・・・(ニヤリ)。

坂田:・・・・・・顔が。(ガクッ)

中武:・・・・・・・・・・・・誰がぶつかったような顔じゃああああああ!!!

市河:久しぶりですねぇ。
中武:いやもうホントにね、次の出演を待ち焦がれてましたよ。
碓氷:でも、今期メリースリーも出てますよね?同じプロデューサーの。
中武:そうなんですよね・・・。
坂田:あいつらには負けたくないですね。最近やたら推されてるから。
市河:もしかしたら両ユニットがC大会出場条件を満たすかもしれないですよ。
碓氷:そうそう。そうなったらどちらかしか出れなくなっちゃう。
坂田:それはないですよ。KKだから。
中武:そうですよ。KKだから。
市河:・・・信用ない人なんですね。
中武:人の買ったイチゴ大福の皮だけ勝手に食べるような奴ですから。
市河:みみっちい!
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ワールドスコーピオン   (6/7)
漫才/クイズ番組
A:数年前のネタです。改良はしました。

B:次は新ネタで挑みたい!
その次が次回(240回)とはお早い。おかえりなさい!ワールドスコーピオン!

A:どうもワールドスコーピオンです。
B:よろしくお願いします。
A:最近、クイズ番組ブームだよな。
B:確かにな。毎日やってるイメージがある。
A:俺もクイズ番組の司会やりたい。だからお前、解答者やってくれよ。
B:わかった。
A:今日も始まりましたこの番組「パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン…
B:どんだけパン続くんだよ!!斬新な番組タイトルだな。
A:番組タイトル略して「パンパンパンパンパン…
B:もうそれいい!飽きた。略しても長いじゃん。
A:今日はこの番組に初めて解答者がきてくれました。
B:今まで解答者いなかったのかよ!クイズ番組だろ。
A:じゃここでルールを説明します。ルールは簡単。全部で3問の問題が出されるので全問正解目指して頑張ってください。
B:わかりました。
A:お前らパン工場に行きたいかぁー!!?
B:はぁ?
A:お前らパン工場に行きたいかぁー!!?
B:…別に行きたくないよ。
A:おい空気読んで「行きたい」って言えよ。ほらテンション上げて。全裸になって。
B:なんで脱ぐんだよ。クイズ番組だぞ。しかもまだ解答前だ。
A:全問正解した賞品が「パン工場の見学券」だぞ!?
B:いらねーよ!!パン工場の見学って小学校低学年の遠足だろ。
A:それでは第一問いきます。「パン子さんは朝食に、ごはんとパンどちらを食べるか悩んでます。結局どちらを食べたでしょう?」
B:分かるか!なんだこの問題。まずパン子って誰だよ。
A:ヒントを聞けるのは32回までです。
B:ヒント多いな!!じゃさっそくヒントください。
A:じゃ最初のヒントです。パン子さんの食卓の上には焼きたてのパンがあります。
B:あぁ、焼きたてのパンか。こりゃ、パンが怪しいな。ちなみにご飯はどうなんだろう。ヒントください。
A:ご飯もほかほかです。
B:両方とも出来たてかよ!!これじゃヒントでもなんでもねーよ。
A:パン子さんの冷蔵庫には、イチゴのジャムがあるよ。
B:自分からヒント言うなよ。
A:さぁ正解がわかりましたか?
B:俺はご飯じゃないかって思うんですよ。まだ悩んでるんですけど。
A:パン子さんの冷蔵庫の中には、牛乳が何本もあります。
B:うーん。牛乳ならパンか…。
A:その中の2本の牛乳の賞味期限は切れてます。
B:そんな情報いらねーよ。パン子に賞味期限には気をつけろよとしか言えないよ。
A:パン子さんの冷蔵庫の中には、とろけるチーズがあります。
B:とろけるチーズにパンにのせて食べるとうまいんだよな。
A:パン子さんの冷蔵庫の中には、マーガリンまでありました。
B:ちょっと待ってよ。お前のヒントさっきからパン寄りのヒントばっかだろ。
A:そうですね。
B:「そうですね」ってなんだよ。でも俺はそんな誘惑に負けない。どうせ引っ掛けなんだろ。
A:パン子さんはパンが大好きです。
B:それ言うなよ!!でも俺はご飯を選ぶからな。パン子さんは名前的に日本人だから米好きだろ。
A:パン子さんはヨーロッパ系の日本人です。
