第176回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
   今回は3位が2組いらっしゃいますので、
   オンエアは4組となります。
   それでは、オンエアされる上位4組の発表です!

スーパーパピヨンズ  (2位)

念願の初オンエア!





アイススケート  (3位)

今期3勝目!





マグネッツ  (1位)

連敗脱出!





ステレオミサイル  (3位)

今期2勝目!





碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

マグネッツ

コント/それでも僕はやってない      (3/14)
吉田 うん。決意しただけはあったね。
古田 今期も終わるところなのに、もったいないオンエアの取り方したね。

しかも1位ですしね。来期を照らすオンエア!マグネッツ!

(取調室)

吉田 ・・・正直に言ったらどうなんだ!

古田 やってないっていってるだろ!

吉田 お前が痴漢したことはわかってるんだぞ。

古田 やってないです。絶対やってない!

吉田 バカヤロー!もう被害者の「大田黒 勇気」さんもお前だって言ってるんだよ!言い逃れするな!

古田 男じゃないかよ!とにかくやってないっていってるだろ!

吉田 それだけじゃない。万引きもしただろ!

古田 してないっつってんだろ!

吉田 「スーパー大田黒」の店長もお前だって言ってるんだよ!

古田 やってないよ!しかも大田黒ってそんなにかぶる名前かな・・・。

吉田 それだけじゃない!「太田黒 勇気」のNEWシングル、お前が最後の1枚買っただろ!

古田 また大田黒さんかよ!あの人CD出してたのかよ!

吉田 いや、大の字が違うから。

古田 あ、ミスじゃなかったんだ。・・・でも、これって罪でもなんでもないよね。

吉田 欲しかったんだよ!

古田 あなたの事情は知りませんよ。買ってないですし。

吉田 まだあるぞ。徹夜でお前の犯した罪のアイディアを考えたんだからな。

古田 それじゃお前の偽造じゃないかよ!徹夜でってどれだけ頑張ったんだ!

吉田 その中にはお前がやった罪もあることだろう。

古田 俺は何もやってないんだから絶対ないよ!

吉田 今からリストを読み上げていくからな・・・
    痴漢、万引き、覗き、昼寝、読書、眼球・・・

古田 後半罪じゃない!眼球なんてもう意味もわからない!

吉田 とぼけるな!お前がこの罪を犯したことはわかってるんだぞ!

古田 だからお前の偽造だろうが!
    最近の警察はここまでやるのかよ!いずれはニュースになるよ!

吉田 証拠だって造ってきたんだぞ!しらばっくれるな!

古田 造ったってやっぱり偽造じゃないかよ!
    自分でもわかってるのにしらばっくれるなってなんだよ!

吉田 証拠として大田黒だって造ったんだぞ!

古田 人造人間!?造れるものじゃないだろ!

吉田 認めてくれよぉ!俺の給料のためだと思って。

古田 いやだよ!何でお前のために・・・

吉田 俺の家には病気の母と、ひきこもりの兄がいて・・・家族を食わせるためなんです。お願いします!

古田 苦労してるんだな・・・。とはいえ捕まりたくはないけれど。

吉田 弟は年収5億近いデザイナー・・・でもそいつだけに頼っていてはダメだと思うんだ。

古田 ・・・お前そんなにまともなこと言ってないからな!弟いるならあせることないじゃないか!

吉田 そんな弟も愛用する大田黒シャンプー・・・

古田 関係なくなってるじゃないか!また大田黒でてきたし。

吉田 頼みますよ。古田さん・・・いや、古田黒さん!

古田 合体させるなよ!もはや意味わからん!

吉田 そうか・・黒より白の方がすきか・・・

古田 そういう問題じゃない!なんで名前に余計な文字をつけるのかが問題なんです!

吉田 まぁ、そういうわけでホワイト古田さん、人助けだと思って!

古田 どんどんワケがわからなくなっていくじゃねぇか!最終的になんか変な芸人みたいになってるだろうが!

