第169回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

手裏剣クリップ  (3位)

初挑戦初オンエア!





さーてぃー  (2位)

無傷の3連勝!





ダブルアクセル  (1位)

リベンジ叶った!





碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

ダブルアクセル

漫才/サザエさん      (9/18)
矢吹:リベンジです。
小角:はい。よかったです。
矢吹:今回落ちたらショックでした。

5回のオーバー400の内3回がアニメネタ。そして今回のネタはサザエさんだ!ダブルアクセル!

小角:どうもよろしくお願いします。

矢吹:ダブルアクセルです。

小角:がんばっていきましょう。

矢吹:僕ね、サザエさん好きなんですよ。

小角:そうなんですか。

矢吹:あのほのぼのとした感じの中が好きなんですよ。

小角:まあ、放送始まってかなり経ってますけど、いまだに人気がありますよね。

矢吹:キャラクターも個性がありますよね。

小角:あーありますね。

矢吹:波平さんとかね、日本の親父の威厳をしっかり保ってますよね。

小角:最近は子供をしかれない親とかいますよね。その点波平さんは偉いですよね。

矢吹:「おいカツオ!不審火の正体はお前だったのか!」

小角:カツオだいぶやらかしたな!

矢吹:「やるならバレないようにやれと言ったろ!」

小角:お前のしつけのせいか!親父の威厳を保つどころか人間失格だよ!

矢吹:「おーい波平〜野球しようぜ」

小角:めっちゃ上からみられてんじゃん!

矢吹:「おーいハゲ〜野球しようぜ」

小角:そんなあだ名で呼ぶなよ!かわいそうだろ波平!

矢吹:わかったよ。「おーいてっぺんハゲ〜野球しようぜ」

小角:てっぺんつければいいとかそういう問題じゃないから!

矢吹:そんなハゲよりね、やっぱりイクラちゃんですよ。

小角:波平言われ放題だな!

矢吹:イクラちゃんと言えば「チャーイ」ですよね。

小角:まあそれしかしゃべれないからね。

矢吹:「チャーイ!」
   「わーい、イクラちゃんです〜!」
   「チャーイチャーイチャーイ!」
   「イクラちゃん楽しそうです〜!」
   「チャチャチャチャチャーイ!チャーイチャーイチャーチャッチャイチャーイ!TYAAAAAAAI!!!」

小角:イクラちゃん激しいな!

矢吹:「……………………あ、はい、です…」

小角:タラちゃん反応に困ってるじゃねーか!

矢吹:「イクラちゃーん、元に戻って下さいです〜!」
   「バーブー、バーブー、バアアアアアブーーーー!BAAAABOOOOO!HEY!」

小角:ヘイって言ったよね!?結構はっきり言ったよね!?

矢吹:「イクラちゃーん!落ち着いてくださいです!」
   「バブーバブー、バーブー、BAAAABOOOOO!俺のテンションはフルパワーだぜぃ!」

小角:今はっきりと変な言葉をしゃべったよ!

矢吹:よくとなりの部屋から聞こえるから覚えちゃったんでしょう。

小角:となりの部屋で何が起きてんだよ!

矢吹:でもね、僕はイクラちゃんより伊佐坂先生派なんですよ。

小角:何でその2人で比べる!?

矢吹:伊佐坂先生って小説家でしょ?大変だね〜アイデアとか困るだろうね。

小角:確かにね。

矢吹:「う〜ん…新作のタイトルが決まらない…」

小角:あ、タイトルで悩んでるだ。タイトルは大事だからよく考えないと。

矢吹:「決めた!『つながっているふたり〜サマーウェディング〜』だ!」

小角:らしくねぇ!あのおっさんのどこからそんなタイトルが出てくんの!?

矢吹:「キモいとかいうなカツオ!」

小角:カツオそんなこと言うなよ!

矢吹:「キモいとか言うな波平!」

小角:波平まで言っちゃったら終わりだよ!

矢吹:「キモいとか言うなイクラ!」

小角:イクラしゃべれないから!

矢吹:「このタイトルはやめだ!『僕が死ぬのはあの赤き海』にする!」

小角:めっちゃネガティブになってるじゃん!伊佐坂かわいそうだわ!

矢吹:「よし、このタイトルでいくとするか。さあ書き始めよう。『雨の降る夜、太郎は首をつるためのひもを探し歩いていた』」

小角:暗すぎだろ!始めから自殺かよ!

