第212回 青沢オンエアバトル 市河:以上で計量は終わりました。 オンエアされる上位3組の発表です! |
NIKE (1位) |
545KBで勝利! |
ペーパードルフィン (3位) |
今期3勝目! |
くるぶしソックス (2位) |
リベンジ成功! |
NIKE 漫才/面接 (7/7) |
N「ありがとうございました!」 I「この世で1番ご飯に合う食材は明太子だと思います。」 N「皆さんはどうでしょうか。ネタ見てくださいどーぞ!」 |
ツナマヨは譲りません。パーフェクト漫才師!NIKE! |
N「はいどーもー!NIKEです!よろしくお願いします!」
I「お願いします!NIKEでございますけれども。」
N「いやぁ久しぶりですからね!張り切っていきましょう。」
I「そうですね。怪我だけはしないように。」
N「しないようにね。まあ十中八九無いとは思いますけどね。頑張っていきましょう。」
I「いやぁそれにしてもやっぱりね、漫才するのとかって緊張しますよ。」
N「緊張しますか?珍しいこといいますね。」
I「僕ね、基本的にアガリ症というかね。緊張しいなんですよ。」
N「そうなんですか。」
I「そうなんです。結構緊張しちゃいますね。」
N「ほう。あんまりそんなイメージないですけどね。」
I「そうですか?僕ノミの心臓に毛が生えてますから。」
N「どっちだよ!毛が生えてるんだったら緊張しないでしょ。」
I「そんなことないですよ。今にも心臓が飛び出そうなくらいですよ。」
N「本当か?」
I「まぁその心臓には毛が生えてますけど」
N「だからどっちだよ!結局毛は生えてるんじゃねーかよ。」
I「いやでもアガリ性なんです本当。だからこういう漫才以外でも結構ダメですね。」
N「例えば?」
I「面接とかね。あーいうの苦手ですよ。」
N「あぁ面接は緊張しますからね。僕もあまり得意じゃないですよ。」
I「だからさ、この場を借りて面接の練習してもいいかね?
今だったら相手もお前だから、悠然と面接ができると思う。」
N「悠然とですか。じゃあ平常心で面接やってみますか?」
I「任せてください。じゃあここは宇宙の研究をする事務所で、その研究員の面接を・・」
N「わかりづらいわかりづらい。どんな質問していいかわからないよこっちも。
もっとわかりやすい面接にしよう。」
I「そうですか?じゃあ皆さんにわかりやすく、高校の入試の面接とかで。」
N「あぁそれならね。みんな経験してるでしょうから。それでやってみましょう。」
N「次の方、どうぞお入りください。」
I「はいっ!うわぁここが面接室かあ。結構小汚い感じだなぁ。ちゃんと清掃してないのかなぁここ。
うわぁ椅子も木の椅子かよ。パイプイスとか用意してくれよなぁ。ケツ痛めるんだよなぁ。
まあしょうがないかぁ。我慢して面接に挑もう。失礼します!」
N「ホントに失礼だよ!!なんでいきなり悪口から入るんだよ!」
I「それだけ緊張せずに自然体で出来るんだよ!」
N「度が過ぎるんだよお前は!もう少し礼儀を持てよ礼儀を!」
I「はいはいわかりました。失礼します!」
N「はい、じゃあまずは名前と受験番号、それと出身中学を言ってください。」
I「はい!受験番号1123番、ミルミル中学から参りましたIです!よろしくお願いします!」
N「わかりました。変わった中学名ですねぇ乳飲料の名前とは。」
I「ありがとうございます!」
N「えっとじゃあまずは、この高校を選んだ志望動機を教えてください。」
I「えー私が貴校を志願した理由は、時は645年・・」
N「長くなりそうだね。大化の改新と何か関係でもあるのか志望動機は。」
I「あまり関係ないんですけど、はしょった方がいいですか?」
N「あまり関係ないのでしたら是非。」
I「好きだからです。」
N「はしょりすぎだな。この高校の好きになった部分とかないんですか?」
I「あ、貴校の体験入学に参加させていただいたのですが、」
N「そうそう。そういうのだよ。」
I「竹下先生って貴校にいらっしゃいますか?」
N「竹下先生?あぁいますね。生物の先生です。」
I「その方の体験授業を受けたのですが、授業の環境がとても心地よい眠りにつけるものでして、
この授業環境ならカラダを大切にするのにもってこいだと考え、志願を」
N「するな!そんな理由でするな!お前授業で寝る気満々だろ。」
I「カラダは大切にしなさいという事をミルミル中で習いましたので。」
N「そんなこと習いそうだなその中学。すごい身体に優しそうだな。」
I「特定保健用学校ですから。」
N「聞いたことねーよ。どういうことだよ学校がトクホって。うーん、ちょっと志望動機が悪すぎるなぁ。」
I「そうですか・・。」
N「じゃあ君の趣味とか、特技とかあるかな?」
I「はい、僕は趣味がないのが趣味です!」
N「なにそれ。『特徴がないのが特徴』みたいに言わないでくれる?成り立ってないから。」
I「それと国技は相撲です!」
N「特技だよ!誰も国技なんか聞いてねえよ!」
I「あ、特技ですか。」
N「国技が相撲とかお前から言われなくてもわかるわ!特技を教えてください。」
I「特技は・・・あ、円周率かなり言えます!」
N「ほぅ。じゃあちょっと言ってみてください。」
I「はい!π!π!π!π!π!π!π!」
N「待て待て待て!」
I「π!π!πr!」
N「オイ!!なんで半径掛けた今。」
I「およそπ。」
N「ないよそんな表現。ていうか円周率言えるってのは3、1415・・とかじゃないのか?」
I「でもかなり言えます!夏休みに4日間一睡もせずに言い続けました!」
N「そういう意味かよ!気力は認めるけどポイントアップにはならないなぁ。」
I「そうですか。残念です。貴重な15の夏が無駄に終わりました。」
N「自分で悔やんでね。それはここに持ち込まないでね。
じゃあ続いて、君のその・・ミルミル中学校だっけ?
