第102回 青沢オンエアバトル

市河:以上で計量は終わりました。
    オンエアされる上位3組の発表です!

青西瓜  (2位)

今期3勝目!





シンナーズ  (1位)

デビューから4連続TOP!





たいまつぎょうれつ  (2位)

3連勝達成!





碓氷:難関を突破した皆さんの熱演をご覧いただきましょう!

たいまつぎょうれつ

漫才/対応      (3/3)
坂田:やりました!
中武:ほっとしました〜。
坂田:これで吉野家の豚丼がおいしく食べれます!
中武:いつものコースか。

祝杯ならぬ祝丼?危なげなく3連勝!たいまつぎょうれつ!
中武:どうもー!たいまつぎょうれつです!

坂田:よろしくお願いしますー。

中武:まあ僕らこうして漫才をがんばってるわけですけど、最初の頃はいろいろと失敗してましたよねえ。

坂田:そうですねえ。

中武:まあそれがあればこそ僕らも少しずつ成長できてるんですけどね。

坂田:そうそう。失敗することは悪いことじゃないんですよね。
   ただ、失敗後にどう対応するかで反省してるかとか、心構えが出来てるかとかがわかったりするんですよ。

中武:・・・なんか今日のお前はまじめすぎて気持ちが悪いよ。

坂田:・・・フッ。

中武:角刈り男がかっこつけて短い前髪をなびかせるな。

坂田:僕はね、こう見えてもうっかり失敗した後のすばやい対応が得意なんですよ。

中武:そうなの?じゃあ僕が失敗例を挙げますから、それにそって対応してみてくださいよ。

坂田:いいですよ。

中武:じゃあ、お前が平社員とする。それで、お得意先の会社に仕事の交渉に行くんだよ。

坂田:交通手段はタクシーでいい?

中武:別になんでもいいよ。タクシーでもバスでも。

坂田:払うお金は2940円でいい?

中武:いくらでもいいよ!そこまで設定に凝らなくていいだろ。

坂田:途中で人を轢いていくパターンでいいね?

中武:ダメだよ!!なにゆえそんな犯罪行為を運転手にやらす!?

坂田:いや、手ぶらで行くわけにも行かないでしょ?お得意先にお土産のひとつでも・・・。

中武:そんなはた迷惑なお土産渡そうとするな!お得意先に犯罪の片棒担がせる気かよ!

坂田:轢いていかないパターンで?

中武:そうだよ。そもそもそんな犯罪的パターンを持っちゃダメだ。

坂田:で、会社に着いたら?

中武:その会社の上司に会いに行くんだよ。で、そこで失敗をしてしまい、上手く対応するんだよ。
   俺が得意先の上司するからな。

坂田:分かった。



坂田:中武部長!お久しぶりです!たいまつ商事の坂田です!

中武:おお、坂田君か!久しぶりだね。まあそこの席に座りなさい。すぐにお茶を用意させるから。

坂田:ええ。その前にちょっと待ってください。運転手さん、いくら?

中武:ちょっと待て!!会社のオフィスにタクシーで乗り込んだのかお前!?

坂田:2940円?高いよー!10円まけて!

中武:せこい取引してんじゃねえよ!脅威の大失態をかましておいて余裕だな!

坂田:じゃあねー、運転手さーん!(ガシャーン!ドン!グワシャーン!!)

中武:あーあーあー!!こら運転手、もっと節操のある運転しろ!
   というかここはビルの12階だぞ!暴走運転もここまでくれば神業だよ!!

坂田:・・・いやあ、凄惨な光景ですねえ。

中武:お前とあの運転手のせいだろうが!!お得意先の職場を凄惨にするとはいい度胸だな!!

坂田:あ、部長さん、これはお気持ちです。受け取ってください。

中武:そんなときにお土産どころじゃないけど・・・まあいいや。何?

坂田:田中さん。

中武:轢いた人かよ!!轢いていくパターンを選んじゃったのかお前は!!

坂田:あら、お気に召しませんか?えーと・・・じゃあここに偶然落ちてた佐藤さんで。

中武:うちの社員だよ!!お得意先の被害者を加害者がお土産扱いとは、すばらしい度胸だ!!

坂田:・・・フッ。

中武:「フッ」じゃねえよ!!どこもかっこいい要素なんかないからな!?

坂田:なんでそんなに怒ってるんですか?

