第142回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

ダブルスタッフ  (3位)

初オンエアおめでとう!





サイドハンド・ボーラーズ  (1位)

6連勝!





THE BETTER  (2位)

今期2勝目!





碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

サイドハンド・ボーラーズ

漫才/副業を持とう      (6/7)
おか:俺の初期のネタの中で一番気に入ってるネタなんでオンエアされて良かったです。
あべ:このネタが!?

サイドビジネスに憧れてるのでしょうか・・・?本業では2度目のTOP!サイドハンド・ボーラーズ!

あべ:はいどうも、よろしくお願いします。

おか:「ウソ、大げさ、まぎらわしい」でおなじみ、おかでございます。

あべ:そんなのおなじみにするな! お前はJAROに訴えられたいのか!?

おか:いや〜、そんなことより聞いて下さい。今すごく生活が苦しいんですよ。 

あべ:まぁ俺らのような若手芸人は給料も少ないし確かにそうでしょうね。 

おか:もう毎日の食事も、剥ぎ取った家の壁を食べて暮らしてますし。

あべ:また何を食べてるんだ!? そんなことしたらお腹壊すし、何よりお前の家も崩れてしまうだろ!

おか:あ、それは大丈夫です。だって人の家の壁だから。

あべ:それもっとダメじゃないか! 何お前はさりげなく人の家を破壊するようなことをしてるんだ!?

おか:まぁまぁ、というこんな先の見えない生活に、不安で夜も眠れず、つぶらな赤い目を潤ませているんですよ。

あべ:いや、お前のどこがつぶらな赤い目なんだ・・・

おか:そう、夜中の深夜番組の見すぎによる寝不足で充血したつぶらな赤い目で・・・

あべ:やっぱりそういうことか、早く寝ろ!

おか:で、夜も寝ずに考えた結果ついに思いつきました。これからのお笑い芸人は、副業を持つことにしましょう。

あべ:う〜ん、でもそんな簡単に副業なんて持てるか?

おか:持てますよ。まぁそういうことで、俺は昔からもう1つなりたかった、プロのミュージシャンにもなろうと思うんですよ。

あべ:いや、だからそんな簡単になれるもんじゃないだろ。

おか:そこで考えました。ミュージシャンを狙うなら、今までのメンバーが抜けたところがきっと狙い目なんですよ。
   ということで、ポルノグラフィティの新メンバーあたりはどうかなと・・・

あべ:いきなり大物アーティストの仲間入り狙いか! 確かに3人から2人になったけど、まずそんな簡単に入れるわけないし。

おか:大丈夫です。こんなのタウンワークにでもアクセスすればちゃんと紹介してもらえますよ。

あべ:絶対無理だろ! いくらタウンワークでもさすがにこれは紹介してくれないから!

おか:もしくはドリームズ・カム・トゥルーとか。こちらはもう5年ぐらいタウンワークで募集し続けてるでしょうし。

あべ:してるわけないだろ!

おか:まぁそういうことで、ではめでたくドリカムの新メンバーになった時の話を今からしましょう。

あべ:話を進めるの早すぎだろ・・・ 第一なれるわけないし。

おか:で、まずパートの方は、俺が思うにはドラムなどの打楽器系がいいんじゃないかなと思ってるんですよ。

あべ:ていうかお前ちゃんとできるのか? スティックもちゃんと持てるか?

おか:ただし! そういう副業を持っても、芸人魂は忘れずにやっていくってのが大事なんです!

あべ:はぁ、そうなんですか。

おか:だから、笑いをとるために、手に持つスティックはカニスティック。

あべ:また何持ってるんだ!? それ俗に言うカニかまぼこだろ、こんなので演奏できるか!

おか:じゃあピコピコハンマーで。

あべ:本当に芸人丸出しじゃないか!

おか:まぁそれらを使って、さらにたたくのもドラムじゃなくてタライです。

あべ:タライをたたいてどうするんだ! つーかもうこれいったいどんな音楽なんだ!?

おか:そしてピコピコハンマーで左のタライをピコン、右のタライをピコン、そして天井からでっかいタライが頭に向けてドーン!!

あべ:そんなタライコントとか音楽にはいらないから! ていうかこれ、むしろドリカムっていうよりドリフだろ! 

