第187回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

チキンハートブレイカーズ  (2位)
2連勝!


ホームライナー  (3位)
念願の初オンエア!


20th Century Boys  (1位)
見事初オンエア!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

20th Century Boys

コント/交番      (1/1)
遠藤:うかったぜー!!!
犬山:それでは観てください!
そして観終わったら・・・ってわー!!初オンエア!20th Century Boys!

犬山:やべえなあ、困った困った。財布なくしちゃった。
あそこの交番に行くしかねえな。すいませ〜ん。
遠藤:ハイなんでしょう。
犬山:どこかで財布をなくしてきちゃって、多分落としたと思うんですけど。
遠藤:そうですか。では調書をとりましょう。
犬山:お願いします
遠藤:ではまず紛失したものの持ち主のことを書きますので、
あなたのお名前と年齢、住所と電話番号と身長、体重。意気込みを教えてください
犬山:なんですか後半のは。
遠藤:調書を取るときに必要となるので、意気込みのほうも教えてください。
犬山:そうですか。えっと、犬山秀二。22歳です
遠藤:犬山秀二ポリスということでいいですか?
犬山:何?ポリスって。ミニスカポリスじゃねえか。
それと住所は東京都北区×ー○●△ー◇で、
電話番号は03−××××ー●●●●です
遠藤:そうですか。わかりました。これは結果をお伝えするときに
使用するだけですので、決して他の目的に利用したり、プライバシーの
侵害になることはありませんのでご安心ください。
犬山:じゃあ見つかったら電話をかけてくるということですか。わかりました
遠藤:次に身長と体重を教えてください。
犬山:そういうのも聞くんですか?
遠藤:プロフィールを作るときに必要なんです。
犬山:俺で何をするんだよ!なあ!!
遠藤:まあ落ち着いて。でもちゃんとした調書を作るのに必要なんですよ。
犬山:そうなんですか?わかりました。身長は確か180cmです
遠藤:180!?でかいですねー!!
犬山:そうですか?
遠藤:これはすごいですよ。「180cm」・・・と。  
あと「史上最強!1800mm悩殺BODY!」と付け加えときましょう
犬山:それ、どこぞのグラビア雑誌の表紙だろおい!ミリメートルに直すなよワザワザ
遠藤:そうですか?じゃあ普通に書きますか。あと体重を教えてください
犬山:71kgです。
遠藤:69kgにしときましょう
犬山:これグラビア雑誌かなんかのインタビューだろ!
やってることが胡散臭いグラビアオーディションと同じなんだよ!
遠藤:そうですか。じゃあ「71kg」っと。後、意気込みをお聞かせください。
犬山:それ、前から気になってたんだけどさあ、何に使うの?
遠藤:上からのお達しで、どうしても必要なんです。
犬山:なんですか、お達しって。じゃあ、「財布が見つかるように頑張ります」
遠藤:ちょっと元気がないなあ、無愛想だし。
犬山:はあ〜〜〜?ふざけんなよ!?
遠藤:上からのお達しで・・・
犬山:わかりましたよ。
えっと、「財布が見つかるように精一杯努力して頑張ります☆★☆」
遠藤:………………。
えっと、「『精一杯努力して頑張ります☆★☆』と犬山ポリスは
その溢れんばかりのおっぱいを元気いっぱい揺らしながら取材に応じてくれた」っと。
犬山:俺もう帰るわ
遠藤:だあ〜〜〜!ちょっと待って!
犬山:てかやってることが明らかに新人「ミニスカポリス」の取材じゃねえか!
始めっからおかしいと思ってたんだ!人の名前を「ポリス」で呼ぶしよお!
財布見つけてくれないなら帰ります!
遠藤:わかりました。これからお財布の事を聞きますから。まじめに調書作ります!
犬山:最初からまじめに作ってくれよ!
遠藤:では紛失した財布の調書を取りますので
お財布のお名前と年齢、住所と電話番号と身長、体重。意気込みを・・・
犬山:ダッ・・・(逃げようとする)
遠藤:ちょっと待って!まじめにやります!
犬山:テメエいい加減にしろ!財布に名前なんかつけねえよ!
遠藤:待ってください。座ってください。じゃあ改めて・・・
お財布を最後に見たのはいつでしたか?
犬山:えっと、あ、池袋の西口の自販機でジュースを買ったのを最後に、
その後本屋に行って本を買おうとレジに向かったときに、
財布がないのに気づいたんです。
遠藤:なるほど、そのお財布の中に何が入っていましたか?
犬山:えっと、現金2万円と小銭、あと定期が入ってました。
遠藤:それだけですか?
犬山:・・・そうですね。それだけです
遠藤:彼女や、遠い国へ留学に行ってしまった友達とのプリクラとか、
そういうのもあれば。本人のものかどうか知る手がかりにもなるので
犬山:あ、そうなんですか?・・・・いや、ないですね。
遠藤:そうですか、ということはあなたは楽しかった
あの日の思い出は落として行かなかったわけだ
犬山:は?
遠藤:いや、たまにいるんですよ。そういうのも落としてホントに落胆する人。
あなたはまだラッキーですよ。
犬山:あ、そういう事ですか・・・
遠藤:定期も落とされたようですね。どこまでの定期ですか
「栄光」行きですか?
犬山:何ですか栄光って。ブルーハーツ気取りか
普通に「東京」行きの定期です
遠藤:「東京行き」っと。あ、もし財布の中にクレジットカードが入ってたらとりあえず使用不可能状態にしてくださいね。誰が拾うかわかりませんから。
この前もMaster Cardを落とした方が、次の月に200万円の支払い要請があったっていってましたよ
犬山:怖いな〜それ、僕も気をつけよう。でも財布の中にクレジットカードは入ってませんよ。
遠藤:それは良かったですね。
「落としたサイフの中にクレジットカードが入ってない生活。
Priceless」っと
犬山:何うまいこと言ってんだよ、なあ!!だからワザとらしくに
MasterCardとかいってたんだな!
遠藤:勘違いはやめてください。全くさっきからあなたはうるさいねえ
(巡回から帰ってきた警官現れる)
遠藤:あ、班長〜。おい、また落し物の客が来たよ。今日で何度目だろうな。
班長:やれやれ、またですか。
遠藤:困っちゃうよな。
班長:遠藤さん、あなたニセ警官なんかしてないで定職に就きなさいって何回
いったら分かるの。これ犯罪なんだよ?はい、いい子だから取調室に行こうね〜。
遠藤:よせ!やめろ!わが名は碇シンジなり!
無礼だ!今にレイ様の天誅が下る〜〜〜!!!

