第228回 青沢オンエアバトル 市河:以上で計量は終わりました。 オンエアされる上位3組の発表です! |
A&A PROJECT (3位) |
連敗脱出! |
有機丸アポロ (2位) |
今期2勝目! |
くるぶしソックス (1位) |
こちらも2勝目だ! |
くるぶしソックス (6/14) |
コント/おまわりサン |
ろぺす:サンタサイコウ! おまりー:後はFカップだけだね! |
こんな事言ってますが、ネタでは一つも下ネタ使ってません。3連勝!くるぶしソックス! |
はてさて困った。
俺以外の地球人は皆この星を捨て、月へ旅立ってしまっていた。
一方の俺は二度寝したら肝心の12月25日、出航日に丸々一日寝てしまうという暴挙を働いてしまった。
サンタさんはどうやら俺に心地よい眠りという名のプレゼントをよこしてくれたみたいだ。
このままでは俺は確実に孤独死してしまう。
「ウサギさんは、独りにしておくと死んじゃうんだよ」
といつだったかサチヨ先生が言っていたのを思い出す。
その頃やんちゃ盛りの俺は「そんな事あるかいな」と飼育小屋のウサギを野に放った。
翌日、ウサギは残念な姿で見つかった。近くに落ちていた毛は野良犬のものだったみたいだ。
その時のウサギが20年の時を経て俺に仕返しをしようとしている。
孤独死しそうだ。占い師に「あなた、彼女居ない暦40年ですね」と言われた時点で孤独感満載だっていうのに。
そうですか俺はそんなに老け顔ですか。
誰も居ない路地を映し出す監視カメラを眺める。
湾曲したレンズの光の向こうで、冴えない男がこっちを見ている。
目をそらす。その先ではショーウィンドウの奥でマネキンが笑っている。そしてその隣に、半透明で泣きそうな老け顔の男。
俺は力の限りその男に怒りを叩き込んだ。
俺の怒りはガラスに負けた。痛い。これは痛い。色んな意味で痛い。
だめだ俺。なにをしているんだ俺。ポジティブに行こう、いや生こう。
俺は涙目を斜め前方に向けた。
すると、その視線の先には赤があるではないか。近寄ってくる。
おかしい。赤い動物なんて少なくとも日本には居ないはずだ。
もしかして人か?ならば誰だ?
俺は凝視した。部屋でこっそり本をたしなむ中学生並みの勢いで凝視した。
サンタさんである。ヨレッヨレの、ボロッボロのサンタさんである。
独りじゃなかった。サンタさんが居た。
サンタさんに駆け寄る俺。圧倒的速度でサンタさんに駆け寄る俺。
向こうもこちらに気づいたようだ。
俺に駆け寄るサンタさん。驚異的速度で俺に駆け寄るサンタさん。
「いやぁ〜ん、良かったわぁ〜!
いやぁな、ほら、人類が月へ旅立つ日って、25日でしたやん?」
予想以上にマシンガンで喋るサンタさん。俺が話す隙も与えない。
「でもな、やっぱこう、代々受け継がれてきたモノってのをさ、ワシは抱えてるやん?