おか:何だと、お前タラマーをバカにするなって。

あべ:ドラマーみたいな言い方するな! ともかくこんなの却下だ、お前にはミュージシャンなんて無理だ。

おか:はいはいそうですか。じゃあ、他にもなりたい職業を考えてますから、それでいきましょう。

あべ:はいはい、また何なんですか・・・

おか:シロアリ駆除業者です。

あべ:またなんでシロアリ駆除業者なんだ!? さっさとはえらい違いだな・・・

おか:まぁなりたいと思った理由は今、俺の家のいたるところがシロアリに食べられつつあるんですよ。もうこれは絶対許せません。

あべ:いや、ていうかお前も人の家の壁を食べるとか言ってただろ! そんなこと言える立場じゃないと思うけど・・・

おか:まぁ、それになんといってもシロアリ駆除業者はおいしい仕事ですからね。

あべ:そうなんですか・・・ 全然そのへんの詳しいこととかは知らないですけど。

おか:そういうことでさっそく、こちらはちゃんとタウンワークで紹介してもらいました。
   ただし! そこでも、芸人魂は忘れずにやっていくってのが大事なんですよ。

あべ:はぁ、やっぱりそうなんですか。

おか:だから、依頼者の家に入るときは「はいど〜も〜」っていう感じで入っていきます。

あべ:また漫才風に入るんですか・・・

おか:そして、そこの家に居候させてもらうこと10日間、ようやくシロアリの巣を発見いたしました。

あべ:いや、なんでまた10日間もかかるんだ!? いくら何でも時間かかりすぎだろ。

おか:大丈夫です。ちゃんと3食昼寝付きで泊めてくれましたから。

あべ:そういう問題じゃない! 

おか:またそこの家の手料理がおいしかったですね。

あべ:ていうかお前が1番この家を巣食うようなことしてるじゃないか! 何が「おいしかった」だ!

おか:まぁそんなこんながありまして、ついに巣を発見しました。いよいよシロアリと対決です!

あべ:はいはい、対決でございますか。

おか:そしてここで、手持ちのハリセンで一匹ずつシロアリの頭をパシーン!

あべ:なんでハリセンとか使うんだ! こんなことしても何にも駆除にならないだろ!

おか:じゃあピコピコハンマーで。

あべ:またピコピコハンマーか! それはもういい!

おか:そしてピコピコハンマーでシロアリの頭をピコン、ピコン、そして天井からでっかいタライが頭に向けてドーン!!

あべ:だからなんでタライが出でくるんだ! もはやただ出張先でコントをやりたいだけになってるじゃないか!

おか:これでシロアリ駆除は完璧ですね。

あべ:どこが完璧だ! 全然駆除にもなーんにもなってないし、
   だいたいそんなことするより、薬をバーッてまけばそれでいいんじゃないのか!?

おか:それはできませんね。

あべ:なんで!?

おか:芸人たるもの、せっかくのお客さん相手に煙に巻いて帰るようなことはできません。 

あべ:もういい加減にしろ。

2人:どうもありがとうございました。

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THE BETTER

コント/偶然の再会      (6/6)
白浜:2度読んでおいしいネタです。
尾形:3度読んだら確実に飽きます。
白浜:ご覧あれ。

分からんでもないです。重ねた連勝は遂に6!THE BETTER!

尾形:よう!

白浜:……あれ?もしかして?!

尾形:そうだよ!オレオレ!

白浜:うわぁ!久しぶりじゃん!どうしたの?こんな真っ昼間に。

尾形:いやぁ、ちょっと職場を抜け出して来ちゃいまして。

白浜:そうなんだ。お前今何やってんの?

尾形:運送業だよ。

白浜:何か地味だな。

尾形:うるせぇな。実家継いだんだよ。

白浜:お前ん家運送業だっけ?

尾形:先祖代々な。

白浜:ふ〜ん。

尾形:お前こそ今何やってんだよ?

白浜:ヒモ。

尾形:最低だな。

白浜:実家継いだんだよ。

尾形:んなわけねぇだろ!そうだとしたら先祖代々カスじゃねぇか!

白浜:まぁ何とでも言えよ。そういう世界なんだよ俺んとこは。

尾形:そうかそうか。まぁ立ち話も何だからさ、そこの石に座れよ。

白浜:おう。

尾形:いやぁしかし何年ぶりだ?

