第207回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

バーソロミュー教団  (2位)
無敵の12連勝!


リリコミンストレルショー  (3位)
今期2勝目!


ペーパードルフィン  (1位)
2連勝!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

ペーパードルフィン

コント/12月24日      (6/7)
春美:え?うそ、受かった。
涼輔:ビックリした・・・
とか言っといてホントは自信満々だったんじゃないんですかぁ?ペーパードルフィン!

二人:・・・・・

涼輔:春美・・・たしか僕は「クリスマスケーキ作って」って頼んだはずだよね・・・。

春美:うん。

涼輔:・・・なんでババロア作るかなぁ・・・

春美:これには深い事情があるんだよ。

涼輔:どんな?

春美:だって、スーパーに材料買いに行ったら、ババロアの素が視界に入っちゃってさ。

涼輔:・・・うん、それで?

春美:パッケージの写真見てたら、ババロア食べたくなってきてさ。

涼輔:・・・うん。

春美:気づいたら30箱買ってたの。

涼輔:・・・でもさ、何で買ったやつ全部使うかなぁ・・・

春美:せっかくのパーティーだからでっかいやつ作ったほうがいいじゃん。

涼輔:浴槽で?

春美:浴槽で。

涼輔:・・・まあ、言いたいこと色々あるけどさ、とりあえず1つだけ言わせて。

春美:ん?

涼輔:このままじゃ風呂場でクリスマスパーティーすることになるよ。

春美:あ、盲点!

涼輔:盲点とかそういう問題じゃないんだけどな・・・

春美:あ、じゃあさ、これを空き缶か何かに入れて居間まで持っていけばどう?

涼輔:なんでババロアを入れる器を考えて真っ先に空き缶が出てきた?

春美:「飲むババロア」みたいな。

涼輔:・・・できればスプーンで食べたいな。

春美:あ、じゃあティーカップは?

涼輔:確かにスプーンで掬えるけど、まだ「飲むババロア」の範囲内だよ。

春美:じゃあ何ならいいのさ!?

涼輔:こんな些細なことで大声出すなって。
   食器棚に大きい器あったでしょ?

春美:ああ、ジョッキ?

涼輔:「飲むババロア」一旦忘れて。
   いいよ、僕が使えそうな器持ってくるから待ってて。

春美:わかった、舞ってる。

涼輔:うっとうしいから舞うな。待ってて。

春美:はーい。



涼輔:春美ー・・・

春美:ん?何ー?

涼輔:ちょっとババロア置いといて、居間来てくれないー?

春美:はーい。



春美:どしたの?

涼輔:いや、ちょっとね・・・
   その前に1ついい?

春美:ん?

涼輔:口の周りにベットリ付いてるそれは・・・

春美:ババロア。

涼輔:やっぱり。つまみ食いしないでよ。

春美:つまんでないよ。浴槽に顔突っ込んで直で・・・

涼輔:余計タチが悪いんだよ。
   それより、2、3聞きたいことがあるんだけど。

春美:何?

涼輔:僕さ、「折り紙リングつなげた長いやつ作って部屋に飾って」って言ったよね?

春美:うん。

涼輔:何で鎖なの?

春美:これには深い事情があるんだよ。

涼輔:どんな?

春美:輪っか作るのが面倒だったの。

涼輔:・・・それで?

春美:だからホームセンター行って鎖買ってきたの。

涼輔:・・・何か部屋が牢獄っぽい雰囲気になってるんだけど。

春美:新しくない?牢獄クリスマス。

涼輔:新しいけど絶対楽しくないから。
   鎖に囲まれてババロア食べるクリスマスなんて絶対に嫌だって。

春美:そうかなぁ・・・

涼輔:そうだよ。
   あとさ、ツリー見てごらん。

春美:ん?ツリーがどうかしたの?

涼輔:僕は確か「ツリーに巻く電飾買ってきて」って言ったよね。

春美:うん。

涼輔:何でツリーが鎖でグルグル巻きになってんのさ。

春美:これには深い事情があるんだよ。

涼輔:・・・また深い事情?何?

春美:お店に電飾が売ってなくてさ。

涼輔:それで?

春美:だからホームセンター行って

涼輔:あ、その先いわないでいいや。大体見当ついた。

春美:あ、あっちのほうがよかったかな?
   事件現場とかに張ってある黄色と黒のテープ。

涼輔:・・・え?なんで?

春美:ほら、あれなら蛍光色だし、暗いところで目立つし。

涼輔:目立てばいいって問題じゃないから。
   どっちにしろ「危険 ツリーに近づくな」みたいになって恐いから。

春美:そう?

涼輔:そうだよ。あとさ、ツリーのてっぺん見てみ?

春美:ん?ああこれ?けっこう頑張ったんだよ?

涼輔:頑張ったのは見ればわかるけどさぁ・・・
   結局のところ鎖なんだよね。

春美:大変だったんだよ?鎖を丸めて溶かして星型にして・・・

涼輔:その労力あったら折り紙リング作れただろ・・・

春美:あ、そうか。

涼輔:なんで鎖だらけの部屋でパーティしなきゃいけないんだよ・・・
   これじゃあこの部屋でパーティー出来ないよ。

春美:じゃあ・・・風呂場行く?

