第234回 青沢オンエアバトル 市河:以上で計量は終わりました。 オンエアされる上位3組の発表です! |
粗忽長屋 (3位) |
初挑戦初オンエア! |
KOYOMI (1位) |
10連勝達成! |
天体観測 (2位) |
こちらは12連勝! |
KOYOMI (10/10) |
漫才/マナー |
睦月「無傷10連勝!青バトの歴史に新たな1ページが刻まれる!」 如月「青西瓜さんとひろたかさんとバーソロさんがとっくにやっちゃってるから。」 |
でも女性コンビでの10連勝は史上初!KOYOMI! |
2人「はいどうも〜。」
睦月「めくれ笑いのカレンダー、」
如月「KOYOMIです。よろしくお願いします。」
睦月「マナーがなってない!」
如月「挨拶も早々に何事よ。」
睦月「いやね、この前イラっとくるコトがあってさ。」
如月「どんなコト?」
睦月「電車乗ってたんだ、そしたらずっとケータイで話してる人がいてさ。しかも優先席で。」
如月「あ〜。たまに見かけるよね。確かにソレはマナーがなってない。」
睦月「しかも、ケータイ本体に『燃えるごみ』なんてシール貼ってたんだよ!人前でゴミに向かって会話してんだよ!ゴミで!」
如月「なんで力説してるのかはわかんないけどさ、別にその人はケータイをゴミとして扱ってないと思うよ。」
睦月「だってさ、ゴミの分別も出来てないんだよ!」
如月「会話してる時点で捨てようとは思ってないでしょ。ましてや燃えるゴミで。
まぁ、その人は自分のセンスを捨てたほうがいいと思うけど。」
睦月「んで、やっとその人の電話が終わったかと思えば、今度は隣の人がシャカシャカうるさいし。」
如月「ソレもよくあるよね。ヘッドフォンとかの音漏れ。」
睦月「違う違う、音漏れじゃなくてずっとケータイに向かってシャカシャカ言ってるの。」
如月「・・・何を持って何を伝えたいんだろうねその人。」
睦月「ソレを偶然乗り合わせたブラジル人が聞いて、マラカスの音と勘違いしてサンバ踊り出すし。」
如月「ブラジル人の血が騒いだんだろうけど、声とマラカスを聞き間違えてる時点でブラジルの恥さらしだね。」
睦月「三日三晩だよ、三日三晩。ずっと踊ってるの。」
如月「アンタは3日間ずっと電車に乗ってたのかっていう疑問は心にしまっておくことにする。」
睦月「ホント、みんなマナーがなってない。」
如月「ま、実は私もこの前イラっとするコトあったんだ。」
睦月「どんなコト?」
如月「この前、買い物でちょっと遠出したトキの話なんだけど、」
睦月「何デジャネイロに?」
如月「アンタの質問に対してより、その質問に『リオ』としか答えられない自分に怒りを覚えるよ。
電車で買い物に行ったんだけど。」
睦月「へぇ、遂に開通したんだ。地球貫通鉄道。」
如月「そういう発想、私は嫌いじゃないよ。」
睦月「やった!」
如月「でも、早く大人になってね。小学生じゃないんだから。」
睦月「は〜い・・・。」
如月「で、私がイラっとしたトキの話していいかな?」
睦月「どうぞ〜。」
如月「隣の隣の街ぐらいに行ったトキの話なんだけど。
行ったはいいんだけど道がわかんなくなっちゃってさ。
歩いてる人に道を聞こうと思ったんだけど、無視されちゃって。」
睦月「そりゃ、ブラジル人に聞いたって言語が違うから無視されるって。」
如月「・・・さっきからさぁ、なんでそんなブラジルに取り付かれてるのよ。三日三晩サンバに洗脳されたの?」
睦月「でも無視するなんてヒドいね。言語さえ通じれば道案内ぐらい簡単なのに。」
如月「へぇ、言うじゃない。」
睦月「なんたって私、親切仮面じゃない。」
如月「・・・・・・さらりと言ったけど、お客さん多分ぽか〜んとしてるから。私でさえ呆気に取られたぐらいだし。」
睦月「ホントに親切仮面なんだよ。たとえば、コンタクト落として捜してる人がいたら、コレで新しいコンタクトを買いなさいってお金渡すし。」
如月「結果としては確かにコンタクトが手に入るけれども。助けてもらった人はやるせないと思うよ。」
睦月「おばあちゃんが道渡れなくて困ってたら、歩道橋作ってあげるし。」
如月「スケールの大きい解決策ね。国土交通省動かしちゃうんだ。」
睦月「右の頬をぶたれたならば、左の頬を差し出すし。」
如月「もはやシチュエーションがおかしいよね。アンタはキリストか?ってなるから。」
睦月「とにかく、そんな親切仮面にかかれば道案内なんて。」
如月「不安しかないんだけど、大丈夫?」
睦月「まかせてよ!」
如月「すいません、ココから一番近い駅ってどうやっていったらいいんですか?」
睦月「駅ですね。まず、2つ目の信号を右に。」
如月「信号を右。」
睦月「右手にコンビニが見えてくるのでソコを左ですね。」
如月「コンビニを左ですね。」
睦月「しばらく行くと、おっきい木があります。」
如月「ソコも曲がるんですか?」
睦月「ソコの葉っぱを取ってください。」
如月「・・・はい?」
睦月「取る枚数はですね、」
如月「葉っぱを取るって言う発言に戸惑いの色を隠せない人が目の前にいるのにスルーですか。」
睦月「大体5枚から10万枚ぐらい必要ですかね。」
如月「取る側の裁量にまかせすぎじゃないですか?」
睦月「そして、宿屋、道具屋の前を通って、防具屋を右。」
如月「宿屋と道具屋は百歩譲っていいとして、防具屋って。どんな危険な街なんですか。時は200X年ですか。」
睦月「できれば、ココで一通り装備を整えておいたほうがいいと思います。」
