碓氷:ここからは、全日本餅飲み愛好会の提供でお送りします

市河:どこに資金源が?6組目はこのコンビです!



ツインバズーカ

コント/子供電話相談室
きっとなんとかなるぞ!
きっと!

初出場から平均369KBと安定した成績で5連勝!
C大会初出場!ツインバズーカ!

お兄さん:ガチャっ  はい!こちら子ども電話相談室です! 

  子供  :あの、聞きたいことがあるんですけど・・・

お兄さん:うん、どうしたのかな?

  子供  :ひらがなの「つ」はなんであんなに躍動感があるの?

お兄さん:・・え?

  子供  :「つ」が持つはちきれんばかりの瑞々しさと、桁違いの躍動感は一体どこから来てるの?

お兄さん:・・ごめん、それはお兄さんにはちょっとわからないなあ(ちょっとおかしな子が来たぞこれ)。

  子供  : じゃあさあ、ひらがなの「ち」はなんでこんなにも儚いの?

お兄さん:それもお兄さんにはちょっと・・・。

  子供  :「ち」を見てると、人の夢と書いて儚い、まさにその通りだと改めて実感させられるけど、お兄さんはどう?

お兄さん:お兄さんもそう思うよ。

  子供  :あとね、うちにあるお人形のおでこが異常なほどに出っ張ってるのはどうして?

お兄さん:それもお兄さんが作ったわけではないから理由はわからないんだけど・・・

  子供  :おでこがこの世のものとは思えないくらい出っ張ってて、もはや凶器にもなりえるほどなんだけど。

お兄さん:凶器として使っちゃ駄目だよ!(この子、ボキャブラリーの豊富さが子どもの次元を超えてるぞ)。

  子供  :あ、そうだ。背中にあるボタンを押すと、「法的措置」って叫ぶ人形を売ってるお店知らない?

お兄さん:知らない知らない。そんな人形が存在してることを知らない。

  子供  :じゃあ「世襲制度」って叫ぶやつは?

お兄さん:だから知らないよ!大体そんなもの買ってどうするつもりなの?

  子供  :その人形で友達を殴打するんだ!

お兄さん:駄目だよそんなことしちゃ!

  子供  :ねえねえお兄さん。今家に誰もいなくて寂しいから話相手になってくれる?

お兄さん:うん、もちろんだよ。じゃあまずお名前を教えてくれるかな?

  子供  :僕、ケンタっていう名前なんだ。いつもみんなからは「ジャマ」って言われてるんだ。

お兄さん:・・・あ、ああ。そうなんだ(それっていじめられてるんじゃ・・)。ケンタ君はいつも何をして遊んでるのかな?

  子供  :今はまってるのはね、ドラゴンボールのプーアルの顔を鉛筆で黒く塗りつぶすこと。

お兄さん:え?

  子供  :今6巻までやったところなんだ。

      鉛筆の芯が折れんばかりの物凄い筆圧で一心不乱に塗りつぶすのが凄い楽しいの。

お兄さん:それは楽しそうだねー(この子、ちょっと病んでるな)。

  子供  :あと、ノートに「獄」っていう字を隙間なくびっちりと書き並べるのも楽しいよ。

お兄さん:・・そうなんだ、ははは(怖い、この子怖い!)。

  子供  :今、ノート14冊目に突入したんだ。次は「虐」っていう字でまたやる予定なんだ。

お兄さん:ふーん、それもいいと思うんだけどもっと外で遊んだりした方がいいんじゃないかな。  

  子供  :外で遊ぶのも大好きだよ。

      うちの庭で次はどの漫画キャラクターの顔を黒く塗りつぶそうかなって考えるのが凄いわくわくするんだ。

お兄さん:それはうちでもできるんじゃ・・・

  子供  :お兄さん!古今東西ゲームやろ!

お兄さん:うん、いいよ。

  子供  :じゃあお題は日本語。行くよ!

お兄さん:ちょ、ちょっと!?範囲広すぎない?今日中に終わるかな。

  子供  :じゃあ僕からね。「しがらみ」

お兄さん:(いきなり嫌な言葉持ってきたな)えーと、じゃあ「太陽」

  子供  :「もってのほか」。

お兄さん:えーと「夏休み」。

  子供  :「癪に障る」。

お兄さん:・・ねえケンタ君。もうちょっと楽しい言葉にしない?