吉田 わかりましたよ。もういいですよ。帰りなさい。

古田 はいはい、帰らせていただきますよ。

吉田 まぁ、君には帰る家があるかわかりませんがね。(テレビをつける)

古田 ・・・何!?

キャスター 次のニュースです。放火事件が起きました。

吉田 フフフ・・・。

古田 ・・・なんか不気味!?

キャスタ− 有名芸人のホワイト古田さんの家が放火されました。

吉田 どうだ!おどろいたか!

古田 誰だよ!ホワイト古田実在するの!?しかも有名なの!?

吉田 実はその犯人は俺なのだ!

古田 外にいる警官に突き出していいですね?

吉田 ハハハ、さっき証拠は作ったといったはずだ・・・。お前が犯人だという証拠をな!

古田 な、何ィ!?作ったのは大田黒だけじゃなかったのか!

吉田 大田黒・・・誰ですかそれ?

古田 ここまでさんざん連発しといてそれかよ!

吉田 もしかして、共犯者か・・・?

古田 もうお前の思考についていけないよ!ここまで人の考えがわからないのは初めてだ!

吉田 ウンコ。

古田 もう思考うんぬんの問題じゃないよこれ!証拠作ったりしてちょっと頭よかった感があったのに!

吉田 おれの思考についていくためにはまず、ウンコを理解する必要があるということさ。

古田 さっきまで常識はずれ程度だと思っていたのに精神異常者になっちゃったよ!いったいいつジョブチェンジしたんだよ!

吉田 まあそんなことはどうでもいい。お前は証拠を見つけられてまもなく法廷に突き出される運命なんだ!おとなしくしていろ!

古田 くそー・・・どうにかならないのか・・・

警官 失礼しまーす・・・。

吉田 早かったな!

古田 ク、クソー・・・

警官 いきなりですが・・・放火の容疑で逮捕する!

吉田 や、やったー!じゃあ、この人連れてきた俺給料上がるよね!

警官 何をほざいてるんですか。吉田容疑者。

吉田 え・・・嘘・・・

古田 え・・・マジで・・・や、やったー!助かったぞ!

吉田 な、何故だ!俺はやってない!

警官 いや、この部屋、万が一のためにカメラで監視されてるんですよ・・・。

吉田 え、嘘!?

古田 警官なのに気づかなかったの!?

281/545KB

スーパーパピヨンズ

コント/痴漢      (1/3)
ありがとうございました。
受かるとは思っていませんでした。
下ネタ、いいですよね。

困った時の下ネタです。3度目の正直成った!スーパーパピヨンズ!

松村	「こっちがスーパーパピヨンで」 

石橋(女装)	「こっちもスーパーパピヨンで」 

二人	「二人合わせて、スーパーパピヨンズです!よろしくおねがいします!」 

二人	「コント:痴漢!」 

(以下、石橋の声は音声、石橋はそれに合わせて動く)


石橋	「私石橋誓子、女子高生!今日は電車で通学することにしたわ!
あー、満員!もう本当嫌になっちゃう!まったく、これだから朝の電車は嫌いなのよ! 
あっ・・・いいえ、きっと揺れでぶつかっただけよ、そうよそんなわけないわよ!
あっ。いえ、揺れでぶつかっただけよそうよ気にしないほうがいいわ。
また・・・でも、揺れでぶつかっただけよ!私が触られてるわけじゃないわ。
揺れでぶつかっただけよ、そうよ!揺れでぶつかり続けてるだけよ揺れでぶつかってるだけ揺れでぶつかってるだけいいえこれは痴漢! 
そうこれは痴漢だわ!いえ、でも考えすぎかしらいいえこれは痴漢!ええ痴漢よこれは!」 

松村	「痴漢楽しい」 

石橋	「たったいま疑惑が確証へと変わったわ!そうよ、これは痴漢!彼は痴漢私は被害者!
彼が愛の花私が恋の花いいえこれはタッキー&翼の歌!落ち着け誓子、落ち着くのよ!」 
相手は痴漢、絶対に許しちゃ駄目よ!ここははっきり・・・」 