いわば全人類の希望やん?空飛んでプレゼント配らなアカンやん?」
マシンガンで喋るサンタさん。シューマッハ的速度で喋るサンタさん。
「んでな、配り終えて気づけば26日になっとったんよぉ。
そこでな、ワシ考えたんよ。空とんで月へ行こうってね」
「頑張ったわい。ワシら頑張った。本当に良く頑張った。
ところがな、オゾン層辺りでな、トナカイがな、トナカイがな…」
涙を拭くサンタさん。俺も思わず貰い泣きしてしまいそうだ。
「だって、めっちゃおいしそうに見えたんやもん…」
俺の涙を返せよ。俺の塩分を返せよ。
ていうか今更だけどアンタおまりーやん。俺の相方やん。
占い師に「彼女居ない暦38年ですね」と言われた俺の相方やん。
ちなみにおまりーより2年老けて見られたあの12月24日は俺の黒歴史として、心のカレンダーに記載してある。
--いや、お前おまりーじゃないか!こんな格好でナニしてるんだよ!--
怒りをこめつつ、しかし内心は嬉しくなりながら俺は問う。
「いやなにゆうてるんですか。ワシはおまりーサンタ、
略しておまわりサンであっておまりーなんかじゃないっすよ」
心の中にあった嬉しさはマッハで消失した。
拳が、わなわなと震える。この怒りを電気に変換すると香川県くらいだったら一日ほどまかなえそうである。
おまりーサンタって思いっきり名前がついてるじゃねえか。
最終的に警察署の方じゃねえか。
「わ」は一体どこから降ってきたんだ。
「まあそんな事はいいとして、ワシも月に行かなきゃんらんのですわ。とはいえトナカイももう居ないし…
そこでや、キミにトナカイ2世になってもらおうと思うんやけど…」
俺はいよいよカチンときて偽巡査長を睨みつけた。こいつ、俺をなんだと思ってるんだ、
しかし、俺はその次の瞬間、脱兎の如く駆け出した。逃げ出した
これはヤバい。ヤバいという言葉を発する暇も無いほどヤバい。
もっていかれる。もっていかれる。このままでは俺は彼の胃袋に納まる運命だ。
俺がトナカイ2世になってしまう。
俺が睨んだその瞬間、彼は間違いなく、獣の目をしていた。
「逃がさへんでぇ!!」
そりから飛び降りると、猛スピードでストライド走法してくる、おまわりサン。
知らなかったけど、サンタさんって速いんですね。超マッハだよサンタさん。
サンタは皆そうなのだろうか。パラダイス山本とかもストライド走法なのだろうか。もうそんなのパラダイスじゃねえよ。
そんなんだったらウサイン・ボルトなんて目じゃねえよ。織田さんもビックリだよ。
おまりーサンタは次々と町並みを破壊しながら突き進んでくる。
巨大な板ガラスが、俺の右頬をかすめる。ショーィンドウのガラスを後ろから投げてきたようだ。なんて馬鹿力だ。
そう思った瞬間、俺は黒いものにつまづいて前のめりに倒れた。
ふと足元を見ると、湾曲したレンズの光の向こうで、冴えない男がこっちを見ていた。脅えた目で。
最後の最後まで、俺は残念な表情を浮かべていた。
全力で叫ぶ俺。
全力で手を伸ばすおまりーサンタ。
ごめんなウサギ。お前は死ぬ瞬間、こんな気持ちだったんだな。
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(4×××年12月25日付けのウコイサタンサ新聞の一部の和訳)
最後のホモサピエンスの映像見つかる〜歴史からのクリスマスプレゼント〜
クリスマスの今日、サンタ史上に残るであろう大発見があった。
先代人、ホモサピエンスの映像が見つかったのである。
専門家によると、映像中で彼は「odaさんもビックリやーっ!」と脅えた目で叫んでいたとの事。
これは我々サンタ類発祥の謎を解く、大きな鍵になると専門家達は口を揃えて語っている。
そしてodaとは誰なのか。今後もまだまだ議論は……
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おまりー:おっぱい!
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有機丸アポロ (2/2) |
漫才/別れんぼう |
遠山:今日の漫才はベタだと思います。 出雲:ベタゆえの良さは皆無です。 遠山:山口の皆様は大らかですね。ありがとうございます。どうぞ。 |
タイムマシーン3号が満点出した地ですからね。デビューから2連勝!有機丸アポロ! |
遠山:どうも、有機丸アポロです。
出雲:こんにちは、レッドデータアニマルです。
遠山:嘘をつかない。お前は絶滅危惧種じゃない。
出雲:あれ、知らない?出雲孝文、学名イズマタカフマーは二十年前までは北半球を中心に生息してたんだけど、
心無いハンターの乱獲によって今は俺を含む数羽しか確認されていないんだ。
遠山:何だその捏造設定。あとお前鳥類なの?
出雲:そんなことより、お前に話があるから面白おかしく聞いてくれ。
遠山:普通に聞かせろ。何だよ。
出雲:あのさ、俺友達思いの人になりたいんだけど、いくら財務省に納めたら友達思いになれる?
遠山:いや、財務省に友情をどうにかするシステムは無いよ。具体的にはどうなりたいわけ?
出雲:ああ、例えば夢を求めて外国に旅立つ友達を空港で見送るとか、むしろ俺がパイロットとして友達を外国に送るとか。
遠山:後者はありがた迷惑だな。でもいいじゃん。
出雲:だろ?それをやってみたいから、お前旅立って?俺お前を見送る食いしんぼうの友人やるからさ。
遠山:え、何で食いしんぼう?普通のお前で来てよ。
出雲:やってよ。やらなきゃ貴様の鎖骨引っこ抜くぞ。
遠山:怖っ!わかったよ………ああ、もうすぐ出発か、出雲どうしてるかなぁ……。
出雲:遠山ーっ!!