涼輔:・・・・・仕方ないかな・・・・・



二人:メリークリスマース!

春美:さ、ババロア食べよ。

涼輔:ストップ。顔突っ込もうとするなよ。
   スプーン使え。

春美:はーい。いっただっきまーす!

涼輔:いただきます。

春美:美味しいね。

涼輔:うん、ババロアもけっこういいかもね。

春美:でしょー。

涼輔:うん。けっこう美味しく出来てるね。
   ・・・いや、待って。

春美:ん?

涼輔:やっぱりこのクリスマスパーティーおかしいって。

春美:どこが?

涼輔:わからない?

春美:・・・あ!料理忘れてた。

涼輔:いや、そっちじゃなくて・・・・・ってああ、そっちもだよ。
   せっかく僕がさっき作ったのに、浴槽一面のババロア見た衝撃で忘れてた。

春美:ババロアがものすごく美味しそうだったから?

涼輔:もう訂正するのもめんどくさいよ・・・
   いいや、とりあえず料理持って来るね。

春美:お願いね〜。



二人:・・・・・

春美:なんで天ぷらうどんなの?

涼輔:いや、これには深い事情が・・・

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リリコミンストレルショー

漫才/犬飼った      (2/2)
悪原:えっと、町々がトイ……いや、ストリップショー見にベトナムに行っちゃったので
   健全無害な僕が一人でコメント言いまーすウヘヘヘヘ。ど、どうぞウフフフフ。
町々:お前刈り取るぞ?
悪原:すいません……サイフ盗んでベトナム行ってすいません……。
   いやもうトイレ行ってる隙に町々の好感度下げてやろうなんてことは微塵グフ!!
   ……いえごめんなさい目論んでました……。
   あと呼び捨ててごめんなさい町々様でした……。はい、服従してます……。
   ほ、ほ〜らお腹を見せて服従のポーズグボェ!!
町々:……どうぞ。
お二人とも仲がいいんですね、変な意味で。リリコミンストレルショー!