松村	「君可愛いね」 

石橋	「まぁっ・・・嬉しくなんかないわ嬉しくなんかないわよ嬉しくなんかない嬉しくなんか嬉しくなんか落ち着け誓子!
相手は痴漢よ、そう心を許したらだめ!体は許しても心は許しちゃ駄目なのよ!
そうよ、私には優しくてカッコよくて優しくてカッコいい彼氏がいるじゃない! 
・・・いないわよ!妄想の世界とリアルの世界が混ざり合う、そんな私は17歳!(決めポーズ)
それにしても、痴漢なんて許しちゃいけない!女の子を舐めてるわ!まったく・・・女の子が痴漢なんかで気持ちよくなるとでも 
ああそんなところ駄目よ駄目よ駄目よああっ!しまった、心とは裏腹に私の体は正直だったわ!生まれて初めての快感に戸惑いを隠せないそんな私は17歳!(決めポーズ) 
落ち着け、落ち着くのよ!今夜はお赤飯だ(低く)!落ち着くのよ誓子!
でもこの広い広い世界、ここでで出会ったのも運命といえば運命・・・
こうなったらこの痴漢の人と恋に落ちて初めての人になってもらうのも悪くない落ち着いて、落ち着いて誓子!
周りの子達が処女喪失していくのに焦りを感じている、そんな乙女な17歳!(決めポーズ)落ち着いて誓子、今のは自爆だわ!」 

松村	「本当に可愛いね」 

石橋	「また・・・熟練者、熟練者よこの痴漢!ピンポイントで攻めてくるわ!
私の心のやわらかい場所を今でもまだ締め付けるいいえこれは私の大好きな森君が所属していたSMAPの歌!」 
わたしの意気地なし!たかが痴漢じゃない!そうよここは許しちゃいけないわ、強く言わないと!
よし、言うわよ!私言うわよ!勇気出せ・・・誓子!よし、ちょうど駅についた!ここで!」

(音声終わり、石橋しゃべり始める)

石橋	「ちょっと降りて!いい加減にしてください!痴漢なんてして、恥ずかしくないんですか!」 

松村	「ホテル行こっか」 

石橋	「はい!」

241/545KB

アイススケート

コント/ヒーロー      (7/15)
大雪「3年目。」

氷河「来年も頑張ります。」

3年目ときて直感的に浮気というワードが出てくる私って一体・・・。リベンジ成功!アイススケート!

