第235回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

劇団ヴァージニティー  (1位)
初オンエアおめでとう!


ビッグウエスト強行軍  (3位)
こちらも初オンエア!


ディオシス  (2位)
今期2勝目!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

劇団ヴァージニティー   (1/1)
コント/ビキニマン参上
牧原:ありがとうございます。第3回公演をやるテンションになってきました。
有田:じゃあまずテーマから決めないとね。
テーマは「第3回」でどうでしょう。オーバー500で鮮烈デビュー!劇団ヴァージニティー!

のっこ:秋野くーん、こっちこっちー。

秋野:おーい、待ってくれよ。そっちはダムだから危ないぞ。

のっこ:こんな落差から落ちたらあたしも村の住民になっちゃうかな?

秋野:村が沈んでるだけで、村の住民自体は沈められていないから心配しなくても良いさ。

のっこ:あーあ、折角綺麗な川に来たんだから泳ぎたかったなー。

秋野:それは一理あるな。だけどまだまだ川は冷たいぞ。

のっこ:水着持って来れば良かったね。

秋野:僕のコメントなんかキミの耳には伝わってないんだね。



(HAHAHAHAHAHAHA!)



秋野:何だ、このアメコミ調の不快な笑い声は。



大牟田:天が呼ぶ人が呼ぶ俺が呼ぶ・・・。

秋野:自分で呼ぶんですか。

大牟田:いつも誰かに恋してる・・・。

秋野:そんな古いドラマのタイトル誰も知りませんよ。

大牟田:只今参上、ビキニマン!

秋野:さっぱり状況がつかめません。

大牟田:よいよい、何も言わずとも分かってる!

秋野:自己完結の世界ですね。

大牟田:キミが欲しているのはこれだろう?

(ぬぎっ)

秋野:何で一張羅のビキニパンツ脱いでるんですか!

のっこ:きゃあー。

秋野:叫び声に真実のかけらも無いな。

大牟田:さあ、このビキニをつけてこの大海のトビウオとなるのだ!

秋野:ここ川なんですが。せいぜい鮎どまりです。

のっこ:でもサイズがちょっと合わないんじゃない?

秋野:どこのサイズの話だどこの。

のっこ:そ、それは勿論腰回りとか。

秋野:どっちにしても他人の水着なんて気持ち悪くて穿けませんよ。
どことなく臭そうですし。

大牟田:心配するな、着用開始後最後に泳いでからまだ三日目だ。

秋野:毎日取り替えてください!水蒸れして非常に痒くなりますから。

大牟田:むう、私の愛する9年物を食わず嫌いするというのか。

秋野:9年も穿いてるんですか!やけに丈夫な繊維ですね。

大牟田:そういう文句ばかり言う奴には被せてやる。えい。

秋野:ぐわ、ぐわ、ぐわわわわわ!

のっこ:やめてえ、秋野くんが死んじゃうー。

秋野:・・・あれ?

のっこ:どうしたの?

秋野:・・・臭くない。

のっこ:うそでしょ?

秋野:本当だ、穿き始めてから9年も経ち、かつ3日も洗ってない代物だというのに、新品同様の香りなんだ。

大牟田:そうだろう、そうだろう。それもこれも全てこの特殊ビキニパンツの性能の良さの賜物さ。

のっこ:じゃあさ、ちょっと着用してみたら?

秋野:だけど、ビキニ一枚になるにはまだ寒いし・・。

大牟田:それも心配要らないんじゃないのか?

秋野:・・・そういえば・・・。温かい!
学生時代母親に無理矢理起こされそうになって「あと5分」宣言をした時の布団のような温もりを感じる!

大牟田:そうだろう、そうだろう。それもこれも全てこの特殊ビキニパンツの性能の良さの賜物さ。

秋野:そ、それじゃちょっとだけ・・・。

大牟田:穿き心地はどうかね?

秋野:・・・何故あんなにこのパンツを着用することを怖がっていたのでしょう!
こんなさわやかになった気持ちは初めてです!

大牟田:そうか、よかった!私も嬉しいぞ。それでは早速泳いでみるがいい!



(待ちな!)



大牟田:む、その声は!?



美奈子:久しぶりね、ビキニマン。

大牟田:お・・・お前はビキニレディ!

美奈子:Fカップのあたしを目の前にして相変わらずのその格好・・・。相変わらずいい度胸だわ。

秋野:よく全裸で仁王立ちできますよね。

のっこ:秋野くんは何で急に体育座りになったのかな?

