槍沢:はいどうも言霊連盟です。 栃城:よろしくお願いします。 槍沢:まず最初に自己紹介しますと僕がツッコミ担当槍沢雑で。 栃城:僕が音響担当栃城光策です。 槍沢:役割おかしいよね。なんであなた裏方になってるんですか? 栃城:あ、すみませんマイク生きてるかチェックしますね。 槍沢:なにやってるんだよ! 音響とツッコミでネタやっても笑い生まれませんから。ここはちゃんとボケとツッコミで行きましょうよ。 栃城:わかりました。僕らもこうやって漫才やっていますけれど、いつかは結婚して家庭を持つことになるわけですよ。 槍沢:まあそうですね。 栃城:で、僕はあなたが立派な家庭を築けるのかすごく不安なんですよ。 槍沢:大きなお世話だよ! ちゃんと立派な家庭築いて見せますよ。 栃城:じゃあ、あなたは素敵な家庭を築く自信があると。 槍沢:ありますよ。一応理想の家庭みたいなのもありますし。 栃城:へえ、どんな感じの家庭にしたいんですか? 槍沢:ずばりホームドラマに出てくるような家庭にしたい。 栃城:ホームドラマって言ったら「獄門島」とか「八つ墓村」とか。 槍沢:全然違うよ。なんで横溝? 栃城:え? 「獄門島」とかってホームドラマって言わない? 槍沢:言わないよ。どこをどう取ったらホームドラマになるんだよ。 栃城:じゃあ、あなたの考えるホームドラマの条件挙げてみてくださいよ。 槍沢:まず大家族。 栃城:こっちだって大家族だよ。 槍沢:家族だけじゃなく子供の友達や近所の人たちなど個性豊かな登場人物。 栃城:だって個性的だよ、仮面をつけた人物や美女の三姉妹だとか。 槍沢:毎回家族や友達の間でさまざまな問題が起こる。息子のデート、娘の進学、友達の親の離婚。 栃城:足跡のない殺人。手鞠歌どおりに殺されていく人々。 槍沢:色々あって問題も解決して最後に家族のルールを言う。 栃城:二転三転し事件は解決。犯行の裏には一族の古い因習が影を落としていた。ねホームドラマでしょ。 槍沢:どこがだよ! そうじゃなくてもっとあったかい昼ドラみたいな感じよ。 栃城:昼ドラ!? 槍沢:そこまで驚かなくていいだろ。 栃城:昼ドラって言ったらあの、自分の好きな漫画がドラマ化するって知って喜んで放送時間を確認したら昼ドラだったんでがっかりするあの昼ドラ!? 槍沢:いや知らないけど。 栃城:え〜「嫁と姑骨肉戦争」昼ドラなのかよ。 槍沢:そりゃ昼ドラだよ! そんなもん月9とかやられても誰も見ないよ。てかお前普段どんなマンガ読んでるんだよ。 栃城:レディースコミック。 槍沢:やかましい。とにかくホームドラマに出てくるような家庭を築きたいんですよ。 栃城:あなたにできますか? 子供の悩みとか聞いてあげなきゃいけないんですよ。 槍沢:悩み事ぐらいしっかり聞けるよ。 栃城:本当ですか? じゃあちょっとやってみましょうよ。 栃城:父さん。 槍沢:ん? どうした光策。なんか用か。 栃城:実は相談したいことがあるんだよ。 槍沢:悩み事か? 父さんが何でも聴いてやるぞ。 栃城:実は好きな女の子がいるんだけどさ、どうやって思いを伝えたらいいかわからないんだよ。 槍沢:そんなの簡単じゃないか。光策がその子を好きだと思う理由を素直に伝えればいいんじゃないのか。 栃城:わかった。金目当てです! 付き合ってください!! 槍沢:いやいやいや、そんな事言うなよ。 栃城:だって事実なんだもん。 槍沢:だからって言っていい事と悪いことがあるからさ。 栃城:じゃあどうすればいいんだよ。 槍沢:金以外で彼女のどこが好きなんだよ。 栃城:優しいところ……。 