碓氷:引き続きオリックス楽天戦をお送りします。

市河:お送らないで下さい。6組目はこのコンビです!



八十八

漫才/ナルシスト
米:今回は・・・・・温存策です。

寿:最大の賭けに出ました。

米:何とか滑り込みたいと思います。
昨期はあと一歩のところで涙を呑んだ。今期は全て1位オンエアと申し分無い実績!
最大の大博打に勝てるか!?八十八!

米:どうも八十八です。

寿:「八十八」と書いて「べいじゅ」と読みます。

米:僕達ね、ちょっと自分達に自信が無いんですよね。

寿:まー、確かにそうですよね。色々な面で。

米:なので、ちょっと自分に自信が持てる男になりたいな、と思いまして。

寿:いいんじゃないですかね。

米:なので、今日はちょっとナルシストになりきろうじゃないかと思って来たしだいでございますが。

寿:けっこうぶっ飛びましたね。ナルシストって。
  確かに自分に自信は持ってますけどね。

米:ですから、ちょっとナルシストになりきる舞台が欲しいなー、って思っているんですが。

寿:「ナルシスト大会」みたいなの開けばいいんじゃないですか?

米:ナルシスト大会。えらくぶっ飛んできましたね。

寿:何か大勢の人が「自分が格好いい」って思う仕草をしていって、審査員がナルシスト度を判定する大会、みたいな感じで。

米:うーん・・・・・ちょっと寿さんの発想の残念さを見ると、ちょっと自分に自信が出てきましたけれども折角ですからやりましょうか。

寿:では、米さんはナルシスト選手をやってください。私は実況いたしますので。

米:実況までつけて・・・テレビで放映するまでぶっ飛んできましたか。


寿:さぁ始まりました。第59回世界ナルシスト選手権大会。

米:微妙に歴史がある大会にまでぶっ飛んできましたね。

寿:あっ、すいません。ナルシストの設定なので自分の世界に入り込んでいてください。

米:あっ、はいすいません。


寿:さて、もう間も無く開始となります。選手が続々と競技場に集まり、おもいおもいのリラックス方法で落ち着こうとしております。

米:おふ・・・・おふ・・・・おう・・・・イエス。・・・乳首の辺りイエス。

寿:・・・・・まさに独創的なリラックス方法でございますが、ここでルールの説明をさせていただきます。

米:おう・・・・こめかみイエス。

寿:あっ、すいません。音声さん選手の音取るのやめてください。殺意がきます。
  さて、ルールの確認ですけれども、選手達は競技場内にある物などを使って自分の格好良さをアピールしてもらいます。
  既に選手達は道具を物色している模様ですが・・・。

米:おっ、このメスシリンダーを握り潰すのはいいアピールになりそうだな。

寿:ちなみに今回の競技場は朝日牧場です。この牧場の中には牛とナルシーしかいない状況です。

米:おう・・・・・牛たちが僕に集まってくる・・・・。僕の美しさは種族を超えて伝わるんだね・・・・・・・・・・・・・・・・臭っ。

寿:そして、前回までは審査員も全員ナルシストだったのですが「この程度の選手に満点をつける僕の優しさ・・・・あぁ・・・美しい。」とかいう人ばかりで、
  過去の大会で全選手が満点を獲得して全員優勝、という結果が続いております。

米:あははははは。今回は僕の単独優勝に決まりだけどね・・・・・・・・・・・・・・臭っ。

寿:しかし今回は一般の審査員を集めまして、更にあの哲学者「ハン=ナルシー」さんの「ナルシスト度とウザさは比例する。」という発言を受けて、
  審査基準も「ウザさ」に変更になりました。

米:・・・・・・・・・無理難題を押し付けてくるねー・・・・・・・・・。

寿:選手達はいつもどおりにしていれば全然大丈夫です。

米:ききききききききききき聞き捨てなら無いねー。

寿:あぁ鬱陶しい鬱陶しい。声を拾ってないのに鬱陶しさは伝わります。
  さて、そろそろ地獄の始まりだそうです。

米:どういう意味だろうね。

寿:スターターは、昨年の大会後に引退を表明した、日本を代表するナルシスト。「成詩 須斗」さんです。
  決して「日本が誇るナルシスト」とは言えません。むしろ「日本のホコリ」です。

(アッハ〜ン)

寿:今のがスタートの合図でしょうか。不快、実に不快です。

米:・・・・・・くっ、さすが成詩さん。「アッハ〜ン」は効いたぜ・・・・・・・。

寿:選手達には何故か物理攻撃的な衝撃があった模様です。選手の半分以上が地面にうずくまりウネウネしております。実に気色悪い。

米:しかし、こんな所で負けていられない・・・・・愛する家族の為、ここで優勝して賞金を手にしないと・・・・・。

寿:各選手、それぞれ色々と熱い思いがあるようですが、それならばまっとうな道を進めばよかったでしょう。
  ちなみに、優勝賞金を獲得しても、地域の人から不快の声を浴びせられ全額「迷惑防止条例」の罰金に消えていく事になります。
  それでも獲りたいこの称号。この人達の精神は異常です。

米:・・・・うっ・・・・・うっ・・・・・・おふっ・・・・・・。(グシャ)

