第186回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

ステレオミサイル  (3位)
2連勝!


井戸  (1位)

リベンジ成功!


ディオシス  (2位)

初オンエアおめでとう!


碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

井戸

漫才/家あり子      (4/6)
井上:やった!
戸口:青バトさんに出るのはさりげなくひさしぶりだったから嬉しいぜ!
回数だけなら12回振りなんですよねーこれが。3回目のトップ通過!井戸!

戸口:はいどうも。

井上:井戸です、よろしくおねがいします。

戸口:ちょっと聞いてくださいよ。

井上:なんだい?

戸口:この前ですね、家で寝てたら「ピンポーン」ってチャイムが鳴ったんですよ。

井上:ほぅ。

戸口:それでいざ玄関に向かってドアを開けたら誰もいなかったんですよ。

井上:え?それ本当?

戸口:ええ、ピンポンダッシュですよ。

井上:違う違う。

戸口:ん?

井上:お前んち、玄関にドアついてんのか?

戸口:当たり前だよ!どこに食いついてるんだよ。

井上:すごいなぁ、俺んちの玄関ドア無いもん。

戸口:なんでだよ!それはお前んちがおかしいよ
   じゃあ何か?お前んちは裏口にしかドアが無いのか?

井上:むしろ俺んちドア無い。

戸口:お前、どっから出入りしてるんだよ!

井上:実は入居してからというもの、一度たりとも家の中に入ったことが無いんだよなぁ。

戸口:その家、単なるオブジェじゃねぇか!

井上:しょうがないから、近所の公園で寝泊りしてんだよ。

戸口:さりげなく爆弾発言するなよ……。

井上:道行く人には白い目で見られ、子供たちには石を投げつけられた。

戸口:お前それ浮浪者と間違われてるよ!公園なんかで生活してるから。

井上:友達の携帯のメモリーで俺の名はルンペンと登録されてる。

戸口:最悪じゃねぇか!

井上:さらには「井上君って癒し系じゃなくて卑し系だね」って言われた。

戸口:さりげなくうまいこと言ってるよ!……じゃなくてお前そんなこと言われて黙ってられたのかよ。

井上:いや、無理だった。
   だから俺は対人恐怖症に陥り、ダンボールの家に閉じこもったんだ。

戸口:切な!お前の話切なすぎるよ!

井上:そしてある日、学校のトイレで野球の素振りをしていた俺に、クラスメイトが話しかけてきたんだ。

戸口:せめて屋外で素振りしような、屋外。
   バットが壁とか便器とか色々なところに引っかかるよね、絶対。

井上:「お前友達いないんやろ?」クラスメイトは言う。
   「良かったら俺と」対人恐怖症だった俺は、最後まで聞かずにバットで襲い掛かった。

戸口:危ないなお前!!

井上:クラスメイトはすぐそばにあったモップで防御。
   しかしもろくて真ん中からへし折れ、頭にバットがガツーン。

戸口:大丈夫か!?そいつ!!

井上:「俺の頭、ダイヤモンドやねん」噴水のように血を噴出させながら、ニヤリと笑う。

戸口:普通の頭程度の耐久性しか持ち合わせて無いじゃん!!

井上:そして一言。
   「お前のあだ名、これから家あり子な」

戸口:あえてあだ名にするほどのものでもないよねっ、それ!
   しかもなんでそのタイミングで決定したんだろうね!

井上:それから俺は“ルンペン〜家あり子〜”という名を欲しいままにした。
   一人のダイヤモンドヘッドの友達と共に。

戸口:友達できたのはいいけど、そのあだ名はいらんわ。
   
井上:俺はメインタイトルとサブタイトルみたいだから意外と気に入った。

戸口:気に入っちゃったんだ!
   理由がすごいしょぼいけど!

井上:でも、俺の人生は狂ったままだった……。
   だってさ、だって、家があるんだぜ!?

戸口:それが普通だからな?
   入れないっていうのがおかしいだけで、普通は家あるから。

井上:俺は毎日、家の中を窓から覗いてた。

戸口:あるじゃん!
   出入り口あるじゃん!!活用しようよ!!