白浜:何年ぶりだったかな………忘れた。覚えてねぇや。とにかく久しぶりだろ。

尾形:あの頃さ、俺達すっげぇ仲良かったよな。

白浜:そうだな。

尾形:俺さ、いっつもお前の家に遊びに行ってたじゃん。

白浜:お前がウチは日当たり悪いからダメって言うからな。

尾形:だってお前、ウチって地下室しか無いんだぜ。

白浜:オンリー?!逆にすげぇな!

尾形:色黒なのに地下に住んでるなんて恥ずかしくて言えなかったんだよ。

白浜:確かに「矛盾してねぇ?!」って言いたくなってたと思うわ。あの頃は。

尾形:言わなくて正解だったわ。絶対イジメの対象になってただろうし。

白浜:やっぱ地下室って狭いのか?

尾形:いや、確かに狭いけど30LDKはあるからな。

白浜:金持ちなんだか何なんだかわかんねぇな。部屋数多いのにオール地下室って。

尾形:あっ、そうそう。この前なんか玄関が壊れて入れなかったしな。

白浜:脆いんだ。

尾形:そうだよ。すぐ封鎖されちゃうんだよ。

白浜:封鎖?

尾形:だれかが埋めるんだよ。

白浜:玄関ってそんな即座に埋まるか?!

尾形:「ザッ」で埋まるよ。

白浜:どんな玄関だよ!

尾形:いや、普通だろ。

白浜:うわ〜逆に行かなくて正解だったわ。「ザッ」で埋まるのが普通の家とかありえねぇもん。

尾形:そうだよなぁ。お前の家なんかいいもんだよ。

白浜:さすがにウチは「ザッ」じゃ埋まらんかったからな。

尾形:だろうな。

白浜:でも耐震性が悪いのよ。

尾形:そうだっけか?

白浜:この前も誰かが棒でつつくから揺れた揺れた。

尾形:どんな貧弱さだよ!棒でつつかれて大地震て!

白浜:そう言えばお前がいる時って地震なかったな。

尾形:確かにそうだな。俺お前の家に対して良い印象しかなかったもん。

   すっげぇ高いとこにあるし部屋数アホほど多かったし。

白浜:部屋自体はちっちゃいんだけどな。

尾形:それでも俺の中ではかなりセンセーショナルな造りだったぜ。

白浜:でもちょっとベタベタするんだよね。

尾形:そう!俺もそこがずっと気になってたんだよ!何で壁こんなベトベトなんだろって。

白浜:まぁ構造上仕方がない部分ではあるんだけどな。

尾形:でもあの頃はホント楽しかったよ。

白浜:そうだな。遊んでばっかだったもんな。

尾形:今なんか重い物とか硬い物とか運んだりでさ。

白浜:まぁ運送業だから仕方ないんじゃねぇの?

尾形:普通の運送業だったらいいけどさ、たまに死体とか運ばなきゃなんねぇんだよ。

白浜:死体?!それホントに運送業か?!

尾形:たまにあるんだよ。餓死した死体とか車に轢かれた死体とか運ばにゃならんときが。

白浜:気持ち悪ぃな。

尾形:ストレス溜まる一方だよ。ホントに。

白浜:大変なんだな。

尾形:まぁちょっとここだけの話なんだけどな。

白浜:何?

尾形:俺、ストレス溜まったらある場所に行くんだよ。

白浜:ある場所?どこだそりゃ?

尾形:女王様んとこだよ。

白浜:ホントに?!やるなお前!

尾形:やっぱさぁ女王様に叱られると頑張ろうって気分になるんだよ。

白浜:へぇ〜。

尾形:俺なんかもう女王様のために働いてるし。女王様のために毎日死体運んだりとかしてんだよ。

白浜:まぁ、その言い方だと女王が殺した死体を始末してるみたいに聞こえるんだけどな。

尾形:バカ言え。部屋から1歩も出ない女王様が殺しなんて出来る訳ねぇだろ。

白浜:いや、女王様って引きこもりなの?!

尾形:そうだよ。外に出ないどころか部屋からも出ねぇよ。

白浜:その女王すげぇ斬新だわ。

尾形:しかも部屋ん中でも1歩も動かないからな。

白浜:肥えすぎて動けねぇの?!