犬山:父さん、東京の夏は、てんやわんやです

市河:どうも。いやあ20CBが2年ぶりに長文企画に戻ってきました。
遠藤:・犬山:どうも〜20CBで〜す!!
(パチパチ・・・パ・・・チ・・・)
碓氷:そ・・・そうですね。まあ2年ぶりということで、観客さんも拍手を遠慮してるようですね・・・ハハ
犬山:あの、「碓氷」って何て読むんですか?
碓氷:うすいです。
遠藤:フーン
犬山:でも何だかんだで俺らもう7年ですよ7年。
市河:え?もうそんなに?
碓氷:俺の名前は?
市河:確かデビューは「いこいの村」の「爆走お笑いバトル」ですよね。
犬山:2001年に「いつもそこから君とここから」でデビューしたのが始まりだね
市河:あ、名前違ったんだ。
遠藤:名前というか、全く別のグループだね。1人で2グループ投稿してたわけ
碓氷:ちなみに俺の名前、平仮名でうすいってんだ。
遠藤:フーン
犬山:フーン
碓氷:お前らが最初に聞いたんだからな!?
市河:で、「20th Century Boys」と「いつもそこから君とここから」両方活躍してた時期もあったんだ?
遠藤:コラボとかやりたかったんだけどね。事件が起こったんだよね。
市河:どんな?
犬山:2002年位かなあ。「いつもそこから君とここから」で「盗作問題」が明らかになったんです。
市河:あら!
遠藤:管理人さんが掲示板で「もうくんな!」って書き込んでね。もう引退を考えたんです。俺もういちゃいけないな。
輪に加わっちゃダメだなって
犬山:そしたら、パソコンにひっそりとメールが来てたんですよ。
当時いこいの村村長さんから「いつそこさん。掲示板ではあんなこと書きましたが、私は気にしてませんよ。
間違いはだれしもあることだから、いつでも遊びに来てください。
絶対これで投稿しないとかやめてくださいね。面白いネタ投稿して盛り上げてくださいね。」って
遠藤:あれで「いつそこ」は封印して、「20CB」で頑張ることにしたんです。
その後「DUST BOX」で初代チャンピオンになったりして、
昇り詰めたわけです。まあ観てるかわかんないけど、本当に村長さんにはお礼が言いたいです。
市河:・・・滅茶苦茶いい話じゃないですかぁ!!それ以来「いつそこ」の名前は使ってないんだ
遠藤:ええ
碓氷:名前っていやあ、ちなみに俺の名前、平仮名でうすいってんだ。
遠藤:フーン
犬山:フーン
市河:フーン
碓氷:助けろ!
犬山:でも色々やったなあ。いこいの村の終わりのほうだけど、
2度の村長の「玉」掴み事件をやって村長さんから冷たくあしらわれたり、「訴える」とか言われたり
碓氷:それ、恩を仇で返してるんじゃないの?
犬山:・・・・・・
遠藤:・・・・・・
碓氷:あれ?
市河:それ、恩を仇で返してるんじゃないの?
犬山:でも村長さんが困ることはしませんでした。村長さんが僕を「問題児」「異端児」としてキャラを作ってくれて、
お蔭様で確立されたし、いいかなと。
碓氷:・・・。
市河:じゃあつぎはここで頑張ってくださいね。
犬山:どうする?
遠藤:ギャラ次第かな
碓氷:ギャラかい!!!
市河:いや、ギャラ大事だよね
碓氷:・・・俺帰ったほうがいい?
犬山:てか長くねえ?

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ホームライナー

漫才/卒業式      (1/8)
秋田:この勝利を湘南乃風に捧げます!
元木:全く意味が分からん。
だそうですぜ若旦那。7連敗脱出!ホームライナー!

元木:どうも!ホームライナーです!

秋田:快速以上特急未満、ホームライナーです。

元木:よろしくお願いします!

秋田:俺ねえ、今まで生きてきた中で一番心に残ってる行事があるんですよ。

元木:ほうほう、何だ?

秋田:卒業式。

元木:あー、確かに。こう、何かこみ上げてくる物がありますからね。

秋田:もう今思い出しても泣きそうになりますからね。

元木:少し話してもらっていい?

秋田:いいよ。
   まず、開始する前から緊張したね。

元木:あー、分かるわ。

秋田:緊張をほぐすために友人と他愛も無い会話したりね。「緊張するな」とか「泣くんだろうな」とか「国際情勢が不安定だね」とか。

元木:最後の随分知的だな。

秋田:で、教頭先生が諸注意とか言って始まるんだよ。

元木:正直そこはどうでもいいけど。

秋田:校長先生の話とか聞いてると「もうこの長い話も聞けなくなるんだろうな」って。

元木:そうなると感慨深いよね。

秋田:ただそういう時に限って話が短い。

元木:何でだよ!色々言うことあるだろ校長!

秋田:例えるなら松坂のストレートほど早い。

元木:速さの単位が違うだろ!

秋田:いや、校長先生のスピーチが生徒のもとまで届く早さが松坂のストレートほど早いんだから合ってるよ。

元木:それは早くないよ!むしろとんでもなく遅いよ!
   校長と生徒の距離がとんでもなく離れてる訳じゃないんだし!?

秋田:ご名答。

元木:校長と生徒の間に確執でもあるのかよ!?

秋田:で、教頭先生の諸注意があって来賓の紹介。

元木:何で諸注意を二度もするんだよ!

秋田:来賓には幼稚園時代の園長とか懐かしい人が来てたね。

元木:あら、良かったじゃない。

秋田:ただ他の人に聞いたら「え?いなかったよ?」って言われて。

元木:幽霊なの!?

秋田:「小学校の校長なら来てたけど」ってのも言われて。

元木:お前が間違えてただけじゃねえか!ビックリさせるなよ!

秋田:で、教頭先生の諸注意があって来れなかった人からの手紙の紹介。

元木:また諸注意かよ!どんだけやれば気が済むんだ!

秋田:生徒の親一人一人から手紙が来て。

元木:親全員来てないの!?と言うかそんなの家帰ってやれよ!

秋田:一番感動したのは自分の親からの手紙だなあ。

元木:そりゃあそうだろうねえ!身内だもの!