槍沢:じゃあ、そこを言えばいいんだよ。 栃城:優しいところが好きです。でも金も魅力的なんです。 槍沢:だから金の事は言うなって。 栃城:事実なんだもん。 槍沢:だからって金目当てとか言ったら嫌われちゃうだろ。 栃城:彼女に嘘をつきたくないんだよ! 偽りの言葉で、彼女の気持ちを騙したくないんだよ! 槍沢:お前誠意あるんだかないんだかわからねえよ! 栃城:わかったよ。もういいよ告白なんてしないよ。 槍沢:なんでだよ、その子の事好きなんだろ。 栃城:俺、気付いたんだ。その子のことが好きなんじゃなくて金のことが好きだったんだって。 槍沢:ああ、気付いてくれてよかった。 栃城:その子に迷惑かけるだけだし、振られたら嫌だし、きっと落ち込む。 その点金は俺を裏切らないし。俺女より金を信じて生きるよ! 槍沢:最終的な結論がものすごく不安だよ。 栃城:ありがとう! 槍沢:ありがとうじゃなくて、おい! 大丈夫かあいつは……。 栃城:ねえねえパパ。 槍沢:どうした? 光策子。 栃城:実は悩み事があってさ。 槍沢:お前も悩み事か。でなんなんだ悩みって。 栃城:このところ毎日毎日同じことの繰り返しでさ、なんか進歩してないんじゃないけって思ってさ。 槍沢:なるほど。 栃城:毎朝おきて学校行って、勉強して居眠りして友達と洋服買ったりメールしたりして遊んで 家帰ってきたら勉強もしないでテレビ見て眠ってさ。そんななんの変わり映えのしない退屈な毎日が続いてるんだ。 ほんと、つまんない……。でも、そんな退屈で平凡な日常こそが幸せってことなのかな……。 槍沢:幸せなんじゃねえかよ! 解決してんじゃん。 栃城:ありがと! パパ。 槍沢:いや、なにもしてないからね。 栃城:お前の親父役すごいな。 槍沢:どこがだよ! 誉め殺しもいいところだよ。 栃城:いや、聴き上手ってあるじゃない。 槍沢:勝手に喋られただけですけどね。 栃城:いやいや、お前が聴いているとものすごい喋りやすかった。だからお前副業でバーのマスターやりなよ。 槍沢:なんでだよ。バーのマスターイコール聴き上手って発想が短絡的過ぎるよ! そもそもあなたは悩みを持った子供の役が出来てないから。僕が見本見せますよ。 槍沢:ねえ父さん。相談があるんだけど。 栃城:なんだ? 雑。なんでも言ってみろ。 槍沢:実は好きな女の子がいて告白しようと思ってるんだけど。どうやって気持ちを伝えればいいのかわからないんだよ。 栃城:なあ、雑。女が男に一番求めるものってなんだか分かるか? 槍沢:ぬくもり……とか? 栃城:答えは強さだ! 女というものはだな強いオスの強い遺伝子を求めるのだ!! 槍沢:うっうん。ああ。 栃城:では、女を魅了する強さを得るにはどうすればいいか。ずばり山にこもれ! 山にこもり滝に打たれ自然と一体になり精神力を高めれば最悪失恋したとしても心は傷つかない。 槍沢:なんの話だよ。告白する前に縁起悪いこと言わないでくれよ! 栃城:失恋したとしても父さんのように女を捨てて金に走るようなことはしない。 槍沢:いや知らないけど 栃城:なんであの時、上司の娘だから今後の出世に有利って言うだけで結婚しちゃったんだろ。 槍沢:聴きたくないよ! 俺は父さんと母さんの愛情から産まれたんじゃないのかよ!! 栃城:結果的にそうなる。 槍沢:結果的にじゃないよ! もう父さんに恋愛相談したって無駄だって分かったよ。告白ぐらい自分で考えるよ。 栃城:はあ、なんで結婚しちゃったんだろ。 槍沢:ねえ、お父さん……。 栃城:どうした雑美。 槍沢:あたし、今日友達の家に遊びに行ったんだ。