如月「・・・あれ?私って駅に向かおうとしてたんじゃなかったっけ。モンスターかなんか倒したかったんだっけ。」
睦月「あと、宿屋にも泊まって行ったほうがいいですしね。万が一死んじゃってもココからやり直せますし。」
如月「・・・私の方が間違ってるのかな?人生って死んだら終わりだった気がするんだけど・・・。」
睦月「しばらく行くと三叉路があります。ソコを右に進んでください。」
如月「あ、やっと道案内する気になって頂けましたか。」
睦月「このトキ、絶対左には行かないでください。命が惜しければ。」
如月「道を間違えただけで命の危機が訪れるんですね。今まで平々凡々な生活してたはずの私が。」
睦月「間違って左にいくと、迷いの森に入ってしまうので。」
如月「ソレはアレですか?日本で最も『人だったモノ』が沢山存在する樹海ですか?」
睦月「進んでも進んでも同じところをずっと進むことになります。
まぁ、1画面分戻ればすぐ三叉路に戻れるんですけどね。」
如月「『1画面』とか、さも当たり前のように仰ってますけど、私ソコまで思考に柔軟性ないですから。
とりあえず理解出来たのは、そんな危険な森にたやすく入るコトが出来るこの街の異常具合だけです。」
睦月「そしたら砦が見えてきます。」
如月「『砦に入れ』っていいそうだなぁ、って予感が外れるコトを切に願ってます。」
睦月「砦に入ったら気をつけてくださいね。モンスターが襲ってきますから。」
如月「まさか砦に入るどころか、モンスターと戦うって予感まで的中しちゃうとは思ってもいませんでしたよ。」
睦月「万が一攻撃を受けてしまった場合、さっきの葉っぱで回復出来ますので。」
如月「本当なら、『あぁ、だからさっき葉っぱを取ったんですね』って言って欲しいんでしょうが、残念ながらその期待には応えられそうにないです。」
睦月「そうですね、1枚でドライアイが治るぐらいの効力があります。」
如月「ごめんなさい。私は今までドライアイ基準でケガの度合いを考えたコトがないんでちょっと分からないんですが。」
睦月「屋上にいるブラックドラゴンを倒すと聖なる剣が手に入りますので。」
如月「へぇ、これから私ドラゴンと戦うのね。このハイヒールを履いたままで戦うのね。そっかぁ〜。」
睦月「砦を出て左に行くと、関所が見えてきます。」
如月「いつになったら駅に着くのやら。剣持ったまま。」
睦月「関所の門番は、聖なる剣を見るやいなや、目の色を変えて迫ってきます。」
如月「門番に何があったか知りませんけど、女性が必死にとってきた剣を奪おうとするっていうコトから察するに、多分間違った人生だったんでしょうね。」
睦月「スキを見て関所の門をくぐってください。門番の腕を切り落とすなりなんなりして。」
如月「そっか。ドラゴンだけじゃなくて人まで殺さないとダメなんだ。駅行くだけで犯罪犯さないといけないんだ。」
睦月「・・・・・・。」
如月「・・・何ですか、急に黙って。コッチが頼んだとは言え、自分で引き受けんですから仕事を全うして下さいよ。」
睦月「駅ですね。まず、2つ目の信号を右に。
そしたらしばらくいくと右手にコンビニが見えてくるので・・・。」
如月「また最初からですか。なんか疲れて来たんですけど。」
睦月「しばらく行くと、おっきい木があります。ソコの葉っぱを取ってください。取る枚数は・・・」
如月「この疲労感って、その葉っぱ何枚分で治るんでしょうかね。」
睦月「どうだった?私の道案内。」
如月「全然道案内できてないじゃない。どうすんのよ。」
睦月「大丈夫、その場合は近くにいる村人Bにでも聞けばいいから。」
如月「いいかげんにしなさい。」
睦月「以上、アナタを笑わす、」
如月「1年間。」
睦月「KOYOMIでした〜。」
如月「ありがとうございました。」
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市河「KOYOMIさんってなんとなくコントのイメージが強いですけど、漫才も定期的にやってますよね?」
如月「えぇ。やっぱりコントの笑いと漫才の笑いって違いますからね。漫才をやるコトによって視野が開けてコントに繋がるコトもありますし。」
市河「そうですよね。ウチの場合はコントが多いんですけれども、・・・」
碓氷「・・・なんか、2人ばっか話しててヒマですね。」
睦月「そうですよね〜。私なんかお腹減ってきちゃいましたよ。」
碓氷「先週高校の友達が駅前にイタリアンカフェ開いたんですが、一緒に行きません?」
市河・如月「そこ!意気投合してナンパしない!」
碓氷「そっちの方が意気投合してる!」
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粗忽長屋 (1/1) |
コント/待合室 |
大山:はじめまして粗忽長屋です! 瀧澤:普段は膝に漆を塗るバイトをしてます。 大山:膝と漆って似てるね、ばか。 瀧澤:どうぞ。 |
月黍と膝も似てるね。見事初オンエア!粗忽長屋! |
大山、長椅子に座っている。
瀧澤がやって来て隣に座る。
大山「あの…」
瀧澤「はい?」
大山「あなたも…?」
瀧澤「はい?」
大山「いや、さっき奥さんと一緒に来られてましたよね、あわてた感じで」
瀧澤「…はい」
大山「もしかして…赤ちゃん、ですか?」
瀧澤「あ、はい」
大山「出産待ち?」
瀧澤「はい」
大山「あーやっぱり!実はうちもなんです」
瀧澤「そうなんですか!」
大山「はい!」
瀧澤「ポイフル食べます?」
大山「…はい?」