矢吹:「『あったあった、干ししいたけ。それ「ひもの」やんけ!あっはっは!』」

小角:ギャップがありすぎるわ!

矢吹:「はぁ〜あ………そろそろ死のうかな」

小角:伊佐坂自分が嫌になっちゃってるよ!

矢吹:いや〜、それにしても最近は伊佐坂よりもノリスケが話題になってるよな。

小角:聞いたことないよ!何でノリスケなんかが話題になるんだよ!

矢吹:お前最近ノリスケが話題になってるだろ!メタボ予備軍の典型的なタイプって。

小角:確かに小太りだけど!

矢吹:あとドメスティックバイオレンスの実態って番組でノリスケの家に隠しカメラがつけられて家庭での悪事がばれただろ!

小角:そんなブラックな番組サザエさんの中じゃやってないから!

矢吹:「うちの子供はいつになったらしゃべるんじゃー!オラァタイコこの野郎!」

小角:タイコにあたるなよ!だいたいそういう設定だからしかたねーよ!

矢吹:「うちの嫁の名前はなんじゃー!タイコってまるで太鼓じゃねえーか!太鼓の達人じゃねーか!オラァイクラこの野郎!」

小角:子供にあたるなって!というか少なくとも太鼓の達人ではねーよ!

矢吹:「このお腹周りのぜい肉が邪魔なんじゃー!オラァノリスケこの野郎!」

小角:自分にあたってんじゃねぇか!お前が仕事帰りに酒ばっかのんでるからだよ!

矢吹:「金がないんじゃー!オラァ波平この野郎!」

小角:もうぶっちゃけてるじゃねーか!っていうか何で波平にあたってんだよ!やつあたりだろ!

矢吹:この後ノリスケ逮捕されたらしいですね。

小角:あれだけやりたい放題やったら逮捕もされるわ!

矢吹:わいせつ物ちんれつ罪だってな。

小角:原因が違った!何やらかしたノリスケ!

矢吹:裸で街を全力疾走してたみたいですね。

小角:ノリスケ何やってんだよ!

矢吹:それが現代社会の実態って番組で報道されたらしいですね。

小角:ノリスケそういう番組のお世話になりすぎだよ!何回出てんだよ!

矢吹:まあそんなノリスケさんはおいといて、今は三河屋のサブちゃんだよね。

小角:おいとくなよ!おいといちゃまずいよ!何やらかすかわからねぇよ!しかも何でサブちゃん!?今もクソもねーだろ!

矢吹:それにしてもサブちゃんの髪型変わってるよな。

小角:まあそうだけど。

矢吹:で、俺はあの髪型はどんな仕組みになってるのか考えてみた。

小角:お前暇だな。

矢吹:そして!俺はわかった!あれは実はミサイルだ!

小角:わかってねーよ!どんな発想!?

矢吹:いや、あの角度といい、色といい、あれはミサイルそのものだ!

小角:そのものじゃないよ!

矢吹:「わー、地球に宇宙人がきたぞ!
   「何!?ウィーンガチャガチャグィーンあ、それ俺のパンツグイーンガチャガチャ!」

小角:めっちゃ変形してる!途中変なのあったけど!

矢吹:「シュウゥゥゥゥゥ………ズドォンバリバリバッコーーン!!!」

小角:威力すげぇな!サブちゃんすご!

矢吹:「ふぅ、地球の危機は去った。さて、行くとするか。ガチャ、ちわーす三河屋でーす」

小角:何事もなかったように来た!サブちゃん何者!?

矢吹:な?やっぱりミサイルだろ?

小角:お前の芝居次第だろ!

矢吹:でもさ、もっと髪型変なのいるじゃん?

小角:まあ変なのいるね。

矢吹:奴だよ、サザエだよ。

小角:やっと主役が出てきたか。

矢吹:ちなみにサザエさんは3方向からミサイルが出ます。

小角:サザエもかよ!しかも3方向ってサブちゃんよりすげーじゃねぇか!

矢吹:でさ、いつも番組の終わりに人間型ミサイル(3方向可能)とじゃんけんするやつあるじゃん?

小角:サザエって呼べ!どんな名前だよ!しかも人間型ミサイルってもはや人間じゃなくてミサイルじゃねーか!

