第233回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

ワイトラック  (3位)
無傷の4連勝!


楓 米吉  (2位)
こちらは5連勝!


青西瓜  (1位)
前人未踏の19連勝!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

青西瓜   (19/19)
説明/ヒトデの頼み
どうもありがとうございます。
今回もセミファイナル目指して頑張ります。
タカトシ、流れ星をも上回る19連勝に、企画最多タイの4回目のオーバー500のオマケつき!青西瓜!

どうも、沖縄へ旅行に行ったら死にかけのヒトデから「最期に極上の美人とキスさせてくれ」と頼まれ、

そのヒトデが貴方の家に居つくなんて男性なら一度は経験したことありますよね。

その時、ヒトデにどんな言葉を掛け、どんな行動をしてあげればいいか、

もう常識になっている感がありますが、あえて教えてあげましょう。


□沖縄で旅行中□

1.ヒトデを体の一部に貼りつけさせてあげる
 >
 一番人気はやはりホッペですね。

 貴方は浮気がバレて、彼女にビンタされ、その手形通り腫れたようにヒトデで見せかけましょう。

 道行く人からは「そんなに愛されていたのに何でだよ!」と胸ぐらを掴まれまくりますが、

 そこで意味深にうつむくと、「おっ、おまえ……まさか……」と本当の理由は貴方の浮気じゃないことを悟り、

 「そっか、そうだったのか、彼女を傷つけないために……でも何でちゃんと本当のこと言わないんだよ!」

 と熱くツバを飛ばしてくるので、そのツバで増えるワカメを瞬間的にふやかし、洗って食べましょう。

 二番人気はファイブランクダウンのおでこです。

 道行く人からは「魔王降臨じゃ……」と恐れられ、

 道行く勇者からは「まだ早い……決して逃げじゃないんだ……分かる、分かるだろう……」と見逃され、

 道行く遊び人は「あっ、魔王いるじゃん! 勇者! 勇者ーっ!!」と勇者に話しかけ、勇者は

 「違う!! その人はあの、えっと、多分、脱サラ、そう! 脱サラ芸人だよ!」と言いながら走り去ります。

 その時舞った砂ぼこりの中にペンキ塗りたてのイスを放り込むと、イスにはアーティスティックに砂がつきます。

 こういう偶然のアートに運命を感じる人も少なくないですが、感じない人は感じないです。


2.ゴーヤを買う
 >
 ヒトデの大好物です。

 「嫌だよ、ゴーヤ嫌いなんだよ、ゴーヤチャンプルに入っている卵が好き」

 と電波系の芸人のように意味の無い言葉を羅列するほど大好きです。

 後、たまに「甘いものが欲しい、甘めのコーヒーゼリーにミルクいっぱいかけたい」とも言います。

 意味が分からないですよね。



□帰宅□

1.ヒトデをはがす
 >
 沖縄以外でヒトデを体につけていると、変人扱いをされてしまいます。

 「ヘンジニア!」と呼ばれ、その筋に深く関わっている人と思われてしまいます。


2.ヒトデに好きな女性のタイプを聞く
 >
 だいたい「大和撫子」と答えます。

 稀に「山の崖行こ」と答え、自殺寸前の女性を止めて、ドラマティックなキスを望むヒトデもいますが、

 所詮ヒトデなのでもう本当に面倒ならば焼いて食べてしまっても良いです。

 ただし煮付けはダメです。煮付けは本格的な料理なので調理師の免許がいります。ある場合は作れば良いです。



□出会いを求めて□

1.秋田へ行く
 >
 大和撫子と言えば秋田県です。もう野生の大和撫子は秋田県にしか生息していません。



□野生の大和撫子を捕まえる□

1.野原にきりたんぽを2本くらい刺す
 >
 ここで重要なことは多ければ多いほどいいというわけではありません。

 大和撫子は奥ゆかしいです。なのであまり本数が多いと「自分のためじゃない」と思い、寄ってきません。

 野生のコギャルが集団でやって来て、全て食べ終えてから「マジまじぃし」とか言って帰ります。

 そうすると暴行の罪が確定してしまいますので、きりたんぽは多くて3本にしましょう。


2.やって来た野生の大和撫子にマヨネーズをかける
 >
 マヨネーズのような最新鋭のモノを掛けられると野生の大和撫子は弱まり、

 ヒトデは「この弱まった女性というモノは本当にたまらん」とヘンジニアのようなことを言います。


3.ヒトデを野生の大和撫子に投げつける
 >
 「ビターン!」と、いやむしろ「微turn!」と、ぶつかった瞬間少し跳ね返るくらいに投げましょう。

 さらに弱まった野生の大和撫子は意識がもうろうとします。

 ヒトデは「こんな弱まったら無理やりみたいで不本意なんだけど」と言いながら満面の笑みでキスをします。

 これで貴方の役目は終了です。ヒトデを置き去りにして帰宅しましょう。

 ちなみに、そのヒトデに待っているその後の運命は死です。それが野生の恐ろしさです。



□帰宅□

1.ヒトデのいなくなった部屋を妙に広く感じる
 >
 ”トレンディドラマの最終話、2つ前”と思うとより、自分がカッコ良く感じられます。

 勝手に家へ入って来た人からは「おまえ、本当にこれで良かったのかよ!!」と胸ぐらを掴まれまくりますが、

 「良いんだよ、アイツは、アイツはこれで幸せになるんだ」と言うと勝手に家へ入って来た人から殴られ、

 「おまえ!! せっかく俺が譲ってやったのによ!!」と言ってきますので、

 この時のために買っておいた饅頭を譲ってあげると、その勝手に家へ入って来た人は泣きながら出て行きます。


2.この街を去る
 >
 勝手に家へ入って来た人達にも告げず、静かにこの街を去りましょう。

 これで、これで、これで本当に、これで本当に良かったんです、か、ね……。
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ワイトラック   (4/4)
漫才/医療関係
影:こんにちわ、勝者です。
光:何かムカつく。
割と最近男女コンビということに気づきました。ブランクを感じさせぬ勝利!ワイトラック!