井上:そしてあれから10年。

戸口:10年!?
   10年間もそんな馬鹿なことやってたのか!?

井上:実質家が出来たときから計算すると15年。

戸口:アイタタタ。
   今からでも遅くないよ!窓から入ろう!

井上:それはもう無理だ。

戸口:なんで?
   違う人が住んでるとか?

井上:ああ、空き巣に入られた挙句乗っ取られた。

戸口:先越されてる!?

井上:今じゃ、空き巣も結婚して妻子持ちだぜ?

戸口:なんで空き巣が当然のように家庭を築いてんの!?
   え、って言うか何?
   朝、お父さんが仕事に行くのに「行って来まーす」とか言って窓から出てくの?

井上:念願の第一子、長男も一昨年から小学生だから、お父さんと一緒に登校さ。

戸口:うわぁっ!シュール!!その光景シュール!!
   窓から親子が出てくるさまはとってもシュールッ!!

井上:それだけじゃないぞ。
   最後はお母さんが、窓を隔てて口だけを動かし「ア・イ・シ・テ・ル」のサイン。

戸口:ドリカムだぁっ!!

井上:それを見たお父さんは窓を隔てて熱いキッス。
   お母さんもそれに倣う。
   「ふ、こんなにも近いのにこんなにも遠いんだな」お父さんは切なげな顔をした。

戸口:とってもハッピーそうだね!!

井上:それを電信柱の影から見る俺。

戸口:井上!まだまだ人生先は長いよっ!がんばって!!
   っていうかさ、警察だ警察!
   警察に訴えなよ。

井上:それももう無理だ。

戸口:なんでだよ?
   悔しくないのかよ?

井上:悔しくないわけ無いだろ?
   だから俺、あの家でピンポンダッシュしまくったんだ。

戸口:自分の家でピンポンダッシュって切ないな!

井上:つってもドア無いからあんまり効果無し。

戸口:2重で切ないっ!!

井上:しかも、今警察行ったらその件で怒られるかもしれないじゃん?

戸口:「じゃん?」じゃねぇよっ!!
   って、ええ!?警察行かないのってそんなくだらない理由?

井上:うん。

戸口:お前アホだ!
   空き巣に家乗っ取られるのと、警察に怒られるの、どっちが悔しいんだよ。

井上:いや、そりゃもう圧倒的に警察に怒られるほうだろ……。

戸口:うぉい!人生の敗北者!!
   さも当然のように家よりプライドを選んだか!!

井上:当たり前だろ?
   ま、今のままじゃダメだな、って俺も思ってる。
   だから今度やろうと思ってるんだ。

戸口:何を?

井上:家にドアを取り付ける。
   そして――

戸口:空き巣犯とその一家を追い出して、そこに住む?

井上:ピンポンダッシュの効果を上げようと思ってる。

戸口:そっちかよっ!?
   もう空き巣に家あげちゃうのっ!?

井上:じゃないとあだ名無くなっちゃうじゃん!!

戸口:家よりあだ名かよ!!もういいわ!!

2人:ありがとうございました。

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ディオシス

漫才/寿司屋      (1/1)
城下:勝ったのです。
カミ:4度目の正直ってやつだな。
城下:…?
なんか色々と間違ってるような・・・。初挑戦初オンエア!ディオシス!

城下:どうも〜、こんにちは。ディオシスと申します。

カミ:おい、おい、ちょっといいか?

城下:何ですか?

カミ:俺は今、非常に寿司屋の店員に興味を持たざるをえない状況に立たされてるんだ。

城下:…要は寿司屋の店員がやりたいと。

カミ:け…警察には言うなよ。

城下:いいよいいよ!言わねぇよ!絶対"沙汰"じゃねぇんだから。やれよ寿司屋。

カミ:でも寿司屋ってね、あの〜、最初の挨拶が大事だよね。

城下:そうですね。僕がガラガラ入ってきて"へい、らっしゃい"ってね。

カミ:へい、らっしゃい!!

城下:おぉ、上手上手。

カミ:へい、らっしゃい!!ハハハ、へい、らっしゃい!!へい、らっしゃい!!へーい、らっしゃーい!!