瀧澤「ポイフル。ちょいすっぱいやつです」
大山「あ…じゃあ一つ」
瀧澤、ポケットからポイフルを出してあげる。
瀧澤「あ、緑だ」
大山「あ、緑ですね」
瀧澤「(箱を見ながら)緑はなーんだ?」
大山「はい?」
瀧澤「緑はなーんだ?」
大山「…なんだろ、メロンとかですか?」
瀧澤「ブー!正解はキウイでした」
大山「あぁ…」
瀧澤「酸っぱいって言ってるんだからさー、メロンはないでしょ」
大山「あぁ……あの、さっきの話は……」
瀧澤「ん?なんですか?」
大山「いや、ポイフルの前の」
瀧澤「はい?」
大山「いや、たまたまこうやって同じ日にね、奥さんが出産日を迎えたっていうのはすごい偶然ですね
ー、みたいのはない感じですか?」
瀧澤「あー。そっかそっか。いや、小腹減っちゃってついポイフルのこと思い出しちゃって」
大山「あ、まぁ全然いいんですけどね。つーかポイフルじゃ小腹も満たせないですけどね」
瀧澤「でも、そうですよね、全然知らない二つの夫婦が、同じ日、同じ時間にね」
大山「えぇ」
瀧澤「セックスをしてたと」
大山「いやそっちは同じ日じゃないでしょ?」
瀧澤「あれ、じゃあお宅はいつ?」
大山「あれは確か、ちょうど出張から帰って来た……言いませんよ!何言わそうとしてるんですか」
瀧澤「冗談ですよ……そういえばまだお名前聞いてなかった」
大山「……鈴木です。あなたは?」
瀧澤「西川です」
大山「西川さんは何人目ですか?」
瀧澤「えっと……それは妻ですか?子供ですか?」
大山「あ、子供です」
瀧澤「両方言いましょうか?」
大山「いや子供だけでいいです」
瀧澤「子供は、初めてです」
大山「あーどっちにしてもほぼばれちゃいましたね。初めてですか。じゃあうちと同じだ」
瀧澤「連れ子はいますけどね、高校生の」
大山「……」
瀧澤「まー懐かない。思春期ってめんどくさいっすよね」
大山「なんかすいません」
瀧澤「いや、でも自前は初めてですから」
大山「自前って言い方やめてください」
瀧澤「手作りは初めてだから」
大山「変わってないです。実はうちも初めてなんですよ。ほんとドキドキしちゃって。あの、もうお名前
とか決まってるんですか?」
瀧澤「あー名前ね……」
大山「決まってるんですか?」
瀧澤「そうか名前つけなきゃだよね、生まれたら」
大山「……はい?」
瀧澤「すっかり忘れてたわ」
大山「なんで忘れるんですか!一番重要なとこじゃないですか!」
瀧澤「いやなんせ初めてだからねー」
大山「そういう問題じゃないでしょ」
瀧澤「うち、賃貸だしね」
大山「賃貸でも持ち家でもいいですけど、絶対に関係ないです」
瀧澤「お宅はもう決めてんの?」
大山「……うちはね、男だったら拓也、女だったら美子にするんですよ」
瀧澤「んー名前ねー」
大山「スルーしないでくださいよ。確かに普通の名前ですけど」
瀧澤「浮かばないね。あれさ、名前思いつかない場合は最悪名字だけでいいのかね?」
大山「そんな場合ないですよ。何かあるでしょ?ほら、こんな子に育ってほしいみたいな」
瀧澤「そうねーまぁとにかく健やかに育ってほしいみたいのはあるかな」
大山「あるじゃないですか。そういう願いを込めた名前にするんですよ」
瀧澤「なるほどね。よしじゃあ『西川すこやこ』と」
大山「ひねって!もうちょいひねりましょ?だいたい男だったらどうするんですか」
瀧澤「西川スコヤコフ」
大山「ロシアの人?奥さんロシアの人なんですか?」
瀧澤「いいえ!」
大山「なんでちょっとムッとしてんすか。他にないんですか?」
瀧澤「んー自然を愛する子どもみたいな?」
大山「いいじゃないですか」
瀧澤「西川シゼンスキー」
大山「結局ロシアの人?」
瀧澤「いいえ!」
大山「それは何ギレなんすか?だいたい女だったら…」
瀧澤「西川オトコスキー」
大山「いじめられるよっ!小4くらいからいじめられるよ!」
瀧澤「鈴木君、ひとんちの子供の名前でえらいキレるね」
大山「かわいそうじゃないですか、そんな名前の子供。じゃあ願いパターンはもうあきらめましょう。
あ、西川さんの好きな言葉とかから取ったらどうですか?」
瀧澤「うーん……西川ポイフル?」
大山「好きな言葉じゃないでしょ?好きなお菓子でしょ、それ」
瀧澤「じゃあ、ポイフル西川」
大山「チョコボール向井みたいになっちゃうからだめです!」
瀧澤「別にうちの子はチョコボール向井みたいにはならねーよ」
大山「そういうことじゃなくて連想しちゃうからだめです!お菓子プラス名字はだめです」
瀧澤「だけどポイフルしか浮かばないからね、好きなお菓子って言ったら」
大山「なにお菓子ありきで考えてんすか!」
瀧澤「やっぱあれだな、よく考えたら呼びやすい名前がいいよな」
大山「呼びやすい名前?」
瀧澤「だって絶対、すげー、毎日呼ぶじゃん?」
大山「そりゃ呼びますよ。なんで嫌そうなんですか」
瀧澤「わかった、じゃあいっそ伸ばし棒にしちゃう?」
大山「なんすか伸ばし棒って」
瀧澤「伸ばし棒は伸ばし棒だよ、バカかよ」
大山「いや伸ばし棒が名前ってどういうことですか」
瀧澤「だから『にしかわー』」
大山「だめに決まってんでしょ!字ですらないじゃないですか記号ですよ!」
瀧澤「でもお前楽だぞー呼ぶの。ほら、呼んでみ。にしかわー」
大山「にしかわー、ほんとだ……じゃなくて!」
瀧澤「出席取るときだって楽だぜ?『たなかー。たむらー。にしかわー』」
大山「それは皆一緒じゃないすか!『すずきー』て言いますよ僕の時だって」
瀧澤「それは言わないよー」