光:どうも、ワイトラックです。
影:よろしくお願いします。医者って儲かるらしいですね。
光:まぁ儲かるだろうけどそんなダイレクトに言う事無いと思うよ。
影:失礼しました。訂正致します。
  医者という仕事は命を救うという慈善行為を以って合法的に高額金銭授与の体を取れる素晴らしい職業ですね。
光:かといって回りくどくなじるなよ!そりゃ妬む気持ちも分からなくは無いけどさぁ。
影:いやいや、妬んでなどいませんよ。むしろ、医者にだけはなりたくないと思ってますから。
光:あぁ、そうなの。医者になれるってんならなると思うけどなぁ、私なら。
影:だって色々と怖いじゃないですか、手術ですとか。
光:なるほど、確かにそれは分かる。嫌が応にも血を見なきゃいけないとか。
影:そんな事は別に構いませんよ。というか、血が見れるというんならなってみても良いかも。
光:その理由で志すのはマズイよ!
影:僕が嫌なのは手術の時の服装ですよ。何ですかアレ、センスのない。
光:人の命が関わってるのにそんな事気にしてられないでしょ!
影:上から下まで青一色ですよ?何か教団みたいで怖いです。
光:どんな目で医者を見てるんだよ!あの服装で命救ってるんだ!
影:後は集中治療室ってのが言いにくいです。
光:言いにくいから何だっていうんだよ!
影:急患が運ばれて来た時に「至急集中治チョウッグ!」とかなるでしょう。
光:そこまで噛むほど難しい単語じゃないだろ集中治療室って!
影:舌噛んじゃったら影響大きいですよ。メスのこと「メヒュ」って言っちゃったり。
光:大体ニュアンスで伝われば渡してくれるよそんなの!
影:汗を「あひぇ」って言ったりね。絶対拭いてくれませんよ、流しっぱなしですよ。
光:大して問題にならないよ汗くらい!
影:というかまず「オペを始めます」が言えませんよね。どうなるんでしょう、「オヒェをはひへまふ」でしょうか。
光:さっきから何で舌噛んだ時の描写が無駄にリアルなんだよ!
影:そしたらもう助手も大変ですよね。「えっ、もう一回お願いします」ってなりますよコレ。
光:もう大体分かるでしょそれくらい!目の前に患者いるんだから!
影:そんなやりとり続けてたらそりゃあ間に合いませんよね。んで、目の前で患者が死者に変わるんですよ。
光:そこまで馬鹿な人達は居ないよ!仮にも医者なんだからさ!
影:こりゃもう完全な医療ミスでしょうね。助かる患者を見殺しにしたんだから。
光:確かにそうだけど、幾らなんでもそのケースは稀有でしょう!
影:でも何だかんだ言って医療ミスは無くならないじゃないですか。
光:いや、うん、そうだけどさ。人間なんだから絶対ミスしないってのは無いと思うよ、やっぱり。
影:だからといって命に関わる仕事をしている以上、ミスは無くして貰わないと不安でしょう。
光:そりゃそうだけど、ミスしない人間なんて実際居ないワケなんだし。
影:じゃあいっその事機械にすれば良いんですよ。最近そういうの増えてきてるんでしょう?
光:まぁ確かに医療ロボットとか出てきているけど、全部が全部それってワケには。
影:そういう事なら半分で良いんじゃないですかね。人間半分機械半分で。
光:将来的にはそういうのが現実化していくのかもね。
影:身体の50%は人間で、残りの50%は機械の医療サイボーグ。
光:半分ってそういう意味かよ!流石に人体改造は現実的じゃ無いなぁ!
影:基本的に腕二本は機械化ですね、精密な手術が要求されますから。
光:何か怖いなぁソレ。
影:後は口も機械化ですね。絶対噛まないようにしなくてはなりません。
光:だからそれは然程重要じゃないよ!やるんなら他に色々あるでしょ!
影:正確さ命ですから。「メス」「アセ」「シキュウシュウチュウチリョウシツヘ」完璧ですね。
光:そんなモン生身の状態で練習しなよ!
影:それと目ですね。医者の目ってどうも鋭くって嫌なんですよ。
光:個人差あるよそんなの!全員そういう目の持ち主ってワケじゃないんだし!