そこでの3年間で君が学んだ、または得たもの。教えてもらおうかな。」
I「えーと、中学一年生の時なんですけども、
ミルミル中の卒業アルバムの個人写真は全員がミルミルを飲んで写っているんですね。」
N「ちょっといいかな。」
I「いえ、話させてください。
で、一年の時に部活の先輩からアルバムを見せてもらったんですけど、
少しキレイな先輩が少しミルミルを口元から垂らしながら写っていたんですね。」
N「ちょっといいかな。」
I「いえ、話させてください。
で、その写真を見たときに『こういう形もあるんだ』という
なんとも言えないドキドキ感?新しい形?そういったものを学びました!」
N「ちょっといいかな。」
I「いえ、もうちょっと話させてください」
N「許さねーよ!!言いたいこといっぱいあるんだよ!
お前の学校の風習もお前が学んだことも全部おかしいんだよ!
どういうことだよ卒アルでミルミル飲むってのは!」
I「いやでも見たらわかりますから絶対!
知らないからでしょ?カナコ先輩知らないからでしょ?」
N「なに興奮してんだよ!知らねーよお前の新たな性の目覚めなんか!」
I「僕、その部活の先輩からアルバム2万5千円で譲り受けてもらったんですから!」
N「馬鹿だろお前!もういいよ。君はそういうことしか学ばなかったのね。」
I「あと憎しみと慈しみの狭間にある虚無感も学びました。」
N「なんだ急に。それは時間もないし面倒くさそうなのでとばしますね。
ん〜・・では最後に聞きたいんですが、この学校に入ってしたいこととか、
どんな高校生活が送りたいか、というのを聞きたいな。」
I「はい!時は1600年・・」
N「はしょれ!関ヶ原なんか絶対関係ないだろ!スッと言いなさい。」
I「えーと、高校では中学でずっと続けてきた部活動を継続して、
よりその能力を高めていきたいと考えています!」
N「お、やっとまともな事言ったね。部活は何をしていたんですか?」
I「ヤクルト部です。」
N「無いなぁウチには。やたらと推すねヤクルトだのミルミルだの。」
I「無いんですかぁ・・。じゃあ、作ります!」
N「・・・ヤクルト部ってのはどんな活動するの?」
I「ま、基本的にはヤクルト飲む時の女性の表情を楽しむものなんですけど」
N「またそれかよ!どうしていちいちそういう方向に転がるんだよ!」
I「知らないからでしょ?ナミ先輩知らないからでしょ?」
N「うるせーよだから!!部活でもなんでもないだろそんなもん!
絶対作りませんからねこの学校には。」
I「そうですか。非常に遺憾です。」
N「筋合いねーよ。では、面接は終わります。何かPRはありますか。」
I「はい!あのお笑いの祭典が帰ってきます!LIVE STAND2008!」
N「お前のPRしろ!何の宣伝してんだよ!」
I「あ、自己PRですか?」
N「そうだよ。しかも終わったろLIVE STAND。」
I「はい。帰ってきますどころか今ちょうど行った所です。」
N「そうだよ。じゃなくて自己PRしてください。」
I「はい!貴校に入学できた暁には、新しい自分に出会えるような高校生活を送りたいです!
また、今後の糧になるような経験に出会えればいいなと考えております!