寿:さて、苦しむ選手達を牛達が踏みつけて行きます。どんどん地面に埋まっていく選手達。
  もっと踏まれなさい。そして息絶えなさい。

米:くっ、牛の野郎どもやってくれるじゃないか・・・・・・・しかし僕はそれでも優勝してみせる。その為にはアピールを・・・・・・・これだ。(ぎゅっ)

寿:さぁ、ここで全選手がメスシリンダーを握り潰そうとしております。バカの発想は皆同じなのかー?
  しかしそれでも牛達は容赦無く踏みつけていきます。いけいけもっとやれ。

米:(ぎゅっ、ぎゅっ)くっ、全身埋まってしまった。このままでは命が危ない・・・・・こうなったら・・・・。(スーハー)

寿:おっと、ここで全身が地面に埋まってしまった選手達が何かしております。
  なんと、メスシリンダーを口にくわえ、もう一方の先を地上に出して外の空気を吸おうとしているようです。

米:(スーハースーハースーハースー・・・・・・・・ぐえっ)

寿:しかし、勿論メスシリンダーは底なんて開いておりませんので外の空気なんて吸えるわけがありません。
  メスシリンダーの中には自分で吐き出した二酸化炭素が充満していくことになります。
  さて、これは万事休すか?

牛:んも〜〜〜(ずしん)

米:(パリーン)はっ、スーハースーハースーハー。娑婆の空気がうまーい。

寿:なんと、牛達が地面から突き出しているメスシリンダーを踏み、メスシリンダーの底が割れてしまったようです。これで外の空気が吸えるようになったみたいです。
  牛達もこれは歴史に残るミステイクかー?しかし全選手が同じ助かり方をするってどういう事でしょうか。

米:ふぅ・・・・命は助かったものの・・・・・・・・牛の野郎ども・・・・・・・。

寿:おっと、流石に牛に踏まれたダメージは大きいのでしょうか?牛に少しキレているようですが・・・・・。

米:僕でさえ割れなかったメスシリンダーを割るなんて・・・・・やるじゃないか。今大会の優勝は決まりだね。

寿:おっと、牛をナルシストとして認めた模様です。しかし、牛達は勿論今大会にエントリーしておりませんので優勝は無いです。
  この際、牛が優勝した方が良いかもしれませんが・・・・・・残念でなりません。

(アッハハ〜ン)

寿:おっと、ここで競技終了の合図です。選手達はまたしても何故か大ダメージを受けております。
  さて、ただ今審査員が全選手に審査点数をつけているもようですが・・・・・。何と、今回は全選手が全く同じ行動しかしていないという大会でした。
  選手達が同レベルのバカだったという事ですが。
  ・・・・・・おっと、間も無く審査結果が出るようです。

米:ドキ・・・・ドキ・・・・・・ドキ。

寿:さて、審査基準は「ウザさ」ですが・・・・・出ました。
  えーと、全選手が99.9点を獲得しております。満点ではないのは予想外ですけれども、全選手優勝という結果に・・・・・・・・・・え?

米:・・・・・・・アレ?

寿:・・・・・「寿 100点」・・・・・・・・。

米:・・・・・・・・・・・・・・・・。

寿:何と、「実況が個人的偏見・悪口等でウザい」などの理由により、私が優勝という形になりました。
  まぁこの際、あのナルシストどもを打ちのめしてやったと考えさせていただくことにします。

米:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

寿:以上、第59回世界ナルシスト選手権大会でした。ありがとうございました。

米:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


寿:どうです?自信は持てましたか?

米:いや。っていうか何がしたかったんですか?

寿:いや、僕も自信が持ちたいなぁ、って思ったもんですから。

米:・・・・・僕は牛に踏まれたあの感覚が病み付きになりました。

寿:もういいです。

米:もっと、もっと踏んでー。

寿:おつかれさまでした。

2人:八十八でした。


6組目 八十八



(舞台からはけて・・・)
米:うーん・・・・・ヤバイですかね?

寿:ちょっと置いてけぼりにしてしまったような感じはしましたねぇ。

米:まぁでも、C大会ならではのネタができたんじゃないかな、と。

テンバリズム

コント/番組企画会議
もうこれしか出せるネタがありません
まさかの4連敗スタートだったが、そこから5連続オーバー400で立ち直った!
敗北を知るから強くなった!テンバリズム!

(ここは会議室)

戦:・・・あいつおっせーな。何してんだ?

(バタン)

と:す、すいません!遅れました!

戦:おせーよ!何してたんだ!

と:aikoの鼻の穴の大きさ測ってて・・・。

戦:ホントに何してたんだよ!?

と:もう少しでコンセントさせそうな気がするんですよねぇ・・・。

戦:どうでもいいよ!させたところで何が起こるんだよ!

と:電気が・・・。

戦:供給できるわけないだろ!・・・それで企画書は持ってきたんだろうな?

と:あ、はい!持ってきました!

戦:これが通ればお前もついにADからディレクターに昇進だからな。

と:はい!

戦:よし、じゃあ早速企画を見せてくれ。

と:わかりました。

戦:で、どんな番組の企画を考えてきたんだ?

と:戦隊モノの企画です。

戦:おっ、戦隊モノか。ちょうど今のがもうすぐ最終回だからな。良いじゃないか。

と:ありがとうございます。こちらの書類です。

戦:うむ。・・・・・えーと、なになに・・・「スーパー戦隊イラッシャイマセー」・・・・あぁ。

と:我ながら最高傑作だなと。

戦:・・・・・お前もついにADから無職か。

と:ちょっ、何、不吉なこと言ってんですか!何がダメなんですか?