中武:お前が限り無く煽ってるからだよ!!お前な、さっきから失敗のオンパレードで全然いい対応できてないぞ。
   些細な失敗でもいいからさ。お茶を机の上にこぼしちゃったとか。

坂田:あ、そんな感じでいいのね。OKOK。



中武:まあ、そこにかけたまえ、坂田君。

坂田:あ、はい。(ガチャン)あ、すいません、お茶こぼしちゃいました!

中武:ああ、気にしないでいいよ。

坂田:あ、そうですか。じゃあいいですね。

中武:よくねえよ!そこは譲歩しないで拭けよ!!

坂田:ではこちらの書類ですけどね(ベチャベチャ)

中武:ほら!お茶で書類が濡れちゃってる!!

坂田:お、緑茶味の書類ですか。これをおたくの会社で売り出せば大ヒットしますよ!

中武:しねえよ!書類は食す為に生まれたわけじゃねえんだよ!!

坂田:あれ、このチャンスを逃していいんですか?

中武:大いに逃がしてやるよ、そんなチャンス。

坂田:これが大ヒットすれば、この損害なんか簡単に修復できますよ!

中武:お前は賠償する気なしか!!まだ根に持ってるんだぞ俺は!!

坂田:・・・・・・・・・。

2人:フッ。

中武:じゃねえよ!!その短い前髪を引っこ抜いてやろうか!!

坂田:あ、こぼしたら拭くのか。応用問題は難しいよ。

中武:基本だよ!基本!



坂田:すいません部長さん、お茶こぼしてしまって。今僕が拭きますから!

中武:ああ、気にしないでいいよ。うちの社員に拭かせるから・・・生き残ってれば。

坂田:・・・あれ?あれ?ハンカチがない!じゃあ・・・あった、これで!
   ・・・あれ?あれ!?なかなか水を吸い取らない!

中武:あー、新品のタオルか?あれなかなか水を吸いとらないんだよな。

坂田:いえ、ウミウシです。

中武:じゃあ吸い取らなくて当然だよ!!むしろ机にぬるぬる感を付け足しそうだよ!!

坂田:えー?何かの役に立つと思って毎日バッグの中にウミゾウを入れてるのにー。

中武:バッグの中が悲惨になりそうだよ!!またネーミングセンスも昭和だしよ。

坂田:あ、じゃあそのウミゾウの体液がついたウミウシ風味の書類を売りださ・・・

中武:ない!!書類の存在意義をもう少し見つめてあげろ!!

坂田:えーと、ウミゾウがダメなら何で拭こうか・・・。あ、部長さんそれ貸してください!

中武:それ?

坂田:おー、よく吸い取りますねー!さすがアートネイチャー製!

中武:カツラか!!無礼極まりないよ!!
   カツラを雑巾代わりにするうえに人の秘密を見事にさらけ出させて!!

坂田:あ、まぶしいんでこのウミウシかぶっといてください(ベチャ)

中武:いらねえよ!隠れきれないし、理由が軽くて腹が立つよ!!

坂田:はいはい、OLさん達。写メは100円、タッチは300円、頭皮は3センチ500円ね。

中武:俺のハゲ頭で商売するな!!頭皮の押し売りって、どれだけ斬新な商法なんだよ!!
   そしてうちの社員も群がるんじゃない!!

坂田:あ、この頭皮が入ったお守りを売り出すって言うのはどうでしょうか!?
   そのお守りを大事に持っておくと、頭に巣食ってる毛じらみや毛根が全滅するという。

中武:ダメじゃねえか!!毛根まで全滅したらパーフェクトハゲになるわ!!

坂田:まああなたはもってなくてもそのうち全滅ですが。

中武:そうだろうな!俺の頭皮を削るんだもんな!!
   もうくだらない商法を提案してないで、早くふき取れ!!

坂田:・・・よし、ふき取った。はい、元に戻します(ベチャ)

中武:ちょっと待て、戻す前にウミウシをどけろよ!!

坂田:あー、はいはい。・・・え、何だウミゾウ。・・・この湿り気具合と大量の水分を含んだ毛が気に入った?
   ・・・・・・よろしくお願いします。

中武:住ませねえよ!?何人の頭をウミウシの別荘にしようとしてるんだよ!!

坂田:別荘じゃありませんよ。一軒家ですよ。

中武:一生住まわす気か!!大体「大量の水分を含んだ毛」って、しっかり絞れ!!
   もうベチャベチャぬるぬるで不快感マックスだよ!!