遠山:出雲!
出雲:ムシャムシャ、待って、パクパク、見送りに、モグモグ、あああ、わき腹痛い……!
遠山:食いながら運動するからだろ!
出雲:遅れてゴメン、「チョココロネの申し子」こと遠山。
遠山:何だその珍妙な異名は。でも来てくれたんだな。
出雲:当然だろ?俺達は親友、言い換えるなら捕食者と被食者なんだから。
遠山:言い換えないで欲しかったよ。食材扱いされちゃったもん。
出雲:でもお前本当に行っちゃうんだ、米の……。
遠山:俺が行く米国ことアメリカは米の国じゃないからな?
出雲:……し、知ってるよ!アメリカは米じゃなくてパンの国だよな!
遠山:そういう意味でもねえよ!
出雲:来年には「米国」という表記が「パ国」に改められるらしいしな!
遠山:改められないよ!なんか気が抜ける響きだなおい!
出雲:えっ、改められないの!?嘘だ、シーチキンお嬢が教えてくれたんだぞ!?
遠山:何そのヘンテコセレブ!全くのガセ、ガセビアだよ!
出雲:何だ、ガセビアだったのか………モチツキ!
遠山:ウソツキだよ!
出雲:つーかなんで渡米するの?
遠山:ああ、俺はアメリカでドクターになりたいんだ。
出雲:ほう、アメリカンドッグさんになりたいと。
遠山:言ってねえよ!そもそも渡米しても食品にはなれねえよ!
出雲:まあ、お前がアメリカンドッグになったら、恋人にキスをするかのごとく、優しく丁寧に食ってやるよ!!
遠山:わー、嬉しくなーい。
出雲:つーかなんでドクターになりたいの?点滴は美味しくないぞ?
遠山:とりあえず黙れ。今世界中には、まだまだ数多くの難病があるんだ。
俺はそんな難病に苦しむ人々をこの手で救いたい、だから医学が進んでるアメリカで勉強を、ちょっと、聞いてる?
出雲:………ぐーぐー………。
遠山:食っちゃ寝してんじゃねえ!
出雲:ムニャムニャ、もう食べられないよ……。
遠山:うわ、驚くほど予想通りの寝言だ。起きろよ。
出雲:ムニャムニャ、シェンロン、クリリンを栗ご飯にして蘇らせ……。
遠山:なんつー夢見てんだ、おい!!
出雲:ハッ、シェンロンは!?この世の全てをエビフライにしてくれる約束は!?
遠山:願い変わってる!夢だよ、ここは空港だよ!!
出雲:そうか……なあ、飛行機ってちょっとエビフライに似てるよな……。ジュルリ……。
遠山:食えないから!ちょっと、全然駄目じゃねえか、友情より食欲を優先してるもん!!
出雲:そうか、じゃあ食いしんぼうが駄目なら次は聞かんぼうの友人やる。
遠山:いや、普通の友人やってほしいんだけどなぁ………ああ、もうすぐ出発か……。
出雲:どぉぉーやまぁーっ!!!行っちゃやっだぁぁーっ、ばああぁあっ!!!
遠山:うお、出雲!?いや、俺が渡米することは世界的に………。
出雲:あーーー、あーーーー!!!聞こえない聞こえなーーい!!やぁだ、嫌だぁっ!遠山と遊ぶんだ、ずっと遠山と一緒にいるんだあぁっ!!
遠山:子供か!!
出雲:遠山とずっといるんだ、遠山を俺の家の地下室に閉じこめて俺だけのものにするんだぁっ!!
遠山:言ってる内容怖い!駄目だ駄目だ、聞かんぼうも駄目!
出雲:んー、聞かんぼう駄目なら機関銃でいく?オプションでセーラー服の女子高生バージョンで。
遠山:それはそれで困る!セーラー服と機関銃が来られても。
出雲:ズダダダダダダッ!!………カ・ニ・カ・ン!
遠山:食いしんぼうじゃねえか!やめろ!
出雲:うぇー、これもダメかあ……。お前はずっと口内に残るハバネロの辛味くらいしつこいな。
遠山:ちょくちょく食いしんぼう出すんじゃねえ!!てめえの方がしつこいわ!!