城下:早くやれや!気に入ったか何か知らんけど!

カミ:よし。いつでも来い。

城下:ガラガラガラ。

カミ:♪ししゃもの祭りだしっしゃもだよ〜。しっしゃもししゃもしっしゃも〜。

   みんなでししゃもまみれになっちゃえば〜。ししゃも風呂〜。札束より安上が〜り。

   でもししゃもってだいたい偽物なんだよね。

   そ〜う〜さ〜………カペリンカペリンカペリンカペリン!!

   カペリンカペリンカペリンカペリンあっ、イナゴだ!!

   イナゴがいたぞー!!イナゴの佃煮食べたいのですぅお母様。

   うるっさいこのゴミ虫めが!バッタでも食ってろ!

   バッタなんか食えるかよ!カマキリしか食えねぇよアホ!

   カマキリ>バッタ!!カマキリ>バッタ!!カマキリ>>越えられない壁>>バッタ!!

   カムバーック相原勇!!カムバーック相原勇!!井森美幸は出て行け!!去れ!!失せろ!!ゴミめ!!

   ラララ楽しい楽しいししゃもの祭り〜 ししゃもの祭り〜。

城下:………。

カミ:………ふぅ。

城下:………何これ?

カミ:ん?ししゃも祭り2024。

城下:えらい未来…いや、違う違う!そんなんはどうでもいいわ!俺、最初何て言った?

カミ:…へい、らっしゃい。

城下:お前、何て言った?

カミ:しっしゃもの祭りだ…

城下:丸っきり違うだろ!いや、アンタ遠すぎるわ!あまりにも!

カミ:何だ?ラストに掛けての盛り上がり部分がか?

城下:いや、全てだよ!全部全部!

カミ:えぇ?!サビもか?!

城下:どっからがサビなんだよ!しかも"ししゃも祭り"だって言ってんのにししゃも関連が5割以下じゃねぇか!

   井森美幸がこの歌聴いたら発狂すんぞ!ちゃんとしてくださいよちゃんと!

カミ:OK。

城下:もう1回行くよ…ガラガラガラ。大将…

カミ:しっしゃもの祭…

城下:おいで。

カミ:はい。

城下:……ししゃも禁止。ちゃんとやりなさい。

   ガラガラガラ。

カミ:へい、どっこい!!

城下:らっしゃい!!どっこいって何だよ!どう捉えていいかわからんだろ!

カミ:いや…お前、そんなこともわからんの?

城下:説明出来んの?!じゃあ教えてごらんよ!

カミ:いいか?らっしゃいは"いらっしゃい"。どっこいは"いどっこい"。………な。

城下:………。

カミ:まぁまぁまぁお前には難しいわな!いい、いい。使わんとこ。

城下:いや、ちょっと何?!急にその上から目線!親戚のお兄ちゃんみたいな!

カミ:じゃあまずこのブタミントンのルールを教えるけど…

城下:親戚設定もういいから!つーか懐かしいなブタミントン!

カミ:今思えば酷く低レベルなダジャレだ。

城下:いや、もういいから早く寿司屋の続きやるぞ!ガラガラガラ!

カミ:へい、らっしゃい!

城下:大将、アジ握って。

カミ:あいよ!ダン!ズン!ゴイン!はい、アジお待ち!

城下:擬音が美味しくなさそうだわ!擬音が!

カミ:何、言ってんだよ。食い物マンガとかであるじゃん。"ズシン"とか"ビパビブル"とか。

城下:それ口に入れた時の音だろ!"ビパビブル"は知らんけど!

   口に入れた時は全然構わんけど握りは違うよ。寿司屋はしなやかに握るもんよ。

   寿司屋が豪快に濁音響かせたら何か、おにぎりみたいなん出てきそうでしょ。

カミ:なるほどね。サッ、スッ、パシン。はい、アジお待ち!

城下:いただきまーす。うん美味しいわ。

カミ:トイレはあちらにございます。

城下:次は鯛ね。鯛。

カミ:あいよ。サッ、スッ、パシン。はい、鯛お待ち!