坂田:何でさっきから怒ってばっかりなの?どんなピンチも心遣いと商魂でしっかり対応してるじゃないかよ。

中武:その対応が不愉快な方向へ行きっぱなしだからだよ!!
   お前、全然失敗をフォローできてねえよ。むしろ失敗に失敗を重ねてるよ。

坂田:僕が「うっかり失敗した後のすばやい対応が得意なんですよ」って言うセリフを口にした時点で失敗だったってことですね。

中武:いい加減にしろ。

2人:どうもありがとうございました!


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青西瓜

文章/Sunnily      (3/3)
これで今日もすやすや寝れます!

今夜は眠っても笑いは不眠。オーバー400で3勝目!青西瓜!
今日は虹を見に行こうと思ってたのに

一昨日 怒ヶ丘から大きな虹が出てたらしいから

何で虹って出てるときと出てないときがあるんだろ

そんなこと考えてもしょうがないかっ そんなことよりも

晴れ女のあたしが これから外へ出ようという時に 雨が降り出したことよね

この白いTシャツを着れば

モーゼのように雲を割ることが出来ると思ったのに モーゼのTシャツだと思ってたのに

今まで どんな時も晴れだったのに

ついにこの伝説が破れた けど あたしは頭が良いからすぐわかった ギネスの人だ

晴れ女記録保持者が あたしの家にだけ雨を降らしているに違いない

なんてヒキョウな女なの 晴れ女のくせにやっていることはジメジメしてる

しかし あたしは屈しない

必ず この近くで雨を降らしてるのだから とっ捕まえてやる この短い手足髪の毛で

だから あたしは今 屋根の上にいる

推理が正しければ 犯人はあたしの家の屋根の上で

ジョウロを右手に 清酒ワンカップ大関を左手に持ち 一杯やってる

そう ずっとジョウロを持ってるのは 非常に苦しい作業 それだけじゃ やってけない

なので みんな大好きワンカップ大関を 必ずもう片方の手に持ってる と推理した

しかし 正しくなかった 屋根のさらに上から雨が降ってきてた

合ってたことといえば ワンカップ大関の部分だけかぁ

「空から見る風景 そしてワンカップ大関 日本の心」

これは あたしの父が残した言葉 この言葉を最後に父はいなくなった

単身赴任により お盆とかに帰ってくる ウザイ

おっと 晴れ女であるキュートなあたしが 負のエナジーを出してしまった

けど たまにはガス抜きも必要だから いっか

はっ ガス抜き おぉガス抜き そうか なるほど

今まであったことを ゆっくり声に出して整理した

「晴れ女記録保持者はジメジメした女 そしてガス抜き 日本の心」

その時 カンペキに謎が解けた

記録保持者はガス抜きのため嫌がらせをおこなった

しかし 罪悪感もあるはずだ それを紛らわすために ワンカップ大関を片手に犯行を 間違いない

わかってスッキリした う〜ん あたしってやっぱ天才かも

けど 原因がわかっても雨が止むわけじゃない

止まない雨に打たれるあたし 色っぽい そういえば何だか体が火照ってきたかも 色っぽい

その時 良くないことが浮かんだ

まさか いや そんなことはない いや でも ありえる 

違う ありえるじゃない そうに違いない このあたしの色っぽさは間違いない

空を舞いながら ジョウロで雨を降らす記録保持者

いや 今降らしてるのは雨じゃない 清酒 ワンカップ大関だ

あたしはワンカップ大関を浴び 色っぽくなってしまってるに違いない

清純派のあたしにとって これは危険な状態 ヒドく いや エロく危険な状態

急いで はしごをつたい屋根から降りた いや いつもなら一気に飛び降りるのに 平屋だからケガしないのに

今のあたしは まるで誰かに見られてたいかのように ゆっくり降りてしまった

ヤバイ 積極的すぎる

こんなに積極的になったのは 父が単身赴任しようかどうか迷っていた時 以来だ

行け

このあたしの後押しによって 父は単身赴任を決めた 良いことしたもんだなぁ

と感慨にふけながら 庭のアリの巣に赤インクを流し込む 暇も無く あたしは家の中へ逃げ込んだ

シャワーを浴びよう そう決め 脱衣所へ入った時 気付いた

いきなりシャワーを浴びるだなんて 積極的すぎると

落ち着けあたし うがい まず うがいだ その後にシャワーだ

うがいを念入りにする 中学生はまだお酒を飲んじゃいけない法律なのに

もしかしたら ワンカップ大関を飲んでしまったかもしれない

そうだったら大変 もっとうがいしなきゃ

何度も何度も うがいするうちに 何だか楽しくなってきた

よく考えたら うがいってリズミカルだなぁ なんて思うようになってきた

ガラガラガラッペ ガラガラガラッペ ガラガラガラッペ ガラガラガラッペ レゲエみたい

陽気な陽気な晴れ女 そういえば いつの間にか 雨が止んでる わーい

はっ これがいわゆる 酔ってる状態なんじゃ そんなことはない いや 言い切ることは出来ない

とにかくこの酔いをさまそう シャワーを浴びよう もう服なんて脱いでる暇はない

もちろん アレに赤インクを流し込む 暇もない

蛇口をひねり シャワー全開 それと同時に風呂場の窓から光が差し込んだ

その時に出来た虹はとてもキレイで どんなシャワーよりも 今まであったことを洗い流してくれるようだった

虹ってステキ


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シンナーズ

漫才/テレフォンショッピング      (4/4)
山上:衝撃の60分はこのあと!
香川:俺らそんなにやったっけ!?あ、どうぞ!