  子供  :まずこういうみんな嫌そうな言葉から片付けて行くっていう作戦なの。

お兄さん:あー、そうなんだ。んーとじゃあ「海」

  子供  :「漏洩」。

お兄さん:(漏洩もあんまり子供が言う言葉じゃないよな)じゃあ「勉強」。

  子供  :「猛禽類」。

お兄さん:ケンタ君、猛禽類は別にみんな嫌だと思ってないよ。・・・えーと、「宿題」。

  子供  :「埼玉県」。

お兄さん:埼玉県の人に失礼だよ!?

  子供  :「神崎」、「上原」、「田島」・・・

お兄さん:ちょ、ケンタ君!?誰たちなの!?

  子供  :「笑顔」、「偽善」、「平和」、「愛情」・・・

お兄さん:ケンタ君?落ち着いて!

  子供  :ああ、ごめんお兄さん。嫌いなモノがあまりにも多くて興奮しちゃった。

お兄さん:ううん、全然大丈夫だよ。ケンタ君はなんか夢とかあるの?

  子供  :あるよ。壮大な夢が。

お兄さん:お兄さんに教えてくれるかな。

  子供  :僕ね、お笑い芸人になるのが夢なんだ。

お兄さん:(夢は結構まともなんだな)へえーそうなんだ。確かに今大人気だもんね。

  子供  :僕が考えたショートコント見てくれる?

お兄さん:もちろん!見せて。

  子供  :ショートコント「遅刻」。

     先生、遅刻してすみません!

     ケンター!罰として後でシイタケとシメジお前の体にこすりつけるからな。
        

お兄さん:・・・・・

  子供  :今のどうだった?

お兄さん:・・あれで終わりなの?随分シュールな芸風だね・・・でも面白かったよ。

  子供  :面白かった?ありがとう。お兄さんの将来の夢はなんなの?

お兄さん:お兄さんはねえ、大きな目標があってね・・

  子供  :ガチャ、ツーツー

お兄さん:・・おんどりゃ糞ガキがぁぁぁぁぁ!!


6組目 ツインバズーカ


エイジアンエイジアン

漫才/飛行機
真田:ファイナルまでは行きたいよー

島村:はいはい

今期は歴代2位の533KBをマークし堂々のランキング4位!
3期連続3回目のC大会出場!エイジアンエイジアン!

真田:どうもーエイジアンエイジアンと申します

島村:よろしくお願いします

真田:早速、落ち着きのない話をさせていただくとしますか

島村:できれば落ち着きのある話がいいんだけどもな

真田:俺、乗り物が好きなんすよ

島村:あら、初耳

真田:親父も乗り物が好きで

島村:血は争えないもんですね

真田:親父が特に好きなのが自転車
   もう、親父は一日中自転車が頭の中でサイクリングしてるって言ってましたね

島村:うん、その一言だけでだいぶ自転車に御執心なのがわかるよ
   ところで、お前はどんな乗り物が好きなの?

真田:俺は、飛行機が好きで
   子供の頃は飛行機関係の仕事に就きたいと思ってましたね

島村:じゃあ、今日はちょっとやってみる?

真田:なんか悪いなぁ

島村:まぁ、そこはお互い様だから
   じゃあ、早速やっちゃってくれな



真田:この度はエイジ航空をご利用いただき誠にありがとうございます

島村:流石、志してただけあってなかなか上手いなぁ

真田:当機は成田空港発、韓国行き・・の筈でした

島村:えっ、筈って何!

真田:すいません、機長が目的地なんかに縛られたくないとおっしゃるので

島村:非行少年か!

真田:というわけで、これから当機と機長共に飛行していくわけですが

島村:飛行の意味が違うんだよ!
   もう、そういうのいいから身の回りのボタンだとか注意事項だとかの説明を頼むわ

真田:えー、右手のボタン押すとお尻に向けて水が発射されます

島村:なんで、ウォシュレットだって!
   
真田:左手のレバーをひねると排泄物を流すことが出来ます

島村:完全に洋式便所だ!
   何処に客を座らせてんだこの飛行機!
   
真田:すいません、先程水が発射されると申しましたが
   灯油の間違いでした

島村:そこ間違えちゃならんだろ!
   ケツがベタベタしてより気持ち悪くなるわ!

真田:なお、この灯油は燃料タンクと繋がっております

島村:ケツの不快感に燃料の減少・・デメリットだらけじゃねぇか!

真田:さて、説明も終わった所でそろそろ離陸します

島村:大丈夫なのかこの飛行機は・・

真田:便座が腰に来るように座ってください

島村:はじめてだよ、そんな座り方!
   なんで、シートベルトじゃないんだよ

真田:・・・・はい、離陸完了しました
   普通に座って結構です

島村:ったく・・なんだこの飛行機は・・
   
真田:機内食はいかがですかー?

