第197回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

木のコットン  (3位)
リベンジ成功!


暗黒天国  (2位)
初オンエア!


チキンハートブレイカーズ  (1位)
初のトップ通過!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

チキンハートブレイカーズ

コント/偏差値150の学校に転校      (4/5)
小笠原:4連勝です!
塩田 :記念に4人組カルテットにしたいと思います!
小笠原:ただでさえキャラ作り大変なのにこれ以上増やされたらとんでもないよ!
    あと「4人組」と「カルテット」って同じ意味だから!減点要素だね!
野沢 :・・・・・・。
小笠原:だんまりは止めい!
…………………………チキンハートブレイカーズ!

小笠原:うう、緊張するなあ。今日が転校初日だしな。
    まず職員室で先生に会わないと。

(ガラガラガラ・・・)

小笠原:失礼します。今日から転校して参りました、小笠

塩田 :うるさーい!ドアは音が立たないように開ける!これ常識!

小笠原:・・・すいませんでした。

塩田 :で、何?キミは。

小笠原:今日から転校してきまして、担任の先生にまず挨拶しようかと思いまして。
    塩田先生はいらっしゃるでしょうか。

塩田 :あー、俺だよ、俺が塩田。お前が今日からうちのクラスに来る小笠か。

小笠原:あの、小笠原ですけど・・・。

塩田 :ああ!?お前さっき自分で小笠って名乗ったろ!

小笠原:あなたに割り込まれたんです。

塩田 :まあいいや。この学校は礼儀とかとにかくきびしいからな、覚悟しろよ。
    偏差値も150あるからな。

小笠原:150!?日本にそんな人いるんですか!?
    自分は全国偏差値60ちょっとなんですけど・・・。
    しかも周りからは頭良いって言われていたんですけど・・・。

塩田 :なら150までなんとかのばすんだ。絶対究極完全主義だからな、この学校は。
    早く教室にいけよ、数学の授業そろそろ始めるから。

小笠原:まあとにかくはすごい主義ですね。(大変な学校に来ちゃったなあ。)



小笠原:この教室だな。大きくて広いな。みんな黙々と勉強してる。近寄りがたいオーラも発してる。
    掲示板にそれぞれの生徒の目標が貼ってあるな。なになに。
    「総理大臣になる」うーん、やっぱり内容もすごいなあ。
    「偏差値300」って150あってもまだ物足りないのかよ!
    「私こそ日本だ」・・・これはこれでまずいだろ。危険思想だな。
    治安維持法が撤廃されてなかったら確実にこいつは引っかかるな。
    「灯台下暗し」ん?何だこれ。格言?それとも俺の理解能力が足りないのか?

塩田 :はーい、数学の授業始めるぞ!まずは小テストからだ!
    10年前の東大の入試の第4問だ!5分でとけ!

小笠原:そんな無茶な!できるはずがない!

   ・
   ・
   ・

塩田 :はい、そこまでー。回収しまーす。

小笠原:しかもまだ3分も経ってない・・・。

塩田 :ああ!?小笠!おまえ、何で解いてないんだよ!

小笠原:え、あの、その、転校したばっかりでまだよく・・・
    それとできれば早く小笠原って覚えてもらいたいんですが。

塩田 :丁度いいや、そのまま自己紹介。

小笠原:え、えっと、××高校から編入ということで転校してきました、小笠原です。

野沢 :ふっ、ゥレヴェルの低そうな学校だな。

小笠原:・・・・・・発音いいね、君。名前なんていうの?

野沢 :下層民に名前を教えるのは好きじゃないが、仕方ない。
    クラスのリーダーの野沢だ。別名「日本の象徴」さ。

小笠原:こいつだ!さっきの掲示板の危険思想!勝手に天皇気取っちゃってるよ!
    とりあえず、よろしくお願いします。

塩田 :自己紹介は終わったな。じゃあ授業はいるぞー!
    前回出した問題について考えてきたかー?

小笠原:どんな問題だったんだろう・・・、理解できるかなあ・・・。

塩田 :よーし、じゃあ野沢!答えてみろ!

野沢 :25×20は(100−75)(100−80)と変形できます。
    よって答えは450です。

小笠原:難しく考えすぎ!そんで結局計算ミスしちゃってるし!

塩田 :うーん、考え方はよかったんだけどなあ。小笠原はできるか?

小笠原:普通に500です。

塩田 :おお!すごいな!即答かー!