是非、よろしくお願い致します!!」
N「おおいいですね。最後はしっかりとした回答でしたね。
ではこれで面接を終わります。お疲れ様でした。」
I「はぁ〜終わった終わった。なんだよいちいちこっちの意見にグチグチさぁ。
あーケツ痛いなぁしかし。とっとと帰ろ。カビ臭くてたまんねぇや。失礼しました!!」
N「ホントに失礼だよ!!いいかげんにしろ。」
両「ありがとうございました!」
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I 「ちなみに今ミルミルってもう無いんですよね。」
市河「あ、そうなんですか?」
N 「みたいですよ。商品名変わっちゃったらしいです。」
碓氷「それはあれですね。残念ですね。」
I 「残念なんです。」
N 「残念ですよ。」
市河「残念。」
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くるぶしソックス コント/青春1 8きっぷ (4/12) |
おまりー:僕のはトッポギっていうかどっちかっていうとトッポなんですけどね。 あ、ろぺすのは見まごうこと無きポッキーですよポッキー。 ろぺす:細すぎでしょ、細すぎでしょ。 |
何の事でしょうね。全て440KB台で4勝!くるぶしソックス! |
青春18きっぷ。なんと心地よい響きだろうか。
俺たちくるぶしソックスはその夢の切符を使って今回の地方公演開催場所、雲仙普賢岳へ向かっていた。
夢の切符で地獄に一番近い場所へ行くという事実はなんか泣ける。
20超えてるのに親戚の学生証使って18きっぷを買った事実はもっと泣ける。
お金は、無い。ちなみに大人としてのプライドも無いのは内緒だ。
各駅停車でずんずんと進む普通列車。
誰も居ない一両編成の車内。
靴を脱ぎ、ひざ立ちで椅子に登り、おこちゃまよろしくの格好で変わる景色を眺める俺の相方、おまりー。
山陰から見る冬の日本海。
ドアを開けて入ってきた、車内販売員の死神。
荒れる日本海。
風流である。このような景色を先人達は見、聴き、人間の無情さに涙してきたのであろうか。
なのにもう子供みたいな事してるおまりーが信じられない。電車に乗ると人が変わる奴は初めて見た。
うんごめん、現実を見るわ俺。正直おまりーとか忘却の彼方っすわ。
なんかさっき死神が居たよね。ウェイトレス姿の鎌持ったおっさんが居たよね。
おかしいのである。一両編成だったはずなのである。
なのに隣の車両からやってきたかの如く、平然としたオーラを携えガイコツさんがドアを開けてきたのである。
そっと姿勢を変える。
靴を脱ぎ、ひざ立ちで椅子に登り、おこちゃまよろしくの格好で変わる景色を眺める俺。
車内を見るわけにはいかない。いや違う、俺は現実逃避をしたかったのだ。
そんな俺の顔は、冬の日本海より荒れていた。真っ青だった。
「ちょっと見てよろぺす、大波だよ大波。ビッグウェーブだよビッグウェーブ」
相方は全く気付いていない。冬の山陰と日本海に見とれている。
ガラスの反射を利用し死神の顔を伺う。めっちゃこっち見てる。
なあおまりー、俺の肌もビッグウェーブを起こしてるんだよ。スマトラだよスマトラ。
「アレだねろぺす、こうしてると二人っきりで旅行してるみたいで楽しいね!」
あ、二人っきりな、そうだよな、二人っきりの旅だよな。そうだそうだ。
「やっとこはいかがですかー」
死神がこのタイミングでやっとこの宣伝を行い始めた。希望は冬の荒波に消えた。やっぱ二人っきりじゃなかった。
やっとこって、それって閻魔様が舌引っこ抜くときに使うアレやないですか。
てこの原理を実に上手に利用した、閻魔様が舌引っこ抜くときに使うアレやないですか。
「あ、トッポかぁ、ねぇねぇろぺす兄ちゃん、僕トッポ食べたいなぁ」
俺はお前を食ってしまいたいわおまりー。人格変わるっていうか幼児化しちゃってるがな。
んでトッポとやっとこを聴き間違えるってもうアレだよね、漢字二文字で言うと天才、
ひらがな五文字で言うとふざけんなだよね。
ミリ単位って言葉を使うのも持ち腐れなくらい合ってないよね。殴っても罪にはならないよね。
右頬を赤く腫らしたおまりーは果敢にも大鎌の主の元へ近づいていく。
「おばちゃん、トッポくださーい」
骸骨とおばちゃんをイコールで結ぶ難題に成功したおまりーに逆に乾杯。送り酒で乾杯。
「ほほう、隠しメニューを知ってるとは、僕、中々のクチだねぇ」
無駄にフレンドリーな死神はそう喋った。
おまりーは嬉しそうにトッポギを持って帰ってきた。
トッポギてあんた。
トッポギって、それって韓国の餅である「トック」を使用した韓国料理のひとつやないですか。
餅の煮込みやないですか。出展はウィキペディアからやないですか。
ガラスの反射を利用し死神の顔を伺う。どや顔でこっち見てる。
なんやアレか。トッポとトッポギをかけて「俺ってセンスあるやろ」みたいに言いたいんか。
いっその事俺はお前を食ってしまいたいわがいこ・・・いや食べれません、流石に100%カルシウムはお断りです。
しばらく無音で過ぎていく車内。おまりーがトックを食べるもちゃもちゃ音だけが響き続ける。
しかし、何事にも終点というのはあるものだ。この列車も例外では無い。
「次はー、じごくー、じごくー。生命線の終点です」
アナウンスが流れた。いや違う、恐らく死神がそう言ったのだろう。だってどや顔でこっち見てるもん。
ガイコツだけどどや顔してるもん。心なし半笑いだもん。
手の平を見てみる。黒い点が生命線のトッポ、ごめん間違った先っぽにまで到達しようとしている。
鈍行列車の如く、ゆっくりと、だが確実にその点は進んでいる。
この点が終点に着いた時、その時が。
やばい、こうなったらこの列車から逃げるしか無い。そう思い手の平から顔を上げ、外に出ようと窓を開ける。
その瞬間、冬の日本海は、死の血の海へと変わった。俺たちは幻覚を見せられていた。
おまりーはその景色を見て驚嘆の声をあげた。
「わあ!ろぺす見て見て、トッポギがたっぷりあるよ」
おまりー君、あれはキムチのスープじゃ無いよ、君の身体を形成する赤血球の集合体さ。
おまりー君、あの白いのは韓国の餅じゃ無いよ、君の身体を支えてる100%カルシウムさ。
ポケットから青春18きっぷが零れ落ちた。チキショウ、この切符さえ買わなかったらこんな事にならなかったかも・・・
その時に俺はやっと異変に気付いた。
1と8の間に0がある。
これ、残念ながら18じゃない。残念ながら青春108きっぷである。青春煩悩きっぷである。
思春期の少年達は様々な煩悩を抱え、それと実際の自分との差を感じながらもやがては自分の生きる道を見つけていくのだ。
煩悩は決して悪い事では無い、俺は今、声高らかにそう叫びたい。ごめん嘘。んな余裕ある訳無い。
どうりで地獄行き電車に乗り込む訳だ。今更冷静な推測をする俺。
「ご乗車ありがとうございました、生命線の終点、地獄、地獄です」
背後から勝ち誇った響きのアナウンスが流れる。ヤバイ、ヤバイ。
おい、おまりー!どうするんだよ!俺たちど、どっどどどっ、どうするんだよ!