島村:まわりが便所のせいで食欲が起きん!

真田:フィッシュ オア ビーフ?

島村:この状況でも飯を食える猛者がいるのか!

真田:フィッシュですね、かしこまりましたー
   ・・はい、お待たせしました木彫り熊の食いかけでーす

島村:魚じゃない、それは木だ木!
   食えないタイプだよ!

真田:あ、歯が折れたと

島村:いわんこっちゃない!

真田:では、落ち着いて右のボタンを押して口をゆすいで下さい

島村:ウォシュレットで歯医者みたいに口をゆすがさせんな!
   だいたい、灯油だから口の汚れもキレイにならんし!

真田:ドカーン!

島村:わわっ、なんかいきなり爆発した!

真田:これは恐らく、機内に充満していた屁にライターの炎か何かが引火してしまったんでしょう

島村:もう、中が便所のせいでえらい事になってるだろうが!
   で、機内は今どんな状況なのよ

真田:機内もあちこち燃えてます

島村:じゃあ、水かけろ水を!

真田:ポチッ・・ピュー・・・
   ・・ボオオオオォォッ!

島村:ウォシュレット使うな!
   完全に逆効果じゃねえか!

真田:じゃあ、しょうがない目的地までもうすぐなんでそこまで行くしかないですね

島村:そうしてくれ!

真田:あ、アレさっきの衝撃で飛行機に内蔵されているコンパスが壊れて韓国の方向がわからない

島村:ちょっと、なんとかしろって!
   こんなダサい死に方ゴメンだよ!

真田:わかりました、じゃあニオイをかいで韓国の方向を当ててみせましょう

島村:ニオイだけでわかんの!?

真田:キムチのニオイがする方が、多分韓国です

島村:多分って!
   もう、この際しょうがないやってみろ!

真田:クンクン・・・くっさ!
   機内くさっ!くさっ!

島村:屁のニオイかいじゃった!
   方向はわかんねぇのか、方向は!

真田:ほうこう、あ・・芳香剤ならありますよ

島村:確かに、機内が屁で充満してるから欲しい所だけども!
   その前に、どうすれば生きられるかを考えよう!

真田:あ、空港が見えてきました!

島村:よかった、方角合ってたんだ!
   じゃあ、一気に着陸と行こう

真田:やっぱり、着陸はしないでいいかなぁ・・

島村:なんで、着陸しないんだよ!
   このまま飛んでても墜落するだけだぞ!

真田:だから迷ってるんですよ

島村:はぁ?

真田:落ち着きのない話をするといった手前
   飛行機が落ちても着いてもダメなんですよ

島村:いいかげんにしろ

二人:どうもありがとうございました


7組目 エイジアンエイジアン



(楽屋にて・・・)
真田:ホントに最後までネタが決まらなくて

島村:色々悩みましたねぇ、ホント

真田:で、悩んだ結果がアレと

島村:ごめんなさい

ヒロタカ

漫才/日本一周すごろく
広川:緊張が止まらないな・・・
高田:そりゃぁ、緊張の紐を蝶結びにしましたから。
広川:何やってるんだよ!

初出場でいきなり450越えを達成した正統派漫才師!
C大会初出場!ヒロタカ!

高田:ああっ!足がズブズブと床にハマっていく・・・

広川:ど、どうしたんだ?

高田:・・・一回休み、と。

広川:すごろくかよ!?

高田:ああ、今俺ね、この『日本一周すごろく』にハマってるんですよ。

広川:日本一周すごろくねぇ・・・でもそんなすごろく、どこに手に入れたんだ?

高田:えっと、俺が作った。・・・で、一人でやってる。

広川:何か寂しいな・・・まぁいいや、で、どんなすごろくなんだ?

高田:東京からスタートして、日本を1週してまた東京に戻るっていうルール。
   1マス1マスが都市名になっていて、いくつかのマスではその都市にふさわしいイベントが起こる。

広川:なるほど、じゃあ例えば浜松だったら『うなぎを食べて元気が出た。2マス進む』みたいなのか?

高田:そうそう、まさにそんなやつ。
   ちなみに実際には『うなぎを食べて元気が出た。2マス戻る』だったんだけどな。

広川:いやおかしい!元気が出たのに戻ったらヘンだろ。

高田:『うなぎに財布を盗まれる。2マス戻る』の方が良かったか?