CM挟めばなんとかいけます。4連勝!シンナーズ!
香川:どーもー!シンナーズですー!
山上:僕が山上 海人で。
香川:僕が香川 輝なんですけれども。
山上:青沢オンエアバトルという事で!
香川:ラヴ・アンド・ピースのシンナーズです、よろしくゥー!
山上:僕ね、最近生活に刺激が無いよ思うんだよね。
   だからさ、もっと刺激的・・・いや、電撃的な仕事をしたいなーって思ったんだ。
香川:なんで電撃に言い換えたんだよ!・・・まあ、主旨分かるからまあ良いけど・・・。
山上:ほら。例えばさ、他の番組に進出したいな、とか思うの。うーん・・・電撃進出?
香川:だから何で一々電撃にこだわるんだよ!電撃結婚みたいに言わなくて良いから!
   ・・・で、どんな番組に進出したいんだ?
山上:一番やってみたいのはね、テレフォンショッピング。
香川:テレ・・・あぁ、あの昼頃とかにやってる通販番組か。
山上:そうそう。あの司会進行なんてやってみたいんだ。
   という事で、さあやってまいりましたシンナーズのテレフォンショッピングー!
香川:お前唐突にも程があるぞ!?
山上:え?電撃唐突?
香川:意味被ってるから!無理して言わなくても良いって!
山上:それで、司会は僕。山上海人です。そして隣の下手だけど下手なりに頑張ってアシスタントをしてくれるのは香川 輝君です。
香川:俺低く見られすぎじゃねえ!?
   分かったよ・・・お前が司会で、俺がアシスタントな。
山上:やー、今日こそは緊張でお漏ししないかな?それでは、早速商品の紹介に参りましょう。
香川:俺、そんなお漏らし前科アリの設定なのかよ!
山上:さぁ頑張って行きましょー!
香川:・・・・・・はい。どんな素敵な商品が出てくるんでしょうか?
山上:香川さんは最近、「包丁が切れないなー」と思ったことはありませんか?
香川:あぁ、確かにずっと使ってると段々と切れ味が悪くなっていきますよね。
山上:そんなあなた。この機会に買い換えてみてはいかがでしょう。
香川:と、言うことは今回の商品は・・・?
山上:はいっ。今回の商品はこちら、「羽毛布団」です。
香川:包丁じゃねえの!?前フリ完全に間違ってるだろ!
山上:世にも珍しい冷たい羽毛布団です。
香川:いらねえよそんなモン!逆に風邪ひくわ!
   なんだよ!包丁売るんじゃなかったのかよ!俺の気持ちのベクトルが完全に包丁に向かってたのによー!
山上:そんなに包丁が好きなの?怖い・・・。
香川:人を切り裂きジャックみたいな目で見るな!包丁売ろうぜ包丁!一歩も譲らねーからな!
山上:・・・はい。酷く包丁に執着する出来の悪い香川さんの為に、今回は包丁を売ります。
香川:何か言葉がトゲトゲだな!・・・まあ、いいや。
山上:そう言うワケで、今回の商品はこちら、「万能包丁」です。
香川:へぇ、一見普通の包丁ですけど従来の包丁とどう違うんでしょうか?
山上:はい、酷く包丁に執着する出来の悪い香川さん。この商品はですね・・・。
香川:ちょっと待て!その長ったらしい前置きも含めて俺の名前なのか!?
山上:え?何言ってるんですかー、出来悪香川さん。
香川:短縮すれば良いって話じゃねえよ!そんなに俺に出来の悪い部分をアピールしたいのかよ!
山上:・・・で、この包丁なんですけれども。
香川:あぁ、はい。
山上:この包丁、従来の包丁と違うのはその万能さにあるんですよ。
香川:へえ、と言うと肉でも魚でも野菜でも、色々な物が切れるワケですね。
山上:そうですね。他に「この包丁で病気が治った」「この包丁で面接に合格した」
「この包丁で女の子にモテモテ」などの喜びの声が寄せられています。
香川:万能すぎるだろ!パワーストーンか何かか!?
山上:使い方は簡単、自分のお腹にブスッと突き刺すだけ!
香川:切腹じゃねえか!危険極まりなさすぎるわ!
山上:「包丁がお腹に・・・あっ!癌が完治した!」「包丁がお腹に・・・あっ!合格ですか!」「包丁がお腹に・・・あっ!気がつけば結婚している!」
香川:だからあり得ねえってばよ!
山上:それでは、早速香川さんに色々な物を切っていただきましょう。
香川:あぁ、ハイハイ。・・・腹は無しだからな。
山上:まずはにんじんです。どうぞ。
香川:・・・お、さすが簡単に包丁が通りますねー。
山上:次はナスで。
香川:・・・へえ、こんなに切りやすいと楽しくなってきますねー。
山上:では、この豚肉を。
香川:・・・あー、あの切りにくかったお肉もこの通りスッと入りますねー。
