第218回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

KOYOMI  (2位)
今期初オンエア!


百鬼夜行  (1位)
2回連続1位!


サンザンヒーローズ  (3位)
連勝だ!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

百鬼夜行

コント/ヒーロー      (11/13)
やったぜ!夢見心地!
まさにそんな気分になる高得点。今期ランキング1位に躍り出た!百鬼夜行!

怪人「ゲヒャヒャヒャヒャ!この町を破壊してやるー!!」

少年「う、うわぁ!怪人だ!露骨に怪人!こんな時にヒーロー戦隊がいてくれたらどんなにいいことかっ!」

怪人「ゲヒャヒャヒャヒャ!こんなへんぴな町にヒーローなんて来るもんか!」

少年「くっそう・・・!困った!誰か!誰でもいいからあの怪人を倒してよー!」

怪人「ゲヒャーッヒャッヒャッヒャ!!無駄無駄!どれ、まずは手始めにお前から食ってやる!!」

少年「や、やめてっ!やめてけれーっ!!」

??「まてーーーぃ!!!」

怪人「だ、誰ゲヒャ!?」

??「俺たちがいる限り、世の悪事はゆるさないぜっ!!」

少年「まさかほんとにヒーローがっ!?」

赤 「ヘタレッド!!」

緑 「天狗グリーン!!」

黄 「KYイエロー!!」

青 「ネガティブルー・・・。」

4人「4人そろって!堕落戦隊ダメレンジャー!!」

少年「・・・えぇー・・・・・。確かに誰でもいいからって言ったけど・・・。ダメレンジャーて・・・。」

赤 「いや、俺ら強ええし。喧嘩とか負けたことねえし!」

少年「自らヘタレを名乗ってるやつに言われても・・・。」

緑 「はぁ!?わざわざ俺らみたいなスーパーヒーローがこんなくっせえ町に来てやってるのに何その態度?」

少年「うわぁ、何こいつ。怒髪天だよ。」

黄 「えっ??てか君、怪人に捕まってない!?捕まってるよね!!?まじうける!!捕まるってうけるよね!!!」

少年「うっせ!!わかってるなら早く空気読んで助けれ!!」

青 「もう死にたい・・・。」

少年「何しに来たんだよ!!なんだこいつら、使えそうもない!!」

怪人「ゲヒャヒャヒャヒャ!お間抜けなヒーローだゲヒャ!だいたい4人しかいない時点でヒーローとしておかしいゲヒャ!ヒーローといえば5人組だゲヒャ!」

少年「お前の戦隊ヒーロー感とか知らんけども。」

赤 「いや、ちゃんと5人いるし。今日はピンクがたまたま来てないだけだし。」

少年「ピンクいるんだ。紅一点じゃん。あとお前のしゃべり方は鼻につく。」

赤 「スッピンクは今日の戦闘が野外だから来れないだけだし。」

少年「予想に反せず5人目もひでえな!つーか化粧してでも来いよ!」

赤 「は?化粧したらヒーローパワーを発揮できない、それがスッピンクのさだめだし。」

少年「知らんよ!なんだよそのめんどくさいルールは!そんなんじゃろくに彼氏もできないじゃん!スッピンク超かわいそう!」

緑 「は?俺、ピンクと付きあってんだけど?」

少年「だから知らんて!!つーかそういう話聞きたくないよ!生いよ!」

青 「・・・うっ・・、ううぅ・・・・。」

少年「何!?なんでネガティブルー泣いてんの!?」

青 「・・・・・ピンクとグリーン付き合ってたなんて・・・。ぼくのピンクが・・・。」

少年「お前も惚れてたのかよ!!」

青 「・・・もう生きてても何もいいことなんてないんだな。手頃な縄はっと・・・。」

少年「縄探すな!!お前吊る気だろ!!てかほかの奴も止めろよ!!」

黄 「てかさ、てかさ、ピンクって結構尻軽だよね!!俺も何回かお世話になったしね!!!」

少年「イエロォォォ!!!空気を読めぇぇぇぇ!!!事実でも今は黙っておけよぉぉぉ!!!」

青 「・・・えっと、手頃な紙と万年筆はっと。」

少年「遺書を書く準備をするなって!!辛いのはわかるけども!!気丈に生きようよ!!」

怪人「・・・あのー。」

少年「あ!?何よ!?」

怪人「いや、鬼のようなツッコミの最中に悪いんだけど、一応ヒーローが来た以上戦わなきゃいけないゲヒャ。」

少年「あ、あぁ、そうだ。なんかお前がこの中で一番の常識人に見えてきたよ。」

怪人「というわけでかかってこい!ダメレンジャー!」

緑 「はぁ?何でお前みたいな8流怪人を俺らみたいなスーパーヒーロー、略してパーローが相手しなきゃなんねーの?」

少年「天狗ゥゥゥ!!調子のんな天狗ゥゥゥ!!せっかく怪人が展開さそうとしてんのにィィィ!!
   ダメレンジャーに8流呼ばわりされたくねェェェ!!あと略し方がうぜェェェ!!」

怪人「ちょ、ちょい。落ち着けゲヒャ。別に俺は気にしてないからいいゲヒャ。自分の仕事に誇り持ってやってるからいいゲヒャよ。」

少年「怪人・・・。すげえ大人じゃん。すげえ常識人じゃん・・・。お前とならいい酒が飲めそう。
   それに引き換えなんだ貴様らはァァァ!!ちゃんとやれやァァァ!!!」