戦:いや、もうね。この名前で少年たちの心がときめくかって言ったら、ジャイアンツとタイガースが合併してタイアンツになるくらい無い。

と:そんな無いんですか!ちょっ、内容を見てから判定してくださいよ!

戦:・・・・・うーんと、あのね、俺、売れっ子のプロデューサーなんだよね。だからそんな時間ないんだ。残念でした。

と:いや、だからちょっと待ってくださいって!まず内容を見てくださいよ!お願いしますよ!

戦:・・・・・イヤだ。

と:お願いします!!ホント、お願いします!!

戦:・・・。

と:全財産ください!

戦:何頼んでんだよ!誰がやるか!

と:お願いします!さっと目を通すだけでいいんです!企画書を見てください!お願いします!お願いします!

戦:・・・あーもう、しつけーな!じゃあ見てやるよ!ったく・・・その代わり、つまんなかったら罰として生卵で頭洗えよ。

と:・・・覚悟は出来てます。

戦:よし。じゃあ見てやろう。

(20分後)

と:・・・どうですか?

(パサッ)

戦:卵じゃ物足りないか。

と:・・・・・え、それは良い意味で?

戦:悪い意味だよばっきゃろう!もう山芋で頭洗えやボケぇ!まずなんなんだこのヒーローたちに課せられた使命!言ってみろ!

と:スーパーの平和を守るですけど。

戦:狭いんだよ!!敵がスーパーに来る確率なんてゼロに等しいよ!いや、ゼロだよ!来ないよそんなピンポイントに!

と:えぇ、だから第1話は敵出てきません。

戦:じゃあ30分間なにで埋まるんだよ!?

と:ただただスーパーの風景を・・・。

戦:どこが面白いんだよ!!視聴者の怒り買いすぎでテレビ局燃やされるわ!

と:たまに裏方の作業も織り交ぜます。

戦:いいんだよそんな工夫は!視聴者そんなもの求めてねーよ!

と:そういう工夫が作品に影響出るんですよ。

戦:この場合においては悪い影響だよ!・・・あと・・・この主人公の必殺技・・・。

と:レジ打ちですが。

戦:盛り上がんないだろうがぁ!!どうやって敵にダメージ与えられんだよ!!

と:いや、ダメージは無いですけど・・・。

戦:じゃあなんで主人公戦闘中にレジ打ってんだよ!敵に無関心なのにも程があるだろうがぁ!

と:まぁ、主人公はクールっていう設定ですからねぇ。

戦:キャラ作りの一環かよ!まず使命を果たしてからにしろ!そんで肝心のこの敵の設定はなんなんだよ!

と:いや、・・・万引き犯ですけど・・・ダメでしたか?

戦:いまいち盛り上がらないんだよ!なんで人間対人間!?そしてこの『万引き犯巨大化』に赤ペンでアンダーラインが引かれてるのはあれか!?ひょっとしてギャグか!?

と:いや、そこが重要だなと。

戦:どこがだよ!万引き犯巨大化してもちょっと面白い映像にしかなんねーんだよ!だいたいどのタイミングで巨大化すんだよ!

と:見つかって連れてかれる途中で・・・。

戦:もうその時点でスーパーとか粉々だよね!?平和守れてないよね!?

と:いえ、巨大化と言っても2,3cm程度で・・・。

戦:ちょっと店内見渡せる程度じゃねーか!!巨大化でもねーし!!

と:そういった細かい部分の設定が作品に深みを出すんですよ。

戦:やかましいわぁ!浅くしてるわ!それに、このロボットの設定なんなんだよ!!

と:万引きGメカ・・・ダメでした?

戦:メカにする必要がないだろうがぁ!!ていうかもう、敵全部こいつに任せとけよ!主人公はレジ打ちに集中していろ!

と:いやだなぁ、メカにする必要はありますよ。

戦:どこ!

と:敵がミサイル打ってきたらどうすんですか?

戦:お前の万引き犯へのイメージどうなってんだよ!?メカゴジラか!

と:・・・いやぁ、でも・・・良いと思いますけどねぇ。ユーモラスで。

戦:この番組をどうしたいんだよお前は!!・・・それと!この敵のボスの設定はあれか!?喧嘩売ってんのか!?

と:強盗ですが・・・いけませんでした?

戦:なんでまた人間なわけ!?妖魔とか魔人とかそういうのチョイスしろよ!!

と:まぁ、手下万引き犯ですもん。そうなっちゃいますよ。

戦:じゃあ手下の設定から作り直そうとしろよバカぁーー!!それに、だいたいスーパーだよスーパー!?銀行とかコンビニあるのになんでスーパー狙ってきちゃったんだよ!?

と:店長と折が合わなくて辞めちゃった店員の人ですからね。腹いせでしょう・・・・・。

戦:やめてった店員の人!?なんだそのドンデン返し!

と:そういった設定が作品に深みを出すんですよ。

戦:じゃかあしいわぁぁ!だからお前の考える設定はいちいち浅くしてるんだよ!!それにだいたいなんなんだよこのキャストはぁぁぁ!!!