悪原:ワン、ツー、スリー、国構え! 国構え! リリコミンストレルショーでーっす!
町々:ふーん、死ねば?
悪原:おいおーい! 出だしで俺が考えた一発ギャグやろうぜって言ったのに何でお前だけやらなかったんだよーっ!
町々:くつじょくだもの。
悪原:ところでさあ、俺最近犬飼ったんだよねー!
町々:とうとつ。で、犬種は?
悪原:トリケラトプス!
町々:ふーん。
悪原:かわいいんだぜー! まるで重戦車なんだよ! あ、名前はネコって言うんだけどさ!
町々:お前感性相当歪んでるな。
悪原:本当に可愛いんだよ! 俺が取ってこーいってボール投げるとするじゃん!? 
そう! 取ってこないんだよ!
町々:じゃあボール投げるなよ。
悪原:朝起きる時なんてさ、ネコがさ、こう、俺に散歩行こう行こうって頭に体重かけてくるんだ。
町々:お前じゃれ殺されるぞ。
悪原:そんな風にけしかけるもんだから、ケラちゃんを散歩に連れてくのがライフワークになってさ。
町々:名前ネコじゃなかったのか?
悪原:いやー……楽しいんだよねー。ボール投げても全然取ってこないの。
町々:だから、だと思ったら投げるなよ。
悪原:でもさ……やっぱり生き物は何時か死ぬんだよな……。
町々:そりゃあ犬を飼うってそう言うことだろ。
悪原:あぁ……。トリノスケ、ティラノサウルスに殺されたんだ。ありえねえよな、恐竜だなんて。犬が勝てるわけないのに。
町々:トリケラトプスも恐竜扱いしてやれよ。あとお前、何でちょくちょく名前変えるんだよ。決まってないのかよ。
悪原:それでさ! また最近新しく犬飼ったんだよねー!
町々:またかよ。お前、良く犬死んだ直後にそのテンションで自慢できるな。
悪原:そりゃあ飼うさ! 犬好きだからな!
町々:犬種は?
悪原:ヒトラー!
町々:ふーん。
悪原:かわいいんだぜー! まるでチャップリンみたいなんだよ! あ、名前は木村庄之介って言うんだけどさ。
町々:お前角界を冒涜しすぎだよ。
悪原:本当に可愛いんだよ! はっけよーいってボール投げるじゃん!? そう! 取ってこないんだよ!
町々:必然だよ。だから投げるなよ。
悪原:それにさ、抱っこしてやると喜ぶんだよ! 顔とかペロペロ舐めちゃってさ!
町々:お前らナチュラルにキモいよ。
悪原:時々卍固めとかかけてやると岩木山が喜んでさ! その調子でスリーカウント取っちゃったよ!
町々:SMか? あと名前変わりすぎじゃないか?
悪原:でもやっぱり生き物は何時か死んでしまうんだよな……。
町々:確かにヒトラーなんかは既に死んでるしな。
悪原:あぁ……。高見盛、朝青龍に殺されたんだ。突っ張りで。ありえねえよな、暴力振るうなんて。
町々:卍固めを暴力に入れないお前の方がありえねえよ。あと朝青龍を告訴しろよ。ついでに名前は一定にしろよ。
悪原:でもさ! またまた新しく犬飼ったんだよねー!
町々:懲りなさ過ぎだろ。どんなハイペースで犬死なせてるんだよ。
悪原:だからって飼うのは止めないさ! 犬好きだからな!
町々:じゃあ犬種は?
悪原:紙ヒコーキ!
町々:ふーん。
悪原:かわいいんだぜー! まるで海苔みたいなんだよ! あ、名前はエクアドルって言うんだけどさ。
町々:お前は今すぐドナー登録してありったけの臓器を提供したら良いよ。
悪原:本当に可愛いんだよ! 俺が取ってこーいってボール投げるとするじゃん!?その通り! 取ってこないんだ! 何度投げても!
町々:だから何で懲りないんだよ。いい加減飽きたよお前。
悪原:それに俺が風呂に入れてやろうとしてもさ、嫌がらないんだよ。むしろふにゃ〜って言うの? 本当にかわいくてさ。
町々:なあ、その犬、紙じゃなかったっけ?
悪原:でもさ……。ただやっぱり生き物は何時か死ぬんだよな……。
町々:お前段々死なせる間隔短くなってないか?
悪原:風呂に入れたらさ……溶けて死んじゃったんだ……。ありえねえよな、水なんて……。
町々:ありえねえのは水に入れたお前だよ。あとお前、その犬トイレットペーパーだったろ。紙ヒコーキ飛ばないだろ。
悪原:でもさ、またまたまた新しく犬飼ったんだよねー!
町々:お前の記憶力はアヒルか。……犬種は?
悪原:ニュートリノ!
町々:ふーん。
悪原:かわいいんだぜー! まるで時空みたいなんだよ! あ、名前はインフィニティって言うんだけどさ!
町々:突然荘厳になったな。
悪原:俺がとってこーいってボール投げるとするじゃん!? そう! 「虫ケラが・・・。」って呟くんだよ!
町々:蔑まれてるじゃん。
悪原:でもやっぱり生き物って死んじゃうんだよな……。
町々:もう明らかに飼ってすぐ死んでるだろ。
悪原:現実という名の死の匂いに溺れて、モノクロのテーブルの上にインフィニティの塊が転がってたんだ……。ありえねえよな、夢の境界線なんて。
町々:お前は何を言っているんだよ。突然の詩的にも程があるだろ。具体性を持てよ。
悪原:俺……インフィニティにまで死なれてさ、思ったよ。俺、犬を飼う資格なんか無いのかな……って。
町々:疑問を持つ必要性がないほどにお前に犬を飼う資格はねえよ。
悪原:それでもさ、やっぱり俺は犬が好きだから。また、飼うことにしたんだ。
町々:ポジティブだな。……犬種は?
悪原:町々!
町々:お前が死ね、バーカ!
悪原:ほらーっ! ボール取って来ーい!
町々:行かねえよ! このスットコドッコイが……って、あれっ?(タッタッタッ)

二人:どーもで。

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バーソロミュー教団

コント/川畑探偵事務所と推理アニメのお話      (12/12)
うむ
手ぇ抜き過ぎですって>コメント 今期3勝達成!バーソロミュー教団!

ここはとある街に佇む川畑探偵事務所。大した手柄も無く、担当する事件はいつも猫探しや食い逃げばかり。
一人の平凡な探偵が毎日退屈な日々を送っている。
だが、その変化無き一日に歯止めをかけた、一人の男との物語。


・

・

・









川畑:つまり、普段「猫探しのファンタジスタ」やら、「食い逃げのポンポコリン」
   更には「推理出来ないウヒョドテチーン」との愛称で呼ばれている俺に、
   探偵アニメのストーリーを考るのを協力して欲しいと。こういうことか。

二宮:つまりはそういうことだ。
   最近は学園物や冒険ばかり。誰もが夢を見すぎなんだ。
   その点、推理物というのはどうだ。
   推理する力、悩む力、思考する力、なんや凄い力。
   推理物には其れほどの豪華な力が勢ぞろいしている。   

川畑:お前のボキャブラリーを総動員させても所詮「頑張る」以外の良さは持ち合わせていなかったんだな。
   
二宮:まぁそう言うな。

川畑:それ以前に、俺の愛称の2/3が全く言語性を持ってないとこに驚いた。
   残りの1/3も対して嬉しくない。
   それにしても、何故俺がアニメを考えるんだよ。漫画家でも無いのに。

二宮:実は俺の知り合いに有名なテレビ局のお偉いさんがいてな。
   さっき俺が話した理論で、「推理物はすげー」って結論が出たんだ。

川畑:知り合いのお偉いさんのボキャブラリーもその程度か。
   しかもお前等の結論ガキ臭いわ。

二宮:それで探偵物のアニメを描くことは出来るが、構成を考えるのは難しいっていうマンガ家がいてな。
   俺一人の力ではどうにもこうにも。
   そこでここはリアルに、探偵やってるお前さんにストーリー中心に協力してもらおうって事になって。

川畑:うーん、でもなぁ…
   俺にそんな、続き物のアニメを考える能力があるものか…

二宮:それに関しては大丈夫、連載物とかじゃなく、二時間枠1回分に収まるアニメに設定してるんだ。

川畑:1回だけなら、考えてもいいかなぁ。

二宮:お前とは、中学校時代によく『数字の1の次は2っていう概念をぶち壊そうな』って夢の話題で盛り上がった中じゃないか。
   
川畑:俺ら何を目標に盛り上がってたんだよ!
   
