碓氷:後半戦、さっそくそく参りましょう。
市河:6組目はこのコンビです!
天体観測
コント/最近の冷蔵庫は進化してるらしい
翔:2期連続ファイナル行けるように頑張ります!
ミヤ:精一杯やりたいです!
Bブロック6番目、前回大会と同じ組合せ。昨期のようにファイナル進出なるか!?
2期連続2回目のC大会出場!天体観測!
翔:ね〜、ミヤ!今日もいつも通りさ、俺の家でネタ合わせしようよ
ミヤ:そうだね〜。じゃあちょっとお邪魔しま〜す
(ウィーン)
ミヤ:自動ドア!?
翔:あぁ、最近物騒だからねぇ
ミヤ:別に自動ドアにしたからって泥棒とかは入ってくるよ!
翔:まぁ、今お茶でも出すからくつろいでて〜
ミヤ:うん、わかったよ〜♪
(ぎぃぃ・・・)
翔:あれ?ミヤ冷蔵庫開けた?
ミヤ:え?開けてないよ?
翔:今、勝手に開かなかった・・・?
レイ:へい、お帰り二人とも!!
ミヤ:だ……誰?誰かいるの?
翔:おれ等以外には誰もいないはずだぞ!?
レイ:ん、何驚いてんだ二人とも?オレだよ!オレ!冷蔵庫!
翔:・・・
ミヤ:・・・あう
(バタッ)
翔:おい、ミヤ!
レイ:おおおおおお嬢っ!大丈夫かオイ!
レイ:おぅ、お嬢!生きてるか?起きてるか?とりあえず何だ、これから俺様のことよろしくな!
ミヤ:・・・あの・・・え?
レイ:ん、何だその目。おめぇは一体何なんだって目ぇしてるな、お嬢。見てわかんねえか、冷蔵庫だぜ、冷蔵庫!あ、もしかしてフルネーム希望か? 照れるなぁ
ミヤ:いや、そうじゃなくて・・・
レイ:フルネームはGR−W46FA、ノンフロン6ドア冷凍冷蔵庫だ。詳しくは取扱説明書を読んでくれ
翔:じゃあ『レイ』だな!よろしく♪
レイ:よろしくな!翔♪
ミヤ:何でもう打ち解けてんのよ!冷蔵庫だよ!?
翔:人種差別はいけないよ?
ミヤ:人じゃない!!
レイ:へいへいお嬢!ちゃんと取扱説明書読んでないのかい?
ミヤ:それは一応読んだけどさぁ。感電注意は書いてあったけど、喋る冷蔵庫だという注意書きは無かったと思う・・・
翔:まぁ、いいじゃん!じゃあ自己紹介しようぜ〜!
ミヤ:なんでそんな合コンみたいなノリなのよ!
レイ:じゃあ、オレからいくぜ!
翔:積極的だねぇ〜
ミヤ:もう好きにして・・・
レイ:身長180.6センチ、体重99キロの超イケメン!!
ミヤ:どこがなのよ・・・
レイ:おっと、俺様のスリーサイズ? 聞いて驚け、上から順に275、275、275!
翔:おぉ!凄い!ナイスバディ
ミヤ:確かに驚くわね・・・人間ならば・・・
レイ:とりあえず、お嬢のぺちゃぱいには負けねえぜ!お嬢のバストはAカップ〜
ミヤ:・・・な、何でそんな事知ってるのアンタ!!
翔:あっ、ゴメン、俺が教えた
ミヤ:・・・ダメだ私はこの二人にはついていけそうにもない
レイ:おっと、お嬢。俺様のナイスバディに見とれて声も出ないか?
ミヤ:違うから!・・・それとあんた、何で喋ってるの?
レイ:へいお嬢!そんな無粋な事は聞いちゃダメだぜ
ミヤ:・・・あっそ
翔:ミヤ〜!人にはプライバシーってものがあるんだよ!
ミヤ:だから人じゃない!!