と:今が旬の役者で固めましたけど・・・。

戦:なんで全員ハリウッドスターなんだよぉ!!ジョニーデップ、ニコラスケイジ、ナタリーポートマン、その他30数名・・・制作費で軽く小国家作れるわぁぁぁぁ
ー!!!もうお前バカバカっ!もういい燃やす!この企画書燃やす!チャッカマンで燃やす!

と:ちょ、やめてください!僕が寝ながら2時間かけて必死で作ったというのに・・・。

戦:寝ながらの時点で必死じゃねーよ!!ちょっといい加減じゃねーか!!

と:いや、いい加減じゃないです。適当です。

戦:もうお前クビっ!!


7組目 テンバリズム



(楽屋にて・・・)
戦国:いやぁ・・・。
とら:来期がんばります!

ワイトラック

漫才/育児遊戯
影:本当、もうストックが無いので負けても良いかな、と。
光:後ろ向きな意見だなぁ。
ランキングこそ20位ではあるが、3戦全勝、平均422KBと安定感抜群!
後ろ向きでも前へ進め!ワイトラック!

光:どうも、光です。
影:この世で一番嫌いな物は「子供」影都です。
光:そういう事言わないの。ワイトラックです。
影:よろしくお願いします。
光:さて今回も頑張っていきましょう。
影:はい。ところで光さんは子供は好きですか?
光:うん、大好きだよ。可愛いじゃん。
影:そうですか。実は僕も大の子供好きでしてね。
光:いきなり冒頭の掴みを全否定?嘘は良くないよ。
影:いや、本当に好きなんですよ。子供を見たら自然と笑顔がこぼれちゃって。
光:それは分かるよ。
影:無邪気に走り回ってる子供と追いかけっこして遊ぶんですよ。
光:鬼ごっこだね。
影:笑顔で近づいていって
  「ハハハッ、死ねぇ!」って蹴り飛ばす。
光:やっぱり子供嫌いじゃん!
影:楽しいサッカーじゃないですか。
光:サッカーはボールを蹴るの!
影:じゃあアメフトで良いです。
光:「良いです」じゃないよ!アメフトだからって蹴るのは駄目なの!
影:それならアメフトらしく、えぐるようなタックルを仕掛けるようにします。
光:手法がどうだろうと子供を傷付けちゃ駄目だから!
影:とにかくガキは見るだけで吐き気がしますけど、自分の子供なら可愛いって思えるかもしれないんですよ。
光:やっぱり子供嫌いだったよこの人は!
  でも確かに自分の子供は可愛いだろうねぇ。
影:しかし子育ては大変だと思いませんか?
光:あぁ、そうだよね。犬や猫とは違って、人間の子供だもの。
影:そこで僕は考えました。「子育てをゲーム感覚でやってみよう」と。
光:ゲーム感覚で?どういう事?
影:「育てる」というのは「育成」ですよね。じゃあこれを「RPG」風にしてみるのも良いんじゃないかと。
光:なるほど。でも子育ては遊び半分で出来る事じゃないと思うよ。
影:いきなり実行するのは難しいので、まずはゲームを作成したのでそれで練習しましょう。
光:ゲーム作ったの?凄いね・・・。
影:さぁ始めていきましょう。まずはRPGの定番。
  「主人公の名前を決めて下さい」
光:赤ちゃんの名前だね。これは迷うよ。名前って重要だもん。
影:面倒なので「ああああ」にしましょう。
光:重要だって言ったでしょ!ちゃんと決めてあげて!
影:RPGにおいての勇者の名前の定番ですよ。
光:いじめられるよ!まともな名前を付けてあげてよ。「太郎」でも良いからさ。
影:今時居ますか?「太郎」なんて子供が。
光:「ああああ」よりは確実に居るよ!
影:とりあえず冒険に出発。まずは敵との戦闘です。
光:赤ちゃんの敵って何だろう。
影:「ランシ が あらわれた」
光:ラン、え!まだ生まれてなかったの?!
影:人生での最初の難関ですよ。コイツに勝てなければその時点でゲームオーバー。
光:せめて生まれてからにしてよ!ここから先の描写にはキツイものがあるし!
影:では不本意ですが生まれてからにしましょう。
  「おきなさい わたしのかわいいぼうや・・・」
光:お母さんの声だ。
影:「へんじがない ただのしかばねのようだ・・・」
光:来ると思ったよ!話が進まないじゃん!
影:これで赤ちゃんが起きて、いよいよ育成開始です。
  「オギャー オギャー」
光:多分お腹が空いてるんだね。
影:「なにを あたえますか?
  1.ぼにゅう 2.こなミルク 3.りにゅうしょく 4.あまえるんじゃない!」
光:最後の選択肢は何?!
影:食事を与えません。
光:相手は赤ちゃんだから!食事はちゃんと与えようよ。
影:「4 で よろしいですか?」
光:宜しくない!1でお願いします。
影:「そのコマンドは 「ママ」の スキルがないため つかえません」
光:お母さん居なくなっちゃったの?!
影:こういう家庭もあるじゃないですか。
光:幸せな家族構成にしてよ!
影:いくら叫んでも・・・、母さんは戻ってきませんよ?
光:分かったよ!2の粉ミルクでお願いします。
影:「しょうみきげんが きれているようだ」
光:何でこの家庭はこんなにもつまづき要素が多いの?!
影:「2 で よろしいですか?」
光:駄目!3で!
影:「たろう は 「りにゅうしょく」が きらいなようだ」
光:ああもう!子供嫌いになりそう!
影:「あまえるんじゃない!」
光:あ!勝手に選択された!
影:「たろう は 「パパ」に うらみをもった」
光:ホラ、可哀想な子供が出来ちゃった!
影:どうですか?意外と簡単でしょう?
光:どこが!まだ赤ちゃんの状態なのに凄く疲れたよ。
影:そうですか。では少し成長させてみましょう。
  0歳から5歳へ。
光:ちょうど第一次反抗期だよ・・・。
影:「オギャー オギャー」
光:成長してない!未だに泣いて訴えてるの?!
影:「なにを あたえますか?
  1.チョコレート 2.ハンバーグ 3.あまえるんじゃない! 4.あまえるんじゃないよ!」
光:選択肢被ってる!食事与えない率が上がったよ!
影:ちなみに4はお母さんが使用します。
光:戻ってきてくれた!でも良いのか悪いのか分からないよ!
影:「どれに しますか?」
光:じゃあ2にします。
影:「わたしが うでによりをかけて つくるからね」
光:あ、お母さん張り切ってるね。良かった良かった。
影:「ママ は ちからのかぎり ぎゅうにくを こねた」
光:ちょっと張り切り過ぎかな・・・。
影:「そのちからにより キッチンがくずれた」 
光:張り切り過ぎ!
影:「ゆかが おちた」
光:ちょっとお母さん!
影:「かべが くずれた」
光:もはや料理じゃないよ!
影:「せっかくの マイホームが・・・
  パパの ひざが くずれた」
光:お父さんしっかり!
影:「これじゃ ハンバーグが つくれないわ
  ハンバーグを あたえることが できません」
光:お母さんちょっとおかしいよ!家が大変なことになってるのに平気なの?!
影:「なにを あたえますか?」
光:まだ聞く気か!1で良いよ!
影:「チョコレートに ぎんがみが ついている」
光:何この七転八倒家族!
影:「パパ ママ チョコレートに ぎんがみが ついてるよ」
光:この親にしてこの子有りだよ!子供もどこかおかしい!
影:「あまえるんじゃないよ!」
光:お母さん厳しすぎるよ!
影:「なにを あたえますか?」
光:もう与える物なんか無いじゃん!残ってるのは3だけだよ!
影:「そのコマンドは 「パパ」の スキルがないため つかえません」
光:いつの間にお父さんが?!
影:家が崩れたショックで飛び出て行っちゃいました。
光:もういいよ!やめてやめて!
影:何か不満ですか?
光:続けられないよ!最初から子育てをRPGになんて無理だったの!
影:そうですか?結構上手くいってましたけど。
光:最後にお父さんが出て行ったけど?!全然上手くいってない!
影:やっぱりこの家族をテーマにしたのが悪いんですかね。
光:何それ?どういうこと?
影:コレ、実話を元にして作ったんですよ。
光:今までの実話?!
影:じゃあこれらを踏まえて実践と行きましょう。
光:もういいかげんにして!
影:ありがとうございました。