野沢 :何!普通だと!この問題は変形を利用していかに分配法則を・・・

小笠原:できるだろ、分配しなくても!なんかこの学校でうまくやっていけそうだなあ。

塩田 :じゃあ今日は発展問題を出すぞ。高校の範囲ではないが。
    数学にはドーナツのようなものを0とみなし、鉛筆のようなものを1とみなす見方がある。
    さあこの区別について定義せよ!

小笠原:訳がわからない!これ大学でもかなりマイナーな分野だし!

野沢 :はい、できました。レポートにしました。

小笠原:そしてまたこいつも早いなー!
    考える時間はおろか書く時間すらなかっただろ!

塩田 :むう・・・この方法は全く新しい定義を生むかもしれないな。
    数学協会に問い合わせてみるとしよう。

小笠原:すごいな!さっき2桁×2桁間違えたのは何だったんだ!?

塩田 :さすが野沢、クラスのリーダーだ!

野沢 :えへへ・・・だって僕は日本そのものですから。

小笠原:こいつの危険思想は先生側にも責任があるみたいだな。

塩田 :じゃあ数学はこれでおしまい!10分後現代文をはじめるから。

小笠原:あれ、これも塩田先生が担当ですか?

塩田 :勿論だ。わが学校はソー オールマィテイ ヴェリーマッチだからな。

小笠原:まあとにかく凄いんですね。次の授業までさっきの掲示板でも見てるか。
    みんなさっき即答した俺のことをうざってえ目で見ててとても友達作ろうって雰囲気じゃないし。
    なになに、校外活動の記録があるな。
    「学生科学大賞 受賞」やっぱ勉強系は強いなあ。
    「サッカー部3年ぶりに練習試合で勝利!」うーん、まあうれしかったんだろうけど・・・。
    「日本の正式名が野沢国に変化」なってないよ!学校側は推してるみたいだけど!

塩田 :はーい、現代文始めるぞー!まず漢字の小テストからー!

小笠原:やった!実は俺漢字は結構得意なんだよね。
    なになに・・・鬱という漢字を使って熟語を作れるだけ作りなさい。・・・え?
    何これ!憂鬱しか思いつかないし!採点基準もわからん!

   ・
   ・
   ・

塩田 :3分経ったな。よーしそこまで!どれどれ・・・
    1位は、野沢の2351個か。

小笠原:だからそんなに書く時間もスペースも無かったろ!鬱とか書くの時間かかるし!
    あいつは数学のレポートもそうだけどどれだけ筆記能力あるんだよ!

野沢 :先生、これだけ書けば日本を変えられますか?

塩田 :ああ、変えられるとも。頑張るんだぞ。

小笠原:やっぱり危険思想の原因は先生にあるな。鬱じゃ日本は救えないぞ。

塩田 :はいじゃあ教科書の1033ページ開いてー!
    小笠原は野沢に見せてもらいなさい。

小笠原:これまた教科書厚いな。辞書か?
    いや、広辞苑って言ったほうが正確だな。「暮らしの工夫辞書」なんかよりも分厚そうだ。

塩田 :相対性理論の2回目だな。

小笠原:そしてまた難しそうな内容だな。

塩田 :んー、じゃあ小笠原、相対性理論の具体例のところ読んでくれ。

小笠原:はい。えーと、「ストーブの上に手を・・・」先生、文字が消えてて読めません。

野沢 :ああ、ごめんごめん。ここはかなり予習しててさ。
    文字のインクが消しゴムで消えてしまったようだ。

小笠原:予習量ハンパ無えな!おい!
    教科書のインクってゴシゴシ消しゴムかけても薄くはなるが消えたりはしないぞ!

塩田 :どうしようもないから代わりに野沢、読んでくれ。

小笠原:先生もなんか俺が悪いような言い方だし!

野沢 :「ストーブの上に手を1時間乗せたとしよう。
    恐らくその1時間はたった1分であると感じられるだろう。
    好きな子の隣に1分座っていたとしよう。
    恐らくその1分は1時間もの長さに感じられるだろう。」

小笠原:これは聞いたことがあるな、有名な一説だ。
    そして逆!ストーブは1分乗せて1時間!好きな子は1時間座って1分!
    予習してきても結局なんも理解してねえじゃねえか!

野沢 :確かにキミのも一理あるな。しかし僕のいったことも一理あるので・・・

小笠原:どこが!?ストーブに1時間乗せて1分とかってどんだけ感覚神経鈍ってんだよ!