秋田:で、校長の諸注意があって一旦休憩。

元木:ここに来て校長が諸注意したよ!生徒との確執があるであろう校長が諸注意したよ!離れたところから校長が諸注意したよ!

秋田:休憩が終わったら別れの言葉。

元木:あれ?別れの言葉ってどんなのだっけ?よく覚えてないや。

秋田:ほら、「楽しかった運動会」とか。

元木:ああ、あれかぁ。

秋田:「楽しかった修学旅行」とか。

元木:うんうん。

秋田:「楽しかった文化祭」とかいうやつ。

元木:楽しかった以外に無いのかよ!?色々あるだろ他に!

秋田:練習では何度か成功したのに本番では緊張したねえ。

元木:へえ、お前はどんなの言ったの?

秋田:確か・・・「エクソシストが大量にいました。」ってやつだな。

元木:どの行事を思い出したらそうなるんだ!?

秋田:で、みんな一斉に「大量にいました」って。

元木:世界一必要ない返しだよ!てか何の行事だったんだよ!修学旅行か!?

秋田:違う、入学式。

元木:そんな不可解すぎる入学式は嫌だ!爽やかな入学気分を味わえない!てか何で入学式にエクソシストが大量にいるんだよ!?

秋田:うーん・・・入学式が終わった後に用務員の山下さんの遺体が発見されたことしか思い当たらない・・・。

元木:十分すぎるよ!十分すぎる理由だよ!きっと山下さんが妖怪の類だったんだよ!上級の妖怪だったから大量に来たんだよ!

秋田:で、山下さんの諸注意があって最後に校歌斉唱。

元木:山下さん生きてるじゃねえか!そんでまた諸注意だし!何だ?この学校では諸注意はショートコントのブリッジ的なものなのか!?

秋田:最後の校歌だったからね、涙で全然歌えてなかった。

元木:まあね、もう二度と歌う機会は無いからね。

秋田:友人いわく「世界で一つだけの花なんて歌うなよ」だって。

元木:そりゃ重症だ!だって校歌がスマップになっちゃってるんだもん!

秋田:まあその友人の校歌もセンチメンタルジャーニーにしか聞こえなかったんだけどね。

元木:曲古っ!てかどうなればそうなるんだよ!?

秋田:でも山下さんなんか酷かったぜ、クリスマスイブにしか聞こえなかったもん。

元木:山下さんって下の名前達郎じゃねえのか!?

秋田:で、職員一同の諸注意があって終了。

元木:諸注意で終わったの!?しかも最後だからって職員一同でやらなくても!

秋田:卒業式が終わってもやることがあるからね、そこも醍醐味。

元木:確かにそうだけど。

秋田:後輩に第二ボタンをあげたり。

元木:うんうん。

秋田:恵まれない難民に第三ボタンをあげたり。

元木:いや、そんなもの恵まれない子供にあげなくても良いよ!困るだけだもん!

秋田:張り込み中の刑事に第四ボタンをあげたり。

元木:素直にあんパンと牛乳を渡せよ!

秋田:第五ボタンだけは記念に大事に取ってある。

元木:え?第一ボタンは?

秋田:入学前にハメを外して取れちゃって。

元木:なんで入学前に制服でハメを外すんだよ!?

秋田:ハメを外したらボタンが外れちゃって。

元木:上手くないよ!むしろくだらないよ!

秋田:そうこうしてるうちに女子から声をかけられて。

元木:お?

秋田:よく見たらその子は学校で一番人気のマドンナ。

元木:おお!

秋田:その子が顔を赤らめて一言。

元木:ヒューヒュー!

秋田:「この第一ボタンあなたのですよね?」

元木:第一ボタン見つかったよ!

秋田:何で分かったんですか?と聞くと「指紋があなたのだったので」って。

元木:末恐ろしいわその子!

秋田:それが今の彼女。

元木:そんな出会い方はいやだ!いい加減にしろ!

秋田:それでは、最後に教頭先生から諸注意を。

元木:だから諸注意はもう良いって!

二人:どうも、ありがとうございました。

秋田:ようこそ、八潮市民会館へ。
元木:全然違う。しかも隣の市なのに全く行ったこと無いだろ、お前。
碓井:そうなんですか?
元木:川口すら年に一度行くか行かないかですからね。
市河:地域密着型ですね。
秋田:I love さいたま市!

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チキンハートブレイカーズ

コント/世界の中心で愛を叫ぶ練習      (2/3)
小笠原:好きなネタでオンエアできて嬉しいです。
塩田 :好きなネタはサーモンです。
野沢 :でも回転寿司屋では回りに回って乾いたサーモンは嫌いなので直に頼みます。
こだわりってやつですね。今期2勝目!チキンハートブレイカーズ!

野沢 :アイ、ロブ、ヨウー!

小笠原:おいおい、誰もいない所でいったいどうしたって言うんだい?
    まるで気違いみたいじゃあないか。

野沢 :アイ、ロブ、ヨウー!僕は世界の中心で塩田さんに告白がしたいんです。

小笠原:ははは、美しいじゃあないか。その練習ってわけだね。
    だが君、精神に異常があると思われる前にやめたほうがいいんじゃないか。

野沢 :風体なんかどうだっていいですよ。僕は、確かな愛を伝えたいだけです。
    アイ、ロブ、ヨウー!

小笠原:ようし、3回目だ、いいかげんつっこもうじゃないか。
    「YOU」というのはだな、実はユーと読むのだよ、君。驚いたかな?

野沢 :なんだって!こんなの初耳だ!
    すごい・・・あんた凄すぎる・・・弟子にしてください!

小笠原:あいにくだが、私は弟子を取らない主義でねえ。

野沢 :なら、せめて自分の告白の練習にアドバイスをお願いします!

小笠原:フフ、君の情熱にはまいったよ。若さっていいもんだ。
    よし、この唐突な流れに適応してやろうじゃないか。もう1回言ってみたまえ。

野沢 :アイ、ロブ、ヨウー!

小笠原:おいおい、私の注意を聞いていたのかい?
    学習能力の面から見れば君は今、サルに引き分け、下手したら負けているぞ。
    「君」小なりイコール「サル」だな。

野沢 :しまった!やってしまった!ようし、力を抜いて・・・
    アイ、ロブ、ユー!

小笠原:グレイト!やればできるじゃあないか。それでこそ考える生物「人間」だ。
    次のステップへ行こう。「LOVE」もまた実はラブと読むのだよ、君。

野沢 :なんだって!そんなの聞いてない!