大雪「がおーこの街は自分が占領させていただきましたよー

   ははははは。」

氷河「待て!」

大雪「ん、なんだ?」

氷河「私の名前は氷河だ。いわゆるヒーローだ。」

大雪「なるほど。」

氷河「待たせてごめんなさい。」

大雪「別に待ってねーよ。」

氷河「生まれてごめんなさい。」

大雪「そこまで謝らなくていいだろ。」

氷河「お詫びとして自己紹介をしよう。」

大雪「また突然な。」

氷河「俺は東大卒。」

大雪「高学歴だな。」

氷河「理科四類だぞ。」

大雪「ないだろ。3類までだろうが。」

氷河「持病の恋の病を持っている。」

大雪「それは病気に入れるのか。」

氷河「好きな教科は社会。」

大雪「理系じゃないのかい。」

氷河「すきなアイロンは・・・」

大雪「もう自己紹介はいいんだよ。勝負だ」

氷河「いくぞ。ビーーーーム」

大雪「そんなビームは全然きかんわ。」

氷河「あー、ごめんなさい。」

大雪「なんで謝ったんだよ!」

氷河「畜生、こうなったらパーーーンチ。」

大雪「痛!これは効いたな。」

氷河「ごめんなさい。」

大雪「だからあやまるなよ!」

氷河「生まれてごめんなさい。」

大雪「だからそれはいいだろ!」

氷河「よっしゃ、次はキック!」

大雪「ぐは!」

氷河「次はチョップ!」

大雪「痛い!」

氷河「しっぺ!」

大雪「地味に痛い!」

氷河「ぞうきん絞り!」

大雪「どんどん罰ゲーム化していくなぁ!」

氷河「よっしゃ、ここからパワーアップだ!」

大雪「なんだとー」

氷河「うおー」

大雪「なんだこの脱力感は!」

氷河「しゅわー」

大雪「なんだこの炭酸は!」

氷河「むらさむらさー」

大雪「なんだその効果音は!」

氷河「パワーアップ完了!」

大雪「ようやく終わったか。」

氷河「いくぞ!メガトンパンチ!」

大雪「おうっ!さっきより強いぞ!」

氷河「いくぞ!メガトンキック!」

大雪「おうっ!さっきよりポケモンっぽいぞ!」

氷河「いけ!俺の下痢菌!」

大雪「いてっ!しっぺ以上に地味に痛いぞ!」

氷河「いけ!デブ子に告白して来い!」

大雪「ギャ!完全に罰ゲームになっている!

   すごくパワーアップしてるなー!」

氷河「本日はまことに申し訳ございませんでした。」

大雪「謝り方もパワーアップしてる!」

氷河「生まれてごめんなさい。」

大雪「そこは成長してないな!

   学習能力はパワーアップしてないなー。」

氷河「どうやら私の勝ちのようですな。」

大雪「ちくしょー」

氷河「しかし俺の戦いはまだ終わらない。

   私の目の前に悪がある限り・・・」

大雪「さっきから俺と私を使い分けてるんじゃねえよ!」

氷河「あーっそれにしても疲れた。足が地面にめり込んでる。」

大雪「疲れまでパワーアップ!?」

氷河「ヒーローだけにヒーロー困憊だ。」

大雪「寒いギャグまでパワーアップかよ?」

氷河「でも疲れることは幸せの証です。」

大雪「もういいよ。」

氷河「どうもありがとうございました。そして生まれてごめんなさい。」

大雪「学習能力だけはパワーアップしないな!」

217/545KB

ステレオミサイル

コント/おはなし『桃太郎』      (2/4)
2人:想定外でうれしい。

そりゃ217で受かる時なんて滅多にないですからね。連敗脱出!ステレオミサイル!

子供:ねー、お母さーん。おはなし読んでー。

母親:じゃあ、今日は桃太郎読んであげる。

子供:えー、この前も読んだじゃん。

母親:大丈夫よ。今日読む桃太郎とこの前読んだ桃太郎は別の人だから。

子供:あー、良かった。じゃあ、読んで。

母親:『桃太郎』
   むかーしむかしあるところに、お爺さんとお婆さんが流れてきました。

子供:流れてきたの?

母親:年老いて潤いが無くなってきたから水に浸かってるのよ。

子供:ふーん。

母親:桃はそれを拾い、家に持ち帰りました。

子供:桃が拾うの?

母親:それらを包丁で縦に真っ二つにすると、なんか色々とグロい物が出てきました。

子供:グロい物って何?

母親:まだあなたが知るべき年齢じゃないのよ。分かって。

子供:はーい。

母親:桃はそれらのグロい物とタピオカなどをミキサーで混ぜた物に桃太郎と名づけま
   した。

子供:ドロドロなのに?

母親:桃太郎はドロドロの体を光合成により人間の体に作り変えました。

子供:ありえなさ過ぎる変身だぁ!

母親:そして桃太郎はくすくすと成長しました。

子供:笑われ者だったんだね。

母親:そして、大人になった桃太郎は上の命令で鬼が島に行くことになりました。

子供:厳しい上下関係の会社に入ったんだね。

母親:でも、要領悪くて鬼が島に左遷になったんだけどね。

子供:本当に厳しいね。

母親:桃太郎は言いました。「おやっさん鬼退治に行って来るよ。」
   桃は言いました。「そうか、頼んだよ桃太郎。」

子供:桃、桃太郎に『おやっさん』って呼ばれてるね。

母親:桃は言いました。「旅の途中でお腹がすくだろう、綿あめを持って行きなさ  
   い。」

子供:夜店じゃないよね?