出雲:よし、じゃあ次多忙な友人やるから。
遠山:はあ!?
出雲:ピリリリ、はい、透明商事の出雲です。あ、その件は担当の者が出ておりますので私が、あ、ちょっとすいません。アンナくん、これをコピー。
遠山:見送りに来い!俺孤独の出発じゃん!
出雲:中原くん、ちょっと外回り頼めるかな?ああ、成田空港まで、私の友人にこの手紙を届けに………。
遠山:いや、ちょっとカッコいいけどさ。
出雲:私?私は打ちっぱなし行くから。
遠山:前言撤回!ゴルフ場に行く暇あるじゃねぇか!
出雲:これも駄目かよ………じゃあ次某友人やるわ。
遠山:何それ!?
出雲:えっとー、高校でもぉー、そんなに目立つ存在じゃあー。(裏声)
遠山:プライバシー保護とかやめろ!俺犯人か!
出雲:普段はお金持ちのプライドみたいな感じで、孤立気味だったんだけど、ある日急にシーチキンを愛し始めて。
遠山:そいつシーチキンお嬢の友人だろ!いらねえんだよそんなの!
出雲:じゃあ次ボーちゃんやる。
遠山:クレヨンしんちゃんの!?来られても対応に困る!
出雲:じゃあふきでものマリーやる。
遠山:それは本当に全く関係ない!埼玉紅さそり隊の太った人は関係ない!ぼうとか付いてないし!
出雲:じゃあ最後、ボーボーの友人やるから。
遠山:もう意味わかんねえ!!
出雲:おーい、待ってくれですぞー!
遠山:ムック!?
出雲:アメリカに行っても頑張るんですぞ、ガチャピン。
遠山:あ、やっぱり俺ガチャピンなんだ!
出雲:頑張ってアメリカでサンドバック職人になるんですぞ。
遠山:ガチャピンそんな理由で渡米!?史上最高にしょぼいチャレンジだな!
出雲:そうだ、餞別にこれを、バキン!……頭のプロペラですぞ。
遠山:受け取れねえよ!恐れ多いよ、なんか!
出雲:だ、大丈夫ですぞ、あれ、目が眩む、け、毛の色が緑に変わっていく!
遠山:変な副作用出てる!!
出雲:目つきが悪くなっていく、森が恋しい、愛・地球博に行きたい!
遠山:モリゾーになっちゃってるじゃねえか!!
出雲:どうしようピッコロ。
遠山:そこはキッコロだろが!何で俺恐竜の子供から悟空の仲間になってんだよ!!
出雲:いやいや、ピッコロって、管楽器の方だぜ?
遠山:余計わけわかんねえよ!!管楽器の渡米って、単なる輸出じゃん!!
出雲:まあ、俺は管楽器はちくわで出来た笛しか認めないわけだが。
遠山:しつこいんだよ食いしんぼーーーっ!!
ちょっとお前いい加減にしろよ、全然見送りできてねえじゃねえかあぁーーーっ!!!
ゴミ虫がああぁぁーーーーーっ!!!
出雲:お前、怒りんぼうだな。
遠山:いいかげんにしろ!
二人:どうもありがとうございました。
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A&A PROJECT (7/9) |
コント/パプリカ |
蟻谷:ワッホウ! 綾里:わっほう! |
英語の話法の単元は大嫌いです。数字コント以外では初めてのオンエア!A&A PROJECT! |
綾里:さて、超久しぶりの手料理だ。俺がパプリカ料理を作ってやるよ。
蟻谷:なんとなくだけど、パプリカ使う料理って珍しいな。
綾里:そうかな?俺の母ちゃんめちゃめちゃ使うけどな。2日に1回ペース。
蟻谷:多いな。パプリカ作ってる人達が聞いたら大歓喜だろうな。
綾里:そのためにはいいパプリカを買わなくちゃな
おっと、この辺だ。…ん?何だこのパプリカ?
蟻谷:どれ?
綾里:あはは!なんだろうこれ?パプリカの置物かな?でも色間違ってるよ!緑って!
蟻谷:いや、お前、それ…。
綾里:野菜のレプリカはオシャレだけども!色はしっかり塗れよ!なあ、蟻谷?
蟻谷:いや、それはただのピーマンだろ。
綾里:え?なんて?パーマン?
蟻谷:ピーマンだって。
綾里:ぴーまん…?何それ?