二宮:なぁ、お前しか頼む奴いないんだ、頼むよ。
   そりゃ、いきなりこんな話持ってきて申し訳ないと思っている。
   だけど、だけどな?
   俺は、じっちゃんの名にかけて、ヒントはいつも一つなんだよ!

川畑:有名な探偵マンガの名言を巧みに組み合わせやがったな。
   でもまぁ、俺は別に構わないぜ?
   実際、仕事が少ないのも事実。暇なのも事実。
   残念ながら普段味合わない大きな事件の妄想ならいくらでも出来てしまう。

二宮:よし、決定だ。
   早速、簡単な設定や背景を説明する。
   局側が突きつけてきた条件は3つ。
   『普通の探偵マンガに無いような斬新さを入れろ』
   『あまりに残酷な犯行は控えろ』
   『猫探し要素を入れるな』

川畑:最後おかしいだろ!いくら俺でも本格的な探偵物に猫要素は加えねぇよ!

二宮:これ等を元に俺がある程度作った作品にお前が探偵に関する事柄を加えていく。
   これでいいな?

川畑:あぁ、分かった。

二宮:まず『普通の探偵マンガに無いような斬新さを入れろ』だ。
   奇抜な背景設定をまずは組み込んだ。
   『此処は人里離れた山奥の洋館・ヘッポコピーハウス。
    これから此処で悪夢のような惨劇が繰り返される』 

川畑:名前でぶち壊しだわ!雰囲気設定完全無視か!

二宮:『午前10時、それは起こった。
    主人公に妙な視線が走る。嫌な空気だ。
    と、その時!誰かが黒板に爪立てて「キーッッ」ってやったのである!!』

川畑:雰囲気と合って無さすぎだろ!確かに鳴ったらビクッてなるけども!

二宮:『枯れゆく山の木々、崩壊寸前のデパート』

川畑:大惨事だなおい!!ってそれより、何で山奥にデパートが建ってるんだよ!
   それの方がミステリアスだわ!

二宮:お、それいいな。流石だな、採用しよう。
   『此処は人里離れた山奥の洋館・ヘッポコピーハウス。
    これから此処で悪夢のような惨劇が繰り返される。
    あれ、あんなトコにデパートがある。怖ッ!』

川畑:今後の悪夢のような惨劇に期待出来ねぇよ!!

二宮:何、惨劇に期待できない!?それは致命的ではないか。
   よし、設定を変えよう。
   いっその事、最初は平凡な学校からスタートさせよう。

川畑:多少恐怖感が薄れるけど、そっちの方がいいかもな。

二宮:『此処はスクランブル交差点のど真ん中に建てられたとっても平凡な学校。』

川畑:校風が平凡でも環境がサバイバルなんだよ!!危なすぎるって!

二宮:『あぁ、今日も爽やかな朝だなぁ。ん?車が...ズドーン。首がすっ飛んだ。』

川畑:早速被害者が出ちゃったよ!!しかも思いっきり残酷!

二宮:何、残酷!?それは違反ではないか。
   こうなったら、最初の設定で行くしかないな。

川畑:アレしかないのかよ!!

二宮:『此処は人里離れた山奥の学校・闇影村中学校。
    これから此処で悪夢のような惨劇が繰り返される』

川畑:おぉ、それっぽくなった!

二宮:『午前10時、それは起こった。
    主人公に妙な視線が走る。嫌な空気だ。
    と、その時!誰かが黒板に爪立てて「キーッッ」ってやったのである!!』

川畑:結局それなのかよ!!

二宮:『耳を押さえる教頭、耳を押さえるその他』

川畑:スケール小さくなったな!!というか、何で教頭だけピックアップしたんだよ!

二宮:『ついにこの学校も、あの伝説の「黒板キキキ連合」に狙われたのである!』

川畑:そのダサい連合軍は誰なんだよ!

二宮:『一刻も早く本土に連絡する事を促す教頭。
    用務のおばちゃんをナンパする校長。』

川畑:校長もう少し興味持てよ!!

二宮:『教頭が救助を頼もうとしたその時である!
    何者かによって、電話線が切断されているのに気付いた!』

川畑:推理物ではよくあるパターンだよね。

二宮:何、よくあるパターン!?それは駄目じゃないか。
   我々は「斬新さ」を求めているんだ。
   よし、電話線は繋がってることにしよう。
   『教頭が救助を頼もうとしたその時である!
    電話線がちゃんと繋がっている!50本も繋がっている!』

川畑:繋がりすぎだろどう考えても!!