大山「言うよ!何基準で決めてるんすか」
瀧澤「千葉じゃ言わない。すずきーは言わない」
大山「千葉も神奈川も変わりませんよ。全国的に言いますよ」
瀧澤「んー…そう言えばさ、鈴木君は夢とかあるの?」
大山「夢ですか?」
瀧澤「うん、だからさっき言ってたみたいに、こういう子に育ってほしいみたいな」
大山「あぁ…そうですね僕も健康に育ってくれるのが一番なんですけど…本当はね、息子だったら自分の
後を継がせたいなと思ってるんですよ」
瀧澤「ん?継がせる、って何を?」
大山「実は私、弁護士やってるんです。それでですね、ゆくゆくは息子が僕の事務所を継いでくれたらな
んて。まぁ気が早すぎですけどね。それに他にやりたいことがあればなるべくそれもやらせてあげ
たいし…」
瀧澤「…鈴木君、弁護士なんだー。あれか、下町で」
大山「?いや、事務所は青山ですけど」
瀧澤「なんかお金にならない依頼ばっかり受けちゃって」
大山「いや主に一流企業とか政治家から…」
瀧澤「きったない事務所で。すっごい六法とか埃かぶっちゃってて」
大山「汚くないですけど」
瀧澤「受付嬢のマスミちゃんはすごいブサイクなんだよね」
大山「誰ですかマスミちゃんて」
瀧澤「(しゃくれながら)先生!先生!」
大山「マスミちゃんなんでシャクレてるんですか」
瀧澤「先生!」
大山「何回呼ぶんすか!なんですかさっきから!どういう偏ったイメージ持ってるんですか!あと誰なん
ですかマスミちゃんて。そういえば西川さんはどんなお仕事されてるんですか?」
瀧澤「俺?……無しょ…」
大山「はい?」
瀧澤「無しょ……」
大山「はい?」
瀧澤「…パ・リーグの四番.」
大山「嘘じゃん!」
瀧澤「あーバレたかー」
大山「当たり前でしょ!なんでそんな嘘つくんですか!つーかパリーグの四番てなに?オールスターしか
出ないの?」
瀧澤「6球団もあるからバレないかと思って」
大山「6人しかいないんですよ!どれだけ野球に疎くてもバレますよ!しかも西川さんあんまり野球しら
ないでしょ。で、ほんとは何なんですか?『むしょ』まで聞こえてますけど」
瀧澤「そこまで聞こえたらわかるだろーよ。無職だよ無職」
大山「……」
瀧澤「いいなー鈴木君、弁護士かー。子供に誇れる仕事だもんな。俺なんか、あと継がせられないから
ね」
大山「以前はどんなお仕事を?」
瀧澤「以前ていうと何年くらい前?」
大山「いや、わからないですけど、無職になる前は何のお仕事されてたんですか?」
瀧澤「あ、そういうこと。あれは…ちょうど妻と出会った頃かな。あの頃は…無職だったわ」
大山「変わってないじゃないですか!もっと遡って、無職の前は?」
瀧澤「妻と出会う前ってなると…大学卒業して…あぁ、バブル全盛の頃ね。思えばあの時代は社会全体が
妙に浮かれてた、変な時代だったよね」
大山「まぁそうでしたね」
瀧澤「懐かしいな。俺はその頃ちょうど…無職」
大山「ずっと無職!無職ずっと!大学でてから社会出てないじゃん!なんか時代とか語ってたけど無職に
はバブル関係ないでしょ!」
瀧澤「そう、俺、ずっと無職」
大山「爽やかに言われても!何してんすか仕事もしないで」
瀧澤「いや、俺実はプロ野球選手目指しててさ」
大山「本気で目指してたんですか!甲子園とか出場したことあったり?」
瀧澤「行きたかったけどね。結局は帰宅部止まり」
大山「野球部にすら入ってないじゃないですか!」
瀧澤「坊主頭嫌でさー」
大山「そんな理由で諦める人は、プロ目指しちゃまずいでしょ。ていうか西川さん今いくつですか?」
瀧澤「36」
大山「もう諦めましょ!既にベテランじゃないですか。ルーキーイヤーから職人肌じゃないですか」
瀧澤「諦めるって、この夢諦めたら俺、ただの無職みたいになっちゃうじゃん」
大山「世間的には既にただの無職なんですって」
瀧澤「うるせーな!人の夢とやかくいうんじゃねーよ。なんで他人に勝手に限界決められなきゃいけねー
んだよ?大人がそんなだから、夢を持てない子ども、ひいては夢を持てない社会になっちゃったん
じゃないのかよ!」
大山「……そうかもしれませんね……たしかに、僕が口を挟むことじゃないかもしれませんね、なんかす
いません」
瀧澤「謝ることはねーけどさ。ところで鈴木君の奥さん、きれいなの?」
大山「えぇ、まぁ。一応、結婚する前までモデルだったんで」
瀧澤「へぇ……」
瀧澤、分娩室の扉を勝手に開けようとする。
大山「ちょっと!なにしてんすか」
瀧澤「いや、一旦入ってみようかなって」
大山「一旦ってなんすか!あなたの分娩室は隣でしょ?」
瀧澤「馬鹿だなお前は。自分のカミさんの股間みてどーすんだよ!」
大山「俺のカミさんの股間見る気じゃねーか!」
瀧澤「どけってお前!」
大山「ざけんな変態!さっきのちょっといいセリフ台無しだな!」
瀧澤「…あ!水前寺清子!」
大山「うそ、チーター?」
瀧澤、分娩室に入る。
大山「いないじゃん…あ!待てこら!」
大山も入る。
赤ん坊の泣き声。
しばらくして二人出てくる。
瀧澤「お前の赤ん坊……びっちょびちょだな」
大山「お前んとこのもだよ!」
|
天体観測 (19/23) |
漫才/居酒屋 |
翔:12連勝ありがとうございます! ミヤ:大きな自信になります 翔:石川、内川、吉村、村田と打撃陣は言うことなし! ミヤ:寺原の先発再転向と石井のストッパー定着を提案します! |
石井は貴重な中継ぎ左腕なのでストッパー牛田を提案します!20勝に王手!天体観測! |
翔:はいどーも!天体観測です!