城下:いただきまーす。あぁ美味しいわ。

カミ:トイレはあちらにございます。

城下:次は赤貝行こうか。

カミ:あいよ。サッ、スッ、パシン。はい、赤貝お待ち!

城下:いただきまーす。いやぁ美味しいわ。

カミ:トイレはあちらにございます。

城下:便所便所うるせぇなもう!!毒でも盛ってんのか!!

カミ:失礼ですね!盛ってませんよ!

城下:じゃあ勧めんなよ!別にトイレなんて全然行きたくねぇわ!

カミ:ウチ、トイレが売りなんですよ。

城下:何でそこに重点置いちゃうんだよ!

カミ:ウォシュレットが1つの便器に7つ付いてるんです。

城下:ありすぎだわ!いらんいらん!

カミ:7方向からのお尻への刺激がゲイの間で大変評判でして…

城下:ターゲット絞り間違えてるよ!もっと新鮮なネタの仕入れとかに力を入れろや!

カミ:ちょっとお客様。

城下:何?

カミ:ウチは寿司屋ですよ。

城下:わかってますよ。

カミ:じゃあ、なぜC1000タケダを仕入れなきゃ…

城下:新鮮なネタ!!寿司屋にジュースの仕入れに力を入れろなんて言う奴いるか?!

カミ:お客様が初めてでございます。

城下:勧めてねぇよ!お前の聞き間違いなんだよバーカ!

カミ:お客様、あんまり怒らないでくださいよ。チンコ出しますから。

城下:出したら余計怒るぞお前!

カミ:へい、大トロお待ち!

城下:フリを先に持って来んかい!!大トロ出しますつってチンコ出したらボケになるわい!

   チンコ出しますつって大トロ出されてもリアクションに困るだろ!

カミ:お客様。実は僕、チンコ握らせた手で握ってます。

城下:………じゃあお前汚くねぇじゃねぇか!!お前の手が汚くて初めてボケなんだよ!

   お前、実質相手の腕しか握ってねぇだろ!汚ねぇのは女の口と手だろうが!

カミ:いや、それは違います!

城下:何が!!

カミ:汚いのは"男"の口と手です。

城下:ウォシュレット目当てのゲイかよ!気持ち悪ぃな!もう帰るぞ!

カミ:お待ちくださいお客様!もっと怒ってもらわないと!

城下:意味わかんねぇよ!何でもっと怒らなきゃなんねぇんだよ!!

カミ:だって"お愛想"してもらえないじゃないですか。

城下:いや、もういいよ!

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ステレオミサイル

漫才/一寸法師      (3/5)
高部:よし、勝率6割!
辻添:5戦3勝なのにね。
勝率6割は立派なもんですよ。初の連勝!ステレオミサイル!

高部:どーも、ステレオミサイルです。

辻添:よろしくお願いします。

高部:いやー、子供の頃って昔話とか読んでもらってたよね。

辻添:そうでしたよね。

高部:でも、読んでもらう昔話って大体決まってんじゃん。

辻添:まぁ、そうだよな。

高部:だから俺が新しい昔話を作って来たよ。

辻添:へー、どんなお話?

高部:タイトルが『一寸法師』。

辻添:いや、もうあるってその話。

高部:むかーしむかしあるところに、お爺さんとお婆さんが住んでいたらしい。

辻添:らしい!?そこらへんは克明にしろよ。

高部:おじいさんとおばあさんは子宝に恵まれず、子供がいませんでした。

辻添:かわいそうだなぁ。

高部:おばあさんは毎日子供が授かるように祈っていました。
   「少子化がどんどん進むからどんなんでもいいからガキよこせコノヤロー!」

辻添:お婆さん荒れすぎ!

高部:神様はお婆さんの脅しに屈し、子供を授けました。

辻添:神様のくせに脅しに負けてる!

高部:しかし、授かった子供はとても小さくお婆さんはブチ切れました。
   「もっとマシなのよこせー!」

辻添:『どんなんでもいい』って言ってたよね?