8組目 ワイトラック


Cloock-Clock

コント/野球観戦にちくわを
福井:今日はここで披露してないネタの内で一番強いネタを持ってきました。
山形:それでは相方のアゴワールドへ行っちゃって下さい。
福井:アゴん。
神戸、米沢と各地方でオーバー400で勝利し、早々と3勝を決めた!
笑うアゴには福きたる!Cloock-Clock!

ーとある球場にて 

山形:なかなか試合動かねえなぁ。 

福井:うん。6回終わって0ー0だもんな。 

山形:今日はシャクレーズもアゴンズもピッチャーがいいからねぇ。 

福井:いや〜シャクレーズの不動のエース・猪木投手の剛速球はさえてるね〜。 

山形:それならアゴンズの若手・アゴ倉もひけをとってねえよ。 

福井:まぁでも俺は勝ってさえくれれば良いと思ってるから。 

山形:そりゃそうだ。俺だってそうだよ。 

福井:よし。シャクレーズガンバレ! 

山形:頼む。アゴンズ勝ってくれ…! 

福井:ふぅ〜…ちょっと尿意を催してきた…。
   今ちょうどグラウンド整備入ってるからこの間にトイレ行ってくるわ。 

山形:そう。いってらっしゃい。 

福井:(タッタッタッタッタッタッ…) 

山形:・・・・・でも何であいつは応援道具にちくわ使ってんだ?
   普通メガホンだろ。応援道具がちくわて!
   さっきから隣でぺニャぺニャうるせえんだよな。 

福井:(…タッタッタッタッタッタッ) 

山形:ほんで戻ってくるの早いな! 

福井:トイレが空いてたんだよ。 

山形:あっそ。男子トイレってのは大体空いてるもんなんだよ。 

福井:あぁ〜すっきりした。 

山形:ところで1つだけ聴いていい? 

福井:何? 

山形:別に応援チームが別々だからツッコまなくてもいい事なんだけどさ…。 

福井:あぁ。やっぱり気になる? 

山形:はい。とても気になります。 

福井:いやぁ…これは生まれつき長いからどうしようも無いんだk… 

山形:そこ違う!てめえのしゃくれきったアゴのお話じゃねえよ。 

福井:違った? 

山形:そのちくわだよ、ちくわ!試合開始から気になりっ放しなんだよ! 

福井:・・・え?これ? 

山形:それだよそれ! 