母親:桃太郎は鬼が島への舗装されていない砂利道をリムジンで移動していました。

子供:移動手段すごいね。

母親:その途中で犬に遭いました。

子供:ここでお供になるんだよね。

母親:三十路を過ぎたのに結婚できないのよー!

子供:それって犬じゃなくて負け犬じゃん。

母親:桃太郎は行きつけの居酒屋で泣きじゃくる負け犬を朝まで慰めました。

子供:一体何やってんの?

母親:桃太郎はお金が無かったので飲んだ分の綿あめを支払いました。

子供:それでどうにかなったんだ。

母親:そんなこんなで負け犬をお供にしました。

子供:お供にしちゃった。

母親:桃太郎が助手席に負け犬を乗せリムジンを走らせていると、ざるが現れました。

子供:猿じゃないの?

母親:桃太郎はヘルメットが持っていないのでお供にしました。

子供:代用できないよ。

母親:すると、きしめんが現れました。

子供:雉ときしめんじゃ大違いだよ。

母親:非常食としてお供にしました。

子供:負け犬、ざる、きしめんで大丈夫?

母親:そして、桃太郎はリムジンからスワンボートに乗り換え、ざるきしめんを持った
   負け犬と鬼が島へ向かいました。

子供:ざるときしめんユニットになっちゃったね。

母親:桃太郎たちは鬼が島へ着きました。鬼との決戦です。

子供:遂に戦うんだ。

母親:開始早々、ざるきしめんが鬼に完食されました。

子供:はかない命だったね。

母親:「まずい。」その一言によりざるは身動きが取れない。

子供:よっぽどショックだったんだね。

母親:「男が欲しいのよー!」鬼にすさまじい気迫で襲い掛かる負け犬。

子供:男がいないせいで狂っちゃったね。

母親:鬼の膝カックンにより膝を骨折、戦闘不能。

子供:体弱すぎじゃん。

母親:残った桃太郎はここで遂に必殺技を出します。

子供:どんな必殺技?

母親:「これなら絶対倒せる!」と言い、鬼とあっち向いてホイを始めます。

子供:え、それ必殺技?

母親:桃太郎は一敗もせず、あっという間に沢山の鬼を打ち負かしました。

子供:強すぎ。

母親:そして、桃太郎は鬼が島のドンとなり毎日鬼をコキつかいましたとさ。めでた 
   し。めでたし。

子供:何だよ、この話。

母親:うるさいわね、あんたが読んでくれって言ったから読んであげたんじゃないの。

子供:全然違うよ!

母親:もう、何で36歳にもなった息子におはなし読んであげなきゃいけないのよ。

子供:うるせえ、勝手に話の内容変えてんじゃねえ、この60過ぎが!

母親:うるさいわね!大体にして、あんたいい年なんだからそろそろ仕事探しなさい。

子供:どこも雇ってくんねぇんだよ!

母親:就職活動の途中でお腹がすくだろう、綿あめを持って行きなさい。

子供:いらねえよ!

217/545KB

敗者コメント
フレッシュ 189KB

中村:負けたー。
宮崎:うにゃっ!

有希論 177KB

久保:やっぱりな。

森内:まあこのネタでどれくらい取れるかっていう試験的な感じだったんで。

久保:ありがとうございました。次こそは・・・。

ジャッジペーパー
1組目 フレッシュ

・なんだか要素が乱立している気がします。全体にまとまりがない感じ。もう少しボケ同士を絡ませるとよいとおもいます。
 1人目の客と2人目の客で対応が違う、というのはその内容が地味ながらもなかなかおもしろかったです。(2点)

・全体的にボケがベタ気味で、ツッコミもやや勢い任せな感じがしました。
 何か行き当たりばったりで進んでいったように思いました。(1点)

・ボケとツッコミのテンポは良かったと思います。
 ボケの内容ですが、前半にも、後半変な選択をする客が入ってくるという部分にも、目新しいボケがそれほどなかった様に思います。
 ただ、テンポの良さがある程度ベタさをカバーしていて、面白い雰囲気を出していたとは思います。
 「シェイクが出来るのに54年」は面白かったです。(4点)

・中村:あれ、ドアが開かないぞ? ん、なになに・・・
 [手動ドアです]
 中村:七面倒くせぇな! ったく、何でハンバーガーショップのドアが手動になってるんだよ。

 ってするより

 中村:あれ、ドアが開かないぞ? ん、なになに・・・手動ドア?七面倒くせぇな!