B:いきなりつけたすなよ。でも俺はご飯を選ぶぞ。だってヨーロッパ系だけど日本人なんだろ。
A:パン子さんはフランス人です。
B:設定変えるな!!今さっきまで日本人って言ってたじゃねーかよ。
A:おい、文句ばっか言ってるとアンパンチ食らわすぞ…。
B:お前パン大好きだろ!!だからお前パンびいきしてるだろ。おかしいよこのクイズ番組。
A:さぁパンとご飯どっち?
B:ご飯。俺は意見を変える気ないよ。そんな引っ掛けには引っ掛からないぞ。
A:ここでパン子さんが通ってた「ゴハンヨリパンスキ小学校」の卒業文集からヒントを出しましょう。
B:どんな名前の学校だよ。なんか俺へのメッセージみたいじゃんかよ。
A:パン子さんの卒業文集のタイトルは「楽しかったパン工場」です。
B:小学校時代もっと思い出あるだろうが!!なんであえてパン工場をチョイスしたんだ。
A:じゃ卒業文集のランキングでヒントを出します。
B:お願いします。
A:将来パンを作ってそうな人第1位パン子。
B:そんなランキングは普通はないよね。変わってるなこの小学校。
A:パンが似合う人第1位パン子。
B:パンが似合うの審査基準がわからん。
A:パンが好きな人第3位パン子。
B:1位じゃねーのかよ!!あのさ、ご飯に関するランキングはないの?そっち気になる。
A:米が好きな人1位イネ子。
B:パン子の情報をくれ!!イネ子のことは聞いてないから。
A:ひじきが歯にくっついてそうな人1位パン子。
B:米に関する情報をくれ!!ひじきの情報何の足しにもならない。
A:ひじきが似合う人第1位ひじき子。
B:もうその名前のパターン飽きたわ!ひじきの情報はホントにいらないから。
A:笑顔が気持ち悪い人、第1位、パン子、第2位、イネ子、第3位ひじき子、第4位、笑顔気持ち悪い子…
B:もうランキングのヒントいらん!!ほぼ参考にならんかった。
A:それでは、ご飯とパンどちらかお答え下さい。
B:ご飯で。やっぱりご飯だと思うんですよね。パンはどうせ引っ掛けでしょ。
A:おい、空気を読めよ。正解がパンってわかってるんだろ?
B:答えを言うな!!今までなんのためにやってきたんだよ。
A:1問目で間違えたら番組的にもダメだしさ。もう賞品がもらえなくなっちゃいますよ?
B:別にパン工場の見学券なんていらないです。
A:じゃお答え下さい。パン子さんが朝食べたのはパンなのかそれともパンなのか、
B:パンしか選ぶ権利ねーじゃんかよ!!ご飯はどこいったんだ。
A:じゃ次に答える時はパンとお答え下さい。お願いします。
B:頼むな!!もう言えばいいんだろ。パン。
A:あの〜答える時は、そこの米粒を大量に手にのせて「米なんて大嫌いだ」と叫びながら投げてから答えてください。
B:どんなルールだよ!!あとな、そういうことは最初に言え。
A:じゃお答え下さい。
B:米なんて大嫌いだ!
A:「米なんて大嫌いだ」と叫びながら大量の米粒を投げたのは米大嫌い男さんだ。さぁ正解をどうぞ。
B:誰が米大嫌い男だ!!じゃ答えますよ。パン。
A:…うーん、その答えは、△だな。
B:はっ?答えパンだろ?なんで△なんだよ。てか△ってなんだよ。
A:だって、クイズ番組中に答え教えてもらってるわけですし。
B:お前が勝手に答え教えてきたんだろ!!!なんだこの中途半端な結果は。
A:まあ今回は残念でしたね。賞品。惜しかったですね。
B:なんだこの番組。パン工場の見学券なんていらねーのになんか悔しいわ。
A:さ、文句ばっか言ってないで、さっき投げた大量の米粒を早く拾えよ。これがこの番組のルールだ。
B:この番組のルールおかしいんだよ。もういい、こんな番組の解答者やってられねーよ。
A:じゃ最後に人間界でテレビを見ているみなさんに向かって一言お願いします。
B:ここはどこなんだよ!!俺は一体どこでこんな糞番組に出演していたんだろう。
A:惜しくも1問目不正解で賞品を逃しましたが、参加賞として「ゴハンヨリパンスキ小学校」の卒業文集を差し上げます。
B:いらねーよ!!もういいわ。
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暗黒天国   (5/8)
漫才/僕の奥さん
しまっちゃうおじさん:さぁ、暗黒天国のネタを見ない子はしまっちゃうよ。
鈴村・ハナ:お前誰だ!?
なんかホント微妙に恐いですね。大きく底上げ!暗黒天国!