秋野:細かいことを追及しないでほしいな。

美奈子:相変わらずそうやってビキニパンツを他人に穿かせているけど、あなたの行為には決定的な欠点があるわ!

大牟田:むう、言ってみろ。

美奈子:女性は着ることが出来ない!
みてごらんなさい、恋人の女性の寂しそうな表情を。

のっこ:あたし、さびしんぼうだって。

秋野:気にするな、この人たちはこういう人種なんだ。

美奈子:さすがに女性にパンツ一丁で泳がせるわけにはいかないでしょう?

大牟田:そうでもないぞ、海外のビーチにたむろしているトップレスの女性とか。

美奈子:ここは日本の渓谷よ?場違いにも程がある発想だわ。

大牟田:むう・・・。では私はどうすれば・・・。

美奈子:そんなときこそコレよ。


(ぬぎっ)


秋野:く・・・鼻血が・・・。

のっこ:きゃあー、秋野君の純情シャイボーイー。

秋野:そんな指摘する前に向こうを指摘してくれないか。

美奈子:さあ、彼女さん。このビキニをつけなさい。
材質はあなたの彼が着用しているものと全く一緒よ。

のっこ:え・・・でも胸のサイズが・・・。

美奈子:その心配は無用よ。あたしをよく見て御覧なさい。

のっこ:あれ?Fはあったはずのバストが・・・心なしか小さくなってませんか?

美奈子:特殊シリコンによる高性能パット入りなのよ!

のっこ:わあ、これならBしかないあたしでもCダッシュくらいになれそうー。

美奈子:さあ、二人で仲良く新巻鮭のように川を上っていきなさい!

秋野:その鮭は新鮮とはいえ事実上死んでるんですが。

大牟田:さあ、今日も人助けをしたことだし、我々は帰るか!

美奈子:そうね。

のっこ:日本の国家権力の魔の手から無事に逃げ切ってくださいね。

秋野:あの、でもそうするとこの水着・・・。

大牟田:心配要らない。今なら男女セットで2980円の大特価だ!

のっこ:きゃあー、なんて安いのかしらー。

秋野:でも、あの・・・。

美奈子:安心して、送料もこちらで負担するから。

のっこ:わあー、おとくうー。

秋野:いえ、そうじゃなくて・・・。

大牟田:最大512回の分割払いも可能さ!

秋野:安心しました。

大牟田:と、言うわけでブラウン管の前のあなたも今すぐTELしよう!

美奈子:フリーダイヤル0120−703−1919でお願いします。











牧原・・・深夜のTVショッピングって、なかなか革新的なんだな・・・。
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ディオシス   (3/3)
漫才/熊を素手でやっつける方法
カミ:勝ちました。あとは相方のお父さんが見つかるのを待つのみと…
城下:いや、家にいます。
家で昼間っから愛の劇場見てます。3連勝!ディオシス!

城下:どうも〜、こんにちは。ディオシスと申します。

カミ:おい、おい、ちょっといいか?

城下:何さ?

カミ:熊をやっつけたいの素手で。素手でやっつけたいの。素手で。でーすー。

城下:…あの業界用語なんかタラちゃんなのかはっきりしてくれるか?

カミ:えー、タラちゃんです。

城下:じゃあ出てくんなよ!

カミ:タラオがね。

城下:どうでもいいですよそんなもん。

カミ:いや、あのね、熊に素手で勝ちたいと。

城下:素手でですか?

カミ:どうやったら勝てますかね?

城下:う〜ん…まぁでも、熊のサイズにもよりますよね。

カミ:まぁ、俺の中では300mのぐらいの奴よね。

城下:いねぇよ!

カミ:待ち合わせスポットになるぐらいのね。

城下:いや、ならんよ!動くよ!

カミ:素手でやったろうと。

城下:小型機で突っ込まないと勝てねぇわ!テロ気味に行かないと!無理です無理です。

カミ:じゃあまぁ、100歩譲って、自分と同じ背丈ぐらいの奴かな。

城下:いやぁ、言ってもそのサイズの熊だって結構強いですよ。

カミ:どうしたもんかね?

城下:いや、まず素手で勝ちたいんならとにかく鍛えるべきでしょ。

カミ:手首を?

城下:全体的にだよ!リスト鍛えて何の役に立つんだ!

カミ:熊をぐりんっと。

城下:出来るわけねぇだろ!

カミ:合気道風に。

城下:いや、お前熊が何kgあるか知ってんのか!