小笠原:全く君には残念だよ。ただローマ字読みをすれば良いと思っている。
    ただ同じことをするだけならパブロフの犬と同じじゃないかね。

野沢 :お言葉ですが、パブロフの犬は条件反射であって、いまの状況とは・・・

小笠原:わかったわかった!私のたとえが悪かった。自覚したよ。
    まあとにかくだな、ラブとは日本語でも使うわけだからロブとは読んで欲しくなかった、それだけさ。

野沢 :はい、わかりました!
    アイ、ラブ、ヨウー!

小笠原:君は周りの期待を裏切るタイプなようだねえ。同時に2つのことを覚えられないのかい?
    よし、わかった。私の後に続けて。
    アイ、ラブ、ユー!

野沢 :アイ、ラブ、ユー!

小笠原:よし、一人でもう1回言ってみるんだ。

野沢 :アイ、ロブ、ヨウー!

小笠原:ほほう、それは本気の君の実力なのかい?

野沢 :あっ、すいません!焦っちゃって!

小笠原:何も焦る必要はない。間違えて学べばそれは利益じゃあないか。

野沢 :うう・・・今度はぜ、絶対に間違えませんよ・・・。
    イ、ロベ、ヨウー!

小笠原:間違えて学ばなかったらそれはただの時間の浪費だよ、君。
    退化というものは進化論上そう簡単には起こらないはずなのだがなあ。

野沢 :す、すいません・・・。やっぱ告白なんて自分には無理なのかなあ・・・。

小笠原:おっと!そう簡単に諦めるもんじゃあないぞ。若気の至りってやつかな。
    もう1回私に続けて。
    アイ、ラブ、ユー!

野沢 :アイ、ラブ、ユー!

小笠原:ここまでは良いんだがなあ。一人でもう1回。

野沢 :アイ、ラブ、ユー!・・・やった!言えた!言えたぞー!

小笠原:はははは、よかったじゃないか、君。今のアイ、ラブ、ユー!には私も鳥肌がたってしまったよ。
    では次のステップだ。君はさっき誰さんに告白したいと言ったかね。

野沢 :えーと、えーと、・・・あっ、塩田さんです。

小笠原:その通り。できればもっと早く気づいて欲しいところだがギリギリ合格ということにしよう。
    これからはさっきの応用だ。さあ、私に続いて。
    アイ、ラブ、塩田さーん!

野沢 :アイ、ラブ、塩田さーん!

小笠原:オーケー!基本で苦労した分、応用はすぐにできたじゃないか。
    今の君は先ほどの臥薪嘗胆の時期があってこそなのだよ。

野沢 :なんか自信が出てきました!きっとちゃんと言えるぞ!
    アイ、ロブ、塩田さーん!

小笠原:おっと、油断してしまったようだな。ラブの発音がいまひとつだ。
    忘れてしまう前にもう1回!

野沢 :アイ、ラブ、塩田さーん!

小笠原:よし、いいぞ。それでこそ男だ。紳士は同じ間違いを繰り返してはならぬのだ。

野沢 :あのー。今更ですけど、塩田さんを前に言うのに「塩田さーん」はなんかよそよそしくないですか?

小笠原:何故もっと早くそれを言わなかったんだい?
    この応用編は全く意義のないものになってしまったじゃあないか。

野沢 :だってあなたがあまりに熱心っていうか、聴く耳を持ちそうにないっていうか・・・

小笠原:私にはこの世で許せないものが3つある。
    戦争、犯罪、そして責任転嫁だ。
    聞く耳を持ちそうにないだって?そんなのやってみなけりゃわからないじゃあないか。

野沢 :え、だって・・・私に続けだの何だのって・・・

小笠原:ストップ!男なら潔く引き下がり謝るのも美徳ではないだろうか。

野沢 :・・・・・・すいませんでした。

小笠原:よろしい。それでこそ君はジェントルマンだ。
    では最終ステップへ進もうじゃないか。

野沢 :は、はい!ついに最終段階なんですね!

小笠原:ああ、そうだ。いままで長かったろう。そして遂にその苦労が報われるときが来たのだよ、君。

野沢 :うおーっ!なんか燃えてきたぞーっ!

小笠原:クールダウン!紳士はいつだって冷静でなければならんよ。
    かの宮本武蔵も相手をヒートアップさせることで勝利を掴んだはずだ。

野沢 :いや、実はそれ、自分の部下を使って不意打ちしたって話ですよ。

小笠原:なんだって!そんなの卑怯じゃあないか!大体・・・

野沢 :あっ、クールダウンクールダウン。

小笠原:はっ、・・・すまない。取り乱してしまったなあ。
    しかしたまに熱血男の一面を見せることもかっこいいがな。

野沢 :あれ・・・さっきいつでも冷静にって・・・

小笠原:ゴホン!話がそれてしまったな。では私に続いて。
    アイ、ラビュウ〜。

野沢 :・・・あれ?

小笠原:なんだね。聞き取れなかったのかい?ではもう1回。
    アイ、ラビュウ〜。

野沢 :あの、なんかこれまでと全然違う気が・・・

小笠原:ああ、心配は要らない。これまでのは俗に言うカタコト英語だ。
    このグローバルな世界、発音が大切なのだよ、君。

野沢 :えっと、1ついいですか?
    確かに私は応用編を無意味なものにしてしまいました。すいません。
    でも今、これまでの全てを無意味なものにされた気がするのですが・・・。

小笠原:何が言いたいのかね?遠慮はいらんよ。はっきりと言ってみたまえ。
    私がその全てを受け止めてやろうじゃあないか。

野沢 :最初のラブやユーの発音練習は無駄だったのでしょうか。

小笠原:フフフ・・・まだまだ青いな、青年よ。
    確かにここまでのステップはこの最終ステップにあまり関係ない。
    いや、全く関係ない。
    しかしだ、この世に不必要な知識というものは存在するのだろうか。

野沢 :ああっ確かに!すいませんでした!
    ではもう1度、お手本をお願いします!

小笠原:よしきた。アイ、ラビュウ〜。

野沢 :アイ、ラブ、ヨウー!

小笠原:おいおい、最初のステップのまんまじゃあないか。まあそれだけ印象に残ってくれていることは嬉しいがね。
    欲を言えば、ちゃんとユーといって欲しかったなあ。

野沢 :すいません、もう1回。
    アイ、ラブー。

小笠原:ううむ、ちょっと違うな。これは「ラブ」と「ユー」をくっつけた感じで。
    そして最後は滑らかに伸ばす感じが欲しいところだ。

野沢 :アイ、ラビュウ〜。

小笠原:ようし、よくできたじゃあないか。これで君も一人前だな。

野沢 :やった!もうこれえ一人前だあ!このことは決して忘れません!
    実はもう塩田さんを向こうに呼んでるんで早速告白してきますね!