ハナ:どうも、暗黒天国です。

鈴村:ニヤニヤ。

ハナ:ん?鈴村くん、どうしたの?

鈴村:実は僕、最近結婚して幸せなんだ。

ハナ:えぇっ!?鈴村くん結婚したの!?

鈴村:ああ、新婚ほやほやなんだ。
   でも、僕の彼女への愛が成就するまでに、僕は並々ならぬ努力を積んだんだよ。

ハナ:ふーん、どんな事があったのか、ちょっと聞かせてよ。

鈴村:僕と彼女との出逢いは数ヶ月前。

ハナ:結構スピード婚なんだね。

鈴村:僕はとある電気屋さんで彼女に一目惚れをしたんだ。
   彼女の名前は「扇風機」

ハナ:扇風機!?鈴村くん扇風機と結婚したの!?

鈴村:彼女はとってもスタイル抜群なんだ。
   何たってボン!キュッ!ボン!だからな。

ハナ:確かに風を起こす部分・支えの棒の部分・足の部分で見たらそんな感じだけど!

鈴村:僕はすぐに恋のアプローチをした!
   翼を広げて見せたり、空を飛びながら求愛のダンスを舞った。

ハナ:あんたはどこの鳥だ!

鈴村:しかし、彼女からの返事は何もなかった。

ハナ:そりゃあ、扇風機だもの。

鈴村:僕は彼女の顔を見て、嫌がられている事を悟った。
   彼女の顔に書いてあったんだ!
   「絶対に触れないでください」って。

ハナ:意味が違うよ!
   っていうか、プロペラって顔なんだね。

鈴村:しかし僕は諦めなかった!
   毎日電気屋に通い詰め、その子に求愛行動を続けた。

ハナ:怖いわよ!
   毎日好きな子の目の前で踊ってるんでしょ!?
   人間相手でもNGだわ!

鈴村:それでも彼女は首を横に振る。

ハナ:そりゃあ、扇風機だもの。

鈴村:店員さんに何度も怒られた。
   それでも僕は毎日通い詰めた!
   何たって僕は彼女のファンだったから!

ハナ:何うまい事言ってんのよ!

鈴村:そんな僕のアプローチが剛を制したのか、僕と彼女の間に変化が起きたんだ!

ハナ:おぉ!一体何があったの?

鈴村:その日、僕はゴミ捨て場をくちばしでもって一通り漁った後、いつもの電器屋さんに向かった。

ハナ:鈴村くんカラスなの!?
   カラスは賢いとは聞いた事あるけど、ここまでくるとやり過ぎね・・・

鈴村:僕はいつものように彼女の目の前で求愛のダンスを舞っていた。
   しかし、その日の僕はいつもと違った。
   踊っている最中にズボンとパンツがズルズルと脱げ落ちてしまったんだ!

ハナ:どんな振り付けで踊ったらそんなに見事にポロリしちゃうのよ!?

鈴村:それでも僕は踊り続けた。
   彼女を愛していたから。

ハナ:言ってる事は格好いいけど、下半身すっぽんぽんじゃない!

鈴村:すると、ある男性が僕に声をかけてきたんだ。

ハナ:ほぅ、一体何て言ったの?

鈴村:「あんた、そんなにこいつが欲しいならやるから早く帰ってくれ!」って。

ハナ:妥協されちゃってるじゃない!

鈴村:僕は嬉しくてたまらなかった。
   僕は憧れの彼女を抱きかかえ、スキップで家に帰った。

ハナ:危ない危ない!
   公道を扇風機を抱きかかえてスキップ、おまけに下半身すっぽんぽん!?
   絶対に他人であって欲しい風貌じゃない!