山上:それではこのカレールゥを切ってください。
香川:・・・カレールゥ・・・か・・・。別に切りにくくもなんともねェっスねー・・・。
山上:それではコレを水の張ったお鍋に・・・。
香川:お前このまま流れでナスと豚肉のカレー作らせる気か!?番組変わっちまうぞ!?
山上:そ、そんなこと考えてないよ!
香川:そうか?それなら良いけど・・・。
山上:それでは・・・最後にこのお鍋を思う存分切り刻んで下さい!
香川:出来るかよ!!相手金物だよ!どう足掻いたって包丁に勝ち目はねえよ!
山上:えー?こんな(ガンガン)ステンレスくらい(ガンガン)万能包丁で(ガンガン)ええいこの(ガンガン)
香川:無茶すんな!そんな包丁叩きつけても切れねえもんは切れねえから!
山上:ちぇー。・・・でも、この包丁だけじゃ何だか物足りないですよね。
香川:お。
山上:さて、今回はこの万能包丁になんと!「冷たい羽毛布団」が付いてきます!
香川:だからその羽毛布団いらねえって言ったろ俺!
山上:この羽毛布団ですが、なんと従来の羽毛布団とは違い、シメた鶏が入っているのです!
香川:死体がそのまんま入ってるのかよ!怖えよ!羽根入れろよ!
山上:この冷たい鶏が脅威の保冷力を引き出しているわけなんですねー。
香川:確かに死体は冷たいって良く言うけれども!
山上:ほーらほら、こんなに出てきますよー。
香川:うわーっ!布団から鶏の死体をホイホイ出すなー!
山上:ほーらほら、まだ出て・・・っと!長谷川まで出したら破滅だ・・・。
香川:は、長谷川!?長谷川ってまさか・・・にんげ・・・。
山上:しーっ!疑問持っちゃ駄目!
香川:言論の弾圧!?
山上:ほらほら・・・君もアシスタントならアシスタントらしく気の利いた質問の一つでもしたらどう?
香川:じゃ、じゃあ長谷川って何なんだよ!?その布団の中に入ってる長谷川って!やっぱりその中に入ってるのってにんげ・・・。
山上:はい、色の種類の質問ですね。
香川:教えてくれない・・・・・・・・・!
山上:色はこのハセガワグレーの他に、ムラヤマイエロー、タケダブラック。あわせて三種類があります。
香川:それ犠牲者だよな!?色とかじゃなくて中に入ってる人のこと何だよな!?
山上:近いうちに新色、カガワショッキングピンクも出るかもしれません・・・。
香川:こ、殺される!!ワケわかんない色の羽毛布団に突っ込まれて殺される!!
山上:まあ、カガワショッキングピンクは通常の色よりも冷たい可能性がございますが・・・。
香川:何だよそれ・・・って、まさかお漏らしのことか!?冷たいって濡れた布団の冷たさかよ!?
山上:カラン、おおっと。長谷川布団の中から万能包丁が出て来てしまった・・・。
香川:何で混入してんの!?もしかして自分から腹刺した人が入ってたり・・・?
山上:クスッ。それでは、この「冷たい羽毛布団」に万能包丁二本をお付けしまして。
香川:やっぱり何かやった気味な笑いだよ!てゆーか気付けば死体布団メインになってるし!
山上:はい。通常価格99兆円のところ、な・な・な〜んと!電撃価格!9800円のご提供です!
香川:いや、定価の設定が暴走しすぎだろ!
山上:ほらほら、アシスタントだったらもっと大げさに驚かなきゃ。何時もみたいに漏らしながら・・・。
香川:お漏らしもパフォーマンスに組み込んでるのかよ!?俺はそんな人間の尊厳かなぐり捨てるようなパフォーマンスしないからな!
山上:それでは、電話番号です。
香川:あ、あぁ・・・あの歌のヤツな。
山上:それでは一緒に歌いましょ〜。
香川:え?わ、分かったよ。
山上:フリーダイヤル、0120良く買わない子はみーなーごーろーしー♪
香川:どんなスプラッタな歌なんだよ!?てゆーか待てよ、49・・・って、番号にならないだろ!
山上:仕方ないなあ。ヒント。0120−49川715837564だよ。
香川:いや、途中の川って何!?
山上:111。
香川:もはや暗号の域かよ!何一つ伝わらないよ!あと、どう考えても電話番号にしては長すぎるから!
   ええい、もう止めだ止めだ!こんなテレフォンショッピング駄目駄目だよ!明らかに死体遺棄の臭いが見え隠れするしよ!
山上:そう?でも、怠惰的な生活に電撃を与えられたよね。
香川:は?また電撃か?
山上:ほら、テレフォンショッピングのテレフォンって電話でしょ?
香川:まあ・・・そうだけど・・・。
山上:「電」撃的な「話」だったでしょ?
香川:いい加減にしやがれ!
二人:愛と平和と中毒症状、シンナーズでしたー!