塩田 :確かに野沢は今度は間違えないように気をつけろよ。

野沢 :負けた・・・。日本そのものである俺が日本国民にやられた・・・。
    飼い人に手をかまれたな。

塩田 :おっ、上手いなあ。

小笠原:上手くない!日本国民全員ペットか!てか先生もさっきから不謹慎!

塩田 :はい、今日の授業はここまでー。今日進んだ300ページ分は復習しとけよ。

小笠原:そんなに進んだの!?具体例を述べただけじゃん!
    まあいいや。今日はもう帰ろう。疲れた。

野沢 :あの、小笠原くん?

小笠原:ん、何か用?

野沢 :キミなかなかやるなあ〜、転校初日でここまで答えるなんてすごいよ。

小笠原:(お、実はいい奴?友達になってもらおうかな。)ありがとう。
    キミもレポートとかすごいじゃないか。

野沢 :ああ、ありがとう。そこでさ、キミのことを・・・

小笠原:(お、いきなり初日で友達ができるぞ!)

野沢 :僕の第一下僕にしてあげてもいいかとおもうんだけど、どうかな?

小笠原:断る!

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暗黒天国

コント/おしえて!ハナ先生〜家庭科編〜      (1/2)
鈴村:やったよ!初オンエアだよ!
ハナ:hearts on air?
鈴村:そこまで格好良くない。
和訳(by Excite翻訳)すると「心臓、放送」。…グロッ。初オンエア!暗黒天国!

キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン
担任:はい、それでは試験を始めてください。

僕の名前は鈴村修。
今回の期末試験で、僕は家庭教師の白鳥ハナ先生とある約束をしたんだ。
それは、僕が中間試験の家庭科のテストで100点を取ったら、ハナ先生が僕とデートしてくれるっていう約束なんだ!
僕はハナ先生とのデートの為に、これまで死ぬほど家庭科を勉強してきたんだ。
デートの約束をしてからと言うもの、僕は一生懸命頑張って勉強したんだ!
部屋で2時間、トイレで1時間、学校の行き来の電車の中では8時間。
とにかく出来る限りの努力は全部やったよ!
僕は先生とデートして、ゆくゆくは先生に保健体育を教わりたいんだ!
さて、そうこうしているうちに5分も経過しちゃったよ・・・
早速問題に取りかからなくては・・・

問1:幼児が誕生しました。
   どんな名前を付けますか?
A、ヨシオ   B、タケシ   C、ボヴ

僕の恋は破れた・・・
っていうか、Cの「ボヴ」って何だ!?
せめて「ボブ」だろ!?
・・・よし、ここはAにしておこう。
さて、次の問題は・・・

問2:幼児が成長に伴ってするようになる事を順番に並べ、記号で答えなさい。
   A、首が据わる   B、酒を飲む   C、孫が生まれる
D、胸が大きくなる   E、パチンコに熱中する   F、立ち直る

時期があまりにも離れすぎだよ!
しかもCは自らする事じゃないし、A以外の選択肢は全て人によるよ!
それにFに関しては何が何だかさっぱりだよ!
とりあえず、「A→D→E→B→C→F」と書いておこう。

問3:ここからは保育の問題です。

今までの問題何だったの!?
十分保育っぽい要素はあったと思うけど・・・

   織田信長くん(5歳)が泣いています。どうやって泣きやませればいいですか?

何だこの異次元からの伏兵のような問題は!?
鉄砲やカステラみたいな珍しいものでも与えてあげれば泣きやむと思うけど・・・
とりあえず、「信長くんが喜ぶようなものを与えてあげる」と書いておこう。

問4:この問題も保育の問題ですが、あなたは後悔しませんか?

若干しつこいよ!
2回目だからまだ許せるレベルだけど、短気な人はきっと怒っているよ!
別に後悔もしないしさ・・・

   次の()を埋めなさい。 voi()e  ヒント:「声」は英語で何?

これ、保育の問題じゃなくて、ボイスの問題だよ!
しかもどっちかって言うと、家庭科というよりも英語の問題だからさ。
とりあえず、()には「c」と入れておこう。

さぁ、試験の時間は残りあと5分。
次が最後の問題だ!
ラスト1問を全力で解いてみせるぞ!