高部:「あームシャクシャするわー!」
   そう言ってお婆さんは近くのコンビニの窓ガラスをバットで割りまくりました。

辻添:ヤバいよそれ!お爺さん止めてよ!

高部:その頃、お爺さんは子分を従えて夜の国道をバイクで爆走していました。

辻添:やばい老夫婦じゃん!

高部:そんなこんなで一寸法師は成長しました。

辻添:この環境で?

高部:13歳になった頃、一寸法師もそろそろ社会の悪に気付き旅立つことにした。

辻添:おお、かっこいいね。

高部:針を腰に差し、お椀を川に浮かべ、箸でこいで進んでいきます。

辻添:かっこいいね。

高部:途中で一寸法師は気付きました。
   「やべっ、これ菜箸じゃん。長くて使いにくっ!」

辻添:前言撤回!やっぱかっこ悪っ!

高部:そのため、途中一寸法師のお椀は何度も転覆した。

辻添:菜箸なんて持ってくるから。

高部:その度に海上保安庁に助けられました。

辻添:ものすごい小規模だし、まず川だから!

高部:「なんでこんなヤツの為に出動しなくちゃいけないんだよ。」

辻添:海上保安庁の人もそりゃ嫌になるよ!

高部:「だからこの川下りのシーンはスタントにしようって言ったんですよ、監督!」

辻添:映画撮ってたの!?

高部:「バカヤロウ!首長族にスタントが務まるわけないだろ!」

辻添:明らかなミスキャストだよ!

高部:いざこざがあり映画は制作中止になりました。

辻添:出来たとしても誰も見に来ねーよ。

高部:一寸法師はせっかくの映画出演のチャンスを失って途方にくれていました。

辻添:かわいそうだね。

高部:一寸法師は憂さ晴らしに屋敷に盗みに入りました。

辻添:犯罪だよ!

高部:そこで屋敷の姫に見つかり追い出されました。

辻添:アホじゃん。

高部:しかし、そこに鬼がやって来ました。

辻添:お、ついに来たね。

高部:「ちびと女がいるぞ。ちびは喰って、女を俺のものにしよう。」
   そう言って鬼は一寸法師を飲み込みました。

辻添:ここで針で刺すんだよな。

高部:すると、一寸法師は針で鬼の喉を刺した。グサッ!
   「こらー!まち針で刺すんじゃない!」

辻添:持ってたのまち針だったの!?しかも鬼よく分かったな。

高部:そんなこんなで鬼は打ち出の小槌をおいて逃げていきました。

辻添:遂に倒したんだね。

高部:姫は打ち出の小槌を振りながら言いました。「大きくなーれ、大きくなーれ」
   ・・・すると何てことでしょう!

辻添:おっ、遂に一寸法師が!

高部:一寸法師の菜箸が大きくなりました。

辻添:菜箸かよ!

高部:「こ、これでは漕げない!」

辻添:そりゃ、そうだろ!

高部:「無理ですよ。だって通天閣より大きいんですから。」

辻添:この話の時代と場所はどうなってんだー!

高部:こうして一寸法師は姫と幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでたし。

辻添:何がめでたし、めでたしだ!こんなんじゃ子供に読み聞かせられねーよ!

高部:そうだな、通天閣じゃなくて東京タワーのほうがいいよな。

辻添:そういう問題じゃねぇ!いい加減にしろ!

二人:どうもありがとうございました。

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【敗者コメント】
ファンタジスタ 233KB
A:やっぱそう甘くはないですね・・・。

B:次は絶対オンエアとるぞ!!
へこきち 177KB
ジャジペ見ていろいろ研究していきます
私達は生きてます 149KB
しん:やっぱりね。

ゆう:ついていけなかったのが敗因でしょう。

【ジャッジペーパー】  上から、あんときのナイスガイ、翔、モノポライザー、オニガワラ、銀沙灘(敬称略)
1組目 へこきち
・うーん、まず設定自体が不自然だったと思います。
 自分で考えているのに「ここの豚肉は偽造です」とか普通は出てこないと思うんですよね。
 さらに「一意専心」と言ったのにサブメニューなどが出てきたので矛盾しているんじゃないかと思います。
 ラーメン雑誌を読んでいる、みたいな設定なら自然だったと思います。(2点)

・1人ツッコミのスタイルですね
 こういうネタは外れが半分くらいあると印象があまり宜しくないんですよ
 今回のネタも

 ラーメン「牛丼」
 ラーメン屋じゃなくなってる!!