鈴村:そして僕らは付き合い始め、すぐに結婚式をあげた。

ハナ:役所はよく婚姻届を受理したわね。

鈴村:式場だった教会の中を、とても心地よい風が吹き抜けていたよ。

ハナ:たぶんだけど「弱」ね。

鈴村:夫婦の誓いのキス。
   僕はこれから一生を共にする傍らの花嫁の顔を覆うベールを外し、キスをした。

ハナ:何してんのよ!
   扇風機にキスなんてしたら口がもげちゃうわ!

鈴村:そして迎えた結婚初夜。
   僕は妻と一緒にお風呂に入る事にした。

ハナ:待て待て!
   電化製品を湯船に漬けてどうする気よ!?

鈴村:しかし、そこで事件は起きた!
   彼女は実はヤンキーだったんだ!

ハナ:ヤンキー?
   扇風機にヤンキーも何も無いでしょ。

鈴村:いや、彼女の体に四字熟語の刺青があったんだ!
   「切弱中強」っていう刺青が!

ハナ:刺青じゃないよ!
   あれはただのスイッチだからさ!

鈴村:よくよく考えたら、キスをした時も口の周りを血まみれにされた。

ハナ:案の定だよ!
   よくもまぁ、のうのうと結婚式をやりきったわね!?

鈴村:このままじゃ僕は殺される!
   そう思った僕はすぐさま逃げ出した!
   しかし、僕は警察に捕まってしまった!

ハナ:全裸で逃げ出しちゃった!?
   お風呂に入る前だったから。

鈴村:事情を説明すると、お巡りさんは服を貸してくれて、一緒に家に来てくれた。
   そして、風呂場にいる彼女を見ると、お巡りさんは言った。
   「ただの扇風機じゃねぇか!今度くだらない用件で呼んだらホントに逮捕するぞ!」

ハナ:たかが扇風機1つで鈴村くんの社会的信用ズタボロじゃない!

鈴村:その時、僕は全てを悟った。

ハナ:ようやくそこでわかったのね。

鈴村:彼女は扇風機だったんだ。
   でも、僕はその時、例え見た目や種族が違っても、彼女を一生愛する事を誓った。

ハナ:素晴らしい愛だけど、私はそんな鈴村くんには愛されたくないわ!

鈴村:今日は漫才が終わったら、奥さんと初めてするんだ!
   ちょっとドキドキするなぁ。

ハナ:人前で服が脱げても気にしない、人前で平気で夫婦の性生活の話をする。
   あんたに羞恥心はないのか!?

鈴村:よし、奥さんに口でして貰おうっと!

ハナ:チンチンが輪切りになっちゃうよ!

鈴村:そしてゆくゆくは、奥さんに可愛い雛鳥を産んで貰うんだ!

ハナ:だからあんたはどこの鳥よ!
   もういいよ!
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【敗者コメント】
レンコン 397KB
レン:あぁ〜悔しい。
コン:このリベンジはまた2期後に…
レン:ネタが出来たら早めにしますよ。
A&A PROJECT 361KB
綾里:これ、負けたらトークのらないんですよね。
蟻谷:悲しすぎる。
バイトロン 185KB
渡辺:久しぶりに出ても結果は変わらずか
今江:なにしてんだよって話ですよね

【ジャッジペーパー】  上から、SPARKING、牧原ナオミ、豆師匠、銀沙灘、ギャラえん(敬称略)
1組目 レンコン
・ツカミの30000億万兆円でいきなり掴まれました。ほぼ全てのボケがツボにハマりました。
 ネタの暴走具合は申し分無しですが、もうひと展開あっても良かったかもしれません。(9点)

・最大のポイントは半裸のおっさんですかね。
 彼が5億円持って来いと脅迫しているのに、その後家を買った、という部分がどうも矛盾に受け取れました。
 あとの展開でおっさんがどういうポジションなのか判明しましたが、しばらく彼が私の中で宙ぶらりん。
 半裸であることでもう一つくらいいじってみてもよかったのでは。
 かなりぶっ飛んだボケも、今回はちょっとなかったかな、と感じました。(4点)