黄 「めっちゃキレてる!!少年めっちゃキレてる!!うける!!」

青 「・・・どうせちゃんとやったところでどうせ僕らのことなんて評価してくれないんでしょ・・・?もう早く帰ってプレステしたい・・・。」

少年「いいから戦えっつうの!!おい、レッド!!お前、自分のこと強いっつってたな!?」

赤 「は?俺強ええし。まじ、中学の時とか最強とか言われてたし!」

少年「なら闘って証明してくれよ!怪人とタイマンでさぁ!」

怪人「なにぃ、タイマンだとぅ!!面白いゲヒャ!勝負ゲヒャ!ヘタレッド!!」

赤 「・・・いや、俺、今アレだし。風邪気味だから本気だせんし。体調悪いから無理だし。」

少年「うわっ、ビビってるやん。引くわ・・・。」

赤 「ビ、ビビってないし!ほんとに体調悪いから調子でないだけだし!朝起きた時から7度2分くらいあったし!!」

少年「微熱じゃねえか!そのくらいならちょっとだるいっていうレベルだろ!」

怪人「・・・わかったゲヒャ。ならこうするゲヒャ。俺はハンデとして右手を一切使わないゲヒャ。」

赤 「な、なにぃ・・・?」

少年「怪人・・・。お前、漢だな。かっこいいぜ!おい、ヘタレ!ここまでされて悔しくないのかよ!ある意味、見下されてるんだぞ!?」

赤 「・・・やってやるし。そこまで舐められてやらなきゃヒーローの名が廃るし!!」

少年「登場時からだいぶ廃ってるけどな、ヒーローの名。」

赤 「でも・・・、やる前にひとつだけ提案があるし。」

怪人「何ゲヒャ?」

赤 「できれば・・・、左腕も使わないでほしいし。」

少年「うぉぉい!!ヘタレェェェェ!!お前はどこまでヘタレなんだよぉぉぉぉ!!!」

赤 「条件をのまなきゃ俺は決して戦わないっ!!」

少年「何ちょっとカッコつけてんだよ!言ってることは最低だぞ!?」

怪人「・・・わかったゲヒャ。それでいいゲヒャ。」

少年「なっ!?何言ってんだよ、怪人!こんな脱肛野郎の要求なんて無視してボッコボコにすりゃあいいんだよ!!」

怪人「・・・いいか、坊主。確かにあいつの言ってることは不条理極まりないゲヒャ。このまま無視して一方的に叩きのめすことも可能ゲヒャ。
   でも、それじゃあダメなんだゲヒャ!!白熱した戦いを演出することも怪人としての仕事のひとつなんだゲヒャ!!」