蟻谷:は?何言ってんだお前?お前が持ってるそれだよ。野菜じゃないか。
綾里:全然知らない。
蟻谷:ウソだろ!?なんでパプリカ知ってるのに、ピーマン知らないんだよ?
綾里:聞いた事も見たこともねえよ。だいたいなんだよ、ピーって。自主規制かよ。
それに、マンって。ヒーロー気取りか!
蟻谷:そんなこと言われても。
綾里:俺は、皆の口からこぼれ出る不適切発言を隠すために地球にやってきた、ピーマン!
蟻谷:確かにいいことしてるけど!でも何か違うよ!
綾里:彼は放送禁止用語をこの世から無くすため、日夜戦っているのだ!
蟻谷:誰とだ!何とだ!ちびっ子に人気でないよ!
綾里:でも斬新じゃね?
蟻谷:斬新だけども。…まあ確かに、ピーマンはちびっ子に人気ないけどな。
綾里:そうなの?食べると爆発するとか?
蟻谷:しませんよ。爆発しませんよ。そんなのスーパーに売っちゃだめだ。
綾里:見た目手榴弾ぽいじゃん。緑だし。
蟻谷:ゴツゴツ感もな。戦争中にこれが投げ交わされてたら、ほほえましいわ。
綾里:まあいいや。とにかく、これはパプリカではないと?こんなに似てるのに?
蟻谷:そうだよ。ピーマンだよ。
綾里:うーん、納得いかんなあ。…ピーマンはパクリなんじゃないか?
蟻谷:パプリカの?そんなことはないだろう。ていうか農業界のパクリってなんだよ。
綾里:遺伝子のだよ!そうだよ、間違いないよ!隣の農家がパプリカを作ってて
それで大もうけしてるのに嫉妬した別の農家が、遺伝子を盗んだんだよ!
蟻谷:ねえよ!
綾里:農家たちの間で、ドロドロの遺伝子戦争が繰り広げられているんだ!
蟻谷:なんだよ遺伝子戦争って!ちょっとハリウッドっぽいじゃねえか!
綾里:止まらないゲノム・ウォー…。鍬を手にする農民達…。
蟻谷:かっこいい!かっこいいよ!
綾里:泥まみれの子供たち…。土に散らばるじゃがいも…。
蟻谷:収穫の風景じゃねえか!ていうか話ズレてるよ!
綾里:くそう!このレプリカ野郎が!
蟻谷:だから別ものだって言ってるじゃないか。
綾里:パプリカのレプリカはパプリカのパクリか!
蟻谷:早口言葉みたいになってるよ!
綾里:隣の客はよくパプリカ食う客だ。あ、アイツ、俺のパプリカまで食いやがった!待てコラ!
蟻谷:何の話だよ!とりあえず早口言葉から話を抜け出せって。
綾里:ああ…ゴメン。ちょっと興奮してた。
蟻谷:とりあえず落ち着いてくれ。
綾里:…うん。落ち着いた。で、2つは違うものだと、一応は理解した。
蟻谷:そりゃよかった。まあ、俺も、遺伝子的にも違うのか、とかは知らないけどな。
綾里:でも、他の野菜にもそういうのあるよな。
蟻谷:そうか?例えば?
綾里:トマトとプチトマトとか。
蟻谷:あー…あれは一緒のものじゃないのか?名前も同じだし。
綾里:でもさ、トマト好きだけど、プチトマト嫌いって人もいるじゃん。
それは違うものだからじゃないのか?
蟻谷:うーん、そういうわれるとそうだな。不思議だな。
綾里:よく考えると、野菜だけじゃないな。普段の生活にもある。
蟻谷:何がある?
綾里:アントニオ猪木は好きだけど、アントニオ猪木の物真似をするひとは好きじゃない、みたいな。
蟻谷:…それはもう全然違うだろ…。
綾里:物真似する人がテレビに映っただけで、鳥肌ブワッサー。吐き気やめまいも。
蟻谷:見たことないよ、猪木の物真似アレルギーの人…。
綾里:猪木の物真似する人だけにモザイクがかかるテレビの開発が急務だな。
蟻谷:史上1,2を争う技術の無駄遣いだ。
綾里:そう考えると、パプリカとピーマンがこれだけ似てても不思議じゃないな。
蟻谷:変な納得の仕方だなあ。まあ、分かってくれたんならそれでいいや。
綾里:そういえば、ピーマンがちびっ子に不人気の理由はなんなんだよ?