その時にさ友達がクローゼットをあけて持っている洋服のコレクションを見せてくれたんだけど 見せてくれた一枚の洋服がどうしても欲しくなっちゃって、友達がトイレに行った隙を見てつい盗んできちゃったんだ。……どうしよう。 栃城:なるほど。その友達の前で盗んだ服を着て行ったら盗んだことがばれるから、どうやって着ていこうかっていう相談だな。 槍沢:違うわよ! 出来心で盗っちゃったんだけれど、いまさら謝れないし。あたしはどうすればいいのって相談しに来たのよ。 栃城:別に謝らなくてもいいんじゃないのか。父さんだって会社の金横領したけれどなにも言ってないし。 槍沢:なにしてんのよ! 栃城:元気出ただろ。 槍沢:出るわけないでしょ! 警官(影マイク):ドンドン。栃城さん警察です。 2人:(息を飲む) 栃城:♪ラララ〜ラ〜ララララ(中島みゆき「世情」を口ずさみながら、肩を落とし舞台袖に歩いていく) 槍沢:お父さん、お父さん……。おとうさーーーーーーん!! 栃城:♪ラララ〜ラ〜ララララ(槍沢のほうを向き、静かに微笑む) 槍沢:いやーーーーーー!!(その場に泣き崩れる) ってなんだこれ!!!! 栃城:ホームドラマですよ。 槍沢:どこだよ! なにこの終盤の怒涛の展開? 親父が横領で逮捕されるって。 栃城:いいじゃないですか。 槍沢:よかねえよ。主人公が裁判にかけられるホームドラマなんざ見たくないよ。 栃城:どっちかっていうと逮捕されてからが本題ですよ。 槍沢:なんでですか? 栃城:だってあなたやりたいんでしょ。法務ドラマを。 槍沢:いいかげんにしろ。 2人:どうもありがとうございました。
昇(伊能忠敬):はぁ・・・・・・。なあ、青澤? 青(忠敬の部下):はい、どうしました? 伊能:あのさあ、俺たちは今こうやって日本を測量してるわけじゃん? 青澤:そうですが、それがなにか・・・? 伊能:ぶっちゃけ、俺あれ面倒くさいんだよね。 青澤:はあ・・・・・・? 伊能:だから、マジで面倒くせえんだよ。 青澤:面倒くさい!? 伊能:つまり、もう飽きたから、測量すんのやめない? 青澤:何言ってるんですか!続けましょうよ! 伊能:じゃあさ、お前今の作業楽しいか?測量の装置を運ぶだけだぞ? 青澤:まあ、確かにそれは・・・。 伊能:だろ?楽しくねえだろ? 青澤:でも最初にやりたいって言い出したのは伊能さんでしょ? 伊能:確かに、俺も最初はダイエット目的で測量しようと言い出したよ。だが・・・。 青澤:そんな理由なんですか!?ダイエットしたいがためだったんですか!? 伊能:ちょっとわき腹のたるみが気になってたんだよ。 青澤:だからって測量しなくてもいいじゃないですか・・・。 伊能:そう。それに今気づいたから相談してるわけ。 青澤:でもせっかくここまで来たんですから続けましょうよ! 伊能:まあな・・・。確かにアルゼンチンまで来たからには続けたいが・・・。 青澤:来てないですよ!来たとしても捕まりますよ! 伊能:そうだった。今は鎖国中だもんな。 青澤:そうですよ。とにかく測量しましょうよ。 伊能:嫌だ。 青澤:なぜですか! 伊能:だってさあ、測量の方法も面倒じゃんか。 青澤:まあ確かに装置が大きくて疲れますけど。 伊能:最初に俺が言ったアイディアの通りにしとけばよかったのに・・・。 青澤:いや、あれは絶対ダメですよ! 伊能:何でだよ。絶対そっちの方が良いって。 青澤:絶対無理ですよ! 伊能:気象衛星のどこが悪いんだよ! 青澤:全てですよ!その気象なんちゃらの全てがダメですよ! 伊能:は?お前バカにしてんのか? 