少年「か、怪人・・・。僕、今のお前には食われてもいいっ!」

怪人「ふっ・・、もし俺がこの戦いに勝ったら、その時は、お前を喰ってやるゲヒャ!」

赤 「ウッヒャア!!そうと決まったら話は早いし!心おきなく死ねえええ!!」

少年「うわっ、ホントに何の躊躇もなく襲いかかってきた!怪人、頑張れぇ!あ、でもなんだかんだで喰われるのはやだ!なにこの複雑な状況!!」

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少年「・・・・・。」

怪人「・・・・・。」

赤 「うぅぅ・・・、うっ、ううっ、い、痛ぇし・・・。足痛ぇし・・・・・。」

少年「・・・弱え〜。引くほど弱ぇええ・・・。」

怪人「普通に勝てたゲヒャ。」

赤 「だっ、大体、おっ、おっ、お前っ、おなっ、おなっ、同じっ、とこばっか、蹴りすぎだし・・・。うぅぅぅぅ・・・・。」

少年「いい歳したヒーローが泣くなよ・・・。対応に困るわ・・・。」

怪人「確かに執拗にすねばっかり蹴ったことは謝るゲヒャ。でも、あれだけのハンデがあったんだからもうちょっと善戦してほしかったゲヒャ。」

赤 「ていうかぁ、お前らもさぁ、俺一人に戦わせないで手助けしろよぉ!!」

緑 「は?なんでわざわざ俺様が手を下さなきゃいけねえの?」

黄 「あぁ、ごめん!!!コンビニ行ってた!!!」

青 「どうせ僕が手伝っても誰も見てくれそうもないし・・・。」

赤 「なっ・・・、なんだよなんだよ!!もういいよ、お前ら使えねーんだよ!!バーカ!!」

緑 「はぁ!?お前っ、わざわざ俺様が来てやってんのになにその言い草。マジムカつくわー。俺そんな暇じゃねえから帰るわ。」

黄 「えっ?緑帰るの!?じゃあ俺も帰るよ!!!」

青 「・・・じゃあ僕も帰って一人、絶望の海という名のベットに身を沈めます。」

赤 「えっ・・・、みんな帰んの?ちょっと待って!待ってって!・・・あぁ、ああ・・・。」

少年「無残・・・。」

赤 「・・・いやっ、別に悲しくないし。俺一人でも何とかなるし。」

少年「強がんなよ・・・。こっちまで悲しくなるわ・・・。」

赤 「強がってねーし!いいか、クソガキ!絶対助け出してやるし!!」

少年「もう破れかぶれじゃん・・・。てかさっきお前、怪人にひざ蹴られまくって泣いたじゃんか。あとクソガキ言うな。」

赤 「はぁ?覚えてねえし!つーか逆じゃなかったけ?俺が怪人泣かしたんじゃなかったっけ!!?」

怪人「じゃあ、もう一度やるか?」

赤 「ひっ・・・。」

少年「「ひっ」て。ビビり倒してるやん。もう無理すんなよ、ヘタレよぅ。」

赤 「・・・おい、クソガキ。30秒だけ耳と目をふさいでてくれないか?」

少年「は?なんだよ急に。」

赤 「30秒。30秒あればこの怪人を倒すことができる秘策があるし。だから30秒だけ俺にくれっ!!」

少年「んだよ・・・。まぁ、30秒後にボッコボコになってるお前を見るのも趣があるかもなぁ。」

怪人「30秒だと?なめられたもんゲヒャ!面白い!やってやるゲヒャ!!」

赤 「ふっ、後悔するんじゃないぞ!!おい、クソガキ!目と耳ふさいだか!?」

少年「うん、ふさいだよー!」

赤 「よーし!!行くぞっ!!」

怪人「かかってこいゲヒャ!!」

赤 「っと見せかけてにっげろー!!!すたこらさっさー!!!」

怪人「あっ、逃げたっ!!脱兎の如く逃げたゲヒャ!!」

少年「・・・・・うん、逃げたね・・・。」

怪人「逃げ脚早っ。」

少年「逃げ脚だけはね・・・。」

怪人「・・・なんかもう興ざめゲヒャ。今日はもう帰るゲヒャ。」

少年「えっ?帰る?喰わなくていいの?」

怪人「いやいや、実際人とか喰えんゲヒャよ。」

少年「えっ、そうなの?」

怪人「当たり前ゲヒャよ。仕事上言ってるだけゲヒャよ。」

少年「へー、そうなんだ・・・。」

怪人「うん・・・。じゃあ、帰るゲヒャ。」

少年「ああ、じゃあ、お疲れさま〜。」

怪人「また機会があれば襲いに来るゲヒャ。じゃ。」

少年「うん。ばいばーい。
   ・・・・・なんだ、このグダグダ展開。ん?あっちから誰かきたな。あれは・・・。」

赤 「はっはっはっ!!ジャスト30秒!見事に怪人を撤退させることができたし!これがダメレンジャーのやり方だっ!」

少年「豚に踏まれて死んじゃえよ。」

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KOYOMI

コント/再会      (9/9)
睦月「今だから言うけど、正直ダメかなぁって思ってた・・・。」

如月「私たちの世界を楽しんでいただけたら幸いです。」
これが彼女達の真骨頂。9連勝!KOYOMI!

睦月「にしてもさ〜、」

(舞台明転)

睦月「まさかバッタリ会うなんてホント偶然だったよね〜。」

如月「そうだね。高校卒業以来だから・・・5年?」

睦月「もうそんなに経つのか〜。やっぱ時の流れは早いなぁ。あ、飲み物麦茶でいい?」

如月「うん。大丈夫。
    でもさ、アンタって結構変わったよね?」

睦月「そうかな?」

如月「ほら、高校時代、相当ジミだったじゃない。睦月って。」

睦月「え〜っ、そんなジミだった?」

如月「ジミってか暗かったよね。私いれても2、3人ぐらいとしか話したりしてなかったじゃない。」

睦月「まぁ、そうだけどさぁ。」

如月「ソレでも私は遠目ですぐ分かったけどね、睦月だって。」

睦月「でも如月はあんま変わってないよね?」

如月「そう?」

睦月「遠目で見たときまったく如月だって分からなかったもん。」

如月「アンタ、日本語の組み立て方間違ってるよ?」

睦月「冗談だって冗談。すぐ分かったよ。
    だから見つけてすぐ駆け寄って、駆け寄っていく途中にあったカレー屋さんのおいしそうな匂いにも負けそうになりながらも如月のトコに行ったじゃん。」

如月「よかった。『私』>『カレー』で。」

睦月「違うよ。『如月』≧『カレー』だよ。」

如月「・・・聞かなきゃ良かった。そんな私とカレーがデッドヒートを繰り広げてるなんて。」

睦月「だから、『カレーを食べてる如月』だったらダントツ1位だよ。夢のコラボ!」

如月「ずいぶん定期的に見られる夢のコラボだね。」

睦月「今度一緒にカレー食べにいこうね〜。」

如月「まぁ、いいけど。でさ、ソレよりさ、アンタって結構いいトコすんでるよね?」

睦月「そうでもないと思うけどなぁ・・・。」

如月「だって、入り口がオートロックだったじゃない。それに11階だっけ?そこそこ眺めもいいし。んで部屋の広さが・・・、」

睦月「12畳。」

如月「でしょ?一人暮らしにしてはかなり広いじゃん。」

睦月「まぁ、広いね。」

如月「なんの仕事してるの?」

睦月「なんていったらいいんだろ・・・。歌手、でもないしな・・・。」

如月「待って待って待って!」

睦月「はいはいはい?」

如月「アンタ歌手なの!?」

睦月「いや、歌手ってほどじゃないんだけどさ。私メイド喫茶で働いてたの。
    そしたらなんか勤めてる人でユニット組んでCDデビュー!みたいな。
    普段は普通にメイド喫茶で働いてるだけなんだけどね。」