翔:おいおい、もうこんな時間だよ
レイ:楽しい時間が過ぎるのは早いな!
ミヤ:ふぅ・・・大分私も冷静になれたよ・・・ってもう8時じゃん!晩ご飯にしない?
翔:任せとけ!確か冷蔵庫にスーパーで買った牛丼が2個あるよ!
ミヤ:おっ!じゃあそれ食べようか!
レイ:そういえば、言い忘れていたけどさ!最近の牛丼はスーパーのでも結構美味いな、翔!
翔:え?
レイ:次は吉野家の豚丼食わせてくれ。あれ一度喰ってみてぇんだ、実は!
ミヤ:あんた、まさか・・・!
レイ:おい、勝手に俺の体を開けるなよ!スケベ!
ミヤ:うるさい!
翔:あっ!やっぱない!!容器しか残ってない!
レイ:ふぅ。ご馳走様でした、と。うむ、七十点かな!
ミヤ:ち、ちょっと、あんた何勝手に食ってんのよ冷蔵庫のくせに!
翔:まぁまぁ、ミヤ落ち着いて
レイ:え?今のって俺様への晩ご飯じゃねえの?
ミヤ:違うから!っていうか勝手に食べるな馬鹿!
レイ:・・・あー、悪いてっきり俺様の夕食かと思ったんで
ミヤ:どこの世界に勝手に晩御飯食べる冷蔵庫がいるの!っていうかあんた一体何!何なの!
レイ:いや、冷蔵庫だけど・・・
ミヤ:そうじゃなくて・・・ああもう!
翔:そういえば卵も1パック買ったんだけど・・・
ミヤ:・・・冷蔵庫に入れてみ?
レイ:・・・あのよーお二人さん
翔:何?
ミヤ:何よ?
レイ:俺的には茹でる事を希望する。生で十個はちと厳しいっていうか高カロリーすぎだな
ミヤ:だったら食うな!!
ミヤ:あんたさぁ。お父さんっているの?
レイ:東芝
ミヤ:・・・
翔:・・・
ミヤ:・・・翔ちゃん、喉かわいたから、このお茶もらうよ
翔:あっ、それはお茶じゃ・・・
ミヤ:(ゴクゴクゴク)
レイ:お嬢・・・それ焼酎だぜ?
ミヤ:ひっく!うるせぇなぁ
翔:もう酔ったの!?
レイ:ていうかキャラ変わり過ぎだろ!
ミヤ:うっさい。付き合えノンフロン有害冷蔵庫
翔:あの〜・・・僕勉強があるから2階に行くね
レイ:お、おい!翔、行かないでくれ〜・・・
(どたどたど)
ミヤ:お前も飲め!
レイ:え、俺様?っていうか俺様ってまだ製造から一年未満だし・・・っておい!お嬢!
ミヤ:つまみもってこ〜い!!
レイ:おげぇぇぇっ!
ミヤ:氷を吐くなぁぁぁっ!
レイ:そんなこと言って、ミヤもべろべろだぜ?
ミヤ:うぷっ・・・おげぇっ・・・
レイ:おおおおおおお嬢っ!冷蔵庫の中に吐くなバカバカバカ!お、俺様のミラクルバディがっ!ナノ光プラズマ除菌機能がぁっ!
ミヤ:ひっく・・・ん、何だこの線は?
(ぶちっ!ウィ〜ン)
レイ:・・・
ミヤ:え?嘘でしょ?レイ?レイ?
レイ:・・・
ミヤ:レイ〜〜〜〜〜〜〜〜!
レイ:予備電源作動!驚いたかい?Aカップのお嬢♪
ミヤ:粗大ゴミの日はいつだ?
6組目 天体観測
(楽屋にて・・・)
翔:今回もなかなか出来は良かったです
ミヤ:後は審査員の皆様に委ねます
デブガリズム
漫才/相方は心配性
デブ:いよいよですね。
ガリ:デブガリズムに改名してから調子いいですからね。この調子でファイナル進出を目指しましょう!