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敗者コメント
たかとんび 281KB

前田:昔の輝きを取り戻せれば・・・・。

吉川:昔もそんなだよ。

高山流水 269KB

情けナス。
…茄子の天ぷらおいしいですよね。

ナルカナ 189KB

成瀬:いい感じだっただけにここは負けたくはなかったな。
金井:次は漫才も考えるか、漫才も。

ジャッジペーパー
1組目 青西瓜

・くだらないフレーズパラダイスですね。晴れ女記録保持者にはやられました。(6点)
・盛り上がりに欠けると思います。悪くは無いですが展開があっても勢いが無い感じがしました。(4点)
・凄く審査しづらいですね。たぶん評価が分かれると思いますが、私的には言葉のチョイスや文章のリズムに面白さを見出しました。
 反面、これは「笑い」なのかという疑問が終始ついてまわってしまったので、この点数で。(3点)
・「犯人はあたしの家の屋根の上でジョウロを右手に 清酒ワンカップ大関を左手に持ち 一杯やってる」
 これを筆頭に数々のフレーズがツボに入りました。
 序盤、中盤、終盤全てのマイ・ワールド的な(?)世界観を落ちの「虹って素敵」の一言でまとめあげている感があるのは流石といったところです。(7点)
・ワンカップ大関を見つけてきたその洞察力に完敗です。
 こちらの読解力不足もあったと思いますが、ガス抜きが何なのか分かりませんでした。(6点)

2組目 ナルカナ

・内容が薄いのが否めないです。(0点)
・桃色ボケに頼りすぎていると思います。内容も薄い感じがしました。(2点)
・せっかく広げられそうなネタなのに、肝心なところが全然書かれていなくて雑な印象を受けました。一つ一つのボケを丁寧に拾って、どう展開していくべきかをよく考えてください。(1点)
・少々短かったでしょうか。設定としてはいいと思うんですが、ベタなボケや弱いボケが多く、これ!といったものがなかったような感じでした。(2点)
・二次元○○のボケも使われる毎に勢いが衰えていきました。これが主要ボケなだけに痛いです。
 もっとバラエティーに富んだボケに加え、長さもこの1.5倍は欲しいところです。(3点)