蟻谷:ああ、味だよ。
綾里:味?
蟻谷:そう。苦いんだよね、ピーマン。
綾里:そうか、苦いのか。コーヒーの味なのか。
蟻谷:苦いって言ったら、コーヒーしか思いつかないって。ひきだし少なすぎるだろ。
綾里:じゃあ、この世の中の味。
蟻谷:うん、まあいいや、それで。
綾里:じゃあ、世の中の苦い味を知るためにも、買ってみるか、ピーマン。
蟻谷:そうしろそうしろ。
綾里:じゃあ、お金払ってきまーす。
綾里:あのな蟻谷、これピーマンじゃなくて、緑色のパプリカだって。
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Sugar Memory 417KB |
京菜:まあ当然の結果っちゃ当然よね。 彩夏:次回頑張りましょう。 |
インタープラグ 373KB |
綿谷 残念でした〜。 八神 え?他人事? |
ヘルシーライフ 309KB |
大黒:連敗か・・・ 西岡:次は冬にお会いしましょう! 大黒:夏のうちに会いましょう! |
1組目 ヘルシーライフ |
・最初の方のネタのテンポが速いところ(『3○クッキング』のところ)は面白かったです。2回目の『お時間でした』は予想外でしたので良かったです。 鍋を作るネタの所ではなんだかありきたりな感じがしました。 材料の所はベタな感じがしました。ちょっと雑な感じですね。 食べ残しの所は普通に笑えました。長所無く短所無くっていった感じですね。 本日の材料の所も食べ残しと同じ感じですね。オチは綺麗で良かったです。(6点) ・もう少し展開を作れたんじゃないかと思います。 鍋のくだりはいまいちでしたが、3分間クッキングの言い換えや、船場吉兆ネタは良かったと思います この内容だとセリフの間に三点リーダはつけなくてもいいとおもいます(4点) ・はじめから盛り上がることも無く並列的な感じでした。 ボケも少しベタが多かったようにみえました。(2点) ・中身ですが、船場吉兆ネタはもうそれほど引っ張るボケではないですし(時代遅れというボケも入れて)、 その他も特に目立ったボケもなく非常にあっさりしてました。 このテの漫才はよくあるのでもっと奇抜な発想から展開してみましょう。 例えば料理の先生が元ヤクザとか、原始時代の料理番組とか。 言ってる本人がそんなに奇抜な例出せなくてすみません。(0点) ・短いというより展開がないように感じました。 ボケもベタというか、想定内のものが多かった気がします。 「インスタント」とか「鍋を作る」あたりがその類ですね。 もう少し、伏線、とまでは言わなくても話の繋がりを意識してネタを作ってみてはどうでしょうか。(2点) |
2組目 A&A PORJECT |
・よくありそうなことをネタにするのはいいですがボケがあまりツボに来ませんでした。 このネタの中で一番面白かったのはトマトのくだりから猪木の所なのですが、 ツッコミではなくボケで笑ってしまったのでツッコミを改良すればいいと思います。 ですが、アレルギーのくだりのツッコミは面白かったです。なのでその前の所が面白かったら1点はプラスしていましたね。 オチの前の所は『上手い』と思ったのですが、笑いとしては『惜しい』ですね…。 オチはベタな感じがしたので残念でした。(3点) ・オチがちょっと消化不良気味だったので一点ひきました 他は展開が面白かったです。早口言葉のくだりは特に来ました 関係ないですが、序盤10行あたりはそうでもなかったのに急に蟻谷がテンションあがったのが気になりました(9点) ・斬新なネタでした。 はじめから最後まで安定感のあるコントだったと思います。 放送禁止用語などボケも面白かったです。 でもちょっと最後がいまいちでした。(7点) ・ピーマンの解釈、そして遺伝子への発展。この想像力の豊かさと切り口の鋭さはなんなんですか。 ツッコミも無理なく面白くツッコむんですけど、猪木がなぁ。猪木のくだりは余計でした。 展開の方向性は良いと思うんですが、例えが悪かったです。(9点) ・着眼点がいいですね。ネタにすんなり入っていけました。 猪木のちょっとズレたたとえも綾里の性格を表してるようでよかったです。 ただ、そのあとのモザイクの話は完全に蛇足ですかね。 ソレと、欲を言えば爆発的なボケがなかったかなぁと。 以上のコトとオチがあまり納得出来なかったコトからこの点数で。(6点) |