361KBと初挑戦こそは出遅れたが、以降はハイスコアを軒並み記録した!
C大会初出場!デブガリズム!
ガリ:♪ほ〜そいの〜と〜
デブ:♪太いのの〜
二人:二人で奏でるデブガリズ〜ム♪
デブ:ということでまたもツカミが少年時代の替え歌ですが。
ガリ:ところで俺って心配性じゃないですか?
デブ:あら初耳ですね。
ガリ:すぐに何でもかんでも心配になるの。
デブ:あら、繊細なところがあるんですね。
ガリ:例えばさ、駅弁の売り子のおじさんとかいるじゃん。
デブ:はい。
ガリ:でさ、首から弁当が大量に入ったケースを下げてるじゃん。
デブ:まぁそうですね。
ガリ:あれさ、俺のところまでもつかな?
デブ:・・・は?
ガリ:いや、だからさ。窓から身を乗り出して「弁当1つ!」とか言うじゃん。俺のところに来るまでに紐が切れたらどうしようと思って。
デブ:ホントに悪い、ホントに悪いと思うけど、おまえ度がすぎると思う。
ガリ:だってさ!紐が切れたら弁当が地面にバチャー!って広がるんだぜ!?これはてんやわんやですよ!
デブ:いや、でも弁当1個持ってこっちに来てくれるでしょ。
ガリ:その弁当が落ちた衝撃で中身がぐちゃぐちゃになってたらどうするんだよ!?
デブ:そんなアツくなる問題じゃないだろ!中身見て返品すりゃ済む話じゃん!?
ガリ:バカ野郎!返品如きで済む話か!こっちは窓から身を乗り出す危険を冒して買ったんだぞ!?
デブ:じゃぁお前みたいなやつは駅弁買うな!
ガリ:まだあるんだよ。
デブ:まだこんなの続くの!?めんどくせぇ。
ガリ:俺って暇あらば「膝枕で寝てぇ」って言うくらいの無類の太ももフェチなんですよ。
デブ:まぁ俺はよく知ってますよね。お前むしろ太もも以外の何にも興味ないくらいですもんね。
ガリ:そこ!そこなんだよ!俺は太ももだけが好きなんだよ!
デブ:それの何が心配なの?「人格を疑われないか」とか?
ガリ:もっと深刻。葬式で棺おけに遺体と一緒に入れるもの知ってるか?
デブ:故人が生前に好きだったものですよね?
ガリ:俺さ、棺おけ寂しくならないかな。
デブ:はぁ!?
ガリ:だって!だって!俺は無類の太ももフェチなんだぜ!?太もも以外に興味が無いんだよ!このままじゃ棺おけ空っぽじゃん!
デブ:そこは遺族が考えて何か入れてくれるだろ!
ガリ:鳥モモか。
デブ:お前つくづく可愛そうなやつだな。
ガリ:鳥モモ肉なんだな!そんなもん入れられたら臭くてゆっくり眠れないだろ!
デブ:もう目覚めること無いだろ!
ガリ:だって臭いもん!
デブ:あれだ、遺体の鼻の穴とか口には綿をつめるから安心しろ!これで解決だろ!
ガリ:愚か者!綿だったら鳥モモのパックに入ってる変な汁が染み込むだろ!
デブ:お前の考えと俺のどっちが愚かだよ!とりあえずお前は死んでるから。大丈夫だって。
ガリ:そうか・・・そうだよな!
でもさ、遺体を燃やす時に鶏モモ肉も一緒に焼かれるわけじゃん?
デブ:まぁそうなりますね。このままだと。
ガリ:みんな・・・喜んでくれるかなぁ・・・
デブ:何その心配と遠くに向けられたまなざし!?
ガリ:だってさ、鳥肉を焼くからにはそれなりに良い匂いしてくるわけじゃん?でも蓋を開ければ真っ黒こげ。これはマズイですぜ。
デブ:あぁーもうめんどくせぇ!そもそも鳥モモ肉なんか入れるから余計な心配が出て来るんだよ!