広川:それは有り得ないから!もっと現実性のあるイベントにしてくれよ!
   ・・・で、浜松を既に通ったって事は、まず太平洋側を西に進んできたって事か?

高田:そうそう、それから近畿地方、瀬戸内海、四国、九州の東の方と進んで・・・

広川:なるほど、そう来たワケね。

高田:そこから沖縄、グアム、サイパン・・・

広川:何海外に進出してるんだよ!日本一周すごろくだろ?

高田:いや、沖縄ついでにバカンス気分を味わおうかと思って。

広川:意味が分からないよ!ちゃんと国内で作ってくれ!

高田:で、再び九州に上陸して今長崎についた所、と。

広川:それで最初のに戻るワケね・・・って、あれのどこが長崎なんだ?

高田:ああ、気がついたら床がカステラだったんだよ。

広川:どんな状況だよ、『床がカステラだった 一回休み』って!

高田:さて、じゃあ続きやるか。

広川:無視かよ!
   ・・・で、これから日本海側を北上していくワケだな。

高田:そうそう。じゃ、サイコロを振って、と・・・うむ、6。
   佐賀、福岡、山口、松江、鳥取、京都。
   『京都観光にハマる。一回休み。』

広川:なるほど、これはそれっぽいマスだな。

高田:・・・・・・

広川:・・・・・・

高田:・・・・・・

広川:・・・ってちょっと待て!さっきから変だと思ってたんだけど、
   1人すごろくで一回休みって意味なくないか?

高田:・・・・・・ああっ、舞妓さんの世界にズブズブとハマっていく・・・

広川:変な事言ってごまかすなよ!
   まあ、とにかく一回休みの類はなしだからな。

高田:うむ、じゃあ次。・・・6だ。
   大津、琵琶湖、福井、金沢、イヒッ!、富山。

広川:今おかしいマスあった!「イヒ」って何だよ!

高田:ああ、いやこの辺に旭化成の工場があるんだよ。

広川:そんなの知らねーよ!そもそも工場があるくらいでわざわざマス作るな!

高田:で、富山はイベントのないマスだから次。・・・うむ、6。

広川:お前さっきから6ばっかじゃないか!一人すごろくとは言えやりすぎだよ!

高田:そんな事言うならお前がサイコロの目決めてくれよ。

広川:分かったよ。じゃあ・・・3。

高田:新潟、酒田、秋田、・・・・・・青森。

広川:何通り過ぎてるんだよ!ちゃんと3マスで秋田に止まれよ!

高田:いや、男鹿半島の方からナマハゲが見てくるから怖くて・・・

広川:分かるかそんな事情!
   だったらせめて秋田で『ナマハゲが怖いから1マス逃げる』とか説明してくれって!

高田:あっ、その手があったか・・・で、次のサイコロ頼む。

広川:まったく、すごろくなんだからそれっぽくやってくれよ。
   じゃあ次・・・5。

高田:ニセコ、洞爺湖、支笏湖、トマム、留萌。

広川:何で北海道に入った瞬間マニアックな地名ばっかりなんだよ!
   せめて函館とか札幌くらい通っとけよ!

高田:じゃあ修正して・・・函館、長万部、小樽、札幌、旭川。

広川:簡単に直すんだな・・・次、3。

高田:稚内、・・・・・・

広川:おい、どうしたんだ?

高田:・・・しまった、日本最北端だから行き止まりになってる!

広川:どんなすごろく作ってるんだよ!
   日本1週するのに途切れてるのおかしいだろ!

高田:じゃあこっちとつなげて・・・網走、知床。

広川:最初からちゃんと繋げとけって。
   ったく、さっきからろくなイベントも無いし・・・

高田:大丈夫、次は普通のイベント起こすから。

広川:そっか、じゃあ次。・・・1。

高田:釧路。『漁港で獲れたてのさんまを食べておいしかった。3マス進む。』

広川:そうそう、そういう地域の特色を生かしたようなやつ頼むよ。

高田:港、沿岸、沖・・・

広川:ってどこに進んでるんだよ!

高田:いやぁ、あまりのおいしさについ漁に出たくなって。

広川:そんな設定いらないよ!頼むから普通に進んでくれ!

高田:・・・帯広、苫小牧、八戸、と。

広川:本州に再上陸したか。次・・・2。

高田:盛岡、鳴子。『名産品のこけしを食べた。』

広川:何を食べてるんだよ!!