「ちょ、今トッポギ食べてるのにアンタ話しかけないでよぉ」
おまりーがこっちを見る。カルシウム100%のトックみたいな顔をしている。
おぉ、
頭蓋骨。
自分の手の平を見つめる。生命線どころか肉さえ無くなっている。
すいません、ポッキー売ってますかね?俺とそっくりになった車内販売員に問う。
「あ、トッポッキならありますよ」
トッポッキってトッポギの別名やん。出展はウィキペディアからやん。
電車を降りるその時まで、死神はどや顔をしていた。
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ペーパードルフィン 漫才/冷静教師 (7/8) |
春美:え?マジで? 涼輔:100%落ちたと思った・・・ |
偶然が続くと必然って言いますけどね。今期3勝目!ペーパードルフィン! |
春美:どうも、あくまで男性コンビ、ペーパードルフィンです。
涼輔:春美って名前はチュートリアルの徳井義実さんみたいなもんだと思ってください。
春美:それは・・・遠回しにボクのことイケメンって
涼輔:言ってません。
春美:にしてもね、不登校って深刻だと思うんだよ。
涼輔:あー、確かに最近問題になってるよね。
春美:そういう不登校の生徒を熱血教師が説得しにきたりするんだよね。
涼輔:かっこいいよね、ああいうの。
春美:ただボクね、正直熱血とか大っ嫌いなんだよ。
涼輔:なんてこと言いだすのさ。
春美:逆に冷静な先生が説得するほうがかっこいいと思うんだよ。
涼輔:冷静な先生が?
春美:うん、感情に流されないほうがしっかり説得できるんじゃないかなと。
涼輔:なるほどね。
春美:だから涼ちゃん冷静な先生になってボクを説得に来てみて。
涼輔:僕が冷静な先生やるのね。わかった。
涼輔:「神田君、学校に来なさい。」
春美:「学校なんか行きたくないよ。」
涼輔:「なぜですか?」
春美:「クラスでいじめられてるんだよ。」
涼輔:「でも、いじめなんかに負けてはいけませんよ。」
春美:んー・・・なんか違うんだよなぁ・・・
涼輔:え?ダメだった?
春美:「いじめなんかに負けてはいけませんよ」ってなんかなぁ・・・
口調冷静にしただけで、まだ熱血さが残ってて不快。
涼輔:不快まで言う?
春美:そうだなぁ・・・もっと冷静沈着な感じでお願い。
涼輔:もっと冷静沈着?
春美:やってみるよ。
「学校なんか行きたくないよ。」
涼輔:「なぜですか?」
春美:「クラスでいじめられてるんだよ。」
涼輔:「考え方の問題です。学校に来なさい。」
春美:んー・・・なんか違うんだよなぁ・・・
涼輔:また?けっこう冷静な意見言ったと思うんだけどな。
春美:そうだなぁ・・・もっと冷酷無情な感じでお願い。
涼輔:冷酷無情な先生に説得されて学校行きたくなる?
春美:なるよ。やってみよ。
「学校なんか行きたくないよ。」
涼輔:「あなたに選択権なんてありません。学校に来なさい。」
春美:んー・・・なんか違うんだよなぁ・・・
涼輔:けっこう冷酷だったと思うけど。
春美:そうだなぁ・・・もっと極悪非道な感じでお願い。
涼輔:極悪非道な先生っていうと、説得と言うより脅しっぽくなんない?
春美:あ、じゃあもういっそ脅しでいいよ。
涼輔:生徒脅す時点で先生失格だよ。
春美:やってみよ。
「学校なんか行きたくないよ。」
涼輔:「学校に来ないと、あなたのお母さんがどうなっても知りませんよ。」
春美:んー・・・
涼輔:また?
春美:極悪さが足りないかなぁ。
涼輔:どうしろってのさ。
春美:そうだなぁ・・・もっと大量虐殺な感じでお願い。
涼輔:・・・4文字なら何でもいいってわけじゃないからね?
春美:いいからいってみようやってみよう。
「学校なんか行きたくないよ。」
涼輔:「学校に来ないと、駅前に仕掛けた爆弾を爆破します。」
春美:んー・・・ちょっと熱血っぽさが出てきちゃったかな。
涼輔:どこに熱血っぽさがあった?