二宮:『50本もあってはどれが本物か分からない…電話は断念だ…』

川畑:電話すればどれかは通じるだろうが!バカか!

二宮:『此処は人里離れた山奥、誰も助けに来やしない。
    恐らく異変に気付いて助けに来るのも、3日はかかるであろう。』

川畑:確かに、お決まりだよな。

二宮:何、お決まり!?それは駄目駄目じゃないか。
   我々は「斬新さ」を求めているんだ。
   よし、救助がすぐ来ることにしよう。
   『此処は人里離れた山奥、だけど皆なんとなくですぐ助けに来てくれる!
    恐らく異変に気付く前にノコノコやってくるだろう。』

川畑:何を「なんとなく」感覚で山奥にやってきてんだよ!しかも表現がのん気だよ!

二宮:『教頭が外に出ると、黒板キキキの音で気絶した救助隊が数千人。』

川畑:ほら異変前に来ると良い事ない!しかも人数多すぎだろ!

二宮:うむ、これではドンドン変な方向に行ってしまう。
   やはりここは、平凡な設定で始めるしかない。仕方ない。
   局側には、「斬新なの出来なくてごめんなさい」とか言って膨大な数のモヤシお裾分けしておくか。
   
川畑:平凡なのは結構だがモヤシってのはどうだよ!!

二宮:再スタートだ。
   『黒板キキキ騒動が起こってから僅か10分、
    偶然にも、女子トイレに盗撮用ビデオを仕掛けている名探偵がやってきた。』

川畑:名探偵どんな登場の仕方だよ!!

二宮:『名探偵「やれやれ、こんな学校に僕が呼ばれるとは、一体どんな事件なのかな?」』

川畑:てめェの女子トイレ盗撮の方が事件だよ!!

二宮:『名探偵「ふむふむ成程、黒板がキキキーって鳴ったのか。
        前代未聞の難事件だなぁこりゃ。参ったね」』

川畑:今までどんな事件を解決してきたんコイツは!

二宮:『で、被害状況は?
    うーん、まず最初の「キキ」で1人が気絶した。
    更にとどめの「キ」で3人が気絶した、と。
        一人が倒れた次は三人が倒れちゃったのか。面白い現象だね。』

川畑:1の次が2の概念がぶち壊れちゃったよ!!夢叶ったよ!
   ってそうじゃなくて!探偵と言えば推理だろ!?
   さっさとそういうの披露しちゃえよ!

二宮:おっと、そうだったな。
   『名探偵「フフフ、すぐに分かりましたよ。
        この事件の犯人そして、
        黒板キキキ連合のスパイは、黒板音鳴山太郎、お前だ!」』

川畑:名探偵とは思えないが、犯人は確実にソイツだろ!

二宮:『しかし、ここで名探偵は重大なミスを犯していたことに気付いた。
    なんと黒板音鳴山はその時間、両手にモヤシを持っていて犯行は不可能だったのだ!』

川畑:モヤシ大好きかお前!!

二宮:『と、その時である!
    「ニャー」教室にどこぞの猫がいたのである!
    ほらアレだよ、アニメでよくある“校庭に見知らぬ犬が入ってきて生徒が大混乱!”って感じ。
    あーしまった、ありがちな事をこのアニメに持ち込むのは厳禁じゃないかーいっつってね。
    でもまぁやっちゃったもんは仕方無いからね、モヤシでもお裾分けしておこうってな事考えてるわけですけども。
    いやなんかもう最近本当ダルイですよね。探偵さんはどうっすか?』

川畑:何で後半ラジオみたいな感じになっちゃってんだよ!!

二宮:『「つまり、黒板の音が鳴ったのは人為的に行われたものでなく、
     偶然入ってきた猫が黒板で爪を磨いだ物と思われる!」
     普段一言も喋らない根暗な男子が声を張り上げた語りだした。』

川畑:「謎解きになれば普段静かな男子が目を光らせる」とかいうあるあるを巧みに利用すんな!

二宮:『しかし、この猫は何処の家の猫なんだろうか。
    謎は深まるばかりである。』

川畑:何か方向性が変わってきたけど、推理物っぽくなったな。

二宮:『「あー、その猫、僕が依頼受けてた猫だよ!ミーちゃん!ミーちゃん!」
     盗撮したビデオを確認しながら探偵が声を張り上げた。』

川畑:何を謎そっちのけで女子のトイレ映像見ちゃってんだよ!
   そして結局、猫探ししちゃってるじゃねぇか!ダメだろそれじゃ!

二宮:おっとしまった!仕切りなおしだ!
   『「あー、その猫みたいなやつ、僕が依頼受けてたみたいな猫みたいなやつだよ!
     ミーちゃんみたいなやつ!ミーちゃんみたいなやつ!」』

川畑:うるさいなもう!!モヤシお裾分けするんだからこの際猫探しでもいいじゃねぇかよ!