3組目 高山流水

・青西瓜教頭に負けずに良かったです。武田と石井の連続がいいですね。
 中の人「FAN」っていう部分はいらないです。(5点)
・翻訳ネタは無理矢理なのが多いんですけどそういうのが少なかったので良かったと思います。ですが笑いに結びつくかといわれるとそうでないもののほうが多かったように感じました。(3点)
・個々の逆翻訳が分かりにくい上に、野球選手を全く利用しないでその名前だけをネタにしていることに違和感を感じました。
 ただ、要所のコメントが良いアクセントになっていたのでテンポよく読めました。(1点)
・ツカミはグッと来たんですが、それ以外がどうにもこうにもですね……。翻訳ネタはツッコミを除けば誰にでもかけると思うんですよね。翻訳機能さえ使えば。
 で、その肝心な翻訳する単語がプロ野球選手というマニアックな視点なために、野球をあまり知らない人にとっては
 「ふ〜ん、そうなるんだぁ」という感情しか芽生えないと思うんですよね。高山流水さんならもっと皆が笑える物を書けるはずです。(1点)
・「石井はちょっと長い」が大当たりであとは小粒、もしくは外ればかりでした。
 文章にしてみたりする等もうちょっと展開があってもいいと思います。
 川上ケンシンの「シン」は「伸」の方ですよー。名前ミスはこのネタですとボケに影響してしまい、致命的となるので注意して下さい。(4点)

4組目 シンナーズ

・生き生きとした漫才は健在だったのですが、ミスがあったのが痛いです。(5点)
・いつもよりボケが弱い感じがしました。電撃にこだわりすぎている気がします。唐突のところはよかったですが。(5点)
・前半入り込みにくく、後半も失速した感じもするのですが、「万能包丁」からの中盤の展開が上手いです。ムラヤマイエロー云々の件は最高でした。
 あと、ツッコミが自然かつリズミカルでとても楽しめました。(4点)
・ブラックな部分や無理やりな感じのボケがありましたが、安定感があり良かったです。(6点)
・長谷川からの展開がどれも最高でした。(7点)

5組目 たいまつぎょうれつ

・ジハード先生のネタは社会派な感じでいいですね、もっと勢いがあってもいいかもしれません。(3点)
・細かいことですけど頭皮は面積だと思います。それ以外はボケもおもしろかったですし良かったと思います。(6点)
・オフィスにタクシーで乗り込むところなど要所要所のボケはとてもいいのですが、ウミウシの件がちょっと……という感じでした。
 漫才としてかなり完成されてますが、やや間延びしてしまった気もします。(4点)
・ツッコミ上手いですねぇ。「・・・生き残ってれば。」をさり気に発言→スルーがなんか個人的にツボでしたw(6点)
・絵が想像し易く意外性満載の漫才でした。(7点)

6組目 たかとんび

・独特のスタイルはいいんですが、ミスがあったのが痛いです。(2点)
・オチはいいですね。後半からドラマみたいになって笑いと別物になっていたと思います。(5点)
・目覚まし人間の画がどうしても浮かびにくい上に、二人のやり取りがギャグ漫画の延長のような幼稚な印象を受けました。
 もうちょっと設定を活かして、捻った展開を組み込まないと平坦なまま終わってしまうと思います。(1点)
・設定を生かしきれてないなぁと。擬人化ネタは良質なものは凄いグッと来るものがあるんですが、半端なボケを作ってしまったら後は続きにくいんですよね。
 でも後半盛り返してきた感じがしたのは良かったです。(2点)
・オチは秀逸です。折れた、ガンダム、めざ笛等、随所に良質なボケが散りばめられていた事も好評価です。
 目覚まし人間の具体像でも何処かに書かれていれば面白さがより増すと思います。(5点)

第102回の結果表 平均KB 338.3KB
出場者KBOA率バトラーランク
シンナーズ4414/4
青西瓜4253/3
たいまつぎょうれつ4253/3
たかとんび2812/8
高山流水2693/6
ナルカナ1894/10
シンナーズが4連勝、青西瓜、たいまつぎょうれつは3連勝。
終わってみれば全勝組がオーバー400で快勝した。




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