 ですとかベタなモノもありましたしね
 後、メニューの部分ではボケらしいボケも見当たりませんでした(1点)

・ボケ自体は結構面白いものもあるのですが、長文だと微妙な間も表現されにくいので全体としてインパクトに欠けるかなと思います。
 一個一個のボケがブツブツ切れてしまっているので、
 これらを関連付けて膨らましていけたらさらに面白くなるのではないかと感じました。(5点)

・・ボケ   店名はベタなものが多かったです
 ・ツッコミ 少し物足りないです
 ・設定   面白いと思いますが活かしきれていないという印象です
 冒頭の「お店が伸びるように」、のところですがあまりにも直接的過ぎて先が読めてしまいます。
 漢字だけでも十分先が読めてしまうのに拍車をかけている感じです。
 「月面着陸」「とり」「神」は個人的に好きでした。
 あとこれは店主一人のやりとりですよね?ですが時折第三者の提案に対してツッコんでいるように思われます。
 デザートのところが特に気になりました。(1点)

・辛いのに適正⇒辛いのに適性
 ネタがポンポン読めて非常に心地良いんですが、自分で出した案に全力でツッコんでるのはやはり不自然かなあと。
 面白いか否かは別として最初の「ハードルあがっちゃうよなぁ〜 これで美味しくなかったらクレームくるよなぁ〜」
 のように独り言っぽいツッコミがしっくりきます。
 ボケは細かい発音や似た漢字などどこかで見たことあるようなものが大半を占めていて新鮮さがありませんでした。
 あと、使い捨てのボケばかりでは当たり外れが大きくなってしまいます。

 余談ですがチャーシューに鶏肉を使ってるラーメン屋もありますよ。(1点)
2組目 私達は生きてます
・全体を通して分かりづらいところが多かったです。
 序盤の「逆の?」のやりとりで最初に「違う」と言っておきながら、
 最終的には正解と言っているので、ツッコミを入れておかないと不自然だと思います。
 さらにボケとしても大分弱く、言葉遊びにしか過ぎないと思います。
 しん:光に移るだけだし。
 ゆう:像だよ。
 のやりとりも、自分には分かりませんでした。
 たまに文法としておかしなところもあったので、もう少し見直した方がいいと思います。(1点)

・確かにネタらしくなっていますし笑えるところも増えてきたので
 確実に成長の跡は見られますね
 こうなると次のステップですよね
 もっと無駄な行数を減らしてボケの数を増やして欲しいです
 今回のネタじゃ物足りないです(3点)

・シュールな世界を表現しようとしているのは分かるのですが、ボケが逸脱しているのと、繰り返しがしつこくて笑いに繋がってません。
 ダブルボケにしても印象が弱いので、思い切ってボケと突っ込みをハッキリさせてみてはいかがでしょうか。
 オチには驚きました(2点)

・・ボケ   無駄に長くあまり伝わってきませんでした
 ・ツッコミ こちらもあまり伝わってきませんでした
 ・設定   不安定でした
 友達同士のふざけた会話、が第一印象です。
 【逆世界一チャンピオン大会決定戦〜のあとの言い回しがものすごく理解しづらいです。

 光に移るだけだし。

 像だよ。

 のくだりは単発で見ると面白いのですがその前文が長かったので「そうだよ」のテンポが止まってい逆効果です。
 そういうときはあらかじめ短い文章で連続的にテンポを作っておくのがセオリーです。
 また最初は似たフレーズを貫くのかと思いきやそうでもなく度々急にそのリズムに入る、
 という読み手を置いていくような構成もマイナス要素です。
 全てのものがそういうわけではないのですが
 今回はただのコントなのかある縛りを用いたコントなのかはっきりさせるべきネタだったと思います。
 オチは悪くないと思います。むしろよかったです。そして勿体無いと思いました。
 勢いが完全に止まっていた状況の中だったので笑いにつながりませんでした。
 ボケを取り出してみるとそんなに悪くも無いのであとは構成ではないでしょうか。(0点)