影:眼球にはビー玉を使用しましょう、キラキラ光って綺麗ですから。
光:ビー玉なんかはめ込んだら何も見えなくなっちゃうじゃん!
影:だったらこう、鼻の穴から目を出すようにして。
光:余計怖くなっちゃってるよ!
影:後は耳からジュースが出るようにすれば完璧ですね。
光:最後のは完全な悪ふざけだろ!顔の中で唯一無事だったパーツも駄目になっちゃったよ!
影:あぁ、じゃあ血液が出るようにして、迅速な輸血が出来るようにしましょう。
光:迅速かどうかはともかく不気味極まりないってば!
影:たまにトマトジュースが出るようにしたりしてね。
光:だから悪ふざけはやめなって!何が面白いんだそれの!
影:オペ中に喉が渇く事くらいあるでしょうに。
光:我慢だよ我慢!事前に水分補給してろ!
影:あ、じゃあ身体から出る汗をジュースにしましょうか。
光:何でそこまでジュース案を推す!
影:「汗」って言ったらスポンジに含んで、「喉」と言ったら口に流してくれるんですよ。
光:そこまでして渇きを潤わさなくとも!
影:たまに助手も医者の汗を舐め取ったりして。
光:気持ち悪いよ!そんな事するんなら、もう喉そのものを機械化すりゃ良いじゃん!
影:それは非人道的すぎるでしょう。
光:汗をジュースにしている事についてはどうなんでしょうか!
影:これで大体30%でしょうかね。後はまぁ、適当に機械化しましょうか。
光:マズ過ぎるだろそれは!人の身体を何だと思ってるんだ!
影:基本的に医者って見てても面白くないですからね。笑えるモノにしていきましょう。
光:医者が笑いを求める必要なんか無いって!
影:お腹には時計を埋め込みましょう。患者がいつでも時間を確認することが出来てとても便利ですね。
光:手術中に時間を気にする患者なんか居ないだろ!
影:「コレが本当の腹時計!」っていうギャグをしても良いですし。これは医者本人に任せますけど。
光:スベる事を見越して責任をなすり付けるなよ!
影:その時計が一定の時刻を指したら、胸からハトならぬハートが飛び出すようにして。
光:ハートって心臓か!くだらないくせに意外とグロいよ!
影:それから膝を喋るようにしてね。「やぁ、僕膝小僧だよ」とか。
光:何でどれもこれも昭和レベルの駄洒落なんだ!
影:じゃあ今風の機械化として、医者の周りに衛星を飛ばしましょう。
光:それをしたところで何の意味があるんだよ!
影:気象衛星からの電波を受信出来るようにして、患者がいつでも天気を確認することが出来るように。
光:だから手術中に天気を気にする患者も居ないから!
影:後は手の指に顔でも描きましょうか。
光:最早機械化関係無い!それただの落書き!
影:指人形劇でもしながらね。患者が気を取られている隙に手術を終わらす、と。
光:ちゃんと麻酔かけないと!そんな子供騙し通用しないって!
影:コレ気をつけなきゃいけないのが盲腸の患者ですよね、笑っちゃいけませんから。
光:もうそんな事気にしてる場合じゃないよ!
影:これで大体50%機械化出来たでしょうかね。うん、まぁこういうのを導入すべきですよ。
光:確実に駄目だよこんなの!途中から目的が分かんなくなっちゃってるし!
影:まぁね、所詮医者なんてこれくらいしなきゃ、ミスを防ぐことなんて出来ないんですよ。
光:しなくても良い配慮が多すぎだよ!逆に手術しにくいってこれじゃあ!
影:これが医者の有るべき姿だと僕は思いますよ。
光:酷い有様だよ!もう医者かどうかも不明じゃん!
影:えぇ、まぁこんなモンになるくらいだったら医者になんてなりたくないですよね。
光:もういい加減にして!
影:ありがとうございました。
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楓 米吉   (5/5)
一人コント/竜王漫談
勝てると思わなかったので驚きです。
ここまで5回のKB、全て1,3,4,7の組み合わせでできてます。5戦全勝!楓 米吉!