青澤:まあ軽くしてますね正直。 伊能:何だと! 青澤:何ですか。 伊能:俺をバカにするのは構わん。 青澤:ほう。 伊能:だが気象衛星と俺をバカにするのはやめろ! 青澤:・・・結局どっちも嫌なんじゃないですか! 伊能:違う!気象衛星と俺の両方をバカにしてはいかんと言ったんだ! 青澤:何で単独でけなされるのはOKなんですか! 伊能:俺たちはいつでも二人で一つなんだよ! 青澤:何ですかその未来で流行ってそうなセリフは! 伊能:いや、誰か詞にしてくれないかなと思って。まあとにかく俺はトルネードだっていう話だ! 青澤:それを言うならデリケートでしょうが!なんであなたが竜巻なんですか! 伊能:ああそれだ、デリケートなんだよ! 青澤:ほう。じゃあその気象ほにゃららってなんですか? 伊能:何だお前。起床衛星も知らんのか。 青澤:さっきは気象って言ってたじゃないですか!寝起きは衛星と関係ないですよ! 伊能:その気象衛星っつうのはな、空に装置を飛ばすんだよ。 青澤:空にですか? 伊能:おう。それで、そこから日本の形を写して、こっちに写した物を送ってもらうんだよ。 青澤:なるほど。じゃあ誰がその日本の形を写すんですか? 伊能:それはもちろん街とかで退屈そうにしている絵描きの人に・・・ 青澤:無理ですよ!絶対OKするわけないじゃないですか! 伊能:そんなもん金さえあれば・・・ 青澤:最低ですよそんなの!ひどい発想です! 伊能:そうか・・・。じゃあ写真機を使えばいい! 青澤:ああ、今蘭学の本でよく見かけるあれですか。 伊能:あれなら大丈夫だろう。 青澤:でもだれが装置を動かすんですか? 伊能:だから、それは街で退屈そうにしている・・・ 青澤:無理ですって言ってるじゃないですか!だったら最初から書いてもらえばいい事でしょう! 伊能:じゃあもう今は決められないからそれは後から考えよう。 青澤:そうですね。では次の問題点です。 伊能:そうだな。一体どんな問題だ? 青澤:どうやって空に装置を飛ばすんですか? 伊能:ああ、そう言われてみると・・・。 青澤:でしょ?どうするんです? 伊能:義経さんを呼べば・・・・・・ 青澤:今いないですよその人!呼んだとしても無理でしょう! 伊能:だってだって義経さんは高く飛んだことで有名だぞ! 青澤:義経さんは飛んだんじゃなく跳んだんですよ!絶対無理ですから。 伊能:じゃあライトさん達に頼めばいい! 青澤:誰ですかライトさん達って!日本にいないですよそんな名前の人! 伊能:なんか空を飛ぶために頑張ってる奴らだよ! 青澤:どこに住んでるんですか? 伊能:アルゼンチンじゃない? 青澤:多分住んでないです!もしかして伊能さんアルゼンチンなら問題ないと思ってませんか? 伊能:行けるよ多分! 青澤:無理です!もう気象衛星はあきらめて下さい! 伊能:・・・・・・・・・・・・。 青澤:言わせてもらいますけどね、気象衛星なんてできるわけないんですよ! 伊能:・・・・・・・・・・・・。 青澤:ほら、何とか言ったらどうなんです? 伊能:・・・・・・ダーッシュ!! 青澤:あ、逃げやがった! 伊能:右に15m!左に20m! 青澤:あ、あれは新しい測量方法! 伊能:まっすぐが50m!S字に30m! 青澤:なんて斬新な方法なんだ!やっぱり伊能さんは凄い人だ! 伊能:右に65m!左に40m! 青澤:待って下さい先生ーーーー! ・・・・・・・数百年後、本当に気象衛星が打ち上げられる事など、この二人は知らない。・・・・・・・ 昇:以上、「天気の豆知識」のコーナーでした。また見てね! 青:二度と見るか!