3組目 有機丸アポロ |
・食いしん坊の使い回しが多い気がしましたが、上手だと思いました。 駄洒落ネタやツッコミ、ドラゴンボールパロディネタなど、殆ど良かったです。 ですがクレヨンしんちゃんネタと聞かんぼうの友人ネタはあまり笑えませんでした。 まあクレヨンしんちゃんネタは知ってる人と知らない人によって感じ方が違いますからね…。 『遠山とずっといるんだ、遠山を俺の家の地下室に閉じこめて俺だけのものにするんだぁっ!!』の次のツッコミが普通でしたからでしょうかね…。 そこのツッコミを変えれば面白いと思います。 ボーボーの友人の所で『おーい、待ってくれですぞー!』 でムックの名前が出るのは少し違和感がありましたがじわじわ笑えてきたので良かったです。 『目つきが悪くなっていく、森が恋しい、愛・地球博に行きたい!』以降から大笑いしました。 オチも良かったです。綺麗に終わらせていたので。(8点) ・前半のパ国までと、ボーボーのくだりからは凄く面白かったんですが、中盤がいまいちでした 多忙と某友人はベタな感じがしましたし、ちょっと食いしん坊のくだりがくどかったと思います オチはうまくまとまってて好きです(8点) ・はじめ面白かったんですが、後半につれて笑いが薄れてきました。 ネタにひきつけられたところと、ひきつけられなかったところがはっきりしていました。 シーチキンには何回も笑わされました。(4点) ・最初から最後まで全部面白かったです。食いしんぼうの引っ張り具合も絶妙です。 終盤のコロコロキャラが変わるところで若干の当たり外れこそあったものの、見逃せる範囲でした。(10点) ・良くも悪くもセオリーどおりの漫才だという印象を受けました。 ボケの手数が多いのでテンポもよく平均的に笑えた反面、ネタにまとまりがないかなぁと。 もう少し「ココでこのボケをする意味」を考えていけばまとまりが出てくるかと思います。 「ふきでものマリー」もマニアックすぎですかね。少なくとも自分は分かりませんでした。 あと、いくらなんでも「ゴミ虫」はないでしょうよ。ちょっと多めに引かせて頂きました。(5点) |
4組目 くるぶしソックス |
・ネタのストーリーは良かったのですが、『笑いそうだけど笑えなかった』といった惜しいネタばかりでした。 全体的に見るとネタはシュールすぎたから、笑いそうだけど笑えなかったのだと思います。 一人称視点で書かれたストーリーは凄いと思ったのでそこはプラスですね。 『怒りを電気に変換すると香川県』の部分はわたくしにはまったく意味が分からなかったので残念です。 最後の部分は上手なのですが下の5行は(クリスマスの今日〜議論は……)は面白い部分が分かりませんでした。(3点) ・くるぶしさんのネタは毎回最初から最後までツボにくることが多いんですが 今回は「めっちゃおいしそうだったんだもん・・・」までははまりませんでした。 ただ、そこからのホラーチックな展開は面白かったです。「織田さんもびっくり」とか「パラダイス山本」とか突飛なフレーズに爆笑しました ただ、オチの新聞がちょっとグダッとしたかなと思いました(7点) ・シュールなところと爆発的なところが混ざり合っていて、 面白いネタでした。 しかし、独特な雰囲気の中で少し伝わりにくいところがありました。(8点) ・お笑いライブとかで芸人の持ちギャグが披露されると会場が沸くじゃないですか。 アレと同じ感覚を長文で味わうとは思いませんでした。おまりーが出てきた時のあのやっぱり感。 そしてもうそうなったらやったもん勝ちですね。 相変わらずツッコミというかモノローグの言い回しが最高です。 最初と最後でボケと思えるものが少なかったのでお笑い的には減点ですが、 それがあったおかげで一つのストーリーが完成してるので逆にプラスです。(10点) ・どうしたらいいんだろう。 どうしたらこんな世界観を作り出せるんだろう。 どうしたらこんな期待を裏切る展開をくりだせるんだろう。 どうしたら「塩分を返せよ」とか「怒りを電気にしたら」とかっていう発想が出来るんだろう。 自分なんかじゃアドバイスできるコトはありません。文句なしで満点を差し上げます。 いや、満点を付けさせて下さい。(10点) |
5組目 Sugar Memory |