二宮:『事件もひと段落着き、マジマジと盗撮ビデオを見ていたその時である!探偵が大声を上げた!
    「ちょっ、なんで女の子ってチンコ無いのー!?」』

川畑:今更何をほざいてやがんだこのクソ探偵野郎は!!
   「女の子の体を知らない小学生」とかいうAV企画か!!

二宮:『見事事件を解決!次なる推理は「何故女にチンコは無いのか」!
    これからも、推理の出来ないウヒョドテチーンこと、川畑探偵の物語は続いていく!』

川畑:この探偵のモデル俺だったのかよ!!もう断る!!

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【敗者コメント】
MindPercussion 353KB
霜山:やっぱな・・・・
橋本:厳しいよ・・・
マキ:頑張れば受かるっていうもんじゃないね
エルドラド 205KB
飯田:やっぱり6年振りの長文ネタだしなぁ。
村田:まだブランクが・・・
インタープラグ 205KB
綿谷 精進不足か?
八神 まだまだ甘いですね。

【ジャッジペーパー】  上から、BOMB、翔、あんときのナイスガイ、弧弦、銀沙灘(敬称略)
1組目 バーソロミュー教団
・安定した笑いを作れていると思います。
 また、電話線や推理の方向性の変化など吹くところもありました。
 逆に最後の最後で下ネタかよ!と期待を裏切られた感もありました。
 川畑探偵の愛称がアレだからしょうがないのかもしれませんが、
 製作中のアニメの案のまとめなんかを最後に入れてもう1山作れる気がします。
 また、やたらとヘッポコピーハウスみたいな語感によるボケが多すぎるかと。(8点)

・「ウヒョドテチーン」 この響きだけで点数上乗せしたいですわw
 ヘッポコピーハウスとか黒板音鳴山太郎とか黒板キキキ連合とか、センスはもう抜群なんですよ
 ただ個人的にはそういう言葉の響きが核となって進むネタとしては
 物足りなさを少々感じてしまったかなぁと
 もっと展開とかありえない発想で裏切りが欲しいというか
 夏草さんだからもっと高レベルを要求しちゃうというオレのわがままなんでしょうけど
 でも、面白いか面白くないかで言うと全然面白いです、はい(7点)

・文章の割りにボケが少ないと思いました。一つ一つのボケのレベルがスバ抜けているならそう感じなかったと思いますが
 そうでもなかったので、少し物足りない気がしました。
 デパート、盗撮、ラジオなど面白いボケもあったのですが、
 前半あまりボケがなく、デパート辺りからやっと笑えたのでスタートダッシュが遅れたかな、という感じでした。
 あと、惜しいと思ったのが「残酷な犯行は控えろ」という条件を首が吹っ飛ぶ以降に1度も出てこなかったことです。
 もっとこの条件は使えたんじゃないかなぁと思います。
 (残酷なシーンは控えなきゃいけないから、しょうもない怪我など)例えがしょうもなっ

 あとツッコミで1箇所だけ気になったのが

 川畑:「謎解きになれば普段静かな男子が目を光らせる」とかいうあるあるを巧みに利用すんな!

 と、ありますが、これ長いので『探偵じゃねえのかよ!誰だそいつ』の類のツッコミでいいかと思います。
 オチですが、安直な下ネタだったのであまりいい印象ではありませんでした。(6点)

・独特な設定ながら、その世界に引き込ませる技術や要素を持ち合わせているのは流石の一言。
 バカらしさも適度な感じで心地よく、多少長めですが飽きさせない内容で面白かったです。
 もうひとつ大きな笑いがあれば完璧でしたが、かなりの完成度でした。(9点)

・モヤシがね。モヤシで爆笑させるの上手いですね。
 いつも絶妙なタイミングで引っ張り出してきますから。
 他のボケも良質揃いです。
 終盤であまり盛り上がらなかったことと
 伏線があったとはいえいきなりドストレートなシモで閉めたこととで
 合わせて2点分引かせていただきました。(8点)
2組目 エルドラド
・島根と鳥取の仲が悪い理由は有耶無耶にされている気が…。
 自分が単純に地理の知識が足りないだけなんだとは思うんですけど、
 ネタを読んでてどこがボケてるかわからないところがありました。
 例えば「よこすか」など。
 また、全体的にですが、笑いっていうよりは上手いって感じがします。
 後半の橋ラッシュは特に。
 また、テンポが悪いようにも思います。
 具体的に言えば村田の1,3回目の「あぁ」の台詞あたりなんですが、
 1回目のところなら飯田が「本当か?たとえば?」などとすぐ次の話題に移れますし、
 3回目のところも飯田が尋ねているのにただ「あぁ」とだけ答えるのも間が悪くなるかと。
 それ以前にツッコミがもうちょっと目立ってもいいかと思います。
 なんかボケの補助や話題の修正に割かれているように感じました。(2点)

・無駄な行数や、安直な発想も多々見受けられましたが、漫才の教科書のような安定感もあり
 正直、将来性を感じさせていただきました
 これは磨けば光るタイプと言いますか、次に期待したいですね