カミ:だいたい…2〜3g。

城下:ビニール袋か!お前ぐらいの背丈で2〜3gってもはや気体寸前だろ!

   お前、2〜3gの熊なんか見たことあんのか!

カミ:プーさんは!!

城下:…の袋か何かだろそれは!プーさんなんか実際いたら重そうだろあんなカロリーオバケは!

   違うよ、普通は何100kgぐらいとかで、でっけぇクマだったら1t近くあるんだよ。

カミ:はぁ1t?!ウチの目覚まし時計と同じぐらいじゃねぇか!

城下:捨てろ!そんな目覚まし時計!使い勝手が悪すぎるだろ!小指ぶつけたら2つの意味で時間が止まるわ!

カミ:…。

城下:急に冷めるねお前は!ちょっとは感心しろ相方の腕に!

カミ:2本あるね。

城下:本数感心すんな!今まで人に褒められた中で一番嬉しくなかったわ!

カミ:いいから熊ちゃんの倒し方を教えてくれって。酎ハイは一旦置いて。

城下:飲んでねぇよ!飲みながら漫才する奴見たことあんのか!

カミ:プーさんは!!

城下:いや、飲まねぇし漫才しねぇし!ただのカロリーオバケだっつってんだろ!

カミ:どうしたらいいんですかって。

城下:だから体鍛えろって。鍛えたらなんとかなるんじゃないの?

カミ:いや、走り込みだけで熊を倒せるわけないって。

城下:何で限定しちゃうんだよ!足腰じゃねぇ!主に腕力を鍛えろ腕力を!

カミ:技は?技?

城下:ほんなら、背負い投げでボーンと投げたったらいいんじゃないの?ほら、お前昔柔道習ってたろ。

カミ:いや、俺柔道は習ってたけど畳のはがし方しか教わってねぇから。

城下:何習ってんだ!柔道教室通ってても一生習わねぇよ!

カミ:手でバーンってやってはがすやつ。

城下:忍者じゃねぇか完全に!それ忍者教室!

カミ:ニンニンでござる。

城下:うわっしょうもなっ!今この世の中で一番おもんないわお前!

   もういいや!適当に毛とか掴んで投げろ!

カミ:いや、毛ぇちぎれたらかわいそうだろ!

城下:倒そうとしてる時点でかわいそうじゃねぇか!!お前バカか!!バカ忍者!!

カミ:あぁ、もうわからんわからん。ちょっと熊やってや。実践実践。

城下:はぁ?!

カミ:さぁ来い!

城下:………ガオーッ。

カミ:うわっ熊だ!熊来たわ!うわっどうしよ!けっこうな毛むくじゃらさんやないかこれ!

   うわっマジこれどうしようか!威圧感がすっごいのもう!すっごい威圧感でしょ!

   熊やなくてもう松井選手やなもう!ベアー松井!いや、ゴジラやった!あいつはゴジラ!こいつは熊!

   そうや熊やないか!どうしよーもう!あっ、そうや!かぼちゃやと思えば!

   かぼちゃかぼちゃかぼちゃくぼちゃくぼたくばたくわたくまだくまだくまだ熊だ!熊やー!

   熊や!もう完全に熊やわもう!ん?熊田…いや、熊田ではないわ!熊田つったらお前、

   高2の時に俺に告ってきたチリチリ頭の毛深い女…けぶ…あーっ!熊田やないか!!

城下:ごちゃごちゃ言ってると殺されるぞお前!!

カミ:熊田新右衛門。

城下:ジジイやんけ!幕末あたりのジジイやんけそれお前!しんえもんて!

カミ:いたんです。

城下:いたんですじゃないよ!何を長々と熊を目の前にしてくっちゃべってんだよお前は!

   お前たぶんベアー松井の時点で内臓えぐられてるぞ!

カミ:奥歯ガタガタ…。

城下:されねぇよ!手突っ込んで何ちゃらかんちゃらなんて熊世界には存在しねぇだろ!

カミ:…いや、熊世界っていうのは?

城下:あぁもう!うるせぇな!面倒臭いとこ食いつくなよ!

   違ぇよ!戦うんだろ!素手で熊を倒すんだろ!

カミ:両手でね。

城下:当たり前だろ!片方持て余して勝てるわけねぇじゃねぇか!ちゃんとしようや!

   ガオーッ!

カミ:クマゴロシレーザー!

城下:ガオーッ!

カミ:エナジーショット!

城下:ガオーッ!

カミ:スプラッシュビーム!

城下:出ねぇよな!それ普段から出せるならやってもいいけどよ!