米:どうも八十八です。 寿:「八十八」と書いて「べいじゅ」と読みます。 米:前の夏にですねぇ、僕砂漠に行きましてね。 寿:砂漠に。 米:まぁ砂漠って言っても、上に潮水が満ちていましたけど。 寿:海ですね、それは。そんな回りくどい言い方しなくても・・・。 米:まぁね、砂漠にしろ海水にしろそうですけれども、最近地球温暖化が深刻化しているじゃないですか。 寿:まぁそうですね。オゾン層破壊やらなんやらで。 米:そこでね、その地球温暖化を利用できないか、と考えたわけですよ。 寿:そうですね。地球温暖化を進めたのは人間ですから、人間がした事は人間が・・・・・って、利用するんですか? ちょっと正論言っているように聞こえましたけど、ようは地球温暖化を進めるって事ですか? 米:まぁ、地球温暖化進めるとまずいので、現状維持でいいですけれども。 寿:で、どの様に利用すると? 米:例えば、砂漠ですよ。 寿:砂漠を。 米:実際に砂漠に行って感じたんでね。 寿:あぁ・・・本当に行ったんですかね。 米:えぇ、ちょっと親のサーカス団の都合でね。 寿:サーカス団はあっちこっち飛び回ってるイメージありますけどね。 さすがに砂漠でサーカスしないでしょ。 米:いや、ちょっとショー用の動物を探しにね。 寿:・・・・・まぁサーカス団の裏側がわかったようなそうでないような気がしましたが。 砂漠をどの様に利用すると? 米:サーカスショー用の動物探しの場として・・・。 寿:あなたの家ぐらいですよ。そんな利用をするのは。 もっと良い利用法は無いんですか? 米:そうですね。公園とか。 寿:公園? 米:そうですよ。ゴビ砂漠辺りを全部公園にしてしまえばいいんですよ。 寿:そんな、下手したら世界地図に写り込むようなでかい公園はいらないでしょう。 米:いや、やっぱり公園は重要でしょう。 外で遊ぶのは大事ですから。 寿:それはわかりますけどね・・・。 米:そんな重要な公園を巡って、モンゴルと中国が激しい争いを繰り広げるんですよ。 寿:そんなくだらない争いは起こらないとおもいますけどね。 米:そしたら、ゴビ砂漠公園が「私を巡って争うのはやめて。私は私なのよ。」とか言って独立宣言を。 寿:ゴビ砂漠公園は何キャラなんですか。よくわからないですね。 米:ゴビ砂漠公園人民共和国に。 寿:その人民がホームレスしか居ないっていうのが悲しいところですね。 まぁそんな歴史関係の話はいいですから、そのゴビ砂漠公園はどんな公園なのか。それを聞きたいですね。 米:ただの公園じゃないですよ。 寿:世界地図に載る時点で普通の公園の枠を越えていますけどね。 更にどのようなギミックがあるのでしょうか? 米:なんと、この公園は全部砂場。 寿:結局は砂漠のままじゃないですか。放置プレイじゃないですか。 少しは手を加えましょうよ。遊具やら施設やら設置して。 米:砂の城があります。 寿:砂場の領域ですね。 米:城のてっぺんにはモンゴル国旗がたててあります。 寿:あぁ、独立宣言までしたのに結局モンゴルの支配下ですか。 米:さらに、250階建ての砂の城ですよ。 寿:砂の城の限界を考えましょうよ。現実に目を向けましょうよ。 米:耐震強度を偽装している250階建ての砂の城ですよ。 寿:微妙に現実を見てましたね。 米:風力3で崩れ落ちる砂の城ですよ。 寿:耐震強度偽装って、震度のレベルにも達してないんですか。 風力3って、軽い旗が開くレベルの風ですよ。城のてっぺんのモンゴル国旗が開くと同時に崩れ落ちるんですよ。 米:観光客が「あ、モンゴ・・・」って言うと同時に崩れ落ちます。 寿:そんな細かいタイミングは知りませんが。 