ミヤ:よろしくお願いします!
翔:おーいお茶って美味しいですよね
ミヤ:いきなり何ですか?まぁ確かに美味しいですけど
翔:でも想像してみてよ?もしおーいお茶が50本もあったとしたら……?
ミヤ:……どういうこと?
翔:多いおーいお茶……
ミヤ:くだらないよ!この大事な舞台で世界で最もくだらないことをぬかしやがったな!
翔:話は変わりますが、居酒屋の店員に凄く憧れるんですよね
ミヤ:急に真面目になったね!でも居酒屋の店員って難しいんだよ?
翔:大丈夫!ああいうのって笑顔で元気があればなんとかなるんだって!
ミヤ:その自信はどこから来るんだろう……?まぁ、いいや。あたしお客さんやるから
翔:いらっしゃいませー!お客様、何名様ですか?
ミヤ:あっ、1人です
翔:普通の席と個室がありますが、どちらが宜しいですか?
ミヤ:え〜とじゃあ、個室で
翔:かしこまりました!女子トイレ1名様ご案内いたします!
ミヤ:ご案内しないで!個室だけども!誰がそんなところで飲み食いするのよ!
翔:お気に召さないようでしたら男子トイレの個室に変更できますが……
ミヤ:さらに論外だよ!もう普通の席でいいですよ!
翔:かしこまりました!ごく平凡なつまらない普通の席にご新規1名様ご案内いたします!!
ミヤ:凄いムカツク言い方された!
翔:どうぞ、こちらの席にお座りください。お飲み物はどういたしますか?
ミヤ:え〜と……オススメなんかあります?
翔:そうですねぇ……現在当店ではビールの価格が50%オンとなっております
ミヤ:あっ、絶対にビールは頼まないようにします。意地でも頼まないです
翔:そうですか……残念です
ミヤ:じゃあカクテルにしようかなぁ?ベースは何があります?
翔:ファースト、セカンド、サード……
ミヤ:野球バカめが!そうじゃなくて味のベースですよ!
翔:そうですねぇ……ジン、テキーラ、ウォッカにラム、リキュールなど各種取り揃えておりますが
ミヤ:じゃあジントニック1つお願いします
翔:かしこまりました。それでは他にご注文がございましたらそちらのチタンでお呼び下さいませ
ミヤ:ボタンででしょ!
翔:失礼ですがお客様、当店のボタンはチタンで構成されていまして……
ミヤ:どうでもいいよ!そんなプチ情報はいらないよ!
翔:それでは失礼します
一人ぼっちのお客様から変哲もないオーダーいただきました!!
ミヤ:だから何でそういうムカツク言い方するのよ!店の決まりなの!?
翔:失礼いたします。お飲み物をお持ちいたしました
「タイタニック」でございます
ミヤ:船来ちゃったよ!飲み物でもなんでもないじゃん!文字もニックしか合ってないし!
翔:いえ、沈んだ際の非常に貴重なミネラルが豊富に含まれた水でございます
ミヤ:要はただの海水じゃない!そんなもん飲めないよ!
翔:ジンが入っていたとしても……?
ミヤ:誰が飲むか!あたしはあいにく魚類じゃないもんでね!
ちゃんとしたジントニックを持ってきなさいよ!
翔:お代わりと言う事で?
ミヤ:違うよ!こんなもん2度とあたしの目の前に出さないで!
翔:かしこまりました。お食事のほうはどうなさいますか?
ミヤ:じゃあ、お刺身3種盛りと焼き鳥盛り合わせとチーズグラタンお願いします
翔:焼き鳥の方はどうなさいますか?
ミヤ:タレか塩かってことですか?
翔:いえ、焼くか焼かないか……
ミヤ:焼くに決まってるでしょ!そんな2者択一いらないから!
翔:当店では焼き鳥の方も焼き方に種類がございまして
ミヤ:ステーキみたいですねぇ
翔:「真剣に焼く」「適当に焼く」「鼻をほじりながら焼く」の3種類でございます
ミヤ:だから選択の余地がないって!最後の選択肢なんて訴えるぞ!
翔:シェフのオススメは適当に焼くでございます
ミヤ:ただシェフが楽をしたいだけでしょ!真剣に焼いてよ!
翔:チーズグラタンも焼き方が3種類ございまして
ミヤ:嫌な予感しかしないよ!
翔:「ミディアム」「ポジティブ」「ネガティブ」の3種類でございます
ミヤ:案の定か!ポジティブに焼くっていうのを実演してよ!
翔:「よっしゃー!!今日はもうチーズ祭りだぁ!!店ごと火をつけてやるー!!」
ミヤ:ポジティブの意味を履き違えてるよ!
