碓氷:CMは挟まずに行きます。

市河:の登場です!



エイジアンエイジアン 

漫才/ボクシング
島村:今日の為にとっておいたネタでございます

真田:「チャンピオン大会」には相応しいネタだと思いますが

島村:確かにな、どうぞ!
例年以上の高得点を叩き出しランキング4位!
唯一の3期連続3回目のファイナル出場!エイジアンエイジアン!

真田:どうもーエイジアンエイジアンと申します 
  
島村:よろしくお願いします 
  
真田:最近、イライラする事がありまして
  
島村:お前でもイライラする事ってあるのな 
    そういう事とは無縁だと思ってたよ 
  
真田:モグラ叩きあるじゃないですか 
    あれ、お金払ってやったんですけどモグラにボコボコにされまして 
  
島村:なんで、返り討ちにあうんだよ! 
      
真田:顎を何度突き上げられた事か 
  
島村:知らんわ! 
    どんな体勢でモグラ叩きに臨むのよ
  
真田:まぁ、こんな感じでイライラしてるんですけども 
    このイライラをボクシングの実況で発散しようかなと思ってるわけ 
  
島村:やる方じゃなくて?
  
真田:俺にはボクシング無理だからさ 
  
島村:確かに、モグラにボコボコにされてるのに 
   アッパーとか避けられるわけないもんな 
  
真田:というわけで、今から感動とか興奮とか 
    実況で色々伝えて、ストレスを解消するんでヨロシク 
  
島村:まぁ、とりあえずやってみたらいいよ 
  
  
  
真田:これよりボクシング世界ライト級タイトルマッチ 
   エイジアン・ボトフスキー対山田達也の試合が行われようとしています 
  
島村:おぉ、いい感じじゃない 
  
真田:まずは、ロシアのボトフスキーが入場して参りました 
   このボトフスキー「ロシアン・マグナム」と呼ばれています 
  
島村:異名とかもカッコいいな 
  
真田:つづいて、日本が誇るチャンピオン山田達也が入場して参りました 
    この山田「こしあん・もぐもぐ」と呼ばれています 
  
島村:ほのぼのとしすぎだよ! 
    チャンピオンなのに威厳がない! 
  
真田:山田のマウスピースには、こしあんが大量に塗ってあるということです 
  
島村:なんだ、この異名どおりのあんこ大好きっぷりは! 
  
真田:ボトフスキー、リングに上がりました 
    山田も今、掛け布団を脱ぎ捨ててリングイン 
  
島村:寒がりか! 
    とことんカッコよくないなぁ 
  
真田:山田、唇を紫にして小刻みに震えております 
  
島村:やっぱり寒かったんだ!
   ちゃんと、ウォーミングアップとかしてなかっただろ 
  
真田:これは武者震いでしょうか! 
  
島村:武者震いというか、ただただ寒いだけだろ! 
    というか、こんなん体調も管理できてないのにで防衛できるのか? 
  
真田:さぁ、後は試合開始の合図を待つのみです 
     ピコンッ!フギャッ!今、試合がはじまりました 
  
島村:なんでモグラ叩きだよ! 
  
真田:この間の借りを返したぞ! 
  
島村:今、お前の借りとか興味ないの! 
    ゴングを叩けゴングを! 
  
真田:カーン!今、試合が始まりました 
  
島村:おぉ、やっと始まったか 
  
真田:ボトフスキーいきなり顔面にパンチの嵐! 
    流石の山田も、腹を押さえております 
  
島村:パンツ一丁でお腹冷えちゃった!? 
    ってか、コイツどんだけ顔面鈍感なんだ! 
  
真田:今度は、腹にパンチの嵐! 
    山田、たまらず口からあんこを吐き出します! 
  
島村:マウスピースに塗ったりするから! 
  
真田:リングがほぼ茶色に染まりました! 
  
島村:いくらなんでも、あんこ吐きすぎだろ! 
      