福井:お前さんよ、これはちくわじゃねえぞ。 

山形:いやちくわだろ?どっからどう見たって。 

福井:かもめちくわだよ。 

山形:ちくわじゃねえかよ!種類どうのこうのの問題じゃねえんだよ! 

福井:しょうがねえだろ。メガホンを買うお金が無かったんだからよ。 

山形:じゃあなんで一番高いS席のチケット買ったんだよ。 

福井:粉末だよ、粉末。 

山形:それを言うなら「ふんぱつ」だろ!チケット買った理由が粉類ってどういう事だよ。 

福井:大粉末だ、大粉末。 

山形:だから「大ふんぱつ」だろ!大きい粉状のものって意味わかんねえだろ。

福井:オブラートの代わりにチケットに包んで粉末の薬を飲むんでしょうが。 

山形:チケット飲むバカが何処にいんだよ。んでなくしたら客席の出入りに困るだろうが。 

福井:とにかくS席見やすそうだったしさ。 

山形:まぁバックネットの真裏だから見やすいわな。 

福井:あとTVに写れる率が高いやん。 

山形:お前は目立ちたがり屋の小学生か!どうでもいいだろそんなの。 

福井:やっぱ写っときたいじゃない。 

山形:バックネット裏でちくわ振り回しながら応援してるヤツ写ってたら嫌だろが! 

福井:ちくわで応援?そこまでアホな奴この世にいねえって。 

山形:実際いるんだよここに。 

福井:…もしかして俺? 

山形:もちろん。 

福井:俺は違うよ。 

山形:何が違うんだよ。 

福井:さっきも言ったろ?俺はちくわじゃなくてかもめちくわだって。 

山形:だから種類はどうでもいいっつーの!ちくわに違いないんだから。 

福井:はいはい。 

山形:また随分とあっさりした返ししやがって。 

福井:ところで俺、ちくわ術が使えるんだ。 

山形:・・・えっ?何よ突然? 

福井:ちくわ術が使えるんだ。 

山形:ちくわ術?!その腹話術みたいな響きのはなんだよ。 

福井:お前ちくわ術知らねえの? 

山形:そんな奇妙なの初耳だよ。 

福井:そうか。じゃああの偉大なるちくわ術の神、ぶっこく堂さんを知らないと? 

山形:ぶっこく堂?「腹話術のいっこく堂」ならぬ「ちくわ術のぶっこく堂」? 

福井:そう。彼の愛用するちくわはまさにこのかもめちくわ。 

山形:へぇ〜。だけどちょっと待って。 

福井:ん? 

山形:さっきお前、ちくわとかもめちくわは別物って散々言ってたよね? 

福井:ははっ。何を言ってるんだ。ちくわはちくわだろ。バカだなぁ。 

山形:あぁ〜…もの凄く素でムカつくね。で?結局ちくわ術って何なワケよ。 

福井:ちくわ術ってのを使うと、必ず思った通りに事を運べるようになるのさ。 

山形:えっ・・・それホントかよ?ホントだったらすげぇぞ。 

福井:ホントに決まってんだろ。 

山形:お前今までに使った事あんの? 

福井:1回だけな。 

山形:その時はどんな感じ、どんな感じ? 

福井:えーと、その時は確かどうしても夕食でホイコーローを食べたかったんだけどさ。 

山形:また微妙な。ホイコーローて。 

福井:ちくわ術を唱えたら、サイコーローが出てきたんだよ。 

山形:ちょっと違うじゃん!サイコロって食えないし! 

福井:いやぁ、やっぱり凄いぜちくわ術。 

山形:使い物にならない度120%オーバーじゃねえか。 

福井:あっ。そうこうしてる間に9回表のアゴンズの攻撃だ。 

山形:展開早いな!パワプロの高速試合かよ! 

福井:じゃあそろそろちくわ術を唱えるとするか。 

山形:勝手に唱えてろ。 

福井:「ちくわを食べて〜こんちくわっ♪」 

山形:・・・。 

福井:よし。ちくわ術完了。 

山形:・・・いや何だよ、今のは! 

福井:ちくわ術だよ。 

山形:そのへんてこりんなおまじないがちくわ術? 

福井:そう。ちくわを手に持ちながらこれを言うだけでいいの。 

山形:こういうヤツを相手にしたくないヤツって言うのか…。 

福井:若干だけど周りのお客さんからの視線が気になるね。 

山形:周りだけじゃなくてたぶんTVの前のお客さんからも見られてんだよ!バックネットの真裏なんだから。 

福井:あぁそっか。一躍人気者だね。 

山形:嫌な形で人気者になってしまった…。 

福井:ちょっと今考えたんだけどさ。もし選手全員がバットじゃなくてちくわを持って試合に臨んだらどうなると思う? 

山形:試合にならない。 

福井:もちろんグローブも全てちくわで。 

山形:どうやって使うんだよ! 

福井:そしてピッチャーが投げるのもちくわ。 

山形:ちくわでちくわを打って、ちくわに捕られてってどういう状況だよ! 

福井:ピッチャーはちくわの中に長さの違うキュウリを入れて変化球にするの。 

山形:どんな曲げ方だよ!もはや変化球じゃなくて変化棒だ、変化棒。 

福井:ってなワケで男性の股関節に付着してるものもちくわという事になるね。 

山形:それだけは断固拒否させてもらっていいかな? 