翔:ちなみにネガティブですと
「あ〜あ……また注文か……働くのめんどくさいし店ごと火をつけようかなぁ……」
ミヤ:どっちにしても放火されるのかい!
翔:ちなみに私のオススメはミディアムでございます。職を失いたくないので
ミヤ:少しはあなたにも理性があったか!店長に改善を要求してきなよ!
翔:それではご注文を蹴り返します
ミヤ:繰り返してよ!
翔:当店は2010年のワールドカップを全力で応援しております
ミヤ:知っちゃこっちゃないよ!ちゃんと料理を持ってきてよ!
翔:それでは少々お待ちくださいませ
スリーサイズは上から78・58・73の独身女から追加オーダーいただきました!!
ミヤ:絶対に訴えてやるからな!ってかなんでスリーサイズ知ってるのよ!
翔:普段から鶏のムネ肉なんかを取り扱っておりますので慣れでございますね
ミヤ:鶏と一緒にしないでよ!明日のスケジュール空けといてね!簡易裁判所行くからね!
翔:私の明日のスケジュールにご予定入りましたー!!
ミヤ:高らかに言うことじゃないよ!
翔:失礼いたします。お飲み物とお料理をお持ちいたしました
ミヤ:なぜか居酒屋なのに全力で疲労感が襲ってきてるんですけど!
翔:こちらで全て注文の品はお揃いでしょうか?
ミヤ:はい。あっ、割り箸もらえますか?
翔:大変申しわけございません。当店ではエコ促進運動の為、割り箸は置いてないんですよ
ミヤ:え?じゃあどうやってお刺身を食べるんですか?
翔:舌を思いっきり出してぺロッと……
ミヤ:カメレオンか!無理ですよ!
翔:プラトニックのお箸ならご用意出来ますが……
ミヤ:プラスチックでしょ!純粋なお箸も見てみたいけど!
翔:お持ちいたしますか?
ミヤ:じゃあ、くれぐれもプラスチックのお箸をお願いします!
翔:かしこまりました。
……えっ?わかった。うん。ちゃんと伝えとくから!うん……愛してるよ
ミヤ:なんで恋人同士なのさ!なんか気持ち悪いよ
翔:お客様、大変申し上げにくいのですが……当店が火事でございます
ミヤ:なにぃ〜!?そんな大変なことはさっさと言ってよ!!愛してるとか言ってる暇ないし!
翔:シェフがチーズグラタンを作ってる際に何故か店に火が燃え移りまして……
ミヤ:それはシェフが放火したに決まってるよ!
ってかポジティブかネガティブ注文した客を私の前に連れてきて!ボコボコにするから!
翔:逃げてください!非常口、こちらでございます!
ミヤ:なんで私、こんな店に入っちゃったんだろ!!
翔:はぁはぁ、なんとか無事に店の外に出られましたね
ミヤ:出られましたね、じゃないよ!なんで居酒屋の店員やりたいとか言ってこんなことになってるのさ!
翔:よし、そろそろこの漫才もおあいそしようか
ミヤ:いい加減にして!
2人:ありがとうございました
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ヘルシーライフ 249KB |
大黒:また来ます! 西岡:上に同じ! |
百鬼夜行 249KB |
すいませんでした・・・。 |
レベルパラレル 169KB |
悔しいの一言です。 また挑戦したいと思います。 |
1組目 ヘルシーライフ |
・えっと・・・失礼かもしれないですが、正直驚いたってのが第一印象です。 今までだとネタ中につっかかるところがあったんですが、今回はそんなの全然無かったです。 逆にテンポ良いなと感じるくらいでした。 爆笑はなかったもののクスクス笑える部分も結構ありましたし。 ただやっぱ爆笑は欲しいんですよね、どうしても。 抽象的な言い方で申し訳ないんですけど、斬新なボケ、読み手を圧倒するようなボケが欲しいです。 ただ、今まで自分が審査してきたヘルシーライフさんのネタの中ではこれが一番いいと思います。(7点) ・ミソ以外は全体的にどこかで見たことがあるボケばっかりだなと思いました。バファリンの半分は優しさから○○の数までベタ過ぎます。 前回書いたんですが、「僕の書いたネタは他の方のネタとここが違う!」って部分が無いと厳しいと思います。 個人的に星野って聞いたらピン芸人の星野卓也さんが真っ先に思い出しました。(0点) ・読んでてベタなボケしかなかったです。 もっと意外性のあるボケや展開がみたかったです。(3点) ・ところどころのボケで笑えるのですが、全体の構成として漫才になりきれていないなぁと。 メールのくだりは不要。煮込みはもう少し単語を短くしてテンポよくいくつか重ねたほうがいいかも。 他の部分でももっとボケを膨らませられたのではないかと思います。 どこが笑えてどこが笑えないのか、客観的に見られるようになるといい漫才になると思います。(4点) ・ミソミソしてるをラストに持ってきたのは得策だったと思います。これが一番笑えるボケでした。 しかしミソミソ以外のボケはそこまでずば抜けた意外性がなく、凡庸なボケで終わってしまいました。 また、本題の励ますくだりが短く感じました。実際に励ます練習をするまでに色々余計な事をやって間延びしたせいで 相対的に励ます練習のくだりが短くなったと思います。 導入部分をもう少しカットするなり、本編を伸ばすなりしてネタの厚みを増やすといいです。(4点) |
2組目 粗忽長屋 |