真田:もはや、リングではなく地面です! 
      
島村:どうなってんだよ!
      
真田:今度は、地面からモグラがたくさん出てきました 
  
島村:モグラいらんわ! 
  
真田:山田、モグラに何度も顎を突き上げられボロボロです! 
  
島村:だから、モグラいいって! 
    なんでお前並みの弱さなんだよ! 
  
真田:また、あんこを吐き出す山田! 
   なんと、あんこで客席の方に山が出来ました!
  
島村:コイツどんな体のつくりしてんだって! 
  
真田:観客もスナック菓子を食うのをやめ、あんこに群がっています 
  
島村:甘い物に群がるって、アリさんじゃあるまいし! 
    っていうか、さっきから山田やられすぎだから、逆転のボディブローとかそんな感じの繰り出させてやってよ 
  
真田:あーっと、ここで山田の「さみぃ、風呂」発言が出たー! 
  
島村:いいかげん、体温めたい気持ちは分かるけども!

真田:セコンドもリング外で風呂の準備をしています 
  
島村:どんな用意のいいセコンドだって! 
  
真田:カーン!ここで、第一ラウンドが終了! 
    山田、急いで風呂に入ります 
  
島村:・・ったく、何だこのボクシングは 
  
真田:山田、風呂で溺れています! 
  
島村:あぁ、もう!いちいち面倒くさいわ! 
  
真田:おーっと、山田ピクリとも動かない! 
  
島村:おーーーい!!! 
    戦ってる最中に死ぬのならまだしも、風呂で溺死ってなんだコレ! 
  
真田:カンカンカーン!ボトフスキーの勝利! 
  
島村:あっさり勝ちすぎだろ 
  
真田:今、セコンドが風呂・・いや、おしるこから山田の遺体を引き上げました 
      
島村:おしるこって! 
    完全にあんこ染み出てんじゃん! 
      
真田:ボトフスキー強し! 
  
島村:チャンピオンが弱すぎて強さが伝わってねぇよ! 
    感動も興奮も全然伝えられてないしさ 
  
真田:でも、一つだけちゃんと伝えた事がある 
  
島村:何をだよ 
  
真田:チャンピオンを防衛するのはあんこのように甘くないって事をな 
  
島村:いいかげんにしろ 
  
二人:どうもありがとうございました


6組目 エイジアンエイジアン



(ネタが終わって・・・)
真田:6番目でしたけども、どうでした?

島村:いやー、かなりやり易かったですよ
   でも、出番順抽選の時の方が受けてたかな

真田:あららっ

ツインバズーカ

コント/勧誘
男の散りざまをとくと見よ!
5戦無敗と期間歴代最高勝率を樹立!
初のファイナル出場!ツインバズーカ!

信者: あのー、すみません。

男性: ん?なんですか?

信者: 私カルト教団の勧誘を行っている者なんですが・・・

男性: (・・・カルトって言っちゃってるぞおい。)あの僕そういうの興味ないんで。

信者: 今、カルトって聞いて怪しいと思いましたね。でもうちらはグッドカルトなんで大丈夫です。

男性: なんすかグッドカルトって!カルトにグッドもくそもないと思いますが・・・

信者: なんか勘違いされてるようですね。よくニュースとかで話題になってるお布施とかいう名目でお金を信者から巻き上げる
    そういう宗教団体とうちらは系列的には似たようなもんなんです。

男性: 否定しないの!?似てちゃ駄目でしょ。もう忙しいんであっち行ってください。

信者: いいですか。よく聞きなさい。あなたは忙しくない。

男性: 忙しいよ!何決め付けてんですか。

信者: ではあなたは今の世の中に満足していますか。正直者が馬鹿をみて、皆が強きを助け弱きをくじく、そんな世界。
    経済的には豊かでも、心はどんどん貧しくなっていく一方。はっきり言って今の世の中お金が支配しています。
    私たちはこの腐りきった価値観から世界を開放するために活動しているのです。

男性: ほう・・・(内容は結構まともなこと言ってるな)

信者: 我々が掲げている5大教義をお教えしましょう。
    その一、「お金は無いよりは、あったほうがいいよね」

男性: なんだよもう!さっきの言葉と矛盾してんだろ思いっきり!