小笠原:ああ、幸運を祈っておこうじゃないか。

野沢 :では、いってきます!
    やあ、塩田さん。

塩田 :あ、野沢君。大事な話ってなあに?

野沢 :あの、その、ずっと好きでした!付き合って下さい!

小笠原:ほう、私のレッスンは忘れないはずじゃあないのかね。

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【敗者コメント】
ファンタジスタ 253KB
A:厳しいなぁ・・・1から出直してきます。

B:次は頑張ります!!
ステレオミサイル 245KB
二人:ダメだ・・。
オンズメンズ 229KB
中山:やっぱり厳しいですね。
安田:いつか・・・絶対に・・・グス・・・

【ジャッジペーパー】  上から、翔、クロス、ひろちょび、槍沢 雑、あんときのナイスガイ、銀沙灘(敬称略)
1組目 チキンハートブレイカーズ
・ツッコミが髭男爵みたいですなw
 それはともかく凄く面白かったです
 2人のやりとりのバカバカしさが妙にツボに入りました
 オチも大好きです
 中盤に少しだけパワーダウンしたので少し点数は引きますがこれは良いネタです(8点)

・二人の関係性が、見えませんでした。
 二人が、どのようにして出会い、どのようにして会話をすることになったのか。
 根底となる部分が、出来上がってないように思えます。
 上記の理由から、全体的に世界観が軽く、二人が適当なことを言っているだけのようにも見えます。
 それらは、ネタの中核となる部分になりますが、裏設定を作ってみてはいかがでしょうか?
 それだけでネタの深みが、一気に増してくると思います。
 オチの一言ですが、これもそれらしく言っているだけで、結局オチていません。
 オチの行の五行上のセリフ以前との関連性もありません。
 ネタの面白い部分というか、どういう風に笑わそう、という志向は分かりますし、基本は出来ていらっしゃいますが、
 如何せん根底となる部分、礎がおろそかになっているため、笑えませんでした。
 申し訳ありませんが、僕の場合は荒削りでも、そういった「笑い」「面白さ」を重視しているため、低評価にします。(3点)

・「アイ、ロブ、ヨウー!」でいきなり吹きました。
 ほとんど「アイ、ラブ、ユー!」の言い間違いのボケだったのにも関わらず、
 いろんなボケ方がされていてそれほど飽きませんでした。
 ただ、応用編以降、ボケのおかしさがちょっと減っていたような気がしました。
 小笠原の空回り感やオチは良かったと思います。(8点)

・ひたすら発音の練習で引っ張るしつこさと、
 小笠原と野沢の妙な言い回しも含めたわざとらしい喋り方がツボで前半は凄く面白かったんですが、
 二人のキャラが濃い分、読んでいて飽きが来るのも早かったです(具体的に言うと、「アイ、ラブ、塩田さーん!」あたり)。
 ところどころでテイストの違う笑いを入れるか、
 的を絞ってネタを短くしてみるのもいいんじゃないかなと思いました。(6点)

・小笠原のキャラや、二人のやり取りなんかは笑える雰囲気が出ているんですが、
 そっからの踏み込んだボケがなったのが残念です。
 あと、少し気になったのが小笠原が
 「精神に異常があると思われる前にやめたほうがいいんじゃないか。」
 と言ってるにもかかわらず
 「私の後に続けて。アイ、ラブ、ユー!」
 と、一緒に叫んでいるのは違和感を感じました。(5点)

・前半は野沢のバカさ、後半は小笠原の妙なキャラがボケの主体となっていて、それぞれ違った面白さがあるのですが、
 その境目となる部分、アイ、ラブ、塩田さーん!〜最終ステップに入るところまでが不安定でぎこちなかったです。
 また、2つのタイプのボケをしているせいかそれぞれボケが浅いままで終わってしまい、
 全体的なボケの破壊力に欠けていました。(6点)
2組目 オンズメンズ
・結婚届→婚姻届

 それはさておきちょっと淡々としすぎかなぁと思いました
 ベタなボケも目に付きましたし、もっと勇者を暴走させて
 魔王を困らせた方がいいと思います(2点)

・まず第一に、魔王と勇者、この設定である必要性がないです。
 こういったファンタジー設定を用いるのでしたら、ネタ内にもファンタジー要素を取り入れるべきです。
 逆にファンタジー設定で、現実的ネタを披露する、というものもありますが、
 それも、ファンタジー要素を取り入れた上でのそのギャップを、面白さに変えるものです。
 今回のネタを拝見させていただいた限り、

 勇者:バカっぽいことを言う。
 魔王:それにツッコミっぽいことをする。
 勇者:バカっぽいことを言う。
 魔王:それにツッコミっぽいことをする。

 の羅列でした。
 ここであえて「っぽい」を付けたのには理由があります。
 オンズメンズさんの場合、その「っぽい」から、あくまで逸脱しない範囲での掛け合いなんですよ。
 本当に

 勇者:バカなことを言う。
 魔王:ツッコミをする。

 になってないんです。それらと「っぽい」かは、雲泥の差があります。
 例えば、

 勇者:そんなこと言わないでお願いしますよ〜。アメあげますから。

 魔王:そういうのが嫌なんだよ!なんだアメあげるから恋人にしてくれって!

 勇者:じゃあ、そういうことやめたら恋人にしてくれる?

 魔王:絶対無理だよ!あきらめろ!

 勇者:あきらめたらなあ!人生終わりなんだよ!

 魔王:さすがにこれはあきらめろよ!普通の人生送れ!

 のくだりですが、

 勇者:そんなこと言わないでお願いしますよ〜。僕の経験値あげますから。

 魔王:経験値なんていらないよ!今更レベル上がっても意味ないんだよ!
    だってお前、俺を倒す気、無いんだもの!!

 勇者:じゃあ、僕が貴方を倒したら恋人にしてくれる?

 魔王:絶対無理だよ!そうしたら俺、死んじゃうもの!

 勇者:簡単に死ぬんじゃねぇ!!
    あきらめたらなあ!人生終わりなんだよ!

 魔王:実際終わるじゃん!!
    殺されたら俺、いくらなんでもどうしようもないよ!!