問5:カレーライスの作り方を()内に書きなさい。
   ( )

これを5分で解けと!?
しかも回答欄が小さすぎるよ!
・・・無理だ。
この問題を解くのは至難の業だ。
諦めるしかないのか・・・

「鈴村くん、頑張って。
 先生、応援してるからね。」
あぁ・・・
頭が真っ白になってきて、幻聴が聞こえてきたよ。
「鈴村くん、諦めないで。
 先生、鈴村くんが100点取ったら、一緒に遊園地に行きたいな。」
先生・・・
ゴメンネ、ハナ先生。
約束守れそうにないよ・・・
「鈴村くん、最後まで頑張って!」
せっ、先生!
幻聴が聞こえると思いきや、ハナ先生が本当に横で僕に声をかけていたよ!
試験官の先生が、僕とハナ先生を睨んでいるよ。
違うんです、試験官の先生!
不審者を利用した新手のカンニングじゃないんです!
ハナ先生が勝手にぃっ!


〜数日後〜

僕のカンニング疑惑の無実が証明されて、無事テストが帰ってきたよ。
僕の成績を見てよ。


2年3組16番 鈴村修

問1:A
   ○(Aの得票数が一番多かったので、先生の子供の名前はヨシオにします。生徒諸君、先生の息子の名前の決定打になってくれてありがとう!)
問2:A→D→E→B→C→F
   ○(何げにパチンコに負けてやけ酒を煽った女性が、孫が生まれた事で立ち直るという感動的なストーリーになっています。
   先生はこの作品で、ノーベル文学賞を狙います!)
問3:信長くんが喜ぶようなものを与えてあげる
   △(普通の子供ならそれで良いですが、信長くん相手では、あなたも鳴かないホトトギスのようになってしまいますよ。)
問4:c
   ○(1人、「voiジャイアントe」という謎の解答があった以外は、全員正解でした。)
問5: 未記入
   ×(「お湯で温めた袋を開けてご飯にかける」という解答が非常に多かったですが、問答無用で×にしました。)

70/100点
配点:1問20点(問3、問5は記述内容によって減点あり)


残念ながら満点は取れなかったよ・・・
でも、ハナ先生がテストの邪魔をしたお詫びに、デートをしようって言うんだ。
頑張った僕に神様がプレゼントをくれたんだ!
いや、僕は仏教徒だから仏様がくれたのかな?
本当に良かったよ!
ハナ先生、執行猶予が終わったら、一緒に遊園地に行こう!

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木のコットン

コント/メソポタミア文明について話しあわない会      (2/5)
シイ:なんとか勝てました。
コッ:どうぞ。
まさにその通り。紙一重の差でオンエア!木のコットン!

シイ:今日から「メソポタミア文明について話しあわない会」に入会させてもらう、シイタケです。よろしくお願いします。

コッ:はい、よろしくお願いします。因みに私が会長です。

シイ:あなたが会長で有名なコットンさんですか。

コッ:正式に言えばコットォョンです。

シイ:発音にこだわる人なんですね。

コッ:そういうことになります。

シイ:ところでこの会は何をする会なんでしょうか。

コッ:名前の通り、メソポタミア文明について話しあわない事をします。

シイ:よく分からないですね。詳しくお願いします。

コッ:毎週土曜日にお料理会を開催します。

シイ:全くと言っていいほど会の名前とやることが違いますね。

コッ:それと、月1回のペースで私が奇声を発します。

シイ:その奇声は会と何か関係があるんですかね?

コッ:奇声を発することによって、会員の中の誰か1人が事故に遭います。

シイ:すごい発してほしくないんですが。

コッ:それは叶わない願いです。しかし、奇声を発することによって起こるメリットもあります。

シイ:そうなんですか。それは一体何なのですか?

コッ:天井からマックのクーポンが落ちてきます。

シイ:よく分かりませんが、それは嬉しいことですね。それは貰えるのですか?

コッ:マックフルーリーのクーポンだけ私が取って、他のクーポンはゴミ箱に捨てます。

シイ:会員の方には何もないのでしょうか。

コッ:そういうことになります。

シイ:それはちょっと玉に瑕ですね。

コッ:そう言うと思ってました。

シイ:ところで今、会員の数はどれくらいなのでしょうか。

コッ:私とあなただけです。

シイ:まだ2人だけなのですか?

コッ:残念ながら。

シイ:ということは奇声を発せれば必ず私かあなたが事故に遭うということですか?

コッ:それは違います。私は会長という座に座っているため事故には遭いません。

シイ:ということは奇声を発せれば必ず私が事故に遭うということですか?