信者: いや、だってあるに越したことはないですから。

男性: どっちなんですかあなた達は。

信者: 教義その二。「拾うなら5千円より1万円のほうがやっぱり嬉しい」

男性: むしろ金ばっかりじゃん。

信者: 教義その三。「騙されるより、騙そう」

男性: なんだ、詐欺師かあんたらは。

信者: 教義その四。「摘発上等」

男性: えええ!?それは犯罪行為に手を染めてるという風に捉えていいんですか?

信者: 教義その五。「この世に愛を」

男性: うるせえよ!なに無理やり最後綺麗にまとめようとしてんですか。

信者: どうです、入りたくなったでしょ?

男性: なるわけないでしょ。魅力ゼロです。

信者: そうですか。では一度うちの教祖様に会ってみるといい。

男性: ちょ、人の話聞いてます?興味ないですから。

信者: 会ってくださいよ。うちの教祖、「Mr.揚げ足取り」こと武内様に。

男性: なんかもの凄く会いたくなくなるあだ名だな。

信者: 元々はその筋で知らない人はいないほどの人物だったんです武内様は。

男性: ・・・どの筋なのかが全くわかりませんが。

信者: 教祖さまの口癖をお教えしましょう。彼の口癖は「キモトだけは許せねえ。あいつはマジで絶対許さん」です。

男性: キモトって誰なんですか一体。それが口癖っておかしいでしょどう考えても。

信者: 「キモトの靴に今度赤飯いっぱい入れてやる」っていうのが最近よくおっしゃる言葉です。

男性: 器小っさ!やることが小さいですねー。

信者: その言葉を聞いて私たち信者は思うのです。キモトって誰なんだろうって。

男性: あなた達も知らないの!?もうとにかく忙しいんであっち行ってくださいよ。

信者: まだ入る気になりませんか。ではお教えしましょう。教団に入る10大メリット。

男性: ・・・。

信者: 一つ、上腕二等筋が発達する。

男性: ・・なんで?そんなに上腕二等筋を使うの?

信者: 二つ、背筋がムキムキになる。

男性: だからなんでですか!?どういう活動をしたらそうなるんですか。

信者: 三つ、その他の筋肉も発達する。

男性: じゃあ最初からまとめて言えよ!上腕二等筋と背筋を何で分けて言うんですか。

信者: 四つ、正しいトレーニングの仕方がわかる。

男性: ・・・これ宗教ですよね?

信者: 五つ、もう駄目だと思ってからのあと1回。

男性: もうメリットじゃないですよね!?筋トレのときの格言ですよね?

信者: 六つ、スラムダンクの3巻が教団施設にある。

男性: そんなの大したメリットじゃないでしょ。うちにもあるし。

信者: 七つ、読むのは3分200円。

男性: 金かかんのかよ!そこはせめてタダにしろよ。

信者: 八つ、円形脱毛症ができる。

男性: 駄目だろそれは!ストレス溜まってんじゃん思いっきり。

信者: 九つ、最低13個以上は絶対にできる。

男性: 怖いな!相当な数ですよ13個って。

信者: 十つ、「Mr.揚げ足取り」の名を襲名できる。

男性: もはや罰ゲームじゃん。

信者: さあ、考えるだけでわくわくするでしょう。

男性: あなた達、頭おかしいでしょ。

信者: あ、お金はさほどかかりませんよ。毎月のお布施も大した額じゃないんです。
    あなたの今の食費、家賃、ガス水道代、携帯通話料、交際費を全部削ればなんとかなる額です。

男性: 削れるか!ほとんど生活の全てを犠牲にすることになるじゃないですか。

信者: ははは、考えすぎですよ。

男性: あなたが言ったんでしょうが。

信者: さあ入るのです!我が「暇そうで馬鹿そうな人を適当に勧誘してみる」教に!