 ファンタジー要素を加え、ボケの方向性を変えただけで一気にバカさが増してませんか?
 さらには、ツッコミで展開の修正をしたことによって、ボケのバリエーションも増えました。
 細かいことですが、こういったことでネタは劇的に良くなります。
 頑張ってください。(1点)

・本来勇者と魔王は敵同士ですし、こんなにフレンドリーに話すのか、という気もしましたが、
 「もう76回目」という設定のおかげで、かなり自然な関係になっていたと思います。
 そういう意味では入り込みやすいコントで良かったと思います。
 ネタの発想・流れは使い古されたものでしたが、それなりに面白かったです。
 オチは、これはこれで一つの落とし方だとは思うのですが、
 できれば安田と中山を出さずにコントの世界のまま落とせれば、それに越したことは無いと思います。(7点)

・普通のRPGや漫画で見られる勇者と魔王の戦いを題材にしたコントかと思っていたので、
 冒頭で告白したのには意表をつかれて笑いましたが、そこ以外で「勇者と魔王」である必然性がなかったのが残念です。
 この台本だと、二人の関係をただの男友達でも成立するので、
 わざわざ「勇者と魔王」という設定を持ち込んだ必然性がないと笑いよりも「なんでわざわざ?」という疑問が先に出てきてしまいます。
 疑問に思わせても、その疑問を覆すようなオチが用意されていればいいのですが、それがなかったのもちょっと厳しいかなと……。

 また、展開が作者の都合よく行き過ぎというか、作者が面白いと思った方に何の疑問も持たずに話を進めるので、
 唐突に新しい話が出て無理が生じて(好きな人が出来たというあたりはその際たるものかと)、
 そのたびにネタと呼んでいる自分との間に距離が出来てしまいました。あまりにあっさりと進みすぎて山場がなかったのも引っかかりました。

 色々と厳しいことを書きましたが、冒頭の意外な展開と迫る方も拒む方もいい意味でグダグダしたやり取りが続く前半はかなり面白かったので、
 もっと練りさえすればかなりのコントになりそうなので期待しています。(3点)

・設定は悪くないのですが、ボケがまったく流れに関係ないものだったり、弱いものが多かったです。
 もう自分に興味がないと分かっているのに、全財産をあげる魔王もおかしいと思います。
 「性転換したら付き合ってやってもいいよ」と言われたはずなのに
 「性転換して逆に引かれた」というのも矛盾してるんじゃないかなあ、と思いました。(3点)

・んー・・・ちょっとしつこいホモと一般人の会話、って感じしかしません。
 勇者と魔王という関係は最初の2行でのボケ以外全く不必要ですし、
 ボケも上記のような関係だったらすぐに思い浮かぶようなものばかりです。
 新しく好きな人ができたのに未だに魔王に求婚してたりと話の本筋も見えません。
 オチの安田の台詞もナレーションで閉めた方が勇者と魔王というファンタジーな舞台によく合います。
 でも、台詞回しとか話の転換とかそういう部分には光る物を感じました。(3点)
3組目 ステレオミサイル
・漫才の形式は出来ているんですけど、ちょっとボケが物足りないですね
 昔話は結構、やり尽くされてるネタなんでもっとオリジナルの設定で挑んでも良いかなと思います
 後は、ツッコミがあまりにストレートすぎるかなと

 高部:「最後に、あなたの服を綺麗にするわ。はい、新品の迷彩服。」
 辻添:ドレスにしろよ!
 高部:「シンデレラ、12時には空襲警報が鳴るから気を付けるのよ。」
 辻添:ここは戦場か!

 この4行を例にしても、もっと捻ったツッコミが見たいですね(4点)

・こういった絵本や。本系のネタに多い過ちですが、
 「物語を読む→ボケ」だと、どうしてもテンポが悪くなってしまいます。
 当然のことですが、その「物語を読んでいる間」は、ボケでもなんでもないですよね?
 その間の空白で、どうしても読み手との間に壁が出来てしまいます。
 文字数の割にボケが相対的に少ない上に、それを補うほどの破壊力を持っていないため、今回のネタは笑えませんでした。
 こういったネタで、高KBを獲得するためには、

 ・物語自体を大きく改変し、一貫性を持たせる。
 例:「シンデレラ、部屋の掃除が終わったら次は銃訓練よ。」
   「はい、お母様。」
   「シンデレラ、洗濯が終わったら次は作戦会議よ。」
   「はい、お姉様。」
   「シンデレラ、夕飯が済んだら次は戦闘の準備だ。」
   「はい、山田伍長。」

 ・破壊力のあるボケとツッコミを持ってくる

 この2点しかないと思います。
 これらのことを踏まえ、ネタを作ってみてはいかがでしょうか。(1点)

・「新しい昔話を作って来た」と冒頭で言っていたのに、
 「間違って『軍デレラ』の話言ってた」=シンデレラの話をしていることになっていたのは、
 設定として矛盾していると思います。
 読み物の中でボケるようなネタとはいえ、設定もしっかりさせなければいけないと思います。

 で、肝心のシンデレラの話の中ですが、いろいろと中途半端だったと思います。
 例えば、ボケの出し方が単発的なため、ボケの当たり外れが気になりやすかったです。
 ツッコミもほとんど「間違いの訂正」レベルのものだったため、よりボケが単発的に見えてしまいました。
 また、軍の要素を取り入れたり取り入れなかったりしたせいで、
 軍とは関係ないボケ(「ヒゲダンス」「いいとも」など)が浮いていました。
 ボケとしては軍関係のボケの方が面白かった部分もあるのですが、
 そもそも軍の要素を取り入れるのであれば、
 シンデレラのストーリーを根幹から変えてしまう位のものが無いと、中途半端な形で終わってしまうと思います。

 細かい部分を挙げるとキリがないのですが、特に
 「―シンデレラの足にピッタリ・・・?」「どっちだよ!それピッタリなの?」
 の部分は消化不良のように思えました。何らかの形で断定されないとスッキリしないというか、
 終盤のここに来てそう捻られても、という感じでした。

 「かぼちゃとねずみの煮付け」「空襲警報」など、発想の面白いボケもいくつか見られたので、その点は良かったです。(4点)