遺書に書け!「棺おけに鳥モモ肉いれるな」って遺書にしっかり書いとけ!
ガリ:弁護士に相談したときに冗談だと思われたらどうすんだよ!?
デブ:本気ですって言え!今みたいなマジな目をして言えば通じる!
ガリ:でも遺族が信じないかもしれない!嫁がマジ切れして弁護士殺したらどうするんだよ!?
デブ:嫁も何もお前は独身じゃん!
ガリ:結婚はするに決まってるだろ!!
デブ:相手の心配はねぇのかよ!?
ガリ:そこはガッツだろ。
デブ:なんでそのガッツをほかの事にも使えないかな。とにかく鳥モモ肉なんか入れないから。
ガリ:そっか・・・でもまだあるんだよ。
デブ:まだあるのかよ!お前はホントにめんどくさいやつだな!言え!何だ!さっさと教えろ!
ガリ:もしさ、朝起きて俺が世界の覇者になってたらどうしよう?
デブ:有り得ない心配をするなよ!
ガリ:だってさ!朝起きたら世界が俺の物になってんだぜ!?扱いに困るじゃん!
デブ:だから無いって!
ガリ:朝起きたら急に執事みたいなやつが紅茶いれてんだぜ!?俺飲めないのに!
デブ:好き嫌いの心配かよ!?
ガリ:それで「ニジェールでまた暴動がおきました」とか言われるんだぜ!?
でも俺ニジェールなんか知らないから「へぇ〜」しか言えねぇじゃん!
そうすると「無責任だ」とかいって叩かれるんだぜ!読売新聞に!読売に!!
デブ:そうなったら世界中の新聞がお前を叩くだろ!なんで読売限定だよ!?
ガリ:この巨人ファンの俺が読売新聞に叩かれるんだぞ!?
デブ:気にしすぎ!徳光さんでも悪い事すれば読売に書かれるから。
ガリ:そっか、徳光さんでも書かれるのか・・・なんか落ち着いたわ。サンキューな。
デブ:うん。まさかこの言葉で人を救えるとは。
ガリ:でもさ、実はもうひとつ心配なことがあるんだよ。
デブ:何だよ?
ガリ:このネタさ、オチがないんだ。
デブ:いいかげんにしろ!
7組目 デブガリズム
市河:それではオレンジ色のボールを転がしてください。どうぞ!
デブ:お願いしまーす!お願いしまーす!
ガリ:ま、最悪の場合はうちの相方をバケツに入れて・・・
デブ:入れん、入れん
ネクロホース
特殊コント/若者の大半がやること思うこと
まさかのセミファイナルですよ。このネタで挑戦するのは命がけです。
今期初出場で期間6勝という離れ業をやってのけた!
C大会初出場!ネクロホース!
春名:若者の大半が
本田:やること思うこと
春名:プチプチをやっていたら面倒になって
本田:隅から雑巾絞り
春名:キモイ奴が歩いてくると
本田:無意識に息を止めている
春名:新聞はテレビ欄を見てから
本田:裏の四コマを見て終了
春名:自分の名前、好きな異性の名前を
本田:ネットで検索
春名:腹痛になったら
本田:神や仏に祈る
春名:高校生クイズ大会に出ると想定して
本田:自分以外の2人は誰にしようと考える
春名:家まで石を蹴りながら帰ろうとするが
本田:溝に落ちて1人でキレる
春名:さけるチーズを
本田:イソギンチャクにする
春名:新しい単語を覚えたら
本田:クイズ形式で友達に自慢
春名:ゲームで敵が右にいるとき
本田:必死に体を左に傾ける
春名:ネットの占いは
本田:大吉が出るまで押し続ける
春名:今から本気を出すぞといった途端
本田:失敗が多くなる
春名:学校、家、店などで
本田:自分がかっこよく写る鏡ランキングを勝手につける
春名:友達としりとりをやっていると
本田:しりとり→りんご→ごりら→らっぱ→パンツ キモーッ という流れになる