尾形:そうだよ。

白浜:お前を叱る資格ねぇだろそいつ。

尾形:いやでも別に普通だろ。お前って元々「女王様」にどんなイメージ持ってたんだよ。

白浜:貢いでくれる女。

尾形:お前の方がおかしいだろうが!このヒモ野郎!

白浜:何でだよ!こっちが普通だろ!お前なんか介護じゃねぇかよ!

尾形:どうも俺が思ってる女王とお前が思ってる女王は根本的に違うようだな。

白浜:まぁ、女王つってもいろんな女王いるからな。

尾形:ところでさ、お前はどうなの?

白浜:何が?

尾形:ほら。ストレスのはけ口よ。

白浜:俺はまぁだいたい家にいるからストレスはねぇな。

尾形:お前ニート?!ヒモニート?!

白浜:いや、たまに外に出るよ。

尾形:たまにか。

白浜:ほいで適当な女を引っ掛けてヤって引っ掛けてヤっての繰り返しかな。

尾形:何だよそれ!犯罪だろ!ポリス呼ぶぞポリス!

白浜:何で警察呼ぶんだよ!ほんの数10秒なんだからいいじゃんかよ!

尾形:早っ!それで満足するのか相手は!

白浜:最近は風が冷たいからあんま長い時間かけらんねぇし。

尾形:…外でヤってんのか!!

白浜:いや、普通は外だろ。

尾形:普通は中だろ!どう考えても!

白浜:まぁ…中っちゃあ中か。

尾形:………お前それは酷すぎるだろ!!通りすがりの女と外で中にって!!

白浜:いいじゃねぇかよ別に。

尾形:やっぱ最低だわお前。石田純一も裸足で逃げ出すわ。

白浜:俺達の世界はそれが当たり前なんだよ。

尾形:そうか……何か絶望の2文字しか頭に浮かばねぇわ。

白浜:まぁ、俺達はいつ死ぬかわからんからな。それぐらい優遇されたっていいだろ。

尾形:どういうことだ?

白浜:俺達は大変なんだよ。家をぶっ壊されるのは当たり前。この前なんか身内が毒ガスで殺されたしな。

   今度は誰が死ぬかもわからない。そんな世界なんだよ。

尾形:そいつは大変だな。

白浜:そうだよ。俺の友達なんか殺られる前に殺るって針持ってたぜ。

尾形:針?!そんなんで勝てるわけねぇだろ!

白浜:猛毒塗ってんだよ。

尾形:うわっ卑怯!

白浜:まぁ俺なんかは敵が来たら武器使わずに200対1ぐらいで圧死させるけど。

尾形:いや殺し方怖………えっ、殺すの?!

白浜:たまにな。

尾形:ポリス!!

白浜:呼ぶなって!法的にセーフだから!

尾形:アウトだよ!お前の予想以上にアウトだよ!

白浜:まぁそういうことをやらなきゃいけないぐらい厳しい世界で暮らしてんだよ俺達は。

尾形:大変っちゃあ俺達だって大変だぜ。

白浜:何が?

尾形:さっきも言ったけど玄関埋められるし。巨人に踏み潰されそうになったり手足を引きちぎられた奴もいたり。

白浜:そうか……お前も大変なんだな。

尾形:俺達はいつも死と隣り合わせの場所にいるのさ。

白浜:かっこいいな。今何かの映画のタイトルみたいなのが見えたわ。

尾形:「宿命のナントカ」みたいな感じだろ。

白浜:いや全然違う。

尾形:………すまん。

白浜:ほいじゃ、俺そろそろ帰るわ。気まずいし。

尾形:気まずいって何だよ。全部俺のせいか。

白浜:おい、めげずにしっかり働けよ。

尾形:お前もヤってばっかいないでちっとは働けよ。

白浜:うるせぇよ。

尾形:ハハハ。

白浜:じゃあな!クロオオアリ!

尾形:じゃあな!ミツバチ!

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ダブルスタッフ

コント/教習所      (1/3)
上川「雑なコントを見てください」
川上「雑とか言うな雑とか。」
二人「どうぞ!」

雑でも面白ければええじゃないか。3度目の挑戦で遂にオンエア!ダブルスタッフ!