 だって広島が「くれ!」って言ってるのに神奈川が「よこすか!」って言ってるんだもん

 こういう部分は上手いと思いますし、成長を期待できるコンビだと思いました
 あとはツッコミがただの指摘役になっているのも惜しいかなと

 ここからは野球の話をします
 谷繁は横浜に在籍していましたが、今は中日です
 あと、石井や三浦というベテランより、広島は投手陣の整備の方が大事だと思うんですよ
 ルイス、大竹、前田健太、青木、高橋と数は揃っていますがやはり中継ぎが薄い
 ということで横浜からは川村とか牛田とかをもらってください
 ジャッジペーパーよりもこっちのほうが長いとは、オレ死ねっ!(3点)

・うーん同じ漢字が入っている都道府県を対立させているだけって感じでしたね。
 仲良くしたいと言っているのに、仲が悪い都道府県を紹介するだけだったので
 仲良くする方法などを喋って、もっと長くした方がいいと思います。
 あとライバルって仲が悪いものなんじゃないですかね?(3点)

・設定が面白そうであっただけに、ネタの完成度の低さが浮き出てしまった印象。
 一発目のボケである「おすぎとピーコ」のくだりが、納得のいく根拠の無いまま終わってしまった時点で
 作りこめていない感じがまるわかり。その後も全体的に不安定な作りで、力不足でした。
 あと、谷繁って。いつ作ったんですかこのネタ。(2点)

・○○と○○の仲が悪い(良い)というやりとりの繰り返しばかりで後半は飽きてきてしまいました。
 もっと一つのボケを引っ張ったほうがいいです。
 「くれ!」「よこすか!」、架け橋など上手くて面白いボケがいくつかあったので
 共通の漢字みたいな安易なものではなくて、もっとそういう鋭い観点からボケを練ってください。
 とりあえず谷繁の件には目を瞑りますが、「確率」の誤字は確実に直すべきです。(2点)
3組目 インタープラグ
・最初からいきなりアナグラムを4つも出していてすごいと思いました。
 ただ、ツッコむなら1つ1つが良いかと。
 いちいち読み直す必要が出てきますし。
 また、ベイビーがすごく余計かと。ツッコミもひいてただけですし。
 これも笑いっていうよりかは上手いになってると思います。
 それぞれの文章にかかわりを持たせればまだ発展しますが、単発的なものばかりでしたよね?
 もうちょっとアナグラムする言葉を短くしてでも関連性を持たせるなどしないと厳しいかと。
 なるほど〜で終わってしまいました。(3点)

・ただの文字の組み換えだけで終わってしまった印象です
 笑いに繋げられていないんですよね
 文章ももう一度最初から読み直してください
 ちょっと日本語が間違っている部分があったと思うので
 でも、新しいことをやろうという意気込みは買いますよ(1点)

・根本的に文字を入れ替えただけでは、あまり笑いは起こらないかなぁと思いました。
 もう少し、ぶっ飛んだ入れ替えがあれば、もっと笑えたと思うんですが『霊は山菜に十年です』など無理矢理な部分もあったので。
 入れ替えたあとに解説する部分はよかったと思います。そこをもっと展開すればいいと思います。(4点)

・一言で言うと、強引です。技術が必要なネタの割に、作りこめていないですね。
 短い上に余計な展開も含まれていて、全体的に粗さを感じます。
 やはりこういうネタの場合は、もっとギャフンと言わせて欲しかったですね。(2点)

・ノリとハナコを咎めるユミは死刑です。
 アナグラム自体ではこれしか笑えませんでした。
 というか他のやつは意味不明なものが多くて、少々無理矢理な気がします。
 アナグラムに対するツッコミも全部言い終わってからじゃなくて、
 テンポは落ちますが一回一回ツッコんだ方が確実ですし、
 読み手がついてきやすいです。(3点)
4組目 リリコミンストレルショー
・ツッコミのテーマでも決めてるんですかね。
 前回はやたらとソフトな、今回はやたらとドライな感じがしましたw
 ニュートリノ以前は全くケチをつけられません。
 でニュートリノですが、さすがにそれをペット扱いするのは無理があるかと。
 他のに比べてかなり想像しづらいんですよね。
 オチも何で町々がボールを拾いに行ったかもよくわかりませんでした。
 それ以前のペットはみんな悪原の言うことを聞いていなかったので、町々が悪原に
 「虫ケラが・・・。」みたいなことを言ってシメる方が自然かと思いました。(9点)

・う〜ん……面白い事を言ってますし、漫才の形としては抜群なんですが
 雑と言いますか、ちょっとごちゃごちゃ詰め込みすぎなのかなぁとも思っちゃいました
 ツッコミも個性的なのは恐らく狙っているんだとは思うんですが
 個人的にはツボにはまらなかったのでこの点数にさせていただきます、ごめんなさい(4点)

・ツッコミが鋭くていいですね。
 名前ちょくちょく変わるとことか、ツッコミのタイミングが上手いと思いました。
 ヒトラーまではかなり笑えたんですが、そこからは同じ展開なのでさすがに飽きてしまいました。
 あと、ヒトラー既に死んでいるとツッコんだので、恐竜が絶滅していることも指摘しないと不自然だと思います。(6点)