如月「でもCDは出してるんでしょ?」

睦月「まぁね。2枚だけど。『萌え萌えメイドでめろりんきゅ〜』とか。」

如月「なんか、現実を超越してるね。越えちゃいけない方向に。」

睦月「たま〜にライブみたいなのにも出なきゃいけないんだけど、客がスゴいの。」

如月「スゴい?」

睦月「なんか、コッチが歌ってるときに手を叩きながら回ったり。」

如月「あぁ、なんかテレビで見たコトある。」

睦月「途中でピストル撃つ振り付けがあるんだけど、ソコで倒れたりとか。」

如月「うわ〜。」

睦月「私たちが『えいっ!』ってやれば、全員あぐらかいたまま宙に浮いたりとか。」

如月「・・・なんだろう、この表現であってるか分からないんだけど、その観客たちはなにかを無駄遣いしてる気がする。」

睦月「ま、そんな人たちのおかげでこうやってこんな部屋に住めてるんだけどね。」

如月「ソコは感謝しないといけないね。そのエスパーたちに。」

睦月「ところでさ、如月は何やってるのよ?」

如月「私?私は経理やってる。小さい会社だけど。」

睦月「ウッソだぁ!」

如月「ホントよ。」

睦月「だって、人数確認のトキにいっつも自分を数え忘れるような人に経理なんて出来るワケないじゃん!」

如月「ソレは昔の話じゃない。今はしっかりやってます。」

睦月「うわ、ホントに信じられない。」

如月「信じようが信じまいが事実は変わらないの。」

睦月「え〜でも〜、」

如月「あんまりうるさくすると毒飲ますよ?」

睦月「・・・はーい・・・。」

如月「もう、他人の欠点見つけたらすぐ自分のコト棚に上げてバカにするんだから。」

睦月「にしても、久々に聞いたなぁ、その『毒飲ます』って。」

如月「私も久しぶりに言ったよ。昔は口癖みたいにいってたのにね。」

睦月「でも何で『毒飲ます』なの?」

如月「ほら、死ね!ってストレートにいったら侮辱罪だったかなんだったかの罪になるじゃん。

睦月「うわ、策士だ。」

如月「いや、策士ってほどではないと思うけど。」

睦月「もうストレートに死ね!って言ったほうが傷つかないのに。」

如月「そう?死ねって直接いうよりワンクッション置いてるからいいと思うけど?」

睦月「そんなモンなのかなぁ。」

如月「そんなモンだよ。
    てかさ、卒業アルバムとかないの?」

睦月「ア・・・アルバム!?な、ないよ!」

如月「どうしたのよ、絵に描いたように慌てて。」

睦月「あ、わ、ててなんかないよ!」

如月「慌ててるじゃない。だって、今お茶飲もうとしてるけど、もうソレ空だからね。」

睦月「あ。」

如月「ホントはあるんでしょ?何で隠すのよ?」

睦月「隠してなんか無いって!ホントにないの!」

如月「無いの?」

睦月「信じようが信じまいが谷村新司だろうが事実は変わらないんだよ!」

如月「なんかアリスがいた気がするんだけど。ヒトの言ったコトに一手間加えないの。」

睦月「ていうかさ、小さい会社って言ってたけど、どんな会社?」

如月「ん?派遣。」

睦月「あぁ、今流行りの?」

如月「流行り・・・まぁ、流行ってるっちゃあ流行ってるのかな。」

睦月「タイヘンらしいねぇ、派遣って。」

如月「ま、私は経理だからあんまり関係ないんだけどね。」

睦月「ん?睦月はデリバリーされないの?」

如月「派遣会社を勘違いしてない?なんか、その言い方だと恐ろしく卑猥なんだけど。
    私は会社自体の経理やってるから派遣はされないの。」

睦月「な〜んだ。如月もデリバリーされるんだったらウチの店手伝って欲しかったのに。」

如月「働きたくないよ。そんなオカルト集団が集う店なんかで。」

睦月「楽しいよ?食べ終わった食器片付けようとすると、スプーン曲がってたりとか。」

如月「よりいっそう行きたくなくなったよ。」

睦月「食器が何枚かなくなってたりさ。」

如月「あのさ、睦月。いいコト教えてあげる。」

睦月「何?」

如月「今度食器なくなってたら110番したほうがいいと思うよ。」

睦月「何で?」

如月「何でって、ソレは世間一般には窃盗罪って言われてる行為だからよ。」

睦月「え?超能力じゃないの?」

如月「たとえ超能力だとしても罪状にはなんのプラスの効果もないんだ。残念だけど。」

睦月「あ〜、めぐりめぐって罪になるのね?」

如月「ううん。一度もわき道にそれずに罪になるの。」

睦月「でも、食器とかじゃなくて普通捨てるようなモノが無くなってたらソレは別に110番しなくてもいいんでしょ?」

如月「捨てるようなモノって?」

睦月「たとえば、私が口つけたストローとか。」

如月「うん、一応110番したほうがいいかもしれないよ。今度はストーカー罪っていう問題に発展するかもしれないし。」

睦月「へぇ。じゃあさ、たまにカバンに入ったまま来店する人がいるんだけどソレは?」

如月「多分、多分だけどその人は苦労してる芸人さんだから暖かく見守ってあげなさい。」

睦月「は〜い。」

(SE:電話の着信音)

睦月「あ、電話だ。ちょっと待っててね。あ、もしもし〜、」

(睦月退場)

如月「っとこの隙に・・・。さっきこの辺見てたから・・・・。あ、あったあった、卒業アルバム。
    卒業アルバムぐらい黙って見せてくれたっていいじゃない。ケチなんだから・・・。
    うわ〜、やっぱり睦月ジミだわ。
    こりゃあ隠したくなるのも納得かな。
    ってあれ?顔写真の数が39枚?ウチのクラスって40人じゃなかったっけ・・・?
    ま、気のせいかな。
    あ〜あった文化祭の集合写真!
    ん?2、4、6、8、10、12・・・。やっぱり39人しかいない。
    あれ?40人だと思ってたんだけどなぁ・・・。」

(睦月入場)

睦月「如月!何してるの!」

如月「あ、睦月。ごめんね、勝手に見ちゃった。」

睦月「見ちゃっ・・・たん・・・だ・・・。」

如月「ホントごめんって。このジミさ加減は見せなくなくなるよね。確かに。」

睦月「いや、そういうコトじゃなくて、その、」

如月「でもさ、ウチのクラスって40人じゃなかったっけか?この顔写真、39人分しかないんだけど。ほら、この写真だって39人しか写ってない。」

睦月「・・・やっぱり如月は変わってないね。」

如月「何がよ。」

睦月「さっきも言ったじゃん。『いつも自分を数え忘れてた』って。」

如月「・・・ん?ソレがどうかしたの?」

睦月「ソコに写ってないのは・・・如月だよ。」

如月「えっ・・・?ホントだ・・・。この写真も・・・、この写真もこの写真も!ウソ!なんで!なんでなのよ!なんで私がいないのよ!」

睦月「・・・知られちゃったのもんは仕方ないか・・・。」

如月「知られちゃった・・・?何か私に隠してるの!?」

睦月「如月、今から言うコトは信じられないと思うけど、」

如月「何よ、さっさと言いなさいよ!」

睦月「あなたは・・・『造られた存在』なんだ。私によってね。」

如月「・・・『造られた存在』・・・?どういうコトよ、ソレって・・・。」

(ゆっくりと舞台暗転、睦月・如月それぞれにライト)

睦月「高校時代、私は引っ込み思案で友達なんて出来やしなかった。いつも一人ぼっちだった。
    だけどそんな私でも友達が欲しかった。だから・・・
    私は『心の中』に友達を作ったんだ。」
    その友達はとてもやさしかった。その友達と遊んでる時間は楽しかった。
    そして、いつしかその友達は私の中から飛び出して、実体を持つようになった。
    それから・・・前にもまして一緒にいる時間が楽しくなった。
    前より色々なコトが出来るようになったから。」