川上「はい、右曲がってー・・・OK、止まって。」

「どうでしたか?」

川上「うん、特に悪いところも無いです。十分免許取れますよ。」

「ありがとうございました。」

川上「はい。次は・・・・あー、上川君か・・・・あの人バカなんだよなぁ。」

上川「先生!」

川上「上川君、おはようございます。」

上川「はい、ありがとうございました!」

川上「まだやってない。先生は何に点数を付ければいいんですか」

上川「車の運転です」

川上「急に真面目になっても対応できませんー。早く車に乗って下さい」

上川「よろしくお願いしますね」

川上「上川さん後ろの席に乗らないで下さい」

上川「あ、後ろ見づらいですか?」

川上「上川さんが運転するんですよ。別にバックで停めないんで関係ないですから」

上川「そうでしたね。じゃあ運転席に座らせてもらいます。」

川上「あまりこういうのに時間かけたくないんですけどね・・・」

上川「・・・あれ?」

川上「どうしました?」

上川「ハンドルが無い・・・」

川上「ハンドルはありますよ! この丸いのがハンドルです」

上川「ディスイズハンドル?」

川上「・・・イエス。」

上川「アムロ、行きまーす!」

川上「早くエンジンかけてください。」

(ブルルルル・・・・)

上川「行きましょう。」

川上「では、まずは大通りに出てみてください」

上川「大通って北海道にあるんですけど」

川上「意味が違いますー。 わざわざ海を渡る意味がありません」

上川「・・・大通りに出ました」

川上「大通りに出ましたね。じゃあ交差点を曲がりましょう」

上川「右ですか?」

川上「どちらでもいいですよ。」

上川「じゃあ真っ直ぐで」

川上「最低限曲がって下さい。直進禁止です」

上川「左に曲がりますね。」

川上「そうしてくれると嬉しいです」

上川「一本道ですね。」

川上「左右に注意してくださいね」

上川「曲がってもいいですか?」

川上「あ、出来るものならー。」

上川「・・・・考えた結果無理でした」

川上「すぐ気付くでしょそんな事」

上川「狭いですね・・・・」

川上「次S字カーブだね」

上川「エスって英語のSですよね?」

川上「当たり前だよ! 何のSだと思ったんですか」

上川「日本語のエスです」

川上「どっちにしても同じだよ! ホントバカだなぁ・・・」

上川「あの、ちょっと質問があるんですが」

川上「何でしょう?」

上川「先生はどうして教習所の教官になったんですか?」

川上「いきなりですか? ・・・・まぁ、しいて言えば楽だったからです」

上川「先生、そんな爆弾発言したら全国の教官に怒られますよ?」

川上「・・・とりあえず前見なさい」

上川「誤魔化された!?」

川上「はい、一旦停止。」

上川「嫌です!」

川上「え、ちょっと一旦停止ですよ。」

上川「人生は止まっちゃ負けなんだよ!」

川上「何だそれ! 誰に向かっていってんだよ」

上川「あ、赤信号だから止まりますね」

川上「赤信号は止まるの!? じゃあ一時停止も止まろうよ」

上川「いや、青信号はちゃんと進むますよ」

川上「当たり前ですよ。青信号止まっちゃ進めないでしょ」

上川「ブーン・・・」

川上「高速に入ろうか。」

上川「へぇー・・・入りたいんだぁ?」

川上「何その言い方!? 早く高速入りなさいよ」

上川「いやー、速いですね。」

川上「まぁ高速はそういう物ですからね」

上川「マッハ6ぐらい出てますよ」

川上「いや、70キロしか出てませんよ」

上川「フフフ、僕の世界では70キロでマッハ6なんですよ」

川上「・・・その世界を破滅してもいいですかね?」

上川「もう破滅しました」

川上「あ、随分と早いんですねぇ。残念な事。」

上川「・・・渋滞ですね」

川上「結構詰まってるかな?」

上川「えーと、10キロ先までですね」

川上「凄い目だね! それにしても時間かかりそうだな」

上川「・・・南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・」

川上「・・・・・あ、不思議な事に渋滞無くなりましたね。先行きましょう」

上川「スイスイ行けますね」

川上「言っときますけど、これはテストですからね?」

上川「分かってますよ・・・zzz」

川上「言ったとたんに寝るな! 減点ですよ」

上川「そう、こんな時にはクールミントガムだね!」

川上「誰に言ってるんですか? いや、先生は要りませんよ」