・長さの割に笑いどころが少なかったと思います。 かつ笑った回数も少なかったです。 もうちょっと話題を絞った方がいいかと思います。 それぞれが間延びしている感じがありました。 あと今回はそれほど気になりませんでしたが、二人の苗字について実際の苗字とネタ中の苗字が違ってましたよね? そのまま大山と瀧澤で統一した方が分かりやすくなるかと思います。(3点) ・・演者の名前とコントで名乗る時の名前を統一して下さい。 「大山」「瀧澤」と演者はなっているのに、コントで名乗る際に「鈴木」「西川」って言っているので読んでる途中で混乱しちゃいました。 別に「大山」「瀧澤」で良いんじゃないかと思います。むしろそうして下さい。読み手に対して不親切です。 全体的に結構ボリュームはあるのに前半はボケがベタ過ぎます。その反面ポイフルが何だか分からない人がいるんじゃないかと。 後半の野球チームの下りから少し盛り返していたんですが、そこまで来るのにダラダラし過ぎてると思います。(1点) ・コントというより小説って感じでした。 もっとボケらしいボケやツッコミらしいツッコミがなければコントではないと思います。(2点) ・おそらくこういう系統が嫌いな人はいるでしょうと、そこを踏まえても高得点です。下ネタが出たからアウト、というほど頭固くないので。 いや、アウトと判断したひとが固いとかそういうことじゃないんですが。 最初のポイフルの下りがわかりづらいのでマイナスしていますが、そのあとのテンポと流れが綺麗にできているなぁと。 会話がきちんと会話として成立していて、それでいて笑いを挟めるのがうまい。 ただいかんせんテキストベースなので笑い少なめの部分でも「読ませる面白さ」が欲しかったです。 コントとしてのクオリティは秀逸。(7点) ・よくありそうな会話なのに普通の会話で終わっていないのが素晴らしいです。 名前のくだりから安定したハイクオリティのボケが繰り出されてました。 出来ればポイフル以外にももっとテンドンや伏線を活用してネタをまとめて欲しいです。 あとオチは急ぎ過ぎたように思えます。もっとこれまでのやりとりをふまえたオチに変えた方がいいです。(7点) |
3組目 KOYOMI |
・RPGっぽい道案内に入る以前はもう文句無しです。 RPGに入ってからは大体こういう流れんだろうなあ、って見当がついちゃったんですね。 その分ボケの方で笑うってことが極端に少なくなってしまいました。 もちろんツッコミの台詞は笑えるものが多かったですが・・・。 ツッコミの言葉選び・ボケへの対応は全部通して秀逸だったと思います。 200X年か・・・これって20XX年との間違いなのか、それとも作者の社会への皮肉なのか・・・。 深いです。(8点) ・ツカミのケータイでいきなり掴まれました。前半は笑いっぱなしでした。 ただ道案内の下りがゲームボケにこだわり過ぎた感じがして笑う回数が少なくなったように思えました。前半で使ったボケを使っても良かったんじゃないかと。(7点) ・コントに入るまでの所は意外性のあるボケが多くとても面白かったです。 コントもうまい具合にゲームボケを入れてて面白かったんですが、ゲーム以外のボケも欲しかったです。(9点) ・いや、素晴らしい。文句付け所なしなんですが、もう少し笑わせていただきたかったのであえて満点は付けず。 コントからオチへの下りで少しテンポが落ちたのが気になりますが、そこ以外は 流れが非常にきれい。この流れを持続できるのはなかなか難しいことだと思います。 言葉の選び方もよいですねぇ。親切仮面って。(9点) ・ここまで言葉巧みなツッコミはしばらく見てないし見ないと思います。 国土交通省、人だったモノ、ハイヒール。この辺は印象にも残りました。 ツッコミは否の打ちようがないのですが、ボケはもっとはっちゃけた案内をしてもいいんじゃないのでしょうか。 RPG風というコンセプトがわかった以上、展開の先読みができてしまうのでそれをカバーするためにも。(8点) |
4組目 天体観測 |
・ミヤのツッコむペースがすごいですね。安定して笑えました。 ボケを十分に生かしきっていると思います。 もうここまでくると、ここはこうした方がいいんじゃないか、とかそういうアイデアもでないです。 で、何で満点でないか、単純にあと1,2か所爆笑させてほしかった、っていうとこですね。 なんか今回抽象的なジャジペ多いなあ・・・。ごめんなさい。 チーズグラタンのくだり、お見事でした。(9点) ・ツカミの多いお茶はともかく。ネタ全体でかなり爆笑しました。特に簡易裁判所 ・焼き加減の下りは秀逸です。 ただ火事になった部分があっさりしてる感じがしました。(9点) ・漫才らしい漫才だと思いました。 ただ、ボケが言い間違いや50%オンなどベタな物が多かった気がします。(6点) ・なんかもったいない。非常にもったいない。 50%オンや「ミディアム」「ポジティブ」「ネガティブ」のあたり、あるいは シェフの放火など非常によいネタがあるのに、そこ以外で一気に急降下。つかみのギャグは全くもって不要でした。 全体のバランスや「どこで笑えるか」を考えると、良いネタになるかと思います。(4点) ・店側にやる気がないってタイプのボケはよくあるんですが、このネタは出し方が上手いです。 選択制にしても1つはぶっ飛んだボケがありますし。 ツッコミも言動の荒さがエスカレートしていってボケ以上に笑える時もありました。 しかし構成面は平均以下です。ツカミのお茶も後々に出てくるわけでもないし、 居酒屋コントのくだりも特に変わった展開は無し。 終盤の火事もそこからまた一展開する間もなくオチへと向かってしまい、 その場その場の気分だけで展開してるように思えました。(8点) |
5組目 百鬼夜行 |