春名:風呂に入ったとき「俺って結構筋肉あるんちゃう〜ん」とか思うけど
本田:それはただの骨
春名:ハリーポッターの教頭は
本田:マクドナルド先生だと言い張る
春名:お化け屋敷のおばけに
本田:「仕事がんばってください」と言ってみる
春名:好きな異性と結婚した場合を想定して
本田:自分の苗字+異性の名前の組み合わせを考える
春名:ピカソの絵を見て
本田:自分でも描けると思う
春名:何もしてないのに
本田:警察官が近くにいるといい人ぶりをする
春名:誰かにしゃべりかけたとき無視されたら
本田:1人ごとをしゃべっているように振舞う
春名:寝てる時間がもったいないとかいいながら
本田:起きていて何もしない
春名:周りの友達の話題についていけなかったら
本田:徹底的に誰か1人にちょっかいをかける
春名:麒麟の川島の声を真似して
本田:むせる
春名:クロちゃんの声を真似して
本田:むせる
春名:デューク皿家の歩き方を真似して
本田:こける
春名:とんねるずの食わず嫌いにもし自分がでたら
本田:嫌いなものを何にしようか考える
春名:やたらと
本田:ウォシュレット使用
春名:ポテチ2枚でアヒルのまねをしたけど
本田:1人で孤独だから鏡を見る
春名:ネットの掲示板で管理人からのレスが遅かったら
本田:前に書き込んだ人へのレスが何日後についてるかを確認する
春名:中間テスト前日
本田:期末テストはがんばるぞと思う
春名:どんなに勉強が出来なくても
本田:なぜかアウストラロピテクスだけは覚えている
春名:明日があるさ思って
本田:今日を適当に生きる
春名:これらに共感したそこの貴方
本田:結構ベタな若者ですよ
8組目 ネクロホース
市河:それではピンクのボールを転がしてください。どうぞ!
本田:ボールの代わりに巨峰やメロン入れないでくださいね。
春名:先輩のネタの一部をパクッちゃ駄目!
灯風
コントではない/刑事
ナオ:このネタはある意味で賭けです。
ゴウ:4KB、3000円でしたっけ?
ナオ:買うな。
今期も順当に大会出場。初めてのコント以外での勝利を目指せ!
2期連続2回目のC大会出場!灯風!
ゴウ:灯風です。よろしくお願いします。
ナオ:よろしくお願いします。
ゴウ:この前、コナンが実写化されたね。
ナオ:あああったね。個人的には違和感が多かったけども。
ゴウ:でも、ああいう探偵物はおもしろいよね。
ナオ:ああ、例えばダイニングメッセージとか。
ゴウ:あるある。
ナオ:密室殺人、床に転がった積み木の謎。
ゴウ:密室殺人、三枚の耳たぶの謎。
ナオ:謎すぎるよ!しかもその耳たぶ、複数人分あるじゃん。
ゴウ:でもコナンとか見てると、刑事になって事件を解決してみたくない?
ナオ:じゃあやってみようか。
ゴウ:では船の上での事件という設定で。
ゴウ:これは難事件だな…(おええ)
ナオ:船酔いするなよ!
ゴウ:おお、(おええ)やっと来たか(おええええ)
ナオ:吐きすぎだよ!普通にしろよ。
ゴウ:でも僕、船に弱いんで。
ナオ:そういうの無視していいから。船酔いしない設定でお願いします。
ゴウ:分かった。
ゴウ:これは難事件だな…
ナオ:刑事!
ゴウ:おお、やっと来たか犯人。
ナオ:来るわけないでしょうが!警察の者だよ。
ゴウ:ああ、そうか。ごめんごめん。
ナオ:それで、現場の状況は。
ゴウ:頭を、銃で撃たれているようだ。
ナオ:射殺ですか…
ゴウ:殺されたのは赤城聡さん、元気いっぱいの27歳!