上川「あ、先生はキシリトールガム派でしたっけ」

川上「ガムに何派とかあるんですか?」

上川「無いですけどー。」

川上「あ、無いんだ。じゃあ何で言ったんですか上川君」

上川「ノリかなぁ。」

川上「・・・とにかく高速降りましょう」

上川「分かりました」

川上「じゃあそろそろ帰りましょうか」

上川「今日は帰りたくない・・・」

川上「・・・帰りましょう」

上川「うん・・・」

川上「・・・・・別に先生は彼氏じゃないですから」

上川「まさか、他に女がいるのね!?」

川上「うるさい! 何なんですかまったく・・・」

上川「いやー、もう終わりですか。」

川上「まぁそうですね」

上川「楽しかったなぁ・・・」

川上「たった20分ですよ」

上川「青春時代・・・」

川上「何思い出してるんですか!?」

上川「僕の今までの人生を」

川上「思い出さなくてもいいです。困りますー。」

上川「・・・着きましたね」

川上「はい、テスト終わりました。」

上川「えっと・・・1970円になります」

川上「客じゃないです。先生です」

上川「ティーチャーですか」

川上「別に英語で言わなくていいですよ」

上川「で、結果は?」

川上「言わなくてもいいでしょう。不合格ですよ」

上川「ええっ、ありえない!」

川上「・・・散々ふざけて後に言うセリフじゃないでしょう!」

上川「先生、そう怒らないで下さいよ。」

川上「へ?」

上川「こんな時にはキシリトールガムを噛んでくださいよ」

川上「帰れ!」

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敗者コメント
電子危機 177KB

吉澤:まあ下見って事で

宮下:負け惜しみだよ、それ。

情熱大陸 125KB

渡辺「オフエアネタなんでね」
今江「ジャジペを参考に改良したけどもっと考えないといけないなぁ

デンドロビウム303 85KB

秋田「まあ、受かるまでこのネタやりつづけますよ。」
元木「正気かよ・・・。」
秋田「ホームチーム、次こそ受かります!」
元木「まだ言うか・・・。」

ジャッジペーパー
1組目 ダブルスタッフ

・序盤の「後ろ見にくいですか?」のネタは当たりましたが、中盤にかけてはそれを超えるような真新しい感じのボケがなかったのが残念です。
 不可はありませんが、かといって可もありませんでしたので、もっと話を膨らまして自分の個性を出してみましょう。(3点)

・う〜ん・・・運転者がおバカというかありえない行動をするだけだったのが残念です

 もっと話に展開を盛り込むと良いと思います(2点)

・話の展開が少ないんですよね。なんというか、
 その場の単調な掛け合いで拡がりがなさ過ぎる感じで。
 「アムロ、行きまーす!」等も、流れに無関係の上に突発的だから、
 この後の話についていきにくい、って面もありました。(2点)

・ちょっとおかしな行動をする運転手の会話が流れて行ってしまってた印象を受けました。
 また教官になった理由のところだけボケが交代する必要があったのかなあ、と思いました。
 初めの「後ろ見にくい」などはよかった思うので、もう少し盛り上がる展開が欲しかったです。(2点)

・「南無阿弥陀仏・・・」は大ウケしましたが、それはちょっとボケが色んな意味で弱かったです。
 ボケがもっと前に出てもいいんじゃないでしょうか?でないと展開も自然と減ってきます。
 あと「イズディスハンドル?」ですね。もっとも、バカという設定なので減点対象にはしませんが、そこにツッコまれてないので一応。(2点)

2組目 サイドハンド・ボーラーズ

・ツカミの家のくだりとシロアリの関連性は面白かったですが、前半ではツッコミの型のパターンや系統が似ていて、くどく感じる部分がチラホラありました。
 話自体は綺麗に流れ、オチもしっかりと決まっているので、突っ込みにもう一捻りないと勿体無いような気がしますね。(4点)

・ドリカムじゃなくてドリフ
 この下りは素晴らしいと思いますw

 ただ、全体的にボケにもう一押しが欲しかったです(5点)

・「タラマー」てw
 ボケの質≠ツッコミみたいな感じでした。ツッコミに捻りが利いてないというか。
 「何お前はさりげなく人の家を破壊するようなことをしてるんだ!?」
 ってのも、何か遠まわしというか、ダラダラしているというか、
 何かこう、もっとシンプルに工夫されていたらGOODなんですけどね。
 後一工夫でよくなると思います。(5点)