高田:『おいしかった。2マス進む。』工房、民芸品屋・・・

広川:だからどこに進んでるんだよ!いったい何がしたいんだお前。

高田:サイコロ。

広川:はいはい・・・6。

高田:仙台、福島、郡山、宇都宮、イヒッ、大宮。

広川:また旭化成の工場かよ!

高田:いや、この辺には旭化成の支社が。

広川:どっちでも似たようなもんだよ!旭化成はもういいから!
   次行くぞ・・・5。

高田:さいたま、上野、東京、上野、さいたま。

広川:ん?・・・あ、出目が多すぎたからゴールで跳ね返ってきたんだな。
   じゃあ次・・・2。これでゴールか。

高田:大宮、春日部。

広川:何でそのまま戻っちゃうんだよ!しかもさっき春日部なんてなかったし!

高田:サイコロ。

広川:うう・・・じゃあ4。今度こそ・・・

高田:春日部一丁目、二丁目、三丁目、四丁目。

広川:どこに進んでるんだよ!しかも1マス1マスの単位も細かくなってるし!
   あーもう・・・次、3。

高田:八百屋、魚屋、肉屋。

広川:もっと細かくなった!しかも商店街に突入してるし!
   次・・・3。

高田:豚肉、牛肉、鶏肉。

広川:細かくなりすぎだろ!!もはやすごろくの世界を超えてるよ!!

高田:サイコロ。   

広川:どうなるんだよこれ・・・次、4。

高田:ひき肉、ナイフ、箸、スプーン。

広川:隣は食器屋か!?・・・次、5。

高田:フォーク、レンゲ、こけし、パクッ、皿。

広川:だからこけしを食べるな!!しかも食器屋にあるのおかしいだろ!・・・次、6。

高田:バターナイフ、おたま、コップ、ナス、玉ねぎ、ニンジン。

広川:八百屋に戻って来た!・・・次、3。

高田:大根、上野、東京、ゴーーール!

広川:突然すぎるよ!!!


   ・・・ったく、このすごろくデタラメじゃないか!
   だいたい何なんだよ、最後の商店街みたいなのは!

高田:いやぁ、すごろくついでに夕飯の材料でもそろえようかと。

広川:すごろくでそんなのあるか!もういいよ!


8組目 ヒロタカ



(楽屋へ向かう途中・・・)
高田:階段1段目、2段目、3段目・・・
広川:まだやってんのかよ!
高田:5段目、7段目、9段目・・・
広川:2段飛ばしするな!

ダブルアクセル

コント/ジャムおじさんの本性
矢吹:自信は全くありません。
小角:胸張っていえることです。

第89回、自己最高に迫らんとばかりの441KBを出しC大会へやって来た!
2期連続2回目のC大会出場!ダブルアクセル!

バイキンマン(以下バイ):ふっふっふ、アンパンマンのパン工場に侵入してやったぜ。このパン工場を壊せば、アンパンマンの顔が作れなくなってアンパンマンを倒せるぞ!よし、やってやる!

ジャムおじさん(以下ジャ):あ〜、疲れるわ〜。腰がいてぇなぁ。

バイ:うわ、ジャムの野郎がきやがった。とりあえずそこらへんに隠れるか。

ジャ:まったく…アンパンマンの顔を焼くのも大変だぜ。ひとつ作るのにどんだけ時間かかると思ってんだよ。

バイ:独り言が激しいな。しかも愚痴ばっかだし。

ジャ:みんなどういう風に顔を焼くのかしらねぇだろ。俺すっげぇ苦労してんだぜ。

バイ:相当ストレスたまってんな。しばらく様子をみてみるか。

ジャ:パンを1時間練って、発酵させて、ほっぺの赤みを出すためにスプレーかけたり…

バイ:そんなことしてんのかよ!あの色ってこいつがつけてんのか。

ジャ:その後目の材料となるきくらげを取りに行って…

バイ:目ってきくらげかよ!もっと適当なもんあったろうが!

ジャ:しかもアンパンマンのやつ、こしあんだと動きづらいとか、つぶあんだと目がかすむとかいいやがって…そんなもんしったこっちゃねぇっつーの!

バイ:キレはじめたよ。ひとりごとでキレるってどんだけだよ。

ジャ:………でも!そういうのはもう今日でなくなるぜ!

バイ:ん?急に態度が変わったな。何かあったのか?

ジャ:ふっふっふ…ついにアンパンマンの顔の冷凍バージョンの開発に成功したぜ!やっほーい!

バイ:すごいことなのか!?ってか冷凍なんかしちゃっていいのかよ。

ジャ:苦節10年…俺の涙と汗の結晶がここに!やったぜ!