・半裸のおっさん、非常に気になりますね。
 前半は微妙だったんですが、命を狙われる辺りは面白かったです。
 あと彼女が半裸のおっさんに寝取られるというのも好きでした。
 ただ、「30000億万兆」というボケが天丼されていたのはマイナス点でした。
 一回使う分には悪くないと思うんですが…
 あと、ツッコミが淡白に感じました。全部ひねるとくどくなりますが、もう少しひねったツッコミがあってもいいんじゃないでしょうか。(7点)

・30000億万兆はインパクト絶大ですね。ツカミとしてはかなり優秀だと思います。
 しかしそこから上手く展開できたかというとそうとは言い切れません。
 保釈金にはやられましたが、それ以外に爆笑できるようなボケがなかったです。
 半裸のおっさんにしても30000億万兆にしても中途半端な出来です。
 その言葉の持つパワーに頼りっきりな面が多々ありました。
 「まともに服も着てねぇ奴によく負けたなお前も!」みたいなボケを上手く取り入れたツッコミがもっとあるとよろしいかと。(7点)

・終始「子供っぽさ」を前面に出したボケと、フォローのツッコミのバランスがとれていてうまいですね。
 ただ、「子供っぽさ」=「実在しない単位」や「半裸のおっさん」といったシモ系ばかりでボケにしまりがないとも言えます。
 テンポのよさは折り紙つきなので、ストレートだけでなく変化球やリズム感覚などを織り交ぜてみるともっと良くなるかと。(7点)
2組目 暗黒天国
・何度か見たことのある漫才ですが非常に面白かったです。
 いつ見ても鈴村の扇風機に対する異常愛から起きるバカバカしい行動の一つ一つが最高です。
 後半若干変えていたので流れも良かったです。(10点)

・テーマがはっきりしており、そのネタに対する流れも実にスムーズ。
 でも「心地よい風→それは『弱』」の持って行き方はちょっと惜しかったかなあ。
 何故ならその直後に弱を含めた風力スイッチでボケてるんですよね。
 読んでいて、「あれ、この部分もう一回使うのか」と思っちゃったんですよ。
 これに関しては前フリ云々ではないので、この辺り噛み合ってなかった印象です。
 後は、鳥前提なのか人前提なのかいまいちはっきりしなかったところ。
 鳥なら電器屋や警察が相手にするはずもないし・・・と、一過性のボケとしてだけでは終わらせられないくらい鳥が前に前に押し出されているのが違和感でした。

 他の部分がかなり良かったので、気になるところもはっきりしたということでひとつ。(7点)

・よくこんなネタを思いつくもんだと感心します。
 扇風機の特徴(?)を利用したボケがどれも上手ですね。
 ただ、話にもっと展開が欲しかったです。
 あと、鈴村君が鳥というボケはあまり必要ない気がしました。(8点)

・第一印象は米ネタの別バージョンかなと思ったんですが、そっちより遥かに笑いました。
 ファンとか刺青とか巧くて面白いボケが多く、アホなのに勢い任せでない点も評価できます。
 ただ、新たな方向へ展開してからオチを急ぎ過ぎたような気がします。
 また最後から3行目のハナさんの台詞も今までのキャラから考えるとミスマッチだと思います。(9点)

・話の流れがわかりづらくて、ネタにのめりこめませんでした。
 「下半身すっぽんぽん」も少々しつこく感じてしまい、余計にマイナスに作用してしまっています。
 序盤の所々にセンスを感じるボケがあるのでそこを磨いてはいかがでしょう。(2点)
3組目 A&A PROJECT
・ことわざの言葉の返し方は面白かったです。しかし油とサバはベタな感じがしました。
 あと二人の関係性がオチになるまで良く分かりませんでした。
 こういう設定だから仕方ないと思うんですが、
 蟻谷が何度も電話の邪魔をしているのに綾里がボケに乗ったり蟻谷が日本語ペラペラなのが若干不自然に思えました。(3点)