カミ:いや、本番ではいけるかなと。

城下:絶対出せるか!ほんで最終手段っぽいのを最初に持って来んなよ!

カミ:段々強くしていけや!新右衛門!

城下:セリフ取るなよ!そして熊田でもないよ俺は!ちゃんとやろうぜ!

   ガオーッ!

カミ:違う違う違う。よく聞いてな。「ガオーッ!」はい。

城下:ガオ…いや、なるわけねぇだろ!人間の言葉の理解しちゃったよ熊!

カミ:あっ、なるほど〜。「ーッ」のイントネーションがね。

城下:そんな賢い熊は人間襲わねぇんだよ!ちゃんとやろうか!

   ガオーッ!

カミ:ごめんねごめんね、ちょっと毛むしっちゃうかも知れんけど…

   行くよ行くよ行くよ………ん………んまっふ!

城下:早く投げろやお前は!後々の交友関係気にすんなよ!

   ほいで何だよ"んまっふ"って!投げたんだか投げてないんだか!

   ガオーッ!

カミ:ガオーッッッ!!!

城下:絶対無理だわ!今までで一番無理な手だわそんなもん!

   ガオーッ!

カミ:ニンニンでござる。

城下:この世で一番おもんないやつ出すな!

   ガオーッ!

カミ:ぐりんっ。

城下:いや、もう手首の返しとかコラ!出来ないってだから!

カミ:そんなん言うんだったらお前がとっても強い人間をやりなさいよ!

城下:簡単じゃねぇかそんなもん。ほれ襲って来いよ。

カミ:ガオーッ!!

城下:えいっ!(投げる)これでいいじゃねぇか。

カミ:あー…超痛いんですけど…何かもうこんなんあれじゃないんですか。傷害罪とかじゃないんですか?

   僕、ちょっと脅かしただけじゃないですか。いや、こんなん正直半分遊びですやん。

   何か本気になって投げるとかどうなんかなと思いますしね。あー…ホントマジ痛い。

   あっ、ほら手とかめっちゃ赤くなりましたやん。骨折的なあれちゃいますのんこれ?ねぇ?

   ほら、だってこれ下めっちゃ硬いですやん。こんなんに投げつけられたら誰でも怪我しますよねぇ?

   落とし前的なほら、まぁ、無理に金銭とか要求するわけじゃないんですけどね。治療費的な。ねぇほら。

   あってもいいんじゃないんですかねぇほら、さっさと、早く!よこせよ!さぁ!!金!!よこせ!!早く!!

   かーね!!かーね!!かーね!!かーね!!かーね!!かーね!!かーね!!マネープリーズィーナァーオ!!

城下:うざぁぁぁい!!超うぜぇよ熊!!

カミ:その金で鮭を買うんだい。

城下:川で捕れよ!スーパーに熊来たって店員逃げるだけだわ!

カミ:そうかね?

城下:ホント、何だよお前!熊を素手でやっつける方法を教えてもらいたいんじゃねぇの!?

カミ:いや、そんなもん猟銃でバーン。

城下:これまでのやり取りが台無しじゃねぇか!もういいよ!
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ビッグウエスト強行軍   (1/2)
4人コント/年の差カップル〜the best couple?〜
代表:やった!勝ったぞ!

ゆい:だから?

代表:・・・
代表!もっと強気に!400越えオフエアの雪辱は果たした!ビッグウエスト強行軍!

父:本当にゆいは可愛いな〜もう7歳になるのか・・・パパのこと好きか?

ゆい:うん!ママも好きだけど・・・パパのほうが大好き!将来はパパのおよねさんになる!

父:それを言うならお嫁さんだろ?およねさんって誰なんだい?でも、本当に可愛いな〜

ゆい:もうパパを離さない!地獄の果てまで追いかけるわ!

父:何か怖いな〜でも、ゆいは本当にかわいいな〜

(ピンポーン)

父:ん?誰か来たみたいだな?

母:私が出るわ。は〜い?

婚約者:すいません。私は金剛寺と申します。

母:金剛寺さんって・・・あの?あらーわざわざ来てくださったんですか?

婚約者:それで今日はお父様はご在宅で?

母:主人はいますけど・・・それよりどうぞ上がってください。

婚約者:では失礼します。素敵なお宅ですね。

父:おい、誰だった・・・って、あんた誰だよ!?

婚約者:はじめまして、私は金剛寺と申します。ゆいさんのお父さんでよろしいですか?

父:え?そうですが・・・

ゆい:あ!おじちゃん来てくれたんだ!