バイ:10年も開発してたの!?どんだけ時間かかったんだよ。

ジャ:普通、アンパンマンの顔は冷凍したら、本来の力がでなくなってしまう。しかし、冷凍しても、本来の力がでるように、「グフカピ菌」という
   寒さに強い菌をパンと一緒に練ったことで、冷凍保存を可能とした。

バイ:うわ、意味わかんねー。でも何かすごそうだな。

ジャ:あとは、レンジで3分チンすればもとのパンにもどり、そのまま顔として使えるわけだ。これを販売していけば…フホホッ!

バイ:冷凍アンパンマンで金儲けしようとしてんだろ!誰も買う奴いねぇよ!

ジャ:先月の売り上げは13個かぁ。

バイ:もう販売開始してたのかよ!しかも13個も売れてるし!

プルルルル、プルルルル…

バイ:ん?電話がなってるな。

ジャ:ガチャ。
   「はい、こちら株式会社ジャムおじさんですが?…あーすいません、苦情は受け付けていませんので…すいません、切ります」

バイ:何だよ「株式会社ジャムおじさん」って。ネーミングセンスなさすぎだろ。で、苦情もきちゃったし。

ジャ:冷凍アンパンマンに針が混入してしまっただと!?

バイ:大問題だよ!

ジャ:たぶん俺が冷凍アンパンマンをつくっている機会の横で、お裁縫の練習していたのが原因だな…

バイ:そんなとこでお裁縫すんなよ!しかも何故お裁縫!?

ジャ:やばいよやばいよ…評判ガタ落ちだよ!

プルルルル、プルルルル…

ジャ;うわぁ!また苦情か!?やだよやだよ出たくないよ…

バイ:すげぇ電話におびえてんな。どんだけ苦情が怖いんだよ。

ジャ:ガチャ。
   「はい、こちら株式会社ジャムおじさんですが…苦情は受け付けられません!切ります!」

バイ:客相手にキレんなよ!もっと評判悪くなるぞ。

ジャ:何だよ「ジャムおじさんって、ジャムの要素が1つも入っていないのに、どうしてジャムおじさんなんですか?」って!俺が聞きたいぐらいだわ!

バイ:確かにジャムの要素ないけども!

ジャ:まったく!この世はどうかしてるぜ!こんなことで苦情よこすなんて!

バイ:今度は世の中にキレはじめたよ!そこまで怒らなくていいだろうよ。

ジャ:何だよアンパンマンって!あんぱん男って意味不明だろ!何が正義のヒーローだよ!ただの2頭身じゃねぇか!

バイ:だから怒るなって!それは設定で決まっちゃってるからしょうがないんだよ!

ジャ:こんどバタ子にホウサンダンゴでも投げさせてやろうか!そうすれば、ホウサンダンゴマンとかいう変な名前になっておもしろくなるぞ!

バイ:おもしろいとかいう以前にホウサンダンゴは危ないだろ!

ジャ:あ〜、そんなことより!何とか会社の評判をよくしないと!このままじゃまずいぞ!

バイ:必死だな、こいつ。

ジャ:…トイレにでも行って考えを練るか。よし、そうしよう。

バイ:やべっ、こっちにくる!どうしよう、逃げないと…あー、やばい、こっちくる!

ジャ:…うわ!お前はバイキンマン!何故ここに!

バイ:うるせぇな!何だっていいだろ!

ジャ:…まあちょっと待て。ちょうどよかった。お前に話しがあるんだ。

バイ:何だよ?

ジャ:俺のもとで働かないか?

バイ:嫌だわ!何でおまえのもとで働かなきゃなんねぇんだよ。

ジャ:いや、実はな、アンパンマンの顔を作り続ける人生に飽き飽きしていてな。何か一発でかいことやろうと思っていて、会社をたちあげたんだ。

バイ:あんな変な名前の会社で働きたくないわ!

ジャ:なぁ頼むよ!俺の人生を変えてくれ!

バイ:いや、そんなこと言われてもな…

ジャ:そうか、やってくれるか!

バイ:言ってねぇよ!やらねぇってば!

ジャ:じゃあ早速仕事だ。仕事場に行くぞ。最初の仕事はきくらげ採集だ!行ってこい!

バイ:いやだー!


9組目 ダブルアクセル


ライジングブルー

コント/スーパーマーケット
青:どうも、
両:ライジングブルーです!
青:自分らのお気に入りのネタを持ってきました。
昇:じゃあ渾身のコント、見て下さい!
両:どうぞ!