 ってまとめたほうが見た目もスッキリしますし読みやすくなると思います。
 ムダな括弧書きに頼るのは文章を書く腕がない証拠です。
 演じ手のセリフだけでその場の状況を読み手に伝えれるかが上手いか下手かの分かれ目であると思います。
 それと
 宮崎:あのー、練習です。

 のイミが分かりませんでした。
 練習だとしても、注文をそのまま繰り返さなければ練習にならないでしょうし、
 ハンバーグセットというハンバーガーショップにないメニューを言ったところで何の練習にもならないですし。
 あと、長文では第三者の登場も嫌われる傾向があります。
 まぁ、最初からトリオだったっていうんだったらいいんですけど、それにしても他の2
 人は苗字なのに1人だけ「客A」というのはおかしいでしょう。
 ボケも笑えるようなものがなかったです。しかもそれ以前に先述の矛盾点や読み手に対する配慮が欠けている点が気になりました。(0点)

・ボケ全般があまり飛躍してないです。
 例えば普通に「美味しい」「美味しくない」と聞くより「デリシャス」「ゲロマズ」とちょっと捻って言うのではまた違ってきます。
 そしてどういう風に美味しくないのかを聞いたりなどボケを掘り下げていく事も大切です。
 後半は既に流れが見えてしまってるので更に意表をついたボケが必要になります。
 「バンズ、食パン、乾パン」の中に食べ物じゃないものを加えたりして前半とは違ったテイストにすると生きてきます。
 未完成なボケが多い中、バナナバーガーとフィッシュとポテトシェイクは良い線いってると思います。(1点)

2組目 スーパーパピヨンズ

・ネタの中心に来ている、誓子が変容していく様が弱いです。もっと言葉を上手に使って笑いを取ってもらいたいです。(1点)

・少し短く感じました。松村さんの出番がほとんど無く、石橋さんの一人舞台になっていたのがそう思わせた要因だと思います。
 コンビの良さをもう少し抑えたネタにした方が良いと思いました。(3点)

・最初たまたま携帯からこのネタを見た時は、12文字で改行されるのでそれほど違和感を感じず楽しめたのですが、
 PCで見てみると1行1行が横に長く、ネタ全体の行数としても異様に少なくなり、読み手が読みづらくなっているような気がしました。
 もう少しこまめに改行した方が良かったかもしれません。

 ネタの方ですが、かなり笑わせていただきました。
 「嬉しくなんかないわ」など思い込もうとしてるところから
 一気に「落ち着け誓子!」などと切り返すあたりが読んでて爽快でした。
 石橋の心の葛藤みたいなのがよく表現されていたと思います。
 ただ、全体を読み終わった後に多少の物足りなさを感じました。もう一展開欲しいような。
 痴漢の常識を打ち破る、と言うと大げさかもしれませんが、
 何か痴漢ネタとして、女子高生のキャラ設定以外にもう一つ目新しいものが欲しかったです。(6点)

・ネタも下ネタばっかりで不快でした。
 下ネタは前フリや笑える要素を絡めて初めて成立するわけで、ただ並べるだけでは不快以外の何者でもありません。
 0点どころかマイナス点をつけたいネタでした。(0点)

・誓子のキャラは悪くないです。ただ、松村があまりにもサポート役に徹し過ぎだと思います。
 松村が常識人に徹するのであれば誓子の変人ぶりがよりはっきりと写し出されますが。
 熟練の痴漢という時点で松村も十分変人です。こうなれば松村の心境も書いた方がバカっぽくなっていいと思います。
 行数が少ないのでボケの絶対数も少ないのは当たり前ですが、もっと伸ばしても大丈夫な気がします。
 オチですが、朝っぱらからホテルってのはいくらなんでもねえ・・・。(2点)