コッ:そういうことになります。

シイ:ちょっと動揺を隠しきれないですね。入院費とかは払ってくれるのでしょうか?

コッ:9割程度なら払いますが。

シイ:結構思ったより払ってくれますね。ちょっと安心しました。

コッ:そこら辺は責任感が強いので、頑張って払いたいと思います。

シイ:そういえばお金関係で思い出したんですが、会費はいくらくらいなのでしょうか?

コッ:1ヶ月につき80万円くらいですが。

シイ:結構思ったより高いですね。12ヶ月で960万円ですか。

コッ:その高さはしょうがないと思います。入院費を払うのは、とてもお金がかかるのです。

シイ:まさか会費で入院費を払うシステムですか。それでは私が全額入院費を払っていることと同じじゃないですか。

コッ:そういうことになります。

シイ:これは流石に動揺を隠しきれませんね。

コッ:ただ、会員の人数が増えれば増えるほど、会費の金額も下がるので安心してください。

シイ:なるほど。納得しました。

コッ:納得ではなく、ナットォョクです。

シイ:発音にこだわる人なんですね。

コッ:そういうことになります。

シイ:・・・あの、ちょっとトイレに行きたくなってしまったんですが、おトイレはどこのあるのでしょうか?

コッ:そこのドアを開けて、廊下を左に曲がってください。
   ちょっと進むと本棚があります。そこにある本を全部取ってくださいますと、モニターが出てきます。
   そのモニターにパスワードの「201931」を入力して下さいますと、ロックが解除され便器が天井から落ちてきます。

シイ:ものすごく面倒なトイレまでの道ですね。やっぱトイレいいです。我慢します。

コッ:面倒ですか。とてもハイテクノロジーだと思ってましたが。

シイ:そうですか。それは残念な思考です。それと、ここは天井からクーポンやら便器やらと、やたらと何か落ちてきますね。

コッ:そうですね。たまに女性の髪の毛が落ちてきます。

シイ:すごい怖いですね。そんなところでお料理会したくないですね。

コッ:確かに、この前カレーの8割が髪の毛だった時がありましたからね。

シイ:もうカレーじゃないですね。髪の毛のカレー風味だと思います。

コッ:1人で寂しく食べてました。

シイ:食べたんですか。すごい努力ですね。尊敬に値します。

コッ:ありがとうございます。

シイ:それで今、1番気にしてる退会の方法を教えて欲しいのですが。

コッ:残念ながら、退会はできません。

シイ:それは本当に残念です。もう鬱になりました。明日死にます。

コッ:そう言うと思ってました。

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【敗者コメント】
サクセス 329KB
美空:厳しいですね…。
瑞乃:想定の範囲内なので悔しくないです。
美空:次回頑張ります。
瑞乃:ネタが出来るのは半年先になりそうですが…。
たかとんび 321KB
前田:おとなしく勉強してます・・・。

吉川:そうしな。
サポートカラーズ 301KB
西村:絶対に諦めません。
奥田:はい。

【ジャッジペーパー】  上から,ミスターA,カシス,夏草,雑記帳の管理人,、,銀沙灘(敬称略)
1組目 サポートカラーズ
・NHKネタははまりました。まいどんががんこちゃんとかぶってる〜から引き込まれていきました。(8点)

・スイマセン。
 キャラクターが分からないので特徴とか行動とか、全く分からなかったです。
 それに頼りすぎている感じがしたのでオリジナルのヒーローにしたほうがいいと思いました。(0点)

・僕の勉強不足かもしれませんが、がんこちゃんもストレッチマンも詳しく知りません。
 ネタの大半がその二つから成るボケで、読み手が画を想像出来ないってのは少々致命的かなぁと。
 「説明しよう」と文章で補われてもサッパリなので、潔く切り捨てようかと思いましたが、
 前述通り単なる僕の理解不足で、普通は知ってるならアレだなぁと思い、調べて脳に焼き付けて読まさせていただきました。
 さて読んでみると、ボケというボケが後半にしか無く、前半は単なる怪獣の紹介、
 まいどん(まいどんて誰やねん)が出るまでは、肥大化くらいしかボケが見つかりませんでした。
 「!」マークがよく見られる辺り、正統なツッコミが多いのかと思えばそうでもなく、
 これもまた単なるボケのカバー、西村によって描かれた像に関してのものではなく、
 「どうでもいいわ!」「何で投げやりなの!?」と、よくよく考えれば二人のボケツッコミが成り立ってないのです。
 最後に、テキストは読む人が既にそのテーマを理解している事が絶対条件ですので、
 西村が作った架空の怪獣(誰も知らない)、その紹介、の流れの方が読み手も理解しやすいと思います。(1点)