ワシは竜王・ブラックドラゴン・・・

今まで数々の「勇者」を名乗るパーティーがワシのところにやってきた・・・

だがどの勇者も手ごたえがない。

いや、なさすぎる。

こないだの勇者は「ワシは竜王・ブラックドラゴン」と名乗るくだりを喋っただけで、その息で死によった。

ワシもつい「おお ゆうしゃよ いきだけで やられてしまうとは なさけない」って言ってしまった・・・

どうせ今日あたりもパーティーがくるんじゃろうけど・・・

退屈じゃなぁ・・・

よし、ちょっとテンション高めに出迎えてみようかな!






(ギィィィィィ・・・・)

はーいどーーーもーーー!!

竜王ことブラックドラゴンでございますー!

ようこそ魔界の首都・ヒトコロースへ!

いやー、それにしても今日のパーティーもバラエティ豊かなパーティーですね。

右から順にべっぴんさん、べっぴんさん、勇者とばしてべっぴんさん。ってこのパーティー女ばっかやないか!

竜王ことブラックドラゴンなめとんのか!

お前いったい何しにきたんや!

そもそもお前伝説の剣もってへんやないか!

伝説の剣がないと竜王ことブラックドラゴン倒せへんって『はじまりのまち』で言われやんかったんか!

今すぐ『ふういんのどうくつ』行って抜いてこやんかい!

あ、でもアレか。

これだけパーティーに女がおったら、伝説の剣は抜かんでも、ちょいちょい夜のガス抜きはできますわな。ってやかましいわ!

このパーティーグラマラスばっかやないか!

イエローキャブか!

お前は野田社長か!

竜王ことブラックドラゴンなめとんのか!

あ、でもアレか。

これだけパーティーに女おるんやし、勇者がワシのことをなめとると言うよりは、勇者が股間の伝説の剣を、女に舐められとるか。ってやかましいわ!

このパーティーレベル12ばっかやないか!

レベルのマックス99やぞ!

るるぶに掲載されとるこのダンジョン攻略推奨レベル45やぞ!

竜王ことブラックドラゴンなめとんのか!

まぁレベル12でここにきたのも何かの縁、少しでも楽しい戦いになるように特訓したるわ。いっちょもんだるでな。

あ、でもアレか。

これだけパーティーに女おるんやし、勇者を除いて、みんな結構もまれとるか。ってやかましいわ!

勇者いらん経験地ばっか増えとるやないか!

よく見たら竜王ことブラックドラゴン封印するのに必要とされる『封印の壷』すら持ってないやないか!

竜王ことブラックドラゴンのこと封印する気あんのか!

すぐに封印の壷を取りに行けや!

あ、でもアレか。

封印の壷は取ってないけど、街で女と言う蜜壷はゲットしました。ってやかましいわ!

お前ら、竜王ことブラックドラゴンを倒して世界に平和を戻すつもりあらへんやろ。

もうえぇわっ!