ナオ:子ども番組か!そして死んでてどこが元気いっぱいだよ。
ゴウ:また当時、船には乗員乗客合わせて30人が乗っていた。
ナオ:はい。
ゴウ:そしてゲリラ軍に襲われた。
ナオ:なにがあったんですかこの船!
ゴウ:海の中から上がってきたらしい。
ナオ:怖いよ!ホラーだよホラー。
ゴウ:まさに船上が戦場になった(ぷぷ
ナオ:ダジャレはいいから!ちゃんとしてください。
ゴウ:現場は混乱。わけもわからずじぶんをこうげきした。
ナオ:ポケモンじゃんか!
ゴウ:そして発砲音がした直後…赤城さんは亡くなった。
ナオ:…いや、それ流れ弾に当たっただけでしょ!事故ですよ。
ゴウ:それが違ったんだ!
ナオ:……そうなんですか。
ゴウ:結局、犯人は3人に絞られた。
ナオ:3人…。
ゴウ:まずは船長の大伴家持さん(45)
ナオ:ちょいと歴史テーストですね。
ゴウ:2人目は被害者の妻、赤城陽子さん(25)
ナオ:ああ、怪しいですね。
ゴウ:最後がゲリラ軍のチョン・チョンチョルさん(?)
ナオ:絶対最後!やっぱり流れ弾でしょ!
ゴウ:それが違うんだよ!
ナオ:さすがに疑うわ。
ゴウ:この3人に話を聞いてるから、それを聞け。
ナオ:まあ聞きましょうか。
ゴウ:大伴さんは事件当時、船を運転しながら吐いていた。
ナオ:船長、船酔いかい!
ゴウ:背中をさすったらひでんマシン01がもらえるとか。
ナオ:それもポケモンでしょうが!
ゴウ:それから陽子さんは、船底に貼り付いて魚を探していたそうだ。
ナオ:なんで魚群探知機の役目を請け負ってるんだよ!しかもこれ漁船?客船じゃないの?
ゴウ:そしてチョンさんは銃を発砲していたと。
ナオ:犯人確定だよ!!
ゴウ:だからーそれが違うんだって!
ナオ:誰がどう考えてもそうだろ!
ゴウ:まだ分からないか…
ナオ:どっちだよ分かってないのは。
ゴウ:じゃあ犯人を言おうじゃないか。犯人は…
ナオ:うん。
ゴウ:お前だ!!
ナオ:……………え、僕!?いや、なんでだ!
ゴウ:気付かれてるとは思わなかっただろうが!あっはっは。
ナオ:ソフトバンクより予想外だよ!だから、なんでだよ?
ゴウ:現場をよく見ろ。
ナオ:で?
ゴウ:耳たぶが三枚あるだろう?
ナオ:ほんとにあるのかよ!そして何の関係があるんだ。
ゴウ:ほら、それから…血の跡がお前の顔に見える。
ナオ:信憑性0だよ!こじつけじゃねえか。
ゴウ:なんだうるさいな!警部のくせに!
ナオ:…それだとお前より偉いよ!
ゴウ:ほんと、さっきからやたらツッコんでくるし。むかつくから逮捕。
ナオ:子どもかお前は!ちゃんとしろって。
ゴウ:……分かったよ。
ナオ:何が。
ゴウ:俺が殺した。
ナオ:……お前かよっ!
二人:これにて終幕。ありがとうございました。
9組目 灯風
市河:それでは黒いボールを転がしてください。どうぞ!
ゴウ:インターネットでの投票も受け付けて
ナオ:いません!
言霊連盟
漫才/芸人になったら
槍沢:このネタで絶対ファイナルに行きます。
栃城:目指せ一位通過!
今期は久し振りのTOP合格をし、復活の兆しを見せた!
2期振り2回目のC大会出場!言霊連盟!
槍沢:はいどうも。言霊連盟です。
栃城:よろしくお願いします。こうやって漫才をやっていると実際にお笑い芸人になりたくなってくるんだよね。
槍沢:ネット上じゃなくて本物のお笑い芸人になりたいってこと?