・がんこちゃんやストレッチマンは分かる人が限られてしまう気がします。自分は分かるほうなので、ハマリました。(8点)

・漫才としてのまとまりはありますが、NHK教育ネタに頼りすぎてる感があります。もうちょっと、違う観点からのボケも欲しかったです
 肥大化するはうまいと思いますし、次々とアキレス腱が切れていくくだりは爆笑しました(6点)

・アキレス腱断裂の畳み掛けとその後の転げ回るくだりで終盤はかなり盛り上がりました。
 しかしその以前のボケは捻りが少なくいまひとつです。
 分からない人への漠然とした説明も悪くはないと思いますが、
 やはりキャラがマイナーであり更に読み手の物語の場面場面を想像させやすくするためにも
 もう少し細かい説明(多少のデフォルメは有り)が欲しいところです。(5点)
2組目 サクセス
・前半間延びしてる感じでしたけど、前のネタとつながっていくのはよかったです。(6点)

・最初は羅列ネタかと思ったら色々と展開があって良かったです。
 カラオケ屋と「以下、ループ・ザ・ループ」で結構笑いました。
 ただちょっとだけオチは変えていったほうが良かったかも。(9点)

・羅列ネタは、良質な物があってもそれを打ち消してしまう傾向があってですね。
 例えば冒頭の学校の辺りとか、発想は凄いいいんですよ。
 ただ此れが、単発の羅列で終わらせてしまうことがもったいないんですよね。
 例えばこの発想を一つの漫才にするとしたら、

 「漫才/学生時代」
 A:いやー小学校から上がっていくにつれて、教科書で変化した事とか多いよね。
 B:確かに、問題文の口調なんか変化したよな。
   小学校時代は「しましょう」中学校時代は「しなさい」
   高校時代は「せよ」なんて命令口調になったりしてね。
 A:んで大学時代は「しやがれ」なんて口調でね。
 B:厳しすぎだろ!誰も解こうと思わないわ。
 A:数学では「円周率は3.14を使用しなさい」とかあったじゃん?
   でも結局中学校になれば「πを使うこと」とかになるよね。
 B:暗記好きの奴が、円周率○○桁覚えてるんだぜーとか言っても、
   中学校に入れば活躍どころが無くなるのにね。
 A:そうだよ、日本人は円周率ばっかり覚えて、何か大事な物を見落としてるんじゃないかなぁ……
 B:テーマが重いよテーマが!学生時代の話だろうが!
 A:おっとそうだった、学生時代だよね。
   でも確かに、腹の音がなったら教師が「誰がオナラしたんや」とかアホなこと言うてたよね。
 B:そんな話してないわ!

 とですね、羅列物も拾っていくと、ある程度漫才らしい形になるんです。
 あるあるネタや、こういったテーマに沿った一言を挙げる、そしてそれを工夫して繋げる、
 最後にそれを漫才やコントに組み込む、こういったことで案外簡単にネタが出来たりするものです。
 後恐らく、狙っていないであろう「誰だー!?おならのはー!?」で噴いたんですが。(3点)

・面白かったです。ただ、ずっと同じテンポなので、少し飽きてしまいました。盛り上がるところが欲しかったです。(5点)

・点数には関与していませんが、ちょっと読みづらかったです。
 中学時代の友人から〜 のくだりだけは面白かったです。題材はいいと思いますが、もうちょっと濃いものにしてほしかったで(3点)

・どのくだりも終盤になると真価を発揮してくるんですが、大きな笑いというものに欠けていました。
 数学ネタはあるある過ぎるありきたりなネタが多かったせいもあっていまひとつでした。
 あとは少しネタのジャンルに偏りができてるような気もします。
 ここまで似たようなテーマが続くならいくつかボケを使い回すのが効果的だと思います。(5点)
3組目 木のコットン
・オチがよくわかりませんでした。冷静なツッコミは面白かったです。(4点)

・シュールなコントで掛け合いとか一つ一つのボケはなかなか面白いです。
 ただその反面、ボケに統一感が無く単発で終わってしまっているのが勿体無いなと思いました。(4点)