・中盤のバカらしさ、非常にいいですね。冷静なツッコミもはまってましたし、テンポも安定してて面白かったです。
 冒頭と終盤はちょっと肌に合わなくて・・。そこでもっと魅せられれば文句なしでした。
 「犬種は?」「ヒトラー」って。シュール過ぎますぜホント。(8点)

・だんだん無茶苦茶になっていく犬種、犬が死ぬ間隔、冷たさがエスカレートしていくツッコミ。
 こういう細かい要素のおかげで同じ構成の連続でも飽きが来ませんでしたが、
 紙ヒコーキ以降は出オチ以外であまり良いボケはありませんでした。(8点)
5組目 ペーパードルフィン
・説明が丁寧でパッと情景が浮かんで良かったです。
 その結果スラスラ読めてどんどんネタに入り込めた感じです。
 テンションが低めながらもボケは強かったと思います。
 ただ吹くほどの笑いどころがやっぱ1か所くらい欲しいです。
 本当、悪いところはないんですよ。ただ何か物足りないというか…。

 最後天ぷらうどんを持ってきたのはランチタイムのネタの名残ですかねw(8点)

・ババロアが食べたくなりました
 そんなことはどうでもいいんですけどねw
 ちょっと山場がなく淡々とストーリーが展開されていったのが残念ですね
 一つの矛盾点に問い詰めていくという設定だけで終わってしまっているのがもったいないと思います(6点)

・二人のゆるい掛け合いは面白かったです。
 とくに鎖のたたみ掛けは笑いました。ですが

 涼輔:そうだよ。あとさ、ツリーのてっぺん見てみ?

 春美:ん?ああこれ?けっこう頑張ったんだよ?

 この会話で『なんだろう?』と思い、ハードルが上がってしまった分、溶かして固めたってのはちょっと期待ハズレでした。

 あと、最後に涼輔がやっぱりおかしい、と言った原因が分からなかったのでモヤモヤしたまま終わってしまいました。(7点)

・いいフレーズ揃ってますね。「牢獄クリスマス」。こういうの好きです。
 「!」の少ないやりとりの中にも、しっかりと出るとこ出るように作られていて、ボケに無駄なし。
 終盤やや落ち着いてしまった印象がある中でのこのオチも秀逸。面白かったです。非常に。(10点)

・ババロア。鎖。
 最初聞いただけではあまり笑えるものじゃないのにその後のやり取りでどっと面白くなりました。
 「あ、盲点!」「舞ってる」「大体見当ついた」
 ボケもツッコミも素敵なフレーズがいっぱいあったんですが、
 終盤、風呂場でババロア食べてるシーンで少々欲張りではありますが、
 「ってああ、そっちもだよ」以外に笑いの取れる箇所がもっと欲しかったです。(9点)
6組目 MindPercussion
・妄想壁→妄想癖
 目フィチ→目フェチ
 なんかこれはもうネタというよりも演劇って感じでした。
 もうすごく細かいところまで計算されているなっていう。よくぞここまで雰囲気を作れたなと驚きました。
 ただやはり長さの割に笑いどころが少なく無言のまま読み進めるところが長かったです。
 これはこれで好きですけども。
 お笑いの観点からはこの点数で、ということで。(5点)

・ボリュームたくさんです。ご馳走様でした
 これは一つの作品として見せてもらいますと、キャラに個性がなく
 笑わそうとする部分で軸が多少ぶれてるような気がするんですよ
 ちょっと審査が難しいネタなんですけどね〜
 個人的には笑った点数を付けさせていただきます(3点)

・目フィチ→目フェチ
 妄想壁→妄想癖

 唐辛子など多少強引なところもありますが、設定、展開、ボケがとてもよかったので満点にします。
 これはすごかったです。5人もいるのに台詞がゴチャゴチャにならずに読めました。
 その後の彼等も斬新で面白かったです。オチも文句なしです。(10点)

・長い割に、独特な設定の割に、そこまで大きな笑いが生まれる展開がなかったです。
 なんと言いますか・・クオリティの高さが、点数を付ける基準とは違うベクトルを向いてしまっている気がします。
 細かい部分での面白さはいくつかありましたが、あまり高得点を付けられる内容では無かったです。(4点)

・いやぁ………非常に骨のあるネタでした。
 これだけ長いのに全く読み手を飽きさせない展開をするのは至難の業だと思います。
 構成力は抜群ですね。
 笑い最重視である長文ネタとしては全然ボケの量が物足りないですが、
 コメディードラマとしては満点です。(7点)

【第207回結果表】 平均KB 343KB
グループ名KBOA率BL
ペーパードルフィン4536/7
バーソロミュー教団43312/12
リリコミンストレルショー4092/2
MindPercussion3530/1
エルドラド2050/1
インタープラグ2051/2
ペーパードルフィンが自身2回目の1位。
バーソロミュー教団は今期3勝目。
リリコミンストレルショーは2連続409KBで連勝。