男性: あっち行けよもう!!

7組目 ツインバズーカ


零紫苑

一人コント/ロボトテレビショッピング
うんこすみません。こんなネタでよければどうぞ!
今期3勝はいずれも高得点!
初のファイナル出場!零紫苑!

今回のテレビショップは、特別ゲストとしてロボットのマイク君が来ています!!どうぞ!

「コンニチハ。僕ハマイクデス」

おぉ、高性能だねぇ

「ソンナコトナイデスヨ」

おぉ、謙虚だね。えー、では、マイク君の紹介が終わったところで、1品目「ピッタリタッパー」です

この商品はですね、野菜や果物の鮮度を長く保つことの出来る優れものなんです

「ソンナコトナイデスヨ」

否定しないで!!番組の意味が消えちゃうから!

・・・えーでは、実際にここに野菜を入れたピッタリタッパーを用意しました。中身を見てみましょう

「ウワァ!ミズミズシイ!」

本当ですね。一口食べてみましょう・・・おぉ!とてもシャキシャキしています!!

「僕モ試シテミタイデスネ」

ダメです。壊れます

「コレデオイクラナンデスカ?」

えー、なんとですね、この商品、大中小各2つずつで、なんと3,500円です!

「デモ、ヤッパリ高インジャナイデスカ?」

まだ下げさせる気か!!3,500円です!・・・では、2品目「安眠フトン」です

この布団、なんと高級羽毛100%使用なんです!

「中マデシッカリ焼ケテマスネ」

燃やしてない!商品台無しになるだろ!

「ウワァ!ミズミズシイ!」

消火活動もしてない!!・・えー、では実際に利用している方の声を聞いてみましょう

【この布団のおかげで、不眠症がすっかり治ったんです】

「本当デスカ!?」

疑うな!演技ヘタクソだけども!

【この布団で寝ると、すっかり気持ちがよくなって、まるで天国なんですよぉ】

「サヨウナラ〜」

コラッ!!まだあれは生命体の域!!・・・えーでは、実際に布団を触ってみましょう

「ヤワラカイ!キモチイイ!」

取って付けたような感想は入りません。それにしても本当に眠りやすそうです

「コレデオイクラナンデスカ」

えー、なんと!お値段は10,00円のところ特別に8,000円に割引です!

「本当デスカ!?」

おっ、初めて会話がかみ合った!!この調子で、最後の商品「ワイドテレビ」です

じゃ、マイク君。同じ機械なんだしちょっと見てごらん。最後くらいは活躍してね

「ハイ」

しっかりやれよ・・

「ウワァ!ミズミズシイ!」

防水性が、あると言いたいんですね・・無いけど・・

「ヤワラカイ!」

見た目がソフトだって言いたいんですね・・・凄い角張ってるけど・・

「トテモ・・ガーガーピー」

ん?どうした!?スパークだって!?おい、マイク君!!大丈夫か!?

「ピーガー・・ガー・・ハイ」

ふぅよかった・・・

「キモチイイ!」

ドMか!!あーもう!しっかりしろよ!!

・・えー、最後に電話番号は、フリーダイヤル・・・

「019-315(マイクサイコー)マデ!」

ソンナノ無イ!!・・・あ、うつった・・・

8組目 零紫苑



(楽屋にて・・・)
米:お疲れ様でしたー。

寿:楽屋の備品って貰って帰っていいんですかね?

ミック桑原cool×Sweet

ツン/.
遅れてごめんなさい。
このネタを見た後は僕のことを指差してバカにして構いません。
セミではオーバー800と今まで以上の高得点を記録!
初のファイナル出場!ミック桑原cool×Sweet!

【しょくぶつ】

風は花に語りかける

はちみつって女の子に塗ったらエロいよね?