婚約者:そうだよ。今日は大事なお話があって来たんだよ〜

ゆい:大事なお話って?

婚約者:実はおじちゃんとゆいちゃんの結婚を認めてもらおうと・・・

父:ちょっと待て!結婚だと?うちの娘はまだ7歳だぞ!

婚約者:ええ。それで今日は結納を交わしに・・・まさにゆいと結納を・・・

父:まだ早すぎだろ!それに人の娘の名前で寒いギャグを放ってんじゃねえ!
だいたいあんたは何歳だよ!?

婚約者:今年で56歳に・・・

父:56?そんな年寄りにうちの娘を渡せるか!

母:あなた!何もそこまで言わなくても・・・それに金剛寺さんって渋くてカッコいいじゃない!
いわゆる「グレーゾーン」ってやつ?

父:それを言うなら「ロマンスグレー」だろ!「グレーゾーン」だと余計怪しいだろ!

婚約者:どうしてお父さんは僕とゆいさんの結婚に反対なんですか?

父:今の会話のどこにそんな要素があったんだよ!とにかく結婚には反対だ!

婚約者:どうしてですか?

父:常識で考えればわかるだろ!だいたい仮に私が許したとしても法律的に無理だろ!

母:あなた!法律が許さなくても私が許すわよ!

父:お前はどんな権力を握ってんだよ!?

婚約者:お父さん!結婚が無理ならせめて事実婚という形で・・・

父:ダメだ!絶対に許さないぞ!

婚約者:それなら偽装結婚という形で・・・

父:なおさらダメだよ!うちの娘をどうする気だ!

婚約者:じゃあ・・・政略結婚という形では・・・?

父:するか!あんたがなんと言おうと私は反対だ!

母:あなた!そんなに言わなくても・・・

ゆい:パパ!そんなにこのおぎちゃんをいじめないで!

父:ゆい、おぎちゃんって誰だい?それにパパはおじちゃんをいじめてるんじゃなくてただお話してるだけだぞ。

婚約者:パパ!なんで僕のことをいじめるの?

父:あんたは言うな!気持ち悪いんだよ!ところで参考までに聞きますがお仕事は?

婚約者:実はつい最近までビッグ出版で社長を・・・

父:ええ?ビッグ出版の社長?あなたが?

婚約者:はい。ですが夢を追うために社長職を蹴って念願のもずくの養殖を始めました。

母:まあ!もずくの養殖?素敵ですね!

父:お前の食いつきポイントおかしいだろ!だいたいもずくの養殖なんて聞いたことないぞ!

婚約者:まさに人生再出発へのキックオフですな!

父:うるせえよ!そんなにうまくねえよ!

母:でも、もずくの養殖って結構儲かるって聞いたんですけど・・・

父:どっからそんな情報仕入れてんだよ!っていうかもうこの話題広げるなよ!

ゆい:パパ!おいちゃんの仕事をバカにしないで!

父:ゆい、おいちゃんって誰だい?それにパパはおじちゃんの仕事に興味があるから聞いているんだぞ。

ゆい:だってこの前もゆいに言ってくれたもん!「ゆいちゃんは本当にかわいいね〜
例えるなら海のもずくみたいだ」って言ってくれたのよ!

婚約者:いや〜照れちゃうな〜

父:照れてんじゃねえよ!人の娘をもずく扱いするってどういうことだ!だいたい何か「海のもくず」みたいで縁起悪いだろ!

母:あらあら妬けちゃうわね〜

父:どこがだよ!そんな要素まったくねえだろ!

母:若い頃を思い出すわね〜あ・な・た♡

父:思い出さねえよ!全くもって思い出さねえよ!

婚約者:では、そろそろ結婚のお許しを・・・

父:しねえよ!いいか?うちの娘は生まれつき体が弱くて今でも病院通いを続けているんだ。
そういうわけで今まで大事に育ててきたんだ。だからあんたのような人にうちの娘は渡せない。
そういうことなので今日の所はお引き取りを・・・

婚約者:奥さん!このまんじゅうをもう一個もらっていいですか?

父:人の話を聞けよ!もう帰れよ!

ゆい:パパ!そんなこと言わないで!

父:ゆい、よく考えてみなさい。もし結婚したら何があってもこのおじちゃんと一生一緒に暮らすんだぞ。
それでも・・・

ゆい:パパといるよりマシ!

父:そうだったのー!?でも今までパパのこと好きだって・・・

ゆい:え?そんなの・・・ウソですけど?え?本気で信じてたの?バカじゃない?