如月「・・・・・・・・・・・・。」

睦月「でも・・・、私はもう一人じゃないんだ。仕事も充実してるし私生活だって充実してる。
    もう『私の心で造られた存在』はいらないんだ。
    如月、私の自分勝手なのは分かってる。
    でも、ずっと自分が都合よく作り出した存在に頼ってるワケにはいかないんだ。
    だから・・・・・・さよなら・・・、如月。」

如月「ちょ、ちょっと待って、何よさよならって!」

(睦月のライトフェードアウト)

如月「なによさよならって・・・。ねぇ、ウソでしょ睦月、ねぇって!」

睦月「な〜んちゃって。」(舞台明転)

如月「・・・は?」

睦月「そんなワケないじゃん、『造られた存在』なんてさ。」

如月「そ、そうだよね。そんなワケないよね・・・。あ〜ビックリした。」

睦月「如月ったらすっかり騙されちゃって、あ〜おっかし。」

如月「いやさ、普段バカなコトしか言わない人間がさ、急にマジメなコトいったら誰だって信じるって。」

睦月「何ソレ、ヒッドい!」

如月「で、じゃあなんで私こんなに写真に写ってないの?」

睦月「イベント事のトキに結構休んでたじゃん。第一、如月写真嫌いだったし。」

如月「そうだっけか・・・。じゃあこの球技大会の写真は?」

睦月「インフルエンザとかじゃなかった?」

如月「じゃあこの文化祭は?」

睦月「『写りたくない』って逃げてた。」

如月「そうだっけか?なんでこんなに忘れてるんだろうね?
    じゃあ卒業式の写真は?私出た記憶あるんだけど・・・・。」

睦月「あぁ、ソレはだって、当日登校中に交通事故に巻き込まれて即死だったからでしょ。意識だけで出席したんじゃない?」

如月「・・・・・・えっ?」

睦月「(妖しい笑い)」

市河「今回は照明や音響にこだわっていたように思ったんですが。」

如月「えぇ、ちょっと賛否両論分かれるかな?っては思ってたんですけど、
   やっぱり自分のイメージに近づけるにはどうしてもああいう演出が必要だったので。」

碓氷「で、実際、如月さんはすでに死んでるんですか?」

如月「さぁ、どうなんでしょうかね。(妖しい笑い)」

睦月「(妖しい笑い)」

碓氷「・・・・・・ごめんなさい。」

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サンザンヒーローズ

コント/おひさま      (10/16)
B:いやー、良かった
A:ASファルトさん万歳!
B:誰?
おぅ兄ちゃん、余計な詮索は命取りやでぇ。10勝目!サンザンヒーローズ!

A:ZZZ・・・ZZZ・・・

B:おひさま!おひさまって!!

A:・・・んー、何だよ、ハレー彗星じゃないか。君がやってくるのはあと50年ほど先だろ

B:そんな悠長に宇宙駆け回ってる場合じゃないですよ!何寝てるんですか!

A:え?いや、別にオンエアバトル見てたからじゃないよ?

B:夜更かししてたな!?駄目じゃないですか寝てちゃ!あなたが寝ると宇宙全体が真っ暗になっちゃうんですよ!

A:えー別いいじゃん一日くらい全体が暗くても

B:あなたは地球という存在を知っていますよね?あそこはあなたの輝きがないと生きていけないんですよ?

A:いや、そんなたまたま絶妙な位置にいて勝手に水が出来て勝手に動物が出来て、
  最近は人間というものが好き勝手やってる星の為に輝いてるわけじゃないし・・・

B:地球の人間はおひさまを神として崇めている部族があるようですよ?

A:私の輝きは地球の為に!!(ピカー!)

B:うおっ!眩しっ!そうですよ!それでこそおひさまってもんですよ!

A:はあ・・・ちょうどいい、彗星よ、私の最近の悩みを聞いてくれるか?

B:おひさまに悩みなんてあるんですか?

A:いや最近さあ、ブクブク太ってきちゃったんだよねえ

B:おひさまが!?そういえば前に会ったときよりも大きく感じる・・・

A:そのおかげでさあ、今地球が温暖化温暖化言って慌てちゃってんだよねえ

B:どんだけ大きくなってるんですか!地球エライとばっちりですよ!

A:いやーポテチがうまくてさー

B:ポテチなんてどこから手に入れるんですか!百歩譲ってポテチが食えたとしても、あなたの場合何トンかかるのか想像つかない!ダイエットしてくださいよ!

A:そこで考えたんだけどさあ、ランニングをしようかなと思ってるんだけど

B:やめて下さい!それじゃあなたが此処から離れてしまうということじゃないですか!

A:いや、ちょっと行ってすぐ戻る程度の距離で走るからさ

B:・・・1回のランニングでどのくらい時間費やします?

A:ん?えーと・・・1億年位かな

B:やっぱりやめて下さい!!1回のランニングで地球がおじゃんになってしまいます!

A:えーたった1億年じゃん

B:地球にしたらどえらい年月が経ってることになってるんですよ!せめて・・・そうだな・・・1時間くらいで

A:い、い、1時間!?そんな!1時間なんてあっという間に過ぎちゃうじゃないか!これじゃまばたきすら出来ないよ!

B:・・・一つ聞きますけど、カップ麺食うときにお湯をかけてから食べるのににどの位かかります?

A:そうだな・・・4000年くらい

B:もう西暦を往復しちゃったよ!あなたの時間帯と地球の時間帯は全然違うんですから、ちゃんと考慮してやってくださいよ!

A:何だよ地球地球って・・・もうすねたろか!(ふしゅううう)

B:あっ!暗くなっちゃ駄目ですよ!地球が滅びちゃう!

A:もう地球なんてナンボのもんじゃーい!

B:地球では天文学っていってあなたについて異常なほどに喰い付くファンがめちゃくちゃ居るらしいですよ!?

A:今度天文学の皆にサイン書くわ!(ピッカー!)

B:うお!目が潰れる!やっぱりおひさまはこうでなくっちゃ!どうサイン書くのかはわからないけど

A:そういえばさ、さっきからお前地球にやたら擁護するよな?

B:あ、やっぱりわかっちゃいます?