福井:あ〜今日も夜のちくわがしなる、しなる。 

山形:リアリティーがありすぎだって、その表現。 

福井:まさにちくわだらけで夢のような世界だね。 

山形:どんな世界を夢に描いてんだよ、てめえは。 

福井:指にちくわをハメる遊びが流行るんだろうなぁ…。 

山形:将来子供が出来たらそんなのハメてるのにだけは絶対育てたくないね。 

福井:カラオケではちくわがマイク代わりに…。 

山形:やだ。声が下に抜ける。 

福井:もちろん学生時代の部活動は「ちくわ部」。 

山形:それ、なんか同じ名前の違う物想像しちゃうって!竹輪麩のイメージしか出てこないって! 

福井:オリンピックの聖火とかも全部ちくわになるね。 

山形:ちょっと見たいけどさ!ちくわ持ちながら走ってる選手自身が苦笑いだろ。 

福井:開会式ではそのちくわを選手1人1人に向かって全力投球! 

山形:どんだけ時間がかさむんだよ!投げるヤツとか無駄に肩壊すかもしんねえし。 

福井:やっぱちくわの楽園は素晴らしいね。 

山形:もう知らん。 
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(試合終了でございます。本日の試合はアゴンズが8−0で勝ちました。勝利投手…) 

山形:よっしゃ〜完封だ!さすがアゴ倉ナイスピッチ! 

福井:くっそ〜負けたか〜。 

山形:でも9回表ツーアウトから連打連打で6点って。 

福井:最後の最後で踏ん張れなかったな〜。 

山形:お前がちくわ術唱えてからツーアウトまでは良かったんだけど、最後ダメだったな。 

福井:う〜ん…。 

山形:これで「思った通りに事を運べる」っていうのも崩れたね。 

福井:でも俺はどうしてこうなったかわかるけどね。 

山形:え?何でだよ。 

福井:9回ツーアウト取った後に俺があのちくわ食べちゃったからね。 

山形:・・・・・。


9組目 Cloock-Clock



碓氷:随分と久々な感じがしますね。
山形:そうですね。ずっと出てませんでしたからね。
市河:一段とアゴも長くなって帰ってきましたね。
福井:そこはやっぱね。大会ということで。
山形:何じゃそりゃ。
碓氷:どうですか手応えは?
福井:そうっすね、正直勝てるネタが無いんで、やりたいことやっちゃえって感じのネタ持ってきました。
市河:アゴを大胆に生かしつつの豪快なコントでしたね〜。
山形:それがウチらの真骨頂ですから。
福井:それがないと僕らじゃないですよ。
碓氷:では計量までもう少々お待ち下さい。Cloock-Clockのお2人でした〜。

ローテンション

漫才/トリノオリンピック
クワ「このネタしかないんです。」 カブ「ご理解した頂ければ幸いです。」 クワ「どうぞ。」
歴代最高の525KBで衝撃デビュー。2回目も超高得点でTOP!
平均KBは最高の裏ランキング1位がセミ突破を狙う!ローテンション!