<ジャッジペーパー>
全体的に完成度の低い漫談だったと思います。
間の取り方が単調で、ネタに抑揚がないです。
ちょくちょく出てくる「竜王ことブラックドラゴン」というフレーズも破壊力に欠け、まったく笑えません。
とにかく点数の低い漫談です。
まぁ何をどう変えたところで面白くなるとは思えませんが。
(レベル12 勇者)

下ネタばっかりで話になりません。
べっぴんさんと言ったところで女性が優しくなるなんて思わないで欲しいです。
お客さんのほとんどが女性だと言う事を意識してください。
とても聞けたものではありませんでした。
帰ってください。
(レベル12 魔法使い)

蜜壷とかなんだとか、女性を下に見るのも大概にしてください。
次は魔界の首都・ヒトコロースではなく、魔界の裁判所・ヒトサバークで会いましょう。
(レベル12 女戦士)

裸に大きな蝶ネクタイがまったくと言っていいほど似合っていません。
漫談をするのならピシっとスーツを着るのがせめてもの礼儀ではないでしょうか?
あと、これは減点対象にしてはいませんが、ダンジョン攻略推奨レベルが45なのは去年までの話で、今は10です。
(レベル12 遊び人)




・・・・よっしゃ、次は水芸で。
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【敗者コメント】
七草 277KB
草野:甘くないね。

鈴城:次で10回目か・・・
ミック桑原☆センセイション 213KB
もきゅーん
インタープラグ 205KB
綿谷 う〜ん・・・。
八神 何か言えよ。

【ジャッジペーパー】  上から、SPARKING、BOMB、みなづき、レンコン、銀沙灘(敬称略)
1組目 七草
・魔法使いなのに使える魔法がショボかったりブラックな感じが出ていたりしたのが良かったです。
 ただ、ボケのパターンが少しワンパターンだったように思えます。
 もうちょっと行数を長くしていろいろな展開があった方がこのネタには向いているんじゃないかと思います。(6点)

・笑いどころが少なかったです。
 なんだろう、笑いを詰め込むキッカケはできているのになぜかそれを利用せずに新たにまたキッカケを作っているというか。
 最初のマックのポテトに関しても、殺虫剤の噴射音をポテトが揚がる音にしたり、
 腹の虫の話題が出てきたところでポテトを使うなどいくらでも再利用できると思います。
 その後のスーツと黒ぶち眼鏡も同じです。
 なんだったら会社員みたいな魔法使い、っていう設定にすればより作りやすくなるような気がします。
 今ちょっと考えてみたんですが、「赤字魔法」などとすれば赤字→火の車→炎の魔法、みたいにつなげることもできますし、
 魔法を失敗したときに頭を下げる、などとくだりを入れて、妙に頭を下げ慣れている、などとすればそこからまた展開できますよね?
 まあ見切り発車な例でしたが、こんな感じで魔法使いのキャラを確立させてから展開した方がずっと作りやすくなるかと思います。
 あと、ツッコミでも余計な一言なんかで笑わせてほしいです。
 ストーリー性を重視して作っていらっしゃるようなのでボケを頻繁に入れにくいのならば、ツッコミで笑いどころを作るしかないです。
 厳しい一言をかけてやる、比喩を使うなどやろうと思えば見直すたびに追加できるかと思いました。(2点)

・模倣使いだとか結局ただの殺人魔法だとか面白かったんですけどね。

 ちょっとストーリーに展開がなかったかなぁと。
 ボケを単発で終わらせないようにするといいかもしれません。
 例えば、フォーマルな格好であるコトを生かして会社勤めの設定にしてみるとか。
 そうするといろいろなパターンのボケが出てきますし。ノルマがあるだとか上下関係についてとか。
 ボケの大半が「魔法の内容がショボい」だけだったので、そういった工夫をされてみてはいかかでしょうか?

 あと、忘却魔法での落とし方は好きですけど、もっとしっかり前フリが欲しかったかなぁと。(5点)

・終盤の方から模倣使いに頼めだとかオチだとかだいぶボケの質が上がってきましたが、どうも中盤までが弱いですかね。
 放火・殺虫魔法は発想としてベタな気がしますし、カスピ海と太平洋なんかは僕だけかもしれませんが、
 イメージとしてパっと浮かびにくかったです。どっちもわかるんですが、
 もっと湖以外にも即座に浮かびやすい例えがあるかなとも思いました。
 あと展開が全体的に唐突かなと思います。
 まず、魔法使いが来た理由なんかは説明しておいた方が自然ですし、ここでもうひと展開出来る気がしました。(4点)