・最初の山田伍長は笑って、ネタにも引き込まれましたが、軍ネタがしつこすぎてちょっとうんざりしてしました。
 軍ネタが多いことに納得できるオチもあるんですが、それでもバランスが悪いという印象を消すまでにはいたらなかったです。
 筋は悪くないのですが、今回のネタは骨組みだけ見せられた感じでちょっと読み心地が悪かった。
 もっとシンデレラに絡めたボケや言い回しの工夫などで肉付けしていれば、最後まで引き込まれたまま読め、オチも生きたと思います。

 あと、途中で魔女のくだりもマイナス要素で、「言ってることがメチャクチャすぎるよ!」というツッコミが入りますが、
 本当にメチャクチャなやり取りをしただけで筋を混乱させただけだったのが残念です。(2点)

・シンデレラを軍の設定で広げていくのは分かるんですが、どうも中途半端に感じました。
 どうせならもっと軍のボケをいれた方がよかったと思います。
 迷彩服までは分かるんですが、それで踊るのがヒゲダンスってのも惜しい気がしますし。
 例えば「かぼちゃとねずみの煮付け」というボケがありますが、これだって戦闘機に変える、みたいなボケの方が統一感が出るんじゃないかな?と。
 いや、あくまで例えばですけどもw(5点)

・軍とシンデレラを組み合わせるとは目の付け所がいいですね。
 空襲警報とか上手いのもあるんですが、薄っぺらいボケが多いです。
 せっかく面白いボケがあっても直後の野望やいいともで台無しです。
 また山田伍長をオチの為だけにわざわざ出すのもあれなので
 兼王子役にするなり兼魔女役にするなりして出番を増やすべきだと思います。(5点)
4組目 ファンタジスタ
・良いボケもありました

 A:惜しい範囲が広いよ!!
 A:1問目だよ!!それもっと後に出せよ!!

 この2つなんてかなり良かったです
 それだけに全体的に雑な部分が目に付いて惜しいというかもっとこのネタは良くなると思いました
 ボケになってない不条理な文章や展開を無視した文章を除いて
 問題数をもう少し増やしす等の改良を期待します(4点)

・うーん、単純にボケがイマイチでした。ちょっとおバカやってる範囲内の出来事と言いますか。
 全体的に流れ一辺倒で、イマイチなボケを延々と続けられているようで苦痛でした。
 キツイことを言ってるように思われるかもしれませんが、これは事実です。
 では、なんでこんな風に言い切れるのかと言いますと、なんだか昔の僕のネタを見ているようなんですよね。
 ですから、上記の辛辣な言葉は、僕に向けての言葉でもあります。
 それで、ひとつ提案なのですが、ボケ方を一度変えてみては如何でしょうか?
 僕自身、それ以来一気に変わったと思いますので、実践してみてください。

 ・ボケをカオスにする。
 ・どこかしらでツッコミによってネタの流れを変える。
 ・展開をフリーダムにする。

 もちろん、これらだけでは高KBを取れるようにはなりませんが、ネタへの意識は変わると思います。
 一度ネタの内容を、馬鹿すぎてわけのわからない位まで振り切って、そこから微調整する感じですね。僕の場合ですが。

 是非参考にしてください。(1点)

・不自然な所がかなり多かった印象です。
 例えば、「なんで聞こえてんだよ」というツッコミがある割には、
 BがAの発言を受けて喋っているところが多かったですし、
 「もとから暮れかけてたんだよ!!」というツッコミの前に、日が暮れていた描写がありませんでした。
 もっと根本的な点を挙げれば、
 「3+6+5=14」「放送の尺が足りない」という問題は、ボケとしてあまりにも安易ですし、
 最後の「適当にAVでもいれときゃいいんじゃない?」という発言も含め、
 『高校生クイズ』という設定を考えるとあまりにもリアリティに欠けていたと思います。

 「NOの方は青のプールに」「巨大扇風機置」「そこの女子高生3人組!!」「残りの山田4兄弟」
 あたりのボケは面白かったのですが、全体的にボケの出し方が安易な所が目立ちました。(2点)

・天丼はうまかったし、終盤の早押しクイズからは出すボケ全てが冴えていて(山田の2番目と惜しい範囲の広さが好きです)
 盛り上がって面白かったです。だからこそ、ボケのBがちょくちょくボケたことへの言い訳をしているのが、
 ボケ役に徹し切れていない中途半端さを感じさせてせっかくの笑いをつぶしているのが残念でなりません。
 特に、「A:結局早押しかよ!!」の後の「違いますよ」は、一旦軽いジョークとボケを捨てたときに、
 ここは

 (三十分後)

 B:なぜか、予定の時間を大幅にオーバーしておりますので、ここからはYES・NOクイズに参ります。

 A:やる前に気づけ!

 みたいに展開させた方が面白いのにもったいないなと考えていたから、一旦捨てたボケを拾うという展開にお! と思わされて期待していたのに、
 あっさりと言い訳にもならない言い訳で笑いを捨てていたのが本当に惜しい。(7点)

・OL、扇風機などたまに面白いボケもあるんですが、大半がベタだった気がします。
 最初の「3+6+5=14」の問題のとき
 B:あ、ちょうどいいところにプールがありますねー。
 A:人はいってるよ!?ってかいなくてもやんねぇだろ。
 と、ありますがこの時点で人が入っていることにツッコんでおかなければならないと思います。
 終盤の「もとから暮れかけてたんだよ!!」
 というツッコミがありますが、それは読み手には分からないんじゃないかな、と思いました。
 オチも取ってつけたような安易な下ネタだったのであまり印象はよくありませんでした。(3点)

・地に足がついていないような当たり外れの極端なネタでした。ボケを簡単に分類すると
 良ボケ:悔いが残ります!!、巨大扇風機、今、何問目?、山田の2番目
 悪ボケ:早押しクイズだぁ!!、3+6+5=14、答えはCMのあと(WEBで)、AV
 となるんですが、この落差があまりに激しいせいで不安定なネタになってしまってます。
 またツッコミも同様で
 A:惜しい範囲が広いよ!!
 と更にボケを引き立たせるものもあれば
 A:わかるわけねぇだろ!!っていうか何故にOL限定!?
 と大して指摘する必要も無いところにツッコんでたりとバラバラでした。
 良いボケ・良いツッコミを作れる頭はあるので、あとはそれらを選別する技術が求められると思います。(5点)
5組目 ホームライナー
・う〜ん・・・ベタかなぁ。全体的にベタでしたねぇ
 予想の範囲内のボケが目に付きましたねぇ
 中盤までは卒業式で「ありえないこと」の羅列という感じでしたし(3点)