【オリッ鉄バッパローブス】

4番 なかむら

外野席が泣いている


【前代未聞 30人のヒロイン!キミはこの楽しさに耐えられるか!! 】

無理です。


【夜明け】

夜明けは眩しい物

でもまぶしすぎて目がくらんじゃうよ

けど台所からキャベツをきざむ音が聞こえるよ

おしり まっぷたつ どどんまい


【福袋】

なにがはいってるのかおたのしみ

みんな開けるのを楽しみにしてるよ

けどぼくのまわりの人たちは泣きながら僕をあけようとしてる

はやく開くといいね


【カトレア】

今の今までお菓子だと思ってた

ごめんよカトレア

こんにちはエクレア

そしてさよならバームクーヘン


【トゥワイストゥワニース】

昔こんなことばがあった気がする

あれやっぱなかったかも

ちょっとまって

いまアカシックレコードで調べるから


【物理】

物理はキライ

でもうめぼしは好き

前髪は大事

プラズマは怖い

さよなら重力


【復活コマンド】

↑↑↓↓←→←→BA


【カーネル】

あの人もう死んでるんだって

うそつき

あそこのおみせは鳥じゃなくて

嘘をデリバリーしてるんだよ

ほらまたインターホンがなった


【らっきょう】

すべるよツルツル

つかめないねスルスル

でもあれってなにでできてるのかな

けどらっきょう嫌いだしどうでもいいや


【尿意】

もるです

彼女はそうつぶやいた

忘却の彼方の「れ」


【あきたけん】

いいよねあきたけん

秋田県と秋田犬でおんなじなの

でもしらべたらあきたいぬって読むのさ

役に立たぬな、アカシックレコード


【毒見】

また僕だよ

損な役回りだけど

毒がなければ

夢をみれる

毒見は夢見

そんな役回りです


【目覚まし】

母が語りかける

父が語りかける

隣のじじいが語りかける

大切な僕の友達が語りかける


はやくおきなさい




目を覚ますと、そこは白い部屋だった。

辺りを見渡せば白い制服を着た女性達が並んでいる。

まだ頭がぼんやりしている。

僕は夢か現実か、区別がつかない。

そうだ、アカシックレコードで調べればいいじゃないか。


【現実】

9組目 ミック桑原cool×Sweet


セルフィッシュ

コント/マニアの憂鬱
とれ:チャンピオン不在の大会ですか。

山田:まあ、頑張ります。
409、433、501とKBは鰻昇り!
初のファイナル出場!セルフィッシュ!

山田:だから嫌だっての!

とれ:頼むよ〜。ほんの10万ボルトで良いからさあー。

山田:『ほんの』の範疇を超えてるよ!

とれ:じゃあせめて5万!

山田:そういう問題じゃないんだよ!

とれ:なあ頼むよ。どうしても『本当に人が電気を浴びたら骨が透けて見えるのか』っての
   実験したいんだよー。お前の大腿骨見せてくれよー。

山田:嫌だって言ってるだろうが、ってか何で大腿骨限定だよ。

とれ:それはね。

山田:いや、スタンガン持ちながらにじり寄るな。
   説明するならするでそれしまってからにしてくれよ。

とれ:ああ、そう。
   いやさ、今度2007年度のホネっこのあの骨のモデルを公募しててさ。
   これ入選すれば名誉なことだぜ?

山田:嫌だよ!もし入選したら自分の骨くわえた犬っコロ目の当たりにするかもしれな
いって
   事になるんだろ?そんなの勘弁して欲しいよ!

とれ:これをきっかけに人体模型のモデルにも抜擢されるかも!
      そんで全国の学校にお前の骨の人体模型が設置されるんだよ!
   そんでさ、夜中に学校の怪談よろしくみんな抜け出て墓場で運動会だよ!
   でも皆同じ骨格だから何やっても勝負つかねえの!
   そんでみんな同じ速度で走ってる中ちゃっかり紛れ込んだMrオクレの骨がさ!
   華麗に追い抜いて行っちゃったりして!