春美:爆風熱いし、人々から血が出るし。
涼輔:無理やりじゃん。血が出ない大量虐殺って無理でしょ。
春美:そうだなぁ・・・もっと瞬間冷却な感じでお願い。
涼輔:瞬間冷却?・・・・・えっと・・・・・
「学校に来ないと、私の息で駅前の人々を凍らせますよ。」
春美:そうそうそう、そんな感じ。OK。
涼輔:なんで雪女になってOKなのさ。
春美:でもなんか物足りないなぁ・・・もっと睡眠不足な感じで。
涼輔:・・・はぁ?
春美:「学校なんか行きたくないよ。」
涼輔:えっと・・・「私は早く帰って寝たいんです。さっさと学校に来なさい。」
春美:ちょっと、極悪非道と大量虐殺と瞬間冷却どこいったのさ。
涼輔:さすがに全部あわせるのは無理だよ。
春美:ダメ!全部あわせてやってくれないと。
涼輔:無理だってば。
春美:しょうがないなぁ。じゃあ極悪非道抜いていいから。
涼輔:極悪非道じゃないのに大量虐殺はしないと思うんだけど。
春美:じゃあ冷静沈着抜いていいよ。
涼輔:それ抜いたら熱血になっちゃうよ。
春美:そっか。じゃあやっぱ全部混ぜてやって。
冷静沈着で冷酷無情で極悪非道で大量虐殺で瞬間冷却で睡眠不足な先生の生徒説得。
涼輔:・・・・・えっと・・・・・
「睡眠時間のためなら駅前の人々を凍らせてもかまいません。学校へ来なさい。」
春美:それだとただの自己中な先生だよ。
涼輔:一体どうしろっていうのさ。こんないっぱい詰め込んだの無理だよ。
春美:しょうがないなぁ。じゃあ生徒説得抜いていいから。
涼輔:すること無くなっちゃうじゃん。もういいよ。
二人:ありがとうございました。
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市河:今日は漫才ということで。
涼輔:緊張しましたね。僕ら漫才苦手なんですよ。
市河:じゃあなんであえて漫才で挑戦を?
涼輔:苦手意識をなくそうと思って・・・
全然なくならなかったですけど。
市河:なるほど。
・・・あれ?春美君と碓氷は?
涼輔:あ、春美が実家から送られてきた野菜をおすそ分けするって言って、二人で楽屋帰りましたよ。
市河:・・・・・ちょっと連れ戻してくる・・・・・
涼輔:いってらっしゃい。
さてと・・・それでは次の挑戦者です。どうぞ。
市河:司会やらないでいいから!
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サイクルハンマー 325KB |
おか:まぁ今回の敗退は、らしいといえばらしいですね。こんなんだから1流として世間から認められないんですよ。 あべ:第6期C大会ではこの悔しさを晴らしたいです。 |
先天的セラ 269KB |
名もなき戦闘員のようにすぐ負けましたね。 |
インタープラグ 213KB |
八神 精進すべし。 綿谷 俺たちのことでしょ。 |
1組目 サイクルハンマー |
・回文「さだまさしさま、ダサ!」 ごめんなさい、ダサくないです。調子乗りました。 えっと、ネット長文でのお笑い芸人の名前とか出すのは嫌いなんですけど、この使い方ならOKかと思います。 ただ「子供が嫌いで、お笑い芸人のギャグとか使ってきたら寒くて凍死する」 というキャラを序盤にドドーンと、あたかも“これはフリですよ”くらいの勢いで書いちゃってるので、 終盤にそれを使ったボケがあるのは想像の範疇でした。 と、書こうと思ったのですが、まさか先生の何気ない一言でそれを連想させ、 更にそれによって、幼稚園児をしゃべる事で起こる「誰がしゃべってるのか分からない混乱」も、自然に防いでるとは。 そこから「実は扱い方はしっかりしてた」という落とし方、見事でした。 単に会話をする形式じゃなく、途中第三者をしゃべらせずに使用するやり方 (まず二人の会話、そこから二人のまま誰かを加えて何かしらの行動)のネタは、 話があっちこっちに飛ぶ傾向があるんですが、これはまさにそれだと思いました。 でも序盤から終盤までは「何事も堅く、乳幼児が苦手」というキャラがしっかり立ってるんですよね。 何だろう、言葉で伝えにくいなぁ。お歌の部分が少々余計だったかもしれません。 「さだまさし」や「島谷ひとみ」等の実在者の固有名詞のボケは受けにくいですし。 電車ごっこのボケは良かったのでそれは序盤の会話に上手く組み込むとして、後の物は正直言って蛇足のような気がしました。 後はツッコミが微妙でした。 中盤の、あっち向いてホイの方向に牛スジやダイアモンドやのボケは面白かったんですが、ツッコミがその勢いを止めている感じ。 語尾も多少は統一した方がいいかと思います。「○○ですか!」「○○か!」。 「新しい先生・初対面の相手」という事で敬語のツッコミが主流だと思うんですが、僕だったらそれでツッコミにくい場合は、 迷わず序盤に「昔の後輩」や、「昔の友達(これは少々不自然)」という設定にして、 「新しい先生だけど親しい・顔馴染み」なので「○○か!」というツッコミでも違和感ない空気に作り変えます。 ボケは全体通して盛り上がりが無かった印象です。もう少し推敲してみてください。(6点) ・非常に惜しい作品だと思います。 