矢吹:間違えた、ミサイル型人間だった。

小角:ミサイルの形してねーよ!

矢吹:で、俺はね、色々と考えてじゃんけんしてるわけよ。過去のデータとかを参考にして。

小角:本当に暇だなお前!

矢吹:過去のデータからいくと、サザエさんがグーを出す確率30%、チョキを出す確率25%、パーを出す確率45%と
   圧倒的にパーの確率が高い。しかし今週は第3日曜日だからパーとチョキの確率が逆転する。つまりチョキが45%、
   パーが25%となる。しかし今日の放送ではノリスケさんが酔っぱらっていたため、ザ・ノリスケジンクスが発動し、
   グーの確率がチョキの確率と同じになる。つまりグーが45%、チョキが45%になるから、パーは10%となり、
   パーを出すことはまずなくなる。しかしグーとチョキの確率は同じ、ここでどちらを出せばいいんだ!?わからない!
   どうすればいいんだ!…いや、待てよ。過去にもこのような状況があったはず。思い出した!この状況では今日の
   日にちが偶数であればグー、奇数であればチョキを出せば良いんだ!今日は17日だから奇数。つまりチョキを出せ
   ば、俺は勝てる!いくぞ!矢吹!男になるんだ!

小角:おお、何か知らんがすごいぞ!結果は!?

矢吹:いくぞ!じゃんけんぽぉぉん!
   「今週の平成教育委員会は!」

小角:番組終わっちゃってんじゃねぇか!考えてる時間が長いんだよ!次の番組が始まっちゃてるよ!

矢吹:あれ、平成教育委員会に中島君が出てるぞ。ずいぶんと変わった声だなぁ。

小角:いや、あのキャラクター中島君じゃないから!ちょっと似てるけども!

矢吹:「イソノ、ヤキュウ、シヨウゼ!」

小角:その声で誘うなよ!

矢吹:でもサザエさんといえばやっぱりさかなクンだよね。

小角:出てこねーよ!名前に魚の要素入ってるけど出てこねーよ!

矢吹:でもやっぱサザエさんの大人気キャラクターといえば…

小角:あー、もういい!これ以上つきあってられるか!

矢吹:あーあ、これから波平の髪型の構造を科学的に説明してやろうと思ったのに。

小角:いいよ。どうせミサイルだろ。もうお前の話聞き飽きたわ。

矢吹:じゃあ最後に一言言わせてくれ。

小角:何だよ?

矢吹:僕はそんなサザエさんが大好きですよ。

小角:どんなサザエさんだよ!もういいよ!

2人:どうもありがとうございました。

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さーてぃー

コント/蜘蛛の糸      (3/3)
佐伯:お待たせしました、久々の勝利です。
   これからも時折顔を出しますので応援よろしくお願いします。

今回でトリオ最多勝記録に並んだ。(並ばれたw)故郷で花咲いた!さーてぃー!

蜘蛛の糸/芥川龍之介
お釈迦様…菅原 カンダタ…樫本 ナレーター…佐伯

佐伯:ある日の朝のことでございます。お釈迦様は極楽をぶらぶらお歩きになっていました。
   お釈迦様は玉のように美しい極楽の蓮池からはるか下の地獄をご覧になりました。

菅原:今日も地獄は凄いことになってるなぁ。
   ただでさえ犯罪が絶えない世の中だというのに、嘆かわしい事だ。…ん?

佐伯:するとカンダタが地獄にある血の池で浮いたり沈んだりしたりしているのを見つけました。

樫本:ぐわぁ、うぉぉ…!
菅原:こやつは…カンダタとか言ったな。
   生前、大泥棒や人殺しと様々な悪事を行った為に地獄に落としたのだが
   ああなると哀れなもんだなぁ。自業自得ではあるが。
樫本:何で俺がこんなとこで苦しまねばならんのだぁぁ!
菅原:ま、しゃーないよな。今までしてきた事を考えたら。
樫本:俺は無実だ!弁護士をよこしやがれぇ!
菅原:地獄に弁護士なんかよこせるかい。第一どうやってよこすと?
樫本:弁護士1人ぐらい殺すのは簡単だろうがぁ!
菅原:却下!!やはりこいつは甘やかすとロクな事しないな。

佐伯:そんなカンダタですが生涯で一度だけ善い事をした事がありました。
   それは小さな蜘蛛を助けたことでした。

菅原:そういやぁあったなぁそんな事。
   いつだったか、蜘蛛を見つけたカンダタは踏み殺そうとしたんだけど―――

樫本:―――いやいや、いくら小さな蜘蛛といえど命のあるものに違いない。
   その命を奪い取るということはいくらなんでもかわいそうだ―――

菅原:なんて思ってたんだよなぁ。…あ!