今期は出場3回全てでオーバー400&1位と圧倒的な強さを見せた!
3期連続3回目のC大会出場!ライジングブルー!

青澤:よし、ここが今日から働くことになった「スーパー戦国」か。面白い名前だ。
(ウィーン)

昇川:いらっしゃいませ。 あ、お主が今日からここで働くと申されたバイトの人でござるか?

青:……うぁーーーーっ! ちょっとちょっと!

昇:ん? どうしたでござるか? ・・・あ、もしかしてこの話し方ですか?
  ごめんなさいね。すぐ出ちゃうんですよ。

青:いや、それもそうなんですけど・・・。 ・・・・・・何で鎧を着てるんですか?

昇:あ、この鎧? これはね、店長である私が大の歴史好きなもんでね。 
  これをスーパーに活かせないかということでこの信長タイプの鎧を制服にしたんですよ。

青:この鎧が制服なんですか!? 完全に活かす方向間違えてるでしょう!
  確かによく見たらこのスーパー至る所に武士がいるじゃないですか!

昇:大丈夫、心配しないで。 信長が嫌っていう店員のためにも秀吉とか光秀とか用意したから。

青:着てた人物どうこうじゃないんです! もっと深いところにある理由です!
  …初めて見ましたよ、こんなに戦国時代に重点を置いたスーパーなんて。

昇:そうでしょう。とにかく君には今からスーパーの仕事を覚えてもらうから。

青:あ、でも僕は前スーパーでバイトしたことがあるんで大体の仕事はわかりますよ。

昇:そうなの? じゃあレジ係とかできる?

青:レジですか? できますできます!

昇:できるのね? じゃあ早速そこの3番のレジに入ってもらって良い?

青:3番ですね。わかりました。

昇:あ、一応鎧付けてね。

青:強制なんですか……。 何か通気性悪いなあ……。

     〈青澤、レジへ移動〉

青:あ、いらっしゃいませ。 105円が一点、480円が一点、398円が一点。
  会計983円になります。・・・はい、1000円からお預かりします。
  レシートはお使いになりますか? ・・はい、それではおつり17円のお返しです。
  ありがとうございましたー!

昇:ちょっとちょっとちょっと!!

青:は、はい、何か?

昇:君全然レジの仕事できてないじゃないか!

青:え!? 別に今僕は問題なかったと思うんですけど・・・。

昇:じゃあ今君のレジで会計したお客さんは会計終わった後どんな表情だった?

青:いや、別にミスとかしてないんで普通の表情だったと思いますけど。

昇:やっぱり! それじゃダメなんだよ! ここは「スーパー戦国」だよ?
  レジのところで店員と客が互いに睨みつけ合うような光景が広がらないと。

青:何でお客様が闘志むき出しの表情になってるんですか!
  その表情は単にただ店員が失礼なことしてるからとしか思えないですよ!

昇:わかってる? 主婦にとってスーパーは戦いの場なんだよ? これくらい普通でしょ。

青:戦いの意味が違うと思います!
  何で店員と客で互いに戦いを推奨する風潮が広がってるんですか!

昇:まあとにかく僕がレジの基本を教えるから。
  さっきのお客さんみたいにレジに入ってきなさい。

青:………わかりました。商品を入れてと……。 じゃあこれお願いします。

昇:「いらっしゃいませー。」

青:あ、ここまでは同じなんですね。

昇:「105石が一点、480石が一点、398石が一点。合計983石になります。」

青:単位おかしいですよ! 「石」って米の単位でしょ!
  金のかわりに米渡すんだったらただの物々交換じゃないですか!
  普通に983円で良いんでしょ? じゃあ1000円お願いします。

昇:「はい、それでは1000円頂戴します。 おつり17条の憲法になります。」

青:別にいらないですよ! お釣りで役人の心構えを貰っても困ります!
  そもそも17条の憲法って戦国時代じゃ無いです!

昇:「レシートは馬借がお渡しします。」

青:わざわざそんなことしなくていいです! 数十センチの距離なんだから手渡しでいいですよ!

昇:まあこんな感じの流れかな。 君にはこれでやってもらうからね。

青:嫌ですよ! 何でこんなレジの仕事をしなきゃいけないんですか!

昇:何だと! バイトの分際でこのスーパーのモットーをバカにするのか!?

青:じゃあ言わしてもらいますけど、こんな戦国時代っぽいスーパーにするメリットって何ですか?

昇:そんなのたくさんあるよ! だからこういう風にしてるんじゃないか!