山田:お前の興奮具合に全然共感できないよ!いきなり動き出すのも分からないしよ。
   っていうかMr.オクレまだ生きてるし俺あの人には勝てる自信あるよ!?
   そもそもそんな俺骨タレになる気もゼロだしさあ!

とれ:だから、な?
   6万ボルトだけで良いから。

山田:どさくさにまぎれて増やしてんじゃねえよ!
   大体そんな電流浴びて俺ぶっ倒れたらどうすんだよ。

とれ:大丈夫。骨は拾ってやる!!

山田:そんでその拾った骨売り込みに行くんだろ!?
   本末転倒じゃねえか!!

とれ:だめか。

山田:だめだよ。

とれ:んーとね、どうしよう。あ。じゃあこれは?

山田:なんだよ。

とれ:変装グッズで面白メガネの目の部分のモデルも公募してるんだけど。

山田:それも勘弁して欲しいな。不気味でしょうがねえよ。

とれ:やっぱ渋谷のセンター街とかで自分と同じ目をした人間見るのは嫌か。

山田:それ以前に渋谷のセンター街でそんな格好するやつそうそういねえよ!
   みんなこれしてスクランブル交差点歩いてたら脅威以外の何者でもねえよ!

とれ:んー。じゃあさ・・・。

山田:まだあるのかよ。本当に、お前の人体マニアっぷりには呆れるわ。
   昔からそうだったもんなお前。

とれ:そうだっけ?

山田:そうだよ。覚えてる?中学校のときさ。

とれ:中学校?

山田:ほら、教官室にこっそり忍び込んでやらかしたことあるだろお前。

とれ:ああ、あれか。

山田:「人間の皮膚の色にはもっとバリエーションがあっても良いはずだ」とか言ってさ。
   自習の時間こっそり教室抜け出して体育教官室に忍び込んでさあ。

とれ:ああ、あの先生自分の授業無いときはいっつも寝てたからね。

山田:で、寝てる先生の顔に思いっきり青いペンキ塗ったくってすげえ怒られてたじゃん。

とれ:ああー。そうそう、結局あのペンキ一週間はとれなかったっけな。

山田:その日からその先生のあだ名が『デスラー』になったほどだからな。

とれ:あの頃は若かったなあ。

山田:で、今はあの頃以上に無茶苦茶になってるなあお前、何でここまでこうなったんだかってだからスタンガンは
   止めろって!

とれ:ちっ。

山田:まったく、本当に油断も隙もねえなおい。

とれ:んー。他になんかねえかなあ。

山田:っていうかさ、お前がペラペラめくってるその雑誌さ。

とれ:ん?ああ、『月刊 筋骨☆RYURYU』?

山田:うん、その雑誌からしてなんか怪しいしさ。

とれ:失礼な。今年で創刊20周年になる雑誌を怪しいと!?

山田:そんな怒るなよ。

とれ:いいか、この雑誌はだな、今まで何度も休刊と復刊を繰り返してだな。

山田:タイトルの割に体力0じゃねえか。

とれ:まあ、その大半の理由が編集長が階段踏み外した瞬間にひざの皿が割れたり
   お茶汲もうとして腱鞘炎になったり、思いっきり深爪しかけたり。

山田:編集長貧弱な上にボロボロか!ってか最後未遂なのに休刊してんのかよ!
   とんでもねえなおい。

とれ:でもこの編集長凄いんだぜ。ほら、ここみてみ。

山田:どれどれ。とり人間コンテスト発案者。へえ、とり人間のねえ。凄いんだ、一応。

とれ:違う違う。「とり」じゃなくて「からす」

山田:ああ、紛らわしい、っていうか全然ピンとこないんだけども。

とれ:知らないの?まず全身にからすの羽毛を移植してだな。

山田:移植って、もはやショッカーの域に到達してるじゃねえかよ!