・もう初っ端ですが、「国際情勢が不安定だね」が、非常に惜しいです。
 もっと上手く使えるんじゃないかなぁ、と思うんですよね。
 例えば、「緊張するな」「泣くんだろうな」と、感情的な連鎖の後ですので、
 「情緒も不安定になりそうだが、国際情勢も不安定だね」と、なんだか上手く言ってそうな感じのほうが、
 後々の、「随分知的だな」から。発展させらてたんじゃないかなぁ、と。

 あとはそうですね。オリジナリティが、欠如してるように思えます。
 僕の場合ですが、「非現実を現実に」を目標にネタを作ってます。
 ありえないことを、まるで当然のようにネタにする、って感じです。
 僕は、正統派の漫才とか作れないんですよねwすぐにわけのわからないほうに展開が行っちゃって……。
 そういった、自分なりの特徴を捉えた上での、自分なりのオリジナリティを持てば、確実に面白くなると思います。
 僕ごときが、こんなことを言うのも微妙ですが、アツキーさん、とっても成長したと思うので。
 まぁ、僕自身オリジナリティが、あると思われてるのかどうかは、分からないんですがw(6点)

・「諸注意」のボケは、しつこいといえばしつこいのですが、面白かったです。
 特に、校長/山下さんの諸注意はかなり面白かったです。ツッコミ方が面白さを引き立てていたと思います。
 ただ、「ショートコントのブリッジ的なものなのか!?」というツッコミは、
 的確ではありますが、なんとなく現実に引き戻されるような感じがして不自然のような気もしました。

 また、後半になるにつれて、「諸注意」以外のボケが弱くなっている気がしました。
 歌の部分は、どういうボケなのかがちょっと分かりにくかったですし、
 第○ボタンの部分も、内容としては悪くないのですが盛り下がっていた印象を受けました。(6点)

・松坂のストレートと校歌のくだりがごちゃごちゃしすぎているのを除けば、オーソドックスな卒業ネタで面白かったです。
 ベタなネタだけで攻めるのかと思った矢先の、ナンセンスの塊「エクソシスト」には爆笑しましたし、
 ちょくちょくはさまれる諸注意も好きです。(6点)

・たまに光るボケがあるんですが、それでもベタなボケは多いかな、という印象でした。
 諸注意の引っ張り方は、逆にしつこくて好きでしたね。エクソシストも笑いました。
 少し気になったのが、クリスマスイブの方の山下さんって生徒ってことですよね?用務員さんとごっちゃになったので
 用務員さんの名前を変えた方がいいと思います。
 あとたまにですが、ツッコミが少しはずれている気がしました。
 序盤に「最後の随分知的だな」とありますが、「今話すことじゃない」的なツッコミが先に来てから
 その次のフレーズとして言う方が適切だと思います。
 ボタンのくだりでも「素直にあんパンと牛乳を渡せよ!」とありますが
 「なんで刑事が張り込んでいるのか」というツッコミが適していると思います。(6点)

・ボケよりもツッコミの方が輝いていた漫才でした。
 元木:十分すぎるよ!十分すぎる理由だよ!きっと山下さんが妖怪の類だったんだよ!上級の妖怪だったから大量に来たんだよ!
 これだけ長いツッコミなのに全くだれないのは素晴らしいと思います。
 エクソシスト、諸注意など良質なボケもあるんですが、松坂、校歌はまだまだ練りこむ余地があると思います。
 面白くなったなあ・・・ホント・・・。(7点)
6組目 20th Century Boys
・2人のどたばたぶりが面白かったです
 もっとグラビア押しでも個人的には良かったかなぁと思います
 意気込みとかは秀逸ですよw(7点)

・犬山秀二ポリス=ミニスカポリスの構図が思い浮かびませんでした。
 段階を踏まえてないので、ここで一気に置いていかれてしまいました。
 それで、これひとつならまだ良かったのですか、全体を通してみると、段階を踏まえていないボケがたくさんありました。
 ぶっ飛んだボケは良いのですが、読み手を考慮しないネタは意味不明なだけだと思います。
 ボケの一つ一つを取ってみると、面白いんですけど……。
 構成的に理解を逸脱して、好き勝手やってるようにしか思えませんでした。
 でも、ボケ自体は面白いんですよね。うーん……。
 そもそもなんで遠藤はこんなことをやってるんですかね。なぜミニスカポリスを押し付けたかったんでしょうか。
 そこさえしっかりすれば、このネタはものすごく面白いのかもしれません。(5点)

・前半の、ミニスカポリスの新人発掘にこじ付けようとしている辺りはかなり面白かったです。
 特に「71kgです。」「69kgにしときましょう」のボケが最高でした。
 後半、財布の中身についての話になったあたりからボケ数が急激に減った上に、
 ボケ自体もベタなボケが目立つようになっていたのが少々残念でした。
 ただ、前半で雰囲気が作られていた分そこまで気にならなかった、というところです。
 オチの2行は、エヴァネタが出てくるのは唐突過ぎる気もしましたが、最後の一言は面白かったです。(8点)

・ポリスと呼ぶだけで、読み手がミニスカポリスを連想することを前提にコントを進めるのはちょっと厳しいかと思いますが、
 グラビアアイドルみたいに調書を書くバカバカしさがツボでした。
 終盤失速した感じがしなくもないですが、全体的にまとまったいいコントでした。(7点)

・前半と後半で完全に話が二つできている気がして、統一感がなかったように思えます。
 犬山:これグラビア雑誌かなんかのインタビューだろ!
 と言っておきながら
 犬山:それ、前から気になってたんだけどさあ、何に使うの?
 というのは、違和感を感じました。
 肝心のボケもプライスレスなど、ベタを拭いきれないような感じのボケでした。
 オチは面白かったです。(6点)

・前半のインタビューは遠藤がはっちゃけててボケの破壊力も凄まじいのに、
 まじめにやります!って言ってから本当に真面目になってしまって残念でした。
 どうにかして犬山をねじ込んでインタビューのまま最後までいけたらもっと面白くなっていたかもしれません。(7点)

【第187回結果表】 平均KB 304.3KB
グループ名KBOA率BL
20th Century Boys3931/1
チキンハートブレイカーズ3612/3
ホームライナー3451/8
ファンタジスタ2530/7
ステレオミサイル2453/6
オンズメンズ2290/1
20th Century Boysが初挑戦でトップ合格。
チキンハートブレイカーズは今期2勝目。
ホームライナーは連敗を見事7で止めた。