・ボケは良くも悪くも半人前って感じです。
 1人の台詞でボケるとだだスベリなのに2人の掛け合いになると面白くなる時があるんです。
 しん:光に移るだけだし。
 ゆう:像だよ。
 や
 ゆう:世界はそれをいい訳を言うんだ・・・
 しん:ぜ。
 など。
 そういった掛け合いボケを重きを置くと面白さが大分変わってるんじゃないでしょうか。
 亀田興毅の誤字や所々の文法ミス、無駄に長い前フリなどまだまだ改良すべき所は多々ありますが、
 まだまだのりしろのあるネタだと思います。(1点)
3組目 ステレオミサイル
・少し中途半端な印象を受けました。
 序盤で老夫婦ヤンキーが出てきて、中盤で映画撮影が少し出てきてそれっきり、ってのは統一感がないし
 もったいないと思います。どちらももっと引っ張れると思います。ツッコミは的確だったと思います。(2点)

・高部:タイトルが『一寸法師』。
 辻添:いや、もうあるってその話。

 この下りから物語がどんどんと進行していくのは不自然です
 後はボケの意外性に欠けてるかなと
 もっと読み手を「おぉ!そう来たか」と思わせて欲しいです(2点)

・良い感じにボケがハメをはずしていて面白いと思いました。
 菜箸が大きくなるとことか好きです。
 一つのボケに対してさらにトントンと意外なボケを重ねていけば、さらに盛り上げられるのでは、と思います。(6点)

・・ボケ   標準以上だと思います
 ・ツッコミ 少し言い回しが不適当な箇所がありました
 ・構成   オーソドックスで読みやすかったです
 途中一寸法師のお椀は何度も転覆した。⇒しました。
 気になったのが海上保安庁のツッコミ「ものすごい小規模だし」のところです。
 最初自分は、海上保安庁が動いているのになぜ大規模とならないのか?、と思いました。
 おそらく一寸法師の転覆事故が小規模と言うことを言いたかったと思うのですが少し不適当な気がします。
 また、映画制作が中止のところの「かわいそうだね。」というツッコミですが、
 もともと社会悪を倒すために出発したのに映画出演という横道にそれた行動をかわいそう、と言うのもそぐわないです。
 全体的にツッコミで流れを止めているといった印象でした。(6点)

・荒れた老夫婦、海上保安庁と前半は意表を突くボケにやられましたが、
 映画のくだりから別人が作ったように激変してしました。
 山場とも言える鬼との戦いで盛り上げておかないとネタにメリハリができなくなってしまいます。
 またツッコミも少々難アリです。
 辻添:この話の時代と場所はどうなってんだー!
 序盤に少子化とかコンビニとか海上保安庁が出てきてるだけに時代が変!と言うのは今更な感じがある上、
 舞台が大阪であることのどこがおかしいのでしょうか。
 ツッコミをもう一度見直す必要があります。(4点)
4組目 ファンタジスタ
・読み方のボケはよかったと思いますが、それ以外に目立ったボケが無く、
 ボケ自体も少なかったかな、と思います。保健なんかもありきたりな下ネタでいただけなかったです。
 もっと予想を裏切るボケを多く入れて欲しかったです。(3点)

・A:おい!!お前何やってんだよ!!
  45字以上50文字以下で簡潔に答えろ!!
 B:子供か!!