A:え、何?なんか地球にお小遣い貰ったりしたの?

B:僕が貰ったところで意味が無いような気がしますが・・・

A:貰ったらな、土星のやつに渡しておけ。あいつ冷たい態度だけど金を預かる能力は銀河一ずば抜けてるからな

B:冷たい態度って、単にあなたから離れてるからじゃ・・・ていうかあなたも土星にお金預けてるんですか?

A:うん、こないだ6000兆くらいの金をね、ドザーっと渡しておいた

B:どっからそんな金が出てくるんですか・・・

A:土星の周りのわっかみたいな部分は皆から預かってる金だから

B:金をさらけ出してるじゃないですか!第一その位置どうやって土星に渡すんです?僕みたいに飛び回れば問題ないんですが

A:いやそれは力技で「そぉい!」とぶん投げて

B:・・・もう、どう投げるかは聞かないことにしますけど、その預けたお金をどう使うんですか?

A:あのね、家を建てたい

B:無理っすよ!あなたみたいなドでかい体がスッポリ入れる家なんてどうやっても建ちませんよ!

A:マジ!?俺3階建てで庭付きの大豪邸建てようとしたんだけど!

B:あなたの大豪邸なんて太陽系何個収まると思ってるんですか!

A:じゃあ・・・4畳半のちっこい部屋でもいいよもう!

B:無理ですって!あなたにとっての1畳がどれほどかも想像つかないし!

A:マジかよ・・・なんの為に土星に金を預けたんだよ・・・

B:そういえば、こないだ土星に会いましたけど、あいつ最近マイホーム買いましたね

A:・・・え?

B:庭付きで3階建てだったかな?快適に暮らしてるって喜んでましたよ

A:アイツ・・・もしかして・・・俺の金で・・・・

B:え?あっ・・・・・

A:あいつめぇ!!許せん!!(ピカああああああああああああ)

B:うお!めっちゃ眩しい!そしてめっちゃ熱い!おひさま落ち着いてください!このままじゃ地球が蒸発してしまいます!

A:もう地球なんてどうでもいいんじゃあああああああ!!

B:えーと、えーと・・・土星が踏ん張った!「どっせーい!」と!

A:・・・・・・・・・・・・・・・・

B:・・・・・・・・・・・・・・・・

A:・・・っぷ!あははははははは!お前!こんなところで宇宙ギャグ言うんじゃないよ!(ふっしゅううううう)

B:良かった・・・元の眩しさに戻った・・・渾身の宇宙ギャグがウケた・・・

A:まぁ土星を滅ぼすのは今度でいいや

B:サラッと問題発言やめて下さいよ!滅ぼしたら天文学が混乱してしまいます!・・・いや、土星の位置に家が建っていて既に混乱してるかもしれないけど

A:まぁいいや、そういえばお前が地球をよいしょする理由を聞いてたんだったな

B:あ、そういえばそうでしたね

A:話が別の銀河に逸れてしまったな

B:あ、宇宙ギャグですね?

2人:HAHAHAHAHAHAHA

B:いや、実は僕大体決まった時期に地球に寄ってるんですけどね

A:何で寄っててるの?

B:いや・・・めちゃくちゃ注目してくれるんですよ。それが気持良いの何の

A:あぁそうか、お前見られて興奮する性格だったな

B:そんな性癖暴露しないでくださいよ!

A:そういうの性癖っていうのか?

B:それでこないだなんかカメラという物が出来たらしくて、めっちゃフラッシュたかれたんですよ

A:あぁそういう物が出来たって聞いたわ

B:もう嬉しくて嬉しくて、もう通過する事なんて忘れてその場でグルグル廻っちゃいましたよ

A:彗星がそんなことしたら怪しまれるだろ・・・でもいいなぁ、そんなに見られるのが好きなの?

B:一度やったらクセになりますよ?

A:それなら、今度俺も接近してみようかな・・・

B:それはやめて下さい!あなたが接近した時点で地球が一瞬にして炭と化しますから!

A:えー?そんなに脆いの地球って

B:あなたがデカ過ぎるんですって!大体そんなことしなくても、普段から地球はあなたのこと見えてますからね

A:え!?マジで!?じゃあひょっとして俺の入浴シーンとかも丸見えな訳!?

B:太陽が何やってるんですか!あんたが水浴び用としたところですぐに蒸発しちゃうでしょ!

A:じゃあ、こうくっちゃべってる姿も見えてるの!?うっわー!やっべー!めっちゃ恥ずかしくなってきた!(カアアアアアアアアア)

B:熱い!熱い!熱くならないで下さいよ!宇宙全体がこんがり焦げちゃいますって!

A:そ、そんな事いったって、今までずーっと見られてたなんて・・・!

B:大丈夫ですよ!そんな細かいところまで見えませんって地球程度の視力じゃ!

A:・・・え?そうなの?(ふしゅううううう)

B:あ、今回は普通に説得できた

A:良かった、それなら安心したよ・・・夜な夜な行っている所を見られてたら、恥ずかしさのあまりビックバン起こすところだったよ

B:夜な夜な行ってることって・・・フフフ、おひさまも隅に置けませんなあ!

A:ホントにオンバト鑑賞見られてたらどうしようかとおもったよ

B:スイマセン!僕とんでもない勘違いしてました!

A:え、何を?

B:い、いえ別に・・・

A:とりあえずホッとしたよ

B:さて、僕はそろそろ行きますね

A:あぁそうだな、大分喋ったなぁ、どれくらい時間が経ったんだろう?