樫本:―――エタノールで殺菌消毒してアルコールランプで焼けば食えるかな。―――

菅原:そういや直後にこんな事言いやがったんだ!
   結局それも命を奪い取る行為だからトータルでプラマイ0だよ!
   しかも手段道具が何故か理科の実験道具だし。多分それも盗んだ物だな。
   やっぱりロクな事しやがらねぇ。しかし…気になる…。
樫本:くそー、誰か助けてくれー!
菅原:どうするかなぁ…。
樫本:助けてくれたらPS2のメモリーカード容量を0にしてやるからよぉ!
菅原:データ全消去じゃねーか!ただでさえ1枚ほぼ丸ごと使うゲームだってあるんだから
   中身問わず容量0にするのだけはやめてくれ!
樫本:それがダメなら白身フライの魚を金魚にしてやるよ!
菅原:わかった、わかった!!何とかする!何とかするからそれもやめてくれ!
   縁日で金魚すくいを目撃する度に白身フライを思い出させられたらたまらん!

佐伯:そんなこんなでお釈迦さまは、地獄の底のカンダタを極楽への道へと案内するために、
   一本の蜘蛛の糸を、カンダタに下ろしました。

樫本:こ、これは…!
菅原:さぁ、文字通りかどうか知らんが“一縷(いちる)の望み”を託したぞ。
   ここから這い上がるも這い上がらないのもお前の自由だ。
樫本:これぞ天の恵みだ!…だがちょっと待て。これの正体は何だ?
菅原:なるほど、これが蜘蛛の糸だとは地獄の底にいるカンダタには知る由も無いわなぁ。
樫本:触ってみた感じ、糸っぽいが…生糸か?
菅原:んー、違うなぁ。
樫本:そう簡単には切れそうにないが…そうめん?
菅原:噛んだら切れるぞ。つか、早く登ってこい。
樫本:んー………わかった、誰か長髪の人の白髪だ!それも耳毛の!
菅原:いいから早よ登れっ!!糸引き上げるぞ!
樫本:何はともあれ、これは本当に地獄から脱出できる千載一遇のチャンスだ。
   いや、それどころか極楽にさえ行けるかもしれねぇ。
菅原:んー…まぁ、それはカンダタのそん時の心情次第だな。
樫本:極楽に行ったら…とりあえずカニ味噌を醤油味にするか。
菅原:何だそのしょーもない希望は!味噌味が苦手なのかこいつは。
樫本:よし、まずは糸の頂上を目指すか。それっ。
菅原:お、登り始めたな。

佐伯:カンダタは地獄から何万里も上にある極楽へと上り始めました。

樫本:くそう…登っても登っても頂上が見えてこねぇ。
菅原:そらそうだ、極楽への道はそんなに甘いもんじゃないんだよ。
樫本:もうどれぐらい登っただろう…4里ぐらいか。
菅原:そんだけ登るってだけでも凄いんだがね。
樫本:1里が4キロだから………16キロ…グラム?
菅原:惜しい!それは重さだ。
樫本:よくよく考えるとあのことわざも凄いなぁ。「悪事千里を走る」だったかな。
   悪事って4000キログラムもあるって事になるんだからなぁ。
菅原:勘違いも甚だしいよ!お前の罪の重さは4000キログラムに相当するかもしれんけどさ!
樫本:となると、「坂下千里子」も「坂下4000キログラム子」って事だな。
菅原:人名まで間違った単位変換すな!!
   凄く重そうなイメージになるわい!!本人に謝れ!!
樫本:いやしかし、本当に疲れた。一度休もう。
   下を見てみると…んー…壮観だねぇ。
菅原:さすがは悪人、恐怖感というものを微塵も感じさせない。
樫本:どこを眺めてもまぶたの裏しか見えないや。
菅原:外観全く見てねぇじゃねぇか!!高い所が怖いのか!?目ぇ開け、目!!