カブ「はいどうもよろしくお願いします。」
クワ「よろしくお願いしますー。」
カブ「まあですね、何と言っても今年はオリンピックが盛り上がったじゃないですか。」
クワ「そうですかね?僕的にはムハンマド風刺漫画に対するデモ行進の方が盛り上がってましたよ。」
カブ「何と比べてんだよ!それは盛り上がったとは言わないでしょ。」
クワ「同じようなものじゃないですか。誰かがデンマーク大使館に聖火を灯していましたし。」
カブ「あれはただの放火だよ!そんな火を神様に捧げられるわけねえだろ!」
クワ「砲丸投げをやっている選手だってたくさん見かけたし。」
カブ「投石の間違いだろ!そうじゃなくてトリノオリンピックですよ!」
クワ「そんなに声を張り上げ無くったって知ってますよ。今年イタリアで行われたやつですよね?」
カブ「そうですよ。4年に1度の大きな祭典なんだから。あなただって見たでしょ?」
クワ「見たには見たんだけど・・・。IQサプリで「鳥のオリンピック」とかいうしょうもない問題が出てこなければ張り切って視聴したんですけどね。」
カブ「確かにアレは無いけど。そんなバラエティ番組に左右されちゃダメですよ。」
クワ「それだけじゃないですよ。その時に処分を受けていたはずの加護亜衣が悠々と番組に出ていたのにも納得がいかなかったですし。」
カブ「しょうがないでしょ、サプリの放送の1日か2日前に例の事が発覚したんですから。」
クワ「たぶんあの「もやっと」っていうのはタバコの煙のことなんじゃ・・・」
カブ「そんなわけ無いだろ!ずいぶん前から「もやっとー」ってやってるじゃねえか!お前つんくに会わす顔無くなるぞ?」
クワ「まあそこが僕の1番気になったところなんですけどね。」
カブ「何を言ってんだよ。 まあでも今年は今までに無いくらい冬季五輪が話題になったじゃないですか。」
クワ「そうそう、たくさんメディアで騒がれてましたよね。それに今までに無いくらいメダルを取れなかっ
カブ「うるさいな!世界大会なんだからそう容易にメダルを取れるわけ無いだろ?」
クワ「みんなに「ミキティ!ミキティ!」って言われてCMにまで出演してた選手なんて明らかに練習不足だったですし
カブ「いいんだよそういう事は言わなくて!」
クワ「でも悪い事ばかりじゃなかったじゃないですか。今年は今年で今までに無いような快挙を成し遂げていましたよね?」
カブ「ん?そんな事ありましたっけ?」
クワ「ほら、日本人選手が取ったメダルの内、金メダルの割合がなんと100%!」
カブ「当たり前だろ荒川選手の1枚しかメダルを獲得してないんだから!それただの皮肉だろ!」
クワ「グランドステージの耐震強度ですら基準の60%も満たしてないのにね。」
カブ「姉歯物件は関係無いから!そういうことを言うな放送が出来なくなる!」
クワ「まあそれにしても、荒川選手が金メダルってのはやっぱりすごいですよね。」
カブ「そうですね。なんせ世界の頂点に立ったという証ですから。でもやっぱりそれには長く過酷な道があったんでしょうけどね。」
クワ「なるほど。俗に言うこち亀みたいなものですね。」
カブ「いやあれ長いだけで過酷ではねえだろ!作者にとっては漫画を描くことが苦になってるかもしれないけど。」
クワ「ふうん。じゃあ最近のこち亀がヤケクソになっているのは、作者が辞めたくなってきたからですね。」
カブ「そういうことを言うな!確かに新キャラだしまくって訳わかんなくなってるのは否めないけど!」
クワ「でも目立ちたがりやの君なんかは表彰台とか好きそうですよね。」
カブ「うーん、まあ確かに嫌いではないですね。」
クワ「あー、やっぱり荒川選手が表彰台の上で華麗なマジックを披露して、金メダルを消してたのに影響されてるんですか。」
カブ「そんな事してないだろ!マジックが出来るような人にも見えないし!」
クワ「あ、言われてみれば彼女に手品は無理そうですね。という事は、魔法が使えるのはバレンタイン監督ですか?」
カブ「いや確かにロッテが優勝した時ボビーマジックとか言われてたけどさ!」
クワ「じゃあオーストリアの選手のメダルを消したのもバレンタイン監督ですね!」
カブ「あれは選手のドーピングで剥奪されただけだよ!それとこれとは何にも関係ねえから!」
クワ「ボビーが事務所で暴れたとか言う事件があやふやで終わったのも・・・」
カブ「そっちのボビーじゃねえよ!規模が小さくなってきてるし!いいからちゃんとオリンピックの話をしてくださいよ。」
クワ「あー、じゃああの選手なんてどうです?フィギュアスケートの選手で弱冠15歳なのに世界大会で優勝したって選手。」
カブ「浅田真央選手のことですか?」
クワ「そうですそうです。でも何で彼女は今年のオリンピックに出場できなかったんでしたっけ?」
カブ「それはさ、オリンピックにも色々決まりっていうものがあるでしょう?
   今回で言うと「15歳になってからオリンピックが始まるまでに6ヶ月たっていないと出場資格は無い」ですとか
クワ「グリーンバッジを持っていないと通信交換したレベル70以上のモンスターはいうことを聞かない」とかもその類ですね。」
カブ「一緒にするなよ!サカキを倒してる場合じゃないからちゃんと話を聞いてくださいよ。
   で、出場が無理だったのはなぜかというと、さっき挙げた規則に浅田真央さんが引っ掛かってしまったからですよ。分かりましたか?」
クワ「ちょっと何失礼なことを言ってんですか。浅田選手をポケモンみたいに言っちゃって。」
カブ「それよりもう1つ前の規則のことを言ってるんだよ!浅田さんが人間なのはとっくに承知してるから!」
クワ「なんだ、年齢制限の方ですか。驚かさないでくださいよ。
   ・・・でもちょっと待って下さいよ?確か昔14歳で金メダルを獲得したって言う選手が居ませんでしたか?」
カブ「ああ、岩崎選手のことですか?でもあれは夏季オリンピックで冬季とは少しルールが違うし、結構改正されたりとかしてますからね。」
クワ「そうだったんですか。てっきり衆議院の優越を行使したんじゃないかと思いましたよ。」
カブ「予算の先議権じゃないんだから!そんな方法取り入れないだろ!」
クワ「でも14歳で世界の頂点だなんて信じられないですよね。」
カブ「確かにそうですよね。そのときのインタビューでも「生きてる中で1番嬉しかったです!」って語ってたのは有名な話ですし。」
クワ「そうそう。生まれてから14年しかたっていないのに
  「生きている中で」という言葉を遣っていいのかと思ったけど、ホントにそうなりましたよね。」
カブ「失礼な事言わなくていいから!確かにそれ以降は何も活躍してないけど!」
クワ「まあ何だかんだありましたけど、オリンピック自体は無事に終わってよかったじゃないですか。」
カブ「他の選手の活躍が「何だかんだ」という言葉でまとめられてしまったのはこの際気にしないとして、
   怪我も目立ちたがり屋なんかの邪魔も無くて良かったですよね。」
クワ「4年後は何処で開催されるんですか?」
カブ「うーん、確か閉会式ではカナダのバンクーバーだと言われていた気がしますね。」
クワ「なるほど。じゃあイスラム教の人はカナダにいく支度を是非進めて欲しいですね。」
カブ「ムハンマドの話じゃねえよ! 止めさせてもらう!」


10組目 ローテンション


市河:これで10組全ての熱演が終わりました。
碓氷:いよいよ運命の計量です!





心拍数が上がりながら計量へ(再び音有り)