3組目 アイススケート

・氷河「むらさむらさー」
 大雪「なんだその効果音は!」

 ↑ここは意表をつかれましたが、他は全くでした。
 全体にヒーローという型からの崩れが弱いです。同じことを言っているだけで、ボケの数があまりに少ないのも気になります。(0点)

・ボケに決定打が無いためか全体的に単調に感じました。ボケの当たりはずれも大きかったように思います。(3点)

・ネタ全体の脱力感が個人的には好きです。
 脱力感は良いのですが、展開としてはもっと大げさに見せた方が良い気がします。
 あと、「生まれてごめんなさい。」だけそのまま = 学習能力がパワーアップしてないというのは、「学習能力」という言葉が何となく的を得ていないような気もしました。(4点)

・最初の自己紹介、自分には完全な蛇足に思えました。
 後々生かされてくるわけでもなく、第一ヒーローにまったく関係ないので。
 肝心なネタも薄い上に展開がまったくないです。「生まれてきてごめんなさい」と「嫌がらせ」しかなかったので。
 もっと読み進めていきたくなるようなネタにしなければ読み手は読む気がなくなります。(0点)

・むらむらさー、ポケモンっぽい、デブ子に告白などボケは粒揃いでした。
 しかし中心ボケであるごめんなさいボケは蛇足でした。
 単に腰が低いだけでは何も面白くないです。「お詫びに○○します」のようにその後に更にボケないと使えません。
 最後らへんの「寒いギャグまでパワーアップ」ってダジャレを言うのはこれが初めてではないでしょうか。(3点)

4組目 有希論

・割とまとまっているとはおもうのですが、全体にボケがとにかく弱いです。それと一つ一つのネタ毎に一つしか笑い所がないのはもったいないとおもいます。
 セリフなんかを使ってもっと膨らませられるはずです。(0点)

・一つ一つの下りがワンパターンな傾向があり、終盤にいくにつれてパワーダウンしていったように思いました。(1点)

・独特な切り口のコントで、途中の変化球的なボケも含めてそれなりに楽しめたのですが、
 逆にそういうところも含めて、分かりにくいボケが多い気もしました。
 パワプロのあたりは、パワプロを知らない人には通じにくいかもしれませんし、
 最後(から2つ目)のギャル曽根のネタは、それまでのネタと比べて
 彼が東大に落ちる理由が直感的に分かりにくい気がしました。(4点)

・なんでしょう、こういうショート系のネタは段々内容がステップアップしていくから面白くなるんじゃないでしょうか。
 パワプロやギャル曽根に変わっただけで本質はまったく変わってないじゃないですか。
 ただ、オウムの変化球だけはおもしろかったのでこの点数で。(1点)

・オウムにはやられました。ですがそれ以降はオチに近づくにしたがってボケが劣化していったように思えます。
 終盤になったらただ神がサボってるってだけでは通用しません。今までのボケを生かしたりして盛り上がりを作らないと。
 あと金儲けが好きな神なら滅多にない壱万円札が降ってきたら大喜びすると思うのですが・・・。(1点)

5組目 マグネッツ

・放火の話が出てきた直後あたりは上手にボケが展開されていたと思います。――が、そこだけでした。
 ツッコミは上手にまとまっています。しかしボケが弱いです。(2点)

・巧さとばかばかしさが上手く合わさっていて良かったと思います。
 前半にもう少し盛り上がりがあれば尚良かったかなと思いました。(6点)

・吉田が古田の罪を作ってきた、という発想が面白かったです。
 ボケもそれに沿っていて良かったのですが、ややありがちなボケが多かったかもしれません。
 オチも、想像しやすいオチという意味では弱かったかもしれません。(4点)