・アホや、1行目から笑いました。シイタケて。メソポタミアを語らん会に入るシイタケて。
 L33、入院費結構払ってくれるんやってトコで予想外、更にそれが序盤にあった事故のくだりがフリになっていたとは。
 他にも天井からなんやいろんな物落ちてきたり、クーポンのくだりとか、
 全て不条理なまま、清清しい程に予想を裏切ってくれました。
 結局メソポタミアについて語りあうよう物なら酷い点数にしてやろうと思ったんですが、
 結局最後までメソポタミアが出てこなかった部分含めて、良かったと思います。
 「そうですか」「そうですね」「そういうことになります」が多用されてたのは狙いだったのかもしれませんが、
 会話像を想像してみるとあまりにも不自然に感じられたので2点減点で。
 と思って見直してたら、発言者が「コッ:」て。+1点。(9点)

・ボケがどんどん出てくるので楽しめました。でも、同じテンポが続いてしまいましたね・・・冷静なツッコミは好きです。(7点)

・無気力とシュールが完全に空回っていました。やたらと何か落ちてくるは笑ったのですが、そこだけでした
 もうちょっとツッコミの質を上げればよくなると思います(1点)

・パスワードが匂い臭いって・・・これだけもやもやした内容なのに後味がすっきりしたネタも珍しいですが、
 発音のこだわりボケがありがちなネタなことと爆発力が無かったことがこのネタの欠点だったと思います。(8点)
4組目 たかとんび
・前半ギリがいっぱいでてきて、こういう感じのネタなのかなー
 と思っていたら、展開があってよかったです。でも、笑いどころが少なかったような・・・(4点)

・設定はなかなか上手いと思うんですが、後半が複雑すぎて理解するのに時間が掛かりました。
 全体的なボケも「義理」という設定にこだわりすぎていて義理チョコ以外は弱かったです。(1点)

・賛否両論になりそうなネタだなぁ。僕は好きですよ。
 前半、ちくわであるとか、セメントであるとか、そういったシュールな会話が続いて終わっていれば、
 このネタは3点くらいかなぁとか思ったりしますが、後半が凄い良いんですよね。終盤にある、正直訳の分からない義理関係の部分で、序盤から続いていた義理関
係の謎もスッキリしましたし。
 何となく理解した息子の「5〜7代目お父さん!」って呼び方もいい感じです。
 ただやはり前半に、もう少し印象に残る物があればなぁと思います。
 只やはり、終始通してキャラクターがしっかり出来てる、まさに“テキスト”と呼ぶ冪作品でした。
 こういうの書いてみたいなぁ…。(7点)

・セメントバレンタインデーなど、一つ一つのボケは面白かったです。ただ、ちょっと設定がややこしかったです。(6点)

・なんて後味の悪いコントなんでしょう。
 コントとしての質はよく、前半のギリをうまく使ったボケ、後半のややこしくなる部分など、形容しがたいですが良かったです
 ただ、もう少し笑いに徹したボケがほしかったです(8点)

・義理に父に向かってその言い草→義理の父に向かってその言い草
 前半はちくわの輪切りの出オチ、セメントバレンタインデーくらいしかボケがなく、かなり低調なスタートだったんですが、
 息子と山中さんの関係を教える辺りから一気にエンジンがかかってきました。
 後半は文句無しなだけに前半でもう少し貪欲に笑いを狙ってもいいんじゃないかと思います。(6点)
5組目 暗黒天国
・テストの内容は面白かったです。ただオチがちょっとシュールすぎて分りませんでした。(6点)

・質問とか語りとかは面白かったんですが、VOICEのボケは無理やり入れた感じがしました。
 またその部分に対するツッコミで家庭科なのに英語!?じゃなく、「ボイスの問題だよ!」は不自然だと思います。(5点)

・読んでて飽きない、そういった形式のネタで御座いました。
 前半は、理不尽な並べ替えや、ボヴ等面白い物があったんですが、
 後半は少々弱かったかと思います。
 そもそも、「先生とデートしたいから100点を取る」という設定を作ったばっかりに、
 テストの回答でボケられない分、問題でボケなければならないのが正直苦しいかと。
 それを言っちゃえば設定批判で全部終わっちゃいそうなんですが、
 設定作りよりも、とにかく受け入れられるハチャメチャネタを書こうと思えば、
 「珍回答したらデートしてあげる!」なんて、意味不明なキャラの家庭教師、
 簡単な問題にすら戸惑う自分、帰って来たテストの採点によって意味不明な家庭科教師像が描けたりするのです。
 そう考えちゃうと、並び替えでボケる事だってできるし、
 未回答なんて勿体無いことはせず、( )の中に顔文字を書いたりしてボケられる、
 すると家庭科の先生が「この顔文字は可愛いから点数あげちゃう!」「なんやこの先生は」そんな感じです。
 因みにこれは審査とは無関係ですが、
 「~Alice Game~」で拝見できる「おしえて!ハナ先生」の方が僕は好きです。(6点)