栃城:そうそう。それでお笑い芸人になって売れたらやりたい夢があるんだよ。
槍沢:へぇ。どんなこと?
栃城:謝罪会見を開きたい。
槍沢:は?
栃城:だから、なにか不祥事を起こしてそれを謝罪する会見を開きたい。
槍沢:なんでそんなことがしたいの?
栃城:だって、売れてなきゃ開けないでしょ。謝罪会見。
槍沢:そうだろうけど。わざわざやるものじゃないからね。
栃城:今まで誰からも注目されていなかった自分が突如脚光を浴びて、そこで生まれた傲慢な気持ちが原因で起こした不祥事。
その不祥事を心から悔い改め、また初心に帰ってやり直させて欲しいという思いを涙ながらに訴えて、それを聴いた人たちも涙を流す。
そしてその流れ出た涙が、明日へと続いてゆくのでしょうか……。
槍沢:知らねえよ。なんの話だ!
栃城:♪カントリロード この道
槍沢:なんだよ急に歌いだして。
栃城:♪ずっと行けば〜 あの街に続いてる気がする〜 続いているのでしょうか?
槍沢:だから知らねえよ! 謝罪会見て言いますけど、どんな不祥事起こして会見開く気ですか?
栃城:万引き。
槍沢:もっと大罪犯そうぜ。万引きも立派な犯罪だけどさ。
栃城:万引きって言ってもモネとかゴッホよ。
槍沢:もはや万引きってレベルじゃないよな。そもそも店に売ってる物じゃないし。
栃城:展示即売会よ。
槍沢:あるわけないだろ。世界の名画だぞ。
栃城:展示即売会って言っても路上だけどさ。
槍沢:模写だよ! 画家になる夢を抱いた青年が精魂こめて書き上げた模写だよ!
栃城:その青年が、今日の食い扶持を得るために描いた絵を奪ったんだ。ものすごい重罪じゃないか。
槍沢:やかましい。どうせならもっと大きい罪で会見開いてよ。
栃城:薬関係の不祥事とか。
槍沢:そうそう。そういうのやってよ。
栃城:点滴と間違えて、消毒剤を入れちゃうとか。
槍沢:そういう不祥事!? 犯す機会がないよ。
栃城:医者になりたいんだよね。
槍沢:話変わってんじゃん。そうじゃなくて覚醒剤とか。
栃城:あーはいはい。点滴と間違えて覚醒剤を入れちゃうっていう。
槍沢:そうじゃねえよ! 点滴から離れろ。
栃城:じゃあ、覚醒剤の不祥事で会見開くことにするから。会見になったら記者から色々質問されるんでしょうね。
槍沢:そりゃそうでしょう。
栃城:一体どこで手に入れたんですか? いくらで買ったんですか? なんで覚醒剤に手を出したんですか。
悪いとは思わないのか。故郷のおふくろさん泣いてるぞ。なあカツ丼食うか……。
槍沢:後半取調べだよね。謝罪会見でカツ丼は勧めないよね。そうじゃないでしょ。
栃城:ああはいはい。どこで買ったんですか。いくらで買ったんですか。
1回での量はどれくらいですか。月何回ぐらいのペースでするものなんですか。
注射と吸引どっちが気持ちよかったですか? 初めてのときは何グラムぐらいがいいんですかねえ?
槍沢:興味津々かよ! 確実に手を出そうとしてるよな。
そうじゃなくて質問って言ったら。社会的責任はどう取るつもりですか?
栃城:考えときます。
槍沢:今後の芸能活動はどうなさるつもりですか?
栃城:考えときます。
槍沢:ファンの皆様にメッセージは?
栃城:考えときます。
槍沢:一体どういうつもりですか?
栃城:考えときます。
槍沢:全部考えときますか! 本当に反省してるんですか!?
栃城:以下同文です。
槍沢:それで済ますな!