コント全体の流れ、おかのフレーズなんかは良いと思います。 「これは運命です」「乳幼児のみなさん」 「・・・言うことを聞いてくれなかった!」「乳幼女」 どれも非常に素敵でした。 しかし、お歌の時間の件でその良い流れが切れてしまったような印象を受けました。 さだまさしの〔償い〕。深く考えさせる良い曲ですよね。私も好きです。 ただ、ここにこれを持ってくるのは「ちょっと違うんじゃないかなァ」と思います。 どうせならシューベルトの〔魔王〕にするだとか、 誰でも知っていそうで単純に笑えるような物の方が向いていると思います。 この部分の唐突なマニアックさが、読み手の思考を一旦停止させています。 他の部分は良作だと思わせるに十分な出来でした。 偉そうなこと書きました。 すいません。(3点) ・コントとしてしっかり成立しているとは思うのですが、ちょっと無難にまとまりすぎていると思いました。 ボケの子供嫌いだけど血筋から保育園の先生にならなきゃいけないっていうキャラいいと思うのですが、 もう少しその設定を色濃く出してもよかったんじゃないかなと思います。 ダイヤモンドとか牛スジとかは子供嫌いキャラとの関連性が薄く、ボケに使うにしては 弱いかなと思います。 もっと乳幼児とか乳幼女とか子供たちと壁を感じさせるようなボケが見たかったですね。 またさだまさしと島谷ひとみの部分はいらないんじゃないかなと思います。少し周りから浮いているように思います。(5点) ・子供が嫌いな保育士という、比較的よくある内容でしたが、やはりさすがに上手くまとめていました。 しかし、途中の流れの中の大きなボケで、子供が知らないような歌を持ってくる、というのはありきたりかなと感じました。 一つならまだ良かったのですが、二つ続けてしまうと、ちょっとくどいです。 しかしその前の、硬い!の連発は笑いました。牛すじに振り向く乳幼児は嫌ですねw オチも上手いこと決まっています。それ故、途中のボケの爆発力の弱さが目立ってしまっていました。(6点) ・悲観的な先生ってキャラの使い方は上手いです。償いとか乳幼女とか。 ですがペルセウスで全てぶち壊しです。 前に出した償いよりボケとしては明らかにパワーダウンしてますし、 もっと元気の出る曲というテーマに沿うならアップテンポだけど暗い歌詞の曲とか、 逆に前向きな歌詞だけど渋いとか他にも色々あったはずです。 あとはもっと爆発力のあるボケが歌以降に欲しいです。 でもペルセウスが名曲だというのには力一杯頷きますよ。(6点) |
2組目 インタープラグ |
・第一段階である「文章の書き方」、第二段階である「読み手への配慮」はクリアしてるんですが、 中身がとにかく薄い。 「痴漢した事に対する事の小ささの例え」として、相撲とかを例に挙げたのは良発想だと思うのですが、 そこから先がスッカスカ。「優勝した相撲取りは体を触られる」事だけを例にしてたら勿体無いです。 例えば………………他にもなんか体を触られても平気な事例を挙げてですね(事例が挙がらなかった)、 これでもかと言う程に展開を作ればいいかと。 此処までだと0点だったんですが、今では横綱ってので2点追加。(2点) ・ラーメンズの[STUDY]へのオマージュですね。 (ということは前回のネタのオチは[無類人間]のイメージでいいんですよね。(笑 このネタには関係ないですけど。) オマージュ自体は大いに結構なことだと思います。 しかし、それは本家と比べられてしまう危険性も孕んでいます。 事実、私は読みながら自然に本家と比べていました。 そういった理由でこの点数です。 すいません。(2点) ・前回のネタと同じく、発想はいいと思います。若干どこかで見たような気もしますが。 展開もアイドル→相撲ときて、さあ次はどういった例をあげるのか、と期待が膨らんでいったところで、落すのはもったいなさすぎます。 オチをこういう形にするなら、あと2、3個は展開が欲しいです。あまりにもったいない。(4点) ・この程度でパクリというつもりはありません。 ですが、変な言い方をしますと、真似をするならもっと上手く、そして分からないようにしてください。 僕もこの元ネタのコント大好きですんで、少なからず影響を受けていると思います。 でも、ここまでキャラ、流れ、雰囲気を同じにしてしまうと、さすがに萎えます。 とりあえず審査は、このネタとしての点数を付けました。 ただ、一つ言いたいのは、このネタで勝って嬉しいですか? もし万が一、一から自分で考えた、ということなら、申し訳ございません。(1点) ・相変わらず設定がいいです。今回は笑いどころもそれなりにありましたし。 でも2人とも大人しめな上、特に物語が進展してるわけでもないので、 大きな笑いは一切ありませんでした。 あとはボリュームに乏しいのでもう一つくらい例え話が欲しいです。 大体なんでも3つあって完成なんですよね。三段オチとか三段論法とか。 それが欠如していては盛り上がらないのも当然と言えば当然です。(5点) |
3組目 先天的セラ |