父:そんなバカなー!

市河:ありがとうございました!ビッグウエスト強行軍でした!

代表:ありがとうございました!ほら、ゆいも何か言いなさい。

ゆい:・・・

市河:あれ?ゆいちゃんは緊張してるのかな?こんにちは!

ゆい:こんにちは!あたし、市河のお兄ちゃん大好きなの!

市河:そうなんだ!ゆいちゃん!よろしくね!

代表:市河さん、私の娘に変な事しないでくださいよ。

碓氷:え?娘さん?

代表:はい、私の別れた妻との子供ですが・・・

碓氷:え?バツイチ?何かどんどんカミングアウトしますね・・・

代表:まあ、気にしないでください。

碓氷:(いろいろ気になるけど・・・)ゆいちゃん、こんにちは!

ゆい:・・・

碓氷:あれ?嫌われちゃったかな〜?

ゆい:いや、碓氷とかアウトオブ眼中だし。

代表:ゆい!なんてこと言うんだ!

ゆい:いや、あんたもだよ!

代表:え・・・
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【敗者コメント】
粗忽長屋 297KB
大山:負けちゃいましたよ…。
瀧澤:新ネタどんどん作らなきゃ。
百鬼夜行 277KB
すいませんでした・・・。
アガサ博士の研究所 121KB
斉藤:まあ当然の結果ですね

アガサ:以下同文

【ジャッジペーパー】  上から、BOMB、SPARKING、麻倉、きのした@なぎさ、銀沙灘(敬称略)
1組目 粗忽長屋
・Bの額?3マスくらい空いているのは目をつむりますがこれはちょっと・・・。
 当初はAとBで書いていたんですかね?
 非常に面白い設定だと思います。オチも含めて見事だと思います。
 ただ面白みがある、ってのと笑った、ってのは違うかなと思いました。
 いや、もちろんこれはこれで形になってると思うんですけど、笑った回数自体はそう多くないんですよね。
 内容よりも設定・オチに点数をつけた、って感じです。
 イノシシのとことか特にそうなんですが、ツッコミをもっと入れてボケを引き立てた方がいいかと思います。
 あとやたら説明が多かった、って印象があります。
 減点はしなかったんですけど、説明が本当にただの状況説明で終わる、って結構危ないような気がします。
 説明でボケたりありえない状況を説明したりする、というのなら問題ないんですが、そういうわけでもなかったので。
 説明が多い=表現に不備がある、とも取られかねないので。
 細かい要望を挙げますと、
 瀧澤「うるせーな!お前だって忘れてんじゃねーか!むかつくわー。今の気持
    ちを例えるならクレオパトラの膝に……」

 大山「……お前その癖直せよ!綺麗に喩えられた試しがねーじゃん」
 ここなんですが、2回とも結局比喩を言えずじまいですよね。
 こうツッコむなら1回くらいは訳わからないような比喩を入れといた方がいいかと思います。(6点)

・川島直美→川島なお美

 全体的に長いのにボケが比喩が下手なのと田中を思い出そうとたら別の人だったの2パターンだけだったんで読んでいる途中で飽きてしまいました。
 もっと貪欲に色々なボケを入れた方がいいんじゃないかと思います。
 前回書いたんですが、演者の名前とコントで名乗る時の名前を統一して下さい。分かりづらいです。
 あと改行が滅茶苦茶です。それならまだいいんですが途中で無意味な空白があったのは頂けなかったです。(0点)

・前回同様、ボケらしいボケやツッコミらしいツッコミがなかったです。
 それと、豚といったのに対して例えろよ!といってましたが、十分例えてると思います。(2点)

・いやぁ、ストーリーと言い構成といいボケ加減と言い見事。落ちまで綺麗すぎます。
 いかんせん人とエピソードが絡まりすぎて、それが重要なんですけども、すこし読むのに手間になってしまうのが難点かなと。
 ただそこ以外は最高です。喩えベタがなぜ余計な一言だけ喩えられる。
 そしてそれだけ思い出せないのになぜ葬儀に来られた。見事です。(9点)

・序盤はパターン化されたやりとりだけだったのでいまひとつ笑いに繋がりませんでした。
 が、修学旅行からボケの種類が豊富になり面白みが増しました。オチもちゃんと閉まった感があっていいですね。
 序盤を改善して爆発的面白さを加えたらもっと面白くなると思います。(6点)
2組目 百鬼夜行
・亀田家をうまく使っているとは思うんですが・・・。
 やっぱりこうくるか、って感じで終わるんですよね。
 先が読めるところが多かったです。
 もちろん上手いと思うところもあるんですが、意外性が無かったです。
 このあとこうなると予想→その通りのボケ→あまり笑えなくなる、という流れが自分の中でできちゃったんですね。
 内容に関して減点する、ってところは全然無いんですが・・・。(4点)