・オチがよく分かりませんでした・・・あと、ボケとツッコミを
 一人でやっている気がするので、ボケは全てテストに任せたほうがよかったです(4点)

・こういう形式のコントはよくみかけるのですが、その中でも秀逸な出来だったと思います。
 鈴村くんのテンションの上下、問題の不条理さのクオリティ、オチの一行などすばらしかったです(10点)

・問題はハイクオリティで解答の解説も良いボケ満載でした。
 しかし、ハナ先生が声をかけるシーンでちょっと失速した感じがあり、オチは正直意味不明です。
 カンニング疑惑は無実だと証明されたにも関わらず、執行猶予という言葉はまるで有罪だったような雰囲気を醸し出してますし、
 第一カンニングで裁判沙汰になることは到底ありえません。
 仮に何かしでかして有罪になっていたとしても執行猶予というのは刑が実行されるまでの期間のことであって、
 執行猶予が終わる→刑務所に入れられる という事なので執行猶予終了後のデートは無理なので
 オチを変える、鈴村に罪を負わすなどの処置をすべきです。(7点)
6組目 チキンハートブレイカーズ
・偏差値が高いのにちょっとバカな生徒が多いのがツボでした。
 オチもよかったです。(8点)

・偏差値150とか無駄に頭がいいキャラクターとか、設定もボケも面白かったです。
 ただ、野沢さんと塩田さんのの立ち位置が若干中途半端だったように思えました。(7点)

・これ、偏差値150って設定にする必要ありますかね?
 まぁそれは後々書くとして。
 さて中身ですが、あくまで“転校生”、普通なら、終盤になるにつれて同級生であるかのように振舞うところですが、
 終盤の「友達できるかな」の辺りまで、転校生であるという設定を生かしているのは見事でした。
 その他の矛盾点というのがやはり偏差値150の学校という設定にしたことによって生じる物で、
 野沢以外の生徒が本当に空気の存在なんですよね。
 野沢と先生以外の登場人物(?)が、どれもがあくまで野沢の「私こそ日本だ」「野沢国」の前フリになっていて、
 一つのボケとしての役割としては不十分すぎるんです。
 だから、というのもアレですが、「IQが高い生徒が多い」という設定にすれば、
 多少矛盾や、ボケとかも変わってくるんじゃないかと。
 そう考えれば、野沢が「鬱」を何千個も出したことや、レポートが瞬速で終わること、
 野沢以外の生徒があまり目立ってないことにも納得がいきます。
 ただこれはあくまで「例え」ですので、
 魔に受けて自分の書きたくないものを渋々書くなんてことがないようにお願いします。(5点)

・設定からボケまで、上手でした。ただ、「灯台下暗し」が出てきた意味がなかったので、
 使わない、もしくは、そこからボケを広げるなどして欲しかったです。(10点)

・設定に負けてないよい雰囲気とボケが作れていました。ただ、危険思想なボケは不謹慎で少しひいてしまいました
 トリオコントでは一人がないがしろにされることが多いですが、2人のボケどちらも平等な感じがして良かったです(8点)

・設定にあったボケが出来ているネタだと思うんですが、なんかふわふわしてました。
 灯台下暗しなど伏線めいたものを放置していたり
 野沢が見下していた小笠原にスッと教科書をみせていたりとところどころで綻びがありました。
 あと文法的な話になりますが、
 小笠原:これは聞いたことがあるな、有名な一説だ。
     そして逆!
 「そして」じゃなくて「けど」とか「でも」とか逆接の方が自然です。(7点)

【第197回結果表】 平均KB 349KB
グループ名KBOA率BL
チキンハートブレイカーズ4294/5
暗黒天国3771/2
木のコットン3372/5
サクセス3290/1
たかとんび3213/10
サポートカラーズ3010/3
チキンハートブレイカーズが初のオーバー400&1位。
暗黒天国、木のコットンは共にリベンジ達成。
3位〜5位が審査上3点の中に犇く大接戦。