っていうかね、観光客がいるんですね。こんな国にも。 米:まぁ、そりゃ砂の城だけがゴビ砂漠人民共和国のウリじゃないですからね。 寿:あぁ、他にも何か観光スポットがあるんですか? 米:はい。空に浮かぶいわし雲ですよ。 寿:・・・・・・えっと・・・・それはどうかと・・・・。 米:たま〜に綺麗ないわし雲が見られるって巷で噂で。観光に来るカップルが絶えないという。 寿:いわし雲ぐらい自国で見られると思いますが・・・・・・。あっ、カップルが来るっていう事は、縁結びのいわし雲とかそういう事ですか? 米:食欲をそそるいわし雲です。 寿:リアルな形なんですか?いわし雲ってうろこの形の筈ですが。 米:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 寿:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 米:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 寿:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっと・・・・どうしました? 米:・・・・・・・・・・・・・・・・あっ、すいません。いわし雲の呪いにかかっていました。 寿:何ですかその超常現象。 もう、そんな呪いのいわし雲はダメですよ。 米:ダメですか。 寿:ダメです。もっと他の観光スポットは無いんですか? 米:他には、巻積雲・うろこ雲・さば雲がありますが。 寿:全部同じです。全部まとめたのが「巻積雲」ですから。 米:他にもきのこ雲もありますが。 寿:ダメダメ。観光スポットにしちゃダメですよ。 米:これもダメですか。 寿:もう、その数人の観光の裏でどれだけ世界が危機にさらされると思っているんですか。 とりあえず、雲を観光スポットにするっていうのは問題外でしょ。 米:そうですか。では、特産品を作ってそれで観光客を集めるっていうのはどうでしょう? 寿:あっ、いいじゃないですか。 知らぬ間にゴビ砂漠公園人民共和国を世界に広めるためにはどうするか?みたいな感じになっているのが気にかかりますが。 例えばどんな商品を作るんですか? 米:砂時計とか。 寿:あぁ、やっぱり砂を活かした商品はいいですね。特産品として役不足な感が否めませんが。 米:そこは大丈夫ですよ。ただの砂時計じゃなくて天然の砂時計ですから。 寿:天然の砂時計?どういうことですか? 米:砂漠の中に突如すり鉢のような穴があらわれ、落ちてくる小さな生き物を飲み込んでしまうという・・・ 寿:アリジゴクですよね。それは。 米:ウスバカゲロウの幼虫です。 寿:それがアリジゴクですよね。 そんな、アリジゴクなんか商品にしてどうするつもりですか? 米:サーカスショーに使っていただければ・・・ 寿:そんなサーカス無いですわ。もういいです。 米:いつか花形スターになるため、今日もアリジゴクは行く・・・・・。 寿:おつかれさまでした。 2人:八十八でした。
出場者 | KB | OA率 | バトラーランク |
八十八 | 481 | 3/3 | B |
言霊連盟 | 449 | 2/2 | B |
ライジングブルー | 421 | 3/5 | C |
えびフライ | 357 | 0/2 | E |
たかとんび | 337 | 1/3 | E |
フリダシニモドル | 273 | 0/4 | E |
八十八、言霊連盟の漫才がワンツー。ライジングブルーは惜敗したネタで今期3勝目。 連勝組と連敗組で明暗が分かれた福島大会であった。 |