栃城:考えさせときます。ゴーストライターに。
槍沢:自分で考えろ!! 自分の言葉で謝って。
大体考えることが暗いんですよ。謝罪会見やりたいって。
栃城:しょうがないじゃんやりたいんだもん。
槍沢:もっと明るいこと考えましょうよ。歩いていたらファンの人に声かけられるとか。
栃城:たしかに、そういうのはうれしいね。
槍沢:でしょ。
栃城:で、僕にはこういう風に声かけて欲しいっていう願望ありますから、今日はそれを実演してみていいですか?
槍沢:いいですよ。じゃあ、栃城さんが僕に声かけてくださいね。
槍沢:いやあ、今日のお笑いライブ疲れたなー。
栃城:あ、あのちょっといいですか。もしかして言霊連盟の槍沢 雑さんですか?
槍沢:あ、はい。そうです。
栃城:うわあ! やっぱり。あの私ファンなんです。
槍沢:あ、そうなんですか。
栃城:あの、今時間大丈夫ですか?
槍沢:はい。別にかまいませんよ。
栃城:うわあ! やっぱり。
槍沢:どういう意味ですか。僕が暇人みたいじゃないですか。
栃城:じゃあまず写真撮ってもらえますか。
槍沢:いいですよ。
栃城:あーカメラもってないや。
槍沢:じゃなんで写真撮ってって言ったんですか。
栃城:あ、でも携帯。
槍沢:ああ、携帯電話ならね写真も取れますもんね。
栃城:携帯もってないやあ。
槍沢:だから、なんでもってないのに提案するんですか?
栃城:それじゃ握手してもらっていいですか。
槍沢:はい。もちろんいいですよ。
栃城:あ、でも握手はやだ。触りたくない。
槍沢:触りたくないってどういうことですか!?
栃城:生理的にちょっと……。
槍沢:生理的にってなんだよ! 気分悪いですよ。
栃城:じゃあ、あのサインください。
槍沢:生理的に無理でもサインは欲しいわけね。わかりました書きますよ。
栃城:あ、でも書くもの無いからな……。
槍沢:またですか?
栃城:じゃあ、あの他に書くものが無いんで、チラシの裏でいいですか?
槍沢:なんでそれだけしか持ってないんですか? ま、いいですよ、書きますよ。
栃城:ありがとうございます。じゃあ、これ。
槍沢:はいはい、書けばいいんでしょ……。
栃城:卒業記念の寄せ書きなんですけど……。
槍沢:なに書かせようとしてるんだよ! あーもう本当に寄せ書きだ。3−C卒業おめでとう。
栃城:気にせずどうぞ。
槍沢:気にするよ! なんの縁もゆかりもないからさ。
栃城:ここで会ったのもなにかの縁かと……。
槍沢:そんな薄いつながりじゃ書けないって! クラスメイトからしたら槍沢って誰? ってなるから。
だいたい卒業記念の寄せ書きをチラシの裏で済ませないでよ。
栃城:そうですか、じゃあこれに書いてください。
槍沢:まだ、他に紙あるの?
栃城:はい。チラシの裏なんですけれど。
槍沢:やっぱりチラシの裏なのかよ! まあいいやとにかく書きますよ。
栃城:これ土地の契約書になってるんですよ。
槍沢:書けるわけ無いだろ!
てか、おかしいでしょ! あなたファンの子にこんな風に声かけて欲しいんですか?
栃城:そりゃ、こんな失礼なファンならついつい暴力振るっちゃって、それでそのことを謝るための謝罪会見が出来るでしょ。
槍沢:結局謝罪会見したいのかよ! いいかげんにしろ。
二人:どうもありがとうございました。
10組目 言霊連盟
(楽屋にて・・・)
槍沢:いやあつかれました。
栃城:全力を尽くしましたから、どんな結果になっても悔いは無いです。
槍沢:本当ですか?
栃城:……まあ、もうちょっと欲しかったかな。
槍沢:ハハハ。
市河:10組全ての熱演が終わりました。
碓氷:いよいよ運命の計量です!
脈が速くなりながら計量へ