・僕のちょっとした知り合いに「ネクロホース」ってアホ丸出しのパンツ野郎がいるんですけど、 そいつのショートコントのネタの中に、 「悪い知らせが二つあって、一つは寿命が残り24時間であること、もう一つはそれを昨日言い忘れてた事」ってのがありましてね。 このネタの5行目の「悪い知らせが二つある」ってトコで、「あのボケやーッ!!!」って頭の中に走りました。 軽くスクロールしても程ほどの長さがあったので、つまりショートコントで可能な発想を長文にする訳です。 僕の頭の中では「合間にどんな見事な繋ぎを見せるボケを使ってくるのかなぁ」と、 「神様どうか別のオチを用意してください」って思想が渦巻いてました。 いざ読みすすめて行くとですね、「物音や声で何言ってるのか分からない」ってボケがありましてですね。 僕の知り合いじゃない、手の届かない程凄い人に「Made in heaven」さんって方がいるんですけど、 その方のコントの中に「キ×××村」って超名作がありまして、 村の名前を言うたびに物音や声がしてキ×××村の×の部分が聴こえないっていうボケがあるんです。 まさしく丸被りだし、比べるのも悪いんですけど全く及んでない、 つまりは既に世間に流れている話題より劣っている物で挑戦しているのです。 手術患者がチョップしてくるとかオリジナリティのあるボケもあったんですが、 結局オチはショートコントでも可能な発想の領域。 どちらもの発想を知ってる僕の評価なので、どちらも初見の方の意見はどうなのかは分かりませんが、 このネタを一言で纏めると「ベタの引き伸ばし」です。(0点) ・うわーん、散々Aの結果ひっぱっといてそりゃあないですよ。一番最初に思いつくボケですよー! 裏切ってナンボみたいな書き方するからわくわくしながら読んだのにっ! あとはボケのパターンも先人が使ったものをそのまま引用したものばかりでしたね。騒音ボケとか女子学生とか。 もう少しオリジナリティのあるボケが欲しいです。(1点) ・こんなオチのアメリカンジョークありますよね。僕はこういうの好きです。でも、できればコントに使ってほしくはなかったですかね。 序盤、医者の言ったことが聞こえないというのが連続して続き、ちょっともたついたなと思いましたが 一つめの理由を言ったあたりから、軌道に乗ってきましたね。お前医者じゃねえのかよw あと、看護婦さんが非常にいい味出してますね。欲を言えば、もっといっぱい出てきてほしかったです。 女学生のふりをするというボケの中に、両方とも同じ名前というボケまで入れるなんて、すごい技術力だと思いました。 ただやはりオチが。オチだけが。(8点) ・狂言師に噴きました。暗に言うのがオツですね。 Aを言うまでの医者のテンションには終始笑いっぱなしでした。 ただ、前半の手術に入るまで「ちょうちょ」しか大したボケがなかったのがなぁ…。 医者の告知が聞こえないってのは手術への伏線としてはまずまずなんですが、 ボケとしては酷いです。だいぶ昔ですがどっかで見た事ありますし。 もう少し序盤に力を入れて練り直してみるといいと思います。(7点) |
4組目 NIKE |
・ミルミルという語感と設定に頼りすぎず、それどころか「中学がトクホ」「ミルミル口から出てる」「ヤクルト部」という滅多に無いボケ。 それに加え「時は○○年」のくだりや、円周率のくだり。 僕審査で「前後の繋がり」を大きく意識してるんですが、これはまさにその見本。 一つの円の中でボケが回っていて、忘れた頃にまたくる。素晴らしい。(10点) ・完璧だと思います。笑いました。 面白かった点を挙げればキリもないので省きますが、 笑いながらもサクサクと読み進めることが出来ました。 「こういう作品を書きたいなァ。」と思わせられました。 ありがとうございます。 審査と言うより、一読者の感想のようになりました。 すいません。(10点) ・面白い作品にいろいろ言うのは無粋ですよね。(10点) ・特定保健用学校 およそπ 破壊力ありすぎでしょうこのフレーズ。 最初から最後まで非常に面白かったです。ボケツッコミともに、お手本のようでした。 たった一つ、漫才するのが緊張するというのは珍しいことではないと思います。 そこだけ違和感でした。 とはいえ、そんなんで減点はしません。面白かったです。(10点) ・皆の得点が分かって最後に審査する管理人心理としちゃこれはすっごい難しい場面なのねホント。 もう大爆笑できなかったら遠慮なく9点8点とつけてやろうかなと思ってましたが、 πが面白過ぎますって。(10点) |
5組目 ペーパードルフィン |