・うーん・・・、この落とし方はどうなんだろう。
 最初は、公園かどこかで会話しているところに第3の男が割り込んで、日本の慣用句に疑問を抱く、という流れなのに、
 最後の最後で『これはちょっと変わった日本語学校』みたいな雰囲気で終わってる印象なんですよね。
 (もしかしたらこの受け止め方が間違っているのかも知れませんけど、私だけではないと信じたい)
 それは所謂「世界観」というものが纏りを欠いているんですね。
 大どんでん返しのオチ、という手法も確かに存在しますが、
 それはそれまでのストーリーから逸脱しない落とし方でない限り、読み手に違和感を与えてしまうことがあります。
 でも、慣用句をいじる、というタイプのネタは過去にも見受けられるのですが(どこで見たかまでは記憶にないですが)、
 言い回しと二人のルー語並の奇妙さが存分に工夫を感じられる作品です。(5点)

・設定がいいです。バカバカしくて面白いです。
 「ナイスカラー・オブ・エロス」などのセリフもよく練られていると思います。
 しかしネタが最後まで並列的だったのは残念でした。
 あと一つ一つのボケも、感心するほどの飛躍した発想はなかったように感じました。(7点)

・ナイス○○にハズレはなかったです。ナイスビッグみそかて。
 でも典型的ワンパターンだったのは狙いでしょうか?そうとしか思えないほど変化がまるでなかったです。
 やはりこれだけ同じ系統のボケが続くと耐性がついてしまうので、どこかで変化球を入れないと厳しいです。
 しっかし久々に素敵なオチを見ました。(7点)

・いちいち言葉遊びが面白くて読んでいて飽きが来ませんでした。
 綾里のノリの良さがそのままテンポの良さに直結しており、非常に巧みだと思います。
 序盤の導入部と、オチをもっと分かりやすくすれば満点でした。(8点)
4組目 たいまつぎょうれつ
・坂田の壁への挑戦から異常愛に変わるまでの暴走っぷりがとても良かったです。
 もう何も言うことはないです。面白過ぎますって。(10点)

・どうも、イオンに全然赴かない宮崎市民でございます。人ごみにも程があるってあれは。
 それはさておき、久々に超バカバカしい漫才というものを堪能できました。
 壁だけでラストまで突っ走って、それでもその勢いは落ちないという素晴らしさ。
 適度にちりばめられたシモネタも非常に心地良いですね。
 減点理由は・・・まあ、スーパー以外の業種でも膨らませられたんじゃないかな、という部分です。
 壁の種類にこだわりを見せてみるとか、まあ贅沢な話ではあるんですけれども。(9点)

・設定は素晴らしいです。ただそれで期待値が上がった分、やや物足りない内容でした。
 特に、意外とあっさり壁を通り抜けるのをあきらめてしまったのが、もったいない気がします。
 できれば坂田に自動ドアは使ってほしくなかったです(笑)。
 難しいとは思いますが、もっとストイックに壁を通り抜けるという一点に絞ってネタを作ったら面白いんじゃないでしょうか。

 それでも前半はかなり面白いのですが、後半の歌の部分などはあまりはまりませんでした。
 オチもいまいち伝わりにくかったです。(8点)

・一度開き直って更に悪化するっていうこの展開が素晴らしいです。ネタのメリハリがしっかりしてますね。
 メインのぶつかるボケ以外のもしっかり練られた印象ですし、特に言う事ありません。(10点)

・特異な題材でここまでのネタを仕上げられるのはすごいですね。
 坂田のウザイキャラがむかついて面白いです。
 ただ、途中展開がわかりづらかった部分があったり、オチが理解できなかったのが惜しいです。(5点)
5組目 バイトロン
・ボケが全体的にベタ過ぎます。
 自己紹介忘れたり、話聞かないで終わらせたりするなどのボケは今時の漫才では流行らないので絶対に入れないほうが良いです。
 また終盤で効果音や噛んだってボケがありましたが、テキスト上で伝わらないのでやめたほうが良いです。
 それとは逆に一貫性が無さ過ぎたり説明不足だったりして混乱しちゃいました。
 放火をしたいなら放火したいネタを、消火活動したいなら消火活動のネタと方向性をはっきりさせたほうが良いです。
 ツッコミもただ指摘しているだけで会話として成立していないように感じました。
 そのツッコミなんですが、所々関西弁と標準語がごっちゃになっていたのでどちらかに統一したほうが良いです。
 コントに入るまでがグダグダし過ぎているように感じます。
 後、文を分ける際に空白を開けるぐらいなら句読点使った方が良いですよ。
 結構長くやっている方だと思うんですが、基本的な事が出来ていないのでもっと他の方のネタを見て勉強した方が良いです。(0点)