・利根川ベチャ美とかって。出だしでいきなり吹きました。 キャラ作りが上手いなぁ。 レイナ「うるさい、ヒカリ!物理的に、まじうるさい! (彼女はミサト。あたしの友達。ちょっと頭おかしいけど、基本的にいいやつ。 彼女が言うには、彼女の両親はオオカミらしい。まぁ、ぶっちゃけ、あんまり関わりたくはない。)」 ここ2行目はミサトでなくヒカリですよね? もっとも読むときはそんなに登場人物の名前を気にしていなかったんですけどね。 それぞれのキャラが分かりやすく、誰の台詞なのかを判断する必要が無かったです。 ここまで堂々と「w」を使って、かつ減点要素ではない、と感じさせられたのは初めてです。 ストーリー性、笑った回数ともに良かったと思います。 にしてもこのマンガ、かなり吹き出しにスペースを取られると思います。(10点) ・・第1話 母親のキャラクターが無茶苦茶過ぎるところやレイナの心の声が生々しいのが良かったです。しかしネタ全体を通じて笑えたのはここだけでした。 ぶつかってユウタが死んじゃうのはいくらネタでも短絡的過ぎます。 あと、ユウタにも心の声でキャラ付けしているのに、ネタ自体にこれといった特徴が無いのも良くないです。 ・第2話 主人公の名前がレイナなのに教室のドアを開けるのがレイコだったり、ヒカリの紹介なのにミサキになっていたり名前のミスが痛いです。 キャラクターの特徴も中途半端だったり展開が唐突だったりで笑いどころが全く無いです。 ・第3話 ネタ的に見てここにも笑いどころが無いのは致命的です。それ以上に普通のストーリーとして見て後味が悪過ぎます。 いつもの百鬼夜行さんの良さであるキャラクターが良い意味で完全にバカだったり、 ギャグ漫画のようなナンセンスだったりドカンとくるボケの連発が無いのが残念です。(1点) ・これってネタなのかな?って思いました。 タネとはか面白かったんですが、レイナとなるべきところがレイコになっていたりして、粗さを感じました。 オチは恐さしか感じませんでした。(2点) ・方向性は見えますし、何で笑わせようとしているかもわかります。 ひまわりの種の意外性でポイントを付けますが、そこ以外に見るべきところがありません。 ストーリーの構成方法はしっかりしているので、あとはそれを笑い・面白さというものにつなげてほしいです。 ただ意外なだけではシュールはおろか、ただ突拍子がない子供のおしゃべりになってしまいますので。(1点) ・「人間ディープインパクト」「あの人、めっちゃ走ってる。必死・・・」や、 2つの「こんな出会いじゃなかったら、きっと幸せになれた」という台詞など対比を上手く利用している、という印象を受けました。 第1話のハチャメチャな調子は好きなんですが、第2話は完全にキャラ任せな上、名前の誤りが多いです。 第3話はホントに何の笑いどころも無く、ストーリーも生霊が自分を殺した人に復讐するという特に変わったものでもありません。 こういう落とし方なら、いっそ編集者と漫画家の会話という夢オチの方がまだよかったかもしれません。(4点) |
6組目 レベルパラレル |
・しょうもなっ! いや、初めてネタを見させていただく人に対して申し訳ないですけど、やっぱりしょうもなっ! なんだろう、このネタにツッコんだら負けなのかなあ・・・。 いくらでもツッコめるような気がするんですけど。 笑った回数は6組の中で一番多かったですけど、あまりにアレな部分もあるので1点引きます。(9点) ・・文章で伝わらないボケは避けて下さい。 文章で鼻が詰まっているって書かれても読み手には伝わってこないです。むしろ読みづらい印象しか与えません。 ・ワンパターンかつ短いです。 レストランのメニューってもっと沢山あるはずなんですよね。 こういう説明ネタならもっと長く、もっとパターンを様々用意しないとキツイです。 個人的に気になったのは、お客のコメントはメニューに書いてあるんでしょうか? だったらメニューは食品の紹介だけにして、最後にお客様の声として用意した方がいいんじゃないかと思います。 あと値段が割高過ぎるんじゃないかと。 ボケ全体としてアイス以外は食べられない・苦情に対して店長のウザいコメントしかなかった感じで、 他の説明ネタと比べると短く、安直な感じしかしませんでした。(0点) ・なんか、適当に作ったネタっていう印象を受けました。最後の歌とかメニューにまったく関係ないので。 メニューにお客さんのコメントが載っているのもおかしいと思いました。(0点) ・何がしたかったのでしょうか。 申し訳ないですが、真剣に作ったのだとしたら方向性を大きく見誤っているようですので、 しばらく他の良い作品を見て回るのが先だと思います。シュールと子供の戯言は別です。 ただ「面白いんじゃねぇか」と思って送ったのだとしたら、 あなたの知識レベルは残念ながら小学生を下回っているとしか言いようがないので いろいろと勉強しなおしたほうがいいと思います。(0点) ・鼻づまりや蚊など文面じゃ伝わりにくいボケは下手に使うもんじゃないです。 最初、生協の白石さん的なネタなのかなと思いましたが、店長の言葉が乱暴だったのは逆効果でした。 こういう場合、客か店長のどちらかは紳士的になるともう片方の乱暴なコメントが生きてくるんじゃないでしょうか。 子供の素直でオーバーリアクションなコメントはクスっときたんですが、 ボリュームも少なく、全体的に無駄なものが多かったのでこの点数で。(0点) |
グループ名 | KB | OA率 | BL |
KOYOMI | 461 | 10/10 | A |
天体観測 | 417 | 19/23 | S |
粗忽長屋 | 269 | 1/1 | F |
ヘルシーライフ | 249 | 2/10 | F |
百鬼夜行 | 249 | 14/17 | A |
レベルパラレル | 169 | 0/1 | G |
KOYOMIが10連勝。天体観測も連勝継続。 粗忽長屋は大金星と言えるだろう。 一方、百鬼夜行はまたも連勝が7でストップ。 ヘルシーライフも連勝ストップ。 |