・このネタの第一印象は『下ネタばかりで品が無い』です。そこはすごくマイナスです。 まず、『成人向けエロコミック雑誌』という時点で怪しすぎます。 それ以降もラピュタネタ少しと秋葉原ネタ少しと下ネタたっぷりそしてその他って感じでネタとして非常に悪いと思います。 もしテレビだったら放送できないようなネタばかりでしたので 正々堂々とまともなネタで勝負してください。ストーリーは『雑ではない』のですから…。(0点) ・なんか自分だけ高得点つけてそうな気がしますが、すごい面白かったです 秋葉原に行くくだりからこれは僕の好きなバカだなと思いました ただ、同性愛ネタとかは嫌がる人とかもいるのでコンビ上の設定だとしても控えめにしておいたほうがいいとおもいます。点数には考慮させていませんが(10点) ・チュパカブラはマニアックすぎてわからなかったんですが、 それで一つのネタにするのはすごいです。 テンポが良かったです。 あとは、ちょっと全体の流れをよくしてほしいです。(4点) ・高尾山とかチュパカブラの東京散策とかチュパカブラの捕獲作戦とかどこを見てもハイクオリティでした。 ただ、ちょっと言葉が過激かなぁと思います。獣姦&青姦とかギリギリアウトじゃないでしょうか。 そういった引いてしまうようなフレーズがたくさんあると他の部分にも影響してきます。爆笑の連続だったのに急に真顔になってしまう、みたいな。 もう少し表現に気をつけると一層良くなります。カタカナ表記にしてぼやかすとか。 でもあんまり丸くしてしまうのも味が無くなるかもしれないのでほんのちょっとで結構です。(9点) ・まずコレだけは言わせて下さい。女性コンビとして完全に負けました(笑) ネタの運び方や暴走っぷりはよく出来てると思うんですけど、 やっぱりちょっと度が過ぎますね。この下ネタは。 ネタとしての評価から、まず度が過ぎる下ネタのオンパレードで7点引いて。ソレから細かい言い回しや表現力分を足してこの点数で。 いつもだったら度が過ぎる下ネタは必ず0点をつけてるんですけどね。なんかそんな理由で0点つけるには勿体無いネタでした。 でも今後もこの路線で行くのは少しキツいかなぁと。普段の自分みたいに「下ネタがヒドすぎる」と0点をつける人も居ますから。(7点) |
6組目 インタープラグ |
・こちらは前半はまともで良かったのですが後半が下ネタなのはどうかと思います。 序盤のネタの『キリン』は分からなかったのは残念です。マイナスにはしませんですけれど。 『これを明日学校の昼休みのBGMにします。』はいいボケでしたのにもったいないです。下ネタで無かったらまず良い点数でしたでしょう。 後半の下ネタを普通のネタにしてくれれば悪くはないと思うので次こそは正々堂々とまともなネタでお願いします。(1点) ・下ネタなのに不快感の出ない書き方でした。 くだらないんですが、終始ニヤニヤしてました ただ、もう少しボケらしいボケが欲しかったです(7点) ・個人的にあまり好きでない構成でした。 先が少し読めてしまう感じのネタでした。 あと、もっと10回クイズを見たいなという気持ちもありました。(3点) ・今までのインタープラグさんのネタの中では一番笑いました。 2回目の録音では思わず上体を反らせちゃいましたよ。終盤は神懸り的面白さでしたね。 ホントは9点でもいいんですが、前半であまり笑えなかったってのは見逃せません。良いと思ったのは米粒のくだりくらいでした。 しかし今回高得点つけすぎですね。(8点) ・この二人仲いいんだろなぁと、なんかあったかくなる「話」でした。 でもその空気感に内容が伴っていなかったような。 色々な意味で「友達の会話」で終わっちゃってるような印象です。 こっからいくつかボケを入れてツッコミをして・・・としていけばいい「ネタ」になると思います。(4点) |
グループ名 | KB | OA率 | BL |
くるぶしソックス | 469 | 6/14 | D |
有機丸アポロ | 449 | 2/2 | D |
A&A PROJECT | 441 | 7/9 | C |
Sugar Memory | 417 | 0/1 | F |
インタープラグ | 373 | 2/10 | F |
ヘルシーライフ | 309 | 0/7 | G |
くるぶしソックス、有機丸アポロは高得点で今期2勝目。 A&A PROJECTは泥沼にはまる前に連敗を止めた。 Sugar Memoryは悲運のオフエア。 |