・亀田のキャラ最高です。好きな人に545KB、嫌いな人には85KBって下りは結構ベタだと思うのに秀逸です。
 難しいと思いますが、欲を言うなら肝心の大喜利のボケにもう少し力を入れて欲しかったです。(9点)

・発想は面白いと思いますが、笑えた箇所特にありませんでした。
 内容も気に入った人に545KB、気に入らない人には85KBをつけるというだけだったので、もっと発展が欲しかったです。(1点)

・なんというか、目指す方向性は非常に理解できて、
 というかいい皮肉っぷりでこのテイストは嫌いではないんですが、ネタとしての完成度は低いです。
 内藤に「書きこむな」と言っておいてしっかりその意味を調べている辺りなどよいのですが、
 それぞれのネタに深い関係性もなくただただ羅列しただけになっています。
 ある意味大喜利ならOKかもしれませんが、コントとしては難しいですね。(3点)

・T-BOLAN、朝青龍、ロマンティックが止まらないなど大喜利の回答は上手く亀田ネタを盛り込んでて面白いんですが、
 興毅のツッコミと採点が致命的です。
 最初は威勢に押されるんですが、それにもだんだん慣れ終盤はほとんど笑えませんでした。
 興毅のキャラよりもっとちゃんとしたツッコミを重視した方がネタ的には正しいんじゃないかと思います。
 ただ、最後の感想でまたちょっと盛り返したので1点プラスです。(4点)
3組目 劇団ヴァージニティー
・あ、最後に作者が。
 ・僕のコメントなんかキミの耳には伝わってないんだね
 ・どこのサイズの話だどこの
 ・よく全裸で仁王立ちできますよね
 ・秋野くんは何で急に体育座りになったのかな?
 ・これならBしかないあたしでもCダッシュくらいになれそうー。
 これだけ爆笑できたらもう10点つけますよ。(10点)

・ここまで良い意味でのバカバカしいタイプのコントは珍しいですね。4人のキャラクターがそれぞれきちんと描かれているのも良いです。
 ただ途中で通販だなと思えるのはマイナスでした。
 あと、最後の一行の牧原のあとに「:」がなかったです。そこも勿体ないです。(8点)

・下ネタがたくさんありましたが、嫌な気分にはなりませんでした。
 オチも意外性があり、文句なしで面白かったです。(10点)

・まさかここで劇団ヴァージニティーがみられるとは。
 そして肝心の中身も相変わらず、クオリティは高いけれども初心者完全おいてけぼりのストーリー展開ですね。
 革新的とかそういうレベルじゃなかろう。
 ただ、句読点の打ち場所や人数が多いことによる混乱を避けきれていないかなぁと。
 この人数の多さがヴァージニティーらしさなんですけども……全体的に整理すると、より閉まったいいネタになるのではなかろうかと。
 これでも十分なんですけどね、ええ。なんだ「純情シャイボーイ」って。(8点)

・非常に完成度の高い、それでいてアホらしい素敵なコントでした。(10点)
4組目 ビッグウエスト強行軍
・母:あなた!法律が許さなくても私が許すわよ!

 父:お前はどんな権力を握ってんだよ!?
 これだけじゃ母に権力があるのかよくわからないので、
 母:あなた!法律が許さなくても私が許すわよ!私が許せばすべては意のままよ!
 みたいにしてはいかがでしょう?
 面白いところとそうでないところの差が激しいなと思いました。
 グレーゾーンだのもずくだの良いなあと思ってたら最後はすごく雑だったりと。
 笑いをキープできればまだまだ伸びると思うんですよね、このネタ。(5点)

・このコントも4人という人物は上手く使えていたと思いますが、母と婚約者の描写はあまり上手くないと思います。
 ボケが年の差という設定があまり生かされておらず、ベタな感じが多かったです。
 あとネタ自体も中途半端に落としていたのでこのあとの展開が気になって消化不良です。(2点)

・それぞれのキャラが立っていて、それぞれが面白かったです。
 ただ、オチで主要人物である婚約者が無視されていたのが残念でした。(9点)