・なんでも出来そうな設定なのにボケが偏ってる気がします。
 もっと色んな魔法を登場させてみるのも面白いと思いますよ。
 模倣使いとか比較、人間に効く殺虫魔法はボケが練られてるって感じなんですが、
 人を燃やす放火魔法、スプレー以下の殺虫魔法は先が読みやすいというか
 安易に発想できるものなのでボケとして未完成だと思います。
 あと、殺虫魔法のくだりが終わってからいきなりオチに向かったという印象があるので、
 この見てみたい魔法のくだりはもっと伸ばした方がいいです。(4点)
2組目 ミック桑原☆センセイション
・改心の当たり→会心の当たり

 ドカベンを良く知らないんでキャラクターの特徴が分からなかったのであまり楽しめませんでした。
 一応ドカベンの二次創作コントとして見たんですがあまり良い出来じゃないかなと。
 ちょっと普通の人物に置き換えたんですが、それでも笑いどころが殆どなかったように思えました。
 ストーリーとして見てもいつものミックさんらしさが全くなかったです。ごめんなさい。(0点)

・何も説明が無い状態で読むのは厳しいかと思います。
 登場人物の説明をナレーター的な感じで入れてみてはどうでしょうか?
 ミックさんならさらにナレーターでボケとか入れられそうですし。
 フレーズ的に面白いところはかなりあったんですが、全体的な流れを見ると唐突な部分が多かったように思います。
 そういう作風なのかもしれませんが、過去の作品に比べるとやはり唐突さが強かったように思います。(4点)

・ドカベン知らないんです。すみません。
 でもやっぱりそういう知らない方でも笑えるようなネタにするべきだと思うんですよ。

 しかも、ドカベンを知ってるとしても笑える内容なんですかね、コレって。
 ただキャラクターが出てきて、ただ単にしゃべってるだけで、面白いコト、いわゆるボケやツッコミをやっているように見えないんですよね。
 ストーリーとしても破綻している気がしますし。

 オチにかけての下ネタ及びオチ自体の下ネタもマイナスにしか作用してなかったような気がします。(0点)

・前半は歌のくだり等比較的楽しめる範囲ではあったんですが
 野球が始まってからはどうもネタとしては必要性が感じられないキャラがやたら出たり
 ボケの数も少なく、その肝心のボケも関係ない所で記憶を取り戻すなどベタな物や、
 同性愛の描写などリアルすぎて引いてしまう物など急激に失速したように思いました。
 前半も前半で笑えたのが(個人的には)歌のくだりだけだったので、笑いの作品として見ると少し厳しい気がします。(4点)

・序盤は唐突な歌に、終盤はもうアホ過ぎてやられました。てか岩鬼がツッコミて。
 しかし話にまとまりがなく、中盤のマイナーキャラの連発はついていけなくて唖然呆然です。
 勿論ついていけなくても笑えればいいのですが、仁又四郎に関しては完全に笑える要素がないですし。
 今までは構成が多少ぐちゃぐちゃでもボケとツッコミの威力でかき消されたんですが、
 今回はどちらも中の上程度だったので粗雑さが目立ちました。(6点)
3組目 ワイトラック
・手術で行うことを色々変えていった部分で爆笑しました。
 ブラックなボケが多々見受けられましたが、ハマる部分と「ちょっと不謹慎じゃないかなぁ…」と思える部分がありました。
 でも全体的に笑える方が多かったのでこの点数で。(7点)

・テンポは凄く良いと思うんですけれども・・・。
 笑った箇所自体はそう多くなかったです。
 ロボット化以降が特に笑った回数が減りました。
 なんか何でもアリっていう雰囲気ができているように思います。
 ボケが体のパーツを色々と改造することの羅列、って感じなんですよね。
 もちろんハートとか当たりもあったんですけど、それ以上に笑いにつながらなかったボケが多かったです。(5点)

・最初の設定から段々関係なくなっていって、最後まったく別モノになるっていうお手本のような構成だったので
 ネタに入っていきやすく、面白かったです。
 漫才してるなぁ。ってカンジで読ませていただきました。

 ただ、あまりにも型にはまりすぎていた印象を。
 セオリーどおりの進行・ボケから一歩飛び出た箇所が1,2箇所あれば文句なしでした。(7点)

・全体的には面白かったです。ボケも結構良いんですがツッコミのカバーの仕方が上手いですね。

 ただ「適当に機械化」から少し何でもありなボケが多い気がしました。
 時計・膝・衛星等は正直(患者をちょっと絡めてはいるものの)医者でなくても感が強すぎる気がするので、
 指人形の様にもう少し医者や手術等の要素を絡めて欲しいなと思いました。
 あと、序盤の「舌噛んだ時の描写が無駄にリアル」は少し伝わりづらい気がします。(7点)