青:例えばどのような?

昇:例えば……お客様から声をかけられた時の対処が効率的になることだ。

青:本当ですか? じゃあ僕がお客様の役をやって声をかけたらちゃんと対処できます?

昇:もちろんできるよ! ためしにやってみればいいじゃないか。

青:じゃあわかりました。僕がお客さんとして話しかけますからね。 よし、鎧からやっと解放された。



青:すいませーん、ちょっと聞きたいことがあるんですけど……。

昇:はい、どうしました?

青:あのー、ノートがどこに売ってるのかわからなくて……。

昇:「接客モットーその1! 【疾きこと風のごとく】!」
  ノートでしたらこちらになります!!

青:なるほど! 素早く案内した方がお客様にとっても良いですもんね!

昇:………………………。

青:あれ、何で動かないんですか? 風のごとく売り場に行きましょうよ。

昇:鎧が重くて動けない!

青:やっぱりその制服ダメじゃないですか! わざわざ着てる意味がわからないですよ!
  鎧を脱げば済むことじゃないですか。

昇:「接客モットーその2! 【静かなること林のごとく】!」
   追い込まれたら黙り通す!

青:何黙ってんすか! そんなモットーがある時点でダメなごとしですよ!

昇:「接客モットーその3!  【侵略すること火のごとく】!」
   恥ずかしさが火のように侵略する!

青:今度は何で照れる! しかもそれモットーとして全く機能してないですか!
  恥ずかしくなるモットーって意味わかんないですよ!
  とにかくゆっくりでも良いですからノートがある場所に連れて行ってくださいよ!

昇:「接客モットーその4! 【動かざること山のごとし】!」
  
青:動け!! ただでさえ鎧で動けないのにそれをモットーにまでするんですか!

昇:でもこのモットーの利点はこれだけじゃないんだよ。

青:……と言いますと?

昇:万引き犯に対応できる良いモットーがあるんだよ。

青:万引き犯ですか。じゃあ同じように僕がその役をしますから対応してみて下さいよ。

昇:おうわかった。



青:よし、これくらいならバレないだろう。取っちゃおうかな。

昇:「接客モットーその5! 【取らぬなら 取るまで待とう 万引き犯】!」

青:徳川家康ですか。 確かにすぐ捕まえるのは良くないって前のスーパーでも聞きましたよ。

昇:この場合「【取らぬなら 取らせてみよう 万引き犯】」っていうのを使っても良いよ。

青:秀吉はダメですよ! 何で逆に店員が協力してるんですか!
  まあ家康は良かったですけど、もし犯人がこういう行動をとったらどうするんですか?

昇:どういう行動だ?

青:…でもやっぱり取るのやめようかな…。どうしようかな…。

昇:むっ、取るか取らないか迷っていると見えた。
  「接客モットーその6! 【取らぬなら 帰ってしまえ 万引き犯】!」

青:何で帰しちゃうんですか! 取らない人がみんな帰ることになりますよ!

昇:でも信長の内容よりちょっと優しい内容になってるところがお客様への真心を表してるだろ?

青:確かにちょっと優しくなってますけど! どっちにしろそんな真心じゃダメでしょう!

昇:そっか。じゃあもう一回やってくれる? 別のモットーを用意するから。

青:もう一回ですね。わかりました。



青:どうしようかな……。 取っちゃおうかな……。

昇:「接客モットーその7! 「取らぬなら 買い上げてしまえ シャチョーサン】!」

青:その外人誰ですか! もはや戦国時代関係無くなってるじゃないですか。
  もう何もかもがダメですよ。 こんなとこ辞めてやります!

昇:ちょうど良かった。このスーパー今日で閉店なんだよね。

青:………はい??

昇:いやあ、君を採用した直後に決まったことだったものでなかなか言い出せなくてね。
  今度隣にできる「スーパー雷神」に攻め込まれて今日で退陣することになったんだ。

青:……つまり、この「スーパー戦国」は「スーパー戦国時代」を生き残れなかったってことですね。

昇:………まあそうなるよね……。


10組目 ライジングブルー



(楽屋にて・・・)
青:やりきったという感じはありますね。
昇:そうですね…。後は自分らが他の方達よりどれく
らい点が低いかを楽しむだけですね。
青:もう諦めてる?
昇:うん。
青:いや、うーん、もうちょっと希望持とうよ。

市河:これで10組全ての熱演が終わりました。
碓氷:いよいよ運命の計量です!





心拍数が上がりながら計量へ(再び音有り)