・ドリカム→ドリフ、タラマーなんかは良かったです。
 オチもしっかり決まっていたのですが、ツッコミがワンパターンな気がしました。
 後半にも新たなボケがもう少し加わっていたらな、と思いました。(4点)

・ドリフ風ドリカムや後半のボケのテンドンが上手いと思いましたが、それが多くて盛り上がりにはなりませんでした。
 ツッコミも見たまま聞いたままの事を言ってるだけのように感じました。もう一段階上のツッコミが出来る筈です。(5点)

3組目 THE BETTER

・うーん、面白い雰囲気は出ていますが、笑いどころはそれに比例はしていなかったように思います。設定は新しいですが、
 ミツバチの「ヤって」というのは、餌に毒を注入するということなのでしょうか?
 そうだとすると、昆虫好きの僕から言わしてもらえば、ミツバチがお腹の針で獲物をしとめることは絶対にありません。
 まず、ミツバチは花の蜜しか食べません。そしてミツバチの針は、肉食のスズメバチやアシナガバチとは異なり、先端が鍵状になっているので、
 一度刺さったら抜けない構造になっています。
 刺さったミツバチは、もう一生外れることはなく、刺さった相手に対して死ぬまで毒を注入し続けます。
 そのため、ミツバチの針は獲物をしとめるためではなく、熊や人間などの巨大な外敵から身を守る、捨て身の最終手段のために発達したと考えられます。
 まあさすがに、「働きアリも働きバチもメスしかいない」とかは突っ込みませんが、あまり知られてない事実なので、どうぞ覚えて帰ってくださいませ。(2点)

・白浜:じゃあな!クロオオアリ!
 尾形:じゃあな!ミツバチ!

 途中で「女王」等のフレーズが出ていて完全にこの二人の
 設定が分かっていたのに、この2行のオチはどうなのかなぁ
 って思っちゃいますね

 全体的には2人の会話はなかなかほのぼのしていて良かったです(4点)

・あぁ、ありと蜂の設定なのかw最初のほうは、どこぞのおっさん2人が地下に住み着いてるのかと思ってたw
 けど、オチの「じゃぁな!〜」のトコで読み手の↑の感情を出すのが狙いだと思うんですが、
 ネタ中で「地下に住んでいる」「女王様」等のありや蜂を仄めかす文章を入れているのに、
 このオチは読み手にとって想定内の事を改めて再認識させられてみたいで、何か釈然としませんでした。
 後、「巨人」ってのは人間のことだと思うんですが、
 それ以前に普通に石田純一とか人間のことを口走ってるので、
 必要ないなら石田ボケはないほうが齟齬もなく、不自然な点も生まれなかったと思います。(2点)

・オチに来て「そうだったのか」と納得しました。設定はとても良いと思います。
 しかし、途中に地下、すぐ埋まる、女王様などアリと気付く要素が沢山出てきていたので、このオチだけはイマイチパッとしないと思います。
 また石田純一の例をあえて挙げていたのですが、あれは必要なかったのでは、と思いました。(3点)

・上手い設定ですねえ。途中で正体に気づいても笑ってしまうほどで、内容も負けてませんでした。
 ただ、オチにもう一捻り欲しかったです。別れた後にアリが人に踏み潰されて、みたいに。
 石田純一も変に浮いてました。(5点)

4組目 電子危機

・前に拝見したときよりも導入部分が改善されていて、設定が頭に入り込み安かったです。
 しかし、途中から何の年号の語呂合わせなのかよく分からなくなっていたので、必然的に笑えなかったです。まだまだ改良の余地はありありそうですね。(1点)

・前回審査したときよりもすっきりしていて
 無駄な部分がなくなった印象ですが
 いきなり「五味さん」とか「イムさん」
 とかを出されても強引過ぎるかなと(3点)

・後半部分からの暴走っぷりについていけませんでした。ごめんなさい。
 突発的なボケ(五味さん)はいきなりすぎたんじゃないかな、と。
 話の展開が狭まりすぎていたんじゃないかと思いました。(1点)

・後半の暴走の部分なんですが、ここまで暴走されると読んでいる側としては置いて行かれてしまうんですよね。
 いきなり「五味さん」とか言われても・・・。
 もっと分かりやすいボケ、展開があってもいいと思います。(1点)