・「後はまぁ、適当に機械化しましょうか。」この投げ出すタイミングが絶妙です。
 後半の機械化は文句なしですね。ところどころのくだらなさもいい味出してます。
 ですが序盤の用語を噛むくだりで必要以上に時間をかけ過ぎた気がします。
 言葉を噛むだけだからボケとしてもそこまで面白いものではない上に、
 その後の伏線にするにしても、もっとコンパクトにしたって事足ります。(8点)
4組目 楓 米吉
・前半の竜の漫談で笑えて、後半のジャッジペーパーには驚かされました。
 殆ど下ネタですが僕は気になりませんでした。むしろ後半の訴訟ボケに繋がっていて良かったです。
 ただ短すぎるのが不満です。もう少しボリュームを膨らませられんじゃないかと。(8点)

・勇者いらん経験地ばっか増えとるやないか!→経験値
 基本的には面白かったんですけど気になったところがちらほら。
 これジャジペって要りますかね?
 別にコント部分だけでも良かった気がしますが。
 結局4人が何を言うのかが読めてしまうんですよね。
 魔王が4人のうち一人だけ贔屓しておいて、ジャジペも一人だけベタ褒め、というように変化をつけてほしかったです。
 あと、魔王の台詞で下ネタ以外で爆笑できるところも欲しいです。(7点)

・ジャッジペーパーでひっくり返されましたね。感心しました。

 ネタ自体に指摘する点は特に見当たらないんですが、ジャッジペーパーの出し方があまりにも唐突だったのがひっかかりました。
 もうちょっと上手いコトジャッジペーパー出せる気がします。
 ソレと、欲をいうとオチのセリフでもうちょっと笑いが欲しかったです。(8点)

・漫談のくだりは若干しつこくなりすぎてきた下ネタを除けばかなり面白かったです。
 ただ個人的にオチのジャッジのくだりで、少し戸惑ってしまいました。

 結局竜王は本当にただ漫談を見せるだけの芸人か、した後で戦っていくのか等の状況設定があやふやになってしまった気がします。
 前者かと思ったらジャジペを見る限り推奨レベル等の設定が残っているので、そうではないようですし、
 後者ならジャジペのくだりだけで終わっているのは不自然だと思います。

 あと笑いの量的に見てもまだ少ないかなと思いました。
 ジャッジの部分も笑いを取りにいってそうなものがヒトサバークくらいですし。(5点)

・竜王漫談の個々のボケはどれも巧いですし、ジャジペもいいアクセントになってます。
 「ダンジョン攻略推奨レベルが45なのは去年までの話で、今は10です」なんかまさに最後に相応しい指摘でした。
 しかしこのネタ、非常に減点しにくいです。
 というのも、竜王漫談は豊富なボキャブラリーで補ってはいたものの、終始ワンパターンで構成面での未熟さを感じました。
 そのせいで漫談自体は盛り上がる部分が特になかったです。
 ですが勇者のジャジペで「間の取り方が単調で、ネタに抑揚がないです。」とあるように
 この形式は作者さんがわざとやっている、ワンパターンな漫談なのは自覚してるという点なんですよね。
 これは竜王の漫談のレベルを下げる為にこうした、とも考えられるんですが、
 別にそうしなくても言動の下品さや幼稚さで竜王のアホさはいくらでも演出できるので、
 ここでは素直に感じたままの点数をつけさせていただきます。(8点)
5組目 インタープラグ
・バトンが太巻きというメインのボケが良かったです。ただそれ以外のボケは唐突だったりベタだったりしたのが多かったです。
 小学校の思い出っていうネタなら運動会以外のボケも入れられたんじゃないかなと。
 あと最後の太巻きは八神じゃなくて綿谷が持っていた方が良いと思います。綿谷がボケだと思うんで。(3点)

・発想は良いんですけれども・・・。
 笑い、よりも面白味、って感じなんですよね。
 写真が無い状態で表現は良く出来てると思うんですけど、笑いにはつながっていないと思いました。
 結局は何かおかしい運動会などの描写で終わってしまっているんですよね。
 これは発想と表現力と教師のくだりに対する点数ですね。
 あ、あと校歌は絶対にカットしたほうがいいと思いました。
 マイナス要因にはなってもプラス要因にはなり得ないと思います。(3点)