B:えーと・・・(腕時計に目をやる)あ、もう2万年経ってましたね

A:うわ、結構な時間が経ってたなあ

B:そうですねえ

2人:HAHAHAHAHAHAHAHA

しかしこの会話の間に起きた太陽の突然の暗転の繰り返しや温度の激しい変化により、
すでに地球は滅びてしまったとさ(チャンチャン)

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【敗者コメント】
ホームライナー 333KB
秋田:C大会〜!
元木:残り一回で必ず底上げします!
A&A PROJECT 297KB
綾里:うわあ、負けたあ!
蟻谷:ラッキーセブンだったのに・・・。
インタープラグ 289KB
綿谷 淡々としすぎ?
八神 いまさら変えたくないです。このスタイル。
綿谷 そうはいっても、ねえ。

【ジャッジペーパー】  上から、キセキ,、,グリドラッシュ,夏草,銀沙灘(敬称略)
1組目 A&A PROJECT
・ん〜・・・設定はかなり面白そうなので
 どう展開していくのかな・・・?と期待したのですが
 1番核になるであろう、回想部分のボケが不発だったのは致命的でした・・・
 もっとボケらしいボケでストレートな笑いが欲しかったです(0点)

・うーん、なんか今までのA&Aさんのネタにしてはボリューム不足な感じがしました
 ヌメリュ、とか機内食とか面白いボケもあったんですが、なんか設定負けしてるなぁというのを感じました(2点)

・ネタが7等分というもので全体的に安定していたのは良かったと思います。

 ですが、オチがちょっとすっきりしませんでした……(7点)

・アホや。この人めっちゃアホや。どうやったらこんなアホネタ書けるんやろ。
 所々上手いこと言うてるのに、それに触れずに世界観を押し通すのがいいですよね
 (晴れ晴れユカイってのはアレのこと?一気に現実に引き戻された感があるので減点)。
 だからってただ単にその世界観で突っ切るのじゃなく、
 所々に「7等分の辰の家はここじゃないよ!」「ヌメリュ」とかの、スタンダードな流れも巧みに加えていたのも良かったです。
 これが間違った使い方で組み込んだりしたらとんでもない事になるんですけどね。
 あと、前半使ってた詐欺の部分でオチもビシィ決まってました。

 広末のとこと、晴れ晴れのとこの2つ、このネタの世界観に相応しくない固有名詞なのでそこだけ減点。(8点)

・来ても無駄だよ!、触るもの皆7等分、説明口調とほどよくバカなボケがあったものの、
 爆笑を誘うようなキラーボケも無いし、小芝居シーンでの盛り上がりもいまひとつで、
 7等分というテーマ以外に印象に残るものがありませんでした。
 というより7等分というテーマに縛られ過ぎて
 面白いボケの発想そのものが抑えられてしまっているんじゃないかと思いました。(6点)
2組目 ホームライナー
・鍵穴にガム→バイクじゃないんだから
 何かツッコミ方がおかしいんですよね・・・
 これ以外にもツッコミ部分で笑いを止めてしまってる箇所が多かった気がします

 ボケも「かもしれない」と「何か見えない物」に頼りすぎて
 予想を裏切るボケと言う物がもう少し欲しかったです
 標識やそこを曲がるのそこなど色々ボケになりそうな題材は多いので
 それを増やせば笑いどころも増えていいんじゃないかな・・・?と思いました(3点)

・ハッピーターン関連のボケがツボにはいりました
 全体的な流れもよかったんですが、ツッコミが少しワンパターンじゃないかな、と思いました(7点)

・ハッピーターンはいきなり唐突でしたwww

 かもしれないというセリフでしっかりと起承転結締めているのはすごかったと思います(8点)

・あー・・・うん、読みました。
 何て言うか、ネタが浅い。
 言葉遊びのネタ(かもしれない、ら抜き、アナグラム等)は、まず巧い事が必須条件なんですよ。
 第1条件が巧い、第2条件に面白い。
 例えば、巧いと思えても面白いと思えないネタならいくつでもあります。
 いわゆる「ただ巧いこと言うてるだけ」ってやつです。
 ただこのネタの場合は“巧い”でも無く、それが未完成の状態で第2条件の“面白い”側を優先してるから、
 読み手としては非常に浅いと感じてしまうのです。
 「“かもしれない”を使って面白い文章を作りなさい」
 なら、誰でも出来るんですよ。
 ○○かもしれない→××だよ!××かよ!的な流れを作ればいいだけの話ですから。
 率直に言ってこのネタはそれを長くしただけなんですよね。
 “見えない人”を色んなタイミングで出してきても、結局本筋とはあまり関係の無い事。
 タイトルは「自動車教習所」よりも「かもしれない運転」にして、
 ハッピーターンとかの蛇足な部分は省いて、講習一筋で書き上げる方がいいんじゃないかと思います。(4点)

・繰り返しのボケが多くて終盤は見ていて疲れてしまいました。
 かもしれない、ハッピーターン、見えないなにかだけでボケの9割を占めているのではないでしょうか。
 かもしれないは外せないとして、ハッピーターンか見えないなにかのどちらかは単発で終わらせるべきです。
 こう同じタイプのボケを何度も出してもそこまでウケはしません。
 どれも初見だと面白いのでどんどん新しいボケを入れていくべきです。(5点)
3組目 KOYOMI
・『如月』≧『カレー』はやられましたw
 あぐらかいたまま宙に
 アリスがいたような
 スプーンが曲がるからストローまでの流れなど

 笑えるやり取りが多くてよかったです
 如月がアルバムを見て以降ですね
 そこが物語重視であまりに笑いどころが少なくなってしまった気がします(6点)

・うーん、うまくオチをまとめようとされてたんだと思うんですが、ちょっとうやむやになっちゃった感がありますね
 舞台暗転前が本編だとして、そこはかなり面白かったです。
 「あぐらかいたまま宙に浮いたり」「一度もわき道にそれずにつみになるの」が特に好きです
 オチ前にもう一ボケ欲しかった気もします(9点)

・前半面白かったのですが、後半からなんか少し悲しい感じがしてしまい楽しめませんでした。

 お笑いに「死」とか言うことばを使うのはちょっとキライなんです(個人的に)。(6点)

・うおー!!!叫ばせてくれ!!!
 これだよこれ!!こういうのが見たかったんだよ!!
 こういうオチはオンバトに不向きって考えもあるけど、そんなの知ったこっちゃねぇよ!!(ダメだろ
 源氏さんの「リフレイン」を彷彿させるかのようなネタ。いや、ストーリー。
 実際に舞台で拝見したいお話でした。感服。(10点)