・自分はコントの本を実際に演じてるものとして読み進めていくんですね。
 だから漢字が違うとか文字で読まなければ伝わらないネタはスキではありません。
 「勇気」っていうのも漢字が男性っぽいから男じゃねえかっていうことなんでしょうけど、
 「ユウキ」という音の女性は普通にいますし、もっと男性っぽい名前じゃないと成立しないかと。
 「太田黒」も同様です。音だけだと「大田黒」とまったく一緒なので。
 ネタの内容は、なんか思いついたことをそのまま書いただけという印象。
 整理されてないんですね、中身が。
 「大田黒・・・誰ですかそれ?」とか「ウンコ。」とか今までの流れを一切無視したボケとかがそれを物語っているかと。(0点)

・捏造ボケが良いですね。ハズレが無いです。
 でも大と太の違いは見ればすぐに分かる上、どういう風にボケるか想像がつくので外した方がいいですね。あと
  吉田 大田黒・・・誰ですかそれ?
 ここから何故吉田のキャラが豹変したのかが最後まで説明されなくて残念です。
 やはりここまで変わったからには何かしら理由が無いと納得がいきません。(3点)

6組目 ステレオミサイル

・全体にまとまりがない感じがします。子供が細かいところにツッコミをするのかしないのかが統一されていないのが気になります。
 息子が36歳というのは上手に作られた設定だとおもいますし、上手に出していますが、母親の最後の一言は出し方がうまくありません。(0点)

・想定していなかったボケが次々と出てきてとても面白かったです。
 ただ後半子どもの口調が少し変わったところで違和感を感じました。(5点)

・桃太郎の話の部分は、「〜混ぜた物に桃太郎と名づけました」「ざるきしめん」などの独特なボケや、子供の協調的なツッコミがいい味を出していたのですが、
 オチ(「子供:何だよ、この話。」から最後まで)の部分が、
 子供の口調が変わったりして、それまでの作品の雰囲気と離れていたり、矛盾したところがあるのがかなり気になりました。
 「あんたが読んでくれって言ったから読んであげたんじゃないの。/全然違うよ!」というのは
 最初の行の「子供:ねー、お母さーん。おはなし読んでー。」に反しますし、
 また序盤にある「まだあなたが知るべき年齢じゃないのよ。」という発言も、オチと合わないと思います。
 オチの内容自体は同じようなものでも良いと思うのですが、
 もう少し表現や構成に工夫が必要だったと思います。(3点)

・なんか、色々おかしい気がしました。
 桃はそれらのグロい物とタピオカなどをミキサーで混ぜた物に桃太郎と名づけました。
 には「なんでタピオカとかとまぜっちゃったの」ってツッコむべきでしょうし、
 光合成って変形するとかそういうことじゃないですし。
 「桃太郎はヘルメットが持っていないのでお供にしました。」なんて「ヘルメット”を”」でしょうし。
 内容もただやりたいことをただやってるだけのように思えました。
 もっと伏線を張ったりフリをつけたりしないとネタとして成立しないと思います。(0点)

・左遷、リムジン、ユニットとボケはなかなかハイクオリティですが、技術面がまだ追いついてないように思えます。
 特に本編を話す前後での矛盾点の多さがひどいです。
 冒頭で子供が読んでと頼んだのに終盤ではそうじゃないと主張してますし、
 今日読む桃太郎とこの前読んだ桃太郎は別の人で、前回の話で川で桃太郎を拾う人物が桃でなかったのであれば、
 今回読まれる桃太郎は普通の桃太郎ではないことは分かります。なのに話変えてんじゃねえよ、と言うのはちょっと・・・。(2点)

第176回の結果表 平均KB 220.3KB
出場者KBOA率BL
マグネッツ2813/14
スーパーパピヨンズ2411/3
アイススケート2177/15
ステレオミサイル2172/4
フレッシュ1890/3
有希論17715/25
マグネッツが初の1位。ステレオミサイルは勝率5割。
スーパーパピヨンズ、アイススケートはC大会へ望み繋いだ。
一方、フレッシュと有希論はここでC大会戦線から脱落となってしまった。
300越えがいないのは史上初。


戻る