・笑えそうな雰囲気はあるのに面白くない。ソレの繰り返しでした。
 太巻きを引っ張りすぎているのが主な原因なんでしょうけども。

 ソレと校歌。もう使い古されてヨレヨレになったようなあるあるネタを入れるタメに挿入するぐらいだったら
 バッサリ切っちゃったほうがいいんじゃないんですかね?
 笑いもとれず、ただテンポを崩すだけなので。
 校歌終わりの行進のトコロもそうですね。

 あとツッコミがヘタ。単なる訂正で終わってます。ツッコミでだって笑わせれるんですよ?
 ウチなんかはボケよりツッコミのほうが面白いって言われたりしますし(ソレもどうかと思いますが(苦笑)(1点)

・筒が全て太巻きに変わっている事自体、状況としては不自然なのに、
 最初他のボケにツッコミを入れていた八神も、これは大して触れずに進めていたのでネタに入っていきづらかったです。
 ここは「校長が太巻き好きで、棒状のものは全て太巻きに変えている」など、何かしら説明がある方が良い気がします。

 ボケも全体的に、「既に鳥に襲われている〜」くらいしか笑えなかったです。字を間違うボケは後に繋げるならまだしも単発では弱すぎると思いますし、
 校歌は、ボケかと思ったら何もなく流されていたので引っかかりました。
 (すぐ作った歌ならまだしも、校歌がこんなのは不自然な気がします。)

 あと二人の役割が、八神は最初ツッコんでいたのに後半はあやふやなポジションになったりと中途半端な気がしました。
 前半のようにボケ・ツッコミをわけるか、または後半のように学校にツッコミを入れるだけで
 二人の間ではあまりそういうのはない等、役割をどちらかに徹底した方が良いかなと思います。(2点)

・前半の太巻きのくだりは卒業証書やバトンと結びつけただけで
 そこからあまり展開していない為、ほとんど笑えませんでした。
 もっと掘り下げたり、別のものに結びつけたりしないと厳しいです。
 前半だけなら0点なんですが、後半の卒業アルバムからようやくエンジンがかかってきました。
 教員紹介ページ、行進の練習あたりはツボです。
 しかしそれでも太巻きボケには一つも当たりがありませんでした。
 いっそのこと卒業アルバム一本でいったほうが面白いかもしれません。(4点)
6組目 青西瓜
・以前別のところで拝見させて頂いたんですがその時同様最初から最後まで爆笑しました。
 どうしたらこんなバカバカしく面白いネタが書けるんだろう。そんな気持ちになりました。
 これ以上何を言ったらいいんでしょうか。文句無しで満点です。(10点)

・最初、というか、このネタはどういうネタなのか、っていうところで少し躓きました。
 どういうネタかがわかれば一気にグイグイ来るんですけど、今回のネタはそこがアレかと。
 流れを作る上でツバで増えるワカメや魔王など話の本筋をさえぎる形のボケは少なめにしたほうがいいと思います。
 でもいつもこんな感じなんだけどなあ・・・。
 なぜか今回はしっくりと入ってこなかった感じが。
 それでも中盤からはハマったんですけれども。(8点)

・最高に面白かったです。
 ヘンジニアや話の着地地点がワカメとかイスになるトコロとかおかしくてしょうがなかったです。

 混沌とした中にもきっちり話としては一本線が通ってる、という説明系ネタのお手本のようなネタでした。(10点)

・ヒトデでここまで展開させられるとは…。
 ストーリーとしても上手く完結させられていて凄く面白く、良かったです。

 ただちょっとゴーヤを買うくだりは必要性があまり感じられない気がします。
 後に大して繋がっているわけでもなく、それとあっさり終わられていたので
 ここに少し引っかかりが出来てしまったかなと思いました。(9点)

・野生の大和撫子を捕まえるくだりは最高です。野生て。
 そこ以外も含め、全体的に満遍なく面白いんですが、どツボにハマるような強烈なフレーズがなかったです。(9点)

【第233回結果表】 平均KB 336.3KB
グループ名KBOA率BL
青西瓜50919/19
楓 米吉4175/5
ワイトラック3974/4
七草2772/9
ミック桑原☆センセイション2137/9
インタープラグ2052/11
青西瓜が19連勝の大記録。更にオーバー500により、
史上3組目の2連続500越え、500越え回数最多タイの2つの記録も達成。
楓 米吉、ワイトラックは久し振りのオンエア。
ミック桑原☆センセイションはまさかの足止め。