・前にも増してツッコミに味が出てきましたね。
 「その観客たちはなにかを無駄遣いしてる気がする。」「その人は苦労してる芸人さんだから暖かく見守ってあげなさい。」
 こういう暗にツッコむ言い方は大好きです。
 オチ前で笑いは無くなったものの最終的には裏切られたのでむしろプラス評価です。
 一つ疑問に思ったんですが、なんで如月は経理の仕事ができているんでしょうか?(9点)
4組目 百鬼夜行
・もう一言で言うと馬鹿すぎですよね
 名前だけ聞くと、寄せ集めヒーローなのかな?と思ったんですが
 キャラの1人1人ちゃんと活かせてるし
 スッピンクとかいないのに処理が巧いし最高ですね
 笑いすぎて顎が疲れました。後は言う事無しです(10点)

・僕、あんまりこういう人の嫌な一面を見せるっていうネタは好きじゃないんですが、
 これは登場人物全員にキャラがたっていてとても面白かったです
 怪人に惚れました(10点)

・ダメレンジャーには吹きました。オチも悪くないし、全体的に面白かったです。(8点)

・このネタがオーバー500じゃなかったら何作ったらウけるのか分からなくなるよ(10点)

・ベット→ベッド
 んなことはどうだっていいです。キャラの書き分けが上手いのなんの。
 露骨なキャラづけとはいえ誰一人かけたらこのネタが成立しなくなる、そんな感じでした。
 恐らく、恐らく今まで見たキャラコントの中では最高峰の完成度だと思います。(10点)
5組目 インタープラグ
・うわ〜、これは勿体ない・・・
 前半がラバガみたいな空気で物凄いよかったです
 青酸カリ
 同じような色
 どっちが橙
 おわびにハンガー→結局2色

 など空気がかなりよかったんですが・・・
 中盤のシャボン玉を作るのくだりが強引すぎてそこから
 ズルズルと行ってしまいましたね・・・オチも何か
 無理やり終わらせた感が強かったです。前半のような空気で
 引っ越し作業部分を中盤に導入して、最後に終わった記念にシャボン玉を作るサービスを会社で・・・みたいな
 流れにすればすっきりするのではないでしょうか?(4点)

・前半はよかったんですが、後半からボケの絶対数が少なくなってたようなきがします。
 ほのぼのした感じは出ていたんですが、青酸カリはちょっとそれにあってない感じがしました(6点)

・見事な作品でした。いや、ほんとうにです。

 全く飽きが来なく、オチも見事だったと思います。(9点)

・KOYOMIさんを前代未聞のスーパー評価した僕が言うのもアレなんですが、
 笑いの要素少ない+唯一の笑いの要素が薄い。
 話の構成的には、文章力とかがある書き方だってのは分かるんですけど、
 何分笑いの面での文章の書き方がまだまだ稚拙と言いますか。
 これだと大阪の面白い引越しやさんとノリのいいお客さんの会話を文章化した方が面白いんじゃないかと。
 シャボン引越し→ミツバチ引越しの流れも、そもそも「シャボン」そのものに着眼してる人なんていないから、
 ミツバチが出てきたときに「え?前と違ったっけ?」と、戻って見ないといけないわけです。
 せめてそこはとんでもない変え方をした方がいいんじゃないでしょうか。
 例えば冒頭で大々的に“引越し屋”を強調するくだりを入れる、
 帰って来たときに別の職業を言って「引越し屋じゃないんですか」という流れ。
 その方が読み手もテンポを乱さないという点で多少の評価は違ってくるんじゃないかと思います。
 そういう細かい部分に目をやって徐々に笑いの要素を組み立てる練習をしていけば化けてくると思います。(2点)

・とにかくボケが少ない!これを直さなきゃどうしようもないです。
 ネタの雰囲気がよくでもボケないと貰える点数にも限界があります。
 雰囲気、構成は標準以上なのであとはボケるだけです。(1点)
6組目 サンザンヒーローズ
・設定が良すぎですね
 1回のランニングに1億年の下りから大爆笑でしたw
 カップラーメンに4000年てw
 4畳半とか規模がやたらでかくなる下りのボケがツボにハマって面白かったです

 土星に怒りをぶつけるくだりが少し強引だったかな・・・
 そこがもう少し自然だったらよかったです(8点)

・サンザンさんには珍しいタイプのコントでしたね
 太陽に関しての数字のインフレが面白かったです。ただ、他のボケにパンチがきいてるものが少なかった気がします(8点)

・なにか、慌てている感じがして楽しめる作品でした。

 ただ、後半から少し荒削りな感じがしてしまったのは残念です。(7点)

・いや、いきなりオンバトとかの単語使われたら読む気失せますて。

 で、このネタなんでも有り?
 確かに太陽とハレー彗星じゃ色々矛盾点生じるの分かりますけど、これはいくらなんでも破綻しすぎでしょうよ。
 太陽が地球人についてよく分かってないのにオンバト見てるのは何で、っていう質問は無し?
 そもそもそんな特大のテレビがあるのかい、っていう質問も無し?
 人間を基準にしても太陽を基準にしても1畳=1畳ってツッコミも無し?
 結局土星のくだりも中途半端に有耶無耶になったし、
 オンバトオンバト言われた上にこれだけの矛盾無視して笑いに走ってたらダメでしょ。

 (ピカーン)とかの部分で巧いと感じた分だけ点入れときます。(3点)

・やたら規模のでかいボケや所帯じみた太陽ボケはどれも面白いんですが、
 なんでオンバトだけ綺麗にスルーかなぁ・・・。
 こここそ一番力を入れてツッコむところでしょうに。(8点)

【第218回結果表】 平均KB 382.3KB
グループ名KBOA率BL
百鬼夜行52511/13
KOYOMI4539/9
サンザンヒーローズ39710/16
ホームライナー3333/12
A&A PROJECT2976/7
インタープラグ2892/7
百鬼夜行が自身初のオーバー500で大きく底上げ。
KOYOMIは9連勝、サンザンヒーローズは2桁勝利。