佐伯:ところが、カンダタはふと下を見下ろすと、
   数限りない罪人達が自分の上った後をつけていました。

樫本:うわ、何だこの大勢の連中は!
菅原:ま、そうだろうな。今の今までずーっと糸垂らしっぱなしだったから。
樫本:サインならマネージャーを通してからでないと困るんだっての。
菅原:どう考えたって違うぞ。
樫本:何なんだ、何なんだ!?さては、背中に張った白身フライか!?
菅原:背中に張った経緯を教えてくれ!
樫本:こんなもん美味くもないぞ!フライにしたのは金魚だからよ!
菅原:本当にフライにしたのか!!ヤバい、縁日で金魚すくいを見るのがつらくなる!!
   泳いでる金魚が全部フライに見えるよーーー!!
樫本:どのみち、このままじゃ重さで糸が切れて地獄に逆戻りしてしまう。
   それだけは何としても阻止しなければ!
菅原:さぁ、どうする。他人様にトラウマを与えてくれたカンダタよ。
樫本:聞け、野郎ども!この糸はなぁ……………
菅原:…何だ?
樫本:………名称募集中だ!
菅原:糸は糸だろ!
樫本:募集の際にもらった個人情報は他目的で使用しないぞ…多分!
菅原:「多分」って何だ!とりあえず現状を何とかしようよ。
樫本:脅しも効かないか…。なら実力行使だ。
菅原:どうする気だ?
樫本:くらえ、特製毛髪!(ひらひらひら)
菅原:見えねぇ!いや、こいつの事だから何かがあるはず。一体何だ!?
樫本:この毛髪はなぁ、お湯に浸すと増えるんだよ!恐れいったか!
菅原:だから何だ!!そんなん威張ったってしゃーないだろが!!味噌汁の具にも使えねぇし。
樫本:それでダメならこれだ!くらえ、特製靴下!(ぽいっ)
菅原:今度は靴下か!
樫本:この靴下はなぁ…先端に大きい穴が開いているために
   道を歩くたびに石や砂が入り込んで来るんだよ!
菅原:そんなもん履き続けてないで盗め…もとい、買い換えろよ!
   変なとこで貧乏癖ついているのか?こいつは。
樫本:実力行使でも無理なのか…。
菅原:そんなんで怯ます方が無理あるだろさ。
樫本:ええい、しゃーねぇ。ストレートに言ってやらぁ。おいお前ら!
   蜘蛛の糸は俺のものだぞ。お前達は一体誰に聞いて上ってきた。下りろ、下りろ!
菅原:あーあ、とうとう本性言っちまったな。

佐伯:そして、次の瞬間。

菅原:ん、何か腕や足がスースーしてき…あ!いつの間にか衣類の袖が長袖から半袖に!
   さては、さっき垂らした糸って蜘蛛のじゃなくこの衣類のか!?
樫本:ええい、早く下りろ、こん畜生め!(ゆっさゆっさ)
菅原:やめろバカ!糸が段々ほつれてきてるんだぞ!
樫本:しぶとい奴らめ、こぉのこのこのこのこのこの!!(ゆさゆさゆさゆさっ)
菅原:だから揺らすなこの!もう股下1センチまでほつれてるぞ!ギリギリだからやめろ!!
樫本:くそっ、こうなりゃ早く頂上を目指してや…ん、段々糸そのものが下がってきてる…。
菅原:ま、股下が!もう限界だ!許せカンダタ!

(プツンッ)

佐伯:蜘蛛…もとい、衣類の糸が、皮肉にもカンダタのぶら下がっている所から
   切れてしまいました。カンダタは再びまっさかさまに地獄に落ちてしまいました。

樫本:え…そ…そんなぁ〜〜〜〜〜………!!
菅原:はぁっ…はぁっ…危なかったー。
樫本:カニ味噌がぁ…金魚の白身フライがぁぁぁ………!
菅原:まだ言うか!!

佐伯:お釈迦さまは極楽からこの一部始終をご覧になっていました。
   自分だけが地獄から抜け出そうとするカンダタの無慈悲な心が、
   お釈迦様には浅ましく思われたのでしょう。
   しかし、極楽の美しい蓮池の蓮は少しもそんなことには影響されず、
   相変わらず玉のような美しさと、好い匂いを漂わせているのでした。
   極楽もそろそろ昼に近づいたのでございましょう。

菅原:さて、昼ご飯にするか。
   今日のおかず楽しみだなぁ………醤油味のカニ味噌と金魚の白身フライ。

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手裏剣クリップ

コント/合唱部      (1/1)
やりました、やりました。どうもです。

オンエア経験組を押し退けて初オンエア!手裏剣クリップ!