とれ:で、制限時間内にどれだけ寿司を食えたかでチャンピオンが決まる。

山田:最終的に羽とか全然関係ないじゃん!ただの大食いコンテストじゃねえかよそれ!

とれ:バカだな。技術点とか芸術点とか大きく関わるんだぞ!

山田:だから寿司の大食いである必要がないだろって!わざわざ人間捨ててまでやることじゃないよ!

とれ:今回は創刊20周年としてリアル鮫肌コンテストを!

山田:なんだ?鮫の皮膚でも移植すんのか?

とれ:正解!よく分かったな!

山田:願わくば外れてほしかったよ!

とれ:編集長はなんとか釈由美子を参加させて『シャーク由美子』にしようと奔走してるらしい。

山田:くだらねえよ!何だよその場末の女子プロレスラーみたいなネーミングはよ!!

とれ:で、ここにお前の名前が書いたエントリー用紙があるんだけど。

山田:嫌だよ!っていうか鮫肌になったところでメリットが思い浮かばないよ!

とれ:どこでもわさびの繊維を壊すことなく細かくすりおろせるぞ!

山田:そんな香り豊かなワサビをおろさなきゃならん場面なんて多分絶対無いから!

とれ:バカだな、ワサビが無きゃ寿司だって進まないだろうが!

山田:これも寿司なの!?

とれ:今回はさび抜きの寿司にすることによってワサビをすりおろすところからから始まるという
   過去に比べるとエンターテインメント性とゲーム性が物凄い向上してるコンテストになってるんじゃないか。

山田:何故そこまで寿司を関連付けようとするんだよ!エンターテインメントの方向性を完全に誤ってるよ!

とれ:なあ、お願いだよ!

山田:いやだよ!俺こう見えてもさあ。肌の手入れとか気を使ってんだぜ?
   もともと皮膚弱かったんだからさあ。お前だって知ってんだろ?

とれ:ああ、まあなあ。

山田:だからさ、せっかくここまで手入れしてんのに鮫肌なんかになりたくないよ。

とれ:えー。じゃあさあ、そんなに言うならちょっと見せてよ。

山田:まあ、いいけど。ほら。

とれ:うわ、すげえ、なんか、うわ。もち肌じゃん。男のくせに。

山田:なんか引っかかるけどまあいいや、だからな俺は移植なんてぜった

とれ:お前なんだよー。もうすでにかよー。

山田:は?

とれ:あーあ。手術立ち会いたかったなー。どういう技術が使われてんのかなあー。
   お前俺呼んどけよー。水臭いなもう。しかし見事なもち肌だなあー。

山田:え?・・・あ。・・・・・・・なあ。

とれ:ん?

山田:あの・・・・別にこれもち移植したわけじゃないからな?

とれ:えっ!?

山田:当たり前だろ!何意外そうな顔してるんだよ!大体どうやってもちなんか移植できんだよ!
   とにかく。移植とか絶対嫌だからな俺は。 

とれ:えー。なあー。頼むよー!じゃあこのさい鮫肌じゃなくても良いから何かしらの公募出ようよー!

山田:もはや節操なしか!あーもう頭くるなあ。じゃあもうさあ、俺じゃなくてお前のそのいかれた脳みそ分析してもらって
   そのデータでも持っていってやったらどうだ!

とれ:あ、その手があったか、じゃあうん。そうしよう!

山田:まったく・・・。

とれ:その前に4万ボルトでいいから掛けさせてよ。

山田:もう勘弁してくれよ!!

10組目 セルフィッシュ



市河:それでは青のボールをドロップして下さい。どうぞ!

山田:やりきりました、後はもうね。
   お任せします。

とれ:伝われー。面白さ伝われー

市河:10組全ての熱演が終わりました。
碓氷:いよいよ運命の計量です!





長きに渡った3期の闘いもいよいよ大詰め!