・あー、もったいない!
 せっかくいいテンポでボケが交錯していたのに、そんな落ちではもったいない。大幅減点です。
 ところどころに入ってくるゆいちゃんの言い間違いにも意味はなく、ボケとしても緩急をつけるためとしても中途半端です。
 伏線を張るなり何なり、もっと構成を練って落ちまで綺麗になった作品をみたいですね。
 とりあえず、お母さんの耳年増なあたりが意外と重要なボケになっていて好きです。(6点)

・設定以上に面白いボケが多くて、先の劇団ヴァージニティーさんに引けを取らない4人コントだったのにオチが…。
 このネタはゆいの純粋なキャラがキーポイントの一つだっただけに豹変させるのはご法度です。
 そこを直せばもっと高得点が望めると思います。(7点)
5組目 アガサ博士の研究所
・だいちなんで→第一何で
 これ漫才でいいんですよね・・・?
 やたら途中で登場人物が増えたような、というか増えてました。
 助手がやってたんですかね?いずれにせよ説明が必要かと。
 なんとなく形にはなってるんですが、内容があまりにベタというのと魔王と韓流スターを出す必要はあったのか、っていうとこですね。(1点)

・だいち→第一

 ボケ全体の出し方が浅いかなと。魔王をの首を買いたい設定ならもっと展開があった方が良いと思います。
 もう少し他の方のネタを見て、ネタの見せ方を学んだ方が良いと思います。(0点)

・チョコレートの材料ってのは面白かったんですが、他は全然笑えませんでした。
 話の内容もいろんな所に行きすぎて意味不明でした。(1点)

・ボケは意外性です。しかし、意外なだけで収集をつけなければボケではありません。
 なんでもかんでも死刑だの魔王だの、規模の大きいものを出せば意外になるわけではないです。
 あえてスライムでもいいわけで、そこに理屈をつける面白さがあるわけですから。
 ストーリーも唐突に始まり唐突に終わっています。最低限の起承転結を心がけましょう。
 また句読点の打ちどころや、ボケの伏線にしても漢字の変換などにもミスが目立ちます。
 文章作成能力を上げるため、普通の文章を読むところから始めましょう。(1点)

・ボケの素材はいいのに出し方や構成が雑なせいで損しているという印象です。
 もっと捻った出し方をすればいいのにストレートなものが多いです。
 また、ストーリーや世界観にまとまりがなくネタに入り込めませんでした。
 漫才よりはコントの方がいいんじゃないでしょうか。(1点)
6組目 ディオシス
・カミ自由だなあ・・・。面白かったです。レーザーっぽいところで吹きました。オチも綺麗でした。
 熊田新右衛門を出す必要があったのかが気になりましたが、他は文句無いです。


 「でっけぇクマだったら1t近くあるんだよ」・・・?こんなにあるかなあ・・・。(9点)

・最初から最後までボケのレベルが高すぎます。素手で倒したいだけでここまで広げられるのは凄いです。途中のカミの長台詞も良い味を出しています。
 個人的にある週刊少年誌の漫画に「ニンニンでござる」みたいなことをいうキャラがいますが結構面白いですよ。(10点)

・テンポがよく面白かったんですが、カロリーオバケや世界で一番おもんなとか
 的をえていないツッコミや長いセリフの読みにくさが気になりました。(5点)

・なんといいますか、もったいない。
 ボケとツッコミのバランスはいいですし、ストーリーも問題ないんです。なんですけども、
 会話が勢いだけになっている部分が多々ある。時折落ち着いて展開することで次への布石にもなるわけですから、
 やたらと「!」をつけるツッコミだけではなく、冷静に返す部分もあっていいのではないかなと。
 それがあるだけで単純なボケでもより面白く感じられるのではないでしょうか。
 個人的に一番のつぼは「面倒臭いとこ食いつくなよ!」です。(6点)

・ボケの発想もツッコミの言葉選びも素晴らしいです。
 ベアー松井あたりの長台詞は余計だったので1点引こうと思ったのですが、オチで止めました。(10点)

【第235回結果表】 平均KB 335KB
グループ名KBOA率BL
劇団ヴァージニティー5091/1
ディオシス4533/3
ビッグウエスト強行軍3531/2
粗忽長屋2971/2
百鬼夜行27714/18
アガサ博士の研究所1210/3
劇団ヴァージニティーが500越えで初勝利。ディオシスは3連勝。
ビッグウエスト強行軍は2回目で初オンエア。逆に粗忽長屋は勝率を5割に落とした。
百鬼夜行は2度目となる7連勝からの2連敗を経験してしまった。