岡部:ラーラーラーラー。

三澤:トゥートゥートゥー。

岡部:はーい、ストップ。もっとお腹から声出して!

三澤:・・・先輩、もう練習とか止めにしません?

岡部:いきなり何を言い出すんだ。もしかして、「お腹から肥えだして」に聞こえた?ごめんね。

三澤:何で発生練習の合間にお腹のことを指摘されなきゃいけないんですか!

岡部:聞こえてないならいいじゃないか。さて、練習の続きするぞ!

三澤:そうじゃなくてですね・・・。僕らって練習してても意味あるのかなぁー、って。

岡部:え、その観点は気付かなかったわ。詳しくお聞かせ願える?

三澤:いきなり婦人キャラとはどういうことですか!
   えっとですね、この部の名前を教えてもらえます?

岡部:合唱部。

三澤:部員の数は?

岡部:2人。

三澤:目標は?

岡部:目指せウィーン。

三澤:はい、問題点が見えてきますよね。

岡部:・・・部費?

三澤:コラ、脳みそツルッツル。

岡部:お前!先輩に向かってルッツとは何だ!

三澤:うわぁ、掟破りの間違い反応じゃないですか。
   合唱部で部員2人って、もう致命的じゃないですか。

岡部:いや、そんなことはない。デュエット部門とか、ほら、あるだろ。

三澤:近所のスナックのカラオケ大会じゃないんですから!無いですよ、そんなもん。

岡部:えっと、じゃあ、俺はハートを歌うだろ、お前スペードな。

三澤:カラオケ仕様の特訓をしないでくださいよ!
   第一、先輩は合唱のこと知らなさ過ぎですよ。

岡部:お前、ドソのソミレを捕まえてその発言をしているんだ。

三澤:急に合唱部っぽくしないでください!

岡部:俺に答えられない問題、いや、ハーモニーなどない!

三澤:驚くほど引っかかってないですよ!
   えーっと、じゃあですね、さっき言ってた「ウィーン」これはどういうものの名前かくらいはわかりますよね。

岡部:あれだろ、下町の中小企業の通称だろ?

三澤:はい、全くもって不正解ですよ。正解は「オーストリアの都市の名前」ですよ。

岡部:えぇ、機械音じゃないの!?

三澤:確かにそんな音、機械から出ますけども!だったら、「目指せウィーン」ってとんでもない目標だな!

岡部:いや、下町の中小企業の頑張りを、真似しなきゃって。な?

三澤:な?じゃないですよ、まったく!
   中小企業真似てないで、他の合唱団とかを真似てくださいよ。

岡部:まぁ、ウィーンなんて知らなくても直接合唱には関係ないだろ?
   逆に聞くが、合唱に必要なものとは何だと思う?

三澤:・・・部員同士が信頼しあう、ってことじゃないですか?

岡部:まぁ、それもあるな。円グラフでいう「その他」くらいある。

三澤:全然ないじゃないですか!完全にどうでもいい意見になってますよね。

岡部:合唱に大切なものとはな、歌を心に響かせることだ。

三澤:・・・。

岡部:かの有名な音楽家、モーツァルトもこういった・・・。

三澤:・・・。

岡部:「今春が来て君はきれいになった 去年よりずっときれいになった」

三澤:完全になごってるじゃないですか!モーツァルトもそんなこと言ってないし!

岡部:そして、ガガーリンもこういった・・・。
   「三年目の浮気ぐらい大目に見ろよ」

三澤:ガガーリンは地球見ながら何言ってるんだよ!

岡部:とりあえず、今はがむしゃらに歌うことが大切じゃないのか・・・?

三澤:先輩・・・。

岡部:さぁ、練習するぞ!

三澤:はい!

・

・

・

・

・

ママ:はぁ〜い、優勝は岡部・三澤さんペアで「三年目の浮気」でしたぁ〜。おめでとぉ〜。

三澤:結局ここかよ!