 これはちょっと的を得てないと思います
 ドランクドラゴンの下りもいらないかなと思います
 全体的に見ると契約更改のほうは結構面白かったんで
 そっちを中心でネタをもう1回見たいかなという印象
 かつあげの部分はベタでしたねぇ(4点)

・中には面白いボケもあるのですが、ネタの構成が少し荒くなってしまっていると思います。
 全体としてはショートコントのような感じになっていますが、そのネタの中にも
 冒頭やオチで出てきた「読み方」の要素を盛り込んでいけば、もっとジワジワくる笑いがあったかもしれません。(3点)

・・ボケ   ベタなものが多かったです
 ・ツッコミ 妥当でした
 ・構成   つなぎ部分が少し強引な気がします
 巨大な磁石のくだりが一番よかったです。
 〜〜と書いて・・と読む、は全部蛇足だと思いました。すんなりコント部分に入るべきです。
 ○○文字以上〜のボケもベタ中のベタです。(3点)

・それぞれのボケに繋がりがあるのは好評価ですが、せめてもう少し上手く伏線を張って欲しいです。
 コント前の「○○って書いて○○って読む」のしつこさやドランクドラゴンは明らかな減点対象でしたから。
 契約更改に入ってからは巻き返してきました。(3点)
5組目 井戸
・まず設定からおかしいですねw面白いです。
 その家、単なるオブジェじゃねぇか!とか的確です。
 序盤で相当笑ったせいか、クラスメイトあたりから少し失速したように思えました。(8点)

・最初から最後まですーっと繋がりのある上手な漫才でした
 設定も良く考えられていて楽しめました
 しかし、ずっと単調だったのが残念です
 盛り上がりが欲しかったですね(7点)

・良く練られていて面白いです、ややこしい場所も無いので素直に笑えました。
 警察に怒られるのを恐れているボケの臆病なキャラクターがとても良い味を出していると思います。
 ただ全体として一定な感じがするので、これに盛り上げるところがあればより面白くなると思います。(7点)

・・ボケ   おもしろかったです
 ・ツッコミ 的確でした
 ・構成   自然でした
 以前見たときには無かったダイヤモンドヘッド・空き巣の家庭がよかったです!
 自分が無知なせいなのですが「ルンペン」の意味がわからなかったので補足説明が欲しかったです。(9点)

・前半は「ルンペン」「俺の頭、ダイヤモンドやねん」とボケが光り輝いてましたが、
 後半になると逆に「井上!まだまだ人生先は長いよっ!がんばって!!」「うぉい!人生の敗北者!!」
 とツッコミの方が愉快になってきました。いやあ・・・ごちそうさまです。(10点)
6組目 ディオシス
・最初のししゃもから掴まれましたわw
 ボケとツッコミがハイレベルですね。はずれがありませんでした。
 強いて言うなら最後の大トロが分かりにくかったです。(9点)

・下ネタも上手に使えば面白いんですけど
 安易に使うとマイナスです
 ちょっとストーリーが寿司を握るだけになってしまいましたね
 もう一展開あるとさらに広がると思います
 ししゃもの歌……これは好きですけどねw(3点)

・テンポを踏まえずにかなりぶっ飛んだボケに持っていかれてしまったので
 申し訳ありませんが私は置いていかれてしまう印象を受けました。
 もう少しボケは積み上げていく意識を持つと面白くなると思います。
 偉そうにすみません(3点)

・・ボケ   おもしろかったです
 ・ツッコミ 少しくどい気がします
 ・構成   伏線がうまいと思います
 終盤、「握らせた手で握ってます」とうのは何か言い回しがおかしいと思います。
 結局握っているのはカミではなくなってしまうと思うのですが・・・
 ボケは言葉を悪くすれば無茶苦茶なんですよ、しかしおもしろい!ししゃもはやられました。
 伏線がたくさん張ってあって見ごたえがありました。(8点)

・カミ:しっしゃもの祭…
 城下:おいで。
 カミ:はい。
 ここ何回見ても笑っちゃいます。ここだけで6点あげちゃいます。
 7つのウォシュレット、C1000タケダと後半も衰えは感じられなかったんですが、
 さすがにチンコは引きました。どストレート過ぎますって。(9点)

【第186回結果表】 平均KB 278.3KB
グループ名KBOA率BL
井戸4614/6
ディオシス3811/1
ステレオミサイル2693/5
ファンタジスタ2330/6
へこきち1770/1
私達は生きてます1491/11
下馬評通り(?)井戸が2位ディオシスに大差をつけての1位。
ステレオミサイルは今回も200KB台でオンエアとなった。