・んー・・・年号が表記されてないせいか、どうも後半ボケが分かりにくかったです。半ば勢い任せなところもありましたし。
 黒舟→黒船といった誤字もあったのですが、何より239年を293年と勘違いしてしまっている事が致命的です。
 年号ミスはこういう語呂合わせネタで絶対やってはいけません。
 ナベツネが唯一の救いでした。(1点)

5組目 情熱大陸

・設定も楽しいし、オチもちゃんと落ちてるとは思いますが、いかんせんゴチャゴチャしすぎだと思います。
 どんどん登場人物が出てきましたが、もうちょっと丁寧に処理してくれると有難かったです。
 つまらなくはないですが、笑いどころはちょっと見当たらなかったですね。(1点)

・こちらも前回審査したときより、ストーリー性があったように思えますが
 まだまだ説明不足であったり分かりづらかったりする
 部分が多々ありました(1点)

・笑いどころもほとんどなく、内容が分かりづらいというのが、正直な感想です。
 ストーリーとしてはちゃんとした話になっていたので、
 ちゃんとしたボケを入れればもう少し良くなると思います。(0点)

・聞きとれらた→聞き取られた
 あぁー、設定が良すぎるのにややこしい。
 ()多用しすぎて、どれがお互いの掛け合いになってるのとか、
 まさか自分が告白することを忘れないだろうとか、
 まさかそんなタイミングで光が登場しないだろうとか、
 告白してそんなにあっさりOKしちゃうんですか!?とか、
 いろいろ書いてたらややこしくなるので、設定の分の点数です。(1点)

・以前よりは確実に良くなってはいますが、まだ厳しいです。明確なボケが無かったり、現在の状況がよく分からなかったり。
 あと、今江さんが振った元カノが友達に告白されるから怒るのは少々不自然だと思いますよ。自分から別れたのに。(0点)

6組目 デンドロビウム303

・全てのネタが既出に頼りっぱなしだと思ったので、個性があまり感じられませんでした。
 全体を一望してみても、盛り上がりに欠けていて、どこが話の核なのか分からなかったので、ショートコントより以前にもっとベタな題材で漫才を手掛けて見るのがいいかもしれません。
 ちなみに、むやみやたらに「自由だ」って主張する人が居ますけど、自由は法の下に成り立っているものです。どうも最近はこの言葉を履き違えてる人が多いので、困ります。(0点)

・このネタを書いてて、多分あなたは相当楽しかったと思います
 ただ、それは自分だけですよ

 まずはいきなり「銀魂」って出されてもなんだかわかりません
 説明不足です
 あとは、ネタの行数が短いのでもっと伸ばしてください

 そして他の人のネタをたくさん読んでくださいね(0点)

・早っ!
 まず思ったのが、銀魂とかいきなり言われても知りませんし。知ってますけど。
 その後も盛り上がりがなく、すぐに終わってしまったなーって感じでした。
 まぁ、他の人のネタとかいろいろと読んでみてください。
 今回は点数は付けられませんが。(0点)

・まず、短すぎですね。ショートコントは3つしかありませんし、銀魂も唐突過ぎます。
 また無駄に改行し過ぎです。どこで台詞が交代してるか分かりづらくなってしまっています。
 「台本どうり→台本どおり」の誤字もありました。
 他の方のネタを見ればショートコントの適切な長さがある程度分かると思うので見てください。
 「無駄な改行なし」で定められた行数にすぐ達するはずです。(0点)

・ツカミというのはなるべく多くの人の心を掴む為、マニアックなボケで大ウケを狙うよりも万人ウケを狙うのが鉄則だと思います。
 行数も無駄な改行で稼いでいるだけで、内容は非常に薄かったです。
 自分が楽しむネタでなく、人を楽しませるネタを書けるよう努力しましょう。(0点)

第142回の結果表 平均KB 217KB
出場者KBOA率BL
サイドハンド・ボーラーズ3896/7
THE BETTER2976/6
ダブルスタッフ2291/3
電子危機1770/1
情熱大陸1250/5
デンドロビウム303850/1
サイハン、BETTERは共に6連勝。ダブスタは初オンエア。
平均217KBは第136回に次ぐローアベレージ。


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