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敗者コメント
HIGH−POP 329KB

小沢 連勝・・・。
伊上 ちゃぁ。

マグネッツ 325KB

吉田 だって、即興で作ったネタだもん。
古田 うん。

不安全ピン 269KB

勝者全員蝋人形にしてやる!

ジャッジペーパー
1組目 手裏剣クリップ

・テンポがいいと思いました。
 ボケが1つ1つがクスクス程度に終わってしまいあっさり終わってしまったと思います。(4点)

・ハートとスペード、目指せウィーン、その他等、目新しいボケが映えていました。
 特にウィーンの方は、その後に出てくるウィーン全て機械音だと想像して読んだら吹きだしてしまいました。
 もう少し長く、多くのボケを見たかったです。(5点)

・コントの流れはよく、まあまあ面白かったのですが、全体的にベタなボケが多い気がしました。
 オチはよかったのですが、改行するより(数ヵ月後)などの括弧書きのほうがよいと思います(3点)

・短めですけど、それなりに内容が詰まったものでした。
 展開に少し不安定な部分がありましたかね。いきなりボケ倒すよりは、
 少しずつ盛り上げていくほうが効果的です。フレーズ選びももう一ひねり。(3点)

・ツッコミがしっかりしてるというか、ボケを引き立てていて良かったです。
 ただもう少し山場があれば良いかなと思いました。(4点)

・円グラフや終盤の名言(?)など、ツボにハマるボケがいくつかありました。
 しかし下町の中小企業や機械音は思ったより笑えず、中盤で一度失速しました。
 オチはいいですね。(5点)

2組目 HIGH−POP

・小沢 オーダー確認の時見にくいよ。バックスクリーンがやけに明るくなるよ。
 伊上 先攻、中攻、後攻、見学だよ。
 このセリフがすごくよかったです。
 前半盛り上がったのに対し中盤、後半とだんだん盛り下がっていったと思います。
 オチ前は適当な感じがしました。(2点)

・話が破綻しすぎてます。
 「見学」の部分はよかったです。
 話が進むに連れ、ボケのパワーダウンが目立ちました。(1点)

・面白かったです。茶華道部でツカまれそこからスルスルと入り込んでいきました
 しかし、ゲームがはじまってからはあっけなく終わってしまった感じがしました。もうちょっと試合の中身を濃くしてほしかったです(6点)

・一つのボケをスパッと切って次の展開に・・というのはあまりよくないです。
 せっかく浮かんだボケですから、もう少しそれを広げて使ってみてはいかがでしょう。
 流れはうまいですけど爆発力はなく、淡々と進んでしまった感じでした。(2点)

・良いボケとそうでないボケがはっきりわかれていたように思います。
 また、少しボケのひとつひとつが単発気味のようにも感じました。(2点)

・爆発してる球場、サウンド、そして伝説へとクオリティの高いボケが前半に多かったです。
 しかしいざ試合が始まるとボケが金しかなく物足りなかったです。
 これを軸に他のボケも詰めていって欲しいです。(5点)

3組目 不安全ピン

・〜派のボケを使うのは1回までですね。
 飽きちゃいました。(2点)

・ベタ。
 困らない派、どうでもいい派、そういうのに頼りすぎてた印象がありました。
 「新潟!?位置的にだいぶ微妙な位置だよ!?」
 新潟の積雪量は凄いですよ?(2点)

・ただ羅列されただけで終わったという感じがしました
 足はよかったのですが、それ以外はイマイチパッとしませんでした。
 客が妙に食いついてるのはそれはそれで面白かったのですが少し変な感じもしました(2点)

・お客「足小さ・・足!?足ってなに!?」
 ここはすぐに「足ってなに」の方が、テンポがいいですね。
 全体的にいい流れのコントでしたが、フレーズが崩してる部分が多々ありました。
 ツッコミにもう少しメリハリが欲しかった気もします。(3点)

・印象的なボケがほとんどなかったように思いました。
 ちなみにですが、新潟って寒いイメージがあるところだと思うので他の地方にした方が良いと思います。(1点)

・足を引っ張るのは成功だと思います。逆にオチに結びついてるとはいえ派閥ボケがくどかったです。
 あと新潟は一,二を争う程積雪量が多いですし、その事から微妙な寒さというイメージは薄いと思います。滋賀とか山梨辺りこそ微妙ではないでしょうか。(3点)