・ボケや台詞がずべて唐突に思えたのはこの長さだからでしょうか。
 話の運び方からネタの流れ、そこにちりばめられたボケとツッコミがあれば、
 それだけでも十分に完成度の高い漫才になると思います。
 例えばセミの鳴き声の部分一つでも、セミの特性を受けたボケ方やツッコミ方が色々あると思います。
 その辺りを膨らませることが出来れば、更なる発展が見えてくるのではないでしょうか。(1点)

・勢いはあると思うのですが、悪く言えば勢いでごまかしている感じのするネタです。
 ボケの一つ一つはほとんど笑えず、まだまだ練りこみが足りないと思います。
 あと関西弁と標準語が入り混じっている気がするのですが、どちらかに統一すべきです。
 テキストで関西弁というのは個人的になんかあざとい感じを受けてしまうので、
 できれば標準語でやった方がいいかと思います。(2点)

・慌しくて雑な漫才、という印象を受けました。
 どのボケも単発で終わり、特に終盤はただ間髪なくボケをかましてるだけだと思います。
 たしかにテンポは速くなりますし、盛り上がりやすくなりますが、それは今までに出したボケを使い回す場合がほとんどです。
 まるで火事というテーマで作ったショートコントを連続して見ているようでした。
 とにかく全体の流れというものを意識してみてください。(1点)

・「俺に放火魔やらせて」のくだりから非常に面白くなっていてビックリしました。
 掛け合いのテンポが良くて読んでいて好印象です。それだけに短いのがとても惜しいです。
 また、序盤の自己紹介の部分はカットしてもよかったのではないかと思います。(7点)
6組目 ワールドスコーピオン
・前半のヒントが32回まではとても面白かったです。
 ただパンにこだわったボケは良いと思うんですが、途中でワンパターンに感じてしまいました。
 もう少し捻ったり裏切りのあるボケがあった方が良いかもしれません。(6点)

・マグナムさんも戻ってきたかー。やっぱ懐かしい名前を見ると血が騒ぎますねえ。
 この人のボケの発想と、それをうまく運ぶテクは凄いと思うんです。パン子さんでこれだけ引っ張れるのってこの人くらいですよ。
 でも、ボケをフォローするツッコミが若干目立たないんです。振り回されてる感が凄いといいますか。
 だから、部分的にボケが自分の中でヒットしなかったとき、それはそこまでで止まっちゃいます。
 そこが、話が乱高下しているような印象を受けたところかなあ。(7点)

・クイズ番組というベタな設定でしたが、面白かったです。
 前半はいまいち笑えなかったんですが、冷蔵庫が出てきたところから劇的に面白くなりました。
 冷蔵庫のくだりは減点のしようがありません。
 ただ、後半また失速したような気もします。ですので、中盤の感じで全部行ければ満点のとれるネタだと思います。(8点)

・途中から笑いが途切れませんでした、ホントに。
 問題は1問だけなのにその1問の中で2人の立ち位置が変わっていく様子がはっきりと見て取れました。
 ボケもベタというよりはオーソドックスを極めたって感じでした。
 ただ、卒業文集のくだりの率直過ぎる名前ボケはベタのままですし、しつこかったです。(9点)

・オチが好みです。こういうアホなオチはいいですね。
 途中の掛け合いも、特にツッコミがうまくボケを盛り立てており流石といったところですね。
 ボケが「パン」にこだわりすぎて少々強引になっている部分も多々あったので、
 他の題材も使ってみてもよかったと思います。(7点)

【第239回結果表】 平均KB 376.3KB
グループ名KBOA率BL
たいまつぎょうれつ4736/6
ワールドスコーピオン4256/7
暗黒天国4175/8
レンコン39712/21
A&A PROJECT3617/10
バイトロン1850/7
たいまつぎょうれつ、ワールドスコーピオンが復帰後初勝利。
暗黒天国は低KBオンエアを一つ帳消しする事に成功。
レンコンは2回連続で次点。