・まぁ僕も不登校なわけですけどもね。高校なんてクソくらえ! いや僕の学校は虐めとかそんな古臭いことやらない学校なんですけどね。 むしろそういう奴が居た方が喧嘩とかできて楽しい学校生活が送れそうだー、なんて言ってるんですけども。あ、審査です。 あぅあぅー・・・同期の人が面白くなっていくのが悲しい。どんどん抜かれていく。 なんだろう、この設定。なんか、すげぇ。 普通だったら、冷静教師のままで進んでいって…って感じなんですけど、 なんかもう楽しい暴走してますよね。 徐々に何かが変わっていくネタ…このネタでいう教師の感情なんですが、こういうの好きなネタです。 もう少し展開があればなぁ。すぐに読み終わっちゃったので。 でもまぁ、それだけ飽きない形のネタだったと思います。(9点) ・気持のいい漫才でした。 「極悪非道」以降は「ほぼ総て」と言っていい程面白かったです。 前フリからオチまでの流れに非の打ちどころが見当たりません。 NIKEさんの作品と差を付けるかどうかで迷いましたが、 私にはどちらも減点する程の箇所を見受けられなかったので、 御二方とも満点とさせて頂きます。 素敵でした。 ペーパードルフィンさんへの審査コメントなのに、 独り言のような事を書いてしまいました。 すいません。(10点) ・ジワーッと面白くなってきましたね。最後もうくちゃくちゃじゃないですか、面白っ。 ただ、こういう形式上、序盤がどうしても盛り上がらないというか、ボケが入れづらくなってしまうと思うんですよ。 もう少しコンパクトに序盤をまとめつつ、後半にもう一展開あればなおよかったかなと思います。(7点) ・冷血なフレーズで笑いをとるのはなかなか難しいですね。 多分、もっともっと冷血にしちゃえばいいと思います。まだ、普通の域を出ていないと思いました。いや、こんな事いう先生がいたら嫌ですが。 駅前を爆発とかも、ちょっと飛躍しすぎかなと感じました。もっと学校とからめた方がいいかなと。 ツッコミも勢いがつかなくなっちゃってますね。ボケとの温度差をつける意味でも、もう少し熱を持った方がいいかなと感じました。 ただ、最後の全てをあわせたときのセリフは、なかなかの破壊力でした。(3点) ・大量虐殺を加えてからが凄まじかったです。 最後の説得も集大成に相応しい面白さだった上、オチもしっかり落としてるので 読んだ後がなんか清々しいです。 序盤はフリだとはいえボケが少ないと思うので、難しい要求ではありますが、 雰囲気を壊さないようにボケを詰め込んでみてください。(8点) |
6組目 くるぶしソックス |
・あ、これ、CC−1の決勝で見て、「自分が絶対負けるネタ」に数えたうちの一つの18キップのネタや。 普段ティンコおっぱいティンコ言うてる人とは思えない作品ですよね。 こんなに目の前に画が浮かぶ文章はそうないですよ。ティンコ(10点) ・うわぁー、おもしれぇー。 失礼しました。 とても面白かったです。 とても面白かったですし、とても好きです。このネタ。 個人的には今回の中で一番好きです。 「完璧かどうか」とかではなく、もう好きです。 「青春煩悩きっぷ」なんていうフレーズも好きです。 もう、存分にどや顔すればいいと思います。 私、今回10点付け過ぎですね。 すいません。(10点) ・ストーリーテーリングの上手さはすごく憧れるものがあります。 出だしからオチまでスラーっとしてて思わず「モデル体系かっっ!」と突っ込みたくなります。 ただ、ろぺすの語りのテンションが自分とは合わなかったように感じます。なんというか、軽いです。 面白いことを言ってまっせ!的な空気が見えて冷めてしまいました。オチのどや顔とかはすごく好きです。(6点) ・文章で引き込むことができるというのは、うらやましい限りです。 ですが、今回はボケの量と質がちょっといつもより無かったかなあと感じました。 自分でみたことをツッコむというスタイルなので、ボケが曖昧なままのところがいくつかありました。 例えば、死神がウェイトレスの格好という面白い見た目なのに、ツッコむまで分からないというのは、ちょっともったいないかなと思います。 こういうスタイルのネタで、ビジュアルに頼るのは、やはり少しま難しいかと思います。 あとは、出店はウィキペディアっていうのは無い方がいいかな。 タイトルにもしかして意味がないんじゃないかと思い、不安になってきたところで、しっかりボケと結びつけるのはさすがと思います。 やはり文章力はあるので、もう少しボケを考えてみてください。(5点) ・しかし、何事にも終点というのはあるものだ。この列車も例外では無い。 「次はー、じごくー、じごくー。生命線の終点です」 こういうボケはこういう形式のネタじゃないとできませんよね。 素敵で独特な言い回しはこのネタでも健在なんですが、 今回は題材が少々重苦しいこともあってか笑いに繋がる言い回し、というのが少なかったように思えます。 特に終盤になるとホラー色が強まって多少のボケでは笑えませんでした。 別にホラーっぽくするのは悪くないんですが、そうするのであればオチでどんでん返しがあるとか、 とんでもないボケを用意するとか、もうボケ無しホラー路線まっしぐらとか、 なにか読み手を唸らせるものがないと。(8点) |
グループ名 | KB | OA率 | BL |
NIKE | 545 | 7/7 | A |
くるぶしソックス | 445 | 4/12 | C |
ペーパードルフィン | 425 | 7/8 | B |
サイクルハンマー | 325 | 10/12 | S |
先天的セラ | 269 | 0/2 | G |
インタープラグ | 213 | 2/4 | F |
NIKEが2組目の満点達成。コンビの達成は史上初。 くるぶしソックス、ペーパードルフィンは高得点でオンエア。 そして現チャンピオンサイクルハンマーがまさかのオフエア。 青バトの歴史に残る記録が2つも誕生した回だった。 |