4組目 さーてぃー

・糸の設定はよかったと思います。全体的に構成もしっかりしていて読みやすかったです。
 ただグダグダしている部分が少し多すぎると思います。物語形式なんでしょうがない点はあると思いますがもう少しボケを増やして欲しかったです。(5点)

・偶然にも、最近自分蜘蛛の糸読んだところなんですよねw
 作品的には完成度が高かったんですが、少々粗い部分があったのと、
 もう少し笑いの要素を加えて欲しかったです。(5点)

・かなりよく作られたコントだと思います。個人的な話ですが、この話は好きなので原作をぶち壊しにすることがなく、よかったです。
 ただ、金魚のフライがトラウマになったのに最終的には食べようとするのは少しおかしいんじゃないかと思いました。
 個人的にもう一押しほしかったので満点から1点引きました(6点)

・うまい部分も多いんですが、余計な部分も少なくはなかったですね。
 文章力はやはり手馴れているものがありますが、設定からボケから少しわかりづらく、
 素直に伝わりづらいネタでした。「里」の件は好きです。(4点)

・何だかとても上品で面白いコントだと思いました。
 話の大筋を変えずに笑いをいれていく技術が高くて良かったです。(5点)

・完成度は高いんですが、ボケの量がまだ不充分かと思われます。質は悪くないんですが盛り上がりに欠けてました。
 オチもあれだけ否定した醤油味のカニ味噌と金魚の白身フライを食べるというのはどこかおかしいです。
 「それから1ヶ月・・・」と時間を経過させれば一度試食したら意外と美味かった、などある程度推測できます。(4点)

5組目 マグネッツ

・どうも「3」のお話がよくわかりません。
 設定はすごくいいと思うのでそこを改良すればいいと思います。(4点)

・成程、斬新でなかなか見ものでした。
 が、どの話もこれからってとこで終わってるような気がしました。
 もう少し長くしてみてはどうでしょう。(3点)

・面白いのですが物足りなさを感じました。
 コント集なので同じような設定のものをもう2個くらい作ってほしかったです
 あるあるはもう古いんじゃないですかね?(4点)

・ちょっと突っ走りすぎ。設定重視で肝心なボケ部分が浮かび上がってこなかったです。
 バカ系なネタは、その中にも少し知的な部分を含んでこそ成立するものなので、
 もう少しひねりが欲しい気がしました。(1点)

・2つ目までがかなり良かったのですが、そこで高まった期待を3つめで消化しきれてないように思いました。(3点)

・1はなかなか良かったです。2はシェンロンから下り坂になって、3はほとんど笑えませんでした。
 3はもっと延長していけばそれなりになると思います。(4点)

6組目 ダブルアクセル

・ボケはピンポイントにおもしろかったのですがどうも長すぎると思います。
 キャラクターの話題が1つ1つ独立しているのでもっと削ってもよかったと思います。(6点)

・駄目だw俺のテンションはフルパワーだぜぃてwそれ「ひもの」やんけ!あっはっは!てw
 失速することなくオチまでいったので満点です(7点)

・全体的にくどい感じがして、笑えませんでした。
 ボケがワンパターンな感じがして途中で読み飽きてしまいました(0点)

・余計なフレーズも目立ちましたが、今回の中でボケの安定性はピカイチだと思いました。
 とばし過ぎない程度の勢いで、うまいボケも挟まれていて○。中盤もう少し盛り上がっていたら更に良かったです。
 中島君と勉強小僧はたしかに少し似てますね。そんな着眼点もプラスポイントです。(5点)

・ツボに入るボケが並んでいてかなり笑いました。強いて言えば、オチにもう少しひねりがあれば尚良いと思います。(6点)

・まさにミサイル並の破壊力のあるネタでした。サザエさんネタもまだ捨てたもんじゃないなと。長台詞でダレさせないのも凄いです。
 オチが少々お粗末でしたが、ボケの強さに免じて見逃します。(7点)

第169回の結果表 平均KB 361.7KB
出場者KBOA率BL
ダブルアクセル4419/18
さーてぃー4333/3
手裏剣クリップ3731/1
HIGH−POP3292/5
マグネッツ3252/13
不安全ピン2690/1
ダブルアクセルは勝率5割復帰。さーてぃーは3連勝。手裏剣クリップは初オンエア。
これで今期のオンエア組数は初の60台に乗った。


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